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ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したこと による直接・間接の損失や逸失利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切 の責任は閲覧した投資家にあります。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 18 タケエイ (2151 東証一部) 2013/3 期・第 3 四半期は震災復興事業が本格寄与 2013/3 期・第 3 四半期(4-12 月期)の業績は、売上高 17,425 百万円(前 年同期比 37.5%増)、営業利益 2,511 百万円(同 85.4%増)、純利益 1,370 百万円(同 145.6%増)となった。 ・大幅な増収増益・予算超過達成の主な要因は、タケエイ本体の震災廃 棄物処理が想定を上回り順調に進展したこと。連結子会社では東京都 災害廃棄物受入処理事業の処分業者に選定されたリサイクル・ピア、廃 石膏ボード再資源化事業のギプロ等も想定を上回る業績をあげた。 ◆ 震災関連事業の収益影響度を再考、中期予想を上方修正 ・通期会社予想は売上高 230 億円(前期比 32%増)、営業利益 31 億円 (同 48%増)、純利益 16 億円(同 84%増)。第 4 四半期は稼働日数減や 天候不順により、震災廃棄物処理事業が減少すると同社は想定。 ・証券リサーチセンターでは、会社予想はやや慎重に過ぎると判断。売上 235 億円、営業利益 34 億円を予想。中期予想も、これまでの震災関 連事業の順調な操業と収益貢献度合い、将来を見据えた積極的な M&A 戦略の進展等を織り込み、上方修正した。 株価は昨年末から急騰も PER は市場平均を下回る ・株価は復興・防災関連銘柄として最近 1 カ月で 4 割強上昇しているが、 同社の今期予想 PER10.7 (会社予想基準)は、廃棄物処理大手のダイ セキ等よりも低く、東証一部全銘柄の平均を下回る。 ・積極的な M&A 戦略による利益成長力の高さや、震災復興事業が当面 業績の下支えになること等を考慮すれば、予想 PER 1415 倍が妥当 と判断。従って 23 年程度先に到達すべき適正株価は、証券リサーチ センター予想収益(15/3 EPS317 円)より、4,4004,700 円と考える。 建設系廃棄物処理業大手。事業エリアや受入・再資源化品目の拡大に注力。震災復 興事業が業績を押し上げ成長続く見通し。積極的な M&A 戦略を継続。 業種:サービス業 アナリスト:高坂 茂樹 +81(0)3-6858-3216 [email protected] 第3四半期決算サマリー 投資判断 *用語の説明は最終頁をご覧ください 【主要指標】 2013/2/1 株価(円) 2,753 発行済株式数(株) 6,545,600 時価総額(百万円) 18,020 上場日 2007/5/30 上場来パフォーマンス -5.6% 前期 今期 PER(倍) 19.4 9.9 PBR(倍) 1.34 1.19 配当利回り 0.5% 1.1% σ β値 リスク指標 71.0% 1.20 【主要KPI(業績指標)】 四半期 子会社売上 構成比 2011/10/12 1,578 33.1% 12/1-3 1,787 37.4% 12/4-6 1,818 36.7% 12/7-9 1,835 32.5% 12/10-12 2,047 30.0% 【株価パフォーマンス】 1ヵ月 3ヵ月 12ヵ月 リターン (%) 45.0% 47.7% 64.7% TOPIX (%) 31.8% 26.7% 39.5% 発行日:20113/2/7 調査日:2013/2/4 調査方法:説明会等

発行日:20113/2/7 タケエイ(2151 東証一部) · 2020. 9. 15. · タケエイ(2151 東証一部) 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 7 7 4 2 0 7 5 2 9 7 4 2 9

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    本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥

    当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。

    一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したこと

    による直接・間接の損失や逸失利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切

    の責任は閲覧した投資家にあります。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。

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    タケエイ (2151 東証一部)

    ◆ 2013/3期・第 3 四半期は震災復興事業が本格寄与・2013/3 期・第 3 四半期(4-12 月期)の業績は、売上高 17,425 百万円(前年同期比 37.5%増)、営業利益 2,511 百万円(同 85.4%増)、純利益1,370 百万円(同 145.6%増)となった。

