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●特徴1 スキル・スタンダード 何をいつまでに学ぶか?メディアデザインにとって必要最小限度の基礎的技術の総体を定め、2 年次末を目標に段階的 な技能習得を行ったのち、3 年次からは、一層のスキルアップを各自の進路に向けて選択的(Web /映像表現)に求め ていく。 スキル・スタンダード(技能標準)の設定でわかること… >どのような技術を、いつまでに習得すればよいのか? >わたしの技能は、今、どのレベルにあるのか? >わたしの能力は、どの方向にむけて収斂させればよいのか? ●特徴2 講義・実習・演習の連携 座学を中心とした理論系の学習、テクニカルな技術習得、実践的な判断能力と総合力の養成ー 3 つの授業形態を明確に区分す るとともに、なおかつ相互の有機的な連携を科目間のレベルで実現する。 teachers core curriculum dedicated to media design 森岡 祥倫 MORIOKA Yoshitomo 映像制作会社と出版社の勤務を経て、1980 年代から、NTT インターコミュニケーション・センター (NTT ICC)はじめ企業や行政の文化支援事業の企画と運営にフリーランスのプランナーとして関わ る。研究業績では、近現代芸術、映像表現、芸術と科学技術の相関史、メディア文化研究を専門分 野とし、多くの論文・評論を発表する他、1990 年代から各地の大学・大学院で教鞭をとる(2006 年から現職)。近年は科学技術と農業・食文化の環境倫理学的な関係について調査研究を行い、欧 州の関連学会等に論文やエッセイを寄稿。 1952 年、奈良県出身。筑波大学大学院修士課程修了。 大久保 誠 O’ OKUBO Makoto 1989 年4月より京都市内のソフトウェア関係の研究所に勤務。同研究所にて、同年末頃から WlDEインターネットグループに協力する中で、国内のインターネット黎明期を実体験する。一方、 私的に美術関係者と交流を持ち、コンピュータ関係のコンサルタントなどの活動を続ける。1998 年夏には波多野名誉教授の計画したユーラシア大陸横断オートバイツーリングに参加する。 1964 年、東京都出身。京都大学工学部情報工学科卒業。同大学院工学研究科(情報工学専攻) 修士課程修了。 粟野 由美 AWANO Yumio 大学卒業後、商業建築開発・設計・施工管理に従事しながら、別名で、言葉、音・映像・身体・空 間を手段として、自然の理、光学、知覚、生命観を探求する実験と発表を重ねる。地域交流のボラ ンティア活動やオルタナティブスペース運営、デザイン教育史、日本文化史、博物館情報学、色彩 学、コンピュータ・アシスト・デザイン教育に関する研究・執筆など。2009 年、米国の科学館エ クスプロラトリウムにてレジデンス・アーティストとして滞在、研究・制作・交流。 愛知県生まれ。金沢美術工芸大学工業デザイン専攻大学卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士 課程修了(芸術学専攻造形理論・色彩学)。形の文化会、日本色彩学会監事。 井出 理絵 IDE Rie 広告制作会社での DTP オペレータ・デザイナーアシスタントを経て、現在はエディトリアルデザイナー として活動するほか、MdN スクール・オブ・デザインにて Illsutrator・Photoshop・InDesign 講座の 講師を担当している。 著作『新詳説 DTP実践 InDesign CS3/CS2/CS対応』、共著『新詳説 DTP実践 Illustrator CS3/CS2/CS対応』 (共に2008年・エムディエヌコーポレーション)。 1971 年、東京都出身。大妻女子大学短期大学部家政学科住居・デザイン専攻卒業 藤原 道仁 FUJIHARA Michhito 1997 年に監督デビュー。以来、ミュージック・ビデオ / ライブ撮影 / ドキュメ ンタリーなど音楽映像 を中心に活動。特にクラブ・ミュージックに関しては国内外の数多くの DJ を映像に収めている。 また、ドラマや TV 番組の演出・イベント映像なども手掛け、ジャンルに囚われない幅広い表現を続 けている。 1972 年、大阪市阿倍野区出身。大阪府立住吉高等学校卒業。 関口 和真 SEKIGUCHI Kazuma 社会的にウェブサイトが作られ始めた頃よりウェブデザインを行う。現在では、ウェブサイトの設計、 システム構築を中心に活動を行っている。毎日コミュニケーションズ『WebDesigning』執筆、2009 年 4 月~ 6 月、ソシム『Dreamweaver レッスンブック』執筆,2012 年 6 月 1980年、神奈川県出身。関東学院大学経済学部経営学科卒業。同大学院経済学研究科経営学専攻修了。 同大学院経済学研究科経営学専攻博士後期課程課程修了。修士 ( 経営学 )。 大前 創希 OMAE Souki 2002 年に株式会社クリエイティブホープを創業し、戦略面を重視した Web コンサルティングを展開。 Web 戦略の立案・ブランディングから、アクセス解析に基づく科学的サイト分析、Web サイトの設計・ 構築・運用に至るワンストップサービスを立ち上げ、自らも Webコンサルタントとして数々のナショ ナルブランドや国際的な企業・団体の大規模 Web サイトを成功に導く。2009 年 4 月には、アクセス 解析の協議会「アクセス解析イニシアチブ」の立ち上げに参画し、副代表を務める。 1974 年、東京都出身。 中嶋 淳 NAKAJIMA Jun 1989 年株式会社電通入社。各種企業コミュニケーション立案業務ののち、インターネットビジネス・ スペシャリスト。マーケティング・事業戦略立案、サービス / ブランド構築に携わる。2000 年、株式 会社インスパイア創業直後から合流。事業会社に対する新規事業コンサルティング、ベンチャー企業 へのインキュベーションを担当。2006 年アーキタイプ株式会社設立、代表取締役。IT 領域のシード・ スタートアップベンチャー企業のインキュベーションと IT 課題を持つ事業会社への戦略コンサルティ ングを行う。 一橋大学社会学部卒業 佐藤 哲至 SOTO Tetsuji 現実とイメージが交錯することが日常化した現代においての映像メディアがもつコミュニケーション の可能性や問題を検証する作品をつくり続けている。NTT インターコミュニケーションセンター (2008)、千葉県立現代産業科学館(2010)での展示、ワークショップなど。専門は、映像装置制作、メディ アコミュニケーションデザイン、展示企画設計。 1981 年茨城生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。東京藝術大学大学院映像 研究科メディア映像専攻修了。2008~2012 年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科助手 楠見 清 KUSUMI Kiyoshi 『美術手帖』編集長、美術・デザイン書、ディジタル・コンテンツの企画・編集を経て独立。