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i B1JW-5151-01Z2 PowerGEM Plus V6.2 PowerGEM Plus V6.2 PowerGEM Plus V6.2 PowerGEM Plus V6.2 説明書 説明書 説明書 説明書

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B1JW-5151-01Z2

PowerGEM Plus V6.2PowerGEM Plus V6.2PowerGEM Plus V6.2PowerGEM Plus V6.2 説明書説明書説明書説明書

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まえがきまえがきまえがきまえがき

このたびは、『PowerGEM Plus V6.2』をお買い上げいただきありがとうございます。 PowerGEM Plusは、システム間で共通な資産の管理機構を持つプログラム開発環境の基盤となる製品です。PowerGEM Plusは、以下のシステムで動作するソフトウェアです。 ● Microsoft(R) Windows(R) 95 operating system ● Microsoft(R) Windows(R) 98 operating system ● Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition ● Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation operating system Version 4.0および Microsoft(R) Windows NT(R) Server network operating system Version 4.0

● Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operation System ● Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operation System ● Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operation System ● Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system ● Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition operating system

[[[[インターネットでの使用についてインターネットでの使用についてインターネットでの使用についてインターネットでの使用について]]]] 本製品はインターネットへのサービスを提供する用途のためには設計・製造されておりません。インターネットに接続しない環境(イントラネット内)で使用するか、インターネットに接続して使用する場合は、運用環境によりセキュリティ侵害対策を構築した上でご使用下さい。

2002年6月 Microsoft、Windows、Windows NT、Visual BasicおよびVisual C++は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。 UNIXは、X/Openカンパニーリミテッドが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。 IBM、OS/390は、米国IBMの米国およびその他の国における登録商標です。 JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。 Excelは、米国Microsoft Corporationの製品です。

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2002

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本書の読み方本書の読み方本書の読み方本書の読み方

◆ 目的目的目的目的 本書は、PowerGEM Plusを利用した開発資産の管理および開発作業をサポートする開発ツールの基本的な知識を提供することを目的としています。このマニュアルから以下の知識を得ることができます。 ● PowerGEM Plusの概要 ● PowerGEM Plusを利用した資産管理の概要 ● PowerGEM Plusが提供する資産管理の仕組みと特徴 ● PowerGEM Plusを使用した各種サーバ上の資産の管理方法 ● PowerGEM Plusが提供する各種開発支援ツールの機能および使い方

◆ 本書の位置付け本書の位置付け本書の位置付け本書の位置付け 本書は、PowerGEM Plusを利用した開発資産の資産管理および開発作業をサポートする開発ツールの基本的な知識を提供することを目的としています。PowerGEM Plusが提供している各コマンドの詳細やオプションについては、各コマンドのヘルプを参照してください。また、資産管理の利用手順を、使用するコマンドの流れに沿って詳細に説明している『PowerGEM Plus 資産管理オペレーションガイド』を提供しています。本書と併せてお読みください。

◆ 対象読者対象読者対象読者対象読者 本書は、PowerGEM Plusの資産管理を、はじめてご使用になる管理者および開発者の方を対象としています。 ● PowerGEM Plusを利用してアプリケーションを開発される方 ● PowerGEM Plusを使用して分散開発環境を構築される方 ● PowerGEM Plusにツールを組み込んで利用される方

なお、本書を読むにあたっては、以下のシステムの一般的な知識が必要です。 ● Microsoft(R) Windows(R) 95 operating system ● Microsoft(R) Windows(R) 98 operating system ● Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition ● Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation operating system Version 4.0

● Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system Version 4.0

● Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system ● Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system ● Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system ● Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system ● Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition operating system

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◆ 内容内容内容内容 本書の構成と各章の記述内容を以下に示します。 ● 第1章 概要 PowerGEM Plusの構成および代表機能の概要について説明しています。また、PowerGEM Plusを適用した開発環境の概要についても説明しています。

● 第2章 PowerGEM Plusの資産管理 PowerGEM Plusの資産管理機構として実現している資産管理機能の考え方や仕組みについて詳細に説明しています。

● 第3章 PowerGEM Plusの使用方法 PowerGEM Plusの起動/終了方法、操作方法およびウィンドウ構成について説明しています。

● 第4章 資産管理の適用手順 PowerGEM Plusを資産管理ツールとしてアプリケーション開発に適用するための手順について説明しています。

● 第5章 資産管理の操作方法 PowerGEM Plusの資産管理機能の操作方法を説明しています。

● 第6章 資産管理のコマンド操作方法 PowerGEM Plusの資産管理機能を実行する資産管理コマンドの操作方法を説明しています。

● 第7章 Windows(R)環境のファイルの操作方法 PowerGEM Plusの操作ビューである開発マネージャから、Windows(R)環境上のファイルを操作する方法について説明しています。

● 第8章 サーバのファイルの操作方法 PowerGEM Plusの操作ビューである開発マネージャから、各サーバ環境上のライブラリおよびファイルを操作する方法について説明しています。

● 第9章 サーバのジョブの操作方法 PowerGEM Plusの操作ビューである開発マネージャから、各サーバ環境上のジョブを操作する方法について説明しています。

● 第10章 印刷の操作方法 PowerGEM Plusが開発支援ツールとして提供する印刷ツールの操作方法について説明しています。

● 第11章 エディタの操作方法 PowerGEM Plusが開発支援ツールとして提供するエディタの操作方法について説明しています。

● 第12章 ビルダの操作方法 PowerGEM Plusが開発支援ツールとして提供するビルダの操作方法について説明しています。

● 第13章 検索の操作方法 PowerGEM Plusが開発支援ツールとして提供する検索ツールの操作方法について説明しています。

● 第14章 ファイル比較の操作方法

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PowerGEM Plusが開発支援ツールとして提供するテキストファイル比較ツールの操作方法について説明しています。

● 第15章 フォルダ比較の操作方法 PowerGEM Plusが開発支援ツールとして提供するフォルダ比較ツールの操作方法について説明しています。

● 第16章 ツールの組み込み方法 PowerGEM Plusにツールを組み込むための、Scriptソースの作成や環境設定について説明しています。

● 第17章 メイクファイルの記述形式 ビルダを使用するために必要なメイクファイルの記述形式を説明しています。

● 第18章 環境設定 PowerGEM Plusを効率良く使用するための環境設定について説明しています。また、PowerGEM Plusと各種サーバ環境との連携のための環境設定についても説明しています。

● 付録A OASYS2文書を管理する OASYS2文書をPowerGEM Plusの資産管理機能を使用して管理する方法について説明しています。

● 付録B PowerGEM Plusで扱うサーバのライブラリ/メンバの属性 PowerGEM Plusで扱うことができるグローバルサーバおよびビジネスサーバのライブラリおよびメンバの属性の一覧を示しています。

● 付録C アプリケーションの開発例 アプリケーションの開発例について説明しています。プログラムソースの作成からデバッグまでの、一連の開発作業の流れと開発作業の概要を示しています。

● 付録D メイクファイルの記述例 メイクファイルの記述例として、COBOLのアプリケーションのメイクファイル例を示しています。

● 付録E NetCOBOLからの資産管理の利用 プログラミング言語COBOLの開発環境向け製品であるNetCOBOLからPowerGEM Plusを利用する方法を説明しています。

● 付録F メッセージモニタ ツールの動作を確認するための開発支援ツール:メッセージモニタについて説明しています。

● 用語集 PowerGEM Plusを理解する上で重要な用語の意味を説明しています。

◆ 関連マニュアル関連マニュアル関連マニュアル関連マニュアル 資産管理に関連する製品のマニュアルを以下に示します。

PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusに関連するマニュアルに関連するマニュアルに関連するマニュアルに関連するマニュアル

PowerGEM Plusの資産管理の詳細な操作手順に関する知識を得ることができます。

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● PowerGEM Plus 資産管理オペレーションガイド

PowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus Administratorに関連するマニュアルに関連するマニュアルに関連するマニュアルに関連するマニュアル

PowerGEM Plusは、PowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用することができます。PowerGEM Plus Administratorの構成管理機構に関する全般的な知識を得ることができます。 ● PowerGEM Plus Administrator V6.2 説明書 ● PowerGEM Plus Administrator 構成管理オペレーションガイド

グローバルサーバ連携時に関連するマニュアルグローバルサーバ連携時に関連するマニュアルグローバルサーバ連携時に関連するマニュアルグローバルサーバ連携時に関連するマニュアル

富士通メインフレームの資産格納庫である、GEMライブラリに関する知識を得ることができます。 ● OSIV/F4 MSP GEM1/GEM2 使用手引書 ● OSIV/F4 MSP GEM3 使用手引書 ● OSIV/XSP GEM1/GEM2 使用手引書 ● OSIV/XSP GEM3 使用手引書

富士通メインフレームのアプリケーション開発環境を構築するための知識を得ることができます。 ● WSMGR V4.1使用手引書 ● WSMGR ソフトウェア開発キット V4.1 使用手引書 ● OSIV AP/DF説明書 ● OSIV AP/EF使用手引書 対話処理プログラム編

IBMメインフレームのアプリケーション開発環境を構築するための知識を得ることができます。 ● MVS版 TCP/IPカストマイズと管理者の手引き

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP)連携時に関連するマニュアル連携時に関連するマニュアル連携時に関連するマニュアル連携時に関連するマニュアル

ビジネスサーバの資産格納庫である、GMSライブラリおよびEMSライブラリに関する知識を得ることができます。 ● ASP 世代管理説明書

ビジネスサーバ連携環境を構築するための知識を得ることができます。 ● ASP SymfoNET説明書 BASE 編 ● UXP/DS SymfoNET 説明書 BASE 編

UNIXUNIXUNIXUNIXサーバ連携時に関連するマニュアルサーバ連携時に関連するマニュアルサーバ連携時に関連するマニュアルサーバ連携時に関連するマニュアル

UNIXの資産格納庫である、GEMライブラリに関する知識を得ることができます。 ● FUJITSU PowerGEM 説明書

その他のマニュアルその他のマニュアルその他のマニュアルその他のマニュアル

NetCOBOLによるプログラム開発に必要な知識を得ることができます。 ● NetCOBOL 使用手引書

画面・帳票を定義するために必要な知識を得ることができます。 ● FORM 説明書

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◆ 表記方法表記方法表記方法表記方法 本書では、以下の表記方法を使用しています。

表示表示表示表示 ● [……]:ウィンドウ、メニューやコマンドなどの名称を示します。 例)[ファイル一覧]ウィンドウ、[表示]コマンドなど

マークマークマークマーク

● 資産管理の使用に関して、注意が必要な情報であることを示します。

● 資産管理を効率良く利用するためのポイントとなる情報を示します。

● 参考となる情報を示します。

● 資産管理を効率良く利用するためのヒントとなる情報を示します。

● 詳細な情報の参照先を示します。

● 説明記事の要約を示します。

● 具体例を示します。

● :緑色文字

本文中の説明で、キーポイントとなる単語・語句などは、強調するため文字の色を変えています。 例) これは重要な語句です。

図中の数字の扱い図中の数字の扱い図中の数字の扱い図中の数字の扱い ● 図中の丸付き数字:本文の説明では、数字を[ ]で囲んで表記しています。 例)

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製品名称製品名称製品名称製品名称 本書では、使用する製品名称について、以下のように省略して表記(-->「省略表記名」)しています。 ● 「 Microsoft(R) Windows(R) operating system Version 3.1 」 -->「Windows(R) 3.1」

● 「Microsoft(R) Windows(R) 95 operating system」-->「Windows(R) 95」 ● 「Microsoft(R) Windows(R) 98 operating system」-->「Windows(R) 98」 ● 「Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition」-->「Windows(R) Me」 ● 「Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation operating system Version 4.0」および「Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system Version 4.0」-->「Windows NT(R)」または「Windows NT(R) 4.0」

● 「 Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system Version 4.0, Terminal Server Edition」-->「Windows NT(R)」または「Windows NT(R) 4.0 T.S.E」

● 「Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system, Enterprise Edition Version 4.0」-->「Windows NT(R)」または「Windows NT(R) 4.0 E.E」

● 「Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system」-->「Windows(R) 2000」または「Windows(R) 2000 Professional」

● 「 Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system 」 -->「Windows(R) 2000」または「Windows(R) 2000 Server」

● 「Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system」-->「Windows(R) 2000」または「Windows(R) 2000 Advanced Server」

● 「Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system」-->「Windows(R) XP」または「Windows(R) XP Professional」

● 「Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition operating system」-->「Windows(R) XP」または「Windows(R) XP Home Edition」

● 「 Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system Version 4.0」および「Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system Version 4.0, Terminal Server Edition」および「Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system, Enterprise Edition Version 4.0」-->「Windows NT(R) Server」

● 「Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation operating system Version 4.0」-->「Windows NT(R) Workstation」

● 「 Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network operating system Version 4.0」および「Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system」および「Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system」-->「Windows(R)サーバ」

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● 「Windows(R) 95」、「Windows(R) 98」、「Windows(R) Me」、「Windows NT(R)」、「Windows(R) 2000」および「Windows(R) XP」-->「Windows(R)」

● 「Microsoft(R) Visual Basic(R) programming system」-->「Visual Basic(R)」

● 「Microsoft(R) Word 97」-->「Word97」 ● 「Microsoft(R) Word 98」-->「Word98」 ● 「Microsoft(R) Word 2000」-->「Word2000」 ● 「Microsoft(R) Word Version 2002」-->「Word2002」 ● 「Word97」、「Word98」、「Word2000」、「Word2002」-->「Word」 ● 「Excel97」、「Excel2000」、「Excel2002」-->「Excel」 ● 「OASYS/Win V2. 3」以降、「OASYS for Windows(R) V3.0」以降 -->「OASYS」

COBOLCOBOLCOBOLCOBOL開発環境向け製品に関する表記開発環境向け製品に関する表記開発環境向け製品に関する表記開発環境向け製品に関する表記 プログラミング言語COBOLの開発環境向け製品であるNetCOBOLは、従来のPowerCOBOL97の後継製品です。本書では、PowerCOBOL97を含めたプログラミング言語COBOLの開発環境向け製品の名称としてNetCOBOLを使用しています。

サーバ・システム等に関する表記サーバ・システム等に関する表記サーバ・システム等に関する表記サーバ・システム等に関する表記 ● 下記の各サーバを総称して、単にサーバと表記しています。

― グローバルサーバ ― UNIXサーバ PRIMEPOWER/GP7000F S series/GP-Sファミリー/富士通S series GP7000Dファミリー

― ビジネスサーバ PRIMERGY 6000/GRANPOWER6000シリーズ/Kシリーズ GP7000Dファミリー

― Windows(R)サーバ ● グローバルサーバの以下のシステムを総称して、単にグローバルサーバと表記しています。なお、OSIV系のシステムは富士通メインフレーム、IBM OS/390システムはIBMメインフレームと表記します。 ― OSIV/F4 MSPシステム ― OSIV/MSPシステム ― OSIV/XSPシステム ― IBM OS/390システム

● ビジネスサーバとして連携するシステムを区別する必要がある場合は、以下に示す表記で連携先のシステムを区別しています。 ― ビジネスサーバ(ASP) PRIMERGY 6000/GRANPOWER6000シリーズ/Kシリーズ

― ビジネスサーバ(UNIX) GP7000Dファミリー

● 以下の各システムを総称してUNIXシステムまたはUNIXと表記しています。 ― Solaris ― UXP/DS

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● 以下の各資産格納庫を総称して、単にライブラリと表記しています。 ― GEMライブラリ ― GMSライブラリ ― EMSライブラリ ― 区分ファイル ― 順ファイル ― 一般ファイル UNIXサーバ、ビジネスサーバ(UNIX)が対象

画面の扱い画面の扱い画面の扱い画面の扱い 本書に記載している画面の一部は、標準の表示形式・設定を一部変更して利用しています。 ● PowerGEM Plusのエディタ画面 エディタの画面(編集ウィンドウ)では、行番号(順序番号)などの色、フォントや表示形式を変更している画面があります。

● Windows(R)エクスプローラの画面 表示オプションとして、“すべてのファイルを表示する”を設定しています。

◆ 告知文告知文告知文告知文 本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業用等の一般的用途を想定して設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造されたものではございません。お客様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品を使用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相談ください。

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2002

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目次

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目次目次目次目次 第1章 概要 ..................................................................................... 1 1.1 PowerGEM Plusの構成 ...................................................................... 2 1.1.1 資産管理機構 ....................................................................... 3 1.1.2 CASEツール統合基盤機構 ............................................................. 4 1.2 開発支援ツール ........................................................................... 6 1.2.1 既存ツールの組み込み ............................................................... 7 1.3 資産管理 ................................................................................ 11 1.3.1 サーバ上の資産の一括管理 .......................................................... 11 1.3.2 GEMライブラリによる資産の集中管理.................................................. 13 1.4 サーバ環境上の資源の操作 ................................................................ 15 1.5 PowerGEM Plusを適用した開発環境 ......................................................... 17 1.5.1 資産と開発支援ツールの関係 ........................................................ 18 1.5.2 資産の管理形態 .................................................................... 19

第2章 PowerGEM Plusの資産管理 ................................................................. 22 2.1 資産管理の概要 .......................................................................... 23 2.2 ワークスペースを利用した資産の操作....................................................... 24 2.2.1 ワークスペースとは ................................................................ 25 2.2.2 利用できる資産格納庫 .............................................................. 25 2.2.3 ワークスペースと資産格納庫間のコード変換........................................... 26 2.2.4 ワークスペースの構成 .............................................................. 29 2.2.5 ワークスペースの定義形態 .......................................................... 33 2.2.6 ワークスペースの表示 .............................................................. 34 2.2.7 ワークスペース操作上の留意点....................................................... 37 2.3 GEMライブラリによる資産の管理 ........................................................... 39 2.3.1 GEMライブラリの構成 ............................................................... 40 2.3.2 メンバの構成 ...................................................................... 41 2.3.3 メンバの管理情報 .................................................................. 42 2.3.4 世代管理の仕組み .................................................................. 44 2.3.5 更新履歴情報とは .................................................................. 45 2.3.6 保有する世代数 .................................................................... 46 2.3.7 旧世代の更新 ...................................................................... 48 2.4 資産属性の統一 .......................................................................... 50 2.4.1 属性情報とは ...................................................................... 50 2.4.2 資産種別と属性 .................................................................... 52 2.4.3 資産の属性設定 .................................................................... 56 2.4.4 順序番号の扱い .................................................................... 58

第3章 PowerGEM Plusの使用方法 ................................................................. 60 3.1 PowerGEM Plusの起動方法と終了方法 ....................................................... 61 3.1.1 構成管理を使用する ................................................................ 62 3.2 PowerGEM Plusのウィンドウ ............................................................... 64 3.2.1 ウィンドウの構成 .................................................................. 64 3.2.2 アイコンの構成 .................................................................... 67 3.3 PowerGEM Plusの操作方法 ................................................................. 69 3.4 PowerGEM Plusのメニュー ................................................................. 71 3.4.1 [ファイル]メニュー ................................................................ 71 3.4.2 [ツール]メニュー .................................................................. 72 3.4.3 [資産管理]メニュー ................................................................ 73 3.4.4 [表示]メニュー .................................................................... 76 3.5 PowerGEM Plusの操作オプションの設定...................................................... 79 3.6 ツールを起動する ........................................................................ 81

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3.6.1 [ツール]メニューから起動する....................................................... 81 3.6.2 ファイル(資産)をダブルクリックして起動する......................................... 83 3.7 資産管理を起動する ...................................................................... 85 第4章 資産管理の適用手順 ...................................................................... 86 4.1 適用手順の概要 .......................................................................... 87 4.2 導入作業の手順 .......................................................................... 88 4.2.1 資産管理の環境設定 ................................................................ 88 4.2.2 資産格納庫の作成 .................................................................. 89 4.2.3 ワークスペースの準備と定義 ........................................................ 90 4.2.4 既存資産の登録 .................................................................... 92 4.3 開発作業の手順 .......................................................................... 94 4.3.1 資産の取り出し .................................................................... 94 4.3.2 修正した資産の反映 ................................................................ 97 4.3.3 新規作成資産の登録 ................................................................ 98 4.3.4 開発完了後の作業 .................................................................. 99

第5章 資産管理の操作方法 ..................................................................... 105 5.1 資産を操作する前に ..................................................................... 106 5.2 資産の操作手順例 ....................................................................... 107 5.3 資産格納庫とコマンドの関係 ............................................................. 111 5.4 操作上の注意事項 ....................................................................... 113 5.4.1 資産格納庫の操作とワークスペース.................................................. 113 5.4.2 資産上の改行コード・EOFコードの扱い............................................... 114

第6章 資産管理のコマンド操作方法 ............................................................. 116 6.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける................................................ 117 6.1.1 [マップ]コマンドの操作手順 ....................................................... 117 6.1.2 ワークスペースの定義範囲 ......................................................... 119 6.1.3 使用上のポイント ................................................................. 122 6.2 チェックアウト:資産を修正するために取り出す............................................ 128 6.2.1 [チェックアウト]コマンドの操作手順................................................ 128 6.2.2 資産格納庫上の資産の排他制御...................................................... 130 6.3 チェックアウト取り消し:修正目的で取り出した資産の取り消し.............................. 132 6.3.1 [チェックアウト取り消し]コマンドの操作手順........................................ 132 6.4 チェックイン:資産の修正結果を反映する.................................................. 134 6.4.1 [チェックイン]コマンドの操作手順.................................................. 134 6.4.2 修正結果の反映方法 ............................................................... 136 6.5 新規登録:資産を登録する ............................................................... 138 6.5.1 [新規登録]コマンドの操作手順...................................................... 138 6.5.2 メンバ情報の扱い ................................................................. 140 6.5.3 言語タイプの扱い ................................................................. 140 6.5.4 新規登録時のメンバ名の扱い ....................................................... 141 6.5.5 使用上のポイント ................................................................. 143 6.6 削除:資産を削除する ................................................................... 145 6.6.1 [削除]コマンドの操作手順 ......................................................... 145 6.6.2 使用上のポイント ................................................................. 147 6.7 参照取り出し:資産を参照するために取り出す.............................................. 148 6.7.1 [参照取り出し]コマンドの操作手順.................................................. 148 6.8 一覧表示:ワークスペースの情報を表示する................................................ 151 6.8.1 [一覧表示]コマンドの操作手順...................................................... 152 6.9 比較:資産の内容を比較する ............................................................. 154 6.9.1 [比較]コマンドの操作手順 ......................................................... 155 6.10 履歴表示:資産の更新履歴を表示する.................................................... 158 6.10.1 [履歴表示]コマンドの操作手順...................................................... 159

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6.11 マップ取り消し:ワークスペースと資産格納庫の対応付けを解除する........................ 161 6.11.1 [マップ取り消し]コマンドの操作手順................................................ 162 6.12 ユーティリティ:GEMライブラリを作成する............................................... 165 6.13 ユーティリティ:GEMライブラリを削除する............................................... 167 6.14 ユーティリティ:メンバの管理情報を変更する............................................ 168 6.15 ユーティリティ:メンバにバージョンレベルを設定する.................................... 170 6.16 ユーティリティ:文字列を検索する...................................................... 171 6.17 ユーティリティ:注釈行を集計する...................................................... 173 6.18 ユーティリティ:メンバの管理情報を表示する............................................ 174 6.19 ユーティリティ:開発履歴情報を表示する................................................ 176 6.20 ユーティリティ:生産量情報を表示する.................................................. 179 第7章 Windows(R)環境のファイルの操作方法...................................................... 181 7.1 Windows(R)環境のファイルを操作するには.................................................. 182 7.2 ファイルのコピー ....................................................................... 183 7.3 ファイルの削除 ......................................................................... 185 7.4 ファイルの移動 ......................................................................... 186 7.5 ファイルの名前変更 ..................................................................... 187 7.6 ファイルのプロパティ ................................................................... 188 7.7 フォルダの作成 ......................................................................... 190 第8章 サーバのファイルの操作方法 ............................................................. 191 8.1 サーバのファイルを操作するには ......................................................... 192 8.1.1 ファイルの操作コマンドの起動方法.................................................. 192 8.1.2 [ホスト一覧]ウィンドウの形式...................................................... 193 8.2 サーバのファイル名の入力規約 ........................................................... 198 8.3 ファイルを作成する ..................................................................... 200 8.4 ファイルを複写する ..................................................................... 201 8.5 ファイルを削除する ..................................................................... 203 8.6 メンバを移動する ....................................................................... 204 8.7 ファイルの名前を変更する ............................................................... 205 8.8 ファイルを再編成する ................................................................... 206 8.9 ディレクトリを作成する ................................................................. 207 第9章 サーバのジョブの操作方法 ............................................................... 208 9.1 サーバのジョブを操作するには ........................................................... 209 9.1.1 ジョブ操作コマンドの起動手順...................................................... 209 9.2 ジョブを起動する ....................................................................... 210 9.3 ジョブを削除する ....................................................................... 212 第10章 印刷の操作方法 ....................................................................... 213 10.1 印刷ツールの概要 ..................................................................... 214 10.2 印刷ツールの起動方法および終了方法.................................................... 215 第11章 エディタの操作方法 ................................................................... 216 11.1 エディタの起動方法および終了方法...................................................... 217 11.1.1 エディタの起動方法 ............................................................... 217 11.2 エディタのウィンドウ ................................................................. 221 11.3 エディタのメニュー ................................................................... 223 第12章 ビルダの操作方法 ..................................................................... 226 12.1 プログラムのビルドの概要 ............................................................. 227 12.2 ビルダの起動と終了 ................................................................... 229 12.3 ビルダのウィンドウ ................................................................... 231 12.4 ビルダのメニュー ..................................................................... 232 12.5 メイクファイルを作成する ............................................................. 234 12.5.1 メイクファイルエディタの起動方法および終了方法.................................... 234 12.5.2 メイクファイルの作成方法 ......................................................... 236

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iv

12.5.3 メイクファイルエディタのメニュー.................................................. 239 12.6 プログラムをビルドする ............................................................... 241 12.7 プログラムソースを修正する ........................................................... 243 第13章 検索の操作方法 ....................................................................... 244 13.1 検索の起動方法および終了方法 ......................................................... 245 13.2 検索のウィンドウ ..................................................................... 247 13.2.1 [基本設定]タブ ................................................................... 248 13.2.2 [出力方法]タブ ................................................................... 251 13.2.3 [ツール起動]タブ ................................................................. 252 13.2.4 [検索結果]リスト ................................................................. 253 13.3 検索の開始と終了 ..................................................................... 254 第14章 ファイル比較の操作方法 ............................................................... 255 14.1 ファイル比較の起動方法および終了方法.................................................. 256 14.2 ファイル比較のウィンドウ ............................................................. 258 14.3 ファイル比較のメニュー ............................................................... 261 第15章 フォルダ比較の操作方法 ............................................................... 263 15.1 フォルダ比較の起動方法および終了方法.................................................. 264 15.2 フォルダ比較のウィンドウ ............................................................. 265 15.3 フォルダ比較のメニュー ............................................................... 267 第16章 ツールの組み込み方法 ................................................................. 268 16.1 組み込み作業の流れ ................................................................... 269 16.2 Scriptソースを作成する ............................................................... 273 16.3 Scriptソースをコンパイルする ......................................................... 276 16.4 ツール組み込みのための環境設定を行う.................................................. 278 16.4.1 ツール組み込みの環境設定手順...................................................... 278 16.4.2 拡張子の設定 ..................................................................... 279 16.4.3 ツールクラス名の設定 ............................................................. 280 16.4.4 組み込むツールの格納先の設定...................................................... 282 16.4.5 ツールの起動情報の設定 ........................................................... 283 16.4.6 拡張子とツールとの関連付け ....................................................... 285 16.4.7 開発マネージャのメニューの設定.................................................... 287 16.4.8 システムとの関連付け ............................................................. 290 16.5 組み込んだツールの起動と終了 ......................................................... 291 第17章 メイクファイルの記述形式 ............................................................. 293 17.1 メイクファイルの記述内容 ............................................................. 294 17.2 メイクファイルの構成 ................................................................. 295 17.3 マクロ記述 ........................................................................... 296 17.3.1 ユーザ定義マクロ ................................................................. 296 17.3.2 内部マクロ ....................................................................... 297 17.4 依存関係の記述 ....................................................................... 299 17.5 生成規則の記述 ....................................................................... 301 17.6 コマンド ............................................................................. 305 17.7 コメント ............................................................................. 306 第18章 環境設定 ............................................................................. 307 18.1 PowerGEM Plusの環境設定 .............................................................. 308 18.1.1 ファイル情報の設定 ............................................................... 310 18.1.2 サーバ連携の設定 ................................................................. 313 18.1.3 開発マネージャの切替えの設定...................................................... 316 18.1.4 イベントログ情報の設定 ........................................................... 317 18.2 資産管理の環境設定 ................................................................... 319 18.2.1 動作環境の設定:資産の属性定義.................................................... 320 18.2.2 起動環境の設定:オプションの初期値設定............................................ 323

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v

18.3 サーバ連携情報の設定 ................................................................. 326 18.3.1 グローバルサーバ連携情報の設定.................................................... 327 18.3.2 UNIXサーバ連携情報の設定 ......................................................... 329 18.3.3 Windowsサーバ連携情報の設定 ...................................................... 329

付録A OASYS2文書を管理する ................................................................... 332 A.1 OASYS2文書の管理手順 ................................................................... 333 A.2 OASYS2文書の運用手順 ................................................................... 334 付録B PowerGEM Plusで扱うサーバのライブラリ/メンバの属性..................................... 337 B.1 グローバルサーバで利用できる資産格納庫.................................................. 338 B.1.1 GEMライブラリのメンバ情報 ........................................................ 338 B.2 ビジネスサーバ(ASP)で利用できる資産格納庫............................................... 341 B.2.1 GMSライブラリの履歴メンバ情報..................................................... 341

付録C アプリケーションの開発例 ............................................................... 345 C.1 積立女性保険システムの開発の概要 ....................................................... 346 C.1.1 積立女性保険システムの概要 ....................................................... 346 C.1.2 積立女性保険システム開発作業の流れ................................................ 347 C.2 積立女性保険システムの開発作業 ......................................................... 350 C.2.1 PowerGEM Plusを起動する .......................................................... 350 C.2.2 画面を定義する ................................................................... 350 C.2.3 主プログラムのプログラムソースの作成.............................................. 351 C.2.4 サブプログラムのプログラムソースの作成............................................ 354 C.2.5 メイクファイルの作成 ............................................................. 355 C.2.6 実行可能プログラムの作成 ......................................................... 359 C.2.7 アプリケーションのデバッグ ....................................................... 360

付録D メイクファイルの記述例 ................................................................. 361 D.1 単純構造の実行可能プログラム用:make3200.mak............................................ 362 D.2 ダイナミックリンクライブラリ用:make3201.mak............................................ 363 D.3 動的プログラム構造の実行可能プログラム用:make3202.mak.................................. 364 D.4 動的リンク構造の実行可能プログラム用:make3203.mak...................................... 365 付録E メッセージモニタ ....................................................................... 367 E.1 メッセージモニタの起動および終了 ....................................................... 368 E.2 メッセージモニタのウィンドウ ........................................................... 369 E.3 メッセージモニタのメニュー ............................................................. 371 付録F NetCOBOLからの資産管理の利用 ........................................................... 373 F.1 操作方法の概要 ......................................................................... 374 F.2 ファーストステップウィザードを利用する.................................................. 377 F.3 操作手順 ............................................................................... 380

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第第第第1111章章章章 概要概要概要概要

PowerGEM Plusは、アプリケーション開発で生成されるソースファイル、ドキュメントなどの各種資産を、Windows(R)環境から効率良く管理する資産管理ツールです。Windows(R)環境に閉じた開発環境だけでなく、分散開発環境でも、アプリケーション開発に必要な資産を、Windows(R)環境から確実に管理します。また、各種ツール*1を提供し、CASEツール統合基盤としてもアプリケーション開発作業を確実にサポートします。

このように、PowerGEM Plusでは、資産と開発作業の手順を統合的に管理できるため、アプリケーション開発作業の品質および作業効率の向上を計ることができます。

*1:開発マネージャ、エディタ、検索ツール、比較ツールなどの総称です。以降は、“開発支援ツール”と称します。

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第第第第1111章章章章 概要

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1.11.11.11.1 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの構成の構成の構成の構成

PowerGEM Plusは、アプリケーションの設計からテストまでの一連の開発作業において作成・利用される資産と、その操作手順を統合的に管理し、開発作業の品質向上および開発効率の向上を図るための機構を提供しています。 ● 資産管理機構 Windows(R)環境だけでなく各種サーバ環境上の開発環境に存在するソースファイル、定義体やドキュメントなどの各種資産をWindows(R)環境から管理するための機構です。

● CASEツール統合基盤機構 アプリケーション開発を効率良く行うための開発支援ツールを提供し、既存のツールを統合したアプリケーション開発環境を構築するための機構です。

PowerGEM Plusの構成を「図:PowerGEM Plusの構成」に示します。

図図図図:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plusの構成の構成の構成の構成

PowerGEM Plus Administratorとの連携 Windows(R)クライアントにPowerGEM Plus、Windows(R)サーバにPowerGEM Plus Administratorをそれぞれ配置することで、PowerGEM PlusからPowerGEM Plus Administratorの構成管理機構を利用することができます。この構成管理機構は、開発プロセス(修正手順、資産の配布など)と資産を統合的に管理し、アプリケーション開発の生産性を高め、品質を向上させるための機構です。詳細については、『PowerGEM Plus Administrator V6.2 説明書』を参照してください。

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1.1 PowerGEM Plusの構成

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1.1.11.1.11.1.11.1.1 資資資資産管理機構産管理機構産管理機構産管理機構

資産管理機構は、開発環境に存在するソースファイル、定義体やドキュメントなどの各種資産をWindows(R)環境から管理するための機構です。資産管理機構では、以下に示すような開発環境の変化に対応した資産管理を実現しています。 ● サーバと連携した分散開発への移行 Windows(R)環境をクライアントとして利用し、グローバルサーバやUNIXサーバなどの各サーバ上で動作するアプリケーションを開発する分散開発が一般化しています。

PowerGEM Plusでは:グローバルサーバやUNIXサーバなどの各サー

バ環境の違いを意識させない資産管理を実現しています。 ● 資産の多様化 COBOL、C、Visual Basic、YPS、Fortranなどのソースファイルだけでなく、画面帳票定義体などのバイナリデータやOASYS文書、Word文書などのドキュメントデータなどアプリケーション開発で作成・利用する資産の多様化が進んでいます。

PowerGEM Plusでは:資産の種別の違いを意識させない資産管理を

実現しています。 以下に、PowerGEM Plusの資産管理機構として実現している資産管理の概要を示します。

図:資産管理機構による資産管理の概要図:資産管理機構による資産管理の概要図:資産管理機構による資産管理の概要図:資産管理機構による資産管理の概要

サーバ環境上の資産の一括管理サーバ環境上の資産の一括管理サーバ環境上の資産の一括管理サーバ環境上の資産の一括管理 Windows(R)環境から、各サーバ環境上に作成されている資産の一括管理を実現します。これにより、以下に示すような効果を得ることができます。 ● サーバ上の資産を、Windows(R)環境から統一した手順で管理できます。

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第第第第1111章章章章 概要

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● Windows(R)環境とサーバ環境との間で資産の確実な流通を可能にします。

なお、Windows(R)環境を含めた各サーバ環境上の資産は、Windows(R)環境上の“各資産に対応付けられたフォルダ(ファイル)”を利用して操作します。資産管理機構では、このフォルダを“ワークスペースワークスペースワークスペースワークスペース”と呼びます。図中では、こ

のワークスペースを“ ”で表現しています。また、各サーバ環境上で資産

が格納されているライブラリおよびファイルを“資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫”と呼びます。

GEMGEMGEMGEMライブラリによる資産の集中管理ライブラリによる資産の集中管理ライブラリによる資産の集中管理ライブラリによる資産の集中管理 Windows(R)環境上に、各種資産を効率良く格納・管理するための資産格納庫として、世代管理世代管理世代管理世代管理機構とデータ圧縮データ圧縮データ圧縮データ圧縮機構を備えたGEMGEMGEMGEMライブラリライブラリライブラリライブラリを提供します。GEMライブラリを利用することにより、以下に示すような効果を得ることができます。 ● 種別の異なる資産をGEMライブラリに集約して管理できます。 排他制御により資産の同時修正を防止

● 資産に対する修正情報(修正日時や修正内容など)を管理できます。 資産の修正状況の確認 不具合生時における修正履歴の追跡 資産の旧世代の復元

● 資産の修正情報をもとに開発作業に関する情報を集計できます。 ● 日本語タイトルを付加して資産の確実な識別を可能にします。

資産管理機構は、後述するCASEツール統合基盤機構の基本ツールである“開発マネージャ”の[資産管理]メニューから起動して操作します。

1.1.21.1.21.1.21.1.2 CASECASECASECASEツール統合基ツール統合基ツール統合基ツール統合基盤機構盤機構盤機構盤機構

CASEツール統合基盤機構は、アプリケーションの設計から保守までの幅広い範囲で行われる各種作業を効率良く行うことができるアプリケーション開発環境を構築するための機構です。 ● 統合的な開発環境の構築機構 既存のツールを修正することなく、PowerGEM Plus配下で動作する開発支援ツールとして組み込むことができます。

● 基本的な開発支援ツールの提供 アプリケーション開発のために必要な開発支援ツールを提供しています。

CASEツール統合基盤機構により、アプリケーションの設計からプログラミング、テスト、保守までの工程範囲で、上流ツールから下流ツールまでを組み込んだ総合的な開発環境を構築することができます。以下に、PowerGEM PlusのCASEツール統合基盤機構の概要を示します。

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1.1 PowerGEM Plusの構成

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図:図:図:図:CASECASECASECASEツール統合基盤機構の概要ツール統合基盤機構の概要ツール統合基盤機構の概要ツール統合基盤機構の概要

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第第第第1111章章章章 概要

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1.21.21.21.2 開発支援ツール開発支援ツール開発支援ツール開発支援ツール

CASEツール統合基盤機構として、アプリケーション開発のための基本的な開発支援ツールを提供しています。以下に、提供している代表的な開発支援ツールを示します。

表:代表的な開発支援ツール一覧表:代表的な開発支援ツール一覧表:代表的な開発支援ツール一覧表:代表的な開発支援ツール一覧

ツールツールツールツール アイコンアイコンアイコンアイコン 概概概概 要要要要

開発マネージャ

PowerGEM Plusの基本ツールです。 ファイル操作、ツール起動、資産操作などすべての操作を行います。

エディタ

高度の編集機能を持つはん用テキストエディタです。 ソースファイルの作成、編集および表示などを行います。

資産管理

資産管理のためのツールです。 資産管理機構を利用して資産を効率良く管理します。

印刷

印刷ツールです。 Windows(R)環境上のファイルの内容を印刷します。

ビルダ

実行可能プログラムを作成するツールです。 メイクファイルに従ってソースファイルのコンパイル、リンクを行います。

検索

指定文字列を含むファイルを検索するツールです。 PowerGEM Plus Administratorと連携した検索を行うことができます。

ファイル比較

テキストファイルの内容を比較してするツールです。 ファイル間の相違点を検出します。

フォルダ比較

2つのフォルダ内のファイル構成を比較するツールです。 ファイル構成やファイル内容の相違点を検出します。

PowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus Administratorととととの連携の連携の連携の連携 PowerGEM Plus Administrator と 連 携 し た 場 合 に は 、 PowerGEM Plus Administratorが提供している構成管理機構を利用できる開発支援ツールを提供しています。詳細については、『PowerGEM Plus Administrator V6.2 説明書』を参照してください。

表:構成管理機構と連携した開発支援ツール一覧表:構成管理機構と連携した開発支援ツール一覧表:構成管理機構と連携した開発支援ツール一覧表:構成管理機構と連携した開発支援ツール一覧

開発支援ツール開発支援ツール開発支援ツール開発支援ツール 概概概概 要要要要 チーム開発マネージャ

PowerGEM Plus Administratorの構成管理機構を利用する場合に使用する開発マネージャです。

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1.2 開発支援ツール

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開発支援ツール開発支援ツール開発支援ツール開発支援ツール 概概概概 要要要要 構成管理 開発プロセスと資産を統合的に管理し、アプリケーション

開発の生産性を高め、品質を向上させるためのツールです。 分散開発環境においても、Windows(R)環境から統合的な構成管理を行うことができます。

1.2.11.2.11.2.11.2.1 既存ツールの組み込み既存ツールの組み込み既存ツールの組み込み既存ツールの組み込み

CASEツール統合基盤機構を利用して、PowerGEM Plusに既存のツールを組み込むことができます。組み込んだツールはPowerGEM Plusから直接起動できるようになります。また、組み込んだツール間の連携や、PowerGEM Plusが提供している開発支援ツールと組み込みツールとの間での連携も行うことができます。ツールの組み込み方法の詳細については、「ツールの組み込み方法」を参照してください。

Windows(R)システムに登録されているツール起動する Windows(R)システムに登録されているツール(製品)をPowerGEM Plusから直接起動できるようになります。定義の方法は、「ツールの組み込み方法」の「システムとの関連付け」を参照して下さい。

ツールクラスの導入によるツール起動ツールクラスの導入によるツール起動ツールクラスの導入によるツール起動ツールクラスの導入によるツール起動 PowerGEM Plusでは、ツールクラスという概念を導入して、ツールクラスを指定してツールを起動します。このツールクラスにより、起動操作を変えずに起動するツールを変えたり、選択するファイルによって起動するツールを変えたりすることができます。

ツールの組み込みのための環境設定ツールの組み込みのための環境設定ツールの組み込みのための環境設定ツールの組み込みのための環境設定 ツールの組み込みに関する環境設定では、組み込むツールについて以下の項目を設定します。 ● ツールが処理するファイルの拡張子 ● ツールクラス名 ● ツールを起動するためのコマンド

ツールの組み込みの環境設定では、拡張子単位にツールクラス毎の起動ツールを設定します。これにより、ファイル単位に、行う操作に対応した特定のツールを起動できるようになります。

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第第第第1111章章章章 概要

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図:拡張子・ツールクラス・起動ツールの関係図:拡張子・ツールクラス・起動ツールの関係図:拡張子・ツールクラス・起動ツールの関係図:拡張子・ツールクラス・起動ツールの関係

開発マネージャの[ツール]メニューの[編集]コマンドを選択すると、ツ

ールクラス“EDIT”のツールが起動されます。拡張子ごとに起動するツールを設定することで、柔軟なツールの起動が可能になります。

xxx.TXTのファイルを選択すると→メモ帳を起動

xxx.MAKのファイルを選択すると→メイクファイルエディタを起動

xxx.COBのファイルを選択すると→エディタを起動

ツールクラスの一覧ツールクラスの一覧ツールクラスの一覧ツールクラスの一覧 PowerGEM Plusおよびその関連製品が提供する基本的なツールのツールクラス名を「表:PowerGEM Plusのツールクラス一覧」に示します。

表表表表:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plusのツールクラス一覧のツールクラス一覧のツールクラス一覧のツールクラス一覧

ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名 ツールツールツールツール

(PowerGEM Plus(PowerGEM Plus(PowerGEM Plus(PowerGEM Plus////関連製品関連製品関連製品関連製品))))

概概概概 要要要要

DM( 開 発 マ ネージャ)

開発マネージャ PowerGEM Plusの基本ツール 開発に必要なファイル一覧表示、ツールの起動およびファイルの操作を行うツール

EDIT(編集 ) エディタ メイクファイルエディタ

テキストファイルの表示・編集を行うツール メイクファイルの表示・編集を行うツール

BUILD( ビ ルド)

ビルダ プログラムをコンパイルおよびリンクするツール

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1.2 開発支援ツール

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ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名 ツールツールツールツール

(PowerGEM Plus(PowerGEM Plus(PowerGEM Plus(PowerGEM Plus////関連製品関連製品関連製品関連製品))))

概概概概 要要要要

PRINT(印刷 ) 印刷ツール 印刷を行うツール CM(資産管理) 資産管理 資産を管理するツール UUTY UNIXサーバ連携 UNIXサーバ連携を実現するツール PM(構成管理) 構成管理 クライアント/サーバ環境で構成管

理を行うツール COMPARE ファイル比較 テキスト形式のファイルどうし比較

するツール SRCHF(検索 ) ファイルからの

文字列検索 ファイルから文字列を検索するツール

SRCHP(検索 ) チーム開発からの文字列検索

チーム開発から文字列を検索するツール

SRCIX(検索 ) インデックス検索

インデックスから文字列を検索するツール

DEBUG( デ バ ッガ)

COBOLデバッガ Scriptデバッガ

対話型デバッグを行うツール

FCOMP フォルダ比較 2つのフォルダ内のファイルを比較するツール

MONITOR( モ ニタ)

メッセージモニタ

ツール間で送受信しているメッセージを表示するツール

MUTY グローバルサーバ連携

グローバルサーバとの連携を実現するツール

BUTY ビジネスサーバ連携

ビジネスサーバとの連携を実現するツール

EXECJOB ジョブ起動 サ ーバのジョブの制御を行うツール

この表のツールに対する環境設定は PowerGEM Plusのインストール時に、各ツールのツール組み込みの環境設定が自動的に行われます。なお、ツールクラス“EDIT”のツールとしてWindows(R)のメモ帳を組み込む例をもとに、ツールの組込みの詳細な手順を「ツールの組み込み方法」で説明しています。

ツールの確認ツールの確認ツールの確認ツールの確認 CASE統合基盤機構では、ツールが正しく動作しているかどうか確認するために使用するツールとしてメッセージモニタを提供しています。メッセージモニタによるメッセージの表示例を「図:[メッセージ表示]ウィンドウ」に示します。

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第第第第1111章章章章 概要

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図図図図:[:[:[:[メッセージ表示メッセージ表示メッセージ表示メッセージ表示]]]]ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ

メッセージモニタの詳細については、「付録 メッセージモニタ」を参照してください。

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1.3 資産管理

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1.31.31.31.3 資産管理資産管理資産管理資産管理

PowerGEM Plusは、アプリケーション開発を取り巻く環境の変化に対応した効率的な資産管理を実現しています。 ● サーバ上の資産の一括管理 Windows(R)環境から、各種サーバ環境上に作成されている資産の一括管理を実現します。

● GEMライブラリによる資産の集中管理 資産の種別の違いを意識させない資産管理を実現しています。

図:資産管理のイメージ図:資産管理のイメージ図:資産管理のイメージ図:資産管理のイメージ

1.3.11.3.11.3.11.3.1 サーバ上の資産の一括管理サーバ上の資産の一括管理サーバ上の資産の一括管理サーバ上の資産の一括管理

Windows(R)環境上の資産だけでなく、各サーバ上の資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫で管理されている資産もWindows(R)環境から一括して管理できます。「表:資産管理で利用できる資産格納庫一覧」に、資産管理で扱える資産格納庫の一覧を示します。

表:資産管理で利用できる資産格納庫一覧表:資産管理で利用できる資産格納庫一覧表:資産管理で利用できる資産格納庫一覧表:資産管理で利用できる資産格納庫一覧

サーバ・システムサーバ・システムサーバ・システムサーバ・システム 資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 備備備備 考考考考

Windows(R) GEM ラ イ ブラリ*1

Windows(R)環境に配置され、直接アクセスできることが条件です。

グローバルサーバ 富士通 メインフレーム

GEM ラ イ ブラリ*1 区分ファイル 順ファイル

ファイル属性およびメンバ属性によっては、利用できない場合もあります。

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第第第第1111章章章章 概要

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サーバ・システムサーバ・システムサーバ・システムサーバ・システム 資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 備備備備 考考考考

IBM メインフレーム

区分ファイル 順ファイル

ファイル属性によっては、利用できない場合もあります。 ※グローバルサーバとの連携方法で、TCP/IP連携が指定された場合に有効です。

ASP

GMS ラ イ ブラリ*1 EMS ラ イ ブラリ

ビジネスサーバ

UNIX

GEM ラ イ ブラリ*1 一般ファイル

GEM ラ イ ブ ラリの構成は、Windows(R)のGEMライブラリと同じです。

UNIXサーバ

GEM ラ イ ブラリ*1 一般ファイル

GEM ラ イ ブ ラリの構成は、Windows(R)のGEMライブラリと同じです。

*1:世代管理機構を持つ資産格納庫です。 サーバ上の世代管理機構を持つ資産格納庫で管理されている資産は、Windows(R)環境から引き続き世代管理され、不具合が発生した世代世代世代世代の特定や修正前の状態への復元などを可能にしています。これにより、Windows(R)環境をクライアントとした、効率的な分散開発を行うことができます。「図:資産の一括管理の概要」にサーバ上の資産の一括管理の概要を示します。

図:資産の一括管理の概要図:資産の一括管理の概要図:資産の一括管理の概要図:資産の一括管理の概要

以下に、Windows(R)環境からサーバ上の資産を確実に一括管理するための機能を示します。

コード変換機能コード変換機能コード変換機能コード変換機能 Windows(R)環境と各サーバ間で異なるコード系コード系コード系コード系を自動的に変換する、コード変コード変コード変コード変換機換機換機換機能能能能を実現しています。コード変換機能により、Windows(R)環境と各サーバ

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1.3 資産管理

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環境間で確実な資産の流通を可能にしています。

排他制御機能排他制御機能排他制御機能排他制御機能 同じ資産が、同時に修正されないように排他制御排他制御排他制御排他制御します。Windows(R)環境で修正中の資産は、サーバ環境でも修正や削除などの更新操作が行えないように管理されます。

資産管理では、資産や資産格納庫の種別、資産格納庫が配置されているサーバ環境の違いを意識することなく、Windows(R)環境から統一された手順で資産を一括管理することができます。

1.3.21.3.21.3.21.3.2 GEMGEMGEMGEMライブラリによる資産の集中管理ライブラリによる資産の集中管理ライブラリによる資産の集中管理ライブラリによる資産の集中管理

Windows(R)環境上に、各種資産を効率良く格納・管理するための、GEMライブラリを提供しています。これにより、開発環境に点在している各種開発資産を、GEMライブラリに集約して集中的に管理することができます。GEMライブラリは、Windows(R)環境のファイルシステムと同じように、階層構造で作成することができます。Windows(R)環境上の開発環境の構成(フォルダ階層・ファイル構成)を変更することなく、開発環境に存在する各種資産を、GEMライブラリで管理することができます。「図:GEMライブラリの概要」に、GEMライブラリの概要を示します。

図:図:図:図:GEMGEMGEMGEMライブラリの概要ライブラリの概要ライブラリの概要ライブラリの概要

GEMGEMGEMGEMライブラリで管理できる資産ライブラリで管理できる資産ライブラリで管理できる資産ライブラリで管理できる資産 GEMライブラリで管理する資産に特別な制約はありません。アプリケーション開発の全般で作成・利用する各種資産を管理できます。GEMライブラリに格納する資産は、以下に示す二つのデータ形式に分類されます。

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第第第第1111章章章章 概要

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テキスト形式データ テキストデータやソースファイルなどのように、資産のテキストがキャラクタコード(文字コード)で記述されている資産です。資産を構成するデータレコードデータレコードデータレコードデータレコード単位に、世代管理されます。

バイナリ形式データ 画面帳票定義体や実行形式プログラムなどのように、数値やアプリケーション独自のデータから構成されている資産です。資産(ファイル)全体を単位として、世代管理されます。

データ形式とは別に、各資産の詳細な種別や属性を表す言語タイプ言語タイプ言語タイプ言語タイプが、資産の登録時に設定されます。資産管理が用意している言語タイプについては、「表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧」を参照してください。

例えば、言語タイプとして COBOL を設定すると

言語タイプとして[COBOL]が設定された資産は、COBOLソースファイルとして扱われ、COBOL言語の規約に従って各データレコードが“命令行”か“注釈行注釈行注釈行注釈行”かどうか判断され、命令行だけを対象とした、文字列の検索などが行えるようになります。

ハードディスク容量の削減ハードディスク容量の削減ハードディスク容量の削減ハードディスク容量の削減 PowerGEM Plusが提供するGEMライブラリでは、資産を格納するために必要なハードディスクの容量を、大幅に削減するための仕組みを実現しています。 データ圧縮 資産は、高度に圧縮されてGEMライブラリに格納されます。以下に、標準的な圧縮率(圧縮後の資産サイズの割合)を示します。 ・テキスト形式データ:約70% ・バイナリ形式データ:約25% なお、圧縮後の容量は、データの内容やWindows(R)のFATファイルシステムにより異なります。圧縮後の容量の詳細な見積り式は、『PowerGEM Plus ソフトウェア説明書(PGEM.TXT)』を参照してください。

差分による世代管理 テキスト形式データの場合は、各世代の全データを保存することなく、前世代から変更された部分だけを、更新履歴情報更新履歴情報更新履歴情報更新履歴情報として累積保存する世代管理方式を実現しています。

開発作業に関する情報が集計できます Windows(R)環境およびUNIXサーバのGEMライブラリを、資産格納庫として利用する場合は、開発作業期間中の作業の推移や開発規模に関する情報を集計することができます。

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1.4 サーバ環境上の資源の操作

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1.41.41.41.4 サーバ環境上の資源の操作サーバ環境上の資源の操作サーバ環境上の資源の操作サーバ環境上の資源の操作

PowerGEM Plusでは、分散開発を効率良く行えるように、サーバ上の資源をWindows(R)環境から直接操作できます。 ● グローバルサーバ 富士通メインフレームの資源を操作できます。

● ビジネスサーバ 以下に、PowerGEM Plusを使用して、Windows(R)から直接操作できるサーバ資源の種別を示します。 資源種別資源種別資源種別資源種別 概概概概 要要要要 ファイル サーバ上の各種ファイルおよび各種ライブラリのメンバを、

Windows(R)環境から直接操作できます。 ジョブ サーバ上のジョブをWindows(R)環境から直接操作できます。

ジョブの起動/起動したジョブの取り消し

IBMメインフレームの資源は操作できません。

操作できるファイル操作できるファイル操作できるファイル操作できるファイル Windows(R)環境から操作できる、サーバのファイル一覧を「表:PowerGEM Plusで操作可能なサーバのファイル一覧」に示します。

表表表表:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plusで操作可能なサーバのファイル一覧で操作可能なサーバのファイル一覧で操作可能なサーバのファイル一覧で操作可能なサーバのファイル一覧

サーバサーバサーバサーバ ファイファイファイファイル編成ル編成ル編成ル編成

操作可能な条件操作可能な条件操作可能な条件操作可能な条件 備備備備 考考考考

順 フ ァイル

直接アクセス装置上のファイルが対象です。 ファイルの作成・削除を行えます。

区 分 ファイル

レコード形式:固定長形式/ 可変長形式/不定長形式 レコード長: 1~ 32760バイト ブロック化:任意 制御文字:なし/ANSI制御文字 /FACOM制 御 文 字 /機 械 制御文字

グ ローバルサーバ 富 士通メインフレーム

GEM ライ ブ ラリ

操作するモジュールの属性に制限はありません。

ビ ジ ネス サ ーバ

ASP

GMS ライ ブ ラリ EMS ライ ブ ラリ

操作するメンバの属性に制限はありません。

ライブラリの作成・削除は行えません。

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第第第第1111章章章章 概要

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サーバサーバサーバサーバ ファイファイファイファイル編成ル編成ル編成ル編成

操作可能な条件操作可能な条件操作可能な条件操作可能な条件 備備備備 考考考考

UNIX

デ ィ レクトリ 一 般 ファイル

操作するファイルの属性に制限はありません。

デ ィ レ ク ト リ /フ ァイルの作成・削除を行えます。

操作するファイルは ワークスペースに対応付けられたサーバ上の資産格納庫である必要はありません。

操作できるジョブ操作できるジョブ操作できるジョブ操作できるジョブ Windows(R)環境からグローバルサーバまたはビジネスサーバのジョブ(バッチジョブおよびカタログドプロシジャ)を起動できます。また、起動したジョブの取り消し(削除)操作を行うことができます。 例えば、サーバのジョブ操作を使用すれば、Windows(R)からサーバの資産格納庫に格納されている資産を、サーバ上で操作(ソースファイルの翻訳、プログラムの結合編集など)することができます。

起動するジョブは ワークスペースに対応付けられている資産格納庫に格納されている必要はありません。

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1.5 PowerGEM Plusを適用した開発環境

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1.51.51.51.5 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusを適用した開発環境を適用した開発環境を適用した開発環境を適用した開発環境

PowerGEM Plusを適用して、COBOLを使用したアプリケーションのプログラムソースの作成からプログラムのデバッグまでの一連の開発作業を行うための開発環境および開発作業の概要について説明します。

図:開発環境の概要図:開発環境の概要図:開発環境の概要図:開発環境の概要

開発環境の前提開発環境の前提開発環境の前提開発環境の前提 ここで説明する各開発環境の前提を以下に示します。

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)環境では環境では環境では環境では Windows(R)サーバ上にGEMライブラリを配置して、各開発者から共通に利用します。

分散開発環境では分散開発環境では分散開発環境では分散開発環境では 以下に示す各サーバと連携した分散開発環境を構築することができます。各サーバと連携するためには、事前の環境設定が必要になります。環境設定のについては、「環境設定」の「サーバ連携の設定」および「サーバ連携情報の設定」を参照してください。なお、連携できるサーバの条件については、PowerGEM Plusの製品媒体にある『PowerGEM Plus ソフトウェア説明書(PGEM.TXT)』を参照してください。 ● グローバルサーバと連携した分散開発環境 グローバルサーバ上にGEMライブラリを配置して、Windows(R)環境から利用します。

● ビジネスサーバと連携した分散開発環境 ビジネスサーバ上にGMSライブラリ(ASPの場合)、GEMライブラリ(UNIXの場合)を配置して、Windows(R)環境から利用します。

● UNIXサーバと連携した分散開発環境 UNIXサーバ上にGEMライブラリを配置して、Windows(R)環境から利用します。

開発作業の流れ開発作業の流れ開発作業の流れ開発作業の流れ PowerGEM Plusを適用した、一連のアプリケーション開発作業の流れについて説明します。なお、グローバルサーバ、ビジネスサーバおよびUNIXサーバと連携した各分散開発環境では、アプリケーションの基本動作の確認テストまでの作業をWindows(R)環境で行います。

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第第第第1111章章章章 概要

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図:図:図:図:PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusを適用した開発作業の流れを適用した開発作業の流れを適用した開発作業の流れを適用した開発作業の流れ

1. 画面および帳票は、FORMで設計し、画面帳票定義体を作成します。 2. プログラムソースは、エディタで作成します。 3. ビルダを使用してコンパイルを行います。コンパイルエラーがあれば、プログラムソースをエディタで修正します。

4. ビルダで実行可能プログラムを作成します。 5. 実行可能プログラムをCOBOLデバッガでデバッグします。 分散開発では、Windows(R)環境でのアプリケーションの基本動作の確認(単体テスト)が完了したら、各サーバ環境上でコンパイル、ロードモジュールの作成および最終確認テスト(結合テスト)を行います。これらの一連の作業は、開発マネージャのジョブ操作機能やファイル操作機能を使用して、Windows(R)環境から直接行うことができます。

1.5.11.5.11.5.11.5.1 資産と開発支援ツールの関係資産と開発支援ツールの関係資産と開発支援ツールの関係資産と開発支援ツールの関係

「図:資産と開発支援ツールの関係」に、PowerGEM Plusを適用した開発環境における、資産と各開発支援ツールの関係を示します。

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1.5 PowerGEM Plusを適用した開発環境

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図図図図::::資産と開発支援ツールの関係資産と開発支援ツールの関係資産と開発支援ツールの関係資産と開発支援ツールの関係

1.5.21.5.21.5.21.5.2 資産の管理形態資産の管理形態資産の管理形態資産の管理形態

以下に、各開発環境における、資産の管理形態の概要を示します。

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)環境における資産の管理形態環境における資産の管理形態環境における資産の管理形態環境における資産の管理形態 アプリケーションを構成するプログラムソースおよび画面帳票定義体などの開発のための資産は、GEMライブラリに登録しておきます。資産を格納するGEMライブラリは、Windows(R)サーバに置き、複数の利用者から使用するのが一般的です。 資産は、資産管理を使用し、GEMライブラリからWindows(R)環境上のワークスペースに取り出して修正します。資産の修正作業が完了したら、再び資産管理を使用してGEMライブラリに資産を格納します。GEMライブラリには、格納のたびに修正履歴が保存されます。

PowerGEM Plus Administrator と連携する 接続されているWindows(R)サーバにPowerGEM Plus Administratorがインストールされている場合には、検索をPowerGEM Plus Administratorと連携して実行できます。サーバ上の資産の検索をサーバ上で実行し、検索結果をクライア

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第第第第1111章章章章 概要

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ント側の検索のウィンドウで表示することで、クライアント側のCPUの負荷を軽減できます。

グローバルサーバにおける資産の管理形態グローバルサーバにおける資産の管理形態グローバルサーバにおける資産の管理形態グローバルサーバにおける資産の管理形態 アプリケーションを構成するプログラムソースおよび画面帳票定義体などの開発のための資産は、グローバルサーバ上のGEMライブラリに登録しておきます。資産を格納するGEMライブラリは複数の利用者で共用します。また、グローバルサーバのGEMやAP/DFから、資産を格納したGEMライブラリを直接操作することができます。 資産は、資産管理を使用し、GEMライブラリからWindows(R)環境上ののワークスペースに取り出して修正します。資産の修正作業が完了したら、再び資産管理を使用してGEMライブラリに資産を格納します。GEMライブラリには、格納のたびに修正履歴が保存されます。ただし、画面帳票定義体などのバイナリデータの場合は、1世代だけの管理となります。

IBMメインフレームとの連携 接続方法として“TCP/IP”を指定した場合にだけ利用できます。IBMメインフレームとの連携では、IBMメインフレーム上のFTPサーバを通して、順/区分ファイルを操作します。

ビジネスサーバにおける資産の管理形態ビジネスサーバにおける資産の管理形態ビジネスサーバにおける資産の管理形態ビジネスサーバにおける資産の管理形態

ASPASPASPASPシステムの場合システムの場合システムの場合システムの場合 アプリケーションを構成するプログラムソースおよび画面帳票定義体などの開発のための資産は、ビジネスサーバ(ASP)上の世代管理ファイルであるGMSライブラリに登録しておきます。資産を格納するGMSライブラリは複数の利用者で共用します。また、ビジネスサーバのGMSで、資産を格納したGMSライブラリを直接操作することができます。 資産は、資産管理を使用し、GMSライブラリからWindows(R)環境上のワークスペースに取り出して修正します。資産の修正作業が完了したら、再び資産管理を使用してGMSライブラリに資産を格納します。GMSライブラリには、格納のたびに修正履歴が保存されます。

