2
core1001-B-00-A 積算計タイプ ダイジェスト版 株式会社コアーズ ©All Right Reserved このたび、デジタルパネルレコーダ 積算計タイプをお買い上げ頂きまして、 誠にありがとうございます。 この取扱説明書では、デジタルパネルレコーダ 積算計タイプを使用する上で、 必要な機能、性能、使用方法などを記載しています。 本書をよくお読みになり、十分理解した上でご使用ください。また、いつでも 本書を参照できるように大切に保管してください。 詳細な操作方法はホームページ【 http://core1000.jp 】へアクセスしていただ き取扱説明書をダウンロードしてください。 本書の内容は断りなく変更することがありますのでご了承ください。 最新版のダイジェスト版は【 http://core1000.jp 】からダウンロードできます。 <本書の内容について> 1.本書の内容の一部または全部を無断で転載、複製することをは禁止されています。コピー、複製され る場合は事前に当社にご連絡ください。 2.本書の内容に関しては、予告なしに変更することがありますのでご了承ください。 3.本書の内容に関しては、正確を期するため注意深く検査いたしましたが、書記、印刷または校正の誤り (誤字、脱字、脱漏)がある可能性がありますので、疑わしい場合は当社にご確認ください。 安全上のご注意 よく読んでご理解ください ■警告表示の意味 正しい取り扱いをしなければ、この危険のために、時に軽傷・中 程度の傷害を負い、あるいは物的損害を受ける恐れがあります。 正しい取り扱いをしなければ、この危険のために、軽傷・中程度 の傷害を負い、万一の場合には重傷や死亡に至る恐れがあります。 また、同様に重大な物的損害を受ける恐れがあります。 警告 注意 1.感電により死亡が万一の場合、起こる恐れがあります。通電中は決して端子に触れ ないでください。また使用中は端子カバーを必ず装着してください。 2.正しい電源電圧でご使用ください。火災、感電、故障の原因になります。 3.機械本体のカバーは絶対に外さないでください。内部には高温となる部品や高電圧 の配線がされており、感電によるけがや事故となる可能性があります。 1.軽度の感度、発火、機器の故障がまれに起こる恐れがあります。製品の中に金属、 導線または取り付け加工中の切粉など入れないようにしてください。 2.爆発により、中程度・軽度の人身傷害や物的損害がまれに起こる恐れがあります。 引火性、爆発性ガスのあるところでは使用しないでください。 3.測定分類Ⅱ、ⅢおよびⅣの測定に本機器を使用した場合、意図しない動作により まれに中程度・軽度の人身傷害や物的損害が起こる恐れがあります。測定分類に 対応する機器の測定にお使いください。(IEC61010-1) 4.設定内容と計測対象の内容が異なる場合、意図しない動作によりまれに中程度・ 軽度の人身事故や物的損害がまれに起こる恐れがあります。本機器の各設定値は 計測対象に合わせて正しく設定してください。 5.本機器の故障により比較出力が出なくなると本機器へ接続されている設備、機器 等への物的損害がまれに起こる恐れがあります。本機器の故障時にも安全なよう に別系統で監視機器を取り付けるなど安全対策をおこなってください。 6.ネジがゆるむとまれに発火が起こり中程度・軽度の人身傷害や物的損害がまれに 起こる恐れがあります。端子台ネジは 0.3±0.05N・m のトルクで確実に締めてく ださい。 7.感電により中程度・軽度の人身損害がまれに起こる恐れがあります。分解したり、 修理・改造はしないでください。 1.下記の環境では使用しないでください。 ・加熱機器からの輻射熱を直接受けるところ ・水がかかるところ、被油のあるところ ・直射日光が当たるところ ・塵あい、腐食性ガス(特に硫化ガス、アンモニアガスなど)のあるところ ・温度変化の激しいところ ・氷結、結露の恐れのあるところ ・振動、衝撃の影響の大きいところ 2.定格を超える温度、湿度の場所、または結露のおきやすい場所での使用は、 避けてください。盤内に取り付ける場合は、本機器の周囲の温度が定格範 囲を超えないようにしてください。 3.放熱を妨げないように本機器の換気口をふさがないでください。(放熱空間 を十分に確保してください)本機器の発熱により内部温度が上昇すると寿命 が短くなってしまいます。複数の機器を密着して取り付けたり、上下に並べ て取り付けたりしないでください。このような取り付けを行う場合は、本機 器へファンにより風を送るなど強制冷却をしてください。 4.誘導ノイズを防止するために本体配線は、高電圧、大電流の動力線とは分離 して配線してください。また動力線との平行配線や同一配線を避けてくださ い。 強い高周波を発生させる機器やサージを発生させる機器からはできるだけ離 して設置してください。 電源にノイズフィルタを使用する場合は、電圧と電流を確認した上で本機器 にできるだけ近い位置に取り付けてください。 5.清掃には、水洗いや溶剤系の洗剤、シンナー類は使用しないでください。 6.端子台・コネクタへの配線の際は、名称および極性確認して正しく配線して ください。 7.電源電圧および負荷は、仕様、定格の範囲内で使用してください。 8.使用しない端子には何も接続しないでください。 9.高度 2000m 以下で使用してください。 10.作業者がすぐに電源を OFF できるように IEC60947-1 および IEC60947-3 の該当要求事項に適合したスイッチまたはサーキットブレーカを設置して、 適切に表示してください。 11.配線は、耐熱仕様 70℃以上の電線を使用してください。 12.漏電時の感電・故障防止のためPE 端子を接地してください。(IEC60446) 13.本機器は、「class A」(工業環境製品)です。住宅環境でご利用されると 電波妨害の原因となる可能性がありますので電波妨害に対する適切な対策が 必要になります。 14.過電圧カテゴリーⅡ、汚染度2(IEC61010-1) ■仕様 ■パラメータリスト ■設置 保証内容 1. 2. 3. 適合用途の条件 当社商品を他の商品と組み合わせて使用される場合、お客様が適合すべき規格・法規 または規制をご確認ください。 