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2017年3⽉期決算説明会
2017年3⽉期決算説明会
2017年5⽉9⽇株式会社ベネッセホールディングス
2017年3⽉期 業績概要および2018年3⽉期 業績⾒通し
2017年3⽉期 業績概要および2018年3⽉期 業績⾒通し
2017年5⽉9⽇株式会社ベネッセホールディングス
代表取締役社⻑安達 保
▲82
35
02016年度
87
5545
2016年度
実績 年初⾒通し
108
76 75
4,441 4,300 4,388
2016年度
【実績】2016年度 ハイライト売上⾼ 営業利益
経常利益 純利益
(単位:億円)
2015年度
▲3.2%
▲36.5%
▲29.2%
2※親会社株主に帰属する当期純利益
※
実績 年初⾒通し
2015年度 2016年度
実績 年初⾒通し
2015年度
2015年度実績
年初⾒通し
【実績】2016年度 セグメント別売上⾼■2015年度 ■2016年度
国内教育
海外事業
介護・保育
語学
その他
(ー)延べ在籍数減少▲4.8%
+3.4%
+8.5%
▲18.4%
(+)中国の会員数増加(ー)為替のマイナス影響
(+)ホーム延べ⼊居者数増加
(ー)留学⽀援事業の減収(ー)為替のマイナス影響
(+) TMJの増収
949
1,029
440
602
739
443+0.7%
2,041
271
280
<主な増減要因>
1,944
(単位:億円)
3
【実績】2016年度 セグメント別営業利益
(ー)減収による減益(+)エリアベネッセの拠点数削減
(+)増収による増益(ー)為替のマイナス影響
(+)増収による増益
(ー)減収による減益
▲46.4%
+18.8%
+16.6%
16
26
31
31
70
81
32
▲4
▲51
▲48
ー
ー
■2015年度 ■2016年度(単位:億円)
国内教育
海外事業
介護・保育
語学
その他・調整額
<主な増減要因>
4
0
100
200
300
こどもちゃれんじ 小学講座 中学講座 高校講座
「進研ゼミ」4⽉会員数(国内)(単位:万⼈)
+0.9%
+2.9%
5
2016年4⽉ 2017年4⽉
+3.2%
+0.3%
+0.2%
(単位:万人)
高校講座 15 15 0 2.9中学講座 39 40 1 3.2小学講座 115 116 1 0.3こどもちゃれんじ 74 74 0 0.2国内合計 243 245 2 0.9
2016年4月 2017年4月 増減 増減率(%)
243 245
0
40
80
120
160
中国 台湾 韓国
海外事業 4⽉会員数
(単位:万⼈)
+8.6 %
6
2016年4⽉ 2017年4⽉
+15.5%
▲13.2%
▲10.1%
(注)ライセンス契約に基づく韓国での幼児向け通信教育講座の会員数を含む。
(単位:万人)
中国 93 108 15 15.5台湾 16 15 ▲1 ▲10.1韓国 15 13 ▲2 ▲13.2合計 125 136 11 8.6
増減 増減率(%)2016年4月 2017年4月
125136
純利益
55
106
76
142
55
54.6%
4,300 4,548
【⾒通し】2017年度 ハイライト
5.8%
3591.1%
84.8%
※親会社株主に帰属する当期純利益
※
2016年度 2017年度(予) 2016年度 2017年度(予)
2016年度 2017年度(予) 2016年度 2017年度(予)
売上⾼ 営業利益
経常利益
(単位:億円)
7
【⾒通し】2017年度 セグメント別売上⾼
(+)延べ在籍数増加
(+)中国の会員数増加(ー)為替のマイナス影響
(+)ホーム延べ⼊居者数増加
(+)為替のプラス影響(ー)ベルリッツの減収
<主な増減要因>
+13.4%280
318
+5.0%1,944
2,041
