工事成績対策のポイント · 2018. 3. 23. · 工事成績対策のポイント株式会社ワイズ工事成績評点項目別配点評価項目細別郤点／，施工体制

工事成績対策のポイント

株式会社ワイズ

工事成績評点項目別配点評価項目細別配点

１．施工体制Ⅰ. 施工体制一般 3.3点

Ⅱ. 配置技術者 4.1点

２．施工状況

Ⅰ. 施工管理 13.0点

Ⅱ. 工程管理 8.1点

Ⅲ. 安全対策 8.8点

Ⅳ. 対外関係 3.7点

３．出来形及び出来ばえ

Ⅰ. 出来形 14.9点

Ⅱ. 品質 17.4点

Ⅲ. 出来ばえ 8.5点

４．工事特性 Ⅰ. 施工条件への対応 7.3点

５．創意工夫 Ⅰ. 創意工夫 5.7点

６．社会性等 Ⅰ. 地域への貢献等 5.2点

７．法令遵守等事故等による減点減点のみ総合評価による減点減点のみ

評定点合計 100.0点4

工事成績評点項目別配点

-7

-2

3

8

13

18

施工体制一般

配置技術者

施工管理

工程管理

安全対策

対外関係

出来形

品質

出来ばえ

施工条件等への対応

創意工夫

地域への貢献度

-1.1 -1.1 -0.6 -0.9 -0.80.9-0.7 -2.6

4.5 3.3 2.9 3.23.3 4.1

13

8.1 8.8

3.7

14.917.4

8.5 7.35.7 5.2

下限値：最低点

上限値：満点

5

評価項目別のウェイト評価者別評価項目細別配点主任監督員総括監督員検査官

１．施工体制Ⅰ. 施工体制一般 3.3点 3.3

Ⅱ. 配置技術者 4.1点 4.1

２．施工状況

Ⅰ. 施工管理 13.0点 4.5 8.5

Ⅱ. 工程管理 8.1点 4.5 3.6

Ⅲ. 安全対策 8.8点 4.9 3.9

Ⅳ. 対外関係 3.7点 3.7

３．出来形及び出来ばえ

Ⅰ. 出来形 14.9点 4.4 10.5

Ⅱ. 品質 17.4点 4.9 12.5

Ⅲ. 出来ばえ 8.5点 8.5

４．工事特性 Ⅰ. 施工条件への対応 7.3点 7.3

５．創意工夫 Ⅰ. 創意工夫 5.7点 5.7

６．社会性等 Ⅰ. 地域への貢献等 5.2点 5.2

７．法令遵守等事故等による減点減点のみ

総合評価による減点減点のみ

評定点合計 100.0点 40.0 20.0 40.0

検査官

8.5

10.5

12.5

8.5

40.0

6

成績評定配点の順位

１．品質

２．出来形

３．施工管理

４．安全対策

５．出来映え

６．工程管理

７．施工条件への対応

８．創意工夫

９．地域への貢献など

１０．配置技術者

１１．対外関係

１２．施工体制一般

7

高い成績評定を得るためには

安全管理

たまたま事故がなかった

安全対策を行って事故がなかった

出来形管理

たまたま社内規格値に入った

十分な対策で社内規格値に入れた

高い評定にはが重要！

＜

プロセス結果

＜

8

施工体制＝施工体制一般＝

9

■施工計画書

施工計画書提出後、【安全】ヒアリング

を行い、【安全】が確保されていることを確認してもらった後に、現地へ入っているか？

■施工体制台帳・施工体系図現場着手前あるいは下請の追加等、随時提出

されているか？下請の【作業分担】が明確に記載されているか？

主任監督員

施工体制（施工体制一般）のポイント

10


■品質証明員 ※「品質証明制度適用工事」のみ

品質証明員が、関係書類・材料・出来形・品質

等、【工事全般】について確認しているか？後からの整理になっていないか？

→書面確認が主体となっている場合が多い。現地での材料・出来形・品質確認を必ず行うこと。

主任監督員土木：6,000万円以上

11

■下請のチェック体制

発注者・受注者と同様の検査体制を取っているか？

・資機材や【出来形確認】等（写真）・部分検査・完成検査に対する書類の整理

主任監督員


“一式契約” ”月払い“は要注意！元請業者が書類作成はNG

12

■施工計画書と施工内容の相違【資機材】の相違、作業手順・方法など、違ったやり方で現地で施工を行っていないか？その都度、施工計画書を更新しているか？

■【緊急時】の速やかな対応・報告出水等の危機管理、事故など、速やかに報告を上げているか（第一報、写真、その後の状況）？→警戒基準前でも、現地状況を報告→第三者等からの苦情や要望→事故になりうる事象（ヒヤリハット）