またお客様が当社商品を使用されるシステム、機械、装置への適合性を決めるため必 要な手順はすべてご自身でご確認ください。 これらお客様用途への当社商品の適合性について、当社は責任を負いません。カタロ グに記載の設定例は参考例ですので、ご採用に際しては機器、装置の機能や安全性を ご確認ください。 当社商品を人命や財産に重大な危険を及ぼすような用途に使用される場合には、シス テムおよび当社商品が全体の中で意図した用途に対して適切に配電・設置されること を必ず事前にご確認ください。 当社商品が正しく使用されずお客様または第三者に不測の損害を生じることがないよ う、使用上の禁止事項および注意事項をすべてご理解のうえ守ってください。 1. 2. 3. 保証期間 保証期間はご購入後またはご指定の場所に納入後 1 年といたします。 保証範囲 上記保証期間中に当社側の責により本製品に故障を生じた場合は、代替品の提供また は故障品の修理対応を、無償で実施いたしますので分解しないください。 ただし、故障の原因が次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外いたします。 1)取扱説明書、仕様書に記載された以外の不適当な条件・環境・使用方法、または 保管による故障、損傷。 2)当社もしくは当社が委託した者以外による改造または修理に起因する故障、損傷。 3)消耗部品、消耗品および自然減耗部品の補充。 4)その他、装置に組み込んでの運送や火災・水害・地震など外部要因による故障、損傷。 保証範囲は上記1を上限とし、当社製品に起因するお客様での二次的損害(機会損失、 逸失利益等)およびいかなる損害も保証の対象外といたします。 本製品が万一故障した場合は、本書の保証内容をご確認の上、下記の欄に必要事項を ご記入していただき弊社営業部まで FAX にてお送りください。 CORE1001B-01 2011 年 8 月 22 日 発行  第 1 版 お問合せ先 株式会社コアーズ 〒402-0004 山梨県都留市古川渡 338-3 TEL :0554-45-7676(代表) FAX :0554-68-3535 ■営業時間:9:00 ~ 12:00 / 13:00 ~ 17:00 ■営業日: 土・日・祝祭日・年末年始は除く ●外形寸法図 (単位 mm) ●パネル加工図 ●取り付け 75 min 120 min 92 +0.8 -0 45 +0.6 -0 96 135 48 計測値を表示します。 チャンネルごとに判定値を比較し、比較結果を LED 点灯します。 microSD カードへのアクセス中または、記録中のとき LED が点滅します。 パラメータ設定のとき設定項目をキャンセルするときに使用します。 メニュー操作のときに使用します。 パラメータ設定のとき設定項目の変更などに使用します。 データ表示状態で REC キーを押しながら ENT キーを押すと記録を開始します。 パラメータ設定のとき設定項目の変更などに使用します。 記録状態で STOP キーを押しながら ENT キーを押すと記録を終了します。 パラメータ設定のとき設定項目を決定するときに使用します。 データ表示状態で表示を切り替えるときに使用します。 microSD カードの挿入口です。 外部通信するための前面ジャックです。 microSD カードスロットと前面ジャックを保護するカバーです。 NO 機能 名称 ■各部の名称 ■記録モード ★デジタルパネルレコーダをパネル加工取り付け穴に挿入します。 ★取り付け金具をケース側面にはめ、パネルにあたるまでネジで 締めて固定します。 ■デジタルパネルレコーダを水平に取り付けてください。 ■板厚 1 ~ 8mm のパネルに取り付けてください。 ■取付け金具ねじの適正締付トルク:0.3±0.05N・m ■ねじを締めすぎないでください。ケースや取付金具が 変形する恐れがあります。 記録開始 最大720個までCSVファイルを保存 記録を開始すると microSD カード内にフォルダ End001 をを作成します。そのフォルダ内に記録データを CSV ファイルで最大 720 個記録します。 このフォルダ内で CSV ファイルが 720 個を超えると 1 番古い CSV ファイルから上書きし記録を続けます。 注:計測モードへ移る前の表示へ 累積積算値 +リセット積算値 累積積算値 +リセット積算値 累積積算値 +バーグラフ 累積積算値 +バーグラフ 累積積算値 +瞬時流量(毎時) 累積積算値 +瞬時流量(毎分) 瞬時流量(毎時) +バーグラフ 瞬時流量(毎分) +バーグラフ 累積積算値 累積積算値 瞬時流量(毎時) 瞬時流量(毎分) RTC+メモリ残容量 RTC+メモリ残容量 ENT キーを押すことで遷移します。 MENU キーを押すことで遷移します。 /REC キーを押すことで遷移します。 メータ係数 換算係数 表示単位 瞬時流量小数点 累積積算小数点 サンプリング時間 サンプルサイクル数 パルス重み 基本パラメータ アラーム設定 アラーム 1 設定 アラーム 1 ヒステリシス アラーム 1 ステータス アラーム 2 設定 アラーム 2 ヒステリシス アラーム 2 ステータス トリミング 4mA トリミング 20mA 4mA 調整 20mA 調整 ダミー出力設定 パルス/アナログ出力 ダンピング パルス幅 電流 / 電圧出力切り替え 出力パルス設定 サンプリング周期 内蔵時計設定 システムリセット ボーレート システム設定 外部トリガ 校正 パラメータ設定 R/W ■パラメータ遷移図 記録を終了し、改めて記録を開始するとカード内に別の フォルダ End002 が作成され、同様に記録データを記録し ていきます。 