UNIXUNIXUNIXUNIXシステムの場合システムの場合システムの場合システムの場合 アプリケーションを構成するプログラムソースおよび画面帳票定義体などの開発のための資産は、ビジネスサーバ(UNIX)上の世代管理ファイルであるGEMライブラリに登録しておきます。資産を格納するGEMライブラリは複数の利用者で共用します。また、ビジネスサーバのPowerGEMで、資産を格納したGEMライブラリを直接操作することができます。 資産は、資産管理を使用し、GEMライブラリからWindows(R)環境上のワークスペースに取り出して修正します。資産の修正作業が完了したら、再び資産管理を使用してGEMライブラリに資産を格納します。GEMライブラリには、格納のたびに修正履歴が保存されます。

UNIXUNIXUNIXUNIXサーバにおける資産の管理形態サーバにおける資産の管理形態サーバにおける資産の管理形態サーバにおける資産の管理形態 アプリケーションを構成するプログラムソースおよび画面帳票定義体などの

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1.5 PowerGEM Plusを適用した開発環境

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開発のための資産は、UNIXサーバ上の世代管理ファイルであるGEMライブラリに登録しておきます。資産を格納するGEMライブラリは複数の利用者で共用します。また、UNIXサーバのPowerGEMで、資産を格納したGEMライブラリを直接操作することができます。 資産は、資産管理を使用し、GEMライブラリからWindows(R) 環境上のワークスペースに取り出して修正します。資産の修正作業が完了したら、再び資産管理を使用してGEMライブラリに資産を格納します。GEMライブラリには、格納のたびに修正履歴が保存されます。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの資産管理の資産管理の資産管理の資産管理

本章では、Windows(R)環境を含めた各サーバ上の資産格納庫に格納されている各種資産を、Windows(R)環境から効率良く管理するための仕組みや各種資産を効率良く格納・管理する、GEMライブラリの概要や構成について説明します。

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2.1 資産管理の概要

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2.12.12.12.1 資産管理の概要資産管理の概要資産管理の概要資産管理の概要

PowerGEM Plusの資産管理は、サーバ環境上に存在する資産を含め、アプリケーション開発で利用する各種資産をWindows(R)環境から管理します。 ● ワークスペースを利用した資産の操作 資産格納庫上の資産は、Windows(R)環境上のワークスペワークスペワークスペワークスペーーーーススススを利用して操作します。

● GEMライブラリによる資産の集中管理 GEMライブラリで管理される資産は、高度に圧縮され、効率良く世代管理されます。また、資産単位に、保全と機密保護のためのパスワード*1

や概要を表すタイトルタイトルタイトルタイトルを設定することができます。 *1:GEMライブラリを、PowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus Administratorの構成管理で利用する場合は、パスワードを設定しないで下さい。

● 資産属性の統一 各資産格納庫で異なる資産の属性(データ形式、構成など)を、属性情報属性情報属性情報属性情報をもとに統一的に管理して、属性の違いを意識させない資産の操作を実現しています。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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2.22.22.22.2 ワークスペースワークスペースワークスペースワークスペースを利用したを利用したを利用したを利用した資産資産資産資産のののの操作操作操作操作

ここでは、資産管理の操作の基本となる、ワークスペースの構成や運用形態について説明します。

図:ワークスペースを利用した資産の操作概要図:ワークスペースを利用した資産の操作概要図:ワークスペースを利用した資産の操作概要図:ワークスペースを利用した資産の操作概要

以下に、ワークスペースを利用した資産の操作手順の概略を示します。 1. ワークスペースを定義します。 Windows(R)環境上に作成したフォルダを資産格納庫と対応付けて、ワークスペースとして定義します。 資産格納庫上の資産が、ワークスペース配下に取り出され、ワークスペースファイルとして作成されます。

2. 開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャのウィンドウから資産を選択します。 “ワークスペース”または“資産に対応したワークスペースファイル”を選択します。

3. 資産管理のコマンドを実行します。 [資産管理]メニューに定義されているコマンドを選択して、コマンドを起動します。 コマンドが実行され、資産が処理されます。

資産格納庫への資産の登録や不要資産の削除なども、すべてワークスペースを利用して行います。資産の操作手順を含めた、資産管理の利用手順については、「資産管理の適用手順」を参照してください。

ワークスペースを使用することにより、資産格納庫の種別や配置先を意識することなく、Windows(R)環境から統一された手順で、目的とする資産を操作することができます。

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2.2 ワークスペースを利用した資産の操作

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2.2.12.2.12.2.12.2.1 ワークスペースとはワークスペースとはワークスペースとはワークスペースとは

ワークスペースは、資産格納庫に対応付けられた Windows(R)環境上のフォルダを起点とした、ファイルの集合体です。以下に、ワークスペースの概要を示します。

図:ワークスペースの概要図:ワークスペースの概要図:ワークスペースの概要図:ワークスペースの概要

ワークスペースは、Windows(R)のファイルシステムと同じように、階層構造を持つことができます。また、ワークスペースを構成するワークスペースファイワークスペースファイワークスペースファイワークスペースファイルルルルは、PowerGEM Plus以外の各種ツールからも、一般のファイルと同じようにアクセスすることができます。資産格納庫との対応付けは、資産管理の[マップ]コマンドで行います。[マップ]コマンドの詳細については、「マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける」を参照してください。

複数のワークスペースを定義する 一つの資産格納庫に対して、複数のワークスペースを対応付けることができます。ただし、一つのワークスペースを複数の資産格納庫に対応付けることはできません。なお、複数のワークスペースに、同一資産を修正するために取り出すことはできません。

ワークスペースの解除ワークスペースの解除ワークスペースの解除ワークスペースの解除 ワークスペースが不要になった場合は、[マップ取り消し]コマンドで、ワークスペースの定義を解除します。ワークスペースの定義が解除されると、資産格納庫とワークスペースの対応付けが解除され、ワークスペースが一般フォルダとして扱われるようになります。ワークスペースの解除の詳細については、「マップ取り消し:ワークスペースと資産格納庫の対応付けを解除する」を参照してください。

2.2.22.2.22.2.22.2.2 利用できる資産格納庫利用できる資産格納庫利用できる資産格納庫利用できる資産格納庫

以下に、資産管理で利用できる、資産格納庫の一覧を示します。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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表表表表::::資産格納庫一覧資産格納庫一覧資産格納庫一覧資産格納庫一覧

サーバ・システムサーバ・システムサーバ・システムサーバ・システム 資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 Windows(R) GEMライブラリ*1

富士通 メインフレーム

GEMライブラリ*1 区分ファイル 順ファイル

グローバルサーバ IBM メインフレーム

区分ファイル 順ファイル

ASP GMSライブラリ*1 EMSライブラリ

ビジネスサーバ UNIX

GEMライブラリ*1 一般ファイル

UNIXサーバ GEMライブラリ*1 一般ファイル

*1:世代管理機構を持つ資産格納庫です。

ワークスペースの扱いが異なります 資産格納庫として利用する、ライブラリやファイルの種類により、ワークスペースの扱いが異なります。以下に、資産格納庫ごとのワークスペースの扱いを示します。

表:資産格納庫ごとのワークスペースの扱い表:資産格納庫ごとのワークスペースの扱い表:資産格納庫ごとのワークスペースの扱い表:資産格納庫ごとのワークスペースの扱い

資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 備備備備 考考考考 GEMライブラリ GMSライブラリ EMSライブラリ 区分ファイル

ライブラリ/ファイル全体:ワークスペースに対応付けられます。 メンバ:ワークスペースファイルに対応付けられます。

順ファイル 順ファイル全体がワークスペース、ワークスペースファイルに対応付けられます。

一般ファイル ディレクトリ:ワークスペースに対応付けられます。 ファイル:ワークスペースファイルに対応付けられます。

2.2.32.2.32.2.32.2.3 ワークスペースと資産格納庫間のワークスペースと資産格納庫間のワークスペースと資産格納庫間のワークスペースと資産格納庫間のコード変換コード変換コード変換コード変換

資産管理では、資産格納庫上の資産を、Windows(R)環境上のワークスペースファイルに取り出して操作します。このワークスペースファイルは、PowerGEM Plus以外の各種ツールからも、一般ファイルと同じようにアクセスできるように管理されています。また、資産格納庫上の資産も、サーバ上のツールでアクセスできるように管理されています。 このように、一つの資産を、異なる環境上のツールでアクセスできるようにするためには、資産が置かれている環境(システム)に合わせたコード系で資産を格納する必要があります。資産管理では、各環境間で確実に資産を流通させる

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2.2 ワークスペースを利用した資産の操作

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ための仕組みとして、コード変換機能コード変換機能コード変換機能コード変換機能*1を提供しています。以下に、グローバルサーバとの連携を例にした、コード変換機能の概要を示します。

*1:テキスト形式データの資産を前提とした機能です。バイナリ形式データの場合は、コード系は意識されません。

図:コード変換機能の概要図:コード変換機能の概要図:コード変換機能の概要図:コード変換機能の概要((((グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ例例例例))))

Unicodeの扱い コード系として、UnicodeUnicodeUnicodeUnicode(ユニコード)はサポートしていません。Unicodeで記述されているテキスト形式データは、バイナリ形式データとして登録するようにしてください。

ココココード系の設定ード系の設定ード系の設定ード系の設定 資産管理では、ワークスペースのコード系と対応するサーバのコード系を管理情報の一部として設定します。このコード系の設定は、ワークスペースを定義する[マップ]コマンドで行います。なお、連携するサーバによっては、資産単位に[新規登録]コマンドで設定することもできます。このように、資産管理では、各環境のコード系を管理情報として記憶することにより、確実なコード変換を実現しています。

ワークスペースのコード系ワークスペースのコード系ワークスペースのコード系ワークスペースのコード系 ワークスペースに対応したコード系を、ワークスペースコード系として設定します。このワークスペースコード系は、[マップ]コマンドで、資産格納庫との対応付けを行う時に設定します。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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図:ワークスペースコード系の設定例図:ワークスペースコード系の設定例図:ワークスペースコード系の設定例図:ワークスペースコード系の設定例([([([([マップマップマップマップ]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

設定したワークスペースコード系が、ワークスペース配下のすべてのワークスペースファイルに適用されます。

サーバのコード系サーバのコード系サーバのコード系サーバのコード系 ワークスペースに対応付けられた資産格納庫が配置されているサーバ環境のコード系です。サーバの種別により扱いが異なります。

グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ 各サーバシステムに対応したコード系を、“グローバルサーバコード系”として設定します。このグローバルサーバコード系は、[マップ]コマンドおよび資産格納庫に資産を登録する[新規登録]コマンドで設定することができます。資産単位にグローバルサーバコード系が設定できるため、コード系が異なる資産を、同じワークスペースで一括して管理することができます。

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2.2 ワークスペースを利用した資産の操作

29

図:グローバルサーバコード系の設定例図:グローバルサーバコード系の設定例図:グローバルサーバコード系の設定例図:グローバルサーバコード系の設定例([([([([新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

設定したグローバルサーバコード系に従って、グローバルサーバ上の資産格納庫から資産を取り出したり登録したりします。

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ ビジネスサーバとして連携する各サーバシステムに対応したコード系を、“サーバコード系”として設定します。このサーバコード系は、登録する資産ごとに[新規登録]コマンドで設定します。設定したサーバコード系に従って、ビジネスサーバ上の資産格納庫から資産を取り出したり登録したりします。

UUUUNIXNIXNIXNIXサーバサーバサーバサーバ UNIXサーバの場合は、サーバのコード系として標準のコード系が自動的に設定されます。このため、サーバのコード系を設定する必要はありません。

コード系は変更できません ワークスペースおよび資産に設定したコード系は、変更することができません。

コード系の扱いコード系の扱いコード系の扱いコード系の扱い 資産管理では、以下の操作を行った時に資産のコード系を変換します。

資産格納庫からワークスペースへ資産を取り出す場合資産格納庫からワークスペースへ資産を取り出す場合資産格納庫からワークスペースへ資産を取り出す場合資産格納庫からワークスペースへ資産を取り出す場合 資産格納庫上の資産のコード系を、ワークスペースコード系に変換して、ワークスペースファイルに取り出します。

ワークスペースから資産格納庫へ資産を格納ワークスペースから資産格納庫へ資産を格納ワークスペースから資産格納庫へ資産を格納ワークスペースから資産格納庫へ資産を格納((((登録・更新登録・更新登録・更新登録・更新))))する場合する場合する場合する場合 ワークスペースファイルのコード系(ワークスペースコード系)を、資産格納庫が配置されているサーバのコード系に変換して、資産格納庫に格納します。

資産を操作するたびに、環境ごとに異なるコード系を意識することなく、Windows(R)環境とサーバ環境の間で資産を確実に流通させることができます。

2.2.42.2.42.2.42.2.4 ワークスペースの構成ワークスペースの構成ワークスペースの構成ワークスペースの構成

Windows(R)環境上のGEMライブラリと対応付けられたワークスペースを例に、ワークスペースの構成を示します。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

30

図:ワークスペースの構成例図:ワークスペースの構成例図:ワークスペースの構成例図:ワークスペースの構成例

Windows(R)エクスプローラで見ると

ワークスペースを、Windows(R)エクスプローラで参照した例を示します。

図:ワークスペースの参照例図:ワークスペースの参照例図:ワークスペースの参照例図:ワークスペースの参照例

ワークスペースの構成要素ワークスペースの構成要素ワークスペースの構成要素ワークスペースの構成要素 ワークスペースは、以下の要素から構成されています。 フォルダ 資産格納庫と対応付けられているフォルダを、ワークスペースと称します。

ワークスペース管理ファイル ワークスペース(フォルダ)の直下に作成される、管理ファイルです。対応付けられている資産格納庫の情報やワークスペースの情報が格納され、隠しファイル隠しファイル隠しファイル隠しファイル属性で管理されます。

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2.2 ワークスペースを利用した資産の操作

31

ワークスペースファイル 資産格納庫上の資産を取り出して操作するための一般ファイルです。PowerGEM Plus以外の各種ツールからも、一般のファイルと同じようにアクセスすることができます。ワークスペースファイルは、資産単位に作成されます。例えば、資産格納庫がGEMライブラリの場合には、それぞれのメンバが、1つのワークスペースファイルとして作成されます。

ワークスペース名ワークスペース名ワークスペース名ワークスペース名 ドライブ名(ネットワーク環境上の場合は、コンピュータ名)から、ワークスペースとして定義したフォルダまでのパスが、ワークスペース名として扱われます。階層構造を持つワークスペースの場合は、ワークスペースファイルが存在するフォルダまでのパス名が、ワークスペース名になります。以下に、[チェックアウト]コマンドを例に、ワークスペース名の指定例を示します。

図:ワークスペース名の指定例図:ワークスペース名の指定例図:ワークスペース名の指定例図:ワークスペース名の指定例

ワークスペースファイルのファイル名ワークスペースファイルのファイル名ワークスペースファイルのファイル名ワークスペースファイルのファイル名 ワークスペースファイルのファイル名は、ワークスペースの定義時に決定・設定されます。なお、資産格納庫の種別により、設定されるファイル名の規約が異なります。

図:ワークスペースファイル名の構成図:ワークスペースファイル名の構成図:ワークスペースファイル名の構成図:ワークスペースファイル名の構成

以下に、資産格納庫ごとのワークスペースファイル名の命名規約を示します。

表表表表::::ワークスペースファイル名の命名規約ワークスペースファイル名の命名規約ワークスペースファイル名の命名規約ワークスペースファイル名の命名規約

サーバ・システムサーバ・システムサーバ・システムサーバ・システム 資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名

Windows(R) GEMライブラリ “メンバ名”

メンバ名がワークスペースファイル名として使用されます。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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サーバ・システムサーバ・システムサーバ・システムサーバ・システム 資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名 GEMライブラリ*2 “メンバ名[.拡張子]”

ベース名:メンバ名 拡張子:言語タイプに対応する拡張子を付加します。

区分ファイル “メンバ名[.拡張子]” ベース名:メンバ名 拡張子:データタイプデータタイプデータタイプデータタイプに対応する拡張子を付加します。

グローバルサーバ*1

順ファイル “PSFILE[.拡張子]” ベース名:PSFILE 拡張子:ファイル名の最終文字列がデータタイプとみなされます。 データタイプに対応する拡張子を付加します。

ビジネスサーバ UNIX

GEMライブラリ 一般ファイル

“メンバ名”、“ファイル名” メンバ名、ファイル名がワークスペースファイル名として使用されます。

ビジネスサーバ*1 ASP

GMSライブラリ EMSライブラリ

“メンバ名” メンバ名がベース名として使用されます。

UNIXサーバ GEMライブラリ 一般ファイル

“メンバ名”、“ファイル名” メンバ名、ファイル名がワークスペースファイル名として使用されます。

*1:資産格納庫のファイル名またはメンバ名に“¥”が含まれている場合は、“¥”の代わりに“$”を入力してください。 *2:IBMメインフレームの場合は、利用できません。

ワークスペースファイルのファイル名・拡張子を指定する ワークスペースの定義時に、資産に対応するワークスペースファイルのファイル名や拡張子を指定することができます。グローバルサーバの区分ファイルなど、ファイル名にデータタイプが付加されていない場合などに特に有効な指定です。

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2.2 ワークスペースを利用した資産の操作

33

図:拡張子の付加例図:拡張子の付加例図:拡張子の付加例図:拡張子の付加例([([([([マップマップマップマップ]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

2.2.52.2.52.2.52.2.5 ワークスペースの定義形態ワークスペースの定義形態ワークスペースの定義形態ワークスペースの定義形態

ワークスペースは、資産格納庫の運用形態や作業環境の構成に合わせて、柔軟に定義することができます。Windows(R)環境およびUNIXサーバ上のGEMライブラリのように、複数のライブラリから構成される資産格納庫の場合は、ライブラリ単位にワークスペースを定義することができます。また、ライブラリ単位のワークスペース定義の一環として、資産単位にワークスペースを定義することもできます。なお、ワークスペースの定義形態にかかわらず、資産格納庫上の資産単位に、確実な排他制御を実現しています。

図:ワークスペースの定義例図:ワークスペースの定義例図:ワークスペースの定義例図:ワークスペースの定義例

資産格納庫に複数のワークスペースを定義する資産格納庫に複数のワークスペースを定義する資産格納庫に複数のワークスペースを定義する資産格納庫に複数のワークスペースを定義する 資産格納庫に複数のワークスペースを定義して、ワークスペース単位に資産を管理する運用が可能です。いずれかのワークスペース上に、資産が修正するために取り出されている場合は、他のワークスペースから、該当の資産に対する修正や削除などの更新操作ができないように制御されます。以下に、資産格納庫に複数のワークスペースを定義した場合の、ワークスペースの状態例を示します。

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図:ワークスペースの状態例1図:ワークスペースの状態例1図:ワークスペースの状態例1図:ワークスペースの状態例1

ワークスペースを共用するワークスペースを共用するワークスペースを共用するワークスペースを共用する 定義したワークスペースを複数のユーザで、共有して利用することができます。例えば、グループやプロジェクトなどの単位でワークスペースを定義し、それぞれのユーザでワークスペースを共通に使用するような運用が可能です。ユーザが、資産を修正するためにワークスペース上に取り出している場合は、他のユーザは、該当資産に対する修正や削除などの更新操作ができないように制御されます。以下に、ワークスペースを共用した場合の、ワークスペースの状態例を示します。

図:ワークスペースの状態例2図:ワークスペースの状態例2図:ワークスペースの状態例2図:ワークスペースの状態例2

2.2.62.2.62.2.62.2.6 ワークスペースの表示ワークスペースの表示ワークスペースの表示ワークスペースの表示

開発マネージャの左側のツリービューで、ワークスペースとして定義しているフォルダを選択すると、ワークスペースの状態が右側のリストビューに表示されます。以下に、ワークスペースの表示例を示します。

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2.2 ワークスペースを利用した資産の操作

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図:ワークスペースの表示例図:ワークスペースの表示例図:ワークスペースの表示例図:ワークスペースの表示例((((資産格納庫の情報表示資産格納庫の情報表示資産格納庫の情報表示資産格納庫の情報表示))))

ワークスペースの表示形式ワークスペースの表示形式ワークスペースの表示形式ワークスペースの表示形式 開発マネージャのリストビューには、以下の形式でワークスペースの状態を表示できます。 ● ファイル一覧形式 ワークスペース上のフォルダおよびファイルの一覧が表示されます。詳細情報として、以下の項目が表示されます。

名前・サイズ・最終更新日 ● 資産格納庫一覧形式 ライブラリ、ワークスペースファイルの一覧が表示されます。なお、資産格納庫に登録されているだけで、マップされていない状態の資産も表示することができます。詳細情報として、[ファイル一覧]ウィンドウ形式で表示される情報(サイズを除く)に加えて、以下の資産格納庫の情報が表示されます。

タイトル*1・レベル・更新者名 *1:資産格納庫として、Windows(R)環境のGEMライブラリを利用している場合に、有効な情報です。

以下に、同じワークスペースを、それぞれの表示形式で表示した例を示します。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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図:ワークスペースの表示形式例図:ワークスペースの表示形式例図:ワークスペースの表示形式例図:ワークスペースの表示形式例

表示形式の切り表示形式の切り表示形式の切り表示形式の切り替え替え替え替え 表示形式は、[表示]メニューで切り替えることができます。以下に、表示形式の切り替え例を示します。

図:表示形式の切り替え例図:表示形式の切り替え例図:表示形式の切り替え例図:表示形式の切り替え例

表示アイコン表示アイコン表示アイコン表示アイコン 各ウィンドウには、資産の状態を通知するアイコンが表示されます。以下に、資産格納庫上の資産に対応して表示される、アイコンの一覧を示します。

表:資産のアイコンの一覧表:資産のアイコンの一覧表:資産のアイコンの一覧表:資産のアイコンの一覧

アイコンアイコンアイコンアイコン 意意意意 味味味味

参照するために、取り出された資産です。 読み取り専用読み取り専用読み取り専用読み取り専用属性で、ワークスペースに取り出されています。

修正するために、取り出された資産です。

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2.2 ワークスペースを利用した資産の操作

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アイコンアイコンアイコンアイコン 意意意意 味味味味

資産格納庫のメンバと対応付けられているだけの資産です。 ワークスペースファイル上に、資産は取り出されていません。 サイズ:0KB

他のワークスペースまたは他のユーザによって、修正するために取り出されている資産です。 資産の取り出し*1や削除操作はできません。

資産格納庫に登録されていて、ワークスペースに対応付けられていな資産です(マップされていない資産)。 他のワークスペースから、資産格納庫に資産を登録した場合などに表示されます。 資産格納庫一覧形式の場合に表示されます。

ワークスペースファイルと資産格納庫で、資産の内容が異なる可能性がある資産です。 参照するために取り出した後で、他のワークスペースから、資産格納庫上の資産を更新した場合などに表示されます。 資産格納庫一覧形式の場合に表示されます。

資産格納庫に登録されていない、ワークスペースにだけ存在する資産です。

*1:他のワークスペースに取り出されている場合は、参照のための資産の取り出しは可能です。

2.2.72.2.72.2.72.2.7 ワークスペース操作上の留意点ワークスペース操作上の留意点ワークスペース操作上の留意点ワークスペース操作上の留意点

ワークスペースの運用および利用上の留意点を以下に示します。

アクセス権アクセス権アクセス権アクセス権 ネットワーク環境上にワークスペースおよび資産格納庫を作成して複数のユーザで共用する場合は、利用するユーザのファイルアクセス権として、全権を与えます。

ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名ワークスペースファイル名 ワークスペースおよび資産格納庫に、“@GEM”で始まるファイル名およびメンバ名を作成することはできません。

ワークスペースファイルのコピーワークスペースファイルのコピーワークスペースファイルのコピーワークスペースファイルのコピー ワークスペースファイルをコピーする場合は、必ずワークスペースファイルを選択してコピーするようにします。

フォルダを指定してコピーすると フォルダの直下に作成されている管理ファイル(@GEM…)も同時にコピーされ、コピー先のフォルダがワークスペースとして認識されるようになります。例えば、チェックアウト中の資産が存在している場合には、同一資産が複数のワークスペースにチェックアウトされた特殊な状態が発生します。このような状態

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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で運用すると、以降の操作で不整合が発生する可能性があります。

ワークスペースワークスペースワークスペースワークスペースファイルの削除ファイルの削除ファイルの削除ファイルの削除 ワークスペースファイルを削除する場合は、必ず資産管理の[削除]コマンドを使用して削除します。ワークスペースファイルの削除と同時に資産との対応付けも解除されます。

Windows(R)のエクスプローラで削除すると ワークスペースやワークスペースファイルを、Windows(R)のエクスプローラで削除すると、資産格納庫との対応付けが解除されないため、以降の操作で不整合が発生する可能性があります。

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2.3 GEMライブラリによる資産の管理

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2.32.32.32.3 GEMGEMGEMGEMライブラリによる資産の管理ライブラリによる資産の管理ライブラリによる資産の管理ライブラリによる資産の管理

ここでは、GEMライブラリの構成と世代管理機構の概要を中心に説明します。 資産管理では、Windows(R)環境上の資産格納庫として利用できる、GEMライブラリを提供しています。GEMライブラリの作成は、資産管理ユーティリティの[GEMライブラリの作成]コマンドで行います。

図:図:図:図:GEMGEMGEMGEMライブラリの作成例ライブラリの作成例ライブラリの作成例ライブラリの作成例([GEM([GEM([GEM([GEMライブラリの作成ライブラリの作成ライブラリの作成ライブラリの作成]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

GEMライブラリは、グローバルサーバやUNIXサーバの資産格納庫であるGEMライブラリと同じように、世代管理機構を持つ資産格納庫として利用することができます。

資産の操作概要資産の操作概要資産の操作概要資産の操作概要 GEMライブラリへの資産の登録や更新などの操作は、すべて資産管理のコマンドを利用して行います。

図:図:図:図:GEMGEMGEMGEMライブラリの資産操作概要ライブラリの資産操作概要ライブラリの資産操作概要ライブラリの資産操作概要

登録 ワークスペース配下に作成した資産(ワークスペースファイル)を、[新

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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規登録]コマンドを使用して、GEMライブラリのメンバとして登録します。 更新 他の資産格納庫で管理されている資産と同じように、GEMライブラリの資産(メンバ)を直接更新することはできません。以下に示す手順で、メンバを更新します。 1) [チェックアウト]コマンド:メンバを修正するために、ワークスペースファイルに取り出します。 2) 修正:ワークスペースファイル上のメンバを、エディタエディタエディタエディタなどを使用して修正します。 3) [チェックイン]コマンド:ワークスペースファイル上の修正結果を、GEMライブラリ上のメンバに反映して更新します。

資産管理のコマンドの詳細については、「資産管理のコマンド操作方法」を参照してください。

2.3.12.3.12.3.12.3.1 GEMGEMGEMGEMライブラリライブラリライブラリライブラリのののの構成構成構成構成

GEMライブラリは、Windows(R)のファイルシステムと同じように、階層構造で作成することができます。以下に、GEMライブラリの構成を示します。

図:図:図:図:GEMGEMGEMGEMライブラリの構成ライブラリの構成ライブラリの構成ライブラリの構成

GEMGEMGEMGEMライブラリの構成要素ライブラリの構成要素ライブラリの構成要素ライブラリの構成要素 GEMライブラリは、以下の要素から構成されています。 フォルダ(ライブラリ) 資産管理では、このフォルダを“ライブラリ”、フォルダ名を“ライブラリ名”と称します。隠しファイル属性で管理されます。

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2.3 GEMライブラリによる資産の管理

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GEMライブラリ管理ファイル ライブラリ(フォルダ)の直下に作成される、ライブラリを管理する情報が格納された、管理ファイルです。隠しファイル属性で管理されます。

ファイル(メンバ) ソースプログラムテキストなどの資産を格納するためのファイルです。各世代の内容が、一つのファイル内に累積して格納されています。資産管理では、このファイルを “メンバ”、ファイル名のことを “メンバ名” と称します。隠しファイル属性で管理されます。

GEMライブラリにファイルをコピーしないでください GEMライブラリ内に、Windows(R)のエクスプローラやエディタなどで、直接ファイルをコピーしたり保存したりしないでください。管理情報に不整合が発生して、資産管理のコマンドが正常に動作しなくなります。

GEMGEMGEMGEMライブラリの指定形式ライブラリの指定形式ライブラリの指定形式ライブラリの指定形式 GEMライブラリは、以下に示す階層で指定します。 フォルダ名 ドライブ名(ネットワーク環境上の場合は、コンピュータ名)から、ライブラリ名までのパスを、フォルダ名として指定します。 階層構造を持つGEMライブラリでは、上位のライブラリ名までを含んだパスを、フォルダ名として指定します。

ライブラリ名 [GEMライブラリの作成]コマンドで指定した、ライブラリ名を指定します。 階層構造を持つGEMライブラリでは、操作するメンバが直接登録されているライブラリのライブラリ名を指定します。

以下に、[マップ]コマンドを例に、ライブラリ名の指定例を示します。

図:ライブラリ名の指定例図:ライブラリ名の指定例図:ライブラリ名の指定例図:ライブラリ名の指定例

2.3.22.3.22.3.22.3.2 メンバの構成メンバの構成メンバの構成メンバの構成

GEMライブラリで管理されるメンバは、以下の要素(領域)から構成されていま

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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す。 メンバ管理情報領域 メンバの属性や世代管理のために必要な情報などが格納される領域です。

レコード領域 登録時のデータレコードと追加(挿入・上書き)されたデータレコードが、累積して格納される領域です。

更新履歴情報領域 メンバの登録および更新時に、指定した注釈や修正者名などの更新履歴情報が格納される領域です。以下に、[チェックイン]コマンドを例に、メンバ更新時の情報指定例を示します。

変更・削除されて更新後に不要になったデータレコードも、更新履歴情報の一部として格納されます。更新履歴情報の詳細については、「更新履歴情報とは」を参照してください。

メンバの論理的な構成については、「図:メンバの論理的構成」を参照してください。

2.3.32.3.32.3.32.3.3 メンバの管理情報メンバの管理情報メンバの管理情報メンバの管理情報

GEMライブラリで管理するメンバには、メンバの属性や世代管理のための情報などが、メンバ管理情報として設定されます。メンバ管理情報は、資産管理ユーティリティの[メンバ管理情報の表示]コマンドで表示することができます。以下に、メンバ管理情報の表示例を示します。

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2.3 GEMライブラリによる資産の管理

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図:メンバ管理情報の表示例図:メンバ管理情報の表示例図:メンバ管理情報の表示例図:メンバ管理情報の表示例

メンバ管理情報は、その情報が設定される形態によって、区別されます。以下にメンバ管理情報の区分を示します。

図:メンバ管理情報の区分図:メンバ管理情報の区分図:メンバ管理情報の区分図:メンバ管理情報の区分

登録情報登録情報登録情報登録情報 メンバの属性や登録日付などのように、メンバの登録時に決定されて自動的に設定される情報です。なお、メンバの登録時に、ユーザが設定する情報も含まれます。

更新情報更新情報更新情報更新情報 メンバの最新レベルや最終更新日などのように、メンバに対する更新操作によって自動的に設定される情報です。なお、メンバの更新時に、ユーザが設定する情報も含まれます。

任意情報任意情報任意情報任意情報 ユーザが、コマンドのオプションなどで、任意に設定することができる情報で

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

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す。

2.3.42.3.42.3.42.3.4 世代世代世代世代管理の仕組み管理の仕組み管理の仕組み管理の仕組み

GEMライブラリのメンバでは、世代ごとに更新履歴情報が管理されます。資産管理では、この更新履歴情報をもとに、メンバの世代管理を実現しています。なお、資産管理の各コマンドでは、資産の世代を、レベルと表現します。 更新履歴情報は、メンバの登録時および各更新時に作成され、メンバ内に累積して保存されます。以下に、メンバの論理的な構成を示します。

図:メンバの論理的構成図:メンバの論理的構成図:メンバの論理的構成図:メンバの論理的構成

更新履歴情報の一部として、削除データレコード*1を保存することにより、各世代の全データレコードを保持する必要がない、データレコード単位の世代管理を可能にしています。

*1:更新操作で、削除されたデータレコード、置き換えられたデータレコードおよび内容が変更(上書き)されたデータレコードで、結果的に、更新後の世代には存在しなくなったデータレコードです。

バイナリ形式データの世代管理は バイナリ形式データでは、データレコード単位の世代管理は行われません。すべてのデータが、更新履歴情報として保存されます。

更新履歴情報の利用更新履歴情報の利用更新履歴情報の利用更新履歴情報の利用 メンバの世代ごとに管理されている更新履歴情報をもとに、各種情報を集計して出力することができます。 ● 開発履歴情報*1 ● 生産量情報*1 ● 履歴表示:更新履歴情報を、見やすい形式に編集して表示します。各世代で、どのような修正が行われたかを確実に見ることができます。

*1:集計される情報などの詳細については、「資産管理の適用手順」の「開発

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2.3 GEMライブラリによる資産の管理

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作業に関する情報集計作業」を参照してください。

世代の識別世代の識別世代の識別世代の識別 メンバの世代を識別する識別子として、バージョンレベルバージョンレベルバージョンレベルバージョンレベルを設定することができます。 このバージョンレベルにより、メンバごとに異なる世代を意識することなく、バージョンレベルを指定して、設定時点のメンバの世代を操作することができます。バージョンレベルの詳細や設定方法については、「資産管理の適用手順」の「資産の保守作業」を参照してください。

旧世代の操作旧世代の操作旧世代の操作旧世代の操作 メンバの取り出し時に、旧世代(レベル)または設定しているバージョンレベルを指定することにより、メンバの最新世代だけでなく、旧世代を操作することができます。

例:バージョンレベルの指定

旧世代の内容を見る メンバの更新後も、旧世代を指定して、更新前の資産の内容を取り出すことができます。

旧世代を更新する 旧世代を取り出して更新することにより、メンバの旧世代を更新することができます。

資産管理では、更新履歴情報をもとに、確実で効率の良い世代管理を実現しています。

2.3.52.3.52.3.52.3.5 更新履歴情報とは更新履歴情報とは更新履歴情報とは更新履歴情報とは

更新履歴情報とは、メンバの世代単位に管理される情報です。以下に、更新履歴情報として管理される情報を示します。 登録日付・最終更新日付

登録時および更新時のワークスペースファイルの最終更新日が、対応する日付に自動的に設定されます。なお、各操作を行った日付(コマンド実行日付)を、それぞれの日付として扱うこともできます。

所有者名・修正者名

:[チェックイン]コマンドの例

登録操作および更新操作を行ったユーザの名前です。ユーザが指定します。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

46

注釈:メンバ記述として表示

:[チェックイン]コマンドの例

登録理由や更新理由などの任意の情報です。ユーザが指定します。 削除データレコード 更新の結果不要となったデータレコードを、更新履歴情報の一部として保存しています。

この更新履歴情報は、資産管理の[履歴表示]コマンドで、見やすい形式に編集して表示することができます。以下に、更新履歴情報の表示例を示します。

図:更新履歴情報の表示例図:更新履歴情報の表示例図:更新履歴情報の表示例図:更新履歴情報の表示例

2.3.62.3.62.3.62.3.6 保有する世代数保有する世代数保有する世代数保有する世代数

GEMライブラリで管理されるメンバは、最大 32,767 までの世代(レベル)を管理することができます。

レベルが32,767になると 更新操作を繰り返し行った結果、メンバのレベルが“32,767”になると、以降の更新操作は行えなくなります。 メンバには、世代ごとに更新履歴情報が付加されて管理されています。この更新履歴情報を、すべての世代に渡って保有することは、メンバを格納するために必要なハードディスクの容量の増加につながります。また、保守作業などで必要となる旧世代の範囲もある程度限定されるものと考えられます。このため、資産管理では、メンバが保有する世代数を、最新世代を含めて、最大 255 世

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2.3 GEMライブラリによる資産の管理

47

代に制限しています。以下に、メンバのレベルと保有する世代の関係を示します。

図:レベルと保有世代の関係図:レベルと保有世代の関係図:レベルと保有世代の関係図:レベルと保有世代の関係

保有する世代数は、“最大保有レベル”として、メンバの登録に[新規登録]コマンドで指定します。以下に、最大保有レベルの指定例を示します。

図:最大保有レベ図:最大保有レベ図:最大保有レベ図:最大保有レベルの指定例ルの指定例ルの指定例ルの指定例

指定した、最大保有レベルの範囲であれば、任意の世代の内容を参照したり更新したりすることができます。

最大保有レベルは変更できません メンバの登録時に設定した最大保有レベルは、変更することができません。このため、メンバに対する更新回数や更新量を意識した適切な値を設定する必要があります。例えば、一回の更新量が多く頻繁に更新するような場合には、最大保有レベルを小さく設定することにより、メンバを格納するために必要なハードディスクの容量を抑えることができます。

最大保有レベルを外れると最大保有レベルを外れると最大保有レベルを外れると最大保有レベルを外れると 最大保有レベルを外れると、対象となった世代の更新履歴情報中の削除データレコードが破棄されます。この結果、該当の世代の内容が復元できなり、アクセスできない状態になります。以下に、最大保有レベルの概要を示します。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

48

図:最大保有レベルの概要図:最大保有レベルの概要図:最大保有レベルの概要図:最大保有レベルの概要

バージョンレベルを設定しているとバージョンレベルを設定しているとバージョンレベルを設定しているとバージョンレベルを設定していると 最大保有レベルを外れるレベルに、バージョンレベルが設定されていると、最大保有レベルが自動的に“255”に拡張されます。ただし、最大保有レベルの自動拡張後に、同様の状態が発生した場合は、メンバが更新できなくなります。このような状態が発生した場合には、該当するバージョンレベルを削除する必要があります。

2.3.72.3.72.3.72.3.7 旧世代の更新旧世代の更新旧世代の更新旧世代の更新

最大保有レベルの範囲であれば、任意の世代の内容を取り出して更新することができます。最新レベル以外の旧レベル(バージョンレベル)を指定してメンバを取り出した場合、更新結果は、メンバの最新レベルではなく、取り出したレベルに対して反映されます。このため、更新後は、以前の世代は削除され、取り出したレベルに“+1”したレベルが最新世代として管理されます。

図:旧世代の更新確認例図:旧世代の更新確認例図:旧世代の更新確認例図:旧世代の更新確認例

以下に、旧世代を更新した場合の、更新後の世代の扱いを示します。

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2.3 GEMライブラリによる資産の管理

49

図:旧世代更新後の扱い図:旧世代更新後の扱い図:旧世代更新後の扱い図:旧世代更新後の扱い

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

50

2.42.42.42.4 資産属性の統一資産属性の統一資産属性の統一資産属性の統一

資産格納庫上の資産は、各サーバの対応製品独自の形態で格納され、製品独自の管理情報が設定されています。資産管理では、各資産格納庫で異なる資産の管理形式や管理情報を、共通の属性情報で統一的に管理します。

図:属性情報による資産の統一管理図:属性情報による資産の統一管理図:属性情報による資産の統一管理図:属性情報による資産の統一管理

資産格納庫へ資産を登録すると資産格納庫へ資産を登録すると資産格納庫へ資産を登録すると資産格納庫へ資産を登録すると 指定した属性情報が、資産格納庫上の資産の管理情報として引き継がれます。

資産格納庫から資産をワークスペースに取り出すと資産格納庫から資産をワークスペースに取り出すと資産格納庫から資産をワークスペースに取り出すと資産格納庫から資産をワークスペースに取り出すと 資産格納庫上の資産の管理情報から属性に関する情報を抽出し、ワークスペース上の資産の属性情報として設定します。

資産管理では、ワークスペースと資産格納庫の間で統一された属性情報を使用して、資産を確実に管理・操作できるようにしています。

2.4.12.4.12.4.12.4.1 属性情報とは属性情報とは属性情報とは属性情報とは

属性情報は、資産および資産を構成するデータレコードの格納形式などの各種属性を表す情報です。以下に、属性情報として扱われる情報を示します。 データ形式 資産の形式です。以下の形式があります。 テキスト形式データ:資産を構成するすべてのデータレコードが、文字コード(キャラクタコード)で記述されている資産です。なお、改行コー改行コー改行コー改行コードドドドや資産(ファイル)の終端を示すEOFEOFEOFEOFコードコードコードコードなどの制御コードもデータレコードの一部に含まれます。 バイナリ形式データ:数値や製品独自のコードで構成されている資産です。

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2.4 資産属性の統一

51

レコード形式 データレコードの格納形式です。以下の形式があります。 固定長形式:すべてのデータレコードが同じレコード長を持つ格納形式です。 可変長形式:レコード長の範囲内で、各データレコードが任意の長さを持つ格納形式です。

レコード長 データレコードの最大長です。言語タイプ言語タイプ言語タイプ言語タイプやレコード形式に依存しますが、最大65,408バイトまで可能です。

順序番号 テキスト形式データの場合に有効な情報です。データレコードに設定する順序番号順序番号順序番号順序番号を定義する情報です。 順序番号位置:順序番号の開始位置です。データレコードの先頭および末尾の二種類があります。 順序番号長:順序番号の長さです。6けたおよび8けたの二種類があります。

資産管理では、この属性情報に従って資産およびデータレコードを扱います。 ● データ形式により利用できるコマンドが異なります。 例えば、バイナリ形式データでは、[比較]コマンドが使用できません。

● レコード長により、データレコードに記述できる文字数などが制限されます

属性情報の概要属性情報の概要属性情報の概要属性情報の概要 テキスト形式データである、COBOLソースファイルの編集画面を例に、各属性情報の概要を示します。

図:属性情報の概要図:属性情報の概要図:属性情報の概要図:属性情報の概要

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

52

2.4.22.4.22.4.22.4.2 資産種別と属性資産種別と属性資産種別と属性資産種別と属性

アプリケーションの開発作業で利用・作成する、一般的な資産に対する属性情報は、資産管理であらかじめ用意しています。属性情報は、資産の種別を表す拡張子ごとに、対応付けられている言語タイプで定義されています。以下に、拡張子、言語タイプおよび属性情報の関係を示します。

図:拡張子・言語タイプ・属性情報の関連図:拡張子・言語タイプ・属性情報の関連図:拡張子・言語タイプ・属性情報の関連図:拡張子・言語タイプ・属性情報の関連

拡張子COBの場合は

拡張子がCOBの資産は、COBOLソースファイルとして扱われ、標準の言語タイプとしてCOBOLが対応付けられます。 言語タイプ:COBOLの属性情報として、以下の属性が用意されています。 ● データ形式:テキスト形式データ ● レコード形式:可変長形式 or 固定長形式 ● レコード長:11から223 or 80 ● 順序番号:あり、先頭 6けた

なお、レコード形式など、複数の属性が許されている資産では、資産のデータレコードの構成に合わせた属性を選択することができます。

拡張子・言語タイプ・属性情報の対応拡張子・言語タイプ・属性情報の対応拡張子・言語タイプ・属性情報の対応拡張子・言語タイプ・属性情報の対応 資産管理では、アプリケーションの開発作業で利用・作成する標準的な資産に対応する、拡張子、言語タイプおよび属性情報を用意しています。以下に、拡張子、言語タイプおよび属性情報の対応関係を示します。

表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧

拡張子拡張子拡張子拡張子*1*1*1*1 言語タイ言語タイ言語タイ言語タイ 資産種別資産種別資産種別資産種別 属性情報属性情報属性情報属性情報

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2.4 資産属性の統一

53

レコーレコーレコーレコードドドド 形式形式形式形式

レコード長レコード長レコード長レコード長 順序番順序番順序番順序番号号号号 定義定義定義定義

データデータデータデータ 形式形式形式形式

可変長 11 ~223(512)

先 頭 6けた

COB CBL COBOL

COBOL COBOL

固定長 80 先 頭 6けた

COB FREECOB*3 COBOL 可変長 11 ~223(512)

なし

可変長 11 ~223(512)

先 頭 8けた

FORT FORT FORTRAN77

固定長 80 末 尾 8けた

可変長 11 ~223(512)

F90 FORT90 FORTRAN90

固定長 80

なし

CAP CAPE CAPEテキスト

可変長 11 ~223(512)

なし

可変長 11 ~223(512)

なし C H

C C

固定長 80 末 尾 8けた

SQL SQLCMD SQLコマンド 固定長 80 末 尾 8けた

可変長 11 ~223(512)

先 頭 8けた

YCB YPSCOB YPSCOBOL

固定長 80 先 頭 8けた

可変長 11 ~223(512)

先 頭 8けた

YFT YPSFORT YPSFORTRAN

固定長 80 先 頭 8けた

可変長 11 ~223(512)

先 頭 8けた

YC YPSC YPSC

固定長 80 先 頭 8けた

可変長 11 ~223(512)

先 頭 8けた

- YPS YPS

固定長 80 先 頭 8けた

可変長 11 ~223(512)

なし - DATA データ

固定長 1~227 なし

テキスト形式

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

54

属性情報属性情報属性情報属性情報

拡張子拡張子拡張子拡張子*1*1*1*1 言語タイ言語タイ言語タイ言語タイププププ*2*2*2*2

資産種別資産種別資産種別資産種別 レコーレコーレコーレコードドドド 形式形式形式形式

レコード長レコード長レコード長レコード長 順序番順序番順序番順序番号号号号 定義定義定義定義

データデータデータデータ 形式形式形式形式

HTM HTML XML

ASISTEXT*6 自由形式テキスト

可変長 65408 なし

JAVA JAVA*3 JAVA 可変長 11 ~223(512)

なし

ASM ASM アセンブラ 固定長 80 末 尾 8けた

JCL JCL CNTL CNTL

ジョブ制御文

固定長 80 末 尾 8けた

SMD SMD 画面帳票定義体

固定長 256 なし

OVD OVD オーバレイ定義体

固定長 128 なし

FFD FFD ファイル定義体

固定長 1~256 なし

PRJ PMD PXD

BINARY*3 バイナリデータ

固定長 1~256 なし

PPJ COMP*6 複合ファイル

固定長 1~256 なし

OA2 OASYS*4、*5 OASYS2文書 DOC WORD*4、*5 Word文書

固定長 1~256 なし

バイナリ形式

*1:PowerGEM Plusが用意している拡張子のうち、一般的な拡張子を抜粋して記載しています。なお、連携しているサーバや利用する資産格納庫の種別によっては、使用できない言語タイプも存在しています。 *2:記載している言語タイプは、「PowerGEM Plus V6.2L10」でサポートしている、言語タイプの一覧です。 *3:資産格納庫として、Windows(R)環境およびUNIXのGEMライブラリを使用する場合に指定できます。グローバルサーバのGEMライブラリの場合には、“#言語タイプ名”として設定されます。 *4:各拡張子に対応する言語タイプの初期値には、“BINARY”が設定されています。 *5:資産格納庫として、Windows(R)環境のGEMライブラリを使用する場合に指定できます。 *6:資産格納庫として、グローバルサーバのGEMライブラリを使用する場合には指定できません。

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2.4 資産属性の統一

55

PowerGEM Plusが用意していない拡張子の言語タイプは 以下の場合は、言語タイプとして、テキスト形式データを表す言語タイプ“DATA”が初期値として表示されます。 ● 拡張子がない場合 ● ユーザや製品独自の拡張子(資産管理で用意していない拡張子)の場合

新たな拡張子に言語タイプを対応付けて、適切な属性情報を定義することができます。資産管理が標準で用意している拡張子を含めて、最大250の拡張子に対して属性を定義することができます。属性情報の定義は、資産管理の環境設定の[動作環境の設定]コマンドで行います。属性情報の定義手順については、「環境設定」の「動作環境の設定:資産の属性定義」を参照してください。なお、

資産を文書として扱う資産を文書として扱う資産を文書として扱う資産を文書として扱う OASYS文書およびWord文書を、文書として扱う場合には、資産管理の環境設定の[動作環境の設定]コマンドで、各文書に対応した言語タイプ(OASYS,WORD)を設定します。以下に、Word文書を例にした設定例を示します。

図:図:図:図:WordWordWordWord文書の言語タイプ設定例文書の言語タイプ設定例文書の言語タイプ設定例文書の言語タイプ設定例

最新の対応関係を確認する最新の対応関係を確認する最新の対応関係を確認する最新の対応関係を確認する ご利用のPowerGEM Plusで用意している拡張子、言語タイプおよび属性情報は、以下の手順で確認できます。

1) 開発マネージャの[資産管理]メニューの[環境設定]コマンドを選択します。

2) [資産管理の環境設定]ダイアログの[動作環境の設定]ボタンをクリックします。

3) 表示される[動作環境の設定]ダイアログで、サポートしている言語タイプ・属性情報を確認できます。

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

56

図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例

2.4.32.4.32.4.32.4.3 資産の属性設定資産の属性設定資産の属性設定資産の属性設定

資産格納庫に登録する資産の属性は、[新規登録]コマンドで、資産を資産格納庫に登録する時に設定します。なお、登録時に設定した属性は、変更することができません。 資産の属性は、資産の種別を表す言語タイプを選択して、言語タイプで許されている属性の範囲で指定します。以下に資産の登録例と属性の設定手順を示します。

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2.4 資産属性の統一

57

図:資産の属性設定例図:資産の属性設定例図:資産の属性設定例図:資産の属性設定例([([([([新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

資産の登録時には、登録する資産の拡張子に対応した、標準的な言語タイプが初期値として表示されます。資産は、設定された属性に従ってデータレコードが検査され、資産格納庫に登録されます。ここで設定した属性が、資産格納庫上の資産の管理情報として引き継がれて管理されます。ワークスペース上に資産を取り出す場合には、資産格納庫上の資産の管理情報から属性に関する情報を抽出して、資産の属性情報として使用します。

誤った属性を指定すると 資産の登録処理の途中でエラーが発生する場合があります。以下に、誤った属性を指定した場合に、発生する頻度が高いエラーの例を示します。 ● バイナリ形式データを誤って、テキスト形式データとして登録した場合

● 順序番号を持たない資産に、順序番号がある属性を設定した場合

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第第第第2222章章章章 PowerGEM Plusの資産管理

58

2.4.42.4.42.4.42.4.4 順序番号の扱い順序番号の扱い順序番号の扱い順序番号の扱い

テキスト形式データのメンバには、データレコードを記述している言語の種別にしたがって、各データレコード上に順序番号が設定されます。例えば、COBOL言語で記述されたメンバの場合は、各テキスト行の先頭に6けたの順序番号が設定されます。なお、順序番号の概念がない言語も多くあります。

順序番号を設定すると 順序番号は、メンバの登録時([新規登録]コマンド)に各データレコード上の該当位置(先頭、末尾)に設定されます。該当位置のデータは、無条件に順序番号(6けた、8けた)で上書きされます。

順序番号を基準に修正箇所を判断順序番号を基準に修正箇所を判断順序番号を基準に修正箇所を判断順序番号を基準に修正箇所を判断 ワークスペース上での修正結果をメンバに反映する場合、各データレコード上の順序番号を一つの基準にして、修正箇所を検出します。以下に、修正箇所の判断例を示します。 a. メンバにない順序番号を持つデータレコードの場合:新たに追加されたデータレコードと判断

b. 存在していた順序番号がなくなった場合:該当のデータレコードが削除されたと判断

c. 順序番号が同じでデータレコードの内容が異なる場合:該当のデータレコードが上書きされたと判断

順序番号が設定されているメンバの編集順序番号が設定されているメンバの編集順序番号が設定されているメンバの編集順序番号が設定されているメンバの編集 順序番号がデータレコード上に設定されているメンバを編集する場合は、順序番号を意識したエディタを使用する必要があります。以下に、PowerGEM Plusのエディタを例に、順序番号を意識した編集の例を示します。

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2.4 資産属性の統一

59

図図図図::::エディタの順序番号の取り扱い例エディタの順序番号の取り扱い例エディタの順序番号の取り扱い例エディタの順序番号の取り扱い例

PowerGEM Plusで提供しているエディタは、メンバに設定されている属性情報をもとに、データレコード上の順序番号の有無を意識した、確実な編集を行います。これにより、ユーザが順序番号を意識する必要がない、容易で確実な編集操作を実現しています。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの使用方法の使用方法の使用方法の使用方法

本章では、PowerGEM Plusの使用方法について説明します。

PowerGEM Plusのインストールは

PowerGEM Plusのインストール方法や連携できるサーバの条件については、PowerGEM Plusの製品媒体にある『PowerGEM Plus ソフトウェア説明書(PGEM.TXT)』を参照してください。

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3.1 PowerGEM Plusの起動方法と終了方法

61

3.13.13.13.1 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの起動方法と終了方法の起動方法と終了方法の起動方法と終了方法の起動方法と終了方法

ここでは、PowerGEM Plusの起動方法と終了方法について説明します。

PowerGEM PlPowerGEM PlPowerGEM PlPowerGEM Plususususの起動方法の起動方法の起動方法の起動方法 PowerGEM Plusをインストールすると、PowerGEM Plusのアイコンが、[スタート]メニューの[プログラム]に登録されます。PowerGEM Plusは、[プログラム]メニューの[PowerGEM Plus 6.2]に登録されている、[PowerGEM Plus]を選択して起動します。「図:PowerGEM Plusの起動例(Windows(R)98の場合)」に、PowerGEM Plusの起動例を示します。

図:図:図:図:PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの起動例の起動例の起動例の起動例(Windows(R)98(Windows(R)98(Windows(R)98(Windows(R)98の場合の場合の場合の場合))))

PowerGEM Plusを起動すると、PowerGEM Plusの基本ツールである“開発マネージャ”が自動的に起動されて、開発マネージャの[ファイル一覧操作]ウィンドウが表示されます。「図:PowerGEM Plus起動時の画面(標準開発マネージャの例)」に、PowerGEM Plusの起動後に表示される開発マネージャのウィンドウを示します。

図図図図:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus起動時の画面起動時の画面起動時の画面起動時の画面((((標準開発マネージャの例標準開発マネージャの例標準開発マネージャの例標準開発マネージャの例))))

PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの終了方法の終了方法の終了方法の終了方法 以下の手順により、PowerGEM Plusを終了させます。 1. タスクバーからPowerGEM Plusのタスクバーボタンを選択します。 2. 表示されたコントロールメニューの[閉じる]コマンドを選択します。 開発マネージャの終了と同時にPowerGEM Plusが終了します。

終了時の状態を保存する

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

62

開発マネージャの[オプション]メニューで[終了時の状態を保存]コマンドが選択されていると、以下に示す情報が保存されます。 ● [表示]メニューで指定した値 ● [オプション]メニューで指定した値 ● 開発マネージャのウィンドウの表示状態

以降は、保存された情報をもとにPowerGEM Plusを終了させたときと同じ状態で始めることができます。

3.1.13.1.13.1.13.1.1 構成管理を使用する構成管理を使用する構成管理を使用する構成管理を使用する

PowerGEM Plusでは、PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administratorのクライアントとして位置付け、PowerGEM Plus Administratorの構成管理機構を使用することができます。

図:図:図:図:PowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus Administratorとの関係との関係との関係との関係

PowerGEM PlusからPowerGEM Plus Administratorの構成管理機構を使用するには、開発マネージャを“標準開発マネージャ”から“チーム開発マネージャ”に切り替える必要があります。「図:PowerGEM Plus起動時の画面(チーム開発マネージャの例)」に、チーム開発マネージャに切り替えた場合のチーム開発マネージャのウィンドウを示します。

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3.1 PowerGEM Plusの起動方法と終了方法

63

図図図図:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus起動時の画面起動時の画面起動時の画面起動時の画面((((チーム開発マネージャの例チーム開発マネージャの例チーム開発マネージャの例チーム開発マネージャの例))))

切り替え方法については、「環境設定」の「開発マネージャの切替えの設定」を参照してください。なお、チーム開発マネージャの利用方法や構成管理の詳細については、『PowerGEM Plus Administrator V6.2 説明書』を参照してください。

以降は、PowerGEM Plusの操作方法を開発マネージャに“標準開発マ

ネージャ”を使用していることを前提に説明します。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

64

3.23.23.23.2 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusのウィンドウのウィンドウのウィンドウのウィンドウ

PowerGEM Plusの操作は、すべて開発マネージャのウィンドウから行います。ここでは、PowerGEM Plusの操作の基本となる開発マネージャの構成について説明します。

3.2.13.2.13.2.13.2.1 ウィンドウの構成ウィンドウの構成ウィンドウの構成ウィンドウの構成

開発マネージャのウィンドウの形式を以下に示します。

図図図図::::開発マネージャのウィンドウの形式開発マネージャのウィンドウの形式開発マネージャのウィンドウの形式開発マネージャのウィンドウの形式

表示形式を変更する ウィンドウの表示形式およびリストビューの表示形式、表示内容を変更することができます。この表示形式の変更は、[表示]メニューで行います。例えば、リストビューに項目ごとの詳細情報を表示しないで、項目の名前だけを表示する表示方法もあります。

ウィンドウの構成要素ウィンドウの構成要素ウィンドウの構成要素ウィンドウの構成要素 開発マネージャのウィンドウの構成を以下に示します。

メニューバーメニューバーメニューバーメニューバー ファイル操作、ツールや資産管理などのコマンド(サブメニュー)が定義されています。

表:表:表:表:[[[[開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャ]]]]メニュー一覧例メニュー一覧例メニュー一覧例メニュー一覧例

メニューメニューメニューメニュー 概概概概 要要要要 ファイル フォルダ・ファイルを操作するコマンドが定義されています。 ツール PowerGEM Plusが提供する開発支援ツールを起動するコマンド

が定義されています。

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3.2 PowerGEM Plusのウィンドウ

65

メニューメニューメニューメニュー 概概概概 要要要要 組み込んだツールを起動するコマンドが定義されています。

資産管理 資産やGEMライブラリを操作する資産管理のコマンドが定義されています。

表示 リストビューの表示形式のカスタマイズや表示項目を設定するコマンドが定義されています。

オプション [ファイル]メニューや[資産管理]メニューに定義されている各コマンドの操作オプションが定義されています。 PowerGEM Plusの環境設定のコマンドが定義されています。 各サーバと連携するために必要なサーバ連携情報を設定するコマンドが定義されています。

ヘルプ 資産管理およびツールを組み込む処理を記述するための“スクリプト言語”のヘルプが定義されています。 資産管理の使用方法を分かりやすく説明したオペレーションガイドが定義されています。

PowerGEM Plusを組み込んでいる製品では PowerGEM Plusを組み込んだ統合製品では、メニューバーに定義されるコマンド(サブメニュー)が追加されている場合があります。

ツールバーツールバーツールバーツールバー フォルダ階層の移動やファイル操作、ツールや資産管理などで使用頻度が高いいくつかのコマンドが定義されています。

ステータスバーステータスバーステータスバーステータスバー ツリービューおよびリストビューで選択されているドライブ、フォルダおよびファイルの情報が表示されます。

ツリービューツリービューツリービューツリービュー ドライブ、ネットワークドライブ、フォルダが階層構造で表示されます。また、連携しているグローバルサーバとビジネスサーバの情報(アイコン)が表示されます。

リストビューリストビューリストビューリストビュー ツリービューで選択された項目の構成がアイコンと共に表示されます。選択された項目が階層構造を持つ場合は、その階層を構成する項目が表示されます。

表示形式表示形式表示形式表示形式 このリストビューには、以下に示す表示形式があります。なお、採用される表示形式は、ツリービューで選択されているフォルダの種別(OASYSの書類、ワークスペースおよびフォルダなど)により決定されます。 ● 文書ファイル一覧 OASYSがインストールされている場合に有効な表示形式です。OASYS2文書の一覧が詳細な文書情報と共に表示されます。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

66

● ファイル一覧 ワークスペース以外のフォルダが選択されている場合の表示形式です。フォルダ配下のファイルの一覧が表示されます。

● ワークスペース一覧 ワークスペース(フォルダ)が選択されている場合の表示形式です。資産の一覧が“ワークスペースで管理されている情報”と共に表示されます。

● 資産格納庫一覧 ワークスペース(フォルダ)が選択されている場合に有効な表示形式です。[表示]メニューの[資産管理]の[格納庫の情報]をチェックした場合の表示形式です。資産の一覧が、“資産格納庫で管理されている情報”と共に表示されます。

● ホスト一覧 グローバルサーバまたはビジネスサーバ(ASP)が選択されている場合の表示形式の総称です。サーバ上のライブラリ、ファイルおよびメンバの

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3.2 PowerGEM Plusのウィンドウ

67

一覧が表示されます。

3.2.23.2.23.2.23.2.2 アイコンの構成アイコンの構成アイコンの構成アイコンの構成

開発マネージャのツリービューおよびリストビューに表示される項目には、項目の種別を表すアイコンが付加されて表示されます。なお、同じ種別の項目でも、状態により付加されるアイコンが異なります。以下に、開発マネージャのウィンドウに表示されるアイコンの一覧を示します。

表:開発マネージャのアイコン一覧表:開発マネージャのアイコン一覧表:開発マネージャのアイコン一覧表:開発マネージャのアイコン一覧

ドライブを示すアイコンです。

フロッピーディスクやMO(光磁気)などのドライブです。

CD-ROMドライブです。

ハードディスクドライブです。

ネットワークドライブです。 サーバを示すアイコンです。

グローバルサーバです。 グローバルサーバとの連携が設定されている場合に表示されます。

フォルダおよびファイルを示すアイコンです。

フォルダです。

“参照取り出し”しているワークスペースファイルです。

“チェックアウト”しているワークスペースファイルです。

“マップ”されているワークスペースファイルです。

他のユーザがチェックアウトしていて、更新できないワークスペースファイルです。

最新版が資産格納庫上にある“参照取り出し”中のワークスペースファイルです。 “格納庫情報”の場合に表示されます。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

68

資産格納庫にあってワークスペースにないファイルです。 “格納庫情報”の場合に表示されます。

以下のいずれかの状態のファイルです。 ・一般ファイル(ワークスペース以外の場合) ・資産格納庫に登録されているが、“マップ”されていないファイル ・資産格納庫に登録されていないファイル

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3.3 PowerGEM Plusの操作方法

69

3.33.33.33.3 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの操作方法の操作方法の操作方法の操作方法

PowerGEM Plusの操作は、すべて開発マネージャのウィンドウから行います。 ● ファイル一覧の表示 ● フォルダ・ファイルの操作 ● PowerGEM Plusが提供している開発支援ツールの起動 ● PowerGEM Plusに組み込んだツールの起動 ● 資産管理による資産の操作 ● グローバルサーバのファイル操作 ● グローバルサーバ・ビジネスサーバのジョブ操作

