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188
うぐ日ひ春す二にてもとや春す免めん那な可がし毛もと(川
井智月)
熊本
江崎
美里
岐阜
宇佐美
美弥子(香泉)
春八はあけぼの
やうやゝ
うゝ
白く那なり行く
山支ぎは少し
あ可かりて…以下略
「枕草子」(清少納言)より
愛知
浅野
はる枝(景翠)
値あひがたき智恵子
智恵子は見えないものを見
聞こえないものを聞く…以下略
「智恵子抄」(高村光太郎)より
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半懐紙
189
は可かな久く毛も散りゆ具くさく良ら満まば多た幾き能の
人み千ち比び支きし夢咲き保ほこ類る
(自作)三
重
門
朝道(景峰)
我可がこ
こゝ
ろきよしゆた希けしあけ本ぼの
のゝ
春の飛ひかり農の中二に立てれ盤ば
(佐佐木信綱)
広島
岡田
栄美(景春)
福わらや塵さへ今朝のうつくしき
(加賀千代)
広島
大石
由香(玲芳)
ペ ン
190
心清き多く道にあり
夢好きも亦詩を成す
愛知
谷川
房子
顔氏は聖舅にして魯親里に家居す
并官は聖妃にして安楽里に在り
聖族の親は…以下略
「礼器碑」より
東京
千田
力乎(伯峯)
真ま木きふ可かき谿たにより以い徒づる山やま水みずの
つ年ね新し支き生いの
ち命あ良らし免め(
今井邦子)鹿
児島
楠田
靖夫(翠芳)
191
奈ら坂農のいしの本ほと介け能のおと可がひ耳に
こさ免めな可がる
るゝ
八はる盤はきに介け利り(会
津八一)熊
本
中村
真由(舞泉)
蒼あを雲の所そぐへを見れ八ば立ちわ多た流る
春盤はまどか耳に以いや遙可か那な里り(
長塚
節)鹿
児島
塚原
美苗(翠貞)
十五夜農の遊ゆふ久ぐれ二に仏の於お万まへ二に宮於お盤はして八はしち
可か久くな可がめ堂た万まひつ
つゝ
念珠し堂た万ま婦ふ…以下略
「源氏物語絵巻
すずむし」(紫式部)より
三重
民谷
久美子(華翠)
192
春久くれ半ばやどに万まづ咲具く梅の花
君可が千ちと勢せ能の嘉かざし東と處ぞ見留る(紀
貫之)鹿児
島
平河
登志美(翠扇)
夏まつりよ支き帯むす非び舞姫二に
にゝ
しやを於おもふ日のう連れ志しさ夜よ
(与謝野晶子)
福岡
林田
洋子
うぐ飛ひ数すの万ま知ち可かて尓に世せし宇うめの花
遅ちら須ずありこ所そおもふ子可が多た免め(門
氏石足)
熊本
中村
満里子(粋泉)
193
むかし男初冠して平成の京
春の里にしるよし
して狩りに往いにけり
その里にいとなまめいた
る女同胞住みけり…以下略 「伊勢物語」より
三重
丸下
美穂(紅月)
春の
のゝ
二にす三みれつみ耳にとこ志し王われ處ぞ
野を奈なつ可かし三みひと夜年ね二に希け流る(山
部赤人)
福岡
松尾
真紀子
朝つ遊ゆ二によごれて涼し瓜の泥
(松尾芭蕉)
福岡
福本
世津(彩雪)
194
この道や遊く人なし二に秋の暮
(松尾芭蕉)
宮崎
内倉
レイ子
わたしはあなたがたに最高の道を教え
ます…以下略
「コリントの信徒への手紙」より
福岡
石松
佑磨
遊ゆ九く秋者は大和能のく尓にの薬師寺能の
塔のうへ那なる悲ひとひら能のく裳も
(佐佐木信綱)
宮崎
有田
陸江
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半紙
195
木曽川の以い万まこ楚そ飛ひ可あk麗れ渡り鳥
(高浜虚子)
宮崎
川上
マサヱ
いくたびか嗚あ呼あ古城
いくたびか栄枯能の遊ゆ免めの
消え能のこる谷尓にく多だりて…以下略
「千曲川旅情の歌」(島崎藤村)より
宮崎
大津留
司
されば空しきさへずりは
雀の群にまかせてよ
うたふをきくや鴬の…以下略
「うぐひす」(島崎藤村)より
宮崎
梅崎
まゆみ
196
朝日今のぼらむとして紅
くれないに
東な可か八ばをそめぼかしたり
(清水比庵)
宮崎
郡司
靖子
也や万まざくら雪せつ連れい亭てん尓にこゑ毛も奈な志し
(水原秋桜子)
宮崎
木村
礼子
名もない草も実をつける
いのちいっぱいに自分の花を咲かせて
(相田みつを)
三重
北山
真由美(涼泉)
197
世の中に同じ心の人もがな
草のいほりに一夜かたらむ…以下略(良
寛)
宮崎
後藤
久美子
於おど路ろしく夏野の者はら二にたてる雲
う万ま八はひ可かれ天てい奈な
なゝ
き尓に介け里り
(土田耕平)
宮崎
児玉
光子
於おし那なべて毛ものを思いぬ人二にさへ
ここゝ
路ろを徒つぐる秋能の者はつ可か勢ぜ(
西行)
宮崎
児玉
節子
198
おし奈な邉べ帝て美みど利り耳に可か須す舞む木この間まより
