第5章快適で利便性の高いまち - Ayabe · 第5章快適で利便性の高いまち快適で利便性の高いまち第1節市街地の整備 1 土地利用～美しい街並は綾部の誇り～

第第第５５５章章章快快快適適適ででで利利利便便便性性性ののの高高高いいいまままちちち

１１節節市市街街地地のの整整備備

１土地利用 92

２市街地 94

２２節節交交通通ネネッットトワワーーククのの整整備備

１道路 96

２公共交通 99

３３節節居居住住環環境境のの整整備備

１住宅・宅地 101

２公園・緑地 104

３斎場・墓地 106

４地域情報化 107

第５章快適で利便性の高いまち快適で利便性の高いまち

第１節市街地の整備

１１１土土土地地地利利利用用用

～美しい街並は綾部の誇り～

▼大規模な土地の取引届出状況（単位：件）

年度

区分 H13 H14 H15 H16

国土利用計画法届出 1 3 4 0

都市計画課調べ

▼市開発指導要綱に基づく協議状況（単位：件）

年度

区分 H13 H14 H15 H16

協議件数 2 9 7 6

都市計画課調べ

現現況況とと課課題題

自然環境が豊かな綾部市において、市民のゆとりある生活と効率的な産業活動を

進めるためには、適正な土地利用を図ることが必要です。

そのため、綾部市では都市計画法や京都府土地利用基本計画等に基づき、用途地

域等を指定し、住居・商業・工業など都市機能の適正配置に努めています。さらに、

綾部市工業団地、あやべ桜が丘団地の整備・販売促進により、市街地における住工

混在の解消なども進めてきました。

また、新たな土地利用を誘導するため、市街地周辺の井倉町など５地区の市街化

調整区域において、開発許可基準の見直し（１７年度）による条件整備を進め、住

宅、アパート、店舗建設など、一定の土地利用ができるようになりました。

無秩序な宅地化は、効率・効果的な土地利用の支障となるため、長期的なまちづ

くりの視点に立ち、自然環境や防災に配慮した総合的・計画的な土地利用を進める

ことが重要です。

92

１１１総総総合合合的的的ななな土土土地地地利利利用用用方方方針針針ののの確確確立立立

① 都市計画マスタープランを策定し、総合的、計画的なまちづくりを進めます。

② 良好な街並景観を形成するため、景観形成の方針や先導的な整備地域などを示す

景観ガイドプランの策定を検討します。

２２２自自自然然然環環環境境境とととののの調調調和和和

① 農村地域の緑地や水辺空間等の保全を図るとともに、市街地内の緑化等、市民の

憩いの場の創出を推進します。

３３３土土土地地地利利利用用用ののの計計計画画画的的的誘誘誘導導導

（１）都市計画区域、線引き、用途地域の見直し

① 地域の実態に応じた効率・効果的な土地利用を図るため、都市計画区域のあり方

や市街化区域及び市街化調整区域の区域区分（線引き）の是非について検討すると

ともに、積極的に用途地域の見直しを行います。

（２）開発行為等の誘導

① 都市計画法など土地利用の規制・誘導に関する各種の手法を活用し、開発行為等

の計画的な誘導に努めます。

② 市街地周辺の市街化調整区域において新たな土地利用を進めるため、開発許可基

準の見直しを行います。

③ 市開発指導要綱に基づき秩序ある民間開発を促進します。

④ 自然との調和や防災に配慮された、居住環境や都市景観を形成するため、地区計

画等を活用したまちづくりを進めます。

都市計画法都市計画の内容及びその決定手続、開発

許可制度・建築制限などの都市計画制限、都市計画事業等に必要な事項を定めたもの。昭和４３年６月公布。

国土利用計画法総合的、計画的な国土利用を図るため、土地利用基本計画、土地取引の規制に関する措置などについて定めたもの。