ここでは、PowerGEM Plusが提供する開発支援ツールおよび資産管理の操作手順の概要について説明します。

開発支援ツールの操作手順開発支援ツールの操作手順開発支援ツールの操作手順開発支援ツールの操作手順 PowerGEM Plusが提供している開発支援ツールおよびPowerGEM Plusに組み込んだツールを操作できます。以下に、検索ツールを例にした開発支援ツールの操作手順の概要を示します。

図:開発支援ツールの操作手順例図:開発支援ツールの操作手順例図:開発支援ツールの操作手順例図:開発支援ツールの操作手順例

[ツール]メニューから操作する以外の操作方法もあります。詳細については、「ツールを起動する」を参照してください。なお、開発支援ツールの種類によっては、操作手順が異なる場合があります。各開発支援ツールの操作手順の詳細については、各開発支援ツールの章を参照してください。

資産管理ツールの操作は PowerGEM Plusの資産管理機構による資産管理を行う“資産管理ツール”は、[資産管理]メニューから操作します。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

70

資産管理の操作手順資産管理の操作手順資産管理の操作手順資産管理の操作手順 以下に、資産管理の[チェックアウト]コマンドを例にした資産管理の操作手順の概要を示します。

図:資産管理の操作手順例図:資産管理の操作手順例図:資産管理の操作手順例図:資産管理の操作手順例

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3.4 PowerGEM Plusのメニュー

71

3.43.43.43.4 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusのメニューのメニューのメニューのメニュー

開発マネージャのメニューバーに定義されているPowerGEM Plusの各メニューの概要について説明します。

3.4.13.4.13.4.13.4.1 [[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューメニューメニューメニュー

[ファイル]メニューは、Windows(R)環境およびグローバルサーバ環境のファイルを操作するコマンドで構成されています。

以下に、[ファイル]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニメニメニメニューのコマンドューのコマンドューのコマンドューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 開く 選択したファイル、フォルダを開きます。 コピー 選択したファイル、フォルダをコピーします。 削除 選択したファイル、フォルダを削除します。 移動 選択したファイル、フォルダを移動します。 名前の変更 選択したファイル、フォルダの名前を変更し

ます。 再編成 グローバルサーバのファイルの容量を変更し

ます。 プロパティ ファイルやフォルダのプロパティ(属性)を変

更します。 フォルダの作成 フォルダを作成します。 グローバルサーバファグローバルサーバの直接アクセス装置上にフ

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

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コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 イルの作成 ァイルを作成します。 ジョブ操作 グローバルサーバまたはビジネスサーバのジ

ョブを操作します。 起動 ジョブを起動します。 削除 ジョブを削除(取り消し)します。

閉じる 開発マネージャを終了します。

3.4.23.4.23.4.23.4.2 [[[[ツールツールツールツール]]]]メニューメニューメニューメニュー

[ツール]メニューは、ツールを起動するコマンドで構成されています。

以下に、[ツール]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ツールツールツールツール]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 新規作成 ファイルを新規に作成します。 編集 選択されたファイルを編集します。 印刷 Windows(R)環境上のファイルの内容を印刷します。 ビルド ビルダを起動し、選択したファイルの翻訳またはリンクを

行います。 検索 指定された文字列を含むファイルを検索します。 フ ァ イ ル比較

2つのテキストファイルの内容を比較して相違点を検出します。

フ ォ ル ダ比較

2つのフォルダ内のファイル構成を比較してファイル構成やファイル内容の相違点を検出します。

起動 PowerGEM Plusに組み込まれているツールを起動します。 ツールは、ツールクラス名を選択して起動します。

デバッグ デバッガを呼び出して、実行可能プログラムを対話形式でデバッグします。 デバッガが組み込まれているいる場合に利用できます。

[[[[ツールツールツールツール]]]]メニューのカスタマイズメニューのカスタマイズメニューのカスタマイズメニューのカスタマイズ [ツール]メニューに、PowerGEM Plusに組み込んだツールのコマンドを登録することができます。また、[ツール]メニューに登録されているコマンドを表示しないようにすることもできます。この[ツール]メニューに表示するコマンドの設定は、環境設定の“ツールの組み込み”で行います。

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3.4 PowerGEM Plusのメニュー

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図:図:図:図:[[[[ツールツールツールツール]]]]メニューの表示例メニューの表示例メニューの表示例メニューの表示例

3.4.33.4.33.4.33.4.3 [[[[資産管理資産管理資産管理資産管理]]]]メニューメニューメニューメニュー

[資産管理]メニューは、資産管理機構が実現している資産管理の各機能を起動するコマンドで構成されています。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

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PowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用すると PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用する場合には、ユーザ資格により、ユーティリティやファーストステップウィザードなどのコマンドの利用が制限されます。

[[[[資産管理資産管理資産管理資産管理]]]]メニューメニューメニューメニュー ワークスペースおよびワークスペースファイルを選択して、資産格納庫で管理されている資産を操作するためのメニューです。以下に、[資産管理]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[資産管理資産管理資産管理資産管理]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 マップ 選択されているフォルダを、ワークスペースと定義して、資

産格納庫にマップ(対応付け)します。 同時に、資産格納庫上の資産を、ワークスペースファイルに取り出すこともできます。

新規登録 資産を、資産格納庫に登録します。 チェックイン チェックアウトした資産の修正結果を、資産格納庫上の資産

に反映します。 チェックアウト 修正する資産を、資産格納庫からワークスペースファイルに

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3.4 PowerGEM Plusのメニュー

75

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 取り出します。

参照取り出し 参照する資産を、資産格納庫からワークスペースファイルに取り出します。

削除 ワークスペース上の資産(ワークスペースファイル)を削除します。 同時に、資産格納庫上から対応する資産を削除することもできます。

一覧表示 ワークスペース上の資産の一覧情報を表示します。 履歴表示 資産の更新履歴情報を表示します。 比較 ワークスペース上の資産と資産格納庫上の資産を比較して、

更新されている箇所を差分として表示します。 また、資産格納庫上の資産の世代間の比較を行うこともできます。

チェックアウト取り消し

チェックアウト状態*1を解除します。

マップ取り消し ワークスペースの定義を解除します。 ユーティリティ GEMライブラリの作成、削除や各種開発量に関する情報集計な

どを行います。 ファーストステップウィザード

ウィザード形式で資産管理の一連の登録操作を行います。

環境設定 資産管理に対する環境を設定します。 *1:[チェックアウト]コマンドで、資産を修正するためにワークスペースに取り出している状態です。

[[[[ユーティリティユーティリティユーティリティユーティリティ]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリおよびメンバを操作するコマンドが定義されています。ユーティリティのコマンドは、直接GEMライブラリやメンバを選択して操作します。以下に、[ユーティリティ]コマンドの構成を示します。

表表表表::::資産管理の資産管理の資産管理の資産管理の[[[[ユーティリティユーティリティユーティリティユーティリティ]]]]コマンドの構成コマンドの構成コマンドの構成コマンドの構成

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 GEMライブラリの作成

Windows(R)環境またはUNIXサーバ上にGEMライブラリを作成します。

GEMライブラリの削除

Windows(R)環境またはUNIXサーバ上のGEMライブラリを削除します。

メンバ管理情報の変更

資産の管理情報を変更します。

バージョンレベルの設定

資産にバージョンレベルを設定します。 また、設定されているバージョンレベルを削除します。

文字列の検索 データレコードに含まれる文字列を検索して、検索結果を出力します。

注釈行の集計 全データレコードに占める、注釈行の割合を集計して出力

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

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コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 します。

メンバ管理情報の表示

資産の管理情報を出力します。

開発履歴情報の表示

更新履歴情報を集計して、開発期間中の開発履歴情報として出力します。

生産量情報の表示 更新履歴情報を集計して、生産量情報として出力します。

[[[[環境設定環境設定環境設定環境設定]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド 資産管理で扱う資産の属性情報および各コマンドのオプションの初期値情報を設定するコマンドが定義されています。以下に、[環境設定]コマンドの構成を示します。

表表表表::::資産管理の資産管理の資産管理の資産管理の[[[[環境設定環境設定環境設定環境設定]]]]コマンドの構成コマンドの構成コマンドの構成コマンドの構成

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 動作環境の設定 拡張子ごとの属性情報の設定または削除を行います。

設定した属性情報は、資産登録時の初期値として利用されます。

起動環境の設定 各コマンドのオプションの初期値情報などを設定します。

3.4.43.4.43.4.43.4.4 [[[[表示表示表示表示]]]]メニューメニューメニューメニュー

[表示]メニューは、開発マネージャのウィンドウに表示する内容・項目を変更するコマンドで構成されています。

以下に、[表示]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[表示表示表示表示]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンドコマンドコマンドコマンド 概概概概 要要要要 ツールバー ツールバーの表示・非表示を指定します。

チェックするとツールバーが表示されます。

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3.4 PowerGEM Plusのメニュー

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コマンドコマンドコマンドコマンド 概概概概 要要要要 ステータスバー

ステータスバーの表示・非表示を指定します。 チェックするとステータスバーが表示されます。

一覧 リストビューに一覧形式で項目を表示します。

詳細 リストビューに詳細形式で項目を表示します。

整列 リストビューに表示されている項目を、選択した順序で並び替えます。 リストビューのカラム欄をクリックして並び替えることもできます。

OASYS文書 リストビューOASYS2文書 (.OA3形式を除く )の一覧を表示します。 リストビューが文書一覧形式で表示されます。

タイトル リストビューにタイトルを表示します。 資産管理 ワークスペース(フォルダ)が選択されている場合に有

効な設定項目です。 以下に示す項目を設定します。

資産格納庫の情報:

資産格納庫で管理されている情報を表示します。 リストビューが資産格納庫一覧形式で表示されます。

マップ済: 以下の資産の一覧を表示します。 ・ワークスペースにマップされている資産

・ワークスペース上にだけ存在する資産( )

すべて: 以下の資産の一覧を表示します。 ・資産格納庫に登録されているすべての資産

・ワークスペース上にだけ存在する資産( )

最新の情報に更新

最新の情報でウィンドウを再表示します。 選択しているドライブまたはフォルダ配下の情報が更新されます。

オプション リストビューに表示する項目の絞り込みを設定します。 リストビューの表示形式に合わせた絞り込みの設定ダイアログが表示されます。

[[[[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューメニューメニューメニュー [オプション]メニューは、コマンド実行のオプションやPowerGEM Plusの環境

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

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設定のためのコマンド(オプション)が定義されています。

以下に、[オプション]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 実 行 時 オ プション指定

コマンド実行時に、オプションを指定するためのダイアログを表示するかどうかを設定します。 [ファイル]メニューおよび[資産管理]メニューの各コマンドが対象です。

上書き 出力するファイルと同じファイル名を持つファイルがすでに存在している場合、上書きして出力するかどうかを設定します。

確 認 メ ッ セージ

ファイル操作時に“確認メッセージ”を表示するかどうかを設定します。 例えば、ファイルの削除時に、表示される“ファイルの削除を確認するメッセージ”などが、確認メッセージに該当します。

環境設定 PowerGEM Plusの環境設定を行います。 サ ー バ 連 携情報

環境設定の [サーバ連携 ]でサーバとの連携を設定している場合に表示されます。 サーバと接続するための各種連携情報を設定します。

終 了 時 の 状態を保存

PowerGEM Plus終了時の状態を保存するかどうかを設定します。 ・[表示]メニューで指定した値 ・[オプション]メニューで指定した値 ・開発マネージャのウィンドウの表示状態

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3.5 PowerGEM Plusの操作オプションの設定

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3.53.53.53.5 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの操作オプションの設の操作オプションの設の操作オプションの設の操作オプションの設定定定定

ここでは、[ファイル]メニューや[資産管理]メニューに定義されている各コマンドの操作に関するオプションの設定について説明します。操作オプションを運用形態に合わせて設定することにより、作業効率の良い環境を構築できます。この操作オプションの設定は、[オプション]メニューで行います。

図:オプションの設図:オプションの設図:オプションの設図:オプションの設定例定例定例定例

実行時オプション指定実行時オプション指定実行時オプション指定実行時オプション指定 [ファイル]メニューおよび[資産管理]メニューの各コマンド実行時に、オプションを指定するためのダイアログを表示するかどうかを設定します。 ● チェックすると:オプションを指定するダイアログが表示されます。 ● チェックを外すと:ダイアログは表示されません。 各コマンドのオプションの省略値を使用して実行します。

ただし、[コピー]コマンドや[名前の変更]コマンドなどの“選択したファイル以外の情報が必要なコマンド”では、本オプションの設定にかかわらず、ダイアログが表示されます。

初期状態ではチェックされていません PowerGEM Plusの運用に慣れるまでは、チェックしておくことを推奨します。

上書き上書き上書き上書き 出力するファイルと同じファイル名を持つファイルがすでに存在している場合、上書きして出力するかどうかを設定します。 ● チェックすると:既存のファイルに上書きして、出力します。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

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● チェックを外すと:既存のファイルが存在していると、出力できません。エラーとして扱われます。

確認メッセージ確認メッセージ確認メッセージ確認メッセージ 操作時に“確認メッセージ”を表示するかどうかを設定します。例えば、ファイルの削除時に、表示される“ファイルの削除を確認するメッセージ”などが、確認メッセージに該当します。 ● チェックすると:ファイル操作の前に、確認メッセージが表示されます。 ● チェックを外すと:確認メッセージを表示しないで、ファイルを操作します。

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3.6 ツールを起動する

81

3.63.63.63.6 ツールを起動するツールを起動するツールを起動するツールを起動する

PowerGEM Plusが提供している開発支援ツールおよびPowerGEM Plusに組み込まれているツールは、以下に示す方法で起動します。 ● [ツール]メニューから起動する ● ファイル(資産)をダブルクリックして起動する

資産管理ツールの起動は 資産管理ツールは、[資産管理]メニューから起動します。

起動したツールが正しく動作しているか確認する起動したツールが正しく動作しているか確認する起動したツールが正しく動作しているか確認する起動したツールが正しく動作しているか確認する PowerGEM Plusでは、起動したツールが正しく動作しているかどうかを確認・監視するツールとして、メッセージモニタを提供しています。メッセージモニタの詳細については、「付録 メッセージモニタ」を参照してください。

3.6.13.6.13.6.13.6.1 [[[[ツールツールツールツール]]]]メニューから起動するメニューから起動するメニューから起動するメニューから起動する

[ツール]メニューから、以下に示す方法でツールを起動することができます。 ● コマンドを選択して起動する [起動]コマンド以外のコマンドが対象です。

● [起動]コマンドでツールのツールクラス名を選択して起動する

コマンドを選択してツールを起動するコマンドを選択してツールを起動するコマンドを選択してツールを起動するコマンドを選択してツールを起動する 処理するファイルを選択し、実行したいコマンドを[ツール]メニューから選択して、ツールを起動します。

図:コマンドによるツールの起動例図:コマンドによるツールの起動例図:コマンドによるツールの起動例図:コマンドによるツールの起動例

ファイルの拡張子に対応したツールの起動ファイルの拡張子に対応したツールの起動ファイルの拡張子に対応したツールの起動ファイルの拡張子に対応したツールの起動 選択されているファイルの拡張子およびファイル種別に対応したツールが起動されます。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

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[[[[新規作成新規作成新規作成新規作成]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド [新規作成]ダイアログで選択したファイル種別に対応した編集ツール(エディタやOASYSなど)が起動されます。

図:新規作成のファイル種別例図:新規作成のファイル種別例図:新規作成のファイル種別例図:新規作成のファイル種別例

[[[[編集編集編集編集]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド 選択されているファイルの拡張子に対応した編集ツール(エディタやOASYSなど)が起動されます。

連続操作コマンド連続操作コマンド連続操作コマンド連続操作コマンド 資産管理されている資産の操作を容易に行うためのツールとして、連続操作連続操作連続操作連続操作ココココマンドマンドマンドマンドを提供しています。資産管理のコマンドを使用して行っていた一連の資産操作を、連続操作コマンドを使用してワンタッチで行うことができます。 ● チェックアウト→編集 ● チェックアウト→編集→チェックイン ● 参照取り出し→表示 ● チェックイン→削除

これらの連続操作コマンドは、[ツール]メニューに組み込んで使用します。

図:連続操作コマンドの表示例図:連続操作コマンドの表示例図:連続操作コマンドの表示例図:連続操作コマンドの表示例

[[[[起動起動起動起動]]]]コマンドでツールクラス名を選択してツールを起動するコマンドでツールクラス名を選択してツールを起動するコマンドでツールクラス名を選択してツールを起動するコマンドでツールクラス名を選択してツールを起動する [ツール]メニューの[起動]コマンドで、処理するファイルとツールを定義しているツールクラス名を指定して、ツールを直接起動することができます。

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3.6 ツールを起動する

83

図:図:図:図:[[[[起動起動起動起動]]]]コマンドによるツールの起動例コマンドによるツールの起動例コマンドによるツールの起動例コマンドによるツールの起動例

PowerGEM Plusおよびその関連製品が提供する基本的なツールのツールクラス名については、「表:PowerGEM Plusのツール一覧」を参照してください。

[起動]コマンドで起動するツールは PowerGEM Plusが提供している開発支援ツールのうち、いくつかのツールは[起動]コマンドでしか起動できません。例えば、ツールの動作確認やツール間のメッセージの送信を確認する“メッセージモニタ”ツールは、[起動]コマンドを使用して起動します。

3.6.23.6.23.6.23.6.2 ファイルファイルファイルファイル((((資産資産資産資産))))をダブルクリックして起動するをダブルクリックして起動するをダブルクリックして起動するをダブルクリックして起動する

ツールクラス“EDIT(編集)”としてツールを組み込んでいる場合に有効な起動方法です。編集ツールが処理対象とするファイルを、ダブルクリックすると対象の編集ツールが起動されます。

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第第第第3333章章章章 PowerGEM Plusの使用方法

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図:ファイルのダブルクリックによるツールの起動例図:ファイルのダブルクリックによるツールの起動例図:ファイルのダブルクリックによるツールの起動例図:ファイルのダブルクリックによるツールの起動例

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3.7 資産管理を起動する

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3.73.73.73.7 資産管理を起動する資産管理を起動する資産管理を起動する資産管理を起動する

PowerGEM Plusの資産管理機構として提供している資産管理ツールは、[資産管理]メニューからコマンドを選択して起動します。なお、選択できる資産管理のコマンドは、リストビューで選択しているワークスペース(フォルダ)および資産(ファイル)の状況に応じて異なります。

図:資産管理ツールの起動例図:資産管理ツールの起動例図:資産管理ツールの起動例図:資産管理ツールの起動例((((資産選択時資産選択時資産選択時資産選択時))))

開発マネージャのツールバーには、資産管理の各コマンドのうち使用頻度が高いコマンドがアイコン化されて表示されています。このアイコンをクリックしてコマンドを起動することもできます。

サーバ上の資産を操作する前に サーバ上の資産格納庫で管理されている資産を操作する場合には、事前にサーサーサーサーバ連携情報バ連携情報バ連携情報バ連携情報を設定します。サーバ連携情報の設定手順や詳細については、「環境設定」の「サーバ連携情報の設定」を参照してください。

PowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用しているとのクライアントとして利用しているとのクライアントとして利用しているとのクライアントとして利用していると PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用する場合には、ユーザ資格により、ユーティリティやファーストステップウィザードなどのコマンドの利用が制限されます。

連続操作コマンド連続操作コマンド連続操作コマンド連続操作コマンドを使用するを使用するを使用するを使用する 資産管理では,資産管理のコマンドを組み合わせて資産を連続的に操作する連続操作コマンドを提供しています。この連続操作コマンドは、[ツール]メニューに組み込んで使用します。詳細は、「ツールを起動する」を参照してください。

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順資産管理の適用手順資産管理の適用手順資産管理の適用手順

本章では、資産管理を適用した開発作業の手順について説明します。なお、本章で説明している利用手順は、開発作業の途中からPowerGEM Plusを導入して、既存の資産を資産管理で管理する場合を前提に説明しています。

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4.1 適用手順の概要

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4.14.14.14.1 適用手順の概要適用手順の概要適用手順の概要適用手順の概要

PowerGEM Plusの資産管理を、アプリケーションの開発作業に適用する手順を以下に示します。 1. 導入作業 既存の資産を資産格納庫に登録して、開発作業に着手できるようになるまでの一連の作業です。なお、資産格納庫の配置先によって行う作業が異なります。

2. 開発作業 実際のアプリケーションの開発作業です。 資産格納庫に登録されている資産を、ワークスペース上に取り出して修正し、修正結果を資産格納庫上の資産に反映するまでの一連の作業です。資産格納庫の配置先に関係なく同じ手順で作業できます。

資産管理を適用した開発作業の手順を、利用するコマンドの流れに沿って詳細に説明している『資産管理オペレーションガイド』を提供しています。本書と併せてご利用ください。

ファーストステップウィザード 資産管理で提供しているファーストステップウィザードを利用すれば、資産管理を適用した開発環境を、ウィザード形式で容易に構築できます。

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

88

4.24.24.24.2 導入作業の手順導入作業の手順導入作業の手順導入作業の手順

既存の資産を資産格納庫に登録して、開発作業に着手できるようになるまでに必要な一連の作業手順を示します。

図:資産管理の導入作業手順例図:資産管理の導入作業手順例図:資産管理の導入作業手順例図:資産管理の導入作業手順例

利用する資産格納庫の配置先(Windows(R)環境、各サーバ環境)の違いにより、導入作業として行う作業が異なります。

4.2.14.2.14.2.14.2.1 資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定

資産管理を利用するための必須の環境設定はありません。資産管理を効率良く利用するために、必要に応じて行います。環境設定は、[資産管理]メニューの[環境設定]コマンドで行います。

図:図:図:図:[[[[環境設定環境設定環境設定環境設定]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド

この環境設定では、以下の作業を行います。 ● 資産の属性定義(動作環境)

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4.2 導入作業の手順

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● コマンドオプションの初期値設定(起動環境) 資産管理の環境設定の手順や詳細については、「環境設定」の「資産管理の環境設定」を参照してください。また、サーバ上の資産格納庫で管理されている資産を操作する場合には、事前にサーバ連携情報サーバ連携情報サーバ連携情報サーバ連携情報を設定します。サーバ連携情報の設定手順や詳細については、「環境設定」の「サーバ連携情報の設定」を参照してください。

4.2.24.2.24.2.24.2.2 資産格納庫の作成資産格納庫の作成資産格納庫の作成資産格納庫の作成

この資産格納庫の作成作業は、資産を“どこで管理するか”によって異なります。 分散開発環境では サーバ上の既存の資産格納庫を、Windows(R)環境から引き続いて利用することができます。この場合は、Windows(R)環境上に資産格納庫を作成する作業は不要です。

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)環境上に環境上に環境上に環境上にGEMGEMGEMGEMライブラリを作成するライブラリを作成するライブラリを作成するライブラリを作成する Windows(R)環境で資産を管理する場合、資産格納庫として利用するGEMライブラリを作成します。GEMライブラリの作成は、資産管理ユーティリティの[GEMライブラリの作成]コマンドで行います。以下に、GEMライブラリの作成例を示します。

図:図:図:図:WindowsWindowsWindowsWindows(R)(R)(R)(R)環境の環境の環境の環境のGEMGEMGEMGEMライブラリの作成例ライブラリの作成例ライブラリの作成例ライブラリの作成例

GEMライブラリは、Windows(R)のファイルシステムと同じように、階層構造を持つライブラリとして運用することができます。

階層構造を持つGEMライブラリの作成は GEMライブラリの作成では、最上位のライブラリを作成します。資産の登録時に、登録する資産の階層構造(ワークスペースのフォルダ階層)が引き継がれて、下位のライブラリとして作成されます。

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

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図:図:図:図:GEMGEMGEMGEMライブラリへの階層構造の引継ぎ例ライブラリへの階層構造の引継ぎ例ライブラリへの階層構造の引継ぎ例ライブラリへの階層構造の引継ぎ例

サーバ上の資産格納庫を引き続いて利用する場合サーバ上の資産格納庫を引き続いて利用する場合サーバ上の資産格納庫を引き続いて利用する場合サーバ上の資産格納庫を引き続いて利用する場合 Windows(R)環境上に、資産格納庫として利用するGEMライブラリを作成する作業は不要です。

4.4.4.4.2.32.32.32.3 ワークスペースの準備と定義ワークスペースの準備と定義ワークスペースの準備と定義ワークスペースの準備と定義

作成した資産格納庫への資産の登録や資産格納庫に登録されている資産を操作するための必須の作業です。この作業は、以下の手順で行います。 1. ワークスペース用フォルダを準備する Windows(R)環境上に、ワークスペースとして使用する一般フォルダを作成します。開発マネージャの[ファイル]メニューの[フォルダの作成]コマンドなどで作成できます。

Windows(R)環境上の作業環境を引き続き利用する場合 既存の作業環境(開発環境)をワークスペースとして定義することができます。この場合、フォルダの作成作業は不要です。

2. ワークスペースを定義する 1.の作業で作成したフォルダを資産格納庫と対応付けて、ワークスペースとして定義します。ワークスペースの定義は、資産管理の[マップ]コマンドで行います。なお、既存の作業環境を引き続いて利用する場合は、作業環境の最上位のフォルダを選択して、ワークスペースとして定義します。

以下に、Windows(R)環境上のGEMライブラリを例に、ワークスペースを定義する、[マップ]コマンドの実行例を示します。

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4.2 導入作業の手順

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図:図:図:図:[[[[マップマップマップマップ]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

ワークスペースの定義が完了すると、資産格納庫への資産の登録作業が行えるようになります。以降は、このワークスペースが、Windows(R)環境上の新たな作業環境となります。

ワークスペースの識別は 開発マネージャのウィンドウでは、ワークスペースとして定義されたフォルダも一般のフォルダと同じアイコンで表示されます。また、ワークスペースであることを示す情報もウィンドウには表示されません。

サーバ上のサーバ上のサーバ上のサーバ上の資産格納庫を引き続いて利用する場合資産格納庫を引き続いて利用する場合資産格納庫を引き続いて利用する場合資産格納庫を引き続いて利用する場合 [マップ]コマンドによる、ワークスペースの定義と同時に、資産格納庫上の資産をワークスペースに取り出すことができます。資産は、ワークスペース配下のワークスペースファイルとして取り出されます。以下に、グローバルサーバのGEMライブラリに対して、ワークスペースを定義した直後のワークスペースの例を示します。

図:ワークスペース例図:ワークスペース例図:ワークスペース例図:ワークスペース例((((定義直後定義直後定義直後定義直後))))

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

92

4.2.44.2.44.2.44.2.4 既存資既存資既存資既存資産の登録産の登録産の登録産の登録

既存の資産を、新たに作成したWindows(R)環境上のGEMライブラリに登録する作業です。GEMライブラリへの資産の登録は、資産管理の[新規登録]コマンドで行います。なお、サーバ上の既存の資産格納庫を引き続いて利用する場合は、この登録作業は不要です。

資産をコピーする資産をコピーする資産をコピーする資産をコピーする 資産格納庫への資産の登録は、ワークスペースを使用して行います。[新規登録]コマンドを実行する前に、登録する資産をワークスペースにコピーします。なお、既存の作業環境をワークスペースとして定義している場合は、このコピー作業は不要です。

図:既存資産の登録作業の概要図:既存資産の登録作業の概要図:既存資産の登録作業の概要図:既存資産の登録作業の概要

[[[[新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンドの指定例コマンドの指定例コマンドの指定例コマンドの指定例 ワークスペース上にコピーしたすべての資産を、一括して資産格納庫に登録する、[新規登録]コマンドの指定例を示します。

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4.2 導入作業の手順

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図:図:図:図:[[[[新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

資産の登録と同時に、資産とワークスペース上の資産(ワークスペースファイル)が対応付けられます。このため、登録した資産とワークスペースの対応付けを行う必要はありません。

[サブフォルダも対象とする]をチェック ワークスペースが階層構造で定義されている場合は、[サブフォルダも対象とする]オプションをチェックします。ワークスペースのフォルダ構成がライブラリ構成として引き継がれ、ワークスペース配下のすべてのフォルダ、ファイルが登録の対象になります。

登録後のワークスペース登録後のワークスペース登録後のワークスペース登録後のワークスペース 以下に、資産の登録が完了した後のワークスペースの状態を示します(資産格納庫一覧表示形式)。

図:ワークスペース例図:ワークスペース例図:ワークスペース例図:ワークスペース例((((新規登録後新規登録後新規登録後新規登録後))))

以上で、導入作業は完了です。以降は、資産管理のコマンドを使用して、開発作業を行います。

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

94

4.34.34.34.3 開発作業の手順開発作業の手順開発作業の手順開発作業の手順

ワークスペースの定義と既存資産の資産格納庫への登録が完了すると、開発作業に着手できます。以下に、資産管理を適用した開発作業の手順を示します。

図:資産管理を適用した開発作業手順の概要図:資産管理を適用した開発作業手順の概要図:資産管理を適用した開発作業手順の概要図:資産管理を適用した開発作業手順の概要

開発作業では、テスト作業や開発完了後の作業を除き、利用している資産格納庫の配置先(サーバ種別)に関係なく、同じ手順で開発作業を進めることができます。

4.3.14.3.14.3.14.3.1 資産の取り出し資産の取り出し資産の取り出し資産の取り出し

資産格納庫で管理されている資産を、修正したり参照したりする場合には、資産を資産格納庫からワークスペースに取り出します。資産管理では、以下の形態で資産をワークスペースファイルに取り出すことができます。 ● 修正するための取り出し 資産を修正するための取り出し形態です。 ワークスペースファイルに取り出した資産を修正して、その修正結果を資産格納庫の資産に反映します。

● 参照するための取り出し

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4.3 開発作業の手順

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資産を参照するための取り出し形態です。 資産は、“読み取り専用読み取り専用読み取り専用読み取り専用”属性で、ワークスペースファイルに取り出されます。

任意の世代を取り出す 資産の取り出しでは、保有されている任意の世代の内容を取り出すことができます。

グローバルサーバ:GEMライブラリのINCLUDE制御文の扱い グローバルサーバのGEMライブラリのメンバを取り出しても、メンバ中のINCLUDE制御文は展開されません。資産管理では、INCLUDE制御文を単なるデータレコードとして扱います。

資産を修正するために取り出す資産を修正するために取り出す資産を修正するために取り出す資産を修正するために取り出す 修正する資産を、資産格納庫からワークスペースファイルに取り出します。この資産の取り出しは、資産管理の[チェックアウト]コマンドで行います。

図:資産の取り出し例図:資産の取り出し例図:資産の取り出し例図:資産の取り出し例([([([([チェックアウトチェックアウトチェックアウトチェックアウト]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

修正するために取り出された資産は、チェックアウト状態チェックアウト状態チェックアウト状態チェックアウト状態として管理されます。

チェックアウト状態になるとチェックアウト状態になるとチェックアウト状態になるとチェックアウト状態になると ● アイコンが変更されます 開発マネージャのウィンドウに表示される資産のアイコンが、“鉛筆マーク”に変更されます。また、資産を取り出した、ユーザのユーザ名が更新者名として設定されます。

資産格納庫一覧表示

形式の例

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

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● 排他制御されます 他のユーザが、同じ資産を修正*1できないように、“排他制御”されます。

*1:他のワークスペースから、同じ資産を修正するために取り出すことです。

排他制御の対象 排他制御は、資産格納庫上の資産に対しても行われます。排他制御の対象となる資産格納庫の種別などの詳細は、「資産管理のコマンド操作方法」の「資産格納庫上の資産の排他制御」を参照してください。

[チェックイン]コマンドを使用して、ワークスペースファイル上の修正結果を、資産格納庫の資産に反映するまでの間は、チェックアウト状態が継続されます。修正結果の反映が完了すると、資産のチェックアウト状態は自動的に解除されます。

修正する必要がなくなった場合は [チェックアウト取り消し]コマンドで、チェックアウト状態を解除します。チェックアウト状態を取り消すと、排他制御が解除され、他のユーザが資産を修正できるようになります。

資産を参照するために取り出す資産を参照するために取り出す資産を参照するために取り出す資産を参照するために取り出す 参照する資産を、資産格納庫からワークスペースファイルに取り出します。この資産の取り出しは、資産管理の[参照取り出し]コマンドで行います。

図:資産の取り出し例図:資産の取り出し例図:資産の取り出し例図:資産の取り出し例([([([([参照取り出し参照取り出し参照取り出し参照取り出し]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

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4.3 開発作業の手順

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チェックアウト状態の資産は

選択中のワークスペースに修正するために取り出している場合:参照する

ために取り出すことはできません。

他のワークスペースに修正するために取り出されている場合:参照するた

めに取り出すことができます。

4.3.24.3.24.3.24.3.2 修正した資産の反映修正した資産の反映修正した資産の反映修正した資産の反映

ワークスペースファイル上で修正した資産の修正結果を、資産格納庫上の資産に反映します。この修正結果の反映は、資産管理の[チェックイン]コマンドで行います。

図:修正した資産の反映例図:修正した資産の反映例図:修正した資産の反映例図:修正した資産の反映例([([([([チェックインチェックインチェックインチェックイン]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

修正結果の反映が完了すると、資産のチェックアウト状態は解除されます。

修正結果が反映されると修正結果が反映されると修正結果が反映されると修正結果が反映されると ● アイコンが変更されます 開発マネージャのウィンドウに表示される資産のアイコンが、[鉛筆マーク]アイコンから、水色の[参照取り出し]アイコンに変更されます。

資産格納庫一

覧表示形式 ただし、修正結果の反映時に、[再チェックアウト]が指定された場合は、引き続き[鉛筆マーク]アイコンが表示されます。

● レベルが変更されます

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

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[チェックアウト]コマンドで取り出したレベルに“+1”された値が、反映後の資産のレベルとして設定されます。

● 排他制御が解除されます 排他制御が解除され、資産が修正*1できる状態になります。

*1:ワークスペースに、資産を修正するために取り出すことです。

反映する前に修正内容を確認する ワークスペースファイル上で行った修正の内容を、ワンタッチで確認することができます。この修正内容の確認は、資産管理の[比較]コマンドで行います。“ワークスペースファイルの内容”と“対応する資産格納庫上の資産の内容”が比較されて、比較結果が、[比較]ウィンドウに分かりやすい形式で表示されます。

図:図:図:図:[[[[比較比較比較比較]]]]コマンドによる修正内容の確認例コマンドによる修正内容の確認例コマンドによる修正内容の確認例コマンドによる修正内容の確認例

4.3.34.3.34.3.34.3.3 新規作成資産の登録新規作成資産の登録新規作成資産の登録新規作成資産の登録

開発作業の中で、新たな資産を作成した場合に必要となる作業です。新規に作成した資産は、既存資産の登録作業と同じ[新規登録]コマンドを使用して、資産格納庫に登録します。なお、資産を登録する手順は、資産を直接ワークスペース上に作成したかどうかで異なります。

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4.3 開発作業の手順

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図:新規資産の作成形態図:新規資産の作成形態図:新規資産の作成形態図:新規資産の作成形態

新規資産の作成形態ごとの、資産の登録手順を示します。 ● ワークスペース配下に作成した場合 事前の作業は不要です。ただし、資産の作成先により、[新規登録]コマンドの指定方法が異なります。 既存フォルダ配下:作成した資産を選択して登録します。 新規フォルダ配下:追加したフォルダを指定して、新規ライブラリとして登録します。詳細は、「資産管理のコマンド操作方法」の「新規ライブラリの登録」を参照してください。

● ワークスペース以外の環境(一般フォルダ配下)に作成した場合 事前の作業が必要になります。以下の方法で登録します。 新たなワークスペースとして定義する方法:資産を作成したフォルダを、新たなワークスペースとして定義した後で、新ワークスペースから[新規登録]コマンドで登録します。 現ワークスペースにコピーする方法:作成した資産をワークスペースにコピーした後で、[新規登録]コマンドで登録します。

4.3.44.3.44.3.44.3.4 開発完了後の作業開発完了後の作業開発完了後の作業開発完了後の作業

資産管理では、開発作業に関連する情報を集計する機能を提供しています。また、開発が完了した資産を効率良く保守するための機能も提供しています。 ● 開発作業に関する情報集計作業 資産管理では、資産の世代管理情報の一部として管理している更新履歴情報をもとに、開発作業の規模や推移を集計する機能を提供しています。集計結果を、Microsoft(R) Excelと連携させて、グラフ形式で表示することができます。

● 資産の保守作業 資産管理は、開発作業だけでなく保守作業でも、資産を確実に効率良く保守するための機能を提供しています。

資産格納庫の配置先や種別により、開発完了後の作業として実行できる機能が異なります。詳細は、各作業の説明を参照してください。

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

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4.3.4.14.3.4.14.3.4.14.3.4.1 開発作業に関開発作業に関開発作業に関開発作業に関する情報集計作業する情報集計作業する情報集計作業する情報集計作業

更新履歴情報をもとに、開発作業の規模や推移を表す情報を集計する作業です。以下に示す、情報を集計することができます。 ● 生産量情報 開発作業全体の正確な開発規模を知ることができる情報です。

● 開発履歴情報 開発作業期間中の資産の修正回数や修正規模などから、開発作業の推移を知ることができる情報です。

資産格納庫として、Windows(R)環境のGEMライブラリおよびUNIXサーバ上のGEMライブラリを利用している場合に集計することができます。

バイナリ形式データの扱い 生産量情報や開発履歴情報では、資産のレコード数(データレコード数)を集計します。バイナリ形式データの資産は、レコード数が“1”として扱われます。

生産量情報の集計生産量情報の集計生産量情報の集計生産量情報の集計 開発開始時点と開発終了時点の資産のデータレコード数を集計して、生産量情報として表示します。 有効レコード数 開発の開始時と終了時の各時点での、有効レコード有効レコード有効レコード有効レコードの総計です。

新規レコード数 期間内に追加・修正されたデータレコードの総計です。期間内に登録されたメンバのデータレコードも、新規レコードとして集計されます。

流用レコード数 開発開始時点の有効レコードで、開発終了時点まで修正されなかったデータレコード(流用レコード流用レコード流用レコード流用レコード)の総計です。

この生産量情報の集計は、ユーティリティの[生産量情報の表示]コマンドで行います。

生産量情報として集計された各レコード数は、開発作業期間中の開発規模を表す情報として利用することができます。以下に、生産量情報の表示例を示します。

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4.3 開発作業の手順

101

図:生産量情報の表示例図:生産量情報の表示例図:生産量情報の表示例図:生産量情報の表示例

開発履歴情報の集計開発履歴情報の集計開発履歴情報の集計開発履歴情報の集計 開発作業期間中に修正および登録された資産に関する情報を集計して、指定された日付間隔単位に、開発履歴情報として表示します。 有効メンバ数 有効な資産の総計です(累積値)。

有効レコード数 資産の有効レコードの総計です(累積値)。

更新回数 資産の総更新回数です。

登録レコード数 期間中に、登録されたメンバの登録レコード登録レコード登録レコード登録レコードの総計です。

挿入レコード数 修正されたメンバに、追加(挿入)されたデータレコードの総計です。

削除レコード数 修正されたメンバで、削除されたレコード数の総計です。

この開発履歴情報の集計は、ユーティリティの[開発履歴情報の表示]コマンドで行います。

開発履歴情報では、開発作業期間中の修正回数や修正量などが時系列で集計されるため、開発作業の正確な推移を知ることができます。以下に、開発履歴情報のグラフ表示例を示します。

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

102

図:開発履歴情報の表示例図:開発履歴情報の表示例図:開発履歴情報の表示例図:開発履歴情報の表示例((((グラフ表示グラフ表示グラフ表示グラフ表示))))

4.3.4.24.3.4.24.3.4.24.3.4.2 資産の保守作業資産の保守作業資産の保守作業資産の保守作業

以下に、保守作業の一環として利用できる、資産管理の機能を示します。 ● バージョンレベルの設定 開発したアプリケーションに関連する各資産に、バージョンレベルを設定します。

● 更新履歴の表示 更新履歴情報をもとに、各レベルでの修正内容をデータレコード単位に表示します。

資産格納庫として、Windows(R)環境のGEMライブラリおよびUNIXサーバ上のGEMライブラリを利用している場合に利用できる機能です。

バージョンレベルの設定バージョンレベルの設定バージョンレベルの設定バージョンレベルの設定 開発が完了した資産に、バージョンレベルを設定します。このバージョンレベルの設定は、ユーティリティの[バージョンレベルの設定]コマンドで行います。

バージョンレベルとは 資産の世代を容易に識別するために設定する、レベル番号の識別子です。

図:バージョン図:バージョン図:バージョン図:バージョンレベルの概要レベルの概要レベルの概要レベルの概要

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4.3 開発作業の手順

103

以下に、バージョンレベルの設定例を示します。

図:バージョンレベルの設定例図:バージョンレベルの設定例図:バージョンレベルの設定例図:バージョンレベルの設定例

開発完了時にすべての資産の最新世代(レベル)に対して、同じバージョンレベルを設定します。これにより、資産ごとに異なるレベルを意識することなく、バージョンレベルを指定して開発完了時点の資産の内容を確実に復元することができます。

更新履歴の表示更新履歴の表示更新履歴の表示更新履歴の表示 資産の世代管理情報の一部として管理している更新履歴情報をもとに、各レベルでの修正内容をデータレコード単位に表示します。この更新履歴の表示は、資産管理の[履歴表示]コマンドで行います。以下に、更新履歴の表示例を示します。

図:更新履歴の表示例図:更新履歴の表示例図:更新履歴の表示例図:更新履歴の表示例

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第第第第4444章章章章 資産管理の適用手順

104

開発した資産で不具合が検出された場合などの、原因追求作業の一環として有効に利用できます。また、資産管理の[比較]コマンドを使用して、レベル間の修正内容を確認することもできます。

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105

第第第第5555章章章章 資産管理の資産管理の資産管理の資産管理の操作方法操作方法操作方法操作方法

本章では、PowerGEM Plusの資産管理機能を使用して、各種資産をWindows(R)環境から操作する方法について説明します。 資産管理の起動方法および[資産管理]メニューの詳細については、「PowerGEM Plusの使用方法」の「資産管理を起動する」および「[資産管理]メニュー」を参照してください。

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第第第第5555章章章章 資産管理の操作方法

106

5.15.15.15.1 資産を操作する前に資産を操作する前に資産を操作する前に資産を操作する前に

環境設定や操作オプションを運用形態に合わせて設定することにより、効率良く資産を操作することができます。

資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定 資産管理の[環境設定]コマンドで、以下の設定を行うことができます。 ● 動作環境:資産の属性定義 ● 起動環境:コマンドオプションの初期値設定

環境設定については、「環境設定」の「資産管理の環境設定」を参照してください。

操作時のオプションの設定操作時のオプションの設定操作時のオプションの設定操作時のオプションの設定 [資産管理]メニューに定義されている各コマンドの操作に関するオプションを設定することができます。 ● 実行時オプション指定 ● 上書き ● 確認メッセージ

操作オプションの設定については、「PowerGEM Plusの使用方法」の「PowerGEM Plusの操作オプションの設定」を参照してください。

サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定 サーバ上の資産格納庫で管理されている資産を操作する場合には、PowerGEM Plusを起動する前に、サーバと接続してください。サーバと接続するために必要な環境設定については、「環境設定」の「サーバ連携情報の設定」を参照してください。

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5.2 資産の操作手順例

107

5.25.25.25.2 資産の操作手順例資産の操作手順例資産の操作手順例資産の操作手順例

資産管理では、[資産管理]メニューに定義されているコマンドを使用した資産の操作だけでなく、操作作業の効率化や容易性を考慮した資産の操作を実現しています。 ● 資産管理のコマンドによる資産の操作 ● ツールによる資産の連続操作 ● ファーストステップウィザードによる資産の操作

以下に、各操作の概要を説明します。

資産管理のコマンドによる資産の操作資産管理のコマンドによる資産の操作資産管理のコマンドによる資産の操作資産管理のコマンドによる資産の操作 [資産管理]メニューに定義されているコマンドを使用して資産を操作します。コマンドによる資産の操作手順は、コマンドにより異なります。 ● ワークスペースを選択して資産を操作する [新規登録]コマンドや[チェックアウト]コマンドなどの“[ユーティリティ]コマンド以外”のコマンドの操作方法です。

● 資産格納庫を指定して資産を操作する [ユーティリティ]コマンドのサブコマンドの操作方法です。なお、PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用する場合には、[ユーティリティ]コマンドの利用が制限されます。

以下に、各操作方法の概要と手順例を示します。なお、サーバ上の資産格納庫およびファイルをWindows(R)から直接操作する方法については、「サーバのファイルの操作方法」を参照してください。

ワークスペースを選択して資産を操作するワークスペースを選択して資産を操作するワークスペースを選択して資産を操作するワークスペースを選択して資産を操作する ワークスペース(フォルダ)またはワークスペースファイルを選択して、資産格納庫に格納されている資産を操作します。以下に、[チェックイン]コマンドを例にした、資産管理の操作手順例を示します。

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第第第第5555章章章章 資産管理の操作方法

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図:ワークスペースを選択した資産操作手順例図:ワークスペースを選択した資産操作手順例図:ワークスペースを選択した資産操作手順例図:ワークスペースを選択した資産操作手順例([([([([チェックインチェックインチェックインチェックイン]]]]コマンコマンコマンコマンドドドド))))

資産格納庫を指定して資産を操作する資産格納庫を指定して資産を操作する資産格納庫を指定して資産を操作する資産格納庫を指定して資産を操作する 資産格納庫を直接指定して、資産格納庫に格納されている資産を操作します。以下に、ユーティリティの[注釈行の集計]コマンドを例にした、資産管理の操作手順例を示します。

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5.2 資産の操作手順例

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図:資産管理の操作手順例図:資産管理の操作手順例図:資産管理の操作手順例図:資産管理の操作手順例([([([([注釈行の集計注釈行の集計注釈行の集計注釈行の集計]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

ツールによるツールによるツールによるツールによる資産資産資産資産のののの連続連続連続連続操作操作操作操作 資産の操作を容易に行うためのツールとして、連続操作連続操作連続操作連続操作コマンドコマンドコマンドコマンドを提供しています。連続操作コマンドにより、ワークスペースへの資産の取り出しから、ツールの起動までの操作をワンタッチで行うことができます。連続操作コマンドとして、以下に示す、一連の操作を用意しています。 ● チェックアウト→編集 ● チェックアウト→編集→チェックイン ● 参照取り出し→表示 ● チェックイン→削除

なお、連続操作コマンドは、[ツール]メニューに組み込んで使用します。

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第第第第5555章章章章 資産管理の操作方法

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図:図:図:図:[[[[ツールツールツールツール]]]]メニューへのメニューへのメニューへのメニューへの組み込み例組み込み例組み込み例組み込み例

ファーストステップウィザードファーストステップウィザードファーストステップウィザードファーストステップウィザードによる資産の操作による資産の操作による資産の操作による資産の操作 資産管理では、資産を管理するための環境作成や資産の一括操作を行う“ファーストステップウィザード”を用意しています。なお、PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用する場合には、ファーストステップウィザードなどのコマンドの利用が制限されます。

図:図:図:図:ファーストステップファーストステップファーストステップファーストステップウィザードウィザードウィザードウィザード例例例例

このファーストステップウィザードでは、以下の操作を行うことができます。 ● 新規にGEMライブラリ*1を作成して、ワークスペースから資産を登録する 既存のフォルダをワークスペースとして定義し、フォルダの配下に作成されている資産をGEMライブラリに登録します。

● 既存のGEMライブラリから、ワークスペースへ開発資産を取り出す ワークスペースを定義して、GEMライブラリに登録されている資産を一括して取り出します。 *1:資産格納庫として、Windows(R)環境にGEMライブラリを作成します。

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5.3 資産格納庫とコマンドの関係

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5.35.35.35.3 資産格納庫とコマンドの関係資産格納庫とコマンドの関係資産格納庫とコマンドの関係資産格納庫とコマンドの関係

資産管理のコマンドは、操作するサーバや資産格納庫の種別により利用できる範囲が異なります。以下に、各サーバの資産格納庫ごとに使用できる資産管理のコマンドの一覧を示します。

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第第第第5555章章章章 資産管理の操作方法

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表表表表::::資産格納庫ごとに使用できるコマンドの一覧資産格納庫ごとに使用できるコマンドの一覧資産格納庫ごとに使用できるコマンドの一覧資産格納庫ごとに使用できるコマンドの一覧

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5.4 操作上の注意事項

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5.45.45.45.4 操作上操作上操作上操作上の注意事項の注意事項の注意事項の注意事項

資産管理の操作上の注意事項について説明します。

5.4.15.4.15.4.15.4.1 資産格納庫の操作とワークスペース資産格納庫の操作とワークスペース資産格納庫の操作とワークスペース資産格納庫の操作とワークスペース

資産格納庫の移動や削除など、資産格納庫を操作する場合のワークスペースの扱いについて説明します。 ● 資産格納庫を移動する場合 ● 資産格納庫を削除する場合

資産格納庫を移動する場合資産格納庫を移動する場合資産格納庫を移動する場合資産格納庫を移動する場合 資産格納庫を移動する場合の、ワークスペースの操作手順の概要と注意事項を示します。

操作手順の概要操作手順の概要操作手順の概要操作手順の概要 以下に、操作手順の流れを示します。 1) [マップ取り消し]コマンドでマップを一旦解除します。 2) 資産格納庫を移動します。 資産格納庫の移動は、資産管理では行えません。サーバ上の資産格納庫に対応した製品・ユーティリティを使用して行います。 3) 再度[マップ]コマンドで移動後の資産格納庫にマップします。

注意事項注意事項注意事項注意事項 操作上のいくつかの注意事項を示します。 ● 修正中の資産がある場合 ワークスペース上に、[チェックアウト]コマンドを使用して資産を取り出している場合は、事前に[チェックアウト取り消し]コマンドで、チェックアウト状態を取り消すか、修正を完了させて、[チェックイン]コマンドで修正結果を反映します。

● 最上位のライブラリを選択して移動する Windows(R)環境やUNIXサーバ上の、階層構造を持つGEMライブラリを移動する場合の注意事項です。 階層途中のライブラリだけを移動することはできません。必ず、最上位のライブラリ(フォルダ)を選択して移動(コピー~貼り付け)します。

資産格納庫を削除する場合資産格納庫を削除する場合資産格納庫を削除する場合資産格納庫を削除する場合 資産格納庫を削除する場合の、ワークスペースの操作概要と注意事項を示します。

操作概要操作概要操作概要操作概要 資産格納庫を削除する前に、[マップ取り消し]コマンドで、削除する資産格納庫とのマップを解除します。マップを解除する前に、資産格納庫を削除すると、開発マネージャによる資産の表示時に、以下のようなメッセージが出力されることがあります。

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第第第第5555章章章章 資産管理の操作方法

114

図:資産表示時のエラーメッセージ例図:資産表示時のエラーメッセージ例図:資産表示時のエラーメッセージ例図:資産表示時のエラーメッセージ例

資産格納庫が削除されていても解除できます マップされている資産格納庫が削除された状態でも、[マップ取り消し]コマンドで、ワークスペースを解除できます。

5.4.25.4.25.4.25.4.2 資産上の改行コード・資産上の改行コード・資産上の改行コード・資産上の改行コード・EOFEOFEOFEOFコードの扱いコードの扱いコードの扱いコードの扱い

資産格納庫上の資産の改行コード改行コード改行コード改行コードおよびEOFEOFEOFEOFコードコードコードコードの扱いについて説明します。PowerGEM Plusでは、改行コードおよびEOFコードの扱いを、資産の作成や修正で利用するエディタの動作環境情報として設定することができます。 ● 改行コード:[改行/復帰コード]または[改行コード]のどちらを“改行コード”として使用するかを設定できます。 [改行/復帰コード]:2バイトのコードで表現(16進:0D0A) [改行コード]:1バイトのコードで表現(16進:0A)

● EOFコード:ファイルの終わりを示すEOFコードを、ファイルの最後に付加するかどうかを設定できます。 EOFコード:1バイトのコードで表現(16進:1A)

以下に、改行コードおよびEOFコードの概要を示します。

図:改行コード・図:改行コード・図:改行コード・図:改行コード・EOFEOFEOFEOFコードの概要コードの概要コードの概要コードの概要

復帰/改行コードの設定を変更すると

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5.4 操作上の注意事項

115

すべての改行コードが、新たに設定された改行コードに変更されます。例えば、[復帰/改行コード]で作成した資産でも、編集時に[改行コード]を使用した場合には、すべての[復帰/改行コード]が[改行コード]に変更されてファイルに保存されます。

登録時にコードの種別を決定します登録時にコードの種別を決定します登録時にコードの種別を決定します登録時にコードの種別を決定します 資産格納庫で管理する資産の改行コードおよびEOFコードの有無は、資産の登録時([新規登録]コマンド)に決定されます。 改行コード 登録する資産の先頭データレコードに設定されている改行コードの形式([復帰/改行コード]または[改行コード])が、資産の改行コードとして扱われます。ただし、言語タイプがASISTEXTの資産の場合は、改行コードはすべて[改行コード]として扱います。

EOFコード 登録する資産のEOFコードの有無により決定されます。

決定したコードの種別は変更できません決定したコードの種別は変更できません決定したコードの種別は変更できません決定したコードの種別は変更できません 登録時に決定された、改行コードおよびEOFコードの有無は、ワークスペースファイル上の改行コードおよびEOFコードを変えても変更されることはありません。例えば、[チェックアウト]コマンドで資産をワークスペースファイルに取り出した後で、エディタの動作環境情報で改行コードを変更し、修正結果を[チェックイン]コマンドで反映しても、資産格納庫の資産の改行コードは変更されません。すべての改行コードが、登録時に決定された改行コードに変換されて、資産格納庫に格納されます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法資産管理のコマンド操作方法資産管理のコマンド操作方法資産管理のコマンド操作方法

本章では、PowerGEM Plusの資産管理機能を実行するための資産管理コマンドの概要と操作手順について説明します。なお、資産管理ユーティリティの各コマンドの操作手順については、「資産管理の操作方法」の「資産格納庫を指定して資産を操作する」を参照してください。また、資産管理の[環境設定]コマンドについては、「環境設定」の「資産管理の環境設定」を参照してください。

各コマンドの操作手順の説明は、Windows(R)環境上のGEMライブラリを使用して、以下に示すオプションを指定している状態で各コマンドを実行した場合を想定しています。 ● オプション 実行時オプション指定、確認メッセージ

● リストビュー表示形式 資産格納庫一覧

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6.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける

117

6.16.16.16.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応マップ:フォルダと資産格納庫を対応マップ:フォルダと資産格納庫を対応マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける付ける付ける付ける

[マップ]コマンドは、Windows(R)環境上のフォルダと資産格納庫を対応付けて、フォルダをワークスペースとして定義します。なお、ドライブやネットワーク共有名を、ワークスペースとして定義することはできません。ワークスペースとして定義されたフォルダの配下には、ワークスペース管理ファイルが作成されます。ワークスペースの詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「ワークスペースを利用した資産の操作」を参照してください。

OASYS2文書を管理するには OASYSで作成したOASYS2文書(.OA3形式を除く)を格納している書類またはフォルダをワークスペースとして定義し、Windows(R)の資産格納庫であるGEMライブラリにマップします。OASYS2文書の管理や操作方法については、「付録 OASYS2文書を管理する」を参照してください。

6.1.16.1.16.1.16.1.1 [[[[マップマップマップマップ]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上のGEMライブラリにワークスペースを定義する場合を例に、[マップ]コマンドの操作手順をダイアログの流れと共に説明します。 1. フォルダを選択して、[マップ]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースとして定義するフォルダを選択します。 2) [資産管理]メニューから[マップ]コマンドを選択します。

3) 資産格納庫の配置先を指定する[マップ]ダイアログが表示されます*1。

2. 資産格納庫の配置先を選択します 1) 資産格納庫の配置先として、“ローカル(Windows(R)環境)”を選択します*1。 2) [OK]ボタンをクリックします。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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3) [マップ(ローカル)]ダイアログが表示されます。 *1:以下の場合は、[マップ]ダイアログは表示されません。 a)既にワークスペースとして定義されているフォルダを選択した場合 b)環境設定の[サーバ連携]で、すべての連携を“しない”と設定している場合

3. 対応付ける資産格納庫、メンバおよびオプションを選択します 1) [基本設定]タブから、マップする資産格納庫およびメンバを指定します。

ワークスペースコード系:ワークスペース上でのコード系を指定します。資産格納庫からテキスト形式の資産をワークスペースに取り出すときのコード変換情報として使用されます。コード変換の詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「ワークスペースと資産格納庫間のコード変換」を参照してください。 2) [オプション]タブから、詳細なオプションを指定します。

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6.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける

119

拡張機能:ワークスペースへの、メンバの取り出し形態を選択します。 下位のライブラリも対象とする:階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な指定です。選択すると、下位のライブラリも同時にマップされます。

4. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、ワークスペースの定義処理が開始されます。なお、[適用]ボタンは、連続してワークスペースを定義する場合に使用します。

5. マップ処理が開始されます マップ処理の進行状況が、通知されます。

6. ワークスペースが定義されます ワークスペースの定義が完了すると、マップしたメンバ数などが通知されます。

6.1.26.1.26.1.26.1.2 ワークスペースの定義範囲ワークスペースの定義範囲ワークスペースの定義範囲ワークスペースの定義範囲

Windows(R)環境およびUNIXサーバ上のGEMライブラリのように、複数のフォルダによる階層構造を持つ資産格納庫の場合は、資産格納庫のライブラリ単位およびメンバ単位にワークスペースを定義することができます。以下に、ワーク

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

120

スペースとして定義(マップ)できる範囲を示します。

図:ワークスペースの範囲図:ワークスペースの範囲図:ワークスペースの範囲図:ワークスペースの範囲

資産格納庫全体にマップする資産格納庫全体にマップする資産格納庫全体にマップする資産格納庫全体にマップする 資産格納庫全体を、一つのワークスペースにマップする、一般的な定義形態です。 資産格納庫が複数のライブラリから構成されている、Windows(R)環境やUNIXサーバ上のGEMライブラリの場合にも有効な定義形態です。以下に、資産格納庫全体とのマップの概要と[マップ]コマンドの例を示します。

図:資産格納庫全体との対応付け図:資産格納庫全体との対応付け図:資産格納庫全体との対応付け図:資産格納庫全体との対応付け

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6.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける

121

図:図:図:図:[[[[マップマップマップマップ]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例((((資産格納庫全体資産格納庫全体資産格納庫全体資産格納庫全体))))

資産格納庫全体にマップするために、[マップ]コマンドで指定する重要な項目を示します。 [基本設定]タブ ライブラリ名:資産格納庫の最上位のライブラリを指定します。 メンバ名:全メンバを表す“*.*”を指定します。ただし、グローバルサーバおよびUNIXサーバの資産格納庫の場合は、メンバ名として“*”を指定します。

[オプション]タブ 下位のライブラリも対象とする:チェックして、下位のライブラリも

マップすることを指示します。資産格納庫が、グローバルサーバおよびビジネスサーバの場合は指定できません。

指定を忘れると

[メンバ名]の指定を忘れると 各ライブラリに対応したフォルダだけがマップされ、ワークスペース配下に作成されます。

[下位のライブラリも対象とする]のチェックを忘れると 指定した最上位のライブラリのメンバだけがマップされ、ワークスペースファイルとして作成されます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

122

ライブラリにマップするライブラリにマップするライブラリにマップするライブラリにマップする 資産格納庫を構成するライブラリ単位に、独立してワークスペースをマップする定義形態です。 資産格納庫が複数のライブラリから構成されている、Windows(R)環境やUNIXサーバ上のGEMライブラリの場合に有効な定義形態です。以下に、ライブラリ単位のマップの概要を示します。

図:ライブラリとの対応付け図:ライブラリとの対応付け図:ライブラリとの対応付け図:ライブラリとの対応付け

ワークスペースに対応付けられたライブラリだけが操作対象になり、他のライブラリは操作することはできません。この定義形態は、GEMライブラリをプロジェクトで共有し、ライブラリ単位に各グループの資産を管理するような運用で有効に利用できます。

メンバメンバメンバメンバにマップするにマップするにマップするにマップする ライブラリ単位に、ワークスペースをマップする定義形態の一環として可能な定義形態です。以下に、メンバ単位のマップの概要を示します。

図:メンバとの対応付け図:メンバとの対応付け図:メンバとの対応付け図:メンバとの対応付け

選択したメンバに対応したワークスペースファイルが、ワークスペース配下に作成されます。選択したメンバだけが操作対象になり、他のライブラリ、メンバは操作できません。この定義形態は、ライブラリ単位に各グループの資産を管理する運用形態で、ユーザ単位に資産を管理するような運用で有効に利用できます。

6.1.36.1.36.1.36.1.3 使用上のポイン使用上のポイン使用上のポイン使用上のポイントトトト

[マップ]コマンドを効率良く確実に使用するためのポイントについて説明し

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6.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける

123

ます。 ● ワークスペースを識別する ワークスペースと一般フォルダを識別するために、ワークスペース情報を表示する方法について説明します。

● [マップ]コマンドを再実行する 資産格納庫に複数のワークスペースをマップした運用環境を例に、資産格納庫とワークスペースの内容・構成が一致しなくなった場合の対応方法について説明します。

● 資産格納庫を移動する 既存の資産格納庫を、新たな環境(ドライブ装置)に移動する場合の、ワークスペースの扱いについて説明します。

● マップされていない資産を操作する 再マップすることなく、マップされていない資産を操作する方法について説明します。

6.1.3.16.1.3.16.1.3.16.1.3.1 ワークスペースを識別するワークスペースを識別するワークスペースを識別するワークスペースを識別する

開発マネージャのウィンドウでは、ワークスペースとして定義されたフォルダ

も一般のフォルダと同じアイコン( )で表示されます。また、ワークスペー

スを示す情報もウィンドウには表示されません。開発マネージャのウィンドウで選択しているフォルダが、ワークスペースかどうかは、資産管理の[一覧表示]コマンドで確認することができます。以下に、ワークスペースの情報の表示例を示します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

124

図:ワークスペースの情報例図:ワークスペースの情報例図:ワークスペースの情報例図:ワークスペースの情報例

PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administratorのクライアントとし

て利用する場合 開発マネージャを、チーム開発マネージャチーム開発マネージャチーム開発マネージャチーム開発マネージャに切り替えると、フォルダのアイコ

ンが、ワークスペースであることを示すアイコン( )に変更されます。

6.1.3.26.1.3.26.1.3.26.1.3.2 [[[[マップマップマップマップ]]]]コマンドを再実行するコマンドを再実行するコマンドを再実行するコマンドを再実行する

