2019年度（2020年3月期）決算説明会 - Advantest...All Rights Reserved - ADVANTEST CORPORATION 2019年度（2020年3月期）決算説明会 2020年4月24日株式会社アドバンテスト

All Rights Reserved - ADVANTEST CORPORATION

2019年度（2020年3月期）決算説明会

2020年4月24日株式会社アドバンテスト

2 All Rights Reserved - ADVANTEST CORPORATION

ご注意

会計基準について

–本プレゼンテーション資料に記載されている実績や見通し数値は、国際会計基準（IFRS）に基づいて作成しています。

将来の事象に係る記述に関する注意

–本プレゼンテーション資料およびアドバンテスト代表者が口頭にて提供する情報には、将来の事象についての、当社の現時点における期待、見積りおよび予測に基づく記述が含まれております。これらの将来の事象に係る記述は、当社における実際の財務状況や活動状況が、当該将来の事象に係る記述によって明示されているものまたは暗示されているものと重要な差異を生じるかもしれないという既知および未知のリスク、不確実性その他の要因が内包されており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。

本資料の利用について

–本プレゼンテーション資料に記載されている情報は、各国の著作権法、特許法、商標法、意匠法等の知的財産権法その他の法律及び各種条約で保護されています。事前に当社の文書による承諾を得ない限り、法律によって明示的に認められる範囲を超えて、これらの情報を使用（改変、複製、転用等）することを禁止します。


2019年度決算報告

取締役兼常務執行役員藤田敦司


FY19業績ハイライト

• 半導体の高性能化や信頼性保証強化ニーズの高まりに呼応し、ハイエンドSoC向けで旺盛なテスタ需要が継続。メモリについても年度後半より復調

• 新規事業として位置付けているシステムレベル・テスト事業の受注が順調に拡大

• 一部の半導体で在庫調整が長引く中でも、過去最高の受注高を2年連続で更新

• 新型コロナウイルスの感染拡大により年度末から事業活動に制約が生じているが、社内外の努力により売上計画を超過

• FY18からスタートした中期経営計画における計数目標を2年連続で達成


FY18 FY19

実績 1月時点予想実績

前年度比

増減額増減率

受注高 2,752 2,700 2,878 +127 +4.6%

売上高 2,825 2,700 2,759 -66 -2.3%

営業利益 647 560 587 -60 -9.2%

営業利益率 22.9% 20.7% 21.3% -1.6pts

税引前利益 662 567 586 -76 -11.5%

当期利益 570 490 535 -35 -6.1%

当期利益率 20.2% 18.1% 19.4% -0.8pts

IFRS第15号適用に伴う期首受注残の調整 -30

事業譲受、M&Aに伴う受注残の増加 +24 +42

受注残 749 749 910 +161 +21.6%

為替レート1米ドル 110円 108円 109円 1円円高

1ユーロ 129円 121円 121円 8円円高

1株当たり配当額（年間） 92円 75円 82円 -10円

[配当性向: 30%] [配当性向: 30%]