アート・シー ンとその周辺領域である音楽、映像、マンガ等の文化的接続を主題とした評論を雑誌、展覧会図録等 に寄稿多数。また出版、展覧会などの企画、多様なメディアを通じて現代の芸術・文化の諸相をエディッ トし、社会的に共有可能な情報としてリプレゼントする。専門は 20 世紀美術史、メディア論、エディ トリアル・スタディーズ。 1963年生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業(美術史専攻)。現在首都大学東京准教授 川村 隆一 KAWAMURA Ryuuichi 日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科 デザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、 株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立 / 代表取締役。資生堂・イオングループ・キ リンビール・マツダ等の企業コミュニケーション / 広報活動のためのディレクションとプランニング を手がけてきた。 1952 年まれ。日本大学芸術学部卒業。 領域担当教員のプロフィール メディアデザイン専攻領域は、 インターネット時代の情報サービス・映像メディア表現・エンターテイメント文化のあり方を、幅広い視点から学び、同時に確実なスキル を身につけるための、実践的なカリキュラムと教育スタッフを備える学びの場です。 web デザイナーを中心に、CG デザイナーや映像制作者など、デジタルメディア表現のスペシャリストを数多く社会に送り出してきました。 岸本 好弘 KISHIMOTO Yoshihiro 日本のゲーム産業創出期から、ナムコ、コーエーでゲーム開発に 29 年従事。携わった作品は 60 タイ トル以上、「ファミスタの父」と呼ばれる。51歳でニュージーランドへの英語留学の後、後進の育成 を目指して、2012年から東京工科大学メディア学部特任准教授に就任。研究テーマは、ゲーミフィケー ション、ゲームデザイン。(好きな食べ物は、オムライス)。 1959 年、兵庫県出身。 越後屋 文博 ECHIGOYA Fumihiro 1970 年代からフリーランスとして広告等写真・フィルムカメラマンを経て、日本工学院専門学校映 像科・デザイン科・美術科専任教師。その後 1990 年代は株式会社インターボイスのディレクターを 経て現在春秋映画株式会社において記録映画のプロデューサー・ディレクター・カメラマン。映画批 評誌シネマ 101 に執筆、また美術出版社刊「ローチオンローチ」の翻訳等あり。短編映画「距てられ た部屋」でリール国際短編映画祭撮影照明賞受賞。 1951 年、秋田市出身。東京造形大学デザイン科卒業村松 文夫 MURAMATSU Fumio CG デザイナー、3D デザイナー、講師として活動。広告、CD-ROMやホームページのデザイン。出版 物の CG カットや TV アニメ『ゾイド』シリーズ、『クラッシュモンスター』等 CG、他各種イベント CG作成。『2D Graphic design』執筆監修、『3D Graphicdesign』執筆(共にデジタルハリウッド出 版局)。 1963年、岩手県出身。武蔵野美術大学油画科卒業(油画科版画専攻)。 入江 太一 IRIE Taichi 2006 年フリーランスとして独立後、2011 年株式会社コエカタマリン設立し、ウェブ開発・ビジュア ルデザイン・コンサルティング業務、ブラウザゲーム、モバイルゲーム開発、アプリ開発などの分野 で活動。PHP・Python によるサーバープログラミング、HTML5/JavaScript によるインターフェイス 制作を得意とする。「Twitter と政治 ( ぽりったー )」が国内外の主要メディアに紹介される。2010 年 経済産業省オープンガバメント事業に参画し「がばったー」「オープンガバメントアイディアボックス」 などの実証実験サイト開発を担当。厚生労働省・国立保健医療科学院に業務システムを提供。 1980 年、大阪府出身。 ※ 他に、2014 年度開講予定「メディアデザイン論F」(インターフェイス論関係)、「メディア デザイン論 G」(ビジネス・コミュニケーション関係)の担当非常勤講師 2 名 四方 幸子 SHIKATA Sachiko キュレーティングおよび批評(20 世紀美術~メディア・アート)。アツコバルー arts drinks talk アーティス ティック・ディレクター。第 1 回札幌国際芸術祭 (SIAF 2014) アソシエイト・キュレーター。アート、科学 技術を横断する数々のプロジェクトをキヤノン・アートラボ(1990-2001)、森美術館(2002-04)、NTT インター コミュニケーション・センター[ICC] (2004-10)のキュレーターとして、またインディペンデント・キュレー ターとして国内外で実現。手がけた作品の受賞多数、国際的なメディア・アート賞の審査員を歴任。共著多数。 京都府生まれ。都留文科大学英文学科卒業。多摩美術大学客員教授、IAMAS( 国際情報科学芸術アカデミー ) 非常勤講師。 沖 啓介 OKI Keisuke アーティスト、デザイナー、ミュージシャン。カーネギーメロン大学研究員を経て、作品発表、 演奏、研究・論文発表、講演を国際的に行なう。翻訳に「ジェネラティブ・アート Processing による実践ガイド」。主な展覧会:「身体の夢」(東京都現代美術館他)、「第一回横浜トリエンナー レ」、Medi@terra( ギリシャ)、「Art Scope」( インドネシア)、「Qi and Complexity」( 北京 )、 「Global Players」( ド イ ツ、横 浜 )、「科 学 と 芸 術」展 ( 上 海 )、越 後 妻 有 ト リ エ ン ナ ー レ、 Transmediale 2008( ベルリン )、Mednarodni festival スロヴェニア (2012) など多数。 東京都出身。多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。 専任教員 非常勤講師 特任教授 客員教授 ■メディアデザイン論D 講義・選択必修 3 ~ 4 年前期 Web ページ/ Web サイトのデザインや機能を客 観的に評価し改善するための方法について学ぶ。 ■メディアデザイン論 E 講義・選択必修 3 ~ 4 年後期 人々が情報技術やインターネットを利用する 動機を産み出す、強力な応用ソフトウェアの カテゴリーとして確固たる地位を築いた「ゲー ム」、その産業としての歴史や現在のゲーム産 業の構造などについて学ぶ。 ■メディアデザイン論 F 2014 年度より開講予定 講師未定 講義・選択必修 3 ~ 4 年前期 ■メディアデザイン論 G 2014 年度より開講予定 講師未定 講義・選択必修 3 ~ 4 年後期 ■メディアデザイン基礎演習 B 演習・選択必修 1 ~ 2 年後期 ■サウンドデザイン演習 演習・選択必修 2 ~ 4 年後期 「場に記された音の記憶」「音響情報と視覚 情報との関係」2つの観点から,1) 公共空 間における音響サインと、2) プログラミン グによる音響情報(音楽)の視覚化につい て学習。