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ねり ま く ない でん とう こう げい ひん じゅつ ぎ ほう いま 練馬区内には伝統工芸品の技術・技法を今 こん かい なか ど もくさんがいます。今回はその中から、江戸木彫 もく もく もく もく もく ちょう ちょう ちょう ちょう ちょう こく こく こく こく こく 江戸木彫刻師 江戸木彫刻師 江戸木彫刻師 江戸木彫刻師 江戸木彫刻師 すず すず すず すず すず しょう しょう しょう しょう しょう うん うん うん うん うん 鈴木昌雲 鈴木昌雲 鈴木昌雲 鈴木昌雲 鈴木昌雲さん さん さん さん さん さく ひん イメージしたとおりの作品を つく たい へん ぶん 作るのは大変ですが、自分の さく ひん かざ 作品が飾られているのを見か けたときはとてもうれしいで さく ひん つく たい す。よい作品を作るために大 せつ ぶん 切なことは、やはり自分の仕 ごと 事を好きになることですね。 もくちょう れき ふる せい ぶっきょうでん らい はじ 木彫の歴史は古く、6 世紀の仏教伝来とともに始まっ へい あん だい かま くら だい ころ たといわれています。平安時代から鎌倉時代の頃に ぶつ ぞう むろ まち は、たくさんの仏像が彫られました。その後、室町 だい てら はしら らん よう 時代になると、お寺の柱や欄間などに絵や模様を彫 けん ちくちょうこく おお めい だい る建築彫刻が多くなりました。明治時代になると、 よう ふう たて もの ちょうこく こっ かい 洋風の建物にも彫刻をするようになりました。国会 どう かべ はしら かざ ちょうこく とく ゆう めい 議事堂の壁や柱を飾るたくさんの彫刻は特に有名で いま ぶつ ぞう たて もの ちょうこく かがみ す。今では仏像や建物の彫刻だけでなく、家具や鏡 まわ しな じゅつひん さく ひん など身の回りの品や、美術品などのいろいろな作品 つく が作られています。 ひだり はこ なか おお 左の箱の中にあるノミは、大き つか ちゅうおう く彫るときに使います。中央と みぎ ちょうこく とう こま 右にならんでいる彫刻刀は、細 ふる かく彫るのに向いています。古 ねん じょうつか いものは、もう30年以上使い つづ 続けているそうです。 ちょうこく とう さき 彫刻刀には先が曲がってい かたち 変わった形のものもありま しん した ちい こう ひょうめん 真下の小さい工具は表面を なめ しょ 滑らかにするカンナで、昌 つく が作ったものです。 もく ちょう こく つか こう もっ こう でん 木工ミシンです。電気の ちから うご 力で刃が動きます。木を つか 切るときに使います。 いち まい おお いた とら 一枚の大きな板に彫った虎の ちょうこく いま 彫刻。今にも飛び出してきそ うです。 しゅ るい かた 木の種類と彫り方を変 さく ひん とで、いろいろな作品 ことができます。 しょう うん さく ひん もく もく もく もく もく ちょう ちょう ちょう ちょう ちょう こく こく こく こく こく 木彫刻とは・・・ 木彫刻とは・・・ 木彫刻とは・・・ 木彫刻とは・・・ 木彫刻とは・・・

練馬区内には伝統工芸品の技術・技法を今 江戸木彫 …...5 ねりま くない でんとうこうげいひん ぎ じゅつ ぎほう いま 練馬区内には伝統工芸品の技術・技法を今

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ねり ま く ない でんとうこうげいひん ぎ じゅつ ぎ ほう いま

