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科目番号 BB21 111B21 1111 授業科目 憲法Ⅰ( Constitutional Law Ⅰ ) 担当教員 土 屋 英 雄 研究室 人社 B403 単位数 2 単位 オフィスアワー 授業当日(予約必要) 学期曜時限 2 学期 火 4・5 時限 授業対象学生 1・2 年次 授業概要 憲法総論,人権総論を扱う。 授業目標・授業内容・使用教科書 憲法総論、人権総論を扱う。 使用テキスト: 土屋英雄『思想の自由と信教の自由』(尚学社、2003年) 土屋英雄『日本国憲法講義覚書』(社会学類の授業関連ページで閲覧・印刷可能) (参考文献:土屋英雄『自由と忠誠』尚学社、2002年) 単位取得要件 学期末試験 備考 国際(BC11 711、R11 4911)と共通 科目番号 BB21 121B21 1121 授業科目 憲法Ⅱ( Constitutional Law Ⅱ ) 担当教員 土 屋 英 雄 研究室 人社 B403 単位数 2 単位 オフィスアワー 授業当日(予約必要) 学期曜時限 3 学期 火 4・5 時限 授業対象学生 1・2 年次 授業概要 人権各論を扱う。 授業目標・授業内容・使用教科書 人権各論を扱う。 使用テキスト: 土屋英雄『思想の自由と信教の自由』(尚学社、2003年) 土屋英雄『日本国憲法講義覚書』(社会学類の授業情報ページで閲覧・印刷可能) (参考文献:土屋英雄『自由と忠誠』尚学社、2002年) 単位取得要件 学期末試験 備考 国際(BC11 721、R11 4921)と共通 - 41 -

科目番号 BB21 111 B21 1111 - 筑波大学shakai.tsukuba.ac.jp/.../syllabus/2007pdf/law1.pdf科目番号 BB21 111、B21 1111 授業科目 憲法Ⅰ( Constitutional Law Ⅰ )

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科目番号 BB21 111、B21 1111 授業科目 憲法Ⅰ( Constitutional Law Ⅰ )

担当教員 土 屋 英 雄 研究室 人社 B403

単位数 2 単位 オフィスアワー 授業当日(予約必要)

学期曜時限 2 学期 火 4・5時限 授業対象学生 1・2 年次

授業概要 憲法総論,人権総論を扱う。

授業目標・授業内容・使用教科書 憲法総論、人権総論を扱う。

使用テキスト:

土屋英雄『思想の自由と信教の自由』(尚学社、2003年)

土屋英雄『日本国憲法講義覚書』(社会学類の授業関連ページで閲覧・印刷可能)

(参考文献:土屋英雄『自由と忠誠』尚学社、2002年)

単位取得要件 学期末試験 備考 国際(BC11 711、R11 4911)と共通

科目番号 BB21 121、B21 1121 授業科目 憲法Ⅱ( Constitutional Law Ⅱ )

担当教員 土 屋 英 雄 研究室 人社 B403

単位数 2 単位 オフィスアワー 授業当日(予約必要)

学期曜時限 3 学期 火 4・5時限 授業対象学生 1・2 年次

授業概要 人権各論を扱う。

授業目標・授業内容・使用教科書 人権各論を扱う。

使用テキスト:

土屋英雄『思想の自由と信教の自由』(尚学社、2003年)

土屋英雄『日本国憲法講義覚書』(社会学類の授業情報ページで閲覧・印刷可能)

(参考文献:土屋英雄『自由と忠誠』尚学社、2002年)

単位取得要件 学期末試験 備考 国際(BC11 721、R11 4921)と共通

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Page 2: 科目番号 BB21 111 B21 1111 - 筑波大学shakai.tsukuba.ac.jp/.../syllabus/2007pdf/law1.pdf科目番号 BB21 111、B21 1111 授業科目 憲法Ⅰ( Constitutional Law Ⅰ )

科目番号 B21 1131 授業科目 憲法Ⅲ( Constitutional Law Ⅲ ) 担当教員 國 分 典 子 研究室 人社 B306

単位数 2 単位 オフィスアワー メール等で予約 学期曜時限 2 学期 木 4・5時限 授業対象学生 2・3 年次

授業概要 統治機構を扱う。

授業目標・授業内容・使用教科書 【授業目標】 日本国憲法の規定する統治機構の特徴とその問題点についての理解を深めることを目標とする。 【授業内容】 憲法の統治機構に関する部分の各テーマについての概説的な説明を中心に行う。関連する主要判例の

紹介や昨今社会的に話題になっている論点を加えて講義していくことにしたい。 一学期間に扱う主たるテーマは以下のとおりである。 ①ガイダンス-統治機構序論 ②統治機構における国民の位置づけ ③政党 ④国会 ⑤内閣 ⑥裁判所 ⑦憲法裁判 ⑧財政 ⑨地方自治 ⑩憲法秩序・憲法改正 【使用教科書】 教科書は特に用いないが、六法を持参すること。適宜、プリントを配布する。 単位取得要件 学期末試験 備考 科目番号 B21 0522 授業科目 憲法演習Ⅱ( Seminar on Constitutional Law Ⅱ )

担当教員 土 屋 英 雄 研究室 人社 B403

単位数 3 単位 オフィスアワー 授業当日(予約必要)

学期曜時限 1~3 学期 火 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 憲法判例を扱う。

授業目標・授業内容・使用教科書 憲法判例を扱う。 演習開始日に基本テキストを指定する。

単位取得要件 授業出席とレポート評価 備考 政治学(B31 0622)と共通

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科目番号 B21 0492 授業科目 憲法演習Ⅳ( Seminar on Constitutional Law ) 担当教員 國 分 典 子 研究室 人社 B306

単位数 3 単位 オフィスアワー メール等で予約

学期曜時限 1~3 学期 木 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 憲法の基本問題を中心に扱う。 授業目標・授業内容・使用教科書 毎回、参加者の中からレポーターを立て、各テーマについて順番に報告をしてもらい、その後、全員

で討論するという形式で進める予定である。

具体的内容については、初回に受講生の希望も聞きながら、決定することとする。

単位取得要件 報告および討論への積極的参加 備考 科目番号 BB21 141 、B21 1141 授業科目 憲法特殊講義Ⅰ( Special Lecture on Constitutional Law Ⅰ )

担当教員 土 屋 英 雄 研究室 人社 B403

単位数 2 単位 オフィスアワー 授業当日(予約必要)

学期曜時限 1 学期 火 4・5時限 授業対象学生 1~4 年次

授業概要 現代中国の憲法制度を講述する。 授業目標・授業内容・使用教科書 現代中国の憲法を中核とする法制度の内容及びその運用上の問題を講述する。

使用テキスト:

土屋英雄著『現代中国の憲法集-解説と全訳、関係法令一覧、年表-』(尚学社、2005年)

参考文献:

土屋英雄編著『中国の人権と法』(明石書店、1998年)

単位取得要件 学期末試験 備考 平成 17 年度までの「憲法特殊講義」に相当する。

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科目番号 B21 1151 授業科目 憲法特殊講義Ⅱ( Special Lecture on Constitutional Law Ⅱ ) 担当教員 國 分 典 子 研究室 人社 B306

単位数 2 単位 オフィスアワー メール等で連絡

学期曜時限 3 学期 金 4・5時限 授業対象学生 2~4 年次

授業概要 国家と法についての理論を思想史的観点から考察する。 授業目標・授業内容・使用教科書 【授業目標】 国家や法についての思想史的考察を通じて、今日の憲法原理の背景を理解することを目標とする。 【授業内容】 憲法学は法学の分野のなかでも特に、政治学や哲学などと密接な関連をもつ領域である。ここでは正

義・法・国家についての理論を思想史的観点から考察することによって、立憲主義の生成・発展過程を

分析する。具体的なテーマとしては以下のようなものを扱う。 ①序-西洋法思想の基底にあるもの ⑥⑦ドイツ国法学の形成と展開 ②近代国家形成と憲法思想 ⑧アジアにおける近代思想の受容 ③④近代自然法と社会契約論 ⑨⑩日本における憲法学の系譜 ⑤功利主義と法実証主義 【使用教科書】 教科書は特に用いない。必要に応じてプリントを配布する。 単位取得要件 学期末試験 備考 科目番号 B21 1211 授業科目 行政法Ⅰ( Administrative Law Ⅰ )

担当教員 横 田 光 平 研究室 人社B303

単位数 3 単位 オフィスアワー 随時(留守の場合もある)

学期曜時限 1 学期 火 4・5時限

2 学期 金 4時限 授業対象学生 2・3 年次

授業概要 いわゆる行政法総論(主に行政作用法)を扱う。 授業目標・授業内容・使用教科書 行政法は「つまらない」「六法に属さない周辺科目」というのが、法学を学ぶ者(研究者を含む)の多くが行政法に対

して持つイメージだという。大間違いである。 日本の法秩序は日本国憲法の下、民事法・刑事法・行政法の3分野からなるのであり、行政法は日本法の三本柱のう

ちの1つである。したがって、行政法を学ばなければ日本法の全体像を理解することはできない。 他方で、行政法の守備範囲は、税金、年金から警察、消防、学校教育、環境保護、など日常生活の様々な領域に及び、

私達にとって非常に身近なものである。(「犬も歩けば行政法に当たる。」)また、様々な社会問題の多くは行政法に関係

しており、新聞の一面に行政法関連の記事が載らない日はほとんどないといっていいほどである。この文章を書いてい

る時点では「世界史の未履修」「談合による県知事の逮捕」などが紙面を賑わせているが、「学習指導要領」や「談合」

についても行政法Ⅰで扱う。 講義すべき内容が多く、昨年度までは補講を繰り返していたが、授業評価アンケートの結果をもふまえ、今年度から

は3単位とした。1学期の講義においては行政法の世界について具体的なイメージを持ってもらうことを意識しつつ、

2学期におけるやや抽象的な理論につなげていきたいと考えている。 教材として『行政判例百選Ⅰ(第5版)』(有斐閣)を用いる。教科書は、宇賀克也『行政法概説Ⅰ(第2版)』(有斐

閣)を一応指定しておくが、講義の内容はこれとはかなり異なることとなろう。 単位取得要件 試験による。 備考

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科目番号 B21 1221 授業科目 行政法Ⅱ( Administrative Law Ⅱ ) 担当教員 横 田 光 平 研究室 人社B303

単位数 2 単位 オフィスアワー 随時(留守の場合もある)

学期曜時限 3 学期 火 4・5時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 行政争訟法・国家補償法を扱う。 授業目標・授業内容・使用教科書 この講義では、いわゆる行政救済法を学ぶ。行政救済法は大きく行政争訟法と国家補償法に分けられ、前者はさらに

行政訴訟法と(狭義の)行政争訟法に、後者はさらに国家賠償法と損失補償法に分けられる。

講義の内容はやや難解であり、行政法Ⅰ履修済みであることは当然の前提として、民法(不法行為法)、さらに民事訴

訟法の「応用編」であることから、これらの科目についての基礎知識が不可欠である。したがって、受講者は憲法、民

法(不法行為法)、民事訴訟法を少なくとも履修中であることが望まれる。もっとも、必要最小限度の前提知識について

は確認の意味も込めて講義で簡単に説明する。

教材として『行政判例百選Ⅱ(第5版)』(有斐閣)を用いる他、教科書として一応、塩野宏『行政法Ⅱ(第4版)』(有

斐閣)を指定しておくが、講義内容はこれとかなり異なることとなろう。六法は改正行政事件訴訟法が掲載されている

平成17年度版以降のものを用意して欲しい。

単位取得要件 試験による 備考 「行政法Ⅰ」を履修していること。

科目番号 B21 0692 授業科目 行政法演習Ⅰ( Seminar on Administrative Law Ⅰ )

担当教員 横 田 光 平 研究室 人社B303

単位数 3 単位 オフィスアワー 随時(留守の場合もある)

学期曜時限 1~3 学期 木 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 行政法の諸問題について検討する。 授業目標・授業内容・使用教科書 授業内容は、参加者数、参加者の希望により変わるが、基本的には行政法の諸テーマについての参加

者各自の報告と判例研究を組み合わせて行うことを考えている。報告テーマについては一応最近のトピ

ック(世界史の未履修問題など)を中心にリストを用意するが、それに縛られることなく、行政法に関

係するものでさえあれば、参加者各自が自由に自らの報告テーマを決めてよい。行政法に対する関心は

様々であるため、全体としては自然とバランスのとれたものとなるであろう。ちなみに昨年度は「談合」

「東横イン事件」「住基ネット問題」「介護保険」「地方自治」「教科書検定」「在外日本人選挙権判決」

などを扱った。

なお、報告順も基本的には参加者の希望によるが、参加者の中に本年度の行政法Ⅰ受講者がいる場合

には行政法Ⅰの授業進度を考慮する。

単位取得要件 各自の報告による。 備考

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科目番号 B21 7002 授業科目 子ども法演習Ⅰ( Seminar on Child Law Ⅰ )

担当教員 横 田 光 平 研究室 人社 B303

単位数 3 単位 オフィスアワー 随時(留守の場合もある)