+8.7%1,029
1,120
+1.5%602
612
+3.1%443
457(+) TMJ、通販事業の増収
■2016年度 ■2017年度(予)(単位:億円)
国内教育
海外事業
介護・保育
語学
その他
8
【⾒通し】2017年度 セグメント別営業利益
(+)「進研ゼミ」のコスト削減(+)増収による増益
(+)増収による増益
(+)増収による増益
(ー)減収による減益(ー)構造改⾰費⽤
<主な増減要因>
+18.0%
+450.6%
+8.7%
ー
ー▲48
▲54
▲4
▲22
31
37
81
89
16
92
■2016年度 ■2017年度(予)(単位:億円)
国内教育
海外事業
介護・保育
語学
その他・調整額
9
76.0
+27
△49
+94+3 +5
+7
△17△5
142.0
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
100.0
120.0
140.0
160.0
180.0
国内教育
【⾒通し】2017年度 営業利益増減
968(単位:億円)
10
今後の戦略今後の戦略
2017年5⽉9⽇株式会社ベネッセホールディングス
代表取締役社⻑安達 保
2016年10⽉以降の施策総括
*PCL=Potential Customer List
●「進研ゼミ」減収トレンドに⻭⽌め・新タブレット戦略、教材の質、PCL*
●ベルリッツ変⾰の始動・経営⼈材の投⼊、リストラクチャリング
●「進研ゼミ」依存の事業構造から、バランスの取れた収益構造を持つ事業ポートフォリオへ・成⻑事業(学校、介護、海外)の拡⼤戦略の構築
●社内⾵⼟改⾰による、社員の意識向上・社内コミュニケーションの強化・現場主義の徹底・企業理念の原点に戻る経営
12
2017年度の重点実⾏項⽬
「進研ゼミ」の再成⻑
成⻑事業(学校・介護・海外)の継続拡⼤
「ベルリッツ」の構造改⾰
13
14
4⽉会員数
すべての講座で、会員数が下げ⽌まり、2012年4⽉以来、5年振りの会員数”回復”
(単位:万人)
高校講座 15 15 0 2.9
中学講座 39 40 1 3.2
小学講座 115 116 1 0.3
こどもちゃれんじ 74 74 0 0.2
国内合計 243 245 2 0.9
2016年4月 2017年4月 増減 増減率(%)
国内教育<進研ゼミ>
ダウントレンドの影響
▼4⽉会員数推移(万⼈)
243272
22461%
61%
成り⾏き▲18万
※成り⾏き:前年同様の「新規⼊会数」および「継続⽣数÷前年在籍数」が繰り返された場合※年間の新規⼊会数:5⽉から4⽉の新規⼊会数の累計
245
ダウントレンドが続く中では、「前年並みの成果」では会員減に。継続改善と⼤幅に新規⼊会を増加させたことで、“回復“が実現
15
特にハイタイムは新規・継続ともに
⼤幅に伸⻑12-4⽉新規:+17万⼈4⽉継続 :+ 4万⼈
国内教育<進研ゼミ>
●「年間新規⼊会数」が⼤幅に増加2015年5⽉-2016年4⽉:78万⼈2016年5⽉-2017年4⽉:95万⼈(対前年122%)
●リニューアルした4⽉号の「継続率」が向上ほとんどの学年で、4⽉継続率が向上
※複数の学年で、過去最⾼の継続率を更新
●⼊⼝学年(ぷち/⼩1/中1/⾼1)が、新規/継続ともに伸⻑各講座の卒業まで、複数年にわたり在籍に影響を与える“⼊⼝学年”の⼤きな伸びは、今後に向けての好影響
会員数のトピックス
顧客視点での商品リニューアルが受け⼊れられ、「新規⼊会」「継続率」ともに伸⻑
国内教育<進研ゼミ>
16
新・タブレット戦略“学習専⽤デバイスに“
●価格納得度の圧倒的アップ●安⼼・安全の向上●受講の複雑さを解消
ダイレクトマーケティング強化“PCL施策の強化“
●PCL保有率は、⽬標どおり個⼈情報漏えい前の1/2まで回復
●DMを中⼼としたチャネルミックス
顧客視点での商品リニューアル“⼦どもの取り組みやすさの徹底“
