28
Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 1 © 2018 Microchip Technology Inc. ATECC608A Microchip 社の CryptoAuthentication™デバイス 特長 セキュアなハードウェア ベース鍵ストレージを備えた暗号コプロセッサ 最大 16 個の鍵、証明書、データを保存できる保護されたストレージ 非対称の署名、ベリファイ、鍵合意をハードウェアでサポート ECDSA: FIPS186-3 楕円曲線デジタル署名 ECDH: FIPS SP800-56A 楕円曲線 Diffie-Hellman NIST 規格 P-256 楕円曲線をサポート 対称アルゴリズムをハードウェアでサポート SHA-256 および HMAC ハッシュ(デバイス外部のコンテクスト退避/復元を含む) AES-128: 暗号化/復号、GCM のガロア体乗算 ネットワーク鍵管理のサポート: TLS 1.2/1.3 向けのターンキーPRF/KDF 計算 使い捨て鍵の生成と SRAM 内での鍵合意 完全に保護された鍵による小メッセージの暗号化 セキュアブート サポート: 完全な ECDSA コード署名検証(オプションにより保存されたダイジェスト/署名に対応) セキュアブートに先立つ通信鍵の無効化(オプション) オンボード攻撃を防ぐためのメッセージの暗号化/認証 高品質 NIST SP 800-90A/B/C 乱数生成器(RNG)を内蔵 2x 高書き込み耐性モノトニック カウンタ 一意性が保証された 72 ビットシリアル番号 2 種類のインターフェイス オプション: 高速単線式インターフェイス(GPIO ピンを 1 本だけ使用) 1 MHz の標準 I 2 C インターフェイス I/O レベル: 1.85.5 V 電源電圧レベル: 2.05.5 V スリープ電流: <150 nA 8 ピン UDFN8 ピン SOIC パッケージ 応用例 IoT ネットワーク エンドポイントの鍵の管理/交換 小メッセージおよび PII データの暗号化 セキュアブートと保護されたダウンロード エコシステムの制御、複製防止 注意 : この日本語版文書は参考資料としてご利用ください。 最新情報は必ずオリジナルの英語版をご参照願います。

ATECC608A Data Sheet Summary - Microchip Technologyww1.microchip.com/downloads/jp/DeviceDoc/40001977A_JP.pdfDatasheet Summary DS40001977A_JP - p. 5 Inc. 1. はじめに 1.1 応用例

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

  • Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 1 © 2018 Microchip Technology Inc.

    ATECC608A Microchip社の CryptoAuthentication™デバイス

    特長

    • セキュアなハードウェア ベース鍵ストレージを備えた暗号コプロセッサ– 最大 16個の鍵、証明書、データを保存できる保護されたストレージ

    • 非対称の署名、ベリファイ、鍵合意をハードウェアでサポート– ECDSA: FIPS186-3楕円曲線デジタル署名– ECDH: FIPS SP800-56A楕円曲線 Diffie-Hellman– NIST規格 P-256楕円曲線をサポート

    • 対称アルゴリズムをハードウェアでサポート– SHA-256および HMACハッシュ(デバイス外部のコンテクスト退避/復元を含む)– AES-128: 暗号化/復号、GCMのガロア体乗算

    • ネットワーク鍵管理のサポート:– TLS 1.2/1.3向けのターンキーPRF/KDF計算– 使い捨て鍵の生成と SRAM内での鍵合意– 完全に保護された鍵による小メッセージの暗号化

    • セキュアブート サポート:– 完全な ECDSAコード署名検証(オプションにより保存されたダイジェスト/署名に対応)– セキュアブートに先立つ通信鍵の無効化(オプション)– オンボード攻撃を防ぐためのメッセージの暗号化/認証

    • 高品質 NIST SP 800-90A/B/C乱数生成器(RNG)を内蔵• 2x高書き込み耐性モノトニック カウンタ• 一意性が保証された 72ビットシリアル番号• 2種類のインターフェイス オプション:

    – 高速単線式インターフェイス(GPIOピンを 1本だけ使用)– 1 MHzの標準 I

    2Cインターフェイス

    • I/Oレベル: 1.8~5.5 V電源電圧レベル: 2.0~5.5 V

    • スリープ電流:

  • Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 2 © 2018 Microchip Technology Inc.

    ATECC608A

    ピンの構成と配置

    表 1. ピン配置

    ピン名 機能 NC 未接続 GND グランド SDA シリアルデータ SCL シリアルクロック入力 VCC 電源

    図 1. ピン配置

  • Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 3 © 2018 Microchip Technology Inc.

    目次

    特長 .............................................................................................................................. 1

    応用例........................................................................................................................... 1

    ピンの構成と配置 ......................................................................................................... 2

    1. はじめに ................................................................................................................. 5 1.1. 応用例 ......................................................................................................................................... 5 1.2. デバイスの特長 ........................................................................................................................... 5 1.3. 暗号演算 ..................................................................................................................................... 6

    2. 電気的特性 .............................................................................................................. 7 2.1. 絶対最大定格 ............................................................................................................................... 7 2.2. 信頼性 ......................................................................................................................................... 7 2.3. ACパラメータ: 全 I/Oインターフェイス .................................................................................... 7

    2.3.1. ACパラメータ: 単線式インターフェイス ..................................................................... 8 2.3.2. ACパラメータ: I2Cインターフェイス ....................................................................... 10

    2.4. DCパラメータ: 全 I/Oインターフェイス .................................................................................. 11 2.4.1. VIH/VIL仕様 .................................................................................................................. 11

    3. 互換性 ................................................................................................................... 14 3.1. Microchip ATECC508A ............................................................................................................. 14

    3.1.1. ATECC508Aに対して ATECC608Aに追加された機能 ............................................. 14 3.1.2. ATECC508Aに対して ATECC508Aで削除された機能 ............................................. 14

    3.2. Microchip ATSHA204A、ATECC108A ...................................................................................... 15

    4. パッケージのマーキング情報 ................................................................................ 16

    5. パッケージ図面 ..................................................................................................... 17 5.1. 8ピン SOIC ............................................................................................................................... 17 5.2. 8ピン UDFN ............................................................................................................................. 20

    6. 改訂履歴 ............................................................................................................... 23

    Microchip社のウェブサイト ....................................................................................... 24

    顧客変更通知サービス ................................................................................................ 24

    カスタマサポート ....................................................................................................... 24

    製品識別システム ....................................................................................................... 25

    Microchip社のデバイスコード保護について .............................................................. 26

    法律上の注意点 .......................................................................................................... 26

  • Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 4 © 2018 Microchip Technology Inc.

