201
3 ( 234 ) 「財政法」 (昭 22 34)第 13 条第 2 項においては、 1 ) 特定の事業を行う場合、 2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、 3 ) その他特定の歳入をもって特定の歳出に充て、一般の歳入歳出と区分して経理する必要があ る場合 に限り、法律により特別会計を設置するものとされている。 特別会計改革については、 「簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律」 (平 18 47)及び「特別会計に関する法律」 (平 19 23)に基づき、順次、特別会計の統廃合等を着実に行 い、更に、財政の一層の効率化・透明化を図るため、「特別会計に関する法律等の一部を改正する等 の法律」 (平 25 76)等に基づき、統廃合等を行った。 (各特別会計の移行表参照) (特別会計一覧) ・交付税及び譲与税配付金特別会計(内閣府、総務 省及び財務省) ・地震再保険特別会計(財務省) ・国債整理基金特別会計(財務省) ・外国為替資金特別会計(財務省) ・財政投融資特別会計(財務省及び国土交通省) ・エネルギー対策特別会計(内閣府、文部科学省、 経済産業省及び環境省) ・労働保険特別会計(厚生労働省) ・年金特別会計(内閣府及び厚生労働省) ・食料安定供給特別会計(農林水産省) ・国有林野事業債務管理特別会計(農林水産省) ・特許特別会計(経済産業省) ・自動車安全特別会計(国土交通省) ・東日本大震災復興特別会計(国会、裁判所、会計 検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務 省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、 農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及 び防衛省)

第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

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Page 1: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

特別会計

第3

( 234 )

第3 特 別 会 計

「財政法」(昭 22 法 34)第 13 条第 2 項においては、

( 1 ) 特定の事業を行う場合、

( 2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 3 ) その他特定の歳入をもって特定の歳出に充て、一般の歳入歳出と区分して経理する必要があ

  る場合

に限り、法律により特別会計を設置するものとされている。

 特別会計改革については、「簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律」(平

18 法 47)及び「特別会計に関する法律」(平 19 法 23)に基づき、順次、特別会計の統廃合等を着実に行

い、更に、財政の一層の効率化・透明化を図るため、「特別会計に関する法律等の一部を改正する等

の法律」(平 25 法 76)等に基づき、統廃合等を行った。(各特別会計の移行表参照)

(特別会計一覧)

・交付税及び譲与税配付金特別会計(内閣府、総務

省及び財務省)

・地震再保険特別会計(財務省)

・国債整理基金特別会計(財務省)

・外国為替資金特別会計(財務省)

・財政投融資特別会計(財務省及び国土交通省)

・エネルギー対策特別会計(内閣府、文部科学省、

経済産業省及び環境省)

・労働保険特別会計(厚生労働省)

・年金特別会計(内閣府及び厚生労働省)

・食料安定供給特別会計(農林水産省)

・国有林野事業債務管理特別会計(農林水産省)

・特許特別会計(経済産業省)

・自動車安全特別会計(国土交通省)

・東日本大震災復興特別会計(国会、裁判所、会計

検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務

省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、

農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及

び防衛省)

28 21 21 18 17 18 18 15 14 14 131313

各特別会計の移行表

特 別 会 計 名 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 30年度 元年度29年度28年度

地 震 再 保 険 特 別 会 計

外国為替資金特別会計

財政融資資金特別会計

産 業 投 資 特 別 会 計

電源開発促進対策特別会計

労 働 保 険 特 別 会 計

厚 生 保 険 特 別 会 計

国 民 年 金 特 別 会 計

食 糧 管 理 特 別 会 計

国有林野事業特別会計

特 許 特 別 会 計

自動車検査登録特別会計

東日本大震災復興特別会計

森 林 保 険 特 別 会 計

農業共済再保険特別会計

都市開発資金融通特別会計

治 水 特 別 会 計

道 路 整 備 特 別 会 計

港 湾 整 備 特 別 会 計

空 港 整 備 特 別 会 計

登 記 特 別 会 計

特定国有財産整備特別会計

船 員 保 険 特 別 会 計

国営土地改良事業特別会計

特 別 会 計 数

石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会計

農業経営基盤強化措置特別会計

自動車損害賠償保障事業特別会計

漁船再保険及び漁業共済保険特別会計

国立高度専門医療センター特別会計

国債整理基金特別会計

交付税及び譲与税配付金特別会計 交付税及び譲与税配付金特別会計

地震再保険特別会計

国債整理基金特別会計

外国為替資金特別会計

エネルギー対策特別会計

労働保険特別会計

年金特別会計

食料安定供給特別会計

国有林野事業特別会計

貿 易 再 保 険 特 別 会 計 貿易再保険特別会計

特許特別会計

森林保険特別会計

農業共済再保険特別会計

漁船再保険及び漁業共済保険特別会計

社会資本整備事業特別会計

都市開発資金融通特別会計

治水特別会計

道路整備特別会計

港湾整備特別会計

空港整備特別会計

登記特別会計

特定国有財産整備特別会計

国立高度専門医療センター特別会計

船員保険特別会計

国営土地改良事業特別会計

廃止(一般会計化)

廃止(一般会計化・財政投融資特別会計において特定国有財産整備勘定を設置(事業完了までの経過措置))

廃止(独法化)

廃止(労働保険特別会計に統合・全国健康保険協会へ移管(22 年 1 月 1 日))

廃止(一般会計化・食料安定供給特別会計において国営土地改良事業勘定を設置(事業完了までの経過措置))

自動車安全特別会計

設置(東日本大震災復興特別会計)

廃止(国立研究開発法人森林研究・整備機構へ移管)

廃止

廃止(一般会計化・復興事業に係るものは東日本大震災復興特別会計に帰属・国有林野事業債務管理特別会計を設置(債務処理終了までの経過措置))

(福祉年金勘定を国民年金勘定に統合)

(農業経営基盤強化勘定を一般会計化)

(原子力損害賠償支援勘定を設置)

(勘定区分の廃止)

廃止(食料安定供給特別会計に統合)

廃止(一般会計化・空港整備事業等に係るものは自動車安全特別会計に統合・復興事業に係るものは東日本大震災復興特別会計に帰属)

自動車損害賠償保障事業特別会計

自動車検査登録特別会計

財政投融資特別会計

財政融資資金特別会計

産業投資特別会計

(注) 1 「特別会計名」欄は、東日本大震災復興特別会計を除き 18年度の特別会計名である。(注) 2    部分は、「特別会計に関する法律」附則の規定により暫定的に設置された特別会計である。

Page 2: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

第3

特別会計

( 235 )

28 21 21 18 17 18 18 15 14 14 131313

各特別会計の移行表

特 別 会 計 名 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 30年度 元年度29年度28年度

地 震 再 保 険 特 別 会 計

外国為替資金特別会計

財政融資資金特別会計

産 業 投 資 特 別 会 計

電源開発促進対策特別会計

労 働 保 険 特 別 会 計

厚 生 保 険 特 別 会 計

国 民 年 金 特 別 会 計

食 糧 管 理 特 別 会 計

国有林野事業特別会計

特 許 特 別 会 計

自動車検査登録特別会計

東日本大震災復興特別会計

森 林 保 険 特 別 会 計

農業共済再保険特別会計

都市開発資金融通特別会計

治 水 特 別 会 計

道 路 整 備 特 別 会 計

港 湾 整 備 特 別 会 計

空 港 整 備 特 別 会 計

登 記 特 別 会 計

特定国有財産整備特別会計

船 員 保 険 特 別 会 計

国営土地改良事業特別会計

特 別 会 計 数

石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会計

農業経営基盤強化措置特別会計

自動車損害賠償保障事業特別会計

漁船再保険及び漁業共済保険特別会計

国立高度専門医療センター特別会計

国債整理基金特別会計

交付税及び譲与税配付金特別会計 交付税及び譲与税配付金特別会計

地震再保険特別会計

国債整理基金特別会計

外国為替資金特別会計

エネルギー対策特別会計

労働保険特別会計

年金特別会計

食料安定供給特別会計

国有林野事業特別会計

貿 易 再 保 険 特 別 会 計 貿易再保険特別会計

特許特別会計

森林保険特別会計

農業共済再保険特別会計

漁船再保険及び漁業共済保険特別会計

社会資本整備事業特別会計

都市開発資金融通特別会計

治水特別会計

道路整備特別会計

港湾整備特別会計

空港整備特別会計

登記特別会計

特定国有財産整備特別会計

国立高度専門医療センター特別会計

船員保険特別会計

国営土地改良事業特別会計

廃止(一般会計化)

廃止(一般会計化・財政投融資特別会計において特定国有財産整備勘定を設置(事業完了までの経過措置))

廃止(独法化)

廃止(労働保険特別会計に統合・全国健康保険協会へ移管(22 年 1 月 1 日))

廃止(一般会計化・食料安定供給特別会計において国営土地改良事業勘定を設置(事業完了までの経過措置))

自動車安全特別会計

設置(東日本大震災復興特別会計)

廃止(国立研究開発法人森林研究・整備機構へ移管)

廃止

廃止(一般会計化・復興事業に係るものは東日本大震災復興特別会計に帰属・国有林野事業債務管理特別会計を設置(債務処理終了までの経過措置))

(福祉年金勘定を国民年金勘定に統合)

(農業経営基盤強化勘定を一般会計化)

(原子力損害賠償支援勘定を設置)

(勘定区分の廃止)

廃止(食料安定供給特別会計に統合)

廃止(一般会計化・空港整備事業等に係るものは自動車安全特別会計に統合・復興事業に係るものは東日本大震災復興特別会計に帰属)

自動車損害賠償保障事業特別会計

自動車検査登録特別会計

財政投融資特別会計

財政融資資金特別会計

産業投資特別会計

(注) 1 「特別会計名」欄は、東日本大震災復興特別会計を除き 18年度の特別会計名である。(注) 2    部分は、「特別会計に関する法律」附則の規定により暫定的に設置された特別会計である。

Page 3: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

特別会計

第3

( 236 )

(内閣府、総務省及び財務省所管)

1 交付税及び譲与税配付金特別会計

この会計は、地方交付税(所得税及び法人税の収入額のそれぞれ 100 分の 33.1 に相当する額、酒税

の収入額の 100 分の 50 に相当する額、消費税の収入額の 100 分の 20.8 に相当する額並びに地方法人

税の収入額に相当する額の合算額)及び地方譲与税(地方揮発油譲与税(地方道路譲与税を含む。以下

同じ。)、森林環境譲与税、石油ガス譲与税、自動車重量譲与税、航空機燃料譲与税、特別とん譲与税

及び地方法人特別譲与税を総称する。)の配付に関する経理を明確にするため、「特別会計に関する法

律」(平 19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 1 号の規定により設置されたものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要(単位 百万円)

歳     入 歳     出

一 般 会 計 よ り 受 入

財政投融資特別会計より受入

東日本大震災復興特別会計より受入

地 方 法 人 税

地 方 揮 発 油 税

石 油 ガ ス 税

自 動 車 重 量 税

航 空 機 燃 料 税

特 別 と ん 税

地 方 法 人 特 別 税

特 別 法 人 事 業 税

借 入 金

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

東日本大震災復興前年度剰余金受入

16,082,639

100,000

375,016

604,190244,037

6,763

283,322

14,514

12,713

2,043,581

8

31,328,372

2,592

738,546

148,380

地 方 交 付 税 交 付 金

地 方 特 例 交 付 金

交通安全対策特別交付金

地 方 譲 与 税 譲 与 金

事 務 取 扱 費

諸 支 出 金

国債整理基金特別会計へ繰入

予 備 費

16,739,246

468,270

48,948

2,613,841

254

315

31,617,451

―51,488,328

計 51,984,679 翌年度の歳入に繰り入れる額 496,351

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 51,948,068,473 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 51,785,439,720 千円

 予算補正追加額 927,771,753 千円

 予算補正修正減少額 765,143,000 千円

であり、予算補正追加額は、法第 24 条の規定による所得税及び法人税の収入が当初見込みに比

し減少する額のそれぞれ 100 分の 33.1、消費税の収入が当初見込みに比し減少する額の 100 分

の 20.8 並びに地方法人税の収入が当初見込みに比し減少する額に相当する金額の合算額を補塡

するための地方交付税交付金財源の一般会計からの受入見込額の増加等を補正追加したものであ

Page 4: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 237 )

り、予算補正修正減少額は、法第 24 条の規定による所得税及び法人税の収入が当初見込みに比

し減少する額のそれぞれ 100 分の 33.1 並びに消費税の収入が当初見込みに比し減少する額の

100 分の 20.8 に相当する金額の合算額の一般会計からの受入見込額等を修正減少したものであ

る。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 51,984,679,881 千円

であって、差引き 36,611,408 千円

の増加となった。これは前年度において東日本大震災復興に係る地方交付税交付金の繰越しが

あったこと等により、前年度剰余金受入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

一 般 会 計 よ り 受 入 16,089,257,418 16,082,639,574 △ 6,617,843 99財政投融資特別会計より受入 100,000,000 100,000,000 ― 100東日本大震災復興特別会計より受入

375,016,248 375,016,248 ― 100

地 方 法 人 税 657,400,000 604,190,028 △ 53,209,971 91地 方 揮 発 油 税 246,400,000 244,037,856 △ 2,362,143 99石 油 ガ ス 税 7,000,000 6,763,692 △ 236,307 96自 動 車 重 量 税 275,000,000 283,322,952 8,322,952 103航 空 機 燃 料 税 14,900,000 14,514,836 △ 385,163 97特 別 と ん 税 13,800,000 12,713,054 △ 1,086,945 92地 方 法 人 特 別 税 2,136,000,000 2,043,581,368 △ 92,418,631 95特 別 法 人 事 業 税 ― 8,770 8,770 ―

借 入 金 31,232,305,408 31,328,372,408 96,067,000 100雑 収 入 3,486 2,592,457 2,588,971 74,367前 年 度 剰 余 金 受 入 800,583,575 738,546,010 △ 62,037,564 92東日本大震災復興前年度剰余金受入

402,338 148,380,624 147,978,286 36,879

計 51,948,068,473 51,984,679,881 36,611,408 100

 (注) 特別法人事業税については、令和 2 年度より都道府県に譲与。

 (歳  出)

 令和元年度における歳出予算現額は 51,888,307,921 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 51,320,079,840 千円

当初予算額 51,140,417,087 千円

予算補正追加額 179,662,753 千円

 前年度繰越額 568,228,081 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、自然災害から

の復旧・復興の加速を図るため特別交付税を増額するための地方交付税交付金に必要な経費等を

補正追加したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 51,488,328,806 千円

 翌年度繰越額は 58,804,061 千円

Page 5: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 238 )

 不用額は 341,175,053 千円

であって、翌年度繰越額は、法第 27 条の規定による支出残額の繰越しであり、不用額は、借入

金の償還及び一時借入金利子の支払が予定を下回ったこと等により、国債整理基金特別会計へ繰

入を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 31,849,629,423 31,849,629,423 31,617,451,632 ― 232,177,790 99地方交付税交付金 16,229,822,186 16,798,050,267 16,739,246,206 58,804,061 ― 99地 方 特 例 交 付 金 468,270,824 468,270,824 468,270,824 ― ― 100地方譲与税譲与金 2,712,302,600 2,712,302,600 2,613,841,633 ― 98,460,966 96その他の事項経費 57,454,807 57,454,807 49,518,510 ― 7,936,296 86予 備 費 2,600,000 2,600,000 ― ― 2,600,000 ―

計 51,320,079,840 51,888,307,921 51,488,328,806 58,804,061 341,175,053 99

(事   項   別)             (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

地方交付税交付金に必要な経費 15,854,403,600 16,275,895,338 16,275,895,338 ― ― 100

東日本大震災復興に係る地方交付税交付金に必要な経費

375,418,586 522,154,929 463,350,868 58,804,061 ― 88

地方特例交付金に必要な経費 199,082,000 199,082,000 199,082,000 ― ― 100

子ども・子育て支援臨時交付金に必要な経費

269,188,824 269,188,824 269,188,824 ― ― 100

交通安全対策特別交付金に必要な経費 56,762,694 56,762,694 48,948,182 ― 7,814,512 86

地方揮発油譲与税譲与金に必要な経費 247,200,000 247,200,000 230,281,792 ― 16,918,208 93

森林環境譲与税譲与金に必要な経費 20,000,000 20,000,000 19,999,104 ― 896 99

石油ガス譲与税譲与金に必要な経費 7,200,000 7,200,000 6,893,444 ― 306,556 95

自動車重量譲与税譲与金に必要な経費 274,200,000 286,896,267 286,896,267 ― ― 100

航空機燃料譲与税譲与金に必要な経費 14,900,000 14,900,000 14,397,388 ― 502,612 96

特別とん譲与税譲与金に必要な経費 13,700,000 13,700,000 12,690,330 ― 1,009,670 92

地方法人特別譲与税譲与金に必要な経費 2,135,100,000 2,122,403,733 2,042,683,218 ― 79,720,515 96

地方道路譲与税譲与金に必要な経費 2,600 2,600 90 ― 2,509 3

事務取扱いに必要な経費 259,947 259,947 254,454 ― 5,492 97

諸支出金に必要な経費 432,166 432,166 315,874 ― 116,291 73

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

31,849,629,423 31,849,629,423 31,617,451,632 ― 232,177,790 99

予 備 費 2,600,000 2,600,000 ― ― 2,600,000 ―

計 51,320,079,840 51,888,307,921 51,488,328,806 58,804,061 341,175,053 99

Page 6: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 239 )

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

 ( 1 ) 地方交付税交付金

地方交付税交付金は、普通交付税として地方団体が等しく合理的かつ妥当な水準でその事務を

遂行することができるよう、基準財政需要額が基準財政収入額を超える地方団体に対して、衡平

にその超過額を補 することを目途として交付されるもの、特別交付税として災害復旧その他の

特別な財政需要等に対して地方団体に交付されるもの、震災復興特別交付税として東日本大震災

に係る特別の財政需要に対して地方団体に交付されるものである。

令和元年度における地方交付税の交付状況は、次のとおりである。

(単位 千円)

区  分 普 通 交 付 税 構成率(%) 特 別 交 付 税 構成率

(%)震災復興特別交付税

構成率(%) 計 構成率

(%)

道府県分 8,179,608,299 53.8 186,095,041 17.5 265,579,239 57.3 8,631,282,579 51.6市町村分 7,030,443,200 46.2 879,748,798 82.5 197,771,629 42.7 8,107,963,627 48.4

計 15,210,051,499 100.0 1,065,843,839 100.0 463,350,868 100.0 16,739,246,206 100.0

(構成率) (90.8 %) (6.4 %) (2.8 %) (100.0 %)

(注) (構成率)欄は、道府県分及び市町村分を合計した普通交付税、特別交付税及び震災復興特別交付税それぞれ全体に対する構成割合である。

また、令和元年度における普通交付税の交付団体は 46 道府県、1,633 市町村(742 市 891 町

村)、不交付団体は 1 都 85 市町村(50 市 35 町村)であり、交付団体の全地方団体に占める割合は

95.1 %である。

 (参考) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における地方交付税の交付状況

(単位 千円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

普 通 交 付 税 15,796,394,532 15,698,309,486 15,350,075,401 15,087,572,603 15,210,051,499道 府 県 分 8,393,089,648 8,559,353,770 8,252,433,957 8,162,241,533 8,179,608,299市 町 村 分 7,403,304,884 7,138,955,716 7,097,641,444 6,925,331,070 7,030,443,200

特 別 交 付 税 1,005,297,791 1,052,977,167 979,728,399 1,030,508,866 1,065,843,839道 府 県 分 136,350,579 200,420,956 149,005,370 163,440,731 186,095,041市 町 村 分 868,947,212 852,556,211 830,723,029 867,068,135 879,748,798

震 災 復 興 特 別 交 付 税 588,947,910 487,721,281 438,204,664 430,143,716 463,350,868道 府 県 分 316,263,223 290,220,775 257,824,479 242,027,448 265,579,239市 町 村 分 272,684,687 197,500,506 180,380,185 188,116,268 197,771,629

計 17,390,640,233 17,239,007,934 16,768,008,464 16,548,225,185 16,739,246,206道 府 県 分 8,845,703,450 9,049,995,501 8,659,263,806 8,567,709,712 8,631,282,579市 町 村 分 8,544,936,783 8,189,012,433 8,108,744,658 7,980,515,473 8,107,963,627

 ( 2 ) 地方特例交付金

地方特例交付金は、個人住民税減収補塡特例交付金として個人住民税における住宅借入金等特

別税額控除による減収額を補塡するため都道府県及び市町村(特別区を含む。)に交付されるも

の、自動車税減収補塡特例交付金として消費税率引上げに伴う需要変動の平準化のための自動車

税環境性能割の臨時的軽減による減収額を補塡するため都道府県及び市町村(特別区を含む。)に

交付されるもの、軽自動車税減収補塡特例交付金として消費税率引上げに伴う需要変動の平準化

のための軽自動車税環境性能割の臨時的軽減による減収額を補塡するため市町村(特別区を含

む。)に交付されるものである。

また、子ども・子育て支援臨時交付金は、令和元年 10 月 1 日から実施した幼児教育・保育の

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( 240 )

無償化に係る経費の地方負担分を措置するため都道府県及び市町村(特別区を含む。)に交付され

るものである。

令和元年度における地方特例交付金及び子ども・子育て支援臨時交付金の交付状況は、次のと

おりである。

(単位 千円)

区   分 個人住民税減収補塡特例交付金

構成率(%)

自 動 車 税 減 収補塡特例交付金

構成率(%)

軽自動車税減収補塡特例交付金

構成率(%)

都道府県分 61,999,059 35.6 11,381,388 50.4 ― ―

市町村分 112,200,941 64.4 11,193,612 49.6 2,307,000 100.0

計 174,200,000 100.0 22,575,000 100.0 2,307,000 100.0

(構成率) (37.2 %) (4.8 %) (0.5 %)

(単位 千円)

区   分 子ども・子育て支援臨時交付金

構成率(%) 計 構成率

(%)

都道府県分 82,401,933 30.6 155,782,380 33.3市町村分 186,786,891 69.4 312,488,444 66.7

計 269,188,824 100.0 468,270,824 100.0

(構成率) (57.5 %) (100 %)

(注) (構成率)欄は、都道府県分及び市町村分を合計した個人住民税減収補塡特例交付金、自動車税減収補塡特例交付金、軽自動車税減収補塡特例交付金及び子ども・子育て支援臨時交付金それぞれ全体に対する構成割合である。

(参考) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における地方特例交付金及び子ども・子育

て支援臨時交付金の交付状況

(単位 千円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

個人住民税減収補塡特例交付金

118,868,000 123,300,000 132,800,000 154,400,000 174,200,000

都 道 府 県 分 47,547,200 49,320,000 47,258,332 54,946,049 61,999,059市 町 村 分 71,320,800 73,980,000 85,541,668 99,453,951 112,200,941

自動車税減収補塡特例交付金

― ― ― ― 22,575,000

都 道 府 県 分 ― ― ― ― 11,381,388市 町 村 分 ― ― ― ― 11,193,612

軽自動車税減収補塡特例交付金

― ― ― ― 2,307,000

都 道 府 県 分 ― ― ― ― ―

市 町 村 分 ― ― ― ― 2,307,000子ども・子育て支援臨時交付金

― ― ― ― 269,188,824

都 道 府 県 分 ― ― ― ― 82,401,933市 町 村 分 ― ― ― ― 186,786,891

計 118,868,000 123,300,000 132,800,000 154,400,000 468,270,824都 道 府 県 分 47,547,200 49,320,000 47,258,332 54,946,049 155,782,380市 町 村 分 71,320,800 73,980,000 85,541,668 99,453,951 312,488,444

 ( 3 ) 交通安全対策特別交付金

交通安全対策特別交付金は、地方の道路交通安全施設の設置等の財源に充てるため、一定の基

準により都道府県及び市町村に交付されるものである。

令和元年度における交通安全対策特別交付金の交付状況は、次のとおりである。

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( 241 )

区       分 交通安全対策特別交付金(千円)

構 成 率(%)

都 道 府 県 分 28,245,146 57.7市 町 村 分 20,703,036 42.3

計 48,948,182 100.0

また、令和元年度における交通安全対策特別交付金の交付団体は 47 都道府県、1,521 市町村

(814 市(特別区を含む。)707 町村)、不交付団体は 1 市 219 町村であり、交付団体の全団体に占

める割合は 87.7 %である。

(参考) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における交通安全対策特別交付金の交付状況

(単位 千円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

都 道 府 県 分 35,253,555 33,533,420 31,961,581 29,465,366 28,245,146市 町 村 分 25,688,325 24,477,486 23,382,059 21,592,919 20,703,036

計 60,941,880 58,010,906 55,343,640 51,058,285 48,948,182

 ( 4 ) 地方譲与税譲与金

地方譲与税には、地方揮発油譲与税、森林環境譲与税、石油ガス譲与税、自動車重量譲与税、

航空機燃料譲与税、特別とん譲与税及び地方法人特別譲与税の 7 種がある。

地方揮発油税、石油ガス税、自動車重量税、航空機燃料税及び特別とん税は、国税として徴収

され国税収納金整理資金に受け入れられ、地方揮発油税及び特別とん税については、その収入額

に相当する額が、石油ガス税については、その収入額の 2 分の 1 に相当する額が、自動車重量税

については、その収入額の 1,000 分の 422 に相当する額が、航空機燃料税については、その収入

額の 9 分の 2 に相当する額が、それぞれ同資金から直接この会計へ組み入れられ、この組み入れ

られた額が地方譲与税譲与金としてこの会計から地方団体に譲与される。また、国税として徴収

される地方法人特別税については、その収入額に相当する額が、国税収納金整理資金に収納され

ることなくこの会計で受け入れ、この受け入れられた額が地方譲与税譲与金(地方法人特別譲与

税譲与金)としてこの会計から都道府県に譲与される。なお、森林環境譲与税については、国税

として徴収される森林環境税の収入額に相当する額が譲与されるが、課税が令和 6 年度から開始

されることから、令和元年度は、交付税及び譲与税配付金特別会計における借入金を原資に譲与

され、令和 2 年度(令和元年度原資の借入金の償還を含む)から令和 6 年度までは、地方公共団体

金融機構の公庫債権金利変動準備金を活用することとされている。

地方揮発油譲与税は、一般国道、都道府県道及び市町村道の管理の責任を有する都道府県及び

市町村(特別区を含む。)に対し、道路の延長及び面積にあん分して 6 月、11 月及び 3 月に譲与さ

れる。森林環境譲与税は、都道府県及び市町村(特別区を含む。)に対し、私有林人工林面積、林

業就業者数、人口にあん分して、9 月及び 3 月に譲与される。石油ガス譲与税は、一般国道及び

都道府県道の管理の責任を有する都道府県及び指定市に対し、道路の延長及び面積にあん分して

6 月、11 月及び 3 月に譲与される。自動車重量譲与税は、都道府県に対しては、自動車税種別割

を課した自家用乗用車の台数にあん分し、市町村(特別区を含む。)に対しては、道路の延長及び

面積にあん分して 6 月、11 月及び 3 月に譲与される。航空機燃料譲与税は、空港関係市町村及

び空港関係都道府県に対し、当該空港における着陸料の収入額(国内航空に従事する航空機に限

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( 242 )

る。)及び指定騒音地区の世帯数にあん分して 9 月及び 3 月に、特別とん譲与税は、開港所在市町

村に対し、当該開港への入港に係る特別とん税の収入額に相当する額を 9 月及び 3 月に、地方法

人特別譲与税は、都道府県に対し、各都道府県の人口及び従業員数にあん分して 5 月、8 月、11

月及び 2 月に、それぞれ譲与される。

令和元年度における地方譲与税の譲与の状況は、次のとおりである。

(単位 千円)

区   分地方揮発油譲与税

構成率(%)

森林環境譲与税

構成率(%)

石油ガス譲与税

構成率(%)

自動車重量譲与税

構成率(%)

都道府県分 120,622,191 52.4 3,999,977 20.0 5,865,654 85.1 8,354,750 2.9市 町 村 分 109,659,690 47.6 15,999,127 80.0 1,027,790 14.9 278,541,517 97.1

計 230,281,882 100.0 19,999,104 100.0 6,893,444 100.0 286,896,267 100.0

(構成率) (8.8 %) (0.8 %) (0.3 %) (11.0 %)

(単位 千円)

区   分航空機燃料譲与税

構成率(%)

特別とん譲与税

構成率(%)

地方法人特別譲与税

構成率(%)

計構成率(%)

都道府県分 2,879,475 20.0 ― ― 2,042,683,218 100.0 2,184,405,265 83.6市 町 村 分 11,517,913 80.0 12,690,330 100.0 ― ― 429,436,367 16.4

計 14,397,388 100.0 12,690,330 100.0 2,042,683,218 100.0 2,613,841,633 100.0

(構成率) (0.5 %) (0.5 %) (78.1 %) (100.0 %)

(注) 1 地方揮発油譲与税には、地方道路譲与税を含む。

2 指定市分は、市町村分に含む。

3 (構成率)欄は、都道府県分及び市町村分を合計した各譲与税それぞれ全体に対する構成割合

である。

また、令和元年度における地方譲与税譲与金の譲与団体は以下のとおりである。

(イ) 地方揮発油譲与税の譲与団体は、全都道府県(指定市を含む。)及び全市町村(特別区を含

む。)である。

(ロ) 森林環境譲与税の譲与団体は、全都道府県及び全市町村(特別区を含む。)である。

(ハ) 石油ガス譲与税の譲与団体は全都道府県及び全指定市である。

(ニ) 自動車重量譲与税の譲与団体は全都道府県及び全市町村(特別区を含む。)である。

(ホ) 航空機燃料譲与税の譲与団体数は 159 団体(37 都道府県 80 市(特別区を含む。)42 町村)で

ある(3 月期)。

(ヘ) 特別とん譲与税の譲与団体数は 180 団体(159 市(都を含む。)21 町村)である(3 月期)。

(ト) 地方法人特別譲与税の譲与団体は全都道府県である。

Page 10: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 243 )

 (参考) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における地方譲与税の譲与状況

(単位 千円)

区 分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

地 方 揮 発 油 譲 与 税 274,693,769 261,035,818 258,402,915 259,895,340 230,281,882都 道 府 県 分 143,547,111 136,401,805 135,269,191 135,744,392 120,622,191市 町 村 分 131,146,658 124,634,013 123,133,724 124,150,948 109,659,690

森 林 環 境 譲 与 税 ― ― ― ― 19,999,104都 道 府 県 分 ― ― ― ― 3,999,977市 町 村 分 ― ― ― ― 15,999,127

石 油 ガ ス 譲 与 税 9,509,929 8,839,007 8,362,684 7,763,920 6,893,444都 道 府 県 分 8,114,138 7,546,981 7,120,107 6,602,188 5,865,654市 町 村 分 1,395,791 1,292,026 1,242,577 1,161,732 1,027,790

自 動 車 重 量 譲 与 税 264,443,978 265,698,293 266,014,602 268,897,419 286,896,267都 道 府 県 分 ― ― ― ― 8,354,750市 町 村 分 264,443,978 265,698,293 266,014,602 268,897,419 278,541,517

航 空 機 燃 料 譲 与 税 15,515,110 14,702,662 14,917,055 14,976,200 14,397,388都 道 府 県 分 3,103,015 2,940,529 2,983,403 2,995,235 2,879,475市 町 村 分 12,412,095 11,762,133 11,933,652 11,980,965 11,517,913

特 別 と ん 譲 与 税

市 町 村 分 12,405,496 12,349,491 12,351,825 12,836,058 12,690,330地方法人特別譲与税

都 道 府 県 分 2,102,677,845 1,777,606,978 1,845,174,420 2,086,503,809 2,042,683,218計 2,679,246,127 2,340,232,250 2,405,223,501 2,650,872,746 2,613,841,633

都 道 府 県 分 2,257,442,109 1,924,496,293 1,990,547,121 2,231,845,624 2,184,405,265市 町 村 分 421,804,018 415,735,957 414,676,380 419,027,122 429,436,367

(注) 1 地方揮発油譲与税には、地方道路譲与税を含む。

2 指定市分は、市町村分に含む。

Page 11: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 244 )

(財 務 省 所 管)

2 地 震 再 保 険 特 別 会 計

この会計は、「地震保険に関する法律」(昭 41 法 73)に基づいて保険会社等が行う地震保険に対す

る政府の地震再保険事業に関する経理を明確にするため、「特別会計に関する法律」(平 19 法 23)第

2 条第 1 項第 2 号の規定により設置されたものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

再 保 険 料 収 入

雑 収 入

179,943

25,492

再 保 険 費

事 務 取 扱 費

予 備 費

7,155

66

7,221

計 205,436 積立金として積み立てる額 198,214

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 201,162,837 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 205,436,258 千円

であって、差引き 4,273,421 千円

の増加となった。これは元受純保険料が予定より多かったこと等により、再保険料収入が多かっ

たこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

再 保 険 料 収 入 173,701,566 179,943,279 6,241,713 103雑 収 入 27,461,271 25,492,978 △   1,968,292 92

計 201,162,837 205,436,258    4,273,421 102

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 201,162,837 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 7,221,535 千円

 不用額は 193,941,301 千円

Page 12: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 245 )

であって、不用額は、再保険費において、再保険金の支払請求が少なかったので、再保険金を要

することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

その他の事項経費 201,162,337 201,162,337 7,221,535 ― 193,940,801 3予 備 費 500 500 ― ― 500 ―

計 201,162,837 201,162,837 7,221,535 ― 193,941,301 3

(事   項   別)            (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

地震再保険金支払に必要な経費

201,087,838 201,087,838 7,155,017 ― 193,932,820 3

事務取扱いに必要な経費

72,329 72,329 65,559 ― 6,769 90

地震再保険事業に必要な経費

2,170 2,170 958 ― 1,211 44

予 備 費 500 500 ― ― 500 ―

計 201,162,837 201,162,837 7,221,535 ― 193,941,301 3

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

( 1 ) 本年度における地震保険契約状況及び再保険料の収入実績等を示せば、次のとおりである。

単位 件数   千件

  金額 百万円

区     分年 度 末契約件数

年 度 末保険契約金額

元受純保険料 収納済再保険料年 度 末未収再保険料

月 掛 1,743 15,073,980 20,316 16,308 2,809年 掛 17,997 171,031,541 202,330 163,634 33,702

計 19,740 186,105,521 222,646 179,943 36,512

( 2 ) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における地震保険契約状況及び再保険料の収入実績

等を示せば、次のとおりである。

単位 件数   千件

  金額 百万円

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

年 度 末 契 約 件 数 16,941 17,712 18,257 19,005 19,740年 度 末 保 険 契 約 金 額 150,272,903 159,628,458 167,054,067 176,604,126 186,105,521元 受 純 保 険 料 167,150 178,955 192,312 206,049 222,646収 納 済 再 保 険 料 111,978 124,566 156,863 161,764 179,943年 度 末 未 収 再 保 険 料 22,948 30,196 30,944 34,667 36,512

( )

( )

Page 13: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 246 )

損     益     計     算     書

損           

        失

利                   益

科    

目前 年 度

決 算 額

(百万円)

元 

年 

度決 算 額

(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備       考

科    

目前 

年 度

決 

算 額

(百万円)

元 

年 

度決 算 額

(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備       考

再保

険金

事務

取扱

責任

準備

金繰

13,0

45 60

176,

820

7,15

5 66

200,

058

5,89

0

6

23

,238

再保険金の支払請求が

少なかったため

再保

険料

利子

収入

雑収

165,

490

24,4

35 0

181,

787

25,4

92 0

16,2

97

1,

057

0

元受純保険料が多かっ

たこと等のため

合     計

189,

925

207,

280

17

,354

合     計

189,

925

207,

280

17

,354

貸     借     対     照     表

借                   方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円)

元年

度末

決算

額(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円)

元年

度末

決算

額(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備       考

現金

預金

1,66

2,30

61,

860,

520

198,

214

決算上の剰余金が発生

したため

責任

準備

金1,

696,

974

1,89

7,03

320

0,05

8決算上の剰余金が発生

したこと等のため

未収

金34

,667

36,5

121,

844

合     計

1,69

6,97

41,

897,

033

200,

058

合     計

1,69

6,97

41,

897,

033

200,

058

Page 14: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 247 )

3 国債整理基金特別会計

この会計は、国債の償還及び発行を円滑に行うための資金として国債整理基金を置き、その経理

を明確にするため、「特別会計に関する法律」(平 19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 3 号

の規定により設置されたものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

他 会 計 よ り 受 入

東日本大震災復興他会計より受入

た ば こ 特 別 税

公 債 金

復 興 借 換 公 債 金

東日本大震災復興配当金収入

運 用 収 入

東日本大震災復興運用収入

雑 収 入

東日本大震災復興雑収入

前 年 度 剰 余 金 受 入

東日本大震災復興前年度剰余金受入

79,397,589

3,758

123,768101,199,636

3,038,62361,045

113―

68,7769

3,076,435

0

国 債 整 理 支 出復 興 債 整 理 支 出

180,774,4913,103,435

183,877,927

計 186,969,755 翌年度の歳入に繰り入れる額 3,091,827

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 189,235,510,819 千円

であって、その内訳は

当初予算額 190,715,382,006 千円

予算補正追加額 3,801,565,264 千円

予算補正修正減少額 5,281,436,451 千円

であり、予算補正追加額は、法第 47 条第 1 項の規定により平成 30 年度に発行した令和元年度

における国債の整理又は償還のための公債に係る公債金収入額が減少したことに伴う法第 46 条

第 1 項の規定により発行する借換えのための公債に係る公債金収入の見込額の増加等を補正追加

したものであり、予算補正修正減少額は、法第 47 条第 1 項の規定により平成 30 年度に発行し

た令和元年度における国債の整理又は償還のための公債に係る公債金収入等を修正減少したもの

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 186,969,755,193 千円

であって、差引き 2,265,755,625 千円

の減少となった。これは原子力損害賠償支援証券償還の支払財源の受入れがなかったこと等によ

り、エネルギー対策特別会計より受入が少なかったこと等のためである。

 

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( 248 )

本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

他 会 計 よ り 受 入 84,536,607,796 79,397,589,225 △ 5,139,018,570 93一 般 会 計 よ り 受 入 22,505,293,500 22,284,891,819 △ 220,401,680 99交付税及び譲与税配付金特別会計等より受入

62,031,314,296 57,112,697,406 △ 4,918,616,889 92

東日本大震災復興他会計より受入

6,009,611 3,758,104 △ 2,251,506 62

た ば こ 特 別 税 126,000,000 123,768,428 △ 2,231,571 98公 債 金 101,272,135,054 101,199,636,167 △ 72,498,886 99復 興 借 換 公 債 金 3,051,354,379 3,038,623,369 △ 12,731,009 99東日本大震災復興配当金収入 61,045,152 61,045,152 0 100運 用 収 入 94,592,414 113,474 △ 94,478,939 0東日本大震災復興運用収入 2,390,719 ― △ 2,390,719 ―

雑 収 入 74,762,417 68,776,823 △ 5,985,593 91東日本大震災復興雑収入 27,120 9,239 △ 17,880 34前 年 度 剰 余 金 受 入 10,586,138 3,076,435,188 3,065,849,050 29,060東日本大震災復興前年度剰余金受入

19 19 0 100

計 189,235,510,819 186,969,755,193 △ 2,265,755,625 98

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 192,301,359,868 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 189,235,510,819 千円

  当初予算額 190,715,382,006 千円

  予算補正追加額 3,801,565,264 千円

  予算補正修正減少額 5,281,436,451 千円

 前年度繰越額 3,065,849,049 千円

であり、予算補正追加額は、法第 47 条第 1 項の規定により平成 30 年度に発行した令和元年度

における国債の整理又は償還のための公債に係る公債金収入額が減少したことに伴う法第 46 条

第 1 項の規定により発行する借換えのための公債に係る公債金収入の見込額の増加等による公債

等償還費の増加等を補正追加したものであり、予算補正修正減少額は、公債等償還に必要な既定

予算の不用額等を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 183,877,927,278 千円

 翌年度繰越額は 3,066,566,316 千円

 不用額は 5,356,866,273 千円

であって、翌年度繰越額は、法第 48 条の規定による支出残額の繰越しであり、不用額は、国債

整理支出において、政府短期証券償還及び借入金償還の支払が予定を下回ったこと等により、債

務償還費を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

Page 16: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 249 )

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合(%)

国 債 費 189,235,510,819 192,301,359,868 183,877,927,278 3,066,566,316 5,356,866,273 95

(事   項   別)             (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合(%)

公債等償還に必要な経費

176,668,523,058 179,732,671,904 172,280,930,749 3,064,866,974 4,386,874,180 95

公債利子等支払に必要な経費

9,315,161,071 9,316,810,851 8,461,924,039 1,648,763 853,238,048 90

公債等の償還及び発行に関する諸費等に必要な経費

130,999,690 131,050,113 31,636,621 50,578 99,362,912 24

復興債償還に必要な経費

3,112,399,550 3,112,399,550 3,099,668,523 ― 12,731,026 99

復興債利子等支払に必要な経費

5,736,352 5,736,352 3,656,040 ― 2,080,311 63

復興債の償還及び発行に関する諸費等に必要な経費

2,691,098 2,691,098 111,303 ― 2,579,794 4

計 189,235,510,819 192,301,359,868 183,877,927,278 3,066,566,316 5,356,866,273 95

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

 ( 1 ) 債 務 償 還 費

本年度における会計別の公債等、借入金、政府短期証券及び復興債の債務償還費の支出実績

は、次のとおりである。

債 務 償 還 費 支 出 実 績            (単位 百万円)

会             計 公  債  等 借  入  金 政府短期証券 復  興  債 計

一 般 会 計 115,262,174 596,805 ― ― 115,858,980交付税及び譲与税配付金 ― 31,617,295 ― ― 31,617,295財 政 投 融 資 13,518,980 ― ― ― 13,518,980エ ネ ル ギ ー 対 策 526,000 7,627,217 1,185,700 ― 9,338,917年 金 ― 1,458,290 ― ― 1,458,290食 料 安 定 供 給 ― 6,390 90,000 ― 96,390国 有 林 野 事 業 債 務 管 理 ― 355,214 ― ― 355,214自 動 車 安 全 ― 36,860 ― ― 36,860東 日 本 大 震 災 復 興 ― ― ― 3,099,668 3,099,668

計 129,307,155 41,698,075 1,275,700 3,099,668 175,380,599

(注) 一般会計の公債については、「財政法」(昭 22 法 34)第 4 条第 1 項ただし書の規定により発行した公債、

各年度における公債の発行の特例に関する法律に基づき発行した公債、法第 46 条第 1 項及び第 47 条第

1 項の規定により発行した公債等の合計額 114,960,457 百万円を含み、その内訳は借換えによる償還額

100,959,046 百万円及び現金による償還額 14,001,410 百万円である。

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( 250 )

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における会計別の公債等、借入金、政府短期

証券及び復興債の債務償還費の支出実績を示せば、次のとおりである。

債 務 償 還 費 支 出 実 績           (単位 百万円)

会 計 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度 備     考

一 般 会 計 127,532,030 122,769,347 118,106,421 115,242,522 115,858,980 公債等、借入金

交付税及び譲与税配付金 33,117,295 32,817,295 32,417,295 32,190,291 31,617,295 借入金

財 政 投 融 資 16,970,288 19,741,759 13,689,485 12,904,519 13,518,980 公債等、借入金、復興債

エ ネ ル ギ ー 対 策 7,151,899 8,022,008 8,671,003 9,135,978 9,338,917公債等、借入金、政府短期証券

年 金 1,479,228 1,479,228 1,469,772 1,464,007 1,458,290 借入金

食 料 安 定 供 給 160,677 120,081 96,637 106,029 96,390 借入金、政府短期証券

国有林野事業債務管理 315,589 324,664 338,889 346,439 355,214 借入金

自 動 車 安 全 58,984 44,068 41,390 38,992 36,860 借入金

東日本大震災復興 1,703,558 1,166,879 4,375,399 2,908,840 3,099,668 復興債

計 188,489,551 186,485,333 179,206,294 174,337,620 175,380,599

 ( 2 ) 利子及割引料

本年度における会計別の公債利子等、借入金利子、一時借入金利子、政府短期証券利子及び復

興債利子の支出実績は、次のとおりである。

利 子 及 割 引 料 支 出 実 績            (単位 百万円)

会       計 公債利子等借 入 金 利 子一時借入金利子

政府短期証券利    子

復興債利子 計

一 般 会 計 7,756,649 15,446 ― ― 7,772,096交付税及び譲与税配付金 ― 156 ― ― 156財 政 投 融 資 685,090 ― ― ― 685,090エ ネ ル ギ ー 対 策 ― 974 ― ― 974年 金 ― 34 ― ― 34食 料 安 定 供 給 ― 290 ― ― 290国有林野事業債務管理 ― 1,155 ― ― 1,155自 動 車 安 全 ― 2,126 ― ― 2,126東 日 本 大 震 災 復 興 ― ― ― 3,656 3,656

計 8,441,740 20,183 ― 3,656 8,465,580

 ( 3 ) 年度末基金残高

本年度末における国債整理基金の年度末基金残高は、次のとおりである。

(単位 億円)

区           分 30 年 度 元 年 度

償 還 財 源 繰 入 額 等う ち 復 興 債 償 還 財 源

697,6191,319

698,673610

償 還 額う ち 復 興 債

697,6341,319

698,532610

差 引 基 金 増 △ 減 額 △   14 141年 度 末 基 金 残 高 30,058 30,199

 (注) 国債整理基金特別会計が「東京地下鉄株式会社法」(平 14 法 188)附則第 11 条、法附則第 12 条の 2 並び

に「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」(平 23法 117)第5条及び第 5 条の 2 の規定により保有することとなった株式の状況は、次のとおりである。

Page 18: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 251 )

区               分 30 年 度 末 元 年 度 末

東京地下鉄株式会社株券数  量(千株) 310,343 310,343価  格(億円) 3,417 3,597

日 本 郵 政 株 式 会 社 株 券数  量(千株) 1,059,524 1,059,524価  格(億円) 13,731 8,960

Page 19: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 252 )

4 外国為替資金特別会計

この会計は、政府が行う外国為替等の売買及びこれに伴う取引を円滑にするために置かれた外国

為替資金の運営に関する経理を明確にするため、「特別会計に関する法律」(平 19 法 23)第 2 条第 1

項第 5 号の規定により設置されたものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

外 国 為 替 等 売 買 差 益

運 用 収 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

241,8872,809,124

121,456426,295

事 務 取 扱 費

諸 支 出 金

融通証券事務取扱費一般会計へ繰入

国債整理基金特別会計へ繰入

予 備 費

2,165157,184

0

286―

159,636

計 3,598,763

外国為替資金に組み入れる額

令和 2 年度の一般会計の歳入に繰り入れる額

翌年度の歳入に繰り入れる額

457,196

2,590,781

391,148

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 3,147,273,655 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 3,598,763,702 千円

であって、差引き 451,490,047 千円

の増加となった。これは前年度において予備費を使用しなかったこと等により、前年度剰余金受

入があったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

外 国 為 替 等 売 買 差 益 151,188,235 241,887,947      90,699,712 159運 用 収 入 2,996,084,860 2,809,124,109 △    186,960,750 93雑 収 入 560 121,456,187 121,455,627 21,688,604前 年 度 剰 余 金 受 入 ― 426,295,457 426,295,457 ―

計 3,147,273,655 3,598,763,702 451,490,047 114

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 1,046,825,764 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 159,636,680 千円

Page 20: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 253 )

 不用額は 887,189,083 千円

であって、不用額は、外国為替資金証券利子の支払がなかったこと、融通証券起債に係る手数料

の支払が予定を下回ったこと等により、国債整理基金特別会計へ繰入を要することが少なかった

こと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 494,453,287 494,453,287 286,956 ― 494,166,330 0その他の事項経費 252,372,477 252,372,477 159,349,724 ― 93,022,752 63予 備 費 300,000,000 300,000,000 ― ― 300,000,000 ―

計 1,046,825,764 1,046,825,764 159,636,680 ― 887,189,083 15

(事   項   別)             (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

事務取扱いに必要な経費 564,604 564,604 506,241 ― 58,362 89

外国為替市場及び国際金融システムの安定に必要な経費

2,082,727 2,082,727 1,658,862 ― 423,864 79

手数料等に必要な経費 249,725,146 249,725,146 157,184,619 ― 92,540,526 62

融通証券事務取扱費の財源の一般会計へ繰入れに必要な経費

732 732 732 ― ― 100

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

494,452,555 494,452,555 286,224 ― 494,166,330 0

予 備 費 300,000,000 300,000,000 ― ― 300,000,000 ―

計 1,046,825,764 1,046,825,764 159,636,680 ― 887,189,083 15

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

平成 27 年度から令和元年度までの外国為替資金特別会計の外貨建資産の内訳、外貨建運用収入

の内訳並びに外貨定期預け金及び外貨証券に係る運用資産利回りを示せば、次のとおりである。

 (1) 外貨建資産の内訳

(単位 百万円)

項      目 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

円 貨 貸 付 金 805,726 790,556 551,820 396,399 250,048外 貨 預 け 金 13,804,111 13,417,563 12,629,571 12,381,231 12,186,411当 座 預 け 金 11,813,379 11,508,468 11,112,781 10,895,593 7,208,772定 期 預 け 金 1,990,732 1,909,095 1,516,789 1,485,637 4,977,639

外 貨 貸 付 金 6,838,016 7,332,586 6,306,188 5,434,228 4,727,257金 地 金 144,718 153,304 165,193 157,371 190,118外 貨 証 券 116,850,703 114,642,483 116,618,650 115,889,053 117,461,809特 別 引 出 権 証 券 6,741 12,205 14,550 76,683 147,772特 別 引 出 権 1,954,098 2,095,375 2,078,932 2,095,150 2,086,192

計 140,404,117 138,444,076 138,364,907 136,430,118 137,049,610

Page 21: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 254 )

 (2) 外貨建運用収入の内訳

(単位 百万円)

項      目 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

外 貨 預 け 金 利 子 3,286 8,663 18,156 31,095 43,785当 座 預 け 金 利 子 0 45 49 98 9,158定 期 預 け 金 利 子 3,285 8,617 18,106 30,996 34,626

外 貨 証 券 運 用 益 2,438,743 2,107,496 2,129,003 2,331,436 2,618,447外 貨 証 券 利 子 2,362,492 2,005,613 2,009,281 2,167,465 2,361,358外 貨 証 券 償 還 益 50,480 62,603 92,423 138,400 242,306外 貨 証 券 貸 出 収 入 25,770 39,280 27,299 25,570 14,782

そ の 他 外 貨 建 収 入 27,455 61,876 106,727 149,174 146,885

計 2,469,485 2,178,036 2,253,887 2,511,706 2,809,118

(参考 )償還差額補 金 41,714 62,027 66,585 81,420 155,545

 (3) 外貨定期預け金及び外貨証券に係る運用資産利回り

(単位 百万円)

項      目 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

運 用 収 入 2,400,314 2,054,086 2,080,524 2,281,013 2,497,529運 用 資 産 平 残 122,082,385 117,696,507 117,343,509 117,755,065 119,907,070運 用 資 産 利 回 り 1.96% 1.74% 1.77% 1.93% 2.08%

 (注) 1 運用収入には、外貨預け金利子のうちの定期預け金利子及び外貨証券運用益の当該年度における合

計額から償還差額補 金の金額を控除した金額を掲記している。

2 運用資産平残には、外貨預け金のうちの定期預け金及び外貨証券の合計の当年度末残高と前年度末

残高の平均の金額を掲記している。

3 運用資産利回りには、当年度における運用収入を当年度における運用資産平残で除した数値を掲記

している。

(参考) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における国際収支(IMF 方式)の実績を示せば、

次のとおりである。

(単位 億円)

