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(1) http://www.zenkenkyoren.or.jp 全建協 第446号 平成 31 年1月1日 [発行所] 全国建設業協同組合連合会 〒104-0032 東京都中央区八丁堀251 電話 03-3553-0984 (代表) 編 集 兼 発 行 人 福 田 和 彦 446 人の命を大切にする建設業・人の働く環境を大切にする建設業・人の快適な生活を大切にする建設業 明けましておめでとうございます。平成 31 年 の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。当連 合会の事業活動に対しまして格別のご支援・ご協 力を賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、平成 30 年の建設業界では喫緊の課題と なっている担い手確保に向けて、「働き方改革」 と「生産性の向上」の二つを柱に活動が展開され、 魅力ある職場としての環境整備が本格的に進めら れました。 国土交通省でも、3 月に「建設業働き方改革加 速化プログラム」を発表し、6 月には中央建設業 審議会等を開催して、「建設産業政策 2017 + 10」 で示された施策を具体化し、処遇改善や生産性向 上などの分野について、建設業法等の改正も含め た施策をとりまとめております。働き方改革は、 引き続き官民で連携した取り組みが重要となって まいります。 また、政府は 7 月の西日本豪雨、9 月の北海道 胆振東部地震など昨年相次いで発生した大規模な 自然災害を教訓に、「防災・減災、国土強靭化の ための 3 か年緊急対策」を 12 月に閣議決定し、 今年度から集中的に実施することとしておりま す。こうした状況を踏まえると、建設業の地域の 守り手として果たすべき役割の重要性がますます 高まってまいります。 当連合会としましては、本年も会員や協力会社 と連携を密にし、スケールメリットを活かした共 同購買事業、福利厚生事業、総合補償制度など経 営基盤となる事業を着実に実施してまいります。 また、当連合会の働き方改革へのアプローチと して、昨年度の「ユニフォームデザインプロジェ クト」に続き、工事現場から建設業の魅力を情報 発信する「KOJICHU プロジェクト」として学生 を対象にした「仮囲いデザインアイデアコンテス ト」を関係機関の協力を得ながら実施してまいり ます。 さらに、昨年は中小建設企業従事者向けの 「i-Construction 及び BIM/CIM」セミナーを東京 で初めて開催しましたが、毎年実施している地方 での講習会も引き続き支援するとともに、各組合 で実施する「エコアクション21」の研修会の支援、 機関紙別冊やホームページを活用した会員に役立 つ情報提供など積極的な事業活動を行ってまいり ますので、より一層のご支援とご協力を賜ります ようお願い申し上げます。 本年が建設業界とってより良い年になるよう願 いますとともに、皆様方の更なるご発展とご健勝 を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただき ます。 年 頭 所 感 会長 青 柳   剛 全国建設業協同組合連合会 謹 賀 新 年 平成 31 年元旦 青  柳    剛 副会長 佐久間 源一郎 田   藤   田   西 専務理事 他事務局職員一同

第446号 平成31年1月1日 全建協連第446号 平成31年1月1日 全建協連 [発行所] 全国建設業協同組合連合会 〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-5-1

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(1)http://www.zenkenkyoren.or.jp(4)http://www.zenkenkyoren.or.jp

人 を 大 切 に す る 建 設 業

全建協連第446号

平成31年1月1日全 建 協 連

[発行所]全国建設業協同組合連合会〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-5-1電話 03-3553-0984(代表)

編 集 兼 発 行 人 福 田 和 彦第446号

人 を 大 切 に す る 建 設 業人の命を大切にする建設業・人の働く環境を大切にする建設業・人の快適な生活を大切にする建設業

明けましておめでとうございます。平成 31 年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。当連合会の事業活動に対しまして格別のご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、平成 30 年の建設業界では喫緊の課題となっている担い手確保に向けて、「働き方改革」と「生産性の向上」の二つを柱に活動が展開され、魅力ある職場としての環境整備が本格的に進められました。

国土交通省でも、3 月に「建設業働き方改革加速化プログラム」を発表し、6 月には中央建設業審議会等を開催して、「建設産業政策 2017 + 10」で示された施策を具体化し、処遇改善や生産性向上などの分野について、建設業法等の改正も含めた施策をとりまとめております。働き方改革は、引き続き官民で連携した取り組みが重要となってまいります。

また、政府は 7 月の西日本豪雨、9 月の北海道胆振東部地震など昨年相次いで発生した大規模な自然災害を教訓に、「防災・減災、国土強靭化のための 3 か年緊急対策」を 12 月に閣議決定し、

今年度から集中的に実施することとしております。こうした状況を踏まえると、建設業の地域の守り手として果たすべき役割の重要性がますます高まってまいります。

当連合会としましては、本年も会員や協力会社と連携を密にし、スケールメリットを活かした共同購買事業、福利厚生事業、総合補償制度など経営基盤となる事業を着実に実施してまいります。