    ATECC608A 商標 ............................................................................................................................ 26

    DNVによる品質管理システム認証 ............................................................................. 27

    各国の営業所とサービス ............................................................................................ 28

  • ATECC608A はじめに

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 5 © 2018 Microchip Technology Inc.

    1. はじめに

    1.1 応用例 ATECC608A は Microchip 社の CryptoAuthentication™ファミリに属する高度にセキュアな暗号デバイスです。本デバイスは最高水準のハードウェア ベース鍵ストレージとハードウェア暗号アクセラレータを組み合わせる事で、各種の認証および暗号プロトコルを実装します。

    ATECC608Aは柔軟なコマンドセットを備えるため、以下を含む各種のアプリケーションで使えます。

    • ネットワーク/IoTノード エンドポイントのセキュリティ ノード ID 認証の管理と、セッション鍵の生成/管理を行います。TLS 1.2 以前および TLS 1.3 を含む各種プロトコル向けに、使い捨てセッション鍵の生成フローを完全にサポートします。

    • セキュアブート コード ダイジェストを認証する事により MCU ホストをサポートします (必要に応じ、認証の成功時に通信鍵を有効にできます)。性能を向上させるための各種設定が可能です。

    • 小メッセージの暗号化 ハードウェア AES エンジンにより、小メッセージまたはデータ(PII 情報等)を暗号化/復号します。AES-ECB モードを直接サポートします。ホスト マイクロコントローラから支援する事で、その他のモードも実装できます。追加された GFM計算機能により、AES-GCMをサポートします。

    • ソフトウェア ダウンロードのための鍵生成 ダウンロードしたイメージ向けに、ローカルな保護された鍵の生成をサポートします。複数システ

    ムに対する同一イメージのブロードキャスト(各システムで同じ復号鍵を使用)と、システムごとにイメージが異なるポイントツーポイント ダウンロードをサポートします。

    • エコシステムの制御と偽造防止 システムまたはコンポーネントが信頼できるかどうか(明記された OEM からの供給品かどうか)を検証します。

    適切に設定した場合、ATECC608A は一般的に ATECC508A と互換です。詳細は「Microchip ATECC508A」を参照してください。

    1.2 デバイスの特長

    ATECC608A は最大 16 個の鍵、証明書、読み書き可能または読み出し専用機密データ、利用度数ログ、セキュリティ設定の保存用に EEPROM配列を内蔵しています。 メモリの各セクションへのアクセスは各種の方法で制限でき、コンフィグレーションは変更されないよ

    うロックできます。

    デバイスへのアクセスには標準 I2Cインターフェイス(最大速度 1 Mb/s)を使います。このインターフェイスは標準のシリアル EEPROM I2C インターフェイス仕様と互換です。本デバイスは単線式インターフェイス(SWI)もサポートします。SWI を使うと、システム プロセッサ上の必要 GPIO 数とコネクタのピン数を節減できます。単線式インターフェイスを有効にした場合、余ったピンは GPIO、認証出力、タンパー入力として使えます。

    各 ATECC608A は、一意性が保証された 72ビットシリアル番号付きで出荷されます。ホストシステムまたはリモートサーバは、本デバイスがサポートする暗号プロトコルを使ってシリアル番号の署名を検証

    する事で、そのシリアル番号が信頼できる(複製ではない)事を確認できます。

  • ATECC608A はじめに

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 6 © 2018 Microchip Technology Inc.

    多くの場合、シリアル番号は標準的なシリアル EEPROMに保存されますが、それらは容易に複製され、そのシリアル番号が信頼できる(クローンではない)事をホストが確認する方法はありません。

    ATECC608A は、デバイス自体への物理的攻撃またはデバイスとシステム間の転送データに対する論理的攻撃に対抗するよう専用に設計された防御機能を豊富に備えています。鍵の使用または生成方法に対

    するハードウェア制約により、特定形態の攻撃に対する防御が強化されます。 1.3 暗号演算

    ATECC608A は、楕円曲線暗号および ECDSA署名プロトコルに基づく完全な非対称(公開/非公開)鍵暗号/署名ソリューションを提供します。本デバイスは NIST 規格 P-256 素数曲線向けのハードウェア アクセラレータを備え、高品質非公開鍵の生成から ECDSA 署名の生成、ECDH 鍵合意、ECDSA 公開鍵署名の検証まで、鍵のライフサイクルを完全にサポートします。

    ハードウェア アクセラレータにより、そのような非対称暗号演算を標準的マイクロコントローラ上のソフトウェアよりも 10~1000倍高速に実装できます。また、標準的マイクロコントローラに特有の鍵暴露の高い危険性も回避できます。

    ATECC608Aは AES-128、SHA-256および SHAベースの各種ハッシュ関数(HMAC(SHA)、PRF (TLS内の鍵導出関数)、HKDF 等)もハードウェアで実装します。GCM 暗号化/復号/認証を容易にするため、ガロア体乗算(aka Ghash)もサポートします。

    本デバイスは複数の非公開鍵を、それらに対応する公開鍵および証明書と一緒に、安全に保存するよう

    設計されています。署名検証コマンドは、保存されている公開鍵または外部の ECC 公開鍵を使う事ができます。後続のデバイス認証処理を高速化するため、デバイス内に保存された公開鍵は、証明書チェー