    ・大幅な増収増益・予算超過達成の主な要因は、タケエイ本体の震災廃

    棄物処理が想定を上回り順調に進展したこと。連結子会社では東京都

    災害廃棄物受入処理事業の処分業者に選定されたリサイクル・ピア、廃

    石膏ボード再資源化事業のギプロ等も想定を上回る業績をあげた。

    ◆ 震災関連事業の収益影響度を再考、中期予想を上方修正

    ・通期会社予想は売上高 230 億円(前期比 32%増)、営業利益 31 億円(同 48%増)、純利益 16 億円(同 84%増)。第 4 四半期は稼働日数減や天候不順により、震災廃棄物処理事業が減少すると同社は想定。

    ・証券リサーチセンターでは、会社予想はやや慎重に過ぎると判断。売上

    高 235 億円、営業利益 34 億円を予想。中期予想も、これまでの震災関連事業の順調な操業と収益貢献度合い、将来を見据えた積極的な

    M&A 戦略の進展等を織り込み、上方修正した。

    ◆株価は昨年末から急騰も PERは市場平均を下回る・株価は復興・防災関連銘柄として最近 1 カ月で 4 割強上昇しているが、同社の今期予想 PER10.7 倍(会社予想基準)は、廃棄物処理大手のダイセキ等よりも低く、東証一部全銘柄の平均を下回る。

    ・積極的な M&A 戦略による利益成長力の高さや、震災復興事業が当面業績の下支えになること等を考慮すれば、予想 PER は 14~15 倍が妥当と判断。従って 2~3 年程度先に到達すべき適正株価は、証券リサーチセンター予想収益(15/3 期 EPS317 円)より、4,400~4,700 円と考える。

    建設系廃棄物処理業大手。事業エリアや受入・再資源化品目の拡大に注力。震災復

    興事業が業績を押し上げ成長続く見通し。積極的な M&A 戦略を継続。

    業種:サービス業

    アナリスト:高坂 茂樹+81(0)[email protected]

    > 第3四半期決算サマリー

    > 投資判断

    *用語の説明は最終頁をご覧ください

    【主要指標】2013/2/1

    株価(円) 2,753発行済株式数(株) 6,545,600時価総額(百万円) 18,020上場日 2007/5/30上場来パフォーマンス -5.6%

    前期 今期PER(倍) 19.4 9.9PBR(倍) 1.34 1.19配当利回り 0.5% 1.1%

    σ β値リスク指標 71.0% 1.20

    【主要KPI(業績指標)】四半期 子会社売上 構成比

    2011/10/12 1,578 33.1%12/1-3 1,787 37.4%12/4-6 1,818 36.7%12/7-9 1,835 32.5%

    12/10-12 2,047 30.0%

    【株価パフォーマンス】1ヵ月 3ヵ月 12ヵ月

    リターン (%) 45.0% 47.7% 64.7%対TOPIX (%) 31.8% 26.7% 39.5%

    発行日:20113/2/7

    調査日:2013/2/4

    調査方法:説明会等

    松尾十作テキストボックス証券リサーチセンター審査委員会審査済20130204

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    当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。

    一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したこと

    による直接・間接の損失や逸失利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切

    の責任は閲覧した投資家にあります。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。

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    13週移動平均

    26週移動平均

         決算期      単位:百万円

    2011/3実績

    2012/3期実績

    2013/3期会社予想

    2013/3期予想

    2014/3期予想

    2015/3期予想

    2016/3期予想

    売上高 15,263 17,456 23,000 23,500 25,500 27,500 28,500 (前年比) 1.1% 14.4% 31.8% 34.6% 8.5% 7.8% 3.6%営業利益 1,150 2,100 3,100 3,400 3,600 3,900 4,200 (前年比) -20.6% 82.5% 47.6% 61.9% 5.9% 8.3% 7.7%経常利益 828 1,864 2,900 3,200 3,400 3,700 4,000 (前年比) -21.6% 124.9% 55.6% 71.7% 6.3% 8.8% 8.1%当期純利益 307 870 1,600 1,750 1,900 2,000 2,100 (前年比) -26.0% 183.4% 83.8% 101.1% 8.6% 5.3% 5.0%期末株主資本 11,775 12,576 ― 14,149 15,814 17,576 19,435発行済株式数(千株) 6,494 6,505 6,545 6,545 6,545 6,545 6,545EPS(円) 50.7 141.9 256.5 277.9 301.7 317.6 333.41株当たり配当 (円) 13.0 15.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 配当性向 26% 11% 12% 11% 10% 9% 9%BPS(円) 1,927.7 2,057.6 ― 2,311.4 2,583.0 2,870.6 3,174.0ROE 2.8% 7.1% ― 13.1% 12.7% 12.0% 11.3%株価 (円) 1,401 2,101 2,753 2,753PER (倍) 27.6 14.8 10.7 9.9 9.1 8.7 8.3配当利回り 0.9% 0.7% 1.1% 1.1% 1.1% 1.1% 1.1%PBR (倍) 0.73 1.02 ― 1.19 1.07 0.96 0.87(注) 予想におけるPER、配当利回り、PBRはレポート作成時の株価を用いて算出