学期曜時限 1~3 学期 金 6時限 授業対象学生 2~4 年次

授業概要 子どもが関わる様々な問題につき憲法・民事法・刑事法といった法分野の枠組みを超えて総

合的に法的検討を行う。 授業目標・授業内容・使用教科書 「子ども法」という法分野は存在しない。現在、子どもに関わる法は、憲法、民事法、刑事法、行政法それぞれの法

分野ごと、場合によってはさらに細分化された区分の下で別々に論じられ、そのことによって、子どもが関わる様々な

問題の統一的な法的検討が不可能な状態にある。この演習は、参加者全員(教員を含む)が、学説の状況に縛られず、

それぞれの関心にしたがって自由に考え、互いに議論することを通じて、法分野の枠組みを超えた、あるべき「子ども

法」のあり方を探ろうとするものである。

したがって、この演習は、すでにある知識を教員が学生に教えるというものではないし、それを学生が調べて報告し

議論するというだけのものでもない。参加者は教員も文献も当てにすることはできない。手がかりはむしろ他の参加者、

そして大学の外にある。「大学の外」については開講後に参加者の意向を踏まえて決定するが、参加者としては、自分で

自由に報告テーマを決めた上で、自分が選んだテーマにつき自分の頭で考え責任を持って報告することが求められる。

もちろん教員も参加者の一人として議論に加わることはいうまでもなく、様々な「非常識」な考えをぶつけようと思っ

ている。

法的議論もコミュニケーションの一つであるとすれば、表現する側だけでなく、表現を受け取る側の問題もあるはず

であり、他人の意見をいかに受け取り、うまく表現されない意見や「非常識」な考えの中に埋もれた可能性をいかに見

出すかが、特に「子ども法」においては重要であると考えている。混沌の中に光を見出したい。

単位取得要件 各自の報告による 備考 科目番号 B21 0121 授業科目 民法総則( General provisions of the Civil Law ) 担当教員 小 西 知 世 研究室 人社 A402

単位数 2 単位 オフィスアワー 月曜午後

学期曜時限 2 学期 火 1・2時限 授業対象学生 2 年次

授業概要 民法総則について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 ●講義目標 民法第1編総則 の概説 ●講義内容 私法の一般法である民法は、一般的な私的生活関係──たとえば、①生活の衣食住に必要な物(動産・不動産)を所有するというような人と物との関係(人が物を所有するなど物の支配の関係:民法第2編物権)、②契約を締結する、ある

いは損害賠償を請求するというような人と人との関係(民法第3編債権)、③夫婦・親子といった家族関係(民法第4編

親族・第5編相続)──を規律しています。民法第1編総則は、これら第2編から第5編(特に第2編・第3編)に共通する事柄を規定しています。本講義は、この民法総則が規定する事項──人、物、法律行為、代理、時効など──に関して説明します。 ●使用教科書 小野秀誠・良永和隆ほか『ハイブリッド民法1 民法総則』(法律文化社、2007年) 本講座は教科書を使います。受講者は事前に教科書を読んできていることを前提に講義をすすめていく予定です。

単位取得要件 レポートあるいはまた期末試験で評価する。 備考

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科目番号 B21 0141 授業科目 事務管理・不当利得・不法行為( Negotiorum Gestio, Unjust Enrichment, Torts ) 担当教員 小 西 知 世 研究室 人社 A402

単位数 2 単位 オフィスアワー 月曜午後

学期曜時限 1 学期 火 1・2時限 授業対象学生 2 年次

授業概要 事務管理・不当利得・不法行為について概説する。

授業目標・授業内容・使用教科書 ●講義目標 民法第3編債権・第3章事務管理~第5章不法行為 の概説。 ●講義内容 民法第3編債権の契約を除く事務管理・不当利得・不法行為がこの講義で扱う範囲です。これらは、講学

上は“債権関係の発生が債権者・債務者双方の合意に基礎を置く契約とは異なり、法律が一定の場合に当事者の合意なくして当然に債権を発生させる法定債権である”と説明されるため難しく日常生活とは縁遠いもののように思われますが、実は私達が日常生活で無意識のうちに触れているものばかりです。本年は、特に

事務管理・不当利得と呼ばれるジャンルを中心に、具体的な問題を提示しつつ説明をしていく予定です。 ●使用教科書 etc. 教科書は特に指定しませんが、何を使用したらいいのか見当がつかない場合のために参考までに次の 2冊をあげておきます。 ①大村敦志『基本民法 (2) 債権各論』(有斐閣、第 2版、2005年) ②潮見佳男『基本講義 債権各論 (1)契約法・事務管理・不当利得』(新世社、2005年) 単位取得要件 レポートあるいはまた期末試験で評価する。 備考

科目番号 B21 0151 授業科目 債権総論A( Debtor & Creditor Law A ) 担当教員 星 野 豊 研究室 人社 B402

単位数 2 単位 オフィスアワー 特に設けない

学期曜時限 3 学期 金 1・2時限 授業対象学生 2 年次

授業概要 債権総論のうち,特に債権者と債務者との関係について概説する。

授業目標・授業内容・使用教科書 この講義では、「債権総論」と呼ばれる分野のうち、特に債権者と債務者との二当事者間の関係につ

いて扱う。 講義の進行方法としては、基本的な知識のほか、余裕があれば制度趣旨や関連する領域の問題点につ

いても検討する。 教科書、参考書は特に指定しない。六法を講義の際携帯していると便利である。

単位取得要件 レポートによる。 備考

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科目番号 B21 0161 授業科目 債権総論B( Debtor & Creditor Law B ) 担当教員 星 野 豊 研究室 人社 B402

単位数 2 単位 オフィスアワー 特に設けない

学期曜時限 2 学期 木 1・2時限 授業対象学生 3 年次

授業概要 債権総論のうち,当事者が三者以上となる局面について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 この講義では、「債権総論」と呼ばれる分野のうち、関係当事者が三者以上となる局面(債権者又は

債務者が複数の場合もあれば、第三者が登場する場合もある)について扱う。 講義の進行方法としては、前年度に開講した「債権総論A」の続きとして、債権総論の基本的知識を

検討することを中心とする。 教科書、参考書等は特に指定しない。六法を講義時に携帯していると便利である。

単位取得要件 レポートによる。 備考 科目番号 B21 0171 授業科目 物権( Law of Realilty ) 担当教員 本 澤 巳代子 研究室 人社 B304

単位数 2 単位 オフィスアワー 水曜午後、木曜午前

学期曜時限 3 学期 火 1・2時限 授業対象学生 2 年次

授業概要 物権総論,所有権,占有権及び用益物権について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 民法学の中で「物権総論」と呼ばれる部分、すなわち物権的請求権や物権変動などに関する一般理論、

所有権および占有権ならびに用益物権(地上権、地役権など)に関する議論とを中心に概説する。講義

の際は、六法を持参すること。

参考書:千葉恵美子ほか『民法2物権』(第2版、有斐閣アルマ SPECIALIZED)

