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産業革命以降、人間活動による
環境破壊の進行が続いている
現在では日常まで
異常気象を感じられるようになった
どうすれば未来の地球環境を
守ることができるのか ・ ・ ・
プレゼンテーマ
「環境」という科目の新設 ~地球の未来を救う第一歩~
本日の流れ
みなさんは世界的な 環境問題についてどれだけ知っていますか?
世界で起きている水資源問題
例として・・・
水に関連した被害・・・
飲み水の 枯渇
子供の就学率 女性の社会進出 国の発展 紛争
人の尊厳
専門家の人たちでさえ、世界中すべての
環境問題を把握・理解しているわけではない。
世間一般の人々は環境問題の
ほんの一部しか知らない。
環境に対する理解が低いという現状は許されるの
だろうか?
子どもたちへの環境教育!
学習指導要領における環境教育の扱い
十分な環境教育が行われているとは言えない
努力目標として 組み込まれている
小学校~中学校
理科・社会・体育
技術・家庭科・総合・生活
道徳・特別活動
平成20年度~24年度
わずか5年間で40コマ減少 (週3コマ→週2コマ)!
小・中学校の標準授業時間数
総合の時数の減少
「総合」を見直す機運が高まっている
「総合」の一部を環境教育の
時数に転換すればいいのではないか!?
アンケートとインタビューを実施し、
教育現場の実際の声を聞いてみました!
協力校:高崎市立六郷小学校
実施人数→5年生36人 6年生30人
計66人
児童へのアンケート結果
05
101520253035404550556065
(1)あなたが詳しく知っている環境問題を
選んでください(複数回答) 男
女
合計
限定的!!
児童へのアンケート結果
05
1015202530354045505560
(2)普段の学校生活または家庭で、地球の
ために何かしていることはありますか?
学校 男
学校 女
家庭 男
家庭 女
合計
偏りがある!!
児童へのアンケート結果から見えてくること
<協力> 高崎市立六郷小学校 教員(環境主任) 高崎市立北部小学校 教頭先生 高崎市立並榎中学校 教頭先生、 教員(理科、環境主任)
計4名
①インタビュー内容まとめ
学校・児童
たちにできること
環境活動(環境教育を含む)は非常に限定的
授業時間数
時間的な 自由度が低い
環境教育だけに注力するのは難しい
②インタビュー内容まとめ
選任の仕方
環境の知識がある人が選任される わけではない
仕事内容
環境主任会への参加
環境委員会の指導等
<環境主任という存在>
教員へのインタビューから見えてくること①
一般に共通した環境教育の
システムが必要!!!
環境に関する基礎的知識や
経験を得る確かな機会が無い
環境教育への取り組みは
学校ごとに異なっている
教員へのインタビュー結果から見えてくること②
環境により詳しい先生が必要に!
選任されたとしても
環境教育の充実につながらない
本来、環境主任は
「環境」を教える役職ではない
2.現在の環境教育の問題点
他教科のように共通する確かな
システムがない
→学校ごとに環境教育の程度に差がでる
環境の科目専任教員の不在
→教える立場の人間の知識が乏しければ、 充実した環境学習は行えない
目的
•環境に関する知識を身につけ、興味・関心をもってもらう!
目標
•環境の改善保全に貢献しうる 人材の育成!
対象期間 ⇒義務教育期間(小学5年生~中学3年生)
授業数 ⇒週1コマ→年間35コマ
授業形式 ①講義形式 ②ワークショップ形式 ③自然体験形式 ④外部講師による特別講義形式
総合(週2コマ)の うち1コマを「環境」 という科目に 変更します!!
誰が教えるのか
• 教師になるには・・・教員免許状の取得
・単位の修得 ・教員資格認定試験の合格
一定条件下での単位取得
・特別免許状制度
・特別非常勤講師制度
学 生 現 職 教 員 社 会 人
環境の教員免許状の 取得者がふさわしい!
