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⼊試制度に関す学⻑の約9割が⾃校の学⽣の「学習意欲の高い学生確保のための独 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都 『カレッジマネジメント』は、東京大学大学院教育学研究科の両制度にどのような課題認識を持ち、今後どういった方向性を目「入試制度に関する学長調査(2013)」を実施しましたのでご報学習意欲の高い学生確保のための独 学事暦のトレンドは「秋入学」より ■学長の約9割が、現在の自校の学生に「課・「学力」は85.3%、「学生の意欲」は71.1%、「定員 ・最も重要な課題は「偏差値の向上」(27.2%)がト「高校の到達度の低下」(19.8%)。 今後増やしたい入試は、国立で「AO入試」・現在行っている入試の入学者割合は、国立と公私立は「一般入試」(42.0%)「推薦入試」(40.4%・今後増やしたい入試選抜方法は、国立で「AO入私立で「一般入試」(63.3%)がそれぞれトップ。 ■約6割が「入試の工夫で意欲の高い学生を・国立(70.0%)が最も多く、公立は66.0%、私立で■学習意欲の高い学生を確保するための独「行う予定(決定済)」・「検討中」の大学は■日本の大学入試全体が抱える問題につい学力を問題とする項目が4割以上。 ■アカデミックカレンダー(学事暦)のトレンド・学事暦の変更を「実施している」「変更予定(決・「セメス制」と「秋入学」実施変更予定リクル ケテ ングパ トナ ズでは れからも ひとりひとりにあ 【お調査結果の詳細なデータは、2014年1月1日発行同Webサイトには1月10日に全文アップいたしま※出典・印刷物へデータを転載・引用する際に“「入試制度に関する学長調査(2013)」リクルートカレ 【本件に関するhttps://www.recruit-mp.co リクルマーケテングパトナズではれからもひとりひとりにあ 201417201417学⻑調査(2013) ⼒・意欲・定員確保」に課題感 自入試が「ある・検討中」は約7割 千代田区 代表取締役社長:冨塚 優)が企画制作するリクルート 亜希子准教授と共同で、大学が教学経営的な観点から入試 しているかを明らかにするため、全国の大学の学長を対象に いたします。 自入試が「ある・検討中」は約7割 「クォーター制(4学期制)」を検討 がある」と回答。 の確保」は64.3%が課題と認識。 プ。次いで「自宅通学生確保」(21.7%) 公立で「留学生入試」、私立で「一般入試」。 で「一般入試」が7割以上を占める。 に二分、「AO入試」(15.4%)も高い。 」(23.3%)、公立で「留学生入試」(19.2%)、 やせる」と考えている。 54.8%と半数を超える。 入試が「ある」大学は約5割(51.3%)、 2割(19.0%)。合わせると約7割(70.3%)。 は、入試の負荷を問題とする項目が約5割、 「秋入学」より「クォ-ター制(4学期制)」を検討 済)」「検討中」の大学は35.9% いが検討中」では「クォ 制(4学期制)がトた「まだ にない 出会い を届ける とを目指していきます らせ】 『カレッジマネジメント』184号に掲載されています。 。( http://souken.shingakunet.com/college_m/ 、クレジットとして下記のようにご明記ください。 ッジマネジメントと東京大学 両角亜希子准教授調べ” 問い合わせ先】 o.jp/support/press_inquiry/ た「まだ、ここにない出会い。」を届けるとを目指していきます

⼊試制度に関する学⻑ (2013)souken.shingakunet.com/research/2013_nyushi_01.pdf · 2013年8月28日(水)~9月20日(金) 有効回答数 452校(回収率60.7%)

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Page 1: ⼊試制度に関する学⻑ (2013)souken.shingakunet.com/research/2013_nyushi_01.pdf · 2013年8月28日(水)~9月20日(金) 有効回答数 452校(回収率60.7%)

⼊試制度に関する学⻑の約9割が⾃校の学⽣の「学

学習意欲の高い学生確保のための独

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都

『カレッジマネジメント』は、東京大学大学院教育学研究科の両角

制度にどのような課題認識を持ち、今後どういった方向性を目指

「入試制度に関する学長調査(2013)」を実施しましたのでご報告

学習意欲の高い学生確保のための独

学事暦のトレンドは「秋入学」より

■学長の約9割が、現在の自校の学生に「課題

・「学力」は85.3%、「学生の意欲」は71.1%、「定員

・最も重要な課題は「偏差値の向上」(27.2%)がトッ

「高校の到達度の低下」(19.8%)。

■今後増やしたい入試は、国立で「AO入試」、

・現在行っている入試の入学者割合は、国立と公立

私立は「一般入試」(42.0%)「推薦入試」(40.4%)