京都府土地利用基本計画国土利用計画法に基づく土地取引・土地利用の規制、遊休土地に関する措置等を実施するための基本となる計画。

用途地域都市の環境保全や利便の増進のために、地域における建物の用途等に一定の制限を行う地域。１２種類の区分がある。

市街化調整区域都市計画区域のうち市街化を抑制すべき区域。

開発許可基準良好な市街地を形成するための開発に関する技術基準及び市街化調整区域における立地基準。

市開発指導要綱開発行為を行う者に対して指導・協議する指針。

都市計画マスタープラン市町村が定める都市計画に関する基本的な方針。

景観ガイドプラン景観に係る政策、施策などを行う上で基準となる指針、指標。

都市計画区域自然的・社会的条件や人口・土地利用・交通量等の現況及び推移を勘案し、一体の都市として総合的に整備・開発・保全する必要がある区域を指定するもの。

市街化区域都市計画区域のうち市街地及び優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域。

区域区分（線引き）都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に分ける区分のこと。

地区計画その地区にふさわしい特徴をもった街づくりを行うためのルールを定めたもの。

基基本本施施策策のの実実施施計計画画

93


第１節市街地の整備

２２２市市市街街街地地地

～まちなかのにぎわいの創出に向けて～

１１１既既既成成成市市市街街街地地地ののの整整整備備備

（１）都市基盤整備の推進

① 公共下水道や道路、公園等の都市基盤整備について、環境や防災面に配慮し、計

画的に推進します。

（２）美化・緑化の推進

① 各種公園、広場、歩道等の美化・緑化を推進し、豊かで潤いのある街並形成に努

めます。


市街地は、行政・商業・交通・文化等の様々な都市機能が集積し、市民生活や経

済・文化活動などの中心として重要な役割を担っています。しかし、近年、市民ニ

ーズの多様化や自家用車の普及、大型店舗の郊外出店等により、郊外への機能分散

と中心部の空洞化が懸念されています。

綾部市では、本宮豊里線（１４年度完成）、綾部吉美線等の都市計画道路、公共下

水道の整備のほか、ＪＲ綾部駅周辺整備、保健福祉センター（１３年度開設）、「あ

やべ健康プラザ」（１５年度開設）等の拠点施設整備により魅力ある市街地の整備

に努めてきました。

さらに、持続的発展が可能なまちづくりを実現させるため、「綾部市中心市街地活

性化基本計画」の策定（１５年度）など、中心市街地の活性化の取組を市民と共に

進めています。

市街地の活性化のためには、未利用地や空き店舗の活用による商業・業務機能の

集積等を更に推進する必要があります。あわせて、都市計画道路を中心とした道路

交通網の整備や水洗化区域の拡大など、市街地の更なる利便性の向上に努める必要

があります。


94

（３）ＪＲ綾部駅周辺の整備

① ＪＲ綾部駅北側の土地利用について、商業・業務機能、利便施設の集積など、市

街地開発の促進に努めます。

② 駅を中心とする幹線道路網の整備を図るため、都市計画道路本宮豊里線の整備を

検討します。また、綾部市立病院、保健福祉センターなど、市民の健康づくりの拠

点施設を結ぶ青野豊里線の整備を検討します。

（４）魅力ある商業ゾーンの充実

① 中心市街地活性化基本計画に基づき、市民の消費ニーズや商業環境の変化に対応

した商店街の自主的な取組を支援し、魅力ある商業ゾーンの形成に努めます。

② 市街地の空き家の利用促進や町家の活用を図るため、中心市街地活性化事業との

整合を図りながら、チャレンジショップなどの店舗利用を検討します。また、空き

地の新たな住宅用地への活用なども検討します。

２２２新新新市市市街街街地地地ののの整整整備備備

（１）新市街地づくり

