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Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ ギュレーション ガイド Cisco SCE8000 GBE Installation and Configuration Guide リリース 3.6.x 2010 11 8 Text Part Number: OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ

ギュレーション ガイド

Cisco SCE8000 GBE Installation and Configuration Guide

リリース 3.6.x2010 年 11 月 8 日

Text Part Number: OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド© 2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

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OL-21057-04-J

C O N T E N T S

はじめに xi

概要 xi

マニュアルの変更履歴 xii

マニュアルの構成 xiii

関連資料 xiv

表記法 xiv

マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート xv

C H A P T E R 1 Cisco Service Control の概要 1-1

概要 1-1

Cisco Service Control ソリューション 1-1

ブロードバンド サービス プロバイダー向けのサービス コントロール 1-2

Cisco Service Control の機能 1-2

SCE プラットフォーム 1-3

管理および収集 1-4

ネットワーク管理 1-5

サブスクライバ管理 1-5

サービス コンフィギュレーション管理 1-6

データ収集 1-6

C H A P T E R 2 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要 2-1

概要 2-1

Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム 2-1

サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E) 2-2

SIP および SPA の概要 2-5

SPA インターフェイス プロセッサ(SIP) 2-5

SPA の SIP サブスロット位置の指定 2-5

共有ポート アダプタ(SPA) 2-6

光モジュール 2-6

8 ポート ギガビット イーサネット SPA のケーブルおよびコネクタ 2-7

SFP モジュール接続 2-7

SCE8000-SIP 2-9

8 ポート GBE SPA インターフェイス モジュール 2-9

iiiCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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Contents