    ンを介する検証を要求するよう設定できます。

    デバイス内部でランダムな公開鍵の生成をサポートする事で、公開鍵をデバイスの外部から知る事がで

    きないようにします。保存された非公開鍵に対応する公開鍵は、鍵の生成時に常に返される他、必要に

    応じて後で計算する事もできます。

    ATECC608A は、内蔵の乱数生成器を使って高品質の乱数を生成できます。この高度な機能は、内部ノイズ源から生成される値が現時点で(現在のデバイス、電圧、温度条件の下で)十分なエントロピーを含んでいるかどうか確認するための実行時診断を備えています。乱数生成器は、NIST 800-90A、800-90B、800-90C文書に記載されている要件を満足します。

    これらの乱数は、デバイスの暗号プロトコルの一部として使える他、各種の目的で使う事ができます。

    各乱数は、そのデバイスまたは他のデバイスでかつて生成された全ての番号とは原則的に異なる(一意である)事が保証されます。このため、これらの番号をプロトコルの計算に含める事で、リプレーアタック(以前に成功したトランザクションの再送信)を防ぐ事ができます。

    ATECC608A は、幅広いアプリケーションに対応できるよう、標準的なハッシュベースのチャレンジ-レスポンス プロトコルもサポートします。最も基本的な実装方式では、システムはデバイスへチャレンジを送信し、デバイスは MAC コマンドを使ってそのチャンレジと秘密鍵の組み合わせから生成したレスポンスをシステムへ返します。バス上の観察者がこの組み合わせから秘密鍵の値を割り出せないようにす

    るため、本デバイスは SHA-256 暗号ハッシュアルゴリズムを使います。レスポンスの受信者は、受信者のシステムに保存されている秘密鍵の複製を使って同じ計算を実行する事で、そのレスポンスが正しい

    かどうか検証できます。この対称チャレンジ/レスポンス方式には様々なバリエーションが存在します。

  • ATECC608A 電気的特性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 7 © 2018 Microchip Technology Inc.

    2. 電気的特性

    2.1 絶対最大定格*

    動作温度

    -40~+85 ℃

    保管温度 -65~+150 ℃ 最大動作電圧 6.0 V DC出力電流 5.0 mA 全ピンの電圧 -0.5 V~ (VCC + 0.5 V)

    Note:  ここに記載した「絶対最大定格」を超える条件は、デバイスに恒久的な損傷を生じさせる可能性

    があります。これはストレス定格です。本書の動作表に示す条件外でのデバイスの運用は想定していま

    せん。 絶対最大定格条件を超えて長期間曝露させるとデバイスの信頼性に影響が及ぶ可能性があります。

    2.2 信頼性 ATECC608Aは Microchip社の高信頼性 CMOS EEPROM製造技術を採用しています。

    表 2-1. EEPROMの信頼性

    パラメータ Min. Typ. Max. 単位

    書き込み耐性 @+85 ℃(各バイト) 400,000 書き込みサイクル

    データ保持期間 @+55 ℃ 10 年

    データ保持期間 @+35 ℃ 30 50 年

    読み出し耐性 制限なし 読み出しサイクル

    2.3 ACパラメータ: 全 I/Oインターフェイス 図 2-1. ACタイミング図: 全インターフェイス

  • ATECC608A 電気的特性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 8 © 2018 Microchip Technology Inc.

    表 2-2. ACパラメータ: 全 I/Oインターフェイス

    パラメータ 記号 方向 Min. Typ. Max. 単位 条件

    電源投入遅延(2) tPU To Crypto

    Authentication 100 µs VCC > VCCminから tWLOの計測開始までの

    最小時間です。

    復帰 LOW期間 tWLO To Crypto Authentication

    60 µs

    データ通信開始

    前の復帰 HIGH遅延

    tWHI To Crypto Authentication

    1500 µs この期間中は SDAが安定して HIGHを保持する事が必要です。

    アクティブ時 ハイサイド グリッチフィルタ

    tHIGNORE_A

    To Crypto Authentication

    45(1) ns アクティブ時に、デバイスはそのステートに関係なく、この時間より短いパルスを無

    視します。

    アクティブ時 ローサイド グリッチフィルタ

    tLIGNORE_A

    To Crypto Authentication

    45(1) ns アクティブ時に、デバイスはそのステートに関係なく、この時間より短いパルスを無

    視します。

    スリープ時 ローサイド グリッチフィルタ

    tLIGNORE_S

    To Crypto Authentication

    15(1) µs スリープモード時に、デバイスはこの時間より短いパルスを無視します。

    ウォッチドッグ タイムアウト

    tWATCHDOG To Crypto Authentication

    0.7 1.3 1.7 s Config.ChipMode.Bit2 = 0の場合、復帰してからデバイスをスリープモードへ移行させ

    るまでの時間です。

    7.6 13 17 s Config.ChipMode.Bit2 = 1の場合、ウォッチドッグ時間です。

    Note:  1. これらのパラメータは特性データであり、製造時の検査は実施していません。 2. コンフィグレーション領域内で電源投入時自己テストが有効にされている場合、電源投入遅延は大

    幅に長引きます。

    2.3.1 ACパラメータ: 単線式インターフェイス 図 2-2. ACタイミング図: 単線式インターフェイス

    表 2-3. ACパラメータ: 単線式インターフェイス 特に明記しない限り、TA = -40~+85 ℃、VCC = +2.0~+5.5 V、CL =100 pFに適用

  • ATECC608A 電気的特性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 9 © 2018 Microchip Technology Inc.

