4
vii Ⅰ章 はじめに 1 ガイドライン作成の経緯と目的 2 1.2010 年版ガイドライン作成の経緯 2 2.2014 年版ガイドライン改訂の経緯 3 3.ガイドラインの目的 4 2 ガイドラインの使用上の注意 5 1.ガイドラインの使用上の注意 5 2.ガイドラインの構成とインストラクション 6 3. 日本緩和医療学会の他の教育プログラム との関連 7 3 推奨の強さとエビデンスレベル 8 1.エビデンスレベル 8 2.推奨の強さ 9 3. エビデンスレベルと推奨の強さの臨床的 意味 10 4 用語の定義と概念 12 Ⅱ章 背景知識 1 がん疼痛の分類・機序・症候群 18 1.痛みの性質による分類 18 1 体性痛 19 2 内臓痛 19 3 神経障害性疼痛 20 2.痛みのパターンによる分類 23 1 持続痛 23 2 突出痛 23 3.痛みの臨床的症候群 25 1 がんによる痛みの症候群 26 2 がん治療による痛みの症候群 27 2 痛みの包括的評価 29 1.痛みの原因の評価 29 1 身体所見 29 2 画像所見 30 2.痛みの評価 31 1 日常生活への影響 31 2 痛みのパターン 31 3 痛みの強さ 32 4 痛みの部位 34 5 痛みの経過 34 6 痛みの性状 34 7 痛みの増悪因子と軽快因子 34 8 現在行っている治療の反応 34 9 レスキュー薬の効果と副作用 34 10 患者の痛みや痛みの治療に関する心理 社会的な評価 35 3 WHO 方式がん疼痛治療法 37 1.WHO 方式がん疼痛治療法とは 37 2.目標の設定 37 3.鎮痛薬の使用法 38 1 経口的に(bymouth) 39 2 時刻を決めて規則正しく(bytheclock) 39 3 除痛ラダーにそって効力の順に (bytheladder) 40 4 患者ごとの個別的な量で (fortheindividual) 40 5 その上で細かい配慮を (withattentiontodetail) 40 4.WHO 方式がん疼痛治療法の有効性と課題 41 4 薬理学的知識 42 1 オピオイド 42 1.オピオイドとは何か―薬理学的特徴 42 1 オピオイドとは 42 2 オピオイド受容体の構造と情報伝達 42 3 オピオイド受容体を介した薬理作用 43 2.国内で利用可能なオピオイドとその特徴 44 1 製剤の特徴 44 3.投与経路の変更 48 1 経口投与 48 2 直腸内投与 48

目 次 · 2015-06-14 · 2 がん治療による痛みの症候群 27 2痛みの包括的評価 29 1.痛みの原因の評価 29 1 身体所見 29 2 画像所見 30 ... 2.オピオイドの誤解についての医学的真実

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vii

Ⅰ章 はじめに

1 ガイドライン作成の経緯と目的� 21.2010年版ガイドライン作成の経緯� 22.2014年版ガイドライン改訂の経緯� 33.ガイドラインの目的� 42 ガイドラインの使用上の注意� 51.ガイドラインの使用上の注意� 52.ガイドラインの構成とインストラクション� 63.�日本緩和医療学会の他の教育プログラム�との関連� 7

3 推奨の強さとエビデンスレベル� 81.エビデンスレベル� 82.推奨の強さ� 93.�エビデンスレベルと推奨の強さの臨床的�意味� 10

4 用語の定義と概念� 12

Ⅱ章 背景知識

1 がん疼痛の分類・機序・症候群� 181.痛みの性質による分類� 181 体性痛� 192 内臓痛� 193 神経障害性疼痛� 20

2.痛みのパターンによる分類� 231 持続痛� 232 突出痛� 23

3.痛みの臨床的症候群� 251 がんによる痛みの症候群� 262 がん治療による痛みの症候群� 27

2 痛みの包括的評価� 291.痛みの原因の評価� 291 身体所見� 292 画像所見� 30

2.痛みの評価� 311 日常生活への影響� 312 痛みのパターン� 313 痛みの強さ� 324 痛みの部位� 345 痛みの経過� 346 痛みの性状� 347 痛みの増悪因子と軽快因子� 348 現在行っている治療の反応� 349 レスキュー薬の効果と副作用� 3410 �患者の痛みや痛みの治療に関する心理�

社会的な評価� 353 WHO方式がん疼痛治療法� 371.WHO方式がん疼痛治療法とは� 372.目標の設定� 373.鎮痛薬の使用法� 381 経口的に(by�mouth)� 392 時刻を決めて規則正しく(by�the�clock)� 393 �除痛ラダーにそって効力の順に�

(by�the�ladder)� 404 �患者ごとの個別的な量で�

(for�the�individual)� 405 �その上で細かい配慮を�

(with�attention�to�detail)� 404.WHO方式がん疼痛治療法の有効性と課題� 414 薬理学的知識� 421 オピオイド� 421.オピオイドとは何か―薬理学的特徴� 421 オピオイドとは� 422 オピオイド受容体の構造と情報伝達� 423 オピオイド受容体を介した薬理作用� 43

