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第5章 所得᥍除 -90- 第5章 所得᥍除 第1節 所得᥍除の✀㢮と意⩏ 所得税の税額は、課税ᶆ‽から所得᥍除をしたᚋの「課税所得金額」に税率を乗じ て計算れる。 この節では、課税ᶆ‽からᕪし引かれる所得᥍除の✀㢮と意⩏について学習する。 学習のポイント 1 所得᥍除の✀㢮は、どのようになっているのか 2 所得᥍除ไ度の目的はఱか 㸯 ᡤᚓ᥍㝖の✀㢮 所得税額の計算上、⥲所得金額等からᕪし引かれる✀の所得᥍除は、次の14✀ 㢮である。 これらの᥍除を⥲⛠して「ᡤᚓ᥍㝖」という(所法72㹼86)。 㹙所得᥍除の✀㢮㹛 ①㞧ᦆ᥍除、②་⒪㈝᥍除、ճ♫保㝤ᩱ᥍除、մ小規ᶍᴗඹ῭等金᥍除、 յ⏕保㝤ᩱ᥍除、նᆅ震保㝤ᩱ᥍除、շᐤ附金᥍除、ո㞀ᐖ者᥍除、չᐻ፬(ᐻ ኵ)᥍除、պປ学⏕᥍除、ջ㓄അ者᥍除、ռ㓄അ者特別᥍除、սᢇ㣴᥍除、վ 基♏᥍除 㸰 ᡤᚓ᥍㝖の┠ⓗ 所得᥍除は、⣡税者及びそのᢇ㣴ぶ᪘のୡᖏ構成に対する㓄៖、その⣡税者の 個人的事に適合したᛂ⬟㈇ᢸの実現を図るなどの目的で設けられている。 ไ度の目的等 所 得 ᥍ 除 の ✀ 㢮 ᢸ税ຊのᙳ㡪を⪃៖するためのもの 㞧ᦆ᥍除、་⒪㈝᥍除 ♫政策上の要ㄳによるもの ♫保㝤ᩱ᥍除、小規ᶍᴗඹ῭等金᥍除、⏕保㝤 ᥍除、ᆅ震保㝤ᩱ᥍除、ᐤ附金᥍除 個人的事を⪃៖するためのもの 㞀ᐖ者᥍除、ᐻ፬(ᐻኵ)᥍除、ປ学⏕᥍除 課税最ప限を保㞀するためのもの 㓄അ者᥍除、㓄അ者特別᥍除、ᢇ㣴᥍除、基♏᥍除

第5章 所得控除 · 2019. 8. 6. · 第5章 所得控除 -88- 第5章 所得控除 第1節 所得控除の種類と意義 所得税の税額は、課税標準から所得控除をした後の「課税所得金額」に税率を乗じ

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第5章 所得 除

-90-

第5章 所得 除

第1節 所得 除の と意

所得税の税額は、課税 から所得 除をした の「課税所得金額」に税率を乗じ

て計算 れる。

この節では、課税 から し引かれる所得 除の と意 について学習する。

学習のポイント

1 所得 除の は、どのようになっているのか

2 所得 除 度の目的は か

所得税額の計算上、 所得金額等から し引かれる の所得 除は、次の14

である。

これらの 除を して「 」という(所法72 86)。

所得 除の

① 除、② 除、 保 除、 小規 等 金 除、

保 除、 震保 除、 附金 除、 者 除、 (

) 除、 学 除、 者 除、 者特別 除、 除、

基 除

所得 除は、 税者及びその の 構成に対する 、その 税者の

個人的事 に適合した の実現を図るなどの目的で設けられている。

度の目的等 所 得 除 の

税 の を するためのもの 除、 除

政策上の要 によるもの 保 除、小規 等 金 除、 保除、 震保 除、 附金 除

個人的事 を するためのもの 者 除、 ( ) 除、 学 除

課税最 限を保 するためのもの 者 除、 者特別 除、 除、基 除

持出可

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第5章 所得控除

- -

第2節 各種所得控除の内容

この節では、前節で述べた 種類の所得控除の内容について学習する。

学習のポイント

1 各種所得控除の内容と適用範囲及び控除される金額は、どのようになって

いるのか

2 確定申告書への記載及び関係書類の添付等は、どのようになっているのか

1 雑損控除

⑴ 雑損控除

イ 令和元年分以前

居住者又はその者と生計を一にする親族(その年分の総所得金額等が基礎控

除額以下の者)の有する資産について、災害、盗難又は横領によって損害を受

けた場合や災害に関連してやむを得ない支出をした場合に控除される(所法 、

旧所令 、 )。

(注)1 親族とは、民法 に規定する者(6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族、「 扶養控除」の参考参照)をい

う。

2 「総所得金額等」とは、次の⑴と⑵の合計額に、退職所得金額、山林所得金額を加算した金額である。

※ 申告分離課税の所得がある場合には、それらの特別控除前の所得金額の合計額を加算した金額である。

⑴ 利子所得、不動産所得、事業所得、給与所得、総合課税の配当所得・短期譲渡所得及び雑所得の合計額(損益通

算後の金額)

⑵ 総合課税の長期譲渡所得と一時所得の合計額(損益通算後の金額)の2分の1の金額

ただし、次の繰越控除を受けている場合は、その適用後の金額をいう。

①純損失や雑損失の繰越控除、②居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の繰越控除、③特定居住用財産の譲渡

損失の繰越控除、④上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除、⑤特定中小会社が発行した株式に係る譲渡損失の繰越

控除、⑥先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除

ロ 令和2年分以降

居住者又はその者と生計を一にする親族(その年分の総所得金額等が 万円

以下の者)の有する資産について、災害、盗難又は横領によって損害を受けた

場合や災害に関連してやむを得ない支出をした場合に控除される(所法 、所

令 、 )。

⑵ 雑損控除が適用される資産の範囲及び損失の発生原因

イ 雑損控除の対象となる資産は、原則として、生活に通常必要な資産である。

ロ 損失の発生原因は、「災害」、「盗難」又は「横領」に限定されている。

(注) 次に掲げる資産に係る損失は、雑損控除の対象とならない。

① 棚卸資産

持出可

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第5章 所得 除

-92-

② 事 用 定資産及び 資産

活に通 必要でない資産(所令178①)