計測値 判定用 LED 記録用 LED MENU キー /REC キー ▼/STOP キー ENT キー microSD カードスロット 前面ジャック カバー パラメータ項目 パラメータ 初期値 設定範囲 メータ係数 換算係数 パルス重み 表示単位 瞬時流量小数点位置 累積積算小数点位置 サンプリング時間 サンプルサイクル数 アラーム1設定 アラーム1ヒステリシ アラーム1ステータス アラーム2設定 アラーム2ヒステリシ アラーム2ステータス 電流/電圧出力切り替 トリミング 4mA トリミング 20mA ダンピング 4mA 調整 20mA 調整 パルス幅 ダミー出力 サンプリング周期 F H Pu Unit bP SP A At Alarm1 Alarm1 Hysteresis Alarm1 Status Alarm2 Alarm2 Hysteresis Alarm2 Status Analog Out Select Trimming Base Ana Out Trimming Spam Ana Out Damping 4mA Set 20mA Set Pon Dummy Data Sampling 1.0000-2 1.0000E0 1.00E0 L 0 0 5 4 0 0 下限アラーム N.O 0 0 上限アラーム N.O 1-5[V] 0 3600 2.5[sec] 4.000 20.000 1[ms] Disable 1[sec] 0.9999-9 ~ 9.9999E7 0.9999-9 ~ 9.9999E7 0.99-9 ~ 9.99E7 [0]L [3]kg [1]m3 [4]g [2]t [5] 単位なし [0] [1]1 [2]2 [0] [1]1 [2]2 [3]3 1 ~ 999[sec] 1 ~ 999 0 ~ 99999 0 ~ 9999 [0] 下限アラーム N.O [1] 下限アラーム N.C [2] 上限アラーム N.O [3] 上限アラーム N.C 0 ~ 99999 0 ~ 9999 [0] 下限アラーム N.O [1] 下限アラーム N.C [2] 上限アラーム N.O [3] 上限アラーム N.C [4] トリガ出力  N.O [5] トリガ出力  N.C [0]1-5[V] [1]4-20[mA] 0 ~ 99999 0 ~ 99999 0 ~ 99.9[sec] 4.000±0.200 20.000±0.200 0.1 ~ 999[ms] [0]Disable [1]Enable [0]0.1[sec] [9]30[sec] [1]0.2[sec] [10]1[min] [2]0.5[sec] [11]2[min] [3]1[sec] [12]5[min] [4]2[sec] [13]10[min] [5]5[sec] [14]15[min] [6]10[sec] [15]20[min] [7]15[sec] [16]30[min] [8]20[sec] [17]60[min] 型式 表示 記録機能 記録サンプリング 入力信号 出力信号 使用周囲温度 絶縁抵抗 耐電圧 定格入力電圧・範囲 消費電力 質量 外形寸法 耐振動 規格 表示方式 表示項目 発振器電源 トリガレベル 応答パルス パルス出力 アナログ出力 上限/下限 アラーム 選択 出力信号 容量 ON 時電圧 パルス幅 分解能 出力信号 負荷抵抗 精度 時定数 出力信号 容量 ON 抵抗 core1001-B-00-A 蛍光表示管 ENT キーにてローテーション表示 ①8 桁累積積算値 ②8 桁累積積算値とリセット積算値 ③8 桁累積積算値とバーグラフ ④8 桁累積積算値と 5 桁瞬時流量 ⑤5 桁瞬時流量 ⑥5 桁瞬時流量とバーグラフ ⑦時刻 瞬時流量値及び積算値を microSD カードに CSV 形式で保存 0.1/0.2/0.5/1/2/5/10/15/20/30sec 1/2/5/10/15/20/30/60min 13.5VDC(±10%) 50mA 過電流保護付き 24VDC(±10%) 50mA 過電流保護付き 3VCD ヒステリシス 0.8VDC 200Hz(2.3kHzまで追従可):標準 補正後:標準または未補正(入力同期、170μs) オプトアイソレーション後のオープンコレクタ 30VDC 50mAmax 1.5VDCmax 0.2 ~ 999ms D/A 変換方式 14bit 4 ~ 20mADC  1 ~ 5VDC 600Ωmax ±0.1% FS 2.5 秒 フォト MOS-FET×2 70VDC 200mAmax 10Ωmax OFF 時漏れ電流 1μAmin -10℃~+50℃ 入力端子一括と接地端子間 50MΩ以上(500VDC メガ) 電源端子一括と接地端子間 1500VAC/10mA 1 分間 入力端子一括と接地端子間 500VAC/10mA 1 分間 100V ~230VAC(85 ~ 264VAC) 50/60Hz 18VA 約 500g(梱包箱含む) 96(W)×48(H)×135(D)mm( 突起部含まず) MIL-STD-810D に準拠 EN61010-1:2001(2nd Edition) 汚染度 2/ 過電圧カテゴリⅡ EN61326-1:2006 EN61000-3-2:2006+A1:2009+A2:2009 EN61000-3-3:2008 保証 ・ アフターサービス 保証期間は、ご購入後またはご指定の場所に納入後 1 年と なっています。 本製品が万一故障した場合は、本書の保証内容をご確認 の上、下記の欄に必要事項をご記入していただき弊社 営業部まで FAX にてお送りください。 本書の内容は断りなく変更することがありますので ご了承ください。 最新版のダイジェスト版は【 http://core1000.jp 】から ダウンロードできます。 型式    :core1001- S/N    : 御使用者名: 御住所  : パラメータ項目 パラメータ 初期値 設定範囲 外部トリガ 内蔵時計 パラメータ設定 R/W システムリセット ボーレート 校正 Ext Trigger Trigger Type (Ext Trigger:Enable 時) System Tim Parameter Set System Reset Baudrate Calibration Disable (Edge) 2000/01/01 00:00:00 Read Cancel 9600[bps] 4-20[mA] [0]Disable [1]Enable [0]Edge [1]Start 20yy/mm/dd hh/mm/ss [0]Read [1]Write [0]Cancel [1]OK [0]4800[bps] [3]38400[bps] [1]9600[bps] [4]115200[bps] [2]19200[bps] Analog Input/Output [0]1-5[V] [1]4-20[mA]