主任監督員


13

■会社のバックアップ体制

緊急時の対応について、現場内の関係者だけではなく、会社組織としてのバックアップ体制が取れているか？

その体制を【施工計画書】に明記

しているか？

主任監督員


「緊急時にはどの人がバックアップに入るか」が明記されていることが重要。「どの人が何をするか」ということが明記されていると加点。

14

15 16

17 18

施工体制＝配置技術者＝

19

施工体制（配置技術者のポイント）

■作業主任者の選任

現場で必要な作業主任者（地山掘削・足場等）を、作業開始前に選任しているか？

選任された作業主任者を【安全掲示板】に掲示しているか？また、作業主任者が機能

（【作業開始前】のチェック等）しているか？

主任監督員

20

■現場代理人の対応

現場条件（土砂の変化、湧水等）の変化に対し

て、速やかに【協議】しているか？工事などの相違に対して、

随時・的確に【報告】しているか？※週間工程会議の報告で満足していないか

主任監督員


21

■管理技術者の対応

・適宜・適切に書類を【整理】しているか？

・現場の変化（作業環境、気象、地質など）に対して、適切に対応しているか？

・下請の施工状況を把握し、随時、技術的な

【指導】を行っているか？

主任監督員


22

施工状況＝施工管理①＝

23

施工状況（施工管理）のポイント

■施工計画書の内容

施工計画書作成時に、事前に【現場調査】を行った結果を反映させているか？

■現場条件の変化に対する対応

現場条件の【変化】に対して、協議した結果をもとに、施工に反映しているか？

主任監督員

24

■材料の保管

材料の【品質】に影響がないよう保管されているか？→材料が水に浸からないような嵩上げ

材料が雨にぬれないような覆い保護材料が飛散しない対策保管対策、保管状況、中の材料がわかる写真

主任監督員


ブルーシートで覆った時には、半分開けた状態の写真も必要。25

■出来形管理行った出来形管理について、管理図表・写真などに

【随時】整理しているか？

■品質管理行った品質管理について、管理図表・写真などに

【随時】整理しているか？

主任監督員


26

施工状況＝施工管理②＝

27

■現場の整理整頓現場内の資機材について、整理整頓がされてい

るか？また、使用する材料で【飛散】する恐れがあるものに対して対応がとられているか？

主任監督員


キタナイ現場は事故が多い。

28

■指定材料の管理指定された材料とミルシートとの照合を行い、

寸法・数量等が【写真】に整理されているか？

■工事打ち合わせ簿の提出

工事打ち合わせ簿が、【遅滞】なく提出されているか？

主任監督員


工事ASP：メールでアップされた日が発注側に報告されてくる。後で差し替えができるので、まずはアップすることが大事。

29

■建設副産物への対応

【リサイクル】計画の提出、産廃処分等の適切な対応がされているか？

■建設機械への対応低騒音・低振動・排出ガス対策型の建設機械を

使用しているか？機械の持込・【操作員】の明示を的確に行っているか？

主任監督員


30

施工状況＝施工管理③＝

31

■施工計画書の提出作業開始前に施工計画書が提出されているか？

また、【現場条件】を反映した内容となっているか？

■施工計画書の内容

施工計画書の記載内容と【現場施工方法】が同じか？

検査官


32

■施工計画書の変更

現場条件や計画の変更に対して、【随時】変更されているか？

■材料の保管

材料の品質に影響がないよう【保管】されているか？


検査官

33

■立会いの手続き

段階確認、技術提案の確認等、【事前】に立会い依頼がされているか？

■建設副産物への対応リサイクル計画の提出、産廃処分等の適切な対応がされているか？


検査官

34

■施工体制台帳・施工体系図の整備法令に沿って整備されているか？

■下請の検査

発注者・受注者と【同様】の検査体制を取っているか？


