16
証券コード:9615 写真は弊社がPFI事業で業務を受注している高知医療センター様 第48期事業報告書 (平成16年4月1日から平成17年3月31日まで)

第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

証券コード:9615

写真は弊社がPFI事業で業務を受注している高知医療センター様

第 4 8 期 事 業 報 告 書(平成16年4月1日から平成17年3月31日まで)

Page 2: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

ごあいさつ■ ごあいさつ

及び建築エンジニアリング事業にかかる組織・人

員体制を強化、拡充いたしました。また、北海道

内の営業力強化を図るため、札幌市内に北海道事

業開発部を新設して積極的な営業活動を開始いた

しました。

一方、既存顧客先様に対しましては業務のより

効率的な管理の方法について積極的な提案活動を

行い、信頼関係の強化を図ってまいりました。

以上様々な対策を講じてまいりましたが、残念

ながら第48期業績は増収、減益の決算となりまし

た。なお、期末配当金につきましては、東京証券

取引所上場10周年を記念して、5円の記念配当を

行い12円(年間19円)とさせていただきます。

さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

17年3月に当社の主要株主でありました米国のジョ

ンソンコントロールズ社が所有株式の大半を広島

に本社を構えます株式会社アーバンコーポレイシ

ョンに譲渡いたしました。

このことによりまして、ジョンソンコントロー

ルズ社との業務・資本提携は解消されましたが、現

段階では主要株主の異動等に伴う業績への影響は限

定的であると考えております。

―「新たな企業価値の向上を目指して」―

株主様をはじめ皆様におかれましては、ますま

すご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素より弊社に対しまして格別のご愛顧、ご指

導を賜り厚く御礼申し上げます。

わが国経済は、堅調な輸出や設備投資に支えら

れ景気は緩やかながらも上向きに転じて雇用情勢

にも明るさが見え始めてまいりました。

しかし、当ビルメンテナンス業界におきまして

は、首都圏の一部でオフィスビルの空室率、賃貸

料金等にやや改善の兆しがみられますが、新規受

注において価格競争は熾烈なまま推移しており、

環境の厳しさは依然として継続しております。

このような状況下、弊社グループは事業の伸展、

強化に対処すべく本業でありますビルメンテナン

ス事業の技術力向上と共にアウトソーシング事業

1

八木社長

TO OUR SHAREHOLDERS

Page 3: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

業績ハイライト連 結

2

0

13,000

26,000

第47期�(平成16年3月期)�

第46期�(平成15年3月期)�

0

600

1,200

第47期�(平成16年3月期)�

第46期�(平成15年3月期)�

0

400

800

1,200

第47期�(平成16年3月期)�

第46期�(平成15年3月期)�

39,000(百万円)�

1,800(百万円)�

(百万円)�

売上高�

経常利益�

当期純利益�

第48期�(平成17年3月期)�

第48期�(平成17年3月期)�

第48期�(平成17年3月期)�

33,582

1,265

474

1,108

739

35,631

1,768

1,432

36,427

0

10,000

20,000

第47期�(平成16年3月期)�

第46期�(平成15年3月期)�

0

400

800

第47期�(平成16年3月期)�

第46期�(平成15年3月期)�

0

200

400

第47期�(平成16年3月期)�

第46期�(平成15年3月期)�

30,000(百万円)�

1,200(百万円)�

600(百万円)�

売上高�

経常利益�

当期純利益�

第48期�(平成17年3月期)�

第48期�(平成17年3月期)�

第48期�(平成17年3月期)�

25,587

935

279

464 454

890 871

27,939 28,752

個 別

代表取締役社長

迎えます第49期につきましては、弊社を取り巻

く環境はまだまだ厳しい状況が続くものと考えら

れますが、引続き「広角化経営の推進」、「『情の経

営』と『知の経営』の融合」、「ホスピタリティマ

インドの育成」の三つの経営方針を継続し、さら

にその具現化のために次の三つの重点方針を掲げ

ました。

①人 づ く り:多様化、高度化、複雑化するお客

様のニーズを的確に捉え、迅速に

対応のできるマネジメント力のあ

る「人財」を育成する。

②商品づくり:お客様の価値創造に役立つ高品質

で完成度の高い商品(サービス)