    > 収益モデル

    > 株価パフォーマンス

  • ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行)

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    トライステージ (2178 東証マザーズ)

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    タケエイ (2151 東証マザーズ) 発行日2013/2/7

    図表 2 グループ企業の事業内容

    (残渣)

    凡例 委託契約

    廃棄物

    処理委託料

    終了通知

    (出所) 各種資料より証券リサーチセンター作成

    タケエイの業務範囲

    顧客(廃棄物排出元)

    中間処理業者(選別・減量・再資源化)

    最終処分業者(埋め立て)

    収集・運搬業者

    再生材及び

    再生燃料等

    図表 1 タケエイの業務フロー(億円、%)

    商号 売上高 

    (本社所在地) 営業利益

    タケエイ 113.9 10.5(東京都港区) 9.7 146.3

    産業廃棄物の中間処理・再資源化。合弁で設立。 30.8 -1.4(東京都大田区) 混合廃棄物の徹底分別・リサイクルが得意 3.7 8.0

    管理型最終処分場の運営(M&A). 10.9 16.1(石川県金沢市) 北陸・中京地区から受け入れ 4.3 44.1ギプロ 廃石膏ボードの再資源化 7.4 -1.6(埼玉県八潮市) 吉野石膏、竹中工務店等との合弁で設立 2.4 34.5池田商店 再生骨材・再生砕石の製造(M&A)。 6.9 37.6(東京都港区) 瓦礫から路盤材へ、鉱滓も取扱い強化 2.7 64.5環境保全 4.4 16.0(青森県平川市) 0.4 30.3諏訪重機運輸 安定型最終処分場の運営と解体工事業(M&A)。 6.9 ―(長野県諏訪市) 県内の同業者買収し、解体工事部門拡大進める 0.6 ―(注) 業績は1千万円未満を四捨五入して表示。諏訪重機運輸の業績には孫会社野口木材起業を合算している(出所) 2012/3期決算説明会資料

    アスベスト、ダイオキシン等の環境汚染物質計量(M&A)。放射性物質検査、工場排水分析等も行う

    業務内容前期比増減

    産業廃棄物の中間処理・再資源化・安定型最終処分場の運営、及びグループ経営

    リサイクル・ピア

    北陸環境サービス

    ◆建設系産業廃棄物処理大手

    株式会社タケエイ(以下同社)及び同社グループは、主に建設現場か

    ら排出される産業廃棄物(ビル・商業施設の新築・改装時に発生する

    建築材料の端材・梱包材や解体工事で発生する瓦礫等)について、以

    下の 4 段階の業務を営んでいる(図表 1)。1)廃棄物を現場で収集し、自社の中間処理工場に運搬する。2)当該施設で廃棄物の選別・破砕・圧縮等の中間処理を行う。3)同処理後に鉄・非鉄屑や木屑、再生砕石等を資源として売却。4)再資源化できない残渣を自社の処分場で最終処分(埋め立て)。

    廃プラスチック等は熱源に利用する焼却施設等に処理を委託。

    主な営業エリアは首都圏。大手ゼネコンやハウスメーカー等の建築

    元請会社が同社の主要顧客である。

    ◆ M&Aで受入・再資源化品目や営業エリアの拡大を進める同社グループを構成する主な企業は図表 2 の通り。リサイクル・ピアはゼネコン大手各社や同業者と合弁で設立した(その後 100%子会社化)廃棄物中間処理会社で、05 年に竣工した東京エコタウン工場は作業の自動化と徹底したリサイクルで先進的な中間処理施設である。

