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6月のお便り
本州では梅雨の時期でしょうか。 こちら北海道では梅雨はなくて、とても良い季節です。 今月号は先月に引き続き、4月8日に行われました講演会についてご報告したいと思います。
今月は2番目にお話いただいた、いつも弊社製品の分析に関わる部門を全て引き受けてくださっている、井上先生 の講演内容です。 井上先生は弊社設立当時から大変お世話になっている先生で、 何よりも科学的な実証を元に製品作りをしている弊社にとって非常 に大事な存在でして、この方がいなければ今の製品はあり得ませ
んでした。 そんな先生のお話のテーマは、「成分分析でわかること」。 「ジハイドロジェン モノオキサイド (Dihydrogen Monoxide)という話 題の物質があります。この物質、ヒトの体内や自然界にも存在し、今 流行の「デトックス」を促進させる作用が知られています。ところがこ
の物質、ヒトに多尿や電解質異常といった中毒症状を引き起こし、 過去には戦争の原因にもなりました。このややこしい名前の物質、 一般に「水」と呼びます。」という、アメリカのジョークサイト「DHMO.org」 のビックリするようなお話からスタートしました。 なぞなぞみたいですが、
「人間の体の中や自然界にあって、デトックスにも必要だけど中毒も起こしてしまう物質はなんでしょう?」 という質問の答えが「水」なのです。 一気に大量に摂取しすぎると、水ですら危険なものになるのですが、でも日常生活の中で「水は危険だ!」なんて 思わないですよね? といったように、どんなものでも表現方法や解説の仕方、見る角度によって全く捉え方が違ってきます。
宣伝方法によって、その商品のイメージが全く変わるということです。 どこのデータのどの部分を切り取るか、で、同じものが全く違うものになります。 井上先生には弊社製品を企画する段階から、全ての原料、世の中に既に出回っている霊芝を使用したサプリメント 等の成分分析をお願いしてきました。 先生はその当時、霊芝というものをご存知なく、全く知らない謎の物体をひたすら分析してくださっていました。
その中で、ものによってあまりにも極端な結果が出てくるので、「これは一体どういうことなんだ?」ということから、どん どん霊芝について探求してくださり、現在に至ります。 講演会では、様々な分析データなどを使って様々なデータの違いについて詳しく説明してくださいました。 グラフも、切り取り方や縦横軸の長さの変更等によって違う結果に見えるのを知って、私も驚きました。 どの製品を選ぶか、という時に皆さんとても迷うと思いますが、客観的データは曲げることのできない事実を示しま
す。どこの会社も都合の悪いデータは出したくないものですが、本当に自信を持ってその商品を世に送り出すので あれば、必ず、曖昧ではない正確で客観的なデータが記載されているはずです。 この他、高速液体クロマトグラフィーの検査の手順などを動画や写真を使って解説してくださいました。 成分分析という、普段全く知らない世界をちらっと覗くことができて、とても楽しかったです!!!
製品に関するお問い合わせは特約店 またはバイオゲイン 011−590−0114