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水防団との情報伝達訓練の実施水防団との情報伝達訓練の実施水防団との情報伝達訓練の実施水防団との情報伝達訓練の実施
○水防活動の強化に関する事項 【令和元年度:黒滝村】
課題対応 I
近年、⽇本各地で局地的豪⾬が頻発し、極めて短時間に住宅浸⽔や⼟砂災害が発⽣し甚⼤な被害をもたらしており、⿊滝村においても例外ではありません。こうした災害を教訓としつつ、これからの災害に備えるため、令和元年度は、情報伝達訓練・避難訓練及び避難所開設訓練を⾏った。水防団(消防団含む。)においては、情報伝達に重点を置き訓練に挑んだ。
10分移動積算⾬量、1時間移動積算⾬量、累積⾬量が表⽰される。意外にも各所で降⾬量の差があることや、夜
間では照明器具を追加するなど、改善の必要がある。
実施概要
感想等
実施状況●未明からの大雨により、「大雨洪水警報」及び「土砂災害警戒情報」が発表。避難準備、避難勧告を発令し、避難を呼びかける。また、⼀部地域で小規模災害発生に伴い、避難指示を発令。指定緊急避難所を開設し、避難者の受⼊れを⾏う。
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感想等
全村民を対象とした防災訓練及び講演会の実施全村民を対象とした防災訓練及び講演会の実施全村民を対象とした防災訓練及び講演会の実施全村民を対象とした防災訓練及び講演会の実施
○避難勧告等の発令基準の周知及び避難行動の実施訓練
〇防災意識の向上を目的とした防災講演会の実施 【令和元年度:川上村】
課題対応 B
令和元年9月1日(日)に全村⺠を対象に「⼤型の台風が接近」と想定した防災訓練(避難訓練)を⾏い、約750名が参加しました。避難勧告等を基準に従い発令、住⺠へ避難⾏動を促し、村⺠の方々は各地区の指定避難所へ避難されました。その後、村職員によりハザードマップの確認と避難勧告等の発令基準の周知を⾏い、「早め早めの避難」を呼びかけました。また、北淡震災記念公園⽀配⼈による講演会を実施し、防災意識の向上を図りました。
・村⺠の約半数が参加し、防災に対する意識と関⼼が高いと感じた。
・阪神淡路⼤震災の当時の状況など詳しく知ることができ、地域での⼈のつながりの⼤切さを改めて認識することができた。
実施概要 実施状況●日時令和元年9月1日(日)8:30〜12:00
●参加機関川上村・消防団・区⻑会・吉野警察署
●当日のスケジュール8:30 訓練開始
台風接近による「災害警戒体制」9:00 大雨警報による「避難準備・高齢者等避
難開始」発令(避難開始)9:05 災害対策本部設置9:10 ⼟砂災害警戒情報による「避難勧告」発令
10:00 避難完了説明会
12:00 訓練終了13:00 防災講演会
避難訓練 講演会
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消防団幹部への水防活動の周知消防団幹部への水防活動の周知消防団幹部への水防活動の周知消防団幹部への水防活動の周知
○出動基準の必要性の再確認、基準整備
【令和元年度:東吉野村】
課題対応 I
毎年8⽉当初に消防団の分団⻑を対象に村防災計画に記載している⽔防活動計画の出動基準や活動内容、村内道路の通⾏規制基準等と併せ⾃主防災組織である⾃治会との⽔防活動時の連携マニュアル等の確認及び周知を実施している。
⽔防活動の現場で指揮を執る分団⻑の出動基準や活動内容を理解しておき迅速な対応を⾏えること及び⾃治会との連携を⾏うことでよりスムーズな水防活動の実施が期待できる。
実施概要
感想等
実施状況●日 時 令和元年8⽉2⽇(⾦)
午後1時30分から●参加機関 村消防団 団⻑、副団⻑、分団⻑
●実施概要 配布資料の説明●●●
●●●
●●●
●●●
94-
感想等
ホットラインの構築・実施ホットラインの構築・実施ホットラインの構築・実施ホットラインの構築・実施課題対応 C