ラインアップの整備を目指します。

③会社づくり(組織・体制づくり)

:お客様、商品、社員を繋ぐ、より

効率的、効果的な組織・体制を構

築します。

以上、今後もお客様第一主義を徹底し企業価値

の向上に努力してまいりますので、株主の皆様の

あたたかいご支援、ご指導を賜りますよう宜しく

お願い申し上げます。 売上高は、連結、個別共に、ビルメンテナンス事業における清掃管理業務の仕様見直しや新規受注価格の下落の影響で若干減少しましたが、FM業務、PM業務を主としたアウトソーシング事業及びリニューアル工事等を主とした建築エンジニアリング事業が好調に推移いたしましたので前期を上回ることができました。一方、経常利益は、連結、個別共に、事業所における業務の合理化が促進されて原価の節減は進みましたが、販売費及び一般管理費が人件費を主として増加したため前期を下回りました。特に、連結業績においては、前期に持分法適用関連会社の特殊要因による営業外利益の計上があったことによる影響で更に前期を下回りました。当期純利益も連結、個別共に経常利益の減益要因同様に前期を下回りました。

Page 4: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

3

CONSOLIDATED FINANCIAL STATEMENTS

財務諸表の概要(連結)■ 財務諸表の概要(連結)

【資産の部】

流動資産

現金及び預金 6,655,967 6,859,861

受取手形及び売掛金 4,145,390 4,707,539

有価証券 141,193 541,294

たな卸資産 63,184 55,917

繰延税金資産 398,476 421,296

短期貸付金 1,015,360 148

その他 248,863 257,475

貸倒引当金 △ 15,721 △ 13,886

流動資産合計 12,652,715 12,829,645

固定資産

有形固定資産

建物及び構築物 1,315,634 1,226,772

機械装置及び運搬具 12,298 15,833

土地 1,840,116 1,836,122

その他 156,112 174,032

有形固定資産合計 3,324,162 3,252,761

無形固定資産合計 71,318 159,724

投資その他の資産

投資有価証券 4,575,460 5,057,755

繰延税金資産 551,584 658,766

その他 1,899,606 1,873,935

貸倒引当金 △ 327,922 △ 302,123

投資その他の資産合計 6,698,730 7,288,333

固定資産合計 10,094,211 10,700,819

資産合計 22,746,926 23,530,465

(単位:千円)

期  別 前連結会計年度 当連結会計年度科  目 (平成16年 3月31日現在) (平成17年 3月31日現在)

連結貸借対照表

【負債の部】

流動負債

支払手形及び買掛金 1,477,611 1,949,593

一年以内に返済予定長期借入金 6,672 9,996

未払法人税等 523,948 396,777

未払消費税等 281,460 214,168

賞与引当金 752,089 759,777

その他 1,047,902 1,145,386

流動負債合計 4,089,684 4,475,700

固定負債

長期借入金 ─ 6,672

退職給付引当金 1,265,707 1,432,281

役員退職慰労引当金 226,585 136,236

その他 14,144 103,724

固定負債合計 1,506,436 1,678,914

負債合計 5,596,121 6,154,615

【少数株主持分】

少数株主持分 446,989 237,966

【資本の部】

資本金 4,499,678 4,499,678

資本剰余金 4,233,466 4,233,466

利益剰余金 7,915,352 8,407,949

その他有価証券評価差額金 158,654 108,205

自己株式 △ 103,335 △ 111,415

資本合計 16,703,815 17,137,883

負債、少数株主持分及び資本合計 22,746,926 23,530,465

(単位:千円)

期  別 前連結会計年度 当連結会計年度科  目 (平成16年 3月31日現在) (平成17年 3月31日現在)

Page 5: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

4

CONSOLIDATED FINANCIAL STATEMENTS

(単位:千円)

