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エクセルで学ぶ ビジネス・シミュレーション(超入門)
元・外資系投資銀行マンが教える
1
プロフィール
■ 熊野 整
新卒でモルガン・スタンレー投資銀行本部に入社。
顧客企業のM&A、資金調達案件に携わりました。
現在は、インターネット企業で事業計画の作成、予算管理などを
行っています。
⇒ 金融業界と事業会社の両方で、モデルつくってます
■ お問い合わせ先
Facebook: https://www.facebook.com/kumanoism
※お気軽に友達申請してください!
メール: [email protected]
2
個人向けセミナー開催日程は、こちらにあります
■ https://www.facebook.com/simulation2013
3
最近のセミナー実績
■ ビジネスマインドが非常に高い企業・病院様からも、セミナーのご依頼をいただいてます
✔ 楽天株式会社 様
✔ 聖路加国際病院 様
■ 企業向けセミナーや、勉強会への出張セミナーもできます!
✔ 熊野までお問い合わせください
4
目次
1. ビジネス・シミュレーションとは
2. 講座概要
3. モデルをつくってみよう
4. ケースをつくってみよう
5. ケースの結果をまとめてみよう
5
ビジネス・シミュレーションとは
エクセルを活用して、
様々なシミュレーションを行えるモデルを作成して、
ビジネスの意思決定力を高める
6
シミュレーションで、ビジネスの意思決定力を高める、とは?
「社長!
このままだと我が社はいつか赤字
になります!しかし、
(1) 新商品の開発による販売数アップ
(2) 人件費の削減
をはやく実現できれば、今期は
かなり利益が出ると思います!」
× シミュレーションができない人
「社長!
このままだと我が社は7ヶ月後に赤字
になります!しかし、
(1) 新商品の開発による販売数10%アップ
(2) 人件費の15%削減
を3ヶ月間で実現できれば、今期は
10億円の黒字の見通しです!」
○ シミュレーションができる人
モデルを作成すると、かんたんにシミュレーションできるようになります
7
シミュレーションで、ビジネスの意思決定力を高める、とは?
営業マンの増員
既存顧客のアフターケア
インターネット広告
営業店の統合
営業戦略(案)
新規顧客10%~30% ↑
リピート率20%↑
新規顧客10%↑、広告費5%↑
賃貸料を年1,200万円↓
予想効果
300万円~1,000万円
700万円
500万円
1,200万円
利益インパクト
■ 利益インパクトをシミュレーションすることで、やるべきことの優先順位が決められる
優先!
モデルを作成すると、かんたんにシミュレーションできるようになります
8
エクセルの正しい使い方も、細かくレクチャーします
× ダメなエクセル ○ よいエクセル
収益計画
普通ケース
今月 来月 再来月
売上 円 1,000,000 1,100,000 1,210,000
販売数 個 1,000 1,100 1,210
成長率 % 10% 10%
値段 円 1,000 1,000 1,000
費用 円 500,000 840,000 884,000
材料費 円 300,000 330,000 363,000
1個あたり材料費 円 300 300 300
賃貸料 円 100,000 200,000 200,000
店数 店 1 2 2
1店あたり賃貸料 円 100,000 100,000 100,000
人件費 円 0 200,000 200,000
従業員数 人 0 1 1
1従業員あたり人件費 円 200,000 200,000 200,000
その他費用 円 100,000 110,000 121,000
売上比 % 10% 10% 10%
営業利益 円 500,000 260,000 326,000
9
目次
1. ビジネス・シミュレーションとは
2. 講座概要
3. モデルをつくってみよう
4. ケースをつくってみよう
5. ケースの結果をまとめてみよう
対象
10
今回の講座の対象者
■ ビジネスを考えるのは好き。もっと数字に強くなりたい
■ エクセルでバシバシ分析できる人に憧れる
■ エクセルの計算ミスをなくしたい、ショートカットをもっと覚えたい
■ 財務・会計の知識はない(売上-費用=利益、くらいなら分かる)
対象じゃない ■ お金関係の仕事をしている(金融、会計、経理など)
■ 財務・会計の勉強大好き
■ エクセル大好き(マクロがんがん使ってます!)
11
今回のケーススタディ
■ あなたはハンバーガーショップを経営しています
■ お店は人気を集め、来月の販売数は、今月の10%増になりそう
■ 一方、ハンバーガーの値上げをすることもできます。
おそらく10%値上げすると、来月の販売数は今月と同じくらいになると予想します
さて、あなたは、
① 値段はそのまま、販売数10%増
② 値段を10%増、販売数そのまま
のどちらのほうが、利益が増えると思いますか?
