学生イベントのための情報共有環境の構築と評価

情報学部情報社会学科湯浦研究室　 ID4年7081-1004飯尾　和茂

研究の概要•学生イベントにおける情報共有の課題を解決する環境を提案する。

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会議

データ情報共有環境

学生イベント

情報共有の諸問題

諸機能で解決する

議論機能反応共感機能交流機能

データ共有データ管理機能

諸機能

▶研究の背景と目的

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学生イベント共通する情報共有に関する

問題

低コストである 利用ハードルが低い 必要な機能を持つ

解決策

学生イベントにおける情報共有環境の提案

会議 データ共有

意思疎通や議論展開が難しい…

共有方法や管理方法がバラバラ…

自らの経験

制約

例

・全体会議が進捗報告のみで

疑問点・質問点の解消などがあまり行われない。

・スタッフに対するフォローが足りず、置いてけぼりを

食らうスタッフが出てくる。

・ツールの利用は統一されていない。また、利用ツールの特徴として

データの一過性や一方向性がある。

・会議が形骸化しており、学生イベントが保守的である。モチベーション維持が難しい。

情報共有の課題の例

►学生イベントに共通する情報共有の課題

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対面での会議が困難である・

会議を開催しても機能していない

議論のフォローがされていない

情報共有ツールが普及していない 会議が活性化されていない

情報共有の共通課題

スタッフ全員が質の高い議論を生み出しやすい環境

スタッフ間の交流不足によるコミュニケーション

障害の克服

データを共有することでコミュニケーションにつながる機能

スタッフのモチベーション向上につながる

機能

情報共有環境の必要機能

▶既存ＳＮＳの利用の提案

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ＳＮＳ

人と人とのつながりを促進・サポートするＷｅｂサービス

無償である 認知度や注目度が高い

情報共有の為の様々な機能を持つ

特徴

低コスト 利用のハードルが低い 必要な機能を持つ制

約

これらの国内主要7サービスを比較検討

サービス名 参入障壁の低さ 高 /多機能性

シンプルさ 安全性 利用

mixi 低い 多機能 やや雑多 匿名 ×

Twitter ふつう 高機能 シンプル 匿名 ×

Facebook ふつう 高 /多機能 シンプル 実名（＋経歴） ◎

LinkedIn 高い 高 /多機能 シンプル 実名＋経歴 △

Google+ 高い 高 /多機能 シンプル 実名＋サークル △

GREE 低い 多機能 雑多 匿名 ×

mobage 低い 多機能 雑多 匿名 ×

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▶適用可能なツールの比較検討4つの観点で比較→ Facebookを

採用

▶環境適用の応用事例~SUBC~

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企業実務担当者(限定)

静大情報学部生

(2012年以降)企業実務担当者

(2012年以降)他大学・他学部学生

SUBCのシステム

静岡大学ビジネスコンテスト：SUBC 主催者

湯浦研究室4年　孫暁維実施日

2011年 11月 24日

規模チーム： 6人数： 40名期間：約 1カ

月数回のワークショップに加えてネット上での議論・共有が特徴

▶情報共有環境の構築

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PC/スマートフォン

利用マニュアル

Facebookアプリ Facebook

Facebook基盤

Facebookグループ機能

議論・共有・交流・共感

Docs

提案スライドの

アップロード・

ダウンロード・

データ管理

▶本環境の適用範囲

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コメント

（議論）

コメントに対するコメント

(議論)

共感や

反応を示す

参加者の

モチベーション向上

プランの投稿

(データ共有)

SUBCでのやりとり

参加者間の交流

本環境の適用範囲

人脈の形成

周囲の巻き込み

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ウォールで

シェア

コメント機能での議論

いいね！での

共感

参加者の

モチベーション向上

「Docs」でアップロード

SUBCグループでのやりとり

参加者間の交流

人脈の形成

周囲の巻き込み

友達機能

グループ追加機能

▶SUBCにおける本環境での行動サイクル

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▶SUBCでの環境利用状況

赤丸（○）は想定していた行動のサイクルの傾向が見られる。黒縦線（｜）はワークショップの翌日を示す。ワークショップ後は活動が活発化しているのが分かる。緑括弧（｝）は活動後期の活発な様子が分かる。イベント終盤では緊張感やモチベーション向上が見てとれる。

全体的な活動の活性化は顕著ではない。

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▶SUBC参加者からの評価－利用しやすかった点

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▶SUBC参加者からの評価－利用しにくかった点

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▶環境構築の容易さに関する評価環境は設定することは非常に容易である

環境構築後のリスクについて念頭に置く必要性

Facebook の

不安定さアプリケーションの機能の不安定さ

利用ガイドラインの作成

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▶今後の SUBCへの展望クリアできた点

コンテスト投稿機能

相互討論機能

概ね達成できた

改善すべき点

参加者の利用を徹底させる。

情報共有に関するワークフローを明示する。

機能の拡張ビジネスプランを誰が閲覧したか分かるチームごとの投稿を個別に閲覧する

ウォールから必要な情報を検索するメンバー内でデータを共同編集する

利用評価方法の改善

▶他学生イベントに対する情報共有環境の適用

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スタッフ全員が質の高い議論を生み出しやすい環境

スタッフ間の交流不足によるコミュニケーション

障害の克服

データを共有することでコミュニケーションにつながる機能

スタッフのモチベーション向上につながる

機能

情報共有環境の必要機能

「Docs」を用いた効率のよいデータ共有とシェアから生まれる

議論

グループ機能でコミュニティ内でやりとりを行う。ログも残る。

いいね！ボタンの有効活用友達機能での共有やSNS上でのやりとり

いいね！ボタンの有効活用友達機能での共有やSNS上でのやりとり

他学生イベントにおける”機能”の適用可能性

▶環境を導入する際の学生イベントの条件

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環境が活性化しない

保守的である学生イベント

交流を目的とする学生イベント

環境が必要ない

情報共有環境を導入する際の学生イベントの条件「プロジェクト色の強い学生イベント」あるいは

「革新的な学生イベントである」環境の利用を先導するリーダーと部門が必要リアル（対面）でのコミュニケーションに

重きを置いている。

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▶今後の課題機能の拡張

他のサービスとの併用・切り替えについて考察

スマートフォン対応環境の構築

jQuery mobileなど

ユーザに求められている機能の実装

他イベントでの検証

条件に従った学生イベントにおける適用検証

条件に従った学生イベントにおけ

る評価

システムの開発

ノウハウやナレッジを元にシステム構築

柔軟性や拡張性に富むユーザの要望に対応可能なシステム

効果的な運用