20 世紀後半以降現代に至るサウン ド・アートの表現と思想についても講じる。 ■メディアデザイン実習 F 実習・選択必修 2 ~ 4 年前期 メディアデザイン基礎実習 E で修得した知 識(ActionScript)の応用として、iOS 用開 発環境を使用し iPhone 用のアプリケー ションの開発について学ぶ。 ■メディアデザイン実習 G 実習・選択 2 ~ 4 年後期 情報アーキテクチャ、タイポグラフィ、レ イアウト等の小課題制作を通じて、「情報 の問題点をわかりやすく効果的かつ魅力的 に伝える」ことを目的とする、インフォメー ション・グラフィックスのデザイン・スキ ルを身につける。 ■メディアデザイン基礎実習 B 実習・選択必修 1 ~ 2 年後期 前期のメディアデザイン基礎演習 A の展開科目。 DTP や Web 制作,動画編集や 3D グラフィックス などの多様なデザインワークに応用できる応用的 技能を身につける。 P ■メディアデザイン実習 H 実習・選択必修 2 ~ 4 年前期 DTP(印刷物レイアウト用ソフト)を使用 した実習によって、印刷・編集デザインの 基本的な知識と、実践的なデータ出稿のプ ロセスを学習する。 ■メディアデザイン原論 講義・選択必修 1 ~ 2 年前期 メディアデザインの概念を理解したうえで、そ の現状と可能性を知り、メディアが人々の意識 の変化や価値観の形成に与える影響を分析的に 見つめる力を身につける。学習目標と 4 年間の 学びのプロセスを概説するオリエンテーション 的な授業でもある。 専門講義科目群 制作・演習系科目群 技能習得系科目群 メディアデザイン専攻領域 のコア・カリキュラム 科目群・科目配列 2013 年度 ※共通専門科目 ※共通専門科目 ■メディアデザイン論 A 講義・選択必修 1 ~ 2 年後期 インターネットを中心として、情報・通信技術 の発展の歴史・現状などを紹介する。 ■メディアデザイン論 B 講義・選択必修 2 年前期 ネットと情報技術を活用して社会に変化をもたらし、 人々の経験を豊かにするためのアイデア。その企画 立案から経済実体の中での実装・運営に取り組むイ ンキュベーション(起業家)の現場を、現在性と臨 場感に溢れる起業家をゲストに迎えて紹介する。 ■メディアデザイン論 C 講義・選択必修 2 年後期 芸術の諸分野における情報技術の、制作ツールとし ての応用と相互の影響関係に関わる通史的理解を促 すとともに,今日の芸術にみられる問題意識を文化 戦略において顕化する際の情報メディアと情報環境 創生のあり方について講じる。 ■メディアデザイン特論 A 講義義・選択必修 2 ~ 4 年前期 20 世紀のアート、デザイン、情報環境を振り 返りつつ、デジタル・ネットワークを基盤とし た現代のメディア環境においてボーダーレス化 する、アートとデザイン、クリエーターとユー ザーとの間の新しい関係性、その創造的な可能 性について講じる。 ■メディアデザイン特論 B 講義・2 ~ 4 年後期 前期講義(メディアデザイン特論 A)の展開。 環境汚染やエネルギー問題等々、21 世紀の 文化変容と文明の危機に直面して、パブリッ クとパーソナルをつなぎ、自律し、記憶を共 有する世界に向けたメディアデザインの可能 性について検討する。 ※デバイス系の技術を中心に、ヒューマン・ インターフェイスの研究開発動向を紹介する 講義科目。2014 年度開講。 ※就職・起業・進学等、各自のキャリアプラン に即して、コミュニケーション能力、関係調整 能力、ビジネスマナーの基礎、等々を身につ けるための講義科目。2014 年度開講。 ■メディアデザイン基礎演習 A 演習・選択必修 1 ~ 2 年前期 専攻領域における技術教育の導入として、映像と サウンドに関わる工学的原理と関連ソフトの初歩 的な用法を学ぶ。同時に、簡便なプログラミング 言語を用い、プログラミング学習へのアプローチ として論理的思考・手続設計・演算モデルの重要 性の理解を促す。 ■メディアデザイン基礎実習 E 実習・選択必修 2 年前期 Flash / ActionScript を材料に,プログラムの記述・ 実行・それらの相関など,プログラミングのため の基本的な考え方を習得する。 ■メディアデザイン実習 J 実習・選択 2 ~ 4 年前期 メディアデザイン基礎実習C~D、及びメディ アデザイン実習 I で習得したWeb サイトの デ ザ イ ン・構 築 技 術 を 基 盤 に 置 き、 Wordpress、Javascript ajax 系 ラ イ ブ ラ リ な どの技術を組み合わせたより実践的な制作に 取り組む。 ■メディアデザイン実習 K 実習・選択 2 ~ 4 年前期 ■メディアデザイン実習 L 実習・選択 2 ~ 4 年後期 1 年次メディアデザイン原論他での学習成果を 踏まえ、既存 Web サイトのユーザビリティ改 善、情報環境の視覚化、デバイス系インターフェ イスデザインのプロトタイピング、等々の課題 制作を通じ、より実証的なインターフェイス・ デザインの開発手順を学ぶ。 ■メディアデザイン研究 A 演習・必修 2 年前期 専攻領域の技術スキル習得の内容と専門分野の講義 系科目で得た知見を相互に関連付け、作品制作や研 究に結実させる。前半は、調査⇒分析⇒テーマ設定 ⇒企画立案のプロセスを学び、後半はその成果をグ ループによる作品制作で確認する。 ■メディアデザイン制作演習 A 演習・必修 2 年後期 前期のメディアデザイン研究 A で学んだ、調査⇒ 分析⇒テーマ設定⇒企画立案⇒制作進行計画の策 定⇒制作管理⇒発表・プレゼン⇒ドキュメンテー ション(ポートフォリオ制作)のプロセスを、2 年間の学習成果の総括として個別作品の制作で再 検証する。 カリキュラムの核として位置づける演習科目 総合的スキル・スタンダードの自己検証 前半期の学習の総括 実践的課題への適応 進路をにらんだ学習ドキュメントの整理 ■メディアデザイン研究B 演習・選択必修 3 ~ 4 年前期 Web サイト開発の技術的な能力を、実社会での実 践的な企画・制作の経験を通して点検するととも に、ミッションを円滑に推進するためのプロジェ クト管理、チーム力、コンプライアンス意識等々 の能力について、体験と反省の反復を通じて洗練 化・強化する。 ■メディアデザイン制作演習B 演習・選択必修 3 ~ 4 年後期 就職活動や進学・留学、卒業制作展等々に備えて、 従前の学習成果やスキルを投入し、自己紹介ツー ルとしてのポートフォリオを制作・整備する。体 は フ ィ ジ カ ル(紙,冊 子 な ど)、電 子 ブ ッ ク、 Web サイト、アプリなどを整合性のあるかたちで 組み合わせる。 ■メディアデザイン研究 D 演習・選択必修 4 年前期 メディアミックスの手法によって、特定の訴 求アイテムが、コミュニケーション・チャネ ルの輻輳化と脱ジャンル化で広範な広報空間 を獲得することを、既存のコンピュータ・ゲー ムを対象に、プロモーション・ツールと付帯 コンテンツの開発を通じて検証する。 ■3DCG 演習Ⅰ 演習・選択必修 2 ~ 4 年前期 3D コンピュータグラフィックス作品の制作 工程とソフトの扱いなど基礎的なスキルを 習得する。グラフィックや映像メディアに 関係するデザイナー全般、さらには専門の CG クリエイターが身につけるべき基本的 な技術概念と制作姿勢を教授する。 ■3DCG 演習Ⅱ 演習・選択必修 2 ~ 4 年後期 前期授業(3DCG 演習Ⅰ)で得たスキルを 前提に、既存課題作品のブラッシュアップ を通じて、アニメーションの微調整、スカ ルプト・モデリング、毛髪や衣服などの表現、 合成を含むレンダリングの高度な技法、等々 のより発展的な内容を学ぶ。 ■メディアデザイン基礎実習 A 実習・選択必修 1 ~ 2 年前期 各種グラフィック関連ソフトの用法に関わる実習を 通じて、デジタル・デザインワークの基礎知識と応 用力を習得し、今後のDTP、Web 制作、動画編集、 3DCG 関連の授業科目の受講に対応できる基盤的な 技能を身につける。 ■デジタルカラー演習Ⅰ 粟演習・選択必修 1 ~ 4 年前期 色彩現象(物理・生理・心理)を計数的な方 法で整理する色彩学の体系にアプローチし、 色彩表現の新たな可能性とユニバーサル・デ ザインへ応用方法を学ぶ。あわせて、・リテラ シー等に関わる演習を行う。 ■デジタルカラー演習Ⅱ 演習・選択必修 1 ~ 4 年後期 色彩の心理効果と配色理論を前提とした色 彩表現の能力、カラー・リテラシーに力点 を置く情報としての色彩に関する理解と応 用力を向上させるとともに、視覚要素によ る質感の心理的要因を学び、それを各種の 表現に応用できるようにする。 ■メディアデザイン基礎実習 C 実習・選択必修 1 ~ 2 年後期 Web デザインの入門的な学習。意図的なレイアウ トを施したWeb ページ作成ができるよう、HTML と CSS の基本的な知識・構築方法(コーディング) の基礎を学ぶ。さらに、Web において用いる画像 形式について学習し,適切な使い分けができるよ うにする。 ■メディアデザイン実習 I 実習・選択必修 2 ~ 4 年後期 サーバサイドで動作する CMS を活用し、テー マやテンプレートのカスタマイズによって、 希望するデザインと機能を備える Web サイ トを制作する方法を学ぶ。同時に、OS 等の 環境に依存しないマルチデバイスで閲覧可能 な Web サイトの実装を目指す。 ■メディアデザイン基礎実習 D 実習・選択必修 2 年前期 インタラクション性を有する Web サイトの作成に 必要なJavaScript や jQuery など、標準的なスクリ プト記述言語の初歩的な用法を学ぶとともに、次 代の Web 技術で中心的な言語となるHTML5 や関 連 API、CSS3 についても学習を行う。 メディアデザインの社会的な役割の認識/就労に向けた段階的準備 学習目標と意義の確認 ■メディアデザイン特別演習 A 演習・選択必修 1 ~ 2 年前期 スピーチ(話す・語る)、プレゼンテーション(伝 える)、ダイアログ/ディベート(交わす)の能力 を養う自由形式の演習。教員・学生の双方が、専 門性にとらわれることなく各々の関心にもとづい て話題の提供を行い、発表の態度や方法を互いに 批評しあうことで、言語表現を中心としたコミュ ニケーション能力を高める。特演Aでは主にスピー チとプレゼンテーションの習練を。 ■メディアデザイン特別演習 B 演習・選択必修 1 ~ 2 年後期 スピーチ(話す・語る)、プレゼンテーション(伝 える)、ダイアログ/ディベート(交わす)の能力 を養う自由形式の演習。教員・学生の双方が、専 門性にとらわれることなく各々の関心にもとづい て話題の提供を行い、発表の態度や方法を互いに 批評しあうことで、言語表現を中心としたコミュ ニケーション能力を高める。特演 A では主にプレ ゼンテーションとダイアログの習練を。 ● 卒業研究 ■卒業研究 演習・必修 4 年前後期 ・4 年間の学習成果を「作品」制作や「論文」執筆によって確認。 ・個々の学生に指導教員を配し、スキルレベルの確認、問題意識のあり方、テーマ設定、制 作物や論文の内容の決定、制作スケジュールの管理等について一貫した指導を受ける。 ・12 月末の提出・審査までの間に、領域担当教員と 4 年生全員に向けた「進捗状況報告会」 を個別指導とは別に 6 ~ 7 回実施。 ● 映像/サウンド ● デジタルグラフィック ● WEB デザイン/ WEB コーディング/インターフェイスデザイン ● プログラミング ● 演習による作品制作 ● 特別演習 ● 専門講義科目のシリーズ 技術論的関連性によって階層化・順序化された科目 メディアデザイン基礎演習 A で習得した表現 技術を前提に、「スタッフワークにおける協働 性」「鑑賞者との関係を踏まえた制作者として の物事の捉え方」という観点から、デジタル 環境でのより実践的な実写ベースの映像制作 のあり方ついて学ぶ。 メディアデザイン基礎演習 A(1 年・前期)及 び B(同・後期)の映像メディアに関わる学習 の展開。映像のコミュニケーション・ツール としての特性を理解したうえでケースワーク を繰り返しながら、撮影・編集・照明・音声・ 特殊効果等々の実践的な知識を得る。 スピーチ/プレゼンテーション/ダイアログ(ディスカッション)の能力の習練 情報技術とメディア文化の現在を知る 卒業生の職場から 岡本尚子さん・株式会社ホンダコムテック勤務(Web デザイン・企業広報) ※記事:2014 年度大学案内より copyright 東京造形大学 job and mission for your future and the World 学習課題の構造化と学習過程の階層化を前提とするコア・カリキュラム スキル・スタンダードの完成 キャリアプランに沿った技術領域の絞り込みとスキルアップ 知の技法としてのメディアデザインをさらに極める 本学大学院修士課程の他にも、メディアデザインや情報デザイン、メディアアートなどに関わ るより専門性の高い学術研究機関(大学院)は世界中に存在します。そうした知の冒険に挑ん だ卒業生たち。             早稲田大学大学院 国際情報通信研究科(修士課程)- 東京都 Waseda Univ., Graduate School of Global Information and Telecommunication Studies (GITS) 岐阜県立 情報科学芸術大学院大学(修士課程)- 岐阜県・大垣市 Institute of Advanced Media Arts and SciencesIAMAS進学者:両角 裕子 卒業研究作品「Tripathy II」 進学者:浅岡 悠平 卒業研究作品「身振りインターフェイスによる情報の共有と可視化」 講 義 実 習 演 習 技能習得に徹底した階梯的なカリキュラム メディア産業の実体を漸進的に実感できる科目配列 実習/講義各々の知見を実検・糾合する場 ※集団的アプローチとグループ作業が中心 4 年間の学習各ステップにおけ る総合力の検証作業としての 作品制作・調査研究 フィードバック フィードバック ? what’s MD メディアデザイン専攻領域 カリキュラム関連資料(広報用略式)