その こう的行 の となる 産

として 、 又は保 の目的で所 する 産

として 、 、保 又は の目的で所 する 産以外の資産

活の用に する 産で、次のもの

⑶ の

の金額は、①資産について けた の額、②災 等に関 してや を得ず

支出した金額(以 「災 関 支出」という)の合計額から、保 金、 償金

等によって れる部 の金額を除いた金額となる(所法72①、所令206①)。 ①資産について けた 額

(被災直 の 価又は時価-被災直 の時価)

②災 等に関 してや を得ず支出した金額

(災 関 支出)

- 保 金等

( )1 資産について けた の額は、 を けた時の直 におけるその資産の価額 時価)又は原価( 価)を基 と

して計算する(所令206 )。

2 災 関 支出の金額とは、所令206①で規定する災 により した住 、 財などの取 し 用、除 用など

災 に関 して支出したや を得ない 用のうち令206① を除く部 をいう(所令206②)。

3 保 金等が 額を した場合は、その 額は非課税所得となる(所法9① 、所令30二)。

⑷ の

除の 除額は、災 関 支出の金額の 等の に じ、次のとおり

である。

除対

除対 外

記以外のもの

活用

活に通

必要な 産 1個又は1 の価額が30 を える 金、書 、 とう等 活に通 必

要でない資産

活に通 必要でない 産

活に通必要な資産

持出可

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第5章 所得 除

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計算 (税法)

除 額

その年の の金額のうちに、

災 関 支出の金額がない場合

又は5 以 の場合

の金額- 所得金額等 1 10

その年の の金額のうちに、

5 を える災 関 支出の金

額がある場合

の金額-次のいずれか い金額

① の金額- 災 関 支出の金額-5 )

② 所得金額等 1 10

その年の の金額が全て災

関 支出の金額である場合

の金額-次のいずれか い金額

①5

② 所得金額等 1 10

計算 ( 法)

- 10 =

- =

法令 通達 号

所令9、所基通72-3、72-4

設例 の の ( )

1 所得金額等の合計額 2 000 000

被 額 2 460 000

災 関 支出額 40 000

額 100 000

(計算)

災 関 支出 50 000 だから

の金額 2 460 000 40 000-100 000=2 400 000

除の額 2 400 000-2 000 000 1 10=2 200 000

額 2 000 000-2 200 000= 200 000

引き れなかった200 000 については、 年以降3年 に り して 除できる。

と の いずれか多い方の金額

所得金額等

の合計額 の金額

の金額のうち災 関 支

出の金額 5

持出可

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第5章 所得 除

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2 所得金額等の合計額 3 000 000

被 額 700 000

災 関 支出額 150 000

額 500 000

(計算)

災 関 支出 50 000 だから

の金額 700 000 150 000-500 000=350 000

除の額 350 000- 150 000-50 000)=250 000

3 000 000 1 10=300 000

だから

350 000-250 000=100 000

持出可

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第5章 所得 除

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除については、 の 除(所法73)のほか、平成29年 から

除の特例(措法41の17の2)が 設 れている(重 適用 )。

居住者が、 年において、 又は と 計を一にする 者その の

に係る を支払った場合に 除 れる(所法73)。

イ 対 となる

除の対 となる とは、次に掲げるものの対価のうち、その

に じて一 的に支出 れる を しく えない部 の金額である(所法

73②、所令207)。

) 又は による 又は

) 又は に必要な の 入

) 、 所又は 産所 収容 れるための人的 務の提

) あん ッ 、はり 、き う 等又は 復 による

) 保 、 又は による 上の

) 産 による んの

) による 引等及び 定特定行 務 事者による特定行

に係る 用

定の留意事項

) や などのための ( ン 等)の 入 は、

とはならない。

) のための 外 の 用は められるが、 容 の 用は め

られない。

) のための 用(人 ック)は とはならないが、その

により重大な が れ、かつ、引き続きその の をした場

合には、その の 用も に 当する。

) 入 中等に などとして 入する 、 などの 用は、 と

はならない

除額の計算

次の計算 によって計算した金額が 除額となる。

保 金等でれる金額

除額 最 200 )

①と②のいずれか ない方の金額 ①10 ②「 所得金額等」 5

その年中に支払った

の 額

持出可

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第5章 所得 除

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( )1 支払った とは、その年中に現実に支払った金額である。 払の金額は 除の対 にならない。

2 れる金額とは、 保 合、 合等から支 を ける 額 、 者 等の 金や 保

保 等に基づき の を目的として支払を ける 用保 、入 金等をいう。

なお、 保 合等から支 を けるものであっても、 当金又は出産 当金は れる金額には 当しない。

3 れる金額は、その の目的となった の金額を限度として し引き、引ききれない金額が じた場合で

あっても の から し引く必要はない。

なお、 れる金額が、 の目的となった より多かった場合、当 上 る部 の金額は、 体の 等に

基 して支払われるものであり、非課税である。

4 れる金額が、確定 書を提出するときまでに確定していない場合には、その れる 額を支払った

から し引く( 日、 取った 金の額が 額と なる場合、 正 又は 正の の 続により 正する。)。

通達 号

所基通73-1 73-10

⑵ の 例 シ ン税

居住者が 又は と 計を一にする 者その の に係る①特定一

用 等 入 を支払い、②その年中に の保 及び の の取

を行っている場合に 除 れる(措法41の17の2)。

平成29年1月1日から令和3年12月31日までの に特定一 用 等 入 を支払った場合等に適用できる。

イ 対 となる要

次の )、 )のいずれにも 当する必要がある。

) 特定一 用 等の 入

特定一 用 等とは、 によって 方 れる ( 用 )

から、 ッ ト で 入できる に 用 れた ( イ

ッチ )であること

設例 の の ( )

1 通 の場合

所得金額等の合計額 3 000 000

支払額 500 000

額 60 000

(計算)

3 000 0005

100 100 000 100 000

500 000-60 000)-100 000=340 000 除額)

2 限度額 の場合

所得金額等の合計額 2 500 000

支払額 2 300 000

(計算)

2 500 0005

100 100 000 100 000

2 300 000-100 000=2 200 000 2 000 000( 除額)