①自然に親しみを持つ児童
②日頃から環境に配慮した生活を 送る児童
③環境について理解を深め自ら考える児童
①自然を大切にする力(探究心、好奇心)
②環境を意識し、実践する力
③思考判断力
◎自然とふれあう体験学習を工夫する
◎環境に配慮した生活を送らせる工夫
◎児童・生徒が意欲的に取り組める 単元構成の工夫
4-2
学習指導案
• 地球の生い立ち
• 大気の役割
• 海と川の役割
• 土壌と森林の役割
自然の役割
• 地球温暖化
オゾン層の破壊
• 森林破壊
• ごみ問題
• 生物多様性
環境問題
• 自分の生活を見直してみよう
• 目標を決めて実践してみよう
私たちに
できること
• 地球の生い立ち
• 自然の役割
• 私たちの地球で起こっていること 自然の役割
• 地球温暖化
• 大気汚染
• 公害問題
• 生物多様性
環境問題
• 環境に関する法律
• 世界の取り組み
• 日本の取り組み 環境と社会
地球と共生 するために
・水質・土壌汚濁 ・酸性雨 ・森林破壊 ・砂漠化 ・資源、エネルギー
• 持続可能な社会
• 自分のライフスタイルを見直そう
• 実践してみよう
◎ビオトープの仕組みを学び、実際に作り、
継続的に観察することで生態系のしくみを
理解し、自然環境への意識・関心を高める。
第○学年(○学期) 環境
1.授業テーマ「生態系」 2.単元名「ビオトープをつくって観察しよう」 3.単元の目標
学校ビオトープを作ろう!!
単元について
意識・関心 自然環境への意識と配慮
指導計画(総時数15) 段階 学習
時数
活動
学び
1.ビオトープとは何か
2コマ
指導者による生態系とビオトープの しくみに関する説明
○生態系とは何かを学ぶ
○ビオトープとは何かを学ぶ
実践
2.学校ビオトープをつくろう 5コマ
指導者の説明と安全配慮のもと、 子供たちの手によるビオトープつくり ○学んだことをもとにつくる
発見
3.ビオトープを観察して記録をつけよう ○生物の種類や数、成長といった変化を記録する ○ビオトープの改善や補修をする
5コマ
ビオトープ内の環境や生態系の変化に気づき、それを記録する
伝える
4.観察記録をまとめて発表しよう
3コマ
○グループごとにまとめて発表する
○発表内容を校内に掲示する
本時の展開 段階
学習活動・内容 時間
指導上の留意点
課題把握
1.本時の学習課題を捉える 学習課題は、
・生態系とは何か?
5分 ○資料の提示等により学習の意欲化を図る
○児童の理解度に合わせた導入
課題解決
2.食物連鎖(生態系ピラミッド)について知ろう
3.グループでの話し合い ・身の回りの生物を挙げてみよう
・その生物の関係性を知ろう
30分
○児童に自ら考える機会を与える
○話し合いが円滑に進むような工夫
(プリントの配布等)
まとめ
4.本時の学習を振り返り、まとめる
5.今後の学習についての確認
10分
○生態系について学ぶ前と学んだ後で、理解度にどのような変化があったのか把握する
○児童に何がわかって何がわからなかったのかを明確にさせる
○次時の内容の確認
☆生態系とは何か? 組 氏名 ・身近な生き物・植物を挙げてみよう!
・生態系ピラミッドの図に挙げた生き物・植物を当てはめてみよう!
微生物・小動物
植物
草食動物
小型肉食動物
大型肉食動物
・環境に関する多くの知識を身につけることが可能
・多くの人が環境分野に興味を持つ
・普段の生活から環境に配慮した生活を送れる
・将来、環境分野で社会貢献を成し遂げる人を輩出する可能性有
5.新科目「環境」がもたらす 効果・影響
地球の未来を救う第一歩として・・・
参考文献
・環境省ホームページ http://www.env.go.jp/
・文部科学省ホームページ http://www.mext.go.jp/
・命・教育・経済までも左右する 「水の問題」http://www.jica.go.jp/aboutoda/ikegami/01/
・DOT指導案
http://www.saitama-city.ed.jp/03siryo/sidouan.html
・総合的な学習の時間 実践構想図
http://www.gsn.ed.jp/gakko/syo/isobe/kensyu/kousouzu.pdf
Special thanks
・サンデン株式会社の方々
・インタビュー先の小・中学校
高崎市立北部小学校
高崎市立六郷小学校
高崎市立並榎中学校
・アンケートに協力してくださった方々
高崎市立六郷小学校の児童の皆様
・水口ゼミの同期