2013 curriculum for public relations A

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Page 1: 2013 curriculum for public relations A

●特徴1 スキル・スタンダード何をいつまでに学ぶか?メディアデザインにとって必要最小限度の基礎的技術の総体を定め、2 年次末を目標に段階的

な技能習得を行ったのち、3 年次からは、一層のスキルアップを各自の進路に向けて選択的(Web/映像表現)に求め

ていく。

スキル・スタンダード(技能標準)の設定でわかること…

 >どのような技術を、いつまでに習得すればよいのか?

 >わたしの技能は、今、どのレベルにあるのか?

 >わたしの能力は、どの方向にむけて収斂させればよいのか?

●特徴2 講義・実習・演習の連携座学を中心とした理論系の学習、テクニカルな技術習得、実践的な判断能力と総合力の養成ー 3 つの授業形態を明確に区分す

るとともに、なおかつ相互の有機的な連携を科目間のレベルで実現する。

teachers core curriculumdedicated to media design

森岡 祥倫 MORIOKA Yoshitomo映像制作会社と出版社の勤務を経て、1980 年代から、NTT インターコミュニケーション・センター

(NTT ICC)はじめ企業や行政の文化支援事業の企画と運営にフリーランスのプランナーとして関わ

る。研究業績では、近現代芸術、映像表現、芸術と科学技術の相関史、メディア文化研究を専門分

野とし、多くの論文・評論を発表する他、1990 年代から各地の大学・大学院で教鞭をとる(2006

年から現職)。近年は科学技術と農業・食文化の環境倫理学的な関係について調査研究を行い、欧

州の関連学会等に論文やエッセイを寄稿。

1952 年、奈良県出身。筑波大学大学院修士課程修了。

大久保 誠 O’ OKUBO Makoto1989 年4月より京都市内のソフトウェア関係の研究所に勤務。同研究所にて、同年末頃からWlDEインターネットグループに協力する中で、国内のインターネット黎明期を実体験する。一方、私的に美術関係者と交流を持ち、コンピュータ関係のコンサルタントなどの活動を続ける。1998年夏には波多野名誉教授の計画したユーラシア大陸横断オートバイツーリングに参加する。 1964 年、東京都出身。京都大学工学部情報工学科卒業。同大学院工学研究科(情報工学専攻)修士課程修了。

粟野 由美 AWANO Yumio大学卒業後、商業建築開発・設計・施工管理に従事しながら、別名で、言葉、音・映像・身体・空間を手段として、自然の理、光学、知覚、生命観を探求する実験と発表を重ねる。地域交流のボランティア活動やオルタナティブスペース運営、デザイン教育史、日本文化史、博物館情報学、色彩学、コンピュータ・アシスト・デザイン教育に関する研究・執筆など。2009 年、米国の科学館エクスプロラトリウムにてレジデンス・アーティストとして滞在、研究・制作・交流。 愛知県生まれ。金沢美術工芸大学工業デザイン専攻大学卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(芸術学専攻造形理論・色彩学)。形の文化会、日本色彩学会監事。

井出 理絵 IDE Rie広告制作会社でのDTPオペレータ・デザイナーアシスタントを経て、現在はエディトリアルデザイナー

として活動するほか、MdN スクール・オブ・デザインにて Illsutrator・Photoshop・InDesign 講座の

講師を担当している。

著作『新詳説 DTP実践 InDesign CS3/CS2/CS対応』、共著『新詳説 DTP実践 Illustrator CS3/CS2/CS対応』

(共に 2008 年・エムディエヌコーポレーション)。

1971 年、東京都出身。大妻女子大学短期大学部家政学科住居・デザイン専攻卒業

藤原 道仁  FUJIHARA Michhito

1997 年に監督デビュー。 以来、ミュージック・ビデオ / ライブ撮影 / ドキュメ ンタリーなど音楽映像

を中心に活動。特にクラブ・ミュージックに関しては国内外の数多くのDJ を映像に収めている。

また、ドラマや TV 番組の演出・イベント映像なども手掛け、ジャンルに囚われない幅広い表現を続

けている。

1972 年、大阪市阿倍野区出身。大阪府立住吉高等学校卒業。

関口 和真 SEKIGUCHI Kazuma社会的にウェブサイトが作られ始めた頃よりウェブデザインを行う。現在では、ウェブサイトの設計、

システム構築を中心に活動を行っている。毎日コミュニケーションズ『WebDesigning』執筆、2009

年 4 月~ 6月、ソシム『Dreamweaver レッスンブック』執筆,2012 年 6 月

1980年、神奈川県出身。関東学院大学経済学部経営学科卒業。同大学院経済学研究科経営学専攻修了。

同大学院経済学研究科経営学専攻博士後期課程課程修了。修士 ( 経営学 )。

大前 創希 OMAE Souki2002 年に株式会社クリエイティブホープを創業し、戦略面を重視したWebコンサルティングを展開。

Web戦略の立案・ブランディングから、アクセス解析に基づく科学的サイト分析、Webサイトの設計・

構築・運用に至るワンストップサービスを立ち上げ、自らもWebコンサルタントとして数々のナショ

ナルブランドや国際的な企業・団体の大規模Web サイトを成功に導く。2009 年 4 月には、アクセス

解析の協議会「アクセス解析イニシアチブ」の立ち上げに参画し、副代表を務める。

1974 年、東京都出身。

中嶋 淳 NAKAJIMA Jun1989 年株式会社電通入社。各種企業コミュニケーション立案業務ののち、インターネットビジネス・

スペシャリスト。マーケティング・事業戦略立案、サービス / ブランド構築に携わる。 2000 年、株式

会社インスパイア創業直後から合流。事業会社に対する新規事業コンサルティング、ベンチャー企業

へのインキュベーションを担当。2006 年アーキタイプ株式会社設立、代表取締役。IT 領域のシード・

スタートアップベンチャー企業のインキュベーションと IT課題を持つ事業会社への戦略コンサルティ

ングを行う。

一橋大学社会学部卒業

佐藤 哲至 SOTO Tetsuji現実とイメージが交錯することが日常化した現代においての映像メディアがもつコミュニケーション

の可能性や問題を検証する作品をつくり続けている。NTT インターコミュニケーションセンター

(2008)、千葉県立現代産業科学館 (2010) での展示、ワークショップなど。専門は、映像装置制作、メディ

アコミュニケーションデザイン、展示企画設計。

1981 年茨城生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。東京藝術大学大学院映像

研究科メディア映像専攻修了。2008~2012 年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科助手