項      目 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

経 常 収 支 182,957 216,771 223,998 194,848 197,092貿易・サービス収支 △ 10,141 44,084 40,397 △ 3,001 1,887貿 易 収 支 2,999 57,863 45,338 6,341 6,665輸 出 731,761 708,026 782,801 803,183 749,430輸 入 728,762 650,163 737,463 796,842 742,765

サ ー ビ ス 収 支 △ 13,140 △ 13,779 △ 4,941 △ 9,342 △ 4,777第 一 次 所 得 収 支 213,195 193,732 205,333 215,262 209,897第 二 次 所 得 収 支 △ 20,097 △ 21,044 △ 21,733 △ 17,414 △ 14,692

資 本 移 転 等 収 支 △ 7,009 △ 2,486 △ 3,055 △ 1,649 △ 4,374金 融 収 支 242,833 249,964 208,176 213,154 221,271直 接 投 資 162,054 177,614 147,209 206,452 186,499証 券 投 資 300,342 51,733 69,071 69,360 223,893金 融 派 生 商 品 △ 5,492 7,552 18,600 1,292 △ 2,569そ の 他 投 資 △ 220,147 7,363 △ 49,412 △ 97,411 △ 207,324外 貨 準 備 6,075 5,703 22,709 33,461 20,772

誤 差 脱 漏 66,885 35,679 △ 12,767 19,955 28,553

 (注) 1 金融収支のプラスは純資産の増加、マイナス(△)は純資産の減少を示す。

2 各年度における計数については、年次改訂制度により一部改訂を行っている。

Page 22: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 255 )

損     益     計     算     書

損                   失

利                   益

科 

 目

前年

度決

算額

(百万円)

元年

度決

算額

(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備 

考科

 目

前年

度決

算額

(百万円)

元年

度決

算額

(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備 

  

 考

事務

取扱

費2,

103

2,45

234

8外国為替等売買差

益22

5,67

224

1,88

7 

16,2

15

諸支

出金

83,0

7615

7,18

474

,108

償還差額補塡金の支払

が増加したこと等のた

め運

用収

入2,

511,

757

2,80

9,12

429

7,36

6外貨証券の運用益が増

加したこと等のため

本年

度利

益3,

015,

882

3,43

9,12

742

3,24

4雑

収入

129,

352

121,

456

7,89

6

前年

度剰

余金

受入

234,

281

426,

295

192,

014

前年度剰余金の受入れ

が増加したため

合     計

3,10

1,06

23,

598,

763

 49

7,70

0合     計

3,10

1,06

23,

598,

763

 49

7,70

0

Page 23: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 256 )

貸     借     対     照     表

借                   方

貸                   方

科 

 目

前年

度末

決算

額(百万円)

元年

度末

決算

額(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備 

  

 考

科 

目前

年度

末決

算額

(百万円)

元年

度末

決算

額(百万円)

比較

増△

減額

(百万円)

備 

 考

円貨

預け

金外国為替資金証券

国庫

余裕

金繰

替金

国際

通貨

基金

通貨

代用証券

円貨

預り

特別

決済

勘定

仮受

特別

引出

権純

累積

配分額

資金

本年

度利

その

他資

産負

債差

72,0

73,3

10

40,6

00,0

00

4,03

3,79

7

1,13

0 0

13,0

12

1,91

3,37

3

831,

426

3,01

5,88

2

19,3

91,0

64

73,1

47,1

20

39,6

00,0

00

3,92

0,97

4

38,5

90 0

12,6

02

1,85

1,43

7

831,

426

3,43

9,12

7

19,6

39,0

26

1,

073,

810

△ 1

,000

,000

112,

823

37

,460

409

61,9

36

42

3,24

4

24

7,96

2

外国為替資金証券の発

行実績額が償還実績額

を上回ったため

国庫余裕金繰替使用の

額が減少したため

当座

預け

金59

2,09

065

3,71

761

,626

円貨

貸付

金39

6,39

925

0,04

8△

14

6,35

1

外貨

預け

金12

,381

,231

12,1

86,4

11△

19

4,81

9

当座

預け

金10

,895

,593

7,20

8,77

2△

3,6

86,8

20

定期

預け

金1,

485,

637

4,97

7,63

93,

492,

001

外貨

貸付

金5,

434,

228

4,72

7,25

7△

70

6,97

1貸

付けが回収より少な

かったこと等のため

金地

金15

7,37

119

0,11

832

,746

外貨

証券

115,

889,

053

117,

461,

809

1,57

2,75

6保有していた外貨証券

が増加したため

特別

引出

権証

券76

,683

147,

772

71,0

88

特別

引出

権2,

095,

150

2,08

6,19

2△

8,

958

国際

通貨

基金

出資

4,70

1,45

04,

620,

155

81,2

95

仮払

金14

9,33

915

6,82

37,

484

合     計

141,

872,

999

142,

480,

305

607,

306

合     計

141,

872,

999

142,

480,

305

607,

306

Page 24: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 257 )

(財務省及び国土交通省所管)

5 財政投融資特別会計

この会計は、「財政融資資金法」(昭 26 法 100)に基づいて設置された財政融資資金の運用並びに

産業の開発及び貿易の振興のために国の財政資金をもって行う投資に関する経理を明確にするた

め、「特別会計に関する法律」(平 19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 4 号の規定により設

置されたものであり、財政融資資金勘定及び投資勘定に区分されている。

また、庁舎等その他の施設の用に供する特定の国有財産(公共用財産等及び他の特別会計に属す

るものを除く。)の使用の効率化と配置の適正化を図るために定められる特定国有財産整備計画の実

施による特定の国有財産の取得及び処分に関する経理を行うために設けられた特定国有財産整備特

別会計が平成 21 年度末をもって廃止されたことに伴い、平成 21 年度末までに策定されていた事業

で未完了のものについては、当該事業が完了する年度までの間、経過的に設置された特定国有財産

整備勘定で経理を行うこととされており、未完了事業完了後の残余財産は、一般会計に承継するこ

ととされている。

(1) 財政融資資金勘定

この勘定は、財政融資資金の運用に関する経理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

運 用 利 殖 金 収 入

公 債 金

財 政 融 資 資 金 よ り 受 入

投 資 勘 定 よ り 受 入

雑 収 入

885,11712,549,99913,534,999

2,879

財 政 融 資 資 金 へ 繰 入

事 務 取 扱 費

諸 支 出 金

公債等事務取扱費一般会計へ繰入

国債整理基金特別会計へ繰入

予 備 費

12,549,9995,304

199,391

59

14,204,694―

26,959,449

計 26,972,996 積立金として積み立てる額 13,546

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 27,019,022,498 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 26,628,935,290 千円

 予算補正追加額 550,000,000 千円

 予算補正修正減少額 159,912,792 千円

であり、予算補正追加額は、法第 62 条第 1 項の規定により財政融資資金への繰入れの財源に充

てるため発行する公債金の収入見込額の増加を補正追加したものであり、予算補正修正減少額

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( 258 )

は、財政融資資金の運用による利子の収入見込額等を修正減少したものである。

 この予算額に対し

収納済歳入額は 26,972,996,685 千円

であって、差引き 46,025,812 千円

の減少となった。これは貸付金の利率を改定したこと等により、利子収入が少なかったこと等の

ためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

運 用 利 殖 金 収 入 917,580,796 885,117,591 △ 32,463,204 96公 債 金 12,550,000,000 12,549,999,974 △ 25 99財 政 融 資 資 金 よ り 受 入 13,534,999,765 13,534,999,764 △ 0 99投 資 勘 定 よ り 受 入 184,121 ― △ 184,121 ―

雑 収 入 16,257,816 2,879,354 △ 13,378,461 17

計 27,019,022,498 26,972,996,685 △ 46,025,812 99

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

歳出予算額 26,997,957,565 千円

 当初予算額 26,575,412,245 千円

 予算補正追加額 550,000,000 千円

 予算補正修正減少額 127,454,680 千円

であり、予算補正追加額は、法第 64 条第 1 項の規定による財政融資資金への繰入れに必要な経

費を補正追加したものであり、予算補正修正減少額は、国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な

既定予算の不用額等を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

支出済歳出額は 26,959,449,746 千円

不用額は 38,507,818 千円

であって、不用額は、諸支出金において、利率の改定があったこと及び平均残高が予定を下回っ

たことにより、預託金利子を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 14,219,516,864 14,219,516,864 14,204,754,143 ― 14,762,720 99その他の事項経費 12,778,380,701 12,778,380,701 12,754,695,602 ― 23,685,098 99予 備 費 60,000 60,000 ― ― 60,000 ―

計 26,997,957,565 26,997,957,565 26,959,449,746 ― 38,507,818 99

Page 26: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 259 )

(事   項   別)             (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

財政融資資金へ繰入れに必要な経費

12,550,000,000 12,550,000,000 12,549,999,974 ― 25 99

事務取扱いに必要な経費

4,072,343 4,072,343 3,788,173 ― 284,169 93

財政融資資金の運用に必要な経費

1,575,342 1,575,342 1,516,210 ― 59,131 96

預託金利子支払等に必要な経費

222,733,016 222,733,016 199,391,245 ― 23,341,770 89

公債等事務取扱費の財源の一般会計へ繰入れに必要な経費

66,345 66,345 59,244 ― 7,100 89

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

14,219,450,519 14,219,450,519 14,204,694,899 ― 14,755,619 99

予 備 費 60,000 60,000 ― ― 60,000 ―

計 26,997,957,565 26,997,957,565 26,959,449,746 ― 38,507,818 99

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

(1) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における預託金の増(△)減状況は、次のとおりで

ある。

 (単位 億円)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

特 別 会 計 預 託 金 △ 4,578 △ 2,760 △ 10,591 △ 4,374 △ 4,133資 金 預 託 金 △ 30,329 △ 45,755 1,042 838 2,111共 済 組 合 預 託 金 △ 4,432 △ 964 △ 1,968 △ 3,248 △ 3,854そ の 他 預 託 金 △ 5,326 10,770 1,567 1,837 △ 704

計 △ 44,667 △ 38,710 △ 9,949 △ 4,946 △ 6,580

(2) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における財政融資資金の長期運用計画に係る運用

実績は、次のとおりである。

 (単位 億円)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

特 別 会 計 101 70 100 103 122政 府 関 係 機 関 34,405 40,827 36,890 32,609 35,676独 立 行 政 法 人 等 22,856 48,635 37,249 33,356 40,147地 方 公 共 団 体 31,217 30,459 31,664 28,444 29,861

計 88,581 119,992 105,905 94,512 105,807

 (3) 損     益

本年度における損益計算上の総利益は 873,622,164 千円

であって、総損失は 813,469,239 千円

であるので、差引き 60,152,925 千円

の利益を生じた。

 この利益は、法第 56 条第 1 項の規定により翌年度に繰り越して整理することとした。

Page 27: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 260 )

(2) 投 資 勘 定

この勘定は、産業の開発及び貿易の振興のために国の財政資金をもって行う投資に関する経理を

行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

利 子 収 入

納 付 金

配 当 金 収 入

出 資 回 収 金 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

株 式 売 払 収 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

1,530126,894303,939

15,25735,000

249,4650

714,716

産 業 投 資 支 出

事 務 取 扱 費

地方公共団体金融機構納付金収入財政融資資金勘定へ繰入

一 般 会 計 へ 繰 入

地方公共団体金融機構納付金収入交付税及び譲与税配付金特別会計へ繰入

国債整理基金特別会計へ繰入

産 業 投 資 予 備 費

361,01498

432,073

100,000

893,185

計 1,446,803 翌年度の歳入に繰り入れる額 553,618

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 1,022,284,079 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 987,284,079 千円

 予算補正追加額 35,000,000 千円

であり、予算補正追加額は、法第 55 条の規定による産業投資支出の財源に充てるための一般会

計からの受入見込額を補正追加したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 1,446,803,788 千円

であって、差引き 424,519,709 千円

の増加となった。これは前年度において産業投資支出が予定より少なかったこと等により、前年

度剰余金受入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

利 子 収 入 91,272 1,530,056 1,438,784 1,676納 付 金 111,791,685 126,894,472 15,102,787 113配 当 金 収 入 182,595,590 303,939,486 121,343,896 166出 資 回 収 金 収 入 2,400,000 15,257,780 12,857,780 635一 般 会 計 よ り 受 入 35,000,000 35,000,000 ― 100株 式 売 払 収 入 157,680,108 249,465,504 91,785,396 158雑 収 入 4,341 15 △ 4,325 0前 年 度 剰 余 金 受 入 532,721,083 714,716,472 181,995,389 134

計 1,022,284,079 1,446,803,788 424,519,709 141

Page 28: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 261 )

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 1,034,284,079 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 1,022,284,079 千円

  当初予算額 987,284,079 千円

  予算補正追加額 35,000,000 千円

 前年度繰越額 12,000,000 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、経済の下振れ

リスクを乗り越えようとする者への重点支援を図るため株式会社国際協力銀行が行う日本企業の

海外展開支援及び質の高いインフラ整備支援のための財務基盤強化に要する資金に充てるための

出資に必要な経費を補正追加したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 893,185,450 千円

 翌年度繰越額は 9,700,000 千円

 不用額は 131,398,628 千円

であって、翌年度繰越額は、出資金において、計画に関する諸条件により事業の実施に不測の日

数を要したため、年度内に支出を終わらなかったことによるものであり、不用額は、産業投資予

備費を使用しなかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 116 116 ― ― 116 ―

その他の事項経費 952,283,963 964,283,963 893,185,450 9,700,000 61,398,512 92産 業 投 資 予 備 費 70,000,000 70,000,000 ― ― 70,000,000 ―

計 1,022,284,079 1,034,284,079 893,185,450 9,700,000 131,398,628 86

(事   項   別)             (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

産業投資に必要な経費

419,900,000 431,900,000 361,014,000 9,700,000 61,186,000 83

貸 付 金 500,000 500,000 ― ― 500,000 ―

出 資 金 419,400,000 431,400,000 361,014,000 9,700,000 60,686,000 83事務取扱いに必要な経費

118,359 118,359 97,541 ― 20,817 82

産業投資の重点化・効率化に必要な経費

8,421 8,421 847 ― 7,573 10

地方公共団体金融機構納付金収入財政融資資金勘定へ繰入れに必要な経費

184,121 184,121 ― ― 184,121 ―

一般会計へ繰入れに必要な経費

432,073,062 432,073,062 432,073,062 ― ― 100

Page 29: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 262 )

(単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

地方公共団体金融機構納付金収入交付税及び譲与税配付金特別会計へ繰入れに必要な経費

100,000,000 100,000,000 100,000,000 ― ― 100

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

116 116 ― ― 116 ―

産 業 投 資 予 備 費 70,000,000 70,000,000 ― ― 70,000,000 ―

計 1,022,284,079 1,034,284,079 893,185,450 9,700,000 131,398,628 86

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

 ( 1 ) 本年度における投融資実績等は、次のとおりである。

  (イ) 投融資実績等

(単位 百万円)

投 融 資 先投融資額

現在額 投 融 資 先投融資額

現在額予 定 実 績 予 定 実 績

( 貸   付   金 )

株式会社日本政策金融公庫

そ の 他

500

22,292

51,179

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構

株式会社日本政策投資銀行

株式会社海外需要開拓支援機構

株式会社海外交通・都市開発事業支援機構

株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構

そ の 他

48,200

130,000

17,000

60,600

26,700

16,000

130,000

17,000

37,400

22,470

217,106

1,877,904

75,600

93,500

36,242

1,127,544

小       計 500 ― 73,472( 出   資   金 )

株式会社日本政策金融公庫

沖縄振興開発金融公庫

株式会社国際協力銀行

独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構

45,300

1,900

98,500

3,200

38,500

1,144

98,500

752,912

12,293

1,713,800

50,270小       計 431,400 361,014 5,957,173合 計 431,900 361,014 6,030,645

  (ロ) 投融資先事業実施状況

(a) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、出資金 16,000 百万円を受け入れる

ことにより、天然ガス資源開発支援事業を行った。

(b) 株式会社日本政策投資銀行は、出資金 130,000 百万円を受け入れることにより、特定投

資業務による出資等を行った。

(c) 株式会社海外需要開拓支援機構は、出資金 17,000 百万円を受け入れることにより、対

象事業支援事業を行った。

(d) 株式会社海外交通・都市開発事業支援機構は、出資金 37,400 百万円を受け入れること

により、対象事業支援事業を行った。

(e) 株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構は、出資金 22,470 百万円を受け入れるこ

とにより、対象事業支援事業を行った。

(「株式会社日本政策金融公庫」、「沖縄振興開発金融公庫」及び「株式会社国際協力銀行」につ

Page 30: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 263 )

いては、各機関の項参照)

 (2) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における投融資実績を示せば、次のとおりである。

 (単位 百万円)

投  融  資  先 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

( 貸    付    金 )

株式会社日本政策金融公庫 3,460 ― 13 319 ―

株式会社商工組合中央金庫 23,296 19,372 12,000 ― ―

小     計 26,756 19,372 12,013 319 ―( 出    資    金 )

株式会社日本政策金融公庫 19,000 38,900 41,000 33,000 38,500

沖縄振興開発金融公庫 1,365 379 165 186 1,144株式会社国際協力銀行 ― 142,000 82,200 20,100 98,500独立行政法人奄美群島振興開発基金 200 ― ― ― ―

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 4,092 3,220 19,620 1,200 16,000

株式会社日本政策投資銀行 65,000 50,000 50,000 129,000 130,000

株式会社海外需要開拓支援機構 11,600 17,000 ― ― 17,000

株式会社海外交通・都市開発事業支援機構 9,600 4,000 21,500 15,600 37,400

株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構 1,872 3,150 1,550 7,200 22,470

小     計 112,729 258,649 216,036 206,286 361,014

合       計 139,485 278,021 228,049 206,605 361,014

 (3) 損     益

   本年度における損益計算上の総利益は 669,902,770 千円

  であって、総損失は 100,098,388 千円

  であるので、差引き 569,804,381 千円

  の利益を生じた。

   この利益は、法第 57 条第 4 項の規定により利益積立金に組み入れることとした。

(3) 特定国有財産整備勘定

この勘定は、特定国有財産整備計画の実施による特定の国有財産の取得及び処分に関する経理を

行うものである。

Page 31: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 264 )

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

国 有 財 産 売 払 収 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

8,581102

55,437

特 定 国 有 財 産 整 備 費

事 務 取 扱 費

予 備 費

19,557631―

20,189

計 64,121 翌年度の歳入に繰り入れる額 43,932

 (歳   入)

  令和元年度における歳入予算額は 78,877,098 千円

である。

 この予算額に対し

  収納済歳入額は 64,121,244 千円

 であって、差引き 14,755,853 千円

の減少となった。これは「国の庁舎等の使用調整等に関する特別措置法」(昭 32 法 115)第 5 条に

規定する特定国有財産整備計画の実施による特定の国有財産の処分において売払件数が予定より

少なかったこと等により、特定施設売払代が少なかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事           項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

国 有 財 産 売 払 収 入 22,664,989 8,581,656 △ 14,083,332 37雑 収 入 136,599 102,465 △ 34,133 75前 年 度 剰 余 金 受 入 56,075,510 55,437,123 △ 638,386 98

計 78,877,098 64,121,244 △ 14,755,853 81

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 24,044,850 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 22,834,141 千円

 前年度繰越額 1,210,709 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 20,189,153 千円

 翌年度繰越額は 788,398 千円

 不用額は 3,067,298 千円

であって、翌年度繰越額は、特定施設整備費において、計画に関する諸条件により事業の実施に

不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によるものであり、不用額は、

特定国有財産整備費において、事業内容の見直しによる事業計画の変更をしたこと及び契約価格

が予定を下回ったことにより、特定施設整備費を要することが少なかったこと等のため生じたも

のである。

Page 32: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 265 )

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

その他の事項経費 22,824,141 24,034,850 20,189,153 788,398 3,057,298 83予 備 費 10,000 10,000 ― ― 10,000 ―

計 22,834,141 24,044,850 20,189,153 788,398 3,067,298 83

(事   項   別)             (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

特定施設整備に必要な経費

1,942,595 2,925,862 2,075,067 788,398 62,396 70

民間資金等を活用した特定施設整備に必要な経費

19,660,488 19,698,822 17,482,721 ― 2,216,100 88

事務取扱いに必要な経費

278,351 278,351 104,926 ― 173,424 37

特定国有財産の取得及び処分に必要な経費

942,707 1,131,815 526,438 ― 605,376 46

予 備 費 10,000 10,000 ― ― 10,000 ―

計 22,834,141 24,044,850 20,189,153 788,398 3,067,298 83

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

本年度において特定施設の整備事業を実施したのは、気象庁虎ノ門庁舎ほか 16 箇所であり、こ

のうち完成した施設は気象庁虎ノ門庁舎である。

Page 33: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 266 )

財 政 融 資 資 金 勘 定 損 益 計 算 書

損                   失

利                   益

科 

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

事務

取扱

費5,

545

5,30

4△

241

運用

収入

1,01

4,77

287

2,17

4△

142,

597

諸支

出金

208,

890

195,

704

△13

,185

有価

証券

利子

3,97

0―

△3,

970

運用

手数

料19

19△

0貸

付金

利子

1,01

0,80

287

2,17

4△

138,

627

貸付金の利率が下回っ

たこと等のため

預託

金利

子20

8,07

119

4,94

1△

13,1

30投資勘定より受入

64―

△64

支払

利子

798

743

△54

雑収

入3,

482

1,44

7△

2,03

5

公債

金利

子65

6,90

359

9,35

0△

57,5

53公債金の利率が下回っ

たこと等のため

公債

等発

行諸

費75

068

3△

66

公債

発行

差金

償却

12,2

9912

,426

126

雑損

0―

△0

本年

度利

益13

3,93

060

,152

△73

,777

合     計

1,01

8,31

987

3,62

2△

144,

697

合     計

1,01

8,31

987

3,62

2△

144,

697

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( 267 )

財 政 融 資 資 金 勘 定 貸 借 対 照 表

借           

        方

貸                   方

科 

  

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

 目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

現金

預金

貸付

一般

会計

及特

別会計貸付金

政府

関係

機関

貸付金

地方

公共

団体

貸付金

特別

法人

貸付

未収

収益

公債

発行

差金

5,01

1,89

5

119,

873,

543

21,2

81,1

60

17,3

47,2

14

45,4

31,6

18

35,8

13,5

50

98,3

10

251,

848

5,25

8,97

5

117,

996,

926

20,1

72,4

33

17,3

66,3

95

44,2

23,3

62

36,2

34,7

35

85,3

47

241,

329

△ △ △ △ △

247,

079

1,87

6,61

6

1,10

8,72

6

19,1

81

1,20

8,25

6

421,

184

12,9

62

10,5

19

地方公共団体に対する

貸付けが減少したため

預託

特別

会計

預託

資金

預託

共済

組合

預託

その

他預

託金

公債

補償

金返

還金

未払

費用

前受

長期

前受

収益

繰越

利益

金利

変動

準備

本年

度利

31,3

53,4

59

23,4

78,1

40

1,51

0,46

8

2,91

9,84

5

3,44

5,00

5

92,2

45,6

41 450

152,

647 35

225,

870

1,12

3,56

2

133,

930

30,6

95,3

75

23,0

64,7

52

1,72

1,62

8

2,53

4,43

9

3,37

4,55

5

91,0

90,0

81 450

138,

281

1,44

7

339,

296

1,25

7,49

3

60,1

52

△ △ △ △ △ △ △

658,

084

413,

387

211,

159

385,

405

70,4

50

1,15

5,55

9 ―14

,366

1,41

1

113,

425

133,

930

73,7

77

公債償還実績額が公債

発行実績額を上回った

ため

合     計

125,

235,

598

123,

582,

579

△1,

653,

019

合     計

125,

235,

598

123,

582,

579

△1,

653,

019

(注) 

法第

65条第

1項の規定による金利スワ

ップ取引については、元年度は実施せず、当該金額の残高は、元年度末については想定元本で

600,

000百万円である。

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( 268 )

投  資  勘  定  損  益  計  算  書

損           

        失

利                   益

科 

  

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

事務

取扱

地方公共団体金融

機構納付金収入財

政融資資金勘定へ

繰入

地方公共団体金融

機構納付金収入交

付税及び譲与税配

付金特別会計へ繰

入 本年

度利

96 64

400,

000

350,

651

98 ―

100,

000

569,

804

△ △

1 64

300,

000

219,

153

「地方

税法

等の

一部

を改

正す

る法

律」(

令2法

5)附

則第

32条

の規

定に

よる

改正

前の

法附

則第

10条

第3項

の規

定に

よる

地方

公共

団体

金融

機構

納付

金収

入交

付税

及び

譲与

税配

付金

特別

会計

への

繰入

れが

減少したため

貸付

金利

預託

金利

納付

株式会社日本政

策金融公庫納付

金 株式会社国際協

力銀行納付金

地方公共団体金

融機構納付金

独立行政法人鉄

道建設・運輸施

設整備支援機構

納付金

独立行政法人都

市再生機構納付

金 預金保険機構納

付金

株式

配当

日本たばこ産業

株式会社配当金

68 76

435,

861 23

30,7

29

400,

064 17 ―

5,02

7

314,

805

100,

000

1,49

0 35

126,

894 38

26,1

75

100,

000 7

673 ―

303,

939

102,

666

△ △ △ △ △ △ △

1,42

2 40

308,

967 15

4,55

4

300,

064 9

673

5,02

7

10,8

65

2,66

6

「地

方公

共団

体金

融機

構法

」(平

19法

64)附

則第

14条

の規

定に

よる

地方

公共

団体

金融

機構

から

の納

付金

が減

少したため

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( 269 )

損           

        失

利                   益

科 

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

日本電信電話株

式会社配当金

株式会社日本政

策投資銀行配当

金 株式会社商工組

合中央金庫配当

金 株式会社産業革

新投資機構配当

株式

処分

雑収

108,

607

22,1

21

1,01

6

83,0

60 ― ―

124,

348

21,0

30

1,01

6

54,8

77

237,

542 0

△ △

15,7

40

1,09

0 ―

28,1

82

237,

542 0

日本電信電話株式会社

の株式の売払いに伴い

株式処分益が生じたた

合     計

750,

812

669,

902

△80

,909

合     計

750,

812

669,

902

△80

,909

(注) 

株式会社産業革新投資機構配当金の前年度決算額は、株式会社産業革新機構配当金に係るものである。

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( 270 )

投  資  勘  定  貸  借  対  照  表

借           

        方

貸                   方

科 

  

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

 目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

現金

預金

714,

723

553,

618

△16

1,10

5決算上の剰余金が減少

したため

株式会社日本政策投資

銀行及び株式会社国際

協力銀行に対する出資

金が増加したこと等の

ため

資本

3,08

6,18

73,

121,

187

35,0

00

国有財産の価格改定に

伴い固定資産評価差益

が減少したため

未収

収益

41

△3

利益

積立

金2,

974,

735

2,89

3,30

6△

81,4

29貸

付金

73,4

7273

,472

―本

年度

利益

350,

651

569,

804

219,

153

土地

等26

26△

0固

定資

産評

価差

益7,

793,

057

7,61

9,78

1△

173,

275

出資

金13

,416

,405

13,5

76,9

6116

0,55

6

合     計

14,2

04,6

3114

,204

,079

△55

1合     計

14,2

04,6

3114

,204

,079

△55

1

(注

) 法

第57

条第

5項

の規

定に

よる

一般

会計

への

元年

度繰

入額

432,

073百

万円

及び

法第

8条

第2項

の規

定に

よる

一般

会計

への

元年

度繰

入額

7百

万円

は、

全額

利益

積立

金を

減額して整理した。

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( 271 )

(内閣府、文部科学省、経済産業省及び環境省所管)

6 エネルギー対策特別会計

この会計は、燃料安定供給対策、エネルギー需給構造高度化対策、電源立地対策、電源利用対

策、原子力安全規制対策及び原子力損害賠償支援対策に関する経理を明確にするため、「特別会計

に関する法律」(平 19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 6 号の規定により設置されたもので

あり、エネルギー需給勘定、電源開発促進勘定及び原子力損害賠償支援勘定に区分されている。

なお、それぞれの対策に要する費用の財源に充てる額は一般会計からの繰入れ、石油証券、原子力

損害賠償支援証券及び借入金等である。

( 1 ) エネルギー需給勘定

この勘定は、石油、可燃性天然ガス及び石炭資源の開発の促進、石油の備蓄の増強並びに石油、可

燃性天然ガス及び石炭の生産・流通の合理化、エネルギーの需給構造の高度化を促進するための事業

に関する経理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

一 般 会 計 よ り 受 入

石 油 証 券 及 借 入 金 収 入

備 蓄 石 油 売 払 代

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構納付金収入

683,2081,402,741

11,09372,925

337,584

343

燃 料 安 定 供 給 対 策 費

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構出資

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構船舶建造費

エネルギー需給構造高度化対策費

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構運営費

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構運営費

事 務 取 扱 費

諸 支 出 金

融通証券等事務取扱費一般会計へ繰入

国債整理基金特別会計へ繰入

予 備 費

181,433

62,000

3,900

303,116

146,673

17,481

4,5262

0

1,431,671―

2,150,804

計 2,507,896

令和 2 年度の一般会計の歳入に繰り入れる額

翌年度の歳入に繰り入れる額

0

357,091

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 2,295,141,805 千円

Page 39: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 272 )

であって、その内訳は

当初予算額 2,228,442,252 千円

予算補正追加額 66,699,553 千円

であり、予算補正追加額は、法第 90 条の規定による石油石炭税収入相当額の燃料安定供給対策

及びエネルギー需給構造高度化対策に要する費用の財源に充てるための一般会計からの受入見

込額の増加等を補正追加したものである。

 この予算額に対し

収納済歳入額は 2,507,896,746 千円

であって、差引き 212,754,941 千円

の増加となった。これは前年度においてエネルギー需給構造高度化対策費の繰越しがあったこ

と等により、前年度剰余金受入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

一 般 会 計 よ り 受 入 683,208,593 683,208,593 ― 100石 油 証 券 及 借 入 金 収 入 1,443,900,000 1,402,741,000 △ 41,159,000 97備 蓄 石 油 売 払 代 10,101,134 11,093,364 992,230 109雑 収 入 24,599,457 72,925,811 48,326,354 296前 年 度 剰 余 金 受 入 133,332,621 337,584,810 204,252,189 253国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構納付金収入

― 343,166 343,166 ―

計 2,295,141,805 2,507,896,746 212,754,941 109

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 2,392,842,103 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 2,295,141,805 千円

  当初予算額 2,228,442,252 千円

  予算補正追加額 66,699,553 千円

 前年度繰越額 97,700,298 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、経済の下振れ

リスクを乗り越えようとする者への重点支援を図るため独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資

源機構が行う石油等の採取及び可燃性天然ガスの液化に必要な資金の供給のための出資に要する

資金の一部に充てるための出資に必要な経費等を補正追加したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 2,150,804,702 千円

 翌年度繰越額は 104,845,708 千円

 不用額は 137,191,692 千円

であって、翌年度繰越額は、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金において、計画に関する諸

条件等により事業の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によ

るものであり、不用額は、エネルギー需給構造高度化対策費において、事業規模が予定を下回っ

Page 40: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 273 )

たこと、事業規模の見直しによる事業計画の変更があったこと等により、二酸化炭素排出抑制対

策事業費等補助金を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 1,448,885,860 1,448,885,860 1,431,671,397 ― 17,214,462 98エネルギー対策費 845,245,945 942,946,243 719,133,304 104,845,708 118,967,230 76予 備 費 1,010,000 1,010,000 ― ― 1,010,000 ―

計 2,295,141,805 2,392,842,103 2,150,804,702 104,845,708 137,191,692 89

(事   項   別)            (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

燃料安定供給対策費 233,744,814 260,966,151 181,433,312 38,339,490 41,193,348 69独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構出資

62,000,000 62,000,000 62,000,000 ― ― 100

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構船舶建造費

4,000,000 4,000,000 3,900,000 ― 100,000 97

エネルギー需給構造高度化対策費 371,589,591 442,068,552 303,116,247 66,506,218 72,446,086 68

エネルギー源多様化等経費 100,077,660 123,170,036 81,961,604 20,577,130 20,631,301 66

省エネルギー推進経費 94,472,920 96,524,550 82,885,788 7,510,071 6,128,691 85

温暖化対策経費 177,039,011 222,373,966 138,268,854 38,419,017 45,686,094 62国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構運営費

146,673,713 146,673,713 146,673,713 ― ― 100

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構運営費

17,481,628 17,481,628 17,481,628 ― ― 100

事 務 取 扱 費 9,755,999 9,754,038 4,526,242 ― 5,227,795 46諸 支 出 金 200 2,161 2,160 ― 0 99融通証券等事務取扱費一般会計へ繰入 7 7 7 ― ― 100

国債整理基金特別会計へ繰入 1,448,885,853 1,448,885,853 1,431,671,390 ― 17,214,462 98

予 備 費 1,010,000 1,010,000 ― ― 1,010,000 ―

計 2,295,141,805 2,392,842,103 2,150,804,702 104,845,708 137,191,692 89

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

令和元年度における実績の概要は、次のとおりである。

(1) 燃料安定供給対策費(実績額 181,433,312 千円)

(イ) 石油製品需給適正化調査等委託費(実績額 2,222,043 千円)

(a) 石油・ガス供給等に係る保安対策調査等委託費

石油・ガス供給等に係る設備等の保安対策、防災・減災対策の向上に向け、耐震設計方法

の明確化に関する調査研究や経年埋設内管のリスク状況等の可能性評価手法に関する調査研

究等を実施し、高圧ガス保安協会等に対し 524,311 千円を支出した。

Page 41: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 274 )

(b) 燃料安定供給対策に関する調査委託費

石油・天然ガスの安定供給を確保するため、諸外国におけるエネルギー情勢や資源価格等

の動向、国内の供給を支える石油サプライチェーン等を対象とした調査や石油精製段階にお

ける諸外国の技術動向、環境規制及び品質規制等の規制動向などについて調査・分析を行う

ために必要な経費として、一般財団法人日本エネルギー経済研究所等に対し 903,933 千円を

支出した。

(ロ) 石油天然ガス基礎調査等委託費

エネルギー資源の安定供給確保のため、国内の海域における未探鉱地域での基礎物理探査、

有望海域での基礎試錐すい

に向けた準備作業、メタンハイドレートの研究開発を行い、独立行政法

人石油天然ガス・金属鉱物資源機構等に対し 19,352,918 千円を支出した。

(ハ) 石油資源開発技術等研究調査等委託費

石油資源の安定供給確保のため、衛星搭載機器の研究開発、資源探査に有効な衛星データの

処理・解析技術等の研究開発を実施し、一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構に対し

844,854 千円を支出した。

(ニ) 国家備蓄石油管理等委託費

国家備蓄石油及び石油ガスの管理等の業務を行うため、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱

物資源機構に対し 62,162,264 千円を支出した。

(ホ) 産油国等連携強化促進事業費補助金(実績額 8,805,945 千円)

産油国石油精製技術等対策事業費補助金

産油国との戦略的かつ重層的な関係構築を図るために資源国との幅広い分野での協力事業を

日本企業等の強みを活かし実施する事業等に必要な経費として、一般財団法人 JCCP 国際石

油・ガス協力機関等に対し 4,879,034 千円を補助した。

(へ) 石油精製合理化対策事業費等補助金(実績額 20,748,211 千円)

石油供給構造高度化事業費補助金

石油コンビナート等の生産性とリスク対応力を向上させるべく、複数製油所等の事業再編・

統合運営に対する設備最適化投資や製油所単位での残油処理能力等に優れた次世代型製油所モ

デルの構築投資、首都直下地震等に備え、被害を最小化し早期の石油供給機能回復に必要な製

油所等の強靱じん

化投資に必要な経費として、石油供給構造高度化事業コンソーシアムに対し

20,443,168 千円を補助した。

(ト) 石油製品品質確保事業費補助金

全国の給油所における石油製品の試買分析、市場に広く流通する可能性のある不適合燃料の

特性・性状についての詳細な分析・調査事業に必要な経費として、一般社団法人全国石油協会

に対し 987,742 千円を補助した。

(チ) 石油製品販売業構造改善対策事業費等補助金(実績額 26,028,701 千円)

(a) 石油製品販売業構造改善対策事業費補助金

石油製品販売業者等がサービスステーション(SS)における地下タンクの漏えい防止工事

や撤退時における地下タンクの撤去工事及び本土と比較して割高な離島においてガソリン小

売価格の実質的な引き下げ等を図るために必要な経費として、一般社団法人全国石油協会等

に対し 9,653,955 千円を補助した。

Page 42: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 275 )

(b) 石油製品販売業環境保全対策事業費補助金

SS 等の燃料供給拠点の災害対応能力を更に強化するため、自家発電設備を備え、災害時

にも地域住民の燃料供給拠点となる「住民拠点 SS」の整備、機動的な燃料供給体制確保のた

めの緊急配送用ローリーの配備等を支援するために必要な経費として、一般社団法人全国石

油協会等に対し 9,821,666 千円を補助した。

(リ) 大規模石油災害対応体制整備事業費補助金

大規模石油災害に対応するための油濁防除資機材の整備事業等に必要な経費として、石油連

盟に対し 465,671 千円を補助した。

(ヌ) 石油資源採掘対策事業費補助金

廃止石油坑井封鎖事業に必要な経費として、市町村に対し 176,507 千円を補助した。

(ル) 石油貯蔵施設立地対策等交付金(実績額 5,293,802 千円)

石油貯蔵施設立地対策等交付金

石油貯蔵施設の立地の円滑化等に資するため、同施設の所在する都道府県に対し、公共用施

設の整備の費用等に充てるため 5,289,933 千円を交付した。

(ヲ) 国有資産所在市町村交付金

「国有資産等所在市町村交付金法」(昭 31 法 82)に基づき、国が所有する固定資産の所在市町

村に対し固定資産税相当額 7,191,286 千円を交付した。

(ワ) 国有資産所在都道府県交付金

「国有資産等所在市町村交付金法」に基づき、国が所有する大規模の償却資産に係る交付金算

定標準額を超える部分の額として青森県に対し 93,424 千円を交付した。

(カ) 石油・石油ガス備蓄増強等利子補給金(実績額 901,039 千円)

天然ガス等利用設備資金に係る利子補給金

天然ガス等を安定的に調達するために地方都市ガス事業者が実施する設備投資のための資金

に係る借入金の利子への補給を行うため、株式会社日本政策投資銀行等に対して 609,146 千円

を交付した。

(ヨ) 石油備蓄事業補給金

国家備蓄石油のうち石油精製事業者等が所有する備蓄施設を借り上げて蔵置しているものがあ

る。この石油精製事業者等に対し、当該備蓄施設の借上げに係る経費相当額 25,719,805 千円を補

給金として交付した。

(タ) 国際エネルギー機関等拠出金(実績額 436,924 千円)

(a) 国際エネルギー機関拠出金

アジアのエネルギー供給上のリスク対応の強化及び石油精製設備に係る調査やワーク

ショップの開催等に必要な経費として、国際エネルギー機関(IEA)に対し 118,122 千円を拠

出した。

(b) 東アジア経済統合研究協力拠出金

東アジアにおけるエネルギー連携強化を目指し、東アジア地域の運輸部門における燃料消

費の抑制に向けたロードマップを策定するために、ワーキンググループ開催などの経費とし

て、東アジア・アセアン経済研究センターに対し 180,000 千円を拠出した。

(2) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構出資

Page 43: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 276 )

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構出資金

海外等において民間企業が行う石油等の探鉱等の事業に対する出資業務を行うために必要な経

費として、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構に対し 62,000,000 千円を出資した。

(3) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構船舶建造費

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構船舶建造費補助金

三次元物理探査船等の整備等に必要な経費として、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源

機構に対し 3,900,000 千円を補助した。

(4) エネルギー需給構造高度化対策費(実績額 303,116,247 千円)

(イ) エネルギー源多様化等経費(実績額 81,961,604 千円)

(a) 非化石エネルギー等導入促進対策調査等委託費(実績額 6,666,828 千円)

(ⅰ) 固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務委託費

再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づく再生可能エネルギー電気の買取が適切

に行われるよう、認定発電設備情報データベースの管理、50 kW 未満太陽光発電設備の代

行申請等及び固定価格買取制度の改正に伴う制度移行認定審査支援を行うとともに、「電

気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」(平 14 法 62)の経過措置に基づ

く電気事業者による新エネルギー等電気の供給義務の達成状況の確認等を行い、一般社団

法人太陽光発電協会等に対し 2,257,281 千円を支出した。

(ⅱ) 福島沖での浮体式洋上風力発電システムの実証研究事業委託費

世界最先端の浮体式洋上風力発電システムを福島県沖に設置し、洋上風力発電技術の確

立を図り、安全性・信頼性・経済性の評価を行うため、発電を伴う本格的な実証事業を行

うとともに、浮体式洋上風力発電の撤去工法の検討を行い、民間団体等に対し 1,036,560

千円を支出した。

(ⅲ) エネルギー需給構造高度化対策に関する調査等委託費

エネルギー需給の見通し及びエネルギー政策の動向等について、国内外の情報を収集し

た上で調査・分析を行うとともに、国内外の新エネルギー政策等に関する基礎的な情報収

集、導入状況の実態調査、政策課題等の分析を行い、民間団体等に対し 1,314,220 千円を

支出した。

(b) 非化石エネルギー等導入促進対策費補助金(実績額 71,528,094 千円)

(ⅰ) 風力発電のための送電網整備の実証事業費補助金

風力発電の導入拡大のため、特定風力集中整備地域における送電網整備、技術課題の実

証に必要な経費として、民間団体に対し 8,000,000 千円を補助した。

(ⅱ) 固定価格買取制度における賦課金特例制度の施行のための事業費補助金

電力多消費産業に対する賦課金の減額措置によって必要となる費用を補塡するために必

要な経費として、一般社団法人低炭素投資促進機構に対し 8,200,000 千円を補助した。

(ⅲ) クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金

クリーンエネルギー自動車の導入に対する助成事業に必要な経費として、一般社団法人

次世代自動車振興センターに対し 13,640,000 千円を補助した。

(ⅳ) 燃料電池自動車の普及促進に向けた水素ステーション整備事業費補助金

燃料電池自動車の普及の促進及び早期の自立的な市場の確立を目指すため、水素供給設

Page 44: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 277 )

備の設置費用等に対する助成事業に必要な経費として、一般社団法人次世代自動車振興セ

ンターに対し 7,350,725 千円を補助した。

(ⅴ) 福島県における再生可能エネルギーの導入促進のための支援事業費補助金

再生可能エネルギーの導入支援事業及び再生可能エネルギー関連技術の実証研究支援事

業に必要な経費として、福島県に対し 7,566,301 千円を補助した。

(c) 非化石エネルギー等技術開発費補助金(実績額 3,597,589 千円)

  需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金

電力グリッド上に散在するエネルギーリソースを統合的に制御することで、発電所のよ

うな電力創出・調整機能が仮想的に構成されたものの構築を図る実証に対する助成事業に

必要な経費として、一般社団法人環境共創イニシアチブに対し 3,300,286 千円を補助した。

(d) 国際再生可能エネルギー機関分担金

途上国を中心とした再生可能エネルギーの政策提言、能力強化支援、普及のための事業を

行う国際再生可能エネルギー機関の中核的な活動及び運営に係る費用として、各国分担率

(国連分担率に依拠)に基づき、119,542 千円の分担金を拠出した。

(e) 国際エネルギー機関等拠出金

途上国を中心とした再生可能エネルギーの政策提言、能力強化支援、普及のための事業を

行う国際再生可能エネルギー機関の活動に対し、我が国が重視する分野を一層強化させる観

点から、その事業費として 49,549 千円を拠出した。

(ロ) 省エネルギー推進経費(実績額 82,885,788 千円)

(a) エネルギー使用合理化設備導入促進対策調査等委託費(実績額 20,683,238 千円)

(ⅰ) エネルギー使用合理化技術開発等委託費

安全性・社会受容性・経済性の観点や、国際動向等を踏まえつつ、協調領域の基盤技術

の研究開発を進めるとともに、高度な自動走行システムの実証等を通じてその社会実装に

必要な技術や事業環境等の整備等を実施し、民間団体等に対し 4,852,238 千円を支出した。

(ⅱ) 海洋鉱物資源開発に向けた資源量評価・生産技術等調査事業委託費

省エネルギー機器の製造に不可欠な銅やレアメタル等の資源の安定供給を図るため、我

が国周辺海域の海底熱水鉱床やコバルトリッチクラスト等、海洋鉱物資源の資源量評価や

生産技術の開発に向けた基礎的な研究・調査等を実施し、独立行政法人石油天然ガス・金

属鉱物資源機構に対し 9,374,243 千円を支出した。

(b) エネルギー使用合理化設備導入促進等対策費補助金(実績額 60,755,214 千円)

省エネルギー投資促進に向けた支援補助金

事業者が計画した省エネルギーに係る取組のうち、技術の先端性、省エネ効果及び費用対

効果等を踏まえて政策的意義の高いものと認められる設備更新等に対する助成事業に必要な

経費として、一般社団法人環境共創イニシアチブに対し 40,498,309 千円を補助した。

(c) エネルギー使用合理化特定設備等資金利子補給金

中小企業において省エネルギー効果の高い特定高性能エネルギー消費設備の導入に必要な

資金を借り入れる際の金利を引き下げるため、当該貸付けを行う株式会社日本政策金融公庫

に対し利子補給金として 844 千円を交付した。

(d) 国際エネルギー機関等拠出金(実績額 1,446,490 千円)

Page 45: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 278 )

(ⅰ) 東アジア経済統合研究協力拠出金

東アジアのエネルギー需給構造の高度化を目指して、技術的に優れた我が国の省エネル

ギー・再生可能エネルギー関連設備、製品及び付帯するサービスを輸出し、東アジア各国

にこれら設備等の導入促進を図るための研究、政策提言等を行う等の経費として、東アジ

ア・アセアン経済研究センターに対し 430,000 千円を拠出した。

(ⅱ) アジア太平洋エネルギー研究センター拠出金

APEC 加盟エコノミーの省エネルギー政策の相互審査事業や、域内エネルギー需給見通

しの策定、途上国のエネルギー政策担当者の能力向上、エネルギーデータベースの充実等

の事業等に必要な経費として、アジア太平洋エネルギー研究センターに対し 560,000 千円

を拠出した。

(ハ) 温暖化対策経費(実績額 138,268,854 千円)

(a) 温暖化対策調査等委託費(実績額 2,597,724 千円)

(ⅰ) 二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業委託費

二国間クレジット制度の確立に向けて、温室効果ガス排出削減の定量的評価手法の開

発、本制度の構築に必要なシステムインフラ等に係る調査・検討等を実施し、民間団体等

に対し 850,742 千円を支出した。

(ⅱ) 地球温暖化対策における国際機関等連携事業委託費

優れた低炭素技術・製品の国際展開や、国連交渉等を有利に進めるため、二酸化炭素回

収・貯留の国際動向調査、途上国への技術移転、温室効果ガス排出削減へ向けた国際的な

分析・評価等を実施し、公益財団法人地球環境産業技術研究機構等に対し 681,227 千円を

支出した。

(b) 二酸化炭素排出抑制対策事業等委託費

二酸化炭素の海底下貯留に適した地点を抽出するため、海底下地質の詳細調査等を実施す

るために必要な経費として、民間団体等に対し 37,080,717 千円を支出した。

(c) 温暖化対策促進事業費補助金

先進的な低炭素技術を持つ我が国企業の海外展開を促進し、温室効果ガスの削減に貢献す

るため、我が国企業の現場を活用した研修及び海外の企業現場への専門家派遣による技術指

導を支援するために必要な経費として、一般財団法人海外産業人材育成協会に対し 800,000

千円を補助した。

(d) 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金

冷凍冷蔵倉庫において省エネ型自然冷媒機器等の導入に対する助成事業に必要な経費とし

て、一般財団法人日本冷媒・環境保全機構等に対し 77,143,310 千円を補助した。

(e) 二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金

再生可能エネルギー等を利用した自立・分散型のエネルギー供給システムの構築や地球温

暖化対策の強化に向けた取組を推進するため、廃棄物処理施設の地球温暖化対策の強化に向

けた先進的設備導入事業の支援に必要な経費として、市町村等に対し 19,304,647 千円を交

付した。

(f) 国際再生可能エネルギー機関分担金

再生可能エネルギー技術の活用・普及を国際的に促進するため、国際再生可能エネルギー

Page 46: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 279 )

機関に対し 35,862 千円の分担金を拠出した。

(g) 国際エネルギー機関等拠出金(実績額 1,306,593 千円)

アジア開発銀行拠出金

途上国において、優れた低炭素技術を取り入れたプロジェクトの採用を促進し、最先端の

低炭素社会への移行につなげるとともに、削減分について二国間オフセット・クレジット制

度でのクレジット化を図るため、アジア開発銀行に対し 1,000,000 千円を拠出した。

(5) 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構運営費

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構エネルギー需給勘定運営費交付金

産業技術及び新エネルギー技術に関する研究、開発の業務等の財源の一部に充てるために必要

な経費として、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構に対し 146,673,713 千円

の運営費交付金を交付した。

(6) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構運営費

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構石油天然ガス等勘定運営費交付金

石油、可燃性天然ガス、石炭及び地熱資源の開発を促進するために必要な業務並びに石油の備

蓄に必要な業務の財源の一部に充てるために必要な経費として、独立行政法人石油天然ガス・金

属鉱物資源機構に対し 17,481,628 千円の運営費交付金を交付した。

(7) 国債整理基金特別会計へ繰入

国家備蓄石油購入及び国家石油備蓄基地建設並びに国家備蓄石油ガス購入及び国家石油ガス備

蓄基地建設に要する費用に充てるための借入金等の償還及び利払い等のために 1,431,671,390 千

円を支出した。(「国債整理基金特別会計」の項参照)

Page 47: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 280 )

(2) 電源開発促進勘定

この勘定は、電源立地対策、電源利用対策及び原子力安全規制対策を実施し、発電用施設の周辺

の地域における安全対策、発電用施設の設置及び運転の円滑化、発電用施設の利用の促進及び安全

の確保並びに発電用施設による電気の供給の円滑化及び原子力発電施設等に関する安全の確保を図

るための諸施策に関する経理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

電源立地対策財源一般会計より受入

電源利用対策財源一般会計より受入

原子力安全規制対策財源一般会計より受入

周辺地域整備資金より受入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

159,444

107,931

50,487

1543,605

46,101

電 源 立 地 対 策 費

電 源 利 用 対 策 費

原 子 力 安 全 規 制 対 策 費

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構運営費

事 務 取 扱 費

諸 支 出 金

予 備 費

157,50814,49327,740

93,876

23,9810―

317,600

計 367,725 翌年度の歳入に繰り入れる額 50,124

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 339,408,459 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 335,930,615 千円

 予算補正追加額 3,477,844 千円

であり、予算補正追加額は、法第 91 条の規定による電源開発促進税収入相当額の原子力安全規

制対策に要する費用の財源に充てるための一般会計からの受入見込額の増加を補正追加したも

のである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 367,725,125 千円

であって、差引き 28,316,666 千円

の増加となった。これは前年度において電源立地対策費が予定より少なかったこと等により、前

年度剰余金受入が予定より多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

電源立地対策財源一般会計より受入 159,444,586 159,444,586 ― 100

電源利用対策財源一般会計より受入 107,931,414 107,931,414 ― 100

原子力安全規制対策財源一般会計より受入 50,487,868 50,487,868 ― 100

Page 48: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 281 )

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

周辺地域整備資金より受入 154,351 154,351 ― 100雑 収 入 1,122,533 3,605,108 2,482,575 321前 年 度 剰 余 金 受 入 20,267,707 46,101,797 25,834,090 227