検査官

35

■品質証明員 ※「品質証明制度適用工事」のみ

品質証明員が、関係書類・材料・出来形・品質等、工事全般について確認しているか？

■工事書類の整理工事書類が、適宜・適切に整理されているか？

■社内規格値等による管理施工計画書に社内規格値・社内目標値が設定さ

れ、【不適合】となった場合の処理が明記されているか？


検査官

36

37 38

施工状況＝工程管理＝

39

施工状況（工程管理）のポイント

■他工事との工程調整

近接する他工事との調整（【協議会】の設置、

議事録の提出、供用する工事用道路等の調整・報告など）を行っているか？

■関係機関や地元・第三者との調整工事の施工に伴う関係機関への協議、地元（漁協や区長等）に対する事業説明、第三者からの要望や

【苦情処理】等を適切に行っているか？

総括監督員

地元から「頑張ってくださいね」と言われたようなことまで報告しているか？

40


■工期短縮に対する積極的な取り組み工期短縮を行うに当たり、重機の変更（ランクアッ

プ）や材料の変更（【プレキャスト製品】の使用）など、積極的に取り組んだか？

総括監督員

無理をする必要はないが、「どういう取組で短縮できたか？」ということが大切。

41


■工程表の作成及びフォローアップ現場条件の変化など、工程に影響を与える要因を的確に把握し、

【工程表】に反映しているか？計画・実施工程に乖離があった場合、その原因を分析した上で、的確にフォローアップしているか？

■現場条件の変化への対応現場条件の変化などがあった場合、速やかに監督職員と

【協議】した上で、迅速に対応しているか？

■工期短縮の努力工期短縮を行うに当たり、重機の変更（ランクアップ）や材料

の変更（【プレキャスト製品】の使用）など、積極的に取り組んだか？

主任監督員

総括監督員も見ている項目

42


■下請へのフォローアップ

下請の休日計画を把握し、各作業員の【休日確保】や【休日出勤】に対する代休の取得など、的確に対応しているか？

■的確な工程管理的確な工程管理を行い、夜間・休日などの作業がないか？工程管理のミスによって、工程が遅れていないか？

主任監督員自分の会社だけでなく、下請全員に対して健康管理ができているか？毎週土日に来ている人はいないか？

下請に対し、「○○さんに代休をとらせてあげたら？」といった気配り。

43

施工状況＝安全対策＝

44

施工状況（安全対策）のポイント

■安全対策に関する積極的な取り組み1. 労働災害・公衆災害防止の積極的な取り組み2. 現場内の管理体制構築と、会社のバックアップ3. 安全対策に関する創意工夫

4. 店内パトや【抜打ちパト】など、独自の取り組み

5. 地域から【評価】される取り組み6. その他、安全対策に関する顕著な取り組み

• →事務所安全対策協議会への【役員選出】• 安全・施工研究発表会での表彰

・【災害防止協議会】の設置及び代表選出など

総括監督員

45

施工状況（安全対策）のポイント

■安全対策に関する基本的な取り組み

1.災害防止協議会等の実施状況

2.現場内の安全教育・安全訓練の実施状況

3.新規入場者教育の当該工事の

【現場特性】反映

4.過積載防止対策

5.仮設工の点検・管理に対するチェックシート

6.施設の設置・管理に対する安衛法等の反映

7.地下埋設物・架空線に対する対応

主任監督員

現場事務所に保管されているか？

ありきたりの内容になっていないか？

46

安全掲示板に掲示していますか？

• 掲示しなければならないもの1. 建設業許可票（建設業法40条）2. 労働保険関係成立票（労働者保険法規則49条）3. 建退共等加入ステッカー（建退共制度改善方策）4. 施工体系図（建設業法24条-7-4）5. 安全管理組織図（安衛則12条-4）6. 有資格者一覧表（安衛法59条）7. 作業主任者（安衛法14条）8. 緊急時連絡票（安衛則35条）9. 産廃保管場所（産廃法規則8条）

