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2012年6月 経済産業省通商政策局 企画調査室 平成24年版通商白書 概要 ~世界とのつながりの中で広げる成長のフロンティア~

平成24年版通商白書概要 - METI...3.4% 3% 2.6% 6.9% 10% 8.2% 2.4% 4% 15.6% 5% 5% 10% ‐5% 20% 40% 60% 80% 0% 他先進国 米国 日本韓国ドイツフランス英国イタリア他

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  • 2012年6月

    経済産業省通商政策局

    企画調査室

    平成24年版通商白書 概要

    ~世界とのつながりの中で広げる成長のフロンティア~

  • 中国 1.8ロシア 1.9

    インド 1.3 

    ブラジル 0.2

    ‐5.0 

    ‐4.0 

    ‐3.0 

    ‐2.0 

    ‐1.0 

    0.0 

    1.0 

    2.0 

    3.0 

    4.0 

    5.0 

    6.0 

    Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

    2008 2009 2010 2011 2012

    (年期)

    ロシア 中国

    インド ブラジル

    (前期比、%)

    備考:中国は2011年より前期比を公表開始したため、2010年以前は記載していない。

    資料:OECD Statより作成。

    1-1 各国・地域経済の経済成長率見通し~新興国経済は底堅く推移

    ○2011年の世界経済は、先進国、新興国とも特に年後半成長が減速。○2012年はユーロ圏ではマイナス成長見込み。新興国経済は減速しつつも高い成長。

    各国・地域経済の2012年の経済成長率見通し(縦軸)及び世界の実質GDPに占める割合(横軸)

    1

    実質GDP成長率の推移(新興国)

    米国 0.5 

    英国 ‐0.2 

    日本 1.0 

    ユーロ圏 0.0

    ‐5.0 

    ‐4.0 

    ‐3.0 

    ‐2.0 

    ‐1.0 

    0.0 

    1.0 

    2.0 

    3.0 

    4.0 

    Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

    2008 2009 2010 2011 2012

    GDP成長率の推移(先進国)

    米国 英国 日本 ユーロ圏

    (前期比、%)

    資料:OECD  Stat資料:OECD  Stat

    実質GDP成長率の推移(先進国)

    8%

    3%

    22.7%

    2.1%

    8.4%

    2%

    1.6%

    3.5%

    5.2%0.6%

    4%0.5%

    3.5%

    0.8%

    3.2% 8.1%

    ‐0.7%

    1.4%

    1.9%

    3.4%

    3%

    2.6%

    6.9%

    10%

    8.2%

    2.4%

    4%

    15.6%

    5%5%

    10%

    ‐5%

    20% 40% 60% 80%

    0%他先進国

    米国

    日本

    韓国

    ドイツ

    フランス

    英国

    イタリア

    他EU

    先進国

    他EU

    新興国

    ブラジル

    インド

    中国

    ロシア

    他新興国・途上国

    縦軸:2012年実質GDP成長率見通し(黒字)横軸:世界各国の2011年実質GDP構成比(赤字)

    3.5%世界平均

    資料:IMF「WEO, April 2012」から作成。先進国 新興国・途上国

    35.3%64.7%

    5.7%新興国・途上国

    1.4%先進国

    EU 25.4% EU 0% 

    (%)

    ‐1.9%

    備考1:「その他先進国」及び「その他新興国・途上国」について

    のデータはなく、IMFのデータより経済産業省が推計。備考2:2010年基準で実質化。

  • 1-2 足下で増加する世界貿易と新興国への資金流入

    ○世界貿易は、欧州債務危機の影響もあって2011年後半に減速。足下では持ち直しの兆し。○新興国への資金流入は、2011年後半に一転して流出。2012年に入って再び流入へ。

    2

    世界の貿易量の推移 新興国への資金の流れ

    ‐20 ‐15 ‐10 ‐5 0 5 10 15 20 25 30 

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3

    2010 2011 2012

    (単位:10億ドル)

    資料:IMF "World Economic Outlook" April 2012より作成。

    資金流出

    2008年4月 159.9リーマン・ショック発生

    2009年5月 128.3

    2010年11月160.3

    2012年2月 ‐0.3

    ‐10 

    ‐8 

    ‐6 

    ‐4 

    ‐2 

    10 

    120 

    125 

    130 

    135 

    140 

    145 

    150 

    155 

    160 

    165 

    170 

    1  4  7  10  1  4  7  10  1  4  7  10  1  4  7  10  1  4  7  10  1  4  7  10  1  4  7  10  1 

    2005  2006  2007  2008  2009  2010  2011  2012 

    (%)(2000年=100,季節調整済み)

    (年月)

    世界貿易量(左軸) 前月比(右軸)