●取り組みやすさ・分かりやすさ向上●学齢・ニーズに合ったスタイル提案
「短期課題の解決」にフォーカスし、顧客視点での実⾏を徹底
会員数回復の要因国内教育<進研ゼミ>
17
*BYOD=Bring Your Own Device
⾼校講座
中学講座
⼩学講座
2016年 2017年
16%
20%
3%36%
100%
40%
41%
新戦略
スマホ×テキストに⼀本化
BYOD*から学習専⽤デバイス
に変更
学習専⽤デバイスに⼀本化
ハイブリッド
チャレンジタッチ
新・タブレット戦略の成果
▼4⽉会員数に占めるデジタル会員の⽐率
デジタル会員⽐率向上により、個別対応⼒の強化が可能に
国内教育<進研ゼミ>
18
顧客満⾜度に徹底的にこだわり、教材活⽤による「継続率の向上」を⽬指す
会員数の拡⼤会員数の拡⼤ 収益⼒の向上収益⼒の向上
コストの徹底的な効率化。マーケティングコストを中⼼に約90億円のコスト削減
“会員数の拡⼤”と”収益⼒の向上”のバランスをとりながら、再成⻑へ
再成⻑に向けた2017年度戦略国内教育<進研ゼミ>
19
商品・サービス⼒の強化国内教育<進研ゼミ>
20
⾼校講座(⾼2)
中学講座(中1)
⼩学講座(⼩5)
⾚ペン提出率
デジタル教材活⽤率
117%
153%
119% 113%
104%
147%
⼩学講座(⼩3) 119%※⾚ペン(添削課題)提出率:2016年度、2017年度の4⽉の数字を⽐較。⾼2はアセスメント提出率。※デジタル教材活⽤率: 2016年度、2017年度の4⽉の数字を⽐較。⾼2・中1は累積ログイン率、⼩5/⼩3は⽇次平均取り組み率
▼商品活⽤の対前年伸び率 (2017年度数値÷2016年度数値)
108%
顧客視点で“取り組みやすさ”を追求した結果、前年を⼤きく上回る
2017年度の商品・サービス評価国内教育<進研ゼミ>
21
●継続率の向上を最優先・投資効果の⾼い継続率向上施策への重点投資
●新規⼊会施策の効率化・効率の悪い施策の中⽌・顧客データ解析による予測モデルを進化させ、DM発送数を抑制・DM仕様の標準化等による、DM単価の低減
●顧客ニーズ把握、チャネルミックス進化・顧客ニーズ別の個別提案強化による、⼊会率向上・CM×DM×TEL×デジタルの相乗効果を追及
マーケティングコストの効率化
マーケティングコストを効率化し、投資効果の最⼤化を⽬指す
国内教育<進研ゼミ>
22
0
10
20
30
40
50
60
70
80
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
FY2015 FY2016 FY2017
Classi導⼊校有料会員
1,800校
70万⼈
13万⼈340校5万⼈
120校
教育のデジタル化への対応● 学校向け学習⽀援クラウドサービス「Classi」● ⾼校向けサービスの有料会員数が70万⼈/
導⼊校数1,800校を突破(2017年4⽉)
国内教育<学校事業> 学校事業の拡⼤
※中⾼⼀貫校含む
23
<最近の動き>
GTEC CBTを⼤学⼊試で活⽤する動きが拡⼤・ 49⼤学(2016年度)→139⼤学の⼊試で活⽤(2017年度)
GTECがスコア型検定⾼校⽣受検者数No.1に・ 受検者数93万⼈(2016年度)→100万⼈へ(2017年度)
⾃治体による、GTEC for STUDENTSの採択・ 福井県の中学3年⽣6,796⼈が受検(2016年度)・ 神奈川県⽴⾼校⽣8,000⼈が受検(2016年度)
学校向けオンライン英会話事業受託・ 東京都Online英会話事業2年連続受託22校 5,500⼈が対象(2017年度)
・ 公⽴⼩中学校でのオンライン英会話事業も複数⾃治体で受託
学校事業の拡⼤
24
教育のグローバル化への対応
国内教育<学校事業>
中期的な成⻑に向けて
「進研ゼミ」の再成⻑
場と「進研ゼミ」の連動
学校事業の事業モデルの変⾰