モデルを作成すると、一瞬で分かるようになります
12
さらに・・・
■ 複数の数値をまとめてシミュレーションすることができたら、便利!
モデルを作成すると、一瞬で分かるようになります
それでも黒字でいられるだろうか?
最悪の事態(悲観ケース)
販売数の成長率 : -20%
1個あたり材料費: 200円高騰して500円
値段: 200円値下げして800円
13
さらに、さらに・・・
モデルを作成すると、一瞬で分かるようになります
■ 1クリックで、様々なケースの収益を見通すことができたら、すごく便利!
-20%
800円
500円
悲観ケース
販売数の成長率
値段
1個あたり材料費
10%
1,000円
300円
普通ケース
20%
1,200円
200円
楽観ケース
??? 営業利益(来月) ??? ???
⇔ ⇔
14
さらに、さらに、さらに・・・
■ 複数のケース結果を1枚にまとめて比較できたら、超便利!
15
講座を始める前に
■ このセミナーは、進行スピードが速いので、無理してついてこなくてOKです
✔ セミナーの内容は、この資料にくわしく記載されているので、あとで復習できます
■ 無理してエクセルのショートカットを覚えなくてOKです
✔ 目標はあくまで、ビジネスのシミュレーションを行うこと
✔ エクセルが上手な人は、正確な分析ができる人 (≠ ショートカットを知っている人)
✔ マウスはとっても便利なツール
✔ エクセルを使った分析を好きになれれば、ショートカットは自然と覚えます
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目次
1. ビジネス・シミュレーションとは
2. 講座概要
3. モデルをつくってみよう
4. ケースをつくってみよう
5. ケースの結果をまとめてみよう
17
今回のケース
■ 1人で運営しているハンバーガーショップ
■ 販売数は、月1,000個
■ 販売数は、毎月10%くらい伸びそうな勢い
■ 値段は1個1,000円
■ 材料費は、1個あたり300円
■ 賃貸料は、月10万円
■ 水道光熱費などはゼロと仮定
18
まず、収益構成を考える
売上
販売数
値段
今月の販売数
来月以降の成長率
材料費
販売数
1個あたり材料費 費用
賃貸料
営業利益
×
×
×
・・・・・・ 1,000個
・・・・・・ 毎月10%ずつ増加
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,000円
・・・・・・ 300円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10万円
営業利益を生みだす要因
+
19
収益構成を考える上で、大事なこと
■ 最初は、構成を細かくしすぎない
✔ たとえば、材料費を、パン、肉、トマト・・・と分ける、など
✔ 構成をわかりやすくするため、最初はざっくり。あとから細かくしていきましょう
✔ 項目は、あくまで「シミュレーションするうえで、変えたい数字」のレベル
■ できるだけ、数字を連動させる
✔ 今回は、賃貸料は月10万円で固定していますが、たとえば
(1) 賃貸料=売上×10%
(2) 賃貸料=前月の賃貸料から毎月10%ずつ増加
でも、かまいません!(賃貸料に一番影響を与えるものが何かを考える)
20
では、さっそくモデルをつくりましょう
■ 最後にはこんなモデルができあがります
収益計画
今月 来月 再来月
売上 円 1,000,000 1,100,000 1,210,000
販売数 個 1,000 1,100 1,210
成長率 % 10% 10%
値段 円 1,000 1,000 1,000
費用 円 400,000 430,000 463,000
材料費 円 300,000 330,000 363,000
1個あたり材料費 円 300 300 300
賃貸料 円 100,000 100,000 100,000
営業利益 円 600,000 670,000 747,000
21
エクセルを開きましょう
22
最初にフォーマットをきれいにしよう
■ フォーマットはとても大事です
✔ 見やすいエクセルは、読み手にとって理解されやすい
✔ チームでフォーマットを共通化すると、仕事の効率がぐっと上がります
✔ フォーマットの乱れは、心の乱れ
23
きれいなフォーマット(1): すべてのセルを選択
■ ショートカット派は、Ctrl + A
■ マウス派は、赤いところをクリック
24
きれいなフォーマット(1): 文字フォントをArial
■ どこかのセルを右クリックして、赤い部分に 「Arial」 と打ちこむ
25
きれいなフォーマット(2): 縦幅を18
■ もう一度、右クリックして、「行の高さ」を18に
✔ 縦幅が余裕があると、数字が見やすくなります
26
きれいなフォーマット(3): 数字にカンマをつける(1,000,000)
■ Shift + Ctrl + 1 を押して、すべてのセルが自動的にカンマがつくように
27
数字を入れよう(1): まずは、左側の項目
売上
販売数
値段
今月の販売数
来月以降の成長率
材料費
販売数
1個あたり材料費 費用
賃貸料
営業利益
×
×
×
・・・・・・ 1,000個
・・・・・・ 毎月10%ずつ増加
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,000円
・・・・・・ 300円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10万円
営業利益を生みだす要因
+
28
数字を入れよう(2): 左側の項目
■ 項目だけ入力しましょう。単位も忘れずに!