    その他の会社は主に、受入・再資源化品目の拡充と営業地域の広域化

    を目的に、近年の積極的な買収・提携戦略で傘下に収めた企業である。

    図表 2 の他、12 年 9、10 月には、不動産取引時の環境調査等を行うアースアプレイザル(東京都)、環境計測の東海テクノ(三重県)、放

    射性廃棄物を含む有害汚染土壌処理剤メーカーのクマケン工業(秋田

    県)等と資本提携、持分法適用会社とし、業容を拡大。13 年に入り、民事再生手続きを支援していた金属屑リサイクル事業の金山商店(静

    岡県)も、当該手続きが終結し、100%子会社になっている。

    > 事業内容

    会社の概要

    建設系産業廃棄物処理業大

    手。大手ゼネコン等が主要顧

    客、首都圏が地盤

    受入・再資源化品目の拡充

    と営業地域の広域化を目的

    に積極的に M&A を遂行

  • ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行)

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    トライステージ (2178 東証マザーズ)

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    首都圏(月次)

    12カ月移動平均

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    2011/3期 2012/3期 2013/3期

    その他

    リサイクル・ピア

    タケエイ単体

    (百万円) <営業利益>

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    その他

    リサイクル・ピア

    タケエイ単体

    (億円)

    (出所)同社決算短信

    <売上高>

    図表 4 単体及びグループ会社の四半期別業績推移図表 3 首都圏の全建築着工床面積

    ◆ 2013/3期・第 3四半期は 38%増収、営業利益は 85%増13/3 期・第 3 四半期(4-12 月期)の業績は、売上高 17,425 百万円(前年同期比 37.5%増)、営業利益 2,511 百万円(同 85.4%増)、純利益 1,370百万円(同 145.6%増)であった。なお、第 3 四半期会計期間(10-12 月期)は、売上高 6,829 百万円(前年同期比 43.4%増)、営業利益 1,154 百万円(同 55.7%増)、純利益 666 百万円(同 82.1%増)。

    東日本大震災に関わる廃棄物処理事業に取り組んでいること、全国建

    築着工床面積が住宅は 9 月以来 4 カ月連続、民間非居住用は 8 月以来5 カ月連続で前年同月比増加するなど、既存事業の顧客である建築業界が底打ちしたこと(図表 3)、などが大幅増収・増益の主因である。

    同社単体の 4-12 月期売上高は 117 億円(前年同期比 40%増)、営業利益は 13 億円(同 114%増)。東北地域で実施している震災廃棄物処理事業が、計画を大きく上回るペースで進捗(同期間の売上高は約 34億円・売上構成比 3 割)。首都圏における既存事業も堅調に推移(重量ベースで前年同期比約 6%増・価格はほぼ前年水準を維持)。仕事量の増加に加え、東北に派遣した社員の補充増員をせずに人員の効率

    運用で既存事業を賄う等、原価削減及び販管費抑制を徹底。外注単価

    の上昇等のコスト増を消し込み、収益性も改善している(図表 4)。

    子会社リサイクル・ピアも、同様の要因で収益が伸長した。4-12 月期の売上高は 29 億円(同 39%増)、このうち東京都の受け入れた震災廃棄物の処理事業は約7億円、営業利益は 469百万円(同163%増)。その他の子会社も堅調であった。

    ◆ 通期会社予想は 32%増収、営業利益 48%増に増額修正同社による通期業績予想は、売上高 230 億円(前期比 31.8%増)、営業利益 31 億円(同 47.6%増)、純利益 16 億円(同 83.8%増)、配当金 30 円(普通配 4 円増と東証一部上場記念配 5 円で同 9 円増)。第 3 四半期

    2013/3 期・四半期決算サマリー

    > 第3四半期実績

    > 通期業績見通し

    リサイクル・ピアも東京都の

    受け入れた廃棄物の処理な

    どで収益性が改善

    同社単体が震災廃棄物処理

    事業の本格化と既存事業の

    改善で大幅増収益に。

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    本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥

    当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。

    一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したこと

    による直接・間接の損失や逸失利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切

    の責任は閲覧した投資家にあります。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。

    トライステージ (2178 東証マザーズ)

    5/8

    タケエイ (2151 東証マザーズ) 発行日2013/2/7

    決算発表と同時に会社側の業績予想も従来の売上高 215 億円、営業利益 28 億円から増額修正された。同社の想定は、以下の通り。1) 建設業を巡る環境は、過去の好況期と比べれば低水準ながら、住