資産格納庫全体を一つのワークスペースにマップして、各ユーザで共有して運用する環境では、資産格納庫とワークスペースの内容・構成が必ず一致するように管理されます。例えば、資産格納庫に資産を登録した場合には、登録と同時に資産に対するマップも自動的に行われます。資産格納庫に複数のワークスペースをマップして運用している環境では、資産格納庫と各ワークスペースの内容・構成が一致しなくなるような状況が発生します。 ● 他のワークスペースから資産を登録した場合 ● 他のワークスペースからライブラリを追加した場合

上記のように、資産格納庫とワークスペースの内容・構成が一致しなくなった場合には、[マップ]コマンドを使用して、新たに登録・追加された資産やライブラリを再マップする必要があります。なお、再マップ時に、最初にマップし

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6.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける

125

たライブラリ(基準となるライブラリ)を変更することはできません。基準となるライブラリを変更する場合は、一旦マップを解除して、再度ワークスペースを定義し直す必要があります。 以下に、再マップのための[マップ]コマンドの例を示します。

図:図:図:図:[[[[マップマップマップマップ]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例((((再マップ時再マップ時再マップ時再マップ時))))

再マップ時に、[上書き]をチェックしていると、既存のワークスペースファイル上に、資産格納庫上の資産が上書きされて取り出されます。

マップの取り消しが必要になります 以下に示すような場合は、ワークスペースの管理情報に不整合が発生して、資産格納庫にアクセスできなくなる状況が発生します。 ● サーバのホスト名が変更された場合 グローバルサーバやUNIXサーバ上の資産格納庫の管理情報として、ホスト名も記憶しています。このため、ホスト名が変更されるとサーバと接続できなくなります。

● コンピュータ名や共有名が変更された場合 Windows(R)環境のGEMライブラリのように、ネットワーク上に配置された資産格納庫を利用している場合は、コンピュータ名や共有名が変更されると、資産格納庫にアクセスできなくなります。

上記のように、ワークスペースの管理情報に不整合が発生するような場合は、以下に示す手順で、再度マップする必要があります。

1) [マップ取り消し]コマンドで、マップを一旦解除します。 2) サーバ連携情報の再設定を行います。 3) 再度[マップ]コマンドで、資産格納庫にマップします。

再マップでは対応できない場合再マップでは対応できない場合再マップでは対応できない場合再マップでは対応できない場合 以下に示すような場合も、資産格納庫とワークスペースの内容・構成が一致しなくなります。ただし、この場合は、[マップ取り消し]コマンドや再度[マッ

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

126

プ]コマンドを行っても、ワークスペースと資産格納庫の対応が取れない状況が発生します。各状況に応じた対処を行う必要があります。 ● ワークスペースの構成を変更した場合 Windows(R)のエクスプローラなどで、ワークスペース配下のファイルやフォルダを削除した場合などが、このケースに該当します。 対処:既存のワークスペース環境を破棄し、新たな環境を作成して、ワークスペースとして定義します。

6.1.3.36.1.3.36.1.3.36.1.3.3 資産格納庫を移動する資産格納庫を移動する資産格納庫を移動する資産格納庫を移動する

通常の開発作業においても、既存の資産格納庫を、新たな環境(ドライブ装置)に移動するような状況が発生する場合があります。例えば、開発する資産が増加して、ハードディスクの容量が不足した場合や、ハードウェアの構成が変更された場合などが該当します。以下に、資産格納庫を移動する場合の、操作手順の概要と注意事項を示します。

操作手順の概要操作手順の概要操作手順の概要操作手順の概要 1. [マップ取り消し]コマンドでマップを一旦解除します。 2. 資産格納庫を移動します。 3. 再度[マップ]コマンドで移動した資産格納庫にマップします。

注意事項注意事項注意事項注意事項 ● 修正中の資産がある場合 ワークスペース上に、[チェックアウト]コマンドを使用して資産を取り出している場合は、事前に[チェックアウト取り消し]コマンドで、チェックアウト状態を取り消すか、修正を完了させて、[チェックイン]コマンドで修正結果を反映します。

● 最上位のライブラリを選択して移動する Windows(R)環境やUNIXサーバ上の、階層構造を持つGEMライブラリを移動する場合の注意事項です。 階層途中のライブラリだけを移動することはできません。必ず、最上位のライブラリを選択して移動します。

6.1.3.46.1.3.46.1.3.46.1.3.4 マップされていない資産を操作するマップされていない資産を操作するマップされていない資産を操作するマップされていない資産を操作する

資産管理では、再マップすることなく、マップされていない資産を表示したり、チェックアウトしたりすることを可能にしています。

マップされていない資産の操作は、資産格納庫として“Windows(R)環境のGEMライブラリ”を利用している場合にだけ有効な操作方法です。

資産を表示する資産を表示する資産を表示する資産を表示する 開発マネージャのリストビューを資産格納庫一覧形式で表示している場合は、マップされていない資産を表示することができます。この表示は、[表示]メニューの[資産管理]サブメニューで設定します。

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6.1 マップ:フォルダと資産格納庫を対応付ける

127

図:マップされていない資産の表示設定例図:マップされていない資産の表示設定例図:マップされていない資産の表示設定例図:マップされていない資産の表示設定例

資産をチェックアウトする資産をチェックアウトする資産をチェックアウトする資産をチェックアウトする 資産格納庫一覧でマップされていない資産を選択して、資産をチェックアウトすることができます。

図:マップしていない資産のチェックアウト例図:マップしていない資産のチェックアウト例図:マップしていない資産のチェックアウト例図:マップしていない資産のチェックアウト例

チェックアウトと同時に、資産がマップされ、ワークスペースファイルに選択した資産が取り出されます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

128

6.26.26.26.2 チェックアウト:資産を修正するためチェックアウト:資産を修正するためチェックアウト:資産を修正するためチェックアウト:資産を修正するために取り出すに取り出すに取り出すに取り出す

[チェックアウト]コマンドは、マップされている資産格納庫の資産を修正するためにワークスペース上に取り出します。取り出された資産格納庫上の資産は、ワークスペースファイル上での修正結果が反映されるまで、編集のための再取り出しや削除などの出力系操作が行えないように管理*1されます。

*1:資産管理では、この資産の状態を、“チェックアウト状態”と称します。

参照するための資産の取り出しは

資産を参照するために、ワークスペースファイルに取り出す場合は、[参照取り出し]コマンドを使用します。

注意事項注意事項注意事項注意事項 ● チェックアウト中の資産を取り出すことはできません。 チェックアウト状態の資産を再度取り出す場合には、[チェックアウト取り消し]コマンドでチェックアウト状態を取り消してから取り出します。

● グローバルサーバのGEMライブラリのメンバを取り出しても、メンバ中のINCLUDE制御文は展開されません。 PowerGEMでは、グローバルサーバのGEMのINCLUDE制御文を単なるデータレコードとして扱います。

6.2.16.2.16.2.16.2.1 [[[[チェックアウトチェックアウトチェックアウトチェックアウト]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリから資産を取り出す場合を例に、[チェックアウト]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択して、[チェックアウト]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[チェックアウト]コマンドを選択します。

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6.2 チェックアウト:資産を修正するために取り出す

129

3) 取り出す資産やレベルなどを指定する[チェックアウト]ダイアログが表示されます。

2. 取り出す資産や取り出すレベルを指定します。

取り出すレベル:ワークスペースに取り出す資産のレベルを指定します。ここで指定したレベルにワークスペースファイル上での修正結果が反映されます。 下位のワークスペースも対象とする:ワークスペースを選択している場合に有効なオプションで、階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な指定です。選択すると、下位のワークスペースの資産もチェックアウトの対象になります。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、チェックアウトの処理が開始されます。

4. 資産がワークスペースに取り出されます。 チェックアウトが正常に終了すると、ワークスペースファイルのアイコンが変更されます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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チェックアウト後のアイコン:

ワークスペースファイルに取り出されたテキストのコード系は、ワークスペースに定義されているワークスペースコード系に従って変換されています。コード変換の詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「ワークスペースと資産格納庫間のコード変換」を参照してください。

マップ時にチェックアウトするマップ時にチェックアウトするマップ時にチェックアウトするマップ時にチェックアウトする [マップ]コマンドの[オプション]タブで[チェックアウト]オプションを指定すると、マップと同時に、資産をワークスペースファイルに取り出すことができます。

6.2.26.2.26.2.26.2.2 資産格納庫上の資産の排他制御資産格納庫上の資産の排他制御資産格納庫上の資産の排他制御資産格納庫上の資産の排他制御

ワークスペース上に取り出されている資産格納庫上の資産に対して、ワークスペース上での修正結果が反映されるまで、修正のための取り出しや削除などの更新系操作が行えないように排他制御されます。この排他制御は、Windows(R)環境だけでなく、サーバ環境で対応する資産を操作する場合にも有効になります。資産管理では、サーバ環境での排他制御を有効にするため、資産格納庫のメンバに、排他制御のための情報を設定します。なお、排他制御の対象とならない資産格納庫も存在します。

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)環境での排他制御環境での排他制御環境での排他制御環境での排他制御 システムシステムシステムシステム 資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要

Windows(R) GEMライブラリ

メンバの属性を、LOCKLOCKLOCKLOCK属性属性属性属性に変更します。 修正の反映が完了すると、LOCK属性からTEST属性に変更されます。 なお、LOCK属性のメンバを、修正するために取り出すことはできません。

グローバルサーバでの排他制御グローバルサーバでの排他制御グローバルサーバでの排他制御グローバルサーバでの排他制御

システムシステムシステムシステム 資産格納資産格納資産格納資産格納庫庫庫庫

排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要

GEMライブラリ

メンバの属性を、MASTERMASTERMASTERMASTER属性属性属性属性に変更します。 修正の反映が完了すると、MASTER属性からTESTTESTTESTTEST属性属性属性属性に変更されます。 なお、MASTER属性のメンバを、修正するために取り出すことはできません。

富士通 メインフレーム 区 分 ファ

イル 順 フ ァイル

排他制御の対象にはなりません。

IBM メインフレーム

区 分 ファイル 順 フ ァイ

排他制御の対象にはなりません。

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6.2 チェックアウト:資産を修正するために取り出す

131

システムシステムシステムシステム 資産格納資産格納資産格納資産格納庫庫庫庫

排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要

ビジネスサーバでの排他制御ビジネスサーバでの排他制御ビジネスサーバでの排他制御ビジネスサーバでの排他制御 システシステシステシステムムムム

資産格納資産格納資産格納資産格納庫庫庫庫

排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要

GMSライブラリ

履歴メンバの状態が、“ロック付き取り出し状態”に変更されます。 修正の反映が完了すると、ロック付き取り出し状態が解除されます。 なお、ロック付き取り出し状態の履歴メンバを、修正するために取り出すことはできません。

ASP

EMSライブラリ

排他制御の対象にはなりません。

GEMライブラリ

メンバの属性を、LOCKLOCKLOCKLOCK属性属性属性属性に変更します。 修正の反映が完了すると、LOCK属性からTEST属性に変更されます。 なお、LOCK属性のメンバを、修正するために取り出すことはできません。

UNIX

一般ファイル

排他制御の対象にはなりません。

UNIXUNIXUNIXUNIXサーバでの排他制御サーバでの排他制御サーバでの排他制御サーバでの排他制御 システシステシステシステムムムム

資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要排他制御の概要

GEM ライブラリ

メンバの属性を、LOCKLOCKLOCKLOCK属性属性属性属性に変更します。 修正の反映が完了すると、LOCK属性からTEST属性に変更されます。 なお、LOCK属性のメンバを、修正するために取り出すことはできません。

UNIX

一般ファイル

排他制御の対象にはなりません。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

132

6.36.36.36.3 チェックアウト取り消し:修正目的でチェックアウト取り消し:修正目的でチェックアウト取り消し:修正目的でチェックアウト取り消し:修正目的で取り出した資産の取り消し取り出した資産の取り消し取り出した資産の取り消し取り出した資産の取り消し

[チェックアウト取り消し]コマンドは、修正目的で取り出した資産のチェックアウト状態を取り消します。チェックアウト状態が取り消されると、資産が再び修正目的で取り出せるようになります。

サーバのメンバのチェックアウト状態を取り消すと ● グローバルサーバのGEMライブラリ:メンバの属性がTEST属性に変更されます。

● ビジネスサーバ(ASP)のGMSライブラリ:履歴メンバのロック付き取出し状態が解除されます。

6.3.16.3.16.3.16.3.1 [[[[チェックアウト取り消しチェックアウト取り消しチェックアウト取り消しチェックアウト取り消し]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリから取り出された資産のチェックアウト状態を取り消す場合を例に、[チェックアウト取り消し]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択して、[チェックアウト取り消し]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[チェックアウト取り消し]コマンドを選択します。

3) 取り消し後のワークスペースファイルの内容などを指定する[チェックアウト取り消し]ダイアログが表示されます。

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6.3 チェックアウト取り消し:修正目的で取り出した資産の取り消し

133

2. 取り消す資産やワークスペースファイルの内容などを指定します。

下位のワークスペースも対象とする:ワークスペースを選択している場合に有効なオプションで、階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な指定です。選択すると、下位のワークスペースの資産も取り消しの対象になります。 ファイルを最新に戻す:ワークスペースファイルの内容を、資産格納庫上の資産の最新レベルの内容で上書きします。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、チェックアウトの取り消し処理が開始されます。

4. 資産のチェックアウト状態が取り消されます。 チェックアウトの取り消しが正常に終了すると、ワークスペースファイルのアイコンが変更されます。

チェックアウトの取り消し後のアイコン:

同時に、ワークスペースファイルの属性が書き込み禁止属性に変更されます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

134

6.46.46.46.4 チェックイン:資産の修正結果を反映チェックイン:資産の修正結果を反映チェックイン:資産の修正結果を反映チェックイン:資産の修正結果を反映するするするする

[チェックイン]コマンドは、[チェックアウト]コマンドを使用してワークスペースファイルに取り出された資産の修正結果を、資産格納庫の資産に反映します。ワークスペースファイルのテキストは、ワークスペースに定義されているコード系情報に従ってコード変換されて、資産格納庫の資産に反映されます。コード変換の詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「ワークスペースと資産格納庫間のコード変換」を参照してください。

注意事項注意事項注意事項注意事項 ワークスペースファイル上で新たに追加したテキストデータの先頭に、以下に示す文字列が現れると、資産に修正結果を反映することができません。 ● 先頭に“-(ハイフン)”があると グローバルサーバのGEMライブラリのメンバに修正結果を反映できなくなります。

● 先頭に“/(スラッシュ)”があると GMSライブラリの履歴メンバに修正結果を反映できなくなります。

6.4.16.4.16.4.16.4.1 [[[[チェックインチェックインチェックインチェックイン]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリから取り出した資産の修正結果を反映する場合を例に、[チェックイン]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択して、[チェックイン]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[チェックイン]コマンドを選択します。

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6.4 チェックイン:資産の修正結果を反映する

135

3) 資産の扱いや注釈などを指定する[チェックイン]ダイアログが表示されます。

2. チェックインする資産、資産の扱いや注釈などを指定します。

再チェックアウト:修正結果の反映後も引き続いてチェックアウト状態を継続することを指定します。 強制チェックイン:ワークスペースファイルが修正されていない場合でも無条件に修正結果を反映します。 下位のワークスペースも対象とする:ワークスペースを選択している場合に有効なオプションで、階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な指定です。選択すると、下位のワークスペースの資産もチェックインの対象になります。 未修正のファイルはチェックアウトを取り消す:ワークスペースファイルが修正されていない場合は、修正結果を反映せずにチェックアウト状態を取り消します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

136

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、チェックインの処理が開始されます。

4. ワークスペースファイル上での修正結果が資産格納庫上の資産に反映されます。 チェックインが正常に終了すると、ワークスペースファイルのアイコンが変更されます。ただし、[再チェックアウト]が指定された場合は、アイコンは変更されません。

チェックイン後のアイコン:

6.4.26.4.26.4.26.4.2 修正結果の反映方法修正結果の反映方法修正結果の反映方法修正結果の反映方法

修正結果の反映方法は、資産が格納されている資産格納庫の種別により異なります。以下に、資産格納庫ごとの修正結果の反映方法を示します。

表表表表::::修正結果の資産への反映方法一覧修正結果の資産への反映方法一覧修正結果の資産への反映方法一覧修正結果の資産への反映方法一覧

サーバサーバサーバサーバ・シス・シス・シス・システムテムテムテム

資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 修正結果の反映方法修正結果の反映方法修正結果の反映方法修正結果の反映方法

Windows(R) GEMライブラリ

取り出したときの状態から変更されたレコードだけを反映します。 反映後のメンバのレベル番号は、取り出し時のレベルに1を加えた値になります。 修正結果は更新履歴情報として世代ごとに保存されます。 更新履歴情報は、[履歴表示]コマンドを使用して見ることができます。

GEMライブラリ

取り出したときの状態から変更されたレコードだけを反映します。 反映後のメンバのレベル番号は、取り出し時のレベルに1を加えた値になります。 メンバ属性がTEST属性に変更されます。 修正結果は更新履歴情報として世代ごとに保存されます。 更新履歴情報は、GEM3のHISTORY制御文を使用して見ることができます。 更新履歴情報で表示される修正者名は、ユーザ識別名(グローバルサーバ連携情報)となります。

グローバルサーバ

区分/順ファイル

ワークスペースファイルの内容で全レコードを置き換えます。

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6.4 チェックイン:資産の修正結果を反映する

137

サーバサーバサーバサーバ・シス・シス・シス・システムテムテムテム

資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 修正結果の反映方法修正結果の反映方法修正結果の反映方法修正結果の反映方法

GEMライブラリ

取り出したときの状態から変更されたレコードだけを反映します。 反映後のメンバのレベル番号は、取り出し時のレベルに1を加えた値になります。 修正結果は更新履歴情報として世代ごとに保存されます。 更新履歴情報は、PowerGEMのhstgemコマンドを使用して見ることができます。

UNIXサーバ

一般ファイル ワークスペースファイルの内容で全レコードを置き換えます。

GMSライブラリ

取り出したときの状態から変更されたレコードだけを反映します。 反映後の履歴メンバの世代レベル番号は、取り出し時の世代レベル番号に1を加えた値、またはチェックイン時に指定した格納世代レベルになります。 修正結果は更新履歴情報として世代ごとに保存されます。 更新履歴情報は、DSPGHSTコマンドまたはCTLGEMコマンドを使用して見ることができます。

ビジネスサーバ (ASP)

EMSライブラリ ワークスペースファイルの内容で全レコードを置き換えます。

ビジネスサーバ (UNIX)

一般ファイル ワークスペースファイルの内容で全レコードを置き換えます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

138

6.56.56.56.5 新規登録:資産を登録する新規登録:資産を登録する新規登録:資産を登録する新規登録:資産を登録する

資産格納庫に新しく資産を登録するのは、[新規登録]コマンドを選択して行います。[新規登録]コマンドは、ワークスペース上に新規に作成したワークスペースファイルを資産格納庫の資産(メンバ)として新規に登録します。資産を登録することができる資産格納庫については、「概要」の「表:資産管理で利用できる資産格納庫一覧」を参照してください。 ワークスペースファイルのテキストは、ワークスペースに定義されているコード系情報に従ってコード変換されて、資産格納庫の資産に反映されます。コード変換の詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「ワークスペースと資産格納庫間のコード変換」を参照してください。

6.5.16.5.16.5.16.5.1 [[[[新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリに新規に資産を登録する場合を例に、[新規登録]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースまたは新規に作成したワークスペースファイルを選択して、[新規登録]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[新規登録]コマンドを選択します。

3) 言語タイプや資産の属性などを指定する[新規登録]ダイアログが表示されます。

2. 各タブを選択して必要な情報を指定します。

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6.5 新規登録:資産を登録する

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言語タイプ:登録する資産の属性を表す言語タイプを指定します。初期値として、ワークスペースファイルの拡張子に対応した言語タイプが表示されます。 レコード/順序番号:登録する資産の属性を指定します。初期値として、言語タイプに対応した属性が表示されます。資産の属性については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「属性情報とは」を参照してください。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、新規登録の処理が開始されます。

4. ワークスペースファイルが資産格納庫上の資産として登録されます。 登録された資産に付けられる名前(メンバ名)には、ワークスペースファイルのファイル名が使用されます。なお、サーバ種別や資産格納庫の種別により扱いが異なります。メンバ名の扱いについては、「新規登録時のメンバ名の扱い」を参照してください。 新規登録が正常に終了すると、ワークスペースファイルのアイコンが変更されます。ただし、[再チェックアウト]が指定された場合は、アイコンは変更されません。

新規登録後のアイコン: ([再チェックアウト]指定時のアイコン:

)

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

140

6.5.26.5.26.5.26.5.2 メンバ情報の扱いメンバ情報の扱いメンバ情報の扱いメンバ情報の扱い

以下に、登録するメンバに設定できる、メンバ情報の一覧を示します。

表:表:表:表:メンバメンバメンバメンバ設定情報一覧設定情報一覧設定情報一覧設定情報一覧

6.5.36.5.36.5.36.5.3 言語タイプの扱い言語タイプの扱い言語タイプの扱い言語タイプの扱い

以下に、登録する資産の属性を表す言語タイプの一覧を示します。なお、資産管理で扱う言語タイプの詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧」を参照してください。 データ形式データ形式データ形式データ形式 拡張子拡張子拡張子拡張子*1*1*1*1 言語タイプ言語タイプ言語タイプ言語タイプ*2*2*2*2 資産種別資産種別資産種別資産種別

COB、CBL、COBOL COBOL COBOL COB FREECOB COBOL FORT FORT FORTRAN77 F90 FORT90 FORTRAN90 CAP CAPE CAPEテキスト C、H C C SQL SQLCMD SQLコマンド YCB YPSCOB YPSCOBOL

テキスト形式

YFT YPSFORT YPSFORTRAN

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6.5 新規登録:資産を登録する

141

データ形式データ形式データ形式データ形式 拡張子拡張子拡張子拡張子*1*1*1*1 言語タイプ言語タイプ言語タイプ言語タイプ*2*2*2*2 資産種別資産種別資産種別資産種別 - YPS YPS - DATA データ HTM、HTML、XML ASISTEXT 自由形式テキスト JAVA JAVA JAVA ASM ASM アセンブラ JCL JCL ジョブ制御文

CNTL CNTL ジョブ制御文 SMD SMD 画面帳票定義体 OVD OVD オーバレイ定義体 FFD FFD ファイル定義体 PRJ、PMD、PXD BINARY*3 バイナリデータ PPJ COMP*5 複合ファイル OA2 OASYS*4、*5 OASYS2文書

バイナリ形式

DOC WORD*4、*5 Word文書

*1:PowerGEM Plusが用意している拡張子のうち、一般的な拡張子を抜粋して記載しています。 *2:記載している言語タイプは、「PowerGEM Plus V6.2L10」でサポートしている、言語タイプの一覧です。 *3:資産格納庫として、Windows(R)環境およびUNIXサーバのGEMライブラリを使用する場合に指定できます。グローバルサーバのGEMライブラリの場合には、“#BINARY”として設定されます。 *4:各拡張子に対応する言語タイプの初期値には、“BINARY”が設定されています。 *5:資産格納庫として、Windows(R)環境のGEMライブラリを使用する場合に指定できます。

サポートしていない拡張子の言語タイプの扱いサポートしていない拡張子の言語タイプの扱いサポートしていない拡張子の言語タイプの扱いサポートしていない拡張子の言語タイプの扱い 以下の場合は、言語タイプとして、テキスト形式データを表す言語タイプ“DATA”が初期値として表示されます。 ● 拡張子がない場合 ● ユーザや製品独自の拡張子(資産管理で用意していない拡張子)の場合

新たな拡張子に言語タイプを対応付けて、適切な属性情報を定義することができます。属性情報の定義は、資産管理の環境設定の[動作環境の設定]コマンドで行います。属性情報の定義手順については、「環境設定」の「動作環境の設定:資産の属性定義」を参照してください。なお、資産管理が標準で用意している拡張子を含めて、最大 250 の拡張子に対して属性を定義することができます。

6.5.46.5.46.5.46.5.4 新規登録時のメンバ名の扱い新規登録時のメンバ名の扱い新規登録時のメンバ名の扱い新規登録時のメンバ名の扱い

資産格納庫に登録する資産のメンバ名メンバ名メンバ名メンバ名には、ワークスペースファイルのファイル名が使用されます。ただし、サーバ種別や資産格納庫の種別によりメンバ名

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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の扱いが異なります。以下に、ワークスペースファイル名の構成を例に、各サーバシステムおよび資産格納庫ごとのメンバ名の扱いを示します。

図:ワークスペースファイル名の構成図:ワークスペースファイル名の構成図:ワークスペースファイル名の構成図:ワークスペースファイル名の構成

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)環境環境環境環境 ● GEMライブラリ:ワークスペースファイルが、メンバ名として使われます。 例:Member.cob

グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ

富士通メインフレーム富士通メインフレーム富士通メインフレーム富士通メインフレーム ● GEMライブラリ:ベース名が、メンバ名として使われます。 例:MEMBER

● 区分ファイル:ベース名が、メンバ名として使われます。 例:MEMBER

IBMIBMIBMIBMメインフレームメインフレームメインフレームメインフレーム ● 区分ファイル:ベース名が、メンバ名として使われます。 例:MEMBER

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ

ASPASPASPASP ● GMSライブラリ:ベース名が、メンバ名として使われます。 例:MEMBER

● EMSライブラリ:ベース名が、メンバ名として使われます。 例:MEMBER

UNIXUNIXUNIXUNIX ● GEMライブラリ:ワークスペースファイルが、メンバ名として使われます。 ただし、半角英字はすべて小文字として扱われます。 例:member.cob

UNIXUNIXUNIXUNIXサーバサーバサーバサーバ ● GEMライブラリ:ワークスペースファイルが、メンバ名として使われます。 例:Member.cob

文字種や長さに制限があります サーバの種別により、メンバ名に使用できる文字種や有効な長さが異なります。

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6.5 新規登録:資産を登録する

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各サーバシステムのメンバ名の命名規約に合わせて、[登録先メンバ名]を指定して登録します。

:[新規登録]コマンドでのメンバ名の指定例

(グローバルサーバ)

6.5.56.5.56.5.56.5.5 使用上のポイント使用上のポイント使用上のポイント使用上のポイント

[新規登録]コマンドを効率良く確実に使用するためのポイントについて説明します。 ● 新規ライブラリの登録 資産の登録操作の一環として、ワークスペース配下に新規作成したフォルダを、ライブラリとして登録する方法について説明します。

● 拡張子と言語タイプの対応を確認する PowerGEM Plusで用意している拡張子、言語タイプおよび属性情報の確認方法について説明します。

6.5.5.16.5.5.16.5.5.16.5.5.1 新規ライブラリの登録新規ライブラリの登録新規ライブラリの登録新規ライブラリの登録

資産の新規登録操作の一環として、ワークスペース配下に新規作成したフォルダを、ライブラリとして登録することができます。Windows(R)環境およびUNIXサーバ上のGEMライブラリのように、複数のフォルダによる階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な操作です。

図:新規ライブラリの登録概要図:新規ライブラリの登録概要図:新規ライブラリの登録概要図:新規ライブラリの登録概要

ワークスペース配下に作成したフォルダを新規ライブラリとして登録する場合は、以下に示す各オプションを指定します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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図:図:図:図:[[[[新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例((((新規ライブラリ登録新規ライブラリ登録新規ライブラリ登録新規ライブラリ登録))))

最上位のライブラリの上位に、ライブラリを登録することはできません。

6.5.5.26.5.5.26.5.5.26.5.5.2 拡張子と拡張子と拡張子と拡張子と言語タイプ言語タイプ言語タイプ言語タイプの対応を確認するの対応を確認するの対応を確認するの対応を確認する

ご利用のPowerGEM Plusで用意している拡張子、言語タイプおよび属性情報は、以下の手順で確認できます。 1. 開発マネージャの[資産管理]メニューの[環境設定]コマンドを選択します。

2. [資産管理の環境設定]ダイアログの[動作環境の設定]ボタンをクリックします。

3. 表示される[動作環境の設定]ダイアログで、サポートしている言語タイプ・属性情報を確認できます。

図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例図:拡張子・言語タイプ・属性情報の確認例

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6.6 削除:資産を削除する

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6666.6.6.6.6 削除:資産を削除する削除:資産を削除する削除:資産を削除する削除:資産を削除する

[削除]コマンドは、選択されたワークスペースファイルにマップされている、資産格納庫の資産を削除します。資産を削除すると、ワークスペースファイルも削除されてマップも解除されます。ただし、資産格納庫の資産を削除せずに、ワークスペースファイルだけを削除することもできます。 資産格納庫としてグローバルサーバの順ファイルをマップしている場合には、順ファイル自体が削除されます。なお、各ライブラリ、区分ファイルおよび一般ファイルを資産格納庫としてマップしている場合には、資産格納庫に登録されているすべてのメンバを削除しても、ライブラリおよびファイル自体は削除されません。グローバルサーバのライブラリおよびファイルの削除は「サーバのファイルの操作方法」、Windows(R)のGEMライブラリの削除は「ユーティリティ:GEMライブラリを削除する」を参照してください。

注意事項注意事項注意事項注意事項 [削除]コマンドでは、チェックアウト状態の資産を削除することはできません。[チェックアウト取り消し]コマンドで、チェックアウト状態を取り消してから削除します。

6.6.16.6.16.6.16.6.1 [[[[削除削除削除削除]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリに登録されている資産を削除する場合を例に、[削除]コマンドの操作手順を説明します。 1. 削除する資産がマップされているワークスペースまたはワークスペースファイルを選択して、[削除]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[削除]コマンドを選択します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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3) ワークスペースファイルの扱いなどを指定する[削除]ダイアログが表示されます。

2. ワークスペースファイルの扱いなどを指定します。

ワークスペースのみ削除:資産格納庫の資産を削除しないで、マップされているワークスペースファイルだけを削除することを指定します。 下位のワークスペースも対象とする:ワークスペースを選択している場合に有効なオプションで、階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な指定です。選択すると、下位のワークスペースも削除の対象になります。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、削除処理が開始されます。

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6.6 削除:資産を削除する

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4. [はい]ボタンをクリックすると削除されます。

6.6.26.6.26.6.26.6.2 使用上のポイ使用上のポイ使用上のポイ使用上のポイントントントント

[削除]コマンドを効率良く確実に使用するためのポイントについて説明します。 ● ワークスペースの削除 [削除]コマンドでは、削除できないワークスペースを削除する方法について説明します。

6.6.2.16.6.2.16.6.2.16.6.2.1 ワークスペースの削除ワークスペースの削除ワークスペースの削除ワークスペースの削除

[削除]コマンドでは、ワークスペースを削除することはできません。ワークスペースの削除は、以下に示す手順で行います。 1. ワークスペースと資産格納庫のマップを解除します。 [マップ取り消し]コマンドで、削除したいワークスペースに対応付けられている資産格納庫のマップを解除します。これにより、ワークスペースはフォルダとして扱えるようになります。

2. 開発マネージャのウィンドウからフォルダ名(旧ワークスペース名)を指定して、フォルダ(旧ワークスペース)を削除します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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6.76.76.76.7 参照取り出し:資産を参照するために参照取り出し:資産を参照するために参照取り出し:資産を参照するために参照取り出し:資産を参照するために取り出す取り出す取り出す取り出す

[参照取り出し]コマンドは、選択されたワークスペースファイルに、マップされている資産格納庫の資産を取り出します。資産は、“読み取り専用属性”のファイルとしてワークスペースファイルに取り出されます。

修正するための資産の取り出しは

資産を修正するために、ワークスペースファイルに取り出す場合は、[チェックアウト]コマンドを使用します。

注意事項注意事項注意事項注意事項 ● チェックアウト中の資産を取り出すことはできません。 現在使用しているワークスペースに[チェックアウト]コマンドで資産を取り出している場合には、参照取り出しすることはできません。なお、他のワークスペースに取り出されている場合は、参照取り出しすることができます。

● グローバルサーバのGEMライブラリのメンバを取り出しても、メンバ中のINCLUDE制御文は展開されません。 PowerGEMでは、グローバルサーバのGEMのINCLUDE制御文を単なるデータレコードとして扱います。

6.7.16.7.16.7.16.7.1 [[[[参照取り出し参照取り出し参照取り出し参照取り出し]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリから資産を参照するために取り出す場合を例に、[参照取り出し]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択して、[参照取り出し]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[参照取り出し]コマンドを選択します。

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6.7 参照取り出し:資産を参照するために取り出す

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3) 取り出す資産やレベルなどを指定する[参照取り出し]ダイアログが表示されます。

2. 取り出す資産や取り出すレベルを指定します。

取り出すレベル:ワークスペースに取り出す資産のレベルを指定します。 下位のワークスペースも対象とする:ワークスペースを選択している場合に有効なオプションで、階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な指定です。選択すると、下位のワークスペースの資産も参照取り出しの対象になります。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、参照取り出しの処理が開始されます。

4. 資産がワークスペースに取り出されます。 参照取り出しが正常に終了すると、ワークスペースファイルのアイコンが変更されます。

:最新レベルを取り出した場合

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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:最新レベルより古いレベルを取り出した場合

:他のワークスペースにチェックアウトされている資産を取

り出した場合 ワークスペースファイルに取り出されたテキストのコード系は、ワークスペースに定義されているワークスペースコード系に従って変換されています。コード変換の詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「ワークスペースと資産格納庫間のコード変換」を参照してください。

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6.8 一覧表示:ワークスペースの情報を表示する

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6.86.86.86.8 一覧表示:ワークスペースの情報を表一覧表示:ワークスペースの情報を表一覧表示:ワークスペースの情報を表一覧表示:ワークスペースの情報を表示する示する示する示する

[一覧表示]コマンドは、ワークスペース管理ファイルに保持されている情報をもとに、ワークスペースの詳細な情報を表示または出力します。以下に、Windows(R)環境のGEMライブラリおよびグローバルサーバのGEMライブラリの各資産格納庫を例にした表示例を示します。

図図図図:[:[:[:[一覧表示一覧表示一覧表示一覧表示]]]]コマンドの表示例コマンドの表示例コマンドの表示例コマンドの表示例

ワークスペース情報とはワークスペース情報とはワークスペース情報とはワークスペース情報とは 以下に、[一覧表示]コマンドが表示するワークスペース情報の概要を示します。各情報の詳細については、[一覧表示]コマンドのヘルプを参照してください。

表:表:表:表:[[[[一覧表示一覧表示一覧表示一覧表示]]]]コマンドの表示情報一覧コマンドの表示情報一覧コマンドの表示情報一覧コマンドの表示情報一覧

表示情報表示情報表示情報表示情報 概概概概 要要要要

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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表示情報表示情報表示情報表示情報 概概概概 要要要要

ワークスペース情報 ワークスペース(フォルダ)名 コード系

格納庫情報

ホスト名 資産格納庫のファイル名 システム名 資産格納庫の種別

ワークスペースファイル情報

マップされている資産の情報 資産がマップされていない場合は表示されません。

資産格納庫上の資産の最新情報ではありません。

6.8.16.8.16.8.16.8.1 [[[[一覧表示一覧表示一覧表示一覧表示]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリにマップされているワークスペースの情報を表示する場合を例に、[一覧表示]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースを選択して、[一覧表示]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースを選択します。 2) [資産管理]メニューから[一覧表示]コマンドを選択します。

3) 取り出す資産やレベルなどを指定する[一覧表示]ダイアログが表示されます。

2. 対象とするワークスペースの範囲や出力方法を指定します。

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6.8 一覧表示:ワークスペースの情報を表示する

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下位のワークスペースも対象とする:階層構造を持つワークスペースの場合に有効な指定です。選択すると、下位のワークスペースも一覧表示の対象になります。 表示/ファイル出力:ワークスペース情報の出力方法を指定します。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、一覧表示の処理が開始されます。

4. ワークスペース情報が、出力方法に従って表示または出力されます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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6.96.96.96.9 比較:資産の内容を比較する比較:資産の内容を比較する比較:資産の内容を比較する比較:資産の内容を比較する

[比較]コマンドは、ワークスペースファイルとマップされている資産格納庫上の資産を比較して、互いに異なるテキストを相違点として表示または出力します。なお、[比較]コマンドでは、バイナリ形式の資産を比較することはできません。また、ビジネスサーバ上の資産格納庫を対象とした比較は行えません。

ワークスペースファイル上でどのような修正が行われたかを確認する ワークスペースファイルの内容とワークスペースファイルに取り出したときの資産の内容を比較すると、ワークスペースファイル上でどのような編集が行われたかを容易に知ることができます。

比較結果の出力形態比較結果の出力形態比較結果の出力形態比較結果の出力形態 [比較]コマンドの比較結果の出力形態を以下に説明します。

比較結果を表示する比較結果を表示する比較結果を表示する比較結果を表示する [比較]コマンドでは、比較結果を開発支援ツールとして提供している比較ツールを使用して表示します。比較結果の詳細や比較結果の操作方法については、「ファイル比較の操作方法」を参照してください。以下に、ワークスペースファイルとWindows(R)環境のGEMライブラリの資産との比較を例にした比較結果の表示例を示します。

図図図図:[:[:[:[比較比較比較比較]]]]コマンドの比較結果の表示例コマンドの比較結果の表示例コマンドの比較結果の表示例コマンドの比較結果の表示例

比較結果をファイルに出力する比較結果をファイルに出力する比較結果をファイルに出力する比較結果をファイルに出力する 比較結果をWindows(R)環境上のファイルに出力することができます。比較結果

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6.9 比較:資産の内容を比較する

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として、比較元のテキストを基準に相違点を通知します。 ● 追加されたデータと追加した位置 ● 削除されたデータの位置 ● 置き換えたデータと置き換えられたデータの位置

以下に、ワークスペースファイルとWindows(R)環境のGEMライブラリの資産との比較を例にした比較結果の出力例を示します。

図図図図:[:[:[:[比較比較比較比較]]]]コマンドの比較結果の出力例コマンドの比較結果の出力例コマンドの比較結果の出力例コマンドの比較結果の出力例

表示される内容の詳細については、[比較]コマンドのヘルプを参照してください。

比較対象の詳細比較対象の詳細比較対象の詳細比較対象の詳細 [比較]コマンドでは、ワークスペースにマップされている資産格納庫の種別により、比較できる対象が異なります。以下に、資産格納庫ごとの比較対象を示します。

GEMGEMGEMGEMライブラリライブラリライブラリライブラリ ● ワークスペースファイルの内容とマップされているメンバの任意のレベルを比較します。

● マップされているメンバの任意の2つのレベルの内容を比較します。

一般ファイル、区分ファイルまたは順ファイル一般ファイル、区分ファイルまたは順ファイル一般ファイル、区分ファイルまたは順ファイル一般ファイル、区分ファイルまたは順ファイル ワークスペースファイルの内容とメンバ(順ファイルの場合はファイル)の内容を比較します。

6.9.16.9.16.9.16.9.1 [[[[比較比較比較比較]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

ワークスペースファイルの内容とWindows(R)環境上のGEMライブラリの資産の最新レベルを比較する場合を例に、[比較]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースファイルを選択して、[比較]コマンドを起動します 1) リストビューでワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[比較]コマンドを選択します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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3) 比較対象とするレベルや出力方法などを指定する[比較]ダイアログが表示されます。

2. 各タブを選択して比較対象とするレベルや出力方法を指定します

比較レベル1:資産格納庫としてGEMライブラリがマップされている場合に有効な指定です。 比較元となるGEMライブラリ上の資産のレベルを指定します。 比較レベル2:資産格納庫としてGEMライブラリがマップされている場合に有効な指定です。 比較するGEMライブラリ上の資産のレベルを指定します。指定しない場合は、選択されているワークスペースファイルの内容と比較します。 順序番号を比較の対象としない:順序番号がテキスト行の先頭に設定されている場合に有効な指定です。 表示/ファイル出力:比較結果の出力方法を指定します。

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6.9 比較:資産の内容を比較する

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3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、比較の処理が開始されます。

4. 比較結果が、出力方法に従って表示または出力されます

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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6.106.106.106.10 履歴表示:資産の更新履歴を表示する履歴表示:資産の更新履歴を表示する履歴表示:資産の更新履歴を表示する履歴表示:資産の更新履歴を表示する

[履歴表示]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリのメンバの更新履歴情報を表示または出力します。なお、更新履歴情報の詳細については「PowerGEM Plusの資産管理」の「更新履歴情報とは」を参照してください。 以下に、更新履歴の出力例を示します。

図図図図:[:[:[:[履歴表示履歴表示履歴表示履歴表示]]]]コマンドの更新履歴の出力例コマンドの更新履歴の出力例コマンドの更新履歴の出力例コマンドの更新履歴の出力例

更新履歴として、メンバの登録時から最新レベルまでの任意の範囲の更新履歴情報を表示することができます。 ● 現保有レベル範囲:現在保有している更新履歴をすべて出力します。 ● レベル範囲:指定されたレベルの範囲内の更新履歴を出力します。 ● 日付範囲:指定された日付の範囲内の更新履歴を出力します。

表示される更新履歴の内容の詳細については、[履歴表示]コマンドのヘルプを参照してください。

注意事項注意事項注意事項注意事項 ● データレコードを置き換えると

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6.10 履歴表示:資産の更新履歴を表示する

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ワークスペースファイル上の編集操作でデータレコードを置き換えた(上書き)場合には、置き換えられたデータレコードが“削除データ(削除レベルが付加されたレコード)”、置き換えたデータレコードが“挿入データ(挿入レベルが付加されたレコード)”として、それぞれ表示されます。

6.10.16.10.16.10.16.10.1 [[[[履歴表示履歴表示履歴表示履歴表示]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上のGEMライブラリの資産の更新履歴を出力する場合を例に、[履歴表示]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースファイルを選択して、[履歴表示]コマンドを起動します 1) リストビューでワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[履歴表示]コマンドを選択します。

3) 表示する更新履歴の範囲、表示するレコードや出力方法などを指定する[履歴表示]ダイアログが表示されます。

2. 各タブを選択して必要な情報を指定します

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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表示/ファイル出力:更新履歴の出力方法を指定します。 出力範囲:更新履歴として表示する更新履歴情報の範囲を指定します。 出力情報:更新履歴として表示する更新履歴情報の項目を指定します。 実行日付で処理を行う:登録日付および更新日付として、[新規登録]コマンドおよび[チェックイン]コマンドを実行した日付を表示することを指定します。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、更新履歴の表示処理が開始されます。

4. 更新履歴が、出力方法に従って表示または出力されます。

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6.11 マップ取り消し:ワークスペースと資産格納庫の対応付けを解除する

161

6.116.116.116.11 マップ取り消し:ワークスペースと資マップ取り消し:ワークスペースと資マップ取り消し:ワークスペースと資マップ取り消し:ワークスペースと資産格納庫の対応付けを解除する産格納庫の対応付けを解除する産格納庫の対応付けを解除する産格納庫の対応付けを解除する

[マップ取り消し]コマンドは、資産格納庫とワークスペースとの対応付け(マップ)を解除します。資産格納庫(ライブラリ)を削除する場合や資産格納庫の移動を行う場合は、事前に定義されているワークスペースを解除する必要があります。また、サーバ環境上で資産格納庫に登録されているメンバを削除した場合なども、定義されているワークスペースファイルを解除する必要があります。

対応付けの解除範囲対応付けの解除範囲対応付けの解除範囲対応付けの解除範囲 ワークスペースと資産格納庫の対応付けの解除は、[マップ]コマンドと同じように、資産格納庫単位、ライブラリ単位*1およびメンバ単位に行うことができます。

資産格納庫全体との対応付けを解除資産格納庫全体との対応付けを解除資産格納庫全体との対応付けを解除資産格納庫全体との対応付けを解除 最上位のライブラリ(ワークスペース)を選択*2して、[マップ取り消し]コマンドを実行します。すべてのライブラリとメンバとのマップが完全に解除され、ワークスペースとして認識されなくなります。

ライブラリとの対応付けを解除ライブラリとの対応付けを解除ライブラリとの対応付けを解除ライブラリとの対応付けを解除 下位のライブラリ(フォルダ)を選択*2して、[マップ取り消し]コマンドを実行します。ライブラリと配下のメンバとのマップが解除されます。ワークスペースと資産格納庫はマップされた状態で引き続き管理されます。

メンバとの対応付けを解除メンバとの対応付けを解除メンバとの対応付けを解除メンバとの対応付けを解除 メンバ(ワークスペースファイル)を選択して、[マップ取り消し]コマンドを実行します。ワークスペースファイルとメンバとのマップが解除されます。資産格納庫・ライブラリは、引き続きマップされます。

*1:Windows(R)環境およびUNIXサーバ上のGEMライブラリのように、複数のフォルダによる階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な解除方法です。 *2:[マップ取り消し]ダイアログの“ファイル名”は、省略(空白)します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

162

対応付け解除後のワークスペースファイルの扱い対応付け解除後のワークスペースファイルの扱い対応付け解除後のワークスペースファイルの扱い対応付け解除後のワークスペースファイルの扱い 資産格納庫およびメンバとの対応付けの解除が完了すると、ワークスペースファイルの状態が変更されます。なお、ワークスペースファイルへの資産の取り出し状況により、解除後の扱いが異なります。

マップだけされているワークスペースファイルマップだけされているワークスペースファイルマップだけされているワークスペースファイルマップだけされているワークスペースファイル ワークスペースファイルが削除されます。なお、ワークスペースまたはワークスペース配下のフォルダは削除されません。

アイコン例: が削除されます。

資産が取り出されているワークスペースファイル資産が取り出されているワークスペースファイル資産が取り出されているワークスペースファイル資産が取り出されているワークスペースファイル 解除後も、引き続きワークスペース上に保存されます。参照取り出し中の場合は、読み取り専用属性が解除されて、ファイルに対して書き込み操作が行える状態で管理されます。

アイコン例: から へ変更されます。

注意事項注意事項注意事項注意事項

● チェックアウト状態( )の資産がある場合は

事前に、[チェックアウト取り消し]コマンドで、チェックアウト状態を取り消すか、修正を完了させて、[チェックイン]コマンドで修正結果を反映します。

6.11.16.11.16.11.16.11.1 [[[[マップ取り消しマップ取り消しマップ取り消しマップ取り消し]]]]コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順コマンドの操作手順

Windows(R)環境上の資産格納庫であるGEMライブラリとの対応付けを解除する場合を例に、[マップ取り消し]コマンドの操作手順を説明します。 1. ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択して、[チェックアウト取り消し]コマンドを起動します 1) ツリービューまたはリストビューで、ワークスペースまたはワークスペースファイルを選択します。 2) [資産管理]メニューから[マップ取り消し]コマンドを選択します。

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6.11 マップ取り消し:ワークスペースと資産格納庫の対応付けを解除する

163

3) ワークスペースファイル名や下位のワークスペースの扱いを指定する[マップ取り消し]ダイアログが表示されます。

2. 必要な情報を指定します

ファイル名:ワークスペースファイルの対応付けを解除する場合に、該当のワークスペースファイルのファイル名を指定します。 下位のワークスペースも対象とする:ワークスペースを選択している場合に有効なオプションで、階層構造を持つ資産格納庫の場合に有効な指定です。選択すると、下位のワークスペースも取り消しの対象になります。

3. [OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリックすると、ワークスペースの解除を確認するメッセージが表示されます。

[はい]ボタンをクリックすると、取り消し処理が開始されます。 4. ワークスペースおよびワークスペースファイルと資産格納庫との対応

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

164

付けが取り消され、開発マネージャのリストビューのアイコンが変更されます。

ワークスペースの削除は

[マップ取り消し]コマンドでは、ワークスペース(フォルダ)は削除されません。[マップ取り消し]コマンドの実行後に、開発マネージャのウィンドウからワークスペースとして使用していたフォルダを選択して、[ファイル]メニューの[削除]コマンドで削除します。

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6.12 ユーティリティ:GEMライブラリを作成する

165

6.126.126.126.12 ユーティリティ:ユーティリティ:ユーティリティ:ユーティリティ:GEMGEMGEMGEMライブラリを作成ライブラリを作成ライブラリを作成ライブラリを作成するするするする

[GEMライブラリの作成]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバ上にGEMライブラリを作成します。

図:図:図:図:[GEM[GEM[GEM[GEMライブラリの作成ライブラリの作成ライブラリの作成ライブラリの作成]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

ライブラリ名:作成するGEMライブラリのライブラリ名を指定します。フォルダ名に表示されているフォルダの直下に、指定されたライブラリ名のフォルダが作成されます。なお、日本語でライブラリ名を指定することもできます。

Windows(R)環境からグローバルサーバ上にGEMライブラリを作成する グローバルサーバのGEMライブラリは、開発マネージャの[ファイル]メンバの[グローバルサーバファイルの作成]コマンドを使用して作成することができます。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

166

図図図図::::グローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバのGEMGEMGEMGEMライブラリの作成例ライブラリの作成例ライブラリの作成例ライブラリの作成例

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6.13 ユーティリティ:GEMライブラリを削除する

167

6.136.136.136.13 ユーティリティ:ユーティリティ:ユーティリティ:ユーティリティ:GEMGEMGEMGEMライブラリを削除ライブラリを削除ライブラリを削除ライブラリを削除するするするする

[GEMライブラリの削除]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバ上に作成されているGEMライブラリを削除します。

図:図:図:図:[GEM[GEM[GEM[GEMライブラリの削除ライブラリの削除ライブラリの削除ライブラリの削除]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

ライブラリ名:削除するGEMライブラリのライブラリ名を指定します。 GEMライブラリを削除すると、GEMライブラリに登録しているすべてのメンバも削除されます。GEMライブラリの削除処理が開始されると、GEMライブラリの削除を確認するメッセージが表示されます。[はい]ボタンをクリックすると、GEMライブラリが削除されます。

図:図:図:図:GEMGEMGEMGEMライブラリの削除確認メッセージ例ライブラリの削除確認メッセージ例ライブラリの削除確認メッセージ例ライブラリの削除確認メッセージ例

事前のワークスペースとの対応付けを解除する 資産管理の資産格納庫として利用しているGEMライブラリを削除する場合は、事前に[マップ取り消し]コマンドで、ワークスペースとの対応付けを解除する必要があります。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

168

6.146.146.146.14 ユーティリティ:メンバの管理情報をユーティリティ:メンバの管理情報をユーティリティ:メンバの管理情報をユーティリティ:メンバの管理情報を変更する変更する変更する変更する

[メンバ管理情報の変更]コマンドは、Windows(R)またはUNIXサーバのGEMライブラリで管理されているメンバの管理情報を変更します。以下に、[メンバ管理情報の変更]コマンドで変更できるメンバの管理情報を示します。 ● 所有者名 新しく所有者名を設定したり、設定されている所有者名を削除したりすることができます。

● セキュリティ情報 メンバのパスワードの設定、変更および解除することができます。 ― リードパスワード ― ライトパスワード

チェックアウト状態のメンバのチェックアウト状態を解除できます。 ― チェックアウト状態解除

メンバ情報の変更は、メンバ管理情報を変更するメンバを指定して、変更する情報が定義されているタブを選択して行います。 ● [基本設定]タブ:メンバ管理情報を変更するメンバを指定します。 ● [所有者名]タブ:所有者名を変更します。 ● [セキュリティ]タブ:パスワードを変更します。

図:図:図:図:[[[[メンバ管理情報の変更メンバ管理情報の変更メンバ管理情報の変更メンバ管理情報の変更]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

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6.14 ユーティリティ:メンバの管理情報を変更する

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チェックアウト状態解除は チェックアウト状態のワークスペースファイルが存在するワークスペースを誤って削除してしまった場合等の復旧手段として使用します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

170

6.156.156.156.15 ユーティリティ:メンユーティリティ:メンユーティリティ:メンユーティリティ:メンバにバージョンバにバージョンバにバージョンバにバージョンレベルを設定するレベルを設定するレベルを設定するレベルを設定する

[バージョンレベルの設定]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリで管理されているメンバの各世代(レベル)にバージョンレベルを設定します。

図:図:図:図:[[[[バージョンレベルの設定バージョンレベルの設定バージョンレベルの設定バージョンレベルの設定]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

メンバに設定したバージョンレベルは、[メンバ管理情報の表示]コマンドで参照することができます。

バージョンレベルとはバージョンレベルとはバージョンレベルとはバージョンレベルとは バージョンレベルは、メンバの世代(レベル番号)を容易に識別するために、メンバのレベルごとに設定するレベル番号の識別子です。

図:バージョンレベルの概要図:バージョンレベルの概要図:バージョンレベルの概要図:バージョンレベルの概要

設定したバージョンレベルは、資産管理の各コマンドで“レベル”の代わりに指定することができます。例えば、開発が完了した時点ですべてのメンバの最新レベルに対して同じバージョンレベルを設定します。これにより、各レベルのレベル番号を意識することなく、資産管理のコマンドで、バージョンレベルを指定して開発終了時点の内容を参照したりすることができます。

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6.16 ユーティリティ:文字列を検索する

171

6.166.166.166.16 ユーティリティ:文字列を検索するユーティリティ:文字列を検索するユーティリティ:文字列を検索するユーティリティ:文字列を検索する

[文字列の検索]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリで管理されているソースファイルなどのテキスト形式の資産に含まれる文字列を検索します。[文字列の検索]コマンドでは、ソースファイルを記述している言語の注釈や文字列の出現位置を意識した検索を行うことができます。

図:図:図:図:[[[[文字列の検索文字列の検索文字列の検索文字列の検索]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

以下に、検索した文字列の出力例を示します。

図:図:図:図:[[[[文字列の検索文字列の検索文字列の検索文字列の検索]]]]コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例

検索結果の詳細については、[文字列の検索]コマンドのヘルプを参照してくだ

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

172

さい。

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6.17 ユーティリティ:注釈行を集計する

173

6.176.176.176.17 ユーティリティ:注釈行を集計するユーティリティ:注釈行を集計するユーティリティ:注釈行を集計するユーティリティ:注釈行を集計する

[注釈行の集計]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリで管理されているソースファイルなどのテキスト形式の資産に占める注釈行の割合を集計します。[注釈行の集計]コマンドは、ソースファイルを記述している言語の注釈行の記述形式を意識した集計を行います。 以下に、注釈行の集計結果例を示します。

図:図:図:図:[[[[注釈行の集計注釈行の集計注釈行の集計注釈行の集計]]]]コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例

注釈行の集計結果の詳細については、[注釈行の集計]コマンドのヘルプを参照してください。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

174

6.186.186.186.18 ユーティリティ:メンバの管理情報をユーティリティ:メンバの管理情報をユーティリティ:メンバの管理情報をユーティリティ:メンバの管理情報を表示する表示する表示する表示する

[メンバ管理情報の表示]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリで管理されているメンバの管理情報を表示します。なお、メンバの管理情報から必要な項目だけを選択して、一覧形式で表示することもできます。

図:図:図:図:[[[[メンバ管理情報の表示メンバ管理情報の表示メンバ管理情報の表示メンバ管理情報の表示]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

以下に、メンバ管理情報の表示例を示します。

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6.18 ユーティリティ:メンバの管理情報を表示する

175

図図図図:[:[:[:[メンバ管理情報の表示メンバ管理情報の表示メンバ管理情報の表示メンバ管理情報の表示]]]]コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例

管理情報として表示される項目の詳細については、[メンバ管理情報の表示]コマンドのヘルプを参照してください。

メンバの管理情報の変更は

メンバの管理情報の変更は、「メンバ管理情報の変更」コマンドで行います。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

176

6.196.196.196.19 ユーティリティ:開発履歴情報を表示ユーティリティ:開発履歴情報を表示ユーティリティ:開発履歴情報を表示ユーティリティ:開発履歴情報を表示するするするする

[開発履歴情報の表示]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリで管理されているメンバに累積保存されている更新履歴情報を集計して、開発期間中の各種開発情報を開発履歴情報として表示します。なお、[開発履歴情報の表示]コマンドでは、Microsoft(R) Excelと連携して、集計した開発履歴情報をグラフ形式で表示することもできます。

図:図:図:図:[[[[開発履歴情報の表示開発履歴情報の表示開発履歴情報の表示開発履歴情報の表示]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

更新履歴情報の詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「更新履歴情報とは」を参照してください。

開発履歴情報とは開発履歴情報とは開発履歴情報とは開発履歴情報とは 日付範囲を“指定された間隔(集計期間)”で区切って、メンバ情報や各レコード情報を開発履歴情報として集計します。開発履歴情報として集計される情報を以下に示します。 ● メンバ数:集計期間内で有効なメンバ数(累積値) ● レコード数:集計期間内で有効なメンバの有効レコード数の総計(累積値)

● 更新回数:集計期間内で更新回数の総計 ● 操作レコード数:集計期間内に登録または操作されたレコードの総数

― 登録レコード数:集計期間内に登録されたメンバの登録レコード数の総計です。

― 挿入レコード数:集計期間内に更新されたメンバに追加(挿入)されたレコード数の総計です。

― 削除レコード数:集計期間内に更新されたメンバの削除されたレコード数の総計です。

以下に、開発履歴情報の出力例を示します。

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6.19 ユーティリティ:開発履歴情報を表示する

177

図図図図:[:[:[:[開発履歴情報の表示開発履歴情報の表示開発履歴情報の表示開発履歴情報の表示]]]]コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例

表示される項目の詳細については、[開発履歴情報の表示]コマンドのヘルプを参照してください。

日付範囲・間隔と開発作業の関係 以下に、開発履歴情報を集計する“日付範囲”、“間隔”と実際の開発作業の関係を示します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

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図図図図::::開発作業と開発履歴情報の関係開発作業と開発履歴情報の関係開発作業と開発履歴情報の関係開発作業と開発履歴情報の関係

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6.20 ユーティリティ:生産量情報を表示する

179

6.206.206.206.20 ユーティリティ:生産量ユーティリティ:生産量ユーティリティ:生産量ユーティリティ:生産量情報を表示す情報を表示す情報を表示す情報を表示するるるる

[生産量情報の表示]コマンドは、Windows(R)環境またはUNIXサーバのGEMライブラリで管理されているメンバに累積保存されている更新履歴情報を集計して、開発期間中の生産量情報として表示します。なお、[生産量情報の表示]コマンドでは、Microsoft(R) Excelと連携して、集計した生産量情報をグラフ形式で表示することもできます。

図:図:図:図:[[[[生産量情報の表示生産量情報の表示生産量情報の表示生産量情報の表示]]]]コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例コマンドのダイアログ例

更新履歴情報の詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「更新履歴情報とは」を参照してください。

生産量情報とは生産量情報とは生産量情報とは生産量情報とは 指定された日付範囲内の各レコード情報を生産量情報として集計します。以下に、生産量情報として集計されるレコード情報を示します。 ● 有効レコード数 指定された日付範囲の開始日付と終了日付の各時点の有効レコード数の総計です。

● 新規レコード数 日付範囲に新たに追加されたレコードのレコード数の総計です。日付範囲内で新規に登録されたメンバのレコード数も新規レコード数として集計されます。

● 流用レコード数 日付範囲に更新されなかったレコードのレコード数の総計です。

以下に、生産量情報の出力例を示します。

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第第第第6666章章章章 資産管理のコマンド操作方法

180

図図図図: [: [: [: [生産量情報の表示生産量情報の表示生産量情報の表示生産量情報の表示]]]]コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例コマンドの出力例

表示される項目の詳細については、[生産量情報の表示]コマンドのヘルプを参照してください。

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181

第第第第7777章章章章 Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)環境のファイルの操環境のファイルの操環境のファイルの操環境のファイルの操作方法作方法作方法作方法

本章では、開発マネージャの[ファイル]メニューのコマンドを使用したWindows(R)環境上のファイル(フォルダ)の操作方法について説明します。なお、グローバルサーバおよびビジネスサーバのファイル操作については、「サーバのファイルの操作方法」を参照してください。

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第第第第7777章章章章 Windows(R)環境のファイルの操作方法

182

7.17.17.17.1 Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)環境の環境の環境の環境のファイルを操作するファイルを操作するファイルを操作するファイルを操作するにはにはにはには

Windows(R)環境のファイルの操作は、[ファイル]メニューから、操作に対応したコマンドを選択して行います。なお、ドラッグアンドドロップによりファイルを操作することもできます。

図:図:図:図:[[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューの概要メニューの概要メニューの概要メニューの概要

[ファイル]メニューに定義されている各コマンドの操作に関するオプションを設定することができます。操作オプションを運用形態に合わせて設定することにより、作業効率の良い環境を構築できます。

ファイル操作時のオプションファイル操作時のオプションファイル操作時のオプションファイル操作時のオプション ファイル操作時のオプションとして、以下に示すオプションを設定することができます。 ● 実行時オプション指定 ● 上書き ● 確認メッセージ

操作オプションの設定については、「PowerGEM Plusの使用方法」の「PowerGEM Plusの操作オプションの設定」を参照してください。

ワークスペースファイルを選択していると ワークスペースファイルを選択している場合には、削除や移動などのファイルに対する出力操作は行えません。ワークスペースファイルは、[資産管理]メニューのコマンドで操作します。

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7.2 ファイルのコピー

183

7.27.27.27.2 ファイルのコピーファイルのコピーファイルのコピーファイルのコピー

[コピー]コマンドは、選択したファイルを、指定されたコピー先にコピーします。なお、フォルダを選択している場合は、配下のサブフォルダおよびのファイルがコピーの対象になります。[コピー]コマンドでは、Windows(R)環境間(ローカル)のファイルのコピーだけでなく、グローバルサーバ環境との間で、ファイルをコピーすることができます。グローバルサーバ上のファイルを操作する場合は、事前にサーバ連携情報を設定する必要があります。サーバ連携情報の設定については、「環境設定」の「サーバ連携情報の設定」を参照してください。以下に、[コピー]コマンドの概要を示します。

図:図:図:図:[[[[コピーコピーコピーコピー]]]]コマンドの概要コマンドの概要コマンドの概要コマンドの概要

ファイルのコピー形態は、[ファイルのコピー]ダイアログに定義されている各タブで選択します。 ローカル Windows(R)環境間でファイルをコピーします。コード系を変換して、ファイルをコピーすることができます(EUC~シフトJIS)。

送信*1 Windows(R)環境のファイルを、グローバルサーバ環境にコピーします。なお、グローバルサーバへのファイルの送信状況をログとして採取することができます。

