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名古屋市喫煙対策推進本部会議 平成 31 3 22 日(金) 特別会議室 14 45 分から 15 15 市施設における受動喫煙防止のための方針改正案について(資料1,2,3) 参考資料 ・改正健康増進法の概要(まとめ)

名古屋市喫煙対策推進本部会議 - Nagoya · 名古屋市喫煙対策推進本部会議 平成 31 年 3 月 22 日(金) 特別会議室 14 時 45 分から 15 時 15

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名古屋市喫煙対策推進本部会議

平成 31年 3月 22日(金)

特別会議室

14時 45分から 15時 15分

1 市施設における受動喫煙防止のための方針改正案について(資料1,2,3)

参考資料

・改正健康増進法の概要(まとめ)

1

市施設における喫煙対策の主な経緯

平成15年5月1日 健康増進法の施行を受け、「名古屋市喫煙対策推進本部」

を設置。

設置要綱第2条(所掌事務)

(1) 本市が管理する市民利用施設の受動喫煙防止に向け

た取組指針の策定及びその推進に関すること。

(2) 本市が管理する施設以外の市民利用施設の受動喫煙

防止推進に関すること。

(3) その他推進本部の目的を達成するために必要な事項

に関すること。

平成15年5月 「市施設における受動喫煙防止のための方針」を策定

・平成17年度末までに「分煙」または「全面禁煙」とする

平成23年2月 ・平成25年度当初を目処に建物内全面禁煙へ移行

方針改定 ・敷地については全面禁煙に努めること

平成25年1月 ・建物内全面禁煙の平成25年4月1日実施を決定

・建物内全面禁煙により、建物外の敷地及び市施設外での

喫煙が増え、受動喫煙の危険の増大が予想される場合は、

敷地内の受動喫煙に配慮した場所に喫煙場所を設置する

ことを妨げない

資料1

注釈等の追加

「市施設における受動喫煙防止のための方針」改正案

1 改正の趣旨

改正健康増進法に対応し、本市施設における受動喫煙防止対策を推進していくため「市施設

における受動喫煙防止のための方針」(平成 25年 1月 30日付通知)の基本方針を見直すもの。

2 内容

施設類型 本市方針 改正健康増進法(参考)

第一種施設

(1)

学校、病院、児童福

祉施設等(健康増進

法施行令第3条に定

める特定施設)

敷地内全面禁煙 (屋外喫煙場所設置不可)

ただし、他の類型施設との複合施設である場

合、(1)施設の存する建物の周囲水平方向7メー

トル(屋上部を除く。)までを敷地とみなす。

敷地内禁煙

「特定屋外喫煙場所」の

設置可

(2019年 7月 1日施行)

(2) 行政機関の庁舎

原則敷地内禁煙※1

敷地内全面禁煙もしくは、必要な要件を満たす

「特定屋外喫煙場所」の設置可

第二種施設

(3) 改正健康増進法に

定める第二種施設 屋内全面禁煙※2

屋内禁煙

もしくは

「喫煙専用室」設置可

(2020年 4月 1日施行) (4)