    パラメータ 記号 方向 Min. Typ. Max. 単位 条件

    開始パルス期間 tSTART To Crypto Authentication

    4.10 4.34 4.56 µs

    From Crypto Authentication

    4.60 6 8.60 µs

    0送信 HIGHパルス

    tZHI To Crypto Authentication

    4.10 4.34 4.56 µs

    From Crypto Authentication

    4.60 6 8.60 µs

    0送信 LOWパルス

    tZLO To Crypto Authentication

    4.10 4.34 4.56 µs

    From Crypto Authentication

    4.60 6 8.60 µs

    ビット時間(1) tBIT To Crypto

    Authentication 37 39 µs ビット時間が tTIMEOUTを超えると、

    ATECC608Aはスリープモードへ移行できます。

    From Crypto Authentication

    41 54 78 µs

    ターンアラウンド

    遅延 tTURNAROU

    ND From Crypto Authentication

    64 96 131 µs 送信フラグの最終ビットの開始パルスの最初の立ち下がりエッジからこの時間が経過

    すると、ATECC608Aは最初の LOWへの遷移を開始します。

    To Crypto Authentication

    93 µs ATECC608A が一連のビットの最後のビットを送信した後、 システムはフラグの最初のビットを送信する前に、この時間が過ぎ

    るまで待機する必要があります。この時間

    は、ATECC608A が送信した最後のビットの開始パルスの立ち下がりエッジから計測

    されます。

    IOタイムアウト tTIMEOUT To Crypto Authentication

    45 65 85 ms バスの非アクティブ状態がこの時間よりも長く続くと、ATECC506Aはスリープモードへ移行できます。

    Note:  tSTART、tZLO、tZHI、tBITは送信と受信の両方で標準 UART (230.4 Kbaud で動作)と互換性を持つよう設計されています。 UARTは 7xデータビット/パリティなし/1xストップビットに設定する必要があります。

  • ATECC608A 電気的特性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 10 © 2018 Microchip Technology Inc.

    2.3.2 ACパラメータ: I2

    Cインターフェイス 図 2-3.  I

    2

    C同期データタイミング

    表 2-4. I2Cインターフェイスの AC特性

    特に明記しない限り、TA = -40~+ 85 ℃、VCC = +2.0~+5.5 V、CL = 1 TTLかつ 100 pFの推奨動作レンジに適用

    パラメータ 記号 Min. Max. 単位

    SCKクロック周波数 fSCK 0 1 MHz

    SCK HIGH時間 tHIGH 400 ns

    SCK LOW時間 tLOW 400 ns

    STARTセットアップ時間 tSU.STA 250 ns

    STARTホールド時間 tHD.STA 250 ns

    STOPセットアップ時間 tSU.STO 250 ns

    データ入力セットアップ時間 tSU.DAT 100 ns

    データ入力ホールド時間 tHD.DAT 0 ns

    入力立ち上がり時間(1)

    tR 300 ns

    入力立ち下がり時間(1)

    tF 100 ns

    クロック LOWからデータ出力確定までの時間 tAA 50 550 ns

    データ出力ホールド時間 tDH 50 ns

    SMBusタイムアウト遅延 tTIMEOUT 25 75 ms

    次の伝送が開始可能になるまでに必要なバスフリー時間(1)

    tBUF 500 ns

    Note:  1. これらのパラメータは特性データであり、製造時の検査は実施していません。 2. AC計測条件:

    – RL (SDAと VCCの間を接続): 1.2 kΩ (VCC = +2.0~+5.0 V) – 入力パルス電圧: 0.3VCC~0.7VCC – 入力立ち上がり/立ち下がり時間: ≤ 50 ns – 入出力タイミング参照電圧: 0.5 Vcc

  • ATECC608A 電気的特性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 11 © 2018 Microchip Technology Inc.

    2.4 DCパラメータ: 全 I/Oインターフェイス

    表 2-5. 全 I/Oインターフェイスの DCパラメータ

    パラメータ 記号 Min. Typ. Max. 単位 条件

    動作時周囲温度 TA -40 +85 ℃

    電源電圧 VCC 2.0 5.5 V

    アクティブ時 消費電流

    ICC 2 3 mA I/O転送中の I/O待機時または非 ECCコマンドの実行時(クロック分周値とは無関係)

    14 mA ECCコマンドの実行時 (クロック分周比 = 0x0) 6 mA ECCコマンドの実行時 (クロック分周比 = 0x5)

    3 mA ECCコマンドの実行時 (クロック分周比 = 0xD) アイドル時 消費電流

    IIDLE 800 µA デバイスがアイドルモード中の時、 VSDAおよび VSCL < 0.4 V または > VCC – 0.4 V

    スリープ電流 ISLEEP 30 150 nA デバイスがスリープモード中の時、VCC ≤ 3.6 V、 VSDAおよび VSCL < 0.4 V または > VCC – 0.4 V、 TA ≤ 55 ℃

    2 µA デバイスがスリープモード中の時 出力 LOW電圧 VOL 0.4 V デバイスがアクティブモード中の時、

    VCC = 2.5~5.5 V

    出力 LOW電流 IOL 4 mA デバイスがアクティブモード中の時、 VCC = 2.5~5.5 V、VOL = 0.4 V

    接合部-大気間熱抵抗

    ƟJA 166 ℃/W SOIC (SSH)

    173 ℃/W UDFN (MAH) 146 ℃/W RBH

    2.4.1 VIH/VIL仕様 デバイスの入力レベルは、デバイスのモードと電圧に応じて変化します。スリープまたはアイドルモー

    ド中の入力電圧しきい値は、図 2-4 に示す通り、VCCレベルに応じて変化します。スリープまたはアイドルモード中は、TTLenableビットは効力を有しません。

    デバイスがアクティブな時(スリープモードでもアイドルモードでもない場合)、入力電圧しきい値はTTLenableビットの状態によって決まります(TTLenableビットは、EEPROMのコンフィグレーション領域内の ChipModeバイト(bit 1)に格納されています)。ATECC608Aの VCCピンに供給される電圧がシステム電圧(入力プルアップ抵抗の接続先)とは異なる場合、TTLenable ビットを「0」に設定する事で、固定された(VCCの変化に対してほぼ一定の)入力しきい値(図 2-4内の曲線 VIL_Actおよび VIH_Act)を有効にできます。表 2-6に示す電圧レベルは、デバイスがアクティブモードで動作している時にのみ保証されます。

  • ATECC608A 電気的特性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 12 © 2018 Microchip Technology Inc.