積算計タイプ ダイジェスト版 - core1000core1000.jp/support/download/file/Digest_c1001b[1].pdfcore1001-B-00-A 積算計タイプ ダイジェスト版 株式会社コアーズ

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 積算計タイプ ダイジェスト版 - core1000core1000.jp/support/download/file/Digest_c1001b[1].pdfcore1001-B-00-A 積算計タイプ ダイジェスト版 株式会社コアーズ

core1001-B-00-A積算計タイプ

ダイジェスト版

株式会社コアーズ©All Right Reserved

このたび、デジタルパネルレコーダ 積算計タイプをお買い上げ頂きまして、誠にありがとうございます。この取扱説明書では、デジタルパネルレコーダ 積算計タイプを使用する上で、必要な機能、性能、使用方法などを記載しています。本書をよくお読みになり、十分理解した上でご使用ください。また、いつでも本書を参照できるように大切に保管してください。詳細な操作方法はホームページ【 http://core1000.jp 】へアクセスしていただき取扱説明書をダウンロードしてください。

本書の内容は断りなく変更することがありますのでご了承ください。最新版のダイジェスト版は【 http://core1000.jp 】からダウンロードできます。

<本書の内容について>1.本書の内容の一部または全部を無断で転載、複製することをは禁止されています。コピー、複製され  る場合は事前に当社にご連絡ください。2.本書の内容に関しては、予告なしに変更することがありますのでご了承ください。3.本書の内容に関しては、正確を期するため注意深く検査いたしましたが、書記、印刷または校正の誤り  (誤字、脱字、脱漏)がある可能性がありますので、疑わしい場合は当社にご確認ください。

安全上のご注意よく読んでご理解ください

■警告表示の意味

正しい取り扱いをしなければ、この危険のために、時に軽傷・中程度の傷害を負い、あるいは物的損害を受ける恐れがあります。

正しい取り扱いをしなければ、この危険のために、軽傷・中程度の傷害を負い、万一の場合には重傷や死亡に至る恐れがあります。また、同様に重大な物的損害を受ける恐れがあります。警告

注意

1.感電により死亡が万一の場合、起こる恐れがあります。通電中は決して端子に触れ  ないでください。また使用中は端子カバーを必ず装着してください。2.正しい電源電圧でご使用ください。火災、感電、故障の原因になります。3.機械本体のカバーは絶対に外さないでください。内部には高温となる部品や高電圧   の配線がされており、感電によるけがや事故となる可能性があります。

1.軽度の感度、発火、機器の故障がまれに起こる恐れがあります。製品の中に金属、  導線または取り付け加工中の切粉など入れないようにしてください。2.爆発により、中程度・軽度の人身傷害や物的損害がまれに起こる恐れがあります。  引火性、爆発性ガスのあるところでは使用しないでください。3.測定分類Ⅱ、ⅢおよびⅣの測定に本機器を使用した場合、意図しない動作により  まれに中程度・軽度の人身傷害や物的損害が起こる恐れがあります。測定分類に  対応する機器の測定にお使いください。(IEC61010-1)4.設定内容と計測対象の内容が異なる場合、意図しない動作によりまれに中程度・  軽度の人身事故や物的損害がまれに起こる恐れがあります。本機器の各設定値は  計測対象に合わせて正しく設定してください。5.本機器の故障により比較出力が出なくなると本機器へ接続されている設備、機器  等への物的損害がまれに起こる恐れがあります。本機器の故障時にも安全なよう  に別系統で監視機器を取り付けるなど安全対策をおこなってください。6.ネジがゆるむとまれに発火が起こり中程度・軽度の人身傷害や物的損害がまれに  起こる恐れがあります。端子台ネジは 0.3±0.05N・mのトルクで確実に締めてく  ださい。7.感電により中程度・軽度の人身損害がまれに起こる恐れがあります。分解したり、  修理・改造はしないでください。

1.下記の環境では使用しないでください。  ・加熱機器からの輻射熱を直接受けるところ  ・水がかかるところ、被油のあるところ  ・直射日光が当たるところ  ・塵あい、腐食性ガス(特に硫化ガス、アンモニアガスなど)のあるところ  ・温度変化の激しいところ  ・氷結、結露の恐れのあるところ  ・振動、衝撃の影響の大きいところ2.定格を超える温度、湿度の場所、または結露のおきやすい場所での使用は、  避けてください。盤内に取り付ける場合は、本機器の周囲の温度が定格範  囲を超えないようにしてください。3.放熱を妨げないように本機器の換気口をふさがないでください。(放熱空間  を十分に確保してください)本機器の発熱により内部温度が上昇すると寿命  が短くなってしまいます。複数の機器を密着して取り付けたり、上下に並べ  て取り付けたりしないでください。このような取り付けを行う場合は、本機  器へファンにより風を送るなど強制冷却をしてください。4.誘導ノイズを防止するために本体配線は、高電圧、大電流の動力線とは分離  して配線してください。また動力線との平行配線や同一配線を避けてくださ  い。  強い高周波を発生させる機器やサージを発生させる機器からはできるだけ離  して設置してください。  電源にノイズフィルタを使用する場合は、電圧と電流を確認した上で本機器  にできるだけ近い位置に取り付けてください。5.清掃には、水洗いや溶剤系の洗剤、シンナー類は使用しないでください。6.端子台・コネクタへの配線の際は、名称および極性確認して正しく配線して  ください。7.電源電圧および負荷は、仕様、定格の範囲内で使用してください。8.使用しない端子には何も接続しないでください。9.高度 2000m以下で使用してください。10.作業者がすぐに電源をOFFできるように IEC60947-1 および IEC60947-3  の該当要求事項に適合したスイッチまたはサーキットブレーカを設置して、  適切に表示してください。11.配線は、耐熱仕様 70℃以上の電線を使用してください。12.漏電時の感電・故障防止のためPE端子を接地してください。(IEC60446)13.本機器は、「class A」(工業環境製品)です。住宅環境でご利用されると   電波妨害の原因となる可能性がありますので電波妨害に対する適切な対策が  必要になります。14.過電圧カテゴリーⅡ、汚染度2(IEC61010-1)

■仕様

■パラメータリスト

■設置

保証内容

1.

