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大学生研究フォーラム2013 高校教諭のためのシンポジウム:2日目午前
中原 淳
• 中原 淳(なかはらじゅん)東京大学 大学総合教育研究センター東京大学 大学院学際情報学府(兼)准教授
• 専門:経営学習論(Management Learning)
– 働く大人の学びを科学する
自己紹介
Copyright(C) Jun Nakahara, All rights reserved. 3
人生には、振り返って初めてつながって見える「点」があります。
将来をあらかじめ見据えて、「点」と「点」を繋ぎあわせることなどできません。
できるのは、後から繋ぎ合わせることだけです。(Steve Jobs)
井尻先生のご講演 =井尻先生が点と点をつなぐ試み?
キャリアというと、とかく「プランニング」が注目される「後から点と点をつなぐこと」=「省察」=「キャリアをつくる」
感じたこと ①組織キャリア / 線形キャリアを歩む人は減るかもしれない ・「20年後の自分は、5メートル先の課長席的世界」 ・自分でキャリアを引き受ける ・組織・他人任せにできない=そのつど、そのつど、節目で考えようね
②世代に応じて、もやもやは続く、終わらない(もやもやは晴れない) ・最近注目されているのは30代のもやもや ・もやもやとうまくつきあう / もやもやしてもいいんだよ ・「NHK出版 30代のもやもや 中原」で検索
③勉強は終わるが「学び」は終わらない ・職場では多様な他者(上司、先輩、同僚)から学ぶ:「職場学習論」で検索 ・知っている人を知っている(トランザクティブメモリー:Know who knows) ・知っている人から学ぶためには、自己研鑽と組織市民行動が必要
④複数の組織に多重所属する ・複数の組織に所属し、それらを行きつ戻りつしながら、生きていく
自分の高校時代を思い出すと僕は全く逆のキャリア観をもっていた
一般的なキャリア教育?
●一般のキャリアの語られ方 「悩みましたー決めましたー実現しました」 そんなに綺麗ではない 「綺麗すぎるキャリアのストーリー」の弊害
●「リアリティにあふれる仕事現場に根ざした キャリアの語られ方」
できれば、そういうプロセスを知りたい