    表 2-6. 全 I/Oインターフェイスでの VILと VIH (TTLenable = 0)

    パラメータ 記号 Min. Typ. Max. 単位 条件

    入力 LOW電圧 VIL -0.5 0.5 V デバイスがアクティブかつコンフィグレーション メモリ内の TTLenableビットが「0」の場合 (これ以外の場合は上記参照)

    入力 HIGH電圧 VIH 1.5 VCC + 5 V デバイスがアクティブかつコンフィグレーション メモリ内の TTLenableビットが「0」の場合 (これ以外の場合は上記参照)

    図 2-4.  スリープ/アイドルモード中または TTLenable = 「0」の場合の

    全 I/Oインターフェイスの VIHと VIL

    ATECC608Aの VCCピンと入力プルアップ抵抗に共通の電圧を使う場合、TTLenableビットを「1」に設定する必要があります。これにより、入力しきい値は電源電圧に応じて図 2-5の通りに変化します。

    VIN

    (V)

  • ATECC608A 電気的特性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 13 © 2018 Microchip Technology Inc.

    図 2-5. デバイスがアクティブかつ TTLenable = 「1」の場合の全 I/Oインターフェイスの VIHと VIL

  • ATECC608A 互換性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 14 © 2018 Microchip Technology Inc.

    3. 互換性

    3.1 Microchip ATECC508A ATECC608A は、下表に示す機能を除き、ATECC508A と完全互換となるよう設計されています。ATECC608A を適切に設定した場合、ATECC508A 向けに書かれたソフトウェアは変更を一切必要とせずに ATECC608Aで動作します(下表の機能は除く)。

    Note:  ATECC608A 内のコンフィグレーション領域の大部分のエレメントの位置と値は ATECC508A と同じです。しかし、「LastKeyUse」フィールド内に保存された初期値は、本書に記載しているバイトの新しい定義に適合するよう変更する必要があります。 スロット 15の利用制限機能向けの初期カウントを格納していたフィールドは、ATECC608A内でモノトニック カウンタを介してサポートされます。

    3.1.1 ATECC508Aに対して ATECC608Aに追加された機能 • I/O暗号化/認証を備えたセキュアブート機能 • KDF コマンド(PRF、HKDF、AESをサポート) • AES コマンド(暗号化/復号を含む) • AESの GCM AEADモード向け GFM計算機能 • 更新された NIST SP800-90 A/B/C乱数生成器 • 柔軟な SHA/HMACコマンド (コンテクストの退避/復元が可能) • 大幅に短縮された SHAコマンド実行時間 • デバイスの移動を防ぐための揮発性鍵承認 • 配送中のプログラミング済みデバイスを保護するためのトランスポート鍵ロック • カウンタ制限一致機能 • SRAM内での使い捨て鍵の生成(ECDHおよび KDFでもサポート) • Verify コマンド出力は MACを使って検証可能 • ECDH向けの暗号化出力 • 追加された自己テストコマンド (電源投入時の自動自己テストが任意に可能) • 内蔵 X.509鍵証明書検証用の非整列化公開鍵 • 省電力オプション(実行時間は増加) • データ(機密)領域ロック後に設定可能な I2Cアドレス 3.1.2 ATECC508Aに対して ATECC608Aで削除された機能

    • HMAC コマンドは削除され、より強力な SHAコマンドに置き換えられました。 • OTP消費モードは削除され、読み出し専用になりました。 • Pauseコマンドは、UpdateExtra内の関連するセレクタ機能と一緒に削除されました。 • スロット 15の特別利用制限カウンタ機能は削除され、標準的なモノトニック利用制限カウンタ機 能に置き換えられました。 • SHA コマンドは計算中に TempKeyを使わなくなりました(従って TempKeyは変更されません)。

  • ATECC608A 互換性

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 15 © 2018 Microchip Technology Inc.

    3.2 Microchip ATSHA204A、ATECC108A

    ATECC608A は一般的に ATSHA204/A および ATECC108/A と互換です。正しく設定すれば、それらのデバイスが現在使われている大概の状況で ATECC608A を使う事ができます。ATSHA204A およびATECC108Aとの互換性に関する制約は、ATECC508Aのデータシートを参照してください。

  • ATECC608A パッケージのマーキング情報

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 16 © 2018 Microchip Technology Inc.

    4. パッケージのマーキング情報

    Microchip 社の全体的なセキュリティ対応の一貫として、全ての暗号デバイスの製品マーキングは意図的に曖昧にされています。パッケージ上面のマークは、デバイスのタイプやデバイスの製造者に関する情

    報を一切提供しません。パッケージ上の英数字コードは製造情報を提供し、アセンブリロットに応じて

    異なります。パッケージのマークは、お客様の受領検査の項目に含めないでください。

  • ATECC608A パッケージ図面

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 17 © 2018 Microchip Technology Inc.

    5. パッケージ図面

    5.1 8ピン SOIC

  • ATECC608A パッケージ図面

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 18 © 2018 Microchip Technology Inc.

  • ATECC608A パッケージ図面

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 19 © 2018 Microchip Technology Inc.

  • ATECC608A パッケージ図面

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 20 © 2018 Microchip Technology Inc.

    5.2 8ピン UDFN

  • ATECC608A パッケージ図面

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 21 © 2018 Microchip Technology Inc.

  • ATECC608A パッケージ図面

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 22 © 2018 Microchip Technology Inc.

  • ATECC608A

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 23 © 2018 Microchip Technology Inc.

    改訂履歴

    6. 改訂履歴

    リビジョン A (2017年 11月) 本書は初版です。

  • ATECC608A

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 24 © 2018 Microchip Technology Inc.

