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縮尺
方位
敷地境界線
敷地における 建築物の位置
申請にかかる建築物と他の建築物の別
土地の高低
敷地と敷地に接する道の高低差
申請にかかる建築物の各部分の高さ
敷地の接する道路の 位置、幅員及び種類
前面道路からの後退距離
延焼のおそれの ある部分の門又 は塀の位置
道路中心線
13 延焼のおそれのある部分
凡例
北側斜線・高度地区制限の検討する位置・距離
配置図
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1 図面記載上の留意点
道路の記載は、種類まで書く必要がある。法第42条にあげられている道路のうち、どの種類の道路か明
示すること。法第42条第2項の道路の場合は、幅員のほか、道路境界線としてみなす位置や後退寸法も記
載すること。
用途地域や防火地域の境界線があれば記載する。
道路の反対側や隣地に川や公園などがある場合は、位置やその種類を明示する(法第56条)。
敷地内に申請する建築物以外の建築物があれば、申請外建築物として明示する。これについても境界線
からの寸法を記載し位置を明示する。また建物用途を明示し、附属建築物か、用途上不可分な建築物なの
かが分かるようにすること。
1 縮尺(基本貎い)
2 方位(基本貎い)
3 敷地境界線(基本貎い、法第43条)道路境界線と隣地境界線の別と、道路又は隣地との接する長さを記載する。
4 敷地における建築物の位置(基本貎い)境界線からの建築物までの距離を各方向記載する。
5 申請にかかる建築物と他の建築物の別(基本貎い)敷地内に既存建築物など申請外のものがある場合は、それが申請外建築物であることを記載する。
6 土地の高低(基本貎い)
敷地内外の高低差を記載する。高低差がない場合も記載する。
7 敷地と敷地に接する道の高低差(基本貎い)
8 申請にかかる建築物の各部分の高さ(基本貎い、令第2条第1項第六号)最高高さや斜線制限の検討で必要な軒先の高さなどを記載する。
断面図、立面図で高さの詳細を明示しているので、ここでは最高高さのみを記載する。
9 敷地の接する道路の位置、幅員及び種類(基本貎い)2項道路の場合は、幅員のほか後退距離も必ず記載する。
10前面道路からの後退距離(法第56条第2項)後退距離に考慮しなくてよい塀やポーチなどがある場合は、これらの高さや構造等も必ず記載する(令
第130条の12)。
11延焼のおそれのある部分の門又は塀の位置(法第62条第2項)塀の高さを記載する。高さ2mを超えると、不燃材料で造るか、おおわなければならない。
12道路中心線(法第56条、法第62条)
道路の中心線を記載する。
第1部
3
配置図
17
13延焼のおそれのある部分平面図でこの部分の外壁の位置と構造を明示することになるため、道路と隣地との位置関係が分かる配
置図上で位置を記載する。
14北側斜線・高度地区制限の検討する位置・距離(法第56条、法第58条)立断面図上で制限の限度と建築物の高さの関係を記載するが、その根拠となる部分の位置や距離を記載
する。本書で取り上げる事例の申請建物は、第1種高度地区という北側斜線より厳しい斜線規制がある。
また、検討の必要のある箇所が複数ある場合はすべて記載する。
15凡例記号や色塗り等により明示事項を表現する場合は、凡例を必ず表記する。
2 Q&A
No76
Q「配置図」に根拠条文番号の記載は必要ですか。
A記載する必要はありません。
No269
Q法第56条第2項に規定する後退距離の配置図への明示は、後退を適用される建築物のみ明示すればよ
いか。
A貴見のとおり。
3 特記事項
〔関係条項〕
・法第42条(道路の定義)
第1項 次の各号の一に該当する幅員4m以上のもの
第一号 道路法による道路
第二号 都市計画法等による道路
第三号 この章の規定が適用されるに至った際現に存在する道
第四号 事業計画のある道路で、2年以内に事業が執行されるものとして特定行政庁が指定したもの
第五号 道路法、都市計画法等によらず築造する道で、築造しようとする者が、特定行政庁から位置
の指定を受けたもの(位置指定道路)
第2項 この章の規定が適用されるに至った際、現に建築物が建ち並んでいる幅員4m未満の道で、
特定行政庁が指定したもの
・法第43条(敷地等と道路との関係)
建築物の敷地は、道路に2m以上接しなければならない。
・法第48条(用途地域)
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3
2
1
2
16 基礎伏図
116
1 図面記載上の留意点