この場合は、 除限度額200 を する20 は 除が められない。

持出可

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第5章 所得 除

-97-

)1 対 となる には、 入の際の 収書等に シ ン税 の対 である の表示があり、

具体的には、 省 に掲載 れている。

2 一部の対 については、その の ッ に シ ン税 の対 である を示す

識別 クが掲載 れている。

) の保 等 の取

その年中に次のいずれかの取 を行っていること

① 保 者( 保 合、 国保等)が実施する 人

ック、 ) 等

② が 事 として行う 活保 者等を対

とする

定 、イン ン クチンの

務 で実施する定 事

特定 (いわ る )、特定保

が 事 として実施するがん

除額の計算

次の計算 によって計算した金額が 除額となる。

居住者が、 年において、 又は と 計を一にする 者その の の

す き 保 を支払った場合、又は から 除 れる場合に 除 れ

る(所法74①)。

⑵ の

除の対 となる 保 は、① 保 法、②国民 保 法、 年金

保 法、 国 務員 合法、 保 法、 国民年金法などの規定による

保 又は 金などに限られている(所法74②、所令208)。

⑶ の

年において支払った金額又は から 除 れる金額が 除額となる。

通達 号

所基通74 75-1 74 75-

その年中に支払った特定一 用

入 の合計額

保 金等で れる 金額

除額 最 8 8 )

1 2 =

持出可

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第5章 所得 除

-98-

居住者が、 年において、小規 等 金を支払った場合に 除 れる

(所法75①)。

⑵ の

除の対 となる小規 等 金は、①小規 法第2条第2項

に規定する に基づく 金、②確定拠出 年金法第3条第3項第7の2に

規定する 年金 入者 金、 確定拠出年金法第55条第2項第4項に規定す

る個人 年金 入者 金及び 心 者 度の 金が対 となる(所

法75②)。

⑶ の

年において支払った小規 等 金の金額が 除額となる。

居住者が、 年において、 保 、 保 及び個人年金保 に

係る保 等を支払った場合に 除 れる(所法76)。

この 除の対 となる保 等は、① 保 等に係る保 又は 金、

② 保 等に係る保 又は 金、 個人年金保 等に係る保

又は 金、 旧 保 等に係る保 又は 金、 旧個人年金保

等に係る保 又は 金をいう。

)1 保 等とは、平成24年1月1日以 に締 した 保 、 易保 等で、 に基づく保 金等の

取人の全てを 保 の支払者又はその 者とその の とするものをいう(所法76 )。

なお、平成23年12月31日以 に締 れた 保 等については、旧 保 等という(所法76 )。

2 保 等とは、平成24年1月1日以 に締 した 保 、 易保 等で、 又は 体の 等

の事 に基 して当 等に基づく保 金等の 取人の全てを 保 の支払者又はその 者とその の

とするものをいう(所法76 )。

3 個人年金保 等とは、 保 等のうち、平成24年1月1日以 に締 するもので、次の要 を たすもの

をいう(所法76 )。

① 年金の 取人は、個人年金保 の支払者又はその 者であること

② 個人年金保 の払 は、年金支払 10年以上の にわたって定 的に行うものであること

年金の支払は、年 が60 に達した日以 10年以上の 又は している にわたって定 に行うものであること

なお、平成23年12月31日以 に締 れた個人年金保 等については、旧個人年金 等という(所法76 )。

保 保 個人年金保

① ②

旧 -

持出可

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第5章 所得 除

-99-

⑶ の

イ 除額

除額は、次の )又は )によって計算した金額である。

なお、「年 の支払保 等」の算出に当たっては、その年の 金の

しくは 金の し等を 除する。

) (平成24年1月1日以 に締 した保 等)に基づく場合

① 保 、② 保 、 個人年金保

年 の支払保 等 除 額(税法) 除 額( 法)

20 000 以 支払保 等の全額

20 000

40 000 以

20 000

(支払保 等-20 000 ) 1 2支払保 等 1 2 10 000

40 000

80 000 以

30 000

(支払保 等-40 000 ) 1 4支払保 等 1 4 20 000

40 000 以 (支払保 等-20 000 ) 1 2

80 000 一律40 000

80 000 以 (支払保 等-40 000 ) 1 4

) 旧 (平成23年12月31日以 に締 した保 等)に基づく場合

旧 保 、 旧個人年金保

年 の支払保 等 除 額(税法) 除 額( 法)

25 000 以 支払保 等の全額

25 000

50 000 以

25 000

(支払保 等-25 000 ) 1 2支払保 等 1 2 12 500

50 000

100 000 以

37 500

(支払保 等-50 000 ) 1 4支払保 等 1 4 25 000

50 000 以 (支払保 等-25 000 ) 1 2

100 000 一律50 000

100 000 以 (支払保 等-50 000 ) 1 4

限度額

) 保 及び個人年金保 については、 、旧 の 方を 時に適

用した場合の限度額は4 であるが、旧 の を適用した場合は5

となる。

) 除額の合計額が12 を える場合には、12 となる 所法76 )。

通達 号

所基通76-1 76-8

① の

(限度額4 )

(限度額4 )

(限度額4 )

方適用

(限度額4 )

方適用

(限度額4 )

旧 の

(限度額5 )

旧 の

(限度額5 )

全体の適用限度額 12

持出可

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第5章 所得 除

-100-

居住者が、 年において、 震 しくは 又はこれらによる を直 又は

の原 とする 災、 、 又は による (以 「 震等」という。)

により、一定の資産について じた の額をてん する保 金又は 金が支払

われる 保 等に係る 震等 部 の保 又は 金を支払った場合に

除 れる(所法77)。

⑵ の

除の対 となる 震保 とは、居住者又は居住者と 計を一にする 者

その の が所 する で 時その居住の用に するもの又は 活用 産を

保 又は の目的とし、かつ、 震等 をてん する部 の保 又は 金を

いう。

⑶ の

除額は、次の に じて計算した金額である。

なお、 支払保 の算出に当たっては、その年の 金の しくは 金

の しを 除する。

また、一定の 保 等については、 措置により、改正 の

保 除と の計算による 除額(最 15 000 。 震保 除と合わ

せて最 50 000 )を 除する(平18改正所法附則10)。

除 額

① 震保 支払保 ( )(最 50 000 )

② 保

次の による算出額( )

支払保 除額(税法) 除額( 法)

10 000 以 その支払金額

10 000

20 000 以

10 000

支払保 -10 000 ) 1 2

支払保 1 2

5 000

20 000 15 000

①と②の方がある場合

(最 50 000 )