    資料:Netherlands Bureau for Economic Policy Analysis(CPB)公表データより作成。

  • 90 

    100 

    110 

    120 

    130 

    140 

    150 

    2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

    フランス

    ドイツ

    イタリア

    スペイン

    ギリシャ

    アイルランド

    ポルトガル

    (指数、2000年=100)

    備考:2005年=100の指数を2000年を100とした数値に再計算。2011年は予想値。単位労働コストとは、GDP一単位の産出にかかる人件費を示す。

    資料:Eurostatから作成。

    (年)

    1-3 足もとで二極化が進む欧州経済

    ○ユーロ圏全体が欧州債務問題により停滞する中、特にドイツは堅調な成長を維持。

    ○単位当たり労働コストは、ユーロ圏各国と比べてドイツでは上昇が抑制されている。

    3

    ユーロ圏主要国の単位当たり労働コストの推移ユーロ圏主要国と英国の実質GDPの推移

    ドイツ

    ギリシャ

    イタリア

    フランス

    アイルランド

    88 

    90 

    92 

    94 

    96 

    98 

    100 

    102 

    Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

    2008 2009 2010 2011 2012

    ユーロ圏 フランス ドイツ ギリシャ アイルランド

    イタリア ポルトガル スペイン 英国

    (指数、2008年Q1=100)

    備考:アイルランド、ポルトガルは直近の数値、ギリシャは2011年Q2以降の数値が未公表。資料:Eurostat から作成。

    独仏はユーロ圏を

    上回る回復

    (年期)

    【2011年の成長率】

    ユーロ圏:+1.5%フランス:+1.7%ドイツ:+3.0%ギリシャ:‐6.9%アイルランド:+0.7%イタリア:+0.4%ポルトガル:‐1.6%スペイン:+0.7%英国:+0.7%

    (前年比、ギリシャとポル

    トガルは暫定値)

    ドイツ

    フランス

    アイルランド

    ギリシャ

    イタリア

    ユーロ圏

    備考:アイルランド、ポルトガルは直近の数値、ギリシャは2011年Q2以降の季節調整後の数値が未公表。資料:Eurostatから作成。

  • ‐250

    ‐200

    ‐150

    ‐100

    ‐50

    0

    50

    100

    150

    200

    イタリア

    フランス

    スペイン

    ドイツ

    (10億ユーロ)

    資料:Eurostatから作成。(年)

    ‐1,500

    ‐1,000

    ‐500

    0

    500

    1,000

    1,500

    2,000

    2,500

    3,000

    ドイツ

    その他

    その他工業製品

    機械類・輸送用機器

    化学製品

    鉱物性燃料

    非食品原材料

    食品

    総額

    (億ユーロ)

    備考:SITC(標準国際貿易分類)に基づく品目分類。資料:Eurostatから作成。

    (年)

    1-4 拡大するドイツの経常収支・貿易収支黒字

    ○2000年代を通じて、ドイツとその他のユーロ圏主要国の間で経常収支不均衡が拡大。○ドイツの貿易黒字の大半は機械類・輸送用機器、化学品で、2000年代通じて黒字拡大。

    4

    ユーロ圏主要4カ国の経常収支の推移 ドイツの品目別貿易収支の推移

  • 1-5 底堅く推移するも先行き不透明な米国経済

    ○米国経済は、2011年に入って原油高等により回復ペースが鈍化。足下では持ち直しの動き。○輸出は2007年第4四半期水準を大きく上回って推移。住宅投資は高い水準から大きく低下

    したまま回復が遅れている。

    米国の実質GDP成長率及び需要項目別寄与度の推移米国の実質GDP及び需要項目の推移

    (2007年第4四半期=100)

    60 

    70 

    80 

    90 

    100 

    110 

    120 

    130 

    140 

    150 

    Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

    2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

    実質GDP

    個人消費

    設備投資

    住宅投資

    輸出

    輸入

    政府支出

    備考:2012年第1四半期は速報値。

    資料:米国商務省、CEIC Databaseから作成。 (年期)

    (2007年Q4=100)

    5

  • 1-6 高成長ながらも減速が見られる中国経済

    ○中国経済は、2011年通年で9.2%と底堅い成長を維持したものの、伸び率はやや鈍化。○上昇著しい中国沿海部の都市の賃金は、今ではバンコク、クアラルンプールとほぼ同水準。

    中国の実質GDP成長率(前年同期比)の推移

    -6

    -4

    -2

    0

    2

    4

    6

    8

    10

    12

    14

    16

    18

    Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

    2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2008 2009 2010 2011 2012

    備考:四半期ベースの需要項目別内訳は発表されていないため伸び率のみ表示した。

    資料:国家統計局、CEIC database から作成。

    (年ベース) (四半期ベース)

    純輸出(紫)

    総資本形成(緑)

    最終消費(赤)