2.

3.

適合用途の条件当社商品を他の商品と組み合わせて使用される場合、お客様が適合すべき規格・法規または規制をご確認ください。またお客様が当社商品を使用されるシステム、機械、装置への適合性を決めるため必要な手順はすべてご自身でご確認ください。これらお客様用途への当社商品の適合性について、当社は責任を負いません。カタログに記載の設定例は参考例ですので、ご採用に際しては機器、装置の機能や安全性をご確認ください。当社商品を人命や財産に重大な危険を及ぼすような用途に使用される場合には、システムおよび当社商品が全体の中で意図した用途に対して適切に配電・設置されることを必ず事前にご確認ください。当社商品が正しく使用されずお客様または第三者に不測の損害を生じることがないよう、使用上の禁止事項および注意事項をすべてご理解のうえ守ってください。

1.

2.

3.

保証期間保証期間はご購入後またはご指定の場所に納入後 1年といたします。

保証範囲上記保証期間中に当社側の責により本製品に故障を生じた場合は、代替品の提供または故障品の修理対応を、無償で実施いたしますので分解しないください。ただし、故障の原因が次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外いたします。

1)取扱説明書、仕様書に記載された以外の不適当な条件・環境・使用方法、または  保管による故障、損傷。2)当社もしくは当社が委託した者以外による改造または修理に起因する故障、損傷。3)消耗部品、消耗品および自然減耗部品の補充。4)その他、装置に組み込んでの運送や火災・水害・地震など外部要因による故障、損傷。

保証範囲は上記1を上限とし、当社製品に起因するお客様での二次的損害(機会損失、逸失利益等)およびいかなる損害も保証の対象外といたします。

本製品が万一故障した場合は、本書の保証内容をご確認の上、下記の欄に必要事項をご記入していただき弊社営業部まで FAXにてお送りください。

CORE1001B-01

2011 年 8月 22 日 発行  第 1版

お問合せ先

株式会社コアーズ

〒402-0004 山梨県都留市古川渡338-3

TEL :0554-45-7676(代表)FAX :0554-68-3535

■営業時間:9:00~ 12:00/ 13:00~ 17:00■営業日: 土・日・祝祭日・年末年始は除く

●外形寸法図 (単位mm)

●パネル加工図

●取り付け

75 m

in

120 min

92 +0.8-0

45+0

.6-0

96 135

48

①③②

④⑤⑥⑦

⑨⑩

計測値を表示します。

チャンネルごとに判定値を比較し、比較結果を LED点灯します。

microSD カードへのアクセス中または、記録中のとき LEDが点滅します。

パラメータ設定のとき設定項目をキャンセルするときに使用します。

メニュー操作のときに使用します。

パラメータ設定のとき設定項目の変更などに使用します。

データ表示状態でRECキーを押しながらENTキーを押すと記録を開始します。

パラメータ設定のとき設定項目の変更などに使用します。

記録状態でSTOPキーを押しながら ENTキーを押すと記録を終了します。

パラメータ設定のとき設定項目を決定するときに使用します。

データ表示状態で表示を切り替えるときに使用します。

microSD カードの挿入口です。

外部通信するための前面ジャックです。

microSD カードスロットと前面ジャックを保護するカバーです。

NO 機能名称

■各部の名称

■記録モード

★デジタルパネルレコーダをパネル加工取り付け穴に挿入します。

★取り付け金具をケース側面にはめ、パネルにあたるまでネジで 締めて固定します。

■デジタルパネルレコーダを水平に取り付けてください。■板厚 1~ 8mmのパネルに取り付けてください。■取付け金具ねじの適正締付トルク:0.3±0.05N・m■ねじを締めすぎないでください。ケースや取付金具が 変形する恐れがあります。

記録開始最大720個までCSVファイルを保存

記録を開始すると microSD カード内にフォルダ End001をを作成します。そのフォルダ内に記録データを CSVファイルで最大 720 個記録します。このフォルダ内で CSV ファイルが 720 個を超えると 1番古いCSVファイルから上書きし記録を続けます。

パラメータ設定モード

計測モード

(通常モード)

注:計測モードへ移る前の表示へ

確認モード

累積積算値+リセット積算値

累積積算値+リセット積算値

累積積算値+バーグラフ

累積積算値+バーグラフ

累積積算値+瞬時流量(毎時)

累積積算値+瞬時流量(毎分)

瞬時流量(毎時)+バーグラフ

瞬時流量(毎分)+バーグラフ

累積積算値 累積積算値

瞬時流量(毎時) 瞬時流量(毎分)