( )1 一定の 保 等とは、平成18年12月31日までに締 した改正 の 保 除に係る旧所得税法第77条

第1項に規定する 保 等で、次の要 を全て たすものをいう。

① 金を支払う の特 があるもの

② 保 又は が10年以上であるもの

平成19年1月1日以降に 保 等の をしていないもの

当 保 等の保 又は の (これらの の定めがない場合は の じる日)が平成19

年1月1日以降でないもの

2 例えば、「 」などの 明書に 震保 と 保 が併記 れ、なおかつ、平18改正所法附則10

一又は二に規定する のいずれにも 当する場合は、 震保 か 保 のいずれか一の の に 当す

るものとして計算する。

持出可

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第5章 所得 除

-101-

居住者が、 年において、特定 附金を支出した場合に 除 れる 所法78)。

イ 一 のもの

学 の入学に関してするもの及び国又は 方 体に対する 附金でその

附をした人がその 附によって設けられた設 を専 的に利用することその

特別の利 がその 附をした者に及 と められるものを除く(所法78②)。

根 拠 法 特 定 附 金 の の 際 の

所法78②

所令215 217の2

国又は 方 体に対する 附金(いわ る「 る と

税」もこれに 当する。)

収書

法人などに対する 附金で財務大 が 定したもの

に掲げる

しく

する法人に対する

附金

① 行政法人

② 全 ン 、日本 法支 ン

、日本 学 興 事 、日本

字 (限定 )

財 法人日本体 などの旧民法34条によ

り設置 れた法人(限定 )

方 行政法人( 、 事 の

、 事 の 及び 人保

施設の設置 理の 務を たる目的とする

もの) 収書

特定 法

人の 明書の し

学 の などを行う特定の 法人

法人、 財 法人

学 法人で、学 の設置 しくは学 及

び専 学 しくは 学 の設置を たる目

的とする法人

法人 収書

保 法人

特定の について、その たる目的が特定

法人の たる目的と のものの 財産としての支出

収書

特定 の

定書 し

持出可

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第5章 所得 除

-102-

政 活 に関するもの

政 資金規正法に するもの、 附者に特別の利 が及 と められるもの

は 当しない(措法41の18①)。

根 拠 法 特 定 附 金 の の 際 の

措法41の18①

附金

体等に対する政

に関する

イ 政

務大 又は

の 理 員 に

れたものに限る。

務大 又は

の 理

員 等の確 の

ある「 附金(税額)

除のための書 」

(所規47の2 三)

政 の政 資金 体

その の政 体

員等の 体

特定の 職の 者

の 体( の年及

びその 年に れた 附に

限る。)

の 職の 者

理 員

又は中 理

員 に れたものに

限る。

定特定非 利活 法人( 定 法人)等に関するもの

根 拠 法 特 定 附 金 の の 際 の

措法41の18の2定特定非 利活 法人( 定 法人)等に対する

附金で、その活 事 に関 するもの

収書等

(所規47の2 )

⑶ の

次の算 によって計算した金額が 除額となる。

次の①と②のいずれか い方の金額

①「特定 附金の合計額」

②「 所得金額等 40 」

- 2 000 = 附金 除額

設例 の ( )

例 特定 附金

の額

所得金額等

の合計額 除 額 の 計 算 除額

1 2 000 700 000 イ ①2 000 ②700 000×40 280 000

2 000-2 000=0 0

2 100 000 2 000 000 イ ①100 000 ②2 000 000 40 =800 000

100 000-2 000=98 000 98 000

3 1 300 000 3 000 000 イ ①1 300 000 ②3 000 000 40 =1 200 000

1 200 000-2 000=1 198 000 1 198 000

通達 号

所基通78-1 78-8

持出可

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第5章 所得 除

-103-

居住者が、(特別) 者である場合又は 一 計 者や のうちに(特

別) 者がある場合に 除 れる(所法79、平29改正所法附則6)。

( ) 1 「 一 計 者」については、「11 者 除 除対 者」を 。

2 「 」については、「13 除 除対 の要 」を 。

⑵ 及び

者及び特別 者は、次のとおりである(所法2①二 、二 、所令

10)。

者 特 別 者

イ 上の により事理を 識する を くにある人

保 定 等の 定により知的 者とれた人

のうち、重度の知的 者と 定 れた人

者保 の を けている人 のうち、 等 が1 と記載 れている人

体 者 に 体 者として記載 れている人

のうち、 の 度が1 又は2 と記載 れている人

者 の を けている人 のうち、 の 度が 法に定める特別項

から第3項 までに 当する 記載 れている人

原 被 者で 大 の 定を けて

いる人

ト に を要し、 な を要する人 ト

チ 又は 体に のある年 65 以上の者で、

その の 度が上記のイ、 又は に ずるもの

として 等の 定を けている人

チ のうち、その の 度が、上記のイ、 又は

に ずるものとして 等の 定を けてい

る人

( )1 「特別 者」の の「 」は、 者が特別 者に 当することを示す。

2 者であるかどうかの 定は、その年12月31日(その年の中 において し、又は出国する場合には、その

又は出国のとき)の現 による(所法85①②)。

除額は、次のとおりである。

除 額

者 270 000

特 別 者 400 000

居 特 別 者 750 000

通達 号

所基通2-38、2-39、79-1

持出可

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第5章 所得 除

-104-

居住者が、 又は である場合に 除 れる(所法81)。

イ 令和元年 以

又は とは、それ れ次の要 を たす者をいう(旧所法2①三 、

三 一、旧所令11、11の2)。

( )1 は、 の者の 一 計 者(平成29年 以 は、 除対 者)又は と れていない者に限られる(所

令11②、11の2②)。

2 又は であるかどうかの 定は、その年12月31日の現 による(所法85①)。

3 「 」とは、① 、②居住用財産の え等の場合の 、 特定居住用財産の 及び

の 除をしないで計算した 所得金額、 等に係る事 所得等の金額、 課税の 所得の金額

(特別 除 )、 課税の 所得の金額(特別 除 )、 課税の上場 等に係る 当所得の金額(上

場 等に係る との 通算 で、 除の適用 の金額)、 等に係る 所得等の金額(上場 等

に係る の 除及び特定 に係る の 除の適用 の金額)、 取引に係る 所得等の金

額( 取引の 金等 に係る の 除の適用 の金額)、 所得金額(特別 除 )、 職所得金額(2

の1 )の合計額をいう。

なお、「 所得金額等」については、「1 除 除」の 書を 。

別 要 等要 所得要

① 又は

② 所得金額等が38 以 の 計

を一にする を すること( 1)

