2019年12月期（第37期） - Zoom · 2020-06-26 · (百万円) 2019年12月期第2四半期のキャッシュ・フロー（cf）増減要因（百万円）・営業活動による

2019年8月29日

株式会社ズーム

2019年12月期（第37期）

第2四半期決算説明会

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We’re For Creators

Ⅰ. 2019年12月期第2四半期決算


2019年12月期第2四半期業績ハイライト

対前年同期比で増収減益／営業利益は大幅増

売上高増加要因

• Mogar Music S.p.A.（Mogar社）を連結子会社としたことにより売上が増加＋７６９百万円

• ZOOM単体の売上は前年同期比６％増加

営業利益増加要因

・原材料の値上がりを製品の出荷価格に転嫁できたことにより売上総利益が増加

・ Mogar社のリストラクチャリングが営業利益の増加に貢献＋２６百万円

経常利益減少要因

• Mogar社連結による支払利息の増加＋２２百万円、為替レートが円高に推移したことによる為替差損の増加＋１５百万円、和解金の計上２０百万円

売上高：4,001百万円（前年同期比＋ 31.1％）営業利益： 53百万円（前年同期比＋ 287.1％）経常利益： 22百万円（前年同期比 ▲ 59.3％）

2


2019年12月期第２四半期連結損益計算書（要約）

2018.12期第2Q累計実績


増減額摘要

売上高 3,051 4,001 950 Mogar社連結による増加＋769百万円

営業利益（売上高営業利益率）

13(0.5%)

53(1.3%)

39 Mogar社連結による増加＋26百万円

経常利益（売上高経常利益率）

54(1.8%)

22(0.6%)

▲32Mogar社連結による支払利息の増加＋２０百万円為替差損の増加＋１５百万円和解金の計上２０百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益（売上高四半期純利益率）

43(1.4%)

15(0.4%)

▲27

EBITDA 119 146 27 EBITDA＝営業利益＋※減価償却費＋持分法投資損益

減価償却費研究開発費為替差損益

平均為替レート（円／米ドル）

69438▲17

109.2円

※ 67443▲33

110.0円

▲15

▲15

0.8円

※のれん償却額9百万円を含む

(百万円)

3


2019年12月期第２四半期製品カテゴリー別売上高



増減額売上高の増減要因

ハンディオーディオレコーダー 1,681 1,797 116H5、H6の販売が堅調、前年下期発売H3-VRの新製品効果

マルチエフェクター 419 505 86 新製品G1/B1Fourシリーズの販売が好調

ハンディビデオレコーダー 163 293 130 前年下期発売Q2n4Kの販売が好調

デジタルミキサー／マルチトラックレコーダー 305 258 ▲47 前年下期発売L-20の初期需要が一巡

プロフェッショナルフィールドレコーダー 258 251 ▲6

Mogar取扱いブランド－ 638 638 Mogar社が取扱うズーム以外のブランド製品

その他 223 257 33

合計 3,051 4,001 950

(百万円)

4

Mogar取扱いブランドが売上増に寄与


2019年12月期第２四半期地域別売上高

5

2018.12期第２Q累計実績


増減額売上高の増減要因

南ヨーロッパ ※

（イタリア・フランス・スペイン・ポルトガル）273 1,139 866 Mogar取扱いブランド＋638

北米 994 973 ▲20販売代理店（ZNA）の在庫調整による売上減少、前年同期にF1シリーズ、L-12の販売が好調であったことによる反動減

日本 341 375 34 新製品G1/B1Fourシリーズの販売が好調

中央ヨーロッパ ※

（ドイツ・ベネルクス3国・オーストリア・ポーランド・チェコ・スロバキア・バルト3国等）

377 293 ▲84販売代理店の在庫調整による売上減少、前年同期にF1シリーズ、L-12の販売が好調であったことによる反動減

イギリス 204 244 40 新製品Q2n-4K、G1/B1FOURシリーズの販売が好調

中国 126 122 ▲3

オーストラリア 59 71 12 新製品G1/B1Fourシリーズの販売が好調

ロシア 58 71 13 ハンディオーディオレコーダーの販売が堅調

その他 615 707 92 韓国＋31、フィリピン＋21、ブラジル＋17

合計 3,051 4,001 950

(百万円)

