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2017(平成29)年2月15日 第577号 発行責任者 荻山 市朗 編集責任者 宮野 勇馬 577 なぞなぞ 1.あるモノをつかうと3つとしをとるもの ってなあに? 2.ロンげと スキンヘッドの けんかの げんいんは どちらにある? 3.はんぶんにすると なくなってしまう すうじは なんでしょう? 11 46 西13 使35 14 西35 調調30 55 調西2017年2月11日(土)1時46分頃、山陽本線糸崎駅構内において、西日本電気テック協力 会社社員が貨物列車と触車し死亡する痛ましい労災死亡事故が発生した。安全考動計画 2017の初年度に発生した労災死亡事故に続く2件目の事故となった。 我々JR西労組は「すべてのJR関係労働者の死亡事故・重大労災ゼロ」に向け、さらに安 全考動計画2017の最終年度での目標達成に向け取り組んでいる中での死亡事故であり、 痛恨の極みと言わざるを得ない。特に、今年度の下期に入り工務系統を中心に待避不良や 線路閉鎖手続きの不備などが続いており、一歩間違えれば触車死亡事故に繋がりかねない 状況にあり、我々としても警鐘を鳴らしてきたところである。 これから年度末を迎え、業務や工事が輻輳することが予想されることから、JR、グループ 会社、協力会社、そして一人一人の作業員に対して鉄道工事における列車の怖さを再徹底す るとともに、二度と労災死亡事故を発生させないためにJR西日本グループ一丸となって取り 組むことを要請するものである。今回の事故で犠牲となった方のご冥福をお祈りするととも に、二度とこのような事故を発生させないことを改めて労使で確認し、強い決意のもと取り組 みを強化することとしたい。 ついては、下記の通り申し入れるので、誠意ある対応を要請する。 1.当該労災死亡事故について (1) 事故の詳細について明らかにされたい。 (2) 事故の原因や背景について明らかにされたい。 (3) 事故の再発防止策について見解を明らかにされたい。 2.今回の事故を受けて、類似の施工体制で実施される作業については系統を問わず、 一定の期間、工事を休止するなどして、鉄道工事における列車の怖さや同種事故の再 発防止に向けた教育などを協力業者の一人ひとりまで徹底されたい。 3.今年度下期に発生している注意事象等については、基本ルールの徹底では防止できな い事象も含まれており、重大労災を防止するためにもこれらの事故の芽を徹底的に摘ん でいく必要があるが、これらの対策に対する考え方を明らかにされたい。 4.安全考動計画2017の最終年度に向けた会社の見解と決意を明らかにされたい。 以上 調58 46 24 西35 25 西西14 糸崎駅構内触車死亡事故に対する緊急申し入れ 2月13日に提出した緊急申し入れ スムーズな議事運営を行った議長団 挨拶を行う荻山委員長 最後は団結ガンバロー 触車死亡事故発生 触車死亡事故発生 触車死亡事故発生 触車死亡事故発生 ベア3,000円、 年間臨給 5・7ヶ月を 求めて 最後まで闘う! ベア3,000円、 年間臨給 5・7ヶ月を 求めて 最後まで闘う! !! 西調西調!! 第35回 中央委員会にて 春闘方針決定

発行責任者 荻山 市朗 触車死亡事故発生 - jrw …2017(平成29)年2月15日 第577号 発行責任者 荻山 市朗 編集責任者 宮野 勇馬 577 なぞなぞ

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2017(平成29)年2月15日 第577号

発行責任者 荻山 市朗編集責任者 宮野 勇馬

577

なぞなぞ 1.あるモノをつかうと 3つとしをとるもの ってなあに? 2.ロンげと スキンヘッドの けんかの げんいんは どちらにある? 3.はんぶんにすると なくなってしまう すうじは なんでしょう?

