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753 東北学院時報 4 2019 (令和元) 9 15 日 発行 ︿殿殿殿殿殿殿殿︿殿殿殿︿殿︿殿︿39 殿93 殿︿殿殿殿︿殿殿︿殿殿︿71 殿6 31 鹿鹿8月1日、「 ライオンズクラブ 国 際 協会332-C地区東北学院大学つば さレオクラブ結成確認書伝達式(仙 台青葉ライオンズクラブ第1389回例 会)」が、仙台国際ホテルにおいて挙 行された。 ライオンズクラブとは世界中に140 万人以上の会員が所属する世界最大 の国際奉仕団体であり、中でも若者 たちで組織されるのがレオクラブと称 される。 「東北学院大学つばさレオクラブ」 は、経営学部の鈴木好和教授と学生 たちが本学の卒業生で構成されて いる経営者の会『地の塩会』にお邪 魔した際に、仙台青葉ライオンズクラ ブ平嶋敬義会長とお目にかかり、ラ イオンズクラブの活動内容を教えて いただいたことがきっかけで結成 された。 当日は、はじめに宮城学院女子大 学さくらレオクラブの活動報告など が行われた後、結成確認書伝達式が 挙行され、「東北学院大学つばさレオクラ ブ」のメンバーが入場。ライオンズクラブ 国際協会332-C地区の木川田明弘ガバ ナーより確認書の伝達、平嶋会長よりク ラブ旗授与、そして東北学院大学つばさ レオクラブのメンバー全員で「わたくし たちは 国際人としての教養を身につけ 自由と平和を愛し 限りない情熱を もって 明るい社会づくりに奉仕し ます」と、レオの誓いを読み上げ、ク ラブメンバーとしての第一歩を踏み 出した。 その後は目録の授与、東北学院大 学つばさレオクラブのメンバー紹介な どが行われ、来賓として出席された 郡和子仙台市長から「東北学院の3L 精神とライオンズクラブのLが重なり あって、地域、日本、世界が良くなる ことを祈念します」と励ましの言葉 をいただいた。 大西晴樹学長からは「学生諸君が 今後どのような形で学んでいくのか がとても楽しみですし、成長してい く姿を期待しています」と祝辞を述 べた。 また、東 北 学 院 大 学 つば さレオ クラブ 顧 問 で ある 鈴 木 教 授 は「レ オ(leo)の 意 味 で あるリーダーシッ プ(leadership)、エクス ペリ エ ン ス(experience)、オ ポ チュ ニ ティ (opportunity)を活かして、地 域社会への 人道奉仕と国際的な相互理解を促進す るために活動していく所存です」とあい さつ。 続いて、東北学院大学つばさレオクラ ブの大友健会長が登壇し、「東日本大震 災後に支援物資をいただいたライオンズ クラブの皆様と共に奉仕活動がで きることを誇りに思います。皆様 より受け継いだ精神を大切に取 り組みます」と力強く語った。 無事に結成確認書伝達式を終 えた総勢32名の「東北学院大学つ ばさレオクラブ」のこれからの活 躍に期待したい。なお、教養学部 の平野幹雄教授も顧問を担当さ れている。 鹿鹿鹿調西調稿kappo 21 100 柳美里氏 21

結成確認書伝達式開催 21 鮎川のくらし展jihou.tohoku-gakuin.jp/archive/753/時報753号 P4.pdfプ(leadership)、エ ク ス ペ リ エ ン ス(experience)、オポチュニティ

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Page 1: 結成確認書伝達式開催 21 鮎川のくらし展jihou.tohoku-gakuin.jp/archive/753/時報753号 P4.pdfプ(leadership)、エ ク ス ペ リ エ ン ス(experience)、オポチュニティ