① あやべ桜が丘団地において、地区計画に基づき魅力的な新市街地づくりに努めま

す。

（２）開発の誘導

① 未利用地等の活用による快適な住環境を効率的に創出するため、土地区画整理事

業等の検討や民間開発の誘導に努めます。

▲着々と住宅の建設が進むあやべ桜が丘団地

（平成１７年度撮影）

綾部市中心市街地活性化基本計画本市の中心市街地

が衰退傾向にある中で、市街地整備や商工業の振興を一体的に推進し、活性化を図るため、中心市街地活性化法に基づき策定された基本計画。平成１６年３月策定。

チャレンジショップ新たに創業しようとする人に、商店街等の空き店舗を、通常より有利な条件で一定期間提供し、将来の企業家等の育成を目指す実験的店舗。

地区計画その地区にふさわしい特徴をもった街づくりを行うためのルールを定めたもの。

95


第２節交通ネットワークの整備

１１１道道道路路路

～キラリふるさと道普請～

▼道路の状況（単位：ｍ、％）

延長舗装率区分

年度国道府道市道国道府道市道

Ｈ13 713,657 23,897 176,263 513,497 100.0 97.7 89.4

Ｈ14 716,216 26,180 176,539 515,673 100.0 97.7 89.5

Ｈ15 718,395 26,180 176,542 521,628 100.0 97.7 89.6

Ｈ16 727,451 26,180 176,542 524,729 100.0 97.7 89.7

※舗装率は、道路延長に占める舗装道実延長の割合

国道 27 号綾部拡幅工事(味方町)は含まず。

国土交通省福知山工事事務所提供、京都府中丹東土木事務所提供、土木建築課調べ


道路は、市民の暮らしや経済活動を支える重要な基盤であるだけでなく、災害時

の避難路や物資補給路など多様な機能を有しています。

綾部市では、近畿自動車道敦賀線や京都縦貫自動車道、国道２７号など、広域幹

線道路の整備進捗に伴い、京阪神地域への移動時間の大幅な短縮が進んできまし

た。

このような中、中丹広域農道の全線開通（１３年度）、京都縦貫自動車道・綾部

ＪＣＴ～綾部安国寺ＩＣの開通（１５年度）、宮代豊里線の整備（１５年度）、味方

里１・２号線の開通（１７年度）など、更なる道路整備が進みました。さらに、都

市計画道路綾部吉美線や主要地方道福知山綾部線などの拡幅改良により、道路のネ

ットワークが拡充され、利便性と周辺地域へのアクセスが向上しました。あわせて、

歩道の整備により、歩行者が安心して歩けるまちづくりも進めてきました。

一方、綾部市が管理する市道の総延長は約５２４km に達し、生活道路を中心に、

市民の道路整備に対する要望は強く、これらへの対応が課題となっています。また、

近畿自動車道敦賀線、京都縦貫自動車道、一般国道等についても更なる整備促進が

求められています。

96

▼市道の状況（単位：本、ｍ、％、橋）

区分

年度

路線数実延長改良率舗装率橋梁数橋長

Ｈ13 1,347 513,497 42.0 89.4 467 6,848

Ｈ14 1,354 515,673 42.6 89.5 469 6,870

Ｈ15 1,365 521,628 43.3 89.6 474 6,937

Ｈ16 1,383 524,729 43.7 89.7 478 6,983

※改良率及び舗装率は、実延長に占める割合土木建築課調べ

１１１広広広域域域幹幹幹線線線道道道路路路ののの整整整備備備

（１）高規格幹線道路の整備促進

① 近畿自動車道敦賀線について、北陸自動車道敦賀インターチェンジまでの早期完

成とあわせて、暫定２車線区間の４車線化の早期完成を国・府等関係機関に働きか

けます。

② 京都縦貫自動車道について、丹波綾部道路の早期完成を国・府等関係機関に働き

かけます。

（２）一般国道の整備促進