売上高 35,631,958 36,427,982売上原価 30,865,465 31,405,518売上総利益 4,766,492 5,022,464販売費及び一般管理費 3,616,375 3,897,642営業利益 1,150,117 1,124,821営業外収益 641,321 336,093営業外費用 23,385 28,340経常利益 1,768,053 1,432,575特別利益 141,817 98,185特別損失 118,185 77,857税金等調整前当期純利益 1,791,686 1,452,902法人税、住民税及び事業税 910,513 765,333法人税等調整額 △ 264,300 △ 96,540少数株主利益 37,097 44,955当期純利益 1,108,376 739,154

連結損益計算書 (単位:千円)連結キャッシュ・フロー計算書

営業活動によるキャッシュ・フロー 166,480 507,909

投資活動によるキャッシュ・フロー 1,287,214 △ 157,086

財務活動によるキャッシュ・フロー △ 278,158 △ 224,509

現金及び現金同等物の換算差額 △ 6,689 574

現金及び現金同等物の増加額(△減少額) 1,168,846 126,887

現金及び現金同等物の期首残高 4,895,557 6,064,404

現金及び現金同等物の期末残高 6,064,404 6,191,292

期  別 前連結会計年度 当連結会計年度

科  目平成16年 4月 1 日から平成17年 3月31日まで

平成15年 4月 1 日から平成16年 3月31日まで ( )( )

(単位:千円)

【資本剰余金の部】

資本剰余金期首残高 4,233,466 4,233,466

資本剰余金期末残高 4,233,466 4,233,466

【利益剰余金の部】

利益剰余金期首残高 7,042,008 7,915,352

利益剰余金増加高

当期純利益 1,108,376 739,154

利益剰余金減少高

配当金 214,941 214,158

役員賞与 20,091 32,400

利益剰余金期末残高 7,915,352 8,407,949

連結剰余金計算書期  別 前連結会計年度 当連結会計年度

科  目平成16年 4月 1 日から平成17年 3月31日まで

平成15年 4月 1 日から平成16年 3月31日まで ( )( )

期  別 前連結会計年度 当連結会計年度

科  目平成15年 4月 1 日から平成16年 3月31日まで( ) 平成16年 4月 1 日から

平成17年 3月31日まで( )

Page 6: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

NON-CONSOLIDATED FINANCIAL STATEMENTS

5

財務諸表の概要(個別)■ 財務諸表の概要(個別)

【資産の部】流動資産

現金及び預金 4,796,354 5,022,342受取手形及び売掛金 3,291,517 3,689,941たな卸資産 17,498 24,288短期貸付金 1,182,004 176,792その他 650,587 977,425貸倒引当金 △ 8,000 △ 5,000

流動資産合計 9,929,961 9,885,789固定資産

有形固定資産 2,645,822 2,595,192無形固定資産 63,069 151,188投資その他の資産 5,861,075 6,420,390貸倒引当金 △ 327,101 △ 301,021

固定資産合計 8,242,865 8,865,751資産合計 18,172,827 18,751,540

【負債の部】流動負債

買掛金 956,676 1,324,073賞与引当金 589,941 601,654その他 1,392,109 1,350,857

流動負債合計 2,938,726 3,276,584固定負債

退職給付引当金 1,062,070 1,206,929その他 127,565 66,775

固定負債合計 1,189,635 1,273,705負債合計 4,128,362 4,550,290【資本の部】資本金 4,499,678 4,499,678資本剰余金 4,233,466 4,233,466利益剰余金 5,281,784 5,506,504その他有価証券評価差額金 132,871 73,016自己株式 △ 103,335 △ 111,415資本合計 14,044,465 14,201,250負債資本合計 18,172,827 18,751,540

当期未処分利益 594,036 619,262固定資産圧縮積立金取崩高 505 335合計 594,542 619,597

利益処分額配当金 107,091 183,449取締役賞与金 15,000 15,000監査役賞与金 1,000 1,000別途積立金 200,000 50,000次期繰越利益 271,450 370,148

(単位:千円)

期  別 前    期 当    期科  目 (平成16年 3月31日現在) (平成17年 3月31日現在)

貸借対照表 (単位:千円)損益計算書期  別 前    期 当    期

科  目平成16年 4月 1 日から平成17年 3月31日まで

平成15年 4月 1 日から平成16年 3月31日まで ( )( )