所得

なし

合計所得金

額( 3)

が500

以 である

こと

や を しなくてもよい

( 明)

( 明)

所得金額等が38 以 の 計を

一にする を すること( 1)

( 明)

持出可

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第5章 所得 除

-105-

令和2年 以降

又は とは、それ れ次の要 を たす者をいう(所法2①三 、三

一、所令11、11の2)。

除額は、次のとおりである(所法81①、措法41の17)。

通達 号

所基通2-41、2-42、81-1

⑴ 学

居住者が、 学 である場合に 除 れる(所法82)。

⑵ 学

イ 令和元年 以

学 除の対 となる 学 とは、次に掲げる者で、 の に基

づいて得た事 所得、 所得、 職所得又は 所得を するもののうち、合

計所得金額が65 以 であり、かつ、合計所得金額のうち 所得等以外の

所得に係る部 の金額が10 以 であるものをいう(旧所法2①三 二)。

① 学 法第1条に規定する学 の学

除 額

① ②以外の 270 000

② である を し、合計所得金額が

500 以 である

350 000

(=27 8 )

除 270 000

別 要 等要 所得要

① 又は

② 所得金額等が48 以 の 計

を一にする を すること( 1)

所得

なし

合計所得金

額( 3)

が500

以 である

こと

や を しなくてもよい

( 明)

( 明)

所得金額等が48 以 の 計を

一にする を すること( 1)

( 明)

持出可

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第5章 所得 除

-106-

② 国、 方 体又は 学 法第3条に規定する学 法人、 法第64条

第4項( 専 学 及び 学 )の規定により設 れた法人 し

くはこれらに ずる法人の設置した専 学 及び 学 の で一定の課

を するもの

職 法人の行う職 法に規定する 定職 を ける者で一定

の課 を するもの

令和2年 以降

学 除の対 となる 学 とは、次に掲げる者で、 の に基

づいて得た事 所得、 所得、 職所得又は 所得を するもののうち、合

計所得金額が75 以 であり、かつ、合計所得金額のうち 所得等以外の

所得に係る部 の金額が10 以 であるものをいう(所法2①三 二)。

① 学 法第1条に規定する学 の学

② 国、 方 体又は 学 法第3条に規定する学 法人、 法第64条

第4項( 専 学 及び 学 )の規定により設 れた法人 し

くはこれらに ずる法人の設置した専 学 及び 学 の で一定の課

を するもの

職 法人の行う職 法に規定する 定職 を ける者で一定

の課 を するもの

除額は、270 000 である。

居住者が 除対 者を する場合には、その居住者のその年 の合計所得

金額の に じ定められた金額が 除 れる(所法83)。

除対 者とは、 一 計 者のうち、合計所得金額が1 000 以 で

ある居住者の 者(年 70 以上の者は 人 除対 者)をいう(所法2

①三 三の二、三 三の三)。

イ 令和元年

居住者の合計所得金額 者の合計所得金額

一 計 者 限 38 以

除対 者 1 000 以 38 以

( ) 1 一 計 者とは、居住者の 者でその居住者と 計を一にするもの( 事 専 者として の支払を

ける者及び 事 専 者を除く )のうち、合計所得金額が38 以 である者をいう(旧所法2①三 三)。

2 一 計 者に 当するかどうかの 定は、その年12月31日( に している場合は、その の時)の現

持出可

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第5章 所得 除

-107-

による(旧所法85 )。

3 計を一にする については、一方の 税者の 一 計 者に 当し、 時に の 税者の にも

当する場合、その 者は、これらのうちいずれか一にの 当するものと な れる(所法85 )。この場合の所

は、原則として 書等に記載 れたとこ によるが、 書などに記載がない場合は、その 又は である

税者の 除対 者とする(所令218)。

4 年の 中で 者が し、その年中に した場合は、その した 者又は した 者のうち、どちら

か1人に限り、 一 計 者に 当するものとする(所法85 、所令220①)。

令和2年 以降

居住者の合計所得金額 者の合計所得金額

一 計 者 限 48 以

除対 者 1 000 以 48 以

( ) 1 一 計 者とは、居住者の 者でその居住者と 計を一にするもの( 事 専 者として の支払を

ける者及び 事 専 者を除く )のうち、合計所得金額が48 以 である者をいう(所法2①三 三)。

2 一 計 者に 当するかどうかの 定は、その年12月31日( に している場合は、その の時)の現

による(所法85 )。

3 計を一にする については、一方の 税者の 一 計 者に 当し、 時に の 税者の にも

当する場合、その 者は、これらのうちいずれか一にの 当するものと な れる(所法85 )。この場合の所

は、原則として 書等に記載 れたとこ によるが、 書などに記載がない場合は、その 又は である

税者の 除対 者とする(所令218)。

4 年の 中で 者が し、その年中に した場合は、その した 者又は した 者のうち、どちら

か1人に限り、 一 計 者に 当するものとする(所法85 、所令220①)。

除額は、次のとおりである(所法 83①)。

居住者の合計所得金額 除 額

除 対 者 人 除対 者 900 以 900 950 以 950 1 000 以 1 000

380 000

260 000 130 000

(適用なし)