① 国道２７号について、「国道２７号整備促進期成同盟会」と連携する中で、綾部・

安国寺間の早期拡幅改良を国・府等関係機関に働きかけます。

（３）主要地方道の整備促進

① 福知山綾部線の大島・高津工区、小浜綾部線、綾部美山線、舞鶴綾部福知山線、

綾部大江宮津線、舞鶴和知線など主要地方道の整備促進を府等関係機関に働きかけ

ます。

② 小浜綾部線の国道昇格を「綾部小浜敦賀間国道編入並びに整備促進期成同盟会」

と連携する中で、国・府等関係機関に働きかけます。

（４）一般府道の整備促進

① 広野綾部線、上杉和知線、物部西舞鶴線、綾部大江線、渕垣上八田線など一般府

道の整備促進を府等関係機関に働きかけます。

２２２市市市道道道ののの整整整備備備

（１）市道整備の推進

① 都市計画道路本宮豊里線の整備を検討します。


97

② 小貝橋の整備を推進します。また、綾部市立病院、保健福祉センターなど、市民

の健康づくりの拠点施設を結ぶ青野豊里線の整備を検討します。

③ 生活道路について、緊急性の高い路線から順次計画的に整備します。また、防災

対策にも配慮した道路網の整備に努めます。

④ ミニ公募債としてキラリふるさと債（１８，１９年度）を発行し、緊急度の高い

市道整備を集中的に実施します。

（２）道路環境の整備

① 段差解消、歩車道分離等バリアフリー化に努めます。また、ガードレールなどの

交通安全施設の整備を進めます。

② 舗装、街路灯などのデザイン、色等については、街並との調和に配慮します。

２市道の整備

・キラリふるさと債道路整備事業費（累計） ― ４億円

・市道舗装率 89.7% 90.0%

目目指指すす目目標標

数値目標現状値平成１６年度

目標値平成２２年度

▲国道２７号と主要地方道綾部インター線を結ぶ

味方里１・２号線（開通式平成１７年１０月）

▲市街地を南北に結ぶ都市計画道路綾部吉美線

98


第２節交通ネットワークの整備

２２２公公公共共共交交交通通通

～あやバスに乗る～

▼鉄道利用通学費補助金交付状況（単位：人）

区分

年度利用者数

H13 ２０

H14 １７

H15 ２２

H16 ２７

企画広報課調べ

１１１鉄鉄鉄道道道ののの充充充実実実

（１）利用促進

① 鉄道利用通学費補助など綾部市鉄道利用促進事業実行委員会が企画・実施する鉄


自家用車の普及や高速自動車道の整備などにより、相対的に公共交通機関の利用

は減少傾向にあります。特にその状況は、都市部と比較して公共交通機関の基盤が

弱い地方都市において顕著であり、所によってはその維持さえも困難な状況となっ

ています。

このような中、本市の鉄道を取り巻く状況は、ＪＲ山陰本線の電化による、京阪

神地域との時間短縮や、ＪＲ綾部駅の橋上化、南北自由通路の設置、駅周辺アクセ

ス道路の整備など、鉄道利用の利便性は着実に向上しています。さらに、特急電車

と市営駐車場の利用をセットにしたパーク＆レールの販売や、早朝の通勤特急の新

設など、ソフト面においても充実が図られています。

また、生活バス路線については、民間会社の市内バス路線からの撤退に伴い、平

成１７年度から、従来の路線に加えて市街地２路線を新設したあやべ市民バス「あ

やバス」の運行を開始しました。

今後、高齢化の急速な進行や地球環境保護の観点などから、公共交通機関の役割

は、これまで以上に重要であり、その充実が求められています。


99

道利用促進事業を支援します。

② 鉄道利用促進につながる新たな取組等について、綾部市鉄道利用促進事業実行委

員会と連携を取りながら検討していきます。

（２）利便性の向上

① 利用しやすいダイヤ編成などの利便性の向上や、ＪＲ山陰本線の複線化の早期実

現などについて、関係団体と連携をとりながらＪＲ西日本や国・府等に働きかけま

す。

