22
2 JULY 2010 1.家族はどのような存在か (1)家族だと感じる時 「自分たちは家族だな」と感じるのは,どん なことをしている時なのだろうか。複数回答で 答えてもらったところ,最も多いのは「自宅で食 事をしている時」の 76%である。次いで「何もし ていなくても家族だと感じる」が 53%となってお り,多くの人が平凡な日常の中に家族を感じて いることがわかる。また,男性が女性を上回っ たのは「自宅で食事をしている時」だけとなって いる。それに比べ,女性はいろいろな場面で 家族を感じている (表 1) 性年層別でみると,女性40 ~ 60代の「困 難な問題を解決しようとしている時」,男女 60 代の「自宅で食事をしている時」,男女 70 歳以 上の「テレビを見ている時」などが全体よりも 高い。 (2)一緒にいて「ほっと」する人 それでは,ふだん一緒にいて「ほっと」する のは,どのような人なのだろうか。複数回答で はじめに 家族は社会の最小単位といわれ,その変容 は社会のあり方にも大きな影響を及ぼすものと 考えられている。 今,高齢化の進展と景気の悪化など家族を 取り巻く社会環境は厳しさを増しつつある。ま た,家族のあり方をめぐっては,様々な考え方 が交錯している。 このような中,家族はどのような状態にある のだろうか。 世論調査部では,家族の現状と家族に対 する意識の把握を目的に世論調査を実施した。 調査の概要は以下の通りである。 調査時期: 2010 年 2月27日(土)~3月7日(日) 調査方法:配付回収法 調査相手:全国 16 歳以上の国民 3,600 人 調査有効数(率):2,665 人(74.0%) 本稿では,調査結果から,現代の家族が抱 える問題や今後の課題などについて報告する。 家族の中の“すれ違い” ~「家族に関する世論調査」から~ 世論調査部(社会調査) 関谷道雄 / 加藤元宣

家族の中の“すれ違い” - NHKJULY 2010 5 ほうが家族の役割として精神的・情緒的な側面 を重視している。性年層別では,「愛情をはぐくむ場」は女性

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2  JULY 2010

1.家族はどのような存在か

(1)家族だと感じる時「自分たちは家族だな」と感じるのは,どん

なことをしている時なのだろうか。複数回答で答えてもらったところ,最も多いのは「自宅で食事をしている時」の76%である。次いで「何もしていなくても家族だと感じる」が53%となっており,多くの人が平凡な日常の中に家族を感じていることがわかる。また,男性が女性を上回ったのは「自宅で食事をしている時」だけとなっている。それに比べ,女性はいろいろな場面で家族を感じている(表1)。

性年層別でみると,女性40 ~ 60 代の「困難な問題を解決しようとしている時」,男女60代の「自宅で食事をしている時」,男女70歳以上の「テレビを見ている時」などが全体よりも高い。

(2)一緒にいて「ほっと」する人それでは,ふだん一緒にいて「ほっと」する

のは,どのような人なのだろうか。複数回答で

はじめに 家族は社会の最小単位といわれ,その変容

は社会のあり方にも大きな影響を及ぼすものと考えられている。

今,高齢化の進展と景気の悪化など家族を取り巻く社会環境は厳しさを増しつつある。また,家族のあり方をめぐっては,様々な考え方が交錯している。

このような中,家族はどのような状態にあるのだろうか。

世論調査部では,家族の現状と家族に対する意識の把握を目的に世論調査を実施した。調査の概要は以下の通りである。

調査時期:2010 年 2 月 27 日(土)~ 3 月 7 日(日)調査方法:配付回収法調査相手:全国 16 歳以上の国民 3,600 人調査有効数(率):2,665 人(74.0%)

本稿では,調査結果から,現代の家族が抱える問題や今後の課題などについて報告する。

家族の中の“すれ違い”~「家族に関する世論調査」から~

世論調査部(社会調査) 関谷道雄 / 加藤元宣

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3JULY 2010

偶者の父,母」は男性,「独身の子ども」,「兄弟姉妹」,「ペット」は女性で高くなっている。

性年層別でみると,年層の違いによって「ほっとする人」が入れ替わっていることがわかる。このことは,ライフステージによって家族の構

選んでもらったところ,「夫または妻」を挙げた人が60%で最も多かった。他には半数を超えるものはなく,その一方で「ペット」を挙げた人が22%であった(表2)。

性別でみると,「夫または妻」,「祖父母」,「配

表1 家族だと感じる時(性別・性年層別 複数回答)

表 2 一緒にいてほっとする人・もの(性別・性年層別 複数回答)

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

自宅で食事をしている時 76 78 74 72 70 76 74 81 83 82 71 75 70 65 76 82 80

何もしていなくても家族だと感じる 53 50 55 46 47 48 51 51 53 47 42 51 52 60 54 61 55

祝いごとをしている時 49 47 51 27 37 47 52 47 52 50 41 54 54 50 49 55 47

旅行に出かけたり,遊んだりしている時 47 46 48 38 28 51 55 45 50 44 41 45 59 49 48 49 36

世間話をしている時 44 44 44 32 46 41 41 42 48 49 39 47 41 34 42 52 49

悩みごとを相談している時 41 38 44 32 26 39 35 41 42 42 29 47 44 43 47 50 39

テレビを見ている時 37 36 38 31 33 31 31 35 39 45 33 37 36 31 37 41 50

困難な問題を解決しようとしている時 37 34 39 13 19 30 38 40 39 38 18 30 36 43 51 46 33

外で食事をしている時 34 34 33 29 25 33 36 33 38 35 21 29 38 28 36 39 32

その他 3 3 4 2 4 4 3 2 2 4 3 1 5 4 5 4 3

家族だと感じることがない 1 1 1 2 3 0 1 0 0 3 3 1 1 2 1 0 1

※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値濃い網掛けは全体より有意に高い,薄い網掛けは全体より有意に低いことを示す。以下同様

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

祖父母(配偶者の祖父母も含む) 9 11 7 38 25 13 9 8 4 7 30 20 9 3 4 3 3

自分の父,母 43 41 44 72 75 59 50 41 20 11 79 87 61 54 39 22 9

配偶者の父,母 8 10 6 0 4 12 14 15 10 7 0 2 8 9 9 3 4

夫または妻 60 66 53 0 27 62 71 78 83 75 5 27 61 56 64 65 50

独身の子ども 42 40 45 0 11 46 63 55 38 25 2 16 59 72 59 35 27

結婚している子ども 23 22 24 0 2 7 6 24 39 47 0 2 3 5 31 50 53

結婚している子どもの夫,妻 12 12 12 0 1 2 3 9 21 34 0 0 1 0 11 24 33

兄弟姉妹 32 30 35 47 52 33 22 25 25 27 62 56 36 22 28 34 33

孫 21 22 21 2 0 4 5 19 41 56 0 0 2 2 27 43 51

その他の親族 5 5 6 3 7 5 4 2 4 8 6 4 5 6 5 7 6

ペット 22 20 23 31 25 17 18 22 21 13 32 38 24 25 24 19 14

※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値

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4  JULY 2010

成員が変化していくことと関連がある。例えば,「自分の父,母」は男女20 ~ 40代,「夫または妻」は男性40代以上,「独身の子ども」は男性40 ~ 50代,女性30 ~ 50代,「孫」は男性60代以上,女性50代以上で全体より高くなっている。

ここでは,夫婦がお互いのことをどのようにとらえているのかを見ておくこととしたい。表3は,夫または妻と一緒に暮らしている人

にしぼって,「ほっと」する人として「夫または

妻」を挙げた人をみたものである。男性の50代が91%であるのに対し,同じ年齢層の女性では73%であるなど,30 ~ 60代のすべての層で,女性のほうが10%以上も少なくなっている。

(3)家庭の役割調査ではさらに,大切だと思う家庭の役割は

何かについて複数回答で尋ねた。「夫婦,親子,兄弟姉妹などが愛情をはぐくむ場」73%,「家族のメンバーが休んだり,楽しんだりする場」72%が多くなっており,愛情形成,休息や娯楽という精神的・情緒的な側面が大切な家族の役割とされている。これに対して,「社会と経済の基本単位となる場」が30%にとどまるなど,家庭の社会的・機能的側面を重視して考えている人はそれほど多くない(表4)。

性別でみると,男性では「社会と経済の基本単位となる場」,女性では「愛情をはぐくむ場」,

「休んだり,楽しんだりする場」が高い。女性の

(%)

全 

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

夫または妻

男性60

90 92 84 91 94 89

女性 77 79 69 73 81 85

差(男-女) - 13 13 15 18 13 4

※ 16 ~ 29 歳は,結婚している人が少ないため,省略網掛け:男女間で有意な差がある

表 3 一緒にいてほっとする人・もの(夫または妻と一緒に暮らしている人 性別・性年層別)

表 4 大切な家庭の役割(性別・性年層別 複数回答)