入所施設、宿泊施

設、地下のみで構成

されるなど屋外に喫

煙場所を設置するこ

とが不可能な施設

屋内禁煙もしくは「喫煙専用室」の設置可※2

・人の居住の用に供する場所、旅館業法の客室の場所または宿泊施設の客室の場所の個室は適用除

外とする。

・現在、敷地内全面禁煙である施設は、引き続き全面禁煙とし、喫煙場所の設置は不可とする。

※1 現に敷地内に喫煙場所を設置している施設(敷地内全面禁煙とした場合、施設敷地外で

の喫煙者が増え、受動喫煙の危険の増大が予想される等の理由により設置)について、引

き続き、屋外喫煙場所を設置する場合は、健康増進法に定める「特定屋外喫煙場所」にお

ける必要な措置(①喫煙場所である標識を掲示する②建物の裏や屋上など施設利用者が通

常立ち入らない場所に設置する③喫煙場所が明確に区画されている)に加え、以下のいず

れかの要件を満たさなければならないものとする。

A 煙が周囲水平方向に流出しないようにパーテーション等で囲いを設ける。

B 施設利用者が通常立ち入る場所から水平方向に7メートル以上離れた場所に設置する。

なお、いずれの要件も周囲の建物への煙の流入防止に努めること。

※2 現に屋外の敷地内に喫煙所を設置している施設については、健康増進法に定める「特

定屋外喫煙場所」における必要な措置がとられた喫煙場所とすること。

3 実施時期

この方針は、2019年 7月 1日までに実施するものとする。

ただし、当該日までに実施困難な正当な理由がある場合は、2020年 4月 1日までに実施する

ものとする。なお、この場合にあっても健康増進法の規定は遵守しなければならない。

資料2-1

受動喫煙防止のための方針案に基づく喫煙場所設置可否

小・中・高校、中央看護専門学校

保育園、児童館、母子生活支援施設

病院、保健センター単独庁舎

市役所本庁舎(保健所あり)

市役所東庁舎・西庁舎

区役所・区支所単独庁舎

消防署、市税事務所

図書館、美術館、博物館、科学館

スポーツセンター、生涯学習センター

ホール、会議場、公園事務所

入所施設(特別養護老人ホーム等)

宿泊施設(青少年宿泊センター等)

地下鉄駅務員室

規定なし

敷地なし

※行政機関の庁舎として第一種施設に該当する施設の具体例については、今後国から示される予定であり、現状は事務局の推定。なお、環境事業所、上下水道局営業所、中央卸売市場

等につき、国に照会中。

改正後方針 屋外

敷地なし

屋上、建物の裏

等への移設

煙の流出防止

または、

立入る場所から7

メートル離す

可右表の要件を満

たすこと

第二種

(3)

不要

(4)

法律上

の区分

方針上

の区分

具体例

現行方針

建物内

第一種

(1)

不可

禁煙に

努める

不可

(2)

建物外

現に屋外に喫

煙場所がない施

設の屋外

現に屋外に喫

煙場所がある施

設の屋外

設置要件

          不可

ただし、他の類型施設と複合施設

である場合、(1)の存する建物の

周囲7メートル(屋上部を除く。)ま

でを敷地とみなす。

屋内

(喫煙専用

室)

資料2-2

幹事会からの主な意見(論点)と方向性

1 区役所における統一的対応について

・区役所ごとで喫煙場所の設置の有無が分かれることのないよう、区役所は敷

地内禁煙とするべきであり、「特定屋外喫煙場所」の設置は不要である。

・改正案のとおり、区役所及び区役所支所においては、「特定屋外喫煙場所」の

設置を認めるべき。

区役所(支所を含む。)の取り扱いについては、従来からの経緯や各区におけ

る事情が異なることを鑑みて、改正案通りの取り扱いとする。

2 実施時期について

・行政機関の庁舎に該当し、敷地に余裕がない場合について、本市独自の方針

である「特定屋外喫煙場所」の「煙の流出防止措置」について、すぐには実

施できない。当面の措置として 2019年 7月 1日までに法令上の措置を行い、

速やかにあるいは 2019 年度中に、「煙の流出防止措置」を行うこととしては

どうか。

・入所施設において喫煙専用室を設置する場合、工事等が必要になるのですぐ

に実施できないため、方針の実施日を延期してはどうか。

この方針(本市上乗せ部分に限る)については、健康増進法において第1種

施設における敷地内禁煙が施行される 2019年 7月 1日までに実施する。ただ

し、当該日までに実施が困難な理由がある場合は、健康増進法が全面施行さ

れる 2020年 4月 1日まで実施を猶予することとする。

資料3

参考資料

改正健康増進法の概要(まとめ)

1 喫煙をする際の配慮義務(2019 年 1 月 24 日施行)

(1)喫煙をする者は、喫煙をする際は望まない受動喫煙を生じさせることがないよう周囲の状

況に配慮しなければならない。

(2)多数の者が利用する施設を管理するものは、喫煙場所を定めようとするときは、望まない

受動喫煙を生じさせることがない場所とするよう配慮しなければならない。

2 第一種施設における受動喫煙を防止するための措置(2019 年 7 月 1 日施行)