計 339,408,459 367,725,125 28,316,666 108

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 347,996,163 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 339,408,459 千円

  当初予算額 335,930,615 千円

  予算補正追加額 3,477,844 千円

 前年度繰越額 8,587,704 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、国民の安

全・安心の確保を図るため行う原子力発電施設等が設置されている地域等における放射線監視

に要する費用の道府県に対する交付金の交付に必要な経費等を補正追加したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 317,600,888 千円

 翌年度繰越額は 11,295,171 千円

 不用額は 19,100,103 千円

であって、翌年度繰越額は、原子力災害対策事業費補助金において、計画に関する諸条件等によ

り事業の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によるものであ

り、不用額は、電源立地対策費において、地方公共団体からの交付申請額が予定を下回ったこ

と、事業規模の見直しによる事業計画の変更があったこと等により、電源立地地域対策交付金

を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

エネルギー対策費 338,898,459 347,486,163 317,600,888 11,295,171 18,590,103 91予 備 費 510,000 510,000 ― ― 510,000 ―

計 339,408,459 347,996,163 317,600,888 11,295,171 19,100,103 91

(事   項   別)            (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

電 源 立 地 対 策 費 170,149,308 171,595,257 157,508,362 2,915,791 11,171,102 91電 源 利 用 対 策 費 15,603,431 16,308,710 14,493,332 15,494 1,799,883 88原子力安全規制対策費 33,276,369 38,815,531 27,740,744 8,062,622 3,012,163 71

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構運営費

93,876,428 93,876,428 93,876,428 ― ― 100

Page 49: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 282 )

 (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

事 務 取 扱 費 25,992,506 26,889,820 23,981,937 301,263 2,606,618 89諸 支 出 金 417 417 82 ― 334 19予 備 費 510,000 510,000 ― ― 510,000 ―

計 339,408,459 347,996,163 317,600,888 11,295,171 19,100,103 91

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

令和元年度における実績の概要は、次のとおりである。

(1) 電源立地対策費(実績額 157,508,362 千円)

(イ) 電源立地等推進対策委託費(実績額 1,090,189 千円)

原子力発電施設広聴・広報等事業委託費

東京電力福島原子力発電所事故を踏まえ、国民や立地地域住民等との信頼関係を構築するた

め、原子力発電施設及び核燃料サイクル施設の立地地域に対する広聴・広報活動として、放射

線の基礎知識の情報提供等を実施するとともに、高レベル放射性廃棄物等の処分事業の必要性

や東京電力福島原子力発電所の廃炉・汚染水対策の進捗状況等に関しての広聴・広報活動等を

実施し、民間団体等に対し 375,240 千円を支出した。

また、原子力発電所の立地地域の実情・ニーズを踏まえて、地域資源の活用とブランド力の

強化を図る産品・サービスの開発等の地域の取組を支援し、立地地域への集客向上、新たな産

業の創出等を実施するため、民間団体に対し 474,809 千円を支出した。

(ロ) 電源立地等推進対策補助金(実績額 8,786,068 千円)

電源地域振興促進事業費補助金

電源地域への企業立地を促進するため、原子力発電施設等周辺地域企業立地支援事業等に必

要な経費として、地方公共団体等に対し 8,026,990 千円を補助した。

(ハ) 原子力損害賠償・廃炉等支援機構交付金

福島再生に向けて除染・中間貯蔵施設事業を加速させるとともに、国民負担の増大を抑制

し、電力安定供給に支障を生じさせないようにする観点から、原子力損害賠償・廃炉等支援機

構による資金援助額のうち中間貯蔵施設費用相当分の回収について、「原子力災害からの福島

復興の加速のための基本指針について」(平成 28 年 12 月 20 日閣議決定)を踏まえ、同機構に

対し、「原子力損害賠償・廃炉等支援機構法」(平 23 法 94。以下「原賠機構法」という。)第 68 条

の規定により 47,000,000 千円を交付した。

(ニ) 電源立地等推進対策交付金(実績額 19,592,676 千円)

(a) 福島特定原子力施設地域振興交付金

「中間貯蔵施設に係る対応について」(平成 26 年 8 月 8 日環境省、復興庁)を踏まえ、東京

電力福島原子力発電所の事故という特殊事情に鑑み、福島県に対し 7,685,651 千円を交付し

た。

(b) 原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金

原子力発電施設等の稼働状況の変化又は廃止により生じる地域への影響を勘案し、地方公

共団体に対し 3,784,623 千円を交付した。

Page 50: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 283 )

(ホ) 電源立地地域対策交付金

発電用施設等の設置及び運転の円滑化に資するため、発電用施設等が設置され若しくは設置

が見込まれる地方公共団体が実施する公共用施設整備事業等に必要な経費に充てるため、地方

公共団体に対し 80,610,446 千円を交付した。

(ヘ) 国際原子力機関等拠出金(実績額 428,980 千円)

(a) 国際原子力機関拠出金

原子力発電導入検討国の基盤整備支援及び原子力平和利用に関する正しい知識の普及、東

京電力福島原子力発電所の着実な廃炉に向けた支援等を行う国際原子力機関に対し 214,133

千円を拠出した。

(b) 経済協力開発機構原子力機関拠出金

各国の原子力発電、核燃料サイクル、放射性廃棄物、原子力研究開発、事故施設の廃止措

置等の国際的に取り組むべき共通の課題に関する検討等を行う経済協力開発機構原子力機関

に対し 214,846 千円を拠出した。

(2) 電源利用対策費(実績額 14,493,332 千円)

(イ) 放射性廃棄物処分基準調査等委託費(実績額 4,599,545 千円)

高レベル放射性廃棄物等の地層処分に関する技術開発委託費

高レベル放射性廃棄物や TRU 廃棄物(長半減期低発熱放射性廃棄物)の地層処分技術の信頼

性と安全性の一層の向上を目指した、深地層の地質や地下水等の調査技術、人工バリア等の製

作・施工等の工学技術、長期安全性に係る評価技術、TRU 廃棄物の処理処分技術等の高度化、

沿岸部処分システム高度化開発に加えて、廃棄物の回収技術、使用済燃料の直接処分等の技術

開発を実施し、公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター等に対し 3,565,303 千円

を支出した。

(ロ) 軽水炉等改良技術確証試験等委託費(実績額 7,951,229 千円)

(a) 原子力の安全性向上に資する共通基盤整備のための技術開発委託費

東京電力福島原子力発電所の事故で得られた教訓を踏まえ、原子力発電所の更なる安全対

策高度化に資する課題に関する技術基盤の整備を実施し、一般財団法人電力中央研究所等に

対し 1,777,240 千円を支出した。

(b) 高速炉の国際協力等に関する技術開発委託費

放射性廃棄物の減容化・有害度低減等に資する高速炉の実証技術の確立に向けた研究開発

等を日仏協力をはじめとする国際協力を活用して実施し、国立研究開発法人日本原子力研究

開発機構に対し 4,093,083 千円を支出した。

(ハ) 原子力発電関連技術開発費等補助金(実績額 1,316,039 千円)

原子力の安全性向上に資する技術開発費補助金

東京電力福島原子力発電所の事故で得られた教訓を踏まえ、原子力発電所の更なる安全対

策高度化に資する課題に関する技術開発に必要な経費として、民間団体に対し 840,778 千円

を補助した。

(ニ) ウラン探鉱支援事業費等補助金

民間事業者による海外ウラン探鉱事業を促進するため、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱

物資源機構が行う支援事業に必要な経費として 367,469 千円を補助した。

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( 284 )

(ホ) 国際原子力機関等拠出金(実績額 259,048 千円)

(a) 原子力平和利用調査等事業拠出金

核拡散抵抗性等について、先進各国の知見を集め、国際的に共通な基本的考え方の検討を

行うために国際原子力機関及び経済協力開発機構原子力機関に対し85,064千円を拠出した。

(b) 国際原子力機関保障措置拠出金

保障措置の高度化や普及に係る国際協力活動に資するため、国際原子力機関に対し

134,528 千円を拠出した。

(3) 原子力安全規制対策費(実績額 27,740,744 千円)

(イ) 原子力発電施設等安全技術対策委託費(実績額 484,318 千円)

(a) バックエンド分野の規制高度化研究事業委託費

放射性廃棄物の処分、原子力発電所等の廃止措置及びクリアランスに関する規制基準の策

定、適合性審査及び確認に資する科学的・技術的知見の整備を実施し、国立研究開発法人日

本原子力研究開発機構等に対し 221,025 千円を支出した。

(b) プラントシミュレータ研修事業委託費

新規制基準に対応した発電炉の安全対策の仕組みや、事故対策の理解の増進、事故時のプ

ラント状態や進展予測の能力向上を目的として、実機に近い挙動を模擬できる研修用プラン

トシミュレータの整備・維持管理及び研修に必要な教材作成等を実施し、民間団体に対し

85,966 千円を支出した。

(ロ) 原子力災害影響調査等委託費

原子力被災者に対する健康確保、健康不安の解消を図るために、住民等の個人被ばく線量の

測定・結果の説明を実施し、公益財団法人原子力安全研究協会に対し 214,088 千円を支出した。

(ハ) 原子力施設等防災対策等委託費(実績額 7,971,417 千円)

(a) 軽水炉照射材料健全性評価研究事業委託費

原子炉圧力容器の中性子照射脆ぜい

化に着目し、中性子照射した原子炉圧力容器鋼材に関する

データ収集等を実施し、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構に対し 528,119 千円を支

出した。

(b) 環境放射能水準調査等委託費

放射線監視事業により得られた放射線監視データをより的確に比較・検討するために、環

境放射能水準調査を実施し、公益財団法人日本分析センター等に対し 1,768,244 千円を支出

した。

(c) 海洋環境放射能総合評価事業委託費

原子力発電所等の周辺海域の漁場における海洋放射能の総合的な評価をするため、海洋環

境試料の収集・放射能分析及び調査研究を実施し、公益財団法人海洋生物環境研究所に対し

849,159 千円を支出した。

(d) 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業に係る安全研究事業委託費

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業の安全性向上に資する基礎データを蓄積するた

めの調査・解析・実験を実施するとともに、事故時の放射性物質の漏えい経路等の事故の原

因究明に資する知見を取得するための試料分析に係る検討を実施し、国立研究開発法人日本

原子力研究開発機構等に対し 613,908 千円を支出した。

Page 52: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 285 )

(e) 原子力施設における外部事象等に係る安全規制研究事業委託費

過去に起こった大規模な海溝型地震について、原子力施設にとって重要なパラメータに着

目した地震動評価の不確かさに関する知見を蓄積するとともに、基準地震動を上回る地震動

による耐震重要設備の地震応答評価の精緻化を目的に、経年事象により劣化した配管のフラ

ジリティ評価を実施し、民間団体等に対し 708,779 千円を支出した。

(ニ) 原子力災害対策事業費補助金(実績額 726,382 千円)

原子力災害時避難円滑化モデル実証事業費

原子力災害時における住民等の避難をより円滑に行うため、避難経路等に係る阻害要因につ

いて改善すべく、効果的・効率的な避難方法の改善についてモデルとなる経路を数例選定した

上で、交通誘導対策や避難経路上の改善の実証等を実施し、原子力発電施設等立地府県に対し

710,317 千円を交付した。

(ホ) 原子力災害影響調査等交付金

県民健康調査「甲状腺検査」後の診療情報の収集を行い、得られた情報を集計・分析するた

め、福島県に対し 11,319 千円を交付した。

(ヘ) 原子力施設等防災対策等交付金(実績額 17,764,742 千円)

原子力発電施設等緊急時安全対策交付金

原子力発電施設等の緊急時に備え、地方公共団体の防災対策の強化を図るための緊急時連絡

網や防災活動資機材の整備、防災研修への参加、防災訓練の実施、緊急事態応急対策等拠点施

設の整備等に要する費用に充てるため、原子力発電施設等立地道府県に対し 11,219,071 千円

を交付した。

(ト) 国際原子力機関等拠出金(実績額 568,476 千円)

(a) 国際原子力機関拠出金

東京電力福島原子力発電所事故の教訓等を国際社会と共有し、世界全体の原子力規制の向

上に貢献するとともに、国際原子力機関が取り組んでいる原子力安全基準の策定及び見直

し、緊急時対策、国際協力及び核セキュリティに関する事業等に参画し、我が国の原子力規

制の向上につながる情報の収集を行うため、国際原子力機関に対し231,753千円を拠出した。

(b) 経済協力開発機構原子力機関等拠出金

各国との共通の技術課題について、原子炉燃料体の安全性の評価、原子炉の安全性の評

価、原子力火災防護、高経年化対策、リスク情報の整備、シビアアクシデント対策等の国際

共同研究事業を実施して、その知見を原子力規制委員会が実施する安全研究に活用するた

め、経済協力開発機構原子力機関等に対し 336,723 千円を拠出した。

(4) 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構運営費

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構電源利用勘定運営費交付金

高速増殖炉、核燃料物質の再処理及び高レベル放射性廃棄物の処理・処分に関する技術の開発

等の業務の財源の一部に充てるため、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構に対し

93,876,428 千円を交付した。

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( 286 )

( 3 ) 原子力損害賠償支援勘定

この勘定は、原子力損害の賠償の迅速かつ適切な実施を確保するため、原賠機構法に基づく原子

力損害賠償に係る交付国債の償還金の財源に充てるための借入金及び利子等の支払に関する経理を

行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

原子力損害賠償支援資金より受入

原子力損害賠償支援証券及借入金収入

原子力損害賠償・廃炉等支援機構納付金収入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

7,682,223

257,256

3

71,984

事 務 取 扱 費

国債整理基金特別会計へ繰入

0

7,908,229

7,908,230

計 8,011,468 翌年度の歳入に繰り入れる額 103,238

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 12,019,710,446 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 8,011,468,460 千円

であって、差引き 4,008,241,985 千円

の減少となった。これは原賠機構法第 48 条第 2 項の規定により交付された国債の償還に係る借

入金が予定より少なかったので、原子力損害賠償支援証券及借入金収入が少なかったこと等の

ためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

原子力損害賠償支援資金より受入 5,438,145 ― △ 5,438,145 ―

原子力損害賠償支援証券及借入金収入 12,014,100,000 7,682,223,000 △ 4,331,877,000 63

原子力損害賠償・廃炉等支援機構納付金収入 10 257,256,951 257,256,941 2,572,569,512

雑 収 入 5,771 3,746 △ 2,024 64前 年 度 剰 余 金 受 入 166,520 71,984,762 71,818,242 43,228

計 12,019,710,446 8,011,468,460 △ 4,008,241,985 66

Page 54: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 287 )

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 12,019,710,446 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 7,908,230,339 千円

 不用額は 4,111,480,106 千円

であって、不用額は、原賠機構法第 48 条第 2 項の規定により交付された国債の償還に係る原子

力損害賠償支援証券の償還がなかったこと、同国債の償還に係る借入金の償還が予定を下回っ

たこと等により、国債整理基金特別会計へ繰入を要することが少なかったこと等のため生じた

ものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費 別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 12,019,709,464 12,019,709,464 7,908,229,738 ― 4,111,479,726 65エネルギー対策費 982 982 601 ― 380 61

計 12,019,710,446 12,019,710,446 7,908,230,339 ― 4,111,480,106 65

(事   項   別)            (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

事 務 取 扱 費 982 982 601 ― 380 61国債整理基金特別会計へ繰入 12,019,709,464 12,019,709,464 7,908,229,738 ― 4,111,479,726 65

計 12,019,710,446 12,019,710,446 7,908,230,339 ― 4,111,480,106 65

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

令和元年度における実績の概要は、次のとおりである。

国債整理基金特別会計へ繰入

東日本大震災による原子力損害の賠償の迅速かつ適切な実施等に対応するため、法第 91 条の

3 第 1 項の規定により、国債の償還金及び利払い等に必要な金額 7,908,229,738 千円を国債整理基

金特別会計へ繰り入れた。(「国債整理基金特別会計」の項参照)

Page 55: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 288 )

(厚 生 労 働 省 所 管)

7  労 働 保 険 特 別 会 計

この会計は、「労働者災害補償保険法」(昭 22 法 50)による労働者災害補償保険事業及び「雇用保険

法」(昭 49 法 116)による雇用保険事業に関する政府の経理を明確にするため、「特別会計に関する法

律」(平 19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 7 号の規定により設置されたものであり、労災勘

定、雇用勘定及び徴収勘定に区分されている。

( 1 ) 労 災 勘 定

この勘定は、労働者災害補償保険事業の保険収支(徴収勘定に係るものを除く。)を経理するもの

で、事業主から徴収する保険料等に相当する金額の徴収勘定からの受入金、運用収入及び一般会計

からの受入金を主な財源として保険給付等を行っている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

他 勘 定 よ り 受 入

一 般 会 計 よ り 受 入

未 経 過 保 険 料 受 入

支 払 備 金 受 入

運 用 収 入

独立行政法人労働者健康安全機構納付金

雑 収 入

前 年 度 繰 越 資 金 受 入

862,653114

23,941172,401120,329

122

22,7401,322

1,203,626

労 働 安 全 衛 生 対 策 費

保 険 給 付 費

職務上年金給付費年金特別会計へ繰入

職務上年金給付費等交付金

社 会 復 帰 促 進 等 事 業 費

独立行政法人労働者健康安全機構運営費

独立行政法人労働者健康安全機構施設整備費

仕 事 生 活 調 和 推 進 費

中小企業退職金共済等事業費

独立行政法人労働政策研究・研修機構運営費

独立行政法人労働政策研究・研修機構施設整備費

個 別 労 働 紛 争 対 策 費

業 務 取 扱 費

施 設 整 備 費

保険料返還金等徴収勘定へ繰入

予 備 費

26,890755,565

8,650

5,800119,037

10,195

2,205

11,9282,115

106

123

1,64458,634

1,366

42,419

1,046,681

翌 年 度 へ 繰 越 額

未経過保険料に相当する額

支 払 備 金 に 相 当 す る 額

1,55423,517

174,954積 立 金 か ら 補 足 す る 額 43,082

Page 56: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 289 )

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 1,210,563,243 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 1,203,626,592 千円

であって、差引き 6,936,650 千円

の減少となった。これは保険料収入が予定より少なかったこと等により、徴収勘定より受入が少

なかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

他 勘 定 よ り 受 入 876,012,594 862,653,514 △ 13,359,079 98一 般 会 計 よ り 受 入 114,182 114,182 ― 100未 経 過 保 険 料 受 入 23,388,217 23,941,337 553,120 102支 払 備 金 受 入 170,036,102 172,401,909 2,365,807 101運 用 収 入 121,442,507 120,329,772 △ 1,112,734 99独立行政法人労働者健康安全機構納付金 40,683 122,336 81,653 300

雑 収 入 19,528,958 22,740,576 3,211,618 116前 年 度 繰 越 資 金 受 入 ― 1,322,965 1,322,965 ―

計 1,210,563,243 1,203,626,592 △ 6,936,650 99

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 1,095,000,538 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 1,093,677,573 千円

 前年度繰越額 1,322,965 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 1,046,681,864 千円

 翌年度繰越額は 1,554,809 千円

 不用額は 46,763,864 千円

であって、翌年度繰越額は、独立行政法人労働者健康安全機構施設整備費補助金において、計画

に関する諸条件等により事業の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかっ

たこと等によるものであり、不用額は、障害補償年金及び遺族補償年金の支給額が予定を下

回ったこと等により、保険給付費を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費

雇用労災対策費 1,087,177,573 1,088,500,538 1,046,681,864 1,554,809 40,263,864 96

Page 57: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 290 )

(単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

予 備 費 6,500,000 6,500,000 ― ― 6,500,000 ―

計 1,093,677,573 1,095,000,538 1,046,681,864 1,554,809 46,763,864 95

(事   項   別)            (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

労働安全衛生対策に必要な経費 29,921,230 29,719,763 26,890,214 84,167 2,745,381 90

保険給付に必要な経費 774,734,259 774,734,259 755,565,273 ― 19,168,985 97

職務上年金給付費の財源の年金特別会計厚生年金勘定へ繰入れに必要な経費

8,650,560 8,650,560 8,650,559 ― 0 99

職務上年金給付費等交付金に必要な経費 5,800,097 5,800,097 5,800,097 ― ― 100

被災労働者等の社会復帰促進・援護等に必要な経費

130,054,608 128,643,328 119,037,274 245,822 9,360,230 92

独立行政法人労働者健康安全機構運営費交付金に必要な経費

10,195,027 10,195,027 10,195,027 ― ― 100

独立行政法人労働者健康安全機構施設整備に必要な経費

2,608,954 2,985,528 2,205,324 689,852 90,351 73

仕事と生活の調和の推進に必要な経費 12,310,688 14,491,832 11,928,205 ― 2,563,626 82

中小企業退職金共済等事業に必要な経費 2,298,337 2,298,337 2,115,004 ― 183,333 92

独立行政法人労働政策研究・研修機構運営費交付金に必要な経費

106,660 106,660 106,660 ― ― 100

独立行政法人労働政策研究・研修機構施設整備に必要な経費

137,033 137,033 123,329 ― 13,704 89

個別労働紛争対策に必要な経費 1,895,758 1,895,758 1,644,252 ― 251,505 86

業務取扱いに必要な経費 35,735,037 35,735,037 33,728,926 ― 2,006,110 94

保険給付業務に必要な経費 28,022,090 28,111,995 24,905,333 361,498 2,845,162 88

施設整備に必要な経費 1,804,481 2,092,569 1,366,757 173,469 552,343 65

保険料返還金等の財源の徴収勘定へ繰入れに必要な経費

42,902,754 42,902,754 42,419,625 ― 483,129 98

予 備 費 6,500,000 6,500,000 ― ― 6,500,000 ―

計 1,093,677,573 1,095,000,538 1,046,681,864 1,554,809 46,763,864 95

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

( 1 ) 保 険 給 付 費

「労働者災害補償保険法」に基づく保険給付等として 755,565,273 千円を支給した。

なお、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における保険給付等の支給状況を示せば、次

のとおりである。

Page 58: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 291 )

(単位 百万円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

療 養( 補 償 ) 給 付 227,080 229,357 238,087 249,799 249,140休 業( 補 償 ) 給 付 98,679 96,615 95,971 98,106 98,027障 害( 補 償 ) 一 時 金 31,755 30,816 29,891 30,135 30,591遺 族( 補 償 ) 一 時 金 6,690 6,998 7,544 7,614 6,776葬 祭 料( 葬 祭 給 付 ) 2,151 2,101 2,088 2,094 1,912介 護( 補 償 ) 給 付 6,628 6,574 6,408 6,372 7,530特 別 遺 族 一 時 金 94 102 145 141 164年 金 等 給 付 365,788 362,019 356,692 350,556 359,987二次健康診断等給付 1,099 1,102 1,161 1,276 1,434

計 739,967 735,689 737,991 746,097 755,565

( 2 ) 社会復帰促進等事業費

「労働者災害補償保険法」に基づく特別支給金等として 94,027,408 千円を支出した。

なお、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における特別支給金の支給状況を示せば、次

のとおりである。

(単位 百万円)

区 分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

休 業 特 別 支 給 金 33,691 32,952 32,702 33,379 33,357障 害 特 別 支 給 金 24,540 23,913 23,247 22,996 23,566遺 族 特 別 支 給 金 33,770 33,188 32,529 31,985 32,127傷 病 特 別 支 給 金 3,168 2,898 2,645 2,433 2,253障 害 特 別 一 時 金 2,118 2,105 2,090 2,165 2,229遺 族 特 別 一 時 金 460 482 512 531 491

計 97,749 95,541 93,727 93,491 94,027

( 3 ) 独立行政法人労働者健康安全機構運営費

独立行政法人労働者健康安全機構が行う業務の財源の一部に充てるため、同機構に対し

10,195,027 千円の運営費交付金を交付した。

独立行政法人労働者健康安全機構は、労働者の業務上の負傷又は疾病に関する療養の向上、労

働者の健康の保持増進及び労働者の福祉の増進に寄与するため、療養施設及び労働者の健康に関

する業務を行う者に対する研修、情報の提供、相談その他の援助を行うための施設の設置及び運

営等の業務を行うとともに、未払賃金立替払事業等を行った。また、職場における労働者の安全

及び健康の確保を図るため、事業場における災害の予防に係る事項並びに労働者の健康の保持増

進に係る事項及び職業性疾病の病因、診断、予防その他の職業性疾病に係る事項に関して臨床で

得られた知見を活用しつつ、総合的な調査及び研究並びにその成果の普及を行った。

( 4 ) 独立行政法人労働者健康安全機構施設整備費

独立行政法人労働者健康安全機構が施行する労災看護専門学校等の整備費に充てるため、同機

構に対し 2,205,324 千円を補助した。

( 2 ) 雇 用 勘 定

この勘定は、雇用保険事業の保険収支(徴収勘定に係るものを除く。)を経理するもので、事業主

等から徴収する保険料等に相当する金額の徴収勘定からの受入金、国庫負担金及び運用収入を主な

Page 59: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 292 )

財源として失業等給付のほか附帯事業として雇用安定事業及び能力開発事業並びに「雇用保険法等

の一部を改正する法律」(平 19 法 30。以下「改正法」という。)附則第 6 条第 1 項に規定する暫定雇用

福祉事業を行っている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

( 1 ) 雇用安定事業及び能力開発事業並びに改正法附則第 6 条第 1 項に規定する暫定雇用福祉事業

以外の事業に係るもの

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

他 勘 定 よ り 受 入

一 般 会 計 よ り 受 入

積 立 金 よ り 受 入

運 用 収 入

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構納付金

雑 収 入

前 年 度 繰 越 資 金 受 入

前年度国庫負担金受入超過額受入

1,110,685

24,256

750,000

339

0

2,095

396

827

失 業 等 給 付 費

就 職 支 援 法 事 業 費

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構運営費

業 務 取 扱 費

施 設 整 備 費

保険料返還金等徴収勘定へ繰入

予 備 費

1,662,609

10,566

2,816

110,740

3,137

23,489

1,813,360

計 1,888,600

翌 年 度 へ 繰 越 額

法第 105 条に規定する超過額に相当する額

積立金として積み立てる額

620

790

73,828

Page 60: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 293 )

( 2 ) 雇用安定事業及び能力開発事業並びに改正法附則第 6 条第 1 項に規定する暫定雇用福祉事業

に係るもの

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

他 勘 定 よ り 受 入

雇 用 安 定 資 金 よ り 受 入

運 用 収 入

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構納付金

雑 収 入

前 年 度 繰 越 資 金 受 入

554,591

51,011

94

15

18,400

383

労使関係安定形成促進費

男 女 均 等 雇 用 対 策 費

中小企業退職金共済等事業費

独立行政法人勤労者退職金共済機構運営費

個 別 労 働 紛 争 対 策 費

職 業 紹 介 事 業 等 実 施 費

地域雇用機会創出等対策費

高齢者等雇用安定・促進費

職 業 能 力 開 発 強 化 費

若年者等職業能力開発支援費

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構運営費

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構施設整備費

障害者職業能力開発支援費

技 能 継 承・ 振 興 推 進 費

独立行政法人労働政策研究・研修機構運営費

独立行政法人労働政策研究・研修機構施設整備費

保険料返還金等徴収勘定へ繰入

402

10,204

6,557

30

1,616

70,096

74,292

177,947

49,491

2,642

66,250

2,627

1,475

4,790

1,877

163

1,441

471,909

計 624,496

翌 年 度 へ 繰 越 額

雇用安定資金に組み入れる額

594

151,992

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 2,694,709,678 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 2,694,609,888 千円

 予算補正追加額 99,790 千円

であり、予算補正追加額は、法第 104 条第 5 項の規定による雇用安定事業費の財源に充てるため

の雇用安定資金からの受入見込額の増加等を補正追加したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 2,513,096,809 千円

であって、差引き 181,612,868 千円

の減少となった。これは育児休業給付金を要することが予定より少なかったこと等により、失業

等給付費等財源受入が少なかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

Page 61: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 294 )

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額  歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

他 勘 定 よ り 受 入 1,675,242,812 1,665,277,223 △ 9,965,588 99一 般 会 計 よ り 受 入 26,608,241 24,256,365 △ 2,351,875 91積 立 金 よ り 受 入 918,274,306 750,000,000 △ 168,274,306 81雇 用 安 定 資 金 よ り 受 入 51,095,876 51,011,102 △ 84,774 99運 用 収 入 641,907 433,499 △ 208,407 67独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構納付金 74,215 15,351 △ 58,863 20

雑 収 入 22,772,321 20,496,190 △ 2,276,130 90前 年 度 繰 越 資 金 受 入 ― 780,007 780,007 ―

前年度国庫負担金受入超過額受入 ― 827,068 827,068 ―

計 2,694,709,678 2,513,096,809 △ 181,612,868 93

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 2,695,489,685 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 2,694,709,678 千円

  当初予算額 2,694,609,888 千円

  予算補正追加額 99,790 千円

 前年度繰越額 780,007 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、経済の下振れ

リスクを乗り越えようとする者への重点支援及び外国人観光客 6,000 万人時代を見据えた基盤整

備の推進を図るため「雇用保険法」第 62 条の規定による雇用安定事業として行う職業紹介事業の

実施体制の強化に必要な経費等を補正追加したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 2,285,269,341 千円

 翌年度繰越額は 1,215,249 千円

 不用額は 409,005,094 千円

であって、翌年度繰越額は、施設整備費において、計画に関する諸条件等により事業の実施に不

測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によるものであり、不用額は、失

業等給付費において、育児休業給付の受給者及び 1 人当たり単価が予定を下回ったことにより、

育児休業給付金を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費 2,652,709,678 2,695,489,685 2,285,269,341 1,215,249 409,005,094 84少 子 化 対 策 費 668,540,984 668,540,984 570,934,654 ― 97,606,329 85雇用労災対策費 1,984,168,694 2,026,948,701 1,714,334,686 1,215,249 311,398,764 84

予 備 費 42,000,000 ― ― ― ― ―

計 2,694,709,678 2,695,489,685 2,285,269,341 1,215,249 409,005,094 84

Page 62: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 295 )

(事   項   別)             (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

安定した労使関係の形成促進に必要な経費

411,198 411,198 402,899 ― 8,298 97

男女労働者の均等な雇用環境等の整備に必要な経費

27,697,460 21,587,492 10,204,746 ― 11,382,745 47

中小企業退職金共済等事業に必要な経費 6,861,120 6,861,120 6,557,570 ― 303,550 95

独立行政法人勤労者退職金共済機構運営費交付金に必要な経費

30,781 30,781 30,781 ― ― 100

個別労働紛争対策に必要な経費 1,895,738 1,895,738 1,616,530 ― 279,207 85

職業紹介事業等の実施に必要な経費 79,747,823 79,747,823 70,096,393 ― 9,651,429 87

地域及び中小企業等における雇用機会の創出等に必要な経費

113,178,369 113,178,369 74,292,907 ― 38,885,461 65

高齢者等の雇用の安定・促進に必要な経費

225,688,499 311,784,640 177,947,061 18,425 133,819,153 57

育児休業給付に必要な経費 668,540,984 668,540,984 570,934,654 ― 97,606,329 85

失業等給付に必要な経費 1,186,417,112 1,186,417,112 1,091,675,276 ― 94,741,835 92

就職支援法事業に必要な経費 14,123,677 14,123,677 10,566,331 ― 3,557,345 74

職業能力開発の強化に必要な経費 91,178,565 53,261,974 49,491,503 33,744 3,736,726 92

若年者等に対する職業能力開発の支援に必要な経費

2,918,518 2,918,518 2,642,356 ― 276,161 90

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構運営費交付金に必要な経費

69,067,236 69,067,236 69,067,236 ― ― 100

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構施設整備に必要な経費

3,721,126 4,035,043 2,627,554 542,226 865,262 65

障害者に対する職業能力開発の支援に必要な経費

1,736,805 1,736,805 1,475,432 ― 261,372 84

技能継承・振興の推進に必要な経費 4,974,229 4,974,229 4,790,720 ― 183,508 96

独立行政法人労働政策研究・研修機構運営費交付金に必要な経費

1,877,092 1,877,092 1,877,092 ― ― 100

独立行政法人労働政策研究・研修機構施設整備に必要な経費

174,498 174,498 163,770 ― 10,727 93

業務取扱いに必要な経費 68,713,754 68,713,754 64,723,272 ― 3,990,481 94

失業等給付業務に必要な経費 53,719,361 53,719,361 46,017,200 ― 7,702,160 85

施設整備に必要な経費 4,069,541 4,466,048 3,137,076 620,854 708,117 70

保険料返還金等の財源の徴収勘定へ繰入れに必要な経費

25,966,192 25,966,192 24,930,973 ― 1,035,219 96

Page 63: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 296 )

(単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

予 備 費 42,000,000 ― ― ― ― ―

計 2,694,709,678 2,695,489,685 2,285,269,341 1,215,249 409,005,094 84

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

( 1 ) 失業等給付費

「雇用保険法」に基づく失業等給付費として、労働者が失業した場合にその生活の安定を図るた

めに支給される求職者給付、再就職を援助・促進するための就職促進給付、労働者の主体的な能

力開発の取組を支援するための教育訓練給付及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が

発生した場合にその雇用の安定を図るために支給される雇用継続給付のため 1,662,609,931 千円

を支出した。

令和元年度における失業等給付費の実績を予定と対比して示せば、次のとおりである。

区   分受 給 者 数(千人) 平 均 給 付 額(円)

予   定 実   績 予   定 実   績

求 職 者 給 付

一般求職者給付(所定給付日数分) (381) (387) (127,160) (124,292)

高 年 齢 求 職 者 給 付 394 303 231,504 222,444短 期 雇 用 特 例 求 職 者 給 付 88 77 216,879 203,259日 雇 労 働 求 職 者 給 付 (5) (5) (67,272) (67,899)

就職促進給付(再就職手当及び就業促進定着手当) 512 536 364,645 344,853

教育訓練給付 (一般教育訓練給付 ) 196 90 58,382 38,802教育訓練給付(専門実践教育訓練給付) 45 71 174,515 143,961教育訓練給付 (教育訓練支援給付 ) 33 35 184,553 202,910雇用継続給付(高年齢雇用継続給付) (548) (544) (31,108) (27,428)

雇 用 継 続 給 付 ( 育 児 休 業 給 付 ) 419 381 1,592,955 1,496,713雇 用 継 続 給 付 ( 介 護 休 業 給 付 ) 25 21 324,733 278,906

 (注) ( )内は、月平均受給者数又は 1 人平均給付月額である。

令和元年度における失業等給付 費の支出状況を示せば、次のとおりである。

(単位 千人、百万円)

区   分

一  般  求  職  者  給  付

所定給付日数分 個別延長給付等支給額

技 能 習 得手当支給額

寄 宿 手 当支 給 額

傷 病 手 当支 給 額受給者実人員 支 給 額

31 年 4 月 347 39,174 1,581 274 0 182元 年 5  387 47,697 1,267 331 0 203

6 386 45,824 1,405 374 0 1997 417 51,033 1,451 442 0 2298 416 54,263 1,893 498 0 2139 409 50,946 2,502 465 0 223

10 405 51,685 2,580 452 0 24611 385 49,130 2,693 510 0 22212 386 48,038 2,550 473 0 245

2  年 1  383 51,717 2,403 408 0 2392 358 41,575 2,490 412 0 2003 361 46,455 2,828 402 0 253

元 年 度 計 4,646 577,543 25,650 5,048 1 2,66030  年  度 4,497 547,509 24,983 5,044 1 2,498

Page 64: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 297 )

(単位 千人、百万円)

区    分

高 年 齢求職者給付

短期雇用特例求 職 者 給 付

日 雇 労 働求職者給付 就職促

進給付支給額

教育訓練給付支給額

雇用継続給付支給額

受給者数

支給額受給者数

支給額受給者実人員

支給額

31 年 4 月 37 6,552 10 2,095 5 299 11,963 3,002 58,819元 年 5  52 13,376 3 957 5 524 16,966 1,590 72,630

6 25 5,940 2 499 5 278 16,633 1,257 58,6277 24 5,567 3 547 5 379 19,381 727 59,7358 19 4,348 2 428 5 432 16,336 1,479 57,1409 19 3,936 0 147 5 284 13,846 629 54,433

10 22 5,188 0 89 5 396 17,128 5,498 63,53211 21 4,607 2 273 5 325 16,826 1,507 60,44212 16 3,810 11 2,087 5 273 16,272 1,799 63,100

2  年 1  20 4,242 21 4,631 5 579 12,900 767 68,2322 22 5,195 11 2,511 5 285 12,338 1,566 63,5103 19 4,755 6 1,502 5 391 16,165 1,194 75,978

元 年 度 計 303 67,519 77 15,771 65 4,451 186,759 21,020 756,18230  年  度 286 63,168 83 16,619 66 4,214 178,059 16,883 713,671

(注) 個別延長給付等支給額には、個別延長給付のほか、訓練延長給付、広域延長給付、地域延長

給付及び特例受給資格者が公共職業訓練等を受ける場合に支給する基本手当を含む。

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における失業等給付費の支出状況を示せば、次のと

おりである。

(単位 千人、百万円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

一 般 求 職 者 給 付

受 

給 

者 

実 

人 

所定給付日数分 435 400 378 374 387個別延長給付分 15 12 7 0 0訓練延長給付分 16 17 16 15 16広 域 延 長 給 付 ― 0 0 ― ―特 例 訓 練 0 0 0 0 0地 域 延 長 給 付 ― ― ― 0 0

技能習得手当

受 講 手 当 20 19 18 17 17

通 所 手 当 31 30 29 28 28

寄 宿 手 当 0 0 0 0 0傷 病 手 当 1 1 1 1 1

支 給 額 677,195 620,868 583,920 580,037 610,904高 年 齢 求 職 者 給 付

受 給 者 数 230 230 247 286 303支 給 額 50,938 50,964 53,596 63,168 67,519

短期雇用特例求職者給付

受 給 者 数 109 97 88 83 77支 給 額 20,955 18,558 17,408 16,619 15,771

日 雇 労 働 求 職 者 給 付

受 給 者 実 人 員 10 8 5 5 5支 給 額 7,779 6,071 4,596 4,214 4,451

就 職 促 進 給 付

就 業 手 当 7 6 5 4 4再 就 職 手 当 405 404 409 416 424就業促進定着手当 142 122 107 107 112常用就職支度手当 9 9 3 2 3移 転 費 0 0 1 2 2求 職 活 動 支 援 費 0 1 7 8 8

支 給 額 153,050 153,039 170,101 178,059 186,759

Page 65: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 298 )

(単位 千人、百万円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

教 育 訓 練 給 付

受 給 者 数(一般教育訓練給付 )

120 110 99 92 90

支 給 額 4,441 4,230 3,807 3,488 3,527受 給 者 数(専門実践教育訓練給付 )

6 20 38 58 71

支 給 額 1,155 2,843 4,910 8,075 10,314受 給 者 数(教育訓練支援給付 )

4 15 27 32 35

支 給 額 605 2,145 3,803 5,319 7,178雇 用 継 続 給 付

受 給 者 実 人 員(高年齢雇用継続給付 )

563 557 550 544 544

支 給 額 172,524 171,910 174,337 176,915 179,256受 給 者 数( 育 児 休 業 給 付 ) 303 327 342 363 381

支 給 額 412,157 450,116 477,376 531,200 570,934受 給 者 数( 介 護 休 業 給 付 ) 10 11 15 18 21

支 給 額 2,158 3,032 4,991 5,555 5,992

支 給 額 計 1,502,961 1,483,781 1,498,848 1,572,652 1,662,609

(注) 受給者実人員は月平均の人員、受給者数は年度計の人員である。

( 2 ) 就職支援法事業費

「雇用保険法」第 64 条の規定による就職支援法事業として、雇用保険を受給できない者を対象

に、新たな技能や知識を身につけるための認定職業訓練の実施機関に対し認定職業訓練実施奨励

金の支給、訓練受講者に対する訓練期間中の支援のための職業訓練受講給付金の支給等のため、

10,566,331 千円を支出した。

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における就職支援法事業費の支出状況を示せば、次

のとおりである。

(単位 百万円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

認定職業訓練実施奨励金 10,682 8,450 7,008 5,936 5,134職 業 訓 練 受 講 給 付 金 9,607 7,228 5,908 4,745 4,125そ の 他 事 務 費 等 2,455 2,440 2,474 1,760 1,306

計 22,745 18,179 15,390 12,442 10,566

( 3 ) 雇用安定事業等

「雇用保険法」に基づく雇用安定事業及び能力開発事業として、有期契約労働者等の正社員化等

を図るためのキャリアアップ助成金の支給等のため、399,518 千円を支出した。

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における雇用安定事業等の支出状況を示せば、次の

とおりである。

(単位 百万円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

労使関係安定形成促進費 387 386 398 398 402男 女 均 等 雇 用 対 策 費 4,969 27,095 8,566 8,987 10,204中小企業退職金共済等事業費

6,080 6,168 6,317 6,744 6,557

Page 66: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 299 )

(単位 百万円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

個 別 労 働 紛 争 対 策 費 912 1,022 1,246 1,334 1,616職業紹介事業等実施費 54,444 52,743 56,390 61,769 70,096地域雇用機会創出等対策費

66,927 78,565 74,414 81,312 74,292

高齢者等雇用安定・促進費

132,583 144,388 177,093 188,612 177,947

職 業 能 力 開 発 強 化 費 46,992 49,777 49,080 49,597 49,491若年者等職業能力開発支援費

1,953 2,637 3,781 2,511 2,642

障害者職業能力開発支援費

1,589 1,561 1,522 1,453 1,475

技能継承・振興推進費 3,756 4,063 4,240 4,554 4,790

計 320,599 368,410 383,053 407,277 399,518

( 4 ) 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構運営費

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が行う業務のうち「独立行政法人高齢・障害・

求職者雇用支援機構法」(平 14 法 165)第 14 条に規定する業務の財源の一部に充てるため、同機

構に対し 69,067,236 千円の運営費交付金を交付した。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構は、高年齢者等を雇用する事業主等に対する給

付金の支給、高年齢者等の雇用に関する技術的事項についての事業主等に対する相談その他の援

助、障害者の職業生活における自立を促進するための施設の設置及び運営、障害者の雇用に伴う

経済的負担の調整の実施その他高年齢者等及び障害者の雇用を支援するための業務並びに求職者

その他の労働者の職業能力の開発及び向上を促進するための施設の設置及び運営の業務等を行っ

た。

( 5 ) 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構施設整備費

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が施行する訓練施設等の整備費に充てるため、

同機構に対し 2,627,554 千円を補助した。

( 3 ) 徴 収 勘 定

この勘定は、労働者災害補償保険事業及び雇用保険事業の保険料徴収に係る収支を経理するため

設けられたものである。

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( 300 )

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

保 険 料 収 入

印 紙 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

一 般 拠 出 金 収 入

他 勘 定 よ り 受 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

2,526,390

194

209

3,933

67,350

1,347

54,886

業 務 取 扱 費

保険給付費等財源労災勘定へ繰入

失業等給付費等財源雇用勘定へ繰入

諸 支 出 金

予 備 費

33,217

862,653

1,665,277

34,522

2,595,670

計 2,654,312 翌年度の歳入に繰り入れる額 58,641

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 2,630,357,507 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 2,654,312,329 千円

であって、差引き   23,954,822 千円

の増加となった。これは前年度において労災保険に係る保険料収入が予定より多かったこと等の

ためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額  歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

保 険 料 収 入 2,549,427,566 2,526,390,770 △ 23,036,795 99印 紙 収 入 194,388 194,105 △ 282 99一 般 会 計 よ り 受 入 209,638 209,638 ― 100一 般 拠 出 金 収 入 3,926,665 3,933,567 6,902 100他 勘 定 よ り 受 入 68,868,946 67,350,598 △ 1,518,348 97雑 収 入 1,635,813 1,347,366 △ 288,446 82前 年 度 剰 余 金 受 入 6,094,491 54,886,284 48,791,793 900

計 2,630,357,507 2,654,312,329 23,954,822 100

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 2,630,372,460 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 2,630,357,507 千円

 前年度繰越額 14,953 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 2,595,670,961 千円

 不用額は 34,701,498 千円

であって、不用額は、保険給付費等財源労災勘定へ繰入において、労災保険に係る保険料収入が

Page 68: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 301 )

予定より少なかったこと等により、労災勘定へ繰入を要することが少なかったこと等のため生じ

たものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費

雇用労災対策費 2,551,255,406 2,551,255,406 2,527,930,737 ― 23,324,668 99その他の事項経費 79,002,101 79,017,054 67,740,224 ― 11,276,830 85予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 2,630,357,507 2,630,372,460 2,595,670,961 ― 34,701,498 98

(事   項   別)             (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

業務取扱いに必要な経費 9,002,819 9,002,819 8,458,714 ― 544,104 93

労働保険適用徴収業務に必要な経費 22,870,196 22,885,149 20,633,564 ― 2,251,585 90

石綿健康被害救済事業に必要な経費 4,205,646 4,205,646 4,125,459 ― 80,186 98

保険給付費等の財源の労災勘定へ繰入れに必要な経費

876,012,594 876,012,594 862,653,514 ― 13,359,079 98

失業等給付費等の財源の雇用勘定へ繰入れに必要な経費

1,675,242,812 1,675,242,812 1,665,277,223 ― 9,965,588 99

保険料の返還等に必要な経費 42,923,440 42,923,440 34,522,486 ― 8,400,953 80

予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 2,630,357,507 2,630,372,460 2,595,670,961 ― 34,701,498 98

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

事業主等から徴収した労働保険料等の労災勘定及び雇用勘定への繰入れ並びに労働保険料等の徴

収事務に要した経費であって、本年度においては、労災勘定へ 862,653,514 千円を、雇用勘定へ

1,665,277,223 千円をそれぞれ繰り入れた。

なお、平成 27 年度から令和元年度までの各年度末における適用事業場数及び労働者数を示せ

ば、次のとおりである。

(事  業  場  数)            (単位 箇所)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

労災保険適用事業場数 2,746,576 2,787,965 2,828,062 2,851,699 2,858,309雇用保険適用事業場数 2,125,900 2,173,423 2,224,645 2,251,065 2,273,985

(労  働  者  数)            (単位 千人)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

労災保険適用労働者数 56,293 57,490 58,361 59,567 60,433雇 用 保 険 被 保 険 者 数 40,860 41,949 42,889 43,539 44,111一 般 40,844 41,934 42,880 43,532 44,104日 雇 16 14 9 7 7

Page 69: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 302 )

労  災  勘  定  損  益  計  算  書

損                   失

利 

                  益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

労働安全衛生対策

経費

保険

給付

職務上年金給付費

年金特別会計へ繰

入 職務上年金給付費

等交付金

社会復帰促進等事

業経費

独立行政法人労働

者健康安全機構運

営費

独立行政法人労働

者健康安全機構施

設整備費

仕事生活調和推進

費 中小企業退職金共

済等事業費

独立行政法人労働

政策研究・研修機

構運営費

独立行政法人労働

政策研究・研修機

構施設整備費

個別労働紛争対策

費 業務

取扱

施設

整備

経費

保険料返還金等徴

収勘定へ繰入

20,5

63

746,

097

7,67

5

5,40

7

118,

787

9,64

6

3,33

0

3,24

4

2,15

6

106 53

1,33

6

56,8

20 892

39,2

11

26,7

67

755,

565

8,65

0

5,80

0

118,

671

10,1

95

2,20

5

11,9

26

2,11

5

106

123

1,64

4

58,4

011,

025

38,0

26

6,

203

9,

467

97

4

39

2

116

54

8

1,12

5

8,

681

41

0

69

30

7

1,

581

13

3

1,18

4

年金等給付が増加した

こと等のため

労働時間等設定改善推

進助成金を要すること

が多かったこと等のた

徴収勘定より受入

保険料収入受入

雑収

入受

一般会計より受入

事業費財源受入

利子

収入

独立行政法人労働

者健康安全機構納

付金

独立行政法人福祉

医療機構納付金

雑収

雑益

前年度繰越支払備

金 前年度繰越未経過

保険料

本年

度損

856,

955

856,

081

873

143

125,

575 ― 0

29,3

00 768

171,

687

25,2

79

14,6

39

864,

308

863,

570

738

114

120,

329

122 ―

33,3

05 448

172,

401

24,0

17

39,9

49

7,

353

7,

488

135

29

5,24

5

12

2

0

4,

004

319

71

4

1,26

2

25,3

10

労災保険に係る保険料

収入が増加したこと等

のため

預託金の運用利回りが

下回ったこと等のため

Page 70: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 303 )

労  災  勘  定  損  益  計  算  書

損                   失

利 

                  益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

労働安全衛生対策

経費

保険

給付

職務上年金給付費

年金特別会計へ繰

入 職務上年金給付費

等交付金

社会復帰促進等事

業経費

独立行政法人労働

者健康安全機構運

営費

独立行政法人労働

者健康安全機構施

設整備費

仕事生活調和推進

費 中小企業退職金共

済等事業費

独立行政法人労働

政策研究・研修機

構運営費

独立行政法人労働

政策研究・研修機

構施設整備費

個別労働紛争対策

費 業務

取扱

施設

整備

経費

保険料返還金等徴

収勘定へ繰入

20,5

63

746,

097

7,67

5

5,40

7

118,

787

9,64

6

3,33

0

3,24

4

2,15

6

106 53

1,33

6

56,8

20 892

39,2

11

26,7

67

755,

565

8,65

0

5,80

0

118,

671

10,1

95

2,20

5

11,9

26

2,11

5

106

123

1,64

4

58,4

011,

025

38,0

26

6,

203

9,

467

97

4

39

2

116

54

8

1,12

5

8,

681

41

0

69

30

7

1,

581

13

3

1,18

4

年金等給付が増加した

こと等のため

労働時間等設定改善推

進助成金を要すること

が多かったこと等のた

徴収勘定より受入

保険料収入受入

雑収

入受

一般会計より受入

事業費財源受入

利子

収入

独立行政法人労働

者健康安全機構納

付金

独立行政法人福祉

医療機構納付金

雑収

雑益

前年度繰越支払備

金 前年度繰越未経過

保険料

本年

度損

856,

955

856,

081

873

143

125,

575 ― 0

29,3

00 768

171,

687

25,2

79

14,6

39

864,

308

863,

570

738

114

120,

329

122 ―

33,3

05 448

172,

401

24,0

17

39,9

49

7,

353

7,

488

135

29

5,24

5

12

2

0

4,

004

319

71

4

1,26

2

25,3

10

労災保険に係る保険料

収入が増加したこと等

のため

預託金の運用利回りが

下回ったこと等のため

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

未収金償却引当金

繰入

独立行政法人福祉

医療機構減資損

独立行政法人労働

者健康安全機構減

資損

雑損

次年度繰越支払備

金 次年度繰越未経過

保険料

10,2

07 730

342

1,31

7

172,

401

24,0

17

12,8

46 551 32

1,73

3

174,

954

23,6

52

2,

639

179

309

41

5

2,

552

364

合計

1,22

4,34

91,

254,

997

30

,647

合計

1,22

4,34

91,

254,

997

30

,647

Page 71: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 304 )