・今後増やしたい入試選抜方法は、国立で「AO入試

私立で「一般入試」(63.3%)がそれぞれトップ。

■約6割が「入試の工夫で意欲の高い学生を増

・国立(70.0%)が最も多く、公立は66.0%、私立でも

■学習意欲の高い学生を確保するための独自

「行う予定(決定済)」・「検討中」の大学は約

■日本の大学入試全体が抱える問題について

学力を問題とする項目が4割以上。

■アカデミックカレンダー(学事暦)のトレンドは・学事暦の変更を「実施している」「変更予定(決定

・「セメスター制」と「秋入学」の実施・変更予定が多

リクル ト ケテ ングパ トナ ズでは れからも ひとりひとりにあ

タ 制」 秋入学」 実施 変更予定 多

【お知調査結果の詳細なデータは、2014年1月1日発行の同Webサイトには1月10日に全文アップいたします

※出典・印刷物へデータを転載・引用する際には

“「入試制度に関する学長調査(2013)」リクルートカレ

【本件に関するおhttps://www.recruit-mp.co

リクルートマーケティングパートナーズではこれからも、ひとりひとりにあ

2014年1月7日2014年1月7日

る学⻑調査(2013)

学⼒・意欲・定員確保」に課題感

自入試が「ある・検討中」は約7割

千代田区代表取締役社長:冨塚優)が企画制作するリクルート

角亜希子准教授と共同で、大学が教学経営的な観点から入試

指しているかを明らかにするため、全国の大学の学長を対象に

告いたします。

自入試が「ある・検討中」は約7割

「クォーター制(4学期制)」を検討

題がある」と回答。

の確保」は64.3%が課題と認識。

ップ。次いで「自宅通学生確保」(21.7%)

、公立で「留学生入試」、私立で「一般入試」。

立で「一般入試」が7割以上を占める。

)に二分、「AO入試」(15.4%)も高い。

試」(23.3%)、公立で「留学生入試」(19.2%)、

増やせる」と考えている。

も54.8%と半数を超える。

自入試が「ある」大学は約5割(51.3%)、

約2割(19.0%)。合わせると約7割(70.3%)。

ては、入試の負荷を問題とする項目が約5割、

は「秋入学」より「クォ-ター制(4学期制)」を検討定済)」「検討中」の大学は35.9%

多いが、「検討中」では「クォーター制(4学期制)」がトップ

あ た「まだ にない 出会い を届ける とを目指していきます

多 、 検討中」 クォ タ 制( 学期制)」 ッ

知らせ】の『カレッジマネジメント』184号に掲載されています。す。( http://souken.shingakunet.com/college_m/ )

は、クレジットとして下記のようにご明記ください。

ッジマネジメントと東京大学両角亜希子准教授調べ”

お問い合わせ先】o.jp/support/press_inquiry/

あった「まだ、ここにない、出会い。」を届けることを目指していきます。

Page 2: ⼊試制度に関する学⻑ (2013)souken.shingakunet.com/research/2013_nyushi_01.pdf · 2013年8月28日(水)~9月20日(金) 有効回答数 452校(回収率60.7%)

調査概要

■調査目的

大学が教学経営的な観点から入試制度にどのよ

しているかを明らかにすること。

■ 調査対象

全国の大学745校※の学長

※全大学数782校(2013年度学校基本調査速報値)のうち、

■調査方法

質問紙による郵送法

■調査期間

2013年8月28日(水) 9月20日(金)2013年8月28日(水)~9月20日(金)

■ 有効回答数

452校(回収率60.7%)

※無回答を含まない集計結果を提示している。

回答者プロフィ ル回答者プロフィール

2

ような課題認識を持ち、今後どういった方向性を目指

、大学院大学と募集停止校37校を除く。

2

Page 3: ⼊試制度に関する学⻑ (2013)souken.shingakunet.com/research/2013_nyushi_01.pdf · 2013年8月28日(水)~9月20日(金) 有効回答数 452校(回収率60.7%)

定員確保、学生の学力と意欲への課題意識

■約9割(89.3%)の学長が、現在の自校の学

■「学力」は85.3%、「学生の意欲」は71.1%、

多くの大学で課題と認識。

■最も重要な課題は「学力」と「地元学生の確

・「偏差値の向上」(27.2%)がトップ。次いで「自宅

(19.8%)。

■ 自校の学生についての課題~約9割(89.3%)の学長が、現在の自校の学生に「課

■ 「学生の学力」に対する課題意識~8割強(85.3%)が「課題」と認識。私立は93.7%を

3

学生について「課題がある」と回答。

「定員の確保」は64.3%と、

確保」に関する事項。

宅通学生確保」(21.7%)、「高校の到達度の低下」

課題がある」と回答。

を占め、約3割が「大きな課題」。

3

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■ 「学生の意欲」に対する課題意識~約7割(71.1%)が学生の意欲の不足を「課題」と認識