第 753 号 東 北 学 院 時 報 ( )42019(令和元)年9月15日 発行

◆創立百三十周年記念事業

【アーバンキャンパス整備事業募金】

︿団体〉

金五〇〇、〇〇〇円

 長谷川体育施設株式会社殿

金四〇〇、〇〇〇円

 株式会社エデュース殿

金二〇〇、〇〇〇円

 株式会社佐々木組殿

金五〇、〇〇〇円

 東北学院同窓会藤

崎TG会殿

 東北学院同窓会近畿支部殿

 東北学院同窓会

セントTG会殿

金一〇、〇〇〇円

東北学院同窓会

宮城県宅地

 建物取引業協会TG会殿

︿個人〉

金五〇、〇〇〇円

 齋藤

信二殿 匿名殿(2名)

金一〇、二四七円

 伊藤

秀夫殿

【デフォレスト館整備・保存事業募金】

︿団体〉

金二〇、〇〇〇円

 東北学院同窓会武

蔵野支部殿

【東北学院大学緊急給付奨学金募金】

︿個人〉

金一、一四〇、〇〇〇円

 土田

惠介殿

【東北学院中学校・高等学校奨学

資金拡充及び教育環境整備募金】

︿団体〉

金五〇、〇〇〇円

 昭和39年東北学院高等学校

卒業生同期会殿

金二九、〇九三円

 TG93会(TGグッさん会)殿

︿個人〉

金五〇、〇〇〇円

 匿名殿

金三〇、〇〇〇円

 武田

信将殿 

金一〇、〇〇〇円

 佐藤

隆司殿

【東北学院榴ケ岡高等学校奨学

資金拡充及び教育環境整備募金】

︿個人〉

金一〇〇、〇〇〇円

 木村洋一郎殿

金五〇、〇〇〇円

 匿名殿

【東北学院幼稚園奨学金拡充

及び教育環境整備募金】

︿個人〉

金一〇〇、〇〇〇円

 匿名殿

金五〇、〇〇〇円

 齋藤

信二殿

◆月浦奨学基金

︿団体〉

金四四〇、五三〇円

 東北学院高等学校第71回

卒業生一同殿

寄付者ご芳名ご芳志に心から感謝いたします。

(2019年6月1日~

7月31日までのご寄付者)

二〇一九年度の「文化

財レスキュー企画展」

は、七月二十七日から八

月三十一日まで石巻市

復興まちづくり情報交

流館・牡鹿館(石巻市

鮎川)を会場に開催され

た。今夏牡鹿半島を舞台

に開催された芸術祭「リ

多賀城市と東北学院

大学の連携協力協定の

下で開催する「二十一世

紀のキーテクノロジー

を学ぶⅡ」の開講式が、

八月六日、多賀城キャン

8月1日、「 ライオンズクラブ 国 際協会332-C地区東北学院大学つばさレオクラブ結成確認書伝達式(仙台青葉ライオンズクラブ第1389回例会)」が、仙台国際ホテルにおいて挙行された。

ライオンズクラブとは世界中に140万人以上の会員が所属する世界最大の国際奉仕団体であり、中でも若者たちで組織されるのがレオクラブと称される。

「東北学院大学つばさレオクラブ」は、経営学部の鈴木好和教授と学生たちが本学の卒業生で構成されている経営者の会『地の塩会』にお邪魔した際に、仙台青葉ライオンズクラブ平嶋敬義会長とお目にかかり、ライオンズクラブの活動内容を教えていただいたことがきっかけで結成された。

当日は、はじめに宮城学院女子大学さくらレオクラブの活動報告などが行われた後、結成確認書伝達式が挙行され、「東北学院大学つばさレオクラブ」のメンバーが入場。ライオンズクラブ国際協会332-C地区の木川田明弘ガバナーより確認書の伝達、平嶋会長よりクラブ旗授与、そして東北学院大学つばさレオクラブのメンバー全員で「わたくしたちは 国際人としての教養を身につけ

自由と平和を愛し 限りない情熱をもって 明るい社会づくりに奉仕します」と、レオの誓いを読み上げ、クラブメンバーとしての第一歩を踏み出した。

その後は目録の授与、東北学院大学つばさレオクラブのメンバー紹介などが行われ、来賓として出席された郡和子仙台市長から「東北学院の3L精神とライオンズクラブのLが重なりあって、地域、日本、世界が良くなることを祈念します」と励ましの言葉をいただいた。