47

安全掲示板に掲示していますか？

• 掲示が好ましいもの

1. KY活動記録2. 巡視点検結果3. 今月・今週の安全目標4. 今日の作業（作業内容、重機の配置、避難場所）5. 重機の作業計画書（工程、配置、作業内容等）6. クレーン等重機の合図方法7. ワイヤーロープの点検色、使用禁止基準8. 避難ルート・避難場所の明示9. 熱中症危険度10.ヒヤリ・ハットの記録

48

重機災害防止を心掛けていますか？

• 特に労基署の是正勧告が多いもの

１作業範囲の作業員に注意し、作業範囲に入れない（安衛則158条）

２後退するときは後方確認し、誘導員の指示で後退（安衛則158条）

３荷重・エンジンをかけたまま運転席を離れない（安衛則160条）

４斜面や崩れやすい所に重機を置かない（安衛則157条）

５安全能力以上及び用途外使用をしない（安衛則163条・164条）

６作業区域をロープ柵、赤旗等で表示する（安衛則158条）

７軟弱な路肩・法肩に接近せず、近づく場合は誘導員を配置（安衛則157条）

49

施工状況＝対外関係＝

50

施工状況（対外関係）のポイント

■対外的な調整に関する取り組み

1.関係官公庁との調整・協議及び報告

2.地元（漁協・区長等）との調整及び報告

3.【第三者】への対応及び報告

4.【関連工事】との調整及び報告

5.第三者への安全掲示板の掲示

6.第三者への【安全看板】の適切な配置

主任監督員

51

出来形管理

52

出来形確認のポイント

■出来形のバラツキ出来形のバラツキはどの程度か？

■社内規格値を超えた場合の対応

社内規格値に対して、【不適合】となった場合の処

理を社内で検討・報告しているか？

■社内規格値・社内目標値へ入れるための工夫

社内規格値・社内目標値よりも【小さな】出来形に収

めるための工夫をしているか？→ １丁張設置など測量の2重チェック

２型枠等一定勾配で設置する治具作成

主任監督員

やっていても書かれていないと評価されない。53


■出来形管理図表の工夫

【市販ソフト】での作成で終わらせていないか？

→測定項目・測定点ごとに一覧表をまとめる。測定点数10点以下でもヒストグラムを作成する。

測定項目〇○○ △△△

規格値 ±30mm ±50mm

社内規格値 ±24mm ±40mm

測定値 +12mm -10mm

バラツキ +40% -20%

-30ｍｍ

規格値

社内規格値

社内目標値

社内目標値

社内規格値30ｍｍ

規格値

N＝８

検査官

ソフトで出てこない場合もある。

54

55


測定項目規格値社内規格値測定値バラツキ

〇○〇 ±30mm ±24mm ±12mm +40%

△△△ ±50mm ±40mm -10mm -20%

〇不可視部分一覧

※ 写真と対応できるようにしておく。

■不可視部分の出来形確認の工夫何が不可視部分となっているのか？→不可視部分となっている項目がわかるようにする。

【写真】と整合が取れるようにしておく。

検査官

56

よりわかりやすい出来形管理図面・一覧表・写真の整合を図る。

位置番号

測定場所規格値（ｍｍ）社内規格値（mm）社内目標値（ｍｍ）測定値（ｍｍ）バラツキ（％）

数値 0 10 20 30 40 50 60

① 堤長 L1 下流側 -100 -80 -50 -41 41%

② 堤長 L1 上流側 -100 -80 -50 -32 32%