    宅着工、民間非居住建築着工ともに底打ちしたものと考えられる。

    老朽化した建築物やインフラの解体需要は、堅調に推移しよう。

    2) 震災廃棄物処理事業は、第 4 四半期にそれまでに比べ 1~2 割の処理量低下を織り込んでいる。降雪等で作業効率が低下すること、

    稼働日数が少ないこと、等のため。

    3) 復興・防災対策が柱の一つとなっている補正予算案の審議が伝えられるが、早々に収益貢献するとは考えていない。ただ、前項の

    天候問題を含め、やや保守的な予想であるというニュアンスが決

    算説明会で伝えられた。

    証券リサーチセンターの予想は次頁表の通り、売上高 235 億円、営業利益 34 億円、純利益 17.5 億円とした。会社予想と実績から単純に減算すると、第4四半期の業績は、売上高5,575百万円(前年同期比16.6%増・前四半期比 18.3%減)、営業利益 589 百万円(同 21.0%減・49.0%減)となってしまう。震災処理事業の季節性を勘案しても、保守的過

    ぎると判断した。

    ◆ 14/3期は震災関連事業の増加を、15/3期は同事業の延長を見込む14/3 期は、震災処理事業が継続するうえ、回復基調にある住宅着工、民間非居住建築着工により、既存事業も引き続き伸長が見込まれる。

    国土強靭化計画を掲げた新政権による、老朽化したインフラの復旧対

    策が進行も期待される。

    さらに、M&A により事業エリアの拡大を進める諏訪重機工業や新規連結対象となった金山商店等の本格的な収益貢献も進み、ハ)の要件

    が寄与する他、新たな増収要因として金山商店の貢献を見込んだ。

    15/3 期は、震災復興事業の進捗の遅れや新政権による復興計画見直しの機運を考慮し震災関連事業が当初見込まれた 12~14 年度の期間で終わらず、延長されると想定、当該事業が高水準で持続すると見込む。

    既存事業についても、老朽化した建築物の解体・廃棄物処理需要が中

    期的な拡大トレンドに入っていると判断し、持続的成長を見込んだ。

    16/3期は震災関連事業の減少が見込まれるが、積極的なM&A戦略や、許認可を待つグループ各社の新施設開業を想定しこれらの収益貢献

    により当該事業の減少分を消し込み、収益拡大が続くものと予想した。

    > 来期以降の業績

    震災廃棄物処理の順調な進

    展を受けて会社側は収益見

    通しを増額修正

    会社側予想は第 4 四半期の

    寄与が保守的過ぎると判断

    建築着工の回復持続や、イ

    ンフラ更新等に向けた政府

    の意気込みに期待し、中期

    成長が続くと予想

  • ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行)

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    タケエイ (2151 東証マザーズ) 発行日2013/2/7