    GDP伸び率 Q1 Q2 Q3 Q4 Q19.7%→9.5%→9.1%→8.9%→8.1%リーマンショック

    (2008.9)

    4兆元の景気対策

    決定(2008.11)

    (%)

    寄与度

    2010 2011GDP 10.4% → 9.2%消費 3.8% → 4.8%投資 5.6% → 5.0%外需 1.0% →▲0.5%

    10.49.2

    中国とアジア主要国の日系製造業の給与水準比較(年額)

    6

    備考:日系企業(製造業/ワーカーレベル/正規雇用/実務経験3年程度の作業員)の基本給、諸手当、社会保険、残業代、賞与等を含む年間負担総額。2010年調査。

    資料:ジェトロWebサイト(投資コストデータ)から作成。

    0

    1

    2

    3

    4

    5

    6

    7

    北京

    上海

    広州

    ダッカ

    (

    バングラデシュ)

    ハノイ

    (

    ベトナム)

    ジャカルタ

    (

    インドネシア)

    マニラ

    (

    フィリピン)

    ニューデリー

    (

    インド)

    バンコク

    (

    タイ)

    クアラルンプール

    (

    マレーシア)

    (千ドル)

  • ▲ 2.5

    ▲ 2.0

    ▲ 1.5

    ▲ 1.0

    ▲ 0.5

    0.0

    0.5

    1.0

    1.5

    2.0

    2.5

    ▲ 50

    ▲ 40

    ▲ 30

    ▲ 20

    ▲ 10

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    2007 2008 2009 2010 2011 2012

    収支(右軸)

    輸出(前年同月比)(左軸)

    輸入(前年同月比)(左軸)

    (兆円)(前年同月比:%)

    (年月)備考:数値は、2011年以前はすべて確定値。

    2012年の数値は、輸出はすべて確報値。輸入は2月まで確報値、3月は9桁速報値。資料:財務省「貿易統計」から作成。

    2-1 赤字化した2011年の我が国の貿易収支

    7

    ○震災、タイの洪水、円高、世界経済の減速等により輸出が減少する中、輸入は堅調。その結果、2011年は暦年・年度とも赤字化。

    我が国の貿易動向(月次)

  • ▲ 30

    ▲ 20

    ▲ 10

    0

    10

    20

    30

    1995 2000 2005 2010

    輸入・価格要因

    輸入・数量要因

    輸出・価格要因

    輸出・数量要因

    近似誤差

    貿易収支の変化額(前年差)

    (前年差:兆円)

    備考:輸出入各々の数量指数、価格指数から算出。

    資料:財務省「貿易統計」から作成。

    ▲ 15,000

    ▲ 10,000

    ▲ 5,000

    0

    5,000

    10,000

    1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

    数量要因

    価格要因

    近似誤差

    (前年同月との差:億円)

    備考:品目の分類は、「貿易統計」の概況品ベース。数値は、2011年以前は確定値。2012年の数値は、2月まで確報値、3月は9桁速報値。品目別の数量指数、価格指数から算出。

    資料:財務省「貿易統計」から作成。

    (年月)

    2-2 輸入価格の上昇が貿易収支悪化の主要因

    ○2011年の貿易収支の悪化要因は、主として輸入価格の上昇(資源高)。加えて輸入数量の増加(LNG等)と輸出数量の減少が寄与。

    8

    我が国の貿易収支の動向(前年差)の要因分解(1995年以降)

    LNG

    ▲ 15000

    ▲ 10000

    ▲ 5000

    0

    5000

    10000

    1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

    数量要因

    価格要因

    近似誤差

    (前年同月との差:億円)

    備考:品目の分類は、「貿易統計」の概況品ベース。数値は、2011年以前は確定値。2012年の数値は、2月まで確報値、3月は9桁速報値。品目別の数量指数、価格指数から算出。

    資料:財務省「貿易統計」から作成。

    (年月)

    我が国の鉱物性燃料の主な品目の輸入額の要因分解

    原油及び粗油

  • 87.8

    119.2

    135.8

    0

    50

    100

    150

    200

    250

    1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

    交易条件(指数:輸出物価/輸入物価)

    輸出物価(指数)

    輸入物価(指数)

    備考:過去の円高時と比較するため、1995年4月の値を100としている。直近の値は、2011年3月の数値。資料:IMF「Export/Import Price Index」、CEIC Database から作成。

    ドイツの近年の輸出入物価と交易条件の推移

    物価高・交易条件改善

    物価安・交易条件悪化

    (指数:1995年4月=100)

    輸入物価の上昇に合わせて、輸出物価も上昇

    交易条件が比較的安定して推移

    2-3 輸入物価急上昇の一方で低下する我が国の輸出物価

    9

    51.5

    84.3

    163.6

    0

    50

    100

    150

    200

    250

    1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

    交易条件(指数:輸出物価/輸入物価)