労  災  勘  定  貸  借  対  照  表

借                   方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

未収

徴収勘定より

受入未済金

その他未収金

前払

固定

資産

土地

立木

建物

工作

機械

器具

未完

成施

独立行政法人福

祉医療機構出資

金 独立行政法人労

働政策研究・研

修機構出資金

独立行政法人労

働者健康安全機

構出資金

本年

度損

8,14

4,82

1

8,06

4,68

9

75,3

40

45,1

53

30,1

86

4,79

0

328,

989

21,8

42 292

28,4

96

5,91

5

10,8

55 28

3,68

2

1,79

4

256,

080

14,6

39

8,11

0,57

8

8,02

3,96

8

77,4

23

44,9

87

32,4

35

9,18

7

316,

739

21,9

45 299

26,7

89

5,49

2

10,8

26 ―

3,13

2

1,82

3

246,

431

39,9

49

34,2

42

40,7

21

2,

082

166

2,

248

4,

396

12,2

49

10

2

6

1,70

6

423

29

28

550

28

9,64

8

25

,310

保険給付額が多かった

こと等のため

前払金の本年度発生額

が増加したため

支払

備金

未払

未経

過保

険料

未収

金償

却引

当金

繰越

利益

固定

資産

評価

差益

172,

401 6

24,0

17

34,3

44

8,20

2,94

4

54,7

35

174,

954 9

23,6

52

37,0

53

8,18

8,30

5

43,2

92

2,

552

3

364

2,

709

14,6

39

11,4

43

前年度に損失が生じた

ため

国有財産の価格改定に

伴い出資金評価差益が

減少したこと等のため

合計

8,48

8,45

08,

467,

268

21,1

81合

計8,

488,

450

8,46

7,26

8△

21

,181

Page 72: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 305 )

労  災  勘  定  貸  借  対  照  表

借                   方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

未収

徴収勘定より

受入未済金

その他未収金

前払

固定

資産

土地

立木

建物

工作

機械

器具

未完

成施

独立行政法人福

祉医療機構出資

金 独立行政法人労

働政策研究・研

修機構出資金

独立行政法人労

働者健康安全機

構出資金

本年

度損

8,14

4,82

1

8,06

4,68

9

75,3

40

45,1

53

30,1

86

4,79

0

328,

989

21,8

42 292

28,4

96

5,91

5

10,8

55 28

3,68

2

1,79

4

256,

080

14,6

39

8,11

0,57

8

8,02

3,96

8

77,4

23

44,9

87

32,4

35

9,18

7

316,

739

21,9

45 299

26,7

89

5,49

2

10,8

26 ―

3,13

2

1,82

3

246,

431

39,9

49

34,2

42

40,7

21

2,

082

166

2,

248

4,

396

12,2

49

10

2

6

1,70

6

423

29

28

550

28

9,64

8

25

,310

保険給付額が多かった

こと等のため

前払金の本年度発生額

が増加したため

支払

備金

未払

未経

過保

険料

未収

金償

却引

当金

繰越

利益

固定

資産

評価

差益

172,

401 6

24,0

17

34,3

44

8,20

2,94

4

54,7

35

174,

954 9

23,6

52

37,0

53

8,18

8,30

5

43,2

92

2,

552

3

364

2,

709

14,6

39

11,4

43

前年度に損失が生じた

ため

国有財産の価格改定に

伴い出資金評価差益が

減少したこと等のため

合計

8,48

8,45

08,

467,

268

21,1

81合

計8,

488,

450

8,46

7,26

8△

21

,181

雇  用  勘  定  損  益  計  算  書

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

中小企業退職金共

済等事業費

独立行政法人勤労

者退職金共済機構

運営費

労使関係安定形成

促進費

個別労働紛争対策

費 職業紹介事業等実

施費

地域雇用機会創出

等対策費

高齢

者等

雇用

安定・促進経費

失業

等給

付費

一般求職者給付

費 高年齢求職者給

付費

短期雇用特例求

職者給付費

日雇労働求職者

給付費

就職促進給付費

教育訓練給付費

雇用継続給付費

就職支援法事業費

職業能力開発強化

6,74

4 31 398

1,33

4

61,5

29

81,2

90

188,

564

1,57

2,65

2

580,

037

63,1

68

16,6

19

4,21

4

178,

059

16,8

83

713,

671

12,4

35

49,5

97

6,55

7 30 402

1,61

6

69,7

88

74,2

65

177,

865

1,66

2,60

9

610,

904

67,5

19

15,7

71

4,45

1

186,

759

21,0

20

756,

182

10,5

60

49,4

91

187

0

4

28

1

8,

258

7,02

4

10,6

98

89

,956

30

,867

4,

351

847

23

7

8,

700

4,

137

42

,510

1,87

4

106

一般求職者給付費の受

給者が増加したため

雇用継続給付費の受給

者が増加したため

徴収勘定より受入

保険料収入受入

印紙

収入

受入

雑収

入受

一般会計より受入

求職者給付費等

財源受入

育児休業給付費

財源受入

業務取扱費財源

受入

職業訓練受講給

付費財源受入

認定職業訓練実

施奨励費等財源

受入

雇用安定資金より

受入

利子

収入

独立行政法人勤労

者退職金共済機構

納付金

独立

行政

法人

高齢・障害・求職者

雇用支援機構納付

金 雑収

雑益

前年度繰越支払備

1,63

3,08

5

1,63

1,86

5

202

1,01

7

23,0

93

15,1

01

6,63

6

824

237

293 ― 553

854

34,3

63

20,1

85 155

85,5

69

1,66

7,31

7

1,66

6,25

1

194

871

24,2

92

15,8

73

7,13

1

824

206

257

51,0

11 433 ― 15

19,8

92 402

87,9

31

34

,231

34

,385

8

145

1,

199

77

1

49

5

30

36

51

,011

119

854

34,3

47

293

24

6

2,

361

雇用安定等給付金が増

加したこと等のため

Page 73: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 306 )

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

若年者等職業能力

開発支援費

独立

行政

法人

齢・障害・求職者

雇用支援機構運営

費 独立

行政

法人

齢・障害・求職者

雇用支援機構施設

整備費

障害者職業能力開

発支援費

技能継承・振興推

進費

男女均等雇用対策

経費

独立行政法人労働

政策研究・研修機

構運営費

独立行政法人労働

政策研究・研修機

構施設整備費

業務

取扱

施設

整備

経費

保険料返還金等徴

収勘定へ繰入

未収金償却引当金

繰入

2,51

1

69,7

03

2,07

3

1,45

3

4,55

4

8,98

4

1,90

3

125

99,7

26

1,61

0

24,5

80

1,55

1

2,64

2

69,0

67

2,62

7

1,47

5

4,79

0

10,2

03

1,87

7

163

110,

429

1,79

5

25,5

74

3,25

3

13

0

636

55

4

22

23

6

1,

218

26

38

10

,703

18

4

99

4

1,

701

本年

度損

失49

4,18

853

5,52

9

41,3

41

Page 74: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 307 )

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

独立

行政

法人

齢・障害・求職者

雇用支援機構減資

損 独立行政法人情報

処理推進機構減資

損 雑損

次年

度繰

越支

備金

9,38

7

242

1,13

0

87,9

31

1,95

8

179

1,22

2

96,3

73

7,42

8

63

92

8,

442

合計

2,29

2,05

02,

386,

825

94

,775

合計

2,29

2,05

02,

386,

825

94

,775

Page 75: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 308 )

雇  用  勘  定  貸  借  対  照 

 表

借           

        方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

未収

徴収勘定より

受入

未済

その他未収金

前払

固定

資産

土地

立木

建物

工作

機械

器具

特許

権等

未完

成施

独立行政法人勤

労者退職金共済

機構出資金

独立行政法人高

齢・障害・求職

者雇用支援機構

出資金

独立行政法人労

働政策研究・研

修機構出資金

独立行政法人情

報処理推進機構

出資金

本年

度損

6,66

1,90

3

6,60

4,86

6

52,5

77

34,4

60

18,1

16

4,45

9

234,

787

36,5

16 291

34,7

34

7,03

8

18,9

35 0 77

12,9

62

118,

276

4,32

9

1,62

4

494,

188

6,08

3,51

5

6,03

0,07

5

49,6

26

33,1

41

16,4

84

3,81

3

232,

354

38,0

59 297

33,8

51

6,77

5

18,7

24 0 9

13,5

34

115,

231

4,40

7

1,46

2

535,

529

578,

387

574,

790

2,95

0

1,31

8

1,63

2

646

2,43

3

1,

542

6

882

263

211

0

68

57

2

3,04

5

77

161

41

,341

積立金より歳入へ受け

入れたこと等のため

支払

備金

未払

前受

未収金償却引当金

雇用

安定

資金

繰越

利益

87,9

31 3

827

21,2

25

1,33

0,46

8

5,96

6,92

4

96,3

73 1

790

20,0

91

1,38

9,01

7

5,36

3,17

6

8,

442

2

36

1,13

3

58

,548

603,

747

前年度に損失が生じた

ため

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( 309 )

借           

        方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

固定資産評価差損

16,5

0218

,052

1,

550

合計

7,40

7,38

16,

869,

452

537,

929

合計

7,40

7,38

16,

869,

452

537,

929

Page 77: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 310 )

徴  収  勘  定  損  益  計  算  書

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

業務

取扱

労働保険適用徴

収業務費

石綿健康被害救

済事業費

保険給付費等財源

労災勘定へ繰入

保険料収入繰入

雑収

入繰

失業等給付費等財

源雇用勘定へ繰入

保険料収入繰入

印紙

収入

繰入

雑収

入繰

諸支

出金

雑損

31,1

32

27,1

51

3,98

1

856,

955

856,

081

873

1,63

3,08

5

1,63

1,86

5

202

1,01

7

36,5

76 112

33,2

00

29,0

71

4,12

8

864,

308

863,

570

738

1,66

7,31

7

1,66

6,25

1

194

871

34,5

22 76

2,

067

1,

920

14

6

7,

353

7,

488

135

34

,231

34

,385

8

145

2,05

3

36

雇用保険に係る保険料

収入が増加したため

保険

保険

料収

印紙

収入

一般会計より受入

石綿健康被害救

済拠出金徴収経

費財源受入

一般

拠出

金収

石綿健康被害救

済拠出金収入

労災勘定より受入

雇用勘定より受入

雑収

雑益

本年

度損

2,48

8,15

0

2,48

7,94

7

202

144

3,83

5

39,2

11

24,5

79

1,89

2 3 45

2,53

0,01

6

2,52

9,82

2

194

190

3,93

6

38,0

26

25,5

74

1,61

1 3 65

41

,866

41

,874

8

45

10

1

1,18

4

99

5

281

0

19

雇用保険に係る保険料

収入が増加したこと等

のため

合計

2,55

7,86

32,

599,

425

41

,562

合計

2,55

7,86

32,

599,

425

41

,562

Page 78: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 311 )

徴  収  勘  定  貸  借  対  照  表

借                   方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

令和元年度

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

令和元年度

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

未収

未収

保険

その

他未

収金

固定

資産

機械

器具

本年

度損

89,0

64

54,8

86

34,1

78

25,4

10

8,76

7

2,21

6 45

91,3

32

58,6

41

32,6

90

24,6

40

8,05

0

2,16

6 65

2,

267

3,

755

1,48

7

769

717

50

19

決算剰余金が増加した

ため

労災

勘定

へ繰

入未

済金

雇用

勘定

へ繰

入未

済金

未払

前受

繰越

利益

45,1

53

34,4

60 891

9,25

7

1,56

3

44,9

87

33,1

41 888

13,0

27

1,51

8

166

1,31

8

2

3,

770

45

労災保険に係る前受金

が増加したため

合計

91,3

2693

,563

2,

237

合計

91,3

2693

,563

2,

237

Page 79: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 312 )

(内閣府及び厚生労働省所管)

8 年 金 特 別 会 計

この会計は、「国民年金法」(昭 34 法 141)、「厚生年金保険法」(昭 29 法 115)及び「健康保険法」(大

11 法 70)に基づく年金給付及び全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者の保険料等に関する経理並

びに「児童手当法」(昭 46 法 73)等に基づく児童手当等及び「子ども・子育て支援法」(平 24 法 65)に基

づく子どものための教育・保育給付等に関する経理を明確にするため、「特別会計に関する法律」(平

19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 8 号の規定により設置されたものであり、基礎年金勘

定、国民年金勘定、厚生年金勘定、健康勘定、子ども・子育て支援勘定及び業務勘定に区分されてい

る。

( 1 ) 基礎年金勘定

この勘定は、基礎年金事業の収支(業務勘定に係るものを除く。)を経理するもので、基礎年金の

給付に要する費用に充てるための国民年金勘定及び厚生年金勘定からの受入金並びに実施機関たる

共済組合等からの拠出金を主な財源として基礎年金給付費等の支出を行っている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

拠 出 金 等 収 入

運 用 収 入

積 立 金 よ り 受 入

雑 収 入

24,566,1661,495

1,029,1359,657

基 礎 年 金 給 付 費

基礎年金相当給付費他勘定へ繰入及交付金諸 支 出 金

予 備 費

23,335,232

849,155

359―

24,184,747

計 25,606,454 積立金として積み立てる額 1,421,706

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 25,695,474,081 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 25,606,454,580 千円

であって、差引き 89,019,500 千円

の減少となった。これは予備費を使用しなかったので、積立金より受入が少なかったこと等のた

めである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

Page 80: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 313 )

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

拠 出 金 等 収 入 24,566,166,592 24,566,166,588 △ 3 99運 用 収 入 1,391,685 1,495,079 103,394 107積 立 金 よ り 受 入 1,121,617,852 1,029,135,389 △ 92,482,462 91雑 収 入 6,297,952 9,657,522 3,359,570 153

計 25,695,474,081 25,606,454,580 △ 89,019,500 99

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 25,695,474,081 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 24,184,747,694 千円

 不用額は 1,510,726,386 千円

であって、不用額は、1 人当たり給付費及び受給者数が予定を下回ったことにより、基礎年金給

付費を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費 25,596,474,081 25,596,474,081 24,184,747,694 ― 1,411,726,386 94年 金 給 付 費 25,595,725,655 25,595,725,655 24,184,388,170 ― 1,411,337,484 94生活扶助等社会福祉費 748,426 748,426 359,523 ― 388,902 48

予 備 費 99,000,000 99,000,000 ― ― 99,000,000 ―

計 25,695,474,081 25,695,474,081 24,184,747,694 ― 1,510,726,386 94

(事   項   別)             (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

基礎年金給付に必要な経費 24,746,569,912 24,746,569,912 23,335,232,431 ― 1,411,337,480 94

基礎年金相当給付費の財源の他勘定へ繰入れ及び交付に必要な経費

849,155,743 849,155,743 849,155,739 ― 3 99

支払調整金の繰入れ等に必要な経費 748,426 748,426 359,523 ― 388,902 48

予 備 費 99,000,000 99,000,000 ― ― 99,000,000 ―

計 25,695,474,081 25,695,474,081 24,184,747,694 ― 1,510,726,386 94

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

令和元年度における実績を予定と対比して示せば、次のとおりである。

Page 81: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 314 )

(単位 千円)

区     分 老齢基礎年金 障害基礎年金 遺族基礎年金

予         定 22,904,945,269 1,753,803,534 87,821,109実         績 21,862,300,536 1,688,708,790 90,014,503

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における基礎年金給付種別裁定状況を示せば、

次のとおりである。

種   別27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

老齢基礎年金 29,740 19,874,029 30,556 20,472,307 31,707 21,076,287 32,311 21,494,971 32,784 21,862,300障害基礎年金 1,801 1,568,659 1,840 1,600,140 1,877 1,626,903 1,914 1,655,787 1,953 1,688,708遺族基礎年金 90 95,133 89 94,432 87 92,584 86 91,509 84 90,014

計 31,632 21,537,822 32,487 22,166,880 33,671 22,795,774 34,312 23,242,269 34,823 23,641,023

(注)  1  件数には、年金を受ける権利があり、本人の請求により裁定された者のうち、全額支給停止されて

いない者(受給者)の各年度末現在の件数を計上している。

2  金額には、各年度末現在の受給者について、その時点で決定済の年金額(年額)の合計を計上してい

る。なお、年金額には一部支給停止されている額を含む。

( 2 ) 国民年金勘定

この勘定は、国民年金事業及び福祉年金事業の収支(業務勘定に係るものを除く。)を経理するも

ので、国民年金事業においては、保険料及び国庫負担金を主な財源として国民年金給付費等の支出

を行っている。また、福祉年金事業においては、国庫負担金を主な財源として、特別障害給付金給

付費及び福祉年金給付費等の支出を行っている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

保 険 料 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

基 礎 年 金 勘 定 よ り 受 入

運 用 収 入

積 立 金 よ り 受 入

年金積立金管理運用独立行政法人納付金

独立行政法人福祉医療機構納付金

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

1,345,812

1,771,003

297,060

8

342,124

4,680

9047

特 別 障 害 給 付 金 給 付 費

福 祉 年 金 給 付 費

国 民 年 金 給 付 費

基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入

年金相談事業費等業務勘定へ繰入

諸 支 出 金

予 備 費

2,624

15

408,215

3,076,928

62,925

47,740

3,598,449

計 3,761,601

積立金として積み立てる額

翌年度の歳入に繰り入れる額

163,138

14

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 3,687,962,542 千円

Page 82: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 315 )

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 3,761,601,695 千円

であって、差引き 73,639,153 千円

の増加となった。これは「年金積立金管理運用独立行政法人法」(平 16 法 105)第 25 条第 4 項の

規定による納付金の受入れが予定より多かったので、年金積立金管理運用独立行政法人納付金

が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

保 険 料 収 入 1,177,282,794 1,345,812,679 168,529,885 114一 般 会 計 よ り 受 入 1,771,393,377 1,771,003,261 △ 390,116 99基 礎 年 金 勘 定 よ り 受 入 297,060,040 297,060,038 △ 1 99運 用 収 入 12,926 8,363 △ 4,562 64積 立 金 よ り 受 入 280,004,028 ― △ 280,004,028 ―

年金積立金管理運用独立行政法人納付金 157,777,465 342,124,709 184,347,244 216

独立行政法人福祉医療機構納付金 4,022,447 4,680,430 657,983 116

雑 収 入 404,336 904,525 500,189 223前 年 度 剰 余 金 受 入 5,129 7,686 2,557 149

計 3,687,962,542 3,761,601,695 73,639,153 101

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 3,687,962,542 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 3,598,449,004 千円

 不用額は 89,513,537 千円

であって、不用額は、1 人当たり給付費及び受給者数が予定を下回ったことにより、国民年金給

付費を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費 3,686,062,542 3,686,062,542 3,598,449,004 ― 87,613,537 97年 金 給 付 費 3,556,597,336 3,556,597,336 3,487,782,663 ― 68,814,672 98生活扶助等社会福祉費 129,465,206 129,465,206 110,666,341 ― 18,798,864 85

予 備 費 1,900,000 1,900,000 ― ― 1,900,000 ―

計 3,687,962,542 3,687,962,542 3,598,449,004 ― 89,513,537 97

Page 83: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 316 )

(事   項   別)             (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

特別障害給付金給付に必要な経費 2,995,116 2,995,116 2,624,211 ― 370,904 87

福祉年金給付に必要な経費 25,760 25,760 15,142 ― 10,617 58

国民年金給付に必要な経費 476,648,446 476,648,446 408,215,296 ― 68,433,149 85

基礎年金給付費等の財源の基礎年金勘定へ繰入れに必要な経費

3,076,928,014 3,076,928,014 3,076,928,013 ― 0 99

年金相談事業費等の財源の業務勘定へ繰入れに必要な経費

62,925,506 62,925,506 62,925,506 ― ― 100

過誤納保険料の払戻し等に必要な経費 66,539,700 66,539,700 47,740,835 ― 18,798,864 71

予 備 費 1,900,000 1,900,000 ― ― 1,900,000 ―

計 3,687,962,542 3,687,962,542 3,598,449,004 ― 89,513,537 97

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

  福祉年金事業に係る令和元年度における実績を予定と対比して示せば、次のとおりである。

種     別 支払予定件数(件)

支払予定額(千円)

支 払 件 数(件)

支出済歳出額(千円)

支払予定額に対する支出済歳出額の割合

(%)

特 別 障 害 給 付 金 39,162 2,995,116 34,147 2,624,211 87老 齢 福 祉 年 金 216 25,760 134 15,142 58

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における支払件数の実績を示せば、次のとおり

である。

(単位 件)

種     別 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

特 別 障 害 給 付 金 41,889 39,987 31,806 35,907 34,147老 齢 福 祉 年 金 1,812 1,037 524 265 134

次に、国民年金事業に係る令和元年度における実績を予定と対比して示せば、次のとおりであ

る。

区     分

年度平均被保険者数 年  金  給  付

第 1 号(千人)

第 3 号(千人)

任 意(千人)

老 齢 年 金(千円)

5 年 年 金(千円)

通算老齢年金(千円)

予 定 13,760 8,647 173 254,886,278 5,143,196 85,804,678実 績 14,127 8,329 190 214,069,670 4,869,441 75,575,029

区     分

年    金    給    付

障 害 年 金(千円)

母 子 年 金(千円)

準母子年金(千円)

遺 児 年 金(千円)

付 加 年 金(千円)

予 定 39,782,452 ― ― ― 80,386,151実 績 34,795,246 18,082 ― ― 86,533,215

Page 84: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 317 )

区     分

年    金    給    付

寡 婦 年 金(千円)

年 金 小 計(千円)

死亡一時金(千円)

特別一時金(千円)

脱退一時金(千円)

予 定 7,129,724 473,132,479 3,497,553 18,414 ―

実 績 3,878,947 419,739,633 2,725,477 12,547 66,615

区     分

年  金  給  付

一時金小計(千円)

合   計(千円)

予 定 3,515,967 476,648,446実 績 2,804,640 422,544,273

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における実績を示せば、次のとおりである。

( 1 ) 適用状況(年度平均被保険者数)

(単位 千人)

事       項 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

第 1 号 被 保 険 者 16,579 15,783 14,909 14,432 14,127第 3 号 被 保 険 者 9,225 9,017 8,791 8,576 8,329任 意 加 入 被 保 険 者 236 222 201 192 190

計 26,041 25,023 23,902 23,202 22,647

( 2 ) 国民年金給付種別裁定状況

種 別27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

老 齢 年 金 891 436,336 754 370,651 631 311,486 523 258,658 432 214,0695 年 年 金 13 5,481 12 5,182 12 5,010 12 4,917 12 4,869通算老齢年金 622 140,348 540 122,409 464 105,810 393 89,894 329 75,575障 害 年 金 56 49,296 51 45,272 47 41,527 43 37,991 39 34,795母 子 年 金 0 22 0 22 0 19 0 18 0 18遺 児 年 金 0 3 0 3 ― ― ― ― ― ―付 加 年 金 3,541 86,474 3,618 87,155 3,689 87,434 3,731 87,167 3,758 86,533寡 婦 年 金 12 5,794 11 5,199 10 4,598 9 4,259 8 3,878

年金小計 5,138 723,757 4,989 635,895 4,856 555,888 4,712 482,907 4,580 419,739死 亡 一 時 金 26 3,830 24 3,499 22 3,261 20 2,927 18 2,725特 別 一 時 金 0 27 0 21 0 25 0 15 0 12脱 退 一 時 金 0 42 0 35 0 37 0 49 0 66一時金小計 27 3,900 25 3,556 23 3,324 20 2,992 19 2,804

合   計 5,165 727,657 5,014 639,452 4,879 559,212 4,733 485,899 4,599 422,544

(注)  1  件数には、年金を受ける権利があり、本人の請求により裁定された者のうち、全額支給停止

されていない者(受給者)の各年度末現在の件数を計上している。

2  金額には、各年度末現在の受給者について、その時点で決定済の年金額(年額)の合計を計上

している。なお、年金額には一部支給停止されている額を含む。

Page 85: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 318 )

( 3 ) 厚生年金勘定

この勘定は、厚生年金保険事業(実施機関たる共済組合等が行う事業を除く。)の保険収支(業務勘

定に係るものを除く。)を経理するもので、事業主等から徴収する保険料及び国庫負担金を主な財源

として、保険給付費等の支出を行っている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

保 険 料 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

労働保険特別会計より受入

基 礎 年 金 勘 定 よ り 受 入

存続厚生年金基金等徴収金

解散厚生年金基金等徴収金

実 施 機 関 拠 出 金 収 入

存 続 組 合 等 納 付 金

運 用 収 入

積 立 金 よ り 受 入

年金積立金管理運用独立行政法人納付金

独立行政法人福祉医療機構納付金

雑 収 入

32,619,65910,026,182

8,650422,011

1,15995,850

4,430,01262,772

111―

430,000

84,704

12,327

保 険 給 付 費

実施機関保険給付費等交付金

基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入

年金相談事業費等業務勘定へ繰入

諸 支 出 金

予 備 費

23,844,6134,600,838

19,192,899

190,357

33,179―

47,861,890

計 48,193,441 積立金として積み立てる額 331,551

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 48,514,153,779 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 48,193,441,788 千円

であって、差引き 320,711,990 千円

の減少となった。これは保険給付費を要することが予定より少なかったこと等により、積立金

より受入がなかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

保 険 料 収 入 31,864,268,383 32,619,659,139 755,390,756 102一 般 会 計 よ り 受 入 10,026,366,147 10,026,182,007 △ 184,139 99労働保険特別会計より受入 8,650,560 8,650,559 △ 0 99基 礎 年 金 勘 定 よ り 受 入 422,011,983 422,011,982 △ 0 99存続厚生年金基金等徴収金 2,354,342 1,159,295 △ 1,195,046 49解散厚生年金基金等徴収金 196,122,417 95,850,565 △ 100,271,851 48実 施 機 関 拠 出 金 収 入 4,437,056,812 4,430,012,878 △ 7,043,933 99存 続 組 合 等 納 付 金 62,772,052 62,772,050 △ 1 99運 用 収 入 167,836 111,268 △ 56,567 66

Page 86: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 319 )

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

積 立 金 よ り 受 入 618,480,136 ― △ 618,480,136 ―

年金積立金管理運用独立行政法人納付金 796,000,000 430,000,000 △ 366,000,000 54

独立行政法人福祉医療機構納付金 72,796,297 84,704,165 11,907,868 116

雑 収 入 7,106,814 12,327,875 5,221,061 173

計 48,514,153,779 48,193,441,788 △ 320,711,990 99

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 48,514,153,779 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 47,861,890,601 千円

 不用額は 652,263,177 千円

であって、不用額は、1 人当たり給付費及び受給者数が予定を下回ったことにより、保険給付費

を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費 48,417,153,779 48,417,153,779 47,861,890,601 ― 555,263,177 98

年 金 給 付 費 48,173,632,794 48,173,632,794 47,638,352,912 ― 535,279,881 98

生活扶助等社会福祉費 243,520,985 243,520,985 223,537,689 ― 19,983,295 91

予 備 費 97,000,000 97,000,000 ― ― 97,000,000 ―

計 48,514,153,779 48,514,153,779 47,861,890,601 ― 652,263,177 98

(事   項   別)             (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

保険給付に必要な経費 24,135,779,769 24,094,240,000 23,571,664,358 ― 522,575,641 97

存続厚生年金基金等給付費等負担金に必要な経費

231,783,039 273,322,808 272,949,599 ― 373,208 99

実施機関保険給付費等交付金に必要な経費

4,613,169,991 4,613,169,991 4,600,838,961 ― 12,331,029 99

基礎年金給付費等の財源の基礎年金勘定へ繰入れに必要な経費

19,192,899,995 19,192,899,995 19,192,899,993 ― 1 99

年金相談事業費等の財源の業務勘定へ繰入れに必要な経費

190,357,972 190,357,972 190,357,972 ― ― 100

Page 87: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 320 )

(単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

過誤納保険料の払戻し等に必要な経費 53,163,013 53,163,013 33,179,717 ― 19,983,295 62

予 備 費 97,000,000 97,000,000 ― ― 97,000,000 ―

計 48,514,153,779 48,514,153,779 47,861,890,601 ― 652,263,177 98

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

  令和元年度における実績を予定と対比して示せば、次のとおりである。

( 1 ) 年度平均被保険者数

(単位 千人)

区   分 男  子 女  子 坑 内 員 船  員 計

予 定 24,660 15,142 1 53 39,856実 績 24,923 15,480 0 52 40,457

( 2 ) 年度平均標準報酬月額

(単位 円)

区   分 男  子 女  子 坑 内 員 船  員 平  均

予 定 354,100 241,928 352,151 405,503 311,070実 績 354,940 244,692 362,506 403,795 312,819

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における実績を示せば、次のとおりである。

( 3 ) 適 用 状 況

区 分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

年度末適用事業所数(箇所) 1,974,655 2,109,345 2,227,353 2,336,872 2,435,755年度平均被保険者数(千人)

男 子 23,256 23,774 24,365 24,685 24,923女 子 13,404 13,988 14,633 15,067 15,480坑 内 員 0 0 0 0 0船 員 52 53 52 52 52

計 36,714 37,817 39,052 39,806 40,457年度平均標準報酬月額(円)

男 子 349,019 349,256 349,881 352,560 354,940女 子 236,397 237,431 238,454 241,656 244,692坑 内 員 340,821 339,390 342,237 350,539 362,506船 員 388,595 395,161 399,160 401,670 403,795

平   均 307,956 307,956 308,193 310,644 312,819

( 4 ) 厚生年金給付種別裁定状況

種  別27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

老齢厚生年金 26,748 18,669,086 27,211 18,707,953 28,252 18,967,081 28,542 18,945,558 28,722 18,882,892老 齢 年 金 731 1,314,451 635 1,130,209 547 961,502 466 808,464 395 676,696通算老齢年金 489 185,756 418 158,219 354 133,764 295 111,415 244 92,159遺族厚生年金 4,857 4,871,612 4,976 4,964,072 5,077 5,036,586 5,183 5,115,009 5,274 5,182,175遺 族 年 金 465 471,118 432 438,347 401 406,675 370 376,647 342 348,685障害厚生年金 365 245,457 376 251,067 387 256,179 401 263,256 418 272,979

Page 88: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 321 )

種  別27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

件数(千件)

金 額(百万円)

障 害 年 金 45 54,792 41 50,922 39 47,271 36 43,946 33 40,903年金小計 33,703 25,812,276 34,093 25,700,791 35,059 25,809,061 35,296 25,664,298 35,432 25,496,492

障 害 手 当 金 0 240 0 277 0 332 0 327 0 336脱 退 手 当 金 1 93 1 70 1 57 1 51 1 47脱 退 一 時 金 62 23,633 57 22,229 67 27,361 79 33,482 102 44,440一時金小計 63 23,966 59 22,577 68 27,750 81 33,860 104 44,824

合   計 33,766 25,836,243 34,153 25,723,369 35,128 25,836,812 35,377 25,698,159 35,536 25,541,316

(注) 1 件数には、年金を受ける権利があり、本人の請求により裁定された者のうち、全額支給停止

されていない者(受給者)の各年度末現在の件数を計上している。

2 金額には、各年度末現在の受給者について、その時点で決定済の年金額(年額)の合計を計上

している。なお、年金額には一部支給停止されている額を含む。

( 4 ) 健 康 勘 定

この勘定は、健康保険及び船員保険に関し政府が行う業務(業務勘定に係るものを除く。)を経理

するもので、事業主等から徴収する保険料を主な財源として、全国健康保険協会への保険料の交付

等を行っている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

保 険 料 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

日 雇 拠 出 金 収 入

運 用 収 入

業 務 勘 定 よ り 受 入

借 入 金

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

10,563,2885,904

2250

1501,452,421

328,172

保 険 料 等 交 付 金

業務取扱費等業務勘定へ繰入

諸 支 出 金

国債整理基金特別会計へ繰入

10,523,69129,184

2,9421,458,325

12,014,143

計 12,050,166 翌年度の歳入に繰り入れる額 36,023

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 12,111,890,433 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 12,050,166,578 千円

であって、差引き 61,723,854 千円

の減少となった。これは被保険者が予定より少なかったこと等により、健康保険料収入が少な

かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

Page 89: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 322 )

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

保 険 料 収 入 10,641,132,192 10,563,288,773 △ 77,843,418 99一 般 会 計 よ り 受 入 5,904,162 5,904,162 ― 100日 雇 拠 出 金 収 入 151,631 225,642 74,011 148運 用 収 入 10 41 31 414業 務 勘 定 よ り 受 入 150,858 150,858 ― 100借 入 金 1,464,007,539 1,452,421,192 △ 11,586,346 99雑 収 入 293 3,432 3,139 1,171前 年 度 剰 余 金 受 入 543,748 28,172,476 27,628,728 5,181

計 12,111,890,433 12,050,166,578 △ 61,723,854 99

(注) 借入金については、法附則第 30 条第 1 項の規定によるものである。

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 12,111,890,433 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 12,014,143,522 千円

 不用額は 97,746,910 千円

であって、不用額は、健康保険事業及び船員保険事業に要する費用に充てるための保険料等の交

付が予定を下回ったことにより、保険料等交付金を要することが少なかったこと等のため生じた

ものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費 10,641,978,732 10,641,978,732 10,555,818,167 ― 86,160,564 99医 療 給 付 費 10,609,784,311 10,609,784,311 10,523,691,000 ― 86,093,311 99生活扶助等社会福祉費 32,194,421 32,194,421 32,127,167 ― 67,253 99

国 債 費 1,469,911,701 1,469,911,701 1,458,325,354 ― 11,586,346 99

計 12,111,890,433 12,111,890,433 12,014,143,522 ― 97,746,910 99

(事   項   別)             (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

保険料等交付金に必 要な経費 10,609,784,311 10,609,784,311 10,523,691,000 ― 86,093,311 99

業務取扱費等の財源 の業務勘定へ繰入れに必要な経費

29,184,483 29,184,483 29,184,483 ― ― 100

過誤納保険料の払戻し等に必要な経費 3,009,938 3,009,938 2,942,684 ― 67,253 97

Page 90: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 323 )

 (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

1,469,911,701 1,469,911,701 1,458,325,354 ― 11,586,346 99

計 12,111,890,433 12,111,890,433 12,014,143,522 ― 97,746,910 99

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

  令和元年度における実績を予定と対比して示せば、次のとおりである。

区    分年度平均被保険者数

(千人)

年度平均標準報酬月額(円)

予 定 24,565 289,948実 績 24,396 290,592

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における実績を示せば、次のとおりである。

適 用 状 況

区        分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

年度末適用事業所数(箇所) 1,858,887 1,994,022 2,113,359 2,224,070 2,324,510年度平均被保険者数(千人) 21,367 21,848 22,737 23,354 24,396年度平均標準報酬月額(円) 280,327 283,351 285,059 288,475 290,592

( 5 ) 子ども・子育て支援勘定

この勘定は、「児童手当法」、「子ども・子育て支援法」等の施行に関する収支を経理するもので、

事業主からの拠出金及び国庫負担金を主な財源として児童手当等の支給及び子ども・子育て支援新

制度における各種施策の推進を行っている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

事 業 主 拠 出 金 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

積 立 金 よ り 受 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

623,1062,256,409

22,286135,205114,450

児 童 手 当 等 交 付 金

子ども・子育て支援推進費

地域子ども・子育て支援及仕事・子育て両立支援事業費

業 務 取 扱 費

諸 支 出 金

予 備 費

1,303,7711,194,169

337,470

31,848107―

2,867,367

計 3,151,458

翌 年 度 へ 繰 り 越 す 額

積立金として積み立てる額

翌年度の歳入に繰り入れる額

3,857179,457100,776

Page 91: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 324 )

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 2,926,600,244 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 2,909,925,345 千円

 予算補正追加額 59,389,438 千円

 予算補正修正減少額 42,714,539 千円

であり、予算補正追加額は、法第 8 条第 1 項の規定による前年度の決算上の剰余金の受入額等を

補正追加したものであり、予算補正修正減少額は、法第 120 条の規定による平成 30 年度国庫負

担金の精算に伴う受入超過額等を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 3,151,458,238 千円

であって、差引き 224,857,994 千円

の増加となった。これは仕事・子育て両立支援事業費補助金に係る返納金が予定より多かったこ

と等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

事 業 主 拠 出 金 収 入 595,611,127 623,106,687 27,495,560 104一 般 会 計 よ り 受 入 2,256,409,211 2,256,409,211 ― 100積 立 金 よ り 受 入 22,286,829 22,286,829 ― 100雑 収 入 3,050,751 135,205,065 132,154,314 4,431前 年 度 剰 余 金 受 入 49,242,326 114,450,445 65,208,119 232

計 2,926,600,244 3,151,458,238 224,857,994 107

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 2,977,979,579 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 2,926,600,244 千円

  当初予算額 2,909,925,345 千円

  予算補正追加額 16,683,067 千円

  予算補正修正減少額 8,168 千円

 前年度繰越額 51,379,335 千円

であり、予算補正追加額は、教育・保育施設補助職員等の平成 31 年 4 月以降の給与改善等に必

要な経費等を補正追加したものであり、予算補正修正減少額は、業務取扱いに必要な既定予算の

不用額を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 2,867,367,031 千円

 翌年度繰越額は 3,857,143 千円

 不用額は 106,755,404 千円

であって、翌年度繰越額は、子ども・子育て支援交付金において、計画に関する諸条件により事

業の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によるものであり、

Page 92: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 325 )

不用額は、地域子ども・子育て支援及仕事・子育て両立支援事業費において、地方公共団体から

の交付申請額が予定を下回ったので、子ども・子育て支援交付金を要することが少なかったこと

等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費 2,921,200,244 2,972,579,579 2,867,367,031 3,857,143 101,355,404 96

少 子 化 対 策 費 2,624,789,824 2,621,571,900 2,572,202,538 2,288,912 47,080,448 98

生活扶助等社会福祉費 296,410,420 351,007,679 295,164,492 1,568,231 54,274,955 84

予 備 費 5,400,000 5,400,000 ― ― 5,400,000 ―

計 2,926,600,244 2,977,979,579 2,867,367,031 3,857,143 106,755,404 96

(事   項   別)            (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

児童手当交付金に必要な経費 1,293,458,628 1,256,269,639 1,245,203,753 ― 11,065,885 99

特例給付等交付金に必要な経費 55,349,440 58,567,364 58,567,363 ― 0 99

子どものための教育・保育給付等に必要な経費

1,200,955,203 1,200,955,203 1,194,131,021 ― 6,824,181 99

子どものための教育・保育事業に必要な経費

337,599 337,599 38,634 ― 298,965 11

地域子ども・子育て支援に必要な経費 130,375,993 164,347,058 132,867,764 2,288,912 29,190,381 80

仕事・子育て両立支援等に必要な経費 219,068,135 219,743,764 204,602,355 1,036,778 14,104,630 93

業務取扱いに必要な経費 21,506,246 72,209,952 31,848,165 531,453 39,830,333 44

過誤納拠出金の払戻し等に必要な経費 149,000 149,000 107,974 ― 41,025 72

予 備 費 5,400,000 5,400,000 ― ― 5,400,000 ―

計 2,926,600,244 2,977,979,579 2,867,367,031 3,857,143 106,755,404 96

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

(1) 児童手当等交付金

3 歳未満の児童について月額 15,000 円、3 歳から小学校修了までの児童について第 1 子及び第

2 子月額 10,000 円、第 3 子以降月額 15,000 円、中学生の児童について月額 10,000 円を、また、

所得制限(※)以上の者については、当分の間の特例給付として児童 1 人につき一律月額 5,000 円

をそれぞれ支給しており、児童手当等の支給に要する費用の一部を地方公共団体に交付するた

め、1,303,771,116 千円を支出した。

※年収 960 万円(夫婦と児童二人世帯)を基準とし、平成 24 年 6 月分より導入。

なお、令和元年度における児童手当等交付金の実績を予定と対比して示せば、次のとおりで

Page 93: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 326 )

ある。

(単位 延千人)

区    分 支給対象児童数

予 定 177,779実 績 175,005

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における実績を示せば、次のとおりである。

(単位 延千人)

支給対象児童数 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

実 績 184,671 182,272 179,848 177,719 175,005

(2) 子ども・子育て支援推進費(実績額 1,194,169,655 千円)

「子ども・子育て支援法」に基づく支給認定を受けた小学校就学前の子どもが、特定教育・保

育施設等から教育・保育等の提供を受けた場合に、当該特定教育・保育等に要した費用として

地方公共団体が支給する施設型給付費等について、1,122,374,031 千円を支出した。

(3) 地域子ども・子育て支援及仕事・子育て両立支援事業費(実績額 337,470,119 千円)

子ども・子育て支援新制度における地域の子ども・子育て支援の量及び質の充実を図るための

地域子ども・子育て支援事業に要する費用に充てるための地方公共団体に対する交付金の交付と

して、143,627,232 千円を支出した。また、企業主導型保育事業等を実施するための仕事・子育て

両立支援事業に要する費用の民間団体に対する補助として、193,802,896 千円を支出した。

Page 94: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 327 )

( 6 ) 業 務 勘 定

この勘定は、国民年金事業、厚生年金保険事業、健康保険事業及び事業主拠出金徴収業務におけ

る業務取扱いに係る収支を経理するものである。

なお、当分の間、特別保健福祉事業に関する経理を行うこととしている。

   歳入歳出決算の概要

( 1 ) 特別保健福祉事業以外の事業に係るもの(単位 百万円)

歳     入 歳     出

一 般 会 計 よ り 受 入

他 勘 定 よ り 受 入

独立行政法人福祉医療機構納付金

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

110,033284,233

107

34,21817,455

業 務 取 扱 費

社会保険オンラインシステム費

日 本 年 金 機 構 運 営 費

独立行政法人福祉医療機構納付金等相当財源健康勘定へ繰入

予 備 費

33,623

45,583

312,955

151

392,313

計 446,048

国民年金勘定の積立金に組み入れる額

厚生年金勘定の積立金に組み入れる額

翌年度の健康勘定の歳入に繰り入れる額

翌年度の業務勘定の歳入に繰り入れる額

7,445

18,439

3,578

24,272

( 2 ) 特別保健福祉事業に係るもの(単位 百万円)

歳     入 歳     出

特別保健福祉事業資金より受入

雑 収 入

15

5

21

一 般 会 計 へ 繰 入 15

特別保健福祉事業資金に組み入れる額 5

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 411,087,960 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 411,380,254 千円

 予算補正修正減少額 292,294 千円

であり、予算補正修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、業務取扱費の財

源に充てるための一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 446,070,345 千円

 であって、差引き 34,982,385 千円

Page 95: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 328 )

の増加となった。これは「日本年金機構の財務及び会計に関する省令」(平 21 厚生労働令 166)第

6 条の規定による納付金があったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

一 般 会 計 よ り 受 入 110,045,213 110,033,213 △ 12,000 99国 民 年 金 勘 定 よ り 受 入 62,925,506 62,925,506 ― 100厚 生 年 金 勘 定 よ り 受 入 190,357,972 190,357,972 ― 100健 康 勘 定 よ り 受 入 29,184,483 29,184,483 ― 100子ども・子育て支援勘定より受入 1,765,626 1,765,626 ― 100

特別保健福祉事業資金より受入 19,926 15,969 △ 3,956 80

独立行政法人福祉医療機構納付金 92,294 107,390 15,096 116

雑 収 入 9,561,229 34,224,440 24,663,211 357前 年 度 剰 余 金 受 入 7,135,711 17,455,745 10,320,034 244

計 411,087,960 446,070,345 34,982,385 108

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 411,087,960 千円

  当初予算額 411,380,254 千円

  予算補正修正減少額 292,294 千円

であり、予算補正修正減少額は、業務取扱いに必要な既定予算の不用額を修正減少したものであ

る。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 392,329,217 千円

 翌年度繰越額は 226 千円

 不用額は 18,758,516 千円

であって、翌年度繰越額は、生活扶助等社会福祉費において、計画に関する諸条件により事業の

実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によるものであり、不用

額は、社会保険オンラインシステム費において、契約価格が予定を下回ったこと及び調達計画の

見直しによる事業計画の変更をしたことにより、社会保険オンラインシステム業務庁費を要する

ことが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費

生活扶助等社会福祉費 411,075,960 411,075,960 392,329,217 226 18,746,516 95

予 備 費 12,000 12,000 ― ― 12,000 ―

計 411,087,960 411,087,960 392,329,217 226 18,758,516 95

Page 96: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 329 )

(事   項   別)             (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

業務取扱いに必要な経費 23,004,217 23,004,217 21,410,933 226 1,593,057 93

公的年金制度等の適正な運営に必要な経費

14,294,331 14,294,331 12,212,514 ― 2,081,816 85

社会保険オンラインシステムの運用等に必要な経費

31,698,104 31,698,104 29,793,794 ― 1,904,309 93

社会保険オンラインシステムの見直しに必要な経費

28,952,839 28,952,839 15,789,463 ― 13,163,375 54

日本年金機構運営費交付金に必要な経費 312,955,432 312,955,432 312,955,432 ― ― 100

独立行政法人福祉医療機構納付金等相当財源の健康勘定へ繰入れに必要な経費

151,111 151,111 151,111 ― ― 100

一般会計へ繰入れに必要な経費 19,926 19,926 15,969 ― 3,956 80

予 備 費 12,000 12,000 ― ― 12,000 ―

計 411,087,960 411,087,960 392,329,217 226 18,758,516 95

Page 97: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 330 )

基 

礎 

年 

金 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

基礎

年金

給付

基礎

年金

相当

給付

費他

勘定

へ繰

入及

交付金

国民

年金

勘定

へ繰入

厚生

年金

勘定

へ繰入

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等交

付金

諸支

出金

賠償

及償

還金

貨幣

交換

差減

補金

支払

調整

金繰

未収

金償

却引

当金

繰入

雑損

本年

度利

22,9

04,7

20

959,

367

382,

167

434,

014

143,

184

354 4 0

349

410 0

248,

990

23,3

35,2

32

849,

155

297,

060

422,

011

130,

083

359 3 0

355

271 ―

392,

555

43

0,51

1

110,

211

85,1

07

12,0

02

13,1

01

5

1

0

6

138

0

143,

565

基礎年金受給者が増加

したこと等のため

拠出

金等

収入

国民

年金

勘定

より受入

厚生

年金

勘定

より受入

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等拠

出金収入

利子

収入

支払

調整

金受

雑収

24,1

03,0

77

3,21

0,25

1

18,6

96,8

06

2,19

6,01

9

1,54

4

1,99

8

7,22

2

24,5

66,1

66

3,07

6,92

8

19,1

92,8

99

2,29

6,33

8

1,49

5

1,77

1

8,14

2

46

3,08

9

133,

323

49

6,09

3

10

0,31

9

49

227

91

9

基礎年金に要する費用

が増加したため

合    

計24

,113

,843

24,5

77,5

7446

3,73

1合    

計24

,113

,843

24,5

77,5

7446

3,73

1

Page 98: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 331 )

基 

礎 

年 

金 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

基礎

年金

給付

基礎

年金

相当

給付

費他

勘定

へ繰

入及

交付金

国民

年金

勘定

へ繰入

厚生

年金

勘定

へ繰入

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等交

付金

諸支

出金

賠償

及償

還金

貨幣

交換

差減

補金

支払

調整

金繰

未収

金償

却引

当金

繰入

雑損

本年

度利

22,9

04,7

20

959,

367

382,

167

434,

014

143,

184

354 4 0

349

410 0

248,

990

23,3

35,2

32

849,

155

297,

060

422,

011

130,

083

359 3 0

355

271 ―

392,

555

43

0,51

1

110,

211

85,1

07

12,0

02

13,1

01

5

1

0

6

138

0

143,

565

基礎年金受給者が増加

したこと等のため

拠出

金等

収入

国民

年金

勘定

より受入

厚生

年金

勘定

より受入

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等拠

出金収入

利子

収入

支払

調整

金受

雑収

24,1

03,0

77

3,21

0,25

1

18,6

96,8

06

2,19

6,01

9

1,54

4

1,99

8

7,22

2

24,5

66,1

66

3,07

6,92

8

19,1

92,8

99

2,29

6,33

8

1,49

5

1,77

1

8,14

2

46

3,08

9

133,

323

49

6,09

3

10

0,31

9

49

227

91

9

基礎年金に要する費用

が増加したため

合    

計24

,113

,843

24,5

77,5

7446

3,73

1合    

計24

,113

,843

24,5

77,5

7446

3,73

1

基 

礎 

年 

金 

勘 

定 

貸 

借 

対 

照 

借                   方

貸                    方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

未収

3,33

8,03

1

3,33

5,52

7

2,50

4

3,73

0,57

1

3,72

8,09

9

2,47

1

39

2,53

9

39

2,57

1

32

積立金が増加したため

未収

金償

却引

当金

繰越

利益

本年

度利

1,25

2

3,08

7,78

9

248,

990

1,23

5

3,33

6,77

9

392,

555

16

24

8,99

0

14

3,56

5

前年度に利益が生じた

ため

合    

計3,

338,

031

3,73

0,57

1

392,

539

合    

計3,

338,

031

3,73

0,57

1

392,

539

(注) 

繰越利益

3,33

6,77

9百万円及び本年度利益

392,

555百万円の全額は、「

国民年金法」に

基づく老齢基礎年金等の給付財源として保留すべきものである。

Page 99: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 332 )

国 

民 

年 

金 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

特別

障害

給付

金給

付費

福祉

年金

給付

国民

年金

給付

基礎

年金

給付

費等

基礎

年金

勘定

へ繰

入 年金

相談

事業

費等

業務勘定へ繰入

諸支

出金

償還

金及

払戻

貨幣

交換

差減

補金

未収

金償

却引

当金

繰入

独立

行政

法人

福祉

医療機構減資損

雑損

本年

度利

2,74

9 29

476,

986

3,21

0,25

1

73,6

00

49,4

38

49,4

38 0

513,

587

4,99

7 70

100,

864

2,62

4 15

408,

215

3,07

6,92

8

62,9

25

47,7

40

47,7

40 0

467,

018

3,84

2 ―

164,

850

125

14

68,7

70

133,

323

10,6

75

1,69

7

1,69

7

0

46,5

69

1,15

4

70

63,9

85

基礎年金に要する費用

が減少したため

保険

一般

会計

より

受入

給付

費財

源受

基礎

年金

勘定

より

受入 基

礎年

金相

当給

付費財源受入

利子

収入

年金

積立

金管

理運

用独

立行

政法

人納

付金

独立

行政

法人

福祉

医療機構納付金

支払

調整

金受

雑収

前年

度業

務勘

定剰

余金受入

1,88

4,25

3

1,82

2,75

7

382,

167 14

330,

000

6,08

9 8

930

6,35

4

1,80

8,61

9

1,77

0,26

8

297,

060 8

342,

124

4,68

0 14 901

10,4

83

75,6

34

52,4

88

85,1

07

6

12

,124

1,40

8

5

29

4,

129

被保険者数が減少した

こと等のため

基礎年金相当給付費が

減少したため

合    

計4,

432,

576

4,23

4,16

0△

19

8,41

6合    

計4,

432,

576

4,23

4,16

0△

19

8,41

6

Page 100: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 333 )