大西晴樹学長からは「学生諸君が今後どのような形で学んでいくのかがとても楽しみですし、成長していく姿を期待しています」と祝辞を述べた。

また、東 北 学 院 大 学 つばさレオクラブ 顧 問で ある鈴 木 教 授は「レオ(leo)の 意 味 で あるリーダーシップ(leadership)、エ ク ス ペ リ エ ンス(experience)、オ ポ チ ュ ニ テ ィ

(opportunity)を活かして、地域社会への人道奉仕と国際的な相互理解を促進するために活動していく所存です」とあいさつ。

続いて、東北学院大学つばさレオクラブの大友健会長が登壇し、「東日本大震災後に支援物資をいただいたライオンズ

クラブの皆様と共に奉仕活動ができることを誇りに思います。皆様より受け継いだ精神を大切に取り組みます」と力強く語った。

無事に結成確認書伝達式を終えた総勢32名の「東北学院大学つばさレオクラブ」のこれからの活躍に期待したい。なお、教養学部の平野幹雄教授も顧問を担当されている。

二〇一七年に最初の

公募が行われた仙台短

編文学賞は、仙台、宮城、

東北の地から発信する

文学賞である。この度第

三回仙台短編文学賞の

公募がスタートし、今

年度選考委員を務める

芥川賞作家であり現在

ボーンアート・フェス

ティバル二〇一九」に合

わせた企画で、八月四日

開催の「牡鹿鯨まつり」

にも出展した。

牡鹿半島の歴史・文

化の掘り起しによる復

興まちづくりへの貢献

を目的とし、東北学院大

学文学部歴史学科

民俗学・加藤幸治

教授のゼミ学生た

ちによる企画で、今

回で二十一回目と

なる。会場の牡鹿館

では一九五〇年代

の古写真四百五十

枚の調査成果を、昨

年度末に刊行した

百頁を超える報告

書をもとに、代表的

な写真およそ二十

点に解説を加えて

パスで開催された。

この事業は、子どもた

ちの理科離れが言われ

ている昨今、多賀城地区

の小・中学校の児童、生

徒の皆さんに少しでも理

福島県南相馬市在住の

柳美里氏が、本学土樋

キャンパスで記者発表

紹介。それも学生たちの

アイデアで、架空の週刊

誌『週刊鮎川』の記事と

してパネルで展示した。

さらに六月から地元

の石巻市立鮎川小学校

の三・四年生と一緒に

仕上げた昔の暮らしの

エピソードを集めた「壁

新聞」も合わせて展示さ

れた。この鮎川小学校と

取り組んでいる展示内

容を、十一月の授業参観

日に教室ひとつを地域

の博物館にして公開す

る「こども鮎川ミュージ

アム」の準備も進めてい

る。同様の展示は十月に

石巻市指定文化財「旧

観慶丸商店」でも開催

する予定となっている。

この九月鮎川漁港に

オープン予定の常設商

科の楽しさを知ってもら

うことを目的に、子ども

たちに日々接している教

員の方々に科学技術分

を行った。

七月十二日、同日夜に

開催される「震災と文

学」のために東北学院

大学を訪れた柳氏は、夕

方四時、会場となるホー

イ記念館ホールで同賞

実行委員会代表の「荒

蝦夷」土方正志代表と、

事務局「プレスアート」

の川元茂事務局長とと

もに記者発表に臨んだ。

柳氏は「仙台・宮城・

店街と復興国立公園ビ

ジターセンター。文化面

でのまちづくりはこう

したミュージアムに引

き継がれる予定だ。加藤

教授はこの施設の展示

監修も行っており、文化

財レスキュー活動は今

年度でひとつの節目を

迎えることになる。今後

は石巻市の文化施設の

連携にゼミナールが果

たしてきたノウハウを

生かし協働連携してい

くことが望まれている。

東北学院大学歴史学

科民俗学ゼミナールの

展開してきた文化財レス

キュー活動が大きな実り

をもたらすことになる。

野における最新かつ先

端的な事例を体験して