RTC+メモリ残容量 RTC+メモリ残容量

ENTキーを押すことで遷移します。

MENUキーを押すことで遷移します。

 /RECキーを押すことで遷移します。

メータ係数

換算係数

表示単位

瞬時流量小数点

累積積算小数点

サンプリング時間

サンプルサイクル数

パルス重み

基本パラメータ アラーム設定

アラーム1設定

アラーム1ヒステリシス

アラーム1ステータス

アラーム2設定

アラーム2ヒステリシス

アラーム2ステータス

トリミング 4mA

トリミング 20mA

4mA調整

20mA調整

ダミー出力設定

パルス/アナログ出力

ダンピング

パルス幅

電流 /電圧出力切り替え

出力パルス設定

サンプリング周期

内蔵時計設定

システムリセット

ボーレート

システム設定

外部トリガ

校正

パラメータ設定R/W

■パラメータ遷移図

記録を終了し、改めて記録を開始するとカード内に別のフォルダ End002 が作成され、同様に記録データを記録していきます。

計測値

判定用 LED

記録用 LED

MENUキー

 /RECキー

▼/STOPキー

ENTキー

microSD カードスロット

前面ジャック

カバー

パラメータ項目 パラメータ 初期値 設定範囲

メータ係数

換算係数

パルス重み

表示単位

瞬時流量小数点位置

累積積算小数点位置

サンプリング時間

サンプルサイクル数

アラーム1設定

アラーム1ヒステリシ

アラーム1ステータス

アラーム2設定

アラーム2ヒステリシ

アラーム2ステータス

電流/電圧出力切り替

トリミング 4mA

トリミング 20mA

ダンピング

4mA 調整

20mA 調整

パルス幅

ダミー出力

サンプリング周期

F

H

Pu

Unit

bP

SP

A

At

Alarm1

Alarm1 Hysteresis

Alarm1 Status

Alarm2

Alarm2 Hysteresis

Alarm2 Status

Analog Out Select

Trimming Base Ana Out

Trimming Spam Ana Out

Damping

4mA Set

20mA Set

Pon

Dummy Data

Sampling

1.0000-2

1.0000E0

1.00E0

L

0

0

5

4

0

0

下限アラームN.O

0

0

上限アラームN.O

1-5[V]

0

3600

2.5[sec]

4.000

20.000

1[ms]

Disable

1[sec]

0.9999-9 ~ 9.9999E7

0.9999-9 ~ 9.9999E7

0.99-9 ~ 9.99E7

[0]L [3]kg[1]m3 [4]g[2]t [5] 単位なし

[0] [1]1 [2]2

[0] [1]1 [2]2 [3]3

1 ~ 999[sec]

1 ~ 999

0 ~ 99999

0 ~ 9999

[0] 下限アラーム N.O[1] 下限アラーム N.C[2] 上限アラーム N.O[3] 上限アラーム N.C

0 ~ 99999

0 ~ 9999

[0] 下限アラーム N.O[1] 下限アラーム N.C[2] 上限アラーム N.O[3] 上限アラーム N.C[4] トリガ出力  N.O[5] トリガ出力  N.C

[0]1-5[V] [1]4-20[mA]

0 ~ 99999

0 ~ 99999

0 ~ 99.9[sec]

4.000±0.200

20.000±0.200

0.1 ~ 999[ms]

[0]Disable [1]Enable

[0]0.1[sec] [9]30[sec][1]0.2[sec] [10]1[min][2]0.5[sec] [11]2[min][3]1[sec] [12]5[min][4]2[sec] [13]10[min][5]5[sec] [14]15[min][6]10[sec] [15]20[min][7]15[sec] [16]30[min][8]20[sec] [17]60[min]

型式

表示

記録機能

記録サンプリング

入力信号

出力信号

使用周囲温度

絶縁抵抗

耐電圧

定格入力電圧・範囲

消費電力

質量

外形寸法

耐振動

規格

表示方式

表示項目

発振器電源

トリガレベル

応答パルス

パルス出力

アナログ出力

上限/下限

アラーム

選択

出力信号

容量

ON時電圧

パルス幅

分解能

出力信号

負荷抵抗

精度

時定数

出力信号

容量

ON抵抗

core1001-B-00-A

蛍光表示管

ENTキーにてローテーション表示

①8桁累積積算値 ②8桁累積積算値とリセット積算値

③8桁累積積算値とバーグラフ ④8桁累積積算値と 5桁瞬時流量

⑤5桁瞬時流量 ⑥5桁瞬時流量とバーグラフ ⑦時刻

瞬時流量値及び積算値をmicroSD カードにCSV形式で保存

0.1/0.2/0.5/1/2/5/10/15/20/30sec

1/2/5/10/15/20/30/60min

13.5VDC(±10%) 50mA 過電流保護付き

24VDC(±10%) 50mA 過電流保護付き

3VCD ヒステリシス 0.8VDC

200Hz(2.3kHz まで追従可):標準

補正後:標準または未補正(入力同期、170μs)

オプトアイソレーション後のオープンコレクタ

30VDC 50mAmax

1.5VDCmax

0.2 ~ 999ms

D/A 変換方式 14bit

4 ~ 20mADC  1~ 5VDC

600Ωmax

±0.1% FS

2.5 秒

フォトMOS-FET×2

70VDC 200mAmax

10Ωmax OFF 時漏れ電流 1μAmin

-10℃~+50℃

入力端子一括と接地端子間 50MΩ以上(500VDCメガ)

電源端子一括と接地端子間 1500VAC/10mA 1分間

入力端子一括と接地端子間 500VAC/10mA 1分間

100V ~ 230VAC(85 ~ 264VAC) 50/60Hz

18VA

約 500g(梱包箱含む)

96(W)×48(H)×135(D)mm( 突起部含まず)

MIL-STD-810D に準拠

EN61010-1:2001(2nd Edition)汚染度 2/ 過電圧カテゴリⅡEN61326-1:2006EN61000-3-2:2006+A1:2009+A2:2009EN61000-3-3:2008

保証 ・ アフターサービス

保証期間は、ご購入後またはご指定の場所に納入後1年となっています。本製品が万一故障した場合は、本書の保証内容をご確認の上、下記の欄に必要事項をご記入していただき弊社営業部までFAXにてお送りください。

本書の内容は断りなく変更することがありますのでご了承ください。最新版のダイジェスト版は【 http://core1000.jp 】からダウンロードできます。

型式    :core1001-

S/N     :

御使用者名:

御住所   :