売上高 27,939,054 28,752,322売上原価 24,686,842 25,248,577売上総利益 3,252,211 3,503,745販売費及び一般管理費 2,651,203 2,929,454営業利益 601,008 574,290営業外収益 310,215 315,781営業外費用 21,029 18,285経常利益 890,193 871,786特別利益 141,817 98,185特別損失 99,893 77,745税引前当期純利益 932,118 892,226法人税、住民税及び事業税 653,174 538,377法人税等調整額 △ 185,150 △ 101,029当期純利益 464,094 454,878前期繰越利益 237,401 271,450中間配当額 107,459 107,066当期未処分利益 594,036 619,262

摘    要 前    期 当    期

利益処分計算書 (単位:千円)

Page 7: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

6

●事業の種類別売上比率(連結)�(平成17年3月期)�

●事業の地域別売上比率(連結)�(平成17年3月期)�

その他の事業4.0%�建築エンジニアリング事業

4.7%�

アウトソーシング事業15.8%�

ビルメンテナンス事業75.5%�

北海道 27.1%�

東北7.5%�

東京都35.3%�

関東甲信越(東京都を除く)20.0%�

中 部・北陸5.3%�

近畿・中国・四国 4.2%�

九州・沖縄0.6%�

�●セグメント別実績(連結)

連結ベースでの事業別売上高については、主力のビ

ルメンテナンス事業は設備保守管理業務等が新規受注

により増加いたしましたが、清掃管理業務が子会社を

含め解約や契約額の引下げなどの影響で減少したため

に減収となりました。営業利益につきましては新規物

件の立上げ先行費用などの影響で減益となりました。

アウトソーシング事業につきましては、商業施設の

プロパティマネジメント業務や企業のノンコア業務の

アウトソーシング受注、医療施設のPFI業務などが好

調に推移し増収となりました。営業利益は受注増等に

より増益となりました。

建築エンジニアリング事業につきましては、商業ビ

ル、ホテルなどの改修工事、工場のクリーン化工事等

が貢献し増収となりました。営業利益は受注増、作業

効率の改善等により増益となりました。

その他の事業につきましては、子会社の放射線分析

業務などの売上が堅調であり増収となりました。

以上、事業別の売上にはバラツキがあるものの全体

で増収を確保することができました。

ビルメンテナンス事業売 上 高 27,885 27,512 △ 1.3

営業利益 2,766 2,691 △ 2.7

アウトソーシング事業売 上 高 5,082 5,732 12.8

営業利益 244 333 36.5

建築エンジニアリング事業売 上 高 1,400 1,723 23.1

営業利益 26 77 189.8

その他の事業売 上 高 1,263 1,459 15.5

営業利益 △ 46 △ 17 △61.6

平成17年3月期平成16年3月期 対前年増減率(%)

(百万円)

Page 8: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

7

トピックスTOPICS

弊社は、病院のPFI事業としては全国初である「高知医療センター」のファシリテイマネジメント、調達管理業務、機器管理業務などのマネジメント業務を受注いたしました。「高知医療センター」は老朽化した高知県立中央病院と高知市立市民病院を統合して新たな基幹病院として「医療の質の向上」「患者の方々へのサービスの向上」ならびに「病院経営の効率化」を目指して建設されたもので全国の注目を集めております。医療コア業務と病院の経営主体は高知県・高知市病院企業団が行い、建物の建設・維持管

理・運営はPFI事業契約に基づき高知医療ピーエフアイ株式会社(オリックス㈱が主幹事会社の特定目的会社、弊社を含む11社で構成)が27年間にわたって行います。建物は、地上12階建て約67,000m2、ベッド数648床の規模を誇り、高度救命救急センターを備えた災害拠点病院として、地域医療連携室を備えた地域医療支援病院として、県民・市民のための病院として役割を担っております。弊社は、特定目的会社とのアウトソーシング契約に基づく業務を通じて病院経営の効率化、病院内でのサービス向上に貢献してまいります。