また、当連合会の働き方改革へのアプローチとして、昨年度の「ユニフォームデザインプロジェクト」に続き、工事現場から建設業の魅力を情報発信する「KOJICHU プロジェクト」として学生を対象にした「仮囲いデザインアイデアコンテスト」を関係機関の協力を得ながら実施してまいります。

さらに、昨年は中小建設企業従事者向けの「i-Construction 及び BIM/CIM」セミナーを東京で初めて開催しましたが、毎年実施している地方での講習会も引き続き支援するとともに、各組合で実施する「エコアクション 21」の研修会の支援、機関紙別冊やホームページを活用した会員に役立つ情報提供など積極的な事業活動を行ってまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

本年が建設業界とってより良い年になるよう願いますとともに、皆様方の更なるご発展とご健勝を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

年 頭 所 感会長 青 柳   剛

全国建設業協同組合連合会 謹 賀 新 年 平成 31 年元旦

会 長 青 柳   剛副会長 千 葉 嘉 春仝 佐久間 源一郎仝 藏 谷 伸 一仝 本 庄 浩 二仝 井 原 宏 巳仝 藤 田   護

理 事 村 岡 淑 郎

理 事 石 津 健 光仝 星 野 博 之仝 石 井 良 典仝 浅 野 正 一仝 石 井 源 一仝 齋 藤   稔仝 山 形 定 三仝 山 田   實仝 岩 浅 良 治

理 事 香 西 幸 夫仝 増 﨑 博 之

監 事 熊 谷 英 典仝 白 川 正 昭仝 若 山 勝 行

専務理事 福 田 和 彦

他事務局職員一同

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(2) (3)http://www.zenkenkyoren.or.jp

第446 号  全 建 協 連人 を 大 切 に す る 建 設 業

仮囲いデザインアイデアコンテスト当連合会では、スケールメリットを活かした事

業を通して建設業の魅力発信のためのプロジェクトを展開している。

本年度の「KOJICHU プロジェクト」は、現場を通して建設業の魅力の発信を行う「仮囲いデザインアイデアコンテスト」とした。

デザインテーマを「工事中と人々を結び付ける装置」と定義し、グラフィックな単なる仮囲いを超え、そこに働く人たちにとって建設現場が晴れ舞台となり、それを見守る人々にとっては建築が刻々と変化し築かれて行く様を観賞する観覧席となるようなアイデアを募る。

デザインの対象は、鹿島建設が施工中の東京都町田市の「(仮称)桜美林大学本町田キャンパス新築工事」としている。

応募は大学院生、大学生、高専生、専門学校生、高校生を対象とし、3 人以上のグループで指導教官の指導を必要とする。

審査委員長は古谷誠章日本建築学会会長が務める。

入賞は、最優秀賞 1点、優秀賞 1 点、入選 5点とした。入選作品については、現場での使用を事業者に推薦する。

プロジェクトには、東日本建設業保証㈱の協賛及び、(一財)建設業振興基金・(一社)

全国建設業協会・(一社)全国建設業産業団体連合会・西日本建設業保証㈱の後援を得た。

応募に先立ち、昨年 10 月 16 日、東京建設会館において青柳会長と古谷審査委員長が記者会見を行った。

青柳会長は、「本コンテストが、人口減少社会の中で技術者のやりがいに結び付けたい」と述べ、古谷委員長は「工事現場の仮囲いの中の様子はわからない。工事中の現場を包み隠すのではなく、日々建ち上がる建築の楽しさや力強さ、美しさを伝えるものにしたい。」と述べた。

作品の提出は 1 月 21 日までで、1 次審査結果の発表を 1 月 30 日、公開プレゼンテーションを2 月 14 日に開催し、同日 2 次審査結果を発表する。

【審査委員】(敬称略)審査委員長/古谷誠章:建築家、日本建築学会会長、早稲田大学教授、審査委員/宮崎桂:日本サインデザイン協会会長、㈱ KMD 代表取締役・大西麻貴:建築家、横浜国立大学客員准教授、五道仁実:国土交通省大臣官房技術審議官、北村知久:国土交通省大臣官房建設流通政策審議官、佐々木基:一般財団法人建設業振興基金理事長、藏谷伸一:全国建設業協同組合連合会副会長

学生を対象とした一緒に考えよう「KOJICHUプロジェクト」

仮囲いデザインアイデアコンテスト私たち全国建設業協同組合連合会(全建協連)は、スケールメリットを活かした事業を通して建設業の魅力発信のためのプロジェクトを展開しています。昨年度は「自信と誇りを着る」をテーマに「ユニフォームデザインプロジェクト」を開催し、現場で働く人たちの作業着を若い人たちと一緒になって考えてみました。