国 

民 

年 

金 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

特別

障害

給付

金給

付費

福祉

年金

給付

国民

年金

給付

基礎

年金

給付

費等

基礎

年金

勘定

へ繰

入 年金

相談

事業

費等

業務勘定へ繰入

諸支

出金

償還

金及

払戻

貨幣

交換

差減

補金

未収

金償

却引

当金

繰入

独立

行政

法人

福祉

医療機構減資損

雑損

本年

度利

2,74

9 29

476,

986

3,21

0,25

1

73,6

00

49,4

38

49,4

38 0

513,

587

4,99

7 70

100,

864

2,62

4 15

408,

215

3,07

6,92

8

62,9

25

47,7

40

47,7

40 0

467,

018

3,84

2 ―

164,

850

125

14

68,7

70

133,

323

10,6

75

1,69

7

1,69

7

0

46,5

69

1,15

4

70

63,9

85

基礎年金に要する費用

が減少したため

保険

一般

会計

より

受入

給付

費財

源受

基礎

年金

勘定

より

受入 基

礎年

金相

当給

付費財源受入

利子

収入

年金

積立

金管

理運

用独

立行

政法

人納

付金

独立

行政

法人

福祉

医療機構納付金

支払

調整

金受

雑収

前年

度業

務勘

定剰

余金受入

1,88

4,25

3

1,82

2,75

7

382,

167 14

330,

000

6,08

9 8

930

6,35

4

1,80

8,61

9

1,77

0,26

8

297,

060 8

342,

124

4,68

0 14 901

10,4

83

75,6

34

52,4

88

85,1

07

6

12

,124

1,40

8

5

29

4,

129

被保険者数が減少した

こと等のため

基礎年金相当給付費が

減少したため

合    

計4,

432,

576

4,23

4,16

0△

19

8,41

6合    

計4,

432,

576

4,23

4,16

0△

19

8,41

6

国 

民 

年 

金 

勘 

定 

貸 

借 

対 

照 

借           

        方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

運用

寄託

未収

未収

保険

未収

国庫

負担

金 その

他未

収金

固定

資産

独立

行政

法人

福祉

医療

機構

出資

金 年金

積立

金管

理運

用独

立行

政法

人出資金

日本

年金

機構

出資金

8,95

6,22

5

369,

476

7,06

3,70

6

1,52

3,04

3

1,07

1,34

1

451,

297

404

43,1

99

25,4

22 1

17,7

76

9,03

4,00

8

396,

652

7,21

0,15

7

1,42

7,19

7

976,

273

450,

562

361

40,7

68

21,4

47 1

19,3

20

77

,782

27

,176

14

6,45

1

95,8

46

95,0

68

734

42

2,43

1

3,97

5

1,

543

運用

寄託

金の

寄託

を行ったため

未収

金償

却引

当金

繰越

利益

本年

度利

出資

金評

価差

859,

418

8,03

5,87

1

100,

864

3,27

1

768,

507

8,13

6,73

5

164,

850

4,68

2

90,9

10

10

0,86

4

63

,985

1,

411

前年度に利益が生じた

ため

合    

計8,

999,

425

9,07

4,77

6

75,3

50合    

計8,

999,

425

9,07

4,77

6

75,3

50

(注) 

繰越利益

8,13

6,73

5百万円及び本年度利益

164,

850百万円の全額は、「

国民年金法」に

基づく付加年金等の

給付財源として保留すべきものである。

Page 101: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 334 )

厚 

生 

年 

金 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損           

        失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

保険

給付

保険

給付

存続

厚生

年金

基金

等給

付費

等負

担金

実施

機関

保険

給付

費等交付金

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等交

付金

基礎

年金

給付

費等

基礎

年金

勘定

へ繰

入 年金

相談

事業

費等

業務勘定へ繰入

諸支

出金

償還金及払戻金

貨幣

交換

差減

補金

一般

会計

へ繰

支払調整金繰入

未収

金償

却引

当金

繰入

独立

行政

法人

福祉

医療機構減資損

日本

年金

機構

資損

雑損

本年

度利

23,8

04,4

77

23,6

83,0

72

121,

405

4,69

6,28

1

18,6

96,8

06

168,

445

20,3

74

18,3

71 1 ―

2,00

1

35,1

15

90,4

39 0 84

530,

770

23,8

44,6

13

23,5

71,6

64

272,

949

4,60

0,83

8

19,1

92,8

99

190,

357

33,1

79

31,3

99 2 1

1,77

6

34,7

91

69,5

44 0 44

272,

937

40,1

35

111,

407

151,

543

95,4

42

496,

093

21,9

12

12

,805

13

,028 0 1

225

324

20,8

95

0

39

257,

832

基礎年金に要する費用

が増加したため

保険

一般

会計

より

受入

保険

給付

費財

源受入

労働

保険

特別

会計

労災勘定より受入

基礎

年金

勘定

より

受入 基

礎年

金相

当給

付費財源受入

存続

厚生

年金

基金

等徴収金

老齢

年金

給付

現価相当額徴収金

解散

厚生

年金

基金

等徴収金

責任

準備

金相

当額等徴収金

実施

機関

拠出

金収

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等拠

出金収入

存続組合等納付金

職域

等費

用納

付金

利子

収入

年金積立金管理運

用独立行政法人納

付金

31,9

44,3

73

9,80

4,11

6

7,67

5

434,

014

1,74

3

758,

970

4,47

9,07

6

80,6

29 262

400,

000

32,6

52,0

69

10,0

24,5

31

8,65

0

422,

011

1,15

9

93,2

42

4,43

0,01

2

62,7

72 111

430,

000

70

7,69

6

22

0,41

4

97

4

12,0

02

584

665,

728

49,0

63

17,8

57

151

30

,000

被保険者数が増加した

こと等のため

Page 102: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 335 )

厚 

生 

年 

金 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損           

        失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

保険

給付

保険

給付

存続

厚生

年金

基金

等給

付費

等負

担金

実施

機関

保険

給付

費等交付金

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等交

付金

基礎

年金

給付

費等

基礎

年金

勘定

へ繰

入 年金

相談

事業

費等

業務勘定へ繰入

諸支

出金

償還金及払戻金

貨幣

交換

差減

補金

一般

会計

へ繰

支払調整金繰入

未収

金償

却引

当金

繰入

独立

行政

法人

福祉

医療機構減資損

日本

年金

機構

資損

雑損

本年

度利

23,8

04,4

77

23,6

83,0

72

121,

405

4,69

6,28

1

18,6

96,8

06

168,

445

20,3

74

18,3

71 1 ―

2,00

1

35,1

15

90,4

39 0 84

530,

770

23,8

44,6

13

23,5

71,6

64

272,

949

4,60

0,83

8

19,1

92,8

99

190,

357

33,1

79

31,3

99 2 1

1,77

6

34,7

91

69,5

44 0 44

272,

937

40,1

35

111,

407

151,

543

95,4

42

496,

093

21,9

12

12

,805

13

,028 0 1

225

324

20,8

95

0

39

257,

832

基礎年金に要する費用

が増加したため

保険

一般

会計

より

受入

保険

給付

費財

源受入

労働

保険

特別

会計

労災勘定より受入

基礎

年金

勘定

より

受入 基

礎年

金相

当給

付費財源受入

存続

厚生

年金

基金

等徴収金

老齢

年金

給付

現価相当額徴収金

解散

厚生

年金

基金

等徴収金

責任

準備

金相

当額等徴収金

実施

機関

拠出

金収

国家

公務

員共

済組

合連

合会

等拠

出金収入

存続組合等納付金

職域

等費

用納

付金

利子

収入

年金積立金管理運

用独立行政法人納

付金

31,9

44,3

73

9,80

4,11

6

7,67

5

434,

014

1,74

3

758,

970

4,47

9,07

6

80,6

29 262

400,

000

32,6

52,0

69

10,0

24,5

31

8,65

0

422,

011

1,15

9

93,2

42

4,43

0,01

2

62,7

72 111

430,

000

70

7,69

6

22

0,41

4

97

4

12,0

02

584

665,

728

49,0

63

17,8

57

151

30

,000

被保険者数が増加した

こと等のため

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

独立

行政

法人

福祉

医療機構納付金

支払

調整

金受

雑収

前年

度業

務勘

定剰

余金受入

雑益

110,

202

343

12,0

35

9,35

1 0

84,7

04 346

12,3

53

17,2

42 0

25,4

98

3

31

8

7,

891

0

合    

計48

,042

,796

48,2

39,2

0819

6,41

2合    

計48

,042

,796

48,2

39,2

0819

6,41

2

Page 103: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 336 )

厚 

生 

年 

金 

勘 

定 

貸 

借 

対 

照 

借           

        方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

運用

寄託

未収

未収

保険

未収

国庫

負担

金 その

他未

収金

固定

資産

土地

立木

建物

工作

機械

器具

独立

行政

法人

福祉

医療

機構

出資

金 独立

行政

法人

地域

医療

機能

推進

機構出資金

年金

積立

金管

理運

用独

立行

政法

人出資金

日本

年金

機構

出資金

115,

568,

056

6,89

6,36

4

105,

629,

511

3,04

2,18

0

271,

226

2,67

2,82

9

98,1

24

655,

553

110 0 9 0 12

458,

950

151,

405 99

44,9

65

115,

918,

516

6,88

1,55

1

105,

993,

118

3,04

3,84

6

277,

845

2,67

1,17

9

94,8

22

588,

541

111 0 6 0 12

387,

006

152,

433 99

48,8

70

35

0,45

9

14,8

12

36

3,60

6

1,

665

6,

618

1,65

0

3,30

2

67,0

12

0

0

2

0 ―

71,9

43

1,

028

3,

905

運用

寄託

金の

寄託

を行ったため

流動

負債

未収

金償

却引

当金

繰越

利益

本年

度利

固定

資産

評価

差益

246,

458

115,

302,

391

530,

770

143,

988

254,

436

115,

833,

162

272,

937

146,

520

7,

977

53

0,77

0△

25

7,83

2

2,

532

前年

度に

利益

が生

じた

ため

合    

計11

6,22

3,60

911

6,50

7,05

728

3,44

7合    

計11

6,22

3,60

911

6,50

7,05

728

3,44

7

(注) 

繰越利益

115,

833,

162百万円及び本年度利益

272,

937百万円の全額は、「

厚生年金保険法」に

基づく老齢厚生年金等の給付財源として保留すべきものである。

Page 104: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 337 )

健  康  勘  定  損  益  計  算  書

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

保険

料等

交付

業務

取扱

費等

業務

勘定へ繰入

償還

金及

払戻

支払

利子

未収

金償

却引

当金

繰入

日本

年金

機構

減資

損 雑損

本年

度利

9,99

6,93

8

28,4

41

2,67

1

145

10,2

63 0 26 ―

10,5

23,6

91

29,1

84

2,94

2 34

14,8

45 0 22

22,3

75

52

6,75

3

74

3

27

1

111

4,

582

0

4

22

,375

健康保険料収入が増加

したこと等のため

保険

一般会計より受入

借入金償還経費

財源受入

日雇

拠出

金収

利子

収入

業務勘定より受入

雑収

前年度業務勘定剰

余金受入

雑益

本年

度損

9,98

1,87

0

5,86

2

151 1

168 1

1,82

6 0

48,6

03

10,5

83,0

12

5,90

4

225 0

150 4

3,79

9 0 ―

60

1,14

1

41

74

1

17

2

1,

973

0

48,6

03

健康保険料収入が増加

したこと等のため

合    

計10

,038

,486

10,5

93,0

9655

4,60

9合    

計10

,038

,486

10,5

93,0

9655

4,60

9

Page 105: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 338 )

健  康  勘  定  貸  借  対  照  表

借                   方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

未収

未収

保険

その他未収金

固定

資産

土地

建物

工作

機械

器具

独立行政法人地

域医療機能推進

機構出資金

全国健康保険協

会出資金

日本年金機構出

資金

繰越

損失

本年

度損

181,

975

24,3

73

157,

602

157,

598 4

3,30

8,08

7

4,58

0 1 0 12

282,

040

3,01

2,79

9

8,65

3

1,26

8,81

5

48,6

03

198,

225

36,0

23

162,

202

162,

197 5

3,84

5,38

0

4,98

4 1 0 12

283,

955

3,54

7,02

1

9,40

4

1,31

7,41

9 ―

16

,249

11

,649

4,

599

4,

599

0

53

7,29

3

40

4

0

0

1,

915

53

4,22

2

75

1

48

,603

48,6

03

国有財産の価格改定に

伴い出資金が増加した

ため

流動

負債

未収

金償

却引

当金

固定

負債

昭和

48年

度末

歳入

不足

補債

務借入金

旧日

雇健

康勘

定に

係る

歳入

不足

補債務借入金

本年

度利

固定資産評価差益

113,

643

1,45

8,29

0

555,

565

902,

724 ―

3,23

5,54

7

113,

387

1,45

2,42

1

549,

696

902,

724

22,3

75

3,77

2,84

1

256

5,86

9

5,86

9

22

,375

53

7,29

3国有財産の価格改定に

伴い出資金評価差益が

増加したため

合    

計4,

807,

481

5,36

1,02

5

553,

543

合    

計4,

807,

481

5,36

1,02

5

553,

543

Page 106: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 339 )

業  務  勘  定  損  益  計  算  書

損           

        失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

業務

業務

取扱

施設

整備

経費

社会

保険

オン

ライ

ンシステム経費

日本

年金

機構

運営

日本

年金

機構

運営費交付金

日本

年金

機構

事業運営費交付金

独立

行政

法人

福祉

医療

機構

納付

金等

相当

財源

健康

勘定

へ繰入

一般

会計

へ繰

特別

保健

福祉

事業

資金へ繰入

前年

度剰

余金

繰入

国民

年金

勘定

へ繰入

厚生

年金

勘定

へ繰入

健康勘定へ繰入

未収

金償

却引

当金

繰入

36,4

18

36,3

87 31

42,7

93

295,

659

108,

532

187,

126

168 13 0

17,5

31

6,35

4

9,35

1

1,82

6

6,09

5

33,6

20

33,5

75 45

45,5

83

312,

955

105,

402

207,

552

151 15 0

31,5

25

10,4

83

17,2

42

3,79

9

4,51

0

2,79

8

2,81

2

14

2,

789

17

,296

3,12

9

20

,425

16

2

0

13

,993

4,

129

7,

891

1,

973

1,58

5

社会保険オンラインシ

ステム経費等が増加し

たため

一般

会計

より

受入

業務費財源受入

国民

年金

勘定

より

受入 年

金相

談事

業費

等財源受入

厚生

年金

勘定

より

受入 年

金相

談事

業費

等財源受入

健康

勘定

より

受入

業務

取扱

費等

財源受入

子ど

も・

子育

て支

援勘定より受入

業務費財源受入

利子

収入

特別

保健

福祉

事業

資金より受入

独立

行政

法人

福祉

医療機構納付金

日本

年金

機構

納付

金 雑収

106,

365

73,6

00

168,

445

28,4

41

1,64

9 2 13 152

7,34

2

20,7

40

110,

033

62,9

25

190,

357

29,1

84

1,76

5 1 15 107

18,0

18

17,8

91

3,

667

10,6

75

21

,912

74

3

11

6

1

2

44

10

,675

2,84

9

厚生年金事業に係る日

本年金機構事業運営費

交付金が増加したため

Page 107: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 340 )

損                   失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元 

年 

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

独立

行政

法人

福祉

医療機構減資損

日本

年金

機構

減資

損 雑損

本年

度利

114

365

180

7,69

9

88 343

201

1,57

0

26

22

21

6,12

8

雑益

287

264

22

合    

計40

7,04

043

0,56

6

23,5

25合    

計40

7,04

043

0,56

6

23,5

25

Page 108: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 341 )

業  務  勘  定  貸  借  対  照  表

借                   方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

未収

固定

資産

土地

立木

建物

工作

機械

器具

独立

行政

法人

福祉

医療

機構

出資

金 独立

行政

法人

地域

医療

機能

推進

機構出資金

日本

年金

機構

出資金

220,

379

48,9

97

171,

382

69,8

92

3,19

8 32

1,47

5 61 49 524

18,8

23

45,7

27

219,

209

53,7

41

165,

468

73,5

99

3,30

7 33

1,50

0 56 51 433

18,9

51

49,2

66

1,16

9

4,

743

5,91

3

3,

707

10

9

0

24

5

2

91

12

7

3,

538

決算剰余金が増加した

ため

流動

負債

未収

金償

却引

当金

繰越

利益

本年

度利

固定

資産

評価

差益

85,6

91

179,

869

7,69

9

17,0

11

82,7

34

187,

553

1,57

0

20,9

51

2,95

6

7,

683

6,12

8

3,

939

前年

度に

利益

が生

じた

ため

合    

計29

0,27

229

2,80

9

2,53

7合    

計29

0,27

229

2,80

9

2,53

7

Page 109: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 342 )

(農 林 水 産 省 所 管)

9 食料安定供給特別会計

この会計は、「農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律」(平 18 法 88)

に基づく交付金を交付する農業経営安定事業、「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」(平

6 法 113)及び「飼料需給安定法」(昭 27 法 356)に基づく米・麦等の買入れ、売渡し等を行う食糧の

需給及び価格の安定のために行う事業、「農業保険法」(昭 22 法 185)に基づく農作物、家畜、果樹、

畑作物及び園芸施設共済並びに農業経営収入保険に係る国の再保険事業等、「漁船損害等補償法」

(昭 27 法 28)に基づく漁船保険、漁船船主責任保険及び漁船積荷保険に係る国の再保険事業並び

に「漁業災害補償法」(昭 39 法 158)に基づく漁獲、養殖、特定養殖及び漁業施設共済に係る国の保

険事業に関する経理を明確にするため、「特別会計に関する法律」(平 19 法 23。以下「法」という。)

第 2 条第 1 項第 9 号の規定により設置されたものであり、農業経営安定勘定、食糧管理勘定、農業

再保険勘定、漁船再保険勘定、漁業共済保険勘定及び業務勘定に区分されている。

また、「土地改良法」(昭 24 法 195)に基づく国営土地改良事業及び土地改良関係受託工事等に関

する経理を行うため設けられた国営土地改良事業特別会計が平成 20 年度より一般会計に統合され

たことに伴い、平成 10 年度以前に事業費の一部について借入金をもって財源とすることで新規着

工した地区のうち平成 19 年度末までに工事が完了しなかった地区における事業(以下「未完了借入

事業」という。)について、当該事業が完了するまでの間、借入金をもってその財源とすることがで

きるよう、平成 20 年度から未完了借入事業の工事の全部が完了する年度までの間の経過措置とし

て国営土地改良事業勘定が設けられている。

(1) 農業経営安定勘定

この勘定は、農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付事業等に関する経理を行うも

のである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

食 糧 管 理 勘 定 よ り 受 入

一 般 会 計 よ り 受 入

独立行政法人農畜産業振興機構納付金

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

92,02982,251

25,744

34103,472

農 業 経 営 安 定 事 業 費

事務取扱費業務勘定へ繰入

予 備 費

224,87338―

224,912

計 303,532 翌年度の歳入に繰り入れる額 78,620

Page 110: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 343 )

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 274,121,822 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 303,532,436 千円

であって、差引き  29,410,614 千円

の増加となった。これは前年度において農業経営安定事業費が予定より少なかったこと等によ

り、前年度剰余金受入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

食 糧 管 理 勘 定 よ り 受 入 92,029,667 92,029,667 ― 100一 般 会 計 よ り 受 入 82,445,850 82,251,115 △ 194,734 99独立行政法人農畜産業振興機構納付金

23,629,481 25,744,006 2,114,525 108

雑 収 入 20 34,971 34,951 174,856前 年 度 剰 余 金 受 入 76,016,804 103,472,677 27,455,873 136

計 274,121,822 303,532,436 29,410,614 110

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 274,121,822 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 224,912,081 千円

 不用額は 49,209,740 千円

であって、不用額は、農業経営安定事業費において、対象農業者の収入減少の幅が小さかったの

で、農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金を要することが少なかったこと等のため生じ

たものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

食料安定供給関係費 274,021,822 274,021,822 224,912,081 ― 49,109,740 82予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 274,121,822 274,121,822 224,912,081 ― 49,209,740 82

Page 111: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 344 )

(事   項   別)             (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

農業経営安定事業に必要な経費

273,962,466 273,962,466 224,873,855 ― 49,088,610 82

事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な経費

59,356 59,356 38,226 ― 21,129 64

予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 274,121,822 274,121,822 224,912,081 ― 49,209,740 82

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

  令和元年度における実績の概要は、次のとおりである。

 (1) 農業経営安定事業費(実績額 224,873,855 千円)

  (イ) 農業経営安定事業収入減少影響緩和対策業務委託費

担い手の収入減少による農業経営への影響を緩和することを目的とした収入減少影響緩和対

策において、対策加入者が拠出した積立金の管理に要する経費に充てるため、都道府県農業再

生協議会に対し 22,349 千円を支出した。

  (ロ) 農業経営安定事業生産条件不利補正対策交付金

諸外国との生産条件の格差から生じる不利を補正することを目的として、標準的な生産費と

標準的な販売価格の差額を補塡するため、麦、大豆、てん菜、でん粉原料用ばれいしょ、そば

及びなたねの生産・販売を行う認定農業者、集落営農及び認定新規就農者に対し 219,682,036

千円を交付した。

  (ハ) 農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金

担い手の収入減少による農業経営への影響を緩和することを目的として、前年度収入額が標

準的収入額を下回った場合に差額の 9 割を補塡するため、米、麦、大豆、てん菜及びでん粉原

料用ばれいしょの生産・販売を行う認定農業者、集落営農及び認定新規就農者に対し 5,169,469

千円を交付した。

 (2) 事務取扱費業務勘定へ繰入

農業経営安定事業に係る事務費に要する財源に充てるため、業務勘定へ 38,226 千円を繰り入

れた。

Page 112: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 345 )

(2) 食 糧 管 理 勘 定

この勘定は、食糧の買入れ、売渡し等の管理に関する経理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

食 糧 売 払 代

輸 入 食 糧 納 付 金

一 般 会 計 よ り 受 入

食 糧 証 券 収 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

309,689549

89,00097,00012,74623,139

食 糧 買 入 費

食 糧 管 理 費

交 付 金 等 他 勘 定 へ 繰 入

融通証券等事務取扱費一般会計へ繰入

国債整理基金特別会計へ繰入

予 備 費

299,93823,686

101,241

0

90,000―

514,866

計 532,124 翌年度の歳入に繰り入れる額 17,257

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 869,294,406 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 532,124,271 千円

であって、差引き 337,170,134 千円

の減少となった。これは麦の買入費が予定より少なかったこと等により、食糧証券の発行残高が

予定より少なかったので、食糧証券収入が少なかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

食 糧 売 払 代 449,752,722 309,689,685 △ 140,063,036 68輸 入 食 糧 納 付 金 423,525 549,074 125,549 129一 般 会 計 よ り 受 入 89,000,000 89,000,000 ― 100食 糧 証 券 収 入 317,470,000 97,000,000 △ 220,470,000 30雑 収 入 12,648,159 12,746,502 98,343 100前 年 度 剰 余 金 受 入 ― 23,139,009 23,139,009 ―

計 869,294,406 532,124,271 △ 337,170,134 61

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 869,950,695 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 869,294,406 千円

 前年度繰越額 656,289 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 514,866,844 千円

Page 113: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 346 )

 翌年度繰越額は 11,723,301 千円

 不用額は 343,360,549 千円

であって、翌年度繰越額は、食糧管理費において、新型コロナウイルス感染症対策等により事業

の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったことによるものであり、不用

額は、麦の買入価格及び買入数量が予定を下回ったこと等により、食糧買入費を要することが少

なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 126,425,581 126,425,581 90,000,489 ― 36,425,091 71食料安定供給関係費 657,868,825 658,525,114 424,866,354 11,723,301 221,935,458 64予 備 費 85,000,000 85,000,000 ― ― 85,000,000 ―

計 869,294,406 869,950,695 514,866,844 11,723,301 343,360,549 59

(事   項   別)              (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

主要食糧買入代金 467,435,719 468,092,008 295,137,306 2,891,298 170,063,404 63輸入飼料買入代金 46,911,357 46,911,357 4,801,067 ― 42,110,289 10主要食糧の管理に必要な経費

37,529,741 37,529,741 23,686,886 8,832,002 5,010,851 63

交付金財源の農業経営安定勘定へ繰入れに必要な経費

92,029,667 92,029,667 92,029,667 ― ― 100

事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な経費

13,962,341 13,962,341 9,211,427 ― 4,750,913 65

融通証券等事務取扱費財源の一般会計へ繰入れに必要な経費

1 1 1 ― ― 100

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

126,425,580 126,425,580 90,000,488 ― 36,425,091 71

予 備 費 85,000,000 85,000,000 ― ― 85,000,000 ―

計 869,294,406 869,950,695 514,866,844 11,723,301 343,360,549 59

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

  令和元年度における実績の概要は、次のとおりである。

 ( 1 ) 取 扱 数 量

  (イ) 米の買入数量は、国内産米 209 玄米千トン、外国産米 773 玄米千トンと見込んでいたが、

その実績は国内産米は 183 玄米千トン、外国産米は 768 玄米千トンに減少した。

売却数量は、国内産米 166 玄米千トン、外国産米 780 玄米千トンと見込んでいたが、その実

績は国内産米は 170 玄米千トンに増加し、外国産米は 729 玄米千トンに減少した。

米の買入数量及び売却数量につき予定と実績を対比すると、次のとおりである。

Page 114: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 347 )

買 入 数 量 (単位 玄米千トン) 売 却 数 量 (単位 玄米千トン)

区     分 予  定 実  績 区     分 予  定 実  績

国 内 産 米 209 183 国 内 産 米 166 170外 国 産 米 773 768 外 国 産 米 780 729

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における米の買入数量及び売却数量の実績

を示せば、次のとおりである。

買 入 数 量 (単位 玄米千トン)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

国 内 産 米 248 224 193 120 183外 国 産 米 746 822 797 683 768

売 却 数 量                                  (単位 玄米千トン)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

国 内 産 米 293 243 171 157 170外 国 産 米 896 921 858 623 729

  (ロ) 麦の買入数量は、食糧麦 5,316 千トン、輸入飼料 1,080 千トンと見込んでいたが、その実

績は食糧麦は 4,977 千トン、輸入飼料は 152 千トンに減少した。

売却数量は、食糧麦 5,316 千トン、輸入飼料 1,080 千トンと見込んでいたが、その実績は食

糧麦は 4,977 千トン、輸入飼料は 152 千トンに減少した。

麦の買入数量及び売却数量につき予定と実績を対比すると、次のとおりである。

買 入 数 量 (単位 千トン) 売 却 数 量 (単位 千トン)

区     分 予  定 実  績 区     分 予  定 実  績

食 糧 麦 5,316 4,977 食 糧 麦 5,316 4,977小 麦 5,059 4,727 小 麦 5,059 4,727大 麦 257 211 大 麦 257 211は だ か 麦 ― 38 は だ か 麦 ― 38

輸 入 飼 料 1,080 152 輸 入 飼 料 1,080 152小 麦 480 148 小 麦 480 148大 麦 600 3 大 麦 600 3

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における麦の買入数量及び売却数量の実績

を示せば、次のとおりである。

買 入 数 量                                   (単位 千トン)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

食 糧 麦 5,160 5,108 5,477 5,169 4,977輸 入 飼 料 1,108 457 394 593 152

売 却 数 量                                   (単位 千トン)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

食 糧 麦 5,160 5,108 5,477 5,169 4,977輸 入 飼 料 1,108 457 394 593 152

 ( 2 ) 価     格

  (イ) 米の買入価格につき予定と実績を対比すると、次のとおりである。

Page 115: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 348 )

(単位 円)

区      分 予   定 実   績

国内産米(60 ㎏当たり) 14,985 14,806外国産米(トン当たり) 124,355 85,386

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における米の買入価格を示せば、次のとお

りである。

 (単位 円)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

国内産米(60 ㎏当たり) 10,482 11,433 12,509 13,944 14,806外国産米(トン当たり) 88,799 70,379 75,934 87,575 85,386

  (ロ) 麦の買入価格(トン当たり)につき予定と実績を対比すると、次のとおりである。

(単位 円)

区      分 予   定 実   績

食 糧 麦 60,029 36,081小 麦 58,502 35,275

大 麦主 食 用 90,087 46,882ビール用 90,087 41,263

は だ か 麦 ― 82,365輸 入 飼 料 43,436 31,504小 麦 42,574 31,466大 麦 44,126 33,088

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における麦の買入価格(トン当たり)を示せ

ば、次のとおりである。

 (単位 円)

区      分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

食 糧 麦 40,518 32,654 36,500 38,824 36,081輸 入 飼 料 32,770 25,552 28,872 32,906 31,504

 ( 3 ) 金     額

   食糧売払代及び食糧買入費につき品目別の予定と実績を対比すると、次のとおりである。

食 糧 売 払 代 (単位 千円) 食 糧 買 入 費 (単位 千円)

区     分 予  定 実  績 区     分 予  定 実  績

国 内 産 米 5,681,392 5,024,778 国 内 産 米 52,197,750 45,370,216外 国 産 米 45,958,030 38,132,595 外 国 産 米 96,126,372 65,815,809食 糧 麦 351,149,140 261,700,152 食 糧 麦 319,111,597 183,951,280輸 入 飼 料 46,964,160 4,832,159 輸 入 飼 料 46,911,357 4,801,067

計 449,752,722 309,689,685 計 514,347,076 299,938,373

 ( 4 ) 交付金等他勘定へ繰入

農業経営安定事業に係る交付金に要する財源に充てるため、農業経営安定勘定に 92,029,667 千

円を繰り入れた。

 ( 5 ) 損     益

この勘定の本年度中における損益計算上の損失は 104,240,552 千円である。

Page 116: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 349 )

なお、品目別の損益を示すと、次のとおりである。

(単位 千円)

区      分 売 買 損 益 経   費 損   益

国 内 産 米 △ 35,048,317 △ 9,575,008 △ 44,623,325外 国 産 米 △ 28,730,865 △ 8,117,537 △ 36,848,403食 糧 麦 81,472,605 △ 104,225,161 △ 22,752,555輸 入 飼 料 31,092 △ 47,360 △ 16,268

計 17,724,514 △ 121,965,067 △ 104,240,552

また、法第 132 条第 1 項の規定により業務勘定からこの勘定に損益を移して整理することとし

た後の損失は 104,380,979 千円となる。この損失は、法第 132 条第 2 項の規定により前年度から

の繰越額 161,389,008 千円と本年度の一般会計からの受入額 89,000,000 千円からなる調整資金を

減額して整理することとした。この結果、調整資金の翌年度への繰越額は 146,008,029 千円とな

る。

( 3 ) 農業再保険勘定

この勘定は、農作物、家畜、果樹、畑作物及び園芸施設共済並びに農業経営収入保険に関する国

の再保険事業等における経理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

再 保 険 料

一 般 会 計 よ り 受 入

前 年 度 繰 越 資 金 受 入

積 立 金 よ り 受 入

雑 収 入

1,164

53,994

17,329

452

72,940

農 業 再 保 険 費 及 交 付 金

事務取扱費業務勘定へ繰入

予 備 費

59,608

803

60,411

未経過再保険料に相当する額

支 払 備 金 に 相 当 す る 額

積立金として積み立てる額

3,623

3,787

5,117

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 91,795,908 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 91,869,197 千円

 予算補正修正減少額 73,289 千円

であり、予算補正修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、事務取扱費の財

源に充てるための一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 72,940,384 千円

Page 117: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 350 )

であって、差引き 18,855,523 千円

の減少となった。これは再保険金支払財源に不足を生じなかったこと等により、積立金より受入

がなかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

再 保 険 料 2,454,847 1,164,179 △ 1,290,667 47一 般 会 計 よ り 受 入 54,156,857 53,994,490 △ 162,366 99前 年 度 繰 越 資 金 受 入 13,784,204 17,329,165 3,544,961 125積 立 金 よ り 受 入 21,383,435 ― △ 21,383,435 ―

雑 収 入 16,565 452,550 435,985 2,731

計 91,795,908 72,940,384 △ 18,855,523 79

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 89,858,654 千円

  当初予算額 89,931,943 千円

  予算補正修正減少額 73,289 千円

であり、予算補正修正減少額は、事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な既定予算の不用額

を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 60,411,775 千円

 不用額は 29,446,878 千円

であって、不用額は、予備費を使用しなかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

食料安定供給関係費 68,458,654 68,458,654 60,411,775 ― 8,046,878 88予 備 費 21,400,000 21,400,000 ― ― 21,400,000 ―

計 89,858,654 89,858,654 60,411,775 ― 29,446,878 67

(事   項   別)            (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

再保険金等の支払に必要な経費

23,040,063 23,040,063 18,994,178 ― 4,045,884 82

農業共済組合連合会等交付金に必要な経費

44,031,106 44,031,106 40,192,478 ― 3,838,627 91

家畜共済損害防止事業に必要な経費

435,782 435,782 421,548 ― 14,234 96

事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な経費

951,703 951,703 803,570 ― 148,132 84

Page 118: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 351 )

 (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

予 備 費 21,400,000 21,400,000 ― ― 21,400,000 ―

計 89,858,654 89,858,654 60,411,775 ― 29,446,878 67

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における保険事業の実績を示せば、次のとおりである。

  ( 1 ) 再保険料及び一般会計からの受入額

(単位 百万円)

区 分 事    項 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

農 作 物 共 済再 保 険 料 1,829 1,694 1,695 1,855 1,018一 般 会 計 よ り 受 入 11,882 12,019 12,169 11,080 8,085

家 畜 共 済再 保 険 料 92 86 111 133 9一 般 会 計 よ り 受 入 25,690 27,058 27,072 28,483 31,647

果 樹 共 済再 保 険 料 246 211 199 192 98一 般 会 計 よ り 受 入 2,195 1,979 1,895 1,625 1,498

畑 作 物 共 済再 保 険 料 53 7 8 8 0一 般 会 計 よ り 受 入 7,079 5,970 5,921 5,975 6,032

園芸施設共済再 保 険 料 14 19 22 34 37一 般 会 計 よ り 受 入 3,262 3,082 3,050 2,945 2,845

農業経営収入保険

再 保 険 料 ― ― ― ― ―

一 般 会 計 よ り 受 入 ― ― ― 2,914 2,659

計再 保 険 料 2,235 2,020 2,036 2,224 1,164一 般 会 計 よ り 受 入 50,109 50,109 50,109 53,024 52,769

 (注) 1 「一般会計より受入」は、「農業保険法」に基づく共済掛金国庫負担金等相当額を一般会計から受け入

れるものである。なお、家畜共済においては、家畜共済損害防止事業交付金相当額を除いている。

2 農業経営収入保険は、30 年度から実施している。

  ( 2 ) 再保険金及び農業共済組合連合会等交付金の支払実績

(単位 百万円)

区 分 事    項 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

農 作 物 共 済

再 保 険 金 1,157 9,680 35 5,592 4,301農業共済組合連合会等交付金相当額 11,882 12,019 12,169 11,080 8,085(農業共済組合連合会等再保険料見合額) (9,509) (10,053) (10,119) (9,171) (6,932)

家 畜 共 済

再 保 険 金 19,318 20,518 21,735 23,837 9,814農業共済組合連合会等交付金相当額 25,690 27,058 27,072 28,483 31,647(農業共済組合連合会等再保険料見合額) (17,729) (19,027) (20,539) (22,039) (30)

果 樹 共 済

再 保 険 金 2,487 1,698 1,563 1,539 1,618農業共済組合連合会等交付金相当額 2,195 1,979 1,895 1,625 1,498(農業共済組合連合会等再保険料見合額) (1,660) (1,391) (1,336) (1,160) (921)

畑 作 物 共 済

再 保 険 金 1,924 8,317 1,921 3,385 1,616農業共済組合連合会等交付金相当額 7,079 5,970 5,921 5,975 6,032(農業共済組合連合会等再保険料見合額) (4,914) (3,782) (3,726) (3,727) (3,266)

園芸施設共済

再 保 険 金 841 433 453 1,204 1,642農業共済組合連合会等交付金相当額 3,262 3,082 3,050 2,945 2,845(農業共済組合連合会等再保険料見合額) (1,534) (1,607) (1,591) (1,526) (1,348)

Page 119: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 352 )

(単位 百万円)

区 分 事    項 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

農業経営収入保険

再 保 険 金 ― ― ― ― ―農業共済組合連合会等交付金相当額 ― ― ― 2,914 2,659(農業共済組合連合会等再保険料見合額) ― ― ― (2,026) (75)

再 保 険 金 25,729 40,648 25,709 35,560 18,993農 業 共 済 組 合 連 合 会 等 交 付 金 14,761 14,246 12,795 13,372 40,192

農業共済組合連合会等交付金相当額 50,109 50,109 50,109 53,024 52,769(農業共済組合連合会等再保険料見合額) (35,347) (35,862) (37,313) (39,652) (12,576)

 (注) 1 「農業共済組合連合会等交付金」は、「農業共済組合連合会等交付金相当額」(共済掛金国庫負担金等相

当額)から「(農業共済組合連合会等再保険料見合額)」を差し引いた額を交付するものである。

2 農業経営収入保険は、30 年度から実施している。

  ( 3 ) 農業保険の概要(引受実績)

区        分 項    目 27年度(産) 28年度(産) 29年度(産) 30年度(産) 元年度(産)

農 作 物 共 済

引 受 面 積 (千 ha) 1,731 1,717 1,705 1,696 1,412共 済 金 額 (百万円) 1,125,801 1,082,090 1,073,014 1,087,936 940,774共 済 掛 金 (百万円) 19,672 19,906 20,195 19,539 15,138

家 畜 共 済

引 受 頭 数 (千頭) 6,387 6,478 6,724 7,221 10,641共 済 金 額 (百万円) 717,689 772,495 890,132 995,826 1,662,662共 済 掛 金 (百万円) 58,046 60,634 60,142 62,296 64,090

果 樹 共 済

収 穫

引 受 面 積 (千 ha) 37 36 34 30 26共 済 金 額 (百万円) 96,208 97,654 94,130 83,789 72,985共 済 掛 金 (百万円) 4,293 3,869 3,575 3,132 2,997

樹 体

引 受 面 積 (千 ha) 0 0 0 0 0共 済 金 額 (百万円) 10,036 9,995 9,930 9,370 8,189共 済 掛 金 (百万円) 96 88 86 83 113

畑 作 物 共 済

農 作 物

引 受 面 積 (千 ha) 289 292 295 293 269共 済 金 額 (百万円) 199,590 201,766 199,177 202,156 195,667共 済 掛 金 (百万円) 12,922 10,856 10,769 10,853 11,109

蚕 繭

引 受 箱 数 (千箱) 2 2 2 2 1共 済 金 額 (百万円) 141 147 148 133 99共 済 掛 金 (百万円) 2 2 1 1 1

園 芸 施 設 共 済

引 受 面 積 (千 ha) 23 22 21 22 22共 済 金 額 (百万円) 666,763 611,840 611,408 610,480 629,132共 済 掛 金 (百万円) 6,395 6,287 6,241 6,044 5,802

農 業 経 営 収 入 保 険

引 受 件 数 (千件) ― ― ― 21 34保 険 金 額 (百万円) ― ― ― 222,797 400,849保 険 料 (百万円) ― ― ― 4,706 8,495

引 受

面 積 (千 ha) 2,081 2,070 2,058 2,043 1,731頭 数 (千頭) 6,387 6,478 6,724 7,221 10,641箱 数 (千箱) 2 2 2 2 1件 数 (千件) ― ― ― 21 34

共 済 金 額 (百万円) 2,816,231 2,775,990 2,877,943 2,989,693 3,509,510保 険 金 額 (百万円) ― ― ― 222,797 400,849共 済 掛 金 (百万円) 101,429 101,645 101,012 101,951 99,252保 険 料 (百万円) ― ― ― 4,706 8,495

 (注) 1 農作物共済、果樹共済の収穫及び畑作物共済については年産の数値であり、家畜共済、果樹共済の

樹体、園芸施設共済及び農業経営収入保険については年度の数値である。

2 30 年度(産)及び元年度(産)については、実績が確定していないことから今後変更されることがある。

3 農業経営収入保険は、30 年度から実施している。

Page 120: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 353 )

(4) 漁船再保険勘定

この勘定は、漁船保険、漁船船主責任保険及び漁船積荷保険に関する国の再保険事業における経

理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

再 保 険 料

一 般 会 計 よ り 受 入

前 年 度 繰 越 資 金 受 入

積 立 金 よ り 受 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

―7,771

944―

01,924

10,641

漁 船 再 保 険 費 及 交 付 金

事務取扱費業務勘定へ繰入

予 備 費

5,067580―

5,647

未経過再保険料に相当する額

支 払 備 金 に 相 当 す る 額

「東日本大震災に対処するための特別の財政援助及び助成に関する法律」(平 23 法 40)第 34 条第 2 項の規定により令和 2 年度の一般会計の歳入に繰り入れる額

翌年度の歳入に繰り入れる額

1,0155

1,924

2,047

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 8,954,659 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 8,964,928 千円

 予算補正修正減少額 10,269 千円

であり、予算補正修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、事務取扱費の財

源に充てるための一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

この予算額に対し

 収納済歳入額は 10,641,888 千円

であって、差引き 1,687,229 千円

の増加となった。これは前年度において漁船再保険費及交付金が予定より少なかったこと等によ

り、前年度剰余金受入があったこと等のためである。

本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

再 保 険 料 10 ― △ 10 ―

一 般 会 計 よ り 受 入 7,790,214 7,771,299 △ 18,914 99前 年 度 繰 越 資 金 受 入 1,064,435 944,934 △ 119,500 88積 立 金 よ り 受 入 99,029 ― △ 99,029 ―

雑 収 入 971 958 △ 12 98前 年 度 剰 余 金 受 入 ― 1,924,695 1,924,695 ―

計 8,954,659 10,641,888 1,687,229 118

Page 121: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 354 )

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 7,856,601 千円

  当初予算額 7,866,870 千円

  予算補正修正減少額 10,269 千円

であり、予算補正修正減少額は、事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な既定予算の不用額

を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 5,647,926 千円

 不用額は 2,208,674 千円

であって、不用額は、漁船再保険費及交付金において、普通損害保険において保険事故が少な

かったこと、漁船船主責任保険において保険事故がなかったこと等により、再保険金を要するこ

とが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

食料安定供給関係費 7,756,601 7,756,601 5,647,926 ― 2,108,674 72予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 7,856,601 7,856,601 5,647,926 ― 2,208,674 71

(事   項   別)            (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

再保険金等の支払に必要な経費

1,995,434 1,995,434 40,807 ― 1,954,626 2

漁船保険組合交付金に必要な経費

5,162,104 5,162,104 5,026,970 ― 135,133 97

事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な経費

599,063 599,063 580,148 ― 18,914 96

予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 7,856,601 7,856,601 5,647,926 ― 2,208,674 71

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における保険区分ごとの保険事業の実績を示せば、次

のとおりである。

  (1) 再保険料及び一般会計からの受入額

 (単位 百万円)

保  険  区  分 事    項 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元 年 度

普 通 損 害 保 険 一 般 会 計 よ り 受 入 6,778 6,735 6,812 6,749 6,633特 殊 保 険 再 保 険 料 14 14 ― ― ―

漁 船 船 主 責 任 保 険 一 般 会 計 よ り 受 入 657 660 582 543 557漁 船 積 荷 保 険 一 般 会 計 よ り 受 入 0 0 0 0 0

Page 122: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 355 )

 (単位 百万円)

保  険  区  分 事    項 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元 年 度

漁船乗組員給与保険 再 保 険 料 0 0 ― ― ―

計再 保 険 料 15 14 ― ― ―

一 般 会 計 よ り 受 入 7,436 7,396 7,395 7,293 7,191

(注) 1 「一般会計より受入」は、「漁船損害等補償法」に基づく保険料国庫負担金相当額を一般会計から受け入れるものである。

2 特殊保険は、29 年度より普通損害保険、漁船船主責任保険及び漁船積荷保険に統合された。3 漁船乗組員給与保険は、29 年度より漁船船主責任保険に統合された。

  (2) 再保険金及び漁船保険組合交付金の支払実績

 (単位 百万円)

保  険  区  分 事    項 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元 年 度

普 通 損 害 保 険

再 保 険 金 85 22 4 1 9漁 船 保 険 組 合 交 付 金 相 当 額 6,778 6,735 6,812 6,749 6,633

(漁船保険組合再保険料見合額) (2,601) (2,475) (1,800) (1,862) (2,013)

特 殊 保 険 再 保 険 金 ― ― ― ― ―

漁 船 船 主 責 任 保 険

再 保 険 金 0 4 ― 2 ―

漁 船 保 険 組 合 交 付 金 相 当 額 657 660 582 543 557(漁船保険組合再保険料見合額) (332) (317) (129) (121) (132)

漁 船 積 荷 保 険

再 保 険 金 146 7 ― 144 31漁 船 保 険 組 合 交 付 金 相 当 額 0 0 0 0 0

(漁船保険組合再保険料見合額) (29) (26) (15) (16) (18)

漁船乗組員給与保険 再 保 険 金 ― ― ― ― ―

再 保 険 金 232 34 4 148 40漁 船 保 険 組 合 交 付 金 4,473 4,576 5,449 5,293 5,026漁船保険組合交付金相当額 7,436 7,396 7,395 7,293 7,191

(漁船保険組合再保険料見合額)

(2,963) (2,820) (1,945) (2,000) (2,164)

(注) 1 「漁船保険組合交付金」は、「漁船保険組合交付金相当額」(保険料国庫負担金相当額)から「(漁船保険組合再保険料見合額)」を差し引いた額を交付するものである。

2 「漁船保険組合交付金相当額」の 27 年度及び 28 年度の計上額は、「漁船保険中央会交付金相当額」に係るものである。

3 「漁船保険組合再保険料見合額」の 27 年度及び 28 年度の計上額は、「漁船保険中央会再保険料見合額」に係るものである。

4 「漁船保険組合交付金」の 27 年度及び 28 年度の計上額は、「漁船保険中央会交付金」に係るものである。

5 特殊保険は、29 年度より普通損害保険、漁船船主責任保険及び漁船積荷保険に統合された。6 漁船乗組員給与保険は、29 年度より漁船船主責任保険に統合された。

  (3) 漁船保険の概要(引受実績)

保  険  区  分 項     目 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元年度

普 通 損 害 保 険

引受隻数 (隻) 170,465 167,711 164,784 161,759 158,242保険金額 (百万円) 1,016,286 1,019,676 1,035,053 1,038,093 1,054,077純保険料 (百万円) 17,132 16,934 16,911 16,655 16,594

特 殊 保 険

引受隻数 (隻) 263 235 ― ― ―

保険金額 (百万円) 46,393 45,640 ― ― ―

純保険料 (百万円) 16 15 ― ― ―

漁船船主責任保険

引受隻数 (隻) 168,868 166,236 163,468 160,558 157,132保険金額 (百万円) 83,140,700 88,804,740 93,442,790 93,474,640 93,317,000純保険料 (百万円) 2,421 2,404 2,093 2,065 2,036

漁 船 積 荷 保 険

引受隻数 (隻) 489 477 478 489 467保険金額 (百万円) 51,846 51,823 52,036 53,551 51,746純保険料 (百万円) 108 107 106 108 105

Page 123: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 356 )

保  険  区  分 項     目 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元年度

漁船乗組員給与保険

引受隻数 (隻) 183 165 ― ― ―

契約金額 (百万円) 481 463 ― ― ―

純保険料 (百万円) 0 0 ― ― ―

引受隻数 (隻) 340,268 334,824 328,730 322,806 315,841保険金額 (百万円) 84,255,708 89,922,343 94,529,880 94,566,285 94,422,824純保険料 (百万円) 19,678 19,462 19,111 18,829 18,736

(注) 1 漁船保険統計表等による。2 元年度については、実績が確定していないことから今後変更されることがある。3 「引受隻数」の計については、延べ隻数となっている。4 特殊保険は、29 年度より普通損害保険、漁船船主責任保険及び漁船積荷保険に統合された。5 漁船乗組員給与保険は、29 年度より漁船船主責任保険に統合された。

(5) 漁業共済保険勘定

この勘定は、漁業共済(漁獲、養殖、特定養殖及び漁業施設共済)に関する国の保険事業における

経理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

保 険 料

一 般 会 計 よ り 受 入

前 年 度 繰 越 資 金 受 入

雑 収 入

9,6292,072

011,701

漁業共済保険費及交付金

事務取扱費業務勘定へ繰入

予 備 費

9,39098―

9,489

未経過保険料に相当する額

支 払 備 金 に 相 当 す る 額

1,946

4,450不 足 金 4,183

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 11,729,045 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 11,737,867 千円

 予算補正修正減少額 8,822 千円

であり、予算補正修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、事務取扱費の財

源に充てるための一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 11,701,799 千円

であって、差引き 27,245 千円

の減少となった。これは漁業共済組合連合会交付金を要することが予定より少なかったので、共

済掛金国庫補助金財源受入が減少したこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

Page 124: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 357 )

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

保 険 料 10 ― △ 10 ―

一 般 会 計 よ り 受 入 10,075,468 9,629,322 △ 446,145 95前 年 度 繰 越 資 金 受 入 1,653,547 2,072,011 418,464 125雑 収 入 20 466 446 2,330

計 11,729,045 11,701,799 △ 27,245 99

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 10,042,894 千円

  当初予算額 10,051,716 千円

  予算補正修正減少額 8,822 千円

であり、予算補正修正減少額は、事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な既定予算の不用額

を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 9,489,148 千円

 不用額は 553,745 千円

であって、不用額は、漁業共済保険費及交付金において、特定養殖共済の純共済掛金率が予定を

下回ったこと等により、漁業共済組合連合会交付金を要することが少なかったこと等のため生じ

たものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

食料安定供給関係費 9,942,894 9,942,894 9,489,148 ― 453,745 95予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 10,042,894 10,042,894 9,489,148 ― 553,745 94

(事   項   別)            (単位 千円)

事 項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

保険金等の支払に必要な経費

4,233,496 4,233,496 4,225,896 ― 7,599 99

漁業共済組合連合会交付金に必要な経費

5,596,819 5,596,819 5,164,330 ― 432,488 92

事務取扱費財源の業務勘定へ繰入れに必要な経費

112,579 112,579 98,921 ― 13,657 87

予 備 費 100,000 100,000 ― ― 100,000 ―

計 10,042,894 10,042,894 9,489,148 ― 553,745 94

Page 125: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 358 )

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における共済区分ごとの保険事業の実績を示せば、次

のとおりである。

  (1) 一般会計からの受入額

(単位 百万円)

共 済 区 分 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元年度

漁 獲 共 済 4,141 4,433 4,257 4,650 4,744養 殖 共 済 1,270 1,277 1,337 1,345 1,436特 定 養 殖 共 済 2,679 2,775 2,994 2,742 3,096漁 業 施 設 共 済 223 248 240 256 252

計 8,313 8,735 8,828 8,995 9,530

(注) 「一般会計からの受入額」は、「漁業災害補償法」に基づく共済掛金国庫補助金相当額を一般会計から受

け入れるものである。

  (2) 保険金及び漁業共済組合連合会交付金の支払実績

 (単位 百万円)

共 済 区 分 事    項 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元年度

漁 獲 共 済

保 険 金 2 61 457 2,766 2,504漁業共済組合連合会交付金相当額 4,141 4,433 4,257 4,650 4,744

(漁業共済組合連合会保険料見合額) (1,281) (1,360) (1,413) (1,606) (1,722)

養 殖 共 済

保 険 金 62 169 ― 445 66漁業共済組合連合会交付金相当額 1,270 1,277 1,337 1,345 1,436

(漁業共済組合連合会保険料見合額) (946) (964) (1,145) (1,135) (1,285)

特 定 養 殖 共 済

保 険 金 29 ― 120 679 1,654漁業共済組合連合会交付金相当額 2,679 2,775 2,994 2,742 3,096

(漁業共済組合連合会保険料見合額) (967) (1,011) (1,124) (1,024) (1,177)

漁 業 施 設 共 済

保 険 金 599 97 5 7 ―

漁業共済組合連合会交付金相当額 223 248 240 256 252(漁業共済組合連合会保険料見合額) (169) (182) (169) (179) (180)

保 険 金 693 328 583 3,898 4,225漁 業 共 済 組 合 連 合 会 交 付 金 4,948 5,216 4,975 5,050 5,164漁業共済組合連合会交付金相当額

8,313 8,735 8,828 8,995 9,530

(漁業共済組合連合会保険料見合額)

(3,365) (3,518) (3,853) (3,945) (4,366)

(注) 「漁業共済組合連合会交付金」は、「漁業共済組合連合会交付金相当額」(共済掛金国庫補助金相当額)から

「(漁業共済組合連合会保険料見合額)」を差し引いた額を交付するものである。

  (3) 漁業共済の概要(引受実績)

共 済 区 分 項    目 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元年度

漁 獲 共 済

引受件数 (件) 14,498 14,481 14,411 14,428 14,397共済金額 (百万円) 311,098 328,136 340,898 361,794 367,797純共済掛金 (百万円) 12,488 12,933 12,812 13,320 14,963