２２２バババススス路路路線線線ののの充充充実実実

（１）生活バス路線の充実

① ＪＲ綾部駅及びあやバス各路線への乗り継ぎに配慮するとともに、わかりやすい

時刻表を作成するなど、あやべ市民バスの利便性の向上を図ります。

② 新たに導入した予約型路線の利用方法の周知を行うことにより予約型の定着を図

るとともに、効率的な運行体系の見直しを検討します。

③ 地域が主体となって運営する自主運行バスの支援を行います。

（２）高速バス路線の充実

① 高速バスの運行数の増便について民間会社に働きかけます。

パーク＆レール鉄道利用促進及び市営駐車場の利用

率の向上を図るため、ＪＲと市が連携し、市営駐車場の駐車料金と綾部駅と京都駅間の特急券をセットで割引する制度。

鉄道利用通学費補助鉄道利用促進と若年層の定住を目的に、綾部市鉄道利用促進事業実行委員会が行う通学費補助。ＪＲ等を利用して遠距離通学する市内在住の大学生等が対象。

綾部市鉄道利用促進事業実行委員会地元鉄道の利便

性向上のため、鉄道に対する市民の理解と協力を求め、ＪＲ山陰本線等の利用の促進・拡大を図ることを目的とする市民組織。

予約型路線所定の路線及び時刻を設定し、事前に予約のある便についてのみ、乗合タクシー方式で運行する路線。複数の人との乗合制となる。

自主運行バス地域が設立した協議会が事業主体となり、国の許可を取得し、運行を行う路線バス。

１鉄道網の充実

・鉄道利用通学費補助事業利用者数（年間） 27 人 35 人

２バス路線の充実

・あやべ市民バスの乗車人数（年間）－ 180,000 人

・地域による自主運行バスの団体数－ 3 団体




100


第３節居住環境の整備

１１１住住住宅宅宅・・・宅宅宅地地地

～暮らし満足、桜が丘・檪の里～

▼住宅の状況（単位：世帯）

普通世帯区分

年持家公営住宅民営住宅給与住宅間借

寄宿舎下

宿その他

Ｈ２ 12,653 10,152 905 1,133 403 60 390

Ｈ７ 13,180 10,320 898 1,352 534 76 409

Ｈ12 13,483 10,497 976 1,388 508 114 382

国勢調査


生活の質や居住環境への関心が高まる中で、生活の利便性向上だけでなく、潤い

のある豊かな居住空間を形成することが求められています。また、近年、田舎暮ら

しやスローライフ、就農などへの関心が高まる中で、その受け皿づくりが必要とな

っています。

綾部市では、平成１２年度から分譲を進めているあやべ桜が丘団地をはじめ、青

野・上延地区などの新市街地や民間の宅地開発地など、市街地を中心に個人住宅や

賃貸住宅の整備が急速に進んでいます。特に、あやべ桜が丘団地には、約２８０世

帯９００人が住む新たな街並が形成されています。

また、従来の空き家登録制度に加え、新規就農希望者の受け皿として、平成１６

年度からあやべ檪の里の分譲を開始するなど新たな定住化対策も推進しています。

さらに、道路、下水道、公園・緑地等の整備や危険箇所での急傾斜地崩壊対策事

業などを推進しています。一方、市営住宅については、老朽化が進み、維持管理費

がますます増大するなどの課題も生じています。

今後も、あやべ桜が丘団地について積極的な営業活動を展開し、早期完売を目指

すとともに、より魅力的な住宅地の形成を図ることが重要になっています。また、

あやべ檪の里についても、更なる分譲促進を図る必要があります。

さらに、安全で快適な居住環境の整備を推進するとともに、乱開発の防止など適

正な開発・整備に努める必要があります。

101

１１１あああやややべべべ桜桜桜ががが丘丘丘団団団地地地ののの販販販売売売促促促進進進

① あやべ桜が丘団地について、販売計画に基づく広告宣伝事業などの各種事業や積

極的な営業活動を展開し、早期完売を目指します。