 

2月11日未明の1時46分頃、岡山支社管内の山陽線糸崎駅構内において、

西日本電気テックの協力会社社員が死亡する触車死亡事故が発生した。中央

本部は直ちに会社から説明を受け、業務ニュースを発信するとともに、2月

13日には会社に緊急申し入れを行い、事故の再発防止のため近日中に労使協

議を行う予定である。

 

中央本部は、2月6日、大阪市内において、第35

回中央委員会を開催した。執行部、中央委員、来

賓、傍聴者約380名が結集のもと、執行部から

2017春闘と当面の運動方針の取り組みなどに

ついて提起があり、14名の委員から積極的な発言

があった。活発な議論の末、全ての議事は全会一

致で採択された。

 

翌2月7日、中央闘争委

員会は「JR西労組第35回

中央委員会」で前日に決定

した春闘要求を会社に申し

入れた。主なやりとりは、

以下のとおり。

(荻山委員長)

●過去最高収益の昨年度に

比べればわずかに減収減益

ではあるが、堅調な収入動

向にあり、ベア・年間臨給と

もに要求に応えられる体力

は十分にあると判断する。

●賃金実態調査によれば時

間外労働が月平均30分減少

している。ベアによる還元

を。

●「同一労働同一賃金ガイ

ドライン(案)」に照らし、

55歳以上の基本給調整率、

シニア・シニアリーダー社

員、契約社員の賃金につい

ては自主的な改善を求め

る。

●病院の長時間の日勤への

対応等、職場からの要望が

特に強い手当の改善を。

●扶養手当についての慎重

な検討と、確定拠出年金の

早期導入を求める。

●グループ企業の採用難・

要員不足は深刻。賃上げに

よる処遇改善を考慮した対

応を。

(会社)

●政府から経済界に対し、

賃上げ要請があるのは認識

しているが、当社の賃金水

準は他社と比べても相当な

水準である。

●社会情勢の先行きも極め

て不透明であるし、少子・

高齢化による市場全体の縮

小も踏まえ、将来に亘り影

響が及ぶベアについては、

慎重な判断をせざるを得な

い。

●賞与については、今年度

と来年度の業績を踏まえて

判断するが、今年度は減収

減益の見通しであり、来年

度も厳しい年となることを

念頭に議論していく。

●扶養手当については、見

直しの方向性について議論

を深めていきたい。

 

いよいよ春闘交渉が始ま

る。中央闘争委員会は、組

合員とその家族の負託に応

えるべく、すべての要求を

勝ち取るため、全力で交渉

に臨む決意である。

※春闘要求および中央委員

会の詳細は、それぞれ別途

発行するJR西労組ニュー

スを参照

 2017年2月11日(土)1時46分頃、山陽本線糸崎駅構内において、西日本電気テック協力会社社員が貨物列車と触車し死亡する痛ましい労災死亡事故が発生した。安全考動計画2017の初年度に発生した労災死亡事故に続く2件目の事故となった。 我 J々R西労組は「すべてのJR関係労働者の死亡事故・重大労災ゼロ」に向け、さらに安全考動計画2017の最終年度での目標達成に向け取り組んでいる中での死亡事故であり、痛恨の極みと言わざるを得ない。特に、今年度の下期に入り工務系統を中心に待避不良や線路閉鎖手続きの不備などが続いており、一歩間違えれば触車死亡事故に繋がりかねない状況にあり、我 と々しても警鐘を鳴らしてきたところである。 これから年度末を迎え、業務や工事が輻輳することが予想されることから、JR、グループ会社、協力会社、そして一人一人の作業員に対して鉄道工事における列車の怖さを再徹底するとともに、二度と労災死亡事故を発生させないためにJR西日本グループ一丸となって取り組むことを要請するものである。今回の事故で犠牲となった方のご冥福をお祈りするとともに、二度とこのような事故を発生させないことを改めて労使で確認し、強い決意のもと取り組みを強化することとしたい。 ついては、下記の通り申し入れるので、誠意ある対応を要請する。

                   記 1.当該労災死亡事故について  (1) 事故の詳細について明らかにされたい。  (2) 事故の原因や背景について明らかにされたい。  (3) 事故の再発防止策について見解を明らかにされたい。 2.今回の事故を受けて、類似の施工体制で実施される作業については系統を問わず、  一定の期間、工事を休止するなどして、鉄道工事における列車の怖さや同種事故の再  発防止に向けた教育などを協力業者の一人ひとりまで徹底されたい。 3.今年度下期に発生している注意事象等については、基本ルールの徹底では防止できな  い事象も含まれており、重大労災を防止するためにもこれらの事故の芽を徹底的に摘ん  でいく必要があるが、これらの対策に対する考え方を明らかにされたい。 4.安全考動計画2017の最終年度に向けた会社の見解と決意を明らかにされたい。                                    以上