    図表 5 収益予想モデル

         決算期      単位:百万円

    2010/3期実績

    2011/3実績

    2012/3期実績

    2013/3期予想

    2014/3期予想

    2015/3期予想

    2016/3期予想

    売上高 15,093 15,263 17,456 23,500 25,500 27,500 28,500 (前年比) 3.2% 1.1% 14.4% 34.6% 8.5% 7.8% 3.6%営業利益 1,449 1,150 2,100 3,400 3,600 3,900 4,200 (前年比) 42.8% -20.6% 82.5% 61.9% 5.9% 8.3% 7.7%  (対売上高比) 9.6% 7.5% 12.0% 14.5% 14.1% 14.2% 100.0% うちタケエイ売上高 10,702 10,301 11,385 16,200 16,800 17,400 17,300  (前年比) -1.2% -3.7% 10.5% 42.3% 3.7% 3.6% -0.6% 〃 営業利益 783 392 966 1,800 1,900 2,100 2,000  (対売上高比) 7.3% 3.8% 8.5% 11.1% 11.3% 12.1% 11.6% うちリサイクル・ピア売上高 3,134 3,118 3,076 4,000 4,200 4,400 4,400  (前年比) -6.9% -0.5% -1.4% 30.0% 5.0% 4.8% 0.0% 〃 営業利益 439 338 365 650 700 750 750  (対売上高比) 14.0% 10.8% 11.9% 16.3% 16.7% 17.0% 17.0% うち北陸環境サービス売上高 737 939 1,090 930 980 1,030 1,100  (前年比) ―  27.4% 16.1% -14.7% 5.4% 5.1% 6.8% 〃 営業利益 212 300 432 330 350 370 400  (対売上高比) 28.7% 31.9% 39.6% 35.5% 35.7% 35.9% 36.4% うちギプロ売上高 687 756 743 950 1,000 1,100 1,200  (前年比) 24.8% 10.0% -1.6% 27.9% 5.3% 10.0% 9.1% 〃 営業利益 146 175 235 380 410 440 480  (対売上高比) 21.3% 23.1% 31.7% 40.0% 41.0% 40.0% 40.0% うち池田商店売上高 323 498 685 770 800 820 850  (前年比) -15.3% 54.2% 37.6% 12.4% 3.9% 2.5% 3.7% 〃 営業利益 61 164 270 300 320 330 340  (対売上高比) 18.8% 32.9% 39.3% 39.0% 40.0% 40.2% 40.0% うち その他売上高 577 615 1,367 2,140 2,900 4,000 5,000(前年同期比) 28.2% 6.6% 122.3% 56.5% 35.5% 37.9% 25.0% 〃 営業利益 -16 -21 66 172 220 300 700  (対売上高比) -2.8% -3.4% 4.8% 8.0% 7.6% 7.5% 14.0% 内部取引消去 -1,067 -964 -890 -990 -1,180 -1,250 -1,350 全社費用 -176 -198 -234 -232 -300 -390 -470経常利益 1,057 828 1,864 3,200 3,400 3,700 4,000 (前年比) 72.4% -21.6% 124.9% 71.7% 6.3% 8.8% 8.1%当期純利益 415 307 870 1,750 1,900 2,000 2,100 (前年比) 56.2% -26.0% 183.4% 101.1% 8.6% 5.3% 5.0%(出所)同社決算短信、主要会社のブレイクダウンは決算説明資料、予想は証券リサーチセンター

  • ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行)

    本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥

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    タケエイ (2151 東証マザーズ) 発行日2013/2/7

    図表 6 同業他社とのバリュエーション比較図表 7 最近の同社株価と TOPIX

    1,400

    1,600

    1,800

    2,000

    2,200

    2,400

    2,600

    2,800

    3,000

    600

    650

    700

    750

    800

    850

    900

    950

    1000TOPIX(左軸)2151(右軸)

    (円)商号 単位 タケエイ ダイセキアサヒ

    ホールディングス

    証券コード 2151 9793 5857決算月 3月 2月 3月

    売上高 百万円 23,000 36,000 96,000(営業利益率) % 13.5 15.6 7.7当期純利益 百万円 1,600 3,100 4,500純資産 百万円 12,996 48,528 38,902ROE % 7.1 7.0 16.2予想PER 倍 10.7 19.3 11.4実績PBR 倍 1.34 1.29 1.32予想配当利回り % 1.1 1.5 3.8過去3年成長率 % 6.1 -0.6 6.1 〃 営業利益 % 27.5 -8.6 黒字転換株価 (2月1日) 円 2,753 1,328 1,587時価総額 百万円 17,909 59,926 57,536(注1) 業績は会社予想、過去3年成長率は売上高。純資産、PBR、ROEは直前期実績ベース(注2) 将来予想におけるPER、PBR、配当利回りは、レポート作成時の株価を用いて算出(注3) アサヒホールデングスの3年成長率は、持株会社設立前のアサヒブリテックスとの比較(出所) 各社決算短信等より作成

    ◆ ここ数年の成長性を考慮すれば株価に割安感ありと考えられる

    産業廃棄物処理・リサイクル業を営む類似会社との株価バリュエーシ

    ョン比較を図表 6 にまとめた。

    同社の今期予想 PER10.7 倍は、廃棄物処理業を営むダイセキ、廃棄物からの貴金属リサイクル業のアサヒホールディングス等同業他社、

    及び東証 1部全上場銘柄平均(約19.57倍)を下回る。前期実績PBR1.34倍は他社と同水準である。予想配当利回りは 1.1%で他社に比べやや見劣りするが、増配措置により株主への利益還元姿勢は見せている。

    売上高や営業利益の平均成長率は業界リーダーと目されるダイセキ

    が伸び悩むのと対照的に M&A の推進等で高い成長率を達成。以上より、同社の株価にはやや割安感があると考える。

    ◆成長戦略を評価、予想 PER14~15倍が妥当と判断前回レポート(2012/7/5)後、一部市場への指定替えに伴う株式の売り出し等により軟化した株価は、震災復興需要に伴う業績上方修正

