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実施期間:平成21年度~平成23年度 700MHz帯等を用いた移動通信技術等の 国際標準化のための国際機関等との 連絡調整事務

700MHz帯等を用いた移動通信技術等の 国際標準化のための ......APG、AWG等の会合において我が国のITS技術の技術開発動向や技術基準の検討状況等を

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Page 1: 700MHz帯等を用いた移動通信技術等の 国際標準化のための ......APG、AWG等の会合において我が国のITS技術の技術開発動向や技術基準の検討状況等を

実施期間:平成21年度~平成23年度

700MHz帯等を用いた移動通信技術等の 国際標準化のための国際機関等との

連絡調整事務

Page 2: 700MHz帯等を用いた移動通信技術等の 国際標準化のための ......APG、AWG等の会合において我が国のITS技術の技術開発動向や技術基準の検討状況等を

成果目標及び実施概要

安全運転支援のための700MHz帯周波数を用いた車車間・路車間通信技術や79GHz帯を用いたミリ波高分解能レーダ技術等のITS無線システム技術について、ITU-R等の国際 標準化機関における通信方式や周波数等の国際標準化を目指して、国際標準化の動向

調査や関係者との連絡・調整等を行う。この調査結果を踏まえ、我が国の周波数有効利用に資するITS無線システム技術のITU-R勧告への反映等を目指す。

成果目標

安全運転支援のための車車間・路車間通信技術、79GHz帯を用いた高分解能レーダシステム技術等のITS無線システム技術について、我が国の技術をITU-R

等における国際標準に反映させるため、動向調査、各国との連絡・調整、国際標準化活動等を実施。

AWGやETSI等における地域標準化機関を積極的に活用し、アジア太平洋諸国や欧州を含めた各国との連携を強化することで、ITU-R等における国際標準化活動を積極的・戦略的に実施。

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実施概要

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2011年11月のWP5A会合においては「Advanced ITS Radiocommunications」に関して日本、韓国

及びドイツと協同し、報告書草案を改訂して、新報告書案として承認。

AWG-11会合において日本のWP5Aでの活動紹介および協力依頼、韓国等とのWP5Aへの対応協議、アジア太平洋地域での情報交換、各国の検討状況の調査を実施。

ITU-R SG5 WP5A会合(2011年6月、11月)において「Advanced ITSに関する報告書」の作業

文書の改訂提案、報告書の作業文書に関する他国との調整(ドイツ、韓国、米国等)、報告書案の改訂作業および審議を実施。

目標の達成状況①

車車間通信・路車間通信

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引き続き開催されたSG5会合において承認され、新報告書:ITU-R Report M.2228が完成。

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79GHz帯を用いた高分解能レーダシステム

技術についてITU-R M.1452-1の勧告改訂

草案を作成し、勧告ITU-R M.1452-2が採択。

目標の達成状況②

高分解能レーダ

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79GHz帯を用いた高分解能レーダシステムの

ための周波数分配確保を目指した日本からの提案をAPGの共同提案としてWRCに提案。

2012年2月に開かれたWRC-12会合においてWRC-15での新議題 (Agenda Item) 1.18: RLS-78 GHzとして承認。

無線標定

(レーダー) (公共・一般業務)

77.0

電波天文 電波天文

アマチュア衛星・アマチュア

76.0 GHz 77.5 78.0 79.0

無線標定

(公共・一般業務)

76~81GHzにおける周波数の国際分配

81.0

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APG、AWG等の会合において我が国のITS技術の技術開発動向や技術基準の検討状況等を紹介。

目標の達成状況③

アジア地域における標準化活動の推進

調査結果概要 ・いずれの調査国においても道路インフラの整備水準は高いとは言えず、高速道路等の 建設に関する意欲は高いと思われる。一方で資金的な制約は各国ともあるため、ETCによる料金収受や交通管制によるインフラの有効活用等に関し、ITS無線通信システムに対するニーズは今後も継続して増加していくと考えられる。 ・ITS無線通信に関しては、国家標準として国内の方式を統一化する動向がある一方、実際の有料道路の整備は段階的に行われており、統一方式の導入には至っていない。道路

整備については、国際的な借款などによる資金で区間別の整備が行われるケースや複数のコンセッション企業により運営が行われるケースが多く、国側の標準とは直接関係なく 個別のシステムが導入されるケースが散見される。

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日本のITS無線システム導入に向けインド、ベトナム、マレーシア、インドネシア等を 訪問し、各国の動向調査を実施。

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技術基準への反映等

■ 車車間通信・路車間通信 2011年11月、車車間通信・路車間通信に関する報告書:ITU-R Report M.2228が完成。

■ 高分解能レーダ 2011年11月高分解能レーダに関連する勧告ITU-R M.1452-2が採択。

2009年7月~2012年8月

情報通信審議会において技術的条件を審議

2011年11月 車車間通信・路車間通信に関する報告書:ITU-R

Report M.2228が完成

2011年12月

省令改正

2010年2月~

情報通信審議会において技術的条件を審議

2011年11月

高分解能レーダに関連する勧告ITU-R

M.1452-2が採択

2012年4月

情報通信審議会において技術的条件を答申

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