全国初 PFI事業の病院のFM業務等を受注

出資ならびに�役職員の派遣���

医療の質の向上� サービスの向上�

東京美装興業�

提供するサービス�1)病院本館施設、職員宿舎等施設整備業務�

2)病院本館施設維持管理(FM)業務�

3)医療関連サービス業務(医療法に基づく政令8関連)�

4)その他医療関連サービス業務�

5)その他業務��

特定目的会社�(SPC)�

医 療�

患者さん�

病院組合�

医療方針�

包括業務契約�による業務受注�(アウトソーシング)��

総合受付

Page 9: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

トピックスTOPICS

8

秋田県「鹿か

角づの

市体育施設」の指定管理者に選ばれる

弊社は、秋田県鹿角市にあります自治体施設「鹿角市体育施設」を指定管理者制度(※)に基づく指定管理者として、5年間当施設の運営管理を受注いたしました。本プロジェクトは、指定管理者制度としては

初の大型体育施設で、当社にとりましても意義あるプロジェクトであり、鹿角市の関係者、地域の方々のご支援を得てスタートすることができました。業務遂行にあたっては、地域の皆様のご期待

にお応えできるように取組んでまいります。業務内容は、清掃、設備、警備等の維持管理ならびに市民の方々の健康保持増進とスポーツ振興を図る為の多種多様なスポーツ教室の企画運営、スポーツ合宿の誘致など様々です。施設の効率的な運営、収入の増大を図る命題

に対して、当社のノウハウを注ぎ込み課題達成に努力いたします。

施設概要:①鹿角トレーニングセンター当施設の中核施設でアリーナ、トレーニングルーム、研修室、レストラン、宿泊施設、温泉施設などがあります。②花輪スキー場冬季スキー国体など各種全国大会が開催。アルペン、ジャンプ、クロスカントリー競技の同時開催可能。③総合運動公園ナイター設備完備テニスコート、全天候型400mトラックなど④その他エアロビクススタジオ、コンベンションホール、ナイター設備完備のグランドなど

※ 指定管理者制度とは「公の施設」の運営管理の適切な管理を図る観点から財団等の公共的団体に委託が限定されてきたものを、住民サービスの向上と経費削減などを図る目的で、民間事業者にも参加を認めた制度。民間事業者のほかNPO法人、ボランティア団体なども参加できる。

花輪スキー場にあるジャンプ台鹿角トレーニングセンター

Page 10: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

トピックスTOPICS

グループ会社の取組み

9

●東美商事(株)「一般労働者派遣・職業紹介事業」に参入東京美装グループの一員である東美商事㈱は、この度、社内にスタッフサービス部を設置し新規事業として「一般労働者派遣・職業紹介事業」を立ち上げることになりました。現在企業が求める人材について正社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイトなど雇用形態の多様化が進展している状態のなか、親会社である東京美装興業でも受注業務の多様化に伴い人材の派遣を求められるケースが増えております。このような状況や今後の潜在的ニーズを判断し、6月から業務を開始することとなりました。東美商事㈱といたしましては一般派遣事業は、

商品販売事業、保険代理店事業とならんで将来の大きな柱に成長するものと確信しております。提供する派遣事業は以下の3点をミッション

にクライアントの皆様と派遣スタッフ双方から喜んでいただけるスタッフサービス部にしていきたいと考えております。【3つのミッション】①優秀な人材の提供をするためのシステム構築を行う(必要な時に 必要な人を 必要な場所へ)。