今年度の「KOJICHU プロジェクト」は現場を通して建設業の魅力を発信しようというプロジェクトです。技術者の「やりがい」は工事現場から培われていくものです。そこで、大学院生、大学生、専門学校生を対象として、工事現場の仮囲いデザインのアイデアコンテストを開催する運びとなりました。多くの学生諸君の参加を期待しています。

主催者 全国建設業協同組合連合会 会長 青柳 剛

開催趣旨

デザインテーマ : 「工事中と人々を結ぶ装置」とかく工事中の建物は仮囲いに囲まれ、足場や養生シートに覆われて中の様子を伺い知ることができません。でも昔は住宅街の中でも新築中の家の現場では大工さんの働く様子がよく見えて、子どもたちは時々大工さんにかんな屑や材木の切れ端なんかもらったりして、家が建ち上がるのを見るのがとても楽しみでした。

もう一度そんな工事現場がつくれないでしようか ? それが今回の課題です。パリやウィーンの現場では現場内の常設の見学コースや展望台、また計画中の建物の外壁をかたどった実際の敷地での展示など、様 な々魅力的な「工事中」に出会ったことがあります。

工事中の現場を包み隠すのではなく、日々 建ち上がる建築の楽しさや力強さ、美しさを伝えるものにできないでしょうか。そこに働く人たちにとってはそれが晴れ舞台となり、それを見守る人 に々とっては建築が刻 と々変化し築かれて行く様を観賞する観覧席となるようなアイディアを募ります。

グラフィックなどの単なる仮囲いのデザインを超えて、「工事中」と「人々」を結びつける「装置」のデザインを期待しています。

審査委員長 古谷 誠章

審査委員

古谷 誠章 | 建築家/NASCA 主宰、早稲田大学教授

五道 仁実 | 国土交通省 大臣官房技術審議官

佐々木 基 | 一般財団法人 建設業振興基金 理事長

北村 知久 | 国土交通省 大臣官房建設流通政策審議官

藏谷 伸一 | 全国建設業協同組合連合会 副会長

大西 麻貴 | 建築家/o+h 共同主宰、横浜国立大学客員准教授

宮崎  桂 | クリエイティブディレクター/株式会社 KMD 代表取締役

審査委員長

スケジュール

応募登録締切

作品提出締切

1 次審査結果発表

公開プレゼンテーション

2 次審査結果発表

質疑回答

質疑受付締切

応募登録受付開始

平成 30 年 12 月 10 日(月)

平成 31 年 1 月 21 日(月)

平成 31 年 1 月 30 日(水)

平成 31 年 2 月 14 日(木)

平成 31 年 2 月 14 日(木)

平成 30 年 11 月 28 日(水)

平成 30 年 11 月 20 日(火)

平成 30 年 10 月 17 日(水)

5 点 各 5 万円入 選

1 点 25 万円優 秀 賞

1 点 50 万円最 優 秀 賞

賞金

主催:全国建設業協同組合連合会  協賛:東日本建設業保証株式会社後援:(一社)全国建設業協会、(一社)全国建設産業団体連合会、(一財)建設業振興基金、西日本建設業保証株式会社

問い合わせ先 104-0032 東京都中央区八丁堀 2-5-1 東京建設会館 4F TEL 03-3553-0984       http://www.zenkenkyoren.or.jp [email protected]

1827329_建設業協会コンテスト_B2_pos.indd 1 2018/10/17 13:56

平成31年 元旦

損害保険ジャパン日本興亜株式会社

取締役社長

東京都新宿区西新宿 1-26-1電話 大代表03(3349)3111

西 澤敬二

ピジョン株式会社

代表取締役社   長

岐阜県中津川市千旦林 444-14電話 0573(64)8 8 7 1

酒 井 敏 孝

建設協友サービス株式会社

代表取締役社   長

東京都中央区八丁堀 2-5-1電話 03(3553)1 0 1 5

佐久間源一郎

株式会社 丸水ミズセイユニフォーム・作業着

代表取締役

東京都中央区日本橋横山町4-10電話 03(3661)2 4 6 4

水 野 富 夫

大同生命保険株式会社

代表取締役社   長

大阪府大阪市西区江戸堀1-2-1電話 06(6447)6 1 1 1東 京 都 中 央 区 日 本 橋 2-7-1電話 03(3272)6 7 7 7

工 藤   稔

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第446 号  全 建 協 連人 を 大 切 に す る 建 設 業