    Microchip社のウェブサイト

    Microchip 社はウェブサイト(www.microchip.com)を通してオンライン サポートを提供しています。当ウェブサイトでは、お客様に役立つ情報やファイルを簡単に見つけ出せます。インターネット ブラウザから以下の内容がご覧になれます。

    • 製品サポート - データシートとエラッタ、アプリケーション ノートとサンプル プログラム、設計リソース、ユーザガイドとハードウェア サポート文書、最新のソフトウェアと過去のソフトウェア

    • 一般的技術サポート - よく寄せられる質問(FAQ)、技術サポートのご依頼、オンライン ディスカッション グループ、Microchip社のコンサルタント プログラムおよびメンバーリスト

    • ご注文とお問い合わせ - 製品セレクタと注文ガイド、最新プレスリリース、セミナー/イベントの一覧、お問い合わせ先(営業所/販売代理店)の一覧

    顧客変更通知サービス

    Microchip 社のお客様向け変更通知サービスは、お客様に Microchip 社製品の最新情報をお届けするサービスです。ご興味のある製品ファミリまたは開発ツールに関連する変更、更新、エラッタ情報をいち早

    くメールでお知らせします。

    Microchip 社ウェブサイト(http://www.microchip.com/)にアクセスし、[DESIGN SUPPORT]メニューの下の[Product Change Notification]からご登録ください。

    カスタマサポート

    Microchip社製品をお使いのお客様は、以下のチャンネルからサポートをご利用になれます。

    • 代理店または販売担当者 • 各地の営業所 • フィールド アプリケーション エンジニア(FAE) • 技術サポート

    サポートは販売代理店までお問い合わせください。各地の営業所もご利用になれます。本書の最後のペ

    ージには各国の営業所の一覧を記載しています。

    技術サポートは以下のウェブページからもご利用になれます。http://www.microchip.com/support

    http://www.microchip.com/http://www.microchip.com/http://www.microchip.com/support

  • ATECC608A

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 25 © 2018 Microchip Technology Inc.

    製品識別システム

    ご注文や製品の価格、納期につきましては弊社または販売代理店にお問い合わせください。

    デバイス: ATECC608A: セキュアなハードウェア ベース鍵ストレージを備えた暗号コプロセッサ

    パッケージ SSH = 8S1、8ピン(0.150インチ幅ボディ)、 Plastic Gull Wing Small Outline (JEDEC SOIC)

    MAH = 8MA2、8ピン 2x3x0.6 mmボディ、熱的に強化された Plastic Ultra Thin Dual Flat NoLead (UDFN)パッケージ

    I/Oタイプ CZ = 単線式インターフェイス DA = I

    2Cインターフェイス

    テープ&リール オプション

    B = チューブ T = ラージリール (サイズはパッケージタイプに応じて異なります) S = スモールリール(MAH向けにのみ提供)

    例:

    • ATECC608A-SSHCZ-T: = 8S1、8ピン(0.150インチ幅ボディ)、Plastic Gull Wing Small Outline (JEDEC SOIC)、単線式、テープ&リール、4,000個/リール

    • ATECC608A-SSHCZ-B: = 8S1、8ピン(0.150インチ幅ボディ)、Plastic Gull Wing Small Outline (JEDEC SOIC)、単線式、チューブ、100個/チューブ

    • ATECC608A-SSHDA-T: = 8S1、8ピン(0.150インチ幅ボディ)、Plastic Gull Wing Small Outline (JEDEC SOIC)、I2C、テープ&リール、4,000個/リール

    • ATECC608A-SSHDA-B: = 8S1、8ピン(0.150インチ幅ボディ)、Plastic Gull Wing Small Outline (JEDEC SOIC)、I2C、チューブ、100個/チューブ

    • ATECC608A-MAHCZ-T:= 8MA2、8ピン 2x3x0.6 mmボディ、熱的に強化された Plastic Ultra Thin Dual Flat NoLead (UDFN)パッケージ、単線式、テープ&リール、15,000個/リール

    • ATECC608A-MAHDA-T: = 8MA2、8ピン 2x3x0.6 mmボディ、熱的に強化された Plastic Ultra Thin Dual Flat NoLead (UDFN)パッケージ、I2C、テープ&リール、15,000個/リール

    • ATECC608A-MAHCZ-S: = 8MA2、8ピン 2x3x0.6 mmボディ、熱的に強化された Plastic Ultra Thin Dual Flat NoLead (UDFN)パッケージ、単線式、テープ&リール、3,000個/リール

    • ATECC608A-MAHDA-S: = 8MA2、8ピン 2x3x0.6 mmボディ、熱的に強化された Plastic Ultra Thin Dual Flat NoLead (UDFN)パッケージ、I2C、テープ&リール、3,000個/リール

    Note:  1. テープ&リールの識別情報は、カタログの製品番号説明に記載しています。これは製品の注文時

    に使う識別情報であり、デバイスのパッケージには印刷していません。テープ&リールが選択できるパッケージの在庫/供給状況は、弊社までお問い合わせください。

    2. 小型パッケージ オプションがご利用になれる場合があります。小型パッケージについてはhttp://www.microchip.com/ packagingをご覧になるか、弊社または代理店までお問い合わせください。

    http://www.microchip.com/packaginghttp://www.microchip.com/packaging

  • ATECC608A

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 26 © 2018 Microchip Technology Inc.

