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第3回センシング材料研究会講演会
「 最新センシング技術の動向とセンサデバイス基盤技術 」
2020年3月12日発行
開催報告
開催日時: 2020年1月22日(水)13:30~17:00
開催場所: リファレンス駅東ビル2階 F会議室
(福岡市博多区博多駅東1丁目16-14 )
主催:産総研コンソーシアム「製造技術イノベーション協議会」
センシング材料研究会
共催:九州半導体・エレクトロニクスイノベーション協議会
Page 1
第153号
開催報告 第3回センシング材料研究会講演会 ----------------------- 1
開催趣旨・講演1・講演2 ------------------------------------------ 2
講演3・講演4 ----------------------------------------------------- 3
今後のイベント情報、事務局よりお知らせ --------------------------- 4
2020年1月22日(水)福岡市(リファレンス駅東)にて、「最新センシング
技術の動向とセンサデバイス基盤技術 」と題し、センシング材料研究会主催の
講演会を開催いたしました。
産総研 センシング材料研究グループ長(センシング材料研究会幹事 )の山田 浩志の開会挨拶と趣旨説明
で始まり、産総研 センシング材料研究グループ 平田 研二、産総研 センシングシステム研究センター 竹下
俊弘が講演を行いました。その後、株式会社村田製作所 技術・事業開発本部 新規技術センター 特別研究員
安藤 陽 様、TDK株式会社 センサシステムズビジネスカンパニーマーケティング部 部長 飯田 淳 様に講演
をしていただきました。多くの方々にご参加いただき、本講演会は盛会のうちに終了いたしました。まこと
にありがとうございました。
※ 各講演のプレゼン資料のうち、講演者にご了解いただいたものは、会員専用ページにてご覧いただ
けます。今年度のID、パスワード等がご不明の会員は、事務局([email protected])までご連
絡ください。
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製造技術イノベーション協議会機関誌
産総研 製造技術研究部門 センシング材料研究グループ 研究員 平田 研二
本研究会では、第4次産業革命の中核となるIoT(Internet of Things)やCPS(Cyber-Physical
System)等で利用されるセンサ技術やそのセンシングを担う機能性材料に関して、最新の技術紹介、
情報交換、および人材交流を目的とした講演会を含む種々の情報発信を行う。併せてこれらの活動を通
じて、将来の共同研究プロジェクト化に取り組む。
また産技連や産学官の連携機能を活用しながら、九州各県の公設研研究者との連携課題を探る。
開催趣旨
要旨: 近年、材料学分野では計算科学を利用した材料設計が盛んに
取り組まれ、新規材料の開発事例なども報告されている。講演では最
近の実施例について概要を説明するとともに、講演者が取り組むSc添
加AlNに関する研究成果を紹介する。Sc添加AlNは産総研九州センター
で開発された圧電体であり、センサーだけではなくスマートフォンに
利用される周波数フィルタとして注目を集め、実用化にも成功してい
る。その性能向上や作製条件の最適化のために、計算材料学の適用の
可能性について私見を述べる予定である。
講演1 「計算材料学を利用した材料設計~Sc添加AlNにおける取り組み~ 」
講演2 「静電植毛技術を用いた心電図測定用スマートウェアの開発」
産総研 センシングシステム研究センター ハイブリッドセンシングデバイス研究チーム 研究員 竹下 俊弘
要旨: 生体情報モニタリングを目的としたウェアラブルデバイスは健
康・スポーツ分野を中心に年々市場が拡大しております。特に衣類型
ウェアラブルデバイスであるスマートウェアは眼鏡型デバイス・時計型
デバイスと比較して、万人に対して装着違和感が少ないという点で優位
であると考えます。本講演では心電図測定を目的としたスマートウェア
開発を中心に、その作製技術である静電植毛技術及び極薄シリコン回路
作製・実装技術についてご紹介させていただきます。
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第153号
要旨: 圧電応用デバイスは、IoT(Internet of Things)の進
展とともに、ますます重要度を増している。IoTがもたらす、
「Connected World」や「Smart Society」において、①通
信、②制御、③検知が重要技術領域と考えられているが、そのい
ずれの領域においても、圧電応用デバイスは不可欠であり、世界
中の多くの研究機関で活発な研究開発が行われている。本講演で
は、株式会社村田製作所のビジネスや研究開発体制について紹介
した後、圧電応用デバイス設計において重要なものの一つである
振動波制御技術について概要を解説し、その実用例をレビューす
るとともに将来の応用動向について述べる。
講演3「イノベーター イン エレクトロニクスの村田製作所と圧電共振子研究開発 」
株式会社村田製作所 技術・事業開発本部 新規技術センター 特別研究員 安藤 陽
講演4「センシング市場への取り組みと展望 」
TDK株式会社 センサシステムズビジネスカンパニーマーケティング部 部長 飯田 淳
要旨: 1935年の創業以来、電子材料・部品、記録メディアや磁性技術において様々なイノ
ベーションを起こしてきたTDK。2017年にセンサ事業に特化したグローバルな組織体を新設
し、M&Aにより、センサ技術の強化をしてきました。現在、センシングにおける顧客ニーズが多
製造技術イノベーション協議会機関誌
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第6回トリリオンセンサ・可視化研究会講演会
「モビリティ軽量化を拓く先進・製造技術を“見る”-TREND WATCHing- 」の開催を予定して
おります。
【日時】2020年3月27日(金)13:00-17:00
【場所】産総研九州センター 第2棟 B大会議室 (佐賀県鳥栖市宿町807-1)
【主催】産総研コンソ「製造技術イノベーション協議会」トリリオンセンサ・可視化研究会
【共催】九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会
事務局よりお知らせ
法人会員
本協議会の目的に賛同する法人
年会費:3万円
個人会員
本協議会の目的に賛同する個人
年会費:3千円 但し、教育機関、公的機関、産総研に所属する
者、及びその他会長が特に認める者については会
費を徴収しない
入会について 会員制度
入会は、随時受付しております。
当協議会公式ホームページ ⇒「入会のご案内」
をご覧ください。
編集・発行:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 九州センター
産学官連携推進室内 製造技術イノベーション協議会事務局
〒841-0052 佐賀県鳥栖市宿町807-1
TEL:0942-81-3590 FAX:0942-81-4089
E-mail:[email protected]
公式HP: http://unit.aist.go.jp/kyushu/amic/index.html ※本紙の無断転載を禁じます
産総研コンソーシアム 製造技術イノベーション協議会
今後のイベント情報
■ご意見などありましたら事務局までご連絡ください。
様化する中で、TDKは、様々なセンサ製品、センシングソリューションの提供を行っています。
本講演においては、TDKの技術ポートフォリオを通し、センサの市場ニーズ、その対応とセンサ
ビジネスの展望について述べる。