星野英一ほか編『民法判例百選 総則・物権』(第5版、有斐閣)

永田眞三郎ほか『エッセンシャル民法2 物権』(有斐閣ブックス)

単位取得要件 レポートと期末試験で評価する。 備考

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科目番号 B21 0191 授業科目 担保物権( Secured Transaction ) 担当教員 星 野 豊 研究室 人社 B402

単位数 2 単位 オフィスアワー 特に設けない

学期曜時限 3 学期 木 1・2時限 授業対象学生 3 年次

授業概要 担保物権について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 この講義では、「担保物権」と呼ばれる分野について扱う。 講義の進行方法としては、「債権総論B」で解説した諸制度と担保物権との異同を中心に、基本的な

知識を検討する形をとる。なお、他の財産法の各分野については履修したものと前提して講義するため、

この講義から履修しようとする場合は各自他の分野を自習すること。 教科書等は特に指定しない。六法を講義時に携帯していると便利である。

単位取得要件 レポートによる。 備考 科目番号 B21 0201 授業科目 親族( Family Law ) 担当教員 本 澤 巳代子 研究室 人社 B304

単位数 2 単位 オフィスアワー 水曜午後、木曜午前

学期曜時限 1 学期 火 1・2時限 授業対象学生 3 年次

授業概要 夫婦や親子など民法の親族編について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 男女関係に関する婚約・婚姻・離婚の成立要件やそれぞれの法律効果、親子関係に関する実子と養子の

違いや親権の内容および扶養義務について具体的な例を挙げながらわかりやすく解説する。

教科書は特に指定しないが、参考書としての次の3冊を利用されることを勧める。なお、講義のさいに

は六法を持参すること。

・遠藤浩ほか編『民法(8)親族』(第4版増補補訂版、有斐閣)

・二宮周平『家族法』(第 2版、新生社)

・久貴忠彦ほか編『家族法判例百選』(第5版、有斐閣)

単位取得要件 レポートと期末試験で評価する。 備考

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科目番号 B21 0211 授業科目 相続( Law of Succession ) 担当教員 本 澤 巳代子 研究室 人社 B304

単位数 2 単位 オフィスアワー 水曜午後、木曜午前

学期曜時限 2 学期 火 1・2時限 授業対象学生 3 年次

授業概要 相続や遺言など民法の相続編について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 夫婦の一方や親が死亡した場合の財産継承に関する法定相続、死後の財産処分について生前に定めてお

く遺言について具体的な例を挙げながら、条文や判例をわかりやすく解説する。

教科書は特に指定しないが、参考書として次の3冊を利用されることをお勧めする。なお、講義の際、

六法を持参すること。

・遠藤浩ほか編『民法(9)相続』(第4版増補補訂版、有斐閣)

・二宮周平『家族法』(第 2版、新生社)

・久貴忠彦ほか編『家族法判例百選』(第5版、有斐閣)

単位取得要件 レポートと期末試験で評価する。 備考

科目番号 B21 0812 授業科目 民法演習Ⅳ( Seminar on Civil Law Ⅳ ) 担当教員 本 澤 巳代子 研究室 人社 B304

単位数 3 単位 オフィスアワー 水曜午後、木曜午前

学期曜時限 1~3 学期 月 5時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 親族法および関係する社会福祉の法律等の基本文献を検討する。 授業目標・授業内容・使用教科書 親族法を中心に夫婦・親子に関するテーマを選択して2・3名のグループで関係する文献や判例を読

んでゼミ報告をしてもらう(年2~4回程度)。その上で各テーマについて民法を初めとする関係法規

や制度について、とくに社会福祉分野を中心に、その課題やあるべき方向性について全員で議論するこ

ととしたい。とくに家族問題を法律の分野からだけでなく、社会的・政策的視点から総合的に検討する

ことを目標とする。

なお、本演習は、月曜5・6限の2時間枠で隔週開講(通年3単位)となるので、履修を希望する学

生は注意すること。

単位取得要件 平常点(ゼミ報告と議論への参加) 備考 「民法演習Ⅷ(担当:小西知世)」と隔週開講

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科目番号 B21 0832 授業科目 民法演習Ⅵ( Seminar on Civil Law Ⅵ ) 担当教員 星 野 豊 研究室 人社 B402

単位数 6 単位 オフィスアワー 特に設けない

学期曜時限 2・3 学期 水 4~6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 民法の基本文献や判例を検討する。

授業目標・授業内容・使用教科書 この演習では、講義では時間の関係等により触れることができない民法の具体的な問題点について議

論する。 演習の進行方法は、受講者の人数によって異なるが、予め割り当てられた課題について担当受講者が

準備したうえで報告し、その後全員で議論する形を原則とする。報告時間が約60分と長いものである

ため、相当準備の負担が重くなる可能性があるので注意されたい。 題材や具体的な課題については、開講時に説明する。

単位取得要件 原則として平常点による。 備考 科目番号 B21 0872 授業科目 民法演習Ⅷ( Seminar on Civil Law Ⅷ ) 担当教員 小 西 知 世 研究室 人社 A402

単位数 3 単位 オフィスアワー 月曜午後

学期曜時限 1~3 学期 月 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 医療事故をめぐる民事裁判例をよむ。 授業目標・授業内容・使用教科書 [演習内容・目標]

近年、医療過誤訴訟の数は増加の一途をたどっている(全国の地方裁判所で新たに受け付けられた医療事故を原因と

する損害賠償事件の数は、2004 年には 1107 件にもなった。)。しかしながら、被害者本人とその家族(遺族)は、賠

償金を取得することを目的として、訴訟を提起するのではないといわれている。被害者側は主に医療関係者側に“なぜ

このような事故が生じたのか”その原因の真相を公的にそして客観的に究明して欲しいとの願いから訴訟を提起すると

いわれている。もっとも、このような願いは、被害者側だけではなく医療関係者側にとってもまた例外ではないようで

ある。

しかしながら、医療過誤訴訟によって事故原因の真相は解明されるのであろうか。

この演習では、医療過誤訴訟に関する注目すべきひとつの論点(あるいはテーマ)に焦点をあて、裁判例の精読(裁

判判例とは何か、裁判例をいかに読むべきかについても、単なる抽象的な方法論としてではなく、個々の裁判例を分析・

検討していくなかで具体的に考えてみたい。)を通じて、裁判例および損害賠償法の法解釈はもちろん、医療過誤訴訟

の目的と限界、あるべき医療の姿、さらには医と法の関係などについて総合的に検討を加えていきたいと思っている。

[履修に際して]

