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サステナブル建築事例集/一般社団法人日本建設業連合会 ※本事例シートおよび記載内容の二次利用を禁止します 主要な採用技術(CASBEE準拠) 階数 構造 延床面積 敷地面積 竣工年 建物データ 所在地 カテゴリー 施工 発注者 設計・監理 No.12-045-2016作成 千葉県柏市 Q2. 3. 対応性・更新性(階高は、低層部4.4m・病棟階3.8m) Q3. 2. まちなみ・景観への配慮(緑化率23%、親水空間の確保) LR2.1. 水資源保護(節水型器具を全面的に採用) LR2.3. 汚染物質含有材料の使用回避(PRTR制度に対象化物質を含まない材料を4つ以上使用、ハロン消火の不使用) LR3.2. 地域環境への配慮(駐車場、駐輪場の確保) KASHIWATANAKA HOSPITAL 柏たなか病院 大成建設株式会社 大成建設株式会社一級建築士事務所 医療法人社団 葵会 病院 新築 D. 評価技術/FB K. その他 J. 生物多様性 I. 周辺・地域への配慮 H. 生産・施工との連携 G. 建物基本性能確保 F. 長寿命化 E. リニューアル C. 各種制度活用 B. 省エネ・省CO2技術 A. 環境配慮デザイン 地上6階 RC造 19,061 2,0346 2015 11 20 18 LCCO2削減 ERR(CASBEE準拠) PAL削減 自治体提出 2010年度版 BEE=1.8 Aランク 快適性と環境制御機能を両立したヒーリングホスピタル CASBEE評価 省エネルギー性能 2FL 風除室 香り空調装置 アクアウォール パネル 「スカイクロスウェイ」 リニア開口 アッパーライト 風除室 ガーデン アトリウム 4400 17850 100 4400 3600 750 4400 1FL 設計GL 3FL 4FL 5FL パラペット天端 1.25M 上昇気流 排気 排気 自然風力換気窓 自然風力換気窓 上昇気流 1.8M 2.5M 600 室内 日射遮蔽庇 として機能 雨除け庇を兼ね た構造体による 防垂効果 4400 4400 600 室内 透析 透析 リハビリ リハビリ 通所リハ 医事・画像診断・救急 外来 手術・医局・厨房 病棟 病棟 病棟 病棟 透析 透析 リハビリ リハビリ リハビリ 通所リハ 医事・画 医事・画 像診断・ 像診断・ 診断 診断 診断 診断 救急 救急 外来 手術・医 術・ 局・厨房 手術・医 術・ 手術・医 術・ 局・厨房 局・厨房 病棟 病棟 病棟 病棟 病棟 病棟 病棟 病棟 病棟 「スカイクロスウェイ」 設計担当者 統括:松村正人/建築:井内雅子、松村秀幹、岡崎啓祐、加藤尚裕/構造:藤野宏道、関根夕貴、設備/上田泰史、宮嶋禎朗、 鈴木康平、丹羽章仁/外構:(有)オンサイト計画設計事務所 戸田知佐/照明デザイン:(有)ライトデザイン 東海林弘靖 北側外観 南側外観 夏季の日射遮蔽効果 降雨時の雨除け機能 断面図 ガーデンアトリウム ガーデンアトリウム断面図 自動換気システム図 病棟階平面図 設計趣旨 新興化が進む街の景観をリードする存在を表現し、癒しの療養環境を提供する「ヒーリングホスピタル」をコンセプトに計画し た。建築は、医療機能の「メディカルキューブ」と通院機能の「ケアキューブ」、それらを繋ぐ「ガーデンアトリウム」と明快な 構成とした。「キューブ」の構造をアウトフレームとすることで、室内外周部の柱を無くし、合理的な空間を提供する「シェード フレームストラクチャー」を採用した。この構造体は、日射遮蔽効果や降雨時の雨除け機能等の環境制御を行うとともに病室の快 適性向上にも貢献している。自然光・樹木・水景・アロマ空間など人間の五感に訴える仕組みや、自然換気システムを備えたアト リウムは、院外に出ることの少ない患者やスタッフが日常の中で自然を感じることができる演出である。 空と緑を感じる吹き抜け空間 4層に渡る吹き抜けを持つ「ガーデンアト リウム」では、自然光・樹木・水景・ア ロマ空調等、人間の五感に訴える仕組み を備え、院外に出ることの少ない患者や スタッフに自然を感じることのできる演 出としている。 「ガーデンアトリウム」内の熱気は、ア トリウム最上部に設置した自然風力換気 窓によって排出する。自然風力換気窓は 温度や天気によって自動的に開閉を行う 自動換気システムであり、これによりア トリウム内の環境を快適な状態に維持し ている。 「ケアキューブ」と「メディカルキュー ブ」を繋ぐ「スカイクロスウェイ」は各 階平面形状をずらすことにより、各階か ら空と緑が見える気持ちの良い動線とし た。また吹抜上部の温熱環境をシミュ レーションし「スカイクロスウェイ」各 階に最適な手すり高さを算出している。 ケアキューブ ガーデン アトリウム スレンダーな構造と環境制御機能 を備えたファサードシステム 柱・梁を外壁面の外側に出した「シェードフレーム」を採用。室内の外周部に柱が 存在しないため、医療機器のレイアウト等の制約が少ないフレキシブルな医療空間 を実現した。 構造体が奥行約60cmの日射遮蔽庇として機能することで外壁の熱負荷を低減す、大 きなガラス面を持ちながらも高い省エネ性能を持つファサードを実現。構造体が雨 除けの役割を果たすことによりガラスの清掃頻度低減にも寄与している。 メディカルキューブ 0 0 50 100 Q S A B + B - C L 100 50 0.5 3.0 1.5 BEE=1.0 34 63 1.8