    輸出物価(指数)

    輸入物価(指数)

    備考:過去の円高時と比較するため、1995年4月の値を100としている。直近の値は、2011年3月の数値。資料:日本銀行「企業物価指数(2005年基準)」から作成。

    我が国の近年の輸出入物価と交易条件の推移

    物価高・交易条件改善

    物価安・交易条件悪化

    輸入物価の急上昇

    (指数:1995年4月=100)

    慢性的な交易条件の悪化

    輸出物価は穏やかな上昇か下落

    ○近年の円高局面により、我が国の輸出物価は下落。一方、輸入物価は資源価格の上昇等を受け、急上昇。

    ○我が国と産業・貿易構造が比較的類似しているドイツは、輸入物価の上昇とともに、輸出物価も上昇。

  • 2-4 EU域内外で同様の動きを示すドイツの輸出物価

    10

    ○ドイツの輸出物価は、為替変動にかかわらず、EU域内向けと域外向けでほぼ同じ動き。

    90

    95

    100

    105

    110

    115

    120

    0.90

    0.95

    1.00

    1.05

    1.10

    1.15

    1.20

    2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

    輸出物価(全世界向け)/輸出物価(非EU向け)

    参考:名目実効為替レート(右軸)

    (倍率)

    備考:輸出物価は、自国通貨ベース。名目実効為替レートは、2000年1月を100としている。資料:ドイツ統計局「輸出物価指数(2005年基準)」、BIS「実効為替レート(名目)」、Eurostat から作成。

    (指数、2000年1月=100)ドイツの輸出先別の輸出物価(工業製品全体)の比較

    (年月)

    ユーロ高

    ユーロ安

  • 2-5 ドイツの輸出戦略(高価格品の輸出と得意分野での世界市場確保戦略)

    11

    ○ドイツの大企業は、自社のブランド価値を重視し、新興国向け輸出においても最高級品については、ドイツ本国からの輸出を積極的に行っているとされる。

    ○ドイツの優れた中堅・中小企業は、世界市場シェアを確保するため、製品・技術を得意分野に特化し、併せて積極的なグローバル・マーケティング活動を行っているとの分析がある。

    輸入元単価

    (ドル/台)輸入額に占め

    るシェア

    ドイツ 83,500 37%日本 39,000 22%米国 47,800 17%

    資料:Global Trade Atlasから作成。

    中国が輸入する乗用車(3,000cc以上)の単価(2011年)

    ドイツ大企業の戦略~ブランド化による高価格品の輸出~

    ドイツのすぐれた中堅・中小企業(“The Hidden Champions”)の戦略の2本柱

    資料: Hermann Simon「Hidden Champions of the 21st Century」を参考に、経済産業省作成。

  • 0.7

    0.8

    0.9

    1.0

    1.1

    1.2

    1.3

    1.4

    1.5

    1.6

    1.7

    1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

    輸出物価(円ベース)/輸出物価(契約通貨ベース)

    輸出物価(契約通貨ベース)/国内企業物価

    輸出物価(円ベース)/国内企業物価

    工業製品

    倍率:(1995年4月=1)

    備考:各指数間の倍率につき、過去の円高時(1995年4月)を基準(=1)として算出。資料:日本銀行「企業物価指数(2005年基準)」から作成。

    (年月)

    ○我が国の「輸出収益力指標」(輸出物価(円ベース)/国内企業物価)は、2007年以降急速に低下し、直近の円高局面時では1995年1月時点の8割程度まで低下。

    ○2007年以前も、海外での価格設定は国内物価以上に低下し、「輸出収益力」も緩やかに低下。2007年以降の急速な低下には、円高の進行が大きく影響。

    我が国の工業製品の輸出収益力等

    2-6 我が国の工業製品総平均の輸出収益力等

    (計算式)

    「為替指標」=「輸出物価(円ベース)/輸出物価(契約通貨ベース)」

    「海外価格設定指標」=「輸出物価(契約通貨ベース)/国内企業物価」

    「輸出収益力指標」=「輸出物価(円ベース)/国内企業物価」

    「輸出収益力指標」は、「為替指標」と「海外価格設定指標」の積となる。

    言い換えれば、「輸出収益力」は、「為替要因」と「海外価格要因」に要因分解できる。

    12

  • ▲ 100

    ▲ 80

    ▲ 60

    ▲ 40

    ▲ 20

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

    2011 2012

    タイ

    インドネシア

    フィリピン

    ベトナム

    マレーシア

    (%)