Mogar社の連結により南ヨーロッパ地域の販売が増加

※Mogar社を連結子会社としたことにより地域区分を変更いたしました。


2019年12月期営業利益の増減分析

営業利益の増減分析（百万円）

6

関係会社に販売した在庫に含まれる未実現利益が増加

地代家賃の増加 16M減価償却費の増加 10Mのれん償却費用の増加 9M人件費の増加7M


2019年12月期第２四半期連結貸借対照表（要約）

18.12期末19.12期第２Q末

増減額増減要因

流動資産 6,899 6,187 ▲711

現預金 2,942 2,058 ▲884 売掛金の増加、買掛金の支払いによる減少

売掛金 1,161 1,397 235 19.12期2Qに販売代理店（ZNA）向け売上が増加

商品及び製品 2,146 2,123 ▲23

固定資産 1,035 1,151 116

有形固定資産 206 381 175 IFRS第16号適用によるMogar社保有資産の増加、金型の増加

無形固定資産 259 272 13

投資その他の資産 569 497 ▲72

資産合計 7,934 7,339 ▲595

流動負債 3,052 2,525 ▲527

買掛金 1,336 973 ▲363 18.12期末は旧正月前の在庫確保により仕入が増加

短期借入金 1,174 977 ▲196

固定負債 149 190 41

負債合計 3,201 2,716 ▲485

資本金 212 212 －

純資産合計 4,732 4,622 ▲109 配当金の支払等により利益剰余金が減少

負債純資産合計 7,934 7,339 ▲595

(百万円)

7


2019年12月期第２四半期連結CF計算書（要約）

8

18.12第2Q累計実績


増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー ▲379 ▲463 ▲84

投資活動によるキャッシュ・フロー ▲239 ▲78 160

財務活動によるキャッシュ・フロー ▲80 ▲296 ▲215

現金及び現金同等物に係る換算差額 ▲38 ▲47 ▲8

現金及び現金同等物の増減額 ▲738 ▲885 ▲147

現金及び現金同等物の期首残高 3,485 2,913 ▲572

現金及び現金同等物の期末残高 2,747 2,027 ▲719

(百万円)

2019年12月期第２四半期のキャッシュ・フロー（CF）増減要因（百万円）

・営業活動によるCFの主な要因：売上債権増加▲250／仕入債務減少▲353

・投資活動によるCFの主な要因：有形固定資産取得▲100

・財務活動によるCFの主な要因：短期借入金の減少▲163／配当金の支払▲98


2019年12月期第２四半期売上及び利益の推移

売上及び利益は下半期に多くなる傾向

9

（百万円）

（百万円）

（百万円）

（百万円）

1,535 1,515

2,327 2,326 1,963 2,037

0

1,000

2,000

3,000

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

2018年 2019年

売上高

30

▲ 17

114132

42

10

▲ 50

0

50

100

150

200

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

2018年 2019年

営業利益

40 13

133 158

22 0

0

50

100

150

200

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

2018年 2019年

経常利益

27 15

129 145

13 1 0

50

100

150

200

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

2018年 2019年

親会社株主に帰属する四半期純利益


2019年12月期第２四半期経常利益変動要因

経常利益変動要因 ①為替差損益経常利益変動要因 ②持分法投資損益

※持分法投資損益＝持分法投資利益－租税公課（ZNAの法人税相当）

（百万円）（百万円）

10

主として、為替変動により正味ドル建資産から生ずる為替換算差額

ドル建資産とドル建負債の残高をなるべくマッチングさせるヘッジ（いわゆる為替マリー）を実施しているがいくらかの為替差損益は発生する

持分法適用会社である、ZOOM North America LLC(ZNA)とZOOM UK Distribution Ltd の持分法投資損益

年末商戦の影響により年の後半にかけて両社の利益は増加する傾向にある

▲ 27

913

▲ 2▲ 6

▲ 26

▲ 40

▲ 20

0

20

40

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

2018年 2019年

為替差損益

10

25

33

42

1

23

0

20

40

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

2018年 2019年

持分法投資損益


Mogar社の経営改善状況

11

2018年下期

2019年上期

増減

売上高 1,105 1,139 +33

営業利益 -30 26 +57

当期純利益 -94 -9 +84

売上高＊2018年10月よりSpainにてZOOM製品取扱開始

＊上期より下期の方が売上が多い傾向（年末商戦）

リストラ効果により営業利益がマイナスからプラスへ転換

（百万円）

営業利益＊販売価格見直し等による売上総利益率の改善

＊人員削減等により販管費の減少

（販管費対2018年下期▲7百万円）

当期純利益＊支払利息計上22百万円（2018年下期25百万円）

＊2018年下期は繰延税金資産の取り崩しによる

法人税等調整額の計上20百万円

対前下期比較増減理由

Mogar 社損益計算書



Ⅱ. 2019年12月期予想


※当社の売上及び利益は年末商戦に合わせて下期に増加する傾向があり、連結業績予想に変更はありません。

2019年12月期連結業績予想

18.12期実績

19.12期

予想増減額増減率 2Q実績達成率

売上高 7,705 8,540 +834 +10.8% 4,001 47%

営業利益 260 616 +355 +136.6% 53 9%

経常利益 346 673 +326 +94.4% 22 3%

親会社株主に帰属する当期純利益

318 473 +154 +48.5% 15 3%

EBITDA 601 864 +262 +43.6% 146 17%

一株当たり当期純利益 140.31円 207.62円 67.31円 +48.0%

一株配当 43円 63円 +20円 +46.5%

配当性向 30.6％ 30.3% －－

為替レート（円／米ドル） 110.4円 108円－－

(百万円)