県・市町村間の洪水対応ホットラインを構築し、平成30年6月16日から運用を開始した。今年度のホットラインは10月12日(台風19号)に⾏われて、紀の川圏域では合計5回であった。土木事務所から市町村へ危険水位到達情報などを伝えた。
○県・市町村間のホットラインの構築、運用開始
【平成30年度:奈良県】
ホットライン概念図 実施記録表(例)
実施回数
避難情報発令の判断材料となる危険⽔位などの情報を、河川管理者から市町村へ直接電話により伝えることで、情報伝達の遅れや漏れを防ぐことができた。今年度の運⽤を踏まえて、限られた時間の中で迅速かつ的確に情報伝達できるように、協議会の場を活⽤して情報の伝達⽅法等について確認することが必要である。
<10月12日>吉野土木→各市町村:ライン① 2回(吉野川)五條土木→各市町村:ライン① 2回(吉野川、丹⽣川)
ライン② 1回(丹⽣川)
避難情報 水防活動等避難完了避難勧告/避難指示(緊急)避難準備・高齢者等避難開始 水防団出動水防団配備市町村(水防管理団体)水防周知河川 危険度レベル氾濫等の発生氾濫危険水位避難判断水位水防警報(出動) 氾濫注意水位水防警報(準備) 水防団待機水位
[水防情報]土木事務所(河川管理者) ライン②ライン①
県管理河川は中⼩規模の河川が多く、急激な⽔位上昇も考えられることから、避難の判断につながる情報の遅れや漏れを防ぐため、河川管理者から、避難勧告等の発令を判断する市町村⻑等へ直接電話により伝達する仕組みです。ホットラインの概念
【〇〇土木事務所】水位観測所 観測時刻 ライン・危険水位令和 年 月 日 時 分 時 分令和 年 月 日 時 分 時 分令和 年 月 日 時 分 時 分【連絡・確認事項】【連絡・確認事項】伝達内容【連絡・確認事項】日時 連絡時刻 発信者 受信市町村 受信者 対象河川
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水防訓練の実施水防訓練の実施水防訓練の実施水防訓練の実施
○関係機関が連携した実働水防訓練の実施
【平成30年度:奈良県】
課題対応 I
令和元年度奈良県防災総合訓練を開催した。奈良県防災総合訓練は防災関係機関等の参加と住⺠の協⼒を得て、総合的な防災訓練を⾏うことにより、防災関係機関等の連携体制の強化及び住⺠の防災意識の⾼揚を図ることを目的として毎年実施している。⽔防訓練では、関係機関が協⼒して、土のう積み訓練を実施した。
県⺠が不動産購⼊の際に住宅等を購⼊・改築する際に土地の災害リスクの把握や災害リスクを軽減・回避する努⼒を促すことが期待できます。
実施概要
感想等
実施状況●⽇時︓令和元年8月31日(土)9:00〜12:00●場所︓航空⾃衛隊幹部候補⽣学校、桜井市、桜井市消防団、奈良県県⼟マネジメント部河川課・中和土木事務所(毎年県内市町村で持ち回りで実施)●対象︓県⺠、県内市町村関係者など●実施概要︓上記参加機関合同により⽔防訓練を実施した。河川パトロールによる決壊箇所発⾒から、土のう作製、積み土のう設置(改良⼟のう着工)を実施した。
訓練開始前
積み土のう設置 積み土のう設置
土のう作製
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防災学習の実施防災学習の実施防災学習の実施防災学習の実施
○不動産関係者を対象とした水災害教育の実施
【平成30年度:奈良県】
課題対応
県政出前トークとして不動産関係者を対象とした⽔災害教育を実施した。
県⺠の防災意識の向上、関係機関の連携強化、防災技術の向上、地域防災⼒の向上が期待される。
実施概要
感想等
実施状況●日時︓令和元年9月20日(⾦)●場所︓⼤和郡⼭城ホール●対象︓(公社)不動産保証協会奈良県本部、
奈良県県⼟マネジメント部河川課●実施概要︓住宅等を購⼊・改築する際に不動産業者から土地の災害リスクの把握や、災害リスクを軽減・回避する努⼒を促すことができるよう不動産保証協会の法定義務研修会にて講義を⾏った。奈良県の治⽔対策について説明後、⽔害リスクの確認として洪水浸水想定区域図の説明、出水時に避難判断の材料となる情報収集の⽅法として奈良県ホームページ等を紹介した。