英語事業No.1・こどもちゃれんじEnglish・Challenge English・GTEC
教育改⾰を追い⾵に、「国内教育事業の全アセット」を融合しさらなる成⻑へ
国内教育
25
⼤幅な処遇改善(⼈財の確保・定着)・ 介護職の初任給を最⼤285,500円に*・ 介護職の年収は最⼤で約70万円アップ*・ 保育職の年収は最⼤で約35万円アップ**
*世⽥⾕区、介護福祉⼠資格保有の場合 **東京都の場合
新規開設数をコントロール・ 年間開設数を10ホーム程度とし、安定成⻑の継続を重視
サービス品質の維持・向上のための取り組みを継続・ 認知症対応⼒の強化・ ⾃社開発「サービスナビゲーションシステム」導⼊ 等
介護・保育 安定成⻑の継続を重視した基盤強化
⼤胆な処遇改善と新規開設数のコントロールで⾼品質なサービスの維持・向上へ
26
● エリアマーケティングの進化
● 商品⼒の強化
● 顧客接点の拡⼤
DVD映像配信アプリ
電⼦ペン⽉齢対応型商品
中国事業のさらなる成⻑とASEANへの拡⼤
エリアマーケティングの進化と商品⼒強化で、中国で年25%以上の会員数増加を⽬指す
コンシェルジェ機能と会員証機能を持ったWe-chatプラットフォーム
10周年イベント
海外事業
・ 拠点数の拡⼤(2017年度末計画:36拠点)・ エリアごとのマーケティング強化
・ ⽉齢対応型商品の充実・ 新メディアの活⽤(電⼦ペン、アプリ教材)
・ オンライン(Web, SNS)・ オフライン(ショップ、コンサート、イベント、遊技場、教室等)
27
2017年度開講準備2018年度開講予定
インドネシアフィリピン
マレーシア
「こどもちゃれんじ」のグローバル展開
海外事業
● グローバルスタンダード商品の開発と現地パートナーとの協業による投資規模の適正化
● インドネシアでの成功を⾒極め、順次フィリピン、マレーシアへの展開を計画
中国事業のさらなる成⻑とASEANへの拡⼤
28
2017年度は構造改⾰の年と位置付け、2018年度の業績回復を⽬指す
「ベルリッツ」の構造改⾰
収益構造改善のため、不採算事業の整理、⽴て直しに伴う⼀時費⽤6億円の発⽣を⾒込む
2017年度2017年度
2018年度2018年度 2017年度の事業構造改⾰等により⿊字転換へ
語学
29
BTS(語学サービス事業)マネジメント、組織体制の刷新と、不採算事業の整理・⽴て直しにより、回復をはかる
変⾰のポイント現状の課題 国ごとの本質的課題へ
の対応、実⾏⼒の弱さ
現場⼒の低下サービス提供⼒、運営⼒、営業⼒
事業構造の競争⼒低下教室・⼤⼈・直営中⼼の旧来モデルへの依存
地域ごとの顧客ニーズに合わせた事業展開へ各国への権限移譲不採算国の⽴て直し
⼈材採⽤、トレーニング 、プロセス管理強化
法⼈営業、LCマネージャー 事業構造改⾰
新規オンラインサービスの投⼊Kids&Teens強化
語学 「ベルリッツ」の構造改⾰
30
ELS(留学⽀援事業)サウジ留学⽣依存から脱却。営業強化と収益⼒向上により回復をはかる⼀⽅で新規事業モデルも導⼊予定
サウジ留学⽣依存サウジ以外の地域の営業⼒の不⾜
収益構造の悪化サウジ留学⽣の減少で、事業規模の適正化が必要
事業構造の課題プログラムの多様化、新規開発が必要
営業⼒強化エージェント向け販売⼒の強化Webによる直販強化
損益分岐点の引き下げ拠点数の⾒直し等による固定費削減
GATEWAYモデル導⼊⼤学科⽬履修+ELS英語研修をセットにした新プログラム導⼊
語学
変⾰のポイント現状の課題
「ベルリッツ」の構造改⾰
31
選択と集中
• 既存事業の⾮連続な拡⼤• 第3の柱となる事業のM&A実施
32
さらなる成⻑に向けて
2017年秋に中期経営計画を発表予定
33
資本政策
2017年度は95円配当を維持予定
事業を早期に回復させ、キャッシュフローの増⼤により、成⻑分野への投資、安定配当のバランスをとった経営を⾏う
34