養 殖 共 済

引受件数 (件) 5,669 5,601 5,515 5,469 5,661共済金額 (百万円) 156,871 163,034 180,192 187,319 204,251純共済掛金 (百万円) 3,162 3,369 3,603 3,615 4,348

特 定 養 殖 共 済

引受件数 (件) 8,335 8,321 8,574 8,433 8,215共済金額 (百万円) 85,689 92,122 100,729 109,928 117,841純共済掛金 (百万円) 5,074 5,400 4,793 5,577 6,930

Page 126: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 359 )

共 済 区 分 項    目 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 元年度

漁 業 施 設 共 済

引受件数 (件) 30,551 29,847 29,039 28,892 28,072共済金額 (百万円) 15,215 16,300 17,809 18,147 18,555純共済掛金 (百万円) 647 682 656 678 672

引受件数 (件) 59,053 58,250 57,539 57,222 56,345共済金額 (百万円) 568,874 599,594 639,630 677,189 708,445純共済掛金 (百万円) 21,371 22,386 21,866 23,191 26,915

(注) 1 漁業災害補償制度の現況等による。

   2 元年度については、実績が確定していないことから今後変更されることがある。

(6) 業 務 勘 定

この勘定は、農業経営安定事業、食糧の需給及び価格の安定のために行う事業、農業再保険事業

等、漁船再保険事業及び漁業共済保険事業の事務取扱費に係る経理を行うもので、農業経営安定勘

定、食糧管理勘定、農業再保険勘定、漁船再保険勘定及び漁業共済保険勘定からの受入金を主な財

源として、これらの業務に関する諸経費を支出することとしている。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

他 勘 定 よ り 受 入

雑 収 入

10,73247

10,779

事 務 取 扱 費

予 備 費

10,779―

10,779

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 15,777,982 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 10,779,963 千円

であって、差引き 4,998,018 千円

の減少となった。これは事務取扱費を要することが予定より少なかったこと等により、食糧管理

勘定より受入が少なかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

他 勘 定 よ り 受 入 15,777,422 10,732,294 △ 5,045,127 68雑 収 入 560 47,668 47,108 8,512

計 15,777,982 10,779,963 △ 4,998,018 68

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 15,777,982 千円

である。

Page 127: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 360 )

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 10,779,963 千円

 不用額は 4,998,018 千円

であって、不用額は、事務取扱費において、米麦の売買における課税対象収入が予定を下回った

こと等により、消費税を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

食料安定供給関係費 15,577,982 15,577,982 10,779,963 ― 4,798,018 69予 備 費 200,000 200,000 ― ― 200,000 ―

計 15,777,982 15,777,982 10,779,963 ― 4,998,018 68

(事   項   別)            (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

事務取扱いに必要な経費

14,777,493 14,777,493 10,043,764 ― 4,733,728 67

農業経営安定事業に必要な経費

52,666 52,666 31,528 ― 21,137 59

食糧の需給及び価格の安定のために行う事業に必要な経費

296,811 296,811 253,658 ― 43,152 85

漁業協同組合事務費交付金に必要な経費

451,012 451,012 451,012 ― ― 100

予 備 費 200,000 200,000 ― ― 200,000 ―

計 15,777,982 15,777,982 10,779,963 ― 4,998,018 68

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

 この勘定の本年度中における損益計算上の損失は 141,632 千円

であるが

 食糧の需給及び価格の安定のために行う事業以外の事業に係る損益計算上の損失

1,205 千円

を控除した後の損失は 140,426 千円

であって、この損失は、法第 132 条第 1 項の規定により食糧管理勘定に移して整理することとし

た。

Page 128: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 361 )

(7) 国営土地改良事業勘定

この勘定は、「土地改良法」に基づく国営土地改良事業等について事業費の一部に借入金を財源と

することで新規着工した地区のうち未完了借入事業に関する経理を行うものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

一 般 会 計 よ り 受 入

土地改良事業費負担金収入

借 入 金

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

10,41212,803

1,88915

918

土 地 改 良 事 業 費

北 海 道 土 地 改 良 事 業 費

離 島 土 地 改 良 事 業 費

土 地 改 良 事 業 工 事 諸 費

土地改良事業費負担金等収入一般会計へ繰入

国債整理基金特別会計へ繰入

予 備 費

10,478――

1,777

5,624

6,681―

24,561

計 26,038工事別の区分に従って、翌年度の歳入に繰り入れる額

1,476

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 26,658,781 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 26,734,974 千円

 予算補正修正減少額 76,193 千円

であり、予算補正修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、農業生産基盤整

備事業の財源に充てるための一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 26,038,437 千円

であって、差引き 620,343 千円

の減少となった。これは事業計画の変更に伴い、翌年度への繰越工事があったこと等により、一

般会計より受入が少なかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

一 般 会 計 よ り 受 入 11,396,807 10,412,082 △ 984,724 91土地改良事業費負担金収入 12,811,960 12,803,503 △ 8,456 99借 入 金 2,200,000 1,889,696 △ 310,304 85雑 収 入 226,579 15,031 △ 211,547 6前 年 度 剰 余 金 受 入 23,435 918,123 894,688 3,917

計 26,658,781 26,038,437 △ 620,343 97

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 31,088,035 千円

Page 129: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 362 )

であって、その内訳は

 歳出予算額 26,658,781 千円

  当初予算額 26,734,974 千円

  予算補正修正減少額 76,193 千円

 前年度繰越額 4,429,254 千円

であり、予算補正修正減少額は、土地改良事業工事諸費に必要な既定予算の不用額を修正減少し

たものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 24,561,611 千円

 翌年度繰越額は 5,558,338 千円

 不用額は 968,085 千円

であって、翌年度繰越額は、かんがい排水事業費において、計画に関する諸条件等により事業の

実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によるものであり、不用

額は、借入金利子の支払が予定を下回ったので、国債整理基金特別会計へ繰入を要することが少

なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 7,052,516 7,052,516 6,681,258 ― 371,257 94公 共 事 業 関 係 費

農林水産基盤整備事業費

19,306,265 23,735,519 17,880,353 5,558,338 296,827 75

予 備 費 300,000 300,000 ― ― 300,000 ―

計 26,658,781 31,088,035 24,561,611 5,558,338 968,085 79

(事   項   別)            (単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

土地改良事業に必要な経費 11,663,523 16,092,777 10,478,574 5,558,338 55,864 65

かんがい排水事業費 7,180,121 10,615,638 6,468,683 4,125,388 21,566 60

総合農地防災事業費 4,371,232 5,364,969 3,931,849 1,432,950 169 73

営 繕 宿 舎 費 112,170 112,170 78,041 ― 34,128 69

北海道土地改良事業に必要な経費

かんがい排水事業費 20,000 20,000 ― ― 20,000 ―

離島土地改良事業に必要な経費

かんがい排水事業費 10,000 10,000 ― ― 10,000 ―

土地改良事業工事諸費に必要な経費 1,987,298 1,987,298 1,777,548 ― 209,749 89

一般会計へ繰入れに必要な経費 5,625,444 5,625,444 5,624,229 ― 1,214 99

Page 130: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 363 )

(単位 千円)

事       項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

7,052,516 7,052,516 6,681,258 ― 371,257 94

予 備 費 300,000 300,000 ― ― 300,000 ―

計 26,658,781 31,088,035 24,561,611 5,558,338 968,085 79

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

令和元年度における実績の概要は、次のとおりである。

事業名 地域名 地      区      名       等

かんがい排水事業

(北海道)14 地区 支出済歳出額 2,554,308 千円

空知中央、樺戸、樺戸(二期)、当別、篠津中央二期、空知中央用水、知内、安平川(一

期)、忠別、雄武中央(一期)、幕別、美蔓、札内川第二(一期)、札内川第一(二期)

(離 島)3 地区 支出済歳出額 364,058 千円

佐渡(一期)、佐渡(二期)、徳之島用水(一期)

(沖 縄)1 地区 支出済歳出額 53,971 千円

羽地大川

(その他)25 地区 支出済歳出額 16,021,004 千円

鳴瀬川(一期)、隈戸川、馬淵川沿岸(一期)、大崎、鳴瀬川(二期)、北総中央、霞ケ浦用

水(二期)、那珂川沿岸(一期)、両総、那珂川沿岸(二期)、柏崎周辺(一期)、柏崎周辺

(二期)、新矢作川用水、宮川用水第二期、道前道後平野(二期)、岡山南部、筑後川下

流、大野川上流、川辺川、都城盆地、尾鈴、曽於南部(二期)、西諸(一期)、曽於北部

(一期)、肝属中部(一期)

畑地帯総合土地改良パイロット事業

(北海道)1 地区 支出済歳出額 469 千円

小清水

農用地再編整備事業

(その他)1 地区 支出済歳出額 15,687 千円

いさわ南部

総合農地防災事業

(その他)6 地区 支出済歳出額 5,552,112 千円

白根郷、新濃尾(一期)、吉野川下流域、香川、那賀川(一期)、佐賀中部

(注) 上記の地区には、負担金徴収等の地区を含む。 

Page 131: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 364 )

農 業 経 営 安 定 勘 定 損 益 計 算 書

損                   失

利                   益

科目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科 

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備 

 考

農業経営安定事業

費 業務勘定へ事務取

扱経費繰入

雑損

本年

度利

177,

255 37 13

26,5

58

224,

860 38 13 ―

47

,604

0

0

26,5

58

農業経営安定事業生産

条件不利補正対策交付

金が増加したこと等の

ため

食糧管理勘定より

受入

一般会計より受入

交付金等財源受

独立行政法人農畜

産業振興機構納付

金 雑収

雑益

本年

度損

95,6

29

82,8

07

25,3

97 0 30 ―

92,0

29

82,2

51

25,7

44 0 34

24,8

52

3,60

0

556

346

0 4

24,8

52

農業経営安定事業生産

条件不利補正対策交付

金に要する財源の受入

れが減少したため

合     計

203,

864

224,

912

21,0

47合     計

203,

864

224,

912

21,0

47

農 業 経 営 安 定 勘 定 貸 借 対 照

 表

借                   方

貸                   方

科目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備 

 考

流動

資産

現金

預金

未収

本年

度損

103,

473

103,

472 0 ―

78,6

20

78,6

20 0

24,8

52

24,8

52

24,8

52

24,8

52

決算剰余金が減少した

ため

繰越

利益

本年

度利

76,9

14

26,5

58

103,

473 ―

26,5

58

26,5

58

前年度決算剰余金が増

加したため

合     計

103,

473

103,

473

―合     計

103,

473

103,

473

Page 132: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 365 )

食 

糧 

管 

理 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損           

        失

利                   益

科目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

主要

食糧

売上

原価

輸入

飼料

売上

原価

主要

食糧

事業

管理

費 減価

償却

農業

経営

安定

勘定

へ繰入

業務

勘定

へ事

務取

扱経費繰入

食糧

証券

発行

諸費

雑損

295,

886

19,5

15

22,0

91 21

95,6

29

10,4

16 0 0

286,

556

4,80

1

23,6

86 20

92,0

29

7,78

0 0 73

9,33

0

14,7

14

1,

595

1

3,60

0

2,63

5

0

72

買入数量が減少したこ

と等のため

主要

食糧

売上

輸入

飼料

売上

輸入

食糧

納付

雑収

雑益

本年

度損

326,

418

19,6

31 511

1,52

3 1

95,4

76

304,

249

4,83

2

549

1,07

1 5

104,

240

△ △ △

22,1

68

14,7

99 37 451 4

8,76

3

売却単価が低下したこ

と等のため

合     計

443,

562

414,

949

△28

,613

合     計

443,

562

414,

949

△28

,613

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( 366 )

食 

糧 

管 

理 

勘 

定 

貸 

借 

対 

照 

借           

        方

貸                   方

科 

 目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科 

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

流動

資産

現金

預金

売掛

未収

前払

国内

外国

貸付

固定

資産

土地

立木

建物

工作

減価

償却

累計

業務

勘定

へ長

期繰入金

本年

度損

固定

資産

評価

差損

254,

592

23,1

39

28,2

19

7,87

8

1,62

4

55,2

74

16,9

44

121,

512

1,65

8

409 0

1,14

2

433

△ 

 

1,24

6

919

95,4

76 233

244,

875

17,2

57

27,5

48

6,60

0

6,18

0

60,5

54

15,6

89

111,

044

1,51

1

409 0

1,14

2

433

△ 

 

1,26

7

793

104,

240

233

△ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △

9,71

7

5,88

1

671

1,27

7

4,55

5

5,28

0

1,25

5

10,4

68 146 0 0 ― ― 20 125

8,76

3 0

貸付米の償還があった

ため

流動

負債

前受

業務

勘定

へ消

費税

繰入

未済

食糧

証券

発行

前受

収益

資金

94,9

69

1,32

6

3,60

5

90,0

00 38

256,

991

100,

472

1,26

2

2,17

4

97,0

00 35

250,

389

△ △ △ △

5,50

2 63

1,43

0

7,00

0 3

6,60

2前

年度

損失

が当

年度

の一

般会

計受

入よ

り多

かったため

合 

  

計35

1,96

135

0,86

1△

1,10

0合

  

 計

351,

961

350,

861

△1,

100

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( 367 )

農 

業 

再 

保 

険 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損           

        失

利                   益

科 

  

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科 

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

再保

険金

農業

再保

険金

払戻

農業

共済

組合

連合

会等交付金

農業

共済

組合

連合会等交付金

家畜

共済

損害

防止事業交付金

業務

勘定

へ事

務取

扱経費繰入

次年

度繰

越支

払備

金 次年

度繰

越未

経過

再保険料

本年

度利

35,5

60 4

13,7

88

13,3

72 416

854

7,55

6

9,77

2

4,01

3

18,9

93 1

40,6

14

40,1

92 421

803

3,78

7

3,62

3

5,11

6

16,5

66

3

26

,825

26

,820

4

51

3,76

9

6,14

9

1,

102

家畜共済の再保険金を

必要とする共済事故が

減少したこと等のため

家畜共済の農業共済組

合連合会等への交付金

が増加したこと等のた

再保

険料

農業

共済

組合

連合会等より受入

一般

会計

より

農業

共済

組合

連合

会等

再保

険料

見合受入

一般

会計

より

農業

共済

組合

連合

会等

交付

金見

合受

農業

共済

組合

連合

会等

交付

金見

合受入

家畜

共済

損害

防止

事業

交付

金財

源受入

一般

会計

より

受入

事務

取扱

費財

源受入

利子

収入

雑収

前年

度繰

越支

払備

金 前年

度繰

越未

経過

再保険料

41,8

74

2,22

2

39,6

52

13,7

88

13,3

72 416

854 17 12

6,44

8

8,55

4

13,7

39

1,16

2

12,5

76

40,6

14

40,1

92 421

803 7

444

7,55

6

9,77

2

28,1

35

1,06

0

27,0

75

26

,825

26

,820

4

51

9

43

1

1,

107

1,

218

再保険料の減少に伴い

一般会計からの受入れ

が減少したため

家畜共済の農業共済組

合連合会等への交付金

が増加したこと等のた

合     計

71,5

5172

,938

1,38

6合     計

71,5

5172

,938

1,38

6

Page 135: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 368 )

農 

業 

再 

保 

険 

勘 

定 

貸 

借 

対 

照 

借           

        方

貸                   方

科 

 目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科 

  

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

現金

預金

未収

再保

険料

199,

984 9

195,

183 7

4,80

0

1

決算剰余金が減少した

ため

支払

備金

未経

過再

保険

基金

繰越

利益

本年

度利

7,55

6

9,77

2

18,1

00

160,

550

4,01

3

3,78

7

3,62

3

18,1

00

164,

564

5,11

6

3,76

9

6,14

9

4,

013

1,

102

家畜共済の当年度に受

け入れた再保険料のう

ち、期間が満了してい

ない再保険料の次年度

繰越が減少したこと等

のため

合 

  

計19

9,99

319

5,19

1△

4,80

2合

  

 計

199,

993

195,

191

△4,

802

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( 369 )

漁 

船 

再 

保 

険 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損           

        失

利                   益

科 

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

科 

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

再保

険金

 漁

船再

保険

漁船

保険

組合

交付

金 業務

勘定

へ事

務取

扱経費繰入

次年

度繰

越支

払備

金 次年

度繰

越未

経過

再保険料

本年

度利

148

5,29

3

580 4

940

1,92

4

40

5,02

6

580 5

1,01

5

2,04

7

△ △ △

107

266 0 0 75 123

保険

加入

隻数

の減

少に

伴い

国庫

負担

金が

減少

したため

再保

険料

一般

会計

より

漁船

保険

組合

再保

険料見合受入

一般

会計

より

漁船

保険

組合

交付

金見

合受入

漁船

保険

組合

交付金見合受入

一般

会計

より

受入

事務

取扱

費財

源受入

利子

収入

前年

度繰

越支

払備

金 前年

度繰

越未

経過

再保険料

2,00

0

5,29

3

580 1

104

911

2,16

4

5,02

6

580 0 4

940

16

3

266

0

0

100

28

漁船

保険

組合

交付

金を

要す

るこ

とが

減少

した

ため

合     計

8,89

18,

717

△17

4合     計

8,89

18,

717

△17

4

Page 137: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 370 )

漁 

船 

再 

保 

険 

勘 

定 

貸 

借 

対 

照 

借           

        方

貸                   方

科 

 目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

現金

預金

繰越

損失

10,9

33

9,57

1

10,7

04

7,64

7

△ △

229

1,92

4前年度に利益が生じた

ため

支払

備金

未経

過再

保険

一般

会計

より

受入

支払

財源

受入

本年

度利

4

940

17,6

36

1,92

4

5

1,01

5

15,2

82

2,04

7

0 75

2,35

3

123

29年

度に

生じ

た決

算剰

余金

を一

般会

計へ

繰り入れたため

合 

  

計20

,505

18,3

51△

2,15

4合

  

計20

,505

18,3

51△

2,15

4

(注

) 「

東日

本大

震災

に対

処す

るた

めの

特別

の財

政援

助及

び助

成に

関す

る法

律」第

34条

第2項

の規

定に

よる

一般

会計

への

元年

度繰

入額

2,35

3百

万円

は、

全額

一般

会計

より

入の支払財源受入を減額して整理した。

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( 371 )

漁 業 共 済 保 険 勘 定 損 益 計 算 書

損           

        失

利                   益

科 

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

保険

 漁

業共

済保

険金

漁業

共済

組合

連合

会交付金

業務

勘定

へ事

務取

扱経費繰入

次年

度繰

越支

払備

金 次年

度繰

越未

経過

保険料

3,89

8

5,05

0 91 689

1,78

4

4,22

5

5,16

4 98

4,45

0

1,94

6

327

113 7

3,76

0

161

本年度において支払備

金を必要とする共済事

故が増加したため

保険

一般

会計

より

漁業

共済

保険

料見

合受入

一般

会計

より

漁業

共済

組合

連合

会交

付金見合受入

漁業

共済

組合

連合

会交

付金

見合

受入

一般

会計

より

受入

事務

取扱

費財

源受入

雑収

前年度繰越支払備

金 前年

度繰

越未

経過

保険料

本年

度損

3,94

5

5,05

0 91 ― 357

1,66

7

401

4,36

6

5,16

4 98 0

689

1,78

4

3,78

1

420

113 7 0

332

116

3,37

9

保険料の増加に伴い一

般会計からの受入れが

増加したため

合     計

11,5

1415

,885

4,37

0合     計

11,5

1415

,885

4,37

0

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( 372 )

漁 業 共 済 保 険 勘 定 貸 借 対 照 表

借           

        方

貸                   方

科 

 目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

現金

預金

繰越

損失

本年

度損

2,07

2

25,3

85 401

2,21

2

25,7

86

3,78

1

140

401

3,37

9

前年度に損失が生じた

ため

支払

備金

未経

過保

険料

一般

会計

より

受入

支払

財源

受入

689

1,78

4

25,3

85

4,45

0

1,94

6

25,3

85

3,76

0

161 ―

本年

度に

おい

て支

払備

金を

必要

とす

る共

済事

故が増加したため

合 

 計

27,8

5831

,781

3,92

2合

  

計27

,858

31,7

813,

922

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( 373 )

業 

務 

勘 

定 

損 

益 

計 

算 

損           

        失

利                   益

科 

  

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

 目

前年

度決

算額

(百万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

事務

取扱

農業

経営

安定

事業

事務取扱費

食糧

事業

事務

取扱

費 漁業

協同

組合

事務

費交付金

減価

償却

資産

除却

10,5

99 30 923

456 4

122

8,61

2 31 253

451 3

137

△ △ △ △

1,98

6 0

670 5 0 15

食糧

管理

勘定

にお

ける

米麦

の売

買に

係る

消費

税が

減少

した

こと

等の

ため

農業

経営

安定

勘定

より

事務

取扱

経費

受入

食糧

管理

勘定

より

事務取扱経費受入

農業

再保

険勘

定よ

り事

務取

扱経

費受

入 漁船

再保

険勘

定よ

り事

務取

扱経

費受

入 漁業

共済

保険

勘定

より

事務

取扱

経費

受入

雑収

雑益

本年

度損

37

10,4

16 854

580 91 32 0

124

38

7,78

0

803

580 98 47 0

141

△ △ △ △

0

2,63

5 51 0 7 15 0 17

事務

取扱

費が

減少

した

こと等のため

合     計

12,1

379,

490

△2,

647

合     計

12,1

379,

490

△2,

647

Page 141: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 374 )

業 

務 

勘 

定 

貸 

借 

対 

照 

借           

        方

貸                   方

科 

 目

前年

度末

決算

額(百

万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科

  

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

流動

資産

食糧

管理

勘定

より

消費

税受

入未

済金

未収

固定

資産

土地

立木

建物

工作

機械

器具

減価

償却

累計

本年

度損

固定

資産

評価

差損

3,61

6

3,60

5 11 579

506 3

421

193 12

△ 

 

 55

8

124

207

2,18

5

2,17

4 11 500

442 3

362

152 12

△ 

 

 47

2

141

145

△ △ △ △ △ △ △

1,43

0

1,43

0 ― 79 64 0 59 40 ― 85 17 62

当年

度支

出済

消費

税の

食糧

管理

勘定

負担

額が

増加したこと等のため

流動

負債

未払

消費

固定

負債

食糧

管理

勘定

より長期受入金

繰越

利益

3,60

5

919 3

2,17

4

793 5

△ △

1,43

0

125 1

当年

度支

出済

消費

税が

増加したこと等のため

合     計

4,52

72,

972

△1,

555

合     計

4,52

72,

972

△1,

555

Page 142: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 375 )

10 国有林野事業債務管理特別会計

この会計は、旧国有林野事業特別会計から承継した借入金に係る債務の処理に関する経理を明確

にするため、「特別会計に関する法律」(平 19 法 23。以下「法」という。)附則第 67 条の 2 第 1 項の規

定により、この債務の処理が終了する年度までの間に限って設置されたものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

一 般 会 計 よ り 受 入

借 入 金

20,569

335,800

356,369

国債整理基金特別会計へ繰入 356,369

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 356,465,980 千円

であって、その内訳は

当初予算額 357,637,489 千円

予算補正修正減少額 1,171,509 千円

であり、予算補正修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、借入金の利子の

支払財源に充てるための一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 356,369,721 千円

であって、差引き 96,258 千円

の減少となった。これは一時借入金利子の支払がなかったので、一般会計より受入が少なかった

こと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額歳入予算額と収納済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

一 般 会 計 よ り 受 入 20,665,980 20,569,721 △ 96,258 99借 入 金 335,800,000 335,800,000 ― 100

計 356,465,980 356,369,721 △ 96,258 99

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

歳出予算額 356,465,980 千円

 当初予算額 357,637,489 千円

 予算補正修正減少額 1,171,509 千円

であり、予算補正修正減少額は、借入金の利子の支払財源に充てるための国債整理基金特別会計

へ繰入れに必要な既定予算の不用額を修正減少したものである。

Page 143: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 376 )

 この予算現額に対し

支出済歳出額は 356,369,721 千円

不用額は 96,258 千円

であって、不用額は、一時借入金利子の支払がなかったので、国債整理基金特別会計へ繰入を要

することが少なかったため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)             (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 356,465,980 356,465,980 356,369,721 ― 96,258 99

(事   項   別)             (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

356,465,980 356,465,980 356,369,721 ― 96,258 99

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

  令和元年度における実績の概要は、次のとおりである。

 ( 1 ) 借入金償還費

   借入金償還費として 355,214,560 千円を支出した。

 ( 2 ) 利     子

   利子として 1,155,161 千円を支出した。

 ( 3 ) 年度末債務残高

令和元年度末における年度末債務残高は、次のとおりである。

(単位 千円)

区       分 元 年 度

期 首 残 高 1,205,971,203借 入 金 335,800,000償 還 額 355,214,560年 度 末 残 高 1,186,556,643

(注) 元年度の借入金 335,800,000 千円は、法附則第 206 条の 6 の規定により元年度中に償還期限の到来する

借入金の借換えに係る借入額であり、借入金債務残高が増加するものではない。

Page 144: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 377 )

(経 済 産 業 省 所 管)

 11 特 許 特 別 会 計

この会計は、特許等工業所有権に関する事務の遂行に資するとともに、その経理を明確にするた

め、「特別会計に関する法律」(平 19法 23)第 2条第 1項第 15号の規定により設置されたものである。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要(単位 百万円)

歳     入 歳     出

特 許 印 紙 収 入

特 許 料 等 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

91,850

30,421

17

428

124,228

独立行政法人工業所有権情報・研修館運営費

事 務 取 扱 費

施 設 整 備 費

予 備 費

12,229

134,641

10,005

156,876

計 246,945 翌年度の歳入に繰り入れる額 90,069

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 249,106,793 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 246,945,584 千円

であって、差引き 2,161,208 千円

の減少となった。これは特許印紙の売りさばきが予定より少なかったので、特許印紙納付金収入

が少なかったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事       項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

特 許 印 紙 収 入 100,894,652 91,850,024 △ 9,044,627 91特 許 料 等 収 入 28,454,978 30,421,566 1,966,588 106一 般 会 計 よ り 受 入 17,604 17,604 ― 100雑 収 入 1,118,298 428,389 △ 689,908 38前 年 度 剰 余 金 受 入 118,621,261 124,228,000 5,606,739 104

計 249,106,793 246,945,584 △ 2,161,208 99

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 166,550,091 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 164,110,880 千円

Page 145: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 378 )

 前年度繰越額 2,439,211 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 156,876,295 千円

 翌年度繰越額は 21,450 千円

 不用額は 9,652,346 千円

であって、翌年度繰越額は、施設整備費において、計画に関する諸条件により事業の実施に不測

の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったことによるものであり、不用額は、事務取

扱費において、契約価格が予定を下回ったこと、仕様の見直しによる事業計画の変更をしたこと

等により、成果重視事業特許事務機械化庁費を要することが少なかったこと等のため生じたもの

である。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

その他の事項経費 163,910,880 166,350,091 156,876,295 21,450 9,452,346 94予 備 費 200,000 200,000 ― ― 200,000 ―

計 164,110,880 166,550,091 156,876,295 21,450 9,652,346 94

(事   項   別)            (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

独立行政法人工業所有権情報・研修館運営費交付金に必要な経費

12,229,027 12,229,027 12,229,027 ― ― 100

事務取扱いに必要な経費

52,994,588 53,198,978 49,197,797 ― 4,001,180 92

工業所有権の審査審判等の処理促進に必要な経費

55,095,755 54,891,365 52,043,616 ― 2,847,748 94

特許事務の機械化に必要な経費 35,998,323 35,998,323 33,400,019 ― 2,598,303 92

施設整備に必要な経費 7,593,187 10,032,398 10,005,834 21,450 5,114 99

予 備 費 200,000 200,000 ― ― 200,000 ―

計 164,110,880 166,550,091 156,876,295 21,450 9,652,346 94

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

(1) 平成 27 年度から令和元年度までの各年度における実績を示せば、次のとおりである。

(イ) 登 録 件 数 (単位 件)

種     別 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

特 許 186,384 212,590 195,341 189,241 180,859実 用 新 案 6,818 6,149 5,838 5,116 4,977意 匠 25,710 26,934 27,337 27,371 27,644

Page 146: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 379 )

(単位 件)

種     別 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

商 標 93,204 114,580 107,464 113,649 116,260

計 312,116 360,253 335,980 335,377 329,740

(ロ) 出 願 件 数 (単位 件)

種     別 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

特 許 317,614 319,449 315,346 312,986 304,438実 用 新 案 6,765 6,424 5,821 5,330 5,265意 匠 30,395 30,618 32,054 30,978 31,162商 標 138,702 155,361 170,473 171,140 160,959

計 493,476 511,852 523,694 520,434 501,824

(ハ) 審査請求件数 (単位 件)

種     別 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

特 許 240,983 241,859 235,068 230,793 236,138

(ニ) 審判請求件数 (単位 件)

種     別 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

特 許 21,355 19,163 18,607 16,805 17,053実 用 新 案 10 9 5 4 3意 匠 422 408 430 294 426商 標 1,887 1,540 1,851 1,985 1,889

計 23,674 21,120 20,893 19,088 19,371

( 2 ) 独立行政法人工業所有権情報・研修館が行う業務の財源の一部に充てるため、同情報・研修

館に対し 12,229,027 千円の運営費交付金を交付した。

独立行政法人工業所有権情報・研修館は、発明、実用新案、意匠及び商標に関する公報、審査

及び審判に関する文献その他の工業所有権に関する情報の収集、整理及び提供を行うとともに、

特許庁の職員その他の工業所有権に関する業務に従事する者に対する研修等を行った。

Page 147: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 380 )

(国 土 交 通 省 所 管)

12 自動車安全特別会計

この会計は、「自動車損害賠償保障法」(昭 30 法 97)に基づく自動車損害賠償保障事業等及び「道路

運送車両法」(昭 26 法 185)に基づく自動車の検査、登録等の事務に関する国の経理を明確にするた

め、「特別会計に関する法律」(平 19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 17 号の規定により設置

されたものであり、保障勘定、自動車検査登録勘定及び自動車事故対策勘定に区分されている。

また、「特別会計に関する法律等の一部を改正する等の法律」(平 25 法 76)に基づき、社会資本整備

事業特別会計が廃止されたことに伴い、平成 26 年度から借入金償還完了年度の末日までの間、空港

整備事業等に関する経理を行うため空港整備勘定が設けられている。

( 1 ) 保 障 勘 定

この勘定は、自動車損害賠償保障事業等の収支を経理するもので、賦課金収入及び積立金からの

受入金を主な財源として保障金等を支出している。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

賦 課 金 収 入

積 立 金 よ り 受 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

1,859

300

429

60,413

保 障 費

業務取扱費自動車検査登録勘定へ繰入

再 保 険 及 保 険 費

予 備 費

963

748

138

1,850

計 63,003

積立金として積み立てる額

翌年度の歳入に繰り入れる額

66

61,086

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 61,587,034 千円

である。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 63,003,277 千円

であって、差引き 1,416,243 千円

の増加となった。これは前年度において保障費が予定より少なかったこと等により、前年度剰余

金受入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

Page 148: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 381 )

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

賦 課 金 収 入 1,892,925 1,859,772 △ 33,152 98積 立 金 よ り 受 入 427,182 300,000 △ 127,182 70雑 収 入 449,107 429,549 △ 19,557 95前 年 度 剰 余 金 受 入 58,817,820 60,413,955 1,596,135 102

計 61,587,034 63,003,277 1,416,243 102

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 2,876,338 千円

である。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 1,850,401 千円

 不用額は 1,025,936 千円

であって、不用額は、保障費において、保障金の請求件数及び 1 件当たりの請求額が予定を下

回ったことにより、保障金を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

その他の事項経費 2,806,338 2,806,338 1,850,401 ― 955,936 65予 備 費 70,000 70,000 ― ― 70,000 ―

計 2,876,338 2,876,338 1,850,401 ― 1,025,936 64

(事   項   別)            (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

保障金支払等に必要な経費 1,650,281 1,650,281 963,574 ― 686,706 58

業務取扱費財源の自動車検査登録勘定へ繰入れに必要な経費

894,992 894,992 748,278 ― 146,713 83

再保険金及保険金支払に必要な経費 261,065 261,065 138,548 ― 122,516 53

予 備 費 70,000 70,000 ― ― 70,000 ―

計 2,876,338 2,876,338 1,850,401 ― 1,025,936 64

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

( 1 ) 発 生 賦 課 金

自動車によりひき逃げされた被害者及び無保険自動車による事故の被害者に対する損害てん補

の財源は、自動車保有者から収納する賦課金であって、本年度発生賦課金は 1,823,960 千円であ

る。

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における発生賦課金を示せば、次のとおりである。

Page 149: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 382 )

(単位 千円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

発 生 賦 課 金 1,974,863 2,012,082 1,843,446 1,842,529 1,823,960

( 2 ) 保障金支払件数

ひき逃げ事故等による保障金支払件数について前年度と比較すれば、次のとおりである。

区       分 30 年 度(A)(件)

元 年 度(B)(件)

(B)/(A)(%)

死 亡 16 17 106傷 害 835 593 71

計 851 610 71

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における保障金支払件数の実績を示せば、次

のとおりである。

(単位 件)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

死 亡 19 17 21 16 17傷 害 1,168 967 690 835 593

計 1,187 984 711 851 610

( 3 ) 自動車損害賠償責任保険への加入等の状況

自動車損害賠償責任保険への加入は、自衛隊、アメリカ合衆国の軍隊及び国際連合の軍隊がそ

の任務の遂行に要する車両は除外されているが、その他については全て保険加入を強制されてい

る。

令和元年度末における保険及び共済に加入している自動車数を示せば、次のとおりである。

区         分 予 定 (A) 実 績 (B) (B)/(A)(%)

責任保険加入自動車数(千両) 62,089 61,235 98責任共済加入自動車数(千両) 11,510 11,530 100

計 73,599 72,765 98

また、年度末対象自動車数等について前年度と比較すれば、次のとおりである。

区         分 30 年 度(A) 元 年 度(B) (B)/(A)(%)

年 度 末 対 象 自 動 車 数 (千両) 72,631 72,765 100年 度 末 加 入 自 動 車 数 (千両) 72,631 72,765 100発 生 事 故 件 数 (千件) 1 1 86発生再保険金及保険金 (千円) 188,449 159,245 84

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における実績を示せば、次のとおりである。

区         分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

年度末対象自動車数 (千両) 71,878 72,209 72,444 72,631 72,765年度末加入自動車数 (千両) 71,878 72,209 72,444 72,631 72,765発 生 事 故 件 数 (千件) 2 1 1 1 1発生再保険金及保険金

(千円) 496,136 297,750 183,622 188,449 159,245

( 4 ) 損     益

 本年度における損益計算上の総利益は 5,990,932 千円

であって、総損失は 5,341,199 千円

Page 150: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 383 )

であるので、差引き 649,733 千円

の利益を生じた。

 これは自動車損害賠償保障事業に係る利益 909,496 千円

と自動車損害賠償責任再保険事業等に係る損失 259,763 千円

との合計額である。

 自動車損害賠償保障事業に係る利益は、法第 218 条の規定により翌年度に繰り越して整理する

こととし、自動車損害賠償責任再保険事業等に係る損失は、法附則第 59 条第 2 項の規定により

基金を減額して整理することとした。

( 2 ) 自動車検査登録勘定

 この勘定は、自動車検査登録等事務の収支を経理するもので、検査登録印紙収入を主な財源とし

て業務取扱費等を支出している。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

検 査 登 録 印 紙 収 入

検 査 登 録 手 数 料 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

他 勘 定 よ り 受 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

25,672

7,702

281

1,042

197

18,806

独立行政法人自動車技術総合機構運営費

独立行政法人自動車技術総合機構施設整備費

業 務 取 扱 費

施 設 整 備 費

予 備 費

2,647

2,272

25,789

2,580

33,290

計 53,701 翌年度の歳入に繰り入れる額 20,411

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 53,310,011 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 53,316,333 千円

 予算補正修正減少額 6,322 千円

であり、予算補正修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、自動車重量税業

務取扱費財源に充てるための一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 53,701,935 千円

であって、差引き 391,924 千円

の増加となった。これは新規検査手数料収入が予定より多かったこと等により、検査登録手数料

収入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

Page 151: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 384 )

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

検 査 登 録 印 紙 収 入 32,352,593 25,672,150 △ 6,680,443 79検 査 登 録 手 数 料 収 入 3,244,048 7,702,606 4,458,558 237一 般 会 計 よ り 受 入 281,070 281,070 0 100他 勘 定 よ り 受 入 1,260,114 1,042,790 △ 217,323 82雑 収 入 200,409 197,053 △ 3,355 98前 年 度 剰 余 金 受 入 15,971,777 18,806,264 2,834,487 117

計 53,310,011 53,701,935 391,924 100

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 37,954,653 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 36,931,661 千円

  当初予算額 36,937,983 千円

  予算補正修正減少額 6,322 千円

 前年度繰越額 1,022,992 千円

であり、予算補正修正減少額は、業務取扱いに必要な既定予算の不用額を修正減少したものであ

る。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 33,290,577 千円

 翌年度繰越額は 1,648,259 千円

 不用額は 3,015,816 千円

であって、翌年度繰越額は、独立行政法人自動車技術総合機構施設整備費補助金において、計画

に関する諸条件により事業の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこ

と等によるものであり、不用額は、業務取扱費において、退職者数及び退職手当の平均支給額が

予定を下回ったことにより、退職手当を要することが少なかったこと等のため生じたものであ

る。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

その他の事項経費 36,781,661 37,804,653 33,290,577 1,648,259 2,865,816 88予 備 費 150,000 150,000 ― ― 150,000 ―

計 36,931,661 37,954,653 33,290,577 1,648,259 3,015,816 87

(事   項   別)            (単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

独立行政法人自動車技術総合機構運営費交付金に必要な経費

2,647,563 2,647,563 2,647,563 ― ― 100

Page 152: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 385 )

(単位 千円)

事    項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

独立行政法人自動車技術総合機構施設整備に必要な経費

3,521,569 3,611,269 2,272,827 1,328,713 9,728 62

業務取扱いに必要な経費

27,357,503 27,357,503 24,862,569 ― 2,494,933 90

車両の環境対策に必要な経費

482,174 482,174 472,326 ― 9,847 97

車両の安全対策に必要な経費

616,326 616,326 454,338 ― 161,987 73

施設整備に必要な経費

2,156,526 3,089,818 2,580,951 319,545 189,320 83

予 備 費 150,000 150,000 ― ― 150,000 ―

計 36,931,661 37,954,653 33,290,577 1,648,259 3,015,816 87

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

( 1 ) 自動車検査登録業務量

本年度における自動車数、検査登録件数等は、次のとおりである。

区       分 予 定 (A) 実 績 (B) (B)/(A)(%)

年 度 末 総 車 両 数 (千両) 82,778 82,165 99年度末検査対象車両数 (千両) 49,333 49,095 99年度末登録対象車両数 (千両) 47,637 47,369 99検 査 件 数 (千件) 26,227 25,890 98登 録 件 数 (千件) 17,225 16,719 97

また、平成 27 年度から令和元年度までの各年度における検査件数及び登録件数は、次のとお

りである。

(検 査 件 数)             (単位 千件)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

新 規 検 査 4,211 4,489 4,497 4,513 4,392継 続 検 査 20,869 21,345 20,323 21,088 20,795構 造 変 更 検 査 63 63 62 62 61再 検 査 等 636 541 515 670 640

計 25,781 26,439 25,398 26,334 25,890

(登 録 件 数)             (単位 千件)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

新 規 登 録 4,038 4,317 4,323 4,334 4,211変 更 登 録 1,186 1,219 1,252 1,287 1,284移 転 登 録 6,209 6,246 6,341 6,481 6,414抹 消 登 録 3,857 3,873 3,973 4,089 4,066嘱 託 登 録 55 58 52 51 50更 正 登 録 11 10 17 14 10登 録 関 係 業 務 824 767 744 731 681

計 16,183 16,492 16,705 16,991 16,719

( 2 ) 独立行政法人自動車技術総合機構運営費

独立行政法人自動車技術総合機構が行う業務の財源の一部に充てるため、同機構に対し

Page 153: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 386 )

2,647,563 千円の運営費交付金を交付した。

独立行政法人自動車技術総合機構は、安全・環境・燃費に関する国の基準への適合性の審査、

自動車が保安基準に適合するかどうかの審査等を行った。

( 3 ) 独立行政法人自動車技術総合機構施設整備費

独立行政法人自動車技術総合機構が施行する自動車等審査施設の整備費に充てるため、同機構

に対し 2,272,827 千円を補助した。

( 4 ) 施 設 整 備 費

本年度における施設整備の概要は、次のとおりである。

庁     舎

  建  替 3 箇所(神奈川、静岡、大阪)

( 3 ) 自動車事故対策勘定

この勘定は、自動車事故対策事業の収支を経理するもので、積立金からの受入金を主な財源とし

て独立行政法人自動車事故対策機構運営費交付金等を支出している。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

積 立 金 よ り 受 入

一 般 会 計 よ り 受 入

償 還 金 収 入

雑 収 入

7,853

4,969

722

2,029

自 動 車 事 故 対 策 費

独立行政法人自動車事故対策機構運営費

独立行政法人自動車事故対策機構施設整備費

独立行政法人自動車事故対策機構貸付金

業務取扱費自動車検査登録勘定へ繰入

5,779

7,317

147

375

294

13,913

計 15,574

積立金として積み立てる額

翌年度の歳入に繰り入れる額

414

1,246

 (歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 15,566,074 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 14,317,074 千円

 予算補正追加額 1,249,000 千円

であり、予算補正追加額は、「平成 6 年度における財政運営のための国債整理基金に充てるべき

資金の繰入れの特例等に関する法律」(平 6 法 43)附則第 2 項の規定により読み替えられた同法

第 7 条第 2 項及び「平成 7 年度における財政運営のための国債整理基金に充てるべき資金の繰入

れの特例等に関する法律」(平 7 法 60)附則第 2 項の規定により読み替えられた同法第 10 条第 2

Page 154: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 387 )

項の規定による一般会計からの受入見込額の増加を補正追加したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 15,574,363 千円

であって、差引き 8,289 千円

の増加となった。これは自動車事故対策費補助金の返納金が予定より多かったことにより、雑入

が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

積 立 金 よ り 受 入 7,854,469 7,853,525 △ 943 99一 般 会 計 よ り 受 入 4,969,000 4,969,000 ― 100償 還 金 収 入 728,000 722,007 △ 5,992 99雑 収 入 2,014,605 2,029,830 15,225 100

計 15,566,074 15,574,363 8,289 100

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は

 歳出予算額 15,566,074 千円

  当初予算額 14,317,074 千円

  予算補正追加額 1,249,000 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、超スマート社

会や持続可能な開発目標の実現に向けたイノベーションと社会実装の促進等を図るため行う安全

運転サポート車普及促進事業に要する経費の民間団体等に対する一部補助に必要な経費を補正追

加したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 13,913,149 千円

 翌年度繰越額は 1,246,700 千円

 不用額は 406,224 千円

であって、翌年度繰越額は、自動車事故対策費補助金において、計画に関する諸条件により事業

の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったことによるものであり、不用

額は、自動車事故対策費において、介護料支給事業が予定を下回ったこと等により、自動車事故

対策費補助金を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

その他の事項経費 15,566,074 15,566,074 13,913,149 1,246,700 406,224 89

Page 155: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 388 )

(事   項   別)            (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

自動車事故対策に必要な経費 7,361,682 7,361,682 5,779,490 1,246,700 335,491 78

独立行政法人自動車事故対策機構運営費交付金に必要な経費

7,317,077 7,317,077 7,317,077 ― ― 100

独立行政法人自動車事故対策機構施設整備に必要な経費

147,193 147,193 147,070 ― 123 99

独立行政法人自動車事故対策機構貸付に必要な経費

375,000 375,000 375,000 ― ― 100

業務取扱費財源の自動車検査登録勘定へ繰入れに必要な経費

365,122 365,122 294,512 ― 70,609 80

計 15,566,074 15,566,074 13,913,149 1,246,700 406,224 89

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

( 1 ) 自動車事故対策費補助金支出状況

自動車事故対策として介護に要する費用の一部を支給する事業等を行う独立行政法人自動車事

故対策機構等に対し 5,716,395 千円を補助した。

平成 27 年度から令和元年度までの各年度における補助金の支出状況を示せば、次のとおりで

ある。

(単位 千円)

区       分 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 元 年 度

自動車事故対策費補助金 5,030,655 5,086,394 5,108,099 4,956,939 5,716,395

( 2 ) 独立行政法人自動車事故対策機構運営費

独立行政法人自動車事故対策機構が行う業務のうち「独立行政法人自動車事故対策機構法」(平

14 法 183)第 13 条に規定する業務の財源の一部に充てるため、同機構に対し 7,317,077 千円の運

営費交付金を交付した。

独立行政法人自動車事故対策機構は、自動車運送事業者に対する運行管理の指導、自動車運転

者に対する運転適性診断、自動車事故被害者の援護対策の実施等を行った。

( 3 ) 独立行政法人自動車事故対策機構施設整備費

独立行政法人自動車事故対策機構の医療機器整備等に充てるため、同機構に対し 147,070 千円

を補助した。

( 4 ) 損     益

本年度における損益計算上の総利益は 6,998,830 千円

であって、総損失は 13,543,593 千円

であるので、差引き 6,544,763 千円

の損失を生じた。

この損失は、法附則第 60 条第 2 項の規定により基金を減額して整理することとした。

Page 156: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 389 )

( 4 ) 空港整備勘定

この勘定は、「空港法」(昭 31 法 80)第 2 条に規定する空港及び同法附則第 2 条第 1 項の政令で定

める飛行場(これらと併せて設置すべき政令で定める施設を含む。以下「空港」という。)の設置、改

良及び災害復旧並びに維持その他の管理に関する事業並びに空港の周辺における航空機の騒音によ

り生ずる障害の防止その他の措置に関する事業並びにこれらの事業に要する費用についての国の出

資金、負担金その他の経費の交付及び資金の貸付けで国土交通大臣が行うもの等の経理を行うもの

である。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

空 港 使 用 料 収 入

一 般 会 計 よ り 受 入

地方公共団体工事費負担金収入

償 還 金 収 入

配 当 金 収 入

空 港 等 財 産 処 分 収 入

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

222,909

90,813

11,362

11,771

9,656

4,466

59,651

140,817

空 港 等 維 持 運 営 費

空 港 整 備 事 業 費

北 海 道 空 港 整 備 事 業 費

離 島 空 港 整 備 事 業 費

沖 縄 空 港 整 備 事 業 費

航 空 路 整 備 事 業 費

地域公共交通維持・活性化推進費

空港等整備事業工事諸費

収益回収公共事業資金貸付金償還金一般会計へ繰入

国債整理基金特別会計へ繰入

予 備 費

151,149

156,595

19,998

1,864

42,786

32,384

2,531

1,610

2,616

38,986

450,526

計 551,447 翌年度の歳入に繰り入れる額 100,921

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 430,113,383 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 429,575,566 千円

 予算補正追加額 623,316 千円

 予算補正修正減少額 85,499 千円

であり、予算補正追加額は、法附則第 259 条の 3 第 7 項の規定による空港整備事業に要する経費

の財源に充てるための一般会計からの受入見込額の増加等を補正追加したものであり、予算補正

修正減少額は、既定予算の不用額を修正減少することに伴い、空港整備事業の財源に充てるため

の一般会計からの受入見込額を修正減少したものである。

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 551,447,690 千円

であって、差引き 121,334,307 千円

の増加となった。これは前年度において空港整備事業費の繰越しがあったこと等により、前年

Page 157: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 390 )

度剰余金受入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

空 港 使 用 料 収 入 237,347,121 222,909,278 △ 14,437,842 93一 般 会 計 よ り 受 入 88,109,527 90,813,164 2,703,637 103地方公共団体工事費負担金収入

11,209,475 11,362,752 153,277 101

償 還 金 収 入 11,771,164 11,771,166 2 100配 当 金 収 入 8,614,235 9,656,583 1,042,348 112空 港 等 財 産 処 分 収 入 107,584 4,466,181 4,358,597 4,151雑 収 入 42,797,118 59,651,140 16,854,022 139前 年 度 剰 余 金 受 入 30,157,159 140,817,422 110,660,263 466

計 430,113,383 551,447,690 121,334,307 128

 (歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 522,136,147 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 430,113,383 千円

  当初予算額 429,575,566 千円

  予算補正追加額 623,316 千円

  予算補正修正減少額 85,499 千円

 前年度繰越額 92,022,764 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、防災・減災、

国土強靱じん

化の強力な推進を図るため国が施行する空港の排水施設等の改良工事に必要な経費等を

補正追加したものであり、予算補正修正減少額は、空港等整備事業工事諸費に必要な既定予算の

不用額を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 450,526,045 千円

 翌年度繰越額は 56,374,040 千円

 不用額は 15,236,061 千円

であって、翌年度繰越額は、空港整備事業費において、計画に関する諸条件等により事業の実施

に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったこと等によるものであり、不用額

は、空港等維持運営費において、課税対象収入が予定を下回ったこと及び課税対象仕入が予定を

上回ったことにより、消費税を要することが少なかったこと等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

国 債 費 41,947,123 41,947,123 41,603,231 ― 343,891 99公 共 事 業 関 係 費

港湾空港鉄道等整備事業費

385,098,538 476,504,405 406,391,639 55,708,942 14,403,824 85

その他の事項経費 2,737,722 3,354,619 2,531,175 665,098 158,346 75

Page 158: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 391 )

(単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

予 備 費 330,000 330,000 ― ― 330,000 ―

計 430,113,383 522,136,147 450,526,045 56,374,040 15,236,061 86

(事   項   別)            (単位 千円)

事     項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 差 引 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

空港等の維持運営に必要な経費 157,973,382 158,034,282 151,149,966 239,584 6,644,730 95

空港整備事業に必要な経費 189,234,722 275,307,841 220,304,616 48,150,092 6,853,132 80

奄美群島空港整備事業に必要な経費 1,052,061 1,280,429 942,054 313,166 25,208 73

航空路整備事業に必要な経費 35,117,451 40,114,152 32,384,530 6,919,675 809,947 80

地域公共交通の維持・活性化の推進に必要な経費

2,737,722 3,354,619 2,531,175 665,098 158,346 75

空港等整備事業工事諸費に必要な経費 1,720,922 1,767,700 1,610,471 86,423 70,805 91

一般会計へ繰入れに必要な経費 2,616,534 2,616,534 2,616,533 ― 0 99

国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

39,330,589 39,330,589 38,986,697 ― 343,891 99

予 備 費 330,000 330,000 ― ― 330,000 ―

計 430,113,383 522,136,147 450,526,045 56,374,040 15,236,061 86

(Ⅱ) 経費の概要及び事業実績

( 1 ) 空港整備事業

「空港法」、「離島振興法」(昭 28 法 72)、「奄美群島振興開発特別措置法」(昭 29 法 189)及び「沖

縄振興特別措置法」(平 14 法 14)に基づき、次の空港について空港整備事業を行った。

(イ) 直 轄 事 業

事 項 空     港     名

空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費

 (実績額151,219,289千円)

(国管理空港)東京国際、仙台、新潟、広島、高松、松山、

高知、福岡、北九州、長崎、熊本、大分、宮崎、

鹿児島 小計 14 空港

会社管理空

成田国際、中部国際、関西国際、大阪国際

小計  4 空港

特定地方管

理空港

秋田、山形、山口宇部

小計  3 空港

地方管理空

青森、花巻、庄内、福島、富山、能登、

福井、松本、静岡、神戸、南紀白浜、鳥取、

出雲、岡山、佐賀 小計 15 空港

(共 用 空 港)三沢、百里、小松、美保、岩国、徳島 小計  6 空港

その他の空

名古屋、八尾

小計  2 空港

合計 44 空港

( )( )( )