FY19業績概要（億円）


341 307 591

440 377

362

1,697 2,068

1,926

半導体・部品

テストシステム事業

メカトロニクス

関連事業

サービス他

FY19受注実績年度比較

309 171 312

7771

65120

149

254350 556

604

761

1,086 867

682

578643179

141133

日本韓国台湾中国米州欧州その他

＜事業別受注＞＜地域別受注＞

（億円）

2,478

2,8782,752

FY17 FY18 FY19

2,478

2,8782,752

FY17 FY18 FY19

*合計にはセグメント間の内部取引の消去分が含まれます


271 209 261

77 71 61113 136 185

286 451

645

639

1,166 825

544

643 634

142

149148


305 315 425

359 392 363

1,409

2,117 1,972

半導体・部品



関連事業

サービス他

＜事業別売上＞＜地域別売上＞2,825 2,759

（億円）

FY17 FY18 FY19 FY17 FY18 FY19

2,072

2,8252,759

2,072


FY19売上実績年度比較


四半期業績推移（億円）

FY18 FY19

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q前期比前年同期比

増減額増減率増減額増減率

受注高 706 762 627 657 659 583 729 907 +178 +24.4% +251 +38.2%

売上高 709 727 749 640 662 716 699 682 -17 -2.4% +43 +6.7%

売上総利益 382 389 425 344 394 410 394 367 -27 -6.8% +23 +6.7%

売上総利益率 53.9% 53.6% 56.8% 53.8% 59.5% 57.3% 56.4% 53.8% -2.6pts +0.0pts

営業利益 158 180 207 102 152 177 142 116 -27 -18.8% +14 +13.5%

営業利益率 22.3% 24.7% 27.6% 15.9% 22.9% 24.8% 20.4% 17.0% -3.4pts +1.1pts

税引前四半期利益 165 186 206 105 149 184 145 108 -37 -25.3% +3 +3.1%

四半期利益 139 162 179 90 121 147 119 148 +29 +24.1% +59 +65.7%

四半期利益率 19.6% 22.4% 23.9% 14.0% 18.3% 20.5% 17.1% 21.7% 4.6pts 7.7pts

IFRS第15号適用に伴う期首受注残の調整 -30

事業譲受、M&Aに伴う受注残の増加 +24 +42

受注残 795 830 708 749 746 613 643 910 +267 +41.5% +161 +21.6%

為替レート1米ドル 108円 111円 113円 111円 111円 108円 108円 110円 2円円安 1円円高

1ユーロ 131円 129円 130円 126円 125円 121円 119円 121円 2円円安 5円円高


四半期受注高事業セグメント別

111 77 55 71 104 88 84159

260

141

94 123 6892

72 68

96

126

602

536583

488461 499

431

474

522

半導体・部品



関連事業

サービス他

293

418 391431

383436

333 315 329

309118 192

5778

63

98 159193

メモリ・テスタ SoCテスタ

【半導体・部品テストシステム内訳】

854

706762

657627

659

729

583

602

536

583

461488 499

474431


FY174Q 4Q

FY181Q 2Q 4Q3Q

FY191Q 2Q 3Q

FY174Q 4Q

FY181Q 2Q 4Q3Q

FY191Q 2Q 3Q

（億円）

907

522


四半期売上高事業セグメント別

319 316 347395

428 448 418379

305

176 194194

17370 61 102

114

145

メモリ・テスタ SoCテスタ

85 89 78 75 73 86 103 105 131

100 111 107 10668 66

94 101102

495510 541 568

498 509520 493 450

半導体・部品



関連事業

サービス他

679709 727

640

749

662699716

495 510541

498

568

509 493520


【半導体・部品テストシステム内訳】

682

450

FY174Q 4Q

FY181Q 2Q 4Q3Q

FY191Q 2Q 3Q

FY174Q 4Q

FY181Q 2Q 4Q3Q

FY191Q 2Q 3Q

（億円）


四半期受注高/売上高地域(出荷先)別

69 43 49 34 45 49 61 7512717

16 17 18 20 15 11 18

2145

25 38 42 44 29 4774

10499

100

180

78

198

68

153

159

224241 339

343

280

124

291

162

217

197

323152

104

142 180 173

121

170

179

60

31

31

3346 34

28

16

55


FY174Q 4Q

FY181Q 2Q 4Q3Q

FY191Q 2Q 3Q

＜受注高＞854

706762

657627

583

659

729

69 65 7236 36 47 56 65 93

26 19 1619 17 16 13 14

1831 27 2442 43 50 44 44

4790 104 93 109 145 127 153

169

196

272 290 295358

223 222232

223148

154158 197

152

136 173187 137 137

3746

3033

4027

3147 43

679709 727

749

640662

716 699

＜売上高＞

FY174Q

FY181Q 2Q 4Q3Q

FY191Q 2Q 3Q

94.6% 93.5% 95.8% 95.6% 93.7% 95.9% 95.8% 93.3% 93.7%