    Microchip社のデバイスコード保護機能

    Microchip社製デバイスのコード保護機能について以下の点にご注意ください。

    • Microchip社製品は、該当する Microchip社データシートに記載の仕様を満たしています。• Microchip 社では、通常の条件ならびに仕様に従って使用した場合、Microchip 社製品のセキュリ

    ティ レベルは、現在市場に流通している同種製品の中でも最も高度であると考えています。• しかし、コード保護機能を解除するための不正かつ違法な方法が存在する事もまた事実です。弊

    社の理解では、こうした手法は全て、Microchip 社データシートにある動作仕様書以外の方法でMicrochip 社製品を使用する事になります。このような行為は知的所有権の侵害に該当する可能性が非常に高いと言えます。

    • Microchip 社は、コードの保全性に懸念を抱いているお客様と連携し、対応策に取り組んでいきます。

    • Microchip 社を含む全ての半導体メーカーで、自社のコードのセキュリティを完全に保証できる企業はありません。コード保護機能とは、Microchip 社が製品を「解読不能」として保証するものではありません。

    コード保護機能は常に進歩しています。Microchip 社では、常に製品のコード保護機能の改善に取り組んでいます。Microchip 社のコード保護機能の侵害は、デジタル ミレニアム著作権法に違反します。そのような行為によってソフトウェアまたはその他の著作物に不正なアクセスを受けた場合、デジタル ミレニアム著作権法の定めるところにより損害賠償訴訟を起こす権利があります。

    法律上の注意点

    本書に記載されているデバイス アプリケーション等の情報は、ユーザの便宜のためにのみ提供されるものであり、更新によって無効とされる事があります。お客様のアプリケーションが仕様を満たす事を保

    証する責任は、お客様にあります。Microchip 社は、明示的、暗黙的、書面、口頭、法定のいずれであるかを問わず、本書に記載されている情報に関して、状態、品質、性能、商品性、特定目的への適合性を

    はじめとする、いかなる類の表明も保証も行いません。 Microchip 社は、本書の情報およびその使用に起因する一切の責任を否認します。Microchip 社の明示的な書面による承認なしに、生命維持装置あるいは生命安全用途に Microchip 社の製品を使用する事は全て購入者のリスクとし、また購入者はこれによって発生したあらゆる損害、クレーム、訴訟、費用に関

    して、Microchip 社は擁護され、免責され、損害をうけない事に同意するものとします。暗黙的あるいは明示的を問わず、Microchip社が知的財産権を保有しているライセンスは一切譲渡されません。

    商標

    Microchip社の名称とロゴ、Microchipロゴ、 AnyRate、AVR、AVRロゴ、AVR Freaks、BeaconThings、BitCloud、CryptoMemory、CryptoRF、dsPIC、FlashFlex、 flexPWR、Heldo、JukeBlox、KeeLoq、KeeLoq ロゴ、Kleer、LANCheck、LINK MD、maXStylus、maXTouch、MediaLB、megaAVR、MOST、MOST ロゴ、MPLAB、OptoLyzer、PIC、picoPower、PICSTART、PIC32 ロゴ、Prochip Designer、QTouch、RightTouch、SAM-BA、SpyNIC、SST、SST ロゴ、SuperFlash、tinyAVR、UNI/O、XMEGAは米国およびその他の国における Microchip Technology Incorporatedの登録商標です。

    ClockWorks、 The Embedded Control Solutions Company、 EtherSynch、Hyper Speed Control、HyperLight Load、 IntelliMOS、mTouch、Precision Edge、Quiet-Wire は米国における Microchip Technology Incorporated社の登録商標です。

    Adjacent Key Suppression、AKS、Analog-for-the-Digital Age、Any Capacitor、AnyIn、AnyOut、BodyCom 、 chipKIT 、 chipKIT ロ ゴ 、 CodeGuard 、 CryptoAuthentication 、 CryptoCompanion 、CryptoController 、 dsPICDEM 、 dsPICDEM.net 、 Dynamic Average Matching 、 DAM 、 ECAN 、EtherGREEN、In-Circuit Serial Programming、ICSP、Inter-Chip Connectivity、JitterBlocker、KleerNet、

  • ATECC608A

    Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 27 © 2018 Microchip Technology Inc.

    KleerNet ロゴ、Mindi、MiWi、motorBench、MPASM、MPF、MPLAB Certified ロゴ、MPLIB、MPLINK、MultiTRAK、NetDetach、Omniscient Code Generation、PICDEM、PICDEM.net、PICkit、PICtail、PureSilicon、QMatrix、RightTouch ロゴ、REAL ICE、Ripple Blocker、SAM-ICE、Serial Quad I/O、SMART-I.S.、SQI、SuperSwitcher、SuperSwitcher II、Total Endurance、TSHARC、USBCheck、VariSense、ViewSpan、WiperLock、Wireless DNA、ZENA は、米国およびその他の国におけるMicrochip Technology Incorporatedの商標です。

    SQTPは、米国における Microchip Technology Incorporatedのサービスマークです。

    Silicon Storage Technologyは、米国以外の国における Microchip Technology Inc.の登録商標です。

    GestIC は、米国以外の国における Microchip Technology Inc.の子会社である Microchip Technology Germany II GmbH & Co. KGの登録商標です。

    その他の商標は各社に帰属します。

    © 2017, Microchip Technology Incorporated, Printed in the U.S.A., All Rights Reserved.

    ISBN: 978-1-5224-3054-4

    DNVによる品質管理システム認証

    ISO/TS 16949 Microchip 社では、Chandler および Tempe(アリゾナ州)、Gresham(オレゴン州)の本部、設計部およびウェハー製造工場そしてカリフォルニア州とインドのデザイン センターが ISO/TS-16949:2009 認証を取得しています。Microchip社の品質システム プロセスおよび手順は、PIC® MCUおよび dsPIC® DSC、KEELOQ®コード ホッピング デバイス、シリアル EEPROM、マイクロペリフェラル、不揮発性メモリ、アナログ製品に採用されています。さらに、開発システムの設計と製造に関する Microchip 社の品質システムは ISO 9001:2000認証を取得しています。

  • Datasheet Summary DS40001977A_JP - p. 28 © 2018 Microchip Technology Inc.