 

今回の労災による死亡事

故は、2013年9月に東

海道貨物線吹田〜宮操間の

橋梁から協力会社社員が墜

落した事故以来の惨事であ

る。責任組合として働く側

からの意見を反映させた

「安全考動計画2017」

では、「死亡に至る鉄道労

災ゼロ」を掲げていたが、

残念ながら2件目の死亡労

災が発生してしまった。改

めて、犠牲となった働く仲

間のご冥福をお祈りする。

 

今回の事故の詳細は現在

調査中であるが、上下線の

線路閉鎖工事を施工する予

定で、着手前の最終列車

(貨物58列車)接近に伴

い、見張員(受傷者・46

歳)が接近承知合図を出し

ていたにもかかわらず、触

車・死亡したものである。

 

昨年後半から、死亡につ

ながりかねない危険な事象

が相次ぎ発生しており、中

央本部としても強い危機感

を抱き、様々な場面で注意

喚起を行っていたが、結果

として触車死亡事故が発生

してしまったことは痛恨の

極みである。

 

冬季は、雨雪による視界

不良・聞き漏らし、寒さに

よる感覚の薄れなどから、

労災が発生するリスクが非

常に高い。2006年1月

24日には、伯備線において

触車死亡事故も発生してい

る。

 

今一度、自らの安全意識

を高め、自分自身や仲間に

不安全な行動がないか、十

分にチェックを行い、二度

と不幸な事故が起こらない

ように、最大限の注意を要

請します!

 

大阪リバーサイドホテル

にて開催されたJR西労組

第35回中央委員会は、議長

団に大阪地本の石田原委員

と広島地本の宮川委員を選

出し、議事進行を進めた。

 

冒頭、中央執行委員会を

代表して荻山委員長から、

安全確立、2017春季生

活闘争と労働力不足・働き

方改革への対応、結成25周

年を踏まえた組織の充実・

強化、政策課題への対応と

政治参加の推進など、JR

西労組に課せられた課題と

当面の諸活動

について、決意

を含めた力強

い挨拶があっ

た。また、安全

確立の取り組

みの中で、会社

から「乱用薬

物検査の拡充」

について説明を

受けたことに

触れ、JR西労組の組合員3

名が薬物乱用の関連で逮捕

されている事実を深刻に受

け止め、検査の趣旨を正し

く理解したうえで、すべて

の組合員の協力を求めた。

【委員長挨拶は裏面参照】

 

その後、来賓のJR連合

吉田組織部長より、安全、

政策課題、2017春闘な

どについて、情勢報告を含

めた力強い連帯の挨拶を受

けた。

 

執行部からの主な運動の

総括と当面する活動方針

(案)の提起の後、各地方本

部・総支部・新幹線協議会

の14名の委員から、提起し

た活動方針に肉付けするべ

く積極的な発言があった。

 

執行部は、それぞれの発

言に対し真摯に答弁を行

い、荻山書記長の総括答弁

後、委員会スローガンをは

じめとする全ての議事を満

場一致で確認し合った。最

後に、荻山委員長の団結ガ

ンバローをもって閉会し

た。

 

糸崎駅構内触車死亡事故に対する緊急申し入れ

2月13日に提出した緊急申し入れ

スムーズな議事運営を行った議長団挨拶を行う荻山委員長

最後は団結ガンバロー

2017春闘要求を会社に申し入れ

2017春闘要求を会社に申し入れ

触車死亡事故発生触車死亡事故発生触車死亡事故発生触車死亡事故発生

ベア3,000円、年間臨給5・7ヶ月を求めて最後まで闘う!

ベア3,000円、年間臨給5・7ヶ月を求めて最後まで闘う!

大切な命を守るために

自らの安全意識を高め

仲間に不安全な考動がないか

いま一度再点検を!!

2017春闘スタート

2017春闘スタート

2017春闘スタート

2017春闘スタート!!

JR西日本のベアなしに、グループ会社のベアなし

          

堅調な経営動向を踏まえた判断を

JR西日本のベアなしに、グループ会社のベアなし

          

堅調な経営動向を踏まえた判断を

!!

第35回中央委員会にて春闘方針決定