Upload
others
View
2
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
“続けること”にお悩みの皆様へ ~長期投資の原点~
房前 督明氏(ファンドコンサルティングパートナーズ代表) 中野 晴啓(セゾン投信社長) 2012年12月2日(日)13:30~15:45 東京都渋谷
セゾン投信 セミナー開催レポート
2012年12月2日(日)13:30~ 渋谷カンファレンスセンター “続けること”にお悩みの皆様へ
年代別
20代
30代
40代
50代
60代以上
男女別
男性
女性
長期投資は、始めるのは比較的簡単ですが、続けるのは大変です。 相場に左右されることなく、よい時も、悪い時もコツコツ続けるのが長期投資です。 また運用する側と同じ価値観で続けていただければと思います!
約60名の方に ご来場いただきました!
セゾン投信には、約5万4千名の仲間がいます。その1人1人の個別元本は、平均して7千円台後半に損益分岐点が集中していて、それまで損失を抱えていた皆さんが、ようやく自分の買値まで価格が戻ってきて損益"ゼロ"になったところで売ってしまう「やれやれ売り」が増えています。 ファンドをいつ売却するかという「出口戦略」はよく聞かれる質問ですが、答えは「エンドレス」、実体経済の成長にあわせてずっとお金に働いてもらい、必要なとき、必要な分だけ取り崩すことで、長期投資を続けることができます。
中野社長の話
マーケットは上がり下がりを繰り返します。マーケットの上がり局面が一番恩恵を受けるが、常にそのタイミングで参入するのは難しくずっと投資し続けることが大切です。 日本と米国の株式パフォーマンスの比較グラフ(資料上) 日本は、1990年頃が突き抜けているが、その後右肩下がり、 米国は常に右肩上がりです。 米国株式市場1957年~2011年の平均年率複利9.5%の リターンはスゴイ。
資料下は、「世界経済の今後」の予測 2010年の世界の経済規模は60兆ドル。 2050年には251兆ドル。 2050年の251兆ドルというのはとてつもない数字に思えます が、3~4%の経済成長ということ。これも立派な複利。 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは市場の大きさに配分している。2050年には、きっとこんな配分になっているのでしょう。 セゾン投信の運用はタネも仕掛けもありません。成長を見て、ゆっくり合理性を持って育てていく。賭けをしているわけではないのです。
1.複利 日本の高度経済成長についても、複利である。
1955年に30兆円の経済規模が、1985年には360兆円。
12倍になっている。これは実体経済でお金が全部働いた結果。
2.上昇のタイミングを逃さない 上昇下落の波があるが、果実ができるのは上昇の時。そこに乗っていないと、果実を取ることはできない。
資料上の「タイミング投資の厳しさ」でも見られるように、11.1%
の収益が取れるところを、30日を逃すとリターンが半分以下。
果実を取る方法はただ一つ、長期投資家で居続けること。
3.長期的にはリスクが低減する
期待リターンの長期的上昇が損失となるリスクを減少させる。
4.企業が生み出す付加価値に共感する
事業の長期的成長からリターンを積み上げるのが長期投資
5. 価格と価値 長期的には価格(マーケット)は価値(実体経済)に収斂していく。証券投資の基本。だから長期投資が有効。
なぜ、長期投資なのか、という5つのポイント。
投資は、精神的なものが大きい。売りたくなる気持ちになるのも充分理解できる。しかし、今まで積み立てたものを捨ててしまうことは、もったいないこと。
「グローバルな分散投資の意義」(資料上)
A:定期預金
B:国内の株・債券に半分ずつ投資
C:国内・先進国・新興国の株・債券に1/6ずつ投資
D:国内・先進国の株・債券に1/4ずつ投資
E:Dの海外分につき為替ヘッジしたもの。
セゾンVは、CとDの間くらい。
ドルコスト平均法のメリット 守りについては、資料下「ドルコスト平均法のメリット」。
このグラフでは最初に負けてるから、あとで大きくなって返ってくる。
攻めと守りの両方大切。
短期間の相場変動に振り回されないように、長期でコツコツと一定金額を積み立てていく。
房前 督明さんの話
質疑応答 中野:いずれは、コストを下げる等、お客様全員に公平にメリットを感じてほしい。 米国バンガードでは、平均エクスペンスレシオが0.2%、米国籍投信全体の平均は1.12%なので、いかに低いかがお分かりいただける。 セゾンも同じようにしたいが、それにはもう少し規模が必要。ぜひ一緒に旅を続けててほしい。
Q1.「長期投資」を長く続けた場合、なにか特典はありますか?
Q2.あと2~3年で定年退職します。60歳からの年金の不足部分を補いたくて始めましたが、基準価額を毎日見ていると心穏やかではいられません。どうしたらよいでしょうか?
房前:売買のタイミングは、ご自身の人生の計画にもよります。5年、10年で使うことが決まっているのなら、リスクは減らした方がいいと思います。 中野:3年後に必要なら、違う運用をおすすめします。3年満期の債券とか。58歳だから60歳を過ぎているから、長期投資はできないとおっしゃるが、一生続けてほしい。