売上
費用
営業利益
29
数字を入れよう(3): つづいて中央の項目
売上
販売数
値段
今月の販売数
来月以降の成長率
材料費
販売数
1個あたり材料費 費用
賃貸料
営業利益
×
×
×
・・・・・・ 1,000個
・・・・・・ 毎月10%ずつ増加
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,000円
・・・・・・ 300円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10万円
営業利益を生みだす要因
+
30
数字を入れよう(4): 中央の項目を入力
■ 値段・賃貸料は、数値も入力
販売数
値段
材料費
賃貸料
31
数字を入れよう(5): 最後に、右側の項目
売上
販売数
値段
今月の販売数
来月以降の成長率
材料費
販売数
1個あたり材料費 費用
賃貸料
営業利益
×
×
×
・・・・・・ 1,000個
・・・・・・ 毎月10%ずつ増加
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,000円
・・・・・・ 300円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10万円
営業利益を生みだす要因
+
32
数字を入れよう(6): 右側の項目を入力
■ 販売数は、すでに入力して販売数の項目を使うので、ここで入力する必要なし
✔ %表示は、右クリックして%をクリックするか、Shift + Ctrl + 5 を押す
今月の販売数
来月以降の成長率
販売数
1個あたり材料費
33
計算式を入力しよう(1): 販売数
■ 来月の販売数=今月の販売数×(1+成長率)
34
計算式を入力しよう(2): 材料費
■ 材料費=販売数×1個あたり材料費
35
計算式を入力しよう(3): 売上
■ 売上=販売数×値段
36
計算式を入力しよう(4): 費用
■ 費用=材料費+賃貸料
37
計算式を入力しよう(5): 営業利益
■ 営業利益=売上-費用
38
計算式をチェックしよう(1)
■ 計算式のチェックはとても大事です
✔ 一度間違えた計算式を、あとで見つけるのは本当に難しい
✔ 計算するたびに、計算式をチェックするクセを身につける
■ 計算式のチェックに必要なエクセル・ショートカット
✔ F2
✔ トレース(Alt → T → U → T)
39
計算式をチェックしよう(2): F2
■ 計算式の参照元を色別に見られるので、わかりやすい
40
計算式をチェックしよう(3): トレース
■ 参照元を間違えてないか、だけを確認するならトレース
✔ トレースの良いところは、参照元・参照先をいくつでも表示できる
41
計算式をチェックしよう(4): トレース
■ この数値が、どこの数値から来ているのか(参照元)を知りたい
✔ Alt → T → U → T (マウスでは、数式→参照元のトレース)
42
計算式をチェックしよう(5): トレース
■ この数値が、どこの数値に行くのか(参照先)を知りたい
✔ Alt → T → U → D (マウスでは、数式→参照先のトレース)
43
計算式をチェックしよう(6): トレース
■ トレースを消したい
✔ Alt → T → U → A (マウスでは、数式→トレース矢印の削除)
44
フォーマットをきれいに(1): 背景色
■ 全セル選択(Ctrl+A) → 右クリック → 白を選択し
45
フォーマットをきれいに(2): 罫線
■ 表を選択して、Ctrl+1で書式設定を表示 → 罫線タブ → 上下を太線、中央を細い点線
✔ マウス派は、表を選択して、右クリック → セルの書式設定
46
フォーマットをきれいに(3): 罫線
■ 数字がないところを指定し、書式設定(Ctrl+1) → 中央の罫線をクリックして消す
✔ 1回クリックして消えなかったら、もう一回クリックしてみてください
47
フォーマットをきれいに(4): 横幅
■ 横幅を整えて、「今月」「来月」再来月」を、右寄せにする
✔ Alt → H → A → R または、ホーム→右寄せ(マウスの場合)
48
フォーマットをきれいに(5): 入力数値を青に
■ 入力した数値は青にすることは、とても大事です
✔ シミュレーションできる数字をわかりやすく
✔ 入力数値と計算式を同じセルに入れてしまうと、ミスが起きやすくなります
49
フォーマットをきれいに(6): ハイライト
■ 最後に、重要な数値をハイライトして、完成!
