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発表テーマ『新規のツールの系統的な活用』
群馬県立前橋商業高等学校 教諭 田中 隆志
Ⅰ はじめに
地理教員が,新規のツールにかかわる機会増大!
ウェブサイト GISソフト
製図用ソフト ICT機器
近年 情報化の進展
●具体的にどんなツールが有用で,どんな場面で使っていけばよいのか?
●複数のツールをどのようにリンクさせていけばいいのか?
基本部分の共通認識がほとんどない
高校地理の授業のためにしかし
•一部のツールの一般的活用に特化した普及
•新規のツールやスキルへの拒否反応もみられる
そのため
Google Earhの地図帳的な利用 MANDARAによる統計地図の作成
いまの地理の低迷と閉そく感が強まるだけ
このままでは・・・・
早急に,新規のツールの導入を前提とした汎用性のあるツールやスキルの系統的活用をすすめる必要がある。
したがって地理の授業の組み立てにあたって
Ⅱ では系統的活用とは?
地理資料の作成とアクティビティの組み立てに有用な,新規のツールやスキルを整理して,効率的に活用できるようにすることだと考える。
個人的な考えでは・・・
Ⅲ 「地理資料の作成」に有用なもの
まず地理資料作成に関しては,資料作成の4過程を意識して,ツールやスキルを整理するとよいと考える。
(1)素材収集
(2)原図・原表の作成
(3)素材加工
(4)ドキュメントの作成
地理資料の作成
加工した資料
ドキュメント
収集したままの素材
オリジナルの原図・原表
素材収集
①
原図・原表の作成
②
素材加工
③ドキュメント作成
④
(1) 素材収集
野外調査(大使館まわり含む)
文献渉猟(図書館まわりなど)
実物教材の収集
視聴覚教材収集(DVDなど)
しかし「世界」を対象とした高校地理の教材を作成するにはウェブ活用の積極的な活用が有用である。
もちろんこうしたアナログ的な素材収集も重要。
「キーワード」+「ほしいファイル形式」で検索
検索エンジン Yahoo検索,Google検索
地理的なブログや地理のポータルサイトを活用すると多くの素材入手が可能
地理のポータルサイト利用
検索エンジンの機能の一つ「翻訳ツール」
世界をあつかう高校地理にとって有用な素材が,大量に集められる。
翻訳ツールを活用すれば素材の収集範囲が,海外サイトにまで広がる。
たとえば「Google翻訳」を使うと・・・
(2) 原図・原表の作成
現在では主題図,図表の自作を支援してくれるツールも多いので,作れるものは自分で作るのが理想。
従来は手描き品,コピー品,スキャニングしたものを使うのが一般的だった。しかし・・・
表計算ソフトExcel
汎用GISソフト
これらを使うだけでも,様々な地図・図表を作ることができる。
製図用ソフトIllustrator
MANDARA
多くのフリーソフト
Google Earth支援ツール
オンライングラフ作成ツール
表計算ソフトExcel・1
Excel・2
Excel・3
MANDARAで統計地図作成汎用GISソフト
MANDARAで等高線地図作成汎用GISソフト
Illustrator Illustratorによる地図作成
オンラインのグラフ作成ツールRich chart
(3) 素材加工(修正・二次加工)
Illustrator Photo Shop
これらを使えば,地図・図表・テキストの修正・二次加工が容易にできる。
専用の翻訳ツール
支援ツール
IllustratorによるMANDARA地図の修正
IllustratorによるEXCEL図の修正
人口(万人)
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
MERCOSUR EU NAFTA ASEAN
人口(万人)
Photo Shopによる画質調整・切り取り
翻訳ツールによるPPTファイルの翻訳
英文PDF文書の翻訳翻訳ツール・3
(4) ドキュメント作成
他にも支援ツールの選択肢が広がってきている。
従来はWORD,一太郎などのワープロソフトが支援ツールのメインであった。
しかし,今や・・・
Power Point
Illustrator
WORD(一太郎)
EXCEL
Adobe Acrobat支援ツール
これらを使うことで,ドキュメント作成が容易に。
Powerpointによるドキュメント作成
Illustratorによるドキュメント作成
Ⅳ 「アクティビティ」に有用なもの
とくにアクティビティづくりの中で,有用な素材・ツールを意識的に発掘し,活用する必要が高まっている。
H21年度~ICT活用推進事業
地理的アクティビティに関しては,中心軸を作ったりそれを支援するものと,そこにアクセントを加えるものとに分けて,ツールやスキルを整理するとよい。
アクティビティの組み立て
①授業・実習の流れ(中心軸)を作る
②学習内容の理解を助けるコンテンツ
③能動的な学習をすすめるコンテンツ
④学習の定着化を支援するコンテンツ
アクセント
(1)授業の中心軸を作るツール
•生徒の思考の流れを作る。•授業のふりかえりを支援。
①通常の授業の軸
プレゼンソフト・1 Power Point
プレゼンソフト・2 Google Earth
Skech A Map電子黒板的ツール・1
MapMaker Interactive電子黒板的ツール・2
②作業学習の軸
地形図模型の台紙
ペーパークラフト
③パソコン演習の軸
パソコン演習
面積計算
距離計算
旅行コース作成
主題図作成
角度計算
オンラインツール
大圏コース作成
オフラインツール
グラフ作成
地図作成
様々なオンラインツール
旅行コースの作成 Travellerspoint
グラフ作成 Rich chart
④野外実習の軸
調査結果のまとめ
調査活動
Power pointによるまとめ
Google Earthによるまとめ
(2)授業にアクセントを加えるコンテンツ
①学習内容を理解させるコンテンツ
地理的事象をモデル化したアニメアニメーション1
アニメーション2
科学的な可視化アニメーション
Google Earth ツアー再生
動画・2 作業手順などの視覚的理解
Hyper cam3で動画作成
②能動的学習を支援するコンテンツ
インタラクティブ地図・グラフ STATPLANET
③学習内容の定着化を支援するコンテンツ
Ⅴ おわりに
早急に,新規のツールの導入を前提とした汎用性のあるツールやスキルの系統的活用を進めなくてはならない。
新学習指導要領では新規のツールをどのように言っているか?
早急に,新規のツールの導入を前提とした汎用性のあるツールやスキルの系統的活用を進めなくてはならない。GEOLINKや私のブログなどを,情報入手やたたき台にしていただけるとありがたいです。
以上で発表を終わりにします。