県政出前トークの様子
県政出前トークの様子
県政出前トークの様子
H
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令和元年台風第10号に係る振返りの実施
○秋以降の本格的な台風シーズン到来に備え、奈良県TV会議システムを使った振
返りを奈良県と共催して実施 【令和元年度︓奈良地⽅気象台】
課題対応 H
令和元年9月3⽇、奈良県TV会議システムを使った台風第10号に係る振返りを奈良県と共催しました。台風第10号の事例を取りあげて、秋以降の本格的な台風シーズン到来に備え、各種防災気象情
報の利活⽤⽅法と地域住⺠に対して⾃治体側が持っている危機感をどう伝えるのかに関して、その問題点と今後の改善点ついて認識の共有を図りました。
・振返りの実施により、気象台が各種防災気象情報を発表したタイミングや意図が分かり、市町村がこれを受けてどう対応したのかを確認したことで、今後の防災対応に利活⽤できる。
実施概要
感想等
実施状況●日時
9月3日 14時〜15時●参加機関奈良県、県内市町村の防災担当職員
(市町村はTV会議システムに入っての参加)●実施概要
台風第10号に関する気象概要を説明後、県及び市町村の防災担当室課が各種防災気象情報をどう活⽤したのかを中⼼に意⾒交換を実施した。
奈良県庁内での振り返りの様子市町村側のTV会議システムの画面
・TV会議システムを使ったことで、市町村の防災担当が忙しい出水期中にもかかわらず、多くの市町村が会議に参加できた。振返りでは、気象台がどのような意図をもって各種防災気象情報を発表したのかを説明したので、市町村の防災担当に各防災気象情報の持つ意義を再認識していただいた。今後もこのような振返りを実施することで、⾃治体側の防災に関する知識を⾼めていただけるものと考える。・市町村の防災担当者は2,3年ごとに異動することが多く、毎年出⽔期前に防災気象情報に関する勉強会を開催しているが、質疑応答で基本的な質問が出たことから、各市町村の防災担当者を訪問して、打合せを実施する必要を感じた。出水期後に各市町村の防災担当者を訪問し、打合せを実施した。134-
・多くの人たちが、“来るであろう災害”に今から準備しているのがよくわかった。(来館児童)
・洪⽔の⽔の量を聞いて、なぜ⼤きいダムを造ったのかがよくわかった。(来館児童)
・学校でも「防災タイムライン」は、今から真剣に話し合いをしようと思いました。(来館教諭)
平成8〜令和元年度の累計⾒学者累計 約72万人⾒学新聞コンクール応募累計 388校22,752人令和元年度の⼩学⽣団体総数⾒学者数 105団体5,783名
内、小学校の校外学習校 27校1,481名内、⾒学新聞コンクール応募数 20校1,123名
小学生を対象とした防災教育小学生を対象とした防災教育小学生を対象とした防災教育小学生を対象とした防災教育
○大滝ダムでは、併設する大滝ダム・学べる防災ステーションを活用した防災教育を実施。
また、参加した児童による「ダム見学新聞」コンクールも開催。 【令和元年度:近畿地整】
課題対応 H
大滝ダム及び併設する学習施設には、奈良県教育部局等の協力のもと、奈良県内の小学生を中心に多くの見学者を
迎え、令和元年度までの来場者は約72万人に上ります。
大滝ダム・学べる防災ステーションでは、設置された映像やジオラマ、豪雨体験施設等により、人間の知恵がどのよう
に「水」を治め、「水」を活用してきたかを「見て、聞いて、さわって」学習することができます。
また、小学生が大滝ダムで学んだことをまとめた新聞を応募する「ダム見学新聞」コンクールを毎年開催しています。
令和元年度は20校の1,123名の応募作品から選定された優秀作品について、3月8日に表彰式を実施します。
実施概要
感 想 等
実施状況
ジオラマによる説明
豪雨体験施設 ⾒学新聞コンクール表彰式
ダム堤内(中みち)⾒学
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