50
シミュレーションしてみましょう(1): まずはこちら!
■ あなたはハンバーガーショップを経営しています
■ お店は人気を集め、来年の販売数は、今年の10%増になりそう
■ 一方、ハンバーガーの値上げをすることもできます。
おそらく10%値上げすると、来年の販売数は今年と同じくらいになると予想します
さて、
① 値段はそのまま、販売数10%増
② 値段を10%増、販売数そのまま
のどちらのほうが、利益が増えると思いますか?
51
シミュレーションしてみましょう(2): つづいてこちら!
販売数が20%落ち込む
さらに、1個あたり材料費が200円高騰
さらに、200円値下げせざるをえない
それでも黒字でいられるだろうか?
最悪の事態を想定
52
モデルを、もっと細かくしていきましょう(1)
■ 来月から従業員を雇ったら?
✔ 人件費=従業員数×1人あたり20万円
■ 行列ができてお客さんに迷惑なので、来月から隣にもう1店出したら?
✔ 2店目の賃貸料は、1店目と同じ月10万円
■ 光熱費などの少額費用をまとめて、「その他費用」という費用を追加したら?
✔ その他費用=売上×10%
53
モデルを、もっと細かくしていきましょう(2)
■ 計算式のチェック( F2とトレース)と、フォーマット修正を忘れずに!
54
モデルをたくさんいじって、経営リスクを肌で感じましょう
-20%
800円
500円
悲観ケース
2
1
販売数の成長率
値段
1個あたり材料費
出店数
従業員数
10%
1,000円
300円
普通ケース
2
1
20%
1,200円
200円
楽観ケース
1
0
??? 営業利益(来月) ??? ???
55
目次
1. ビジネス・シミュレーションとは
2. 講座概要
3. モデルをつくってみよう
4. ケースをつくってみよう
5. ケースの結果をまとめてみよう
56
ケースをつくるって、どういうこと?
■ それぞれのケースの条件を1つずつ変更するのは、かなり面倒
-20%
800円
500円
悲観ケース
2
1
販売数の成長率
値段
1個あたり材料費
出店数
従業員数
10%
1,000円
300円
普通ケース
1
1
20%
1,200円
200円
楽観ケース
1
0
??? 営業利益(来月) ??? ???
57
ケースをつくるって、どういうこと?
■ 1クリックで、ケースごと切り替えることができたら、すごくシミュレーションしやすい!
-20%
800円
500円
悲観ケース
2
1
販売数の成長率
値段
1個あたり材料費
出店数
従業員数
10%
1,000円
300円
普通ケース
1
1
20%
1,200円
200円
楽観ケース
1
0
??? 営業利益(来月) ??? ???
⇔ ⇔
58
ケース切替えのイメージ
■ スイッチを切り替えると、そのケースの収益計画が表示されます
⇔
59
ではさっそく、ケースを作ってみましょう
■ 前提条件シートを作成し、スイッチ(①)によって、選択されたケースが切り替わる(②)
■ 選択されたケースの条件が、収益計画シートに反映される(③)
前提条件シート 収益計画シート ①
②
③
60
前提条件シートをつくる(1): スイッチをつくる
■ 新しいシートをつくり、フォーマットを整えて、スイッチ関数を作成する
✔ =CHOOSE(A1,"悲観ケース", "普通ケース", "楽観ケース")
61
前提条件シートをつくる(2): 各ケースの数値を入力
■ 入力数値を青にすることを忘れずに!