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

夫婦,親子,兄弟姉妹などが愛情をはぐくむ場 73 70 77 63 58 70 68 72 69 78 53 77 80 82 76 76 76

家族のメンバーが休んだり,楽しんだりする場 72 69 74 74 80 73 69 73 65 61 77 81 78 76 74 73 65

子どもを産み育て,家族を存続させていく場 43 45 42 34 32 34 38 47 56 58 27 35 35 31 46 51 59

社会の一員を産み育て,社会に送り出す場 39 39 39 31 33 31 31 44 47 48 29 28 31 33 40 52 51

高齢者,病人のよりどころとなる場 33 32 34 21 21 21 26 29 43 50 23 24 22 26 35 46 53

社会と経済の基本単位となる場 30 33 28 21 33 23 36 34 39 36 23 24 24 27 34 29 31

その他 2 1 2 0 2 1 1 0 1 2 2 3 1 1 1 2 2

特にない 4 4 3 9 6 6 5 2 2 4 8 2 3 2 2 1 4

※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値

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5JULY 2010

ほうが家族の役割として精神的・情緒的な側面を重視している。

性年層別では,「愛情をはぐくむ場」は女性30 ~ 40代,「休んだり,楽しんだりする場」は女性20 ~ 30代で全体より高い。

また,既婚者でみると,夫では「子どもを産み育て,家族を存続させていく場」(49%),

「社会の一員を産み育て,社会に送り出す場」(44%),「社会と経済の基本単位となる場」(35%),妻では「愛情をはぐくむ場」(80%),「休んだり,楽しんだりする場」(75%)が高い。

2.家族をつなぐもの

(1)絆を深めるために次に家族の絆を深めるための取り組みについ

て見てみたい。5つの取り組みを示して,複数回答で答えてもらったところ,最も多かったのは

「できる限り,会話の時間を多く持つよう心がけている」が58%と半数を超えた(図1)。

次いで,「愛情や感謝,思いやりの気持ちを積極的に表現するよう心がけている」が48%で,

「お互いのプライバシーを尊重するよう心がけている」は45%となった。「特にしていない」という人は11%だった。

性別に見てみると,「できる限り,会話の時間を多く持つよう心がけている」では,男女差はなかったが,「愛情や感謝,思いやりの気持ちを積極的に表現するよう心がけている」で女性は53%で,男性は43%と10%の差がついた。

男女差がみられた「愛情や感謝,思いやりの気持ちを表現」を性年層別にさらに見てみると,40 代から60 代までは男女差があり,いずれの年層も女性が男性を上回っている。しかし,70歳以上はそれぞれ,50%台前半となり,差はない(図2)。

40 代から60 代の女性は,男性よりも積極的に「愛情」「感謝」「思いやりの気持ち」を表現していることがうかがわれる。男性は70歳

図1 絆を深めるための取り組み(全体 複数回答)図 2 絆を深めるための取り組み 愛情や感謝,

思いやりの気持ちを表現(性年層別)※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が少ないので参考値

16%35

14

19

15

18

23

32

31

31

33

45

2009 年

1999年

1000万円~

800~1,000万円未満

600~800万円未満

400~600万円未満

200~400万円未満

200万円未満2009年1999年

特にしていない

愚痴や文句をいわないようこころがけ

家事や育児を手伝うよう心がけ

プライバシーを尊重するよう心がけ

愛情や感謝,思いやりの気持ちを表現

会話の時間を持つよう心がけ

58%

48

45

35

30

11特にしていない

愚痴や文句をいわないようこころがけ

家事や育児を手伝うよう心がけ

プライバシーを尊重するよう心がけ

愛情や感謝,思いやりの気持ちを表現

会話の時間を持つよう心がけ

58%

48

45

35

30

11

0

10

20

30

40

50

60

70 世論デモなど選挙

2008年2003200320031988198319781973 

(%)

6661

5350 50

41 414847

21

43

21

32

19

31

17

28

1622

11

23

10

27

11

0

20

40

60

世論デモなど選挙

世論デモなど選挙

2008年2003199819931988198319781973

(%)

0

10

20

30

40

50

60

70

女性 男性

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

20~29歳

※16~ 19歳

32

23

40

54

45

57

42

57

41

60

41

54

5142

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6  JULY 2010

以上の年層の人だけが,女性に近づいている。次に,実際に家族の「会話」はどの程度,

取れているのか見てみたい。家族内での日常の会話については,「十分取

れている」「まあ取れている」「あまり取れていない」「まったく取れていない」の4つの選択肢を示し,選んでもらった。この質問は同居人がいる人を対象とした。

その結果,「会話が取れている(十分+まあ,以下同)」は81%で,「会話が取れていない(あまり+まったく,以下同)」は17%だった。

性別に見てみると,男性では「会話が取れている」が79%で,「会話が取れていない」は18%だった。女性で「会話が取れている」は男性をやや上回り83%,「会話が取れていない」は15%だった。

性年層別に見てみると,「会話が取れている」は30 代男性では74%で,同じ年層の女性の84%を下回った。30 代では,男性は女性より家族との会話が取れていないと感じている(図3)。

では,「会話」と「家庭生活の満足度」との関係を見てみたい。

家庭生活の満足度については,「満足している」「どちらかといえば満足している」「どちらかといえば不満だ」「不満だ」の4つの選択肢を示し,1つを選んでもらった。結果は「満足している(満足している+どちらかといえば満足している,以下同)」が84%で,「不満だ(不満だ+どちらかといえば不満だ,以下同)」は15%だった。このうち,「同居人のいる人」で見てみると,「満足している」は86%で,「不満だ」は14%となっている。

この2つの項目の関係をみると,「会話が取れている」人で家庭生活に「満足している」と

いう人は91%に達している(図4)。これに対して,「会話が取れていない」人で家庭生活に「満足している」という人は64%にとどまっていて,

「不満だ」という人は37%となっている。こうしたデータからは「会話」と「家庭生活

の満足度」には,一定の関係があることがうかがわれる。

図 3 家族との会話が取れている(十分+まあ、同居人のいる人 性年層別)

※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が少ないので参考値

図 4 家族の会話と家庭生活の満足度(同居人のいる人)

2009 年(1,153 人)

1999 年(1,128 人) 63%

57

26

33

4

5

7

5

『少ない』(「かなり少ない」+「やや少ない」) 適当である『多い』(「かなり多い」+「やや多い」) わからない, 無回答

タイプA タイプB タイプC タイプDタイプE わからない,無回答

無回答不満だ(不満+どちらかといえば不満)満足している(満足+どちらかといえば満足)

会話が取れていない

会話が取れている 91% 9

64 37

(%)

0

10

20

30

40

50

60

70

女性 男性

女性 男性

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

20~29歳

※16~ 19歳

32

23

40

54

45

57

42

57

41

60

41

54

5142

(%)

84

75

83

80

84

74

82

75

77

78

87

84

87

85

65

70

75

80

85

90女性

男性

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

20~29歳

※16歳~19歳

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7JULY 2010

(2)食事と家族の関係前述したように今回の調査では,「自分たち

が家族だな」と感じる時として,「自宅で食事をしている時」という回答が76%と最も多かった。このことを踏まえて,「食事時の様子」が家族の絆にどのように関係しているか,見てみたい。「食事時の様子」については,「朝食時」と

「夕食時」のそれぞれで「家族全員が揃うか」,「会話はどの程度か」などを尋ねた。その結果,家族全員が「ほとんど毎日」揃うという人は,

「朝食時」は41%で,「夕食時」では48%といずれも半数を下回った。

このうち,「夕食時」では,「半分くらいの日数」で揃うという人は27%で,「ほとんどない」は19%だった。

この結果と「家庭生活の満足度」との関連を見てみると,「夕食時」に家族全員が「ほとんど毎日揃う」家族で,家庭生活に「満足している」という人は89%で全体を上回り,「不満だ」という人は11%だった。

これに対して,「ほとんどない」という人で,家庭生活に「満足している」という人は79%と全体を下回り,「不満だ」という人は21%に上った(表5)。

同じような傾向が「夕食時」に「会話が弾んでいるか」どうかでも表れている。「夕食時」が「いつもにぎやか」という人は,

23%だった。「にぎやかな時も静かな時もある」という人は60%で,半数を超えている。さらに,

「いつも静か」という人は9%だった。そして,「夕食時」が「いつもにぎやか」とい

う人で,「満足している」という人は91%を占め,全体を上回った。逆に「いつも静か」という人で「満足している」という人は77%で,「不満だ」は23%となった。

以上のことからは,「食事に家族が顔を揃える」家庭や「食事時に会話がある」家庭は,

「家庭生活の満足度が高い」ということがうかがえる。「食事」も「会話」と同じように家族をつなぐ

働きをしていることが見えてくる。

3.親子はうまくいっているのか

(1)親子関係の評価親子関係の現状については,現在,どのよう

にとらえられているのだろうか。調査では,親や子どもとの関係についてどのように感じているかを尋ねた。

親との関係についてみると,親と一緒に暮らしていて親と「うまくいっている(とても+まあ,以下同)」という人は92%,「うまくいっていない(あまり+まったく,以下同)」という人は8%となった(表6)。「うまくいっていない」という人は,男女での違いはないが,年層では40代で13%となるなど,若年層より中年層でやや高くなっている。高齢の親の介護問題などが影を

表 5 「夕食時に家族が揃うか」と「家庭生活の満足度」(同居人のいる人)

(%)