③ 堤長 L2 下流側 -100 -80 -50 -21 21%

④ 堤長 L2 上流側 -100 -80 -50 -31 31%

測定点数4点最大-41ｍｍ（41%）最小-21ｍｍ（21%）平均31mm（31%）

① 水通し ℓ1 下流側 ±50 ±40 ±25 12 24%

② 水通し ℓ1 上流側 ±50 ±40 ±25 10 20%

③ 水通し ℓ2 下流側 ±50 ±40 ±25 5 10%

④ 水通し ℓ2 上流側 ±50 ±40 ±25 16 32%

測定点数4点最大16mm（32%）最小5mm（10%）平均11mm（21%）

※ ■は不可視部分

※ ■は不可視部分

いかに短時間で検査官に理解させるかがポイント！

①堤長L１（下流側）計測状況

書類簡素化の時代ではあるが、苦労しないと点数がつかないということもある。 57


■出来形管理項目がないものに対する工夫管理基準がない項目について、事前に協議を行い、管理を行っているか？

→管理基準がないので、管理しなくてもよいではなく、このような項目についても、しっかり管理していることをアピールする。

社内目標値へ入れるための工夫結果として、社内目標値に収まっている検査官に対する“見せる”“訴える”工夫管理項目がないものに対する対応

→評価大

検査官

58

品質管理①

59

品質確認のポイント

■コンクリート品質のバラツキ

品質の【バラツキ】はどの程度か？

■社内規格値を持たない場合の対応

社内規格値相当（80%）に入れるための【工夫】を行っているか？

主任監督員

→気温や天候などによる打設見送り

社内規格値相当より大きくなった場合の検討

60


■社内規格値相当へ入れるための工夫

社内規格値相当よりも【小さな】値に収めるための工夫をしているか？→生コン運搬事前調査（運搬ルート、通勤時間帯）

生コン会社との調整（配合、運搬時間等）

主任監督員

調整していることをしっかりと書く。

61

品質管理②

62


■コンクリート配合試験・試験練り等の確認必要な配合試験・試験練りを行っているか？

また、【品質】（強度、w/c、最大骨材粒

径、塩化物総量、単位水量、アル骨反応等）が確認できるか？

■コンクリート受入れ時の確認

コンクリート受入れ時に必要な【試験】（温

度、スランプ、空気量等）を行っているか？

検査官

63


■コンクリート供試体の確認圧縮強度試験に用いた供試体が、

【当該現場】のものと確認できるか？（名刺や供試体確認版の貼り付け）

検査官

64

品質確認のポイント検査官

■コンクリート打設完了時間の確認

所定の

■コンクリート打設完了時間の確認

所定の【時間内】に打設が完了しているか？→打設ごとに図面・一覧表にまとめる。

当初80分かかっていたのが、50分くらいに収まるようになった。

65

品質管理③

66


ポール・スタッフによる高さ計測→打設すべてについて撮影されていない→毎回ポールを立てるのに手間がかかる

→投入高さを管理していないという評価を受ける場合がある。

■コンクリート打設時の投入高さの確認

打設高【 1 】m以内で打設を行っているか？

→打設高1m以内であることが確認できる創意工夫を行う。

検査官

信頼されない可能性が高い。

67


ホッパーに1mのヒモを付ける打設時以外はクリップで固定

作業員による高さ計測→腰の高さ（約1m）で管理→作業員によって身長が変わり、基準があいまい

１M?