柏たなか病院 - nikkenren.com · 鈴木康平、丹羽章仁/外構:(有)オンサイト計画設計事務所 戸田知佐/照明デザイン:(有)ライトデザイン

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サステナブル建築事例集/一般社団法人日本建設業連合会

※本事例シートおよび記載内容の二次利用を禁止します

主要な採用技術(CASBEE準拠)

階数

構造

延床面積

敷地面積

竣工年

建物データ

所在地

カテゴリー

施工

発注者

設計・監理

No.12-045-2016作成

千葉県柏市 Q2. 3. 対応性・更新性(階高は、低層部4.4m・病棟階3.8m)

Q3. 2. まちなみ・景観への配慮(緑化率23%、親水空間の確保)

LR2.1. 水資源保護(節水型器具を全面的に採用)

LR2.3. 汚染物質含有材料の使用回避(PRTR制度に対象化物質を含まない材料を4つ以上使用、ハロン消火の不使用)

LR3.2. 地域環境への配慮(駐車場、駐輪場の確保)

KASHIWATANAKA HOSPITAL

柏たなか病院

大成建設株式会社

大成建設株式会社一級建築士事務所

医療法人社団 葵会

病院

新築

D. 評価技術/FB

K. その他J. 生物多様性I. 周辺・地域への配慮

H. 生産・施工との連携G. 建物基本性能確保F. 長寿命化E. リニューアル

C. 各種制度活用B. 省エネ・省CO2技術A. 環境配慮デザイン

地上6階

RC造

19,061

2,0346

2015

11

20

18LCCO2削減

ERR(CASBEE準拠)