同居人のいる人

全 

夕食時にほとんど毎日

家族が揃う

夕食時に家族が揃うのは

半分くらいの日数

夕食時に家族が揃うのは

ほとんどない

家庭生活に満足している(満足+どちらかといえば) 86 89 88 79

家庭生活が不満だ(不満+どちらかといえば) 14 11 12 21

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8  JULY 2010

落としているのかも知れない。子どもとの関係では,子どもと一緒に暮らし

ていて子どもと「うまくいっている」という人は97%で,「うまくいっていない」という人は3%にとどまった。ほとんどの人が子どもとの関係が良好だと考えていることがわかる(表7)。女性より男性のほうが少し「うまくいっていない」と感じているが,年層による違いはない。

(2)会話と親子関係ここで,家族の会話と親子関係の評価につ

いて見てみることとする。表8は,家族との会話が「取れている(十分

+まあ,以下同)」という人と「取れていない(あまり+まったく,以下同)」という人について,それぞれ親子関係をどのように感じているかをみたものである。「取れている」という人では,

親または子どもと「うまくいっている」と感じている人が全体よりも高くなっており,「取れていない」という人では「うまくいっていない」と感じる人が全体よりも高くなっている。また,家族の絆を深めるために「できる限り,会話の時間を多く持つよう心がけている」という人でも,

「うまくいっている」と感じている人が全体よりも高くなっている。

家族の会話の充実と親子関係の評価の間に密接な関係があることを読み取ることができる。

4.夫婦はうまくいっているのか

(1)40 代女性に多い       「うまくいっていない」

これまで親子の関係を見てきたが,夫婦の関係はどのようになっているのだろうか。

夫または妻と同居している人を見てみると,「うまくいっている(とても+まあ,以下同)」は91%で,「うまくいっていない(あまり+まっ

表 8 家族の会話と親子の関係の評価(親または子どもと一緒に暮らしている人)

(%)

親または子どもと一緒に

暮らしている人全体

家族との会話・取れている

(十分+まあ)

家族との会話・取れていない

(あまり+まったく)

できる限り,会話の時間を

多く持つよう心がけている

親と

うまくいっている(とても+まあ) 92 95 78 95

うまくいっていない(あまり+まったく) 8 5 22 5

子どもと

うまくいっている(とても+まあ) 97 99 87 98

うまくいっていない(あまり+まったく) 3 1 13 2

表 6 親との関係の評価(親と一緒に暮らしている人 性別・年層別)

表 7 子どもとの関係の評価(子どもと一緒に暮らしている人 性別・年層別)

(%)

全 

男 

女 

16─

19歳

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

うまくいっている(とても+まあ) 92 91 92 93 95 91 87 89

うまくいっていない(あまり+まったく) 8 9 8 7 5 9 13 11

※ 年層別の 60 代以上は,親と一緒に暮らしている人が少ないため,省略

(%)

全 

男 

女 

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

うまくいっている(とても+まあ) 97 95 98 97 97 96 96 96

うまくいっていない(あまり+まったく) 3 5 2 3 3 4 4 4

※ 年層別の 20 代以下は,子どもと一緒に暮らしている人が少ないため,省略

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9JULY 2010

たく,以下同)」という人は,全体では8%にとどまっている。しかし,性年層別に見てみると,40 代の女性では,「うまくいっていない」が18%と最も多くなっている。40 代の男性は9%で,この年層では,女性が男性を上回っている(図5,6)。

(2)ポイントは「会話」と「結婚記念日」それでは,夫婦関係がうまくいくか,いかな

いかは何が関係しているのだろうか。こうした点に着目して見てみると,家族との

会話が「取れていない(あまり+まったく,以下同)」という人で「うまくいっていない」人は,29%となっている。

逆に,家族との会話が「取れている(十分+まあ,以下同)」人で,「うまくいっていない」人は4%にとどまり,「うまくいっている」人は95%に上る(図7)。

さらに「結婚記念日」という夫婦にとって重要な日を祝っているかどうかで見てみる。「結婚記念日」のお祝いについては,「ほとん

どしていない」という人は59%で,「毎回必ず祝っている」人は25%,「2回に1回祝っている」人は13%となっている。

このうち,「毎回必ず祝っている」人と「2回に1回」くらいしている人で,「うまくいっていない」人はそれぞれ5%以下だった。「毎回必ず祝っている」人と「2回に1回」くら

いという人は,いずれも「うまくいっている」人が90%台後半に達している。

図 7 家族の会話と夫婦の関係(夫または妻と同居している人)

図 5 夫婦の関係(妻のいる人 男性年層別)※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が 10 人未満なので省略。

「20 ~ 29 歳」は該当者が少ないので参考値

図 6 夫婦の関係(夫のいる人 女性年層別)※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が 10 人未満なので省略。

「20 ~ 29 歳」は該当者が少ないので参考値

まったくうまくいっていない

あまりうまくいっていない

まあうまくいっている

とてもうまくいっている

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

※20~29歳

男女あわせた全体

まったくうまくいっていない

まあうまくいっているとてもうまくいっている

あまりうまくいっていない

26% 65

62 35 4

38 59 4

28 63 72

27 67 51

25 70 51

25 68 52

62

まったくうまくいっていない

あまりうまくいっていない

まあうまくいっている

とてもうまくいっている

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

※20~29歳

まったくうまくいっていない

まあうまくいっているとてもうまくいっている

あまりうまくいっていない

54% 46

31 59 5 5

19 63 13 5

21 69 82

23  73 4

22 69 63

無回答

(とても+まあ)うまくいっていない

(とても+まあ)うまくいっている

会話が取れていない

会話が取れている 95% 4

1

1

70 29

無回答不満だ(不満+どちらかといえば不満)満足している(満足+どちらかといえば満足)

会話が取れていない

会話が取れている 91% 9

64 37

無回答(あまり+まったく)うまくいっていない(とても+まあ)うまくいっている

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10  JULY 2010

一方,お祝いを「ほとんどしていない」人では,「うまくいっていない」人は11%で,「うまくいっている」人は88%にとどまる(図8)。「ほとんどしていない」人では,「毎回必ず」と

「2回に1回」くらいしている人より「うまくいっていない」人が多い。

こうしたデータからは,「会話」を持つこと,さらに夫婦にとって大切な日を祝うことなどが夫婦の関係を良好に保つ一定の働きをしていることがうかがわれる。

(3)「別姓で家族の絆弱まる」59%さらに,「別姓」がどのような影響を与えてい

るか見てみる。「家族の名字が違うと,家族の一体感や絆

が弱まると思う」という人は59%と半数を超え,「家族の名字が違っても,家族の一体感や絆には影響がないと思う」は40%だった。

性別では,「家族の一体感や絆が弱まると思う」は,男性が62%と全体を上回り,女性は56%と全体を下回った。

年層別では年層が上がるにしたがって,「弱

まる」という人が増えているが,性年層別にみると,40代の男性では63%,女性は48%と同年層では最も大きな差があった(図9,10)。「別姓」をめぐっては,今から15 年ほど前

に夫婦が別々の姓を名乗る「夫婦別姓」が盛んに議論され,1996 年には「夫婦別姓」を盛り込んだ民法の改正案が示された。しかし,

図 8 結婚記念日と夫婦の関係(夫または妻と同居している人)

図 9 家族の名字が違う場合の影響(男性 年層別)※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が少ないので参考値

図10 家族の名字が異なる場合の影響(女性 年層別)※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が少ないので参考値

無回答

(とても+まあ)うまくいっていない

(とても+まあ)うまくいっている

ほとんどしていない

2回に1回

毎回必ず

無回答(あまり+まったく)うまくいっていない(とても+まあ)うまくいっている

95% 4

1

97 3

88 11

1 無回答

家族の一体感や絆には影響がない

家族の一体感や絆が弱まる

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

20~29歳

※16~19歳

男女あわせた全体

無回答

家族の一体感や絆が弱まる

家族の一体感や絆には影響がない

59%

49 52

46 541

54 46

63 37

64 36

173 25

70 29

2

401

まったくうまくいっていない

あまりうまくいっていない

まあうまくいっている

とてもうまくいっている

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

※20~29歳

男女あわせた全体

無回答

まあうまくいっているとてもうまくいっている

あまりうまくいっていない

26% 65

62 35 4

38 59 4

28 63 72

27 67 51

25 70 51

25 68 52

62

無回答

家族の一体感や絆には影響がない

家族の一体感や絆が弱まる

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

20~29歳

※16~19歳

無回答

家族の一体感や絆が弱まる

家族の一体感や絆には影響がない

53% 47

44 56

49 501

1

1

48 51

56 44

61 37

74 25

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11JULY 2010

「家族の一体感が損なわれる」と反発が強まり,実現しなかった経緯がある。

今回は「夫婦別姓」ではなく,家族内の「別姓」について調査したが,結果からは,女性より男性が「別姓で家族の絆が弱まる」と考えている人が多い。さらに高い年層の人も「弱まる」という人が多い。「別姓」をめぐっては今も根強い慎重論があることがわかる。

5.結婚観・離婚観

(1)「結婚する,しないは個人の自由」結婚することについてどう考えているかにつ

いて尋ねたところ,「人は結婚するのが当たり前だ」と考える人は27%と少なく,「必ずしも結婚する必要はない」という人が73%と多い。

性別でみると,「当たり前だ」は,女性よりも男性が高くなっている。性年層別では,男性

30代以下と女性50代以下では「必要はない」,男女の60代以上で「当たり前だ」という人が全体よりも高くなっており,年層によっても違いがみられる(表9)。

これを未婚者に限ってみると,「必要はない」は,男性でも84%と多いが,女性では93%に上っている。

結婚したら子どもを持つべきかどうかを尋ねたところ,「必ずしも子どもを持たなくてもよい」という人は62%,「子どもを持つのが当たり前だ」という人は37%となり,「持たなくてもよい」が上回った。性別でみると,「持たなくてもよい」という人は,男性よりも女性のほうが高くなっている。性年層別では,男性30 代,女性 20 ~ 50 代で「持たなくてもよい」が全体よりも高くなっている。一方,男女60 代以上では「当たり前だ」という人が全体よりも高くなっている(表10)。

