岩井、野澤、高橋、北川、澤田、  宮脇、柏木

Group2  彩層・コロナ磁場  

2013/10/04(Fri)  @CDAW13

研究の目的

•  リムのフレアループ  – 光学的にほぼ薄い  

– 見通した先に彩層が無い  　　→純粋なコロナ磁場を導出可能  

目的  

•  リムのフレアループの偏光観測から、コロナループの視線方向磁場を導出する。  

•  NoRHの観測データからEMを概算する。

2

解析対象

•  期間：2010年7月 -­‐  2013年9月  　　　　　（SDO,STEREO衛星が利用可能な時期）  

•  対象：リムのポストフレアループ  

フレアイベントの選別にはHinode  Flare  Catalog(Watanabe  et  al.2012)を用いた。  

3

選別後のイベントリスト

4

GOES  start AR  locaMon X-­‐ray  class 2011/9/18  1:26 N14E88 C1.6 2012/7/18  22:03 S14W88 C4.5 2013/2/23  18:45 N09W88 C2.9 2013/4/11  0:19 N10W88 C1.4

　膨大なイベントリストから4つのフレアイベントを選別した。

2012年7月18日

5

•  17GHzの円偏波成分の太陽全面画像  

•  フレアの動画

2012年7月18日

•  SDO衛星AIAで観測された304Åにおける太陽の紫外線画像と電波強度（白）、円偏波率（青）と重ねた画像  

•  円偏波の画像と右の画像からこのフレア後では,  今回の解析には適さない  

6

青：偏波率[  -­‐0.5  ,  -­‐1  ,  -­‐1.5  %]  白：17GHz(R+L)[  10000,20000,30000  K]  

•  SDO衛星AIAで観測された304Åにおける太陽の紫外線画像と電波強度（白）、円偏波率（青）と重ねた画像  

2013年2月24日

7

•  GOES衛星のX線の時間変動

•  SDO衛星AIAで観測された304Åにおける太陽の紫外線画像と電波強度（白）、円偏波率（青）と重ねた画像  

2013年2月24日

8

•  GOES衛星のX線の時間変動

•  SDO衛星AIAで観測された304Åにおける太陽の紫外線画像と電波強度（白）、円偏波率（青）と重ねた画像  

2013年2月24日

9

•  GOES衛星のX線の時間変動

•  SDO衛星AIAで観測された304Åにおける太陽の紫外線画像と電波強度（白）、円偏波率（青）と重ねた画像  

2013年2月24日

10

•  GOES衛星のX線の時間変動

•  SDO衛星AIAで観測された304Åにおける太陽の紫外線画像と電波強度（白）、円偏波率（青）と重ねた画像  

2013年2月24日

11

•  GOES衛星のX線の時間変動

2013年2月24日

12

•  STEREO衛星の位置

•  STEREO衛星の304Åでの動画

 紫外線画像とX線の時間変動,  STEREO衛星からの画像から,  該当時間にはフレアが発生せず,  磁場が測定できる  

2013年2月24日

•  さらに左の画像から磁気共鳴放射など,  他の偏波のサイドローブにかかってないことが言える  

•  最大偏波が2%なので,  磁場が約60Gである  

13

•  17GHzの円偏波成分の太陽全面画像  

2013年2月24日

•  さらに左の画像から磁気共鳴放射など,  他の偏波のサイドローブにかかってないことが言える  

•  最大偏波が2%なので,  磁場が約60Gである  

14

2011年9月18日 03:10(UT)

15

青：偏波率[  -­‐0.5  ,  -­‐1  ,  -­‐1.5  %]  白：17GHz(R+L)[  10000,20000,30000  K]  

　活動領域上空に最大2%前後の偏波源。  　光学的に薄い高温プラズマが輝度温度~20000[K]で見えている。  　近くにg-­‐r源がないことや、フレア発生から十分時間が立っていることから、純粋なf-­‐f放射である。  

2011年9月18日 03:10(UT)

16

　STEREO  B/SECCHI  

2013年4月11日　02:45(UT)

17

青：偏波率[  -­‐0.5  ,  -­‐1  ,  -­‐1.5  %]  緑：偏波率[  +0.5  ,  +1  ,  +1.5  %  ]  白：17GHz(R+L)[  10000,20000,30000  K]  

　偏波源の中心がループトップに存在しており、輝度温度は~6000[K]である。そのため、光学的に薄い高温プラズマを見ている。  　また、偏波率も最大~2%程度であり、磁場導出が可能である。  

2013年4月11日　02:45(UT)

18

　STEREO  A/SECCHI  

物理量の比較

日付 17GHz(R+L)輝度温度[K] 偏波率[%] 磁場強度[G]

20110918   10,876 -­‐0.98 -­‐28.2

20130411 6,518 2.5 75.6

19

まとめ

•   

20