②多様な人材提供が行えるように事業基盤の整備、強化をする。

③グループ会社との連携による就業の場の確保、登録スタッフの働き甲斐・生き甲斐など環境の整備に努める。

派遣先企業�

東美商事(株)�

派遣スタッフ�

指揮命令�

労働の提供�

給与の支払い�税金・各種保険の取扱�

雇用契約�

人材派遣�依頼�

派遣契約�派遣料金�の支払�

人材派遣利用のメリット

①業務内容・仕事量にあわせて必要な人

材を確保できます。

②繁忙期などにおける人手不足の解消、

過剰雇用の解消。

③即戦力の人材(スタッフ)を活用でき

ます。

④社員等の募集・採用経費が不要。

⑤広告、面接の煩わしさがない。

⑥賞与・退職金などの福利厚生費が不要。

許可番号 人材派遣事業(般)13-300894 職業紹介事業 13-(2)300619

Page 11: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

10

グループ会社の取組み

●(株)日本環境調査研究所ESP(エナジー・サービス・プロバイダー)サービスの導入弊社子会社である㈱日本環境調査研究所では、

既存設備の運転実績データを基にエネルギー管理手法を提案し、ITを活用して電気使用量を常時監視することにより省エネルギー化を図るESPサービスを新たに開始いたしました。㈱日本環境調査研究所が提供するサービスは、①運営改善 ②設備改善 ③調達改善の3段階を経て行われます。その内容としましては、コスモスライフ株式会社が開発した「エコプロ21」システムを用いて現状の電気使用量を継続的に把握監視し、データに基づき設備の運転管理方法の改善や室温設定の変更等の運用改善の徹底を図る「運営改善」、省エネ設備・機器の導入による「設備改善」、最適なエネルギーの調達先の選定・組み合わせる「調達改善」等を提案します。具体的には、ITを活用した電気使用量の管理

システム「エコプロ21」を取り付け、月毎に最大電気使用量(管理目標)を設定、WEB上に電気使用量をリアルタイムで表示、管理目標値に近づいたらパソコンや携帯電話に警報を通知、電気機器の停止などの省エネ対策を実施します。また、施設毎の電気使用量のリアルタイムデータに基づき負荷率の平準化を図るための運用改善対策をお客様と協力して実施することで省エネの推進を図ってまいります。なお、平成16年度東京都職員提案において、

都立技術専門校の『ITを活用した電気使用量の管理システム・エコプロ21導入による「二酸化炭素排出量の削減」と「電気料金削減」』提案が平成16年度優良賞に入選いたしました。東京都では平成17年度に「環境と経済の両立対策」として主に学校用途として契約電力が200~500KW規模の100施設に導入を検討しております。京都議定書により日本の二酸化炭素排出量の

削減目標が設定されました。また、経済産業省も省エネ法を改正して二酸化炭素削減対策の遅れているオフィスのエネルギー管理の徹底普及を補助金の交付などで後押ししております。㈱日本環境調査研究所は、エネルギーマネジ

メントサービスを通して環境推進企業としての地位を確立してまいります。

トピックスTOPICS

Page 12: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

11

ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証取得

地球温暖化に対する国際協定「京都議定書」が発効されるなど、世界規模で環境問題への具

体的取組みがスタートしました。弊社では、2004年11月に本社を中心とした環境保全活動によ

り、ISO14001の認証を取得することができました。認証の具体的内容は以下のとおりです。

・登録範囲 本社におけるビルマネジメント、ファシリティマネジメント、プロパティマ

ネジメント、ビルエンジニアリングのサービスの管理業務

・対象事業所 本社

・登録番号 JQA-EM4368

・審査登録機構 (財団法人)日本品質保証機構

・登録日 2004年11月26日

紙の削減、ごみの削減、省エネ活動をべースに、お客様に対しての環境保全提案や環境購買

活動等に取組んだ結果、初年度としては、予期した以上の結果をだすことができました。

今後も引続き社内外の関係者の方にも、可能な限りこの活動を広げていくなかで、地球環境

の保全と地域社会の環境改善に積極的かつ継続的に取組んでまいります。

以下、初年度における当社独自の取組み事例を紹介します。

1.ビルテクノ事業部における省エネ提案(例)ビルテクノ事業部では、日常の営業活動の中で省エネ提案活動を積極的に行いました。一例

として、下図の様なコンピュータ室の空調機の風量を調整することによる省エネ提案活動等を

行いました。

インバーター機器導入のご提案�

仕様略図�

コンピューター室�

温度センサー�

調節器�FAN

コンピュータ室の温度条件を維持しつつ、空調機の風量を低減することにより省エネを図るインバーター機器の導入を御提案します。�これは、室内の温度をセンサーにて感知し、その負荷に応じて空調機のファンモーターの回転数を制御することにより、風量を増減する装置です。�右図の通り、室内の温度条件が満たされた際に、センサーが調節器を介してインバーター機器に信号をおくります。�インバーター機器は空調機のファンモーターの周波数を制御することにより、回転数(風量)を低減させます。�回転数の低下に伴う消費電力の低減により省エネを図ります。�

インバーター施工例�

Page 13: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

12

コンプライアンスへの取組み強化

2.事業推進部における省エネ提案(例)事業推進部では、地球環境保全活動の一環としてオフィスビルなどにおける省エネ・省資源

等の提案活動を積極的に行っております。また、結果としてお客様のエネルギーコスト削減に

も貢献しております。

下図は弊社が受託しているオフィスビルにおける空調、コピー代のコストについてグラフ化

したものです。

弊社は、平成16年6月にグループ企業を含め経営基本方針として、コンプライアンス規程を

制定いたしました。同時に、役員を委員長とするコンプライアンス委員会を設置するとともに

事務局を総務人事部に置くなどの体制を整えました。

本規程の目的は、企業がより公正、公平、透明性のある事業活動を行うこと及び全ての役員、

従業員が遵守すべき行動規範を明確にいたしました。一方、委員会を定期的に開催し業務執行

状況を把握するとともに、最近の法令違反の事例研究、法令知識の向上・倫理意識高揚のあり

方等を討議し、必要に応じて適宜、取締役会への提言やコンプライアンスの認識を目的とした

社員勉強会を適宜実施いたしております。加えて、社内通達などを通じて社員への啓蒙活動も

図っております。

Office A:空調コスト�2001 20022004 2005

2003

Jan Feb Mar MayApr Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec

7.0�

6.0�

5.0�

4.0�

3.0�

2.0�

1.0�

0.0

(百万円)�

Office A:コピーコスト�2001 20022004 2005

2003

1,000�900�800�700�600�500�400�300�200�100�0Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec

(千円)

Page 14: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

13

STOCK INFORMATION

360,000(株)� (円)�

300,000

240,000

120,000

60,000

0

180,000

1,500

1,000

500

0322005/1121110987652004/4

株式の状況(平成17年3月31日現在)■ 株式の状況(平成17年3月31日現在)

●株式の状況

会社が発行する株式の総数 ...................................... 27,490,000株

発行済株式の総数 ........................................................... 15,475,610株(うち議決権数15,170個)

期末株主数 ............................................................................................ 976名(うち議決権あり株主数871名)

●大株主

株 主 名 当社への出資状況持株数(千株) 議決権比率(%)

株式会社アーバンコーポレイション 5,051 33.29八    木    秀    記 2,984 19.67八    木    洋    子 851 5.60M A C S m a l l C a p投資事業組合 685 4.51東 京 美 装 興 業 従 業 員 持 株 会 400 2.63田    中    幹    夫 284 1.87株 式 会 社 み ず ほ 銀 行 202 1.33ジ ョ ン ソ ン コ ン ト ロ ー ル ズ 200 1.31イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル イ ン クザチェースマンハッタンバンクエヌエイロンドン常 任 代 理 人   株 式 会 社 み ず ほ 186 1.22コ ー ポ レ ー ト 銀 行 兜 町 証 券決     済     業     務     室株 式 会 社 ジ ャ ス ト 170 1.12

役員等19.83%�

証券会社0.28%�

外国法人4.56%�

自己名義株式1.22%�

従業員持株会2.59%�

金融機関5.33%�

個人・その他22.16%�

その他法人44.03%�

●分布図(株式数比例)

●株価・出来高の推移

(注)1. 主要株主の異動(平成17年3月23日付)弊社主要株主でありましたジョンソンコントロールズ・インク及びジョンソンコントロールズ・インターナショナル・インクより株式会社アーバンコーポレイションに主要株主が異動になりました。

2. 上記のほか弊社保有の自己株式188,155株(1.2%)があります。

Page 15: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

14

CORPORATE INFORMATION

●会社概要

■商号 東京美装興業株式会社

(TOKYO BISO KOGYO CORPORATION)

■設立年月日 1957年(昭和32年)9月16日

■資本金 44億9,967万円

■本社所在地 〒163-1310

東京都新宿区西新宿6丁目5番1号

新宿アイランドタワー10階

電話: 03-5322-2721(代表)