受信*1 グローバルサーバ環境のファイルを、Windows(R)環境にコピーします。

グローバルサーバ グローバルサーバ環境間で、ファイルをコピーします。GEMライブラリ、区分ファイルおよび順ファイルの間でファイル(メンバ)をコピーできます。 *1:Windows(R)環境とグローバルサーバ環境間でファイルをコピーする場合には、コピー元およびコピー先のコード系を指定することにより、コード変換が行われます。

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第第第第7777章章章章 Windows(R)環境のファイルの操作方法

184

ファイルの属性は引き継がれません Windows(R)環境とグローバルサーバ環境間でファイルをコピーする場合には、ファイルの属性は引き継がれません。例えば、グローバルサーバ環境上のGEMライブラリに登録されている、言語タイプがCOBOLのメンバを送信しても、Windows(R)環境上ではCOBOLソースを示す拡張子は自動的に付加されません。

ドラッグアンドドロップによる方法ドラッグアンドドロップによる方法ドラッグアンドドロップによる方法ドラッグアンドドロップによる方法 マウスでファイルまたはフォルダをドラッグして、[CTRL]キーを押しながらコピー先のフォルダ、またはドライブにドロップします。ただし、別のドライブにコピーする場合は、[CTRL]キーを押しながら行う必要はありません。フォルダをコピーすると、そのフォルダ下にあるサブフォルダおよびファイルは、すべてコピーされます。

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7.3 ファイルの削除

185

7.37.37.37.3 ファイルの削除ファイルの削除ファイルの削除ファイルの削除

Windows(R)環境のファイルおよびフォルダの削除は、[削除]コマンドで行います。削除するファイルまたはフォルダを選択し、[削除]コマンドを実行します。

図:図:図:図:[[[[削除削除削除削除]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

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第第第第7777章章章章 Windows(R)環境のファイルの操作方法

186

7.47.47.47.4 ファイルの移動ファイルの移動ファイルの移動ファイルの移動

Windows(R)環境のファイルおよびフォルダの移動は、[移動]コマンドで行います。移動するファイルまたはフォルダを選択し、[移動]コマンドを実行します。移動先は、表示された[ファイルの移動(ローカル)]ダイアログで指定します。フォルダを移動すると、そのフォルダ下にあるサブフォルダおよびファイルがすべて移動されます。

図:図:図:図:[[[[移動移動移動移動]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

ドラッグアンドドロップによる方法ドラッグアンドドロップによる方法ドラッグアンドドロップによる方法ドラッグアンドドロップによる方法 マウスでファイルまたはフォルダをドラッグして、[Shift]キーを押しながら、移動先のフォルダまたはドライブにドロップします。ただし、同じドライブに移動する場合は、[Shift]キーを押しながら行う必要はありません。

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7.5 ファイルの名前変更

187

7.57.57.57.5 ファイルの名前変更ファイルの名前変更ファイルの名前変更ファイルの名前変更

Windows(R)環境のファイルおよびフォルダの名前の変更は、[名前の変更]コマンドで行います。名前を変更するファイルまたはフォルダを選択し、[名前の変更]コマンドを実行します。変更後の名前は、表示された[ファイルの名前の変更(ローカル)]ダイアログで指定します。

図:図:図:図:[[[[名前の変更名前の変更名前の変更名前の変更]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

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第第第第7777章章章章 Windows(R)環境のファイルの操作方法

188

7.67.67.67.6 ファイルのプロパティファイルのプロパティファイルのプロパティファイルのプロパティ

Windows(R)環境のファイルおよびフォルダの属性(プロパティ)の表示や設定は、[プロパティ]コマンドで行います。ファイルまたはフォルダを選択し、[プロパティ]コマンドを実行します。

プロパティの表示プロパティの表示プロパティの表示プロパティの表示 選択されているファイルおよびフォルダのプロパティが[プロパティ]ダイアログに表示されます。プロパティとして、フォルダ名やファイル名などの情報や属性が表示されます。

図:図:図:図:[[[[プロパティプロパティプロパティプロパティ]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

プロパティの設定プロパティの設定プロパティの設定プロパティの設定 [プロパティ]ダイアログの、各属性チェックボックスを選択して属性を設定(解除)します。 □読み取り専用 読み取り専用属性を設定、解除します。

□アーカイブ アーカイブ属性を設定、解除します。

□隠しファイル 隠しファイル属性を設定、解除します。

□システム システムファイル属性の設定が表示されます。システムファイル属性の

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7.6 ファイルのプロパティ

189

設定と解除はできません。

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第第第第7777章章章章 Windows(R)環境のファイルの操作方法

190

7.77.77.77.7 フォルダの作成フォルダの作成フォルダの作成フォルダの作成

Windows(R)環境のフォルダの作成は、[フォルダの作成]コマンドで行います。フォルダを作成するドライブまたはフォルダを選択し、[フォルダの作成]コマンドを実行します。作成するフォルダの名前は、表示された[フォルダの作成(ローカル)]ダイアログで指定します。選択されたドライブまたはフォルダの直下に、フォルダが作成されます。

図:図:図:図:[[[[フォルダの作成フォルダの作成フォルダの作成フォルダの作成]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

ファイルが選択されている場合は、ファイルが作成されているフォルダまたはドライブが選択されたものとみなされます。

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191

第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法サーバのファイルの操作方法サーバのファイルの操作方法サーバのファイルの操作方法

本章では、サーバ環境上の各種ファイル(ファイル、ライブラリ、メンバおよびディレクトリ)を、Windows(R)から直接操作する方法について説明します。

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

192

8.18.18.18.1 サーバのファイルを操サーバのファイルを操サーバのファイルを操サーバのファイルを操作するには作するには作するには作するには

サーバ上のファイル操作手順とファイル一覧を表示するウィンドウの形式について説明します。グローバルサーバのファイルを操作するためには、グローバルサーバとの連携に必要な情報の設定およびグローバルサーバと連携するための関連ソフトウェアを事前に起動する必要があります。

IBMメインフレームの場合は IBMメインフレームの場合には、サーバのファイル操作機能は利用できません。

8.18.18.18.1.1.1.1.1 ファイルの操作コマンドの起動方法ファイルの操作コマンドの起動方法ファイルの操作コマンドの起動方法ファイルの操作コマンドの起動方法

サーバ上の各種ファイルおよびライブラリを操作するための手順を以下に示します。 1. PowerGEM Plusを起動して、開発マネージャのウィンドウを表示します。 2. 操作するファイルまたはメンバを選択します。 開発マネージャの左側のツリービューの[グローバルサーバ]アイコンまたはビジネスサーバの仮想ドライブを開きます。[ホスト一覧]ウィンドウが表示されます。表示された[ホスト一覧]ウィンドウから操作するファイルまたはメンバを選択します。[ホスト一覧]ウィンドウの各形式については、「[ホスト一覧]ウィンドウ」を参照してください。

3. ファイルを操作するコマンドを選択して実行します。 [ホスト一覧]ウィンドウから、ワークステーションファイルに対する操作と同じように、ファイルを操作するコマンドを実行します。

4. サーバのファイル操作を終了します。 グローバルサーバのファイル操作を終了させるときには、[グローバルサーバ連携]のタスクバーボタンからコントロールメニューの[閉じる]コマンドを選択します。

[ファイル一覧操作]ウィンドウで、サーバのファイル操作が定義されているメニューおよびメニューに定義されているコマンドの一覧を以下に示します。

表表表表::::サーバのファイル操作のメニューとコマンド一覧サーバのファイル操作のメニューとコマンド一覧サーバのファイル操作のメニューとコマンド一覧サーバのファイル操作のメニューとコマンド一覧

メニューメニューメニューメニュー コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 操作概要操作概要操作概要操作概要 コピー ファイルまたはメンバを複写します。 削除 ファイルまたはメンバを削除します。 移動 ファイルまたはライブラリのメンバ

を移動します。 名前の変更 ファイル名またはメンバ名を変更し

ます。

[ファイル]

再編成 グローバルサーバのファイルのスペース量を変更します。

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8.1 サーバのファイルを操作するには

193

メニューメニューメニューメニュー コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 操作概要操作概要操作概要操作概要 フォルダの作成 UNIX上にディレクトリを作成します。 グローバルサーバファイルの作成

グローバルサーバ上にファイルを作成します。

以下に、各コマンドで操作できる各サーバのファイルの一覧を示します。

表表表表::::操作できるサーバのファイルの一覧操作できるサーバのファイルの一覧操作できるサーバのファイルの一覧操作できるサーバのファイルの一覧

8.1.28.1.28.1.28.1.2 [[[[ホスト一覧ホスト一覧ホスト一覧ホスト一覧]]]]ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式

[ホスト一覧]ウィンドウは、開発マネージャの右側のリストビューに表示されるウィンドウです。以下に示す、サーバのファイル(メンバ)の一覧を表示するウィンドウを総称して[ホスト一覧]ウィンドウといいます。 サーバサーバサーバサーバ システム種別システム種別システム種別システム種別 ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ

グローバルサーバ

OSIV/F4 MSPシステム

OSIV/MSPシステム OSIV/XSPシステム

[ファイル一覧]ウィンドウ [GEMファイルメンバ名表示]ウィンドウ [GEMファイルメンバ詳細表示]ウィンドウ [区分ファイルメンバ名表示]ウィンドウ [区分ファイルメンバ詳細表示]ウィンドウ

ASP [EMS/GMSライブラリ一覧]ウィンドウ [EMS/GMSメンバ名表示]ウィンドウ [EMS/GMSメンバ詳細表示]ウィンドウ

ビジネスサーバ

UNIX [UXP/DS,Solarisファイル名表示]ウィン

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

194

サーバサーバサーバサーバ システム種別システム種別システム種別システム種別 ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ ドウ

[UXP/DS,Solarisファイル詳細表示]ウィンドウ

グローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバの[[[[ファイル一覧ファイル一覧ファイル一覧ファイル一覧]]]]ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ [ファイル一覧]ウィンドウには、グローバルサーバのファイルのファイル名と詳細情報の一覧が表示されます。以下に、グローバルサーバの[ファイル一覧]ウィンドウの形式を示します。

図図図図::::グローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバの[[[[ファイル一覧ファイル一覧ファイル一覧ファイル一覧]]]]ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式

タイトル行には、一覧を表示している指定名およびボリューム通し番号が表示されます。以下に示す情報が詳細情報として表示されます。

詳細情報名詳細情報名詳細情報名詳細情報名 表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容 ボ リ ュ ー ム 通 し 番号

ファイルが存在するボリュームのボリューム通し番号

ファイル名の前には、GEMライブラリ、区分ファイルおよび順ファイルを示すビットマップが表示されます。

GEMGEMGEMGEMファイルの一覧表示ウィンドウファイルの一覧表示ウィンドウファイルの一覧表示ウィンドウファイルの一覧表示ウィンドウ [ファイル一覧]ウィンドウでGEMファイルの[開く]をクリックすると、GEMファイルのメンバ一覧が表示されます。GEMファイルのメンバ一覧を表示するウィンドウには、次の2つの種類があります。 ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別 表示される情報表示される情報表示される情報表示される情報

メ ン バ 名 表 示 ウ ィンドウ

GEMファイルのメンバ名一覧が表示されます。

メ ン バ 詳 細 表 示 ウィンドウ

GEMファイルのメンバ名一覧と各メンバの詳細情報が表示されます。

以下に、[GEMファイルメンバ詳細表示]ウィンドウの形式を示します。

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8.1 サーバのファイルを操作するには

195

図図図図:[GEM:[GEM:[GEM:[GEMファイルメンバ詳細表示ファイルメンバ詳細表示ファイルメンバ詳細表示ファイルメンバ詳細表示]]]]ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式

タイトル行には、一覧を表示しているGEMファイルのファイル名およびファイルの詳細情報が表示されます。[GEMファイルメンバ詳細表示]ウィンドウの詳細情報には、以下の情報が表示されます。 詳細情報名詳細情報名詳細情報名詳細情報名 表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容 レベル メンバの最新レベル番号 所有者名 メンバの所有者名 タイプ メンバの言語タイプ 行数 メンバの最新レベルの有効レコード数 各メンバ名の前にはビットマップが表示されます。

区分ファイルの一覧表示ウィンドウ区分ファイルの一覧表示ウィンドウ区分ファイルの一覧表示ウィンドウ区分ファイルの一覧表示ウィンドウ [ファイル一覧]ウィンドウで区分ファイルをダブルクリックすると、区分ファイルのメンバ一覧が表示されます。区分ファイルのメンバ一覧を表示するウィンドウには、以下の2つがあります。 ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別 表示される情報表示される情報表示される情報表示される情報

メ ンバ名表示ウィンドウ

区分ファイルのメンバ名一覧が表示されます。

メンバ詳細表示ウィンドウ

区分ファイルのメンバ名一覧と各メンバの詳細情報が表示されます。

以下に、[区分ファイルメンバ詳細表示]ウィンドウの形式を示します。

図図図図:[:[:[:[区分ファイルメンバ詳細表示区分ファイルメンバ詳細表示区分ファイルメンバ詳細表示区分ファイルメンバ詳細表示]]]]ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式ウィンドウの形式

タイトル行には、一覧を表示している区分ファイルのファイル名およびファイルの詳細情報が表示されます。[区分ファイルメンバ詳細表示]ウィンドウの詳細情報には、以下の情報が表示されます。

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

196

詳細情報名詳細情報名詳細情報名詳細情報名 表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容 最終更新日 メンバの最終更新日 タイプ メンバのデータタイプ レベル メンバの最新レベル メンバ名の前にはビットマップが表示されます。

[EMS/G[EMS/G[EMS/G[EMS/GMSMSMSMSライブラリ一覧ライブラリ一覧ライブラリ一覧ライブラリ一覧]]]]ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ [EMS/GMSライブラリ一覧]ウィンドウには、ASPのEMSライブラリおよびGMSライブラリのライブラリ名の一覧と詳細情報が表示されます。[EMS/GMSライブラリ一覧]ウィンドウは、選択した仮想ドライブに、複数のライブラリが存在している場合にだけ表示されます。仮想ドライブに1つのライブラリしか存在していない場合には、[EMS/GMSメンバ名表示]ウィンドウが直接表示されます。

EMS/GMSEMS/GMSEMS/GMSEMS/GMSライブラリのメンバ一覧表示ウィンドウライブラリのメンバ一覧表示ウィンドウライブラリのメンバ一覧表示ウィンドウライブラリのメンバ一覧表示ウィンドウ [EMS/GMSライブラリ一覧]ウィンドウでライブラリを[開く]と、ライブラリのメンバ一覧が表示されます。ライブラリのメンバ一覧を表示するウィンドウには、次の2つの種類があります。 ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別 表示される情報表示される情報表示される情報表示される情報

メ ン バ 名 表 示 ウ ィンドウ

ライブラリのメンバ名一覧が表示されます。

メ ン バ 詳 細 表 示 ウィンドウ

ライブラリのメンバ名一覧と各メンバの詳細情報が表示されます。

[EMS/GMSメンバ詳細表示]ウィンドウの詳細情報には、以下の情報が表示されます。 詳細情報名詳細情報名詳細情報名詳細情報名 表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容

メンバ名 メンバの名前 サイズ メンバの大きさ(バイト) 最終更新日時 メンバの最終更新日時

UXP/DSUXP/DSUXP/DSUXP/DS、、、、SolarisSolarisSolarisSolarisのファイル一覧ウィンドウのファイル一覧ウィンドウのファイル一覧ウィンドウのファイル一覧ウィンドウ UXP/DS、Solarisのファイル一覧ウィンドウには、次の2つの種類があります。 ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別ウィンドウ種別 表示される情報表示される情報表示される情報表示される情報 ファイル名表示ウィンドウ

UXP/DS、 Solarisのドライブ上のディレクトリとファイルの一覧が表示されます。

ファイル詳細表示ウィンドウ

UXP/DS、 Solarisのドライブ上のディレクトリとファイルの一覧とファイルの詳細情報が表示されます。

詳細情報には、以下の情報が表示されます。 詳詳詳詳細情報名細情報名細情報名細情報名 表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容 名前 ディレクトリ名またはファイル名

ディレクトリ名は[ ]で囲んで表示します。 親階層は[..]で表示します。

サイズ ファイルの大きさ(バイト) デ ィレクトリおよび親階層の場合には表示されません。

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8.1 サーバのファイルを操作するには

197

詳詳詳詳細情報名細情報名細情報名細情報名 表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容表示される情報の内容 最 終 更 新 日時

ディレクトリまたはファイルの最終更新日時

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

198

8.28.28.28.2 サーバのファイル名の入力規約サーバのファイル名の入力規約サーバのファイル名の入力規約サーバのファイル名の入力規約

サーバごとのファイル名、ライブラリ名、メンバ名およびディレクトリ名の入力規約を示します。

グローバルサーバのファイル名入力規約グローバルサーバのファイル名入力規約グローバルサーバのファイル名入力規約グローバルサーバのファイル名入力規約 ファイル名およびメンバ名の入力規約を以下に示します。

名前に“¥”が含まれている場合は ファイル名およびメンバ名に“¥”が含まれている場合は、“¥”の代替文字として“$”を入力してください。

ファイル名の入力方法ファイル名の入力方法ファイル名の入力方法ファイル名の入力方法 ファイル名は、完全修飾名で指定します。ファイル名を引用符で囲む必要はありません。ファイル名を指定するテキストボックス内に、複数のファイル名をブランクで区切って指定することができます。なお、ワイルドカードの指定はできません。

グローバルサーバ連携情報に“グローバルサーバファイル名付加文字列を付加する”を指定していると ファイル名を引用符で囲まないで指定すると、指定されたファイル名の先頭にグローバルサーバファイル名付加文字列が付加されます。

メンバ名の入力方法メンバ名の入力方法メンバ名の入力方法メンバ名の入力方法 メンバ名は、ファイル名に続けて“(”および“)”で囲んで指定します。複数のメンバを指定する場合には、“(”および“)”内に、複数のメンバ名をブランクで区切って指定します。

I5724.WSUTY.TST.V99(COBOL01 COBOL98)

ビジネスサーバのファイル名入力規約ビジネスサーバのファイル名入力規約ビジネスサーバのファイル名入力規約ビジネスサーバのファイル名入力規約 ASPのライブラリ名およびメンバ名、UXP/DS、Solarisのディレクトリ名およびファイル名の入力規約を示します。

ライブラリ名の入力方法ライブラリ名の入力方法ライブラリ名の入力方法ライブラリ名の入力方法 ライブラリ名は、英大文字で始まる“英大文字と数字を組み合わせた8文字”で指定します。

メンバ名の入力方法メンバ名の入力方法メンバ名の入力方法メンバ名の入力方法 メンバ名は、英大文字で始まる“英大文字と数字を組み合わせた8文字”、拡張子は、英大文字で始まる“英大文字と数字を組み合わせた3文字”で指定します。

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8.2 サーバのファイル名の入力規約

199

ディレクトリ名の入力方法ディレクトリ名の入力方法ディレクトリ名の入力方法ディレクトリ名の入力方法 ディレクトリ名は、大文字でフルパス形式で指定します。

ファイル名の入力方法ファイル名の入力方法ファイル名の入力方法ファイル名の入力方法 ファイル名は、大文字で指定します。

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

200

8.38.38.38.3 ファイルを作成するファイルを作成するファイルを作成するファイルを作成する

ファイルの作成は、[ファイル]メニューの[グローバルサーバファイルの作成]コマンドを選択して行います。

図:グローバルサーバファイルの作成例図:グローバルサーバファイルの作成例図:グローバルサーバファイルの作成例図:グローバルサーバファイルの作成例

[グローバルサーバファイルの作成]コマンドは、グローバルサーバの直接アクセス装置上に、以下に示すファイルを作成します。 ● GEMファイル ● 区分ファイル ● 順ファイル

ファイルのカタログ情報だけを登録する グローバルサーバの直接アクセス装置上にすでに作成しているファイルのカタログ情報だけを登録することもできます。

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8.4 ファイルを複写する

201

8.8.8.8.4444 ファイルを複写するファイルを複写するファイルを複写するファイルを複写する

ファイルの複写は、[ファイル]メニューの[コピー]コマンドを選択して行います。

図:サーバのファイル複写例図:サーバのファイル複写例図:サーバのファイル複写例図:サーバのファイル複写例((((グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ))))

[コピー]コマンドは、ファイルまたはメンバを複写します。サーバごとの[コピー]コマンドの概要を以下に示します。

グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ 以下に示すファイルおよびメンバを複写することができます。 ● GEMファイル ● 区分ファイル ワークステーションファイルとの間でファイルおよびメンバを複写することもできます。

● 順ファイル ワークステーションファイルとの間でファイルを複写することもできます。

複写先ファイルが存在していない場合には、複写先にファイルを新規に作成して複写します。

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP) 以下のライブラリでメンバを複写します。ただし、ライブラリ種別が異なるラ

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

202

イブラリ間でメンバを複写することはできません。 ● EMSライブラリ ● GMSライブラリ

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(UNIX)(UNIX)(UNIX)(UNIX) ファイルを複写します。

複数のファイルを複写するには 複写元ファイルに複数のファイルを指定して、複写先ファイルにディレクトリを指定すると、複数のファイルを一括して複写できます。

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8.5 ファイルを削除する

203

8.58.58.58.5 ファイルを削除するファイルを削除するファイルを削除するファイルを削除する

ファイルの削除は、[ファイル]メニューの[削除]コマンドを選択して行います。

図:サーバのファイル削除例図:サーバのファイル削除例図:サーバのファイル削除例図:サーバのファイル削除例((((グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ))))

[削除]コマンドは、サーバのファイルまたはメンバを削除します。サーバごとの[削除]コマンドの概要を以下に示します。

グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ 以下のファイルまたはメンバを削除します。 ● GEMファイル(メンバ) ● 区分ファイル(メンバ) ● 順ファイル

ファイルのカタログ情報だけを削除する 直接アクセス装置上にすでに作成しているファイルのカタログ情報だけを削除することもできます。

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP) 以下のライブラリのメンバを削除します。 ● EMSライブラリのメンバ ● GMSライブラリのメンバ

削除するメンバが他の利用者から使用されている場合には削除できません。

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(UNIX)(UNIX)(UNIX)(UNIX) ● ファイル ● ディレクトリ

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

204

8.68.68.68.6 メンバを移動するメンバを移動するメンバを移動するメンバを移動する

メンバの移動は、[ファイル]メニューの[移動]コマンドを選択して行います。

図:サーバのファイル移動例図:サーバのファイル移動例図:サーバのファイル移動例図:サーバのファイル移動例((((グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ))))

[移動]コマンドは、ファイルまたはライブラリのメンバを移動します。サーバごとの[移動]コマンドの概要を以下に示します。

グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ 以下のメンバを移動します。 ● GEMファイルのメンバ ● 区分ファイルのメンバ

移動先ファイルが存在していない場合には、移動先にファイルを新規に作成して移動します。

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP) 以下のライブラリのメンバを移動します。ただし、ライブラリ種別が異なるライブラリ間でメンバを移動することはできません。 ● EMSライブラリのメンバ ● GMSライブラリのメンバ

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(UNIX)(UNIX)(UNIX)(UNIX) ファイルおよびディレクトリを移動します。

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8.7 ファイルの名前を変更する

205

8.78.78.78.7 ファイルの名前を変更するファイルの名前を変更するファイルの名前を変更するファイルの名前を変更する

ファイルのファイル名の変更は、[ファイル]メニューの[名前の変更]コマンドを選択して行います。

図:サーバのファイル名の変更例図:サーバのファイル名の変更例図:サーバのファイル名の変更例図:サーバのファイル名の変更例((((グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ))))

[名前の変更]コマンドは、ファイルのファイル名またはメンバのメンバ名を変更します。サーバごとの[名前の変更]コマンドの概要を以下に示します。

グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ 以下のファイルのファイル名またはメンバのメンバ名を変更します。 ● GEMファイル(メンバ) ● 区分ファイル(メンバ) ● 順ファイル

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP) 以下のライブラリのメンバのメンバ名を変更します。 ● EMSライブラリ ● GMSライブラリ

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(UNIX)(UNIX)(UNIX)(UNIX) ファイルのファイル名を変更します。

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第第第第8888章章章章 サーバのファイルの操作方法

206

8.88.88.88.8 ファイルを再編成するファイルを再編成するファイルを再編成するファイルを再編成する

ファイルの再編成は、[ファイル]メニューの[再編成]コマンドを選択して行います。

図:グローバルサーバのファイルの再編成例図:グローバルサーバのファイルの再編成例図:グローバルサーバのファイルの再編成例図:グローバルサーバのファイルの再編成例

[再編成]コマンドは、グローバルサーバの各ファイルの再編成を行います。ファイルごとに、[再編成]コマンドの概要を以下に示します。 ファイル種別ファイル種別ファイル種別ファイル種別 概概概概 要要要要

GEMファイル スペース量の変更 格納ボリュームの変更

区分ファイル スペース量の変更 格納ボリュームの変更 使用不可領域の削除

順ファイル スペース量の変更 格納ボリュームの変更

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8.9 ディレクトリを作成する

207

8.98.98.98.9 ディレクトリを作成するディレクトリを作成するディレクトリを作成するディレクトリを作成する

フォルダの作成は、[ファイル]メニューの[フォルダの作成]コマンドを選択して行います。[フォルダの作成]コマンドでは、ビジネスサーバ(UNIX) 上に、ディレクトリを作成します。

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208

第第第第9999章章章章 サーバのジョブの操作方法サーバのジョブの操作方法サーバのジョブの操作方法サーバのジョブの操作方法

本章では、グローバルサーバのジョブ(バッチジョブおよびカタログドプロシジャ)、ビジネスサーバのジョブを、クライアントであるWindows(R)環境から直接操作する方法について説明します。

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9.1 サーバのジョブを操作するには

209

9.19.19.19.1 サーバのジョブを操作するにはサーバのジョブを操作するにはサーバのジョブを操作するにはサーバのジョブを操作するには

サーバごとにジョブに対して行える操作が異なります。以下に、サーバごとに行えるジョブの操作の種別一覧を示します。

表表表表::::サーバのジョブ操作一覧サーバのジョブ操作一覧サーバのジョブ操作一覧サーバのジョブ操作一覧

ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ ジョブの操作種別ジョブの操作種別ジョブの操作種別ジョブの操作種別 グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ *1*1*1*1

ASPASPASPASP UNIXUNIXUNIXUNIX ジョブの起動 〇 〇 〇 ジョブの削除 〇 〇 〇 *1:IBMメインフレームでは本機能は利用できません。

9.1.19.1.19.1.19.1.1 ジョブ操作コマンドの起動手順ジョブ操作コマンドの起動手順ジョブ操作コマンドの起動手順ジョブ操作コマンドの起動手順

グローバルサーバのジョブを操作する場合は、グローバルサーバとの連携に必要な情報の設定およびグローバルサーバと連携するための関連ソフトウェアを事前に起動する必要があります。サーバのジョブ操作コマンドの起動は、開発マネージャの[ファイル]メニューの[ジョブ操作]サブメニューを選択して行います。以下に、[ジョブ操作]サブメニューに定義されている、ジョブを操作するコマンドの一覧を示します。

表表表表::::サーバのサーバのサーバのサーバの[[[[ジョブ操作ジョブ操作ジョブ操作ジョブ操作]]]]サブメニューのコマンド一覧サブメニューのコマンド一覧サブメニューのコマンド一覧サブメニューのコマンド一覧

メニューメニューメニューメニュー コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 操作概要操作概要操作概要操作概要

起動 サーバのファイルに格納されているジョブを起動します。

[ジョブ操作]

削除 実行中のジョブを強制終了します。

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第第第第9999章章章章 サーバのジョブの操作方法

210

9.29.29.29.2 ジョブを起動するジョブを起動するジョブを起動するジョブを起動する

サーバのジョブの起動は、開発マネージャの[ファイル]メニューの[ジョブ操作]サブメニューより[起動]コマンドを選択して行います。

図:ジョブの起動例図:ジョブの起動例図:ジョブの起動例図:ジョブの起動例((((グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ))))

[起動]コマンドは、選択されたサーバのファイルに格納されているジョブを起動します。以下に、サーバごとに起動するジョブを格納できるファイルを示します。 ● グローバルサーバ 以下のファイルに格納されているバッチジョブ(JCL)またはコマンドプロシジャ(CLIST)を起動します。 ― 順ファイル ― 区分ファイル ― GEMファイル

● ビジネスサーバ(ASP) 以下のライブラリにメンバとして格納されているジョブを起動します。 ― EMSライブラリ ― GMSライブラリ

● ビジネスサーバ(UNIX) ファイルに格納されているジョブを起動します。

ジョブの起動方法ジョブの起動方法ジョブの起動方法ジョブの起動方法 ジョブの起動方法には、次の2つの方法があります。 ● 同期型で実行します。 ● 非同期型で実行します。

グローバルサーバのジョブの起動手順グローバルサーバのジョブの起動手順グローバルサーバのジョブの起動手順グローバルサーバのジョブの起動手順 1. [ホスト一覧]ウィンドウで、起動するジョブが格納されているファイルを選択します。

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9.2 ジョブを起動する

211

2. 開発マネージャの[ファイル]メニューの[ジョブ操作]サブメニューより[起動]コマンドを選択します。[ジョブの起動]ダイアログで、必要な情報を入力してジョブを起動します。

ビジネスサーバのジョブの起動手順ビジネスサーバのジョブの起動手順ビジネスサーバのジョブの起動手順ビジネスサーバのジョブの起動手順 開発マネージャの[ファイル]メニューの[ジョブ操作]サブメニューより[起動]コマンドを選択します。[ジョブの起動]ダイアログで、必要な情報を入力してジョブを起動します。

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第第第第9999章章章章 サーバのジョブの操作方法

212

9.39.39.39.3 ジョブを削除するジョブを削除するジョブを削除するジョブを削除する

ジョブを削除するコマンドや手順は、サーバごとに異なります。以下に、サーバごとのジョブの削除について説明します。

グローバルサーバのジョブを削除するグローバルサーバのジョブを削除するグローバルサーバのジョブを削除するグローバルサーバのジョブを削除する ジョブの削除は、開発マネージャの[ファイル]メニューの[ジョブ操作]サブメニューより[削除]コマンドを選択し、[ジョブの削除]ダイアログに、必要な情報を入力して行います。

図:ジョブの削除例図:ジョブの削除例図:ジョブの削除例図:ジョブの削除例((((グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバ))))

[削除]コマンドは、非同期で起動したジョブの取り消しを行います。選択したジョブの状態により、実行される操作が異なります。以下に、ジョブの状態ごとに実行する操作の種類を示します。 ● 実行待ちジョブ:ジョブを取り消します。 ● 実行中ジョブ:ジョブを強制終了させます。 ● 出力待ちジョブ:ジョブの実行結果を削除します。

ビジネスサーバのジョブを削除するビジネスサーバのジョブを削除するビジネスサーバのジョブを削除するビジネスサーバのジョブを削除する ジョブの削除は、開発マネージャの[ジョブ操作]サブメニューより[削除]コマンドを選択し、[ジョブの削除]ダイアログに、必要な情報を入力して行います。[削除]コマンドは、バックグラウンドで起動したジョブの強制終了を行います。

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213

第第第第10101010章章章章 印刷の操作方法印刷の操作方法印刷の操作方法印刷の操作方法

本章では、PowerGEM Plusの“印刷ツール”の基本的な使い方を説明します。

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第第第第10101010章章章章 印刷の操作方法

214

10.110.110.110.1 印刷ツールの概要印刷ツールの概要印刷ツールの概要印刷ツールの概要

印刷ツールは、Windows(R)環境のファイルの内容をプリンタ装置に印刷するツールです。主に、Windows(R)環境上のテキストファイルの内容を印刷する場合に使用します。以下に、COBOLソースファイルを印刷した例を示します。

図:印刷ツールによる印刷例図:印刷ツールによる印刷例図:印刷ツールによる印刷例図:印刷ツールによる印刷例

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10.2 印刷ツールの起動方法および終了方法

215

10.210.210.210.2 印刷ツールの起動方法および終了方法印刷ツールの起動方法および終了方法印刷ツールの起動方法および終了方法印刷ツールの起動方法および終了方法

起動方法および終了方法を示します。 1. 開発マネージャのウィンドウで印刷するファイルを選択します。 2. 開発マネージャの[ツール]メニューの[印刷]コマンドを選択します。 [ファイルの印刷]ダイアログが表示されます。

図図図図:[:[:[:[ファイルの印刷ファイルの印刷ファイルの印刷ファイルの印刷]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ

3. 印刷形式や出力するプリンタなどを指定して[OK]ボタンをクリックすると印刷が開始されます。

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216

第第第第11111111章章章章 エディタの操作方法エディタの操作方法エディタの操作方法エディタの操作方法

本章では、PowerGEM Plusのエディタの基本的な使い方を説明します。以下に、エディタとして提供している機能を示します。 ● テキストの新規作成 ● 作成したテキストの編集 ● 作成したテキストの表示 ● 作成/編集中のテキストの印刷

また、エディタではビルダとの連携を行い、エラーの修正を効率的に行うことができます。 ● エディタからビルダを起動し、作成/編集中のテキストをコンパイルすることができます。

● ビルダで表示されたコンパイルのエラーメッセージを選択して、エディタを自動起動して対応するエラー行にカーソルを位置付けることができます。

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11.1 エディタの起動方法および終了方法

217

11.111.111.111.1 エディタの起動方法および終了方法エディタの起動方法および終了方法エディタの起動方法および終了方法エディタの起動方法および終了方法

エディタの各種起動方法および終了方法を示します。

11.1.111.1.111.1.111.1.1 エディタの起動方法エディタの起動方法エディタの起動方法エディタの起動方法

テキストファイルを新規に作成する場合または既存のテキストファイルを更新する場合の起動方法を示します。エディタを起動したあとで、エディタの[ファイル]メニューのコマンドの選択により、新規作成に変えたり、既存のファイルの更新に変えたりすることも可能です。

ビルダなどからエディタを起動する PowerGEM Plusのエディタは、ビルダなどからファイルを指定して起動することもできます。これらの起動方法については、「ビルダの操作方法」を参照してください。

テキストファイルを新規作成する場合の起動テキストファイルを新規作成する場合の起動テキストファイルを新規作成する場合の起動テキストファイルを新規作成する場合の起動 1. 開発マネージャの[ツール]メニューの[新規作成]コマンドを選択します。 [新規作成]ダイアログが表示されます。

図図図図: : : : エディタのエディタのエディタのエディタの[[[[新規作成新規作成新規作成新規作成]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ

2. [新規作成]ダイアログで、新規に作成するファイルに該当するファイル種別を選択して[OK]ボタンをクリックします。エディタが起動され、編集画面が表示されます。

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第第第第11111111章章章章 エディタの操作方法

218

図図図図::::エディタの編集画面エディタの編集画面エディタの編集画面エディタの編集画面((((新規作成新規作成新規作成新規作成))))

既存のテキストファイルを更新する場合の起動方法既存のテキストファイルを更新する場合の起動方法既存のテキストファイルを更新する場合の起動方法既存のテキストファイルを更新する場合の起動方法 1. 開発マネージャのウィンドウで更新するファイルを選択します。 2. 開発マネージャの[ファイル]メニューの[開く]コマンドを選択します。 [ファイルを開く]ダイアログが表示されます。

図図図図: : : : エディタのエディタのエディタのエディタの[[[[ファイルを開くファイルを開くファイルを開くファイルを開く]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ

3. ファイル名を確認して、[OK]ボタンをクリックするとエディタが起動され、編集画面が表示されます。

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11.1 エディタの起動方法および終了方法

219

図図図図::::エディタの編集画面エディタの編集画面エディタの編集画面エディタの編集画面((((更新更新更新更新))))

読み取り専用ファイルとして開く 更新は行わず、ファイルの内容を表示(参照)する場合は、[ファイルを開く]ダイアログで[読み取り専用ファイルとして開く]を選択します。

エディタの終了方法エディタの終了方法エディタの終了方法エディタの終了方法 エディタの[ファイル]メニューの[エディタの終了]コマンドを選択します。

図図図図::::エディタの終了例エディタの終了例エディタの終了例エディタの終了例

[エディタの終了]コマンドが選択されると、すべてのウィンドウを終了させて、エディタが終了します。なお、編集中のウィンドウが存在する場合は、[終了]ダイアログを表示し、保存の有無の問い合わせを行います。

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第第第第11111111章章章章 エディタの操作方法

220

図図図図::::エディタの終了問い合わせ例エディタの終了問い合わせ例エディタの終了問い合わせ例エディタの終了問い合わせ例

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11.2 エディタのウィンドウ

221

11.211.211.211.2 エディタのウィンドウエディタのウィンドウエディタのウィンドウエディタのウィンドウ

以下に、エディタのウィンドウ例を示します。

図図図図::::エディタのウィンドウエディタのウィンドウエディタのウィンドウエディタのウィンドウ

エディタのウィンドウ構成エディタのウィンドウ構成エディタのウィンドウ構成エディタのウィンドウ構成

ツールバーツールバーツールバーツールバー ツールバーには、[ファイル]メニューのコマンドや[編集]メニューのコマンドなどのアイコンが表示されます。

タイトルバータイトルバータイトルバータイトルバー タイトルバーには、編集しているファイルのファイル名が表示されます。

テキスト編集テキスト編集テキスト編集テキスト編集////表示域表示域表示域表示域 編集するテキストが表示されます。

ステータスバーステータスバーステータスバーステータスバー ステータスバーの表示例と表示される項目の一覧を示します。

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第第第第11111111章章章章 エディタの操作方法

222

図:エディタのウィンドウのステータスバー例図:エディタのウィンドウのステータスバー例図:エディタのウィンドウのステータスバー例図:エディタのウィンドウのステータスバー例

表:エディタのウィンドウのステータスバー表示項目表:エディタのウィンドウのステータスバー表示項目表:エディタのウィンドウのステータスバー表示項目表:エディタのウィンドウのステータスバー表示項目

表示域表示域表示域表示域 表示内容表示内容表示内容表示内容 エディタの状態表示域

キーボードの状態および編集中のメッセージを表示します。

モード表示域 エディタが“編集”モードまたは“表示”モードかを表示します。

行番号形式表示域

編集/表示中のテキストの行番号が“相対行”モード、または“絶対行”モードかを表示します。

行番号表示域 カーソルが位置付いている行が、ファイルの先頭から何行目かを表示します。

けた番号表示域 カーソルのけた位置を表示します。行の先頭からのけた数を表示します。

入力モード表示域

入力が“上書”モードか“挿入”モードかを表示します。

SHIFT表示域 [SHIFT]キーを押した場合に表示します。 CTRL表示域 [CTRL]キーを押した場合に表示します。

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11.3 エディタのメニュー

223

11.311.311.311.3 エディタのメニューエディタのメニューエディタのメニューエディタのメニュー

エディタのメニューの概要を以下に示します。各メニューの詳細については、ヘルプを参照してください。

[[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ファイル]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 新規作成 新規にテキストを作成するためのウィンドウを表

示します。 開く 既存のファイルを開いて、ウィンドウに表示しま

す。 上書き保存 編集中のテキストを元のファイルへ保存します。 名前を付けて保存 編集中のテキストを新規ファイルとして保存しま

す。 取り込み 編集中のテキストに、ほかのファイルの内容を取

り込みます。 印刷 編集中のテキストを印刷します。 プリンタの設定 プリンタの情報を設定します。 情報表示 編集中のテキストの情報を表示します。 終了 表示しているテキストの編集を終了します。 エディタの終了 エディタを終了します。

[[[[編集編集編集編集]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[編集]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[編集編集編集編集]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 元に戻す 直前に行われた編集操作を取り消します。

テキストは、当該編集操作を行う前の状態に戻ります。 再実行 やり直しされた編集操作を再実行します。 切り取り 選択範囲を切り取ってクリップボードに保管します。

選択範囲はテキストから削除されます。 コピー 選択範囲をクリップボードに保管します。

選択範囲はテキストからは削除されません。 貼り付け 編集中のテキストに、クリップボードの内容を貼り付け

ます。 削除 選択範囲を削除します。 す べ て 選択

テキストをすべて選択します。

矩 形 モ ード

選択方法をラインモードまたは矩形モードに切り替えます。

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第第第第11111111章章章章 エディタの操作方法

224

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 置換 指定した文字列を他の文字列に置き換えます。 連続置換 置換を連続して行います。 繰返し 選択した行を指定回数分だけ挿入します。 左シフト 選択した行を指定したけた数だけ左方向へシフトしま

す。 右シフト 選択した行を指定したけた数だけ右方向へシフトしま

す。 リナンバ 行番号のリナンバを行います。 テ ン プ レート展開

編集中のテキストに、テンプレート(プログラム言語の制御構造の命令パターン)を展開します。

[[[[位置付け位置付け位置付け位置付け]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[位置付け]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[位置付け位置付け位置付け位置付け]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 先頭 テキストの先頭にカーソルを位置付けます。 末尾 テキストの末尾にカーソルを位置付けます。 行先指定 指定行にカーソルを位置付けます。 対応 対応関係にある文字列にカーソルを位置付けます。 検索 指定した文字列を検索します。 連続検索 連続して検索を行います。 タグジャンプ タグフォーマットに対応するファイルをオープンし

ます。

[[[[表示表示表示表示]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[表示]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[表示表示表示表示]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 表示形式 編集ウィンドウの表示形式を変更します。 フォント 編集ウィンドウのフォントを変更します。 色 編集ウィンドウの色を変更します。 ツールバー ツールバーを表示するか否か指定します。 ステータスバー ステータスバーを表示するか否か指定します。

[[[[ツールツールツールツール]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ツール]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ツールツールツールツール]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 翻訳 ビルダを起動してコンパイルを行います。 翻訳オプション コンパイル時の翻訳オプションを指定しま

す。 ツール連携の動作環境 ほかのツールと連携する場合の動作環境を

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11.3 エディタのメニュー

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設定します。

[[[[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[オプション]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューのメニューのメニューのメニューのコマンドコマンドコマンドコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 サブコマンドサブコマンドサブコマンドサブコマンド 機機機機 能能能能 コ マ ン ド キーの定義

- 各コマンドをキーボードに対応付けます。

カレントウィンドウの変更

編集ウィンドウの動作環境の情報を変更します。

動作環境 エディタの基本状態変更

エディタの動作環境の情報を変更します。

環境設定 - PowerGEM Plusの 環 境設定を行います。 詳細は、「環境設定」を参照してください。

[[[[ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ウィンドウ]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 重ねて表示 複数の編集ウィンドウを重ねて表示します。 並べて表示 複数の編集ウィンドウを並べて表示します。 アイコンの整列 各アイコンを整列して表示します。

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226

第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法ビルダの操作方法ビルダの操作方法ビルダの操作方法

本章では、PowerGEM Plusのビルダの基本的な使い方を説明します。ビルダは、実行可能プログラムを作成するツールです。ビルダは、PowerGEM Plusに組み込まれたコンパイラを起動してプログラムソースをコンパイルし、オブジェクトを生成します。そして、オブジェクトなどをリンクして実行可能プログラムを生成します。

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12.1 プログラムのビルドの概要

227

12.112.112.112.1 プログラムのビルドの概要プログラムのビルドの概要プログラムのビルドの概要プログラムのビルドの概要

ビルダを使用して実行可能プログラムを作成することを“ビルド”と呼びます。プログラムのビルドを行うためには、“メイクファイル”を作成する必要があります。メイクファイルは、メイクファイルエディタを使用して作成します。メイクファイルを作成したあと、メイクファイルを選択してビルダを起動して実行可能プログラムを作成します。

メイクファイルとは

メイクファイルは、アプリケーションを作成するための資産の関係を定義するファイル(拡張子:mak)です。以下に示すような情報を定義します。 ● オブジェクトは、どのソースファイルをコンパイルして作成するか ● コンパイラを起動するコマンド ● 実行可能プログラムは、どのオブジェクトやライブラリから作成するか ● リンクを行うためのコマンド

メイクファイメイクファイメイクファイメイクファイルの作成ルの作成ルの作成ルの作成 メイクファイルはテキストファイルなので、PowerGEM Plusのエディタを使用して作成することも可能です。メイクファイルの作成は、[ツール]メニューの[新規作成]コマンドまたは[ファイル]メニューの[開く]コマンドを選択して起動される、メイクファイルエディタで行います。

図図図図::::メイクファイルの作成例メイクファイルの作成例メイクファイルの作成例メイクファイルの作成例

メイクファイルの記述形式については、「メイクファイルの記述形式」を参照してください。

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

228

プログラムのビルドプログラムのビルドプログラムのビルドプログラムのビルド ビルダは、メイクファイルの定義に従って、ソースファイルをコンパイルしてオブジェクトを作成し、作成したオブジェクトなどをリンクして実行可能プログラムを作成します。ビルダで作成するオブジェクトや実行可能プログラムなど“ターゲット”と呼びます。なお、最終的なターゲットである実行形式プログラムを“最終ターゲット”と区別して呼びます。

ターゲットの作成ターゲットの作成ターゲットの作成ターゲットの作成 ビルド済みのアプリケーションを再ビルドする場合、ビルダは、再作成が必要なターゲットだけを作成します。オブジェクトは、そのオブジェクトの作成日よりあとに、対応するソースファイルが更新されている場合にだけ再コンパイルした作成します。どのソースファイルの再コンパイルが必要か、どのファイルの再リンクが必要かは、ビルダが判断します。アプリケーション開発者が制御する必要はありません。

最終ターゲットの作成最終ターゲットの作成最終ターゲットの作成最終ターゲットの作成 通常、アプリケーションを構成する実行可能プログラム(拡張子に“.exe”または“.dll”を持つファイル)が“最終ターゲット”になります。この最終ターゲットは、メイクファイル中で最初に依存関係を定義する必要があります。アプリケーションを構成する実行可能プログラムが1つの場合は、そのファイルが最終ターゲットです。複数の実行可能プログラムから構成される場合は、メイクファイルで、それら複数の実行可能プログラムに依存する疑似ターゲットを定義し、その疑似ターゲットを最終ターゲットとします。

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12.2 ビルダの起動と終了

229

12.212.212.212.2 ビルダの起動と終了ビルダの起動と終了ビルダの起動と終了ビルダの起動と終了

起動方法および終了方法を示します。

ビルダの起動方法ビルダの起動方法ビルダの起動方法ビルダの起動方法 ビルダの起動方法を以下に示します。 ● 開発マネージャから起動する ● エディタから起動する

開発マネージャから起動する開発マネージャから起動する開発マネージャから起動する開発マネージャから起動する 1. 開発マネージャのウィンドウでメイクファイル(拡張子が“mak”のファイル)を選択します。 特定のプログラムソースのコンパイルだけ行う場合は、メイクファイルでなくソースファイルを選択します。選択したソースファイルのコンパイルだけが行われます。

2. 開発マネージャの[ツール]メニューから[ビルド]コマンドを選択するとビルダが起動され、ビルドが実行されます。

図:ビルダの起動例図:ビルダの起動例図:ビルダの起動例図:ビルダの起動例((((開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャ))))

ファイルを選択していない状態では、[ビルド]コマンドは選択できません。

エディタから起動するエディタから起動するエディタから起動するエディタから起動する エディタで、[ツール]メニューの[翻訳]コマンドを選択します。

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

230

図:ビルダの起動例図:ビルダの起動例図:ビルダの起動例図:ビルダの起動例((((エディタエディタエディタエディタ))))

ビルダが起動され、アクティブウィンドウに表示されているソースファイルのコンパイルが行われます。ターゲットには、オブジェクトが指定されたものとみなされます。

ビルダの終了方法ビルダの終了方法ビルダの終了方法ビルダの終了方法 ビルダの終了方法は、ビルダのウィンドウの[ファイル]メニューの[ビルダの終了]コマンドを選択します。

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12.3 ビルダのウィンドウ

231

12.312.312.312.3 ビルダのウィンドウビルダのウィンドウビルダのウィンドウビルダのウィンドウ

ビルダが起動されるとビルダのウィンドウが表示されます。ビルダのウィンドウのクライアント領域には、ビルドの実行結果が表示されます。以下に、ビルダのウィンドウの例を示します。

図図図図::::ビルダのウィンドウビルダのウィンドウビルダのウィンドウビルダのウィンドウ

ビルダのウィンドウ構成ビルダのウィンドウ構成ビルダのウィンドウ構成ビルダのウィンドウ構成

タイトルバータイトルバータイトルバータイトルバー メイクファイルのファイル名が表示されます。メイクファイルを指定していない場合は、“(無題)”が表示されます。

ツールバーツールバーツールバーツールバー コマンドのアイコンが表示されます。各アイコンのコマンド名は、ステータスバーに表示されます。

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

232

12.412.412.412.4 ビルダのメニュービルダのメニュービルダのメニュービルダのメニュー

ビルダのメニューの概要を以下に示します。各メニューの詳細については、ヘルプを参照してください。

[[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ファイル]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 メ イ ク フ ァ イ ル 新 規 作成

メイクファイルを新規に作成します。

メイクファイル更新 メイクファイルを更新します。 メイクファイル設定 ビルド時に使用するメイクファイルを設定

します。 ビルダの終了 ビルダを終了します。

[[[[ビルドビルドビルドビルド]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ビルド]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ビルドビルドビルドビルド]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 ビルド開始 ビルドを開始します。 ビルド中断 ビルドを中断します。

ターゲットを生成するコマンドが実行中の場合は、コマンドの終了を待ってビルド処理が中断されます。

リビルド ビルドの対象となるすべてのターゲットを作成し直します。

ビルド試行 実際にターゲットを作成するためのコマンドは実行されません。 実行コマンドの確認:コマンドの表示だけを行います。 依存関係の確認:依存関係を表示します。

タ ー ゲ ッ トの設定

ビルドで作成するターゲットを設定します。

オプション ビルドの上記以外のオプションを設定します。

[リビルド]、[ビルド試行]、[ターゲットの設定]、[オプション]は ビルドの処理モードの設定です。[ビルド開始]コマンドでビルドを開始する前に設定しておきます。

[[[[編集編集編集編集]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[編集]メニューのコマンドを示します。

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12.4 ビルダのメニュー

233

表表表表:[:[:[:[編集編集編集編集]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 すべてをクリア ウィンドウをクリアします。

[[[[エラージャンプエラージャンプエラージャンプエラージャンプ]]]]メニューメニューメニューメニュー [エラージャンプ]メニューは、コンパイルでエラーが検出され、プログラムソースを修正する場合に使用します。[エラージャンプ]メニューのコマンドを選択すると、エディタを自動的に起動し、エディタの編集画面のカーソルをエラー該当行に位置付けます。以下に、[エラージャンプ]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[エラージャンプエラージャンプエラージャンプエラージャンプ]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 先頭へ 先頭のエラー行にカーソルを位置付けます。 前へ 現在のカーソル行の1つ前のエラー行に、カーソルを位

置付けます。 次へ 現在のカーソル行の1つあとのエラー行に、カーソルを

位置付けます。 末尾へ 最後のエラー行に、カーソルを位置付けます。

[[[[表示表示表示表示]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[表示]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[表示表示表示表示]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 ツールバー ツールバーの表示/非表示を設定します。 ステータスバー ステータスバーの表示/非表示を設定します。 フォント ウィンドウのフォントを変更します。 色 エラー行の色を変更します。

[[[[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[オプション]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 コンパイラの設定 ソースファイルを選択して実行するコンパイ

ルコマンドを設定します。 バイナリデータ付きファイルの設定

コンパイル実行後に表示するファイルを設定します。

エラーメッセージの形式の設定

表示されるエラーメッセージの形式を設定します。

ビルド結果ファイルの設定

ビルドした結果を格納するファイルを指定します。

ビルドごとにウィンドウをクリア

ビルドごとにウィンドウをクリアします。

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

234

12.512.512.512.5 メイクファイルを作成するメイクファイルを作成するメイクファイルを作成するメイクファイルを作成する

メイクファイルは、メイクファイルエディタを使用して作成します。ここでは、メイクファイルエディタの使用方法を説明します。

12.5.112.5.112.5.112.5.1 メイクファイルエディタの起動方法および終了メイクファイルエディタの起動方法および終了メイクファイルエディタの起動方法および終了メイクファイルエディタの起動方法および終了

方法方法方法方法

メイクファイルエディタの各種起動方法および終了方法を示します。

メイクファイルエディタの起動方法メイクファイルエディタの起動方法メイクファイルエディタの起動方法メイクファイルエディタの起動方法 メイクファイルエディタの起動方法を以下に示します。 ● 開発マネージャから起動する ● ビルダからメイクファイルエディタを起動する

開発マネージャから起動する開発マネージャから起動する開発マネージャから起動する開発マネージャから起動する メイクファイルを新規に作成する場合とメイクファイルを更新する場合の手順を示します。

メイクファイルを新規に作成する場合メイクファイルを新規に作成する場合メイクファイルを新規に作成する場合メイクファイルを新規に作成する場合 1. 開発マネージャの[ツール]メニューの[新規作成]コマンドを選択します。 [新規作成]ダイアログが表示されます。

2. ファイル種別“メイクファイル(.MAK)”を選択し、[OK]ボタンをクリックします。 メイクファイルエディタが起動され、[テンプレートメイクファイルの問い合わせ]メッセージダイアログが表示されます。

図図図図:[:[:[:[テンプレートメイクファテンプレートメイクファテンプレートメイクファテンプレートメイクファイルの問い合わせイルの問い合わせイルの問い合わせイルの問い合わせ]]]]メッセージダメッセージダメッセージダメッセージダイアログイアログイアログイアログ

3. 参照するテンプレートメイクファイルを指定する場合は[はい]ボタンを、指定しない場合は[いいえ]ボタンをクリックします。 ― [はい]をクリックした場合:[テンプレートメイクファイルの選択]ダイアログが表示されます。[4]へ進みます。

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12.5 メイクファイルを作成する

235

― [いいえ]をクリックした場合:メイクファイルエディタの起動が完了し、メイクファイルエディタ画面が表示されます。

4. [テンプレートメイクファイルの選択]ダイアログで参照するメイクファイルのファイル名を指定し[開く]ボタンをクリックします。

図図図図:[:[:[:[テンプレートメイクファイルの選択テンプレートメイクファイルの選択テンプレートメイクファイルの選択テンプレートメイクファイルの選択]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ

メイクファイルエディタが起動されて、メイクファイルエディタ画面が表示されます。

メイクファイルを更新する場合メイクファイルを更新する場合メイクファイルを更新する場合メイクファイルを更新する場合 1. 開発マネージャのウィンドウで更新するメイクファイルを選択します。 2. 開発マネージャの[ツール]メニューの[編集]コマンドを選択します。 メイクファイルエディタが起動され、メイクファイルエディタ画面が表示されます。

ビルダからメイクファイルエディタを起動するビルダからメイクファイルエディタを起動するビルダからメイクファイルエディタを起動するビルダからメイクファイルエディタを起動する メイクファイルを新規に作成する場合とメイクファイルを更新する場合の手順を示します。

メイクファイルを新規に作成する場合メイクファイルを新規に作成する場合メイクファイルを新規に作成する場合メイクファイルを新規に作成する場合 1. ビルダの[ファイル]メニューの[メイクファイル新規作成]コマンドを選択します。 [テンプレートメイクファイルの問い合わせ]メッセージダイアログが表示されます。

2. 参照するテンプレートメイクファイルを指定する場合は[はい]ボタンを、指定しない場合は[いいえ]ボタンをクリックします。 ― [はい]をクリックした場合:[テンプレートメイクファイルの選択]ダイアログが表示されます。[3]へ進みます。

― [いいえ]をクリックした場合:メイクファイルエディタの起動が完了し、メイクファイルエディタ画面が表示されます。

3. [テンプレートメイクファイルの選択]ダイアログで参照するメイクファイルのファイル名を指定し[開く]ボタンをクリックします。 メイクファイルエディタの起動が完了し、メイクファイルエディタ画面が表示されます。

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

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メイクファイルを更新する場合メイクファイルを更新する場合メイクファイルを更新する場合メイクファイルを更新する場合 1. ビルダの[ファイル]メニューの[メイクファイル開く]コマンドを選択します。 [ファイルを開く]ダイアログが表示されます。

2. 更新するメイクファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。 メイクファイルエディタが起動され、メイクファイルエディタ画面が表示されます。

メイクファイルエディタの終了方法メイクファイルエディタの終了方法メイクファイルエディタの終了方法メイクファイルエディタの終了方法 メイクファイルエディタの終了手順を以下に示します。 1. メイクファイルエディタ画面の[ファイル]メニューの[メイクファイルエディタの終了]コマンドを選択します。 メイクファイルの保存を確認するメッセージボックスが表示されます。

図:メイクファイルの保存確認メッセージボックス例図:メイクファイルの保存確認メッセージボックス例図:メイクファイルの保存確認メッセージボックス例図:メイクファイルの保存確認メッセージボックス例

2. 作成・更新したメイクファイルを保存するかどうかを選択します。 ― [はい]ボタン:更新した内容が保存され、メイクファイルエディタが終了します。 新規作成の場合は、続いて[名前をつけて保存]ダイアログが表示されます。

― [いいえ]ボタン:保存されずにメイクファイルエディタが終了します。

12.5.212.5.212.5.212.5.2 メイクファイルの作成方法メイクファイルの作成方法メイクファイルの作成方法メイクファイルの作成方法

メイクファイルエディタを起動すると、メイクファイルエディタ画面が表示されます。

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12.5 メイクファイルを作成する

237

図図図図::::メイクファイルエディタ画面メイクファイルエディタ画面メイクファイルエディタ画面メイクファイルエディタ画面

このメイクファイルエディタ画面から、必要な項目を入力し、[ファイル]メニューの[上書き保存]コマンドまたは[名前を付けて保存]コマンドを選択すると、メイクファイルが作成されます。以下に、入力する項目と内容を示します。

コメントコメントコメントコメント コメントを入力します。このコメントは、メイクファイルの先頭のコメント行になります。本コメントを入力しない場合は、メイクファイルにコメント行は作成されません。

最終ターゲット名最終ターゲット名最終ターゲット名最終ターゲット名 作成する最終ターゲット名(プログラム名またはライブラリ名)を入力します。最終ターゲット名の入力は必須です。 ファイル名またはパス付きファイル名で入力します。[参照]ボタンをクリックすると、ファイル名を選択するための[ファイル参照]ダイアログが表示されます。

コンパイル情報:コマンド名コンパイル情報:コマンド名コンパイル情報:コマンド名コンパイル情報:コマンド名 コンパイル情報の[コマンド名]にコンパイルコマンドを入力します。コンパイルコマンド名の入力は必須です。 ファイル名またはパス付きファイル名で入力します。[参照]ボタンをクリックすると、ファイル名を選択するための[ファイル参照]ダイアログが表示されます。

コンパイル情報:オプションコンパイル情報:オプションコンパイル情報:オプションコンパイル情報:オプション コンパイル情報の[オプション]にコンパイルオプションを入力します。[オプション]ボタンをクリックして、ダイアログでコンパイルオプションを入力することもできます。

リンク情報:コマンド名リンク情報:コマンド名リンク情報:コマンド名リンク情報:コマンド名 リンク情報の[コマンド名]にオブジェクトファイルのリンクコマンドを入力

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

238

します。ファイル名またはパス付きファイル名で入力します。[参照]ボタンをクリックすると、ファイル名を選択するための[ファイル参照]ダイアログが表示されます。

リンク情報:オプションリンク情報:オプションリンク情報:オプションリンク情報:オプション リンク情報の[オプション]にリンカのオプションを入力します。[オプション]ボタンをクリックして、ダイアログでリンクオプションを入力することもできます。

ソースファイルソースファイルソースファイルソースファイル コンパイルするソースファイルを設定します。

[ソースファイル設定]ボタンをクリックすると、[ソースファイル設定]ダイアログが表示されます。このダイアログで、コンパイルするソースファイルを指定します。

図図図図:[:[:[:[ソースファイル設定ソースファイル設定ソースファイル設定ソースファイル設定]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ

依存ファイル依存ファイル依存ファイル依存ファイル 依存ファイルを設定します。

[依存ファイル設定]ボタンをクリックすると、[依存ファイル設定]ダイアログが表示されます。このダイアログで、依存ファイルを指定します。

図図図図:[:[:[:[依存ファイル設定依存ファイル設定依存ファイル設定依存ファイル設定]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ

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12.5 メイクファイルを作成する

239

結結結結合ライブラリ合ライブラリ合ライブラリ合ライブラリ 結合ライブラリファイルを設定します。

[結合ライブラリ設定]ボタンをクリックすると、[結合ライブラリファイル設定]ダイアログが表示されます。このダイアログで、結合ライブラリファイルを指定します。

図図図図:[:[:[:[結合ライブラリファイル設定結合ライブラリファイル設定結合ライブラリファイル設定結合ライブラリファイル設定]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ

12.5.312.5.312.5.312.5.3 メイクファイルエディタのメニューメイクファイルエディタのメニューメイクファイルエディタのメニューメイクファイルエディタのメニュー

メイクファイルエディタのメニューの概要を以下に示します。詳細については、ヘルプを参照してください。

[[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ファイル]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 新規作成 メ イ ク フ ァ イ ル を 新 規 に 作 成 し ま

す。 開く メイクファイルを更新します。 上書き保存 メイクファイルを保存します。 名前を付けて保存 メイクファイルを別ファイルに保存

します。 メ イ クファイルエディタの終了

メイクファイルエディタを終了します。

[[[[表示表示表示表示]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[表示]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[表示表示表示表示]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

ココココマンド名マンド名マンド名マンド名 機機機機 能能能能 ツールバー ツールバーの表示/非表示を設定します。 ステータスバー ステータスバーの表示/非表示を設定します。

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

240

[[[[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[オプション]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[オプションオプションオプションオプション]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 モジュール定義ファイル作成

モジュール定義ファイル作成する/しないを設定します。

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12.6 プログラムをビルドする

241

12.612.612.612.6 プログラムをビルドするプログラムをビルドするプログラムをビルドするプログラムをビルドする

メイクファイルの作成が終わったら、ビルドを実行します。ビルドは、[ビルド]メニューの[ビルド開始]コマンドを選択することによって実行します。

ビルドを実行するビルドを実行するビルドを実行するビルドを実行する ビルドは、開発マネージャおよびエディタから実行することができます。

開発マネージャからビルドを実行する開発マネージャからビルドを実行する開発マネージャからビルドを実行する開発マネージャからビルドを実行する 開発マネージャからビルダを起動すると、ビルダが起動されると同時にビルドが実行されます。開発マネージャからのビルダの起動方法については、「ビルダの起動と終了」を参照してください。開発マネージャからビルダを起動するときに選択したファイルの種類により、「表:開発マネージャからの起動の場合に仮定されるターゲットとメイクファイル」に示すように、ターゲットとメイクファイルを設定したものと仮定されます。