68


鉛直方向で挿入・引き抜きを行っているか？一定速度で作業を行っているか？

■バイブレーターの挿入深度等の確認

適切な挿入深度等で【エア抜き】を行っているか？

→挿入深度については、各社ともテープ等で明示。間隔・方向については、作業員任せの所が多い。

挿入深度までのテーピングバイブレーターの挿入間隔

バイブレーターの挿入方向

写真

検査官

69


■気象条件等に応じた型枠脱型・養生

【最適】な方法で、型枠脱型・養生を行っているか？

→脱型時間を説明できる資料を整理する。暑中・寒中養生等、養生開始の根拠及びその方法について説明できる資料を整理する。

グラフグラフ

暑中コンクリートの開始時期

検査官

暑中養生開始寒中養生開始

寒中コンクリートの開始時期70


■鉄筋・鋼材の品質

鉄筋・鋼材等の【品質証明】があり、その材料で

あることが確認できるか？また、【保管状況】は

どうか？

→ミルシート、材料写真（規格、寸法、数量等）を整理しておく。→材料保管状況についても、整理しておく。

検査官

71


■異物混入対策

異物の混入を防ぐための【方策】がとられていたか？

→打設時間以外の保護シート（落ち葉対策）→ホッパー下への台木設置（どろ対策）→打設箇所進入時の長靴履き替え

（どろ対策）

検査官

型枠内：白長靴型枠外：黒長靴

72

■施工基面の整形状況

施工基面が【平滑】に仕上がっているか？

→施工基面のアンジュレーションがわかる写真を多く撮影しておく。


目線ではなく、低い位置で全方向から撮影しておく。

出来形管理上は同じだが、平滑かどうかは写真でしかわからない。

73

出来形・品質での高評価のポイント発注者は50%（社内目標値）、80%（社内規格値）、100%（規格値）のいずれかに収まっているかで判断

１. 社内目標値以内に収める工夫がされている場合結果が社内目標値以内→加点4点結果が社内規格値以内→加点2点結果が規格値以内→加点0点

２. 社内目標値以内に収める工夫がされていない場合結果が社内目標値以内→加点2点結果が社内規格値以内→加点2点結果が規格値以内→加点0点

品質証明員が毎週現場に来て測っているか？

74

出来ばえ

75

出来映え確認のポイント

実地検査が受けられないことを想定し、必ず写真撮影

■構造物全体・表面・端部の仕上がり状況

検査官

→構造物の【通り】がよいか？

コンクリート【表面仕上げ】の状況はどうか？

（エアやバイブレーター痕跡など）

型枠のズレによる表面の【ガタツキ】はないか？

（型枠設置誤差による段差など）

【打ち継ぎ目】の状況はどうか？

（空隙やジャンカがないか）天端・端部処理の状況はどうか？

（平滑で【クラック】がないか、端部が欠損していないか）

76

工事特性

77

工事特性のポイント

■施工条件への対応状況現地の特性を反映した施工を行っているか？

→特殊な構造物に対する対応（大規模、計画対象流量大、地盤条件が変化など）各種制約に対する対応（交通量大、支障物件あり、施工ヤードが狭いなど）急峻な地形条件等に対する対応（土石流危険渓流、地すべり対策など）環境保全に対する対応（イヌワシ等の猛禽類など貴重種）

総括監督員

78

創意工夫

79

創意工夫のポイント

器具や装置の工夫、二次製品の利用、運搬吊り方式の工夫、仮設の工夫、出来形、品質の取りまとめに関する工夫など

「事後評価実施済技術」よりも「事後評価未実施技術」の方が評価が高い

工事全般の品質向上に関する工夫、コンクリートの材料・打設・養生に関する工夫、配筋・溶接に関する工夫など

仮設備に関する工夫、安全教育や案パトに関する工夫、労働環境改善の工夫など

■創意工夫の実施状況施工、新技術、品質、安全衛生に関して、幅広く実施しているか？

→例えば、施工に関する創意工夫のみ数多く実施しても、評点はあまり上がらない。上記4項目に対して、広く実施すること。

施工…

新技術…

品質…

安全衛生…

主任監督員

80

地域貢献

81

地域貢献のポイント

■地域貢献の実施状況

地域、特に第三者とコミュニケーショを取った地域への貢献、また、公共事業に対するＰＲとなっているか？

総括監督員

→一方的に行っている除草・道路清掃・側溝清掃・除雪などは、地域貢献ではあるが評価は低い。→小学校への出前講座として、ダンプトラックに乗車させ、

死角を確認させるなどは、“創意工夫（安全対策）+地域貢献”として評価が高い。→地域のイベントに協賛金を支払っただけではダメ。

積極的にイベントへ参加し、統一ジャンパー等で事業をＰＲするなどは評価が上がる。

82

法令遵守

83

法令遵守のポイント

■法令遵守、口頭・書面注意の措置状況（減点項目）

指名停止や口頭・書面注意などの処分が行われていないか？

総括監督員

→上記のもので減点がなくても、例えば、労基署から是正勧告書が出された場合、施工状況（安全対策）に関する項目で加点が望めない。

→労基署の是正内容に対して、適切な処理が行われない場合、施工管理（対外関係）に対する加点がされない場合もありうる。

84

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工事成績対策のポイント · 2018. 3. 23. · 工事成績対策のポイント 株式会社ワイズ 工事成績評点項目別配点 評価項目 細別 郤点 ／，施工体制

工事成績対策のポイント · 2018. 3. 23. · 工事成績対策のポイント株式会社ワイズ工事成績評点項目別配点評価項目細別郤点／，施工体制