楠見 清 KUSUMI Kiyoshi『美術手帖』編集長、美術・デザイン書、ディジタル・コンテンツの企画・編集を経て独立。アート・シー

ンとその周辺領域である音楽、映像、マンガ等の文化的接続を主題とした評論を雑誌、展覧会図録等

に寄稿多数。また出版、展覧会などの企画、多様なメディアを通じて現代の芸術・文化の諸相をエディッ

トし、社会的に共有可能な情報としてリプレゼントする。専門は 20 世紀美術史、メディア論、エディ

トリアル・スタディーズ。

1963 年生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業(美術史専攻)。現在首都大学東京准教授

川村 隆一 KAWAMURA Ryuuichi日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科 デザイン科専任教師、株式会社 Cカンパニー、

株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立 / 代表取締役。資生堂・イオングループ・キ

リンビール・マツダ等の企業コミュニケーション / 広報活動のためのディレクションとプランニング

を手がけてきた。

1952 年まれ。日本大学芸術学部卒業。

領域担当教員のプロフィール

メディアデザイン専攻領域は、インターネット時代の情報サービス・映像メディア表現・エンターテイメント文化のあり方を、幅広い視点から学び、同時に確実なスキルを身につけるための、実践的なカリキュラムと教育スタッフを備える学びの場です。webデザイナーを中心に、CGデザイナーや映像制作者など、デジタルメディア表現のスペシャリストを数多く社会に送り出してきました。

岸本 好弘 KISHIMOTO Yoshihiro日本のゲーム産業創出期から、ナムコ、コーエーでゲーム開発に 29 年従事。携わった作品は 60 タイ

トル以上、「ファミスタの父」と呼ばれる。51 歳でニュージーランドへの英語留学の後、後進の育成

を目指して、2012年から東京工科大学メディア学部特任准教授に就任。研究テーマは、ゲーミフィケー

ション、ゲームデザイン。(好きな食べ物は、オムライス)。

1959 年、兵庫県出身。

越後屋 文博 ECHIGOYA Fumihiro1970 年代からフリーランスとして広告等写真・フィルムカメラマンを経て、日本工学院専門学校映

像科・デザイン科・美術科専任教師。その後 1990 年代は株式会社インターボイスのディレクターを

経て現在春秋映画株式会社において記録映画のプロデューサー・ディレクター・カメラマン。映画批

評誌シネマ 101 に執筆、また美術出版社刊「ローチオンローチ」の翻訳等あり。短編映画「距てられ

た部屋」でリール国際短編映画祭撮影照明賞受賞。

1951 年、秋田市出身。東京造形大学デザイン科卒業。

村松 文夫 MURAMATSU FumioCG デザイナー、3D デザイナー、講師として活動。広告、CD-ROMやホームページのデザイン。出版

物の CG カットや TV アニメ『ゾイド』シリーズ、『クラッシュモンスター』等 CG、他各種イベント

用 CG 作成。『2D Graphic design』執筆監修、『3D Graphicdesign』執筆(共にデジタルハリウッド出

版局)。

1963 年、岩手県出身。武蔵野美術大学油画科卒業(油画科版画専攻)。

入江 太一 IRIE Taichi2006 年フリーランスとして独立後、2011 年株式会社コエカタマリン設立し、ウェブ開発・ビジュア

ルデザイン・コンサルティング業務、ブラウザゲーム、モバイルゲーム開発、アプリ開発などの分野

で活動。PHP・Python によるサーバープログラミング、HTML5/JavaScript によるインターフェイス

制作を得意とする。「Twitter と政治 ( ぽりったー )」が国内外の主要メディアに紹介される。2010 年

経済産業省オープンガバメント事業に参画し「がばったー」「オープンガバメントアイディアボックス」

などの実証実験サイト開発を担当。厚生労働省・国立保健医療科学院に業務システムを提供。

1980 年、大阪府出身。

※ 他に、2014 年度開講予定「メディアデザイン論 F」(インターフェイス論関係)、「メディア

デザイン論G」(ビジネス・コミュニケーション関係)の担当非常勤講師 2名

四方 幸子 SHIKATA Sachikoキュレーティングおよび批評 (20 世紀美術~メディア・アート )。アツコバルー arts drinks talk アーティス

ティック・ディレクター。第 1回札幌国際芸術祭 (SIAF 2014) アソシエイト・キュレーター。アート、科学

技術を横断する数々のプロジェクトをキヤノン・アートラボ (1990-2001)、森美術館 (2002-04)、NTT インター

コミュニケーション・センター [ICC] (2004-10)のキュレーターとして、またインディペンデント・キュレー

ターとして国内外で実現。手がけた作品の受賞多数、国際的なメディア・アート賞の審査員を歴任。共著多数。

京都府生まれ。都留文科大学英文学科卒業。多摩美術大学客員教授、IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー )

非常勤講師。

沖 啓介 OKI Keisukeアーティスト、デザイナー、ミュージシャン。カーネギーメロン大学研究員を経て、作品発表、

演奏、研究・論文発表、講演を国際的に行なう。翻訳に「ジェネラティブ・アート Processing

による実践ガイド」。主な展覧会:「身体の夢」( 東京都現代美術館他 )、「第一回横浜トリエンナー

レ」、Medi@terra( ギリシャ )、「Art Scope」( インドネシア )、「Qi and Complexity」( 北京 )、

「Global Players」( ドイツ、横浜 )、「科学と芸術」展 ( 上海 )、越後妻有トリエンナーレ、

Transmediale 2008( ベルリン )、Mednarodni festival スロヴェニア (2012) など多数。

東京都出身。多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。

専任教員

非常勤講師

特任教授

客員教授■メディアデザイン論D講義 ・選択必修 3~ 4年前期

Webページ/Webサイトのデザインや機能を客観的に評価し改善するための方法について学ぶ。

■メディアデザイン論 E講義 ・選択必修 3~ 4年後期

人々が情報技術やインターネットを利用する動機を産み出す、強力な応用ソフトウェアのカテゴリーとして確固たる地位を築いた「ゲーム」、その産業としての歴史や現在のゲーム産業の構造などについて学ぶ。

■メディアデザイン論 F2014 年度より開講予定 講師未定講義 ・選択必修 3~ 4年前期

■メディアデザイン論G2014 年度より開講予定 講師未定講義 ・選択必修 3~ 4年後期

■メディアデザイン基礎演習 B演習・選択必修 1~ 2年後期

■サウンドデザイン演習演習・選択必修 2~ 4年後期

「場に記された音の記憶」「音響情報と視覚情報との関係」2つの観点から,1) 公共空間における音響サインと、2) プログラミングによる音響情報(音楽)の視覚化について学習。20 世紀後半以降現代に至るサウンド・アートの表現と思想についても講じる。