2.国内で利用可能なオピオイドとその特徴� 441 製剤の特徴� 44

3.投与経路の変更� 481 経口投与� 482 直腸内投与� 48

目 次

viii

3 経皮投与� 484 持続皮下注� 485 持続静注� 496 筋肉内投与� 497 経口腔粘膜投与� 49

4.オピオイドスイッチング� 491 オピオイドスイッチング� 492 オピオイドスイッチングの実際� 50

5.換算表� 506.各オピオイドの薬理学的特徴� 511 麻薬性鎮痛薬� 512 麻薬拮抗性鎮痛薬� 55

7.特殊な病態でのオピオイドの選択� 561 腎機能障害� 562 透 析� 563 肝機能障害� 57

8.�オピオイドによる副作用と対策―消化器系の副作用と対策� 571 悪心・嘔吐� 572 便 秘� 59

9.�オピオイドによる副作用と対策―その他の副作用と対策� 601 眠 気� 602 せん妄・幻覚� 603 呼吸抑制� 604 口内乾燥� 615 瘙痒感� 616 排尿障害� 627 ミオクローヌス� 628 痛覚過敏� 629 心血管系の副作用� 62

10.オピオイドに与える影響・薬物相互作用� 631 薬物相互作用とは� 632 オピオイド使用時に注意すべき相互作用� 633 �特にモルヒネ・オキシコドン・フェンタ

ニル・メサドン使用時に注意すべき相互作用� 63

11.�非ステロイド性消炎鎮痛薬使用時に注意�すべき相互作用� 65

12.オピオイドと食事の影響� 6613.精神依存・身体依存・耐性� 661 定 義� 66

2 薬理学的基盤� 703 臨 床� 72

2 非オピオイド鎮痛薬� 741.非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)� 741 薬理学的特徴� 742 副作用� 75

2.アセトアミノフェン� 761 薬理学的特徴� 762 用法・用量� 773 副作用� 77

3 鎮痛補助薬� 781.鎮痛補助薬の定義� 782.鎮痛補助薬の概要� 783.各鎮痛補助薬の特徴� 781 抗うつ薬� 782 抗けいれん薬� 803 局所麻酔薬・抗不整脈薬� 804 NMDA 受容体拮抗薬� 815 中枢性筋弛緩薬� 816 コルチコステロイド� 827 ベンゾジアゼピン系抗不安薬� 828 �ビスホスホネート,デノスマブなどの

bone—modifying�agents(BMA)� 829 その他� 83

5 麻薬に関する法的・制度的知識� 841.麻薬の取り扱いに関する一般的事項� 841 麻薬免許証� 842 麻薬管理� 843 麻薬の施用・交付� 844 麻薬の廃棄� 845 麻薬管理における事故・盗難� 85

2.麻薬に関するよくある質問� 851 病院・診療所での取り扱いについて� 852 薬局での取り扱いについて� 863 在宅医療での取り扱いについて� 874 麻薬に関する問い合わせ先� 88

6 患者のオピオイドについての認識� 891.患者はオピオイドをどうとらえているか� 891 オピオイドに対する患者の心配は何か� 89

2.オピオイドの誤解についての医学的真実� 921 �「オピオイドを使用すると麻薬中毒にな

る」という誤解� 92

ix

2 �「オピオイドを使用すると寿命が縮まる」という誤解� 92

3.オピオイドの服薬指導� 931 服薬指導におけるコミュニケーション� 942 痛みとオピオイドに関する正しい認識� 943 �オピオイドによる疼痛マネジメントと�

服薬指導� 947 �がん疼痛マネジメントを改善するための�組織的な取り組み� 971.海外での取り組み� 971 医療従事者への教育� 972 がん疼痛アセスメントのルーチン業務化� 983 �がん疼痛治療の監査(audit)と医療従事

者へのフィードバック� 984 �コンピューターを用いた診療支援システ

ム(CDSS)� 985 専門家・専門チームへの相談� 986 地域に対する介入� 99

2.国内での取り組み� 1001 がん対策基本法と PEACE プロジェクト� 1002 �ELNEC—J コアカリキュラム看護師教育

プログラムにおける痛みのマネジメント教育� 101

8 薬物療法以外の痛み治療法� 1021 放射線治療� 1021.がん疼痛治療における放射線治療概論� 1021 �がん疼痛治療における放射線治療の基本

的な考え方� 1022 放射線治療の種類� 103

2.代表的ながん疼痛治療に対する放射線治療� 1041 有痛性骨転移に対する放射線治療� 1042 脳転移に対する放射線治療� 1073 その他のがん疼痛に対する放射線治療� 107

2 神経ブロック� 1091.神経ブロック総論� 1091 神経ブロックとは� 1092 利点と欠点� 1093 適応と禁忌� 1094 神経ブロックの課題� 110