練馬区内には伝統工芸品の技術・技法を今こんかい なか え ど もくち

さんがいます。今回はその中から、江戸木彫えええええ どどどどど もくもくもくもくもく ちょうちょうちょうちょうちょう こくこくこくこくこく ししししし

江 戸 木彫刻師江戸木彫刻師江戸木彫刻師江戸木彫刻師江戸木彫刻師すずすずすずすずすず ききききき しょうしょうしょうしょうしょう うんうんうんうんうん

鈴 木 昌 雲鈴木昌雲鈴木昌雲鈴木昌雲鈴木昌雲 さんさんさんさんさんさくひん

イメージしたとおりの作品をつく たいへん じ ぶん

作るのは大変ですが、自分のさくひん かざ み

作品が飾られているのを見か

けたときはとてもうれしいでさくひん つく たい

す。よい作品を作るために大せつ じ ぶん し

切なことは、やはり自分の仕ごと す

事を好きになることですね。

もくちょう れき し ふる せい き ぶっきょうでんらい はじ

木彫の歴史は古く、6 世紀の仏教伝来とともに始まっへいあん じ だい かまくら じ だい ころ

たといわれています。平安時代から鎌倉時代の頃にぶつぞう ほ ご むろまち

は、たくさんの仏像が彫られました。その後、室町じ だい てら はしら らん ま え も よう ほ

時代になると、お寺の柱や欄間などに絵や模様を彫けんちくちょうこく おお めい じ じ だい

る建築彫刻が多くなりました。明治時代になると、ようふう たてもの ちょうこく こっかい

洋風の建物にも彫刻をするようになりました。国会ぎ じ どう かべ はしら かざ ちょうこく とく ゆうめい

議事堂の壁や柱を飾るたくさんの彫刻は特に有名でいま ぶつぞう たてもの ちょうこく か ぐ かがみ

す。今では仏像や建物の彫刻だけでなく、家具や鏡み まわ しな び じゅつひん さくひん

など身の回りの品や、美術品などのいろいろな作品つく

が作られています。

ひだり はこ なか おお

左の箱の中にあるノミは、大きほ つか ちゅうおう

く彫るときに使います。中央とみぎ ちょうこくとう こま

右にならんでいる彫刻刀は、細ほ む ふる

かく彫るのに向いています。古ねん い じょうつか

いものは、もう30年以上使いつづ

続けているそうです。

ちょうこくとう さき ま

彫刻刀には先が曲がっていか かたち

変わった形のものもありましんした ちい こう ぐ ひょうめん

真下の小さい工具は表面をなめ しょ

滑らかにするカンナで、昌つく

が作ったものです。

もく ちょう こく つか こう ぐ

もっこう でん き

木工ミシンです。電気のちから は うご き

力で刃が動きます。木をき つか

切るときに使います。

いちまい おお いた ほ とら

一枚の大きな板に彫った虎のちょうこく いま と だ

彫刻。今にも飛び出してきそ

うです。

で 

き しゅるい ほ かた か

木の種類と彫り方を変さくひん

とで、いろいろな作品

ことができます。

しょう うん

さく ひん

もくもくもくもくもく ちょうちょうちょうちょうちょう こくこくこくこくこく

木彫刻とは・・・木彫刻とは・・・木彫刻とは・・・木彫刻とは・・・木彫刻とは・・・

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まも はってん しょくにん

も守り発展させているたくさんの職人ちょうこく しょうかい

彫刻を紹介します。

さくひん もと え かみ か

作品の基になる絵を紙に描きました え

す。これが下絵になります。

もっこう つか

木工ミシンやノミを使って、ぶ ぶん けず

いらない部分を削っていきま

す。

ちょうこくとう ほ けず

彫刻刀で彫ったりカンナで削っこま し

たりして、細かいところまで仕あ

上げていきます。

で き あ

きれいに出来上がりました。いろ かんせい

色をつけて、完成です。

ねり ま く ない こんかいしょうかい え ど もくちょうこく

練馬区内では今回紹介した江戸木彫刻のほかにでんとうこうげいひん つく みぎ

もいろいろな伝統工芸品が作られています。右こうげいひん ねり ま く

の工芸品については練馬区のホームページでもしょうかい

紹介しています。

ねり ま でんとうこうげい

練馬の伝統工芸ホームページhttp://www.city.nerima.tokyo.jp/shiryo/

dento/

     とうきょう て がきゆうぜん とうきょうそめ こ もん

・東京手描友禅  ・東京染小紋 て おり しゃくはち

・手織      ・尺八 え ど し しゅう わ さい

・江戸刺繍    ・和裁 え ど ふで もくはん が

・江戸筆     ・木版画ら でんまき え とうきょうがくぶち

・螺鈿蒔絵    ・東京額縁 え ど ひょう ぐ とうこうげい

・江戸表具    ・籐工芸   え ど くみひも

・江戸からかみ  ・組紐え ど もくちょうこく

・江戸木彫刻 

いるなどしゃ

ます。写けず

を削ってょううん

昌雲さん

した え

下絵ができました。し つか

カーボン紙を使ってえ ざいりょう うつ

絵を材料に写してい

きます。

で ん と う こ う げ い

変えるこん つく

品を作る

あら ぼ

あ ぼ

した え か

もく ちょう こく

かん せい

ししししし

もっと知りたい人は・・・もっと知りたい人は・・・もっと知りたい人は・・・もっと知りたい人は・・・もっと知りたい人は・・・