いて、引受保険会社である損害保険ジャパン日本興亜㈱から説明を行った。

『「i-Constructionの推進」及び  「BIM/CIM活用」』講習会を開催

当連合会では、「i-Construction 導入部分」の講習会を平成 28 年度から 3 年連続で各会員組合の地域で行い、本年度は東京で初開催した。

① 「ⅰ -Construction 及び BIM/CIM について」 * 国土交通省技術調査課又は各地方整備局担

当官・i-Construction の現状と平成 30 年度の取り組

み・展開(深化への対応)・ICT 土工の活用状況・BIM/CIM とは・国土交通省(各地方整備局)の BIM/CIM の

取り組み② i-Construction 及び BIM/CIM への対応について * オートデスク、ライカジオシステムズ及び

大塚商会・i-Construction 及び CIM 対応システムの説明

及び事例紹介

【開催会場(会員)・開催日・出席人数】●静岡 11/2(34 名) ●東京 11/15(36 名)●滋賀 1/16 開催予定 ●長野 2/18 開催予定

理事会 開催当連合会は、平成 30 年 11 月 28 日に東京都千代

田区内の東海大学校友会館にて理事会を開催した。議題としては、①平成 30 年度 10 月末事業実績

および今後の事業への取り組みについて ②同月の収支報告(決算見込み)について等。

議事の後、同会館別室で開催された専務理事・事務局長等会議の出席者と合同会議となり、「最近の建設産業行政について」をテーマに国土交通省 土地・建設産業局建設市場整備課長の小笠原憲一氏からご講演をいただいた。

ご講演の内容は、「建設キャリアアップシステム」や「建設業働き方改革への取り組み」、さらに「建設分野における外国人材の受入れ制度」等、多岐にわたった。

専務理事・事務局長等会議 開催当連合会は、理事会と同日の 11 月 28 日、同会

場の東海大学校友会館において 29 名の出席者を得て専務理事・事務局長等会議を開催した。

議題は、①全建協連 上半期の収支状況について ②全建協連 上半期の事業実績等について。

事務局より「総合補償制度」「福利厚生事業」「共同購買事業」「教育情報事業」等について、資料に基づき説明を行った。

引き続き、「総合補償制度」の更新状況等につ

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人 を 大 切 に す る 建 設 業

全建協連第446号

平成31年1月1日全 建 協 連

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編 集 兼 発 行 人 福 田 和 彦第446号

人 を 大 切 に す る 建 設 業人の命を大切にする建設業・人の働く環境を大切にする建設業・人の快適な生活を大切にする建設業

建設キャリアアップシステム 1 月より「限定運用」開始(一財)建設業振興基金は、平成 31 年からの本

運用開始に先立ち、1 月中旬よりシステムの安心かつ円滑な利用のための検証を行う「限定運用」を開始します。関係団体や事業者のご協力のもと、建築及び土木の新築・改修並びに住宅の新築及びリフォームなど、規模や工種、管理形態の異なる24 の現場で様々な運用の検証を行います。

限定運用で蓄積した知見を踏まえ、利用者支援や各種マニュアル等の充実を進め、全ての現場でシステムが利用いただける本運用に移行します。

全建協連会員の皆様には、本運用開始に向けて、是非とも、事業者登録を進めていただくとともに、

所属技能者を始め、傘下の事業者に所属する技能者の方々を代行申請も活用して、積極的に登録を進めていただきます様、お願い申し上げます(Step1,2)。

運用開始直後から、技能者の就業履歴登録を始めていただくために、3 月以降、現場運用マニュアルを順次公開致します。それらに則り、元請事業者による現場・契約情報の登録(Step3)、元請事業者と下請事業者が連携して行っていただく施工体制の登録(Step4)を実施いただき、カードリーダーの調達など、ご準備をお願い致します。

なお、本システムと他システムとの間で、就業履歴情報を送受信することが可能な連携(API 連携)にて、労務安全管理や入退場管理システムの認定、現場に設置する IC カードリーダーの検証作業も進め、随時、情報を公開しております。

この仕組みを活かして行政・業界が一体となり、システムの目的である技能者の処遇改善に向けて、さまざまな取組を進めていくことが期待されます。国土交通省において建設技能者の能力評価制度や専門工事企業の施工力を見える化する仕組みの検討が進められており、人材の育成評価に係る横断的な仕組みができることは、優秀な人材にとって魅力ある産業であり続けるために重要なポイントとなります。

また、本財団主催の説明会を 2 月から全国で開催致します(10 会場予定)。限定運用における検証も踏まえ、「現場登録」の進め方など、現場での利用方法を解説します。また、本システムを活用した政策として「「技能者の能力評価」「専門工事企業の施工能力等の見える化」についても説明します。本財団ホームページからお申し込み下さい。

システムへの登録方法や Q&A、動画などホームページに掲載している資料も拡充するなど、広報にも引き続き力を尽くして参りますので、皆様のご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

一般財団法人 建設業振興基金http://www.kensetsu-kikin.or.jp/ccus