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開発プロセスの話

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Page 1: 開発プロセスの話

ソフトウェア開発プロセスの話

中佐藤 麻記子

Page 2: 開発プロセスの話

この資料何?• ウォーターフォールの人にアジャイルの話をする

時になんで話がすれ違うんだろう、 とつらつら考えていて、プロセスを組み立てる時の 「指向」 の違いかも? と思いました

• DAD の説明の時に必ず出てくるキーワードとして 「ゴール指向」 がありますが、これ本当に意味が伝わっているの? と疑問がありました

• というわけで、思いついたことをぽちぽちメモしてみました

Page 3: 開発プロセスの話

ソフトウェア開発プロセスって何

ProcessInput

やりたいこと 解決策(システムとかソフトウェアになる

ことが多い)

Output

要は、ここでどんな「お約束」で仕事をすれば、効率

よく仕事をして正しいOutput が出せるかという話

Page 4: 開発プロセスの話

プロセスを考える時の「指向」• 作るもの指向– 堅い言葉だと、成果物指向

• やること指向– 堅い言葉だと、タスク指向

• めざすもの指向– 堅い言葉だと、ゴール指向

Page 5: 開発プロセスの話

作るもの(成果物)指向• ウォーターフォールの場合、工程を分けて

その間をつなぐのが成果物なので、これが形になったものがあって分かりやすい

• 文書のテンプレートを作ってそれを埋める形になるので、初心者には分かりやすい

• テンプレートが腐りやすい– 何のために作っているものか忘れられがち– 「要はこれ埋めればいいんでしょ」 的な

Page 6: 開発プロセスの話

やること(タスク)指向• 手順が決まっている場合と

あんまり厳密でない場合がある– 手順が決まっていると、ワークフローになる– 厳密でないと、チェックリストになる

• やった結果が目に見える形にならないと不安な人がいるかな– その場合 「作るもの指向」 と組み合わせる

• これも 「やること」 そのものが目的になる危険はある

Page 7: 開発プロセスの話

めざすもの(ゴール)指向• アジャイルはスタート地点はこれ– これだけだと分かりづらいと言われてしまうので

「作るもの」 や 「やること」 も混ぜる( Scrum のバックログとか、プラクティスとか)

• DAD もこれ– 但し、フェーズに分かれている

• UP/RUP も本質はこれ– 特に RUP は 「作るもの」 や 「やること」 もてんこ

盛りに語るので、誤解されがちだけど

Page 8: 開発プロセスの話

UP のフェーズ方向付けInception

推敲Elaboration

作成Construction

移行Transition

「大体これくらいのコストと期

間で、こんなものになりそうなんだけ

ど、進めていい?」 と訊いて、

関係者が全員 OKを出すこと

「よし、これで難しいことは目途がついたぞ。これで技術的にはイケる」 と自信を持てること

「これで必要なものは大体でき

たかな。細かい調整は

まだあるかもしれないし、マ

ニュアルの作成とかは残ってる

けど」

本番リリースできた!

ゴール:

Page 9: 開発プロセスの話

SEMAT は• SEMAT はプロセスではないが、考え方と

しては、めざすもの指向– 7 つの Alfa の状態で、プロジェクトの進捗状

況を確認するので– 7 つの Alfa の状態遷移をモノサシとして使っ

て、いろんなプロセスを語ることができる

Page 10: 開発プロセスの話

SEMAT Alfa : Waterfall の場合

SEMATsubmission2012-11-01.pdf から引用

Page 11: 開発プロセスの話

SEMAT Alfa : UP の場合

SEMATsubmission2012-11-01.pdf から引用