( )

Page 159: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 392 )

事 項 空     港     名

北 海 道 空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費

(実績額 18,877,538 千円)

(国管理空港)新千歳、稚内、釧路、函館 小計  4 空港

特定地方管

理空港

旭川、帯広

小計  2 空港

地方管理空

利尻、奥尻、中標津、紋別、女満別

小計  5 空港

(共 用 空 港)札幌 小計  1 空港

合計 12 空港

離 島 空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費

(実績額 1,332,922 千円)

地方管理空

大島、新島、神津島、三宅島、八丈島、

佐渡、隠岐、対馬、小値賀、福江、上五島、

壱岐、種子島、屋久島、奄美、喜界、

徳之島、沖永良部、与論 計  19 空港

沖 縄 空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費

(実績額 41,943,156 千円)

(国管理空港)那覇 小計  1 空港

地方管理空

久米島、慶良間、南大東、宮古、下地島、

多良間、新石垣、波照間、与那国 小計  9 空港

合計 10 空港

(ロ) 補 助 事 業

事 項 空     港     名

空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費 補 助

(実績額 2,541,118 千円)

(国管理空港)東京国際 小計  1 空港

会社管理空

特定地方管

理空港

成田国際、関西国際

秋田、山形

小計  2 空港

小計  2 空港

地方管理空

青森、花巻、大館能代、庄内、福島、富山、

能登、松本、南紀白浜、岡山、佐賀 小計 11 空港

(共 用 空 港)美保 小計  1 空港

その他の空

但馬

小計  1 空港

合計 18 空港

北 海 道 空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費 補 助

(実績額 1,100,182 千円)

特定地方管

理空港

旭川、帯広

小計  2 空港

地方管理空

利尻、紋別、女満別

小計  3 空港

合計  5 空港

離 島 空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費 補 助

(実績額 531,832 千円)

地方管理空

対馬、奄美、喜界、与論

計  4 空港

沖 縄 空 港 整 備 事 業 費

空 港 整 備 事 業 費 補 助

(実績額 826,915 千円)

地方管理空

久米島、宮古、新石垣、与那国

計  4 空港

( 2 ) 空港周辺環境対策事業

「公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律」(昭 42 法 110)に基

( )( )

( )

( )

( )( )( )

( )

( )( )

( )

( )

Page 160: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 393 )

づき、次の空港及び施設について空港周辺環境対策事業を行った。

事 項 空  港  ・  施  設  名

空 港 整 備 事 業 費

空港周辺環境整備事業費

(実績額 2,074,202 千円)

教育施設等騒音防止対策

事業費補助

(実績額 328,568 千円)

新千歳、稚内、釧路、函館、仙台、東京国際、広島、松山、

高知、福岡、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇 計 15 空港

教 育 施 設

( 品 川 区 ) 品川区立立会小学校

品川区立ひろまち保育園

品川区立ひがしやつやま保育園

品川区立八ツ山保育園

品川区立品川保育園

アイ保育園

品川区立東品川保育園

品川区立鮫浜小学校

品川区立台場小学校

品川区立台場幼稚園

( 川 崎 市 ) 江川幼稚園

(大野城市) 大野城市立大野北保育所 計 12校

共同利用施設

(大野城市) 下筒井学習等供用施設 計 1 施設

住   宅   件  数   住   宅    件  数

( 函 館 市 ) 8 ( 大 田 区 ) 54( 新 潟 市 ) 33 ( 松 山 市 ) 9( 南 国 市 ) 3 ( 福 岡 市 ) 69(大野城市) 90 ( 宮 崎 市 ) 9( 那 覇 市 ) 43 (豊見城市) 1 計 319件

( 3 ) 航空路整備事業

航空路保安施設、航空交通管制施設等の新設及び改良工事として、次の施設について航空路整

備事業を行った。

事 項 施    設    名

航 空 路 整 備 事 業 費

航 空 路 整 備 事 業 費

 (実績額 32,369,230 千円)

航空路監視レーダー整備

管制情報処理システム整備

航 空 交 通 管 制 部 整 備

システム開発評価・危機管理センター整備

遠隔対空通信施設整備

航空衛星システム整備

保 安 施 設 整 備

通 信 施 設 整 備

訓 練 施 設 整 備

気 象 施 設 整 備

加世田 ARSR ほか 10 箇所

システム開発評価・危機管理センターほか 5 箇所

東京航空交通管制部ほか 5 箇所

システム開発評価・危機管理センター

三郡山 RCAG ほか 23 箇所

性能評価センターほか 2 箇所

清水 VORTAC ほか 17 箇所

坂戸航空無線通信所ほか 2 箇所

航空保安大学校本校、航空保安大学校岩沼研修センター

気象庁

Page 161: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 394 )

( 4 ) 地域公共交通維持・活性化推進費

離島航空路線の運航を確保するために使用する航空機等の購入に要する費用の一部として航空

運送事業者に対し、2,531,175 千円の補助金を交付した。

Page 162: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 395 )

保  障  勘  定  損  益  計  算  書

損           

        失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       考

保障

払戻

保障

業務

委託

自動

車検

査登

録勘

定へ繰入

再保

険金

及保

険金

次年

度繰

越支

払備

保障

支払

備金

再保

険及

保険

支払備金

次年

度繰

越未

経過

賦課金

未収

金償

却引

当損

本年

度利

821 0

205

684

169

1,25

4

1,18

1 72

1,51

2

705

369

718 0

261

748

138

997

904 93

1,50

1

975

649

103

0

55

64

30

256

277

20

11

27

0

27

9

損害

賠償

金債

権の

回収

に係

る未

回収

金が

多か

った

こと

によ

り引

当損が増加したため

賦課

利子

収入

雑収

前年

度繰

越支

払備

保障

支払

備金

再保

険及

保険

支払備金

前年

度繰

越未

経過

賦課金

1,84

2 32

1,11

5

1,21

2

1,15

8 53

1,52

2

1,82

3 27

1,37

2

1,25

4

1,18

1 72

1,51

2

18

4

25

7

42

23

18

9

保障金の回収金が増加

したこと等のため

合計

5,72

45,

990

26

6合

計5,

724

5,99

0

266

Page 163: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 396 )

保  障  勘  定  貸  借  対  

照  表

借          

         方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

現金

預金

未収

未収

賦課

未収

回収

一般

会計

繰入

74,2

12

52,1

76 372

51,8

03

49,0

00

74,6

51

52,9

57 336

52,6

20

49,0

00

43

8

78

1

35

81

6

損害賠償金債権が増加

したため

支払

備金

保障

支払

備金

再保

険及

保険

支払備金

未経

過賦

課金

未払

未払

保障

業務

委託費

未収

金償

却引

当金

基金

繰越

利益

本年

度利

1,25

4

1,18

1 72

1,51

2 31

36,9

70

14,0

00

121,

249

369

997

904 93

1,50

1 47

37,7

92

13,7

36

121,

884

649

256

277

20

11

15

82

2

264

63

4

27

9

未収回収金が増加した

ため

合計

175,

389

176,

609

1,

219

合 

計17

5,38

917

6,60

9

1,21

9

Page 164: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 397 )

自動

車事

故対

策勘

定損

益計

算書

損           

        失

利                   益

科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科    

目前

年度

決算

額(百

万円

)

元年

度決

算額

(百万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

自動

車事

故対

策委

託費

自動

車事

故対

策費

補助

独立

行政

法人

自動

車事

故対

策機

構運

営費

交付

独立

行政

法人

自動

車事

故対

策機

構施

設整

備費

補助

自動

車検

査登

録勘

定へ

繰入

独立

行政

法人

自動

車事

故対

策機

構貸

付金

免除

75

4,95

6

7,17

9

114

251 5

63

5,71

6

7,31

7

147

294 5

12 759

13

7

32

43

0

自動車事故対策費補助

金が増加したため

利子

収入

一般

会計

より

受入

雑収

本年

度損

2,18

42,

320

113

7,96

5

1,90

74,

969

122

6,54

4

277

2,64

8

8△

1,

421

「平

成6年

度に

おけ

る財

政運

営の

ため

の国

債整

理基

金に

充て

るべ

き資

金の

繰入

れの

特例

等に

関す

る法

律」等

に基

づく

一般

会計

から

の受

入れが増加したため

合計

12,5

8413

,543

95

9合

計12

,584

13,5

43

959

自動

車事

故対

策勘

定貸

借対

照表

借           

        方

貸                   方

科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

考科    

目前

年度

末決

算額

(百万円

)

元年

度末

決算

額(百

万円

)

比較

増△

減額

(百万円

)

備       

現金

預金

一般

会計

繰入

独立

行政

法人

自動

車事

故対

策機

構貸

付金

独立

行政

法人

自動

車事

故対

策機

構出

資金

本年

度損

出資

金評

価差

173,

361

435,

768

4,78

8

8,72

2

7,96

54,

358

167,

169

435,

768

4,43

5

8,54

8

6,54

44,

532

6,19

2 ―

352

173

1,42

1

173

積立金より歳入へ受け

入れたこと等のため

基金

634,

966

627,

000

7,96

5自動車事故対策計画に

基づく交付等を行った

ため

合計

634,

966

627,

000

7,96

5合

計63

4,96

662

7,00

0△

7,

965

Page 165: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 398 )

(国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管)

13 東日本大震災復興特別会計

この会計は、「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する

特別措置法」(平 23 法 117。以下「復興財確法」という。)に基づき、東日本大震災からの復興に係る国

の資金の流れの透明化を図るとともに復興債の償還を適切に管理するため、「特別会計に関する法律」

(平 19 法 23。以下「法」という。)第 2 条第 1 項第 18 号の規定により、平成 24 年度に設置されたもの

である。

(Ⅰ) 歳入歳出決算の概要

(単位 百万円)

歳     入 歳     出

復 興 特 別 所 得 税

復 興 特 別 法 人 税

一 般 会 計 よ り 受 入

復 興 公 債 金

公 共 事 業 費 負 担 金 収 入

災害等廃棄物処理事業費負担金収入

附 帯 工 事 費 負 担 金 収 入

事故由来放射性物質汚染対処費回収金収入

貸 付 金 等 回 収 金 収 入

雑 納 付 金

雑 収 入

前 年 度 剰 余 金 受 入

400,140

560

172,667

809,999

78,484

370

1,267

357,261

1,099

5,122

96,085

664,245

災 害 救 助 等 関 係 経 費

災 害 廃 棄 物 処 理 事 業 費

復 興 関 係 公 共 事 業 等

災 害 関 連 融 資 関 係 経 費

地 方 交 付 税 交 付 金

東日本大震災復興交付金

原子力災害復興関係経費

その他の東日本大震災関係経費

国債整理基金特別会計への繰入等

復興加速化・福島再生予備費

15,872

1,986

595,345

6,276

375,016

99,186

489,571

90,033

3,769

1,677,057

計 2,587,306 翌年度の歳入に繰り入れる額 910,248

(歳   入)

 令和元年度における歳入予算額は 2,157,559,280 千円

であって、その内訳は

 当初予算額 2,134,790,326 千円

 予算補正追加額 77,512,545 千円

 予算補正修正減少額 54,743,591 千円

であり、予算補正追加額は、法第 8 条第 1 項の規定による前年度の決算上の剰余金の受入額等を

補正追加したものであり、予算補正修正減少額は、復興財確法第 69 条第 4 項の規定による公債

発行予定額の減少に伴う公債金収入の減少額等を修正減少したものである。

Page 166: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 399 )

 この予算額に対し

 収納済歳入額は 2,587,306,790 千円

であって、差引き 429,747,510 千円

の増加となった。これは前年度において東日本大震災復興事業費の繰越しがあったこと等によ

り、前年度剰余金受入が多かったこと等のためである。

 本年度における収納済歳入額等を事項別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

事         項 歳入予算額 収納済歳入額 歳入予算額と収納 済歳入額との差

歳入予算額に対する収納済歳入額の割合

(%)

復 興 特 別 所 得 税 401,200,000 400,140,258 △ 1,059,741 99復 興 特 別 法 人 税 ― 560,326 560,326 ―

一 般 会 計 よ り 受 入 172,667,764 172,667,764 ― 100復 興 公 債 金 904,200,000 809,999,914 △ 94,200,085 89公 共 事 業 費 負 担 金 収 入 80,483,319 78,484,646 △ 1,998,672 97災害等廃棄物処理事業費負担金収入 430,789 370,600 △ 60,188 86

附 帯 工 事 費 負 担 金 収 入 1,343,000 1,267,893 △ 75,106 94事故由来放射性物質汚染対処費回収金収入 494,865,155 357,261,990 △ 137,603,164 72

貸 付 金 等 回 収 金 収 入 889,078 1,099,959 210,881 123雑 納 付 金 5,122,553 5,122,552 △ 0 99雑 収 入 46,039,746 96,085,085 50,045,339 208前 年 度 剰 余 金 受 入 50,317,876 664,245,798 613,927,922 1,320

計 2,157,559,280 2,587,306,790 429,747,510 119

(歳   出)

 令和元年度における歳出予算現額は 2,771,487,202 千円

であって、その内訳は

 歳出予算額 2,157,559,280 千円

  当初予算額 2,134,790,326 千円

  予算補正追加額 322,211,738 千円

  予算補正修正減少額 299,442,784 千円

 前年度繰越額 613,927,922 千円

であり、予算補正追加額は、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の一環として、自然災害か

らの復旧・復興の加速を図るため「平成 23 年 3 月 11 日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う

原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置

法」(平 23 法 110。以下「放射性物質汚染対処特別措置法」という。)に基づく放射性物質除去土壌

等の貯蔵施設の整備等に必要な経費等を補正追加したものであり、予算補正修正減少額は、既

定の復興加速化・福島再生予備費等を修正減少したものである。

 この予算現額に対し

 支出済歳出額は 1,677,057,896 千円

 翌年度繰越額は 812,652,733 千円

 不用額は 281,776,572 千円

であって、翌年度繰越額は、環境省所管の放射性物質除去土壌等管理施設整備費において、計

画に関する諸条件等により事業の実施に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらな

Page 167: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 400 )

かったこと等によるものであり、不用額は、復興加速化・福島再生予備費を使用しなかったこ

と等のため生じたものである。

 本年度における支出済歳出額等を主要経費別及び事項別に示せば、次のとおりである。

(主 要 経 費 別)            (単位 千円)

主 要 経 費 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

社 会 保 障 関 係 費 12,161,625 13,030,318 10,399,315 732,448 1,898,555 79 生活扶助等社会福祉費 10,540,503 11,409,196 9,093,011 732,448 1,583,737 79

保健衛生対策費 620,370 620,370 470,414 ― 149,956 75 雇用労災対策費 1,000,752 1,000,752 835,890 ― 164,862 83

文教及び科学振興費 23,722,305 26,434,635 20,661,772 1,754,754 4,018,108 78 義務教育費国庫負担金 1,777,194 1,777,194 1,698,835 ― 78,358 95

科学技術振興費 4,440,175 4,440,175 4,391,129 21,682 27,363 98 文 教 施 設 費 9,017,352 11,518,427 6,885,244 1,690,544 2,942,638 59 教育振興助成費 8,487,584 8,698,839 7,686,562 42,528 969,748 88

国 債 費 6,022,805 6,022,805 3,769,252 ― 2,253,552 62 地方交付税交付金 375,016,248 375,016,248 375,016,248 ― ― 100 公 共 事 業 関 係 費 717,117,504 1,053,886,391 583,396,701 453,044,052 17,445,638 55 治山治水対策事業費 10,594,544 20,214,516 11,751,888 8,404,499 58,128 58

道路整備事業費 226,281,872 282,842,661 170,967,998 111,792,943 81,718 60 港湾空港鉄道等整備事業費 50,880,561 56,273,021 26,921,244 29,233,682 118,094 47

公園水道廃棄物処理等施設整備費 38,367,525 39,837,526 24,321,305 15,276,309 239,910 61

農林水産基盤整備事業費 36,064,002 59,507,441 34,758,399 23,452,597 1,296,444 58

社会資本総合整備事業費 141,134,000 219,450,862 102,298,634 116,245,763 906,464 46

小    計 503,322,504 678,126,028 371,019,472 304,405,796 2,700,760 54 災害復旧等事業費 213,795,000 375,760,363 212,377,228 148,638,256 14,744,877 56

中 小 企 業 対 策 費 13,497,524 44,628,619 14,141,155 17,932,947 12,554,516 31 エネルギー対策費 2,173,079 2,173,079 2,173,079 ― ― 100 食料安定供給関係費 12,362,010 14,860,276 12,792,877 783,863 1,283,535 86 その他の事項経費 895,486,180 1,135,434,829 654,707,495 338,404,668 142,322,665 57 復興加速化・福島再生予備費 100,000,000 100,000,000 ― ― 100,000,000 ―

合 計 2,157,559,280 2,771,487,202 1,677,057,896 812,652,733 281,776,572 60

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

内 閣

内 閣 官 房

内閣共通費 内閣一般行政に必要な経費 34,649 34,649 20,718 ― 13,930 59

内 閣 府 27,336,693 34,710,247 23,310,755 9,602,277 1,797,214 67 内 閣 本 府 26,537,847 33,468,699 22,261,319 9,487,100 1,720,279 66 原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

1,841,378 1,841,378 1,471,701 ― 369,676 79

地域活性化等復興政策費

経済財政政策に関する調査等に必要な経費

191,153 191,153 177,604 ― 13,549 92

(事   項   別)

Page 168: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 401 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

防災基本政策の企画立案等に必要な経費

19,239,196 24,025,096 14,537,995 9,487,100 0 60

原子力災害対策に必要な経費

5,249,670 7,394,622 6,060,969 ― 1,333,652 81

男女共同参画社会の形成の促進に必要な経費

16,450 16,450 13,049 ― 3,400 79

警 察 庁 424,782 867,484 722,488 115,177 29,818 83 治安復興政策費

警察活動基盤の整備に必要な経費

12,128 26,708 21,683 ― 5,024 81

治安復興事業費

安全かつ快適な交通の確保に必要な経費

295,433 323,855 289,310 12,114 22,431 89

警察活動基盤の整備に必要な経費

117,221 516,921 411,495 103,063 2,363 79

金 融 庁

金融機能安定・円滑化復興政策費

金融政策推進に必要な経費 6,943 6,943 2,715 ― 4,227 39

消 費 者 庁

消費生活復興政策費

消費者政策に必要な経費 367,121 367,121 324,230 ― 42,890 88

復 興 庁

復 興 庁 73,177,517 78,096,224 28,111,031 22,058,358 27,926,834 35 復興庁共通費

復興庁一般行政に必要な経費

5,299,067 5,299,067 4,896,765 ― 402,301 92

復興に関する政策の調査に必要な経費

786,284 786,284 748,834 27,500 9,949 95

東日本大震災復興支援対策費

東日本大震災復興に係る支援対策に必要な経費

10,706,890 10,706,890 6,347,591 15,586 4,343,712 59

東日本大震災復興推進費

東日本大震災復興の推進に必要な経費

8,475,062 8,475,062 ― 8,475,062 ― ―

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

16,663,642 21,387,331 9,349,305 7,188,687 4,849,338 43

被災者住宅再建支援対策費

被災者住宅再建支援対策に必要な経費

5,000,000 5,000,000 5,000,000 ― ― 100

新しい東北施策推進費

新しい東北の施策の推進に必要な経費

1,887,273 1,887,273 1,768,534 34,000 84,738 93

東日本大震災復興推進調整費

東日本大震災復興に係る推進調整に必要な経費

200,000 200,000 ― ― 200,000 ―

地域活性化等復興政策費

防災基本政策の企画立案等に必要な経費

898,407 898,407 ― ― 898,407 ―

消費生活復興政策費

消費者政策に必要な経費 6,679 6,679 ― ― 6,679 ―

Page 169: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 402 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

生活基盤行政復興政策費

情報通信技術の利活用高度化に必要な経費

8,049 8,049 ― ― 8,049 ―

情報通信技術の利用環境整備に必要な経費

31,088 31,088 ― ― 31,088 ―

消防防災体制等の整備に必要な経費

49,691 49,691 ― ― 49,691 ―

生活基盤行政復興事業費

消防防災体制等の整備に必要な経費

175,953 175,953 ― ― 175,953 ―

教育・科学技術等復興政策費

家庭・地域の教育力の向上に必要な経費

244 244 ― ― 244 ―

学校施設の整備推進に必要な経費

238 238 ― ― 238 ―

教育機会の確保に必要な経費

107,475 107,475 ― ― 107,475 ―

私立学校の振興に必要な経費

226,900 226,900 ― ― 226,900 ―

教育・科学技術等復興事業費

私立学校の振興に必要な経費

116,273 116,273 ― ― 116,273 ―

公立文教施設整備に必要な経費

2,811,825 2,846,345 ― 1,133 2,845,212 ―

社会保障等復興政策費

医療保険制度の適切な運営に必要な経費

80,810 80,810 ― ― 80,810 ―

医療費適正化の推進に必要な経費

2,885 2,885 ― ― 2,885 ―

高年齢者就業機会確保事業等に必要な経費

148,528 148,528 ― ― 148,528 ―

子ども・子育て支援対策に必要な経費

2,066 2,066 ― ― 2,066 ―

障害者の自立支援等に必要な経費

104,613 110,657 ― ― 110,657 ―

精神保健事業に必要な経費 34,709 34,709 ― ― 34,709 ―

介護保険制度の適切な運営等に必要な経費

46,500 46,500 ― ― 46,500 ―

社会保障等復興事業費

児童福祉施設等施設整備に必要な経費

90,782 162,244 ― 90,782 71,462 ―

社会福祉施設等施設整備に必要な経費

641,666 684,661 ― 641,666 42,995 ―

農林水産業復興政策費

担い手育成・確保等対策に必要な経費

3,548 3,548 ― ― 3,548 ―

Page 170: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 403 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

農業・食品産業強化対策に必要な経費

158,111 158,111 ― ― 158,111 ―

養殖施設災害復旧等に必要な経費

10,000 10,000 ― ― 10,000 ―

農林水産業復興事業費

農業・食品産業強化対策に必要な経費

37,462 37,462 ― ― 37,462 ―

水産業強化対策に必要な経費

8,434 8,434 ― ― 8,434 ―

経済・産業及 エ ネ ルギー安定供給確保等復興事業費

中小企業事業環境の整備に必要な経費 4,698,481 4,738,478 ― 4,698,481 39,997 ―

環境保全復興政策費

廃棄物・リサイクル対策の推進に必要な経費

4,740 4,740 ― ― 4,740 ―

生物多様性の保全等の推進に必要な経費

16,417 16,417 ― ― 16,417 ―

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

2,418,688 2,418,688 ― ― 2,418,688 ―

原子力の安全確保に必要な経費

169 169 ― ― 169 ―

環境保全復興事業費

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

10,298,986 10,298,986 ― ― 10,298,986 ―

東日本大震災復興事業費

地域連携道路事業に必要な経費

22 22 ― ― 22 ―

港湾事業に必要な経費 3,250 3,250 ― ― 3,250 ―

農業生産基盤整備事業に必要な経費

15,372 15,372 ― ― 15,372 ―

東日本大震災災害復旧等事業費

水道施設災害復旧事業に必要な経費

885,461 885,461 ― 885,461 ― ―

山林施設災害復旧事業に必要な経費

14,776 14,776 ― ― 14,776 ―

総 務 省 377,525,885 378,278,189 375,995,986 1,964,363 317,839 99 総 務 本 省 375,080,568 375,098,729 375,034,654 22,480 41,594 99 地方交付税交付金

地方交付税交付金財源の交付税及び譲与税配付金特別会計へ繰入れに必要な経費

375,016,248 375,016,248 375,016,248 ― ― 100

生活基盤行政復興政策費

情報通信技術の利活用高度化に必要な経費

47,158 55,076 6,779 10,083 38,213 12

情報通信技術の利用環境整備に必要な経費

17,162 27,405 11,627 12,397 3,381 42

Page 171: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 404 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

消 防 庁 2,445,317 3,179,460 961,332 1,941,883 276,244 30 生活基盤行政復興政策費

消防防災体制等の整備に必要な経費

368,453 368,453 258,998 96,091 13,363 70

生活基盤行政復興事業費

消防防災体制等の整備に必要な経費

2,076,864 2,811,007 702,334 1,845,792 262,881 24

法 務 省 3,135,145 3,603,887 2,594,241 941,604 68,040 71 法 務 本 省 2,720,224 3,188,966 2,212,811 941,604 34,549 69 法務省共通費

法務省一般行政に必要な経費

34,071 34,071 33,574 ― 496 98

東日本大震災復興日本司法支援センター運営費

東日本大震災復興に係る日本司法支援センター運営費交付金に必要な経費

606,535 606,535 606,535 ― ― 100

法務行政復興事業費

法務省施設整備に必要な経費

2,079,618 2,548,360 1,572,702 941,604 34,053 61

法 務 局 414,921 414,921 381,429 ― 33,491 91 法務省共通費

法務省一般行政に必要な経費

255,888 255,888 239,287 ― 16,600 93

法務行政復興政策費

登記事務処理に必要な経費 159,033 159,033 142,141 ― 16,891 89

財 務 省

財 務 本 省 108,522,805 108,522,805 6,269,252 ― 102,253,552 5 復 興 債 費 復興債に係る

利子等の支払財源の国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

5,704,225 5,704,225 3,646,800 ― 2,057,424 63

復興債に係る償還及び発行に関する諸費財源の国債整理基金特別会計へ繰入れに必要な経費

305,386 305,386 111,303 ― 194,082 36

復興債に係る事務取扱いに必要な経費

13,194 13,194 11,147 ― 2,046 84

財務行政復興事業費

政府関係金融機関の運営に必要な経費

2,500,000 2,500,000 2,500,000 ― ― 100

復 興 加 速化・福島再生予備費

復興加速化・福島再生予備費

100,000,000 100,000,000 ― ― 100,000,000 ―

文 部 科 学 省 27,238,070 31,564,330 28,015,240 2,170,536 1,378,553 88 文部科学本省 26,626,138 30,857,573 27,526,124 1,973,463 1,357,985 89 文部科学省共通費

文部科学省一般行政に必要な経費

264,986 264,986 219,977 ― 45,008 83

東日本大震災復興支援対策費

東日本大震災復興に係る支援対策に必要な経費

962,302 962,302 867,545 ― 94,756 90

Page 172: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 405 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

東日本大震災復興国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構運営費

東日本大震災復興に係る国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構運営費交付金に必要な経費

334,989 334,989 334,989 ― ― 100

東日本大震災復興国立研究開発法人日本原子力研究開発機構運営費

東日本大震災復興に係る国立研究開発法人日本原子力研究開発機構運営費交付金に必要な経費

2,173,079 2,173,079 2,173,079 ― ― 100

教育・科学技術等復興政策費

家庭・地域の教育力の向上に必要な経費

218 218 191 ― 27 87

確かな学力の育成に必要な経費

420,910 532,808 434,056 42,528 56,223 81

豊かな心の育成に必要な経費

2,378,272 2,378,272 2,362,633 ― 15,639 99

学校施設の整備推進に必要な経費

146 146 101 ― 44 69

教育機会の確保に必要な経費

4,305,901 4,305,901 3,958,573 ― 347,327 91

義務教育費国庫負担金に必要な経費

1,777,194 1,777,194 1,698,835 ― 78,358 95

大学等における教育改革に必要な経費

403,333 403,333 403,333 ― ― 100

私立学校の振興に必要な経費

526,774 526,774 526,774 ― ― 100

健康・医療・ライフサイエンスに関する課題対応に必要な経費

1,596,775 1,596,775 1,575,093 21,682 ― 98

海洋に関する基幹技術の推進に必要な経費

580,147 580,147 578,888 ― 1,258 99

原子力損害賠償紛争審査会等に必要な経費

2,617,051 2,617,051 2,101,162 ― 515,888 80

教育・科学技術等復興事業費

私立学校の振興に必要な経費

900 100,257 900 ― 99,357 0

公立文教施設整備に必要な経費

6,205,527 8,672,082 6,885,244 1,689,411 97,426 79

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

1,692,625 1,750,116 1,523,603 219,842 6,671 87

東日本大震災復興推進費

東日本大震災復興の推進に必要な経費

385,009 1,881,143 1,881,143 ― ― 100

Page 173: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 406 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

ス ポ ー ツ 庁

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

46,928 46,928 30,408 ― 16,520 64

文 化 庁

教育・科学技術等復興政策費

文化財の保存及び活用に必要な経費

565,004 659,829 458,707 197,073 4,048 69

厚 生 労 働 省 27,716,066 38,643,795 26,407,909 7,069,765 5,166,120 68 厚生労働本省 27,715,581 38,643,310 26,407,441 7,069,765 5,166,103 68

東日本大震災災害復旧等事業費

水道施設災害復旧事業に必要な経費

8,110,539 18,290,076 8,337,494 6,591,881 3,360,701 45

社会保障等復興政策費

医療保険制度の適切な運営に必要な経費

5,581,662 5,581,662 5,343,871 ― 237,791 95

医療費適正化の推進に必要な経費

6,843 6,843 6,843 ― ― 100

食品等の飲食による危害発生防止に必要な経費

199,855 199,855 189,147 ― 10,707 94

高年齢者就業機会確保事業等に必要な経費

852,224 852,224 835,890 ― 16,334 98

子ども・子育て支援対策に必要な経費

1,246 1,246 1,246 ― ― 100

地域社会におけるセーフティネット機能の整備等に必要な経費

204,534 204,534 198,612 ― 5,922 97

障害者の自立支援等に必要な経費

130,672 130,672 127,274 ― 3,398 97

精神保健事業に必要な経費 256,661 256,661 141,414 ― 115,247 55

介護保険制度の適切な運営等に必要な経費

3,586,291 3,586,291 3,315,786 ― 270,505 92

社会保障等復興事業費

生活衛生金融対策に必要な経費

329,000 329,000 329,000 ― ― 100

児童福祉施設等施設整備に必要な経費

59,933 59,933 59,933 ― ― 100

介護保険制度の適切な運営等に必要な経費

― 748,192 39,446 ― 708,746 5

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

1,357,102 1,357,102 867,450 477,884 11,768 63

東日本大震災復興支援対策費

東日本大震災復興に係る支援対策に必要な経費

7,038,104 7,038,104 6,613,149 ― 424,955 93

Page 174: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 407 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

環境保全復興政策費

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

915 915 885 ― 29 96

都道府県労働局

環境保全復興政策費

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

485 485 467 ― 17 96

農 林 水 産 省 175,388,646 287,392,087 176,597,876 100,553,468 10,240,742 61 農林水産本省 77,415,144 112,362,377 75,407,973 33,040,174 3,914,229 67

農林水産省共通費

農林水産省一般行政に必要な経費

10,141 10,141 9,082 ― 1,058 89

農林水産業復興事業費

農業・食品産業強化対策に必要な経費

620,375 2,461,589 2,212,202 ― 249,387 89

農林水産業復興政策費

食品の安全と消費者の信頼確保対策に必要な経費

59,748 59,748 46,814 ― 12,933 78

担い手育成・確保等対策に必要な経費

1,005,641 1,005,641 945,126 ― 60,514 93

農業・食品産業強化対策に必要な経費

183,135 183,135 145,080 ― 38,054 79

農林水産業再生支援対策に必要な経費

4,739,706 4,840,662 4,832,878 ― 7,784 99

東日本大震災復興推進費

東日本大震災復興の推進に必要な経費

221,607 2,454,843 2,454,843 ― ― 100

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

32,553,864 37,530,950 27,599,978 9,128,514 802,457 73

東日本大震災復興事業費

農業生産基盤整備事業に必要な経費

10,881,627 16,069,459 8,833,331 6,927,002 309,125 54

農山漁村地域整備事業に必要な経費

15,363,000 25,967,814 13,637,622 11,612,713 717,478 52

離島農山漁村地域整備事業に必要な経費

812,000 1,413,813 633,479 684,301 96,033 44

東日本大震災災害復旧等事業費

農業施設災害復旧事業に必要な経費

8,919,300 16,813,286 10,951,131 4,287,284 1,574,870 65

農業施設災害関連事業に必要な経費

2,045,000 3,551,294 3,106,402 400,358 44,533 87

農林水産技術会議 974,391 974,391 948,285 ― 26,105 97

農林水産業復興政策費

農林水産分野の研究開発・技術移転の推進に必要な経費

959,614 959,614 933,508 ― 26,105 97

環境保全復興政策費

原子力の安全確保に必要な経費

14,777 14,777 14,777 ― ― 100

地 方 農 政 局 118,517 118,517 85,815 ― 32,701 72

Page 175: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 408 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

農林水産省共通費

農林水産省一般行政に必要な経費

72,815 72,815 61,643 ― 11,171 84

農業生産基盤整備事業工事諸費

農業生産基盤整備事業工事諸費に必要な経費

2 2 1 ― 0 84

東日本大震災復興農業施設災害復旧事業等工事諸費

東日本大震災復興に係る農業施設災害復旧事業等工事諸費に必要な経費

45,700 45,700 24,169 ― 21,530 52

林 野 庁 26,419,218 40,540,956 25,499,024 13,512,856 1,529,075 62 農林水産省共通費

農林水産省一般行政に必要な経費

70,435 70,435 60,883 ― 9,551 86

環境保全復興政策費

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

52,430 52,430 ― ― 52,430 ―

東日本大震災復興事業費

治山事業に必要な経費 6,726,000 11,671,360 6,793,348 4,825,037 52,975 58

離島治山事業に必要な経費 277,000 639,557 151,951 487,606 ― 23

森林整備事業に必要な経費 6,527,000 8,866,443 6,182,367 2,591,353 92,722 69

農林水産業復興事業費

林業振興対策に必要な経費 903,466 1,185,981 808,205 288,972 88,803 68

農林水産業復興政策費

食品の安全と消費者の信頼確保対策に必要な経費

16,941 16,941 7,921 ― 9,019 46

森林整備・保全に必要な経費

3,117,772 4,230,030 2,701,577 1,353,241 175,211 63

林業振興対策に必要な経費 289,347 289,347 289,347 ― ― 100

林産物供給等振興対策に必要な経費

445,603 445,603 439,406 ― 6,196 98

東日本大震災災害復旧等事業費

山林施設災害復旧事業に必要な経費

7,982,113 13,055,956 8,056,408 3,960,134 1,039,413 61

東日本大震災復興山林施設災害復旧事業工事諸費

東日本大震災復興に係る山林施設災害復旧事業工事諸費に必要な経費

11,111 16,871 7,607 6,510 2,753 45

水 産 庁 70,461,376 133,395,845 74,656,778 54,000,437 4,738,629 55 東日本大震災復興国立研究開発法人 水 産 研究・教育機構運営費

東日本大震災復興に係る国立研究開発法人水産研究・教育機構運営費交付金に必要な経費

181,554 181,554 181,554 ― ― 100

東日本大震災復興事業費

水産基盤整備に必要な経費 2,465,000 7,166,676 5,471,136 1,637,226 58,313 76

離島水産基盤整備に必要な経費

― 7,860 461 ― 7,399 5

Page 176: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 409 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

農林水産業復興政策費

水産資源回復対策に必要な経費

1,597,541 1,597,541 1,257,836 ― 339,704 78

漁業経営安定対策に必要な経費

1,715,891 1,910,280 1,745,154 22,799 142,326 91

水産物加工・流通等対策に必要な経費

1,226,644 1,226,644 1,079,670 ― 146,973 88

養殖施設災害復旧等に必要な経費

26,913 33,286 7,106 6,104 20,076 21

農林水産業復興事業費

水産業強化対策に必要な経費

988,833 1,350,540 520,192 761,064 69,284 38

東日本大震災災害復旧等事業費

漁港施設災害復旧事業に必要な経費

62,242,000 119,747,691 64,313,527 51,479,609 3,954,553 53

漁港施設災害関連事業に必要な経費

17,000 173,773 80,139 93,634 ― 46

経 済 産 業 省 37,123,890 71,418,240 41,454,080 14,656,938 15,307,221 58 経済産業本省 30,761,461 33,781,703 29,630,609 1,367,200 2,783,893 87

東日本大震災復興国立研究開発法人産業技術総合研究所運営費

東日本大震災復興に係る国立研究開発法人産業技術総合研究所運営費交付金に必要な経費

787,096 787,096 787,096 ― ― 100

経済・産業及 エ ネ ルギー安定供給確保等復興政策費

地域経済産業活性化に必要な経費 27,541,147 30,491,853 27,074,854 689,237 2,727,761 88

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

2,433,218 2,502,754 1,768,659 677,963 56,132 70

資 源 エ ネ ルギー庁

経済・産業及 エ ネ ルギー安定供給確保等復興政策費

石油等の安定供給の確保に必要な経費 63,386 246,396 182,315 55,272 8,808 73

中 小 企 業 庁 6,299,043 37,390,141 11,641,155 13,234,466 12,514,519 31 経済・産業及 エ ネ ルギー安定供給確保等復興政策費

経営革新・創業促進に必要な経費 1,120,278 1,120,278 954,370 ― 165,907 85

東日本大震災復興独立行政法人中小企業基盤整備機構運営費

東日本大震災復興に係る独立行政法人中小企業基盤整備機構運営費交付金に必要な経費

1,301,690 1,301,690 1,301,690 ― ― 100

経済・産業及 エ ネ ルギー安定供給確保等復興事業費

中小企業事業環境の整備に必要な経費 3,877,075 34,968,173 9,385,095 13,234,466 12,348,611 26

国 土 交 通 省 642,213,490 900,196,244 549,441,636 344,011,466 6,743,141 61 国土交通本省 637,113,398 894,933,368 545,058,309 343,806,363 6,068,695 60

Page 177: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 410 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

住宅・地域公共交通等復興政策費

住宅市場の環境整備の推進に必要な経費

71,277 71,277 22,217 ― 49,059 31

地域公共交通の維持・活性化の推進に必要な経費

925,518 925,518 744,202 ― 181,315 80

国土調査に必要な経費 110,996 135,996 135,566 ― 430 99

東日本大震災復興推進費

東日本大震災復興の推進に必要な経費

63,522,533 94,815,364 94,786,110 22,180 7,073 99

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

23,879,278 24,669,843 23,235,992 1,229,015 204,835 94

東日本大震災復興事業費

河川整備事業に必要な経費 3,547,355 7,859,409 4,767,553 3,091,856 ― 60

地域連携道路事業に必要な経費

225,944,374 282,505,163 170,652,336 111,792,943 59,883 60

港湾事業に必要な経費 50,458,412 55,792,052 26,680,738 28,999,160 112,153 47

港湾環境整備事業に必要な経費

396,900 453,900 219,978 233,922 ― 48

国営追悼・祈念施設整備に必要な経費

2,401,033 3,588,504 3,021,142 567,362 ― 84

社会資本総合整備事業に必要な経費

139,117,000 217,211,665 102,264,753 114,870,423 76,487 47

離島社会資本総合整備事業に必要な経費

2,017,000 2,239,197 33,880 1,375,340 829,976 1

東日本大震災復興附帯工事費

東日本大震災復興に係る附帯工事に必要な経費

1,325,000 1,786,241 1,062,332 718,125 5,783 59

東日本大震災災害復旧等事業費

河川等災害復旧事業に必要な経費

123,280,722 202,570,962 117,336,910 80,732,787 4,501,264 57

住宅施設災害復旧事業に必要な経費

20,000 20,000 20,000 ― ― 100

河川等災害関連事業に必要な経費

96,000 288,273 74,594 173,246 40,433 25

地 方 整 備 局 590,433 632,781 504,559 27,950 100,272 79 海岸事業工事諸費

海岸事業工事諸費に必要な経費

4,121 4,121 4,120 ― 0 99

東日本大震災復興治水事業工事諸費

東日本大震災復興に係る治水事業工事諸費に必要な経費

40,068 40,068 34,915 ― 5,152 87

東日本大震災復興道路整備事業工事諸費

東日本大震災復興に係る道路整備事業工事諸費に必要な経費

337,475 337,475 315,662 ― 21,812 93

Page 178: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 411 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

東日本大震災復興港湾整備事業工事諸費

東日本大震災復興に係る港湾整備事業工事諸費に必要な経費

21,999 23,819 20,527 600 2,691 86

東日本大震災復興国営追悼・祈念施設整備事業工事諸費

東日本大震災復興に係る国営追悼・祈念施設整備事業工事諸費に必要な経費

61,492 61,492 60,488 ― 1,003 98

東日本大震災復興河川等災害復旧事業工事諸費

東日本大震災復興に係る河川等災害復旧事業工事諸費に必要な経費

125,278 165,806 68,844 27,350 69,612 41

観 光 庁 4,509,659 4,509,659 3,878,768 177,153 453,737 86 東日本大震災復興独立行政法人国際観光振興機構運営費

東日本大震災復興に係る独立行政法人国際観光振興機構運営費交付金に必要な経費

1,000,000 1,000,000 1,000,000 ― ― 100

住宅・地域公共交通等復興政策費

観光振興に必要な経費 3,509,659 3,509,659 2,878,768 177,153 453,737 82

海 上 保 安 庁

東日本大震災災害復旧等事業費

航路標識災害復旧事業に必要な経費

― 120,436 ― ― 120,436 ―

環 境 省 658,146,423 839,026,502 418,839,165 309,623,955 110,563,380 49 環 境 本 省 190,285,677 217,148,423 164,604,866 23,739,804 28,803,752 75

環境省共通費

環境省一般行政に必要な経費

642,607 642,607 624,978 ― 17,628 97

東日本大震災復興推進費

東日本大震災復興の推進に必要な経費

42,023 64,293 64,293 ― ― 100

東日本大震災復興事業費

廃棄物処理施設整備に必要な経費

34,966,000 34,996,302 20,314,517 14,527,371 154,414 58

自然公園等事業に必要な経費

881,465 1,118,192 867,787 177,765 72,639 77

環境保全復興事業費

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

17,299,929 17,299,929 11,688,956 ― 5,610,972 67

環境保全復興政策費

大気・水・土壌環境等の保全に必要な経費

454,448 454,448 441,649 ― 12,798 97

廃棄物・リサイクル対策の推進に必要な経費

2,265,100 9,360,100 8,225,168 690,000 444,931 87

生物多様性の保全等の推進に必要な経費

402,080 402,080 397,694 ― 4,385 98

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

133,274,490 152,737,436 121,922,452 8,340,856 22,474,128 79

Page 179: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 412 )

(単位 千円)

所管・組織・項 事  項 歳出予算額歳出予算現   額

支 出 済歳 出 額

翌 年 度繰 越 額

差 引 額

歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合

(%)

東日本大震災復興自然公園等事業工事諸費

東日本大震災復興に係る自然公園等事業工事諸費に必要な経費

57,535 73,035 57,370 3,811 11,853 78

地方環境事務所

464,501,447 618,518,779 251,097,684 285,874,035 81,547,059 40

環境省共通費

環境省一般行政に必要な経費

5,947,589 5,947,589 5,523,883 ― 423,705 92

環境保全復興事業費

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

329,383,434 401,499,342 146,398,931 214,135,306 40,965,105 36

環境保全復興政策費

廃棄物・リサイクル対策の推進に必要な経費

77,198,544 129,464,862 49,454,531 60,105,744 19,904,585 38

放射性物質による環境の汚染への対処に必要な経費

51,971,880 81,606,986 49,720,338 11,632,985 20,253,662 60

原子力規制委員会 3,359,299 3,359,299 3,136,614 10,116 212,568 93

環境保全復興政策費

原子力の安全確保に必要な経費

3,249,399 3,249,399 3,047,526 ― 201,872 93

原子力災害復興再生支援事業費

原子力災害からの復興再生の支援に必要な経費

109,900 109,900 89,087 10,116 10,696 81

計 2,157,559,280 2,771,487,202 1,677,057,896 812,652,733 281,776,572 60

(Ⅱ) 事業別計数表

(単位 億円)

区      分歳出予算現額

(A)支出済歳出額

(B)執 行 率

(B) / (A)翌年度繰越額

(C)不  用  額(D)=(A)-(B)-(C)

( 1 )災害救助等関係経費 175 158 90.6% ― 16

(イ)災 害 救 助 費 89 84 93.5% ― 5

(ロ)被災者緊急支援経費 85 74 87.4% ― 10

( 2 )災害廃棄物処理事業費 24 19 82.2% ― 4

( 3 )復興関係公共事業等 10,765 5,953 55.2% 4,588 223

(イ)災害復旧等事業費 3,757 2,123 56.5% 1,486 147

(ロ)一般公共事業関係費 6,781 3,710 54.7% 3,044 27

(ハ)施   設   費   等 227 119 52.6% 58 49

( 4 )災害関連融資関係経費 64 62 97.6% ― 1

(イ)中小企業等関係費 38 38 100.0% ― ―

(ロ)農林漁業者等関係費 25 24 94.1% ― 1

( 5 )地 方 交 付 税 交 付 金 3,750 3,750 100.0% ― ―

( 6 )東日本大震災復興交付金

1,076 991 92.1% 84 0

( 7 )原子力災害復興関係経費 9,389 4,895 52.1% 3,163 1,330

Page 180: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 413 )

(単位 億円)

区      分歳出予算現額

(A)支出済歳出額

(B)執 行 率

(B) / (A)翌年度繰越額

(C)不  用  額(D)=(A)-(B)-(C)

(イ)除去土壌等の適正管理・搬出等

6,704 3,327 49.6% 2,354 1,022

(ロ)福島再生加速化交付金等

2,684 1,568 58.4% 809 307

( 8 )その他の東日本大震災関係経費

1,408 900 63.9% 289 218

(イ)被災者生活再建支援金補助金

154 59 38.5% 94 ―

(ロ)警察・消防活動経費等

8 3 40.2% 4 0

(ハ)教 育 支 援 等 35 32 91.1% ― 3

(ニ)医療、介護、福祉等 99 91 91.4% ― 8

(ホ)雇   用   関   係 16 14 87.1% ― 2

(ヘ)農 林 業 関 係 65 62 96.1% ― 2

(ト)水 産 業 関 係 30 24 81.2% 0 5

(チ)中 小 企 業 対 策 412 107 26.0% 179 125

(リ)立 地 補 助 金 88 88 100.0% ― ―

(ヌ)住   宅   関   係 50 50 99.0% ― 0

(ル)そ   の   他 447 366 81.9% 10 70

( 9 )国債整理基金特別会計への繰入等

60 37 62.5% ― 22

(10)復興加速化・福島再生予備費

1,000 ― ― ― 1,000

計 27,714 16,770 60.5% 8,126 2,817

(Ⅲ) 経費の概要及び事業実績

  以下については、事業実施所管において記載している。

(1) 災害救助等関係経費

予算現額 17,516,453 千円

支出済歳出額 15,872,098 千円 不用額 1,644,354 千円

(イ) 災 害 救 助 費

予算現額 8,998,773 千円

支出済歳出額 8,421,445 千円 不用額 577,327 千円

(内 閣 府 所 管)

この経費は、「災害救助法」(昭 22 法 118)に基づき、県が提供する応急仮設住宅の供与期

間の延長に伴い必要となる、民間賃貸住宅を活用した仮設住宅の家賃の支払、建築した仮設

住宅の基礎の補修工事等に要する費用の一部負担に要した経費である。

Page 181: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 414 )

<仮設住宅の状況>(令和 2 年 3 月 31 日時点)                     (単位 戸)

区         分 岩手県 宮城県 福島県 その他の県等 計

建設型完成戸数 13,984 22,095 16,800 315 53,194入居戸数 156 1 34 ― 191

民間賃貸住宅等 82 36 640 571 1,329

入  居  戸  数  計 238 37 674 571 1,520

(ロ) 被災者緊急支援経費

予算現額 8,517,680 千円

支出済歳出額 7,450,652 千円 不用額 1,067,027 千円

この経費は、東日本大震災により経済的理由から就学等が困難となった児童生徒等への就

学支援等に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(内 閣 府 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

災害援護貸付金等

「災害弔慰金の支給等に関する法律」(昭 48 法 82)に基づき市町村が行う、自然災害により被害を受けた世帯の世帯主に対して貸し付ける災害援護資金、自然災害により死亡した者の遺族に対して支給する災害弔慰金及び自然災害により重度の障害を受けた者に対して支給する災害障害見舞金に要する費用の一部を負担。

487,630支 166,549繰 ―不 321,080

(復 興 庁 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

復興特区支援利子補給金

復興の中核となる事業の実施者が金融機関から必要な資金を借り入れる場合に、金融機関に利子補給金を支給し、雇用機会等を創出する事業の円滑な実施を支援。

1,046,206支 971,390繰 ―不 74,815

東日本大震災復興推進調整費

復興に関する諸制度の隙間を埋め、国が実施する調査・企画事業の委託や被災県が実施するソフト事業に対する補助等を実施。なお、不用額を生じたのは、各府省庁の予算による様々な制度の整備が図られており、調整を要する事業がなかったため。

200,000支 ―繰 ―不 200,000

(文部科学省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災児童生徒就学支援等事業交付金

教育機会の確保に資するため、東日本大震災で被災し、経済的理由により就学困難な幼児児童生徒を対象に、学用品費などの就学援助事業等への支援を実施。

4,382,179支 3,934,313繰 ―不 447,865

緊急スクールカウンセラー等活用事業費

被災した幼児児童生徒等の心のケアや、教職員・保護者等への助言・援助、学校教育活動の復興支援、福祉関係機関との連携調整等様々な課題に対応するため、スクールカウンセラー等を学校等に配置。

2,378,272支 2,362,633繰 ―不 15,639

(2) 災害廃棄物処理事業費

予算現額 2,414,100 千円

<支給・貸付の件数及び金額の状況>

区  分 岩手県 宮城県 福島県その他の県

災害援護貸 付 金

件 19 42 7 2 70百万円 36 56 7 2 102

災 害弔 慰 金

件 4 1 35 ― 40百万円 6 1 53 ― 61

災害障害見 舞 金

件 1 ― 2 ― 3百万円 1 ― 1 ― 2

Page 182: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 415 )

支出済歳出額 1,986,246 千円 不用額 427,853 千円

(環 境 省 所 管)

この経費は、東日本大震災により被害を受けた地域において、「東日本大震災により生じた災害

廃棄物の処理に関する特別措置法」(平 23 法 99)に基づき行う災害廃棄物処理事業に要した経費で

あって、市町の要請により、令和元年度は福島県内 3 市町において、国が災害廃棄物処理を代行

し、速やかに当該廃棄物の処理を実施した。

(3) 復興関係公共事業等

予算現額 1,076,583,308 千円

支出済歳出額 595,345,996 千円 翌年度繰越額 458,868,869 千円 不用額 22,368,443 千円

(イ) 災害復旧等事業費

予算現額 375,760,363 千円

支出済歳出額 212,377,228 千円 翌年度繰越額 148,638,256 千円 不用額 14,744,877 千円

 この経費は、東日本大震災により被害を受けた公共土木施設等の災害復旧等に要した経費

であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(a) 公共土木施設、農林水産業施設等の災害復旧事業費及び災害関連事業費

 この経費は、公共土木施設、農林水産業施設等の災害復旧事業及び災害関連事業に要し

た経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(農林水産省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

災害復旧事業費

農林水産業施設等の災害復旧を実施。農業施設災害復旧事業直轄事業 3 箇所、補助事業 125 箇所の復旧事業を実施。山林施設災害復旧事業直轄事業 6 箇所、補助事業 1 箇所の復旧事業を実施。漁港施設災害復旧事業補助事業 517 箇所の復旧事業を実施。

149,694,280支 83,352,844繰 59,733,538不 6,607,897

災害関連事業費

農林水産業施設等の災害復旧事業に併せて行う再度災害防止等に係る施設の改築又は補強等及び生活環境施設等の復旧を実施。農業施設災害関連事業については、直轄事業 1 箇所、補助事業 4 箇所で実施。漁港施設災害関連事業については、3 箇所で実施。