表 9 結婚することについて(性別・性年層別)

表10 子どもを持つことについて(性別・性年層別)

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

人は結婚するのが当たり前だ 27 33 22 19 16 13 25 29 50 60 5 7 9 9 19 34 52

必ずしも結婚する必要はない 73 67 78 81 84 85 75 71 50 40 96 93 90 90 81 66 48

                ※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

結婚しても,必ずしも子どもを持たなくてもよい 62 56 69 57 71 75 66 57 46 30 77 85 83 86 71 53 36

結婚したら,子どもを持つのが当たり前だ 37 43 31 43 29 24 34 42 54 70 23 15 17 13 29 46 63

                ※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値

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12  JULY 2010

また,結婚観について7つの質問を行い,それぞれ「そう思う」か「そうは思わない」かで回答してもらった。「そう思う」という人が最も多かったのは,「結婚する,しないは個人の自由である」で90%を占めた。性別では女性,性年層別では男性 20 ~ 30 代と女性 20 ~ 50代で全体よりも高くなっている(表11)。「愛情に基づくべきものである」も84%と高くなっている。

結婚すると「精神的な安らぎが得られる」は72%,「社会的信用が得られる」は59%となっている。性別でみると,どちらも男性のほうが全体よりも高くなっている。また,性年層別でみると,「精神的安らぎ」は男性50代と70歳以上,「社会的信用」は男性50代以上と女性60代以上で全体より高くなっている。

一方,結婚すると「自分のしたいことが制限される」と思う人は66%,「友達との付き合いが疎遠になる」と思う人は43%となっている。性別でみると,どちらも女性のほうが全体よりも高くなっている。性年層別では,「したいことが制限される」は男性20 ~ 40代,女性30 ~ 40代,「付き合いが疎遠になる」は男性30 ~ 40

代,女性30 ~ 50代で全体より高くなっている。なお,「人の幸せは結婚にある」と思う人は全

体では17%と少ない。

(2)未婚者の結婚観ここで,未婚者の結婚観について見ておくこ

ととしたい。表12は,それぞれの結婚観を持つ人の割

表12 結婚観 「そう思う」 (性結婚形態別)

(%)

全体

男 性 女 性

未婚

既婚

離死別※

未婚

既婚

離死別

結婚する,しないは個人の自由である 90 96 87 82 97 91 90

結婚は愛情に基づくべきものである 84 83 85 77 87 85 83

結婚すると精神的な安らぎが得られる 72 69 82 63 63 69 62

結婚すると自分のしたいことが制限される 66 73 61 57 73 67 69

結婚すると社会的信用が得られる 59 46 69 67 39 58 59

結婚すると友達との付き合いが疎遠になる 43 39 38 35 43 50 45

人の幸せは結婚にある 17 14 24 22 6 13 21

※ 「 男性・離死別 」 は該当者が少ないので参考値

表11 結婚観 「そう思う」 (性別・性年層別)

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

結婚する,しないは個人の自由である 90 88 92 99 97 96 93 90 84 72 100 97 97 97 95 86 80

結婚は愛情に基づくべきものである 84 84 85 93 83 84 81 87 81 82 88 91 87 84 85 82 81

結婚すると精神的な安らぎが得られる 72 77 67 71 74 76 76 82 76 80 65 65 74 61 68 66 66

結婚すると自分のしたいことが制限される 66 63 68 66 75 76 73 62 55 42 82 70 77 77 71 60 48

結婚すると社会的信用が得られる 59 64 54 43 40 53 59 69 73 82 26 33 48 48 62 66 68

結婚すると友達との付き合いが疎遠になる 43 38 48 27 50 53 50 35 32 20 27 49 63 60 51 39 30

人の幸せは結婚にある 17 22 13 19 12 11 17 18 25 43 18 4 6 5 11 17 30

                ※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値

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13JULY 2010

合を性結婚形態別でみたものである。未婚者についてみると,男女とも「個人の自由」「したいことが制限される」が全体よりも高くなっている。表13は,結婚観と結婚することや子どもを

持つこととの関係についてみたものである。この表からは,「個人の自由」と思う人や,「したいことが制限される」「付き合いが疎遠になる」と感じている人が,「必ずしも結婚する必要はない」「結婚しても,必ずしも子どもを持たなくてもよい」と考えていることがわかる。

未婚者は,結婚に対する「個人の自由」を重視し,結婚生活によって「したいことが制限される」と感じている。現在みられる若者の非婚化や少子化の背景には,こうした未婚者の意識が反映されていると思われる。

(3)「幼い子どもがいたら離婚すべきでない」離婚の是非について尋ねたところ,「愛情が

冷めたら離婚したほうがよい」と思う人が44%,「愛情が冷めても離婚すべきでない」と思う人が55%となり,「離婚すべきでない」のほうが多くなった。

男女間で違いはないが,性年層別でみると,男性 30 代,女性 20 代と40 ~ 50 代で「離婚したほうがよい」が全体より高くなっている(表14)。

状況が異なる夫婦の離婚について抵抗があるかどうかを尋ねたところ,「幼い子どものいる夫婦が離婚すること」には,ほとんどの人

(93%)が「抵抗がある(かなり+少し,以下同)」と感じている。それに比べれば,「長年連れ添った夫婦が離婚すること」(72%)や,「結婚して間もない夫婦が離婚すること」(71%)に抵抗がある人は少ない(表15)。

離婚に対する抵抗感を性別でみると,いずれについても女性よりも男性のほうが「抵抗がある」と感じている人が多い。

性年層別では,「幼い子どものいる夫婦」の離婚に「抵抗がある」人は,どの層でも80%台後半から90%以上を占め,多数である。「長年連れ添った夫婦」の離婚は,男性50代

以上と女性60代以上の高齢層で「抵抗がある」という人が全体より高くなっており,男性30代と女性20 ~ 50代で「抵抗はない(あまり+まったく,以下同)」という人が全体より高くなっている。同様に,「結婚して間もない夫婦」の離婚については,「抵抗がある」は男性60代以上と女性70歳以上,「抵抗はない」は男性30代と女性30 ~ 40代で全体より高くなっている。特に,女性30 ~ 40代では,これらの離婚に「抵抗はない」という人がそれぞれ 40%以上を占めている。

表13 結婚観 「そう思う」と結婚すること・子どもを持つことについて(全体)

(%)

全        

結婚する,しないは個人の自由である

結婚は愛情に基づくべきものである

結婚すると精神的な安らぎが得られる

結婚すると自分のしたいことが制限される

結婚すると社会的信用が得られる

結婚すると友達との付き合いが疎遠になる

人の幸せは結婚にある

人は結婚するのが当たり前だ 27 23 28 31 23 37 23 70

必ずしも結婚する必要はない 73 77 72 68 77 63 77 30

結婚しても,必ずしも子どもを持たなくてもよい

62 66 63 59 67 53 67 27

結婚したら,子どもを持つのが当たり前だ

37 33 37 40 33 47 33 73

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14  JULY 2010

6.家族の課題

(1)「老後」と「健康」が2大不安家族は今,どのような不安を抱えているのだ

ろうか。不安についての9つの項目と,「特に不安に思っていることはない」というあわせて10の選択肢を示し,複数回答で答えてもらった。

結果は,「自分の老後」と「家族の健康」がそれぞれおよそ50%となり,「収入や売り上げの低下」と「親の老後」,それに「子どもに関すること」が20%台後半となった。「教育費や医療費などの生活費」は20%台前半となっている(図11)。

図11 現在の不安は(全体 複数回答)

表14 離婚観(性別・性年層別)

表15 離婚についての考え(性別・性年層別)

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

愛情が冷めたら離婚したほうがよい 44 42 45 35 47 50 43 43 35 40 39 54 43 50 51 41 37

愛情が冷めても離婚すべきでない 55 56 53 65 54 48 57 56 62 57 59 45 56 48 48 56 60

※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値

(%)