海外売上高比率

907

4Q

682

（億円）


売上高/売上総利益/営業利益

FY191Q4Q 2Q 3Q 4Q

FY174Q

FY181Q 2Q 3Q

（億円）

FY18 FY19

売上高 2,825 2,759

売上総利益 1,540 1,565

売上総利益率 54.5% 56.7%

販管費等 893 978

営業利益 647 587

営業利益率 22.9% 21.3%

（億円）

679709 727

749

640662

716 699 682

379 382 389425

344394 410 394

367

139158

180207

102152

177142

116

55.7%

53.9% 53.6%

56.8%

53.8%

59.5%

57.3%56.4% 53.8%

20.4%22.3%

24.7%27.6%

15.9%

22.9%24.8%

20.4%17.0%

売上高売上総利益営業利益売上総利益率営業利益率


152

65127

16789

33

266

240 126

-18-14

4

-14-134

-15 -16 -24

-333

133

50

131152

-44

18

250 216

-207

営業キャッシュ・フロー

投資キャッシュ・フロー

フリー・キャッシュ・フロー

FY18 FY19

営業キャッシュ・フロー 448 665

投資キャッシュ・フロー ▲159 ▲388

フリー・キャッシュ・フロー 289 277

97

8696

10295 98 99

10599

24

1216

12

26

1421 18

46

14 12 13 12 1324 21 22

42

研究開発費

設備投資

減価償却費

投資等/キャッシュ・フロー

FY181Q

FY174Q 2Q 3Q

FY191Q4Q 2Q 3Q 4Q

FY181Q

FY174Q 2Q 3Q

FY191Q4Q 2Q 3Q 4Q

＜投資等＞＜キャッシュ・フロー＞

14.4% 12.2% 13.1% 13.7% 14.8% 14.9% 13.8% 14.9% 14.5%

研究開発費売上高比率

（億円）

*フリー・キャッシュ・フロー＝営業キャッシュ・フロー＋投資キャッシュ・フロー

（億円）

FY18 FY19

研究開発費 379 401売上高比率 13.4% 14.5%

設備投資 66 99

減価償却費 50 109


その他の非流動資産144 143 184 261 252

510 308 399

463 45

49

71 571 552

589 518 405

464

1,199 1,498

1,277

連結財政状態

2019年3月末

2019年12月末

3,046

3,298

3,558

1,233 1,447 1,555

430

432 436 324

324 324 430

498 538 190

224 238

439

373

467 3,046

3,558

有形固定資産および使用権資産

現金および現金同等物

営業債権およびその他の債権

棚卸資産

その他の流動資産

のれんおよび無形資産

資本金

営業債務およびその他の債務

非流動負債

資本剰余金

利益剰余金等

その他の流動負債

＜資産の部＞＜負債・資本の部＞

（億円）（億円）

2020年3月末

3,298

1,987 2,203 2,315

65.2% 66.8% 65.1%

親会社の所有者に帰属する持分親会社所有者帰属持分比率

2019年3月末

2019年12月末

2020年3月末


2020年度事業見通しと中期経営計画の進捗

代表取締役兼執行役員社長吉田芳明


中期経営計画（FY18-20 平均）

保守的シナリオベース・シナリオ

半導体試験装置市場成長率年0％年4％

売上高 2,300億円 2,500億円

営業利益率 15％ 17％

ROE 15％ 18％

１株当たり当期利益(EPS) 135円 170円

「グランドデザイン」(長期経営方針・FY18-27)

＜長期経営目標＞「売上高3,000億円～4,000億円の達成」

–成長分野へのフォーカス、顧客とのパートナーシップ強化でシェアを年1%ペースで改善（CY17実績:36%→CY27目標:46％）

–新規事業として、現在のコアビジネスの周辺分野の開拓

＜コスト、利益構造＞–売上成長を目指すにあたり、コスト構造のバランスにも配慮

中期経営計画(FY18-20)

3,000億円レベルでのコスト構造モデル

売上高 3,000億円

売上原価率 46％

売上高販管費比率 32％

(うちR&D費比率） 13％

営業利益率 22％

–製品需要の年ごとのアップダウンは避けられないため、３カ年平均で数値目標を設定

–新たなテスト需要に卓越したソリューションを提供し、売上高と市場シェアを伸長

–中長期の売上成長に向け、積極的なR&D投資・M&A

–半期連結配当性向30%を基本としつつ、成長投資見通しを勘案した上で総株主還元を機動的に検討

当社の中長期経営方針


• この2年はテスタ市場拡大と市場シェア上昇により、ベース・シナリオで掲げた全てのKPIで目標値を超過

• これまでの進捗は良好であるものの、新型コロナウイルスの拡大による先行き不透明感が強いため、当初の目標値を据え置く

FY15-17平均

中期経営計画（FY18-FY20 平均） FY18実績 FY19実績

FY18-19平均実績

保守的シナリオベース・シナリオ

売上高 1,751億円 2,300億円 2,500億円 2,825億円 2,759億円 2,792億円

営業利益率 9％ 15％ 17％ 22.9% 21.3% 22.1%

ROE 12％ 15％ 18％ 35.3% 24.9% 30.1%

１株当たり当期利益(EPS)

74円 135円 170円 302円 270円 286円

中期経営計画の進捗


市場シェアの状況

CY19全体シェア

55%

CY18全体シェア

54%

当社

他社

前年比+1pt

Source: Advantest

CY17全体シェア

36%前年比

+18pts

市場規模当社シェア

SoCテスタ約$2,200M 30%

メモリ・テスタ約750M 57%



メモリ・テスタ約1,150M 58%



メモリ・テスタ約650M 55%


中長期成長に向けた取り組み

FY20重点施策

–足元の環境変化に機動的に対応しつつ、長期的な成長に向けた投資を引き続き推進

–半導体の高性能化やテストの重要度増進など、当社の中長期的成長を支える市場トレンドに変化が無い中、重要顧客とのエンゲージメント強化/市場シェアの維持拡大策を進める