3,725,067支  3,186,541繰 493,992不 44,533

(国土交通省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

災害復旧事業費

(公共土木施設)河川等災害復旧事業北上川及び補助事業 690 箇所の復旧事業を実施。港湾施設災害復旧事業補助事業 58 箇所の復旧事業を実施。(都市災害復旧事業)補助事業について、公園 2 箇所の復旧事業を実施。

202,736,769支 117,405,754繰 80,760,137不 4,570,877

災害関連事業費

港湾施設災害関連事業については、4 箇所で実施。288,273

支 74,594繰 173,246不 40,433

(b) 水道施設災害復旧事業費

 この経費は、水道施設の災害復旧事業に要した経費であって、その執行結果の概要は次

のとおりである。

Page 183: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 416 )

(単位 千円)

所  管 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

厚 生 労 働 省 水道施設等の災害復旧事業について、108 箇所の復旧事業に対して補助。 19,175,537

支 8,337,494繰 7,477,342不 3,360,701

(c) 住宅施設災害復旧事業費

 この経費は、公営住宅等施設の災害復旧事業に要した経費であって、その執行結果の概

要は次のとおりである。

(単位 千円)

所  管 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

国 土 交 通 省 災害により被害を受けた公営住宅等の再建・補修等に要する費用として地方公共団体が負担する費用を補助。 20,000

支 20,000繰 ―不 ―

(d) 航路標識災害復旧事業費

 この経費は、航路標識の災害復旧事業に要した経費であって、その執行結果の概要は次

のとおりである。

(単位 千円)

所  管 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

国 土 交 通 省 金華山灯台及び歌津埼南方灯標の復旧事業を実施。なお、不用額を生じたのは、入札不調のため。 120,436

支 ―繰 ―不 120,436

(ロ) 一般公共事業関係費

予算現額 678,121,905 千円

支出済歳出額 371,015,350 千円 翌年度繰越額 304,405,796 千円 不用額 2,700,759 千円

 この経費は、東日本大震災からの復興事業として治水、治山、道路、港湾、廃棄物処理施

設、農業農村、水産基盤等の整備等を推進するために要した経費であって、その執行結果の

概要は次のとおりである。

(a) 治山治水対策事業費

 この経費は、河川整備事業及び治山事業に要した経費であって、その執行結果の概要は

次のとおりである。

(農林水産省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

治 山 事 業(直轄事業)被災した海岸防災林の復旧・再生、山腹崩壊地の復旧整備として 16.8 億円を支出し、31 箇所で実施。(補助事業)被災した海岸防災林の復旧・再生、山腹崩壊地の復旧整備として 52.5 億円を支出し、24 箇所で実施。

12,310,917支 6,945,299繰 5,312,643不 52,975

(国土交通省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

治 水 事 業堤防嵩

かさ

上げ等の河川津波対策として北上川の整備を実施。

7,899,477支 4,802,469繰 3,091,856不 5,152

(b) 道路整備事業費

 この経費は、復興道路・復興支援道路の整備等に要した経費であって、その執行結果の

Page 184: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 417 )

概要は次のとおりである。

(単位 千円)

所  管 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

国 土 交 通 省 復興道路・復興支援道路の緊急整備や被災地における防災・震災対策等として一般国道 45 号(三陸沿岸道路)ほか 8 路線の整備を実施。

282,842,661支 170,967,998繰 111,792,943不 81,718

(c) 港湾空港鉄道等整備事業費

 この経費は、港湾整備事業に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりで

ある。

(単位 千円)

所  管 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

国 土 交 通 省 津波被害が想定される港湾における防波堤や耐震強化岸壁の整備等として仙台塩釜港ほか 8 箇所で実施。 56,273,021

支 26,921,244繰 29,233,682不 118,094

(d) 公園水道廃棄物処理等施設整備費

 この経費は、廃棄物処理施設整備事業、国営公園等事業及び自然公園等事業に要した経

費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(国土交通省所管)  (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

国営公園等事業(国営追悼・祈念施設)

大震災の教訓を踏まえた国づくりの推進を図るため国が施行する国営追悼・祈念施設の整備を実施。 3,649,996

支 3,081,631繰 567,362不 1,003

(環 境 省 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

廃棄物処理施設整備事業

被災地の早期復旧及び復興を果たすため、一般廃棄物処理施設を緊急に整備し、処理能力等を強化。 34,996,302

支 20,314,517繰 14,527,371不 154,414

自然公園等事業

三陸復興国立公園及び東北太平洋岸自然歩道において、被災した利用施設の復旧や観光地の再生に資する復興のための整備を実施。

1,191,227支 925,157繰 181,576不 84,493

(e) 農林水産基盤整備事業費

 この経費は、農業農村整備事業、森林整備事業、水産基盤整備事業及び農山漁村地域整

備事業に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(農林水産省所管)  (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

農業農村整備事業

農地が受けた塩害の除去、農業用施設の災害復旧計画の作成及び余震による損壊の恐れがある農業水利施設の改修・整備を 70 地区で実施。

16,084,831支 8,833,331繰 6,927,002不 324,497

森林整備事業 被災地において「災害に強い森林づくり」等を推進。(直轄事業)間伐等の森林施業として 20.5 億円を支出し、林道事業 1箇所、造林事業 1,960 ha を実施。(補助事業)間伐等の森林施業及び路網の整備として 41.2 億円を支出し、林道事業 36 箇所、造林事業 5,385 ha を実施。

8,866,443支 6,182,367繰 2,591,353不 92,722

水産基盤整備事業

被災漁港の流通・防災機能の強化や地盤沈下対策を実施するとともに、漁場の生産力回復のための整備等を 22箇所で実施。

7,174,536支 5,471,597繰 1,637,226不 65,712

農山漁村地域整備事業

被災地において背後地の復興に不可欠な海岸保全施設の整備を 5 県 8 市町で実施。 27,381,627

支 14,271,101繰 12,297,014不 813,511

Page 185: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 418 )

(f) 社会資本総合整備事業費

 この経費は、社会資本総合整備事業に要した経費であって、その執行結果の概要は次の

とおりである。

(単位 千円)

所  管 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

国 土 交 通 省 被災地の復興を推進する事業について地方公共団体が作成した社会資本総合整備計画に基づき 17 計画に配分。 219,450,862

支 102,298,634繰 116,245,763不 906,464

(ハ) 施 設 費 等

予算現額 22,701,039 千円

支出済歳出額 11,953,417 千円 翌年度繰越額 5,824,816 千円 不用額 4,922,805 千円

(a) 文教施設災害復旧費等

 この経費は、東日本大震災により被害を受けた公立社会教育施設等について、地方公共

団体等が行う復旧等に要する費用の一部負担等に要した経費であって、その執行結果の概

要は次のとおりである。

(文部科学省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

公立社会教育施設災害復旧費

公立社会教育施設の被害を復旧するため、地方公共団体が施行する災害復旧事業に対する補助。 6,456,721

支 3,082,752繰 1,274,885不 2,099,084

公立学校施設災害復旧費

公立学校施設等の被害を復旧するため、地方公共団体が行う災害復旧に要した費用の一部負担。 2,945,929

支 2,103,568繰 1,133不 841,228

国宝重要文化財等災害復旧費

被害を受けた国指定等文化財等について、所有者や管理者が実施する災害復旧事業に対する補助。 410,245

支 212,021繰 197,073不 1,151

私立学校施設災害復旧費

被災した私立学校における校舎等施設の復旧に要する工事費について、私立の学校の設置者に対する補助。 216,530

支 900繰 ―不 215,630

公立社会教育施設災害復旧都道府県事務費交付金等

当該年度の公立社会教育施設災害復旧事業等の実施に関して適正に事務を処理するために必要な経費を交付。 918

支 292繰 ―不 625

(b) そ  の  他

本年度における執行結果の概要は次のとおりである。

(内 閣 府 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

警察活動基盤整備費

被災県において推進される新たなまちづくり及び公営住宅の建設に併せて必要となる交通安全施設の整備を実施。

323,855支 289,310繰 12,114不 22,431

警察施設等災害復旧費

被災した警察施設及び警察施設における警察情報通信基盤の復旧等を実施。 536,189

支 428,637繰 103,063不 4,488

(総 務 省 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

消防防災施設災害復旧費

特定被災地方公共団体が行う、被災地の消防防災施設の復旧を緊急に実施するために必要な経費の補助を実施。 2,559,944

支 622,010繰 1,512,459不 425,475

Page 186: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 419 )

(法 務 省 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

法務省施設費 被災した法務省施設について、利用者及び職員の安全とともに、地域住民等の生活の安心を図るため、新庁舎整備事業として、新庁舎の建設等を実施(水戸法務総合庁舎)。

2,548,360支 1,572,702繰 941,604不 34,053

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

社会福祉施設等災害復旧費

被害を受けた介護施設及び児童福祉施設の復旧に要する費用の一部を補助。

1,655,030支 99,379繰 732,448不 823,203

社会福祉施設等設備災害復旧費等(児童福祉施設)

被害を受けた児童福祉施設の復旧に係る設備整備等に要する費用を補助。 3,312

支 1,246繰 ―不 2,066

(農林水産省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

水産業共同利用施設復旧整備事業費

漁業者、水産加工業者等の共同利用施設(荷さばき施設、加工処理施設、冷凍冷蔵施設、製氷・貯水施設、養殖施設、放流用種苗生産施設等)及び被害を受けた漁港の環境復旧に必要な施設整備を実施。

1,358,974支 520,192繰 761,064不 77,718

特用林産施設体制整備復興事業費

被災地の復興のための特用林産施設整備や次期生産に必要な生産資材の導入支援及び簡易ハウス等の放射性物質の防除施設の整備を実施。

1,185,981支 808,205繰 288,972不 88,803

東日本大震災農業生産対策交付金

東日本大震災からの本格復興に向け、早急に生産力・販売力を回復する産地の取組を支援。 2,499,051

支 2,212,202繰 ―不 286,849

(4) 災害関連融資関係経費

予算現額 6,428,352 千円

支出済歳出額 6,276,859 千円 不用額 151,492 千円

(イ) 中小企業等関係費

予算現額 3,829,000 千円

支出済歳出額 3,829,000 千円

 この経費は、東日本大震災による被災中小企業者の事業再建及び経営安定のための融資の

実施に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(財 務 省 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

株式会社日本政策金融公庫出資金

被害を受けた中小企業者等及び経営の安定に支障が生じている中小企業者等(被災中小企業者等)に対して、株式会社日本政策金融公庫(国民事業)が「東日本大震災復興特別貸付」により低利融資等を実施するため、同公庫において必要な資金を出資。

2,500,000支 2,500,000繰 ―不 ―

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

株式会社日本政策金融公庫出資金

被害を受けた生活衛生関係営業者等に対して、株式会社日本政策金融公庫(国民事業)が資金繰り支援を実施するため、同公庫において必要な資金を出資。

329,000支 329,000繰 ―不 ―

(単位 億円)

宮城県

介 護 施 設 0.3児童福祉施設 0.5

計 0.9

Page 187: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 420 )

(経済産業省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

株式会社日本政策金融公庫出資金

被害を受けた中小企業者等に対して、株式会社日本政策金融公庫(中小企業事業)が低利融資等を実施するため、同公庫において必要な資金を出資。

1,000,000支 1,000,000繰 ―不 ―

(ロ) 農林漁業者等関係費

予算現額 2,599,352 千円

支出済歳出額 2,447,859 千円 不用額 151,492 千円

(農林水産省所管)

 この経費は、東日本大震災による被災農林漁業者等の経営再建等のための融資の実施等に

要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

農業経営金融支援対策費補助金

被災農業者等が復旧 ・ 復興の取組のため借り入れる資金の実質無利子化に要する利子助成金等を公益財団法人農林水産長期金融協会等に対して補助。

991,735支 928,722繰 ―不 63,012

漁業経営維持安定資金利子補給等補助金

被災漁業者・漁協等が経営再建のため借り入れる資金の実質無利子化に要する利子助成金等を全国漁業協同組合連合会に対して補助。

781,886支 756,455繰 ―不 25,430

漁業信用保険事業交付金

復旧 ・ 復興に向けた漁業者等への資金を円滑に融通するため、無担保 ・ 無保証人融資を推進するための求償権償却経費について、独立行政法人農林漁業信用基金に対して交付。

448,985支 431,673繰 ―不 17,311

漁業経営安定対策事業費補助金

復旧 ・ 復興に向けた漁業者等への資金を円滑に融通するため、無担保 ・ 無保証人融資を推進するための求償権償却経費及び漁業者が負担する保証料について、漁業信用基金協会に対して補助。

314,613支 269,925繰 ―不 44,687

林業振興事業費補助金

被災林業者等が株式会社日本政策金融公庫から経営再建等のための資金を借り入れる場合の金利負担に対する利子助成金等を民間団体に対して補助。

44,679支 44,679繰 ―不 ―

株式会社日本政策金融公庫補給金

日本政策金融公庫の災害復旧・復興関係資金の貸付業務を円滑に実施するための経費を交付。 17,454

支 16,404繰 ―不 1,049

(5) 地方交付税交付金

予算現額 375,016,248 千円

支出済歳出額 375,016,248 千円

(総 務 省 所 管)

 この経費は、東日本大震災からの復興事業に係る地方負担等について震災復興特別交付税を措置

する必要があるため、その措置に必要な地方交付税交付金財源を交付税及び譲与税配付金特別会計

へ繰り入れるために要した経費であって、交付税及び譲与税配付金特別会計へ繰り入れた。

 なお、交付税及び譲与税配付金特別会計において、復興事業等の実施状況を踏まえて、繰越しを

行っている。(「交付税及び譲与税配付金特別会計」の項参照)

(6) 東日本大震災復興交付金

予算現額 107,690,705 千円

支出済歳出額 99,186,389 千円 翌年度繰越額 8,497,242 千円 不用額 7,073 千円

 この経費は、「東日本大震災復興特別区域法」(平 23 法 122)に基づき復興交付金事業等の実施に

Page 188: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 421 )

要する経費に充てるための地方公共団体に対する交付金の交付に要した経費である。

 本年度における支出済歳出額等を所管別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

所     管 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

復 興 庁 8,475,062 8,475,062 ― 8,475,062 ― ―

文 部 科 学 省 385,009 1,881,143 1,881,143 ― ― 100農 林 水 産 省 221,607 2,454,843 2,454,843 ― ― 100国 土 交 通 省 63,522,533 94,815,364 94,786,110 22,180 7,073 99環 境 省 42,023 64,293 64,293 ― ― 100

計 72,646,234 107,690,705 99,186,389 8,497,242 7,073 92

 本年度における復興交付金事業等の実施状況及び配分額は、以下のとおりである。

所     管 実施地域

文 部 科 学 省 釜石市ほか 4 市町

農 林 水 産 省 陸前高田市ほか 10 市町村

国 土 交 通 省 八戸市ほか 39 市町村

環 境 省 いわき市ほか 2 市町

(単位 億円)

県    別 事 業 費 国   費 県   別 事 業 費 国   費

青 森 県 0 0 埼 玉 県 5 3岩 手 県 377 299 新 潟 県 0 0宮 城 県 877 673 長 野 県 0 0福 島 県 16 12

計 1,279 991茨 城 県 2 1

(注) 上記国費は元年度中の配分額であるため、支出済歳出額とは必ずしも一致しない。

(7) 原子力災害復興関係経費

予算現額 938,982,167 千円

支出済歳出額 489,571,447 千円 翌年度繰越額 316,363,948 千円 不用額 133,046,771 千円

(イ) 除去土壌等の適正管理・搬出等

予算現額 670,488,403 千円

支出済歳出額 332,770,586 千円 翌年度繰越額 235,462,389 千円 不用額 102,255,426 千円

 この経費は、放射性物質汚染対処特別措置法等に基づき行う除去土壌等の適正管理・搬出

の実施等に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

除去土壌等の適正管理・搬出等の実施経費

市町村除染実施区域における国有財産等の除染及び現場に保管されている除去土壌について、中間貯蔵施設への移送を実施。 1,400

支 1,353繰 ―不 46

Page 189: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 422 )

(農林水産省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

放射性物質対処型森林・林業再生総合対策事業費

被災地の森林・林業の再生を図るため、森林内における放射性物質の実態把握、森林施業等による放射性物質対策技術の検証、避難指示解除区域等における林業再生に向けた実証、森林整備を実施する際に必要な放射性物質対策等の取組を実施。

4,282,460支 2,701,577繰 1,353,241不 227,641

(環境省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

中間貯蔵施設の整備等経費

放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、事故による放射性物質により汚染された土壌等の除染の実施等により発生する土壌等を保管、管理する施設の整備等を実施。

432,941,450支 161,880,449繰 214,160,320不 56,900,681

除去土壌等の適正管理・搬出等の実施経費

放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、除染実施計画の策定及び除染の実施並びに除染によって生じた除去土壌等の仮置場等での一時保管等、面的除染終了後の事後処理を実施。

129,158,810支 95,802,259繰 11,632,985不 21,723,565

放射性物質汚染廃棄物処理事業費

放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、福島県の汚染廃棄物対策地域内の廃棄物や、その他の県も含めた放射性物質に汚染された指定廃棄物について、国の責任において処理を着実に進めるために、指定廃棄物の減容化処理等及び対策地域内廃棄物の収集・運搬・減容化処理等を実施。

103,761,107支 72,047,969繰 8,315,842不 23,397,295

(ロ) 福島再生加速化交付金等

予算現額 268,493,763 千円

支出済歳出額 156,800,860 千円 翌年度繰越額 80,901,558 千円 不用額 30,791,344 千円

(a) 福島再生加速化交付金

予算現額 80,090,137 千円

支出済歳出額 58,376,833 千円 翌年度繰越額 18,932,022 千円 不用額 2,781,281 千円

 この経費は、福島の再生を加速するため、復興再生拠点の整備、放射線不安を払拭する

生活環境の向上、健康管理、産業再開に向けた環境整備等の施策の実施に要した経費であ

る。

 本年度における支出済歳出額等を所管別に示せば、次のとおりである。

(単位 千円)

所     管 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額歳出予算現額に対する支出済歳出額の割合   (%)

内 閣 府 1,841,378 1,841,378 1,471,701 ― 369,676 79復 興 庁 8,511,425 10,281,165 1,789,952 7,188,687 1,302,525 17文 部 科 学 省 1,739,553 1,797,044 1,554,011 219,842 23,191 86厚 生 労 働 省 1,357,102 1,357,102 867,450 477,884 11,768 63農 林 水 産 省 32,553,864 37,530,950 27,599,978 9,128,514 802,457 73経 済 産 業 省 2,433,218 2,502,754 1,768,659 677,963 56,132 70国 土 交 通 省 23,879,278 24,669,843 23,235,992 1,229,015 204,835 94環 境 省 109,900 109,900 89,087 10,116 10,696 81

計 72,425,718 80,090,137 58,376,833 18,932,022 2,781,281 72

(b) そ  の  他

予算現額 188,403,626 千円

支出済歳出額 98,424,027 千円 翌年度繰越額 61,969,535 千円 不用額 28,010,063 円

 本年度における執行結果の概要は次のとおりである。

Page 190: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 423 )

(内閣府所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

帰還困難区域の入域管理・被ばく管理等

帰還困難区域の境界に設置しているバリケードの維持管理などの、帰還困難区域の入域管理を実施。また、①帰還困難区域内の住宅、田畑、墓地等の維持管理などのために入域を希望する住民、②当該区域内の(広域的な)公共施設等の復旧や防災・防犯対策のために入域を希望する復旧作業員、消防官・警察官等について、安全な入域を確保するために必要な被ばく管理等を実施。

5,249,670支 4,421,233繰 ―不 828,436

(復興庁所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

福島生活環境整備・帰還再生加速事業費

福島県の被災 12 市町村における避難解除区域の住民の帰還を促進するための取組、直ちに帰還できない区域への将来の帰還に向けた荒廃抑制・保全対策や、「福島復興再生特別措置法」(平 24 法 25)に基づき、住民の生活環境の改善に資するため、避難指示に起因して機能低下した公共施設・公益的施設の機能回復を実施。

11,106,166支 7,559,353繰 ―不 3,546,812

(文部科学省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

原子力損害賠償紛争審査会の開催等

原子力損害の範囲の判定等のための指針を示し、また紛争の和解の仲介等を行うことで、東京電力福島原子力発電所事故の被害者の迅速な救済を実施。

2,617,051支 2,101,162繰 ―不 515,888

福 島 関 連 基礎・支援研究等(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構及び国立研究開発法人日本原子力研究開発機構運営費)

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構及び国立研究開発法人日本原子力研究開発機構において、環境回復及び避難住民の早期帰宅を目指した研究・開発等を実施。

2,508,068支 2,508,068繰 ―不 ―

福島県双葉郡中高一貫校設置事業(施設)

双葉郡教育復興に関する協議会(双葉郡 8 町村の教育長で構成、国(文科省・復興庁)、県、大学等が協力委員として参画)においてとりまとめられた「福島県双葉郡教育復興ビジョン」を踏まえ、福島県に対し、双葉郡における新たな県立中高一貫校の設置に要する経費を支援。

2,065,197支 1,692,618繰 372,496不 82

(農林水産省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

放射性物質環境汚染状況監視等調査研究費

東京電力福島原子力発電所事故の影響を継続的に把握するため、航空機による空間線量率の測定や海域等における放射性物質の分布状況などの調査を実施。 14,777

支 14,777繰 ―不 ―

(経済産業省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

地域復興実用化開発等促進事業費等

福島県浜通り地域においてロボット分野等の先進的な共同利用施設の整備、設備等の導入を行うとともに、ロボット技術等イノベーション・コースト構想の重点分野について、地元企業や、地元企業と進出企業の連携等による地域振興に資する実用化開発等の費用を補助。

10,001,013支 7,706,890繰 335,200不 1,958,922

原子力災害による被災事業者の自立等支援事業費

避難指示等の対象である被災 12 市町村のおかれた厳しい事業環境に鑑み、12 市町村の事業者の自立へ向けて、事業や生業の再建等の支援を実施。 6,011,374

支 5,721,169繰 ―不 290,204

ロボットテスト フ ィ ー ルド・研究開発拠点整備事業費

福島イノベーション・コースト構想に基づき、ロボットや災害対応ロボットの実証試験等が行えるテストフィールドを整備するために必要な経費に対する補助を実施。 4,490,673

支 3,901,050繰 354,037不 235,585

Page 191: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 424 )

(環境省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

特定復興再生拠点整備事業

認定された特定復興再生拠点区域復興再生計画に沿って、帰還困難区域の特定復興再生拠点区域内における家屋等の解体・除染を実施。

136,415,602支 55,693,454繰 60,795,744不 19,926,403

放射性物質環境汚染状況監視等調査研究費

東京電力福島原子力発電所事故の影響を継続的に把握するため、航空機による空間線量率の測定や海域等における放射性物質の分布状況などの調査を実施。 1,312,703

支 1,217,087繰 ―不 95,615

環境放射線測定等経費

東京電力福島原子力発電所周辺地域の早期環境回復、生活環境への不安解消に応えるため、福島県を中心に整備したリアルタイム線量測定システム及び可搬型モニタリングポスト等の測定器の維持・管理、モニタリングの実施や測定結果の公表等を実施。

1,136,865支 1,030,438繰 ―不 106,426

(8) その他の東日本大震災関係経費

予算現額 140,833,063 千円

支出済歳出額 90,033,358 千円 翌年度繰越額 28,922,673 千円 不用額 21,877,030 千円

(イ) 被災者生活再建支援金補助金

予算現額 15,437,100 千円

支出済歳出額 5,950,000 千円 翌年度繰越額 9,487,100 千円

(内 閣 府 所 管)

 この経費は、「被災者生活再建支援法」(平 10 法 66)に基づき、一定規模以上の自然災害に

より、住宅に全壊等の被害を受けた世帯に対して、被災者生活再建支援法人(公益財団法人

都道府県センター)が支給する支援金に対する一部補助(支援金の 5 分の 4 に相当する額)に

要した経費であって、その執行結果は次のとおりである。

区        分 件     数(世帯)

実  績  額(千円)

基 礎 支 援 金 1,774 1,376,000加 算 支 援 金 3,903 4,574,000

計 5,677 5,950,000

(ロ) 警察・消防活動経費等

予算現額 846,906 千円

支出済歳出額 341,068 千円 翌年度繰越額 429,424 千円 不用額 76,413 千円

 この経費は、東日本大震災により被害を受けた地域における警察活動及び緊急消防援助隊

の活動に要する負担金等に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(内 閣 府 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

警察活動経費 原子力災害対策用資機材を保管する倉庫の借り上げ費用の一部を補助。 1,746

支 1,746繰 ―不 ―

(総 務 省 所 管)  (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

緊急消防援助隊活動費負担金等

緊急消防援助隊として活動したヘリコプターエンジンの除染に係る経費の負担等を実施。 418,144

支 258,998繰 96,091不 63,054

消防防災設備災害復旧費補助金

特定被災地方公共団体が行う、被災地の消防防災設備の復旧を緊急に実施するために必要な経費の補助を実施。 427,016

支 80,324繰 333,333不 13,359

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( 425 )

(ハ) 教 育 支 援 等

予算現額 3,545,473 千円

支出済歳出額 3,232,091 千円 不用額 313,381 千円

(文部科学省所管)

この経費は、心のケアが必要な被災児童生徒に対する学習支援等に取り組むための教職員

定数の改善や被災地にある私立大学等の安定的な教育環境の整備等に要した経費であって、

その執行結果の概要は次のとおりである。

(単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

義務教育費国庫負担金

被災した子ども達の心のケアや健康相談、学習をきめ細かく支援するため、教職員定数を特例的に措置。 1,777,194

支 1,698,835繰 ―不 78,358

被災私立大学等復興特別補助事業費

被災した私立大学等の安定的教育環境の整備や被災学生の授業料減免等への支援を実施。 715,315

支 526,474繰 ―不 188,841

海洋生態系研究開発拠点形成事業費

大学や研究機関により復興支援のためのネットワークとしての東北マリンサイエンス拠点の構築。 580,147

支 578,888繰 ―不 1,258

(ニ) 医療、介護、福祉等

予算現額 9,983,680 千円

支出済歳出額 9,133,800 千円 不用額 849,880 千円

  (a) 医療保険制度等の保険料減免等に対する特別措置

 この経費は、医療保険、介護保険及び障害福祉サービス等において、東京電力福島原子

力発電所の事故により設定された避難指示区域等に住所を有する被保険者等の保険料及び

一部負担金等の減免措置の延長に要する費用の補助に要した経費であって、その執行結果

の概要は次のとおりである。

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

医療保険制度 医療機関での窓口負担(一部負担金)及び保険料(税)の免除措置を実施した医療保険者等に対して補助。

5,672,200支 5,350,714繰 ―不 321,486

(単位 千円)

区  分保険料の減免等

一部負担金等の減免等

その他 計

全国健康保険協会 ― 1,508,381 ― 1,508,381

健康保険組 合 ― 43,810 ― 43,810

後期高齢者医 療 375,602 697,076 ― 1,072,678

国民健康保 険 1,058,286 1,661,374 6,185 2,725,845

計 1,433,888 3,910,641 6,185 5,350,714

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( 426 )

(単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

介護保険制度 被災した介護保険の被保険者が、東日本大震災で著しい損害を受け、一時的な負担能力の低下等により、必要な介護サービスが受けられないという事態を回避するため、保険料・利用者負担の減免等に係る措置に対して補助。

3,373,838支 3,142,339繰 ―不 231,499

障害福祉サービス等

障害福祉サービス等の利用者について、市町村が利用者負担免除を行った場合は、利用者負担相当額について補助。

14,903支 12,534繰 ―不 2,369

(b) 被災者の健康・生活支援等

この経費は、被災者の心のケア支援を推進するための調査研究等事業等を実施するため

に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災 3 県心のケア総合支援調査研究等事業

被災地の様々な心のケア活動に係る調査研究等を実施する事業に対する補助。 291,370

支 141,414繰 ―不 149,956

障害福祉サービス再開支援事業費

被災 3 県(岩手県、宮城県及び福島県)で被災した事業所が復興期において事業再開が進むよう、障害福祉サービス復興支援拠点を整備し、事業再開のための活動支援に対する補助。

214,382支 114,740繰 ―不 99,642

(c) そ  の  他

本年度における執行結果の概要は次のとおりである。

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

介護サービス提供体制再生事業費

避難指示解除区域等で事業を継続・再開する介護施設等の運営を支援するために必要な経費の補助を実施。 212,453

支 173,447繰 ―不 39,006

被災地における福祉・介護人材確保事業費

東日本大震災により特に甚大な被害を受け福祉・介護人材の確保が困難になっている福島県相双地域等において、介護人材を広域的に確保するため、当該地域の介護施設等への就労希望者に対する研修受講費や就職準備金の貸与等を支援。

204,534支 198,612繰 ―不 5,922

(ホ) 雇 用 関 係

予算現額 1,620,460 千円

支出済歳出額 1,411,788 千円 不用額 208,671 千円

(単位 千円)

区  分保険料の減免等

一部負担金等の減免等

その他 計

介護保険 2,038,438 930,461 59,375 3,028,274国民健康保 険 114,065 ― ― 114,065

計 2,152,503 930,461 59,375 3,142,339

自治体名 自治体数利用者負担

の免除(千円)

福 島 県 10 12,397そ の 他 の 県 等 3 137

計 13 12,534

Page 194: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 427 )

 この経費は、福島県及び同県内の市町村に対し資金を交付し、民間企業等への委託により

福島県被災求職者の雇用の創出を図るための重点分野雇用創造事業等を実施するために要し

た経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(復 興 庁 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

伴走型人材確保・育成支援モデル事業費

全国の大学生等を対象に、被災地企業において、単なる就業体験に留まらない長期滞在・課題解決型のインターンシップを実施するとともに、全国の求職者を対象に、被災地企業へのトライアル就業を実施。

300,757支 296,273繰 ―不 4,483

企業間専門人材派遣支援モデル事業費

大企業等に所属し経験に裏打ちされた現場型の専門的なスキルをもつ人材等を、被災地企業へ派遣し、大企業等の持つノウハウを活用しながら被災地企業の課題解決及び経営改善のサポートを行う仕組みを構築。

289,604支 259,825繰 ―不 29,778

被災地域人材確保対策調査事業費

被災地で人材確保に成功した企業のノウハウを展開するため、取組事例を収集し、展開が可能な要素について分析を行い、事例集を作成・配布。

29,347支 19,800繰 ― 不 9,547

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

重点分野雇用創造事業費

福島県及び同県内の市町村による民間企業・NPO 等への委託により、原子力災害の影響を受けた被災者の次の雇用までの一時的な雇用の場を確保し、生活の安定を図ることを目的として実施。

1,000,752支 835,890繰 ―不 164,862

(ヘ) 農 林 業 関 係

予算現額 6,539,581 千円

支出済歳出額 6,287,745 千円 不用額 251,835 千円

(農林水産省所管)

この経費は、東日本大震災により被害を受けた地域で経営再開に向けて復旧作業を行う被

災農業者に対する経営再開支援、本格復興に向けて生産力・販売力を回復する産地の取組支

援等に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

福島県農林水産業再生総合事業費

福島県の農林水産業の再生に向けて、第三者認証 GAP(農業生産工程管理)の取得、農林水産物の販路拡大と需要の喚起など生産から流通・販売に至るまで、風評の払拭を総合的に支援。

4,840,662支 4,832,878繰 ―不 7,784

食料生産地域再生のための先端技術展開事業費

被災産地の復興・創生のため、状況変化等に起因して新たに現場が直面している課題を対象に先端技術の現場への実装に向けた現地実証を行うとともに、被災地に設置する社会実装拠点を核として組織的な技術導入を行うことにより、実用化された技術体系の迅速かつ広範な社会実装を推進。

824,117支 806,951繰 ―不 17,165

東日本大震災農業生産対策交付金

東日本大震災からの本格復興に向け、早急に生産力・販売力を回復する産地の取組を支援。 341,246

支 145,080繰 ―不 196,165

震災復興林業作業システム導入支援事業費

汚染重点調査地域において、放射性物質の影響を軽減させる作業システムの構築に必要な高性能林業機械等のリース方式による導入を支援。 244,668

支 244,668繰 ―不 ―

福島イノベーション・コースト構想に基づく先端農林業ロボット研究開発事業費

東日本大震災、東京電力福島原子力発電所事故によって多大な影響を受けた福島県浜通り地域における、農林業に関する作業の効率化等に資するロボットなど先進的技術の開発・実証研究の取組を支援。 135,497

支 126,557繰 ―不 8,939

Page 195: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 428 )

(ト) 水 産 業 関 係

予算現額 3,030,847 千円

支出済歳出額 2,462,199 千円 翌年度繰越額 28,903 千円 不用額 539,744 千円

この経費は、東日本大震災により売上が大きく減少した水産加工業者等に対する販路の回

復・新規開拓等のための復興水産加工業等販路回復促進事業、被災海域における種苗放流支

援事業等に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(復 興 庁 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

チーム化による水産加工業等再生モデル事業費

被災地の複数の水産加工業者等が連携して行う、商品開発、販路開拓、人材育成等の先進的な取組を支援することで、被災地のチーム化モデルの構築を推進。 107,680

支 85,580繰 ―不 22,099

(農林水産省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

復興水産加工業等販路回復促進事業費

被災地の水産加工業の販路回復等のため、水産加工・流通の専門家による事業者の個別指導及びセミナー等の開催、被災地の水産加工業者等が行う販路の回復・新規開拓等の取組に必要な加工機器の整備等を支援。

1,226,644支 1,079,670繰 ―不 146,973

被災海域における種苗放流支援事業費

被災県において、他海域の種苗生産施設からの放流種苗の確保等の取組に対し支援を実施。 707,913

支 490,944繰 ―不 216,968

漁場復旧対策支援事業費 専門業者及び操業中の漁業者が行う漁場の瓦礫

れき

の回収処理等の取組に対し支援を実施。

580,528支 511,797繰 ―不 68,730

漁船等復興対策事業費

漁業協同組合等が行う漁船の建造、中古船の導入、定置網等漁具の導入及び漁業者グループが行う省エネ機器設備の導入を支援。

398,082支 294,206繰 28,903不 74,973

養殖施設災害復旧事業費

福島県の避難指示区域内における養殖施設の災害復旧を支援。なお、不用額を生じたのは、福島県からの交付申請がなかったため。

10,000支 ―繰 ―不 10,000

(チ) 中小企業対策

予算現額 41,228,117 千円

支出済歳出額 10,740,548 千円 翌年度繰越額 17,932,947 千円 不用額 12,554,621 千円

この経費は、東日本大震災により被害を受けた中小企業等の支援のため、施設等の復旧・

整備に要する費用に対し補助金を交付する県等に対する一部補助及び二重ローン対策の窓口

業務等に要した経費であって、その執行結果の概要は次のとおりである。

(復 興 庁 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災地企業資金調達等支援事業費

被災地にクラウドファンディングを普及させるにあたり、被災地の復興に取り組む事業者等が、クラウドファンディングを行うために必要な専門家による支援及びセミナーの開催を実施。

99,498支 99,393繰 ―不 104

(経済産業省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

中小企業組合等共同施設等災害復旧費

特に復興が遅れている地域を対象に、中小企業等グループが県の認定による復興事業計画に基づき、その計画に不可欠な施設等の復旧・整備等について、国と県が連携し支援を実施。

38,706,651支 8,385,095繰 17,932,947不 12,388,608

独立行政法人中小企業基盤整備機構運営費

被災中小企業・小規模事業者への相談・助言、専門家の派遣、仮設施設の整備やその有効活用に係る支援、被災県と連携・協働した資金支援等を実施。 1,301,690

支 1,301,690繰 ―不 ―

Page 196: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 429 )

(単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

中小企業再生支援事業費

被災県の中小企業再生支援協議会を拡充する形で設置している二重ローン対策の総合窓口である産業復興相談センターにおいて、被災地中小企業の相談等に応じるとともに、必要に応じて、再生に向けた事業計画の策定や債権の買取などの支援を実施。

968,889支 807,572繰 ―不 161,316

東日本大震災被災地域中小企業人材確保支援等事業費

東日本大震災の影響を受けている中小企業が人材を確保できるよう、セミナーの開催や専門家による個別指導等を実施し、経営者の意識改革、労務環境の見直しや、魅力を向上させる支援等を総合的に実施。また、主に都市部の人材に対し、被災地域中小企業の魅力発信を行うとともに、マッチングを支援する事業等を行い人材の確保を支援。

151,389支 146,797繰 ―不 4,591

(リ) 立 地 補 助 金

予算現額 8,801,297 千円

支出済歳出額 8,801,297 千円

(経済産業省所管)

この経費は、原子力災害により甚大な被害を受けた避難指示区域等であって避難指示が解

除された地域をはじめとする福島県の今後の自立・帰還支援を加速するため、雇用の創出及

び産業集積等を通じて地域経済の活性化を図る事業に対する補助に要した経費である。

(ヌ) 住 宅 関 係

予算現額 5,071,277 千円

支出済歳出額 5,022,217 千円 不用額 49,059 千円

 この経費は、東日本大震災により被害を受けた者に対して行う東日本大震災復興関連事業

円滑化支援事業に要する経費の民間団体等に対する一部補助等に要した経費であって、その

執行結果の概要は次のとおりである。

(復 興 庁 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

住まいの復興給付金

復興まちづくりに係る区域指定や宅地造成の時期など外的な要因により被災者間で生じる負担の不均衡を避けるため、住宅再取得等に係る標準的な消費税の負担増加に対応し得る措置として、給付措置を実施。

5,000,000支 5,000,000繰 ―不 ―

(国土交通省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

東日本大震災復興関連事業円滑化支援事業

東日本大震災により住宅・建築物が全壊・半壊の被害を受けた者等が建築主となる案件を担う指定確認検査機関による体制整備等に係る費用の一部補助に要した経費。 71,277

支 22,217繰 ―不 49,059

(ル) そ  の  他

予算現額 44,728,324 千円

支出済歳出額 36,650,602 千円 翌年度繰越額 1,044,298 千円 不用額 7,033,422 千円

本年度における執行結果の概要は次のとおりである。

(内 閣 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

復興庁運営経費

復興大臣と秘書官の給与等に要する経費。34,649

支 20,718繰 ―不 13,930

Page 197: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 430 )

(内 閣 府 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

特定非営利活動法人等被災者支援事業費

NPO 等が主体となった被災地の復興や被災者支援を推進するため、NPO 等の絆力を活かした行政の手の行き届かないきめ細かな復興・被災者支援の取組、復興・被災者支援を行う NPO 等の絆力を強化するための取組に対する支援を実施。

191,153支 177,604繰 ―不 13,549

原子力施設等防災対策等交付金

原子力災害からの地域住民の安全を確保するため、被災した緊急事態応急対策等拠点施設(オフサイトセンター)の復旧に係る費用を地方公共団体に交付。

2,144,952支 1,639,735繰 ―不 505,216

(復 興 庁 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災者支援総合交付金

復興のステージが進展する中、被災した地方公共団体等において直面する課題・ニーズに的確に対応できるよう、被災者支援に関する基幹的取組を一括して支援。予算額 176.61 億円から関係省(2 省)へ移し替えた80 億円の実績は、次のとおりである。

文 部 科 学 省 9.62 億円

厚 生 労 働 省 70.38 億円

計 80.00 億円

9,660,684支 5,376,201繰 15,586不 4,268,897

復興庁運営経費

復興庁の運営のために要する経費。5,299,067

支 4,896,765繰 ―不 402,301

「新しい東北」推進事業費

(「新しい東北」官民連携推進協議会運営事業)「新しい東北」の創造に向け、震災復興に関わる多様な主体(企業・大学・NPO 等)の情報の共有・交換による連携促進や、被災した地方公共団体等が抱える地域課題や経営課題解決に向けた支援等を実施。(「新しい東北」交流拡大モデル事業)東北における外国人の交流人口拡大につながる新たなビジネスモデルを民間事業者から公募・選定し、民間の新たな取組の立ち上がりを支援。

1,060,387支 1,007,662繰 34,000不 18,724

被災地への情報提供等経費

放射線リスク、復興施策及びその進捗等の情報を被災地の内外に発信。 521,182

支 520,812繰 ―不 370

沿岸被災地のまちの再生に向けた官民連携推進支援経費

復興・創生期間後も見据えた被災地の継続的なまちづく

りを実現するために、官民連携による嵩かさ

上造成地や低平地の土地活用促進に係る調査等を実施。

54,980支 54,833繰 ―不 146

(総 務 省 所 管)  (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災地域情報化推進事業費

被災した地方公共団体が抱える課題について、ICT を活用して効率的・効果的に解決する取組に対する支援を実施。

63,125支 6,779繰 10,083不 46,262

情報通信基盤災害復旧事業費

被災した地域の情報通信基盤の復旧事業に対する補助。58,493

支 11,627繰 12,397不 34,469

(法 務 省 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

民事法律扶助事業等実施経費

被災者が抱える法的紛争の解決のため、日本司法支援センター(法テラス)が被災地に開設した出張所を運営し、問合せ窓口を設置等することにより、被災者の生活再建を支援。

606,535支 606,535繰 ―不 ―

登記事務処理実施経費

被災者のための登記相談や被災地の登記所において東日本大震災前と比べ増加している登記申請・嘱託事件への対応等を行うことにより、登記事務を適正・迅速に実施。

383,267支 349,280繰 ―不 33,986

被災法務局庁舎維持費等

被災した法務局庁舎を再建するまでの仮庁舎等の借料。65,725

支 65,724繰 ―不 0

Page 198: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 431 )

(文部科学省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災者支援総合交付金

被災地域の子供を対象に地域と学校の連携・協働による学習支援等や、福島県内の子供を対象として、学校や社会教育団体等が実施する自然体験活動や県内外の子供たちとの交流活動を実施。

962,302支 867,545繰 ―不 94,756

東北メディカル・メガバンク計画

被災地域の医療復興に貢献するとともに、個別化予防・個別化医療等の次世代医療を実現するため、ゲノム情報を含む長期疫学研究(ゲノムコホート研究)等を実施。

1,596,775支 1,575,093繰 21,682不 ―

被災ミュージアム再興事業費

被災した美術館・博物館の再興のため、被災資料の修理を実施。 249,584

支 246,686繰 ―不 2,897

(厚生労働省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災者支援総合交付金

(被災者見守り・相談支援事業)仮設住宅における避難生活の長期化等を踏まえ、生活支援相談員の配置による相談及び見守り支援等を実施。(被災した子どもの健康・生活対策等総合支援事業)被災した子どもへの総合的な支援として、子どものいる家庭等への訪問による心身の健康に関する相談・支援、遊具の設置や子どもの心と体のケア等を実施。(被災地健康支援事業)仮設住宅に居住する被災者に対して、保健師等による巡回保健指導や健康相談、健康運動教室等の健康支援活動や被災者の健康支援ニーズの把握のための協議会の開催等を実施。(仮設住宅サポート拠点運営事業)被災地の仮設住宅における高齢者等の安心した日常生活を支えるため、総合相談支援、居宅介護サービス、生活支援サービス、地域交流等の総合的な機能を有する拠点として、「サポート拠点」の運営を推進。(被災者の心のケア支援事業)被災者の心のケアのため、心のケアセンターを設置し、被災者への個別相談支援や支援者支援等を実施。

7,038,104支 6,613,149繰 ―不 424,955

社会福祉施設等設備災害復旧費等(介護施設)

被災した介護サービス事業者等の事業再開を支援するため、設備復旧等に係る経費を補助。なお、不用額を生じたのは、地方公共団体からの交付申請がなかったため。

46,500支 ―繰 ―不 46,500

社会福祉施設等設備災害復旧費等(障害者施設)

障害者支援施設等の事業復旧に係る設備整備等に必要な経費を補助。なお、不用額を生じたのは、前提となる施設整備が中止になったため。

12,044支 ―繰 ―不 12,044

(農林水産省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

防災対策推進精算還付金

農業生産基盤整備事業に係る鹿児島県が負担した負担金を還付。 2

支 1繰 ―不 0

(経済産業省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

被災都市ガス導管移設復旧支援事業費

被災地域のガスの安定供給を図るため、被害を受けた岩手県、宮城県、福島県において、地方公共団体の復興計

画に基づき行われる道路の嵩かさ

上げ等に伴うガス導管の敷設を行う被災都市ガス事業者に対して、ガス導管再敷設に要する費用の一部を支援。

246,396支 182,315繰 55,272不 8,808

放射線量測定指導・助言事業費

今後、避難指示区域等の見直しにより被災企業の事業再開や企業立地の進展が見込まれることから、工業製品等の風評被害対策を目的として、工業製品等の放射線量測定等に関する指導・助言を行う事業等を実施。

26,239支 16,031繰 ―不 10,207

Page 199: 第3 特 別 会 計...2 4 (234) 第3 特 別 会 計 「財政法」(昭22 法34)第13 条第2 項においては、 (1 ) 特定の事業を行う場合、 (2 ) 特定の資金を保有してその運用を行う場合、

( 432 )

(国土交通省所管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

東北地方へのインバウンド推進による観光復興事業費

東北 6 県に訪日外国人旅行者急増の効果を波及させ、風評被害を払拭し、観光復興を実現するため、マーケティング調査を実施。また、被災地において、地域からの発案に基づき実施される訪日外国人旅行者を呼び込む取組を支援するとともに、地域の観光魅力を海外に発信し、訪日外国人旅行者の誘客を促進。

4,209,409支 3,592,915繰 177,153不 439,340

東日本大震災復興附帯工事費

堤防嵩かさ

上げ等の河川津波対策に係る附帯工事として北上川の整備を実施。

1,786,241支 1,062,332繰 718,125不 5,783

地域公共交通確保維持改善事業費

被災地域におけるバス交通等生活交通の確保・維持のため、補助要件の緩和等の特例措置による支援を実施。 925,518

支 744,202繰 ―不 181,315

福島県における観光関連復興支援事業費

福島県における早期の観光復興を最大限に促進するため、同県が実施する風評被害対策及び震災復興に資する観光関連事業に対して補助を実施。

300,250支 285,853繰 ―不 14,396

被災地域地籍調査経費

被災地の地籍調査実施中又は実施済の地域における土地境界明確化のための地籍再調査や、境界復元検証測量等を実施。

135,996支 135,566繰 ―不 430

防災対策推進精算還付金

海岸事業に係る地方公共団体が負担した負担金を還付。4,121

支 4,120繰 ―不 0

(環 境 省 所 管) (単位 千円)

事業名 事業概要 予算現額 支出・繰越・不用

除去土壌等の適正管理・搬出等の実施、災害廃棄物及び放射性廃棄物等の処理に伴う体制の強化経費

除去土壌等の適正管理・搬出等の実施や、震災瓦礫れき

処理、中間貯蔵施設整備等の復興事業に従事する職員に係る人件費及び事務費等。

6,590,196支 6,148,861繰 ―不 441,334

環境モニタリング調査費

被災地において、東京電力福島原子力発電所からの放射性物質の漏出、被災した工場等からの有害物質等の漏

出、震災起因漂流物の流出や瓦礫れき

処理等によるアスベストの飛散等により環境汚染の拡大が懸念されていることから、被災地周辺の基礎的な情報等を的確に把握し、国民に提供する必要から環境モニタリング調査を実施。

454,448支 441,649繰 ―不 12,798

(9) 国債整理基金特別会計への繰入等

予算現額 6,022,805 千円

支出済歳出額 3,769,252 千円 不用額 2,253,552 千円

(財 務 省 所 管)

 この経費は、復興債の利子の支払に必要な経費と、復興債の償還等に必要な手数料を国債整理基

金特別会計へ繰り入れたもの等である。(「国債整理基金特別会計」の項参照)

(10) 復興加速化・福島再生予備費

予算現額 100,000,000 千円

不用額 100,000,000 千円

(財 務 省 所 管)

 この経費は、東日本大震災に係る復旧及び復興に関連する経費の予見し難い予算の不足に充てる

ための予備費であるが、使用しなかったため全額不用となった。

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( 433 )

(Ⅳ) 所管別計数表

(単位 億円)

所     管歳出予算現額

(A)支出済歳出額

(B)執  行  率

(B) / (A)翌年度繰越額

(C)不  用  額(D)=(A)-(B)-(C)

内 閣 0 0 59.7% ― 0

内 閣 府 347 233 67.1% 96 17

復 興 庁 780 281 35.9% 220 279

総 務 省 3,782 3,759 99.3% 19 3

法 務 省 36 25 71.9% 9 0

財 務 省 1,085 62 5.7% ― 1,022

文 部 科 学 省 315 280 88.7% 21 13

厚 生 労 働 省 386 264 68.3% 70 51

農 林 水 産 省 2,873 1,765 61.4% 1,005 102

経 済 産 業 省 714 414 58.0% 146 153

国 土 交 通 省 9,001 5,494 61.0% 3,440 67

環 境 省 8,390 4,188 49.9% 3,096 1,105

計 27,714 16,770 60.5% 8,126 2,817

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( 434 )

(参考) 東日本大震災復旧・復興関係経費の執行状況(累計表)

(単位 億円)

区         分23~30 年度 元年度

累計額支出済歳出額

支出済歳出額

翌年度繰越額 計

( 1 )災害救助等関係経費 10,092 158 ― 158 10,251

(イ)災 害 救 助 費 7,205 84 ― 84 7,289

(ロ)被災者緊急支援経費 2,887 74 ― 74 2,961

( 2 )災害廃棄物処理事業費 11,406 19 ― 19 11,426

( 3 )復興関係公共事業等 65,146 5,953 4,588 10,542 75,689

(イ)災害復旧等事業費 30,719 2,123 1,486 3,610 34,330

(ロ)一般公共事業関係費 27,946 3,710 3,044 6,754 34,701

(ハ)施   設   費   等 6,480 119 58 177 6,658

( 4 )災害関連融資関係経費 16,237 62 ― 62 16,299

(イ)中小企業等関係費 14,524 38 ― 38 14,562

(ロ)農林漁業者等関係費 1,412 24 ― 24 1,437

(ハ)株式会社東日本大震災事業者再生支援機構出資金

300 ― ― ― 300

( 5 )地 方 交 付 税 交 付 金 51,642 3,750 ― 3,750 55,392

( 6 )東日本大震災復興交付金

32,269 991 84 1,076 33,346

( 7 )原子力災害復興関係経費

54,556 4,895 3,163 8,059 62,616

(イ)除去土壌等の適正管理・搬出等

40,116 3,327 2,354 5,682 45,798

(ロ)福島再生加速化交付金等

14,440 1,568 809 2,377 16,817

( 8 )その他の東日本大震災関係経費

67,864 900 289 1,189 69,054

(イ)被災者生活再建支援金補助金

2,894 59 94 154 3,049

(ロ)警察・消防活動経費等

5,411 3 4 7 5,418

(ハ)教 育 支 援 等 978 32 ― 32 1,011

(ニ)医療、介護、福祉等 4,274 91 ― 91 4,366

(ホ)雇   用   関   係 5,494 14 ― 14 5,508

(ヘ)農 林 業 関 係 2,615 62 ― 62 2,678

(ト)水 産 業 関 係 3,141 24 0 24 3,166

(チ)中 小 企 業 対 策 4,102 107 179 286 4,389

(リ)立 地 補 助 金 8,357 88 ― 88 8,445

(ヌ)住   宅   関   係 4,467 50 ― 50 4,517

(ル)そ   の   他 26,125 366 10 376 26,502

( 9 )国債整理基金特別会計への繰入等

37,180 37 ― 37 37,218

計 346,397 16,770 8,126 24,897 371,294

(注) 1 23 年度から 30 年度までの支出済歳出額は、元年度の支出済歳出額との比較対照のため、組替えをし

てある。

2 復旧・復興事業の規模(30 兆円程度)の進捗状況については、復興事業費から東京電力への求償対象経

費、復興債償還費等を除外等したものであり、上記累計額とは一致しない。