全 

男 

女 

男    性 女    性

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

16─

19歳※

20─

29歳

30─

39歳

40─

49歳

50─

59歳

60─

69歳

70歳以上

幼い子どものいる夫婦が離婚すること

抵抗がある(かなり+少し) 93 94 92 97 94 89 93 93 96 97 94 93 89 89 94 93 93

抵抗はない(あまり+まったく) 7 5 8 3 6 9 6 7 3 2 6 6 11 11 7 7 5

長年連れ添った夫婦が離婚すること

抵抗がある(かなり+少し) 72 78 67 82 69 63 74 79 84 90 70 64 57 55 63 79 82

抵抗はない(あまり+まったく) 27 22 32 18 31 36 26 21 15 8 30 35 42 44 37 21 14

結婚して間もない夫婦が離婚すること

抵抗がある(かなり+少し) 71 74 69 72 67 62 67 71 85 86 79 74 57 54 69 75 82

抵抗はない(あまり+まったく) 28 26 31 28 33 37 33 29 15 13 21 25 42 45 31 25 15

※ 性年層別の 「16 - 19 歳 」 は該当者が少ないので参考値

51%

48

28

28

25

23

15

13

6

11

特にしていない

愚痴や文句をいわないようこころがけ

家事や育児を手伝うよう心がけ

プライバシーを尊重するよう心がけ

愛情や感謝,思いやりの気持ちを表現

会話の時間を持つよう心がけ

58%

48

45

35

30

11

特に不安に思っていることはない

夫婦仲

失業

ローンの返済

教育費や医療費などの生活費

子どもに関すること

親の老後

収入や売り上げの低下

家族の健康

自分の老後

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15JULY 2010

上位の項目について性別に見てみると,「自分の老後」,「家族の健康」,「親の老後」,「子どもに関すること」,「教育費や医療費などの生活費」はいずれも男女差はない。男女差がみられたのは,「収入や売り上げの低下」で男性が33%で,女性が24%だった。「自分の老後」について,年層別に見てみる

と,高い年層ほど,不安に思っている人が多い傾向にある。

(2)「景気悪化」の影響は次に景気悪化の影響について見てみたい。全体では「変わらない」が54%で,「苦しく

なった」は45%だった。性ライフステージ別にみると,「中学生以下

の子どもがいる夫」と「高校生以上の子どもがいる夫」のそれぞれ50%前半が「苦しくなった」と感じていて,全体を上回っている(図12)。図13は,「生活程度」について,「上」,「中

の上」,「中の下」,「下の上」,「下の下」の5つの階層のどこに入っていると思うか尋ねた結果で,「上」という人はわずか1%だった。「中の上」は31%,「中の下」は45%となっている。さらに,

「下の上」は17%で,「下の下」という人も5%いる。

これを景気悪化の影響との関連で見てみた結果(図14),「中の上」という人で「苦しくなった」は27%にとどまっている。しかし,「中の下」という人では47%まで増え,さらに「下の下」という人では82%の人が,「苦しくなった」と答えている。

景気悪化の影響は,階層帰属意識が「下」という人ほど,受けていると感じていることがわかる。

図12 景気悪化の影響(性ライフステージ゙別)

図 13 階級帰属意識(全体)

図14 景気悪化の影響(階級帰属意識別)

無回答

楽になった

変わらない

苦しくなった

妻・高校生以上の子どもあり

妻・中学生以下の子どもあり

妻・子どもなし

独身女性

夫・高校生以上の子どもあり

夫・中学生以下の子どもあり

夫・子どもなし

独身男性

全体

無回答

苦しくなった 変わらない

楽になった

45%

46 531

37 631

1

53 46

52 47

41 58

1

49 51

42 58

25 74

54

まったくうまくいっていない

あまりうまくいっていない

まあうまくいっている

とてもうまくいっている

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

※20~29歳

男女あわせた全体

無回答

まあうまくいっているとてもうまくいっている

あまりうまくいっていない

26% 65

62 35 4

38 59 4

28 63 72

27 67 51

25 70 51

25 68 52

62

無回答

苦しくなった 変わらない

楽になった

無回答

楽になった

変わらない

苦しくなった

下の下

下の上

中の下

中の上

※ 上 23% 77

27 72

47 53

66 33

82 18

1

無回答

楽になった

変わらない

苦しくなった

下の下

下の上

中の下

中の上

上 23% 77

27 72

47 53

66 33

82 18

1

上無回答

下の下

下の上

中の下

中の上

31%

45

17

5

1 1

※ 「上」は該当者が少ないので参考値

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16  JULY 2010

(3)「自立」「介護」で揺れる高齢者親が高齢化した場合に,「親は子どもを頼ら

ずに自立するのがよい」,「子どもは親の面倒をみるのがよい」の2つの選択肢から1つを選んでもらった。

その結果は,「親は子どもを頼らずに自立するのがよい」が56%で,「子どもは親の面倒をみるのがよい」が43%だった。

性別の差はほとんどないが,年層別に見てみると,「親は子どもを頼らずに自立するのがよい」は,10 代から30 代は半数を下回っているが,40 代以降は半数を超えている。また,60 代までは年層が上がるほど増えている。しかし,70歳以上では,62%と60 代を下回った(図15)。

それでは,介護が必要になった場合は,どのような介護を望むのだろうか。「自宅で家族から介護を受けたい」,「自宅で

図15 高齢の親との関係(年層別)

図16 介護について(男性 年層別)※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が少ないので参考値

図17 介護について(女性 年層別)※性年層別の「16 ~ 19 歳」は該当者が少ないので参考値

70 歳以上

60~69 歳

50~59 歳

40~49 歳

30~39 歳

20~29 歳

16~19 歳

全体 56% 43

28 72

34 66

46 53

1

1

55 44

62 37

74 26

1

1

62 381

無回答

親は子どもに頼らず自立するのがよい

子どもは親の面倒をみるのがよい

無回答

施設で介護

自宅でヘルパーなどから介護

自宅で家族とヘルパーで

自宅で家族から介護

70 歳以上

60~69 歳

50~59 歳

40~49 歳

30~39 歳

20~29 歳

※16~19 歳

男女含めた全体 16% 33 17 33

40 29 12 18

23 2132 25

17 391924

1

2

1

18 31 14 36

18 3827 17

19 35 15 28

1

1

2

24 251139

自宅で家族から介護 自宅で家族とヘルパーで

自宅でヘルパーなどから介護 施設で介護

無回答

自宅で家族から介護 自宅で家族とヘルパーで

自宅でヘルパーなどから介護 施設で介護

無回答

無回答

施設で介護

自宅でヘルパーなどから介護

自宅で家族とヘルパーで

自宅で家族から介護

70歳以上

60~69歳

50~59歳

40~49歳

30~39歳

20~29歳

※16~19歳 21% 46 11 23

15 34 17 33

9 39 18 33

1

1

9 26 21 43

8 412130

8 39

21 35 2619

17 35

1

1

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17JULY 2010

家族とヘルパーからほぼ同じくらいの介護を受けたい」,「自宅でヘルパーなどから介護を受けたい」,「施設で介護を受けたい」の4つの選択肢から1つを選んでもらった。

その結果は,「自宅で家族とヘルパーから」と「施設で介護」がそれぞれ33%,「自宅でヘルパーなどから介護」が17%,「自宅で家族から介護」が16%となった。

性年層別に見てみると,70歳以上では「自宅で家族から介護」,「自宅で家族とヘルパーから介護」,「自宅でヘルパーなどから介護」をあわせると男性で74%,女性では75%となった。つまり,男女とも70歳以上では「自宅で介護」を希望する人が4人のうち3人を占めている(図16,17)。

こうした結果からは,実際に介護される可能性が高くなる70歳以上の高齢者は,介護される可能性がまだそれほど高くない年層と「自立」と「介護」を受ける場所について,考え方が異なり,揺れていることがうかがわれる。

おわりに

今回の調査からは,「絆を深める取り組み」では性別と年層別,「結婚観」では性別と年層別,さらに未既婚別で考え方の違いがみられた。また,「会話」が親子や夫婦,「家庭生活の満足度」にも関係していることが見えてきた。「高齢の親との関係」では,10代から30代

までは,「親の面倒をみるのがよい」が半数を超えたが,その親の年層の40代以降は「子どもに頼らず自立するのがよい」という考えが半数を超え,子どもとその親の年層で考え方に違いが表れていた。

家族は,性や年層などが異なる人たちで構

成される。ある程度の意識のズレ,“すれ違い”は,夫婦,親子では当然かもしれない。

しかし,“すれ違い”をそのままにしてしまうと,やがて“大きな溝”になり,家族はバラバラになってしまうおそれもある。「家族は『する』ものである。自然に『なる』

ものではなくなった」という指摘もある注)。夫,妻,親,子どもがお互いの違いを認識し,家族と向き合う取り組みが常日頃から求められているということを,今回の調査結果は示しているように思う。

(せきや みちお/かとう もとのり)

注) 藤原智美『家族を「する」家』(プレジデント社,2000 年)p.253

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18  JULY 2010

―家族の範囲―第1問 まず,あなたがご自分の家族だと思う人を,次の中か

ら何人でも○をつけてください。実際にいらっしゃる方であれば,今一緒に住んでいなくても構いません。あなたからみた関係でお答えください。(○はいくつでも)

1. 祖父母(配偶者の祖父母も含む) ‥‥‥‥‥‥ 34.9 % 2. 自分の父,母 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 65.3 3. 配偶者の父,母 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.1 4. 夫または妻 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 72.4 5. 独身の子ども ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 58.0 6. 結婚している子ども ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 40.8 7. 結婚している子どもの夫,妻 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.0 8. 兄弟姉妹 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 58.9 9. 孫 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.4 10. その他の親族 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.5 11. ペット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.0 12. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 ―ほっとする人・もの―第2問 あなたには,ふだん一緒にいて「ほっと」する人がい

ますか。次にあげた中で,「ほっと」する人を何人でも○をつけてください。(○はいくつでも)