    (10/16)等のニュースにより反発。決算発表後に反落したが、政権交代とともに建設関連株として再び注目を集め、年初来 3 割強上昇している (図表 7)。

    震災復興需要が当面業績の下支えになること、積極的な M&A 戦略により潜在成長力が高まり、復興需要一巡後も持続的な成長が期待でき

    ること、等を考慮すれば、予想 PER は 14~15 倍が妥当と前回指摘した。東証一部市場平均が当時の 19 倍台に上昇しているが、基本的な性格はディフェンシブな内需株と考え、前回同様 14~15 倍台が妥当と判断。ただし収益見通しを上方修正したため、2~3 年程度先に到達すべき適正株価は、証券リサーチセンター予想収益(15/3 期 EPS317

    円)より、4,400~4,700 円とする。

    > 今後の株価見通し

    > 株価バリュエーション

    投資判断

    同業者比較で収益性は見劣

    りせず、PER は低い。成長力

    を考慮すれば、PER 10 倍台

    は割安に感じられる。

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    タケエイ (2151 東証マザーズ) 発行日2013/2/7

    中立・公平な情報を発信本レポートは、一般社団法人 証券リサーチセンターに所属している中立的な立場にあるアナリスト経験

    者が企業調査及び株価評価を行い、その調査レポートを早稲田大学知的資本研究会が監修することで、国

    内資本市場の活性化に向けた質の高い客観的な投資情報を提供します。

    隠れた強みを持ちながらも、市場から着目されていない企業を選定しカバー新興市場を中心に、企業の知的資本(隠れた強み)を評価する手法などを活用することで、株価が適正に

    評価されていない上場企業を発掘し、アナリストレポートを作成・公表することで、企業評価の改善を目

    的としています。

    企業の KPI と知的資本(=隠れた強み)を読み手に伝える分析本レポートの企業の分析・評価にあたっては、SWOT 分析や M. Porter の競争優位性分析など伝統的な手法を用いて企業の特徴を明らかにし、さらに、今後の成長を測る上で重要な業績指標(KPI)を掲載することで、幅広い投資判断情報を提供いたします。また、株式会社 ICMG が企業の知的資本を伝えるために体系化したフォーマットを採用し、これに基づいて、企業の隠れた強みを探る視点からも評価を試みて

    おります。

    KPI(Key Performance Indicator)企業の戦略目標の達成度を計るための評

    価指標(ものさし)のことです

    知的資本顧客関係や業務の仕組みや人材力などの、

    財務諸表には表れないが、財務業績を生

    み出す源泉となる「隠れた経営資源」を

    指します。本レポートにおけるカバー対

    象企業の選定では、(株)ICMG の知的資

    本評価手法を活用しております。

    関係資本顧客や取引先との関係、ブランド力など

    外部との関係性を示します

    組織資本組織に内在する知財やノウハウ、業務プ

    ロセス、組織・風土などを示します

    人的資本経営陣と従業員の人材力を示します

    β(ベータ)値個別銘柄の株価変動の大きさが市場指数

    (例えばTOPIX )の価格変動に比べ大きいか小さいかを示す指標です。ベータ

    値(β値)が 1 であれば、市場指数と同じ動きをしたことを示し、1 より大きければ市場指数より値動きが大きく、1よ

    り小さければ市場指数より値動きが小さ

    かったことを示します

    SWOT 分析企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、

    機会(Opportunity)、脅威(Threat)の

    全体的な評価を SWOT 分析と言います

    ESGEnvironment:環境、Society:社会、

    Governance:企業統治、に関する情報を

    指します。近年、環境問題への関心や企

    業の社会的責任の重要性の高まりを受け

    て、海外の年金基金を中心に、企業への

    投資判断材料として使われています

    免責事項

    ・本レポートは、一般社団法人 証券リサーチセンターに所属する証券アナリストが早稲田大学知的資本研究会の監修を受け、広く投資家に株式投資の参考情報として閲覧さ

    れることを目的として作成したものであり、特定の証券又は金融商品の売買の推奨、勧誘を目的としたものではありません。

    ・本レポートの内容・記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、アナリストの取材により必要な補充を加え作成されたものです。本レポートの作成者は、インサイダー