基礎伏図に明記しなければならない項目として、構造耐力上主要な部分である部材(接合部含む)の位
置、寸法、構造方法及び材料の種別、開口部の位置、形状、寸法を明記する必要がある。なお、これらの
項目は確認申請図書のいずれかに明記してあれば必ずしもここに明記しなくてもよい。
基礎については令第38条(基礎)に基礎の構造方法について規定されているおり、木造建築物について
もこの規定が適用される。また、令第93条には地盤及び基礎ぐいが規定されており、木造建築物でも地盤
の種類によっては地盤の調査を行い、地盤改良、基礎ぐいを用いた設計が必要になる場合にはこの規定が
適用される。
1 仕様この欄には、共通的な材料等の仕様について記載するもので、「特記なき限りは下記仕様とする」と記
入することにより、全ての材料等を明記する必要はなくなる。
2 基礎及び地業木造建築物の基礎には令第38条第3項で国土交通大臣が定めた構造方法とすることと規定されている。
この構造方法には、平12建告第1347号第1、第2に基礎ぐいを用いた方法、第3に鉄筋コンクリート造べ
た基礎による方法(P120参照)、第4に鉄筋コンクリート造布基礎による方法(P121参照)が仕様で規定
されているので、地盤の状況に応じた基礎が必要になる。なお、鉄筋コンクリート基礎とする場合には令
第6節鉄筋コンクリート造の規定も適用されるのでコンクリート強度(FC=12N/mm2以上)及び鉄筋の
かぶり厚さを明記する必要がある。地業については一般的には割栗石地業で計画しているが、地盤が良好
な場合には砕石地業としている。
3 通気口床下換気のため現在では基礎外周には基礎パッキン、内部には通気口を設け通気を確保する傾向がみら
れるが、その開口部周囲には補強筋が必要である。
第1部
16
基礎伏図
117
2 特記事項
建築基準法施行令(基礎)
第38条 建築物の基礎は、建築物に作用する荷重及び外力を安全に地盤に伝え、かつ、地盤の沈下又は変形
に対して構造耐力上安全なものとしなければならない。
2 建築物には、異なる構造方法による基礎を併用してはならない。
3 建築物の基礎の構造は、建築物の構造、形態及び地盤の状況を考慮して国土交通大臣が定めた構造方法
を用いるものとしなければならない。この場合において、高さ13メートル又は延べ面積3000平方メートル
を超える建築物で、当該建築物に作用する荷重が最下階の床面積1平方メートルにつき100キロニュート
ンを超えるものにあっては、基礎の底部(基礎ぐいを使用する場合にあっては、当該基礎ぐいの先端)を
良好な地盤に達することとしなければならない。
4 前二項の規定は、建築物の基礎について国土交通大臣が定める基準に従った構造計算によって構造耐力
上安全であることが確かめられた場合においては、適用しない。
5 打撃、圧力又は振動により設けられる基礎ぐいは、それを設ける際に作用する打撃力その他の外力に対
して構造耐力上安全なものでなければならない。
6 建築物の基礎に木ぐいを使用する場合においては、その木ぐいは、平家建の木造の建築物に使用する場
合を除き、常水面下にあるようにしなければならない。
令第38条(基礎)
木造建築物に該当する主な項目
(1)支持地盤(令第38条第1項、令第93条、平13国交告第1113号)
直接基礎における支持地盤は、建築物の荷重・外力を伝達し、建築物等に有害となる沈下・変形を生じ
ないように、地盤の許容支持力、地震時の液状化、圧密沈下等の影響がないかどうかを確認することが必
要となる。
・異種基礎の禁止(令第38条第2項)
次のような異なる構造方法による基礎の併用については禁止されている。
・直接基礎とくい基礎
・支持くいと摩擦ぐい
(2)基礎の構造方法(令第38条第3項、平12建告第1347号)
基礎の構造は、令第38条第3項、4項並びに平12建告第1347号で構造方法が規定されている。
高さが13m又は述べ面積3,000m2を越える建築物で最下階に100KN/m2を超えるものについては基礎底
盤又は基礎ぐいの先端を良好な地盤に達することが必要となる。なお、地盤の許容応力度(令93条(地盤
及び基礎ぐい)に規定されているが平13国交告第1113号による地盤調査の結果を用いることもできる。
・木造建築物の基礎
戸建木造建築物では、『2007年版 建築物の構造関係技術基準解説書』(全国官報販売協同組合、以下「基
準解説書」という)「3.1基礎の構造方法」では、肉厚の薄い鋼管ぐい(厚6mm未満の小口径鋼管)を地
盤改良地業として用いることができるとされている。
(3)地盤と基礎ぐい
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