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改定版 第3次柳井市行政改革大綱 平成27年度~平成31年度(5か年計画) 平成28年7月改定 柳 井 市

改定版 第3次柳井市行政改革大綱 - city-yanai.jp · 第1 はじめに~行政改革の背景と位置づけ 本市では、平成17年2月の1市1町による合併以降、2次10か年にわたる行政改革大

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改定版

第3次柳井市行政改革大綱

平成27年度~平成31年度(5か年計画)

平成28年7月改定

柳 井 市

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目 次

第1 はじめに~行政改革の背景と位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

第2 行政改革の基本方針

1 計画期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

2 計画の基本理念と基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

第3 行政改革の推進項目

1 質の高い行政運営の展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

2 健全な財政運営の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

3 最適な公共サービスの提供・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

● 体系図、体系表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

第4 行政改革の進め方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

用語説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

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第1 はじめに~行政改革の背景と位置づけ

本市では、平成17年2月の1市1町による合併以降、2次10か年にわたる行政改革大

綱及び集中改革プランに基づく行政改革の取組により、経費の削減、組織・機構の見直し、

定員管理の適正化など、行財政運営基盤の強化に一定の成果を挙げてきました。

一方、地方公共団体を取り巻く社会経済情勢は、本格的な人口減少社会の到来、少子化や

高齢化の進行、消費型社会から循環型社会への転換、情報化の進展などにより大きく変化し

ています。特に生産年齢人口の減少は、地域経済や地域コミュニティの活力低下など、市民

生活全般に大きな影響を及ぼすものと考えられます。他方、人々の社会貢献意識は、長期的

に高まる傾向にあり、従来の行政の枠を超えて幅広い公共の役割を多様な主体が担う動きが

広がりつつあります。

こうした時代の変化に適応して、市民の満足度の向上と持続可能な行政運営を実現させる

ためには、これまでの行政運営の仕組みを見直して、限られた経営資源(人材、資産、財

源、情報)を有効活用する行政運営へ転換し、今後さらに質の高い公共サービスを提供する

ことが求められています。

このことを踏まえ、幅広い行政課題に的確に対応し、最適な公共サービスを提供し、市民

と行政が共に知恵を出し合い、持続可能な行政運営を推進していくために、「第3次柳井市

行政改革大綱」を策定し、職員の意識改革と育成、行政マネジメントの機能強化、機能的な

執行体制の整備充実、財政の健全化、市民参画とさらなる協働の推進などに取り組むことと

します。

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第2 行政改革の基本方針

1 計画期間

「第3次柳井市行政改革大綱」の計画期間は、これまでの行政改革の取組を発展的に継承

し、平成27年度から平成31年度までの5か年を計画期間とします。

なお、策定後においても、今後の財政状況やさまざまな社会経済情勢の変化等により生じ

る新たな行政ニーズにも対応できるよう必要に応じ所要の見直しを行うこととします。

2 計画の基本理念と基本方針

「第3次柳井市行政改革大綱」では、本市を取り巻く現状と課題を踏まえ、『柳井市総合

計画』に掲げられたまちづくりの基本目標の一つである「将来を見据えた自治体経営に取り

組むまち柳井(行財政改革、ベンチャー自治体、市民との協働)」を目指し、その基本理念

と基本方針を次のとおり定めます。