    備考:タイ、インドネシア、マレーシアについては、生産台数から作成。フィリピン、ベトナムについては自動車の生産

    指数(フィリピンは、生産数量指数)から作成。フィリピンの2011年3月の数値は、未公表。資料:各国統計、CEIC Database から作成。

    洪水前後のタイ及びASEAN周辺主要国の自動車生産の推移(前年同月比)

    3-1 タイ洪水の生産活動への影響

    ○我が国の自動車の国内生産は、震災により甚大な被害。一方、タイ洪水は震災後の生産回復過程にあった我が国の国内生産への下押し要因となった。

    ○タイ及び周辺ASEAN各国の国内生産(日系企業が大部分)は一時的に大きな被害。ただし、その後はいずれも回復基調で推移。

    13

    ▲ 57.3 ▲ 60.1

    4.5

    ▲ 39.0

    9.9

    ▲ 25.2

    ▲ 67.6

    ▲ 85.0▲ 100

    ▲ 50

    0

    50

    100

    150

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

    2011 2012

    日本 広東省(中国) タイ

    震災の影響 洪水の影響

    備考:広東省の2012年1・2月の動向は、春節による季節要因(2011年は2月だった春節が、 2012年は1月に)が大きく影響していると見られる。資料:一般社団法人日本自動車工業会、广东省统计局、Automotive Industry Club, The Federation of Thai Industries (FTI)、

    CEIC Database から作成。

    (%) 洪水前後のタイ及び我が国・中国(広東省)の自動車生産の推移(前年同月比)

  • 33.3

    0

    5

    10

    15

    20

    25

    30

    35

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    60

    70

    80

    中期的(今後3年程度)有望事業展開先国・地域

    (得票率(%)、複数回答):左軸

    第三国輸出拠点としての魅力が有望理由(当該

    国・地域を有望と選んだ企業で有望理由を回答し

    た企業の得票率(%)、複数回答):右軸

    資料:国際協力銀行「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告(2011年12月)」から作成。

    (%) (%)我が国製造業企業が選ぶ有望投資先国・地域とその第三国輸出拠点としての魅力について

    3-2 タイ洪水:我が国企業の対応

    14

    ○被災した調達先が復旧した場合、代替調達先から元の調達先に完全に戻すとしている我が国企業は少数。リスク分散を意識したグローバルなサプライチェーンの見直しの動きが出てきている。

    ○一方、タイの投資先としての魅力は、産業集積やFTA網の充実による第三国輸出拠点化等により、洪水後も概ね維持されているが、洪水対策等の事業環境改善は引き続き重要。

    8%

    8%

    24%

    35%

    27%

    18%

    19%

    23%

    6%

    8%

    8%

    12%

    31%

    31%

    41%

    4%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    第三国拠点

    (26拠点)

    我が国拠点

    (26拠点)

    タイ国内拠点

    (17拠点)

    全て戻す

    半分以上戻す

    一部のみ戻す

    全て戻さない

    未定

    その他

    質問:被災前調達先が復旧後、代替調達先から元の調達先に戻すか(製造業企業の回答)。

    備考:小数点以下四捨五入のため、合算しても100%にならない。資料:経済産業省「タイ洪水被害からのサプライチェーンの復旧状況に関する緊急調査」(2011年11月末~

    12月初めに調査実施)。

  • 4-1 中堅・中小企業の海外事業活動の活発化

    15

    ○中堅・中小企業の海外子会社保有企業数は、2000年代に増加。○アンケート調査によると、中小企業の48.7%が「輸出の拡大を図る」、11.0%が「現在輸出を

    行っていないが今後検討する」と回答。

    海外子会社保有企業数(製造業、従業者規模別)

    資料:総務省「事業所・企業統計」(2001, 2006年)、総務省・経済産業省「経済センサス」(2009年)から作成。

    輸出の今後(3年程度)の方針(全産業)

    1.5%

    13.4%

    15.9%

    11.0%

    48.7%

    1.9%

    18.2%

    11.1%

    3.8%

    57.9%

    1.6%

    14.2%

    15.1%

    9.7%

    50.3%

    0% 20% 40% 60% 80%

    輸出の縮小、撤退を検討する

    現在輸出を行っておらず今後も行う予定はない

    現状を維持する

    現在輸出を行っていないが今後検討する

    輸出の拡大を図る

    全体(n=2769)

    大企業(n=478)

    中小企業(n=2291)

    資料:ジェトロ「平成23年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査 」から作成。

    0%

    10%

    20%

    30%

    40%

    50%

    60%

    70%

    80%

    90%

    0

    200

    400

    600

    800

    1,000

    1,200

    1,400企業数 2001

    企業数 2006

    企業数 2009

    % 2001

    % 2006

    % 2009

    海外子会社保有企業数 規模別企業数に占めるシェア

    数増加

    シェア拡大

  • 4-2 非製造業(卸、サービス等)の海外事業活動の活発化

    16

    ○現地法人の業種は、非製造業(卸売業、サービス業等)が製造業を上回って推移。

    ○サービス業は日本独自の価値により差別化。また、国内事業や日本企業にもメリット。

    備考:2006年までの「その他の製造業」には精密機械を含む。資料:経済産業省「海外事業活動基本調査」から作成。

    ○宅配サービス・ヤマトグループのアジアでの宅配便取扱個数は、2010~2011年度で4.4倍増。冷凍・冷蔵便や、代金引換便、時間指定などの日本的サービスで差別化。