■「定員の確保」に対する課題意識割強( )が「課題 と認識 私立 に対~6割強(64.3%)が「課題」と認識。私立の77.6%に対

■最も重要な課題は「学力」と「地元学生の確保~国立は「高校の到達度の低下」(29.2%)、公立・私立

4

識。国公立は5割前後にとどまる。

対し 国公立は 割強と低対し、国公立は2割強と低い。

保」立が「偏差値の向上」(29.7%・29.6%)がトップ。

4

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現在行っている入試方法と、今後増やしたい入

■現在行っている入試の入学者割合は、国公

私立は「一般入試」(約4割)、「推薦入試」(私立は「 般入試」(約4割)、「推薦入試」(

■今後増やしたい入試は、国立で「AO入試」、

それぞれトップ。

■現在行 ている入試選抜方法別の入学者割■現在行っている入試選抜方法別の入学者割~現在行っている入試は、国立(78.9%)、公立(71.3%

私立は「一般入試」(42.0%)「推薦入試」(40.4%)に

■今後増やしたい入試選抜方法~国立で「AO入試」、公立で「留学生入試」、私立で

5

入試方法

公立で「一般入試」が7割以上を占める。

(約4割)に二分、「AO入試」(15 4%)も高い。(約4割)に二分、「AO入試」(15.4%)も高い。

、公立で「留学生入試」、私立で「一般入試」が

割合割合%)で「一般入試」が7割以上を占める。

に二分、「AO入試」(15.4%)も高い。

「一般入試」がそれぞれトップ。

5

Page 6: ⼊試制度に関する学⻑ (2013)souken.shingakunet.com/research/2013_nyushi_01.pdf · 2013年8月28日(水)~9月20日(金) 有効回答数 452校(回収率60.7%)

入試の工夫で学習意欲を高められるか

■約6割が、「入試の工夫で意欲の高い学生

国立が最も多く70 0% 公立は66 0% 最国立が最も多く70.0%、公立は66.0%、最

■学習意欲の高い学生を確保するための独

あるいは「検討中」の大学は約7割。

国立が最も多く88.3%。次いで私立が69.2

■入試の工夫で意欲の高い学生を増やすこ~約6割(58.3%)が増やせると考えている。国立が7

■学習意欲の高い学生確保のための独自入~「ある」「行う予定(決定済)」、あるいは「検討中」の

6

を増やせる」と考えている。

最も低い私立でも54 8%と半数を超える最も低い私立でも54.8%と半数を超える。

自入試が「ある」、「行う予定(決定済)」、

2%、公立は55.8%と最も低い。

とができるか割(70.0%)と最も多い。

入試の実施状況の大学は約7割(70.3%)。

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日本の大学入試全体が抱える問題

■入試の負荷を問題とする項目が約5割 学■入試の負荷を問題とする項目が約5割、学

・入試の負荷を問題とする項目が最も多く、「入試

作成の負荷が大きい」(50.4%)。

・次いで、学力を問題とする項目が多く、「高校到達

を試験で測るべき」(43.1%)。

・「英語外部試験をもっと活用」は、国立(46.7%)、

■日本の大学入試全体が抱える問題

7

学力を問題とする項目が4割以上学力を問題とする項目が4割以上

試回数が多くて大変」(51.1%)、次いで「入試問題

達度試験が必要」(47.3%)、 「推薦・AOでも学力

、公立(46.2%)で多い。

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アカデミックカレンダー(学事暦)の変更状況

■ 35.9%がアカデミックカレンダー(学事暦)を

・秋入学やクォーター制などのアカデミックカレンダ

「検討中」も18 7%と2割近くあり 「実施している」「検討中」も18.7%と2割近くあり、「実施している」

・国公私立別には、「実施している」で最も多かった

「実施している」、「変更予定(決定済)」 「検討中」

最も低いのが公立で25.0%、私立はその間で35.

■セメスター制と秋入学の実施や変更予定が

■アカデミックカレンダーの変更状況

・ 「実施している」、「変更予定(決定済)」のものは

い。一方、「検討中」は「クォーター制」(77.4%)が

35.9%

■セメスター制と秋入学の実施・変更予定(決

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を変更、または変更を検討。

ダーの変更を「実施している」大学は16.3%。

「変更予定(決定済)」と合わせると35 9%に、「変更予定(決定済)」と合わせると35.9%に。

たのが私立で17.3%。「検討中」は国立が多く35.0%。

」の合計では、国立が48.4%と最も多い。

2%。

が多いが、検討中はクォーター制がトップ。

は、「セメスター制」(68.8%)、「秋入学」(63.6%)が多

がトップ。

決定済)が多い。検討中はクォーター制がトップ。

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