▪ 5Gのミリ波領域やハイエンド・メモリでのシェア維持・拡大

▪工場自動化対応など、総合的な品質向上提案によるパートナーシップの強化

–気候変動への対応などESG経営の高度化

FY19に実施した重要施策

–コアビジネスの中でも成長期待の高いハイエンドSoCの事業基盤強化に向け、人的リソースを増強

–中長期的な事業拡大を見据えた戦略を推進

▪ SoC半導体向けシステムレベル・テスト・ソリューションの拡充と新規顧客開拓

▪今後のハイエンド半導体テスト需要拡大に即し、高精度ICソケット/サーマル・コントロールユニットを事業ポートフォリオに追加

–企業理念体系「The Advantest Way」の見直し、統合報告書の発行


システムレベル・テスト事業の状況

事業機会と当社の強み

–ハイエンド半導体の性能向上、回路集積度の上昇、信頼性担保の重要度上昇の流れが継続

–それらを効率的に解決できる、システムレベル・テスト（SLT)に対する半導体メーカーの関心が高まる

–類似ソリューションは計測器メーカーなどで既に存在するが、ノウハウの幅広さと性能面で差別化。SLTのデファクト・スタンダードの最短距離に当社はポジション

–ストレージだけでなく、HPC、通信モジュール、車載モジュール向けで特に強い引き合い

–Essai社に対するM&Aは、SLTビジネスにおいて差別化をさらに進めるために企図

当社のソリューション

–過年度のM&A、およびオーガニックに蓄積した要素技術を結集し、モジュール/システム、メモリからSoCまで幅広くカバー可能

SSD用システムレベル・テスタハイエンドSoC用システムレベル・テスタ

ICソケットサーマル・コントロール・ユニット


半導体テスタ市場の動向 <20年4月時点の見方>

CY19実績

–米中貿易摩擦激化に端を発した半導体市場の減速に見舞われたが、5G向け半導体への活発なテスタ投資がSoCテスタ市場の成長を牽引

–メモリ・テスタ市場も、メモリ需給改善や中国企業の量産投資に支えられ、後半持ち直し

CY20予想

–ハイエンドな半導体採用を必須とする5Gやデータセンター向けのテスタ需要は底堅く、暦年20年前半までは一定の需要が持続する見通し

–一方でコロナウイルスの影響により、自動車・産機向け、ディスプレイ向け、モバイル向けで今後のテスタ需要の不透明感が増しており、市場予測は現在見直し中


当社事業上の主なリスク

–従業員等の感染による事業活動の中断と効率低下

–世界各地の移動制限や都市封鎖が長期化することによる、製品・サービス供給能力の低下

▪自社および委託先での製造人員確保難

▪顧客サポート能力の低下

▪サプライチェーン寸断による部材調達難

–世界経済の急激な悪化による最終需要減とエレクトロニクス業界全体への波及、半導体市場および半導体製造装置市場の減速

–ポストコロナ時における中長期的な市場変化の可能性

▪顧客のサプライチェーン変動による半導体産業の構造変化

▪人間の行動および社会の変化がもたらす事業環境の変容

新型コロナウイルス感染拡大の当社への影響と対応

当社の対応

–ステークホルダーの健康維持への配慮として、リモートワークにより顧客・サプライヤー・自社従業員の罹患リスクを低減

–移動制限や都市封鎖の影響を軽減するため、生産地代替を推進し当社製品の供給能力とサポート能力を維持

–サプライチェーン混乱リスクを考慮した部材確保、中長期的BCPの再検討

–顧客との情報交換を密に行い需要動向をモニタリング

–中長期的には顧客のサプライチェーン変動や産業構造の変化にも留意


FY20業績予想

（億円）

FY19 FY20

1Q 2Q 3Q 4Q １Q予想

受注高 659 583 729 907 620

売上高 662 716 699 682 700

営業利益 152 177 142 116 130

営業利益率 22.9% 24.8% 20.4% 17.0% 18.6%

税引前四半期利益 152 177 142 108 130

四半期利益 121 147 119 148 105

四半期利益率 18.3% 20.5% 17.1% 21.7% 15.0%

事業譲受、M&Aに伴う受注残の増加 +42

受注残 746 613 643 910 830

為替レート*1米ドル 111円 108円 108円 110円 105円

1ユーロ 125円 121円 119円 121円 120円

*為替レートの変動が今後の営業利益に与える年間ベースでの影響度予測は、対米ドルが1円高時マイナス6億円です。対ユーロはプラス1.5億円です。


• 新型コロナウイルスによる世界経済の悪化と混乱が始まっているが、主要顧客は投資を継続中

• 不透明感が強まる中、環境変化に機動的に対応することが重要

• 中長期的な半導体の進化の方向性は不変。中長期経営方針を堅持し、将来投資を継続

• 5G/HPC、メモリといったハイエンド品のテスト需要は今後も成長。これら分野におけるリードを維持し、市場シェアの維持・向上を図る

サマリー

Documents

2019年度（2020年3月期） 決算説明会 - Advantest...All Rights Reserved - ADVANTEST CORPORATION 2019年度（2020年3月期） 決算説明会 2020年4月24日 株式会社アドバンテスト

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