② 恵まれた環境や公共下水道等各種都市基盤、貸農園制度など、快適な暮らしのた

めの条件が整っていることを広くＰＲします。また、あやべ桜が丘ハウスパーク運

営協議会などの関係団体や市民・民間の協力を得る中で、ネットワークを大切にし

た積極的な販売活動を進めます。

２２２あああやややべべべ檪檪檪ののの里里里ののの販販販売売売促促促進進進

① あやべ檪の里については、京都府や里山ねっと・あやべなど関係団体と連携し、

あやべアグリフレンドの活用、農村都市交流に関する各種イベント等への出展など

による積極的な営業活動を展開し、早期完売を目指します。

３３３住住住宅宅宅・・・宅宅宅地地地ののの整整整備備備

（１）公営住宅の整備

① 市営住宅（１６年度末，３１３戸）について、高齢者や障害のある人にも配慮す

る中で老朽住宅の改修を計画的に進めるとともに、水洗化などの整備を図ります。

② 市営住宅の整備に当たり、民間の資金やノウハウを活用した手法であるＰＦＩの

導入を検討します。

③ 府営住宅の改善や建設を京都府に働きかけます。

（２）住宅・宅地の確保

① 綾部市の自然環境の美しさや田舎暮らしの豊かさをアピールし、ＵＪＩターン対

策としての空き家登録制度（１０～１６年度契約数，１８件）の活用を図ります。

② 市民ニーズを把握する中で、土地区画整理事業など宅地供給の方策を検討します。

③ 開発等に係る適正な指導を行い、宅地開発を促進するとともに、京都府と連携し、

違法開発等に迅速かつ厳正に対応します。

４４４住住住宅宅宅環環環境境境ののの整整整備備備

① 安全で快適な居住環境を創出するため、防災の視点にも配慮する中で、道路、下

水道、公園・緑地などの整備を計画的に推進します。

② あやべ桜が丘団地では、公園などの整備を検討するとともに、入居者や建築関係


102

者と連携し、地区計画に基づく良好な街並の形成に努めます。

③ 既存住宅周辺での危険箇所における急傾斜地崩壊対策事業などの促進に努めます。

④ 景観の維持や危害防止を図るため、屋外広告物の規制に努めます。

スローライフ「スロー」をキーワードにした、自然

と調和したゆったりとした時間の流れを楽しむ生活。あやべ桜が丘団地綾部市の定住対策の一環として平

成１２年５月から販売を開始した分譲地で、平成１７年３月末時点で全４５９区画中２９７区画を販売。

空き家登録制度市内の空き家に関する情報を収集し、ＵＪＩターン希望者等に情報提供・紹介を行い、定住促進を図る制度。

あやべ檪の里農家の高齢化に伴う農地の荒廃化の防止、農業振興、農村地域の活力の向上を目的に、新規就農者の定住先として平成１６年６月から販売を開始した分譲地。平成１７年３月末時点で全１５区画中６区画を販売。

あやべ桜が丘ハウスパーク運営協議会あやべ桜が丘団地の分譲促進を目的に設立された民間住宅メーカーの集合体で、豊富な顧客情報や蓄積されたノウハウ、各種イベントやモデル住宅の建築等により分譲実績の

一端を担っている。里山ねっと・あやべ豊かな自然や地域の伝統文化、

知恵、情報、人脈などをいかした市民参加型の事業を展開するＮＰＯ法人。綾部市における農村都市交流の中核となる組織。

あやべアグリフレンド綾部市への定住や就農に関心を持つ方々を対象として、就農研修を中心に、イベント・地域情報の案内、地元農家との交流、農地・住居の紹介、相談などを行う就農支援組織。

ＰＦＩプライベート･ファイナンス･イニシアティブの略称で、公共施設等の建設･維持管理･運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法。

ＵＪＩターン大都市から地方都市への人口移動で、Ｕターンは自分の出身地に、Ｊターンは出身地の近くの都市などに帰り、Ｉターンは出身地以外の地方都市などに居住するパターンを示す。