(1)対象施設

イ 学校、病院、児童福祉施設等(健康増進法施行令第3条)

・学校教育法第1条に規定する学校(専ら大学院の用途に供する施設を除く。)その他

20 歳未満の者が主として利用する教育施設等

・医療法に規定する病院、診療所及び助産所

・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に規定する薬局

・介護保険法に規定する介護老人保健施設及び介護医療院

・難病の患者に対する医療等に関する法律に規定する難病相談支援センター

・施術所(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師又は柔道整復師がその業務を行

う場所をいう。)の用途に供する施設

・児童福祉法に規定する障害児通所支援事業(居宅訪問型児童発達支援若しくは保育所

等訪問支援のみを行う事業又はこれらのみを行う事業を除く。)、児童自立生活援助

事業、放課後児童健全育成事業及び病児保育事業の用に供する施設、児童福祉施設並

びに無認可児童福祉施設

・母子保健法に規定する母子健康包括支援センター

・就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に規定する

認定子ども園

・法務省設置法に規定する少年院及び少年鑑別所

ロ 行政機関の庁舎

(2)必要な措置

敷地内禁煙

以下の措置がとられた特定屋外喫煙場所を設置することができる。

①喫煙をすることができる場所である旨を記載した標識を掲示すること

②施設の利用者が通常立ち入らない場所に設置すること

③喫煙をすることができる場所が区画されていること

3 第二種施設における受動喫煙を防止するための措置(2020 年 4 月 1 日施行)

(1)対象施設…第一種施設及び喫煙目的施設以外の施設

(2)必要な措置

原則屋内禁煙

以下の基準を満たした喫煙専用室を屋内に設置することができる。

①出入口において室外から室内に流入する空気の気流が 0.2m毎秒以上であること

②たばこの煙が室内から室外に流出しないよう、壁、天井等によって区画されていること

③たばこの煙が屋外又は外部に排気されていること

平成25年1月30日

各 局 区 室 長 様

名 古 屋 市 喫 煙 対 策 推 進 本 部 長

(名古屋市副市長 住田 代一)

市施設における受動喫煙防止のための方針について(通知)

みだしの件につきまして、平成24年12月17日開催の名古屋市喫

煙対策推進本部会議において、別添のとおりとりまとめられましたので

通知します。各局区室長におかれましては、本方針の趣旨に沿った受動

喫煙防止に向けた取り組みの推進につきよろしくお願いします。

なお、各局区室に関係する外郭団体につきましても、本方針の趣旨の

周知についてご配慮くださるよう併せてお願いします。

(健康福祉局健康部健康増進課 電話 972-2637)

「市施設における受動喫煙防止のための方針」の実施細目

1 実施日

実施日は平成25年4月1日とする。

2 注釈の追加

「市施設における受動喫煙防止のための方針」の注釈中の「※現在、

建物外の敷地を全面禁煙にしている施設(病院、学校、市役所庁舎等)

は、引き続き禁煙とする。」

の次に次の一文を加える。

「ただし、建物内全面禁煙への移行により、建物外の敷地及び市

施設外での喫煙が増え、受動喫煙の危険の増大が予想される場合は、

各施設管理者の判断により、敷地内の受動喫煙に配慮した場所に専

ら喫煙に供する場所を設置することを妨げないものとする。」

(注釈追加後の方針)

市施設における受動喫煙防止のための方針

(平成23年2月28日付名古屋市喫煙対策推進本部長通知)

基本方針

25年度当初を目処に全ての市施設の建物内全面禁煙へ移行

※ 入所施設等、利用者が生活を営む施設は対象としない。

なお、市施設の敷地については、受動喫煙による悪影響や、安心・

安全・快適条例の趣旨を踏まえ全面禁煙に努めることとする。

※ 現在、建物外の敷地を全面禁煙にしている施設(病院、学校、市

役所庁舎等)は、引き続き禁煙とする。

ただし、建物内全面禁煙への移行により、建物外の敷地及び市施

設外での喫煙が増え、受動喫煙の危険の増大が予想される場合は、

各施設管理者の判断により、敷地内の受動喫煙に配慮した場所に専

ら喫煙に供する場所を設置することを妨げないものとする。