    各国の営業所とサービス

    北米 アジア/太平洋 アジア/太平洋 ヨーロッパ

    本社 オーストラリア - シドニー インド - バンガロール オーストリア - ヴェルス 2355 West Chandler Blvd. Tel:61-2 -9868-6733 Tel:91-80 -3090-4444 Tel:43-7242 -2244-39 Chandler, AZ 85224-6199 中国 - 北京 インド - ニューデリー Fax:43-7242 -2244-393 Tel:480-792 -7200 Tel:86-10 -8569-7000 Tel:91-11 -4160-8631 デンマーク - コペンハーゲン Fax:480-792 -7277 中国 - 成都 インド - プネ Tel:45-4450 -2828 技術サポート: Tel:86-28 -8665-5511 Tel:91-20 -4121-0141 Fax:45-4485 -2829 http://www.microchip.com/ 中国 - 重慶 日本 - 大阪 フィンランド - エスポー サポート Tel:86-23 -8980-9588 Tel:81-6 -6152-7160 Tel:358-9 -4520-820 URL: 中国 - 東莞 日本 - 東京 フランス - パリ www.microchip.com Tel:86-769 -8702-9880 Tel:81-3-6880-3770 Tel:33-1-69-53-63-20 アトランタ 中国 - 杭州 韓国 - 大邱 Fax:33-1-69-30-90-79 Duluth, GA Tel:86-20 -8755-8029 Tel:82-53 -744-4301 ドイツ - ガーヒング Tel:678-957 -9614 中国 - 杭州 韓国 - ソウル Tel:49-8931 -9700 Fax:678-957 -1455 Tel:86-571 -8792-8115 Tel:82-2 -554-7200 ドイツ - ハーン オースティン、TX 中国 - 香港 SAR マレーシア - クアラルンプール Tel:49-2129 -3766400 Tel:512-257 -3370 Tel:852-2943 -5100 Tel:60-3 -7651-7906 ドイツ - ハイルブロン ボストン 中国 - 南京 マレーシア - ペナン Tel:49-7131u-67-3636 Westborough, MA Tel:86-25 -8473-2460 Tel:60-4 -227-8870 ドイツ - カールスルーエ Tel:774-760 -0087 中国 - 青島 フィリピン - マニラ Tel:49-721 -625370 Fax:774-760 -0088 Tel:86-532 -8502-7355 Tel:63-2 -634-9065 ドイツ - ミュンヘン シカゴ 中国 - 上海 シンガポール Tel:49-89-627-144-0 Itasca, IL Tel:86-21 -3326-8000 Tel:65-6334 -8870 Fax:49-89-627-144-44 Tel:630-285 -0071 中国 - 瀋陽 台湾 - 新竹 ドイツ - ローゼンハイム Fax:630-285 -0075 Tel:86-24 -2334-2829 Tel:886-3 -577-8366 Tel:49-8031u-354-560 ダラス 中国 - 深圳 台湾 - 高雄 イスラエル - ラーナナ Addison, TX Tel:86-755 -8864-2200 Tel:886-7 -213-7830 Tel:972-9 -744-7705 Tel:972-818 -7423 中国 - 福州 台湾 - 台北 イタリア - ミラノ Fax:972-818 -2924 デトロイト Novi, MI Tel:248-848 -4000 ヒューストン、TX Tel:281-894 -5983 インディアナポリス Noblesville, IN Tel:317-773 -8323

    Tel:86-186 -6233-1526 中国 - 武漢 Tel:86-27 -5980-5300 中国 - 西安 Tel:86-29 -8833-7252 中国 - 厦門 Tel:86-592 -2388138 中国 - 珠海 Tel:86-756 -3210040

    Tel:886-2 -2508-8600 タイ - バンコク Tel:66-2 -694-1351 ベトナム - ホーチミン Tel:84-28 -5448-2100

    Tel:39-0331 -742611 Fax:39-0331 -466781 イタリア - パドヴァ Tel:39-049 -7625286 オランダ - ドリューネン Tel:31-416 -690399 Fax:31-416 -690340 ノルウェー - トロンハイム Tel:47-7289 -7561

    Fax:317-773 -5453 ポーランド - ワルシャワ Tel:317-536 -2380 Tel:48-22 -3325737 ロサンゼルス ルーマニア - ブカレスト Mission Viejo, CA Tel:40-21-407-87-50 Tel:949-462 -9523 スペイン - マドリッド Fax:949-462 -9608 Tel:34-91-708-08-90 Tel:951-273 -7800 Fax:34-91-708-08-91 ローリー、NC スウェーデン - ヨーテボリ Tel:919-844 -7510 Tel:46-31-704-60-40 ニューヨーク、NY スウェーデン - ストックホルム Tel:631-435 -6000 Tel:46-8 -5090-4654 サンノゼ、CA イギリス - ウォーキンガム Tel:408-735 -9110 Tel:44-118 -921-5800 Tel:408-436 -4270 Fax:44-118 -921-5820 カナダ - トロント Tel:905-695 -1980 Fax:905-695 -2078

    http://www.microchip.com/http://www.microchip.com/

    特長応用例ピンの構成と配置目次1. はじめに1.1 応用例1.2 デバイスの特長1.3 暗号演算

    2. 電気的特性2.1絶対最大定格*2.2 信頼性2.3 ACパラメータ: 全I/Oインターフェイス2.3.1 ACパラメータ: 単線式インターフェイス2.3.2 ACパラメータ: I2Cインターフェイス

    2.4 DCパラメータ: 全I/Oインターフェイス2.4.1 VIH/VIL仕様

    3. 互換性3.1 Microchip ATECC508A3.1.1 ATECC508Aに対してATECC608Aに追加された機能3.1.2 ATECC508Aに対してATECC608Aで削除された機能

    3.2 Microchip ATSHA204A、ATECC108A

    4. パッケージのマーキング情報5. パッケージ図面5.1 8ピンSOIC5.2 8ピンUDFN

    6. 改訂履歴Microchip社のウェブサイト顧客変更通知サービスカスタマサポート製品識別システムMicrochip社のデバイスコード保護機能法律上の注意点商標DNVによる品質管理システム認証各国の営業所とサービス