1. 祖父母(配偶者の祖父母も含む) ‥‥‥‥‥‥‥9.0 % 2. 自分の父,母 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.9 3. 配偶者の父,母 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.0 4. 夫または妻 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 59.6 5. 独身の子ども ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.3 6. 結婚している子ども ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.8 7. 結婚している子どもの夫,妻 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.6 8. 兄弟姉妹 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.2 9. 孫 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.2 10. その他の親族 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2 11. ペット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.5 12. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0 ―家族だと感じる時―第3問 あなたが「自分たちは家族だな」と感じるのは,家族

でどんなことをしている時でしょうか。次の中から,あなたのお気持ちに近いものに,いくつでも○をつけてください。(○はいくつでも)

1. 自宅で食事をしている時 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 76.1 % 2. 外で食事をしている時 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.5 3. 旅行に出かけたり,遊んだりしている時 ‥‥‥ 46.9 4. テレビを見ている時 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.1 5. 世間話をしている時 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.6 6. 悩みごとを相談している時 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.3 7. 困難な問題を解決しようとしている時 ‥‥‥‥ 36.9 8. 祝いごとをしている時 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.0 9. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.3 10. 何もしていなくても家族だと感じる ‥‥‥‥‥ 52.5 11. 家族だと感じることがない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 12. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

―結婚についての考え―第4問 結婚について,あなたはどうお考えになりますか。A~

Gのそれぞれについて,「そう思う」または「そうは思わない」のどちらかに○をつけてください。(○はそれぞれに1つずつ)

 

―結婚することについて―第5問 次の1と2では,あなたのお考えはどちらに近いで

しょうか。 1. 人は結婚するのが当たり前だ ‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.1 % 2. 必ずしも結婚する必要はない ‥‥‥‥‥‥‥‥ 72.5 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

―子どもを持つことについて―第6問 次の1と2では,あなたのお考えはどちらに近いで

しょうか。 1. 結婚しても,必ずしも子どもを 持たなくてもよい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 62.4 % 2. 結婚したら,子どもを持つのが当たり前だ ‥‥ 37.0 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

―離婚観・愛情喪失―第7問 次の離婚についての考え方で,あなたのお考えに近い

のはどちらでしょうか。 1. 愛情が冷めたら離婚したほうがよい ‥‥‥‥‥ 43.7 % 2. 愛情が冷めても離婚すべきでない ‥‥‥‥‥‥ 54.6 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.8

―離婚についての考え―第8問 離婚についての次のような事柄に,あなたは抵抗があ

りますか。A~Cのそれぞれについて,あなたのお気持ちに最も近いものに○をつけてください。(○はそれぞれに1つずつ)

 

調査時期 2010 年 2 月 27 日(土)~ 3 月 7 日(日)調査方法 配付回収法調査相手 全国 16 歳以上の国民 3,600 人 (12 人× 300 地点) 住民基本台帳から層化無作為2段抽出調査有効数(率) 2,665 人 (74.0%)

家族に関する世論調査

【調査目的】

今,高齢化の進展と景気の悪化など家族を取り巻く社会環境は厳しさを増しつつある。また,家族のあり方をめぐっては,様々な考え方が交錯している。このような中,家族はどのような状態にあるのか,家族の現状と家族に対する意識を把握する。

【調査の概要】

(%)

1.そう思う

2.そうは思わない

3.無回答

A.結婚すると社会的信用が得られる 58.7 39.9 1.4B.結婚すると自分のしたいことが制限される 65.6 33.0 1.4C.結婚すると精神的な安らぎが得られる 71.7 26.9 1.4D.結婚すると友達との付き合いが疎遠になる 43.0 55.5 1.5E.結婚は愛情に基づくべきものである 84.2 14.4 1.4F.結婚する,しないは個人の自由である 90.2 8.4 1.4G.人の幸せは結婚にある 17.1 81.5 1.4

(%)

1.かなり抵抗がある

2.少し抵抗がある

3.あまり抵抗はない

4.まったく抵抗はない

5.無回答

A.結婚して間もない夫婦が離婚すること 37.2 33.8 19.9 8.4 0.7

B.幼い子どものいる夫婦が離婚すること 63.5 29.2 4.5 2.0 0.8

C.長年連れ添った夫婦が離婚すること 32.9 39.2 20.2 6.8 0.9

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19JULY 2010

―親子観―第9問 あなたはどのような親子関係がよいと思いますか。次

にあげた中ではどれでしょうか。あなたのお考えに最も近いものに,1つだけ○をつけてください。

1. 仲のよい友人同士のような親子 ‥‥‥‥‥‥‥ 45.2 % 2. 競い合うライバル同士のような親子 ‥‥‥‥‥‥2.2 3. 親しい先輩と後輩のような親子 ‥‥‥‥‥‥‥ 45.3 4. 厳しい師匠と弟子のような親子 ‥‥‥‥‥‥‥‥6.5 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 ―親子観・対老親―第 10 問 高齢になった親の生活とその子どもの生活につい

て,あなたのお考えに近いのはどちらでしょうか。 1. 親は子どもを頼らずに自立するのがよい ‥‥‥ 56.0 % 2. 子どもは親の面倒をみるのがよい ‥‥‥‥‥‥ 43.4 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 ―介護についての考え―第 11 問 あなたは,もし介護が必要になった場合,どのよう

にしてほしいですか。次の中であてはまるもの1つに○をつけてください。

1. 自宅で,家族から介護を受けたい ‥‥‥‥‥‥ 16.0 % 2. 自宅で,家族とヘルパーからほぼ同じくらいの 介護を受けたい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.8 3. 自宅で,ヘルパーなどから介護を受けたい ‥‥ 17.1 4. 施設で介護を受けたい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 ―イエ意識―第 12 問 次にあげたことについて,あなたはどのようにお考

えですか。A~Dのそれぞれについて「そう思う」,または「そうは思わない」のどちらかに○をつけてください。

―「 嫁にいく 」 意識―第 13 問 「嫁にいく」「嫁をもらう」ということばがあります。

あなたはこのことばについて,どのように感じますか。次の中から,あなたのお気持ちに近いものに1つだけ○をつけてください。

1. かなり違和感がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.7 % 2. 少し違和感がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.7 3. あまり違和感はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 45.4 4. まったく違和感はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.7 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

―家族より仕事―第 14 問 仕事のために,家族の予定が犠牲になるのは仕方が

ないという考え方があります。あなたのお考えは次の2つのうち,どちらに近いでしょうか。

1. どちらかといえば,仕事を優先すべきだ ‥‥‥ 65.8 2. どちらかといえば, 家族の予定を優先すべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.4 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

―家庭の役割―第 15 問 あなたが大切だと思う家庭の役割は何ですか。次の

中からいくつでも○をつけてください。(○はいくつでも) 1. 家族のメンバーが休んだり, 楽しんだりする場 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 71.8 % 2. 夫婦,親子,兄弟姉妹などが 愛情をはぐくむ場 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 73.2 3. 高齢者,病人のよりどころとなる場 ‥‥‥‥‥ 33.2 4. 社会と経済の基本単位となる場 ‥‥‥‥‥‥‥ 30.4 5. 社会の一員を産み育て, 社会に送り出す場 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.3 6. 子どもを産み育て, 家族を存続させていく場 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.4 7. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5 8. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.5 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2   ―日本の家族の評価―第 16 問 日本の家族一般についておうかがいします。あなた

は,今の日本の家族についてどう思いますか。次のように分けると,どれにあてはまりますか。

1. 好ましい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.9 % 2. どちらかといえば,好ましい ‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.4 3. どちらかといえば,嘆かわしい ‥‥‥‥‥‥‥ 43.0 4. 嘆かわしい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 ―「 好ましい 」 理由―

〔第 16 問で「1,2」と答えた方に,お聞きします〕第 17-1 問 そうお考えになる理由はなんでしょうか。あなた

のお考えに近いものに,いくつでも○をつけてください。(○はいくつでも)

1. 今のままでよいから  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 55.7 % 2. 結婚するもしないも,個人の自由に なってきたから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 54.2 3. 離婚や再婚への抵抗が少なくなってきたから ‥ 25.5 4. 気軽な一人暮らしが容易にできる ようになってきたから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.2 5. 子どもにお金と時間をかけられるように なってきたから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.1 6. 自分の都合を優先してもかまわないように なってきたから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.4 7. 話のわかる親が増えてきたから ‥‥‥‥‥‥‥ 12.9 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4 100%= 1,394 人 ―「 嘆かわしい 」 理由―

〔第 16 問で「3,4」と答えた方に,お聞きします〕第 17-2 問 そうお考えになる理由はなんでしょうか。あなた

のお考えに近いものに,いくつでも○をつけてください。(○はいくつでも)

1. 若い人が結婚しなくなってきたから ‥‥‥‥‥ 36.2 % 2. 子どもの数が減ってきたから ‥‥‥‥‥‥‥‥ 46.9 3. 離婚が増えてきたから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.0 4. 子どもが高齢の親の面倒をみなく なってきたから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.5 5. 家族がバラバラになってきたから ‥‥‥‥‥‥ 61.6 6. 父親の権威が失われてきたから ‥‥‥‥‥‥‥ 30.9 7. 今のままでは何となくよくないから ‥‥‥‥‥ 27.3 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4 100%= 1,225 人

(%)