    情報の使用はもとより、当該情報を入手することも禁じられています。本レポートに含まれる情報は、正確かつ信頼できると考えられていますが、その正確性が客観的に検

    証されているものではありません。また、本レポートは投資家が必要とする全ての情報を含むことを意図したものではありません。

    ・本レポートに含まれる情報は、金融市場や経済環境の変化等のために、最新のものではなくなる可能性があります。本レポート内で直接又は間接的に取り上げられている

    株式は、株価の変動や発行体の経営・財務状況の変化、金利・為替の変動等の要因により、投資元本を割り込むリスクがあります。過去のパフォーマンスは将来のパフォー

    マンスを示唆し、または保証するものではありません。特に記載のないかぎり、将来のパフォーマンスの予想はアナリストが適切と判断した材料に基づくアナリストの予想

    であり、実際のパフォーマンスとは異なることがあります。したがって、将来のパフォーマンスについては明示又は黙示を問わずこれを保証するものではありません。

    ・本レポート内で示す見解は予告なしに変更されることがあり、一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、本レポート内に含まれる情報及び見

    解を更新する義務を負うものではありません。

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    利益及び損害を含むいかなる結果についても一切責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家

    にあります。

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    上場来パフォーマンス新規上場時の公募価格をベースに算出し

    た投資パフォーマンス(年率複利換算)

    を示すものです

    PER(Price Earnings Ratio)株価を 1 株当たり当期純利益で除したもので、株価が 1 株当たり当期純利益の何倍まで買われているのかを示すものです

    PBR(Price Book Value)株価を 1 株当たり純資産で除したもので、株価が 1 株当たり純資産の何倍まで買われているのかを示すものです

    配当利回り1 株当たりの年間配当金を、株価で除したもので、投資金額に対して、どれだけ

    配当を受け取ることができるかを示すも

    のです

    σ(標準偏差)リターンのばらつき度合いを示す統計値

    です。値が大きいほどバラツキが大きく

    なります

    KPI(Key Performance Indicator)企業の戦略目標の達成度を計るための評

    価指標(ものさし)のことです

    知的資本顧客関係や業務の仕組みや人材力などの、

    財務諸表には表れないが、財務業績を生

    み出す源泉となる「隠れた経営資源」を

    指します。本レポートにおけるカバー対

    象企業の選定では、(株)ICMG の知的資

    本評価手法を活用しております。

    関係資本顧客や取引先との関係、ブランド力など

    外部との関係性を示します

    組織資本組織に内在する知財やノウハウ、業務プ

    ロセス、組織・風土などを示します

    人的資本経営陣と従業員の人材力を示します

    β(ベータ)値個別銘柄の株価変動の大きさが市場指数

    (例えばTOPIX )の価格変動に比べ大きいか小さいかを示す指標です。ベータ

    値(β値)が 1 であれば、市場指数と同じ動きをしたことを示し、1 より大きければ市場指数より値動きが大きく、1よ

    り小さければ市場指数より値動きが小さ

    かったことを示します

    SWOT 分析企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、

    機会(Opportunity)、脅威(Threat)の

    全体的な評価を SWOT 分析と言います

    ESGEnvironment:環境、Society:社会、

    Governance:企業統治、に関する情報を

    指します。近年、環境問題への関心や企

    業の社会的責任の重要性の高まりを受け

    て、海外の年金基金を中心に、企業への

    投資判断材料として使われています

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    であり、実際のパフォーマンスとは異なることがあります。したがって、将来のパフォーマンスについては明示又は黙示を問わずこれを保証するものではありません。

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    利益及び損害を含むいかなる結果についても一切責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家

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    上場来パフォーマンス新規上場時の公募価格をベースに算出し

    た投資パフォーマンス(年率複利換算)

    を示すものです

    PER(Price Earnings Ratio)株価を 1 株当たり当期純利益で除したもので、株価が 1 株当たり当期純利益の何倍まで買われているのかを示すものです

    PBR(Price Book Value)株価を 1 株当たり純資産で除したもので、株価が 1 株当たり純資産の何倍まで買われているのかを示すものです

    配当利回り1 株当たりの年間配当金を、株価で除したもので、投資金額に対して、どれだけ

    配当を受け取ることができるかを示すも

    のです

    σ(標準偏差)リターンのばらつき度合いを示す統計値

    です。値が大きいほどバラツキが大きく

    なります

    指標・分析用語の説明

    本レポートの特徴

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