表表表表::::開発マネージャからの起動の場合に仮定されるターゲットとメイ開発マネージャからの起動の場合に仮定されるターゲットとメイ開発マネージャからの起動の場合に仮定されるターゲットとメイ開発マネージャからの起動の場合に仮定されるターゲットとメイクファイルクファイルクファイルクファイル

選択したフ選択したフ選択したフ選択したファイルァイルァイルァイル

ターゲットターゲットターゲットターゲット メイクファイルメイクファイルメイクファイルメイクファイル

メ イ ク ファイル

メイクファイル中の最終ターゲット 選択したメイクファイル

ソ ー スファイル

1.ソースファイルが存在するフォルダ配下の“default.mak"中の生成規則 2.デフォルトで決まるターゲット 例えば、x.cob、x.cblの場合はx.objが仮定されます。

参考(メイクファイルを選択していないと)を参照

上 記 以外のファイル

選択したファイル 参考(メイクファイルを選択していないと)を参照

メイクファイルを選択していないと

メイクファイル以外のファイル(ソースファイル、オブジェクトファイルなど)を指定したときは、指定したファイルと同じディレクトリ配下に“default.mak”が存在すれば、“default.mak”を指定したものとみなします。存在しなければ、指定がないものとして扱われます。なお、ビルダは、指定したファイルの拡張子が“.mak”の場合、または指定したファイルに拡張子がない場合に、そのファイルがメイクファイルであるとみなします。

エディタからビルドを実行するエディタからビルドを実行するエディタからビルドを実行するエディタからビルドを実行する エディタからビルダを起動すると、ビルダが起動されると同時にビルドが実行されます。エディタからのビルダの起動方法については、「ビルダの起動と終了」を参照してください。エディタからのビルダの起動は、開発マネージャで

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第第第第12121212章章章章 ビルダの操作方法

242

ソースファイルを選択してビルダを起動したのと同等に扱われます。

リビルドを実行するリビルドを実行するリビルドを実行するリビルドを実行する リビルドでは、ファイルの更新日時に関係なくすべてのファイルが再作成されます。このため、指定したターゲットに関係するすべてのファイルが更新されます。リビルドは、以下の手順で実行します。 1. [ビルド]メニューで[リビルド]を指定します。 2. [ビルド]メニューで[ビルド開始]を選択します。 リビルドが実行されます。

ビルド時の注意事項ビルド時の注意事項ビルド時の注意事項ビルド時の注意事項 ビルド時の注意事項を以下に示します。 ● ターゲットの設定でメイクファイルに記述されていないターゲットを設定した場合 ビルドはメイクファイル中の生成規則に従って実行されます。メイクファイル中に生成規則がない場合は、ビルダが内部的に持っている生成規則(たとえば、x.cobまたはx.cblの場合はx.objが仮定されコンパイルされる)に従ってビルドを実行します。詳細は、「メイクファイルの記述形式」を参照してください。

● メイクファイルを設定しないでビルドを実行した場合 ビルダが内部的に持っている生成規則に従ってビルドを実行します。詳細は、「メイクファイルの記述形式」を参照してください。

● ターゲットの設定について 設定したターゲットは、ビルドごとに解除されます。再度ビルドを実行する場合は、[ビルド]メニューの[ターゲットの設定]コマンドでターゲットを再度設定してからビルドを開始する必要があります。

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12.7 プログラムソースを修正する

243

12.712.712.712.7 プログラムソースを修正するプログラムソースを修正するプログラムソースを修正するプログラムソースを修正する

ビルドの処理が終了すると、ビルダのウィンドウにビルド結果が表示されます。表示された情報からエラー行をダブルクリックすると、自動的にエディタが起動されて、エラー行にカーソルが位置付けられます(これをエラージャンプ機能と呼びます)。以下に、エラージャンプ機能を用いたエラー修正の画面例を示します。

図図図図::::エラージャンプによるエラー修正の画面例エラージャンプによるエラー修正の画面例エラージャンプによるエラー修正の画面例エラージャンプによるエラー修正の画面例

エラージャンプ機能を利用することにより、ソースファイルの修正を即座に行うことができます。以下に、エラージャンプ機能の実行方法を示します。 ● [エラージャンプ]メニューでコマンドを指定します。 ● ビルダのウィンドウに表示されているエラーメッセージをダブルクリックします。

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第第第第13131313章章章章 検索の操作方法検索の操作方法検索の操作方法検索の操作方法

PowerGEM Plusの検索は、任意の文字列を含む“ファイル”を検索するツールです。本章では、検索ツールの基本的な使い方を説明します。

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13.1 検索の起動方法および終了方法

245

13.113.113.113.1 検索の起動方法および終了方法検索の起動方法および終了方法検索の起動方法および終了方法検索の起動方法および終了方法

検索の起動方法および終了方法について説明します。

検索の起動方法検索の起動方法検索の起動方法検索の起動方法 検索を開発マネージャから起動する方法およびチーム開発マネージャから起動する方法を示します。

検索を開発マネージャから起動する検索を開発マネージャから起動する検索を開発マネージャから起動する検索を開発マネージャから起動する 1. 開発マネージャのウィンドウから検索するフォルダを選択します。 2. 開発マネージャの[ツール]メニューの[検索]コマンドを選択します。 3. 表示された検索画面で検索文字列を入力して[OK]ボタンをクリックします。 以下に、検索画面の例を示します。

図図図図::::検索画面例検索画面例検索画面例検索画面例((((開発マネージャからの起動例開発マネージャからの起動例開発マネージャからの起動例開発マネージャからの起動例))))

検索をチーム開発マネージャから起動する検索をチーム開発マネージャから起動する検索をチーム開発マネージャから起動する検索をチーム開発マネージャから起動する 1. チーム開発マネージャのウィンドウから検索対象とするチーム開発を選択します。

2. チーム開発マネージャの[ツール]メニューの[検索]コマンドを選択します。

3. 表示された検索画面から検索文字列を入力して[OK]ボタンをクリックします。 以下に、検索画面の例を示します。

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第第第第13131313章章章章 検索の操作方法

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図図図図::::検索画面例検索画面例検索画面例検索画面例((((チーム開発マネージャからの起動例チーム開発マネージャからの起動例チーム開発マネージャからの起動例チーム開発マネージャからの起動例))))

チーム開発マネージャの利用方法については、『PowerGEM Plus Administrator V6.2 説明書』を参照してください。

検索の終了方法検索の終了方法検索の終了方法検索の終了方法 検索のウィンドウの[終了]ボタンで、検索が終了します。

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13.2 検索のウィンドウ

247

13.213.213.213.2 検索のウィンドウ検索のウィンドウ検索のウィンドウ検索のウィンドウ

開発マネージャから起動した検索のウィンドウを例に、検索のウィンドウから入力する項目を説明します。

図図図図::::開発マネージャから起動した検索のウィンドウ例開発マネージャから起動した検索のウィンドウ例開発マネージャから起動した検索のウィンドウ例開発マネージャから起動した検索のウィンドウ例

検索ウィン検索ウィン検索ウィン検索ウィンドウからの入力ドウからの入力ドウからの入力ドウからの入力 検索のウィンドウは、検索に必要な情報を入力するための画面と検索結果結果を表示する画面などから構成されています。

検索のための情報を入力する:検索のための情報を入力する:検索のための情報を入力する:検索のための情報を入力する:[[[[基本設定基本設定基本設定基本設定]]]]タブタブタブタブ 検索のために必要な情報は、検索のウィンドウの[基本設定]タブを選択して表示される、画面から入力します。

検索の出力先を入力する:検索の出力先を入力する:検索の出力先を入力する:検索の出力先を入力する:[[[[出力方法出力方法出力方法出力方法]]]]タブタブタブタブ 検索結果をファイルに出力する場合は、検索のウィンドウの[出力方法]タブを選択して表示される、画面から入力します。

検索文字列を含むファイルを操作する:検索文字列を含むファイルを操作する:検索文字列を含むファイルを操作する:検索文字列を含むファイルを操作する:[[[[ツール起動ツール起動ツール起動ツール起動]]]]タブタブタブタブ 検索文字列を含むファイルの操作は、検索のウィンドウの[ツール起動]タブを選択して表示される、画面から行います。

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第第第第13131313章章章章 検索の操作方法

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検索の結果を表示する検索の結果を表示する検索の結果を表示する検索の結果を表示する 指定された文字列の検索結果は、検索のウィンドウ下部の[検索結果]リストに表示されます。

検索の実行を制御する検索の実行を制御する検索の実行を制御する検索の実行を制御する 検索の実行を制御することができます。 ● [開始]ボタン:検索を開始します。なお、検索実行中は[中断]ボタンに変わります。

● [中断]ボタン:検索を中断します。検索が中断されると[開始]ボタンに変わります。

● [終了]ボタン:検索を終了します。 ● [詳細]ボタン:PowerGEM Plus製品と連携し、その製品が検索オプションを用意している場合に有効となります。例えば、AA/BRMODELLER等がインストールされている場合には利用できます。

13.2.113.2.113.2.113.2.1 [[[[基本設定基本設定基本設定基本設定]]]]タブタブタブタブ

検索のウィンドウの[基本設定]タブでは、以下の項目の入力を行います。

図:図:図:図:[[[[基本設定基本設定基本設定基本設定]]]]タブ例タブ例タブ例タブ例

検索文字列検索文字列検索文字列検索文字列 検索する文字列を指定します。文字列は、最大256文字まで入力できます。ドロップダウンリストを利用して、以前に使用した10個までの検索文字列の一覧から選択することもできます。省略すると、[探す場所]に表示されている配下のファイルの一覧が検索結果に表示されます。以下に、検索文字列の指定方法を示します。なお、指定方法の詳細については、検索のヘルプを参照してください。 ● 複数の文字列を指定する場合は、半角空白で区切って指定します。 ● 半角空白が含まれている文字列を検索する場合は、ダブルクォーテーションで検索文字列を囲んで指定します。 例:“ab cd”

● ダブルクォーテーションが検索文字列に含まれている場合は、ダブルク

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13.2 検索のウィンドウ

249

ォーテーションを2つ続けて指定します。 例:ab””cd

● 複数文字列のAND条件は“&”記号で各文字列をつないで指定します。 検索文字列および“&”記号の間は半角空白で区切ります。 例:ab & cd

● 複数文字列のOR条件は“|”記号で各文字列をつないで指定します。 検索文字列および“|”記号の間は半角空白で区切ります。 例:ab | cd

● AND条件はOR条件よりも優先されます。 例:ab | cd & ef は、ab |(cd&efの結果) となります。

カレント/チーム開発名カレント/チーム開発名カレント/チーム開発名カレント/チーム開発名 ● カレント:開発マネージャから起動された検索の場合に表示されます。 カレントフォルダが表示されます。

● チーム開発名:チーム開発マネージャから起動された検索の場合に表示されます。 チーム開発またはプロジェクトファイルが表示されます。

探す場所探す場所探す場所探す場所 文字列を検索するファイルを“探す場所”として指定します。フォルダまたはファイルを指定します。省略すると、[カレント/チーム開発名]配下のファイルが検索の対象になります。

ファイルの種類ファイルの種類ファイルの種類ファイルの種類 検索対象のファイルの種類を入力します。ファイルの種類として、ファイルの拡張子を、“*.拡張子”で指定します。

検索オプション検索オプション検索オプション検索オプション 検索の詳細なオプションです。指定するオプションをチェックします。 ● サブフォルダも探す/下位のチーム開発も探す チェックすると“チーム開発名”または“探す場所”で指定したチーム開発配下のチーム開発も検索します。 サブフォルダも探す:開発マネージャから起動された検索の場合のオプションです。 チェックすると“カレント”または“探す場所”で指定したフォルダ配下のサブフォルダも検索します。 下位のチーム開発も探す:チーム開発マネージャから起動された検索の場合のオプションです。

● 大文字/小文字を区別する チェックすると“検索文字列”に指定した文字列に対して、大文字と小文字を意識して、一致する文字列だけ検索します。

● 単語単位で探す チェックすると文字列の前後が空白、タブまたは区切り文字の条件で検索します。

● 行番号も検索する 行番号付きのファイル(COBOLソースファイル等)の行番号の部分も検索

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第第第第13131313章章章章 検索の操作方法

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します。 ● インデックス検索 チーム開発マネージャから起動された検索で有効なオプションです。指定した“チーム開発名”にインデックスファイルが作成されている場合だけ使用できます。以下に、インデックス検索の概要を示します。

図:インデックス検索の概要図:インデックス検索の概要図:インデックス検索の概要図:インデックス検索の概要

インデックスファイルの作成は、『PowerGEM Plus Administrator V6.2 説明書』を参照してください。本オプションをチェックした場合は、“探す場所“および“単語単位で探す”の各オプションを指定することはできません。なお、“下位のチーム開発配下をすべて対象とする”もチェックされた状態になります。一覧ボタンを押すと、インデックスのキーワード一覧を表示し、そのキーワードの絞り込みができます。

● Windowsサーバ Windows(R)サーバが接続されており、そのサーバにPowerGEM Plus Administrator V6.0 以降がインストールされている場合に有効なオプションです。本オプションをチェックした場合は、検索処理をWindows(R)サーバ上のPowerGEM Plus Administratorと連携して実行します。Windows(R)サーバ上の資産の検索をサーバ上で実行し、検索結果をクライアント側の検索のウィンドウで表示することで、クライアント側の負荷を軽減できます。以下に、Windowsサーバ連携による検索の概要を示します。

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13.2 検索のウィンドウ

251

図:図:図:図:WindowsWindowsWindowsWindowsサーバ連携の概要サーバ連携の概要サーバ連携の概要サーバ連携の概要

Windows(R)サーバの連携方法については、“Windows(R)サーバ連携環境の起動と終了”を参照してください。[詳細]ボタンで、検索を実行するWindows(R)サーバを選択します。

13.2.213.2.213.2.213.2.2 [[[[出力方法出力方法出力方法出力方法]]]]タブタブタブタブ

検索のウィンドウの[出力方法]タブでは、以下の項目の入力を行います。

図:図:図:図:[[[[出力方法出力方法出力方法出力方法]]]]タブ例タブ例タブ例タブ例

ファイル名ファイル名ファイル名ファイル名 検索結果を出力するファイル名を指定します。

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第第第第13131313章章章章 検索の操作方法

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検索終了後検索終了後検索終了後検索終了後、出力ファイルをエディタで表示、出力ファイルをエディタで表示、出力ファイルをエディタで表示、出力ファイルをエディタで表示 チェックすると検索終了後、出力ファイルをエディタで表示します。

出力形式出力形式出力形式出力形式 ファイルに出力する検索結果の形式を指定します。 ● CSV形式:ファイル名や検出文字列をカンマ(,)で区切ったCSV形式で出力します。

● TXT形式:検索結果をテキスト形式で出力します。[検索結果]ウィンドウに表示されている形式と同じです。

以下に、検索結果の出力形式を示します。

図:検索結果の出力形式例図:検索結果の出力形式例図:検索結果の出力形式例図:検索結果の出力形式例

13.2.313.2.313.2.313.2.3 [[[[ツール起動ツール起動ツール起動ツール起動]]]]タブタブタブタブ

検索処理が終了し、検索文字列を含むファイルが存在する場合に有効なタブです。検索のウィンドウの[ツール起動]タブでは、以下の項目の入力を行います。

[[[[ツール起動ツール起動ツール起動ツール起動]]]]タブタブタブタブ

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13.2 検索のウィンドウ

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ツールメニューのコマンド名ツールメニューのコマンド名ツールメニューのコマンド名ツールメニューのコマンド名 選択されている検索結果(ファイル)に対して起動するツールを選択します。ツールとして、編集、印刷、ビルド、ファイル比較などが選択できます。

[[[[起動起動起動起動]]]]ボタンボタンボタンボタン “ツールメニューのコマンド名”で選択したツールを起動します。[検索結果]リストでファイルを選択している場合にだけ選択できます。

13.2.413.2.413.2.413.2.4 [[[[検索結果検索結果検索結果検索結果]]]]リストリストリストリスト

[検索結果]リストには、検索結果(ファイル名と検出された文字列)の一覧が表示されます。検索結果をダブルクリックすると、そのファイルに対応するツールが起動されます。検索結果を選択して、該当するファイルの表示、編集や翻訳などの処理を簡単に行うことができます。なお、検索文字列で複数の文字列を指定した場合、およびインデックス検索の場合には、ファイル名だけが表示されます。以下に、[検索結果]リストに表示される検索結果とツール起動の例を示します。

図図図図::::検索結果の表示例検索結果の表示例検索結果の表示例検索結果の表示例

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第第第第13131313章章章章 検索の操作方法

254

13.313.313.313.3 検索の開始と終了検索の開始と終了検索の開始と終了検索の開始と終了

検索処理の開始、終了および中断は、検索のウィンドウの[開始]ボタン、[終了]ボタンおよび[中断]ボタンをクリックして行います。

検索の開始と中断検索の開始と中断検索の開始と中断検索の開始と中断 ● [開始]ボタン 検索を開始します。なお、検索実行中は[中断]ボタンに変わります。

● [中断]ボタン 検索を中断します。検索が中断されると[開始]ボタンに変わります。

以下に、[開始]ボタンと[中断]ボタンの関係(推移)を示します。

図:図:図:図:[[[[開始開始開始開始]]]]ボタンとボタンとボタンとボタンと[[[[中断中断中断中断]]]]ボタンの関係ボタンの関係ボタンの関係ボタンの関係

検索の終了検索の終了検索の終了検索の終了 ● [終了]ボタン 検索を終了します。

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第第第第14141414章章章章 ファイル比較の操作方法ファイル比較の操作方法ファイル比較の操作方法ファイル比較の操作方法

PowerGEM Plusのファイル比較は、2つのテキスト形式ファイルを比較して異なる行を表示するツールです。本ツールには、以下の特長があります。 ● 比較した2つのファイルを並べて表示します ● 相違箇所を行単位に色分けして表示します ● 比較したファイルをマージして新たなファイルを作成することができます

● 順序番号を除いた比較ができます 本章では、ファイル比較の基本的な使い方を説明します。

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第第第第14141414章章章章 ファイル比較の操作方法

256

14.114.114.114.1 ファイル比較の起動方法および終了方ファイル比較の起動方法および終了方ファイル比較の起動方法および終了方ファイル比較の起動方法および終了方法法法法

ファイル比較の起動方法および終了方法について説明します。

ファイル比較の起動方法ファイル比較の起動方法ファイル比較の起動方法ファイル比較の起動方法 ファイル比較を開発マネージャから起動する方法および資産管理から起動する方法を示します。

資産管理のファイル比較は

ワークスペースファイルの内容とマップされている資産格納庫のメンバの内容を比較します。資産格納庫としてGEMライブラリをマップしている場合には、メンバの任意のレベルの内容を比較することができます。

ファイル比較を開発マネージャから起動するファイル比較を開発マネージャから起動するファイル比較を開発マネージャから起動するファイル比較を開発マネージャから起動する 1. 開発マネージャのウィンドウからファイル比較するファイルを1つ選択します。

2. 開発マネージャの[ツール]メニューの[ファイル比較]コマンドを選択します。 [開く] ダイアログが表示され、比較ファイル2にファイル名を入力して[OK]ボタンをクリックします。

図:ファイル比較図:ファイル比較図:ファイル比較図:ファイル比較([([([([開く開く開く開く]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ))))

ファイル比較を資産管理から起動するファイル比較を資産管理から起動するファイル比較を資産管理から起動するファイル比較を資産管理から起動する 1. 開発マネージャのウィンドウでファイル比較するワークスペースファイルを選択します。

2. 開発マネージャの[資産管理]メニューの[比較]コマンドを選択します。

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14.1 ファイル比較の起動方法および終了方法

257

[比較] ダイアログが表示され、比較レベル1と比較レベル2に比較するレベルを入力して[OK]ボタンをクリックします。資産管理の[比較]コマンドについては、「資産管理のコマンド操作方法」の「資産の内容を比較する」を参照してください。

図:ファイル比較図:ファイル比較図:ファイル比較図:ファイル比較([([([([比較比較比較比較]]]]ダイアログダイアログダイアログダイアログ))))

ファイル比較の終了方法ファイル比較の終了方法ファイル比較の終了方法ファイル比較の終了方法 ファイル比較のウィンドウの[ファイル]メニューの[終了]コマンドを選択します。ファイル比較ツールが終了します。

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第第第第14141414章章章章 ファイル比較の操作方法

258

14.214.214.214.2 ファイル比較のウィンドウファイル比較のウィンドウファイル比較のウィンドウファイル比較のウィンドウ

以下に、[ファイル比較]コマンドで表示するファイル比較のウィンドウ例を示します。

図図図図::::ファイル比較のウィンドウ例ファイル比較のウィンドウ例ファイル比較のウィンドウ例ファイル比較のウィンドウ例

ファイル比較のウィンドウ構成ファイル比較のウィンドウ構成ファイル比較のウィンドウ構成ファイル比較のウィンドウ構成

ツールバーツールバーツールバーツールバー [ファイル]メニューのコマンドや[編集]メニューのコマンドなどのアイコンが表示されます。

タイトルバータイトルバータイトルバータイトルバー 比較しているファイルの情報が表示されます。 ● 開発マネージャから起動された場合:比較しているファイルのファイル名

● 資産管理から起動された場合:[比較]コマンドで指示された比較ファイルの情報

比較テキスト域比較テキスト域比較テキスト域比較テキスト域 比較するテキストが表示されます。比較テキスト域は、比較ファイル1と比較ファイル2で左右に分けて表示します。各行は、比較結果の種別により行単位に色分けされて表示されます。 ● 比較の結果が同じ行 ● 追加/削除された行 ● 変更された行

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14.2 ファイル比較のウィンドウ

259

表示する行の色やフォントは、[表示]メニューの[オプション]サブメニューで変更することができます。

図:ファイル比較の図:ファイル比較の図:ファイル比較の図:ファイル比較の[[[[オプションオプションオプションオプション]]]]サブメニュー例サブメニュー例サブメニュー例サブメニュー例

ステータスバーステータスバーステータスバーステータスバー 以下に示す状態を表示します。 ● メッセージ表示域:比較結果のメッセージを表示します。 ● 入力モード表示域:入力が“CAP”、“上書”、“書禁”モードのとき表示します。

マージ用編集画面マージ用編集画面マージ用編集画面マージ用編集画面 比較ファイルの相違点をマージして表示する画面です。[マージ]メニューの[開始]コマンドを選択すると、[比較]画面の下部に[マージ編集]画面が表示されます。以下に、比較結果の[マージ編集]画面の例を示します。

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第第第第14141414章章章章 ファイル比較の操作方法

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図:比較結果の図:比較結果の図:比較結果の図:比較結果の[[[[マージ編集マージ編集マージ編集マージ編集]]]]画面例画面例画面例画面例

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14.3 ファイル比較のメニュー

261

14.314.314.314.3 ファイル比較のメニューファイル比較のメニューファイル比較のメニューファイル比較のメニュー

ファイル比較のメニューの概要を以下に示します。詳細については、ヘルプを参照してください。

[[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ファイル]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 開く 比較するファイル1およびファイル2を開いて、ウィ

ンドウに表示します。 上書き保存 マージ結果のテキストをすでに保存したファイルへ上

書き保存します。 名 前 を 付 けて保存

マージ結果のテキストを新規ファイルとして保存します。

再比較 比較したファイルを再度条件を付けて比較します。 終了 ファイル比較を終了します。

[[[[編集編集編集編集]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[編集]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[編集編集編集編集]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 元に戻す マージ用編集画面で直前に行われた編集操作を取り消し

ます。 テキストは、当該編集操作を行う前の状態に戻ります。

切り取り マージ用編集画面で選択範囲を切り取ってクリップボードに保管します。 選択範囲はテキストから削除されます。

コピー 選択範囲をクリップボードに保管します。 選択範囲はテキストからは削除されません。

貼り付け マージ用編集画面で編集中のテキストに、クリップボードの内容を貼り付けます。

クリア マージ用編集画面で選択範囲を削除します。 す べ て選択

比較テキスト表示画面またはマージ用編集画面のテキストをすべて選択します。

前 の 相違位置

比較画面内で現在表示されている画面の先頭行より前の相違位置に画面を移動します。

次 の 相違位置

比較画面内で現在表示されている画面の先頭行より前の相違位置に画面を移動します。

検索 指定した文字列を検索します。 次を検索 検索を連続して行います。 置換 指定した文字列を、ほかの文字列に置き換えます。

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第第第第14141414章章章章 ファイル比較の操作方法

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[[[[マージマージマージマージ]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[マージ]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[マージマージマージマージ]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 開始 比較したファイルをマージします。 再開 編 集 の た め 中 断 し た マ ー ジ を 再 開 し ま

す。 終了 マージを終了します。

[[[[表示表示表示表示]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[表示]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[表示表示表示表示]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 ツールバー ツールバーを表示するか否か指定します。 ステータスバー ステータスバーを表示するか否か指定します。 オプション 比較ウィンドウのフォント、色、タブ間隔を変更

します。

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第第第第15151515章章章章 フフフフォルダ比較の操作方法ォルダ比較の操作方法ォルダ比較の操作方法ォルダ比較の操作方法

PowerGEM Plusのフォルダ比較は、2つのフォルダを比較して、フォルダ直下および下位フォルダ内のファイルの違いを一覧表示します。PowerGEM Plusのフォルダ比較には、以下の特長があります。 ● 比較結果を詳細な一覧形式で表示します。 ● 比較結果種別ごとに絞り込みして一覧表示できます。 ● 比較したファイルを比較ツールで内容を比較することができます。 ● フォルダとGEMライブラリを比較きます。

本章では、フォルダ比較の基本的な使い方を説明します。

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第第第第15151515章章章章 フォルダ比較の操作方法

264

15.115.115.115.1 フォルダ比フォルダ比フォルダ比フォルダ比較の起動方法および終了方較の起動方法および終了方較の起動方法および終了方較の起動方法および終了方法法法法

フォルダ比較の起動方法および終了方法について説明します。

フォルダ比較の起動方法フォルダ比較の起動方法フォルダ比較の起動方法フォルダ比較の起動方法 1. 開発マネージャのウィンドウから比較するフォルダを1つ選択します。 2. 開発マネージャの[ツール]メニューの[フォルダ比較]コマンドを選択します。 フォルダ比較画面が表示され、[開く]ダイアログが表示されます。

3. [開く]ダイアログで、比較するフォルダ2を選択して[OK]ボタンをクリックします。

図図図図::::フォルダ比較のフォルダ比較のフォルダ比較のフォルダ比較の[[[[開く開く開く開く]]]]ダイアログ例ダイアログ例ダイアログ例ダイアログ例

フォルダ比較が実行され、比較結果がフォルダ比較画面の[フォルダ比較]ウィンドウに表示されます。

フォルダ比較の終了方法フォルダ比較の終了方法フォルダ比較の終了方法フォルダ比較の終了方法 [フォルダ比較]ウィンドウの[ファイル]メニューの[終了]コマンドを選択します。フォルダ比較が終了します。

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15.2 フォルダ比較のウィンドウ

265

15.215.215.215.2 フォルダ比較のウィンドウフォルダ比較のウィンドウフォルダ比較のウィンドウフォルダ比較のウィンドウ

以下に、フォルダ比較のウィンドウ例を示します。

図図図図::::フォルダ比較のウィンドウフォルダ比較のウィンドウフォルダ比較のウィンドウフォルダ比較のウィンドウ

フォルダ比較のウィンドウ構成フォルダ比較のウィンドウ構成フォルダ比較のウィンドウ構成フォルダ比較のウィンドウ構成

ツールバーツールバーツールバーツールバー ツールバーには、[ファイル]メニューのコマンドや[表示]メニューのコマンド

などのアイコンが表示されます。なお、比較結果を示すアイコン( など)を

選択すると、比較結果を絞り込んで表示することができます。

フォルダバーフォルダバーフォルダバーフォルダバー 比較している2つのフォルダ名が表示されます。

ツリー表示域ツリー表示域ツリー表示域ツリー表示域 [開く]ダイアログで「サブフォルダも比較の対象とする」が選択された場合、指定されたフォルダとその配下のツリー構造を表示します。それ以外の場合には「ルート」だけが表示されます。

リスト表示域リスト表示域リスト表示域リスト表示域 比較した結果のファイル一覧が表示されます。比較した結果は、以下の種別ごとにアイコンが付加されて表示されます。 ● どちらかのフォルダにだけ存在するファイルの場合 どちらのフォルダに存在するファイルかを表示します。

● サブフォルダが存在する場合(“サブフォルダ対象”選択時) フォルダ階層を表示すると同時に、どちらのフォルダに存在しているか

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第第第第15151515章章章章 フォルダ比較の操作方法

266

を表示します。 存在の有無だけが比較の対象となります。

● 同じファイルが存在する場合 最新更新日付またはファイルサイズを比較し、比較結果を表示します。

以下に、比較結果を表示するアイコンの一覧を示します。

表:比較結果表示アイコン一覧表:比較結果表示アイコン一覧表:比較結果表示アイコン一覧表:比較結果表示アイコン一覧

最上位のフォルダを示すルートルートルートルートアイコンです。

フォルダフォルダフォルダフォルダに対する比較結果を示すアイコン

両フォルダに存在するフォルダ

フォルダ1にだけ存在するフォルダ

フォルダ2にだけ存在するフォルダ 両フォルダに存在するファイルファイルファイルファイルの比較結果を示すアイコン

フォルダ1のファイルの最終更新日付が新しい場合

フォルダ2のファイルの最終更新日付が新しい場合

フォルダ1のファイルのファイルサイズが大きい場合

フォルダ2のファイルのファイルサイズが大きい場合

ファイルサイズ・最終更新日付のいずれもが等しい

ファイルサイズは同じでも、ファイルの内容が異なる

どちらかのフォルダにだけ存在するファイルファイルファイルファイルを示すアイコン

フォルダ1にだけ存在するファイル

フォルダ2にだけ存在するファイル

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15.3 フォルダ比較のメニュー

267

15.315.315.315.3 フォルダ比較のメニューフォルダ比較のメニューフォルダ比較のメニューフォルダ比較のメニュー

フォルダ比較のメニューの概要を以下に示します。詳細については、ヘルプを参照してください。

[[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ファイル]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 開く 比較するフォルダ1およびフォルダ2を指定し、結果を

ウィンドウに表示します。 結果の保存 表示中の2つのフォルダを条件を付けて再比較し、結果

をファイルに保存します。 終了 フォルダ比較を終了します。

[[[[表示表示表示表示]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[表示]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[表示表示表示表示]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 ツールバー ツールバーを表示するか否か指定します。 フォルダバー フォルダバーを表示するか否か指定します。 ステータスバー ステータスバーを表示するか否か指定します。 絞り込み リ ス ト表示域に表示するファイルを絞り込みま

す。 ● 比較結果の種別ごと ● ファイル名ごと

アイコンの整列 リスト表示域に表示するファイルを指定された順で整列します。

サ イ ズ 表 示 の 切り替え

リスト表示域に表示されているファイルサイズを切り替えます。 ● キロバイト(KB)単位 または バイト単位

最 新 の 情 報 に 更新

表示中のフォルダを同一条件で再度比較します。

[[[[ツールツールツールツール]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[ツール]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ツールツールツールツール]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 フ ァ イ ル 比較

選択されたファイルの内容を比較ツールで比較します。

編集 選択されたファイルをエディタで編集します。

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268

第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法ツールの組み込み方法ツールの組み込み方法ツールの組み込み方法

本章では、Windows(R)の“メモ帳(notepad.exe) ”をツールとして組み込む場合を例に、ツールの組み込み作業の流れと各作業について説明します。

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16.1 組み込み作業の流れ

269

16.116.116.116.1 組み込み作業の流れ組み込み作業の流れ組み込み作業の流れ組み込み作業の流れ

以下に、ツールの組み込み作業の流れを示します。

図図図図::::ツールの組み込み作業の流れツールの組み込み作業の流れツールの組み込み作業の流れツールの組み込み作業の流れ

ツールの組み込み作業の手順と各作業の概要について説明します。

1)1)1)1)組み込みの検討組み込みの検討組み込みの検討組み込みの検討 ツールの組み込みにあたっては、以下の項目について調査し、該当のツールが

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

270

組み込み可能かどうか検討します。 検討項目検討項目検討項目検討項目 概概概概 要要要要

ツールの機能 PowerGEM Plusのエディタのように、開発マネージャからファイルを選択して起動できるツールであるか確認します。 組み込み可能であれば、ツールクラスを“EDIT”として、組み込むことができます。 ツ ー ル の ツ ー ル ク ラ ス 名 の 一 覧 は 、「表:PowerGEM Plusのツール一覧」を参照してください。

ツールのインターフェイス Scriptソースに設定する“ツールのコマンド名”および“インターフェイス”を確認します。

ツールの処理対象ファイルの拡張子

開発マネージャで、特定の拡張子のファイルを選択した場合にツールを起動させるか否か、操作対象となるファイルの拡張子を確認します。

2)Script2)Script2)Script2)Scriptソースのコーディングソースのコーディングソースのコーディングソースのコーディング PowerGEM Plusのツール間の連携を行うための処理をScriptソースに記述します。Scriptソースは、エディタを使用して作成します。このScriptソースのファイルの拡張子は、“scp”にします。以下に、Scriptソースの例を示します。

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16.1 組み込み作業の流れ

271

図図図図:Script:Script:Script:Scriptソースの例ソースの例ソースの例ソースの例

3)Script3)Script3)Script3)Scriptソースのコンパイルソースのコンパイルソースのコンパイルソースのコンパイル Scriptソースの作成が済んだら、Scriptソースをコンパイルします。コンパイルが正常に終了すると、バイナリデータ付きファイル(拡張子:mcp)が作成されます。コンパイルは、PowerGEM Plusのエディタで[ツール]メニューの[翻訳]コマンドで行います。コンパイルでScriptソースにエラーが検出された場合は、エディタで修正します。

4)4)4)4)ツールの動作環境の設定ツールの動作環境の設定ツールの動作環境の設定ツールの動作環境の設定 組み込んだツールを実行するための環境定義を、開発マネージャの環境設定で行います。以下の項目の設定を行います。 ● ツールクラス名 ● ツールの起動情報 ● 拡張子とツールとの対応 ● 組み込むツールの格納先 ● その他(拡張子、開発マネージャのメニューの設定など)

5)Script5)Script5)Script5)Scriptのデバッグのデバッグのデバッグのデバッグ Scriptソースのデバッグしたい関数内の先頭に“debug();”関数を記述します。

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

272

Scriptを実行し、“debug();”関数が実行されると、デバッガが起動されます。Scriptデバッガについては、Scriptデバッガのヘルプを参照してください。

6)6)6)6)ツールのテストツールのテストツールのテストツールのテスト ツールを実際に実行させてテストします。ツールの起動は、開発マネージャで行います。テストで異常が発生した場合、原因をよく調べ、Scriptソースに誤りがあれば、エディタで修正します。

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16.2 Scriptソースを作成する

273

16.216.216.216.2 ScriptScriptScriptScriptソースを作成するソースを作成するソースを作成するソースを作成する

PowerGEM Plusにツールを組み込むためには、Scriptソースを作成する必要があります。以下に、Scriptソースの記述形式を示します。

図図図図:Script:Script:Script:Scriptソースの記述形式ソースの記述形式ソースの記述形式ソースの記述形式

Scriptソースのサンプル

Scriptソースの文法については、本書では特に説明はしません。Scriptソースの作成に当たっては、PowerGEM Plusのインストール先フォルダの直下に格納されている“sample.scp(Scriptソース例)”を参照してください。

ScriptScriptScriptScriptソソソソースの構成ースの構成ースの構成ースの構成 Scriptソースは、以下の要素から構成されます。 ● 共通変数設定域 ● ツール組み込み前処理 ● コールバック処理

以下に、各要素の概要を示します。

共通変数設定域共通変数設定域共通変数設定域共通変数設定域 共通変数設定域では、作成するScriptソース中で共通に使用する変数を定義します。以下に、共通変数設定域の例を示します。

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

274

図図図図::::共通変数設定域の例共通変数設定域の例共通変数設定域の例共通変数設定域の例

Scriptソースのサンプルでは sample.scpでは、ツールクラスは“EDIT”となっています。別のツールクラス名に決めた場合は、この“EDIT”を決定したツールクラス名に変更してください。

ツール組み込み前処理ツール組み込み前処理ツール組み込み前処理ツール組み込み前処理 PowerGEM Plusとのツール間の連携を行うための処理を記述します。以下に、ツール組み込み前処理の例を示します。

図図図図::::ツール組み込み前処理の例ツール組み込み前処理の例ツール組み込み前処理の例ツール組み込み前処理の例

コールバック処理コールバック処理コールバック処理コールバック処理 PowerGEM Plusから送られたメッセージに対する処理を記述します。ツールの起動処理なども記述します。なお、コールバック関数は、複数個記述することができます。以下に、コールバック処理の記述例を示します。

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16.2 Scriptソースを作成する

275

図図図図::::コールバック処理の例コールバック処理の例コールバック処理の例コールバック処理の例

起動するツールをToolExecEX関数で指定します。ToolExecEX関数の第1パラメータに、起動するツールを指定します。ツールは、フルパスでまたはファイル名だけで指定します。ToolExecEX関数の第2パラメータには、第1パラメータに指定したファイルに渡すコマンドラインを記述します。なお、16ビットツールを組み込むには、ToolExec関数を使用してください。ToolExecEX関数では、ツールの終了と同期をとってマクロマネージャを終了させるように指定することができます。指定方法については、“sample.scp”に関数仕様を載せてあるので参照してください。

Scriptソースのサンプルでは sample.scpでは“sample.exe”を起動するようになっています。この“sample.exe”を任意のファイル名に変更してください。

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

276

16.316.316.316.3 ScriptScriptScriptScriptソースをコンパイルするソースをコンパイルするソースをコンパイルするソースをコンパイルする

Scriptソースのコンパイル手順について説明します。なお、PowerGEM PlusのエディタでScriptソースを編集している状態からの手順を示します。 1. PowerGEM Plusのエディタの[ツール]メニューの[翻訳]コマンドを選択します。

図:図:図:図:ScriptScriptScriptScriptソースの翻訳例ソースの翻訳例ソースの翻訳例ソースの翻訳例

2. PowerGEM Plusのビルダおよびマクロマネージャが起動され、エディタで作成中のScriptソースがコンパイルされます。

図:図:図:図:ScriptScriptScriptScriptソースの翻訳結果ソースの翻訳結果ソースの翻訳結果ソースの翻訳結果((((正常正常正常正常))))例例例例

コンパイルが正常に終了すると、Scriptソースが格納されているフォルダの直下に、バイナリデータ付きファイル(拡張子:mcp)が作成されます。コンパイル時にエラーが発生した場合は、ビルダの画面にエラーの発生したファイル名、行位置、およびエラーの内容が表示されます。

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16.3 Scriptソースをコンパイルする

277

図:図:図:図:ScriptScriptScriptScriptソースの翻訳結果ソースの翻訳結果ソースの翻訳結果ソースの翻訳結果((((エラーエラーエラーエラー))))例例例例

ScriptScriptScriptScriptソースの修正ソースの修正ソースの修正ソースの修正 バイナリデータ付きファイルに、直接修正を加えることはできません。エディタでScriptソースを修正して、再度コンパイルを行います。

Scriptソースをツールの実行時にコンパイルする Scriptソースのコンパイルを行わなくても、組み込みツールを実行することができます。この場合、マクロマネージャは、Scriptソースをツールの実行時にコンパイルします。なお、Scriptソースをコンパイルしておけば、実行時のコンパイル処理が不要になる分、ツールの実行速度が向上します。

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

278

16.416.416.416.4 ツール組み込みのための環境設定を行ツール組み込みのための環境設定を行ツール組み込みのための環境設定を行ツール組み込みのための環境設定を行うううう

PowerGEM Plusに組み込んだツールを起動するためには、事前に環境設定を行う必要があります。PowerGEM Plusの環境設定で以下の情報の設定を行います。 ● 拡張子の設定 ● ツールクラス名の設定 ● 組み込むツールの格納先の設定 ● ツールの起動情報の設定 ● 拡張子とツールとの関連付け ● 開発マネージャのメニューの設定 ● システムとの関連付けの設定([PowerGEM Plusの基本環境]で設定します)

ここでは、ツールを組み込むための環境設定の起動手順や概要について説明します。PowerGEM Plusとしての環境設定の詳細については、「環境設定」を参照してください。

PowerGEM Plusと連携している製品では

PowerGEM Plus上で動作するツールを提供している製品の場合、その製品とPowerGEM Plusをインストールするだけで、ツール組み込みのための環境設定を行う必要がない場合があります。製品が提供している説明書を参照してください。

16.4.116.4.116.4.116.4.1 ツール組み込みの環境設定手順ツール組み込みの環境設定手順ツール組み込みの環境設定手順ツール組み込みの環境設定手順

ツールを組み込むための環境設定は、以下の手順で行います。 1. 開発マネージャの[オプション]メニューの[環境設定]コマンドを選択します。 [環境設定]画面が表示されます。

図図図図:[:[:[:[環境設定環境設定環境設定環境設定]]]]画面画面画面画面

設定した環境の有効範囲が違います

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16.4 ツール組み込みのための環境設定を行う

279

[PowerGEM Plusの基本環境]ボタンおよび[ログオンユーザの環境]ボタンのどちらを選択したかで、設定した環境の有効範囲が異なってきます。 ― [PowerGEM Plusの基本環境]:ログオンユーザだけでなく他のユーザに対しても有効な設定方法です。システム全体の環境として設定します。

― [ログオンユーザの環境]:ログオンユーザだけに有効な設定方法です。この設定は、PowerGEM Plusの基本環境の設定より優先されます。

2. [ツールの組み込み]画面が表示されます。 ツールを組み込むために必要な設定画面が表示されます。

図図図図: [: [: [: [ツールの組み込みツールの組み込みツールの組み込みツールの組み込み]]]]画面画面画面画面

[システムとの関連付け]タブは [PowerGEM Plusの基本環境]ボタンを選択した場合に有効な設定項目です。

3. [ツールの組み込み]画面で対応する項目のタブを選択し、表示された画面から必要な環境設定情報を入力します。 [OK]ボタンをクリックすると、設定が終わり、設定画面に戻ります。

4. 設定する項目について[3]~[4]の操作を繰り返し行います。 5. 必要な項目の設定が完了したら、項目の環境設定画面の[閉じる]ボタンをクリックします。 環境設定が終了します。

各設定項目の説明では各設定項目の説明では各設定項目の説明では各設定項目の説明では ツールとしてWindows(R)のメモ帳をログオンユーザの環境に組み込む場合の設定値を例として示します。なお、“システムとの関連付け”を行うことにより、Windows(R)に登録されている拡張子に関連付けられたコマンドを利用できるようになります。

16.4.216.4.216.4.216.4.2 拡張子の設定拡張子の設定拡張子の設定拡張子の設定

拡張子の設定は、組み込むツールの処理するファイルの拡張子が、PowerGEM Plusとして設定されていない場合に必要です。該当の拡張子がすでに設定されている場合は不要です。拡張子を設定することにより、選択されているファイルに対応した特定のツールが起動できます。

設定例では

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

280

"メモ帳"の組み込みの場合、メモファイルの拡張子を"TXT"とします。拡張子"TXT "はPowerGEM Plusに設定されていないので、拡張子として"TXT"を設定します。

拡張子の設定手順拡張子の設定手順拡張子の設定手順拡張子の設定手順 1. [ツールの組み込み]設定画面の[拡張子]タブを選択します。 「図:[拡張子]設定画面」に示す設定画面が表示されます。

2. 拡張子の設定画面から、拡張子および注釈(コメント)を入力して[設定]ボタンをクリックします。 入力した拡張子が設定されます。

設定した拡張子は、以下の箇所で表示されます。 ● 開発マネージャの[新規作成]ダイアログの[ファイルの種別] ● エディタの[ファイルを新規作成]ダイアログの[拡張子] ● エディタの[ファイルを開く]ダイアログの[ファイル種類]

設定画面例設定画面例設定画面例設定画面例 以下に、[拡張子]設定画面の例を示します。この例では、以下を設定しています。 ● [拡張子]:“TXT" ● [注釈]:“テキスト文書”

図図図図:[:[:[:[拡張子拡張子拡張子拡張子]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

拡張子の削除拡張子の削除拡張子の削除拡張子の削除 拡張子の削除も、拡張子の設定と同じように[拡張子]設定画面で行います。削除する拡張子を指定して、[削除]ボタンをクリックします。指定した拡張子が削除されます。

16.4.316.4.316.4.316.4.3 ツールクラス名の設定ツールクラス名の設定ツールクラス名の設定ツールクラス名の設定

ツールクラスの設定は、組み込むツールのツールクラスがPowerGEM Plusとし

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16.4 ツール組み込みのための環境設定を行う

281

て設定されていない場合に必要です。すでに設定されているツールクラス名を使用する場合は設定の必要はありません。組み込むツールのツールクラスを新規のツールクラスにする場合に、ツールクラス名の設定を行います。

設定例では

"メモ帳"の組み込みの場合、ツールクラス名は既登録の"EDIT"とするので設定は行いません。

ツールクラス名の設定手順ツールクラス名の設定手順ツールクラス名の設定手順ツールクラス名の設定手順 1. [ツールの組み込み]設定画面の[ツールクラス]タブを選択します。 「図:[ツールクラス]の設定画面」に示す設定画面が表示されます。

2. 設定画面から、ツールのツールクラス名と、注釈(ツールクラスを説明する簡潔な注釈)を入力して[設定]ボタンをクリックします。 入力したツールクラス名が設定されます。

設定した内容は、開発マネージャの[ツールの起動]ダイアログに表示されます。

設定画面例設定画面例設定画面例設定画面例 以下に、[ツールクラス]設定画面の例を示します。この例では以下を設定しています(既存の設定内容です)。 ● [ツールクラス名]:“EDIT" ● [注釈]:“編集”

図図図図:[:[:[:[ツールクラスツールクラスツールクラスツールクラス]]]]の設定画面の設定画面の設定画面の設定画面

ツールクラス名の削除ツールクラス名の削除ツールクラス名の削除ツールクラス名の削除 ツールクラス名の削除も、ツールクラス名の設定と同じように[ツールクラス]設定画面で行います。削除するツールクラス名を指定して、[削除]ボタンをクリックします。指定したツールクラスが削除されます。

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

282

16.4.416.4.416.4.416.4.4 組み込むツールの格納先の設定組み込むツールの格納先の設定組み込むツールの格納先の設定組み込むツールの格納先の設定

組み込むツールが格納されているフォルダを設定し、そのフォルダを任意の[ツールの格納先の名前]に割り当てます。

設定した[ツールの格納先の名前]は

マクロマネージャが、Scriptソースや実行するツールを検索するために参照するフォルダの情報として使用されます。なお、設定した[ツールの格納先の名前]は、次に設定する「ツールの起動情報の設定」で指定します。

設定例では

"メモ帳"の組み込みの場合、[ツールの格納先の名前]は既存の"PFV"を設定します。

組み込むツールの格納先の設定手順組み込むツールの格納先の設定手順組み込むツールの格納先の設定手順組み込むツールの格納先の設定手順 1. [ツールの組み込み]設定画面の[格納先]タブをクリックします。 「図:[格納先]設定画面」に示す[格納先]設定画面が表示されます。

2. 設定画面から、組み込むツールの[ツールの格納先の名前]および[格納先フォルダ名]を設定して[設定]ボタンをクリックします。

3. 設定した[ツールの格納先の名前]をスクリプト検索対象パスへ追加します。 [スクリプト検索対象パスへ追加]の[追加]ボタンをクリックします。[スクリプト検索対象の編集]ダイアログで[OK]ボタンをクリックします。

設定画面例設定画面例設定画面例設定画面例 以下に、[格納先]設定画面の例を示します。この例では以下を設定しています。 ● [ツールの格納先の名前]:“PFV”

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16.4 ツール組み込みのための環境設定を行う

283

図図図図:[:[:[:[格納先格納先格納先格納先]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

設定項目設定項目設定項目設定項目 設定する各項目を以下に示します。

[[[[ツールの格納先の名前ツールの格納先の名前ツールの格納先の名前ツールの格納先の名前]]]] 以下のように設定します。 ● Scriptソースがツールと同じフォルダに格納されている場合 ツールの格納先の名前を指定します。

● Scriptソースがツールの格納先の名前と異なるフォルダに格納されている場合 任意のツールの格納先の名前を設定し、Scriptソースの格納先のフォルダを[格納先フォルダ名]に設定します。

[[[[格納先フォルダ名格納先フォルダ名格納先フォルダ名格納先フォルダ名]]]] [ツールの格納先の名前]で指定したツールが、すでにインストールされている場合は、そのツールの格納フォルダが設定されます。この場合、[ツールの格納先の名前]が“PFV”または“GEM”のときは、設定されているフォルダを変更することはできません。それ以外の場合は、任意のフォルダ名を入力したり、[参照]ボタンによって表示されるダイアログから選択したフォルダを設定したりすることができます。

組み込むツールの格納フォルダの削除組み込むツールの格納フォルダの削除組み込むツールの格納フォルダの削除組み込むツールの格納フォルダの削除 組み込むツールの格納フォルダの削除も、組み込むツールの格納先の設定と同じように[格納先]設定画面で行います。削除するツールを[ツールの格納先の名前]に指定して、[削除]ボタンをクリックします。指定した設定情報が削除されます。

16.4.516.4.516.4.516.4.5 ツールの起動情報の設定ツールの起動情報の設定ツールの起動情報の設定ツールの起動情報の設定

ツールクラスごとのツールの起動情報を設定します。起動情報として、以下の

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

284

情報を設定します。 設定情報設定情報設定情報設定情報 概概概概 要要要要

ツールクラス名 -

ツールの起動情報

ツールの名前 ツールの格納先の名前 ツールを起動するコマンドライン ツール間連携の有無

設定例では

"メモ帳"の組み込みの場合、Scriptソースの利用を前提にした起動情報を設定します。

ツールの起動情報の設定手順ツールの起動情報の設定手順ツールの起動情報の設定手順ツールの起動情報の設定手順 1. [ツールの組み込み]設定画面の[起動情報]タブを選択します。 「図:[起動情報]設定画面」に示す[起動情報]設定画面が表示されます。

2. 設定画面から、組み込むツールの起動情報を入力して[設定]ボタンをクリックします。

設定画面例設定画面例設定画面例設定画面例 以下に、[起動情報]設定画面の例を示します。この例では以下を設定しています。 ● [ツールクラス名]:“EDIT" ● [ツール名]:"メモ帳" ● [格納先の名前]:"PFV" ● [コマンドライン]:"txt.scp(Scriptソースのファイル名) " ● [ツール間の連携]:"する(Scriptソースのため)" ● [MDIツール]:無チェック

図図図図:[:[:[:[起動情報起動情報起動情報起動情報]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

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16.4 ツール組み込みのための環境設定を行う

285

設定項目設定項目設定項目設定項目 設定する各項目を以下に示します。

[[[[ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名]]]] 組み込むツールのツールクラス名を選択します。

[[[[ツール名ツール名ツール名ツール名]]]] [コマンドライン]で指定するコマンドに対するツール名を、選択または入力します。コマンドを一意に識別するツール名を指定する必要があります。

[[[[格納先の名前格納先の名前格納先の名前格納先の名前]]]] 格納先の名前は、“組み込むツールの格納先の設定”で設定した[ツールの格納先の名前]を指定します。

[[[[コマンドラインコマンドラインコマンドラインコマンドライン]]]] ツールを起動するためのコマンドラインを設定します。Scriptソース以外の通常のEXE形式の実行ファイルも指定できます。

[[[[ツール間の連携ツール間の連携ツール間の連携ツール間の連携]]]] 以下のように設定します。 d. ツール間の連携を“する/しない”のいずれかを選択します。 [コマンドライン]にScriptソースを指定しない場合には、“しない”を選択します。

e. ツール間の連携をする場合で、そのツールがMDI対応ツールならば[MDIツール]をチェックします。 [MDIツール]をチェックすると、[コマンドライン]で指定するコマンドがMDI(Multiple Document Interface)対応のツール(親ウィンドウに幾つもの子ウィンドウを開けるツール)として扱われます。メモ帳の場合には、ここをチェックする必要はありません。

まだ、ツールは起動できません “拡張子とツールとの関連付け”を行う必要があります。

ツール起動情報の削除ツール起動情報の削除ツール起動情報の削除ツール起動情報の削除 ツール起動情報の削除も、ツール起動情報の設定と同じように[起動情報]設定画面で行います。[ツール名]にツール起動情報を削除するツール名を指定して、[削除]ボタンをクリックします。指定したツールのツール起動情報が削除されます。

16.4.616.4.616.4.616.4.6 拡張子とツールとの関連付け拡張子とツールとの関連付け拡張子とツールとの関連付け拡張子とツールとの関連付け

拡張子とツールとの関連付けでは、“拡張子とツールクラスの組み合わせ”に対して、起動するツールを定義します。以下に示すような場合に行います。 ● 新しく組み込んだツールを起動できるようにする場合 ● “拡張子とツールクラスの組み合わせ”に対し、現在使用しているツールとは別のツールを起動するような場合

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

286

開発マネージャで、ファイルを選択してツールクラスを起動すると、本設定で設定した“拡張子とツールクラスの組み合わせ”に対応しているツールが起動されます。

設定例では

"メモ帳"の組み込みの場合、拡張子"TXT"とツールクラス名"EDIT"を関連付けます。

拡張子とツ拡張子とツ拡張子とツ拡張子とツールとの関連付けの手順ールとの関連付けの手順ールとの関連付けの手順ールとの関連付けの手順 1. [ツールの組み込み]設定画面の[拡張子との関連付け]タブを選択します。 「図:[拡張子との関連付け]設定画面」に示す設定画面が表示されます。

2. 設定画面から、起動に関連付ける“拡張子”を選択します。 3. 拡張子に関連付けるツール情報を設定します。 画面右側[設定可能なツールの情報]で起動の対象とするツールクラス名およびツール名を選択し、[設定]ボタンをクリックします。選択したツールクラス名およびツール起動情報が画面左側[拡張子と関連付けられたツールの情報]に表示されます。

設定画面例設定画面例設定画面例設定画面例 以下に、[拡張子との関連付け]設定画面の例を示します。この例では以下を設定しています。 ● [拡張子]:“TXT" ● [ツールクラス名]:"EDIT" ● [ツール名]:"メモ帳"

図図図図:[:[:[:[拡張子との関連付け拡張子との関連付け拡張子との関連付け拡張子との関連付け]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

設定項目設定項目設定項目設定項目 設定する各項目を以下に示します。

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16.4 ツール組み込みのための環境設定を行う

287

[[[[拡張子拡張子拡張子拡張子]]]] 設定の対象とする拡張子を選択します。

[[[[拡張子と関連付けられたツールの情報拡張子と関連付けられたツールの情報拡張子と関連付けられたツールの情報拡張子と関連付けられたツールの情報]]]] 画面右側の[設定可能なツールの情報]の[ツールクラス名]および[ツール名]から拡張子に関連付ける[ツールクラス名]および[ツール名]を選択します。[<-設定]ボタンをクリックすると、指定した拡張子にツールが関連付けられて、画面左側の[拡張子と関連付けられたツールの情報]に表示されます。

[[[[設定可能なツールの情報設定可能なツールの情報設定可能なツールの情報設定可能なツールの情報]]]] ツールクラス名ごとに設定されているツールの情報が表示されます。ここから関連付けるツールを選択します。 ● [ツールクラス名] 関連付ける[ツールクラス名]を選択します。

● [ツール名] 起動するツールの[ツール名]を選択します。ツールの[起動情報]タブで設定したツール名を選択します。

拡張子とツールとの関連付けの削除の手順拡張子とツールとの関連付けの削除の手順拡張子とツールとの関連付けの削除の手順拡張子とツールとの関連付けの削除の手順 拡張子と関連付けられたツールの起動情報の削除も、拡張子とツールとの関連付けと同じように[拡張子との関連付け]設定画面で行います。 1. 削除する組み合わせを選択します。 [拡張子との関連付け]の[拡張子]で拡張子を選択します。

2. 設定画面の左側[拡張子と関連付けられたツールの情報]の[ツールクラス名]でツールクラス名を選択します。

3. [削除]ボタンをクリックします。指定した関連付けが削除されます。

16.4.716.4.716.4.716.4.7 開発マネージャのメニューの設定開発マネージャのメニューの設定開発マネージャのメニューの設定開発マネージャのメニューの設定

開発マネージャの[ツール]メニューには、任意のコマンドを追加したり削除したりすることができます。ここでは、組み込んだツールを起動するためのコマンドを設定します。

設定例では

"メモ帳"の組み込みの場合、コマンド名として"メモ帳"を設定します。

開発マネージャのメニ開発マネージャのメニ開発マネージャのメニ開発マネージャのメニューの設定手順ューの設定手順ューの設定手順ューの設定手順 1. [ツールの組み込み]設定画面の[開発マネージャのメニュー]をクリックします。 「図:[開発マネージャのメニュー]設定画面」に示す設定画面が表示されます。

2. 設定画面の[ツールメニューのコマンド名]に、[ツール]メニューに追加するコマンド名を入力します。

3. コマンドで起動するツールの[ツールクラス名]と[コマンド名]を選択します。

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

288

[メッセージ]の[ツールクラス名]で、起動するツールのツールクラス名を選択します。

4. アクセスキーを定義します。 5. コマンドを[ツール]メニューに表示するかどうかをチェックします。 6. [追加]ボタンをクリックします。 7. さらにコマンドを追加する場合は、[2]~[6]の操作を繰り返して行います。

EDITツールクラスに組み込んだツールは 開発マネージャのメニューの設定を行わなくても、開発マネージャの[ツール]メニューの[編集]コマンドから起動できます。

設定画面例設定画面例設定画面例設定画面例 以下に、[開発マネージャのメニュー]設定画面の例を示します。この例では以下を設定しています。 ● [ツールメニューのコマンド名]:"メモ帳" ● [ツールクラス名]:"EDIT" ● [コマンド名]:"START " ● [アクセスキー]:"M"

図図図図:[:[:[:[開発マネージャのメニュー開発マネージャのメニュー開発マネージャのメニュー開発マネージャのメニュー]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

設定項目設定項目設定項目設定項目 設定する各項目を以下に示します。

[[[[ツールメニューのコマンド名ツールメニューのコマンド名ツールメニューのコマンド名ツールメニューのコマンド名]]]] [ツールメニューのコマンド名]に、メニューに追加するコマンド名を入力します。ここで入力したコマンド名が開発マネージャの[ツール]メニューに表示されます。以下に、コマンド“メモ帳”を[ツール]メニューに組み込んだ例を示します。

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16.4 ツール組み込みのための環境設定を行う

289

図:図:図:図:[[[[ツールツールツールツール]]]]メニューの表示例メニューの表示例メニューの表示例メニューの表示例

[[[[ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名ツールクラス名]]]] 開発マネージャの[ツール]メニューで該当コマンドが選択されたときに、起動するツールのツールクラス名を選択します。

[[[[ココココマンド名マンド名マンド名マンド名]]]] 追加したコマンドが選択されたときに、ツールクラスに対して発行するメッセージのコマンドを入力します。

[[[[アクセスキーアクセスキーアクセスキーアクセスキー]]]] メニューに追加するコマンド名のアクセスキーを入力します。

[[[[ツールメニューに表示しないツールメニューに表示しないツールメニューに表示しないツールメニューに表示しない]]]] 開発マネージャの[ツール]メニューのコマンドを無効にする場合にチェックします。

開発マネージャの開発マネージャの開発マネージャの開発マネージャの[[[[ツールツールツールツール]]]]メニューのカスタマイズメニューのカスタマイズメニューのカスタマイズメニューのカスタマイズ [開発マネージャのメニュー]設定画面では、開発マネージャの[ツール]メニューにコマンドを追加するだけでなくコマンドの削除や設定内容を変更したりすることができます。これらの操作もすべて、[開発マネージャのメニュー]設定画面で行います。 表:開発マネージャの[ツール]メニューのカスタマイズ一覧

カスタマイズ項カスタマイズ項カスタマイズ項カスタマイズ項目目目目

操作手順操作手順操作手順操作手順

削除 [ツールメニューのコマンド名]に、開発マネージャの[ツール]メニューから削除するコマンド名を選択し、[削除]ボタンをクリックします。

設定情報の変更 [ツールメニューのコマンド名]に、開発マネージャの[ツール]メニューから設定情報を変更するコマンド名を選択し、変更する情報を設定して[設定]ボタンをクリックします。

無効化 [ツールメニューのコマンド名]に、開発マネージャの[ツール]メニューに表示しないコマンド名を選択し、[ツールメニューに表示しない]チェックボックスをオンにします。

有効化 [ツールメニューのコマンド名]に、無効になっているコマンド名(淡色表示)を選択し、[ツールメニューに表示しない]チェックボ

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

290

カスタマイズ項カスタマイズ項カスタマイズ項カスタマイズ項目目目目

操作手順操作手順操作手順操作手順

ックスをオフにします。

16.4.816.4.816.4.816.4.8 システムとの関連付けシステムとの関連付けシステムとの関連付けシステムとの関連付け

“Windows(R)に登録されている拡張子に関連付けられたコマンド”を、EDITクラスのツールとして組み込みます。これにより、開発マネージャなどからツールを起動する場合に、Windows(R)に登録されている拡張子に関連付けられたコマンドを利用できるようになります。

PowerGEM Plusの基本環境です [システムとの関連付け]タブは、[PowerGEM Plusの基本環境]ボタンを選択した場合に表示される項目です。

設定画面例設定画面例設定画面例設定画面例 以下に、[システムとの関連付け]設定画面の例を示します。

図図図図:[:[:[:[システムとの関連付けシステムとの関連付けシステムとの関連付けシステムとの関連付け]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

例外:システムとの関連付けを行わない Windows(R)に登録されている拡張子に関連付けられたコマンドを使用しない拡張子も設定できます。

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16.5 組み込んだツールの起動と終了

291

16.516.516.516.5 組み込んだツールの起動と終了組み込んだツールの起動と終了組み込んだツールの起動と終了組み込んだツールの起動と終了

組み込んだツールの起動方法および終了方法を示します。

ツールの起動方法ツールの起動方法ツールの起動方法ツールの起動方法 組み込んだツールは、開発マネージャから以下に示す方法で起動します。 ● [ファイル一覧操作]ウィンドウからの起動 ● [ツールの起動]コマンドからの起動