✔ 来月以降、各ケースの値段を入力
62
前提条件シートをつくる(3): 条件のケース切り替え
■ 選択されたスイッチによって、条件が切替わるようにする
✔ Choose 関数の中の「A1」を絶対参照にする(F4を押して$マークを表示)
63
前提条件シートをつくる(4): 条件のケース切り替えのチェック
■ A1セルのスイッチ(①)によって、値段の選択ケースが切替わるか確認(②)
■ A1セルを選択して、参照先が正しいか確認 (Alt → T → U → D)
①
②
64
前提条件シートと収益計画シートをつなげる(1)
■ 収益計画シートの、値段のセルを、前提条件シートの値段を参照するように変更
✔ 他セルを参照しているセルは、緑に変更
65
前提条件シートと収益計画シートをつなげる(2): チェック
■ 他シートのセルを参照している場合、参照のチェックには以下が有効です
✔ Ctrl + 「
✔ トレース (Alt → T → U → T)
66
前提条件シートと収益計画シートをつなげる(3): チェック
■ Ctrl + 「 を押すと、このセルが参照しているセル(参照元)に移動します
✔ 逆に、 Ctrl + 」 を押すと、このセルを参照しているセル(参照先)に移動
67
前提条件シートと収益計画シートをつなげる(4): チェック
■ トレース (Alt → T → U → T)を押して、点線の矢印をダブルクリック(①)
✔ 複数のセルを参照している場合には、Ctrl+「 よりも、トレースのほうが便利
✔ 逆に、参照先を知りたい場合は、 Alt → T → U → D
①
68
この作業を繰り返して、前提条件項目を増やしましょう
■ ①販売数の成長率、②1個あたり材料費、③出店数、④従業員数
69
スイッチの場所を、収益計画シートに移しましょう(1)
■ スイッチのあるセルを、コピー&ペースト(Ctrl+C→ Ctrl+V)
70
スイッチの場所を、収益計画シートに移しましょう(2)
■ 前提条件のスイッチは、収益計画シートのスイッチを参照する
✔ 文字を緑にする
71
さらに、収益計画の表に、ケース名を参照させましょう
■ 収益計画を印刷したり、プレゼン資料に貼る際に、どのケースの収益計画か分かるように
✔ 間違ったケースの収益計画をパワポに貼ってしまった、なんてミスがよくあります
72
これで完成!スイッチをカチカチ動かしてみましょう
■ ケース1 (悲観ケース)
73
これで完成!スイッチをカチカチ動かしてみましょう
■ ケース2 (普通ケース)
74
これで完成!スイッチをカチカチ動かしてみましょう
■ ケース3 (楽観ケース)
75
目次
1. ビジネス・シミュレーションとは
2. 講座概要
3. モデルをつくってみよう
4. ケースをつくってみよう
5. ケースの結果をまとめてみよう
76
ケース比較を1枚にまとめたい
■ 現在のモデルでは、複数のケース結果を1枚にまとめることができない・・・
77
そこで、アウトプットシートを作成しよう
■ アウトプットシートは、それぞれのケースの収益計画の数値を比較するためだけのシート
前提条件シート 収益計画シート アウトプットシート
78
新しいシート「アウトプット」を作成
■ アウトプットにしたい情報を作成
79
選択されているケースを表示
■ 収益計画シートのケース番号、ケース名を参照
80
選択されているケースの営業利益を表示(1)
■ 比較表の下に、選択されているケース名を参照
81
選択されているケースの営業利益を表示(2)
■ 収益計画シートの営業利益を参照
82
選択ケースの営業利益を、比較表に貼り付ける
■ 選択ケースの営業利益を、上の比較表にコピー&値貼り付け
✔ 値貼り付けとは、計算式を貼り付けず、数値だけ貼り付けること
✔ コピー後、①Alt → E → S または、②右クリック → 形式を選択して貼り付け(右図)
83
他のケースも、コピー&値貼り付けしましょう(1)
■ 1. 悲観ケースにスイッチを切り替えて(①)、アウトプットシートをコピー&値貼り付け(②)
①
②
84
他のケースも、コピー&値貼り付けしましょう(2)
■ 3. 楽観ケースにスイッチを切り替えて(①)、アウトプットシートをコピー&値貼り付け(②)
①
②
85
比較表をグラフにしましょう
■ 比較表を範囲選択して、Alt → N → N で、グラフを表示
86
フォーマットを整えて、完成!
■ おつかれさまでした
87
アウトプットシートの注意点
■ ケースの前提条件を変更した場合は、その都度、アウトプットシートを更新してください
✔ アウトプットシートは、「最終的な分析結果をグラフに見せるため」 のシート
88
最後に: これからおねがいしたいこと
■ チーム全員で、担当事業のモデルを共有しましょう
✔ 企画、改善案を考える時も、「その利益インパクトはいくら?」
■ エクセルのルール(特にフォーマット!)を、チームで共有しましょう
✔ 自分だけ正しいエクセルを使っていても、あまり意味がありません
✔ 本セミナーの出張もできますので、熊野までお声掛けください!