基本理念 質の高い市民サービスと持続可能な行政運営の実現

基本方針 ○質の高い行政運営の展開

○健全な財政運営の推進

○最適な公共サービスの提供

●基本方針~3つの柱

最適な公共サービスの提供

質の高い行政運営の展開 健全な財政運営の推進

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第3 行政改革の推進項目

1 質の高い行政運営の展開

市民の信頼のもと、少数精鋭を基本とした行政組織を目指す上で職員の意識改革と能力向

上は必要不可欠であり、引き続き個々の職員の持つ潜在的な能力を発揮することを目的とし

た人材育成を図ります。

また、事務事業の運営が簡素かつ効率的なものになるよう機能的な組織体制を構築し、職

員数と給与水準の適正化を図りながら自主的、自律的な行政運営を推進し、質の高い行政運

営を展開します。

(1)職員力の向上

職員の資質、能力の向上のための様々な研修を計画的に実施するとともに、人事評価制度

を活用し、意欲と能力を持った人材を育成します。『柳井市人材育成基本方針』に基づいた

職員の人材育成に取り組み、適材適所の配置を行い、使命感を持って職務を遂行することに

より、活力のある職場風土を醸成します。また、職員の創意工夫を政策に生かすための職員

提案制度の活用に努めます。

(2)組織力の向上

社会経済情勢や市民の多様なニーズに適切かつ迅速に対応できるよう、適時適切に組織機

構の見直しを行い、簡素で機能的な組織づくりを行います。また、広範な行政課題に機動的、

効率的に連携して対応できるようプロジェクトチームの設置など弾力的な組織運営を行いま

す。

(3)定員・給与の適正化

定年延長等、国の制度改正の動向を注視しつつ、『柳井市定員管理計画』に基づき、再任

用職員等も含めた適正な定員管理を行います。

職員給与については、国家公務員における制度に準じたものを基本とし、社会経済情勢の

変化に適応した給与制度への移行を推進し、諸手当についても給与制度との関連を考慮しな

がら見直しを進めていきます。

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2 健全な財政運営の推進

将来にわたって市民に最適な公共サービスを提供し続けるには、安定した財政基盤の確立

が不可欠なことから、歳出の抑制だけでなく、自主財源の確保やコストの削減、また、建物

を含めた公共施設全体のあり方について検討を行い、限られた財源や資産を効率的かつ効果

的に活用しつつ健全な財政運営を推進します。

(1)財政構造の健全化

「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく4指標である健全化判断比率(実

質赤字比率 *

、連結実質赤字比率 *

、実質公債費比率 *

、将来負担比率 *

)については、財政健全化

団体や財政再生団体とならないよう、適正な水準を保持する必要があります。

将来に過度の負担を残さないよう地方債の発行を抑制するとともに、市民の行政ニーズに

的確に対応していくために、市税をはじめとする自主財源の確保はもとより、新たな収入の

確保のために有料広告収入事業に力を入れるなど幅広い手法により持続可能な財政運営を進

めます。

また、中長期的な財政見通しを策定し、将来にわたる健全な財政運営のための取組を行い

ます。

(2)地方公営企業 *

等の経営健全化

地方公営企業等においては、引き続き経費の節減等について努力し、なお一層の経営健全

化を図るため、中期経営計画を策定するなどの改革に取り組みます。

水道事業については、企業の経済性を発揮するとともに、事業の一層の自立性の強化と活

性化を図ります。下水道事業特別会計等については、各会計の経営改革を進めるとともに、

一般会計からの適正な繰出しに努めます。

また、市出資の財団法人や市が25%以上出資のいわゆる第三セクター *

などの外郭団体等

が自主的、主体的に経営改革に取り組むとともに、外郭団体等の経営健全化を促進します。

(3)公共施設のあり方の検討及び市有財産の有効活用

高度経済成長期に整備された道路や橋梁、上下水道等の社会基盤施設の老朽化により必要

となる更新や大規模改修などの維持補修費用の増加は、適切な管理運営を行っていく上で財

政負担となり、柔軟な財政運営を難しくする要因にもなることから、公共施設全体の設置目

的、利用状況等を検証し、総合的な視点で適正な配置、運営を目指します。

公共施設の建設や維持管理に際し必要となる公共工事のコスト縮減については、最小の経

費で最大の効果を上げるという原則のもと、引き続き取組を進めます。

また、未利用財産の有効活用や処分も引き続き取り組みます。

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3 最適な公共サービスの提供