以下に、各起動方法の操作概要を説明します。

開発マネージャの開発マネージャの開発マネージャの開発マネージャの[[[[ファイル一覧操作ファイル一覧操作ファイル一覧操作ファイル一覧操作]]]]ウィンドウからの起動ウィンドウからの起動ウィンドウからの起動ウィンドウからの起動 以下のどちらかの操作で起動することができます。 ● EDITツールクラスとしてツールを組み込んである場合 ツールの処理対象ファイルをダブルクリックしてツールを起動することができます。たとえば、拡張子が“txt”のファイルをダブルクリックすると、“メモ帳”が起動されます。ただし、ファイルの拡張子は、環境設定で設定した拡張子である必要があります。

● 開発マネージャのメニューの設定を行った場合 ツールの処理対象ファイルを選択し、[ツール]メニューの該当コマンドを選択します。たとえば、ツール“メモ帳”を起動する場合は、[ツール]メニューの[メモ帳]コマンドを選択します。

開発マネージャの開発マネージャの開発マネージャの開発マネージャの[[[[起動起動起動起動]]]]コマンドからの起動コマンドからの起動コマンドからの起動コマンドからの起動 以下の手順で起動します。 1. [ツール]メニューの[起動]コマンドを選択します。 [ツールの起動]ダイアログが表示されます。

図:図:図:図:[[[[起動起動起動起動]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

2. [ツールの起動]ダイアログに表示されたツールの一覧から、起動するツールクラスを選択します。

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第第第第16161616章章章章 ツールの組み込み方法

292

図:図:図:図:[[[[ツールの起動ツールの起動ツールの起動ツールの起動]]]]ダイアログ例ダイアログ例ダイアログ例ダイアログ例

[ファイル名]にツールが処理するファイル名を設定し、[OK]ボタンをクリックします。該当するツールが起動されます。

マクロマネージャがツールを起動します ツールの起動操作を行うと、マクロマネージャが起動されます。このマクロマネージャが該当するツールを起動します。マクロマネージャが起動されると、マクロマネージャのタスクバーボタンが表示されます。

ツールの終了方法ツールの終了方法ツールの終了方法ツールの終了方法 マクロマネージャは、ツールから“終了メッセージ”を受け付けるとツールを終了させてマクロマネージャ自身も終了します。なお、ScriptソースでのToolExecEX関数の指定方法によっては、マクロマネージャから起動したツールの終了と同期して、マクロマネージャも終了することもできます。この指定方法については、“sample.scp”の関数仕様を参照してください。 その他のツールの終了方法を以下に示します。 ● PowerGEM Plusまたは開発マネージャを終了します。モニタ中のすべてのツールが終了します。

● マクロマネージャのタスクバーボタンのコントロールメニューから[閉じる]コマンドを選択します。

注意事項注意事項注意事項注意事項 ● 組み込んだツールの処理状態により、マクロマネージャに対して終了の要求を行っても、ツールが終了しない場合があります。 各ツールで終了の操作を行ってください。

● ToolExecEX関数で終了の同期を行わないと ツールが終了しても、マクロマネージャのタスクバーボタンが残る場合があります。 マクロマネージャのタスクバーボタンのコントロールメニューから[閉じる]コマンドを選択して終了してください。

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293

第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式メイクファイルの記述形式メイクファイルの記述形式メイクファイルの記述形式

本章では、ビルダを使用して実行可能プログラムを作成する場合のメイクファイルの記述形式について説明します。なお、COBOLのWindows(R)アプリケーションをビルドするためのメイクファイルを例に説明します。

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第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式

294

17.117.117.117.1 メイクファイルの記述内容メイクファイルの記述内容メイクファイルの記述内容メイクファイルの記述内容

メイクファイルには、以下の情報を記述します。 記述情報記述情報記述情報記述情報 概概概概 要要要要 依存関係 ターゲットをどのソースから生成するか、および生成するためのコ

マンドを記述します。 生成規則 メイクファイル中での依存関係の記述が不完全な(依存関係やコマ

ンドが記述されていない)ターゲットの作成に適用する生成規則を記述します。 ビルダは、ターゲットの作成において依存関係の記述が不完全な場合、この生成規則に従ってターゲットを作成します。

メイクファイルには、マクロの記述が可能です。マクロには、内部マクロおよびユーザ定義マクロがあり、依存関係や生成規則の記述に使用します。また、メイクファイルには、コメントを書くことも可能です。

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17.2 メイクファイルの構成

295

17.217.217.217.2 メイクファイルの構成メイクファイルの構成メイクファイルの構成メイクファイルの構成

メイクファイルは、以下の5項目から構成されます。 ● マクロ記述 ● 依存関係 ● 生成規則 ● コマンド ● コメント

以下に、メイクファイルの構成例を示します。

図図図図::::メイメイメイメイクファイルの例クファイルの例クファイルの例クファイルの例

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第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式

296

17.317.317.317.3 マクロ記述マクロ記述マクロ記述マクロ記述

メイクファイルには、マクロが使用できます。マクロには、以下の2種類があります。 ● ユーザ定義マクロ: ユーザが定義するマクロ ● 内部マクロ: ビルダ定義のマクロ

17.3.117.3.117.3.117.3.1 ユーザ定義マクロユーザ定義マクロユーザ定義マクロユーザ定義マクロ

ユーザ定義マクロは、依存関係行より前に記述する必要があります。メイクファイルの先頭の部分でユーザ定義マクロを記述しておき、以降の依存関係の記述や生成規則の記述で使用します。ユーザ定義マクロの記述形式を以下に示します。

“マクロ名”がビルド時に“展開文字列”に置き換えられます。“図:メイクファイルの例”の[2]~[6]がユーザ定義マクロです。

ユーザ定義マクロの記述規則ユーザ定義マクロの記述規則ユーザ定義マクロの記述規則ユーザ定義マクロの記述規則 ● “マクロ名”は、英字で始まる英数字およびアンダースコア(“_”)を使用します。

● “マクロ名”は、大文字と小文字が区別して扱われます。 例:“COBOL”と“cobol”は異なるマクロ名として扱われます。

● “展開文字列”に指定できる文字列は任意の文字列です。 文字列の記述がない場合には、長さ0バイトの文字列として扱われます。

● 行の始まりに、スペースおよびタブを使用することはできません。 ● 区切り記号となる“=”の前後のスペースおよびタブは無視されます。 ● 同じマクロ名がマクロ定義と環境変数の両方にあった場合、マクロ定義が優先されます。

● 内部マクロ(@、*、?、<)をユーザ定義マクロとして再定義することはできません。

ユーザ定義マクロの参照方法ユーザ定義マクロの参照方法ユーザ定義マクロの参照方法ユーザ定義マクロの参照方法 ユーザ定義マクロは、マクロ名を小括弧“()”で囲み、その前にドル記号“$”を付けて使用(参照)します。ただし、マクロ名が1文字の場合には小括弧を省略することができます。

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17.3 マクロ記述

297

「図:メイクファイルの例」の[9]で記述されている“$(COMP)”や“$(COMPFLAGS)”がマクロ参照の一例です。この場合、以下のように文字列が展開されます。

$(COMP) → COBOL32.EXE $(COMPFLAGS)→ -i default.cbi

17.3.217.3.217.3.217.3.2 内部マクロ内部マクロ内部マクロ内部マクロ

内部マクロとは、ビルダによってマクロの意味が定義されているマクロです。内部マクロとして、以下のマクロ用意されています。

表表表表::::内部マクロ一覧内部マクロ一覧内部マクロ一覧内部マクロ一覧

マクロマクロマクロマクロ 意意意意 味味味味 @ 現在処理中のターゲットの完全なターゲット名を表します。

* 現在のターゲット名から拡張子部分を取り除いたファイル名を表します。

? 現在のターゲットに依存するファイルのうちターゲットより古いファイルの一覧を表します。

< 現在のターゲットより古い依存ファイルを表します。

内部マクロの参照方法内部マクロの参照方法内部マクロの参照方法内部マクロの参照方法 ユーザ定義マクロの場合と同様に小括弧“()”でマクロ名を囲み、その前に“$”を付けて参照します。ただし、内部マクロは1文字なので、小括弧は省略できます。

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第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式

298

ターゲットおよび依存関係にあるソースが以下であると仮定した場合の、ビルド時の展開を“表:内部マクロ参照の例”に示します。 ● ターゲット: A:¥a.obj ● 依存関係にあるソース: A:¥a.cob

また、内部マクロでは、“D”および“F”という文字を付け加えることでそれぞれフォルダ部分、ファイル名部分を取り出すことができます。

表表表表::::内部マクロ参照の例内部マクロ参照の例内部マクロ参照の例内部マクロ参照の例

マクロ参照マクロ参照マクロ参照マクロ参照 展開形展開形展開形展開形 マクロ参照マクロ参照マクロ参照マクロ参照 展開形展開形展開形展開形 マクロ参マクロ参マクロ参マクロ参照照照照

展開形展開形展開形展開形

$@ A : ¥a . obj

$(@D ) A: ¥ $(@F ) a . o bj

$* A: ¥a $(*D ) A: ¥ $(*F ) a

$? A : ¥a . cob

$(?D ) A: ¥ $(?F ) a . c ob

$< A : ¥a . cob

$(<D ) A: ¥ $(<F ) a . c ob

「図:メイクファイルの例」の[9]に記述されている“$*.cob”は内部マクロの参照例です。この場合、ビルド時に以下のように展開されます。

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17.4 依存関係の記述

299

17.417.417.417.4 依存関係の記述依存関係の記述依存関係の記述依存関係の記述

ターゲットをどのソースから生成するか、およびその生成のためのコマンドを記述します。 「図:メイクファイルの例」の[13]が依存関係の記述です。

「図:メイクファイルの例」の[13]は、以下のことを表しています。 ● “a.obj”は、“a.cob”から生成する。 ● その生成には、[13]の行のコマンドを使用する。

このような関係を“a.obj”は“a.cob”に依存しているといいます。

依存関係の記述形式依存関係の記述形式依存関係の記述形式依存関係の記述形式

依存関係行には、1つ以上のターゲットを記述する必要があります。“ターゲット”および“ソース”はスペースで区切ることで複数個指定することが可能です。ただし、最初の“ターゲット”の前にスペースおよびタブを記述することはできません。なお、“コマンド”については、“コマンド”で説明します。

ファイルの記述についてファイルの記述についてファイルの記述についてファイルの記述について メイクファイル中でのファイル名の記述にパスが含まれていない場合は、メイクファイルが存在するフォルダ上(ビルド処理が行われるフォルダ)にあるファイルを指定したものとして扱われます。したがって、フォルダがメイクファイルと異なるファイルは、パスの記述を省略できません。メイクファイルと同じフォルダ上のファイルの場合は、パスを省略できます。例を以下に示します。

ソースファイルとCOPYファイル(登録集)が以下の場合、メイクファイルの依存関係の記述を示します。 ● メイクファイル格納先: A:¥FILE

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第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式

300

● ソースファイル格納先: A:¥FILE¥a.cob ● COPYファイル(登録集)格納先: A:¥COPY¥cpy.cob

この場合、ソースファイルは、メイクファイルと同一のフォルダにあるので、パスを省略してファイル名を記述できます。COPYファイルは、ソースファイルと格納フォルダが違うため、パスを含む名前で記述する必要があります。メイクファイルは、以下のように記述します。

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17.5 生成規則の記述

301

17.517.517.517.5 生成規則の記述生成規則の記述生成規則の記述生成規則の記述

生成規則は、メイクファイル中に記述されている依存関係行が不完全な場合に、依存関係行を完全な形にするために使用される規則です。たとえば、依存関係行にコマンドが記述されていない場合や、ソース(依存関係にあるファイル)が記述されていない場合に、生成規則が使用されます。「図:メイクファイルの例」の[8]が、生成規則の記述の一例です。

“.cob”という拡張子のファイルから“.obj”という拡張子のファイルを生成するときに、“$(COMP)”すなわち“COBOL”コマンドを使用することを表しています。

生成規則の記述形式生成規則の記述形式生成規則の記述形式生成規則の記述形式

ソース拡張子を持つファイルからターゲット拡張子を持つファイルを生成するときに、コマンド行に記述したコマンドを使用することを表しています。生成規則の記述規則を以下に示します。 ● 生成規則の記述行の始めには、スペースおよびタブを記述することはできません。

● ソース拡張子とターゲット拡張子の間に、スペースおよびタブを記述することはできません。

● 生成規則を使用してターゲットを生成する場合は、“ターゲット”と“ソース”のファイル名から拡張子部分を除いた部分が一致するものとして扱います。

特殊なターゲット“特殊なターゲット“特殊なターゲット“特殊なターゲット“.SUFFIXES.SUFFIXES.SUFFIXES.SUFFIXES”””” 生成規則に記述する拡張子は、“.SUFFIXES”という特殊なターゲット指定によって登録しておく必要があります。登録されていない拡張子を使った生成規則は適用されません。「図:メイクファイルの例」の[7]が、“.SUFFIXES”という特殊なターゲット指定の例です。以後“.SUFFIXES”はサフィックスリストと

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第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式

302

記述します。以下にサフィックスリストの記述形式を示します。

ビルダは、以下のようなサフィックスリストを持っています。メイクファイル内にサフィックスリストの記述がない場合には、このサフィックスリストが使用されます。

サフィックスリストの“:”の右辺に記述される拡張子の並びは、優先順位の高い順に記述します。優先順位は、生成規則を使って推論が行われる場合に使用されます。後述する“依存関係行の推論”を参照してください。サフィックスリストを変更する場合は、「図:メイクファイルの例」の[7]のように、まず空白のリストを定義し、次の行で新たに作成するサフィックスのリストを記述します。たとえば、C言語の拡張子“.C”をサフィックスリストに追加する場合は、下図のように記述します。

依存関係行の推論依存関係行の推論依存関係行の推論依存関係行の推論 生成規則を使った依存関係行の推論について説明します。推論とは、不完全な生成記述行を完全な形式に補うために行われる処理です。「図:メイクファイルの例」の[8]および[14]がその一例です。

コマンド行の推論コマンド行の推論コマンド行の推論コマンド行の推論 「図:メイクファイルの例」の[14]のように依存関係が記述されていて、かつコマンドが記述されていない場合は、ビルダは、ターゲット部分の拡張子とソース部分の拡張子から「図:メイクファイルの例」の[8]に定義されている生成規則が使用できると判断します。「図:メイクファイルの例」の[14]の場合は以下のようになります。

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17.5 生成規則の記述

303

ソース名の推論ソース名の推論ソース名の推論ソース名の推論 依存記述部にソースの記述がない場合には、ターゲットの拡張子からソースの拡張子が判断されます。

この場合、ビルダは、ターゲットの拡張子として“.obj”という拡張子を持つ生成規則が登録されているかどうか検索します。「図:メイクファイルの例」の[8]のような生成規則が存在すれば、ソースの拡張子は“.cob”であると判断します。ソースファイル名は、ターゲットファイル名の拡張子を除いた部分にソースの拡張子を付けたものであると推論します。このファイル名が実際に存在すれば、そのファイルがソースとして扱われます。すべての生成規則を検索してもソース名を推論できない場合は、ターゲットに対するコマンドが存在すれば、つねにそのコマンドを実行します。 ソース名の推論では、サフィックスリストを使用します。そのため、拡張子部分を除いたファイル名が一致するファイルが同一フォルダ上に存在する場合には、ソース名を依存記述行に指定するようにしてください。以下のような場合には、意図しないソース名に対する処理が行われる可能性があります。

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第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式

304

たとえば、メイクファイルが上図で、メイクファイルと同一のフォルダ上に“a.cob”、“a.cbl”というファイルが存在すると仮定した場合、このビルドを行うと、ソースは“a.cob”であると推論します。“a.cbl”にはなりません。サフィックスリストの優先順位の高いファイルが推論されるからです。ターゲット“a.obj”のソースを“a.cbl”にするためには、サフィックスリストの優先順位を下図のように変更するか、または“a.obj”に対する“ソース”として“a.cbl”を記述する必要があります。

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17.6 コマンド

305

17.617.617.617.6 コマンドコマンドコマンドコマンド

依存関係行や生成規則記述行の直後の行に、ターゲットを生成するためのコマンドを記述します。コマンドは、依存関係行または生成規則記述行の直後の行にだけ記述できます。直前の行が依存関係行や生成規則記述行でない位置には、コマンドは記述できません。「図:メイクファイルの例」の[9]、[11]および[13]がコマンド行の例です。

コマンドの記述形式コマンドの記述形式コマンドの記述形式コマンドの記述形式

コマンド行は、タブで始まる行である必要があります。なお、ターゲットを生成するのに複数のコマンドが必要な場合は、。「図:メイクファイルの例」の[11]のように複数行に分けてコマンドを記述します。この場合のコマンドの実行は、記述の順になります。

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第第第第17171717章章章章 メイクファイルの記述形式

306

17.717.717.717.7 コメントコメントコメントコメント

メイクファイル中へのコメントの記述について説明します。

コメントの記述形式コメントの記述形式コメントの記述形式コメントの記述形式 行の先頭に“#”を記述すると、その行はコメント行になり、コメントが記述できます。また、行の途中に“#”を記述すると、“#”以降がコメントとして扱われます。ただし、コマンド行には、コメントは記述できません。

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307

第第第第18181818章章章章 環境設定環境設定環境設定環境設定

PowerGEM Plusとして行う環境設定には、以下の環境設定があります。 環境設定の種別環境設定の種別環境設定の種別環境設定の種別 概概概概 要要要要

PowerGEM Plusの環境設定 PowerGEM Plusの動作に関する環境設定です。 システムとして行う共通環境設定とユーザを単位としたログオンユーザ環境設定があります。

資産管理の環境設定 資産管理を利用するための環境設定です。 サーバ連携情報の設定 PowerGEM Plusの環境設定で“サーバ連携”を設定

した場合に必要な設定です。 サーバ連携を行う場合には設定する必要はありません。

本章では、各環境設定の手順および設定項目について説明します。なお、PowerGEM Plusの環境設定の“ツールの組み込み”に関する環境設定は、「ツールの組み込み方法」で説明しています。

設定した環境情報は 設定した環境情報は、次にPowerGEM Plusを起動した時に有効になります。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

308

18.118.118.118.1 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの環境設定の環境設定の環境設定の環境設定

PowerGEM Plusの環境設定の手順や内容などについて説明します。

環境設定の手順環境設定の手順環境設定の手順環境設定の手順 PowerGEM Plusの環境設定は、以下の手順で行います。 1. PowerGEM Plusを起動します。 2. 開発マネージャの[オプション]メニューの[環境設定]コマンドを選択します。

「図:PowerGEM Plusの[環境設定]画面」に示す[環境設定]画面が表示されます。

3. 設定する項目を選択します。 選択した項目の設定画面が表示されます。

4. 設定画面の対応する項目のタブを選択し、必要な情報を入力します。 [OK]ボタンをクリックすると、選択した項目の設定が終わり、[環境設定]画面に戻ります。

図:図:図:図:PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plus環境設定のタブ例環境設定のタブ例環境設定のタブ例環境設定のタブ例

5. 必要なすべての項目の設定が完了したら、[環境設定]画面の[閉じる]ボタンをクリックします。 環境設定が終了します。

環境設定の画面環境設定の画面環境設定の画面環境設定の画面 以下に、環境設定の画面の例を示します。

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18.1 PowerGEM Plusの環境設定

309

図図図図:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plusのののの[[[[環境設定環境設定環境設定環境設定]]]]画面画面画面画面

環境設定の項目環境設定の項目環境設定の項目環境設定の項目 PowerGEM Plusの[環境設定]画面からは、以下の項目を設定できます。

設定項目設定項目設定項目設定項目 設定項目の内容設定項目の内容設定項目の内容設定項目の内容 [ツールの組み込み]

ツールを組み込んで開発マネージャから起動できるようにするための設定です。 詳細は、“ツールの組み込み方法”を参照してください。

[ファイル情報] エディタなどで扱うファイルの情報(属性など)の省略値などを設定します。

[サーバ連携] 各サーバとの連携の有無を設定します。 連携に必要な情報は[オプション]メニューの[連携情報]コマンドで設定します。

[開発マネージャの切替え]

開発マネージャの切り替えを設定します。 標準開発マネージャ/チーム開発マネージャ

[イベントログ情報]

“イベントログ”を採取するかどうかを設定します。

環境設定の設定形態環境設定の設定形態環境設定の設定形態環境設定の設定形態 PowerGEM Plusの環境設定では、二種類の設定形態を用意しています。この設定形態は、環境設定の画面で、[PowerGEM Plusの基本環境]ボタンおよび[ログオンユーザの環境]ボタンのどちらを選択したかで決定されます。

設定形態設定形態設定形態設定形態 有効範囲有効範囲有効範囲有効範囲 ログオンユーザの環境 環境設定を行ったログオンユーザにだけ有効な設定

方法です。 この設定は、[PowerGEM Plusの基本環境の設定]より優先されます。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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設定形態設定形態設定形態設定形態 有効範囲有効範囲有効範囲有効範囲 PowerGEM Plusの基本環境 ログオンユーザだけでなく他のユーザに対しても有

効な設定方法です。 システム全体の環境として設定します。

以下に、PowerGEM Plusの環境設定形態の関係を示します。

図図図図:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plusの環境設定形態の環境設定形態の環境設定形態の環境設定形態

環境設定形態ごとに設定できる項目が異なります。形態ごとに設定できる項目の一覧を示します。

表:環境設定形態と設定項目の一覧表:環境設定形態と設定項目の一覧表:環境設定形態と設定項目の一覧表:環境設定形態と設定項目の一覧

設定形態設定形態設定形態設定形態 設定項目設定項目設定項目設定項目

ログオンユーザの環境ログオンユーザの環境ログオンユーザの環境ログオンユーザの環境 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusの基本環境の基本環境の基本環境の基本環境 [ツールの組み込み] ○ [ファイル情報] ○ [サーバ連携] × ○ [開発マネージャの切り替え]

× ○

[イベントログ情報] ○ ×

18.1.118.1.118.1.118.1.1 ファイル情報の設定ファイル情報の設定ファイル情報の設定ファイル情報の設定

ファイル情報の設定には、以下の設定があります。 ● 共通情報の設定 ● 標準エディタのファイル情報の設定 ● 言語タイプ情報の設定

各設定項目の設定手順や内容などについて説明します。

共通情報の設定共通情報の設定共通情報の設定共通情報の設定 PowerGEM Plusの標準提供ツールに対する設定です。各ツールは、この設定に従ってファイルを取り扱います。デフォルトが設定されているので、特に設定を変える必要のある場合を除き、本設定を行う必要はありません。以下に、設定手順を示します。 1. [ファイル情報の設定]画面で[共通情報]タブを選択します。

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18.1 PowerGEM Plusの環境設定

311

以下に示す[共通情報]設定画面が表示されます。

図図図図:[:[:[:[共通情報共通情報共通情報共通情報]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. 設定画面で以下の情報を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

― タブ間隔 ― ファイルのコード系(シフトJIS/EUC) ― グローバルサーバファイルのコード系 グローバルサーバ連携を行う場合に有効な情報です。標準エディタは、この設定に従ってホストのコード系に変換したときに、“文字コードが正しく変換できるかどうか”および“けた数オーバーにならないかどうか”をチェックします。

― メッセージの待ち時間

標準エディタの設定標準エディタの設定標準エディタの設定標準エディタの設定 PowerGEM Plusの標準エディタに対する設定です。標準エディタは、この設定に従ってファイルを編集します。省略値が設定されているので、特に設定を変える必要のある場合を除き、本設定を行う必要はありません。以下に、設定手順を示します。 1. [ファイル情報の設定]設定画面で[標準エディタ]タブを選択します。 以下に示す[標準エディタ]設定画面が表示されます。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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図図図図:[:[:[:[標準エディタ標準エディタ標準エディタ標準エディタ]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. [拡張子]にファイル情報を設定する拡張子を指定します。 3. 指定した拡張子に対して以下の情報を設定し、[設定]ボタンをクリックします。 ― 言語タイプ ― 行の形式(可変長/固定長) ― 1行の最大けた数 ― 行番号の位置(なし/先頭/末尾) ― 行番号長(6/8)

言語タイプ情報の設定言語タイプ情報の設定言語タイプ情報の設定言語タイプ情報の設定 PowerGEM Plusが扱う言語タイプ情報を設定します。標準エディタの[編集]メニューの[テンプレート展開]コマンドを使用する場合は、[標準エディタで使用するテンプレートファイル情報]にテンプレートファイル名を設定する必要があります。また、そのテンプレートを編集することもできます。以下に、設定手順を示します。 1. [ファイル情報の設定]設定画面で[言語タイプ情報]タブを選択します。 以下に示す[言語タイプ情報]設定画面が表示されます。

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18.1 PowerGEM Plusの環境設定

313

図図図図:[:[:[:[言語タイプ情報言語タイプ情報言語タイプ情報言語タイプ情報]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. [言語タイプ]にテンプレートを設定する言語タイプを指定します。 3. 指定した言語タイプに対してテンプレートファイル名を設定し、[設定]ボタンをクリックします。

4. [3]で指定したテンプレートファイルを[編集]ボタンを選択して編集することもできます。

18.1.218.1.218.1.218.1.2 サーバ連携の設定サーバ連携の設定サーバ連携の設定サーバ連携の設定

サーバ連携の設定は、サーバとの連携の有無(連携手順)を設定するものです。サーバと連携するために必要な情報は、[オプション]メニューの[サーバ連携情報]コマンドで設定します。サーバ連携情報の設定については、「サーバ連携情報の設定」を参照してください。このサーバ連携の設定では、「表:サーバとの連携手順一覧」に示す、各サーバとの連携手順を設定します。

表:サーバとの連携手順一覧表:サーバとの連携手順一覧表:サーバとの連携手順一覧表:サーバとの連携手順一覧

サーバサーバサーバサーバ 連携連携連携連携手順手順手順手順 備備備備 考考考考 TCP/IP連携 グローバルサーバ WSMGR連携

IBMメインフレームのOS/390システムと接続する場合は、TCP/IP連携を指定します。

UNIXサーバ TCP/IP連携 - ビジネスサーバ SymfoNET連携 SymfoNETが導入されている場合に有効な連携

です。 なお、ビジネスサーバと連携するための“サーバ連携情報”の設定は不要です。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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サーバサーバサーバサーバ 連携連携連携連携手順手順手順手順 備備備備 考考考考 Windows(R)サーバ TCP/IP連携 PowerGEM Plus Administratorと連携した文字

列検索を行う場合に必要な設定です。

TCP/IP連携の場合は 連携手順として“TCP/IP連携”指定する場合は、Windows(R)システムの[設定-コントロールパネル]内の[ネットワーク]コマンドを起動し、ネットワークの設定でTCP/IPを組み込む必要があります。なお、Windows(R) 2000では、[コントロールパネル]内の[ネットワークとダイアルアップ接続]コマンドになります。

グローバルサーバ連携情報の設定グローバルサーバ連携情報の設定グローバルサーバ連携情報の設定グローバルサーバ連携情報の設定 グローバルサーバとの連携手順に対する設定です。各ツールからのグローバルサーバへの連携は、この設定に従って行われます。グローバルサーバとの連携を行わない場合は、本設定を行う必要はありません。以下に、設定手順を示します。 1. [サーバ連携情報の設定]画面で[グローバルサーバ連携]を選択します。 以下に示す[グローバルサーバ連携]設定画面が表示されます。

図図図図:[:[:[:[グローバルサーバ連携グローバルサーバ連携グローバルサーバ連携グローバルサーバ連携]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. 設定画面で、グローバルサーバ連携を行うかどうかを選択します。

― TCP/IP TCP/IPを使用してグローバルサーバとの連携を行います。

― WSMGR WSMGRを使用してグローバルサーバとの連携を行います。

― しない グローバルサーバ連携を行わないことを指定します。

ビジネスサーバ連携情報の設定ビジネスサーバ連携情報の設定ビジネスサーバ連携情報の設定ビジネスサーバ連携情報の設定 ビジネスサーバ連携を行うかどうかの設定です。ビジネスサーバ連携を行わない場合は、本設定を行う必要はありません。以下に、設定手順を示します。 1. [サーバ連携情報の設定]設定画面で[ビジネスサーバ連携]を選択しま

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18.1 PowerGEM Plusの環境設定

315

す。 以下に示す[ビジネスサーバ連携]設定画面が表示されます。

図図図図:[:[:[:[ビジネスサーバ連携ビジネスサーバ連携ビジネスサーバ連携ビジネスサーバ連携]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. 設定画面で、ビジネスサーバ連携を行うかどうかを選択します。

― SymfoNET SymfoNETを使用してビジネスサーバとの連携を行います。

― しない ビジネスサーバ連携を行わないことを指定します。

UNIXUNIXUNIXUNIXサーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定 UNIXサーバとの連携を行うかどうかの設定です。UNIXサーバとの連携を行わない場合は、本設定を行う必要はありません。以下に、設定手順を示します。 1. [サーバ連携情報の設定]設定画面で[UNIXサーバ連携]をクリックします。 以下に示す[UNIXサーバ連携]設定画面が表示されます。

図図図図:[UNIX:[UNIX:[UNIX:[UNIXサーバ連携サーバ連携サーバ連携サーバ連携]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. 設定画面で、UNIXサーバ連携を行うかどうかを選択します。

― TCP/IP TCP/IPを使用してUNIXサーバとの連携を行います。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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― しない UNIXサーバ連携を行わないことを指定します。

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定 PowerGEM Plus Administratorと連携した文字列検索を行う場合に必要な設定です。Windows(R)サーバとの連携を行わない場合は、本設定を行う必要はありません。以下に、設定手順を示します。 1. [サーバ連携情報の設定]設定画面で[Windowsサーバ連携]をクリックします。 以下に示す[Windowsサーバ連携]設定画面が表示されます。

図図図図:[Windows:[Windows:[Windows:[Windowsサーバ連携サーバ連携サーバ連携サーバ連携]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. 設定画面で、Windows(R)サーバ連携を行うかどうかを選択します。

― TCP/IP TCP/IPを使用してWindows(R)サーバとの連携を行います。

― しない Windows(R)サーバ連携を行わないことを指定します。

18.1.318.1.318.1.318.1.3 開発マネージャの切替えの設定開発マネージャの切替えの設定開発マネージャの切替えの設定開発マネージャの切替えの設定

PowerGEM Plusの基本ツールである開発マネージャの切り替えを行います。PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administrator 構成管理のクライアントとして使用しない場合には、本設定を行う必要はありません。以下に、設定手順を示します。 1. [開発マネージャの切替えの設定]設定画面を表示します。 以下に、[開発マネージャの切替えの設定]設定画面を示します。

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18.1 PowerGEM Plusの環境設定

317

図図図図:[:[:[:[開発マネージャの切替えの設定開発マネージャの切替えの設定開発マネージャの切替えの設定開発マネージャの切替えの設定]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. 設定画面で、[標準開発マネージャ]または[チーム開発マネージャ]を選択します。

PowerGEM Plus Administrator 構成管理を利用する場合は PowerGEM PlusをPowerGEM Plus Administrator 構成管理のクライアントとして使用する場合には、開発マネージャとして“チーム開発マネージャ”を使用します。

18.1.418.1.418.1.418.1.4 イベントログ情報の設定イベントログ情報の設定イベントログ情報の設定イベントログ情報の設定

PowerGEM Plusのイベントログ情報を設定します。以下に、設定手順を示します。

イベントとは PowerGEM Plusの各ツール(資産管理、構成管理、開発マネージャ、チーム開発マネージャ)で発生した事象のことです。コマンドを実行した時に発生するエラー情報、およびコマンドの実行結果の情報がイベントログの対象になります。 1. [イベントログ情報]設定画面を表示します。 以下に、[イベントログ情報]設定画面を示します。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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図図図図:[:[:[:[イベントログ情報イベントログ情報イベントログ情報イベントログ情報]]]]設定画面設定画面設定画面設定画面

2. 設定画面の[基本設定]タブで、以下の設定を行います。 ― イベントログを採取する イベントログ情報を採取する場合にチェックします。

― ログファイル名 イベントログ情報を出力するファイル名を設定します。

― 操作ログを採取する チーム開発マネージャおよび構成管理の操作のログを採取します。

― メッセージの表示を抑止する イベントログ情報を採取する場合に、各ツールのコマンドを実行した時のメッセージの表示を抑止する場合にチェックします。

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18.2 資産管理の環境設定

319

18.218.218.218.2 資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定

資産管理の環境設定の手順や内容などについて説明します。

環境設定の手順環境設定の手順環境設定の手順環境設定の手順 資産管理の環境設定は、以下の手順で行います。 1. PowerGEM Plusを起動します。 2. 開発マネージャの[資産管理]メニューの[環境設定]コマンドを選択します。 以下に示す[資産管理の環境設定]画面が表示されます。

図:図:図:図:[[[[資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定資産管理の環境設定]]]]画面画面画面画面

3. [動作環境の設定]または[起動環境の設定]のいずれかを選択します。 対応する環境設定ダイアログが表示されます。

4. 表示された各環境設定ダイアログから各種情報を設定します。

環境設定の項目環境設定の項目環境設定の項目環境設定の項目 この環境設定では、以下の作業を行います。

設定項目設定項目設定項目設定項目 設定項目の内容設定項目の内容設定項目の内容設定項目の内容

動作環境 (資産の属性定義)

各種資産をプロジェクトで統一して扱うための設定です。 資産管理に定義されていない、ユーザや製品独自の資産*1に対して、属性情報を定義します。

起動環境 (オプションの初期値設定)

資産管理のコマンドを効率良く利用するための設定です。 コマンド単位に、オプションとして入力する項目の初期値を設定します。

*1:資産管理として“用意していない拡張子”を持つ資産のことです。資産管理として用意している拡張子の一覧は「表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧」参照してください。

環境設定の設定形態環境設定の設定形態環境設定の設定形態環境設定の設定形態 環境設定で設定した環境設定情報の有効範囲は、設定項目により異なります。 設定項目設定項目設定項目設定項目 有効範囲有効範囲有効範囲有効範囲 動作環境 ログオンユーザだけでなく他のユーザに対しても有効な設定方法

です。 起動環境 環境設定を行ったログオンユーザにだけ有効な設定です。 以下に、資産管理の環境設定の有効範囲のイメージを示します。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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図:資産管理の環境設定有効範囲図:資産管理の環境設定有効範囲図:資産管理の環境設定有効範囲図:資産管理の環境設定有効範囲

プロジェクトで資産の属性定義を統一するプロジェクトで資産の属性定義を統一するプロジェクトで資産の属性定義を統一するプロジェクトで資産の属性定義を統一する [動作環境の設定]コマンドで設定した、資産の属性定義は、PowerGEM Plusの格納フォルダ配下の動作環境ファイル(ファイル名:F3BXG.ENV)に格納されます。設定が完了している動作環境ファイルを、各ユーザが使用するPowerGEM Plusの格納フォルダにコピー(上書き)することにより、すべてのユーザで同じ属性定義を利用できるようになります。

18.2.118.2.118.2.118.2.1 動作環境の設定:資産の属性定義動作環境の設定:資産の属性定義動作環境の設定:資産の属性定義動作環境の設定:資産の属性定義

資産管理で管理する資産の属性に対する設定です。資産管理は、この設定に従って資産を管理します。デフォルトが設定されているので、特に設定を変える必要のある場合を除き、本設定を行う必要はありません。 資産の属性定義は、資産の種別を表す拡張子に、資産管理で用意している言語タイプを対応付けることにより行います。以下に、設定手順を示します。 1. [資産管理]メニューの[環境設定]コマンドの画面から[動作環境の設定]を選択します。 以下に示す、[動作環境の設定]画面が表示されます。

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18.2 資産管理の環境設定

321

図:図:図:図:[[[[動作環境の設定動作環境の設定動作環境の設定動作環境の設定]]]]画面画面画面画面

2. 属性情報を定義する資産の[拡張子]に[言語タイプ]を指定(対応付け)します。

3. 指定した資産に対して属性情報を入力して[設定]ボタンをクリックします。 ― レコード形式(省略値/可変長/固定長) ― レコードの長さ ― 順序番号(なし/先頭/末尾) ― 順序番号の長さ(6または8)

属性の設定例属性の設定例属性の設定例属性の設定例 グローバルサーバ固有の資産である“ジョブ制御文”に属性を定義する例をもとに、資産の属性定義の例を示します。 定義内容定義内容定義内容定義内容

拡張子:JOB 言語タイプ:JCL(レコード形式:固定長形式、レコード長:80) 順序番号:末尾 8けた

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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図:資産の属性定義例図:資産の属性定義例図:資産の属性定義例図:資産の属性定義例

資産管理が標準で用意している拡張子を含めて、最大250の拡張子に対して属性を設定することができます。なお、拡張子に対応付けられている標準の言語タイプを他の言語タイプに変更することもできます。資産管理で用意している言語タイプについては、「表:拡張子・言語タイプ・属性情報の対応一覧」を参照してください。

定義した属性の指定例定義した属性の指定例定義した属性の指定例定義した属性の指定例 設定した属性は、登録する資産の属性情報として引き継がれます。以下に、「図:資産属性の定義例」で定義した拡張子(JOB)を持つ資産の登録例を示します。

図:資産の登録例図:資産の登録例図:資産の登録例図:資産の登録例([([([([新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))

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18.2 資産管理の環境設定

323

拡張子がない資産の属性は 拡張子を持たない資産に対しても、属性を設定することができます。拡張子として“未定義(定義されていない拡張子の意味)”の属性が、拡張子がない場合の属性として扱われます。

18.2.218.2.218.2.218.2.2 起動環境の設定:オプションの初期値設定起動環境の設定:オプションの初期値設定起動環境の設定:オプションの初期値設定起動環境の設定:オプションの初期値設定

資産管理の各コマンドのオプションの初期値(省略値)の設定です。各コマンドのオプションの初期値を運用環境に合わせて変更する場合を除き、本設定を行う必要はありません。なお、資産管理で操作する資産格納庫が配置されているサーバ種別により、設定できる項目が異なります。以下に、設定手順を示します。 1. [資産管理]メニューの[環境設定]コマンドの画面から[起動環境の設定]を選択します。 サーバを選択する画面が表示されます。

2. 対象のサーバを選択します。 対象のサーバを選択します。ビジネスサーバのGMSライブラリを資産格納庫として利用している場合は、[Kサーバ]を選択します。

図:サーバの選択画面例図:サーバの選択画面例図:サーバの選択画面例図:サーバの選択画面例

3. [起動環境の設定]画面が表示されます。 選択したサーバに対応した[起動環境の設定]画面が表示されます。

図:図:図:図:[[[[起動環境の設定起動環境の設定起動環境の設定起動環境の設定]]]]画面例画面例画面例画面例

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第第第第18181818章章章章 環境設定

324

4. 対応するオプションの初期値を設定します。 初期値を設定または変更したいコマンドのタブを選択します。対応するオプションの初期値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

図:図:図:図:[[[[起動環境の設定起動環境の設定起動環境の設定起動環境の設定]]]]画面のタブ例画面のタブ例画面のタブ例画面のタブ例

なお、項目(“レコード長の自動拡張をしない”など)によっては、サーバ種別や資産格納庫の種別により扱いが異なる場合があります。詳細は[起動環境]コマンドのヘルプを参照してください。

オプションの初期値の設定例オプションの初期値の設定例オプションの初期値の設定例オプションの初期値の設定例 以下に、[新規登録]コマンドを例にしたオプションの初期値の設定例を示します。

図:オプションの初期値設定図:オプションの初期値設定図:オプションの初期値設定図:オプションの初期値設定([([([([新規登録新規登録新規登録新規登録]]]]コマンドコマンドコマンドコマンド))))例例例例

オプションの初期値を設定することにより、コマンド実行時の定型的なオプシ

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18.2 資産管理の環境設定

325

ョンの入力操作を効率よく行うことができます。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

326

18.318.318.318.3 サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定

連携するサーバと接続するために必要な“サーバ連携情報”の設定です。なお、SymfoNET連携を行うビジネスサーバ連携の場合は、サーバ連携情報の設定は不要です。

Windows(R)サーバ上のGEMライブラリを利用する場合は 資産格納庫として、Windows(R)サーバ上のGEMライブラリを利用する場合は、Windows(R)サーバと接続するためのサーバ連携情報の設定は必要ありません。

サーバ連携情報の設定手順サーバ連携情報の設定手順サーバ連携情報の設定手順サーバ連携情報の設定手順 サーバ連携情報として設定する情報は、接続するサーバの種別により異なります。なお、サーバ連携情報の設定手順は、サーバの種別に関係なく共通した手順で行うことができます。サーバ連携情報は、[オプション]メニューの[サーバ連携情報]コマンドで行います。以下に、サーバ連携情報の設定手順を示します。

[[[[図:サーバ連携情報の設定手順例図:サーバ連携情報の設定手順例図:サーバ連携情報の設定手順例図:サーバ連携情報の設定手順例]]]]

IBMメインフレームのサーバ連携情報は IBMメインフレームとの接続は、グローバルサーバ連携の一環として設定します。

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18.3 サーバ連携情報の設定

327

18.318.318.318.3.1.1.1.1 グローバルサーバ連携情報グローバルサーバ連携情報グローバルサーバ連携情報グローバルサーバ連携情報の設定の設定の設定の設定

[グローバルサーバ連携情報]画面から必要な情報を設定します。接続するサーバの数や設定内容に合わせて、複数の情報を設定することができます。なお、グローバルサーバと連携するために必要な連携情報は、連携手順により異なります。

TCP/IPTCP/IPTCP/IPTCP/IP連携連携連携連携時のサーバ連携情報の設定時のサーバ連携情報の設定時のサーバ連携情報の設定時のサーバ連携情報の設定 各タブを選択して必要な情報を設定します。接続するサーバの数や設定内容に合わせて、最大10項目の情報を設定することができます。

図:グローバルサーバ連携情報設定例図:グローバルサーバ連携情報設定例図:グローバルサーバ連携情報設定例図:グローバルサーバ連携情報設定例(TCP/IP(TCP/IP(TCP/IP(TCP/IP連携連携連携連携))))

[[[[基本設定基本設定基本設定基本設定]]]]タブタブタブタブ ホスト名(IPアドレスなど)やユーザ識別名など、サーバに接続するための必須の情報を設定します。

[[[[接続情報接続情報接続情報接続情報]]]]タブタブタブタブ システム種別やサーバ上で利用する作業ファイルなどの情報を設定します。IBMメインフレームと接続する場合は、“OS/390”を選択します。

WSMGRWSMGRWSMGRWSMGR連携連携連携連携時のサーバ連携情報の設定時のサーバ連携情報の設定時のサーバ連携情報の設定時のサーバ連携情報の設定 各タブを選択して、必要な情報を設定します。接続するサーバの数や設定内容に合わせて、複数の情報を設定することができます。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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図:グローバルサーバ連携情報設定例図:グローバルサーバ連携情報設定例図:グローバルサーバ連携情報設定例図:グローバルサーバ連携情報設定例(WSMGR(WSMGR(WSMGR(WSMGR連携連携連携連携))))

[[[[基本設定基本設定基本設定基本設定]]]]タブタブタブタブ ホスト名(IPアドレスなど)やユーザ識別名など、サーバに接続するための必須の情報を設定します。

[[[[接続情報接続情報接続情報接続情報]]]]タブタブタブタブ システム種別やサーバ上で利用する作業ファイルなどの情報を設定します。WSMGR接続情報を省略すると、グローバルサーバ連携開始時に、接続先の一覧またはパス選択ダイアログが表示され、接続先を指定することができます。

[[[[閉設情報閉設情報閉設情報閉設情報]]]]タブタブタブタブ グローバルサーバとの連携処理が終了した後の扱いを設定します。

サーバの選択方法サーバの選択方法サーバの選択方法サーバの選択方法 接続するサーバは、資産格納庫との対応付けを行う[マップ]コマンドで指定します。複数のサーバ連携情報を設定している場合は、ホスト名をキーとして、対象となるサーバを選択することができます。以下に、サーバの選択例を示します。

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18.3 サーバ連携情報の設定

329

図:グローバルサーバの選択例図:グローバルサーバの選択例図:グローバルサーバの選択例図:グローバルサーバの選択例

18.3.218.3.218.3.218.3.2 UNIXUNIXUNIXUNIXサーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定

[UNIXサーバ連携情報]画面から必要な情報を設定します。接続するサーバの数や設定内容に合わせて、複数の情報を設定することができます。

図:図:図:図:UNIXUNIXUNIXUNIXサーバ連携情報設定例サーバ連携情報設定例サーバ連携情報設定例サーバ連携情報設定例

サーバの選択方法サーバの選択方法サーバの選択方法サーバの選択方法 接続するサーバは、資産格納庫との対応付けを行う[マップ]コマンドで指定します。複数のサーバ連携情報を設定している場合は、ホスト名をキーとして、対象となるサーバを選択することができます。

18.3.318.3.318.3.318.3.3 WindowsWindowsWindowsWindowsサーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定サーバ連携情報の設定

[Windowsサーバ連携情報]画面から必要な情報を設定します。接続するサーバの数や設定内容に合わせて、複数の情報を設定することができます。

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第第第第18181818章章章章 環境設定

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図:図:図:図:WindowsWindowsWindowsWindowsサーバ連携情報設定例サーバ連携情報設定例サーバ連携情報設定例サーバ連携情報設定例

サーバの選択方法サーバの選択方法サーバの選択方法サーバの選択方法 接続するサーバは、検索ツールの検索オプション[Windowsサーバ]で指定します。複数のサーバ連携情報を設定している場合は、ホスト名をキーとして、対象となるサーバを選択することができます。以下に、サーバの選択例を示します。

図:図:図:図:WindowsWindowsWindowsWindowsサーバの選択例サーバの選択例サーバの選択例サーバの選択例

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331

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付録付録付録付録AAAA OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書を管理する文書を管理する文書を管理する文書を管理する

資産管理でOASYSで作成したOASYS2文書(.OA3形式は除く)を操作する手順を示します。

図:図:図:図:OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書の管理例文書の管理例文書の管理例文書の管理例

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A.1A.1A.1A.1 OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書の管理手順文書の管理手順文書の管理手順文書の管理手順

333

A.1A.1A.1A.1 OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書の管理手順文書の管理手順文書の管理手順文書の管理手順

書類に作成されているOASYS2文書を、資産管理で操作する手順を示します。 1. 文書を格納するGEMライブラリを、Windows(R)環境上に作成します。 2. 文書が作成されている書類を、以下に示す手順でワークスペースとして定義します。 a) 開発マネージャのウィンドウから書類が作成されているフォルダを選択します。以降の操作は、リストビューの表示形式を文書一覧表示形式に変更してから行います。[表示]メニューで[OASYS文書]コマンドを選択して、文書一覧形式が表示されるようにします。

[[[[表示表示表示表示]]]]メニューのメニューのメニューのメニューの[OASYS[OASYS[OASYS[OASYS文書文書文書文書]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例

b) [マップ]コマンドを実行してワークスペースである“書類”と、資産格納庫であるGEMライブラリを対応付けます。

3. [新規登録]コマンドを使用してGEMライブラリに文書を登録します。 以上の操作を行うことにより、開発マネージャからOASYS2文書を直接操作できるようになります。

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付録付録付録付録AAAA OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書を管理する文書を管理する文書を管理する文書を管理する

334

A.2A.2A.2A.2 OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書の運用手順文書の運用手順文書の運用手順文書の運用手順

資産管理で、OASYS2文書の運用手順について説明します。

OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書を新規に作成する文書を新規に作成する文書を新規に作成する文書を新規に作成する 1. OASYS2文書を作成します。 OASYS2文書を作成するワークスペース(書類)を選択し、開発マネージャの[ツール]メニューから[新規作成]コマンドを実行します。ファイル種別(拡張子)には、“FMT(OASYS2文書)”を指定します。

図:図:図:図:OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書の新規作成例文書の新規作成例文書の新規作成例文書の新規作成例

コマンドが実行されるとOASYSの[文書作成画面]が表示され、文書の入力が可能な状態になります。以降は、OASYSの操作手順に従って文書を作成して保存します。

2. 作成したOASYS2文書をGEMライブラリに登録します。 OASYSで保存した直後の文書は、GEMライブラリに登録されていません。開発マネージャのウィンドウで作成した文書を選択し、[資産管理]メニューの[新規登録]コマンドを実行します。

図:図:図:図:OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書の新規登録例文書の新規登録例文書の新規登録例文書の新規登録例

コマンドが実行されると、作成した文書がGEMライブラリにマップされ

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A.2A.2A.2A.2 OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書文書文書文書の運用手順の運用手順の運用手順の運用手順

335

て格納されます。

OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書を更新する文書を更新する文書を更新する文書を更新する 1. 更新する文書をワークスペースファイルに取り出します。 開発マネージャで更新する文書を選択し、[資産管理]メニューの[チェックアウト]コマンドを実行します。

2. 文書を更新します。 開発マネージャのウィンドウで更新する文書を選択し、[ファイル]メニューの[開く]コマンドまたは[ツール]メニューの[編集]コマンドを実行します。コマンドが実行されるとOASYSの[文書作成]画面が表示され、文書の更新が可能な状態になります。以降は、OASYSの操作手順に従って文書を更新して、保存します。

3. 更新した文書をGEMライブラリに反映します。 OASYSによる文書の保存後は、保存した文書の内容をGEMライブラリに格納します。開発マネージャのウィンドウで更新した文書を選択し、[資産管理]メニューの[チェックイン]コマンドを実行します。

OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書を印刷する文書を印刷する文書を印刷する文書を印刷する 開発マネージャのウィンドウで印刷する文書を選択し、[ツール]メニューの[印刷]コマンドを実行します。コマンドが実行されるとOASYSの[印刷指定]画面が表示されます。以降は、OASYSの操作手順に従って文書を印刷します。

OASYS2OASYS2OASYS2OASYS2文書を削除する文書を削除する文書を削除する文書を削除する 開発マネージャの[文書一覧]ウィンドウで削除する文書を選択し、[資産管理]メニューの[削除]コマンドを実行します。

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付録付録付録付録BBBB PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusで扱うサーバので扱うサーバので扱うサーバので扱うサーバのライブラリ/メンバの属性ライブラリ/メンバの属性ライブラリ/メンバの属性ライブラリ/メンバの属性

PowerGEM Plusの資産管理機能で扱うサーバの資産格納庫の資産属性一覧およびGEMライブラリまたはGMSライブラリのメンバに設定するメンバ情報一覧について説明します。

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付録付録付録付録BBBB PowerGEMPowerGEMPowerGEMPowerGEM Plusで扱うサーバのライブラリ/メンバの属性

338

B.1B.1B.1B.1 グローバルサーバで利用できる資産格グローバルサーバで利用できる資産格グローバルサーバで利用できる資産格グローバルサーバで利用できる資産格納庫納庫納庫納庫

以下に、グローバルサーバで利用できる資産格納庫およびメンバの属性の一覧を示します。

表表表表::::グローバルサーバの資産格納庫の属性一覧グローバルサーバの資産格納庫の属性一覧グローバルサーバの資産格納庫の属性一覧グローバルサーバの資産格納庫の属性一覧

資産格納庫種別資産格納庫種別資産格納庫種別資産格納庫種別 データ形式データ形式データ形式データ形式 属属属属 性性性性 GEMGEMGEMGEMライブラライブラライブラライブラ

リリリリ((((注注注注)))) 区区区区分ファイル分ファイル分ファイル分ファイル 順ファイル順ファイル順ファイル順ファイル

レ コード形式

固定長形式 可変長形式

固定長形式 可変長形式 テキストデ

ータ レコード長 80~ 227

固定長形式:1~ 3176 可変長形式:5~ 3180

レ コード形式

固定長形式 固定長形式 画面帳票定義体 (SMD) レコード長 256 256

レ コード形式

固定長形式 固定長形式 オーバーレイ定義体 (OVD) レコード長 128 256 注:IBMメインフレームの場合、GEMライブラリは利用できません。

B.1.1B.1.1B.1.1B.1.1 GEMGEMGEMGEMライブラリのメンバ情報ライブラリのメンバ情報ライブラリのメンバ情報ライブラリのメンバ情報

以下に、グローバルサーバのGEMライブラリのメンバ情報とPowerGEM Plusが設定する情報の対応関係を示します。

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B.1B.1B.1B.1 グローバルサーバで利用できる資産格納庫グローバルサーバで利用できる資産格納庫グローバルサーバで利用できる資産格納庫グローバルサーバで利用できる資産格納庫

339

表表表表::::グローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバのグローバルサーバのGEMGEMGEMGEMライブラリのメンバ情報の対応一覧ライブラリのメンバ情報の対応一覧ライブラリのメンバ情報の対応一覧ライブラリのメンバ情報の対応一覧

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付録付録付録付録BBBB PowerGEMPowerGEMPowerGEMPowerGEM Plusで扱うサーバのライブラリ/メンバの属性

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B.2B.2B.2B.2 ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP)で利用できる資産格納庫で利用できる資産格納庫で利用できる資産格納庫で利用できる資産格納庫

341

B.2B.2B.2B.2 ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP)で利用できる資で利用できる資で利用できる資で利用できる資産格納庫産格納庫産格納庫産格納庫

ビジネスサーバで利用できる資産格納庫のGMSライブラリのメンバの属性の一覧を示します。

B.2.1B.2.1B.2.1B.2.1 GMSGMSGMSGMSライブラリの履歴メンバ情報ライブラリの履歴メンバ情報ライブラリの履歴メンバ情報ライブラリの履歴メンバ情報

以下に、ビジネスサーバ(ASP)のGMSライブラリの履歴メンバのメンバ情報とPowerGEM Plusが設定する情報の対応関係を示します。

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付録付録付録付録BBBB PowerGEMPowerGEMPowerGEMPowerGEM Plusで扱うサーバのライブラリ/メンバの属性

342

表表表表:GMS:GMS:GMS:GMSライブラリの履歴メンバ情報の対応一覧ライブラリの履歴メンバ情報の対応一覧ライブラリの履歴メンバ情報の対応一覧ライブラリの履歴メンバ情報の対応一覧

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B.2B.2B.2B.2 ビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバビジネスサーバ(ASP)(ASP)(ASP)(ASP)で利用できる資産格納庫で利用できる資産格納庫で利用できる資産格納庫で利用できる資産格納庫

343

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

ここでは、PowerGEM Plusを使用したWindows(R)のアプリケーションの開発例を示します。開発例として、COBOLを使用したアプリケーション“積立女性保険システム”のプログラムソースの作成からプログラムのデバッグまでの作業の流れについて説明しています。

NetCOBOLのプロジェクトマネージャでは

COBOLアプリケーションの開発を行うための操作(プログラムの編集、翻訳、リンク、実行、デバッグ)を提供しています。PowerGEM Plusのエディタ、ビルダおよび資産管理のツールもプロジェクトマネージャから利用でき、効率的なCOBOLアプリケーション開発が可能です。

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

346

C.1C.1C.1C.1 積立女性保険システムの開発の概要積立女性保険システムの開発の概要積立女性保険システムの開発の概要積立女性保険システムの開発の概要

アプリケーション開発作業の理解のため、開発の対象である積立女性保険システムについて概要を説明し、そのあと積立女性保険システムの開発作業を説明します。

C.1.1C.1.1C.1.1C.1.1 積立女性保険システムの概要積立女性保険システムの概要積立女性保険システムの概要積立女性保険システムの概要

積立女性保険システムの機能、入出力構成およびモジュール構成を示します。

機能機能機能機能 「図:積立女性保険システムの画面」に示す画面を表示し、この画面から積立女性保険の新規登録、継続、変更および取消しを受け付け、保険データファイルを更新します。また、保険の検索および印刷も行います。

図図図図::::積立女性保険システムの画面積立女性保険システムの画面積立女性保険システムの画面積立女性保険システムの画面

入出力構成入出力構成入出力構成入出力構成 以下に、入出力構成を示します。

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C.1C.1C.1C.1 積立女性保険システム積立女性保険システム積立女性保険システム積立女性保険システムの開発の概要の開発の概要の開発の概要の開発の概要

347

図図図図::::積立女性保険システムの入出力構成積立女性保険システムの入出力構成積立女性保険システムの入出力構成積立女性保険システムの入出力構成

モジュール構成モジュール構成モジュール構成モジュール構成 積立女性保険システムのモジュール構成を以下に示します。 ● 主プログラム HOKEN:画面入出力の制御を行い、各種処理を行うためにサブルーチンを呼び出す。

● サブプログラム SRCHDATA:条件にあった保険データのレコードを検索する INS1DATA:保険データを追加する DEL1DATA:保険データを削除する UPD1DATA:保険データを更新する OPNFHOKN:保険データファイルをオープンする CLSFHOKN:保険データファイルをクローズする TSUMI3:保険データを印刷する

C.1.2C.1.2C.1.2C.1.2 積立女性保険システム開発作業の流れ積立女性保険システム開発作業の流れ積立女性保険システム開発作業の流れ積立女性保険システム開発作業の流れ

開発作業の流れを「図:積立女性保険システム開発作業の流れ」に示します。一連の開発作業は、すべてWindows(R)環境で行います。なお、GEMライブラリの作成およびワークスペースの定義は、済んでいるものとします。

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

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図図図図::::積立女性保険システム開発作業の流れ積立女性保険システム開発作業の流れ積立女性保険システム開発作業の流れ積立女性保険システム開発作業の流れ

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C.1C.1C.1C.1 積立女性保険システムの開発の概要積立女性保険システムの開発の概要積立女性保険システムの開発の概要積立女性保険システムの開発の概要

349

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

350

C.2C.2C.2C.2 積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業

積立女性保険システムの開発作業の流れを説明します。NetCOBOLのプロジェクトマネージャでは、COBOLアプリケーションの開発を行うための操作(プログラムの編集、翻訳、リンク、実行、デバッグ)により、効率的なCOBOLアプリケーション開発が可能です。また、PowerGEM Plusのエディタ、ビルダおよび資産管理のツールもプロジェクトマネージャから利用できます。

C.2.1C.2.1C.2.1C.2.1 PowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM PlusPowerGEM Plusを起動するを起動するを起動するを起動する

[スタート]メニューの[プログラム]メニューの[PowerGEM Plus 6.2]に登録されている、PowerGEM Plusをクリックして起動します。PowerGEM Plusを起動すると、自動的に開発マネージャが起動されます。

図図図図:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus:PowerGEM Plus起動時の画面起動時の画面起動時の画面起動時の画面

C.2.2C.2.2C.2.2C.2.2 画面を定義する画面を定義する画面を定義する画面を定義する

積立女性保険システムが表示する画面の定義体を、FORMを使用して作成します。なお、FORMによる定義体の作成の操作説明は省略します。

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C.2C.2C.2C.2 積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業

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図図図図::::画面定義体の作成例画面定義体の作成例画面定義体の作成例画面定義体の作成例

C.2.3C.2.3C.2.3C.2.3 主プログラムのプログラムソースの作成主プログラムのプログラムソースの作成主プログラムのプログラムソースの作成主プログラムのプログラムソースの作成

積立女性保険システムの主プログラムのプログラムソース“hoken.cob”を、エディタを使用して新規に作成します。

エディタを起動するエディタを起動するエディタを起動するエディタを起動する 1. [ツール]メニューの[新規作成]コマンドを選択します。 以下に示す[新規作成]ダイアログボックスが表示されます。ファイル種別に“COB(COBOLのソース)”を選択し、[OK]ボタンをクリックします。続いて表示される[ファイルを新規作成]ダイアログボックスで拡張子を確認します。

図図図図:[:[:[:[新規作成新規作成新規作成新規作成]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス(COBOL(COBOL(COBOL(COBOLソースソースソースソース))))

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

352

2. [OK]ボタンをクリックすると、エディタ画面(新規作成)が表示されます。

図図図図::::エディタ画面エディタ画面エディタ画面エディタ画面((((新規作成新規作成新規作成新規作成))))

プログラムソースを作成するプログラムソースを作成するプログラムソースを作成するプログラムソースを作成する エディタ画面で主プログラムのプログラムソースを入力していきます。以下に、入力途中のエディタ画面を示します。

図図図図::::エディタ画面エディタ画面エディタ画面エディタ画面

コンパイルするコンパイルするコンパイルするコンパイルする(NetCOBOL)(NetCOBOL)(NetCOBOL)(NetCOBOL) ソースの入力が終了したら、エラーがないかどうかをコンパイルして確認します。 1. [ツール]メニューの[翻訳]コマンドを選択します。 以下に示す[ファイル名を付けて保存]ダイアログボックスが表示されます。

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C.2C.2C.2C.2 積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業

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図図図図:[:[:[:[ファイル名を付けて保存ファイル名を付けて保存ファイル名を付けて保存ファイル名を付けて保存]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス

主プログラムのファイル名“HOKEN.COB”を入力して、[OK]ボタンをクリックします。作成したプログラムソースが指定したファイル名で保存されます。

2. ビルダが起動され翻訳が行われます。翻訳結果が、以下に示すビルダ画面に表示されます(この例では、Sレベルのエラー(重大エラー)が1件検出されています)。

図図図図::::ビルダ画面ビルダ画面ビルダ画面ビルダ画面

プログラムソースを修正するプログラムソースを修正するプログラムソースを修正するプログラムソースを修正する Sレベルのエラー(重大エラー)が検出されたので、プログラムソースの修正を行います。 1. ビルダ画面のエラーメッセージ“Hoken.cob 188: JMN25031-S 利用者語'ACEPT'が定義されていません.”をダブルクリックします。 指定したエラーに該当するプログラムソースの行にカーソルが位置づけられて表示されます。

2. “ACEPT”を“ACCEPT”に修正します。

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

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図図図図::::エラー行へのカーソルの位置づけエラー行へのカーソルの位置づけエラー行へのカーソルの位置づけエラー行へのカーソルの位置づけ

再コンパイルする再コンパイルする再コンパイルする再コンパイルする(NetCOBOL)(NetCOBOL)(NetCOBOL)(NetCOBOL) 修正が終了したので、再びコンパイルによって確認します。[ツール]メニューの[翻訳]コマンドを選択します。修正したソースが保存され、翻訳が実行されて、ビルダ画面に結果が表示されます(今度は、S(重大エラー)レベルのエラーはありません)。

エディタを終了するエディタを終了するエディタを終了するエディタを終了する 修正が必要なコンパイルエラーはなくなったので、ソース入力を終了します。エディタ画面の[ファイル]メニューの[エディタの終了]コマンドを選択します。エディタが終了します。 主プログラムの作成は、これで終了です。