1.そう思う

2.そうは思わない

3.無回答

A.長男には,ほかの子どもとは異なる特別な役割がある 38.0 60.9 1.1

B.男の子がいない場合は,養子をとって家を継がせるべきだ 10.5 88.3 1.2

C.子どものうち一人は名字を継ぐべきだ 41.6 57.1 1.3D.先祖伝来の家屋敷や墓などは,

大切に守って,子孫に伝えていくべきだ 67.5 31.4 1.1

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20  JULY 2010

―新しい家族形態―第 18 問 人びとが次のようにすることについて,あなたはどう

思いますか。A~Iのそれぞれについて,あなたのお考えに最も近いものに○をつけてください。(○はそれぞれに1つずつ)

    ―家族の絆と姓―第 19 問 夫婦が別の姓を名乗ってもよいかどうかについて,

いろいろな意見があります。名字と一体感や絆(きずな)についての考え方2つのうち,あなたのお考えに近いのはどちらでしょうか。

1. 家族の名字(姓)が違うと, 家族の一体感や絆(きずな)が弱まると思う ‥ 59.1 % 2. 家族の名字(姓)が違っても, 家族の一体感や絆(きずな)には 影響がないと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 40.3 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6  ―絆を深めるための努力―第 20 問 家族の一体感や絆を深めるため,あなたが心がけて

いることは何かありますか。次にあげた中から,あてはまるものすべてに○をつけてください。(○はいくつでも)

1. できる限り,会話の時間を多く持つよう 心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 58.4 % 2. できる限り,家事や育児を手伝うよう 心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.1 3. 愛情や感謝,思いやりの気持ちを 積極的に表現するよう心がけている ‥‥‥‥‥ 48.1 4. お互いのプライバシーを尊重するよう 心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 44.8 5. 愚痴や文句をいわないよう心がけている ‥‥‥ 30.3 6. この中にはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 7. 特にしていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.2 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4 ―プライバシーの尊重について―第 21 問 あなたは,家族内でのプライバシーについてどのよ

うにお考えですか。次の2つのうち,あなたのお考えに近いのはどちらでしょうか。

1. 家族であっても,個人のプライバシーは尊重すべきだ ‥ 81.0 % 2. 家族なら,プライバシーの問題に立ち入っても やむを得ない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.6 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

―家事の分担―〔同居している配偶者がいる方にお聞きします〕第 22 問 あなたご自身と配偶者の方は,下にあげたようなA

~Eの家事をどの程度行っていますか。あなたご自身と配偶者の方に分けて,各項目についてそれぞれ1つずつ○をつけてください。(○はそれぞれに1つずつ)

 

100%= 1,752 人  

100%= 1,752 人 ―配偶者の労働時間―

〔同居している配偶者がいる方にお聞きします〕第 23 問 配偶者の方の平日の労働時間は,平均すると何時間

くらいですか。(残業時間は含み,昼休みなどの休憩時間は除きます)

1. 働いていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.2 % 2. 3時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.4 3. 3~5時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.2 4. 5~7時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.1 5. 7~9時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.1 6. 9~ 11 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.9 7. 11 ~ 12 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.4 8. 12 時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.1 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5 100%= 1,752 人  ―家事時間―第 24 問 あなたの平日(休みの日以外)の家事時間は,平均

するとおよそ何時間くらいでしょうか。 1. まったくしない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.0 % 2. 1時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.4 3. 1~2時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.3 4. 2~3時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.3 5. 3~4時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.5 6. 4~5時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.5 7. 5時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.2 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.8

(%)

1.かなり抵抗がある

2.少し抵抗がある

3.あまり抵抗はない

4.まったく抵抗はない

5.無回答

A.婚姻届を出さないで,夫婦のように一緒に暮らすこと 25.5 34.3 28.5 10.9 0.9

B.婚姻届を出しても,別々に暮らすこと 32.0 40.8 20.6 5.7 0.9

C.結婚しないで,女性が一人で子どもを育てること 28.8 38.1 24.5 7.7 0.9

D.同性同士(男と男,女と女)が夫婦のように暮らすこと 50.7 23.2 18.7 6.6 0.8

E.外国の人と結婚すること 10.3 22.1 36.4 30.5 0.7 F.夫婦が週末だけ一緒に暮らすこと 20.8 37.4 30.6 10.1 1.1 G.夫や妻に先立たれた

高齢者同士が再婚すること 7.0 20.2 45.8 26.2 0.8

H.親しい友人同士で家族のように一緒に暮らすこと 16.2 33.3 34.4 15.2 0.9

I.結婚していても性的交わりなしに暮らすこと 17.8 32.6 36.2 12.3 1.2

あなたご自身

(%)

1.ほぼ毎日

(週に6,7日)

2.1週間に4~5回

3.1週間に2~3回

4.週に1回くらい

5.ほとんど行わない

6.無回答

A.食事の用意 45.1 4.9 5.4 7.4 33.7 3.4 B.食事のあとかたづけ 45.9 6.7 8.6 8.8 26.6 3.4 C.食料品や日用品の買い物 21.3 10.7 22.9 23.9 18.1 3.1 D.洗濯 35.1 7.5 8.9 6.8 38.0 3.7 E.掃除 23.8 8.7 13.6 21.1 29.7 3.1

配偶者の方

(%)

1.ほぼ毎日

(週に6,7日)

2.1週間に4~5回

3.1週間に2~3回

4.週に1回くらい

5.ほとんど行わない

6.無回答

A.食事の用意 45.4 3.5 5.7 6.3 32.6 6.4 B.食事のあとかたづけ 44.3 6.1 7.3 7.5 28.1 6.6 C.食料品や日用品の買い物 21.5 9.0 22.0 19.1 21.8 6.6 D.洗濯 34.2 7.4 10.5 5.8 35.5 6.6 E.掃除 25.6 7.5 13.0 16.8 30.8 6.3

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21JULY 2010

―食事の実態―〔同居人がいる方にお聞きします〕第 25 問 お宅では,食事をどのようになさっていますか。A

~Cそれぞれにあてはまるものに1つずつ○をつけてください。月~金曜日のうちの何日くらいあるかでお答えください。

まず,朝食の時はどうでしょうか。(○はそれぞれに1つずつ)(A . 家族が全員揃うのは) 1. ほとんど毎日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.0 % 2. 半分くらいの日数 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.3 3. ほとんどない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.7 4. 一緒に食べないのでわからない ‥‥‥‥‥‥‥‥9.3 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 100%= 2,428 人

(B . テレビは) 1. ほとんど毎日ついている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 66.4 % 2. 半分くらいついている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.0 3. ほとんどつけていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.0 4. 一緒に食べないのでわからない ‥‥‥‥‥‥‥‥4.7 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.9 100%= 2,428 人

(C . 会話は) 1. いつもにぎやか ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.6 % 2. にぎやかな時も静かな時もある ‥‥‥‥‥‥‥ 54.1 3. いつも静か ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.5 4. 一緒に食べないのでわからない ‥‥‥‥‥‥‥ 14.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.9 100%= 2,428 人

では,夕食の時はどうでしょうか。(○はそれぞれに1つずつ) (A . 家族が全員揃うのは) 1. ほとんど毎日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.8 % 2. 半分くらいの日数 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.0 3. ほとんどない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.4 4. 一緒に食べないのでわからない ‥‥‥‥‥‥‥‥4.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 100%= 2,428 人

(B . テレビは) 1. ほとんど毎日ついている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 72.4 % 2. 半分くらいついている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.8 3. ほとんどつけていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.9 4. 一緒に食べないのでわからない ‥‥‥‥‥‥‥‥2.2 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 100%= 2,428 人

(C . 会話は) 1. いつもにぎやか ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.1 % 2. にぎやかな時も静かな時もある ‥‥‥‥‥‥‥ 60.1 3. いつも静か ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.3 4. 一緒に食べないのでわからない ‥‥‥‥‥‥‥‥5.5 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.9 100%= 2,428 人 ―イベントの実態―

〔同居人がいる方にお聞きします〕第 26 問 以下の事柄について,お宅では食事をしたりプレゼ

ントを交換するなど,何か特別なことをしていますか。A~Cのそれぞれについて,あてはまるものに1つだけ○をつけてください。(○はそれぞれに1つずつ)

(A . 家族の誕生日のお祝い) 1. 毎回必ずしている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 59.8 % 2. 2回に1回くらいしている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.8 3. ほとんどしていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.4 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.0 100%= 2,428 人

(B . 結婚記念日のお祝い) 1. 毎回必ずしている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.7 % 2. 2回に1回くらいしている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.4 3. ほとんどしていない(結婚している人はいない) ‥ 58.5

4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.4 100%= 2,428 人

(C . クリスマスの行事) 1. 毎回必ずしている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 56.7 % 2. 2回に1回くらいしている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.1 3. ほとんどしていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.0 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.3 100%= 2,428 人 ―家族と過ごす時間の充足度―

〔同居人がいる方にお聞きします〕第 27 問 あなたは,家族と過ごす時間は十分取れていると思

いますか。離れて暮らしている方は除いて,それぞれの家族を平均した感じをお答えください。

1. 十分取れている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.1 % 2. まあ取れている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.8 3. あまり取れていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.6 4. まったく取れていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 100%= 2,428 人 ―家族との会話の充足度―

〔同居人がいる方にお聞きします〕第 28 問 それでは,家族との会話についてはいかがでしょう

か。同じように,離れて暮らしている方は除いた平均の感じをお答えください。

1. 十分取れている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.9 % 2. まあ取れている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 55.2 3. あまり取れていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.2 4. まったく取れていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.3 100%= 2,428 人