演習は受講者の積極的な参加によって初めて成立します(議論に参加することなく、ただ単に出席しているというだ

けでは演習への出席とは認めません。)。積極的に参加しようと思えば、毎週、相当数の時間をその準備にあてる必要

があります(自分が報告を担当する時だけ準備をすればいいというものでもありません。)。その点について十分に自

覚している学生の受講を希望します。また夏期休暇中には合宿を行う予定です。

なお、本演習は、月曜 5・6限の 2時間枠で隔週開講(通年で 3単位)としますので、履修される方は注意して下さい。

単位取得要件 成績は、平常点と学年末に提出される「ゼミ論」(400 字詰め原稿用紙 40 枚程度)とを総合して評価します。但し、無断で 2回以上欠席した者には単位を与えません。

備考 「民法演習Ⅳ(担当:本澤巳代子)」と隔週開講。

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科目番号 B21 0221 授業科目 信託法( Trust Law ) 担当教員 星 野 豊 研究室 人社 B402

単位数 2 単位 オフィスアワー 特に設けない

学期曜時限 2 学期 水 1・2時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 信託法に関する問題点を講義する。 授業目標・授業内容・使用教科書 この講義では、信託法の基本的な知識や考え方について扱う。 講義の進行方法としては、民法その他の領域の議論と比較しながら、信託法の基本的な知識を検討す

る方法をとる。なお、民法の知識を前提とするため、この講義から履修しようとする場合は、民法各分

野について自習すること。 教科書等については特に指定しない。六法を講義時に携帯していると便利である。

単位取得要件 レポートによる。 備考 科目番号 B21 0572 授業科目 信託法演習( Seminar on Trust Law ) 担当教員 星 野 豊 研究室 人社 B402

単位数 4 単位 オフィスアワー 特に設けない

学期曜時限 2・3 学期 木 5・6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 信託法に関する問題点についてやや詳細に検討する。 授業目標・授業内容・使用教科書 この演習では、「信託法」の講義で得た知識や感覚を基に、信託法の具体的な問題について検討する。

「信託法」の講義を履修していない者は、各自自習すること。 演習の進行方法としては、予め割り当てられた課題について担当受講者が準備して報告し、その後全

員で議論する形を原則とする。 題材等については、開講時に説明する。

単位取得要件 原則として平常点による。 備考

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科目番号 B21 0582 授業科目 裁判技術論演習( Seminar on Trial Tactics ) 担当教員 星 野 豊 研究室 人社 B402

単位数 4 単位 オフィスアワー 特に設けない

学期曜時限 2・3 学期 木 3・4時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 訴訟技術を含め紛争解決の法的技術について検討する。 授業目標・授業内容・使用教科書 この演習では、紛争当事者の視点に立って法律学や法律制度を見直してみることを目標とする。 演習の進行方法としては、受講者の人数によって異なるが、仮説事例を用いて、机上の検討のみなら

ず、交渉、取調、尋問等の実習を行うことを予定している。但し、各検討、実習ごとにレポートを課す

ほか、授業時間外での準備、交渉等の負担が相当重いものであることに注意されたい。 題材等については、開講時に説明する。

単位取得要件 原則としてレポートによる。 備考 科目番号 B21 2111 授業科目 商法Ⅰ( Commercial Law I ) 担当教員 萩 原 克 也 研究室 人社 B404

単位数 3 単位 オフィスアワー 事前に授業終了時またはメイルに

て予約してください

学期曜時限 1 学期 火 4・木 4時限

2 学期 木 6時限 授業対象学生 2・3 年次

授業概要 商法総則・商行為法の分野を中心とする。 授業目標・授業内容・使用教科書 ●商法総則・商行為の分野を中心に講義を行います。 ●企業活動という先端的・技術的な領域に特有な法制度の特色を理解することが目標です。 ●会社法の独立に合わせた商法の改正に伴い、条文構成が大きく変わった商法典ですが、基本的な知識として商人概念に関係の深い総則と、時効や利息等に関する民法との違いを規定している商行為の知識

は重要です。経済活動との繋がりを常に意識して、より高度な応用能力の獲得を目指してもらいたいと

思います。 ●講義形式と質疑応答形式を取り混ぜた授業になります。受動的ではなく能動的な受講姿勢で臨んでください。 ●教科書は初回に提示します。なお,授業に関する資料や課題を Web に載せることがあります。

単位取得要件 期末考査および授業内での小テスト; および各学期授業日数の3分の2以上の出席を条

件とします(4 年次生も例外はありません)。 備考 授業に支障が出るので、携帯電話・メールの送受信、途中退室を禁止します。

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科目番号 B21 2121 授業科目 商法Ⅱ( Commercial Law Ⅱ (Company Law) ) 担当教員 出 口 正 義 研究室 人社 B406

単位数 3 単位 オフィスアワー 在室時はいつでもどうぞ。

学期曜時限 1 学期 火 3時限

2 学期 火 2・3 時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 会社法を概説する。

授業目標・授業内容・使用教科書 <授業目標> 商法典から独立した新しい会社法(平成 17 年 6 月成立)の規制の理念と実際を対照さ

せながら「生ける会社法」の理解を深める。

<授業内容> 会社の概念、株式制度、株主の権利、会社の統治システム(コーポレート・ガバナンス)、

M&A、組織再編等を中心に、判例・学説を参照しつつ概説する。

<使用教科書・副教材> 神田秀樹『会社法(第8版)』弘文堂

会社法判例百選(別冊ジュリスト)有斐閣

単位取得要件 期末定期試験と授業内での試験。ただし、試験を受けるには各学期授業日数の 3分の 2以上の出席が

必要。 備考 科目番号 B21 2131 授業科目 商法Ⅲ( Commercial Law Ⅲ ) 担当教員 萩 原 克 也 研究室 人社 B404

単位数 3 単位 オフィスアワー 事前に授業終了時またはメイルに

て予約してください。

学期曜時限 1~3 学期 金 5時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 手形法・小切手法・信用状その他の有価証券に関する規則の法理を対象とする。 授業目標・授業内容・使用教科書 ●手形や小切手といった有価証券に特有な法理の理解を目標とします。 ●決済のオンライン化が進んでいますが、経済界における手形・小切手の需要と重要性は依然として大きなものがあります。経済新聞紙上に毎日のように掲載される企業の倒産記事には「不渡手形」の文字を見ることができるでしょう。企

業にとって、手形による決済が如何に大切かが解ります。会社に就職したり、ベンチャービジネスを立ち上げる場合に

も、手形や小切手と無縁ではいられません。 ●会社法のように頻繁に改正がある分野ではありませんが、逆に「確立された見解」に基づいた安定した法領域であり、手形等の取り扱いの上では常識とされる判例を学び、法律的・論理的な考え方を習得する上で、この分野の学習は有益

であると言えます。 ●手形と組み合わせて用いることの多い信用状は、国際取引の決済の場面では非常に重要です。信用状についても基本的仕組みを解説します。 ●講義形式と質疑応答形式を取り混ぜた授業になります。受動的ではなく、積極的な姿勢で授業に臨んでください。 ●教科書は初回に提示します。なお、授業に関する資料や課題はWebに載せることがあります。