GEMGEMGEMGEMライブラリに登録するライブラリに登録するライブラリに登録するライブラリに登録する 作成した主プログラムのプログラムソースを資産格納庫であるGEMライブラリに登録します。GEMライブラリの作成やプログラムソースの登録方法の詳細については、「資産管理のコマンド操作方法」を参照してください。

C.2.4C.2.4C.2.4C.2.4 サブプログラムのプログラムソースの作成サブプログラムのプログラムソースの作成サブプログラムのプログラムソースの作成サブプログラムのプログラムソースの作成

サブプログラムのプログラムソースの作成およびGEMライブラリへの登録も、上記の主プログラムの場合と同様の操作で行います。

作成済みのプログラムソースの修正は 作成済みのプログラムソースを修正する場合は、エディタの画面の[ファイル]メニューで[開く]コマンドを選択します。[ファイルを開く]ダイアログボックスが表示されるので、修正するファイルを指定して[OK]ボタンをクリックします。エディタ画面にプログラムソースが表示されます。この画面でソースの修正を行います。

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C.2C.2C.2C.2 積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業

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C.2.5C.2.5C.2.5C.2.5 メイクファイルの作成メイクファイルの作成メイクファイルの作成メイクファイルの作成

プログラムソースの作成が終了したら、ビルダを使用して実行可能プログラムを作成します。なお、事前にメイクファイルを作成する必要があります。

メイクファイルとは

ビルダに対して与えるファイルで、実行可能プログラムの作り方を定義した情報が格納されています。

メイクファイルエディタを起動するメイクファイルエディタを起動するメイクファイルエディタを起動するメイクファイルエディタを起動する 1. [ツール]メニューの[新規作成]コマンドを選択します。 以下に示す[新規作成]ダイアログボックスが表示されます。

図図図図:[:[:[:[新規作成新規作成新規作成新規作成]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス((((メイクファイルメイクファイルメイクファイルメイクファイル))))

[新規作成]ダイアログボックスで、ファイルの種別に“MAK(メイクファイル)”を指定して[OK]ボタンをクリックします。メイクファイルエディタが起動され、[テンプレートメイクファイルの問い合わせ]メッセージダイアログボックスが表示されます。

2. [はい]ボタンをクリックします。 以下に示す[テンプレートメイクファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。

図図図図:[:[:[:[テンプレートメイクファイルの選択テンプレートメイクファイルの選択テンプレートメイクファイルの選択テンプレートメイクファイルの選択]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

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3. PowerGEM Plusが標準提供しているテンプレートメイクファイルを指定して[開く]ボタンをクリックします。 以下に示すメイクファイルエディタのメイン画面が表示されます。

[[[[図図図図::::メイクファイルエディタのメイン画面メイクファイルエディタのメイン画面メイクファイルエディタのメイン画面メイクファイルエディタのメイン画面]]]]

メイクファイルを作成するメイクファイルを作成するメイクファイルを作成するメイクファイルを作成する メイクファイルエディタのメイン画面で必要な情報を入力してメイクファイルを作成します。以下に作成例を示します。

図図図図::::メイクファイルの作成例メイクファイルの作成例メイクファイルの作成例メイクファイルの作成例

情報の入力例情報の入力例情報の入力例情報の入力例 ● [コメント]:“積立女性保険システム用メイクファイル”を入力します。 ● [最終ターゲット名]:作成する実行可能プログラムの格納先のファイル

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C.2C.2C.2C.2 積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業

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名“hoken.exe”を入力します。 ● [コンパイルコマンド]:“cobol32.exe”がすでに入力されているので、そのままにします。

● [ コ ン パ イ ル オ プ シ ョ ン テ キ ス ト ボ ッ ク ス ] :“ -i H:¥gem_manual_v62_hoken¥SAMPLE¥hoken.cbi”を入力します。

● [リンクコマンド]:“link.exe”がすでに入力されているので、そのままにします。

● [ リ ン ク オ プ シ ョ ン テ キ ス ト ボ ッ ク ス ] :“ /DEBUG /DEBUGTYPE:COFF/NODEFAULTLIB”を入力します。

ソースファイル/依存ファイル/結合ライブラリの設定例ソースファイル/依存ファイル/結合ライブラリの設定例ソースファイル/依存ファイル/結合ライブラリの設定例ソースファイル/依存ファイル/結合ライブラリの設定例

ソースファイルの設定ソースファイルの設定ソースファイルの設定ソースファイルの設定 以下に示す手順でソースファイルの設定を行います。 1. [ソースファイル設定]ボタンをクリックします。 以下に示すソースファイル設定]ダイアログボックスが表示されます。

図図図図:[:[:[:[ソースファイル設定ソースファイル設定ソースファイル設定ソースファイル設定]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス

2. 表示されたファイル一覧から、“hoken.cob”を選択し、[追加]ボタンをクリックします。

3. 積立女性保険システムの残りのソースファイルについても、[2]と同様の操作を行います。

4. メイクファイルの情報から“hoken.cob”を選択し、[主プログラム]ボタンをクリックして、主プログラムファイルを設定します。

5. 積立女性保険システムのソースファイルの設定が済んだら、[OK]ボタンをクリックします。

依存ファイルの設定依存ファイルの設定依存ファイルの設定依存ファイルの設定 以下に示す手順で依存ファイルの設定を行います。 1. [依存ファイル設定]ボタンをクリックします。 以下に示す[依存ファイル設定]ダイアログボックスが表示されます。

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

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図図図図:[:[:[:[依存ファイル設定依存ファイル設定依存ファイル設定依存ファイル設定]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス

2. [ファイル名]に“hokenfile.cbl”を指定して、[追加]ボタンをクリックします。

3. [OK]ボタンをクリックします。

結合ライブラリの設定結合ライブラリの設定結合ライブラリの設定結合ライブラリの設定 以下に示す手順で結合ライブラリの設定を行います。 1. [結合ライブラリ設定]ボタンをクリックします。 以下に示す[結合ライブラリファイル設定]ダイアログボックスが表示されます。

図図図図:[:[:[:[結合ライブラリファイル設定結合ライブラリファイル設定結合ライブラリファイル設定結合ライブラリファイル設定]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス

2. NetCOBOLをインストールしたフォルダ内のライブラリファイル(拡張子.libのファイル)を指定して[追加]ボタンをクリックします。

3. [OK]ボタンをクリックします。

メイクファイルエディタを終了するメイクファイルエディタを終了するメイクファイルエディタを終了するメイクファイルエディタを終了する メイクファイルの作成が完了したので、メイクファイルエディタを終了します。 1. メイクファイルエディタのメイン画面の[ファイル]メニューの[メイクファイルエディタの終了]コマンドを選択します。 [保存問い合わせ]メッセージダイアログが表示されます。

2. [はい]をクリックします。 [ファイル名を付けて保存]ダイアログボックスが表示されます。

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C.2C.2C.2C.2 積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業積立女性保険システムの開発作業

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3. メイクファイルの保存先ファイル名“hoken.mak”を指定し[OK]ボタンをクリックします。 作成したメイクファイルが保存され、メイクファイルエディタが終了します。

C.2.6C.2.6C.2.6C.2.6 実行可能プログラムの作成実行可能プログラムの作成実行可能プログラムの作成実行可能プログラムの作成

ビルダを起動して、積立女性保険システムの実行可能プログラムを作成します。

ビルダを起動するビルダを起動するビルダを起動するビルダを起動する 開発マネージャのウィンドウで、作成したメイクファイルhoken.makを選択して、開発マネージャの[ツール]メニューの[ビルド]コマンドを選択します。ビルダが起動されます。

実行可能プログラムを作成する実行可能プログラムを作成する実行可能プログラムを作成する実行可能プログラムを作成する ビルダを起動すると、実行可能プログラムの作成が開始されます。作成が終了すると、作成結果が、以下に示すビルダ画面に表示されます。

図図図図::::ビルダ画面ビルダ画面ビルダ画面ビルダ画面((((実行可能プログラム作成結果表示実行可能プログラム作成結果表示実行可能プログラム作成結果表示実行可能プログラム作成結果表示))))

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付録付録付録付録CCCC アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例アプリケーションの開発例

360

C.2.7C.2.7C.2.7C.2.7 アプリケーションのデバッグアプリケーションのデバッグアプリケーションのデバッグアプリケーションのデバッグ

積立女性保険システムのデバッグを行います。COBOLデバッガを使用してデバッグを行います。

COBOLCOBOLCOBOLCOBOLデバッガを起動するしてデバッグするデバッガを起動するしてデバッグするデバッガを起動するしてデバッグするデバッガを起動するしてデバッグする 作成した実行可能プログラムhoken.exeを開発マネージャの[ファイル一覧]ウィンドウで選択して、[ツール]メニューの[デバッグ]コマンドを選択します。

図図図図:COBOL:COBOL:COBOL:COBOLデバッガ起動例デバッガ起動例デバッガ起動例デバッガ起動例

起動されたCOBOLデバッガを使用して、積立女性保険システムのデバッグを行います。デバッグ操作の説明は、省略します。

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付録付録付録付録DDDD メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例

ここでは、PowerGEM Plusが提供しているメイクファイルのサンプルについて説明します。以下に示すメイクファイルを、PowerGEM Plusのインストール先のフォルダに、サンプル記述例として提供しています。 ● 単純構造の実行可能プログラム make3200.mak(NetCOBOL Windows(R)版)

● ダイナミックリンクライブラリ make3201.mak(NetCOBOL Windows(R)版)

● 動的プログラム構造の実行可能プログラム make3202.mak(NetCOBOL Windows(R)版)

● 動的リンク構造の実行可能プログラム make3203.mak(NetCOBOL Windows(R)版)

ファイル名“make32~.mak”は、サンプルとして提供しているメイクファイルのファイル名を示しています。また、かっこ内は、対応するシステムを表しています。

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付録付録付録付録DDDD メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例

362

D.1D.1D.1D.1 単純構造の実行可能プログラム用:単純構造の実行可能プログラム用:単純構造の実行可能プログラム用:単純構造の実行可能プログラム用:make3200.makmake3200.makmake3200.makmake3200.mak

単純構造の実行可能プログラムを作成する場合のメイクファイルのサンプルは、make3200.makとして提供しています。このメイクファイル内に記述するファイルは、以下のとおりです。 ● 実行可能プログラム: prg.exe ● ソースファイル: prg.cob(主)、sub.cob(副) ● オブジェクトファイル: prg.obj、sub.obj ● モジュール定義ファイル: prg.def ● COPYファイル(登録集): X:¥COPY¥prgcpy.cob、X:¥COPY¥subcpy.cob

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D.2D.2D.2D.2 ダイナミックリンクライブラリ用:ダイナミックリンクライブラリ用:ダイナミックリンクライブラリ用:ダイナミックリンクライブラリ用:make3201.makmake3201.makmake3201.makmake3201.mak

363

D.2D.2D.2D.2 ダイナミックリンクダイナミックリンクダイナミックリンクダイナミックリンクライブラリ用:ライブラリ用:ライブラリ用:ライブラリ用:make3201.makmake3201.makmake3201.makmake3201.mak

アプリケーションで、共通に使用されるダイナミックリンクライブラリを作成する場合のメイクファイルのサンプルは、make3201.makとして提供しています。このメイクファイル内に記述するファイルは、以下のとおりです。 ● ダイナミックリンクライブラリ: prg.dll ● ソースファイル: prg.cob(主) ● オブジェクトファイル: prg.obj ● モジュール定義ファイル: prg.def

このようなダイナミックリンクライブラリの作成は、複数のアプリケーションで使用するダイナミックリンクライブラリを作成するような場合に有効です。

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付録付録付録付録DDDD メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例メイクファイルの記述例

364

D.3D.3D.3D.3 動的プログラム構造の実行可能プログ動的プログラム構造の実行可能プログ動的プログラム構造の実行可能プログ動的プログラム構造の実行可能プログラム用:ラム用:ラム用:ラム用:make3202.makmake3202.makmake3202.makmake3202.mak

動的プログラム構造の実行可能プログラムを作成する場合のメイクファイルのサンプルは、make3202.makとして提供しています。このメイクファイル内に記述するファイルは、以下のとおりです。 ● 実行可能形式ファイル: prg.exe(主) ● ダイナミックリンクライブラリ: sub.dll(副) ● ソースファイル: prg.cob(主)、sub.cob(副) ● オブジェクトファイル: prg.obj(主)、sub.obj(副) ● モジュール定義ファイル: prg.def(主)、sub.def(副)

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D.4D.4D.4D.4 動的リンク構造の実行可能プログラム用:動的リンク構造の実行可能プログラム用:動的リンク構造の実行可能プログラム用:動的リンク構造の実行可能プログラム用:make3203.makmake3203.makmake3203.makmake3203.mak

365

D.4D.4D.4D.4 動的リンク構造の実行可能プログラム動的リンク構造の実行可能プログラム動的リンク構造の実行可能プログラム動的リンク構造の実行可能プログラム用:用:用:用:make3203.makmake3203.makmake3203.makmake3203.mak

動的リンク構造の実行可能プログラムを作成する場合のメイクファイルのサンプルは、make3203.makとして提供しています。このメイクファイル内に記述するファイルは、以下のとおりです。 ● 実行可能形式ファイル: prg.exe(主) ● ダイナミックリンクライブラリ: sub1.dll、sub2.dll(副) ● ソースファイル: prg.cob(主)、sub1.dll、sub2.dll(副) ● オブジェクトファイル: prg.obj(主)、sub1.obj、sub2.obj(副) ● モジュール定義ファイル: prg.def(主)、sub1.def、sub2.def(副) ● インポートライブラリ: sub1.lib、sub2.lib(副)

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付録付録付録付録EEEE メッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタ

メッセージモニタは、以下のような場合にツールが正しく動作しているかどうか確認するために使用するツールです。 ● PowerGEM Plusのメッセージ通信を使用するツールを開発した場合 ● PowerGEM Plusにツールを組み込んだ場合

メッセージモニタでは、ツールが正しく動作しているかどうか確認するための機能として以下の機能を提供しています。

機機機機 能能能能 概概概概 要要要要 メッセージの表示 PowerGEM Plusのメッセージ通信によってツール間

で送受信しているメッセージの内容を画面に表示します。

メッセージの送信 任意のメッセージを、ツールに対して送信します。

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付録付録付録付録EEEE メッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタ

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E.1E.1E.1E.1 メッセージモニタの起動および終了メッセージモニタの起動および終了メッセージモニタの起動および終了メッセージモニタの起動および終了

メッセージモニタの起動方法および終了方法を示します。

メッセージモニタの起動メッセージモニタの起動メッセージモニタの起動メッセージモニタの起動 メッセージモニタの起動手順を以下に示します。 1. 開発マネージャの[ツール]メニューの[起動]コマンドを選択します。 [ツールの起動]ダイアログボックスが表示されます。

2. “MONITOR(メッセージモニタ)”を選択し、[OK]ボタンをクリックします。 メッセージモニタが起動されます。

メッセージモニタの終了メッセージモニタの終了メッセージモニタの終了メッセージモニタの終了 メッセージモニタの[メッセージ表示]ウィンドウの[ファイル]メニューの[メッセージモニタの終了]コマンドを選択します。メッセージモニタが終了します。

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E.2E.2E.2E.2 メッセージモニタのウィンドウメッセージモニタのウィンドウメッセージモニタのウィンドウメッセージモニタのウィンドウ

369

E.2E.2E.2E.2 メッセージモニタのウィンドウメッセージモニタのウィンドウメッセージモニタのウィンドウメッセージモニタのウィンドウ

メッセージモニタのウィンドウである[メッセージ表示]ウィンドウを“図:[メッセージ表示]ウィンドウ”に示します。

図図図図:[:[:[:[メッセージ表示メッセージ表示メッセージ表示メッセージ表示]]]]ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ

[メッセージ表示]ウィンドウは、メッセージを表示するリストボックスで構成されています。リストボックスには、メッセージモニタ起動後にツール間で通信されたメッセージが表示されます。

メッメッメッメッセージの形式セージの形式セージの形式セージの形式 [メッセージ表示]ウィンドウに表示されるメッセージの形式を“図:メッセージの形式”に示します。

図図図図::::メッセージの形式メッセージの形式メッセージの形式メッセージの形式

項番項番項番項番 項項項項 目目目目 意意意意 味味味味 1 送信元ID メッセージ送信元の識別番号が表示されます。 2 メッセージID メッセージの識別番号が表示されます。 3 メッセージタイプ メッセージの種類を示すメッセージタイプが表示さ

れます。以下のメッセージタイプがあります。 R: 要求メッセージ N: 通知・要求の成功メッセージ F: 失敗メッセージ

4 ツールクラス名 メッセージのあて先のツールクラス名が表示されます。

5 コマンド名 発行されたコマンド名が表示されます。 6 ファイルスペック メッセージの対象となっているファイル名やディレ

クトリ名を一意に識別する値が表示されます。 7 データ メッセージのデータ部の内容が表示されます。

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付録付録付録付録EEEE メッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタ

370

項番項番項番項番 項項項項 目目目目 意意意意 味味味味 なお、データのない場合もあります。

表示されているメッセージをダブルクリックすると、[メッセージの送信]ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスには、選択したメッセージの各フィールドの値が設定されています。以下に、[メッセージの送信]ダイアログボックスを示します。

図図図図:[:[:[:[メッセージの送信メッセージの送信メッセージの送信メッセージの送信]]]]ダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックスダイアログボックス

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E.3E.3E.3E.3 メッセージモニタのメニューメッセージモニタのメニューメッセージモニタのメニューメッセージモニタのメニュー

371

E.3E.3E.3E.3 メッセージモニタのメニューメッセージモニタのメニューメッセージモニタのメニューメッセージモニタのメニュー

メッセージモニタのメニューの概要を以下に示します。詳細な仕様については、ヘルプを参照してください。

[[[[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューメニューメニューメニュー メッセージの送信や、メッセージのログに関する機能が定義されています。以下に、[ファイル]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[ファイルファイルファイルファイル]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 メ ッ セ ー ジ の 送信

当該メッセージが送信されます。

メ ッ セ ー ジ の ログ

メッセージのログを保存する/しないを選択することができます。

ロ グ フ ァ イ ル 名の設定

メッセージのログを保存するファイル名を設定することができます。

メ ッ セ ー ジ モ ニタの終了

メッセージモニタを終了させます。

[[[[編集編集編集編集]]]]メニューメニューメニューメニュー メッセージの表示画面を消去するコマンドが定義されています。以下に、[編集]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[編集編集編集編集]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 画面の消去 メッセージの表示画面を消去します。

[[[[表示表示表示表示]]]]メニューメニューメニューメニュー メッセージの表示形式に関する機能が定義されています。以下に、[表示]メニューのコマンドを示します。

表表表表:[:[:[:[表示表示表示表示]]]]メニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンドメニューのコマンド

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 フ ァイルスペックの表示形式

メッセージのフィールドのうち、ファイルスペックの表示形式を設定することができます。

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372

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373

付録付録付録付録FFFF NetNetNetNetCOBOLCOBOLCOBOLCOBOLからの資産管理の利からの資産管理の利からの資産管理の利からの資産管理の利用用用用

資産管理は、COBOLプログラマ向けのWindows(R)アプリケーション構築ツールの“NetCOBOL(COBOLプログラム開発環境)”と連携して動作します。ここでは、NetCOBOLの“COBOLプロジェクトマネージャ”から資産管理を利用して、資産を操作する方法について説明します。

NetCOBOL Professional Editionを例に説明しています

ここでは、COBOL統合開発環境の“NetCOBOL Professional Edition”を例に、NetCOBOLからの資産管理の利用方法を説明しています。

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付録付録付録付録FFFF NetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLからの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用

374

F.1F.1F.1F.1 操作方法の概要操作方法の概要操作方法の概要操作方法の概要

資産管理のコマンドは、COBOLプロジェクトマネージャを起動して表示される[COBOLプロジェクトマネージャ]ウィンドウの[資産管理]メニューに定義されています。[COBOLプロジェクトマネージャ]ウィンドウで操作する資産を選んで、[資産管理]メニューから起動するコマンドを選択します。

[COBOL[COBOL[COBOL[COBOLプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャ]]]]ウィンドウウィンドウウィンドウウィンドウ 以下に、[COBOLプロジェクトマネージャ]ウィンドウの例を示します。

図:図:図:図:[COBOL[COBOL[COBOL[COBOLプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャ]]]]ウィンドウ例ウィンドウ例ウィンドウ例ウィンドウ例

[[[[資産管理資産管理資産管理資産管理]]]]メニューメニューメニューメニュー 以下に、[資産管理]メニューに定義されている資産管理のコマンドの一覧を示します。

表:資産管理のコマンド一覧表:資産管理のコマンド一覧表:資産管理のコマンド一覧表:資産管理のコマンド一覧(COBOL(COBOL(COBOL(COBOLプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャプロジェクトマネージャ))))

■ 資産のデータ操作 コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能

新規登録 資産を、資産格納庫に登録します。 チェックイン チェックアウトした資産の修正結果を、資産格納庫上の資産

に反映します。 チェックアウト 修正する資産を、資産格納庫からワークスペースファイルに

取り出します。 チェックアウト取り消し

チェックアウト状態*1を解除します。

参照取り出し 参照する資産を、資産格納庫からワークスペースファイルに取り出します。

■ 資産管理のための環境構築

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F.1F.1F.1F.1 操作方法の概要操作方法の概要操作方法の概要操作方法の概要

375

コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能 ファーストステップウィザード

ウィザード形式で、資産を管理するための環境を作成します。 ● GEMライブラリの作成→資産の新規登録&ワークスペースの定義

● ワークスペースへの開発資産の取り出し 概要については「ファーストステップウィザードを利用する」を参照してください。

■ 開発資産の表示形式などの設定 コマンド名コマンド名コマンド名コマンド名 機機機機 能能能能

実行時オプション指定

資産管理のコマンド起動時に、オプションを指定するコマンドダイアログボックスを表示するかどうかを設定します。 チェックすると:コマンドダイアログボックスが表示されます。

資産状態表示 ウィンドウに表示される開発資産の表示形式を指定します。 資産管理による資産の操作状態の表示形式を、以下の形式から選択します。 ● なし/付加表示/状態のみ

ファイルパス表示

ウィンドウに表示される開発資産の資産名の表示形式を指定します。 以下の形式から選択します。 ● 設定値表示/フルパス表示/ファイル名のみ表示

*1:[チェックアウト]コマンドで、資産をワークスペースに取り出している状態です。

資産の表示例資産の表示例資産の表示例資産の表示例 “状態表示”および“ファイルパス表示”の指定ごとの、[COBOLプロジェクトマネージャ]ウィンドウでの資産の表示例を示します。 ● 状態表示

資産の状態を表す資産管理のアイコンの詳細については、「PowerGEM Plusの資産管理」の「表:資産のアイコン一覧」を参照してください。

● ファイルパス表示

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付録付録付録付録FFFF NetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLからの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用

376

履歴表示、一覧表示やマップなどは利用できません [COBOLプロジェクトマネージャ]ウィンドウの[資産管理]メニューには、“履歴表示”や“マップ”などのコマンドは定義されていません。これらのコマンドは、PowerGEM Plusを起動して、[開発マネージャ]ウィンドウの[資産管理]メニューから実行します。

図:図:図:図:[[[[資産管理資産管理資産管理資産管理]]]]メニュー例メニュー例メニュー例メニュー例(NetC(NetC(NetC(NetCOBOL Professional EditionOBOL Professional EditionOBOL Professional EditionOBOL Professional Edition連連連連携時携時携時携時))))

[開発マネージャ]ウィンドウの[資産管理]メニューに定義されているコマンドの一覧は、「PowerGEM Plusの使用方法」の「[資産管理]メニュー」を参照してください。

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F.2F.2F.2F.2 ファーストステップウィザードを利用するファーストステップウィザードを利用するファーストステップウィザードを利用するファーストステップウィザードを利用する

377

F.2F.2F.2F.2 ファーストステップウィファーストステップウィファーストステップウィファーストステップウィザードザードザードザードを利用を利用を利用を利用するするするする

資産管理では、[COBOLプロジェクトマネージャ]ウィンドウから、資産を管理するための環境作成や資産の一括操作を行う“ファーストステップウィザード”を用意しています。

図:図:図:図:ファーストステップウィザードファーストステップウィザードファーストステップウィザードファーストステップウィザード例例例例1111

このファーストステップウィザードでは、以下の操作を行うことができます。 ● 新規にGEMライブラリ*1を作成して、ワークスペースから資産を登録する 既存のフォルダをワークスペースとして定義し、フォルダの配下に作成されている資産をGEMライブラリに登録します。

● 既存のGEMライブラリから、ワークスペースへ開発資産を取り出す ワークスペースを定義して、GEMライブラリに登録されている資産を一括して取り出します。 *1:資産格納庫として、Windows(R)環境にGEMライブラリを作成します。

資産を管理するための環境作成資産を管理するための環境作成資産を管理するための環境作成資産を管理するための環境作成 COBOLソースファイルや画面帳票定義体などの各種資産を管理するために必要な環境を作成します。

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付録付録付録付録FFFF NetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLからの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用

378

図:図:図:図:ファーストステップウィザードファーストステップウィザードファーストステップウィザードファーストステップウィザード例例例例2222

● GEMライブラリ アプリケーション開発のために利用する各種資産を、一括して格納する資産格納庫です。Windows(R)環境上に、世代管理機構を持つGEMライブラリを作成します。

● ワークスペース 既存のフォルダをGEMライブラリに対応付けて、ワークスペースとして定義します。このワークスペースが、Windows(R)環境上の作業環境になります。

ワークスペースとして指定した既存のフォルダ配下に作成されている資産が、作成したGEMライブラリに登録されます。

ワークスペースへの資産の取り出しワークスペースへの資産の取り出しワークスペースへの資産の取り出しワークスペースへの資産の取り出し 新しく定義したワークスペース上に、GEMライブラリに登録されている資産を取り出します。

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F.2F.2F.2F.2 ファーストステップウィザードを利用するファーストステップウィザードを利用するファーストステップウィザードを利用するファーストステップウィザードを利用する

379

図:ファーストステップウィザード例図:ファーストステップウィザード例図:ファーストステップウィザード例図:ファーストステップウィザード例3333

● 更新モード 資産を修正するために、ワークスペース上に取り出します。取り出された資産は、他ユーザが更新できないように排他制御されます。修正した資産は、[チェックイン]コマンドを使用してGEMライブラリに反映します。

● 参照モード 資産を参照するために、ワークスペース上に取り出します。資産は、“読み取り専用”属性で取り出されます。

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付録付録付録付録FFFF NetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLからの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用

380

F.3F.3F.3F.3 操作手順操作手順操作手順操作手順

COBOLプロジェクトマネージャを使用して資産を管理するための一連の操作手順について説明します。

1) 1) 1) 1) 資産を作成します資産を作成します資産を作成します資産を作成します Windows(R)環境にプロジェクトファイルやCOBOLソースファイル作成します。

図:資産の作成例図:資産の作成例図:資産の作成例図:資産の作成例

2) 2) 2) 2) 作成した資産を作成した資産を作成した資産を作成した資産をGEMGEMGEMGEMライブラリに登録しますライブラリに登録しますライブラリに登録しますライブラリに登録します [資産管理]メニューのファーストステップウィザードを使用して、作成した資産をGEMライブラリに登録します。

図:環境構築の指定例図:環境構築の指定例図:環境構築の指定例図:環境構築の指定例

ワークスペース名には、資産を作成しているフォルダを指定します。このフォルダがワークスペースとして定義されます。

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F.3F.3F.3F.3 操作手順操作手順操作手順操作手順

381

図:環境の作成例図:環境の作成例図:環境の作成例図:環境の作成例

ファーストステップウィザードの実行が完了すると、GEMライブラリに登録された資産は、修正するためにワークスペースに取り出された状態で管理されます。

図:資産の状態例図:資産の状態例図:資産の状態例図:資産の状態例

3) 3) 3) 3) 資産を修正します資産を修正します資産を修正します資産を修正します ワークスペース上に取り出されている資産を修正します。

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付録付録付録付録FFFF NetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLからの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用からの資産管理の利用

382

図:資産の修正例図:資産の修正例図:資産の修正例図:資産の修正例

4) 4) 4) 4) 修正した資産を修正した資産を修正した資産を修正した資産をGEMGEMGEMGEMライブラリに反映しますライブラリに反映しますライブラリに反映しますライブラリに反映します 修正した資産を選び、[資産管理]メニューの[チェックイン]コマンドを選択します。

図:資産の修正結果の反映例図:資産の修正結果の反映例図:資産の修正結果の反映例図:資産の修正結果の反映例

[チェックイン]コマンドが起動されて、ワークスペース上で修正された資産の内容が、GEMライブラリ上の資産に反映されます。

資産管理のコマンドダイアログを表示する [資産管理]メニューの“実行時オプション指定”を選択していると、資産管理のコマンド起動時に、オプションを指定するコマンドダイアログボックスが表示されます。

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F.3F.3F.3F.3 操作手順操作手順操作手順操作手順

383

図:実行時オプション例図:実行時オプション例図:実行時オプション例図:実行時オプション例

5) 5) 5) 5) 資産の更新履歴を見る資産の更新履歴を見る資産の更新履歴を見る資産の更新履歴を見る GEMライブラリに登録されている資産の修正履歴(修正日時、修正者や修正内容などの情報)は、資産管理の[履歴表示]コマンドで見ることができます。この[履歴表示]コマンドは、PowerGEM Plusから実行します。

図:図:図:図:[[[[履歴表示履歴表示履歴表示履歴表示]]]]コマンド例コマンド例コマンド例コマンド例(PowerGEM Plus)(PowerGEM Plus)(PowerGEM Plus)(PowerGEM Plus)

世代間の相違点を見る PowerGEM Plusの[比較]コマンドでは、資産の世代間の相違箇所を見ることができます。

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用語集

384

用語集用語集用語集用語集

一般ファイル一般ファイル一般ファイル一般ファイル UNIXサーバの資産格納庫の1つです。ディレクトリがワークスペース、各メンバがワークスペースファイルと対応しています。

インポートライブラリインポートライブラリインポートライブラリインポートライブラリ 実行中のアプリケーションとダイナミックリンクライブラリ(DLL)の関係を確立するための情報を持つファイルです。リンカはアプリケーションを作成する際に、このインポートライブラリを利用して、ダイナミックリンクライブラリの外部参照を解決します。

エディタエディタエディタエディタ PowerGEM Plusが提供するツールのうちの1つです。テキストファイルの作成や更新を、効率良く行う編集ツールです。

エラージャンプエラージャンプエラージャンプエラージャンプ PowerGEM Plusでは、ビルダの画面上に表示されたコンパイルエラーメッセージ行を選択すると、エディタが起動され、エディタ画面上にプログラムソースが表示され、エラー該当行にカーソルが位置付けられます。この機能をエラージャンプと呼びます。エラージャンプにより、コンパイルエラーを効率良く修正することができます。

オブジェクトファイルオブジェクトファイルオブジェクトファイルオブジェクトファイル プログラムソースのコンパイル結果を格納したファイルです。通常、オブジェクトファイルの拡張子は“obj”になります。

改行コード改行コード改行コード改行コード テキストの改行を示す“制御コード”です。資産管理では、テキスト形式データのデータレコードの終端を示す制御コードとしても扱います。通常は画面に表示されないコードですが、エディタでは、改行コードを“▽”などの改行文字として表示することができます。

開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャ開発マネージャ PowerGEM Plusを立ち上げると、最初に起動される、PowerGEM Plusの中心となるツールです。開発マネージャが表示する、[開発マネージャ]ウィンドウからすべての操作を行います。 ● 資産管理による資産の操作 ● エディタ、ビルダ、印刷などのツールの起動 ● ファイルの一覧表示 ● ファイルのコピー、移動、削除など

隠しファイル隠しファイル隠しファイル隠しファイル Windows(R)のファイル属性の一つです。標準の設定では、Windows(R)エクスプ

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用語集

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ローラなどで、表示されないように管理されているファイルです。

画面帳票定義体画面帳票定義体画面帳票定義体画面帳票定義体 FORMを使用して作成する、画面や帳票の形式、各フィールドの属性などの定義データです。

環境設定環境設定環境設定環境設定 PowerGEM Plusには、以下の環境設定があります。 ● ツールの組み込みに関する環境設定 ● ファイル情報についての環境設定 ● サーバ連携についての環境設定 ● 開発マネージャの切り替えについての環境設定 ● イベントログ情報の設定 ● 資産管理の動作環境の設定

共通変数設定域共通変数設定域共通変数設定域共通変数設定域 ツール組み込みのために記述するScriptソースは、共通変数設定域、ツール組み込み前処理およびコールバック処理で構成します。Scriptソース中で共通に使用する変数を定義する部分が、共通変数設定域です。

区分ファイル区分ファイル区分ファイル区分ファイル グローバルサーバの資産格納庫の1つです。区分ファイル全体がワークスペースと、登録されている個々のメンバがワークスペースファイルと対応しています。

グローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバグローバルサーバファイル名付加文字ファイル名付加文字ファイル名付加文字ファイル名付加文字 グローバルサーバのファイル名の先頭に付加される文字列のことです。この文字列が付加されたものが、グローバルサーバのファイル名として扱われます。

グローバルサーバ連携環境グローバルサーバ連携環境グローバルサーバ連携環境グローバルサーバ連携環境 Windows(R)環境から、グローバルサーバ上の資産格納庫を利用してグローバルサーバのアプリケーション開発を行う分散開発環境のことです。

グローバルサーバ連携情報グローバルサーバ連携情報グローバルサーバ連携情報グローバルサーバ連携情報 グローバルサーバと連携するために必要な各種情報のことです。

検索検索検索検索 任意の文字列を含むファイルを検索するツールです。

言語タイプ言語タイプ言語タイプ言語タイプ 資産管理で管理する資産の種別や属性を表す識別子です。例えば、言語タイプとしてCOBOLが設定された資産は、COBOLソースファイルとして扱われます。 参考:文字列の検索機能や生産量の集計機能では、設定された言語の規約に従って、各データレコードを“命令行・注釈行”に分類し、命令行だけを処理の対象とすることもできます。

更新履歴情報更新履歴情報更新履歴情報更新履歴情報 GEMライブラリで世代管理を実現するための、世代管理用の制御情報です。資産の世代(レベル)単位に管理されます。

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用語集

386

コード系コード系コード系コード系 各システムや各国で定められている、各言語の文字を表現するための文字コードです。Windows(R)環境と各サーバ環境では、異なるコード系が使用されています。

コード変換機能コード変換機能コード変換機能コード変換機能 資産管理の基本機能です。テキスト形式データを記述している文字のコード系を、資産を操作する環境のコード系に自動的に変換します。Windows(R)環境と各サーバ環境の間で確実な資産の流通を可能にしています。

コールバック関数コールバック関数コールバック関数コールバック関数 Scriptの関数です。ツール組み込みのために記述するScriptソースは、共通変数設定域、ツール組み込み前処理およびコールバック処理で構成します。PowerGEM Plusから送られたメッセージに対する処理(コールバック処理)を、コールバック関数で記述します。

作業環境作業環境作業環境作業環境 ユーザが、資産の修正など開発作業を行う、クライアントとして利用しているWindows(R)環境上の開発環境のことです。

サーバのジョブ操作サーバのジョブ操作サーバのジョブ操作サーバのジョブ操作 サーバの資産(ジョブ)をWindows(R)環境から直接操作する機能の1つです。Windows(R)から直接サーバのジョブ(バッチジョブ、コマンドプロシジャ)を起動したり、起動したジョブを操作したりできます。

サーバのファイル操作サーバのファイル操作サーバのファイル操作サーバのファイル操作 サーバの資産(ファイル)をWindows(R)環境から直接操作する機能の1つです。Windows(R)からサーバの各種ファイルまたはメンバを直接操作できます。

サーバ連携サーバ連携サーバ連携サーバ連携 資産管理が提供している、グローバルサーバ、ビジネスサーバ、UNIXサーバおよびWindows(R)サーバと連携した分散開発環境を実現するための機能です。

サーバ連携情報サーバ連携情報サーバ連携情報サーバ連携情報 Windows(R)環境とサーバを接続するために、必要な情報です。サーバ連携情報には、各サーバとの“連携方法”と、ホスト名やユーザ識別名などの詳細な“連携情報”の二種類があります。 資産管理の[マップ]コマンドで、サーバ上の資産格納庫との対応付けを行うまでに、サーバ単位に設定します。

最終ターゲット最終ターゲット最終ターゲット最終ターゲット ビルダが作成するターゲットのうち、アプリケーションを構成する実行可能プログラムが最終ターゲットです。ただし、複数の実行可能プログラムから構成されるアプリケーションの場合は、実行可能プログラムに依存する擬似ターゲットをメイクファイルに定義しますが、この擬似ターゲットが最終ターゲットになります。

サフィックスリストサフィックスリストサフィックスリストサフィックスリスト “.SUFFIXES”のことです。“.SUFFIXES”を参照してください。

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用語集

387

資産資産資産資産 ソースファイル、ソースプログラムテキスト、画面帳票定義体、文書などのアプリケーション開発のために作成・利用される各種開発資産の総称です。

資産格納庫資産格納庫資産格納庫資産格納庫 アプリケーション開発で作成・利用する資産が格納・管理されているライブラリおよびファイルの総称です。資産格納庫とワークスペースを対応付けることにより、資産管理の各コマンドで操作できるようになります。 以下のサーバ上に配置された、ライブラリおよびファイルが資産格納庫として利用できます。 ● Windows(R)サーバ:GEMライブラリ ● グローバルサーバ(富士通メインフレーム):GEMライブラリ、区分ファイル、順ファイル

● グローバルサーバ(IBMメインフレーム):区分ファイル、順ファイル ● ビジネスサーバ(ASP):GMSライブラリ、EMSライブラリ ● ビジネスサーバ(UNIX):GEMライブラリ、一般ファイル ● UNIXサーバ:GEMライブラリ、一般ファイル

資産管理機能資産管理機能資産管理機能資産管理機能 PowerGEM Plusが提供する、資産管理の中心に位置する機能です。各サーバ上の資産格納庫で管理・格納されている資産を、ワークスペースを経由してWindows(R)環境から一括管理する機能です。

[[[[資産管理資産管理資産管理資産管理]]]]メニューメニューメニューメニュー 「資産管理」、「ユーティリティ」、「環境設定」の各コマンドが定義されているメニューのことです。本メニューは、開発マネージャのウィンドウに存在します。

順ファイル順ファイル順ファイル順ファイル グローバルサーバの資産格納庫の1つです。順ファイル全体が、1つのワークスペース(ワークスペースファイル)と対応しています。

順序番号順序番号順序番号順序番号 テキスト形式データのメンバの各データレコードに設定される、データレコードの順序を示す番号です。メンバの登録時に、データレコードの出現順に昇順な番号が割り振られ、順序番号の定義情報に従って各データレコード上に設定されます。

世代世代世代世代 世代管理されている資産の識別単位です。資産管理では、世代を“レベル”で表し、各世代を識別します。

世代管理世代管理世代管理世代管理 資産の更新履歴を管理して、資産の更新後も更新前の内容を復元できるようにした機能(機構)です。バージョン管理、履歴管理と呼ばれる場合もあります。 GEMライブラリおよびGMSライブラリが、世代管理機構を備えている資産格納庫です。

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用語集

388

属性情報属性情報属性情報属性情報 資産の属性を表す情報です。拡張子単位に定義します。以下に示す情報を、属性情報として管理しています。 ● データ形式 ● レコード形式 ● レコード長 ● 順序番号定義

タイトルタイトルタイトルタイトル Windows(R)環境のGEMライブラリのメンバにだけ設定できる情報です。メンバの概要などを示す、“任意の50バイトの文字列”を、タイトルとして設定できます。設定されたタイトルは、開発マネージャの、[資産格納庫一覧]ウィンドウに表示されます。

ターゲットターゲットターゲットターゲット ビルダによって作成される、メイクファイルに記述されたファイルをターゲットと呼びます。

ダイナミックリンクライブラリダイナミックリンクライブラリダイナミックリンクライブラリダイナミックリンクライブラリ アプリケーションが利用する関数を含んだ実行可能なモジュールです。ダイナミックリンクライブラリ(DLL)がアプリケーションとリンクされるのは、リンク時ではなく実行時です。

単純構造の実行可能プログラム単純構造の実行可能プログラム単純構造の実行可能プログラム単純構造の実行可能プログラム 1つ以上の目的プログラムを静的リンクによって、1つの実行可能プログラムにしたものです。

注釈行注釈行注釈行注釈行 COBOLやCなどの言語ごとに定められている、“命令行”以外の行の総称です。

チェックアウト状態チェックアウト状態チェックアウト状態チェックアウト状態 資産格納庫上の資産が、修正するためにワークスペースに取り出されている状態です。チェックアウト状態の資産は、他のユーザから更新系の操作が行えないように管理されます。[チェックイン]コマンドまたは[チェックアウト取り消し]コマンドが、実行されると、チェックアウト状態は解除されます。

チーム開発マネージャチーム開発マネージャチーム開発マネージャチーム開発マネージャ ソフトウェア構成管理ツールである“PowerGEM Plus Administrator”のクライアントとして、PowerGEM Plusを使用する場合の、開発マネージャに代わるツールです。

ツール組み込み前処理ツール組み込み前処理ツール組み込み前処理ツール組み込み前処理 ツール組み込みのために記述するScriptソースは、共通変数設定域、ツール組み込み前処理およびコールバック処理で構成します。ツール組み込み前処理に、PowerGEM Plusとのメッセージ連携を行うための処理を記述します。

ツールクラスツールクラスツールクラスツールクラス PowerGEM Plusでは、ツールクラスという概念を導入し、同じ種類のツールには、同じツールクラス名を付けます。PowerGEM Plusの環境設定で、ファイル

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用語集

389

の拡張子とツールクラス名の組合せに対して起動するツールを定義しておき、ツールの起動では、ツールクラス名とツールが処理するファイル名を指定することによってツールを起動します。

ツールの格納先の名前ツールの格納先の名前ツールの格納先の名前ツールの格納先の名前 格納先の名前は、PowerGEM Plusの環境設定の[ツールの組み込み]の[格納先]設定画面で定義します。このダイアログボックスで、組み込むツールの格納先のフォルダ(Scriptソースがある場合は、Scriptソースの格納フォルダ)を定義します。ここで定義した製品名は、[ツールの組み込み]の[起動情報]設定画面に指定されます(起動ツールの格納先の指定のため)。

ツール名ツール名ツール名ツール名 ツール名は、PowerGEM Plusの環境設定の[ツールの組み込み]の[起動情報]設定画面で定義します。このダイアログボックスでツールクラス名に対してツール起動情報を設定しますが、ツール名は、この起動情報につける名前として定義します。ツール名は、[拡張子との関連付け]設定画面での設定で、起動情報を指定するために使用されます。

データ圧縮データ圧縮データ圧縮データ圧縮 特定データ、重複データや規則的に出現するデータを、一定の手順に従って特殊なデータコードに変換して、元のデータを保証してデータ容量を小さくすることです。

データタイプデータタイプデータタイプデータタイプ グローバルサーバの区分ファイルおよび順ファイルで、管理されている資産の種別を表す情報です。

データレコードデータレコードデータレコードデータレコード テキスト形式データの資産を構成する最小の単位です。各テキスト行の先頭から改行コードまでが、一つのデータレコードとして扱われます。

テンプレートメイクファイルテンプレートメイクファイルテンプレートメイクファイルテンプレートメイクファイル PowerGEM Plusが提供するメイクファイルです。メイクファイル作成のときに、テンプレートとして使用できます。このテンプレートの内容は、利用者がエディタを利用して変更することができます。

動作環境ファイル動作環境ファイル動作環境ファイル動作環境ファイル 資産管理の動作環境情報を格納したファイルです。

登録レコード登録レコード登録レコード登録レコード メンバを登録した時のデータレコードのことです(レベル1の有効レコード)。

動的プログラム構造の実行可能プログラム動的プログラム構造の実行可能プログラム動的プログラム構造の実行可能プログラム動的プログラム構造の実行可能プログラム 動的リンクによって、主プログラムの目的プログラムだけ実行可能プログラムにし、動的リンク構造のように、実行可能プログラム中に副プログラムの情報を含みません。

動的リンク構造の実行可能プログラム動的リンク構造の実行可能プログラム動的リンク構造の実行可能プログラム動的リンク構造の実行可能プログラム 主プログラムの目的プログラムと、副プログラム情報を持つインポートライブ

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用語集

390

ラリを動的リンクすることによって、1つの実行プログラムにしたものです。

内部マクロ内部マクロ内部マクロ内部マクロ メイクファイルに記述するマクロのうち、ビルダによって意味が定義されているマクロです。“@”、“*”、“?”、“<”の4つがあります。

排他制御排他制御排他制御排他制御 同一資産に対して、アクセスが競合しないようにするための機構です。資産管理では、修正中の資産(チェックアウト状態)が、他のユーザによって操作できないように制御します。

バイバイバイバイナリ形式データナリ形式データナリ形式データナリ形式データ 数値や製品独自のデータなどのバイナリデータで構成されている資産の総称です。

バージョンレベルバージョンレベルバージョンレベルバージョンレベル GEMライブラリで管理されているメンバの世代を識別するために設定する識別子です。バージョンレベルとして、英字、数字、記号を組み合わせた8文字以内の任意の文字列を設定できます。なお、メンバに対して、最大255個のバージョンレベルを設定することができます。

パスワードパスワードパスワードパスワード GEMライブラリに格納されている資産にアクセスする時に、資産に対するアクセスを許可するための文字列です。資産の操作種別を意識した、以下の二つのパスワードを設定することができます。 ● リードパスワード:参照系の操作を許可するためのパスワード ● ライトパスワード:更新系の操作を許可するためのパスワード

ビジネスサーバ連携環境ビジネスサーバ連携環境ビジネスサーバ連携環境ビジネスサーバ連携環境 Windows(R)環境から、ビジネスサーバ上の資産格納庫を利用してビジネスサーバのアプリケーション開発を行う分散開発環境のことです。

ビルダビルダビルダビルダ PowerGEM Plusのツールの1つです。コンパイルおよびリンクを行うツールです。

ビルドビルドビルドビルド ビルダを使用して実行可能プログラムを作成することを、ビルドまたはプログラムビルドと呼びます。

ファイル比較ファイル比較ファイル比較ファイル比較 2つのテキスト形式ファイルを比較して異なる行を表示するツールです。

フォルダ比較フォルダ比較フォルダ比較フォルダ比較 2つのフォルダを比較して、フォルダ内および下位のフォルダ内のファイルの違いを一覧表示します。

分散開発分散開発分散開発分散開発 サーバ(プラットフォーム)*1と連携して、各プラットフォーム上で動作するアプリケーションプログラムを、Windows(R)環境上で開発する開発形態のことです。

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用語集

391

*1:Windows(R)サーバを含む、グローバルサーバ、UNIXサーバおよびビジネスサーバの各サーバの総称です。

[[[[ホスト一覧ホスト一覧ホスト一覧ホスト一覧]]]]ウィンドウィンドウィンドウィンドウウウウ サーバ上の各種ファイルの一覧およびファイルに登録されているメンバ一覧を表示するウィンドウの総称です。

マクロマネージャマクロマネージャマクロマネージャマクロマネージャ PowerGEM Plusの提供するメッセージ通信を使用していないツールを、PowerGEM Plusに組み込むことができるようにするためのツールです。ツールマネージャなどからツールを起動すると、マクロマネージャが起動され、このマクロマネージャがツールのScriptを実行することにより、組み込みツールが実行されます。

マップマップマップマップ 資産格納庫とフォルダが対応付けられて、ワークスペースとして定義されている状態のことです。

メイクファイルメイクファイルメイクファイルメイクファイル アプリケーションを作成するための資産(ソースファイル、オブジェクトファイル、実行可能プログラムなど)の関係を定義したファイルです。ビルダは、メイクファイルの定義に従って実行可能プログラムを作成します。メイクファイルの作成/更新は、メイクファイルエディタを使用して行うことができます。

メイクファイルエディタメイクファイルエディタメイクファイルエディタメイクファイルエディタ メイクファイルを作成/更新するための、エディタ機能です。

メッセージ通信メッセージ通信メッセージ通信メッセージ通信 ツール間での情報のやり取りを実現するためのPowerGEM Plusの機能です。メッセージ通信機能により、ツール間連携が可能になります。

メッセージマネージャメッセージマネージャメッセージマネージャメッセージマネージャ ツールが送信するメッセージを受信して、あて先のツールに配信するPowerGEM Plusの機能をメッセージマネージャと呼びます。

メッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタメッセージモニタ メッセージモニタは、PowerGEM Plusのメッセージ通信機能を使用するツールを開発したり、PowerGEM Plusにツールを組み込んだりした場合に、ツールが正しく動作していることを確認するために利用するツールです。PowerGEM Plusのメッセージ通信機能によって、ツール間で送受信しているメッセージの内容を画面に表示したり、任意のメッセージをツールに対して送信したりすることができます。

メンバメンバメンバメンバ GEMライブラリ、GMSライブラリ、EMSライブラリ、区分ファイルまたは一般ファイルに登録されている各種資産の総称名です。

メンバ名メンバ名メンバ名メンバ名 GEMライブラリ、GMSライブラリ、EMSライブラリおよび区分ファイルに登録さ

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用語集

392

れている資産の名前の総称です。

有効行数有効行数有効行数有効行数 GEMライブラリに登録されているメンバの最新レベルで有効なレコード数のことです。

有効レコード有効レコード有効レコード有効レコード 各世代で有効なデータレコードのことです。生産量情報では、開発作業の開始時点と終了時点の、有効なレコード数を集計・表示します。

ユーザ定義マクロユーザ定義マクロユーザ定義マクロユーザ定義マクロ メイクファイルに記述するマクロのうち、利用者が定義して使用するマクロです。

読み取り専用読み取り専用読み取り専用読み取り専用 Windows(R)のファイル属性の一つです。書き込み操作が行えないように管理されているファイルです。

流用レコード流用レコード流用レコード流用レコード 開発作業開始時の世代の有効レコードで、終了時点の世代まで修正されずに、有効レコードとして残っているデータレコードです。

レコードレコードレコードレコード 資産のデータを構成する最小の単位です。バイナリ形式データの場合は、全体が一つのレコードとして扱われます。

レコード形式レコード形式レコード形式レコード形式 順ファイル、区分ファイルおよびGEMライブラリのメンバのデータレコードの格納形式です。レコード形式には、可変長形式と固定長形式があります。

レコード長レコード長レコード長レコード長 順ファイル、区分ファイルおよびGEMライブラリのメンバのデータレコードの最大長です。

レベルレベルレベルレベル 世代管理されている資産の世代を識別するための単位です。資産管理の各コマンドでは、世代をレベルで指定します。

連続操作コマンド連続操作コマンド連続操作コマンド連続操作コマンド 資産管理の複数のコマンドを組み合わせて、資産を連続的に操作するコマンドをツールとして提供しています。この、連続操作コマンドは、[ツール]メニューに組み込んで使用します。

ワークスペースワークスペースワークスペースワークスペース 資産管理の[マップ]コマンドによって、資産格納庫と対応付けられた、Windows(R)環境上の作業環境です。ワークスペースは、フォルダを起点として、資産に対応した複数のワークスペースファイルから構成されます。資産管理では、ワークスペースを経由して、資産格納庫上の資産を操作します。

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用語集

393

ワークスペース管理ファイルワークスペース管理ファイルワークスペース管理ファイルワークスペース管理ファイル ワークスペースと資産格納庫を対応付ける情報が格納されている隠しファイルです。

ワークスペースファイルワークスペースファイルワークスペースファイルワークスペースファイル ワークスペースを構成する、Windows(R)環境上の開発作業用の一般ファイルです。資産格納庫のメンバまたはファイルと“1対1”に対応しています。

COBOLCOBOLCOBOLCOBOLデバッガデバッガデバッガデバッガ プログラムの論理的な誤りをプログラムを動作させながら検出します。デバックの情報はすべて、デバッガのウィンドウに表示されます。

COPYCOPYCOPYCOPYファイルファイルファイルファイル((((登録集登録集登録集登録集)))) COBOLの用語です。プログラムソースの翻訳時に複写される、プログラムソースを含むライブラリです。

EMSEMSEMSEMSライブラリライブラリライブラリライブラリ ビジネスサーバ(ASP)の資産格納庫の1つです。EMSライブラリ全体がワークスペース、登録されている個々のメンバがワークスペースファイルと対応しています。

EOFEOFEOFEOFコードコードコードコード ファイルの終端(End Of File)を示す“制御コード(16進:1A)”です。

EUCEUCEUCEUCコードコードコードコード UNIXで使用されるコード系です。Windows(R)のコード系と異なるため、UNIXアプリケーションの開発では、コード変換が必要になる場合があります。

FORMFORMFORMFORM 画面帳票定義体を作成するためのツールです。PowerGEM Plusとは別製品です。

GEMGEMGEMGEMライブラリライブラリライブラリライブラリ Windows(R)、グローバルサーバ(富士通メインフレーム)、UNIXサーバおよびビジネスサーバ(UNIX)の各環境上に作成されている、世代管理機構とデータ圧縮機構を備えた資産格納庫です。GEMライブラリ全体がワークスペース、登録されている個々のメンバがワークスペースファイルとマップされます。 参考:資産管理のユーティリティ機能で、Windows(R)環境およびUNIXサーバ上に、GEMライブラリを作成できます。

GEMGEMGEMGEMライブラリ管理ファイルライブラリ管理ファイルライブラリ管理ファイルライブラリ管理ファイル Windows(R)環境のGEMライブラリを管理している管理ファイルです。

GEMGEMGEMGEMライブラリの操作コマンドライブラリの操作コマンドライブラリの操作コマンドライブラリの操作コマンド Windows(R)環境下のGEMライブラリを作成および削除するコマンドです。

GMSGMSGMSGMSライブラリライブラリライブラリライブラリ ビジネスサーバ(ASP)上に作成されている世代管理機構を持つ資産格納庫です。GMSライブラリ全体がワークスペース、登録されている個々のメンバがワークスペースファイルと対応しています。

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用語集

394

LOCKLOCKLOCKLOCK属性属性属性属性 Windows(R)環境およびUNIXサーバのGEMライブラリのメンバ属性の1つです。LOCK属性が設定されているメンバは、参照系の操作だけが許可され、更新系の操作が抑止されるように管理されます。

MASTERMASTERMASTERMASTER属性属性属性属性 GEMライブラリのメンバ属性の1つです。MASTER属性が設定されているメンバは、参照系の操作だけが許可され、更新系の操作が抑止されるように管理されます。

MDIMDIMDIMDIツールツールツールツール 複数文書インターフェイス(Multiple Documment Interface)のツールです。MDIツールは、アプリケーションのメインウィンドウに複数の文書またはテキストを表示できます。

NetCOBOLNetCOBOLNetCOBOLNetCOBOL Windows(R)で動作するCOBOL開発環境です(PowerCOBOL97の後継製品です)。NetCOBOLのプロジェクトマネージャで、COBOL開発の統合環境(プログラムの編集、翻訳、リンク、実行、デバッグツール)を提供しています。PowerGEM Plusのエディタ、ビルダおよび資産管理のツールもプロジェクトマネージャから利用でき、効率的なCOBOLアプリケーション開発が可能です。

PowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus AdministratorPowerGEM Plus Administrator 大規模な分散開発環境で、効率的なアプリケーション開発を実現する、管理者向けのソフトウェア構成管理ツールです。PowerGEM Plusを、PowerGEM Plus Administratorのクライアントとして利用した場合には、PowerGEM Plusから構成管理機能を利用できるようになります。

ScriptScriptScriptScript言語言語言語言語 Script言語とは、C言語に似たデータタイプ、変数、演算子などを持つプログラミング言語です。PowerGEM Plusの提供するメッセージ通信を利用していないツールを、PowerGEM Plusに組み込む場合に、Script言語により、PowerGEM Plusとのメッセージ連携を行うための処理やPowerGEM Plusから送られたメッセージに対する処理を記述することが必要です。

.S.S.S.SUFFIXESUFFIXESUFFIXESUFFIXES ビルドにおいて生成規則が使用される場合に、その拡張子を登録するために“.SUFFIXES”という特殊なターゲットをメイクファイルに記述します。ビルダは、以下のサフィックスリストを持っています。メイクファイルにサフィックスリストの記述がない場合に、このサフィックスリストが使用されます。

TESTTESTTESTTEST属性属性属性属性 GEMライブラリのメンバ属性の1つです。TEST属性が設定されているメンバは、更新系の操作も行えるように管理されます。

UnicodeUnicodeUnicodeUnicode 各国の文字を、統一された共通の文字コードで表現するコード系です。

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用語集

395

UNIXUNIXUNIXUNIXサーバ連携環境サーバ連携環境サーバ連携環境サーバ連携環境 Windows(R)環境から、UNIXサーバ上の資産格納庫を利用してUNIXサーバのアプリケーション開発を行う分散開発環境のことです。

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)開発環境開発環境開発環境開発環境 Windows(R)端末をネットワークで結び、Windows(R)の各端末でファイルを共用して開発を行う環境のことです。

Windows(R)Windows(R)Windows(R)Windows(R)サーバ連携サーバ連携サーバ連携サーバ連携 Windows(R)サーバ上の開発資産の検索をサーバ上で実行し、検索結果をクライアント側の検索ツールで表示します。クライアント側の作業負荷を軽減できます。

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索引索引索引索引 @GEM .......................................37 ASISTEXT ..................................115 BINARY ....................................141 DATA .......................................55 F3BXG.ENV .................................320 GEMライブラリ ..............................13 [GEMライブラリの作成]コマンド ..........39, 89 INCLUDE制御文 ..............................95 Kサーバ ...................................323 LOCK属性 .............................130, 131 MASTER属性 ................................130 MDIツール .................................285 OS/390 ....................................327 PSFILE .....................................32 Scriptソース ..............................270 SymfoNET連携 ..............................326 TCP/IP連携 ...........................314, 327 TEST属性 ..................................130 ToolExecEX関数 ............................275 Unicode ....................................27 UNIXサーバ連携情報 ........................329 Windowsサーバ連携情報 .....................329 WSMGR接続情報 .............................328 WSMGR連携 .................................327 アーカイブ属性 ............................188 アクセス権 .................................37 圧縮率 .....................................14 イベントログ ..............................317 印刷ツール ................................213 インデックス検索 ..........................250 上書き ...........................79, 106, 182 エラージャンプ機能 ........................243 鉛筆マーク .............................95, 97 [オプション]メニュー ......................326 開発履歴情報 ..........................76, 100 [開発履歴情報の表示]コマンド ..............101 書き込み禁止属性 ..........................133 隠しファイル属性 ..........................188 拡張子 .....................................52 確認メッセージ ...................80, 106, 182 [環境設定]コマンド .........................88 [起動]コマンド ............................210 グローバルサーバ連携情報 ..................327 言語タイプ .......................52, 139, 320 言語タイプ情報 ............................312 検索オプション ............................249 検索文字列 ................................248 更新者名 ...................................95 更新履歴情報 ...42, 44, 99, 103, 158, 176, 179 コード系 ..................................183

コード変換機能 ............................ 27 コマンド実行日付........................... 45 サーバ連携情報 ................... 85, 89, 326 [サーバ連携情報]コマンド.................. 326 最終ターゲット ........................... 228 最大保有レベル ............................ 47 再チェックアウト........................... 97 [削除]コマンド ........................... 212 サブフォルダも対象とする................... 93 差分による世代管理......................... 14 [参照取り出し]コマンド..................... 96 資産格納庫一覧形式......................... 35 資産管理オペレーションガイド............... 87 資産管理ツール ........................ 81, 85 システムファイル属性...................... 188 実行可能プログラム........................ 228 実行時オプション指定....................... 79 終了メッセージ ........................... 292 受信 ..................................... 183 順序番号 .............................. 51, 58 ジョブ制御文 ............................. 321 ジョブ操作 ............................... 209 [新規作成]コマンド........................ 217 [新規登録]コマンド............. 40, 56, 92, 98 スクリプト言語 ............................ 65 生産量情報 ........................... 76, 100 [生産量情報の表示]コマンド................ 100 世代管理機構 .............................. 39 全権 ...................................... 37 送信 ..................................... 183 属性情報 .................................. 50 ターゲット ............................... 228 タイトル .................................. 35 タグフォーマット ...................... 224 チーム開発マネージャ...................... 124 [チェックアウト]コマンド............... 40, 95 チェックアウト状態............... 95, 128, 132 チェックアウト状態解除.................... 169 [チェックアウト取り消し]コマンド........... 96 [チェックイン]コマンド............. 40, 96, 97 注釈 ..................................... 171 注釈行 ............................... 75, 173 ツールクラス名 ............................ 82 [ツール]メニュー.......................... 109 データ圧縮 ................................ 14 データ形式 ................................ 13 テキスト形式データ......................... 14 テンプレート ........................... 224 同期型 ................................... 210 [動作環境の設定]コマンド.............. 55, 141

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索引

397

動作環境ファイル ..........................320 [ネットワーク]コマンド ....................314 バージョンレベル .................45, 102, 170 [バージョンレベルの設定]コマンド ..........102 排他制御 ..............................96, 130 バイナリ形式データ .........................14 バイナリデータ付きファイル ................271 パスワード ................................168 [比較]コマンド .............................98 非同期型 ..................................210 [表示]メニュー .............................36 ビルド ....................................227 ファーストステップウィザード ...............87 ファイル一覧形式 ...........................35 ファイル種別 ...............................82 ファイルの印刷 ............................215 [ファイル比較]コマンド ....................256 [フォルダの作成]コマンド ...................90 [フォルダ比較]コマンド ....................264 プロパティ ................................188 マクロマネージャ ..........................292

[マップ]コマンド....................... 25, 90 [マップ取り消し]コマンド................... 25 メイクファイル ........................... 227 メイクファイルエディタ.................... 234 メッセージモニタ........................... 83 メンバの管理情報.......................... 174 メンバ管理情報 ............................ 42 [メンバの管理情報の表示]コマンド........... 42 メンバ情報 ............................... 140 読み取り専用 .............................. 95 読み取り専用属性................ 148, 162, 188 ライブラリ名 ........................ 165, 167 [履歴表示]コマンド.................... 46, 103 レベル ................................... 170 連携手順 ................................. 313 連続操作コマンド.................. 82, 85, 109 ロック付き取り出し状態.................... 131 ワークスペース ....................... 24, 117 ワークスペース管理ファイル........... 117, 151 ワークスペースコード系..................... 27 ワークスペースコード系............... 130, 150