    ・海外事業展開を図る日本企業の物流網構築にもメリット。

    ○外食産業・吉野家(海外店舗数500店超)は、日本食の安全・安心イメージと、独自のタレ・レシピ等で差別化。

    ・モスバーガー(海外店舗約300店)は、日本食の特徴を取り入れつつ、味の現地化も進め、人気メニューの日本への導入も。

    ○観光産業・石川県の和倉加賀屋旅館が2010年12月に台湾に進出。日本の加賀屋と同等の「おもてなし」の実践を目指している。

    ・台湾人宿泊客の25%が日本の和倉加賀屋にも宿泊。国内の観光需要も創出。

    ○コンビニエンス・ストア・コンビニ業界は海外展開を加速。2012年中には業界全体で海外店舗数が国内を逆転する見込み。

    ・「便利さ」を中核とする日本独自のビジネスモデルを確立。

    サービス業の海外事業展開の事例

    非製造機能を担う海外現地法人数が拡大

    海外現地法人数の推移(業種別)

    2,000 

    4,000 

    6,000 

    8,000 

    10,000 

    12,000 

    14,000 

    16,000 

    18,000 

    20,000 

    2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

    その他の非製造業

    情報通信業

    小 売 業

    サービス業

    運 輸 業

    卸 売 業

    農林漁業・鉱業・建設業

    その他の製造業

    輸送機械

    情報通信機械

    電気機械

    一般機械

    化 学

    製 造 業

    合 計

    非製造業

    製造業

  • 備考:回答企業、製造業82社、卸売業14社。資料:中小企業事業基盤整備機構「中小企業海外事業活動実態調査」

    (平成22年度)から作成。

    備考:回答企業、全業種263社。資料:経済産業省「グローバル人材育成に関するアンケート調査」

    (2010年3月)から作成。

    ○海外事業に伴う障害・課題として代表的なものは、人材の確保・育成。

    0% 10% 20% 30% 40% 50%

    為替等の経済情勢が不安定になった

    取引先等の海外事業展開方針が変わっ

    その他

    現地で経営資源確保ができなかった

    市場調査やF/Sの結果が思わしくなかった

    必要な資金が調達できなかった

    必要な情報知識が得られなかった

    条件の合う物件やパートナーがなかった

    国内対策で海外事業を手掛けられなく

    なった

    予測が不十分で決断できなかった

    国内で十分に人材が確保できなかった

    製造業

    卸売業

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

    無回答

    その他

    特に課題はない

    グローバル化に必要な資金の確保

    グローバルでの経営理念・ビジョンの徹底

    グローバルに通用する製品・サービスの

    開発

    グローバルでの制度や仕組みの共通化

    進出先国での法制度、マーケット等につ

    いての情報

    グローバル化を推進する国内人材の確

    保・育成

    海外進出の断念理由(中小企業) 海外拠点の設置・運営にあたっての課題

    4-3 海外事業展開に伴う障害・課題

    17

  • 0%

    1%

    2%

    3%

    4%

    0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7%

    対外直接投資収益と対内直接投資収益のGDP比の推移

    日本 ドイツ 韓国 英国 フランス 米国 中国

    英国

    ドイツ

    日本

    中国

    韓国米国

    フランス

    (%:GDP比)

    0%

    10%

    20%

    30%

    40%

    50%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

    対外直接投資残高と対内直接投資残高のGDP比の推移

    日本 ドイツ 韓国 英国 フランス ドイツ(ユーロ圏外) 米国 中国

    英国

    ドイツ

    ドイツ(ユーロ圏外)

    日本

    中国

    韓国

    米国フランス

    (対内)

    (対外)

    (%:GDP比)

    (対外8,310億ドル、対内2,148億ドル)

    (対外6,678億ドル、対内3,337億ドル)

    (対外15,230億ドル、対内10,083億ドル)

    (対外16,893億ドル、対内10,861億ドル)

    (対外12,853億ドル、対内9,375億ドル)

    (対外48,433億ドル、対内30,267億ドル)

    (対外2,976億ドル、対内5,788億ドル)

    (対外1,389億ドル、対内1,270億ドル)