単位取得要件 期末考査および授業内での小テスト; および各学期授業日数の3分の2以上の出席を条

件とします(4 年次生も例外はありません)。 備考 授業に支障が出るので、携帯電話・メールの送受信、途中退室を禁止します。

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Page 15: 科目番号 BB21 111 B21 1111 - 筑波大学shakai.tsukuba.ac.jp/.../syllabus/2007pdf/law1.pdf科目番号 BB21 111、B21 1111 授業科目 憲法Ⅰ( Constitutional Law Ⅰ )

科目番号 B21 2141

授業科目 商法Ⅳ ( Commercial Law IV (Law relating international contracts, transportation, and letter of credit) )

担当教員 萩 原 克 也 研究室 人社 B404

単位数 2 単位 オフィスアワー 事前に授業終了時またはメイルに

て予約してください。

学期曜時限 2・3 学期 火 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 運送法・国際貿易慣習を対象とする。 授業目標・授業内容・使用教科書 ●国際貿易に関する取引の仕組みと法律上の問題を扱います。 ●貿易実務では必須の知識となる INCOTERMS や信用状への理解を深め、国際海上運送・航空運送の実態を把握することで、実社会で必要とされる基礎力をつけることが目標です。

単位取得要件 各学期授業日数の 2/3 以上の出席、および各学期の試験。

備考 1. 基礎知識として、「商法 I」および「外書講読Ⅲ」を受講済みであることが望ましい。

2. 授業の妨げになるので、授業中の携帯電話の使用(メールを含む)および途中退室を禁止します。

科目番号 B21 0592 授業科目 商法演習( Seminar on Commercial Law ) 担当教員 出 口 正 義 研究室 人社 B406

単位数 3 単位 オフィスアワー 在室時はいつでもどうぞ。

学期曜時限 1~3 学期 火 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 会社法,保険法の必須判例を扱う。 授業目標・授業内容・使用教科書 商法・会社法を学ぶ上で押さえておきたい判例を、商法総則、商行為、株式会社法、保険法、手形小切

手法の各分野から抽出し、担当者を決めて報告してもらう。その報告をもとに全員で討議をし、リーガ

ルマインドを涵養する。 使用教科書:商法判例集(有斐閣) 参考書:ゼミの中で適宜指示する。

単位取得要件 出席およびレポート提出 備考

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科目番号 B21 2261 授業科目 保険法( Insurance Law ) 担当教員 出 口 正 義 研究室 人社 B406

単位数 2 単位 オフィスアワー 在室時はいつでもどうぞ。

学期曜時限 3 学期 火 3・4時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 保険法を概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 <授業目標> 保険業法および保険契約法の基礎理論を中心に概説し、保険制度と保険契約についての理解を深め

る。 <授業内容> ・保険業法の存在意義を中心に解説し、現代的課題について検討する。 ・保険契約に特有の法理論ないし法原則を取り上げて、関連する重要な判例を紹介・検討する。 <使用教科書> 山下友信・竹濱修・州崎博史・山本哲生『保険法第 2版』有斐閣アルマ 単位取得要件 期末定期試験。ただし、試験を受けるには 3分の 2以上の出席が必要。 備考 科目番号 B21 0351 授業科目 刑法Ⅲ( Criminal Law Ⅲ ) 担当教員 岡 上 雅 美 研究室 人社 B401

単位数 2 単位 オフィスアワー 月曜 2時限

メールで必ず事前に連絡のこと

学期曜時限 2 学期 火 3・4時限 授業対象学生 2・3 年次

授業概要 刑法各論のうち,社会法益及び国家法益に対する罪について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 刑法各論とは、刑法典各則の各犯罪類型についての条文解釈を中心に、各犯罪の成立要件を検討する学問

である。本講では、刑法各論のうち、国家・社会法益に対する罪を理解することを目的とする。これに属す

る犯罪類型は数も多いが、現在では実務上もほとんど適用されず、学説上もあまり取り上げられなくなって

いる犯罪も多いため、20回分の講義では、すべてを網羅的に説明するのではなく、重要な犯罪を選定して、

丁寧に説明することを心がけたい。刑法は、学説の対立がとくに激しい分野であり、刑法総論の保護法益論、

違法性の本質論(結果無価値論か、行為無価値論か)などの基本的立場から、各論点に対する結論が演繹さ

れる。この論理一貫性を楽しめる講義にしたい。

講義は、国家法益に対する罪から始め、次に社会法益に対する罪を取り扱う。

〔使用教科書〕西田・山口・佐伯『判例刑法各論〔第4版〕』(2006 年、有斐閣) 第2版・第3版は不可 単位取得要件 試験による。 備考

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科目番号 B21 0331 授業科目 刑事訴訟法( Criminal Procedure ) 担当教員 小 川 佳 樹 研究室 人社 B307

単位数 3 単位 オフィスアワー 随時(事前に E-Mail で連絡)

学期曜時限 1~3 学期 金 3時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 刑事訴訟法について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 <授業目標>

刑事訴訟法についての基礎的な知識および思考方法の習得を目標とする。

<授業内容>

最初の 3回ほどは、刑事訴訟法の総論(基本的な概念・用語の説明などを含む)にあて、その後、手続

の実際の進行順序に従って、捜査、公訴、公判、裁判の順で解説していく。

<使用教科書>

教科書として、田口守一『刑事訴訟法』(弘文堂、第 4版補正版・2006 年)を使用する。その他の参考

文献については、講義の中で紹介する。 単位取得要件 学期末のレポートおよび試験による。 備考 「刑法Ⅰ」を履修していること。 科目番号 B21 0902 授業科目 刑法演習Ⅰ( Seminar Ⅰ:Criminal Law ) 担当教員 岡 上 雅 美 研究室 人社 B401

単位数 3 単位 オフィスアワー 月曜 2時限

メールで必ず事前に連絡のこと。

学期曜時限 1~3 学期 月 6時限 授業対象学生 2~4 年次

授業概要 刑法総論における重要な問題点を選び,ゼミナール形式で検討を加える。 授業目標・授業内容・使用教科書

今年度は、刑法総論の解釈問題を取り扱う。全体的な基本的解説は、「刑事法入門」および「刑法Ⅰ」の

講義に譲り、演習では、重要論点のみを取り扱うこととする。

毎週1つのテーマについて、レポーターによる報告を基に討論を行う。相当丁寧な予習が必要である。

法律家は、頭の中で素晴らしいアイディアをもつだけでは不十分であり、自らの考えを表現し、相手を説

得する術も、あるいは、それこそが必要である。演習では、知識の獲得のみならず、それを如何に表現する

かが重要であり、さらに、相手の主張を理解し、それに反応することも授業目標である。プレゼンテーショ

ンや弁論にも工夫が必要であるが、「議論する楽しさ」を十分に味わって欲しい。刑法が好きで、好奇心旺

盛で、口数の多い者を歓迎する。

刑法Ⅰを履修済みであることが望ましい。そうでない場合には申し出ること。初回の授業に授業のすすめ

方を指示するので、必ず出席のこと。

〔使用教科書〕井田良・丸山雅夫『ケーススタディ刑法〔第2版〕』(2004 年、日本評論社)を使用予定 単位取得要件 平常点による。授業への出席は前提要件である。 備考