１あやべ桜が丘団地の販売促進

・あやべ桜が丘団地の分譲区画数（累計） 297 区画 459 区画

２あやべ檪の里の販売促進

・あやべ檪の里の分譲区画数（累計） 6 区画 15 区画




▲個性豊かな住宅が並ぶあやべ桜が丘団地の街並

▲笑顔が溢れるあやべ桜が丘団地の住民の皆さん

▲菜園付き分譲地あやべ檪の里

103



２２２公公公園園園・・・緑緑緑地地地

～花と緑にあふれたまちづくり～

▼都市公園の状況

年度

区分Ｈ13 Ｈ14 Ｈ15 Ｈ16

箇所 ( か所 ) 32 40 40 41 総数

面積 ( ｈａ ) 44.5 45.4 47.8 47.8

都市計画区域内人口 ( 人 ) 36,520 36,324 36,282 36,144

１人当たりの面積 ( ㎡ ) 12.2 12.5 13.2 13.2

※都市計画区域内の数値（各年度末現在）都市計画課調べ


公園や緑地は、街並に潤いを与え、人々のゆとりや憩いの場としてレクリエーシ

ョン活動やコミュニティ形成などに利用されています。さらに、ヒートアイランド

現象の緩和や災害時における防災空間・避難場所としても重要な役割を担っていま

す。

綾部市では、上杉総合運動公園をはじめ、紫水ヶ丘公園、あやべ桜が丘団地の公

園など、多様な公園・緑地の整備を進めてきた結果、市民一人当たりの都市公園面

積は、約１３㎡になりました。高倉公園においては、平成１５年度に夜間照明付テ

ニスコートの整備を行い、公園に対する市民ニーズにこたえてきました。

これからは、より市民に親しまれる公園となるよう、市民や企業等とのパートナ

ーシップによる管理を進める必要があります。

また、（財）綾部市みどり公社や綾部市環境市民会議との連携により、あやべ由良

川花壇展やコスモス祭などのイベントを通して、市民の花づくりや緑化思想の普及

を推進し、花と緑にあふれたまちづくりを推進しています。

今後も、市民運動として、花づくりや緑化運動を推進する必要があります。

104

１１１公公公園園園・・・緑緑緑地地地ののの整整整備備備・・・管管管理理理

① 緑の保全、公園・緑地の整備、公共公益施設や民有地の緑化にかかわる施策を総

合的、計画的に推進するため、緑の基本計画の策定を検討します。

② 紫水ヶ丘公園の拡充に努めます。また、あやべ桜が丘団地等の公園整備について

検討します。

③ 上延第２公園などの街区公園の整備を検討します。

④ （財）綾部市みどり公社等と連携し、各種公園施設の適切な維持管理に努めます。

また、市民や企業等との協働による公園管理を推進します。

２２２水水水辺辺辺・・・里里里山山山ののの活活活用用用

① 市民と共に身近な遊びの場、自然体験の場である由良川水生園などの有効活用に

努めます。

② 由良川、上林川や里山など、豊かな緑と清流が織りなす自然環境をいかした憩い

の場づくりを検討します。

３３３花花花づづづくくくりりり・・・緑緑緑化化化運運運動動動ののの推推推進進進

① あやべ由良川花壇展（１７年度来場者約１５，０００人）、コスモス祭（１７年度

来場者約１，０００人）など、(財)綾部市みどり公社や綾部市環境市民会議が取り

組むイベントを通じて、花と緑あふれるまちづくりを促進します。

② 沿道のフラワーポットなどを活用し、綾部市環境市民会議や市民との協働により

花と緑あふれるまちづくりを推進します。

ヒートアイランド現象道路やビルなどのアスファル

ト、コンクリートに溜め込まれた熱や、自動車やクーラーから排出される熱により、都市部の気温が周辺部の気温より高くなり、熱の島のようになっている状態。

綾部市環境市民会議市民・事業者・行政が相互に協力・連携して環境保全への取組を自発的に推進するための組織。

緑化思想緑豊かな環境を造り、育て、守ろうとする思想、考え。

緑の基本計画緑地の適正な保全及び緑化の推進に関する目標と実施のための施策等を内容とした、緑とオープンスペースの総合的な計画。

１公園・緑地の整備・管理

・都市公園の一人当たり面積 13.2 ㎡／人 17 ㎡／人





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３３３斎斎斎場場場・・・墓墓墓地地地

～人生の終焉を厳かに～

▼火葬場使用状況（単位：人） ▼葬祭場使用状況（単位：件）

年度

区分 H13 H14 H15 H16

年度

区分 H13 H14 H15 H16

市内 455 449 474 439 告別式 132 78 91 121大

人市外 44 56 68 42 通夜 20 20 29 47

市内 1 3 1 3 環境保全課調べ小

人市外 0 2 0 0

合計 500 510 484 543 環境保全課調べ

１１１斎斎斎場場場ののの充充充実実実

① 長期的使用に耐え得るよう、斎場の適切な維持管理を行います。また、利用者の

ニーズに合わせた葬祭場の利便性向上を図ります。

２２２墓墓墓地地地ののの充充充実実実

① 共葬墓地（３７９区画）の環境整備と保全に努めます。また、墓地需要を勘案す

る中で、新たな墓地整備の検討を進めます。


斎場・墓地は、地域社会の基盤施設として重要な役割を果たしています。