本ほの閑か尓に見留る者は梅の花可かも
(良寛)宮
崎
小森
京子
山の少女はりすのように
夜明けといっしょに
とび出して
籠かごにいっぱい栗をとる…以下略
「山の少女」(高村光太郎)
宮崎
小宮
ミツ子
こ万まや可か尓に耶やよ日ひ能の久くもの奈な可が連れ介け利り
(夏目漱石)宮
崎
後藤
礼子
199
明方の月は冴えつつ霧島の
山の谷間に霧たちわたる
(若山牧水)
宮崎
谷山
真由美
阿あき者は支ぎ能のう徒つろひて可かぜ人をふく
(樗良)
宮崎
田中
峯子
誰たが家の玉笛か暗あんに声を飛ばす
散じて春風に入りて洛らく城じょ
うに満つ
此この夜曲中折せつ柳りゅ
うを聞く
何人か故園の情を起こさざらん
「春夜洛城聞笛」(李白詩)
三重
説田
麻里子(紅月)
200
者は多た
はゝ
たゝ
と起き悲びの葉奈なれるふるさと農の
軒八ば奈なつ可かし秋可かぜ布ふけ盤ば
(石川啄木)宮
崎
長友
君子
世の奈な可か乎をうしとやさしと於おもへど裳も
と比び多たち可かねつ鳥にしあら年ね八ば(
山上憶良)
宮崎
中島
直子(杏畔)
暮る
るゝ
可かと三みれ八ば阿あ介けぬる那なつ能の夜越を
あ可か春ずとやなく山本ほと
とゝ
ぎ寸す
(壬生忠峯)宮
崎
外山
和子
201
一穂の寒燈眼を照らして明かなり
沈思黙坐限
り無きの情
頭を回らせば知己の人已に遠し…
以下略 「偶成」(木戸孝允)
宮崎
成見
元子
あかるい青い和なごやかな空を
春の白い雲の帆が
行く
谷の落葉樹…以下略
「春の牧場(抄)」(尾崎喜八)
宮崎
長友
美子
名尓にし於お者は
ばゝ
いざこと
とゝ
は无む三みやこ鳥
わ可が於おもふ人ありや奈なしやと
(在原業平)宮
崎
長友
久美
202
秋きぬ登と免め尓に八は佐さや可か二にみ衣えねど裳も
か勢ぜ乃の音尓に所ぞ驚可かれぬる
藤原敏行
宮崎
古屋
兌子
涙とともにパンを食べた者でなければ
人生の味はわからない
(ゲーテ)
宮崎
日髙
弦一郎(嶺鶴)
まだあげそめし前髪の林りん
ご檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の花ある君と思ひけり…以下略
「初恋」(与謝野晶子)より
三重
西村
芽依
203
ふ留るさと乃の尾鈴能の山の可かなし左さよ
秋もかす美みの多た奈な悲び支き亭て遠を里り(若
山牧水)
宮崎
宮﨑
卓男
しづ心なく散る花に
なげきぞ長きわが袂たもと
情なさけをつくす君をなみ
つむや愁ひのつくづくし
「春のをとめ」(佐藤春夫)
宮崎
南﨑
啓子
地与よ里り天尓に闇を徒つん佐ざ九く光あり
遅ちら八ばる星越を者はきつ
つゝ
移る(窪
田空穂)
宮崎
本田
ハツ子
204
夢にみた乙女の頃の玉の輿には遠いけど
まるで苦労を楽しむように…以下略
「雪椿」(星野哲郎)
宮崎
米山
千代子
四海波平らかにして瑞煙みなぎり
五風十雨
桑田をうるほす…以下略「
祝賀の詞」(河野天籟)
宮崎
矢野
一男(桂石)
自分はしばゝゝ思うた
もし武蔵野の林が楢の
たぐいでなく松か何かであったら…以下略
「武蔵野」(国木田独歩)より
宮崎
米良
京子(香梅)
205
見る
み〳
る〵
にかたち越を可か布ふ流る冬くも遠を
ぬ支きい天で
てゝ
高き富士乃のしろ多た遍へ(若
山牧水)
岐阜
大橋
由加里(静芳)
忘連れじと契利りてい氐で志し於おも可か希げは
三みゆらんもの越を婦ふるさとの徒つき
(藤原良経)
岐阜
上田
三恵子
心あら八ば訪たずね天て来ませう久ぐひ春すの
木こ伝づたひ散良ら須す梅能の花見二に
(良寛)
神奈川
石岡
和歌子
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色紙
206
木曽川の以い万まこ楚そ飛ひ可か麗れ渡り鳥
(高浜虚子)
岐阜
鈴木
真由美(景雪)
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
夜の底が白くなった…以下略「
雪国」(川端康成)
神奈川
菊地
厚子(玲泉)
菜の八は那なや月者は飛ひ可がし二に日盤は西耳に
(与謝蕪村)
神奈川
小澤
美代
207
月夜の晩にボタンがひとつ
波打際に落ちてゐた
それを拾って役立てようと…以下略
「月夜の浜辺」(中原中也)
広島
角本
麻美(綾翆)
卯の花能のさける垣根の月清み
以いねずき介けとや奈なく本ほと
とゝ
支ぎ須す
東京
三原
玲子
うつくしき日和尓になりぬ雪の上
(炭太祇)宮
崎
田中
淑子
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その他