3
米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更について 今後の予定 令和元年5月17日 本日(5月17日)の日米合同委員会において、千葉県沖の領海外(排他的経済水 域)に所在し、空域と水域からなる米軍訓練区域「チャーリー区域」の形状を下図のと おり変更することについて、合意されました。 本件は、訪日外国人旅行者数を2020年に4000万人等とする目標の達成に向け、首都圏 空港の発着枠を増加させる施策の一環として、成田空港を発着する民間航空機の飛行 ルート(このルートは、チャーリー区域の上空を通過)を変更することに伴い必要とな るものです。チャーリー区域の変更の詳細については、別図をご参照ください。 注:正式名称は、「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約に基づき日本国に あるアメリカ合衆国の軍隊の水面の使用に伴う漁船の操業制限等に関する法律」 成田空港 現行の空域・水域 変更後の空域・水域 チャーリー区域 変更後のチャーリー区域の空域・水域については、今後、告示等の手続きを経て、本 年7月18日から施行される予定です。 防衛省は、「漁船操業制限法」(注) に基づき、チャーリー区域の水域における漁船の 操業を制限するとともに、これに伴う漁業者の損失を補償しています。今般の変更に伴 い、新たに漁業者に損失が生じる場合は、同法に従い、適切に対応して参ります。 面積:約4,200k㎡ (変更前:約3,700k㎡)

米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更につい …米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更について 概 要 今後の予定 令和元年5月17日

  • Upload
    others

  • View
    3

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更につい …米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更について 概 要 今後の予定 令和元年5月17日

米軍訓練区域「チャーリー区域」の形状変更について

概 要

今後の予定

令和元年5月17日防 衛 省

● 本日(5月17日)の日米合同委員会において、千葉県沖の領海外(排他的経済水域)に所在し、空域と水域からなる米軍訓練区域「チャーリー区域」の形状を下図のとおり変更することについて、合意されました。

● 本件は、訪日外国人旅行者数を2020年に4000万人等とする目標の達成に向け、首都圏空港の発着枠を増加させる施策の一環として、成田空港を発着する民間航空機の飛行ルート(このルートは、チャーリー区域の上空を通過)を変更することに伴い必要とな

るものです。チャーリー区域の変更の詳細については、別図をご参照ください。

注:正式名称は、「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約に基づき日本国にあるアメリカ合衆国の軍隊の水面の使用に伴う漁船の操業制限等に関する法律」

成田空港

現行の空域・水域

変更後の空域・水域

チャーリー区域

● 変更後のチャーリー区域の空域・水域については、今後、告示等の手続きを経て、本年7月18日から施行される予定です。

● 防衛省は、「漁船操業制限法」(注) に基づき、チャーリー区域の水域における漁船の操業を制限するとともに、これに伴う漁業者の損失を補償しています。今般の変更に伴い、新たに漁業者に損失が生じる場合は、同法に従い、適切に対応して参ります。

面積:約4,200k㎡

(変更前:約3,700k㎡)

Page 2: 米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更につい …米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更について 概 要 今後の予定 令和元年5月17日

(現在運用している空域・水域) (変更後の空域・水域)

別図

海面から9000ftまで

海面から12000ftまで

高度制限なし

高度制限なし

海面から12000ftまで

海面から15000ftまで

※ この立体図はイメージであり、実際の縮尺とは異なる。

高度12000ft

高度15000ft

高度制限なし

高度9000ft

高度12000ft

高度制限なし

(現在運用している空域) (変更後の空域)

約38km 約46km 約24km約17km 約22km約51km

Page 3: 米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更につい …米軍訓練区域「チャーリー区域」の 形状変更について 概 要 今後の予定 令和元年5月17日

成田到着ルート

成田出発ルート

《現 在》

誘導空域

成田到着ルート

成田出発ルート

《変更後》

誘導空域

待機ルート

チャーリー区域

成田空港

成田空港の年間発着枠を増やすための施策の1つとして、国土交通省は、同空港の南西方面への出発ルートを南側へ移設し(注)、到着機を誘導するための空域や待機させるためのルートを確保する計画

年間発着枠(現在約30万回)約4万回増加へ

高度制限なし

【参考資料】

(注)出発ルートを南側へ移設するためには、チャーリー区域の高度制限のない空域を南側へ移動させる必要があることから、同区域の形状を変更

高度制限なし