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i 県教育委員会提供のラジオ番組「みんなの教育」 (茨城放送)は、月・水・金曜日(祝日等を除く)の午前7時37分~42分に放送中です。 県立中高一貫教育校の中学生が1人1台の情報端末 を利用できる環境を整備し、遠隔教育やクラウドサー ビス等の先端技術を活用した教育活動を推進します。 具体的には、情報端末を活用して、他者と協働して 課題を解決する力を育成したり、生徒一人一人の学力 に応じた学習機会の提供などをしたりします。また、 生徒の学びや活動の記録を蓄積し、その後の学習や進 路指導に生かしていきます。 先端技術を活用した ICT 教育を推進することで、 生徒の情報活用能力を育成するとともに、大きく変化 する社会やさまざまな課題に対応できる力を育みま す。 優れた指導力をもつ教員による遠隔授業(エリア型) や高度な専門性をもつ外部人材等による遠隔授業(ピ ンポイント型)の実証研究を行い、質の高い教育の実 現を図ります。 エリア型は配信校からエリア内にある複数の受信校 へ配信するだけではなく、受信校同士をつないだ遠隔 合同授業も実施します。 ピンポイント型は英語科とプログラミングで行い、 一つの配信校・配信地と一つの受信校をつなぎ、英語 科ではネイティブスピーカー、プログラミングでは大 学教員等による授業を実施します。 茨城県から全国、世界で活躍するトップアスリート を輩出するため、ジュニアアスリートの発掘・育成を 中心に競技力の向上を図ります。 加えて、モデル競技(バスケットボール・サッカー) でのトップアスリート育成システムを構築します。 県では「いばらき教育プラン」において、4つの基本方針のもと、様々 な施策を進めています。ここでは、令和2年度主要事業について紹介します。 特集 2 New! 県立学校先端技術活用教育推進事業 New! 小中学校における遠隔教育実証研究事業 New! 世界へ羽ばたくトップアスリート育成事業 ジュニアアスリートの発掘・育成 選抜され将来性が見込まれる小中高生 体力テスト 体験教室 各競技団体 県・県体育協会 ・合同練習会、全国トップレベルの指導者招へい ・トレーニング方法や栄養学等の講座※大学との連携 ・専門的な運動能力測定 ・適性競技への誘導 育成 発掘 体力のある子ども・スポーツに興味がある子ども トップアスリートの育成モデル (バスケットボール・サッカー) プロチーム・大学等連携 地区ごとにセレクション実施 U16 U12 U18 U14 プロチーム等と連携した育成システム 作り 選抜 4

特集2 自主性・自立性子どもたちの · 家庭における教育の重要性を啓保護者へ子育てに関する情報を提供し学級などでの活用を推進し、各家庭の市町村やpta等と連携して家庭教育や、学習プログラムを掲載しています。

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Page 1: 特集2 自主性・自立性子どもたちの · 家庭における教育の重要性を啓保護者へ子育てに関する情報を提供し学級などでの活用を推進し、各家庭の市町村やpta等と連携して家庭教育や、学習プログラムを掲載しています。

i 県教育委員会提供のラジオ番組「みんなの教育」(茨城放送)は、月・水・金曜日(祝日等を除く)の午前7時37分~42分に放送中です。

 県立中高一貫教育校の中学生が1人1台の情報端末を利用できる環境を整備し、遠隔教育やクラウドサービス等の先端技術を活用した教育活動を推進します。

具体的には、情報端末を活用して、他者と協働して課題を解決する力を育成したり、生徒一人一人の学力に応じた学習機会の提供などをしたりします。また、生徒の学びや活動の記録を蓄積し、その後の学習や進路指導に生かしていきます。 先端技術を活用した ICT 教育を推進することで、生徒の情報活用能力を育成するとともに、大きく変化する社会やさまざまな課題に対応できる力を育みます。

 優れた指導力をもつ教員による遠隔授業(エリア型)や高度な専門性をもつ外部人材等による遠隔授業(ピンポイント型)の実証研究を行い、質の高い教育の実現を図ります。 エリア型は配信校からエリア内にある複数の受信校へ配信するだけではなく、受信校同士をつないだ遠隔合同授業も実施します。 ピンポイント型は英語科とプログラミングで行い、一つの配信校・配信地と一つの受信校をつなぎ、英語科ではネイティブスピーカー、プログラミングでは大学教員等による授業を実施します。