2.神経ブロック各論� 1111 腹腔神経叢ブロック,内臓神経ブロック� 1112 下腸間膜動脈神経叢ブロック� 112

3 上下腹神経叢ブロック� 1124 クモ膜下鎮痛法� 1135 硬膜外鎮痛法� 114

3 経皮的椎体形成術(骨セメント)� 1161.経皮的椎体形成術の概要� 1162.適 応� 1163.手技の概要� 1174.成 績� 1185.本邦の状況と椎体形成術の扱い� 118

Ⅲ章 推 奨

● 推奨の概要� 1221 共通する疼痛治療� 1281 �鎮痛薬が投与されていない軽度の痛みのあるがん患者� 128● 鎮痛薬が投与されていない軽度の痛みのあ

るがん患者に対して,有効な治療は何か?� 1282 �非オピオイド鎮痛薬で十分な鎮痛効果が得られない,または,中等度以上の痛みのあるがん患者� 137● 非オピオイド鎮痛薬で十分な鎮痛効果が得

られない,または,中等度以上の痛みのあるがん患者に対して,有効な治療は何か?� 137

3 �オピオイドが投与されている患者� 155❶ オピオイドが投与されている患者で,持続

痛が緩和されていない場合,有効な治療は何か?� 155

❷ オピオイドが投与されている患者で,突出痛が緩和されていない場合,有効な治療は何か?� 169

2 オピオイドによる副作用� 1811 �悪心・嘔吐� 181● オピオイドが投与された患者において,悪

心・嘔吐が発現した時に有効な治療は何か?� 181

2 �便 秘� 190● オピオイドが投与された患者において,便

秘が発現した時に有効な治療は何か?� 1903 �眠 気� 196● オピオイドが投与された患者において,眠

気が発現した時に有効な治療は何か?� 196

x

4 �せん妄� 204● オピオイドが投与された患者において,せ

ん妄が発現した時に有効な治療は何か?� 2043 がん疼痛マネジメントにおける患者教育� 212

● がん疼痛マネジメントを受けている患者に,疼痛マネジメントについて教育を行うことは有効か?� 212

4 特定の病態による痛みに対する治療� 2201 �神経障害性疼痛� 220● がんによる神経障害性疼痛に対する有効な

治療は何か?� 2202 �骨転移による痛み� 234● 骨転移による痛みに対する有効な治療は何

か?� 2343 �膵臓がんなどによる上腹部の痛み� 239● 膵臓がんなどによる上腹部の痛みに対する

有効な治療は何か?� 2394 �胸部の痛み� 244● 胸部の痛みに対する有効な治療は何か?� 2445 �直腸がんなどによる会陰部の痛み� 248● 直腸がんなどによる会陰部の痛みに対する

有効な治療は何か?� 2486 �悪性腸腰筋症候群による痛み� 253● 悪性腸腰筋症候群による痛みに対する有効

な治療は何か?� 2537 �消化管閉塞による痛み� 258● 消化管閉塞による痛みに対する有効な治療

は何か?� 258

Ⅳ章 資 料

1 作成過程� 2661.2010年版の作成過程� 2661 概 要� 2662 臨床疑問の設定� 2663 系統的文献検索� 2664 ガイドラインと教科書� 2665 妥当性の検証� 2686 緩和医療学会の承認� 2697 ガイドライン作成者� 269

2.2014年版の作成過程� 2721 概 要� 272

2 臨床疑問の設定� 2733 系統的文献検索� 2734 ガイドライン� 2735 妥当性の検証� 2736 緩和医療学会の承認� 2747 ガイドライン作成者と利益相反� 274

2 文献の検索式� 2771.2010年版の文献検索式� 2772.2014年版の文献検索式� 2973 今後の検討課題� 2981.2010年版での今後の検討課題� 2981 �2010 年版のガイドラインでは,対応しな

かったことについて� 2982 背景知識,用語の定義について� 2983 今後の検討や,新たな研究の必要なこと� 299

2.2014年版での新たな検討課題� 3001 �今回のガイドラインでは,対応しなかっ

たことについて� 3004 海外他機関による疼痛ガイドラインの抜粋� 3011.�成人のがん疼痛:NCCNの臨床ガイドライン(Web,�2012)� 301

2.�がん疼痛に対するオピオイドの使用:エビデンスに基づいた EAPC の推奨(Lancet�Oncol,�2012)� 304

3.�がん疼痛のマネジメント:ESMOの臨床ガイドライン(Ann�Oncol,�2012)� 306

4.�経口モルヒネの副作用対策:エビデンスに基づいたEAPCのレポート(JCO,�2001)� 308

5.�突出痛:EAPC のコンセンサスレポート(Cancer,�2002)� 309

6.�がん疼痛におけるモルヒネと代替オピオイド:EAPCの推奨(BJC,�2001)� 310

7.�がん疼痛のマネジメント:ESMOの臨床的推奨(Ann�Oncol,�2007)� 311

8.�肺がんの緩和ケア:エビデンスに基づいたACCPの臨床ガイドライン(Chest,�2007)� 312

ガイドラインプール・リスト� 312

索 引� 315