480 000 320 000 160 000

(適用なし) 通達 号

所基通2-46 2-48、83 84-1、83 84-3、85-1

イ 者特別 除

居住者が 計を一にする 者( の者の と れる者、 専 者

の支払を けている者及び事 専 者に 当する者を除き、合計所得金額

持出可

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第5章 所得 除

-108-

が123 以 で 除対 者に 当せず、居住者の合計所得が1 000 以

の 者に限る。)を する場合には、一定の金額を 除する(旧所法83の2)。

ただし、 相 での 者特別 除の適用はできない(旧所法83の2②)。

除額

除額は、次のとおりである(旧所法83の2①)。

者の 合計所得金額

除 額

居 住 者 の 合 計 所 得 金 額

900 以 900

950 以 950

1 000 以

38 85 以

38 26 13

85 90 以

36 24 12

90 95 以

31 21 11

95 100 以

26 18 9

100 105 以

21 14 7

105 110 以

16 11

110 115 以

11 8 4

115 120 以

4 2

120 123 以

3 2 1

イ 者特別 除

居住者が 計を一にする 者( の者の と れる者、 専 者

の支払を けている者及び事 専 者に 当する者を除き、合計所得金額

が133 以 で 除対 者に 当せず、居住者の合計所得が1 000 以

の 者に限る。)を する場合には、一定の金額を 除する(所法83の2)。

ただし、 相 での 者特別 除の適用はできない(所法83の2②)。

持出可

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第5章 所得 除

-109-

除額

除額は、次のとおりである(所法83の2①)。

者の 合計所得金額

除 額

居 住 者 の 合 計 所 得 金 額

900 以 900

950 以 950

1 000 以

48 95 以

38 26 13

95 100 以

36 24 12

100 105 以

31 21 11

105 110 以

26 18 9

110 115 以

21 14 7

115 120 以

16 11

120 125 以

11 8 4

125 130 以

4 2

130 133 以

3 2 1

居住者が 除対 を する場合に 除 れる(所法84①)。

⑵ の

イ 除対 とは、 のうち年 16 以上の者をいう(所法2①

三 の二)。

) 令和元年 以

所得要

除対

居住者と

計を一にす

る年 16

以上の に

掲げる者

居住者の 者以外の

合計所得金額が

38 以 の者

である居住者に れ

た (年 18 )

者である居住者に

れた 人(年 65 以上)

( ) とは、居住者の ( 者を除く。)、 である居住者に れた (年 18 )及び

者である居住者に れた 人(年 65 以上)で、その居住者と 計を一にするもの( 事 専 者として

の支払を ける者及び 事 専 者を除く。)のうち、合計所得金額が38 以 である者をいう(旧所法2①

三 )。

持出可

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第5章 所得 除

-110-

) 令和2年 以降

所得要

除対

居住者と

計を一にす

る年 16

以上の に

掲げる者

居住者の 者以外の

合計所得金額が

48 以 の者

である居住者に れ

た (年 18 )

者である居住者に

れた 人(年 65 以上)

( ) とは、居住者の ( 者を除く。)、 である居住者に れた (年 18 )及び

者である居住者に れた 人(年 65 以上)で、その居住者と 計を一にするもの( 事 専 者として

の支払を ける者及び 事 専 者を除く。)のうち、合計所得金額が48 以 である者をいう(所法2①三 )。

除対 は、次のように れる(所法2①三 、三 の二、

三 の三、三 の 、措法41の16)。

の要

その の要

の要

に 当する者

年 16 以上18 以 の者

年 23 以上69 以 の者

一 の 除対

年 19 以上22 以 の者 特定

年 70 以上の者 人

居住者又はその 者の直

で、かつ、いずれかと 居

を としている者

居する 人

( 居 )

除額は、 の に じ、次のとおりである(所法84①、措法41の16

①)。

除 額

一 の 除対 380 000

特定 (19 以上22 以 ) 630 000

(70 以上)

居 等以外 480 000

居 等 580 000

( ) 除対 、特定 、 人 であるかどうかの 定は、その年12月31日 定に係る者が、 に

している場合は、その の時)の現 による(所法85 )。

通達 号 法令

所基通85-1、民法725

持出可

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第5章 所得 除

-111-

= 者

3

2

3

3

2

1

1= 者

2= 者

3= 者

の 6

の 5

4

3

2

1

6

2

3

4

5

6

4

5

6

5

6

3

4

5

6

4

の 5

の 6

参 考

居住者について、全て一律に 除 れる(旧所法86)。

除額は、380 000 である。

イ 基 除

居住者のその年 の合計所得金額の に じ定められた金額が 除 れる

(所法86)。

除額

除額は、次のとおりである(所法86)。

持出可

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第5章 所得控除

-112-

居住者の合計所得金額 控 除 額 2,400万円以下 2,400万円超 2,450万円以下 2,450万円超 2,500万円以下 2,500万円超

480,000円 320,000円 160,000円

(適用なし)

15 確定申告書への記載及び書類の添付等

⑴ 確定申告書への記載

所得控除の規定は、申告を要件として適用されるものではないが、確定申告書を

提出する場合には、その控除を受ける金額その他その控除に関する事項を記載し

なければならない(所法120①一、十一)。

なお、その年において支払を受けるべき給与等で年末調整の適用を受けたもの

を有する居住者が、令和元年分以降の確定申告書を平成31年4月1日以降に提出

する場合には、その確定申告書の記載事項のうち年末調整で適用を受けた控除額

と同額である所得控除に係る事項については、その控除の額等の簡便な記載によ

ることができる(所法120①、122③、125④、127④、所令263①、所規47①②④、

48②)。

⑵ 関係書類の添付及び提示

イ 雑損控除、社会保険料控除(国民年金の保険料及び国民年金基金の掛金)、小

規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除又は寄附金控除を

受ける場合には、これらの控除を受ける金額の計算の基礎となる金額その他の

事項を証する書類(領収書等)を、また、勤労学生控除を受ける場合には,勤労

学生に該当する旨を証明する書類を、それぞれ確定申告書に添付し、又は確定申

告書提出の際に提示しなければならない(所法120③、所令262①④)。

ロ 医療費控除(セルフメディケーション含む。)を受ける場合には、平成29年分

から、領収書等の添付又は提示に換えて医療費控除の明細書等を提出しなけれ

ばならない、(所法120④、措法41の17の2③)。

ただし、令和元年分の確定申告までは、医療費控除の明細書等の提出に代えて、医

療費の領収書の提出又は提示によることもできる(平29改正所法附則7②、平29改正措

附則58②)