 茨城県から全国、世界で活躍するトップアスリートを輩出するため、ジュニアアスリートの発掘・育成を中心に競技力の向上を図ります。

 加えて、モデル競技(バスケットボール・サッカー)でのトップアスリート育成システムを構築します。

 県では「いばらき教育プラン」において、4つの基本方針のもと、様々な施策を進めています。ここでは、令和2年度主要事業について紹介します。

特集 2

子どもたちの

自主性・自立性

を育む

�令和2年度主要事業New! 県立学校先端技術活用教育推進事業

New! 小中学校における遠隔教育実証研究事業

New! 世界へ羽ばたくトップアスリート育成事業

ジュニアアスリートの発掘・育成

選抜され将来性が見込まれる小中高生

体力テスト 体験教室

各競技団体

県・県体育協会

・合同練習会、全国トップレベルの指導者招へい・トレーニング方法や栄養学等の講座�※大学との連携

・専門的な運動能力測定・適性競技への誘導

育�成

発�掘 体力のある子ども・スポーツに興味がある子ども

トップアスリートの育成モデル(バスケットボール・サッカー)

プロチーム・大学等連携

地区ごとにセレクション実施

U16

U12

U18

U14

◦�プロチーム等と連携した育成システム作り

選抜

4

Page 2: 特集2 自主性・自立性子どもたちの · 家庭における教育の重要性を啓保護者へ子育てに関する情報を提供し学級などでの活用を推進し、各家庭の市町村やpta等と連携して家庭教育や、学習プログラムを掲載しています。

i 茨城県にゆかりのある著名人のインタビューなどを掲載! 茨城県 スペシャルインタビュー 検 索

●�

家庭の教育力向上プロジェクト

事業

 

家庭教育ポータルサイトに子どもの

発達段階に応じた家庭教育支援資料

や、学習プログラムを掲載しています。

市町村やPTA等と連携して家庭教育

学級などでの活用を推進し、各家庭の

保護者へ子育てに関する情報を提供し

ます。家庭における教育の重要性を啓

発することで、家庭の教育力向上を図

ります。

●�

地域の教育支援体制等構築事業

 

児童生徒に対して市町村が行う放課

後の学習支援事業や、土曜日等の学習

活動・体験活動を支援します。

「家庭教育支援資料」モバイル版はこちらから

図書館魅力向上推進事業

 

県立図書館を県民の集まる拠点とし

ていくため、1階フロアにカフェスペー

スを整備し、図書館のさらなる魅力向

上を図ります。�

➡詳細はP.7へ

●美術館・博物館展示事業

 

美術館においては国内外の優れた美

術品の展覧会を、博物館においては自

然や歴史などに関するテーマの企画展

等を開催します。

●運動部活動地域連携再構築事業

 「茨城県部活動の運営方針」を踏ま

え、生徒のスポーツニーズに対応した

部活動運営や部活動指導員の活用、合

同部活動の研究を行うことで、効率的・

持続的な部活動の運営を図ります。

プログラミング・エキスパート

育成事業

 

全国トップレベルのプログラミング

能力を持つ中学生・高校生を育成する

とともに、多くの生徒がプログラミン

グに興味を持つような学習サービスを

提供します。

●外国語指導助手招致事業

 

県立学校等のALT(外国語指導助手)

を増員し、生徒がネイティブスピーカー

と実践的なコミュニケーションを図る

機会を増やします。これにより、英語

で思考・議論する能力を育成します。

●IBARAKIドリーム・パス事業

 

高校生等を対象に、自分の夢実現や

地域の課題解決に向けた企画立案・実

践活動を通して、高い創造意欲を持ち、

リスクに対して挑戦できる力、アント

レプレナーシップ(起業家精神)を養成

します。

いじめ問題対策推進事業

 

LINE等のSNSを使った相談窓

口の開設期間を拡充するとともに、県

と市町村・学校が専門家と連携して、

いじめ等の早期発見から解消まで一貫

してサポートします。

➡詳細はP.7へ

●スクールカウンセラー配置事業

 

臨床心理に関して専門的な知識・経

験を有するスクールカウンセラーを小・

中・高等学校等に配置・派遣し、児童

生徒へのカウンセリングや教職員及び

保護者へカウンセリングに関する助言

と支援を行います。

●�

みんなに優しい学校施設づくり

推進事業

 

県立の特別支援学校・中等教育学校・

高等学校を対象に、学校の生活環境の

改善、避難所としての機能向上及び障

害者等への配慮を目的に、既存トイレ

の洋式化及び多目的トイレの整備を推

進し、児童生徒に優しい施設改修を行

います。

その他主要事業

社会全体による子どもたちの

自主性・自立性の育成

基本方針1

確かな学力の習得と

活用する力の育成

基本方針2

生涯にわたる学習と

文化芸術、スポーツ活動の推進

基本方針3

誰もが安心して学べる

教育環境づくり

基本方針4

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