    4-4 直接投資残高と直接投資収益の国際比較

    ○我が国の直接投資残高、直接投資収益の規模を主要国とGDP比で比較すると、我が国は依然として低水準にとどまる。

    18

    備考:上記は、各国の絶対額を1990、95、00、05、10暦年(ドイツは09暦年)をしたもの。なお、中国には香港は含まない。ドイツについては、OECD Statのデータを使用。

    資料:(財)国際貿易投資研究所「国際比較統計」、OECD Statから作成。

    備考:上記は、各国の絶対額を1990、95、00、05、10暦年をプロットしたもの。なお、中国には香港は含まない。

    資料:(財)国際貿易投資研究所「国際比較統計」から作成。

    (対外・対内直接投資収益均衡線)(対外・対内直接投資残高均衡線)

    対外直接投資残高(GDP比) 対外直接投資収益(GDP比)

    対内直接投資収益(GDP比)

    対内直接投資残高(GDP比)

  • 0%

    2%

    4%

    6%

    8%

    10%

    12%

    0% 2% 4% 6% 8% 10% 12%

    サービス受取

    サービス貿易の国際比較

    日本

    ドイツ

    韓国

    英国

    米国

    フランス

    中国

    (%:GDP比)

    ドイツ

    英国

    韓国

    米国日本

    フランス

    中国

    0%

    5%

    10%

    15%

    20%

    25%

    30%

    35%

    40%

    45%

    50%

    0% 5% 10% 15% 20%

    主要国における製造業及びサービス業の対外直接投資残高のGDP比の推移

    日本

    韓国

    英国

    フランス

    ドイツ

    米国

    英国ドイツ

    日本韓国

    米国

    フランス

    (%:GDP比)

    4-5 我が国海外事業活動は、特にサービス業でなお拡大の余地

    19

    ○我が国の対外直接投資残高は、特にサービス業で主要国に比べてGDP比で低水準。○サービス貿易を含めサービス分野の海外事業活動の一層の拡大が重要。

    備考:上記は、各国の絶対額を00、05、06、07、09(又は08)暦年とプロットしたもの。上記サービス業は製造業、農業、鉱業以外の産業をさす。

    資料:(財)国際貿易投資研究所「国際直接投資マトリックス(2011)」から作成。

    備考:上記は、各国の絶対額を1985、90、95、00、05、10暦年とプロットしたもの。資料:(財)国際貿易投資研究所「国際比較統計(2011)」から作成。

    製造業・サービス業対外直接投資残高均衡線

    (収支均衡線)

    サービス業の対外直接投資残高(GDP比)

    製造業の対外直接投資残高(GDP比)

    サービス支払(GDP比)

    サービス受取(GDP比)

    サービス貿易(受取・支払)のGDP比の推移

  • 4-6 海外生産ネットワークとの結びつきは一定の深まり

    20

    ○1995年から2005年にかけ、我が国は多くの財・サービスを輸入する構造に変化し、海外生産ネットワークとの結びつきを強めている。

    ○ドイツでは以前から我が国以上にこうした結びつきが強く、更に強化されている。

    日本1995年全行程

    農林水産業

    鉱業

    飲食料品

    繊維製品

    パルプ・紙・木製

    化学製品

    石油・石炭製品

    窯業・土石製品

    鉄・非鉄金属製品

    金属製品

    一般機械

    電気機械

    情報・通信機器

    輸送機械

    精密機械

    その他の製造工業

    建設

    電力・ガス・熱・

    サー

    ビス業

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

    11

    12

    13

    14

    15

    16

    17

    18

    19

    農林水産業 1

    鉱業 2

    飲食料品 3

    繊維製品 4

    パルプ・紙・木製品 5

    化学製品 6

    石油・石炭製品 7

    窯業・土石製品 8

    鉄・非鉄金属製品 9

    金属製品 10

    一般機械 11

    電気機械 12

    情報・通信機器 13

    輸送機械 14

    精密機械 15

    その他の製造工業製品 16

    建設 17

    電力・ガス・熱・水道・廃 18

    サービス業 19

    生産を誘発する最終財(列)

    最終財消費

    生産誘発を受ける生産部門

    (行

    日本2005年全行程

    農林水産業

    鉱業

    飲食料品

    繊維製品

    パルプ・紙・木製

    化学製品

    石油・石炭製品

    窯業・土石製品

    鉄・非鉄金属製品

    金属製品

    一般機械

    電気機械

    情報・通信機器

    輸送機械

    精密機械

    その他の製造工業

    建設

    電力・ガス・熱・

    サー

    ビス業

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

    11

    12

    13

    14

    15

    16

    17

    18

    19

    農林水産業 1

    鉱業 2

    飲食料品 3

    繊維製品 4

    パルプ・紙・木製品 5

    化学製品 6

    石油・石炭製品 7

    窯業・土石製品 8

    鉄・非鉄金属製品 9

    金属製品 10

    一般機械 11

    電気機械 12

    情報・通信機器 13

    輸送機械 14

    精密機械 15

    その他の製造工業製品 16

    建設 17

    電力・ガス・熱・水道・廃 18

    サービス業 19

    生産を誘発する最終財(列)