パラメータ項目 パラメータ 初期値 設定範囲

外部トリガ

内蔵時計

パラメータ設定R/W

システムリセット

ボーレート

校正

Ext Trigger

Trigger Type(Ext Trigger:Enable 時)

System Tim

Parameter Set

System Reset

Baudrate

Calibration

Disable

(Edge)

2000/01/0100:00:00

Read

Cancel

9600[bps]

4-20[mA]

[0]Disable [1]Enable

[0]Edge [1]Start

20yy/mm/dd hh/mm/ss

[0]Read [1]Write

[0]Cancel [1]OK

[0]4800[bps] [3]38400[bps][1]9600[bps] [4]115200[bps][2]19200[bps]

Analog Input/Output[0]1-5[V] [1]4-20[mA]

Page 2: 積算計タイプ ダイジェスト版 - core1000core1000.jp/support/download/file/Digest_c1001b[1].pdfcore1001-B-00-A 積算計タイプ ダイジェスト版 株式会社コアーズ

■パルス出力について

■アラーム出力について

パルス出力では、流量に比例したパルスを出力することができます。パルス出力の種類は、次のようになります。

①補正パルス…………………………積算値を流量表示の単位に換算してパルスを出力します。②未補正パルス(入力同期)………入力パルスに同期したパルスを出力します。③未補正パルス(パルス幅固定)…パルス幅170μsのパルスを入力パルスに同期して出力します。

パルス出力の種類の切替や補正パルスの換算などは、パラメータ設定でおこないます。★パルスが重ならないように流量範囲に適したパルス幅に設定してください。

端子台番号⑬⑭に補正パルスまたは未補正パルスが出力されます。負荷は仕様の範囲内のものを接続してください。

アラーム出力は、瞬時流量値がアラーム設定値を超えた場合(または下回った場合)に前面の判定用 LEDを点灯させるとともに、外部にアラーム信号を出力します。

外部アラーム信号にはアラーム1とアラーム2の 2点があり、それぞれ個別に上限・下限や接点出力方向(N.Oや N.C)をパラメータ設定により設定することができます。

アラーム1とアラーム2の設定を変更することで上限・上限出力や下限・下限出力が可能です。

端子台番号①②③④に比較判定結果が出力されます。負荷は仕様の範囲内のものを接続してください。

■外部トリガ入力について

トリガ入力は、積算値と瞬時流量値をmicroSDカードに切記を開始する(または終了する)トリガ信号として利用することができます。

外部トリガ信号には、エッジとスタートがあり、外部トリガ入力信号ののエッジをより記録の開始・終了をする機能と外部トリガ信号が入力されている間、記録をおこなう機能をパラメータ設定により選択することができます。

外部に記録の状態をパラメータ設定により出力することができます。この設定は、アラーム2の出力ステータス設定を変更することで記録時に信号を出力することが可能となります。ただし、アラーム2による判定出力は、無効となりますのでご注意ください。

端子台番号⑥⑦に外部トリガ信号を入力してください。外部からのパルス入力幅は30ms以上としてください。

■設定例1 ■パルス入力信号の切替

■背面端子の使い方

補正パルスとして任意に設定した積算流量ごとのパルス出力をカウンタなどに入力すれば、積算流量を表示させることもできます。

■エラー表示について

エラー番号 エラー内容 対処方法

●端子台

■アナログ出力について

アナログ出力は、パラメータ設定により 1-5[V]、4-20[mA] 出力のどちらかを選択することができます。アナログ出力は、算出した瞬時流量を 1-5[V] または 4-20[mA] 出力します。(表示周期と同期はしていません。20ms 間隔で出力を更新します。)

トリミング設定することで瞬時流量に比例したアナログ出力を出力することができます。またアナログ出力のリップルが大きい場合は、ダンピング設定を大きくすることでアナログ出力が安定します。

端子台番号⑧⑨にトリミング設定によりスケーリングされた瞬時流量値がアナログ出力として出力されます。負荷は仕様の範囲内のものを接続してください。

O N

1 2 3 4 5 6

ピン配列

入力信号切替スイッチ

配線用ケーブルは、必ずシールド付きの制御用ポリエチレン絶縁ビニルシールドケーブル(CEVS.0.75~ 2mm 2 心または3心)または同等品を使用してください。配線は、圧着端子で確実に結線してください。圧着端子は、M3.5用とM4用をご使用ください。

配線は、電線管(コンジェット)工事をすることをお薦めします。電源ケーブルと信号ケーブルは、別々の電線管を通してください。

配線は、他の強電用配線または強電回路から離し、誘導障害を受けないよう考慮してください。万が一、これらの影響を受ける場合は、コンデンサまたはサージサプレッサなど挿入する対策を施してください。

● EC 指令適合品としてご使用の場合本機器は、測定分類 I・汚染度2となっています。設置に先立ち、本器の絶縁クラスがご使用の要求を満足していることを確認してください。また、本機器の入力-電源間の絶縁能力は強化絶縁です。

高度2000 m 以下で使用してください。端子台番号⑱は、保護導体端子 (M4) となっています。接地接続に使用してください。

お客様の装置に実際に組込んだ際に、規格を満足させるために必要な対策は、ご使用になる制御盤の構成、接続される他の機器との関係、配線等により変化することがあります。従って、お客様にて装置全体でCEマーキングへの適合を確認していただく必要があります。

作業者がすぐ電源をOFF にできるよう、IEC60947-1 および IEC60947-3 の該当要求事項に適したスイッチまたは4Aのサーキットブレーカを設置し適切に表示してください。