■メディアデザイン実習 F実習・選択必修 2~ 4年前期

メディアデザイン基礎実習 E で修得した知識(ActionScript)の応用として、iOS 用開発環境を使用し iPhone 用のアプリケーションの開発について学ぶ。

■メディアデザイン実習 G実習・選択 2~ 4年後期

情報アーキテクチャ、タイポグラフィ、レイアウト等の小課題制作を通じて、「情報の問題点をわかりやすく効果的かつ魅力的に伝える」ことを目的とする、インフォメーション・グラフィックスのデザイン・スキルを身につける。

■メディアデザイン基礎実習 B実習・選択必修 1~ 2年後期

前期のメディアデザイン基礎演習 A の展開科目。DTP や Web 制作,動画編集や 3D グラフィックスなどの多様なデザインワークに応用できる応用的技能を身につける。P

■メディアデザイン実習 H実習・選択必修 2~ 4年前期

DTP(印刷物レイアウト用ソフト)を使用した実習によって、印刷・編集デザインの基本的な知識と、実践的なデータ出稿のプロセスを学習する。

■メディアデザイン原論講義 ・選択必修 1~ 2年前期

メディアデザインの概念を理解したうえで、その現状と可能性を知り、メディアが人々の意識の変化や価値観の形成に与える影響を分析的に見つめる力を身につける。学習目標と 4 年間の学びのプロセスを概説するオリエンテーション的な授業でもある。

専門講義科目群

制作・演習系科目群

技能習得系科目群

メディアデザイン専攻領域 のコア・カリキュラム 科目群・科目配列 2013 年度

4年3年2年1年

※共通専門科目 ※共通専門科目

■メディアデザイン論 A講義 ・選択必修 1~ 2年後期

インターネットを中心として、情報・通信技術

の発展の歴史・現状などを紹介する。

■メディアデザイン論 B講義 ・選択必修 2年前期

ネットと情報技術を活用して社会に変化をもたらし、

人々の経験を豊かにするためのアイデア。その企画

立案から経済実体の中での実装・運営に取り組むイ

ンキュベーション(起業家)の現場を、現在性と臨

場感に溢れる起業家をゲストに迎えて紹介する。

■メディアデザイン論 C講義 ・選択必修 2年後期

芸術の諸分野における情報技術の、制作ツールとし

ての応用と相互の影響関係に関わる通史的理解を促

すとともに,今日の芸術にみられる問題意識を文化

戦略において顕化する際の情報メディアと情報環境

創生のあり方について講じる。

■メディアデザイン特論 A講義義 ・選択必修 2~ 4年前期

20 世紀のアート、デザイン、情報環境を振り返りつつ、デジタル・ネットワークを基盤とした現代のメディア環境においてボーダーレス化する、アートとデザイン、クリエーターとユーザーとの間の新しい関係性、その創造的な可能性について講じる。

■メディアデザイン特論 B講義 ・2~ 4年後期

前期講義(メディアデザイン特論 A)の展開。環境汚染やエネルギー問題等々、21 世紀の文化変容と文明の危機に直面して、パブリックとパーソナルをつなぎ、自律し、記憶を共有する世界に向けたメディアデザインの可能性について検討する。

※デバイス系の技術を中心に、ヒューマン・インターフェイスの研究開発動向を紹介する講義科目。2014 年度開講。

※就職・起業・進学等、各自のキャリアプランに即して、コミュニケーション能力、関係調整能力、ビジネスマナーの基礎、等々を身につけるための講義科目。2014 年度開講。

■メディアデザイン基礎演習 A演習・選択必修 1~ 2年前期

専攻領域における技術教育の導入として、映像とサウンドに関わる工学的原理と関連ソフトの初歩的な用法を学ぶ。同時に、簡便なプログラミング言語を用い、プログラミング学習へのアプローチとして論理的思考・手続設計・演算モデルの重要性の理解を促す。

■メディアデザイン基礎実習 E 実習・選択必修 2年前期

Flash / ActionScript を材料に,プログラムの記述・実行・それらの相関など,プログラミングのための基本的な考え方を習得する。

■メディアデザイン実習 J 実習・選択 2~ 4年前期

メディアデザイン基礎実習C~D、及びメディアデザイン実習 I で習得した Web サイトのデ ザ イ ン・構 築 技 術 を 基 盤 に 置 き、Wordpress、Javascript ajax 系ライブラリなどの技術を組み合わせたより実践的な制作に取り組む。

■メディアデザイン実習 K実習・選択 2~ 4年前期

■メディアデザイン実習 L実習・選択 2~ 4年後期

1 年次メディアデザイン原論他での学習成果を踏まえ、既存 Web サイトのユーザビリティ改善、情報環境の視覚化、デバイス系インターフェイスデザインのプロトタイピング、等々の課題制作を通じ、より実証的なインターフェイス・デザインの開発手順を学ぶ。

■メディアデザイン研究 A

演習・必修 2年前期

専攻領域の技術スキル習得の内容と専門分野の講義系科目で得た知見を相互に関連付け、作品制作や研究に結実させる。前半は、調査⇒分析⇒テーマ設定⇒企画立案のプロセスを学び、後半はその成果をグループによる作品制作で確認する。

■メディアデザイン制作演習 A

演習・必修 2年後期

前期のメディアデザイン研究 A で学んだ、調査⇒分析⇒テーマ設定⇒企画立案⇒制作進行計画の策定⇒制作管理⇒発表・プレゼン⇒ドキュメンテーション(ポートフォリオ制作)のプロセスを、2年間の学習成果の総括として個別作品の制作で再検証する。

                        カリキュラムの核として位置づける演習科目総合的スキル・スタンダードの自己検証 前半期の学習の総括   実践的課題への適応  進路をにらんだ学習ドキュメントの整理

■メディアデザイン研究B演習・選択必修 3~ 4年前期

Web サイト開発の技術的な能力を、実社会での実践的な企画・制作の経験を通して点検するとともに、ミッションを円滑に推進するためのプロジェクト管理、チーム力、コンプライアンス意識等々の能力について、体験と反省の反復を通じて洗練化・強化する。

■メディアデザイン制作演習B演習・選択必修 3~ 4年後期

就職活動や進学・留学、卒業制作展等々に備えて、従前の学習成果やスキルを投入し、自己紹介ツールとしてのポートフォリオを制作・整備する。 媒体はフィジカル(紙,冊子など)、電子ブック、Web サイト、アプリなどを整合性のあるかたちで組み合わせる。

■メディアデザイン研究D演習・選択必修 4年前期

メディアミックスの手法によって、特定の訴求アイテムが、コミュニケーション・チャネルの輻輳化と脱ジャンル化で広範な広報空間を獲得することを、既存のコンピュータ・ゲームを対象に、プロモーション・ツールと付帯コンテンツの開発を通じて検証する。