ハ 扶養控除、配偶者控除、配偶者特別控除又は障害者控除の適用を受け、当該

控除対象が非居住者である親族(以下「国外居住親族」という。)の場合には、

平成28年分から、親族関係書類及び送金関係書類を確定申告書に添付し、又は

確定申告書提出の際に提示しなければならない(所法120③二、所令262③)。

ニ 平成31年3月31日以前に確定申告書を提出する場合には、源泉徴収票につい

ては、確定申告書に添付しなければならない(旧所令262⑤)とされていたが、

平成31年4月1日以降に確定申告書を提出す場合には、添付が不要となった。

持出可

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第5章 所得 除

-113-

( )1 確定 書に する書 については、第8章第3節 。

2 所得者が年末調 等の際に、 保 除、小規 等 金 除、 保 除、 震保 除

及び 学 除を けようとする場合には、上記と に、支払をした 又は 当する を する書 の提出又は

提示( 保 については国民年金の保 及び国民年金基金の 金の 、小規 等 金については

等から 除 れるものを除く。)が必要となる(所法194 、196②)。

3 平成28年 から、 等の年末調 の際に、国外居住 に係る 除等の適用を けようとする場合には、上

記と に、送金関係書 及び 関係書 の提出又は提示が必要となる。(所法190、所令316の2)

第3節 所得 除の

所得金額、 所得金額、 職所得金額などの課税 から所得 除の金額を

し引くに当たっては、所得 除相 の に し引く があるとともに、それ れの

課税 についても し引かれる が定められている。この節では、その所得 除

の について学習する。

学習のポイント

1 所得 除の は、どのようになっているのか

2 課税 からの所得 除の は、どのようになっているのか

所得 除の は、まず 除を の 除と して最 に所得金額から

し引き、次にその の 除を に行う(所法87①)。

( ) 除を するのは、 除の金額は の 除と なり、所得金額から引ききれない場合には、その引ききれな

い金額を 除 額として、 年以降3年 に り して所得計算の際に し引くことが められているからである。

の の

課税 からの所得 除の は、① 所得金額、② 所得金額、 職所得金

額の で し引く(所法87②)。すなわち、まず 除の金額を上記の で し

引いた 、なお所得の金額がある場合には りの 除の合計金額を じ で し引

くこととなる。

( ) これらの所得 除 の 額を、それ れ課税 所得金額、課税 所得金額、課税 職所得金額という(所法89②)。こ

の金額に対して 税率を乗じて税額を算出することとなる。

持出可

Page 25: 第5章 所得控除 · 2019. 8. 6. · 第5章 所得控除 -88- 第5章 所得控除 第1節 所得控除の種類と意義 所得税の税額は、課税標準から所得控除をした後の「課税所得金額」に税率を乗じ

第5章 所得 除

-114-

1 の金額のうち災 関 支出5 以 の場合

の金額- 所得金額等の10

2 の金額のうち災 関 支出5 の場合

の金額-次のいずれか い金額

① の金額-(災 関 支出の金額-5 )

② 所得金額等の10

3 の金額の全てが災 関 支出の場合

の金額-次のいずれか い金額

① 5

② 所得金額等の10

の金額= 金額-保 金等で れる金額

金額=災 又は しくは による 災 等によるや を得ない支出

災 関 支出=災 に直 関 した支出

支払った

の額

保 金などで

れる金額

10 と「 所得金額等の5 」との

いずれか ない方の金額 最 200 除の特例との重 )

の 例

の の

支払った特定

一 用

の 入額

- 保 金などで

れる金額- 1 2

最 8 8 ( 除との重 )

支払った又は から 除 れる 保 の合計額

支払った小規 等 金の合計額

保 保 個人年金

全体の適用限度額12

次の① により計算

① (平成24年1月1日以 に した保 等)

① の

(限度額4 )

限度額4 )

① の

(限度額4 )

方適用

(限度額4 )

方適用

(限度額4 )

② 旧 の

(限度額5 )

② 旧 の

(限度額5 )

年 の支払 保 等

除 額(税法) 除 額( 法)

20 000 以 支払保 等の全額

20 000

40 000 以

20 000

(支払保 等-20 000 ) 1 2

支払保 等 1 2

10 000

40 000

80 000 以

30 000

(支払保 等-40 000 ) 1 4

支払保 等 1 4

20 000

40 000 以 (支払保 等-20 000 ) 10 000

80 000 一律40 000

80 000 以 (支払保 等-40 000 ) 20 000

持出可

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第5章 所得 除

-115-

② 旧 (平成23年12月31日以 に した保 等)

と旧 の 方について 保 除を適用する場合

の計算 旧 の計算= 除額(最 4 )

なお、旧 の の を げるものではない。 除額の限度

の計算した保 除の合計額が12 を える場合は12

年 の支払 保 等

除 額(税法) 除 額( 法)

25 000 以 支払保 等の全額

25 000

50 000 以

25 000

(支払保 等-25 000 ) 1 2

支払保 等 1 2

12 500

50 000

100 000 以

37 500

(支払保 等-50 000 ) 1 4

支払保 等 1 4

25 000

50 000 以 (支払保 等-25 000 ) 1 2 12 500

100 000 一律50 000

100 000 以 (支払保 等-50 000 ) 1 4 25 000

震保 の支払金額の合計額

①)(最 5 )

保 の支払金額の合計額を

記の算 に当てはめて計算した

金額 ②)(最 1 5 )

①と②の合計で最 5 )

支払保 除額(税法) 除額( 法)