地方分権改革による権限移譲で事務量が増加する一方、市民ニーズや地域課題が多様化し、

増加傾向にある公共サービスの最適配分が求められる中、社会情勢適合性、効率性、公平性

の観点から事務事業を総点検するとともに、情報通信技術の活用や民間委託等の推進による

業務の効率化、経費削減を進めます。

また、市民参画による協働の仕組みを行政運営に取り入れ、市民の自主性と主体性のある

活動を促進し、なお一層の活力のあるまちづくりを進めます。

(1)市民参画と協働による市政の運営

広報紙をはじめ、様々な情報媒体を有効に活用し、分かりやすく効果的に情報発信し、市

民との情報の共有を図ります。さらに、広報広聴の充実などにより公正で開かれた市政の実

現を目指し、引き続き公正の確保と透明性の向上に努めます。

地方分権が推進されるこの時期、独自性あるまちづくりの推進には、市民の参画や市民と

の協働が不可欠であり、市民活動センターの活用など市政運営における市民参加をさらに発

展させ、市民の意向を的確に反映できる仕組みの構築を目指します。

(2)効果的で効率的な公共サービスの提供

公共サービス分野における民間活力の広がりや新しい公共の視点を踏まえながら、行政の

役割や責任を再確認し、行政資源を効果的で効率的に提供します。

施設の管理運用方法などについて見直しを行い、更なる指定管理者制度 *

や業務のアウトソ

ーシング *

について積極的に活用することとします。

受益者負担のあり方について検討し、客観的で明確な基準による適正化を図ります。

情報通信技術の活用については、電子申請等公共サービスの充実に努めます。

(3)行政マネジメントシステムの機能強化

国や県から市への権限移譲による各種事務事業、少子化高齢化の流れの中で新たに生じた

行政課題や、多様化、高度化する市民ニーズに迅速かつ的確に対応し、効率的かつ効果的に

施策を推進するため、外部の視点を取り入れた行政改革推進委員会を引き続き設置し、既存

の事務事業を見直します。

また、入札契約制度の透明性、公平性、競争性を高めるための取組を行うなど、事務事業

の機能強化を図ります。

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●体系図

<基本理念>

<基本方針> <基本目標>

質の高い市民サービスと持続可能な行政運営の実現

質の高い行政運営の展開

健全な財政運営の推進

最適な公共サービスの提供

(1)職員力の向上

(2)組織力の向上

(3)定員・給与の適正化

(1)財政構造の健全化

(2)地方公営企業 *

等の経営健全化

(3)公共施設のあり方の検討

及び市有財産の有効活用

(1)市民参画と協働による市政の運営

(2)効果的で効率的な公共サービスの提供

(3)行政マネジメントの機能強化

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●体系表

方針 基本目標 基本項目

ア 人事評価制度の活用 人事評価制度 1

人材育成の推進 2

職員提案制度 3

ア 機能的な組織づくり 組織機構の見直し 4

イ 弾力的な組織運営 プロジェクトチームの活用 5

ア 定員管理の適正化 定員管理計画の見直し 6

職員の給与制度の見直し 7

諸手当の見直し 8

中長期財政運営健全化 9

基金の適正管理 10

イ 市税等債権の確保 市税、保険料等の収納率の向上 11

有料広告制度、ネーミングライツの充実 12

ふるさと納税の推進 13

上水(上水道事業、簡易水道事業) 14

下水(公共下水道事業、集落排水事業) 15

駐車場事業、企業用地造成事業 16

第三セクター、財団法人、地方公社 17

補助金等の整理合理化 18

公共施設等総合管理計画等の策定 19

公共工事のコスト縮減 20

公用車の集中管理による合理化 21

未利用財産の有効活用、処分 22

広報広聴制度の充実 23

情報公開と個人情報保護の適正な運用 24

市民との意見交換 25

附属機関等における市民参画 26

市民活動センターの活用 27

スクール・コミュニティ 28

地域による介護予防・健康づくり 29

地域住民による道路等の整備 30

公園緑地管理への市民参加 31

使用料、手数料等の額の見直し 32

市税、使用料等の納付方法の充実 33

社会保障・税番号制度の推進 34

電子申請、eLTAX、システム共同利用 35

指定管理者制度の活用 36

民間委託の推進 37

官民協働事業(PPP)への取組 38

行政評価制度の運用(PDCAサイクル) 39

外部視点の活用(行政改革推進委員会) 40

入札契約制度の改善 41

行政手続制度の適正な運用 42

権限移譲事務の適時適切な導入 43

ア 事務事業の総点検