為替感応度（為替相場の変動が年間利益に与える影響）：1円の円高（円安）で営業利益が約20百万円減少（増加）

13


2019年12月期連結カテゴリー別売上予想

18.12期実績

19.12期

予想増減額増減率 2Q実績達成率

ハンディオーディオレコーダー 4,073 3,609 ▲463 ▲11.4% 1,797 50%

マルチエフェクター 836 1,098 +262 +31.4% 505 46%

デジタルミキサー／マルチトラックレコーダー 639 769 +129 +20.3% 258 34%

プロフェッショナルフィールドレコーダー 591 690 +99 +16.8% 251 36%

ハンディビデオレコーダー 357 536 +178 +49.8% 293 55%

Mogar取扱いブランド 680 1,237 +556 +81.9% 638 52%

その他 526 597 +71 +13.5％ 257 43%

合計 7,705 8,540 +834 +10.8% 4,001 47%

14

(百万円)



Ⅲ. 2019年新製品の販売状況


新製品販売状況①（2019年1月-6月）

16

・「G1 FOUR」は、軽量コンパクトなギター用マルチエフェクツ・プロセッサー

・「G1X FOUR」は、エクスプレッションペダル搭載モデル

・ 70種以上のエフェクト＆アンプモデル、ルーパー、ドラムマシンを内蔵

※計画は、株式会社ズーム単体の計画です

2019年上期発売


新製品販売状況②（2019年1月-6月）

17

・「B1 FOUR」は、軽量コンパクトなベース用マルチエフェクツ・プロセッサー

・「B1X FOUR」は、エクスプレッションペダル搭載モデル

・ 70種以上のエフェクト＆アンプモデル、ルーパー、ドラムマシンを内蔵

2019年上期発売



新製品販売状況③（2019年7月-9月）

18

・2018年度にヒットした『LiveTrak L-20』のラックマウントタイプ

・主な操作は、iPadからワイヤレスでコントロールすることが可能

2019年下期発売



新製品のご紹介①

19

・アコースティックギターをはじめ、サックス、トランペット、バイオリン、ハーモニカなどのアコースティック楽器全般に幅広く対応するマルチエフェクツ・プロセッサー

・マイクアダプターが付属し、クリップマイクなどのコンデンサマイクを接続することも可能

2019年下期発売


新製品のご紹介②

20

2019年下期発売予定

・上位機種『F8n』の1/2サイズのコンパクトボディで6chレコーダーを実現

・フィールドレコーダーとして初めて、録音時の解像度（ビット深度）を保持する32bitフロート（浮動小数点）録音に対応


新製品のご紹介③

21

2019年下期発売予定

・簡単操作で誰でも存在感のあるヴォーカルサウンドが得られるヴォーカル用エフェクター

・フットペダル操作でリアルタイムにヴォーカルサウンドをコントロールすることが可能

・3分30秒まで多重録音が可能なルーパー機能搭載

・超指向性ヴォーカルマイクを同梱



Ⅳ. Zoom North America, LLCの子会社化


Zoom North America, LLC 子会社化の目的

23

① ZNA主導のマーケティング手法を強化する

② 世界最大市場の動向をいちはやくキャッチアップする

③ グループ全体のガバナンスを強化する

④ 中期経営計画を達成する一つの手段


Zoom North Americaとは？

2013年2月4日に設立した、Limited Liability Company

資本金は162百万円 ※1

当社製品の北米における販売代理店

当社グループ連結売上高の35％は北米 ※1

過去3年間の平均売上高 3,148百万円 ※2

過去3年間の平均営業利益 452百万円 ※2

Zoom North America, LLC の概要 ①

24

※1 2018年12月期実績による※2 １USドル＝108円で換算


Zoom North America, LLC の概要 ②

Zoom North America, LLC の経営成績

2,924 3,144

3,377

471 415 429

0

200

400

600

800

0

1,000

2,000

3,000

4,000

2016年12期 2017年12期 2018年12期

売上高（左軸）当期純利益（右軸）

17.6%13.2% 12.7%

営業利益率

25



Ⅴ. 中期経営計画進捗状況


単位：億円

27

中期計画目標（売上高）

2020年連結売上高 100億円 2018-2020年連結売上高の増減要因

増加減少

60 6063

7780

100

50

60

70

80

90

100

110

120

130

2015（実績）

2016（実績）

2017（実績）

2018（実績）

2019（計画）

2020（計画）

単位：億円

77

100

8

6

39▲30

50

60

70

80

90

100

110

120

130

2018連結

売上高

2020連結

売上高

2019-2020単体

売上高

2019-2020

Mogar売上高

2019-2020

連結消去2020ZNA

売上高



（ご注意）本資料の将来の見通しに関する記述については、当社が現在入手可能な情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいて作成しており、潜在的なリスクや不確実性が内在しております。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

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