BOSCH eBike Systems2018

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Bosch eBike SystemsバッテリーガイドPowerPackをより効率的に使うために

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PowerPack

長距離走行の実現

航続距離

特長

充電器

充電時間

重量

耐用期間

取り扱い

安全のために

メンテナンス

電気代

リサイクル

PowerPackは、Bosch eBike Systems搭載電動アシスト自転車用のバッテリーです。

本ガイドブックではPowerPackの基本的な取り扱い方法から、より効果的な使い方まで

わかりやすく解説していますので、必ずお読みいただき、ご理解の上ご使用ください。

Contents 目次

PowerPackバッテリー

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バランスのよい取り付け位置

フレームバッテリーとしてPowerPackが設置されるときは車体の重心近くに取り付けられるため、操作の安定性が向上します。

航続距離を延長するために

PowerPackは電動アシスト自転車の燃料タンクにあたります。最新のリチウムイオン テクノロジーにより、高効率で長時間持続できるバッテリーを実現しました。

ケイデンスケイデンスが毎分50回転以上のときに、Drive Unitの効率は最大となります。逆に、ペダルを漕ぐ速度が非常に遅い場合はエネルギー消費が大きくなります。

重量電動アシスト自転車と荷物の重量をできるだけ軽くしてください。

発進と停止自動車と同様に発進と停止を頻繁に繰り返すと、長 距離を一定速 度で走行するよりバッテリー消費は早くなります。

ギアチェンジ動作適切なギアチェンジを行えば、電動アシスト自転車はより効率的に走行することができます。発進時はギアをローにし、地形や走行速度に応じてギアをハイに切り替えてください。

タイヤの空気圧空気圧が適切であれば走行時の抵抗を抑えることができます。航続距離を最大にするには、取り付けられているタイヤが許容する最高値まで空気を入れてみてください。

モーターパフォーマンスインジケーターIntuviaのディスプレイを確認しながら走り方を調整してください。モーターパフォーマンスインジケーターの長いバー表示はパワー消費が大きいことを意味します。

充電式バッテリーと気温気 温 が 下がると電 気 抵 抗 が大きくなるため、バッテリー効率は低下します。そのため、冬場は通常、航続距離が減少します。

※航続距離は走り方や地形などによって異なり　ますので、上記を目安としてご利用ください。

長距離走行の実現

フレームバッテリー

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航続距離

航続距離は走行モード、運転動作、外部要因に影響されます。以下では、さまざまな条件に応じて航続距離が変化することを表しています。

特長PowerPackの注目ポイント

メモリー効果の心配はありませんリチウムイオン電池内蔵のPowerPackは、どのような充電状態でも短時間で充電が完了します。充電を中断してもバッテリーにダメージが加わることはなく、完全放電状態にする必要もありません。

自己放電の心配はありませんPowerPackは未使用で長期間保管した後でも、再充電することなく使用することができます。長期間未使用の場合は、30-60％の充電状態にして保管してください。

長寿命PowerPackは度重なるツーリングや長距離走行、長期間の使用にも耐えられるように設計されています。ボッシュのバッテリーマネージメントシステム

（BMS: battery management system）は、過度な気温、過充電、過放電からバッテリーを保護し、内蔵電池内を検査してバッテリー寿命を延ばします。そのため、PowerPackの使用開始時から交換までの期間が非常に長いのが特長です。

PowerPack

18020 40 60 80 100 120 140 1600 200 220km

Turbo

Sport

Tour

Eco

標準パターン*1

*1 （社）自転車協会が定める電動アシスト自転車の「一充電あたりの走行距離」の表示及び測定に関する規定、 並びに

適用規則に基づいた「標準パターン」

*2 いずれかの条件が変化すれば航続距離も短くなります。

※上記のa/b/c/dの条件を順番に繰り返し走行する。 各条件の間には、一旦停止を行う。

走行条件 車両の条件*2

1.新品のバッテリー

2.常温15～25℃

3.車載重量（乗員および荷物を合計した重量）65kg

4.総重量（自転車、乗員および荷物を合計した重量）85kg

5.平滑乾燥路面、無風、無灯火状態

6.タイヤ仕様： ETRTO 700*42C

7.ギア比：フロント：38T/リア最大：11T/リア中間：21T

a平坦路1km

速度15km/h

速度10km/h

速度15km/h

速度20km/h

変速機最大

変速機中間

変速機最大

変速機最大

b勾配4度

上り坂1km

c平坦路1km

d勾配4度

下り坂1km

充電器高速充電

手軽に高速充電

ボッシュの充電器はコンパクトで軽量かつ頑丈、さらに高速充電が可能です。片手で持てる手軽なサイズに、重さは800g未満と非常に軽量です。

重量驚きの軽さ

効率的で信頼性の高いPowerPackは約2〜2.7kgと非常に軽く、エネルギー密度（Wh/kg）は

電動アシスト自転車用バッテリーの中でトップクラスに属しています。

充電時間短時間でフル充電

PowerPackは50%充電まで約1時間、フル充電までわずか2.5時間です。

標準型充電器4Aの標準型充電器は短時間で充電が完了するため、いつでも電動アシスト自転車を利用することができます。

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PowerPackの寿命は、主に使い方と使用期間に影響されます。あらゆるリチウムイオン電池と同様に、PowerPackは使用していなくても経年劣化していきます。