●瞬時流量のアラーム検出を2点を任意に設定します。またヒステリシスを設定することも できます。

 瞬時流量とは、ある瞬間にどのくらいの量が流れているか示すもので入力パルスA回分の 周期を計測し算出しています。

●流量に比例したパルスを出力することができるので、 積算値を流量表示の単位に換算してパルスを 出力します。

 積算値とは、流量計をどのくらいの物質が通貨したかを示すもので入力パルスが 1パルス入力される ごとに(メータ係数×換算係数)を加算していきます。

Alarm2

ONOFF

20mA( トリミング 20mA設定)

4mA( トリミング 4mA設定)

ONOFF

アラーム 2出力(判定用 LED2 含む)

アナログ出力

アラーム 1出力(判定用 LED1 含む)

Alarm2Hysteresis

Alarm1

瞬時流量

Alarm1Hysteresis

フルスケール

Error1

Error2

Error3

Error4

Error5

Error6

Error7

入力電圧の異常

内蔵充電池の電圧低下

バックアップ機能による復元ファイル処理の異常。

microSD カードのメモリ容量が足りない。またはフォルダ数が9999 個を超えた。

内部通信エラー

アナログ出力異常

パルス出力異常

補正パルス出力Pu=1.0 のとき

未補正パルス出力(入力同期)

未補正パルス出力(パルス幅 170μs固定)

例:メータ係数 F=0.6 換算係数H=1.0 パルス重みPu=1.0 のときの入力パルスに対する積算値と  パルス出力は、次のようになります。

積算値 0.6 1.2 1.8 2.4 3.0 3.6 4.2

入力パルス ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦

補正パルス出力Pu=0.1 のとき

★パルスが重ならないように F×H/2≦Pu≦F×H×10000 となる値を設定してください。

例:メータ係数 F=0.15 換算係数H=1.0 パルス重みPu=0.1 ときの入力パルスに対する積算値と  補正パルスは、次のようになります。

入力パルス ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦

積算値 0.15 0.30 0.45 0.60 0.75 0.90 1.05

配線用ケーブルは、必ずシールド付きの制御用ポリエチレン絶縁ビニルシールドケーブル(CEVS.0.75 ~ 2mm 2 心または 3心)または同等品を使用してください。

本機器では、本体上面の入力信号切替スイッチを切り替えることでパルス入力信号や発信器電源を切り替えることができます。

2

2

パルス入力形式 入力信号切替スイッチ 入力インピーダンス

5kΩ

22kΩ

510Ω

510Ω

5kΩ

発信器電源

13.5VDC

13.5VDC

24VDC

13.5VDC

13.5VDC

接点パルス入力

電圧パルス入力

24V/2 線式電流パルス入力

12V/2 線式電流パルス入力

オープンコレクタパルス入力

波形整形フィルタを約 10倍にしたい場合は、入力信号切替スイッチの 4をONしてください。

1のみON

2のみON

3と 5を ON

3のみON

1のみON

●接点パルス入力の場合 入力信号切替スイッチの1のみON

13.5VDCSUP

発信器SIG

0V

10

11

12

●電圧パルス入力の場合 入力信号切替スイッチの 2のみON

13.5VDCSUP

発信器SIG

0V

10

11

12

●24V/2 線式電流パルス入力の場合 入力信号切替スイッチの 3と 5をON

24VDCSUP

発信器

SIG

0V

10

11

12

●12V/2 線式電流パルス入力の場合 入力信号切替スイッチの 3のみON

13.5VDC

510Ω

SUP発信器

SIG

0V

10

11

12

●オープンコレクタパルス入力の場合 入力信号切替スイッチの1のみON

13.5VDCSUP

発信器SIG

0V

10

11

12

1

2

3

4

70VDC 200mAmax

ALARM1 OUT

ALARM2 OUT

負荷

画面に「OVER」と表示されます。入力を計測可能な範囲に戻してください。それでも解決しない場合は、修理が必要ですので、ご購入先または弊社までご連絡ください。

内蔵の充電池の電圧低下により内蔵時計の設定が初期化されています。電源を連続 48 時間以上投入することで充電されます。また内蔵時計がづれていますので再度設定をしてください。「内蔵時計の設定方法」、「時刻の設定をおこなう」を参照してください。それでも解決しない場合は、修理が必要ですので、ご購入先または弊社までご連絡ください。

実装されている電界コンデンサの劣化が原因と考えられます。修理が必要ですので、ご購入先または弊社までご連絡ください。

microSD カードに保存されているデータを消去してください。「microSD カードにデータを記録する」を参照してください。それでも解決しない場合は、修理が必要ですので、ご購入先または弊社までご連絡ください。

実装されているAD変換器などに異常があると考えられます。修理が必要ですので、ご購入先または弊社までご連絡ください。

アナログ出力がフルスケールの 120%以上になっています。流量を下げるかアナログフルスケールの設定を流量計の仕様に対して適切な値に再設定してください。

補正パルス出力のパルス OFF 幅が 170μs を下回っています。流量を下げるかパルス幅 Pon の設定を流量計の仕様に対して適切な値に再設定してください。

24V

6

7

TRG IN+

TRG IN-

249Ω

24V

D/A

1-5[V]⇔4-20[mA] 切替(パラメータ設定にて切替)

8

9

ANALOG OUT+

ANALOG OUT-

負荷ZD DC30Vまで

13

14

負荷

PULSE OUT-

PULSE OUT+

1 2 3 4 5 6 7 8 9

+ ―ANALOG OUT

+ ―TRG IN

ALARM2 OUTALARM1 OUT NC

10 11 12 13 14 15 16 17 18

FLOW INPUT PULSE OUT POWER PE(M4)

SUP SIG OV + - L1 L2

FG

50mA24/13.5VDC

■付属品

ダイジェスト版(A3用紙)

microSD カード(1GB)

取付け金具(2本 1式 ビス含む)

成績書(データシート、パラメータ設定表含む)

ダイジェスト版(本書)

microSD カード梱包内容は以下の通りです。

・取扱説明書

※納品時本体に挿入済み

※納品時本体に取り付け済み