FAX: 03-5322-2710

http://www.tokyo-biso.co.jp

■業種 総合ビルメンテナンス業

■従業員数 2,687人

■連結子会社及び持分法適用関連会社

代表取締役社長

常務取締役

常務取締役

常務取締役

常務取締役

取締役

取締役(非常勤)

取締役(非常勤)

取締役(非常勤)

八 木 秀 記古 橋 秀 夫川 村 勝 信高 橋 幸 夫山 本 豊 治奥 村 敏 一石 川 裕 一ケヴィン J . パスクア栂   武 史

●取締役及び監査役

常勤監査役

監査役

監査役

村 上   脩篠 崎 亘 男臼 木 功 之

執行役員

執行役員

執行役員

執行役員

執行役員

執行役員

執行役員

執行役員

執行役員

金 子 紘一郎米 倉 正 博原     力椎 葉 和 明堤   日出男安 藤 和 治鈴 木 正 通西 村 悦 児久 我 元 昭

取締役

監査役

執行役員

会社の概要(平成17年3月31日現在)■ 会社の概要(平成17年3月31日現在)

会社名 主要な業務内容 出資比率

東海美装興業株式会社 ビルメンテナンス業 100.0%

東美商事株式会社 環境測定機器及び清掃資機材販売業 100.0%

ゼネコン・サービス株式会社 ビルメンテナンス業 100.0%

株式会社日本環境調査研究所 放射線管理測定分析業 100.0%

日本科学警備保障株式会社 警備業 100.0%

北海道ビルサービス株式会社 ビルメンテナンス業 76.0%

オホーツク美装興業株式会社 ビルメンテナンス業 51.0%

日本クリーンテック株式会社 空調用フィルターリサイクル業 33.3%

株式会社シーエスシー 総合環境サービス業 21.4%

※(平成17年6月29日現在)

Page 16: 第48期事業報告書 - ビルメンテナンスは ... · 行い12円(年間19円)とさせていただきます。 さて、すでにご存知のことと存じますが、平成

〒163-1310 東京都新宿区西新宿6丁目5番1号新宿アイランドタワーTEL(03)5322-2726(総務人事部広報課) FAX(03)5322-2710

http://www.tokyo-biso.co.jp

株 主 メ モ

Trademark of American Soybean Association

古紙配合率100%再生紙を使用しています。�

決   算   期 毎年3月31日定 時 株 主 総 会 毎年6月基   準   日 定時株主総会については 毎年3月31日

そのほか必要があるときは、あらかじめ公告して定めた日権 利 確 定 日 利益配当金 3月31日

中間配当金 9月30日名義書換代理人 大阪市中央区北浜4丁目5番33号

住友信託銀行株式会社

同事務取扱場所 東京都千代田区丸の内1丁目4番4号住友信託銀行株式会社 証券代行部

(郵便物送付先) 〒183-8701 東京都府中市日鋼町1番10住友信託銀行株式会社 証券代行部

(電 話 照 会 先) 住所変更等用紙のご請求 � 0120-175-417その他のご照会     � 0120-176-417

(インターネットホームページURL)http://www.sumitomotrust.co.jp/STA/retail/service/daiko/index.html

同 取 次 所 住友信託銀行株式会社 本店および全国各支店公 告 方 法 電子公告により行います貸借対照表および損益計算書掲載のホームページURL

http://www.tokyo-biso.co.jp/ir/ir.html1単元の株式の数 1,000株上場証券取引所 東京証券取引所 市場第二部

スキーを通じて社会貢献をしております社会貢献活動の一環として活動しているスキー部では、来年2月に行われる冬季トリノオリンピックを目指しトレーニングに励んでおります。2004~2005シーズンでは世界選手権出場、国際大会での上位入賞、国内大会での優勝など好成績を収めることができました。今年度はジャンプ、コンバインド、クロスカントリー、アルペンの各種目で7名の選手が世界を目指しトレーニングを開始しております。今後とも皆様のご協力、ご理解のもと、スキー活動にも力を入れてまいりたいと考えております。ご声援を宜しくお願いいたします。