イ 事務事業の機能強化

 3 最適な公共サー

ビスの提供

(1)市民参画と協働による市政の運営

ア 市民との情報の共有

イ 市民参画の推進

ウ 協働のための環境整備

(2)効果的で効率的な公共サービスの提供

ア 受益者負担の見直し

イ 情報通信技術の活用

ウ 民間委託等の推進

(3)行政マネジメントの機能強化

 2 健全な財政運営の推進

(1)財政構造の健全化

ア 中長期財政運営健全化

ウ 新たな歳入の創出

(2)地方公営企業等の経営健全化

ア 地方公営企業の経営健全化

イ 外郭団体等のあり方の検討

(3)公共施設のあり方の検討及び市有財産の活用

ア 公共施設のあり方の検討

イ 市有財産の有効活用

第3次柳井市行政改革大綱行動計画 体系表

取組項目

1 質の高い行政運営の展

(1)職員力の向上 イ 人材育成の推進

(2)組織力の向上

(3)定員・給与の適正化 イ 給与の適正化

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第4 行政改革の進め方

計画期間の平成31年度までに取り組む基本的な項目は、「第3次柳井市行政改革大綱行

動計画」として別途取りまとめ、毎年度、具体的な取組内容の進捗状況や成果を検証し、進

行管理を行い、大綱に基づく取組を着実に推進します。

取組にあたっては、PDCAサイクルを確立し、市民と行政が協働して行政改革が推進で

きる体制を整えます。

計画策定(Plan)⇒実施(Do)⇒検証(Check)⇒見直し(Action)

取組結果は、市議会や市民に公表するとともに、行政改革推進委員会での審議結果も踏ま

え予算に反映するなど、随時取組の見直しを行っていきます。

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・ 普通会計(P9)

普通会計とは、地方財政統計上統一的に用いられる会計区分で、他団体と財政指標

が比較できるよう、全国の自治体が同じ事務の内容で包括された会計のこと。地方公

共団体は、性質等により一般会計のほか特別会計を設置することができる。おおむね

普通会計とは、この特別会計のうち、公営企業会計や、収益事業会計等の会計を除い

たものと一般会計を合算したもの。

・ 実質赤字比率(P4)

一般会計等(普通会計 *

)を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率。

*標準財政規模とは、自治体の標準的な収入(一般財源)の規模。

・ 連結実質赤字比率(P4)

一般会計や上・下水道会計等のすべての会計を対象とした実質赤字の標準財政規模

に対する比率。

・ 実質公債費比率(P4)

一般会計等(普通会計)が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に

対する比率。地方公共団体がその年に支払う借入金(地方債)などの返済額の大きさ

を指標化したもので、「資金繰りの危険度」を表す。借金をしすぎないように基準

(25%)が決められており、危険度がその基準を超えた場合、「財政健全化計画」を

策定し、計画に基づいた財政の早期健全化を進めることとなる。

・ 将来負担比率(P4)

一般会計等(普通会計)が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比

率。地方公共団体の借入金(地方債)や将来支払っていく可能性のある負担等の大き

さを指標化したもので、「将来財政を圧迫する可能性の度合い」を表す。一般家庭で

例えると、ローンの残高が年収の何倍になるかを計算したものと似た指標。

・ 地方公営企業(P4、P6)

地方公共団体が経営する企業のうち、水道、軌道、自動車運送、地方鉄道、電気、

ガスなどの公共性の高い事業で地方公営企業法の適用される事業。柳井市では水道事

業のみ。ただし、法の適用は受けていないが、会計処理として、下水道や農業集落排

水等についても適用があったものとして処理する。

・ 第三セクター(P4)

国や地方公共団体(第一セクター)と民間企業(第二セクター)の共同出資によっ

て設立される事業体。地域開発など本来は国や地方公共団体が行うべき事業を、民間

の資金・能力の導入によって官民共同で行おうとするもの。

用 語 説 明

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・ 指定管理者制度(P5)

地方自治法の一部改正により、公の施設の管理制度が改められ、従来公共団体と公

共的団体に限られていた管理委託の対象が、民間法人や民間団体にも認められるよう

になった制度。

・ アウトソーシング(P5)

社外から生産に必要な部品や製品を調達したり、業務の一部を一括して他企業に請

け負わせる経営手法。社外調達。