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科目番号 B21 0942 授業科目 刑事訴訟法演習Ⅱ( Seminar on Criminal Procedure Ⅱ )

担当教員 小 川 佳 樹 研究室 人社 B307

単位数 3 単位 オフィスアワー 随時(事前に E-Mail で連絡)

学期曜時限 1~3 学期 金 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 刑事訴訟法の重要論点について,判例を素材に,ゼミナール形式で検討する。 授業目標・授業内容・使用教科書 <授業目標>

法律学は「説得の学問」と呼ばれることがある。ゼミナールでは、刑事訴訟法について理解を深める

とともに、報告・討論を通じて、議論の技術・作法を身に付け、自分の頭で考え、表現し、他者を説

得する、という法律学の醍醐味を味わって欲しいと思う。

<授業内容>

最初の授業の際、教材から各人が担当するテーマを決定する。毎回、担当者に簡単なレジュメに基づ

いて報告をしてもらい、それをもとに、全員で討論を行う。1つのテーマについて、原則 2回の授業

をあてる予定である。

<使用教科書>

教材として、田口守一=寺崎嘉博編『判例演習刑事訴訟法』(成文堂、2004 年)を使用する。 単位取得要件 平常点(出席・報告・討論の状況)およびレポートによる。 備考 科目番号 B21 0341 授業科目 刑事政策( Criminal Policy )

担当教員 小 川 佳 樹 研究室 人社 B307

単位数 3 単位 オフィスアワー 随時(事前に E-Mail で連絡)

学期曜時限 1~3 学期 木 5時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 刑事政策について概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 <授業目標>

刑事政策についての基礎的な知識および思考方法の習得を目標とする。

<授業内容>

「刑事政策の基礎」(基本的な概念・用語の説明、関連する統計、いわゆる犯罪原因論など)について

説明した後、「刑事制裁」および「犯罪者の処遇」について概説していく。

<使用教科書>

教科書は別途指定する。また、法務省法務総合研究所編『平成 18 年版犯罪白書』(2006 年)を用意し

てほしい。 単位取得要件 学期末のレポートおよび試験による。 備考 ①「刑法Ⅰ」を履修していること。②次回は平成 21 年度開講の予定。

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Page 19: 科目番号 BB21 111 B21 1111 - 筑波大学shakai.tsukuba.ac.jp/.../syllabus/2007pdf/law1.pdf科目番号 BB21 111、B21 1111 授業科目 憲法Ⅰ( Constitutional Law Ⅰ )

科目番号 B21 2711 授業科目 民事訴訟法Ⅰ( Civil Procedure Ⅰ )

担当教員 村 上 正 子 研究室 人社B405

単位数 2 単位 オフィスアワー 随時([email protected])

学期曜時限 1 学期 水 2・3時限 授業対象学生 2・3 年次

授業概要 民事裁判の仕組みについて概説する。 授業目標・授業内容・使用教科書 本講義は、民事訴訟法を学ぶ入門として、民事裁判の仕組みを中心に、我が国の司法制度全般につい

ての理解を深めることを目的とする。

私人間の紛争解決システムはどのように構築されるべきなのか、実際の民事裁判はどのように機能

し、また現代社会においてどのような役割を果たしているのか、現行の裁判制度にはどのような問題点

があるのか等を、様々なデータ―や資料を用いながら考えていく。

使用テキストについては講義の最初に指示する。

単位取得要件 筆記試験による。 備考 科目番号 B21 2721 授業科目 民事訴訟法Ⅱ( Civil Procedure Ⅱ )

担当教員 村 上 正 子 研究室 人社B405

単位数 2 単位 オフィスアワー 随時([email protected])

学期曜時限 2・3 学期 木 3時限 授業対象学生 2・3 年次

授業概要 民事訴訟法の個別問題を判例を通じて検討する。 授業目標・授業内容・使用教科書 本講義は、民事紛争の解決手続としての民事訴訟(判決手続)について、判決手続の全体像を把握し、

民事訴訟法学の基本的な理論体系を理解するとともに、民事訴訟法の個別問題を検討することを目的と

する。

講義は主に第一審手続について、具体的な判例を素材とした個別問題の解説を中心に、実際の手続の

流れに即して進めていく予定である。

使用テキストについては講義の最初に指示する。

単位取得要件 筆記試験による。 備考 「民事訴訟法Ⅰ」を履修していること。

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科目番号 B21 0972 授業科目 民事訴訟法演習Ⅲ( Seminar on Civil Procedure Ⅱ )

担当教員 村 上 正 子 研究室 人社 B405

単位数 3 単位 オフィスアワー 随時([email protected])

学期曜時限 1~3 学期 水 5時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 民事訴訟法の解釈問題について議論する。 授業目標・授業内容・使用教科書 本演習は、民事訴訟法の個別的な解釈問題について、論理的に議論を展開する基本的能力を身に付け

ることを目的とする。いわゆる「プロブレム・メソッド」方式の授業形態を採用し、毎回履修者各自の

積極的な発言を期待する。最終的には、民事訴訟法の解釈問題について説得的な議論を展開し、それを

表現するための能力を身に付けることを目指すものである。

具体的なゼミの進め方、および使用テキスト等については、履修者の人数および希望を考慮する。平

成18年度の演習では、毎回具体的な事例を履修者各自にあらかじめ検討してもらい、それを前提に、

当該事例に含まれる民事訴訟法上の問題点を全員で議論した。

本演習では、民事訴訟(判決手続)について、すでに一定程度の知識を有していること(具体的には「民

事訴訟法Ⅰ」および「民事訴訟法Ⅱ」の単位を取得している程度)を前提としてゼミを進行する。また、

毎回ゼミに参加する際には、相当量の自習と積極的な参加を要求する。

単位取得要件 平常点 備考 科目番号 B21 0591 授業科目 裁判実務Ⅰ( Trial Practice Ⅰ )