いただき、さらには、その

面白さを伝えていただく

ことを開催趣旨としてい

る。今年度は多賀城市内

の小学校・中学校から四

名の教諭が参加した。

開講式では、工学総合

研究所の嶋敏之所長が

あいさつののちプログ

ラム全体の流れを説明。

その後、多賀城キャンパ

ス図書館二階視聴覚室

へと会場を移し、機械知

能工学科の矢口博之教

授が「ハンドメイドで電

磁アクチュエータを作

ろう!」と題して、車の

メカニズムなどを例に

挙げながら講義を行っ

た。午後からは講義に関

連する実習が行われ、第

一回目を終えた。

最終日の八月二十四

日は参加者による「講座

内容を授業にどう生か

すか」と題してプレゼン

テーションが行われ、全

プログラムを終了した。

しているという状況を想

定し、訓練が開始された。

地震発生時はシェイ

クアウト訓練として参

加者はその場にかがみ、

揺れが収まることを静か

に待った。その後、車いす

利用者や高齢者などの

要配慮者役の参加者に

対し参加者は手を差し

伸べるなどの援助をしな

がら、同駅東西自由通路

など計四カ所の一時滞在

場所に移動。帰宅困難者

受入や物資配給などの一

時滞在場所運営訓練を

行い、続けて救急救命や

外国人とのコミュニケー

ションに関する研修が行

われ、訓練は終了した。

東日本大震災発生時、

仙台駅周辺の帰宅困難

者数は推計で約一万一千

人に上った。これを受け

本学と仙台市は、二〇一

四年に大規模災害発生

時の帰宅困難者支援に

関する協定を締結。大規

模災害など交通機関が

ストップした場合、仙台

市の要請を受け帰宅困

難者を受け入れることと

している。

八月三十日、小雨が降

る中、仙台市による帰宅

困難者対応訓練がJR仙

台駅周辺で開催され、訓

練には仙台市やJR東日

本の職員をはじめ、周辺

の事業者、市民、学生ボラ

ンティアら約二百五十人

が参加。本学からは学生・

事務職員合わせて四十

八人が運営スタッフや帰

宅困難者役などのボラン

ティアとして参加した。

午前九時三十分、三陸

沖を震源とする市内にお

ける最大震度六強の地震

が発生し、仙台市全域で

停電。JR各線と仙台市

営地下鉄は運行できず、

JR仙台駅周辺に帰宅困

難者が多数集まり騒然と

東北に何らかの関連が

ある作品」という漠然

とした応募要項の言葉

に魅力を感じたと言い、

「想像が無限に広がる」

と、第三回の応募作品に

期待を込めた。

柳氏は「小説はどこに

いても書けるし、海外か

らの応募も東北に関連

がある作品であれば対

象となる」という点を強

調し、土方代表は「日本

語の作品であれば外国

からの応募でも大丈夫」

と語った。実際に過去二

回でも海外からの応募

があったそうだ。

第三回仙台短編文

学賞の締め切りは十一

月十五日(当日消印有

効)。四百字詰め原稿用

紙二十五~三十五枚程

度で、事務局あてに郵送

かメールで応募する。大

賞は月刊誌「小説すば

る」(集英社)に掲載、河

北新報紙面や「kappo

仙台闊歩」(プレスアー

ト)、「震災学」(東北学院

大学発行)などに掲載

される予定。

柳氏は「この一ケ月で

三十五枚書き、夏の終わ

りまで温めた後見直し、

それからじっくり推敲し

て十一月、十分締め切り

まで一本書き上げられま

すよ」とまだ見ぬ作家た

ちにエールを贈った。

第21回

鮎川のくらし展

第3回

審査委員

柳美里氏が記者発表

100頁超の報告書をもとにした「週刊鮎川」出展

文 化 財

レスキュー

柳美里氏

21世紀の

キーテクノロジーを学ぶⅡ

開講式を開催

東北学院大学

つばさレオクラブ

結成確認書伝達式開催

仙台短編文学賞公募開始

仙台駅周辺帰宅困難者対応訓練