PAL削減

自治体提出

2010年度版

BEE=1.8

Aランク

快適性と環境制御機能を両立したヒーリングホスピタル

CASBEE評価省エネルギー性能

2FL

風除室

香り空調装置 アクアウォールパネル

「スカイクロスウェイ」

リニア開口アッパーライト

風除室ガーデンアトリウム

4400

17850

100

4400

3600

750

4400

1FL

設計GL

3FL

4FL

5FL

パラペット天端

1.25M上昇気流

排気排気

自然風力換気窓自然風力換気窓

上昇気流

1.8M

2.5M

600

室内

日射遮蔽庇として機能

雨除け庇を兼ねた構造体による防垂効果

4400

4400600

室内

透析 透析

リハビリ

リハビリ

通所リハ 医事・画像診断・救急

外来

手術・医局・厨房

病棟

病棟

病棟

病棟 透析透析析

リハビリリ リリハビリ

リハビリリ リ

通所リハ 医事・画事医事・画事事事 画画像診断・像診断・診断診断診断診診断診診断断診断診診断 救急救急救救救

外来外来

手術・医術・術 局・厨房局 房房房手術・医術術術・手術・医術・術術術 局局・厨房局・厨房房房房房房房房房房

病棟病棟病病棟棟棟

病棟病棟病病棟棟病棟

病棟病棟病棟病棟棟病

「スカイクロスウェイ」

設計担当者 

統括:松村正人/建築:井内雅子、松村秀幹、岡崎啓祐、加藤尚裕/構造:藤野宏道、関根夕貴、設備/上田泰史、宮嶋禎朗、

鈴木康平、丹羽章仁/外構:(有)オンサイト計画設計事務所 戸田知佐/照明デザイン:(有)ライトデザイン 東海林弘靖

北側外観

南側外観 夏季の日射遮蔽効果 降雨時の雨除け機能

断面図

ガーデンアトリウム

ガーデンアトリウム断面図

自動換気システム図

病棟階平面図

設計趣旨

新興化が進む街の景観をリードする存在を表現し、癒しの療養環境を提供する「ヒーリングホスピタル」をコンセプトに計画し

た。建築は、医療機能の「メディカルキューブ」と通院機能の「ケアキューブ」、それらを繋ぐ「ガーデンアトリウム」と明快な

構成とした。「キューブ」の構造をアウトフレームとすることで、室内外周部の柱を無くし、合理的な空間を提供する「シェード

フレームストラクチャー」を採用した。この構造体は、日射遮蔽効果や降雨時の雨除け機能等の環境制御を行うとともに病室の快

適性向上にも貢献している。自然光・樹木・水景・アロマ空間など人間の五感に訴える仕組みや、自然換気システムを備えたアト

リウムは、院外に出ることの少ない患者やスタッフが日常の中で自然を感じることができる演出である。

空と緑を感じる吹き抜け空間

4層に渡る吹き抜けを持つ「ガーデンアト

リウム」では、自然光・樹木・水景・ア

ロマ空調等、人間の五感に訴える仕組み

を備え、院外に出ることの少ない患者や

スタッフに自然を感じることのできる演

出としている。

「ガーデンアトリウム」内の熱気は、ア

トリウム最上部に設置した自然風力換気

窓によって排出する。自然風力換気窓は

温度や天気によって自動的に開閉を行う

自動換気システムであり、これによりア

トリウム内の環境を快適な状態に維持し

ている。

「ケアキューブ」と「メディカルキュー

ブ」を繋ぐ「スカイクロスウェイ」は各

階平面形状をずらすことにより、各階か

ら空と緑が見える気持ちの良い動線とし

た。また吹抜上部の温熱環境をシミュ

レーションし「スカイクロスウェイ」各

階に最適な手すり高さを算出している。

ケアキューブガーデンアトリウム

スレンダーな構造と環境制御機能

を備えたファサードシステム

柱・梁を外壁面の外側に出した「シェードフレーム」を採用。室内の外周部に柱が

存在しないため、医療機器のレイアウト等の制約が少ないフレキシブルな医療空間

を実現した。

構造体が奥行約60cmの日射遮蔽庇として機能することで外壁の熱負荷を低減す、大

きなガラス面を持ちながらも高い省エネ性能を持つファサードを実現。構造体が雨

除けの役割を果たすことによりガラスの清掃頻度低減にも寄与している。

メディカルキューブ

00 50 100

Q

S A B+

B-

C

L

100

50 0.5

3.0 1.5 BEE=1.0

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