■3DCG 演習Ⅰ演習・選択必修 2~ 4年前期

3D コンピュータグラフィックス作品の制作工程とソフトの扱いなど基礎的なスキルを習得する。グラフィックや映像メディアに関係するデザイナー全般、さらには専門のCG クリエイターが身につけるべき基本的な技術概念と制作姿勢を教授する。

■3DCG 演習Ⅱ演習・選択必修 2~ 4年後期

前期授業(3DCG 演習Ⅰ)で得たスキルを前提に、既存課題作品のブラッシュアップを通じて、アニメーションの微調整、スカルプト・モデリング、毛髪や衣服などの表現、合成を含むレンダリングの高度な技法、等々のより発展的な内容を学ぶ。

■メディアデザイン基礎実習 A実習・選択必修 1~ 2年前期

各種グラフィック関連ソフトの用法に関わる実習を通じて、デジタル・デザインワークの基礎知識と応用力を習得し、今後の DTP、Web 制作、動画編集、3DCG 関連の授業科目の受講に対応できる基盤的な技能を身につける。

■デジタルカラー演習Ⅰ粟演習・選択必修 1~ 4年前期

色彩現象(物理・生理・心理)を計数的な方法で整理する色彩学の体系にアプローチし、色彩表現の新たな可能性とユニバーサル・デザインへ応用方法を学ぶ。あわせて、・リテラシー等に関わる演習を行う。

■デジタルカラー演習Ⅱ演習・選択必修 1~ 4年後期

色彩の心理効果と配色理論を前提とした色彩表現の能力、カラー・リテラシーに力点を置く情報としての色彩に関する理解と応用力を向上させるとともに、視覚要素による質感の心理的要因を学び、それを各種の表現に応用できるようにする。

■メディアデザイン基礎実習 C実習・選択必修 1~ 2年後期

Web デザインの入門的な学習。意図的なレイアウトを施した Web ページ作成ができるよう、HTML と CSS の基本的な知識・構築方法(コーディング)の基礎を学ぶ。さらに、Web において用いる画像形式について学習し,適切な使い分けができるようにする。

■メディアデザイン実習 I 実習・選択必修 2~ 4年後期

サーバサイドで動作する CMSを活用し、テーマやテンプレートのカスタマイズによって、希望するデザインと機能を備える Web サイトを制作する方法を学ぶ。同時に、OS 等の環境に依存しないマルチデバイスで閲覧可能なWebサイトの実装を目指す。

■メディアデザイン基礎実習D 実習・選択必修 2年前期

インタラクション性を有する Web サイトの作成に必要な JavaScript や jQuery など、標準的なスクリプト記述言語の初歩的な用法を学ぶとともに、次代の Web 技術で中心的な言語となる HTML5 や関連 API、CSS3 についても学習を行う。

 メディアデザインの社会的な役割の認識/就労に向けた段階的準備

学習目標と意義の確認

■メディアデザイン特別演習 A演習 ・選択必修 1~ 2年前期

スピーチ(話す・語る)、プレゼンテーション(伝える)、ダイアログ/ディベート(交わす)の能力を養う自由形式の演習。教員・学生の双方が、専門性にとらわれることなく各々の関心にもとづいて話題の提供を行い、発表の態度や方法を互いに批評しあうことで、言語表現を中心としたコミュニケーション能力を高める。特演Aでは主にスピーチとプレゼンテーションの習練を。

■メディアデザイン特別演習 B 演習 ・選択必修 1~ 2年後期

スピーチ(話す・語る)、プレゼンテーション(伝える)、ダイアログ/ディベート(交わす)の能力を養う自由形式の演習。教員・学生の双方が、専門性にとらわれることなく各々の関心にもとづいて話題の提供を行い、発表の態度や方法を互いに批評しあうことで、言語表現を中心としたコミュニケーション能力を高める。特演 A では主にプレゼンテーションとダイアログの習練を。

● 卒業研究

■卒業研究演習 ・必修 4年前後期

・4年間の学習成果を「作品」制作や「論文」執筆によって確認。

・ 個々の学生に指導教員を配し、スキルレベルの確認、問題意識のあり方、テーマ設定、制

作物や論文の内容の決定、制作スケジュールの管理等について一貫した指導を受ける。

・ 12 月末の提出・審査までの間に、領域担当教員と 4 年生全員に向けた「進捗状況報告会」

を個別指導とは別に 6~ 7回実施。

● 映像/サウンド

● デジタルグラフィック

● WEBデザイン/WEBコーディング/インターフェイスデザイン

● プログラミング

● 演習による作品制作

● 特別演習

● 専門講義科目のシリーズ

技術論的関連性によって階層化・順序化された科目

メディアデザイン基礎演習 A で習得した表現技術を前提に、「スタッフワークにおける協働性」「鑑賞者との関係を踏まえた制作者としての物事の捉え方」という観点から、デジタル環境でのより実践的な実写ベースの映像制作のあり方ついて学ぶ。

メディアデザイン基礎演習 A(1 年・前期)及び B(同・後期)の映像メディアに関わる学習の展開。映像のコミュニケーション・ツールとしての特性を理解したうえでケースワークを繰り返しながら、撮影・編集・照明・音声・特殊効果等々の実践的な知識を得る。

スピーチ/プレゼンテーション/ダイアログ(ディスカッション)の能力の習練

情報技術とメディア文化の現在を知る

卒業生の職場から岡本尚子さん・株式会社ホンダコムテック勤務(Webデザイン・企業広報)  

※記事:2014 年度大学案内より copyright 東京造形大学

job and mission for your future and the World

学習課題の構造化と学習過程の階層化を前提とするコア・カリキュラム

● スキル・スタンダードの完成 キャリアプランに沿った技術領域の絞り込みとスキルアップ

知の技法としてのメディアデザインをさらに極める本学大学院修士課程の他にも、メディアデザインや情報デザイン、メディアアートなどに関わるより専門性の高い学術研究機関(大学院)は世界中に存在します。そうした知の冒険に挑んだ卒業生たち。            

早稲田大学大学院 国際情報通信研究科(修士課程)- 東京都Waseda Univ., Graduate School of Global Information and Telecommunication Studies (GITS)

岐阜県立 情報科学芸術大学院大学(修士課程) - 岐阜県・大垣市Institute of Advanced Media Arts and Sciences(IAMAS)

進学者:両角 裕子卒業研究作品「Tripathy II」

進学者:浅岡 悠平卒業研究作品「身振りインターフェイスによる情報の共有と可視化」

講 義実 習

演 習

技能習得に徹底した階梯的なカリキュラム メディア産業の実体を漸進的に実感できる科目配列

実習/講義各々の知見を実検・糾合する場※集団的アプローチとグループ作業が中心

4 年間の学習各ステップにおける総合力の検証作業としての作品制作・調査研究

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メディアデザイン専攻領域 カリキュラム関連資料(広報用略式)