PowerPackは扱いやすいのもポイントです。起伏のある場所を走行してもバッテリーが外れないようしっかりと固定されていますが、保管や充電の際は、盗難防止用ロックを解除して簡単に取り外すことができます。また、PowerPackを再度取り付けるのも簡単です。軽く手軽なサイズでぴったりと収容することができ、カチッという音でロックを確認することで安全性を確保します。

取り扱い 面倒な動作は必要ありません

耐用期間寿命曲線

PowerPackは、電動アシスト自転車に取り付けたまま直接充電することもできます。充電器のプラグを装着装置の充電用ソケットにつなぎ、コンセントに差すだけで簡単に充電できます。また、PowerPackには人間工学に基づいた取手がついており、PowerPackの取り付け、取り外し、持ち運び、充電の際に大変便利です。PowerPackのフレームバッテリーのメンテナンス費は無料ですが、プラグは時々掃除し軽くグリスを塗ることをおすすめします。水を使った噴射洗浄や浸漬洗浄はお止めください。

バッテリー寿命を長くする要因 :

▶

▶

▶

低負荷状態での使用0～20°Cの温度で保管30～60%の充電状態で保管

バッテリーの寿命を短くする要因 :

▶ ▶▶ ▶

高負荷状態での使用気温が30°Cを超える場所で保管完全充電状態あるいは完全放電状態で長期保管日差しの強い場所に電動アシスト自転車を駐輪

この図は使用期間と使用頻度に対するエネルギー曲線を示しています。

starke schwache

Beanspruchung

経過年数/充電回数

エネ

ルギ

ー容

量 W

h(ワ

ット

時)

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PowerPackは最高水準で設計・製造されたリチウムイオンバッテリーです。該当する安全基準はもとより、基準以上のレベルでも安全性を確保しておりますが、充電した状態では高いエネルギー容量を保持しています。リチウムイオン電池は、ある条件下では可燃の可能性があるため注意事項をしっかりご理解いただくようお願いいたします。

安全のために バッテリー使用に関するご注意

損傷したバッテリーの廃棄方法損傷したバッテリーを素手で触れないでください。電解液漏れにより皮膚が炎症を起こすおそれがあります。損傷したバッテリーは戸外の安全な場所に保管し、必要に応じて電極をテープで覆い販売店にお知らせください。販売店の担当者が適切な廃棄のサポートをいたします。

充電器自体の保護機能PowerPackのバッテリーマネージメントシステムは、充電中にバッテリーと充電器が過負荷状態になるのを防止し、極度の過負荷状態やショートによるダメージを防ぎます。安全な充放電プロセスのために、ボッシュの充電器はボッシュの電動アシスト自転車にのみご使用ください。

二重保護PowerPackの個々の内蔵電池は頑丈なスチール製容器で保護され、さらにプラスチック製ケースに収納されています。ケースは開封しないようお願いいたします。また、衝撃や過熱も避けてください。バッテリー内蔵電池にダメージを与え可燃性成分が漏れ出す恐れがあります。

保管に関する注意PowerPackは、熱源の近くを避け、湿気のない涼しい場所で保管してください。煙検知器がある部屋に保管することをおすすめします。充電後はPowerPackと充電器を電源から外してください。

メンテナンス適切な取り扱い方法

適切に取り扱うことでPowerPackを長持ちさせることができます。

保管－10°C未満または60°C以上の環境でのご使用は避けてください。

運搬 バッテリーを持ち運ぶ場合は電動アシスト自転車から取り外し、落下や衝撃に注意してください。

点検販売店では診断ユニットを用いて電動アシスト自転車（特にバッテリーの状態）の検査を行い、充電回数をお知らせします。

充電バッテリーの充電は、湿気と極端な周囲温度を避けて行ってください。

冬場の保管 バッテリーは周囲温度が0-20℃で湿気を避けて保管してください。完全充電状態や完全放電状態での保管は避けてください。長期保管に適した理想的な充電状態は約30～60%（バッテリーインジケーターのLEDが2つまたは3つ点灯した状態）です。

お手入れ電子部品保護のためにも水洗いは厳禁です。乾いた布で拭いてください。また、お手入れはバッテリーを取り外して行い、時々プラグ端子部にグリスを薄く塗ってください。

冬季の使用に際して冬場または0℃未満の環境で使用する場合は、電動アシスト自転車に乗る直前まで、バッテリーを室内で充電・保管することをお勧めします。

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電動アシスト自転車の消費電力は想像以上に経済的です。冷蔵庫が年間250kWhの電力を消費するのに比べて、電動アシスト自転車を頻繁に活用している人の年間消費電力はわずか40kWhです。しかも電動アシスト自転車は、環境にやさしいだけではなく低コスト。PowerPackをフル充電しても約10円*です。

*電気代は各ご家庭の契約形態によって異なります。

電気代 電動アシスト自転車で節約を

使用済のバッテリーは廃棄せずに、販売店にお持ちください。販売店でバッテリーの廃棄手続きを無料で行っております。廃棄バッテリーの貴重な原材料は再利用され、再生可能資源を保護します。

リサイクル乗った後はリサイクル

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