―夫婦関係の評価―第 29 問 あなたは現在,夫婦の関係について,どのように感じ

ていますか。次の中であてはまるもの1つに○をつけてください。 1. 夫または妻はいない(結婚していない) ‥‥‥ 30.5 % 2. とてもうまくいっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.0 3. まあうまくいっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 44.6 4. あまりうまくいっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.3 5. まったくうまくいっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.3 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.3 ―親との関係の評価―第 30 問 では,親との関係について,どのように感じていま

すか。次の中であてはまるもの1つに○をつけてください。ご自身と配偶者の親の両方と一緒に暮らしている場合には,総合的にお考えください。

1. 一緒に暮らしている親はいない ‥‥‥‥‥‥‥ 68.2 2. とてもうまくいっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.4 3. まあうまくいっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.5 4. あまりうまくいっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 5. まったくうまくいっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 ―子どもとの関係の評価―第 31 問 それでは,子どもとの関係についてはいかがでしょ

うか。同じように,次の中であてはまるもの1つに○をつけてください。複数の子どもと一緒に暮らしている場合は,総合的にお考えください。

1. 一緒に暮らしている子どもはいない ‥‥‥‥‥ 51.7 % 2. とてもうまくいっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.7 3. まあうまくいっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.4 4. あまりうまくいっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 5. まったくうまくいっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7

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22  JULY 2010

―不安を感じること―第 32 問 あなたは現在不安に思っていることがありますか。

次にあげた中で,あてはまるものがありましたら,いくつでも○をつけてください。(○はいくつでも)

1. 失業 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.4 % 2. 収入や売り上げの低下 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.1 3. 教育費や医療費などの生活費 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.0 4. ローンの返済 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.5 5. 子どもに関すること ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.6 6. 夫婦仲 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.7 7. 親の老後 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.0 8. 自分の老後 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.6 9. 家族の健康 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 48.1 10. 特に不安に思っていることはない ‥‥‥‥‥‥ 11.4 11. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7 ―家庭生活満足度―第 33 問 あなたは,現在の家庭生活に満足していますか。次

の中から1つ○をつけてください。 1. 満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.7 % 2. どちらかといえば,満足している ‥‥‥‥‥‥ 55.5 3. どちらかといえば,不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.1 4. 不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 ―景気悪化の影響―第 34 問 おととし(2008 年)秋以降の景気の悪化は,お宅

の暮らし向きにどのように影響していますか。次の中であてはまるものに○をつけてください。

1. 苦しくなった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 45.4 % 2. 変わらない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53.8 3. 楽になった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

―階層帰属意識―第 35 問 お宅の生活程度は,世間一般の人と比べて,次のよ

うに分けるとすれば,どれに入ると思いますか。1つだけ○をつけてください。

1. 上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1 % 2. 中の上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.8 3. 中の下 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 45.3 4. 下の上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.9 5. 下の下 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.9 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 ―労働時間―第 36 問 あなたの平日の労働時間は,平均するとおよそ何時

間くらいですか。(残業時間は含み,昼休みなどの休憩時間は除きます)

1. 働いていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.6 % 2. 3時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.7 3. 3~5時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.1 4. 5~7時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.1 5. 7~9時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.2 6. 9~ 11 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.3 7. 11 ~ 12 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.0 8. 12 時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.3 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7  ―同居家族―第 37 問 あなたが,今一緒に住んでいる人は,次の中では,ど

なたでしょうか。あてはまる人にすべて○をつけてください。あなたからみた関係でお答えください。(単身赴任や親元を離れて暮らしている学生などは除きます)(○はいくつでも)

1. 祖父母(配偶者の祖父母も含む) ‥‥‥‥‥‥‥4.5 % 2. 自分の父,母 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.7 3. 配偶者の父,母 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.1 4. 夫または妻 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 65.7 5. 独身の子ども ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.7

6. 結婚している子ども ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.9 7. 結婚している子どもの夫,妻 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.1 8. 兄弟姉妹 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.4 9. 孫 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.9 10. その他の親族 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 11. 友人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4 12. ペット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.6 13. 1人で暮らしている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.0 14. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 ―結婚形態―第 38 問 次の中で,あなたにあてはまるのはどれでしょうか。 1. 結婚したことはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.5 % 2. 夫または妻がいる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 68.4 3. 夫または妻と離別・死別した ‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.5 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 ―子どもがいるか―第 39 問 あなたにはお子さんがいらっしゃいますか。現在,同居

しているお子さん全員に○をつけてください。(○はいくつでも) 1. 乳幼児 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.0 % 2. 小学生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.7 3. 中学生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.0 4. 高校生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.9 5. 子どもはいるが, 高校生までの子どもはいない ‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.4 6. 子どもはいない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.9 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.0 ―学歴―第 40 問 あなたが最後に卒業された学校,または,現在在学し

ている学校について,次の中から1つだけ○をつけてください。 1. 中学校(旧制小学校,高等小学校)卒業 ‥‥‥ 15.8 % 2. 高等学校(旧制中学校,女学校)卒業 ‥‥‥‥ 37.9 3. 高等専門学校・短期大学(旧制高等学校) 卒業 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.6 4. 大学・大学院卒業 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.1 5. 高等学校,高等専門学校(1~3年生) 在学中 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.1 6. 高等専門学校(4・5年生), 短期大学,大学,大学院在学中 ‥‥‥‥‥‥‥‥2.8 7. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 ―性別―第 41 問 あなたの性別をお答えください。

(サンプル構成比参照) ―生年―第 42 問(省略) ―職業―第 43 問 あなたのお仕事は次のように分けると,どれにあた

りますか。あてはまる番号に1つだけ○をつけてください。(ここでの「職業」とは収入を得るため,継続的に従事している仕事のことをさします)

1. 農林漁業者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.0 % 2. 自営業者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.0 3. 経営者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1 4. 管理職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0 5. 販売・サービス職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.5 6. 技能・作業職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.6 7. 事務・技術職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.0 8. 専門職,自由業 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 9. 主婦 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.0 10. 学生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.5 11. 無職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.7 12. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.0 13. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

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23JULY 2010

全 体性 年  代

男 性 女 性 16 ~19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上2,665 人 1,310 1,355 134 256 434 461 460 500 420100.0 % 49.2 50.8 5.0 9.6 16.3 17.3 17.3 18.8 15.8

全 体男 の 年 層 女 の 年 層

16 ~ 29歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳

以上16 ~ 29

歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上

2,665 人 68 114 217 207 245 254 205 66 142 217 254 215 246 215100.0% 2.6 4.3 8.1 7.8 9.2 9.5 7.7 2.5 5.3 8.1 9.5 8.1 9.2 8.1

有効率

不能理由

サンプル構成比

全 体職 業

農林・漁業者

自営業者 経営者 管理職 販売・

サービス職技能・作業職

事務・技術職

専門職・自由業 主婦 学生 無職 その他 無回答

2,665 人 53 213 28 81 254 336 480 55 533 172 444 1 15100.0% 2.0 8.0 1.1 3.0 9.5 12.6 18.0 2.1 20.0 6.5 16.7 0.0 0.6

全 体都市規模 地域ブロック

特別区と人口100万以上の市

人口 30 万以上の市

人口 10 万以上の市

人口 5 万以上の市町村

人口 5 万未満の市町村 東京圏 大阪圏 その他

2,665 人 531 607 655 409 463 641 317 1,707100.0% 19.9 22.8 24.6 15.3 17.4 24.1 11.9 64.1

全体男の年層 女の年層

16 ~19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳

以上16 ~19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳

以上指定サンプル 3,600 人 90 205 323 291 321 330 253 86 226 283 323 265 303 301有効サンプル 2,665 人 68 114 217 207 245 254 205 66 142 217 254 215 246 215

有効率 74.0% 75.6 55.6 67.2 71.1 76.3 77.0 81.0 76.7 62.8 76.7 78.6 81.1 81.2 71.4

全体都市規模 地域パタン

特別区と人口100 万以上の

市人口 30 万以上の市

人口 10 万以上の市

人口 5 万以上の市町村

人口 5 万未満の市町村 東京圏 大阪圏 その他

指定サンプル 3,600 人 804 804 852 540 600 912 480 2,208 有効サンプル 2,665 人 531 607 655 409 463 641 317 1,707

有効率 74.0% 66.0 75.5 76.9 75.7 77.2 70.3 66.0 77.3

全体性 年  代

男性 女性 16 ~ 19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上指定サンプル 3,600 人 1,813 1,787 176 431 606 614 586 633 554 有効サンプル 2,665 人 1,310 1,355 134 256 434 461 460 500 420

有効率 74.0% 72.3 75.8 76.1 59.4 71.6 75.1 78.5 79.0 75.8

全体 不能合計 場所不明 転居 1年以上不在

10 日以上不在

10 日未満不在

留め置き不可能 自宅療養 拒否 その他 死亡 受け取り

不可能紛失・汚損 対象違い

3,600 人 935 44 116 10 61 14 80 37 380 4 7 147 6 29100.0% 26.0 1.2 3.2 0.3 1.7 0.4 2.2 1.0 10.6 0.1 0.2 4.1 0.2 0.8