10 000 以 その支払金額

10 000

20 000 以

10 000

支払保 -10 000 ) 1 2

支払保 1 2

5 000

20 000 を 15 000

「特定 附金の合計額」と「 所得金額

等の40 」のいずれか ない方の金額 - 2 000

者 除額は、次の表で めた金額

平成29年 以 は、「 一 計 者」は「 除対 者」

上の により事理を 識する を く にある者、 明者その の 又は

体に がある者

者のうち、 又は 体に重度の がある者

一 計 者又は のうち、特別 者で、かつ、居住者又はその 者 しく

はその居住者と 計を一にするその の との 居を としている者

除 額

本 人 一 計 者又は

者 270 000

特別 者 400 000

居特別 者 750 000

持出可

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第5章 所得 除

-116-

( ) 除額は、次の表で めた金額

除 額

( ) 270 000

特 定 350 000

① と 別 した していない者又は が 明などの者で、 又は 所得

金額等が38 以 の 計を一にする ( の者の 除対 者(平成30年 以降は、「 一

計 者」)、 と れない者に限る。)がある者

② と 別した していない者又は が 明などの者で、合計所得金額が500 以

の者

上の①に 当する者で、 である を し、かつ、合計所得金額が500 以 の者

と 別 した していない者又は が 明などの者で、 所得金額等が38

以 の 計を一にする ( の者の 除対 者(平成30年 以降は、「 一 計 者」)、

と れない者に限る。)があり、かつ、合計所得金額が500 以 の者

参考

① と 別 した していない者又は が 明などの者で、 又は 所得

金額等が48 以 の 計を一にする ( の者の 除対 者(平成30年 以降は、「 一

計 者」)、 と れない者に限る。)がある者

② と 別した していない者又は が 明などの者で、合計所得金額が500 以

の者

上の①に 当する者で、 である を し、かつ、合計所得金額が500 以 の者

と 別 した していない者又は が 明などの者で、 所得金額等が38

以 の 計を一にする ( の者の 除対 者(平成30年 以降は、「 一 計 者」)、

と れない者に限る。)があり、かつ、合計所得金額が500 以 の者

270 000

所得等を する者のうち、合計所得金額が65 以 で、合計所得金額のうち 所得

等以外の所得の合計額が10 以 の者

参考

所得等を する者のうち、合計所得金額が75 以 で、合計所得金額のうち 所得

等以外の所得の合計額が10 以 の者

持出可

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第5章 所得 除

-117-

者 除額は、次の表で めた金額

除対 者とは、 一 計 者のうち、合計所得金額が1 000 以 である居

住者の 者

一 計 者とは居住者の 者でその居住者と 計を一にするもの(

事 専 者として の支払を ける者及び 事 専 者を除く )のうち、合計所得金

額が38 以 である者

除対 者のうち、年 70 以上の者

参考

除対 者とは、 一 計 者のうち、合計所得金額が1 000 以 である居

住者の 者

一 計 者とは居住者の 者でその居住者と 計を一にするもの(

事 専 者として の支払を ける者及び 事 専 者を除く )のうち、合計所得金

額が48 以 である者

除対 者のうち、年 70 以上の者

参考

次の表で めた金額

除 額

一 の 除対 者 380 000

人 除 対 者 480 000

居住者の 者でその居住者と 計を一にするもの( 事 専 者として の支払を

ける者及び 事 専 者を除く )のうち合計所得金額が38 以 である者

除対 者のうち、年 70 以上の者

居住者の合計所得金額 除 額

除対 者 人 除対 者

900 以

900 950 以

950 1 000 以

380 000

260 000

130 000

480 000

320 000

160 000

持出可

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第5章 所得 除

-118-

計を一にする 者( の 税者の と れる者、 事 専 者として の支

払を ける者及び 事 専 者を除く。)かつ、 除対 者に 当しない者で、当

者及び居住者の合計所得金額に基づき、次の表で めた金額

なお、 がお いに 者特別 除を適用することはできない。

者の

合計所得金額

除 額

居 住 者 の 合 計 所 得 金 額

900 以900

950 以

950

1 000 以

38

85 以38 26 13

85

90 以36 24 12

90

95 以31 21 11

95

100 以26 18 9

100

105 以21 14 7

105

110 以16 11

110

115 以11 8 4

115

120 以 4 2

120

123 以3 2 1

参考

計を一にする 者( の 税者の と れる者、 事 専 者として の支

払を ける者及び 事 専 者を除く。)かつ、 除対 者に 当しない者で、当

者及び居住者の合計所得金額に基づき、次の表で めた金額

なお、 がお いに 者特別 除を適用することはできない。

者の

合計所得金額

除 額

居 住 者 の 合 計 所 得 金 額

900 以900

950 以

950

1 000 以

48

95 以38 26 13

95

100 以36 24 12

100

105 以31 21 11

105

110 以26 18 9

110

115 以21 14 7

115

120 以16 11

120

125 以11 8 4

125

130 以 4 2

130

133 以3 2 1

持出可

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第5章 所得 除

-119-

参考

計を一にする 者( の 税者の と れる者、 事 専 者として の支

払を ける者及び 事 専 者を除く。)で 除対 者に 当しない者の合計所得金額

に基づき、次の表で めた金額

なお、居住者の合計所得金額が1 000 を える場合は 者特別 除の適用はなく、

がお いに 者特別 除を適用することはできない。

者の合計所得金額 除額

380 001 から399 999 まで 38

400 000 から449 999 まで 36

450 000 から499 999 まで 31

500 000 から549 999 まで 26

550 000 から599 999 まで 21

600 000 から649 999 まで 16

650 000 から699 999 まで 11

700 000 から749 999 まで

750 000 から759 999 まで 3

持出可

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第5章 所得控除

-120-

扶 養 控 除 額

(所法84①、措法

41の16①)

扶養控除額は、次の表で求めた金額

控 除 額

一 般 の 控 除 対 象 扶 養 親 族

(16歳以上18歳以下、23歳以上69歳以下) 380,000円

特 定 扶 養 親 族

(年齢19歳以上22歳以下) 630,000円

老人扶養親族

(70歳以上)

同 居 老 親 等 以 外 480,000円

同 居 老 親 等 580,000円

扶養親族とは

居住者の親族(配偶者を除く)、里親である居住者に委託された児童(年齢18歳未満)及び養

護受託者である居住者に委託された老人(年齢65歳以上)で、その居住者と生計を一にするも

の(青色事業専従者として給与の支払を受ける者及び白色事業専従者を除く。)のうち、合計所

得金額が38万円以下である者

Ⅰ 控除対象扶養親族とは

扶養親族のうち、年齢16歳以上の者

Ⅱ 特定扶養親族とは

控除対象扶養親族のうち、年齢19歳以上23歳未満の者

Ⅲ 老人扶養親族とは

控除対象扶養親族のうち、年齢70歳以上の者

Ⅳ 同居老親等とは

老人扶養親族のうち、居住者又はその配偶者の直系尊属で、かつ、居住者又はその配偶者

との同居を常況としている者

【参考】令和2年分以降

扶養親族とは

居住者の親族(配偶者を除く)、里親である居住者に委託された児童(年齢18歳未満)及び養

護受託者である居住者に委託された老人(年齢65歳以上)で、その居住者と生計を一にするも

の(青色事業専従者として給与の支払を受ける者及び白色事業専従者を除く。)のうち、合計所

得金額が48万円以下である者

基 礎 控 除 額

(所法86①)

380,000円

【参考】令和2年分以降

居住者の合計所得金額 控 除 額

2,400万円以下

2,400万円超 2,450万円以下

2,450万円超 2,500万円以下

2,500万円超

480,000円

320,000円

160,000円

(適用なし)

持出可