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簿殿4 沿宿宿宿宿宿宿宿沿沿特別寄稿 *この写真は特別許可をいただき撮影したものです。

特別寄稿 - Yaita第51号 市 民 力 か わ ら 版 平成28年2月1日 あ る 日 の 懇 親 会 の 席 上 で 、 矢 板 に は 伝 統 文 化 ・ 伝 統 工 芸 に

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Page 1: 特別寄稿 - Yaita第51号 市 民 力 か わ ら 版 平成28年2月1日 あ る 日 の 懇 親 会 の 席 上 で 、 矢 板 に は 伝 統 文 化 ・ 伝 統 工 芸 に

第51号 市 民 力 か わ ら 版 平成28年2月1日

ある日の懇親会の席上で、

矢板には伝統文化・伝統工

芸に秀でており、全国的に

活躍しているエキスパート

として、宮大工の小川三夫

氏や書家の柿沼翠流先生、

そして日本刀の製作者の加

藤慎平刀匠の話題になりま

した。いまやテレビなどで

は、若い女性に人気がある

など日本刀が注目されてい

ますが、全国的に著名な加

藤慎平刀匠の技や技術を発

揮する機会が少ないことを

聞き及びました。

そんな時、日光東照宮の

四百年式年大祭の記念事業

として、新宝物館が建設さ

れることとなりました。こ

の記念事業の一環として奉

納刀の献上を企画し、加藤

慎平刀匠に制作を依頼する

ことによって、氏の本領を

発揮することができるので

はと、そして、それが一般

市民の認識にもつながり、

活躍も増えるのではないか

と、奉納刀実行委員会を立

ち上げることにいたしまし

た。遠

藤市長をはじめ、市職

員の皆様にも「市内に立派

な伝統文化の継承者が居る

ことを広報の特集や伝統文

化の講演会を行うことによ

り、内外に矢板の文化のレ

ベルの高さをアピールしよ

う」と、大変ご協力いただ

きました。

おかげさまで、最終的に

百名の実行委員と千二百六

十八名の協賛者により、三

百二十二万八千三十八円の

協賛金が得られ、経費を差

し引き三百万円の支援金を

加藤慎平刀匠に渡すことが

できました。関係者の皆様

に感謝申し上げます。

完成した奉納刀は、奉納

刀協賛金芳名簿とともに、

十月十三日午前十時、日光

東照宮祈祷殿にて奉納式の

座上、稲葉宮司様に手渡さ

れ、日光東照宮新宝物館に

展示されました。

また、奉納に先立ち、九

月七~九日の三日間、市役

所一階市民室特別コーナー

において、奉納刀の一般公

開をいたしましたところ、

約七百名の参観者を数え、

奉納刀の関心の高さを痛感

するとともに、三日間、参

観者に説明をして立ち会っ

てくださった加藤慎平刀匠

と関係者の皆様に、感謝申

し上げます。

●まずは完歩おめでとうご

ざいます。

ありがとうございます。

私は十月二十四日からの連

続した七日間で江戸から東

照宮まで歩きましたので、

日にちごとに「完歩証」を

貰いました。出立のときは、

八十四名でしたが、最終日

の東照宮では七十五名でし

た。東照宮五重塔に到着し

たときは、「やったー!」

という気持ちで、本当にう

れしく、感激しました。

なお、徳川時代の社参は

四日で東照宮に到着する行

程でした。

●参加しようと思ったきっ

かけは

以前から、日光街道や東

海道などの旧街道を歩く

(走る)ことを考えていた

ところです。今回下野新聞

で「日光社参ウオーク」を

知り、参加者募集開始の八

月二十八日に早速申込をし

ました。

●一番きつかったのは

宇都宮から日光(東照宮

の標高六百二十m)へは緩

やかな登りとなりますが、

きついとは感じませんでし

た。マラソン大会にも参加

していますが、それと比べ

るとずっと楽でした。

ただ、五日目の小山から

宇都宮に向かうときの国道

4号線を歩いた時は、直線

が長く向い風の中、ひたす

ら歩いたのには閉口しまし

た。

●沿道の声援は

本隊コースは赤色と青色

の二隊に分かれ、それぞれ

が先頭と後尾にのぼりを立

て、東京日本橋を出発、川

口宿、岩槻宿、栗橋宿、小

山宿、宇都宮宿、今市宿、

東照宮と日光社参の各宿場

をたどりながら歩きました。

栃木県野木町に入ると町

長さんをはじめ町職員の方々

のお迎えがあり、その後、

各休憩所では、お茶や果物、

食事などの接待を受け、元

気をもらいました。

沿道の声援は毎日「社参

ウオーク」のニュースがN

HKやとちぎテレビにより

放送されていたせいか、栃

木県内に入ってから沿道の

声援を受けることが多くな

りました。

(T・S)

日光社参ウオークに参加して

田上

孝さん(六十五歳)

徳川家康の四百回忌に

合わせ、徳川歴代将軍が

日光東照宮までの約百五

十㎞のルートをたどる

「日光社参ウオーク」。

その本隊コースに参加

した田上孝さんにお話を

伺いました。

伝統文化の集いから

日本刀の奉納へ

特別寄稿

和氣

邁すぐる*この写真は特別許可をいただき撮影したものです。

和氣事務局長と加藤慎平氏