担当教員 根 本 信 義 研究室 人社B305

単位数 2 単位 オフィスアワー 特に設けない。

学期曜時限 1 学期 金 4・5時限 授業対象学生 2~4 年次

授業概要 実際の刑事事件記録をもとに,裁判官・検察官・弁護人にわかれて模擬裁判を実施する。 授業目標・授業内容・使用教科書 この授業は,実際の刑事裁判の進行を知ることで,裁判制度の理解を深めることを目標とする。

授業内容は,前半で刑事裁判の進行を概説するものの,メインは後半からの模擬裁判である。模擬裁

判では,受講者が各役割に分かれ,実際の事件記録を事前に検討した上で,公判に臨んでもらうことに

なる。そのため,授業時間外での各グループでの資料等の検討が必須であるので注意。刑法や刑訴法を

受講していない者も受講可であるが,その分負担は大きいことを覚悟されたい。

単位取得要件 出席と模擬裁判での活躍 備考

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科目番号 B21 0601 授業科目 裁判実務Ⅱ( Trial Practice Ⅱ )

担当教員 根 本 信 義 研究室 人社B305

単位数 2 単位 オフィスアワー 特に設けない。

学期曜時限 2 学期 金曜 4・5時限 授業対象学生 2~4 年次

授業概要 実際の民事事件を題材に,裁判官・原告側代理人・被告側代理人にわかれて模擬裁判を実施する。 授業目標・授業内容・使用教科書 この授業は,実際の民事裁判の進行を知ることで,裁判制度の理解を深めることを目標とする。

授業内容は,前半で民事裁判の進行を概説するものの,メインは後半からの模擬裁判である。模擬裁

判では,受講者が各役割に分かれ,紛争資料を事前に検討した上で,公判に臨んでもらうことになる。

そのため,授業時間外での各グループでの資料等の検討が必須であるので注意。民法や民訴法を受講し

ていない者も受講可であるが,その分負担は大きいことを覚悟されたい。

単位取得要件 出席と模擬裁判での活躍 備考 科目番号 B21 1112 授業科目 裁判実務演習( Seminar on Trial Practice )

担当教員 根 本 信 義 研究室 人社B305

単位数 3 単位 オフィスアワー 特に設けない。

学期曜時限 1~3 学期 金曜 6時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 実際の紛争事例を基に,裁判(その他の紛争解決制度)の役割と限界を考える。 授業目標・授業内容・使用教科書 この授業は,社会に発生するさまざまな紛争事例を題材として,問題点を発見し,議論し,その解決

を探るという過程を通じて,法や法制度の意義と限界を理解することを目的とする。併せて法的思考能

力の獲得も期待される。

そのため,対象となる法律は,憲法,民法,商法,刑法,訴訟法に限らず広範囲に及ぶ予定である。

具体的な授業内容については,参加者の意見を聞いた上で決定する。

単位取得要件 平常点 備考

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科目番号 B21 0712 授業科目 法律外書講読Ⅰ(英語)( Reading foreign law material Ⅰ )

担当教員 村 上 正 子 研究室 人社 B405

単位数 1 単位 オフィスアワー 随時([email protected])

学期曜時限 1 学期 火 2時限 授業対象学生 3・4 年次

授業概要 司法制度についての文献を講読する。 授業目標・授業内容・使用教科書 本講義は、民事裁判(司法制度)に関する英語の文献の講読およびビデオ(映画)鑑賞等を通じて、

民事裁判に関する関心および理解を深めることを目的とする。

具体的なテーマとしては、民事訴訟の意義、懲罰的損害賠償、集団訴訟、証拠収集制度等を考えてい

る。履修者は、配布された文献を予習し、英訳してくること。講義にはかならず出席すること。

使用する教材等詳細については最初の講義で指示する。

単位取得要件 平常点(出席およびレポート) 備考 科目番号 BB21 922、B21 0722 授業科目 法律外書講読Ⅱ(英語)( Reading foreign law material Ⅱ ) 担当教員 萩 原 克 也 研究室 人社 B404

単位数 1 単位 オフィスアワー 事前に授業終了時または メイルにて予約してください。

学期曜時限 1 学期 集中 授業対象学生 1~4 年次

授業概要 英字新聞に慣れ、法律に関連した記事やコラムからの情報収集能力を身に付ける。 授業目標・授業内容・使用教科書 ●生の英字新聞記事から、情報を収集・読解する能力を養います。 ●素材として、従前の外書講読のように法学の文献や論文を用いるのではなく、定評のある新聞の記事を用いることで、生活に密着した法律問題に触れること、国際的視野を広げることを目指します。

●週末を利用した集中講義になりますが、それに出席するだけでは英字新聞を読む力は身に付きません。毎日、少しずつ e-mail による指導を行う予定ですので、1日の中で最低 30 分を e-mail での課題

のために確保できることを受講の条件とします。

●指導方法との関係から、受講人数は少人数に制限する予定です。受講希望者は、学類掲示板に掲示される初回の授業に必ず出席してください。なお、既に十分に英字新聞を読める学生、帰国学生等は受講

対象外とします。

単位取得要件 e-mail による添削・課題に参加すること、および集中講義への出席と最終試験。 備考 授業の妨げになるので、授業中の携帯電話の使用(メイルを含む)および途中退室を禁止します。

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Page 23: 科目番号 BB21 111 B21 1111 - 筑波大学shakai.tsukuba.ac.jp/.../syllabus/2007pdf/law1.pdf科目番号 BB21 111、B21 1111 授業科目 憲法Ⅰ( Constitutional Law Ⅰ )

科目番号 BB21 932、B21 0732 授業科目 法律外書講読Ⅲ(英語)( Reading foreign law material Ⅲ ) 担当教員 萩 原 克 也 研究室 人社 B404

単位数 1 単位 オフィスアワー 事前に授業終了時または メイルにて予約してください。

学期曜時限 1 学期 木 6時限 授業対象学生 1~4 年次

授業概要 国際貿易売買に関する国際的慣習である INCOTERMS 2000 の基本的構造を英文で理解する。 授業目標・授業内容・使用教科書 ●国際貿易売買では、ICC(International Chamber of Commerce: 国際商業会議所)が策定したINCOTERMS(インコタームズ)と呼ばれる定型取引条件に従って売買契約が締結されることが一般的で

す。

●国際的な売買に携わる職種や関連する企業の部門においては英文契約書の理解は必須であり、その中で言及される INCOTERMS の意味や内容を英語で理解することの重要性は言うまでもありません。

●この授業では、INCOTERMS 2000 に関する ICC の見解を中心に、売り主・買い主の義務内容を解説した英文の読解を行います。

単位取得要件 1. 授業日数の 2/3 以上の出席。

2. e-mail による添削・課題に参加すること、および最終試験。

備考 1. 「商法 IV」受講予定者は、できる限り本授業を履修することが望ましい。

2. 授業の妨げになるので、授業中の携帯電話の使用(メイルを含む)および途中退室を禁止します。

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