    最終財消費

    生産誘発を受ける生産部門

    (行

    我が国の「国内残存率」の変化

    ドイツ1995年全行程

    農林水産業

    鉱業

    飲食料品

    繊維製品

    パルプ・紙・木製

    化学製品

    石油・石炭製品

    窯業・土石製品

    鉄・非鉄金属製品

    金属製品

    一般機械

    電気機械

    情報・通信機器

    輸送機械

    精密機械

    その他の製造工業

    建設

    電力・ガス・熱・

    サー

    ビス業

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

    11

    12

    13

    14

    15

    16

    17

    18

    19

    農林水産業 1

    鉱業 2

    飲食料品 3

    繊維製品 4

    パルプ・紙・木製品 5

    化学製品 6

    石油・石炭製品 7

    窯業・土石製品 8

    鉄・非鉄金属製品 9

    金属製品 10

    一般機械 11

    電気機械 12

    情報・通信機器 13

    輸送機械 14

    精密機械 15

    その他の製造工業製品 16

    建設 17

    電力・ガス・熱・水道・廃 18

    サービス業 19

    生産を誘発する最終財(列)

    最終財消費

    生産誘発を受ける生産部門

    (行

    0%

    10%

    30%

    50%

    70%

    90%

    100%

    0%

    10%

    30%

    50%

    70%

    90%

    100%

    ドイツ2005年全行程

    農林水産業

    鉱業

    飲食料品

    繊維製品

    パルプ・紙・木製

    化学製品

    石油・石炭製品

    窯業・土石製品

    鉄・非鉄金属製品

    金属製品

    一般機械

    電気機械

    情報・通信機器

    輸送機械

    精密機械

    その他の製造工業

    建設

    電力・ガス・熱・

    サー

    ビス業

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

    11

    12

    13

    14

    15

    16

    17

    18

    19

    農林水産業 1

    鉱業 2

    飲食料品 3

    繊維製品 4

    パルプ・紙・木製品 5

    化学製品 6

    石油・石炭製品 7

    窯業・土石製品 8

    鉄・非鉄金属製品 9

    金属製品 10

    一般機械 11

    電気機械 12

    情報・通信機器 13

    輸送機械 14

    精密機械 15

    その他の製造工業製品 16

    建設 17

    電力・ガス・熱・水道・廃 18

    サービス業 19

    生産を誘発する最終財(列)

    最終財消費

    生産誘発を受ける生産部門

    (行

    ドイツの「国内残存率」の変化

    赤系は波及効果が国内に留まりやすいことを、青系は波及効果が国外に向かいやすいことを示す

    日本1995年

    日本2005年

    ドイツ1995年

    ドイツ2005年

    資料:産業連関表(OECD)から作成。

  • 今後3年間の生産性(海外進出形態別)

    ○多様な形態での海外事業展開を行うほど、生産性について「増加傾向」とする割合が高まる傾向。

    ○製造業、非製造業ともに国内事業のみの企業よりも、海外事業活動を行う企業の方が、国内の雇用について「増加傾向」とする割合が高い。

    21

    4-7 海外事業活動による生産性等への効果

    今後3年間の国内雇用(従業者数)

    備考:国内雇用の増減は今後3年の傾向を表している。資料:三菱UFJリサーチアンドコンサルティング

    「我が国企業の海外事業戦略に関するアンケート調査」から作成。

    備考:上記は、各棒グラフが「海外進出形態」、横軸が「生産性」の今後3年の傾向を表している。

    資料:三菱UFJリサーチアンドコンサルティング「我が国企業の海外事業戦略に関するアンケート調査」から作成。

    35.2%

    44.9%

    48.7%

    61.9%

    60.7%

    47.5%

    46.2%

    38.1%

    4.1%

    7.6%

    5.0%

    0.0%

    0% 50% 100%

    国内事業のみ

    (n=122)

    直接投資のみ

    (n=158)

    直接投資+輸出

    (n=119)

    直接投資+輸出+業務提携

    (n=105)

    増加傾向 横ばい 減少傾向

    海外進出形態

    28.7%

    6.1%

    32.6%

    16.2%

    55.3%

    57.6%

    61.0%

    63.0%

    16.0%

    36.4%

    6.4%

    20.8%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    非製造業

    (n=94)

    製造業

    (n=33)

    非製造業

    (n=141)

    製造業

    (n=303)

    増加傾向 横ばい 減少傾向

    海外展開企業

    非展開企業

    国内雇用

    国内雇用