綾部市では、平成６年度に葬祭場を備えた斎場を整備しましたが、整備後１０年

が経過し、年間約５００件の利用がある中で、長期的な使用に耐えるよう炉の改修

（１７年度）など、適切な維持管理と安全な稼働を行っています。また、葬祭場を

利用しての通夜やモニターテレビの設置（１３年度）など、利用者の利便性に配慮

した運営を行ってきました。

一方、共葬墓地については、一部を再整備し、新たに７３区画を造成（１５，

１６年度）し、市民ニーズにこたえてきました。さらに、市民の墓地需要を見通す

中で、新たな墓地整備を検討する必要があります。


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４４４地地地域域域情情情報報報化化化

～ＩＴをいかしたまちづくり～

１１１高高高度度度情情情報報報化化化ののの推推推進進進

（１）情報化への環境形成

① 小・中学校において、情報通信ネットワーク環境を利用し、情報教育の充実に努


近年、パソコンの普及とともに、光ファイバーやＡＤＳＬ等の高速インターネッ

ト網の整備が進み、また、携帯電話をはじめとする情報通信端末も目覚しい進化を

続けています。同時に、インターネットショッピングなどの電子商取引や、防災情

報などの電子行政サービス等、いつでもどこからでも必要な情報を入手できる便利

な社会の実現に向けて、各方面で情報通信システムの構築が急速に進められていま

す。

一方で、習熟の度合いによる情報活用能力や地域間の情報通信基盤の格差等の課

題が依然として残されています。最近では、振り込め詐欺等、情報通信機器を悪用

した犯罪や個人情報の流出など様々な問題も生じています。

こうした中、綾部市では、住民基本台帳ネットワークシステムの構築（１５年度）

やホームページの充実により行政サービスの向上に努めるとともに、光ファイバー

網による学校間の情報通信基盤の整備（１６年度）等により、個人や地域の情報通

信格差の是正に努めています。また、オフトーク通信や第３セクター（株）エフエ

ムあやべによるコミュニティＦＭ放送局などを活用し、公平で公正な情報サービス

の提供に努めています。特に平成１６年１０月の台風２３号において、地域の災害

情報の迅速な伝達に対するコミュニティＦＭ放送の有効性が実証されました。

今後とも、市民の誰もが情報通信技術の進展による利便性を安心して享受できる

よう、情報格差の解消や安全性に配慮する中で、地域特性や市民ニーズに対応した

情報環境の整備を進める必要があります。


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めます。

② ＩＴ講習会等により市民の情報活用能力の向上を支援します。

（２）新たな情報システムの構築

① 市民の利便性向上のため、インターネットから施設予約や各種行政手続が利用で

きるよう、行政サービスの電子化を進めます。

② 行政事務の簡素化、効率化、迅速化を図るため、行政事務の電子化を推進します。

③ 住民基本台帳カードを利用した行政サービスの向上方策について検討します。

④ インターネットを利用した中心市街地等地域活性化のための取組などを支援し

ます。

２２２既既既存存存メメメデデディィィアアアののの充充充実実実

① オフトーク通信の運営（１７年度，７組合）に対して引き続き支援を行います。

② インターネットホームページについて、閲覧者の知りたい情報を的確に提供する

ため、更なる内容の充実に努めます。

③ 第３セクター（株）エフエムあやべが運営するコミュニティＦＭ放送について、

広告収入等の拡大による経営の安定と放送内容の充実に努めて、聴取者に公平・正

確な情報を迅速に提供できるよう支援します。

④ 平成２３年の地上デジタル放送への完全移行に向けて、関係機関の協力を得なが

ら円滑な移行が行われるよう検討を進めます。

光ファイバーガラスやプラスチックの細い繊維でで

きている光を通す通信ケーブル。光ファイバーで実現できる通信速度は従来の銅線と比べて段違いに高速である。

ＡＤＳＬ「加入者線」と一般に呼ばれる従来の電話回線を利用し、専用の接続機器経由で高速なデータ伝送を可能にしたデジタル技術の 1 つ。

電子行政サービスインターネットを通じて、いつでも、どこからでも申請・届出等ができるサービス。

住民基本台帳ネットワークシステム市町村が管理する本人確認情報をネットワーク化するシステム。全国

どこの市町村でも住民票の写しを取ることができるほか、国の機関への情報提供が可能となるため、各種の申請等の簡略化が期待されている。

コミュニティＦＭ放送地域に密着したきめ細かい情報を提供する出力の小さいＦＭ放送。

地上デジタル放送地上の電波塔から送信する地上波テレビ放送をデジタル化したもの。２００３年１２月に関東圏・中京圏・近畿圏の三大都市圏で放送が開始され、２００６年以降、その他の地域でも開始される。

１高度情報化の推進

・インターネットから予約可能な公共施設数 0 施設 80 施設

２既存メディアの充実

・ホームページ閲覧件数（年間） 100,000 件 360,000 件




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