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第 5章.穴・ポケットの自動加工
©Copyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社
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5章 穴・ポケットの自動加工
1. 自動加工の流れ page 3~9
2. 演習 page 10~22
第 5章.穴・ポケットの自動加工
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第 5章.穴・ポケットの自動加工
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1.自動加工の流れ
加工部位が増えると作業が煩雑になり人為的ミスが起こりやすくなります。
Tebis では加工部位毎にフィーチャー(加工属性)を割り当て、NCSET を使った自動加工を行うこと
でこの問題を回避します。
自動加工は以下の流れで行います。
1-1. フィーチャー登録
穴やポケットの形状を 3D ワイヤーフレームのフィーチャー(加工属性)として、フィーチャーライブ
ラリへ登録します。
ライブラリーから手動で各種フィーチャーを登録したり、3D モデル上の穴やポケットからフィーチャ
ーを抜き出してライブラリーへ登録することも可能です。
! 様々なサイズ・形の穴やポケットに対応できるよう、フィーチャーの各種パラメー
ターにレンジを持たせて登録することができます。
第 5章.穴・ポケットの自動加工
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! ボタンより指定した穴・ポケット形状のフィーチャーをライブラリーへ登
録します。
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1-2. NCSET登録
フィーチャーに対応する加工工程を NCSETへ登録します。
NCSET へ登録する各加工コマンドのパラメーター値(使用工具・径・深さ・面取りタイプ等)は、変
数指定により対象のフィーチャーから直接または間接に指定されます。
! フィーチャーの径や深さより使用される最適な工具がツールライブラリーより自
動的に指定されます。
第 5章.穴・ポケットの自動加工
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! 変数化されたパラメーターは と表示され、フィーチャーより該当する
値が自動的に指定されます。
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1-3. フィーチャーと NCSETの関連付け
フィーチャーライブラリより、登録したフィーチャーと NCSETを関連付けます。
! 一つのフィーチャーへ機械や被削材など条件の異なる NCSET を複数登録するこ
とが可能です。
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1-4. フィーチャーの割り当て
モデルの任意の箇所にフィーチャーを割り当てます。
! レンジ設定されたフィーチャーはモデルにフィットした状態で作成されます。
! カラーテーブルと ボタンを併用することでフィーチャーの割り当て作業
を半自動化することが可能です。
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1-5. 計算実行(MFEAT)
割り当てたフィーチャーを選択し、自動加工の計算を実行します。
! 使用工具や変数化された計算に必要なパラメーター値は全てフィーチャーから自
動設定され計算が実行されます。
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2.演習
2-1. フィーチャー登録
新規にフィーチャーを登録します。
1.アイコン選択
2.新規に Boreタイプフィーチャーを作成します。
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3.各種パラメーターをレンジを持たせて設定します。
4.保存します。
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2-2. NCSET登録
新規に NCSETを登録します。
1.アイコン選択
2.新規にNC2AX-Setタイプの NCSETを作成します。
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3.2で作成したNCSETへMCent工程を追加します。
4.TOOL画面より、固定ツールとして“T Spot drill D20 A90 L90”を選択します。
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5.ENTITIES画面より、任意のパラメーターをフィーチャー変数化します。
6.2で作成したNCSETへMHole工程を追加します。
“Standard”により、標準のフィーチャ
ー変数が指定されます。
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7.TOOL画面より、ツールの選択条件を指定します。
Nom. diamter
工具径として、穴径のフィーチャー変数“Feature_Diameter”を設定します。
Insert length
工具有効長として、穴深さのフィーチャー変数“Feature_Depth”+5mmを設定します。
! Limit bottom は下限値、Limit above は上限値を指定します。
! FORMULA EDITOR 画面より変数を交えた計算式を指定可能です。
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8.ENTITIES画面より、任意のパラメーターをフィーチャー変数化します。
9.保存します。
“Standard”により、標準のフィーチャ
ー変数が指定されます。
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2-3. フィーチャーと NCSETの関連付け
作成したフィーチャーとNCSETを関連付けします。
1.アイコン選択
2.NCSetアイコンを選択し、“NCSET ALLOCATION”画面を開きます。
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3.画面上部のコンテキストメニューより“Add”を選択し、NCSET条件を追加します。
4.加工機グループ、被削材グループを選択し、画面下部のコンテキストメニューより“Add”を選択
します。
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5.“SELECT NCSET”画面より、作成した NCSETを選択します。
6.保存します。
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2-4. フィーチャーの割り当て
モデルへ作成したフィーチャーを割り当てます。
1.アイコン選択
2.“3D surfaces”タイプにて以下の穴を選択します。
3.作成したNCSETを選択し、 にてフィーチャーを割り当てます。
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2-5. 計算実行(MFEAT)
割り当てたフィーチャーを使用して計算を実行し、ツールパスを作成します。
1.アイコン選択
2.モデルに割り当てたフィーチャーと干渉図形を選択します。
3.正常にツールがセットされたか確認します。
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4.MACRO画面より退避動作を設定します。
5.計算を実行します。