Cisco SCE8000 GBE 光バイパス 2-10

光バイパスの機能 2-11

光バイパス モジュールの接続 2-11

光バイパス モジュール(OPB-SCE8K-2L) 2-12

光バイパス モジュールの仕様 2-13

ファン アセンブリ 2-14

電源装置 2-14

電源装置の冷却 2-15

ロード シェアリング 2-15

梱包内容の確認 2-16

Cisco SCE8000 GBE コンポーネントとアクセサリのリスト 2-16

Cisco SCE8000 GBE インストレーション チェックリスト 2-17

C H A P T E R 3 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ 3-1

概要 3-1

Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム 3-1

トポロジの考慮事項 3-2

物理トポロジ 3-3

Cisco SCE8000 GBE インターフェイスの番号 3-3

単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジ 3-4

インライン インストレーションと受信専用インストレーション 3-4

デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ(カスケード) 3-5

リンクの継続性 3-7

内部バイパス メカニズム 3-7

外部光バイパス 3-8

トポロジ関連パラメータ 3-10

接続モード パラメータ 3-11

sce-id パラメータ 3-11

プライオリティ 3-11

障害時モード パラメータ 3-12

非対称ルーティング トポロジ 3-13

非対称ルーティングおよび Service Control のその他の機能 3-13

C H A P T E R 4 Cisco SCE8000 シャーシの設置 4-1

概要 4-1

インストレーションの準備 4-2

安全性 4-2

設置環境の条件 4-3

ivCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Contents

静電破壊の防止 4-3

設置場所の条件 4-4

所要電力 4-4

電源接続に関する注意事項 4-5

AC 電源モデル 4-5

DC 電源モデル 4-11

設置環境チェックリスト 4-12

ラックへの Cisco SCE8000 シャーシの取り付け 4-13

Cisco SCE8000 シャーシの開梱 4-14

取り付けに関する注意事項 4-14

必要な工具 4-15

シャーシ ブラケットの取り付け 4-15

ラックへのシャーシの取り付け 4-16

光バイパス モジュールの取り付け 4-17

システム アースの接続 4-18

必要な工具類 4-19

Cisco SCE8000 シャーシへの電源装置の取り付け 4-20

C H A P T E R 5 管理インターフェイスの接続 5-1

概要 5-1

ローカル コンソールのセットアップ方法 5-1

初期設定パラメータ 5-2

管理インターフェイスの接続 5-4

管理ポートのケーブル接続 5-4

管理インターフェイス接続の確認 5-5

C H A P T E R 6 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了 6-1

概要 6-1

GBE 回線ポートとネットワークの接続 6-2

単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジ 6-2

デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ 6-3

光バイパス モジュール 6-4

光バイパス モジュールの接続 6-5

GBE 回線インターフェイス ポートのケーブル接続 6-6

SFP モジュールのケーブル接続と接続装置 6-7

光デバイスのメンテナンス 6-8

GBE ライン インターフェイス ポートのケーブル接続の方法 6-9

回線インターフェイス ポートのケーブル接続:外部光バイパス モジュールの使用 6-9

vCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Contents

接続テスト:LINK LED およびカウンタの調査 6-11

LED の確認 6-11

ギガビット イーサネット ポート ステータスの表示方法 6-11

GBE 回線インターフェイスのカウンタの表示 6-12

ギガビット イーサネット回線インターフェイスのカウンタの表示方法 6-12

ユーザ ログ カウンタの表示方法 6-13

Service Control アプリケーションのインストール方法 6-13

カスケード型システム 6-13

カスケード型システムの設置方法 6-13

カスケード型システムの CLI コマンド 6-15

冗長トポロジのトポロジ関連パラメータ 6-15

接続モードの設定方法 6-15

リンク モードの設定方法 6-16

カスケード システムのモニタリング 6-17

C H A P T E R 7 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作 7-1

概要 7-1

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの起動 7-1

システム起動前の確認 7-1

複雑なコンフィギュレーションの実行 7-2

システムの起動および初期状態の確認 7-2

次の作業 7-2

終テスト 7-3

動作ステータスの表示 7-3

ユーザ ログ カウンタの表示 7-3

ギガビット イーサネット ポートの状態の表示 7-4

ギガビット イーサネット カウンタの表示 7-4

Cisco SCE8000 GBE の設定の管理 7-5

コンフィギュレーションの表示 7-5

設定値の保存と変更 7-7

設定値を保存および変更する例 7-8

以前のコンフィギュレーションの復元 7-9

以前のコンフィギュレーションを復元する例 7-10

SCE プラットフォームのバージョン情報の表示方法 7-11

SCE プラットフォームのバージョン情報を表示する例 7-12

SCE プラットフォームのコンポーネントの表示方法 7-14

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例 7-15

SCE プラットフォームのコンポーネントの表示:FRU 限定 7-15

SCE プラットフォームの全コンポーネントの表示 7-16

viCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Contents

システム アップタイムの表示方法 7-21

システム アップタイムを表示する例 7-21

SCE プラットフォームのリブートとシャットダウン 7-21

SCE プラットフォームのリブート 7-22

SCE プラットフォームをリブートする例 7-22

SCE プラットフォームのシャットダウン方法 7-22

SCE プラットフォームシャットダウンの例 7-23

C H A P T E R 8 トラブルシューティング 8-1

概要 8-1

トラブルシューティングの概要 8-1

トラブルシューティング ツールについて 8-2

トラブルシューティング用の CLI コマンド 8-2

LED の確認 8-4

サブシステム別の問題解決 8-6

起動時の問題の特定 8-6

電源サブシステムのトラブルシューティング 8-7

ファームウェア パッケージ インストレーションのトラブルシューティング 8-7

管理サブシステムのトラブルシューティング 8-8

リンク インターフェイス サブシステムのトラブルシューティング 8-10

ユーザ ログによるトラブルシューティング 8-11

ロギング システム 8-11

外部ソースへのユーザ ログのコピー方法 8-12

内部ロケーションへのユーザ ログのコピー方法 8-12

ユーザ ログの表示方法 8-12

ユーザ ログの消去方法 8-12

ユーザ ログ カウンタの表示方法 8-12

ユーザファイルログの不揮発性カウンタだけの表示方法 8-13

テクニカル サポート用ファイルの生成 8-13

C H A P T E R 9 取り外しおよび取り付け手順 9-1

概要 9-1

安全性 9-2

静電破壊の防止 9-2

サポートされるハードウェア 9-3

電源装置の取り外しと取り付け 9-4

必要な工具 9-4

AC 入力電源装置の取り外し 9-4

AC 入力電源装置の取り付け 9-6

viiCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Contents

DC 入力電源装置の取り外し 9-7

DC 入力電源装置の取り付け 9-8

ファン アセンブリの取り外しおよび取り付け 9-12

必要な工具 9-12

ファン アセンブリの取り外し 9-12

ファン アセンブリの取り付け 9-13

モジュールの取り外しと取り付け 9-13

必要な工具 9-14

SIP の取り扱い 9-14

モジュールの取り付け 9-15

モジュールの取り外し 9-18

モジュールの取り付けと取り外し:拡大図 9-20

インストレーションの確認 9-21

SCE8000-SCM モジュールの取り付けと入れ替え 9-23

デュアル SCE8000-SCM モジュールの取り付け手順とアップグレード手順 9-24

初の取り付け 9-24

スレーブ モジュールとして機能していた SCE8000-SCM モジュールのマスター モジュールとしての取り付け 9-24

SCE8000-SCM モジュールの取り外し 9-24

スロット 2 への SCE8000-SCM モジュールの追加 9-25

ダウングレード 9-25

アップグレード 9-25

共有ポート アダプタ(SPA)の取り外しおよび取り付け 9-26

必要な工具類 9-26

レーザー /LED の安全性 9-26

SPA の取り扱い 9-27

SPA の取り付けと取り外し 9-27

SIP への SPA の取り付け 9-28

SIP からの SPA の取り外し 9-29

光バイパス モジュールの取り外しと取り付け 9-29

光バイパス モジュールの取り外し 9-29

光バイパス モジュールの取り付け 9-29

リンクのトラフィックが中断しない光バイパス モジュールの交換 9-30

A P P E N D I X A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド A-1

概要 1

基本的なインストレーション後のチェックリスト A-1

CLI のコマンド出力例 A-3

show version A-3

viiiCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Contents

show inventory A-5

show interface A-7

show system operational status A-7

show interface linecard A-7

show interface linecard connection-mode A-8

show interface linecard link mode A-8

show interface linecard external-bypass A-8

show RDR-formatter A-8

show interface linecard subscriber sm-connection-failure A-9

show ip rpc-adapter sessions A-9

ixCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Contents

xCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 11: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

はじめに

概要ここでは、『Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド』の対象読者、

マニュアルの構成、および表記法について説明します。

このマニュアルは、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを現場で設置および設定する、ネットワー

ク技術者またはコンピュータ技術者を対象としています。このマニュアルの読者は、電気通信機器と設

置手順、および電子回路や配線方法に精通している必要があります。さらに、電子または電気機器の技

術者としての経験も必要です。

このマニュアルでは、Cisco SCE8000 GBE ハードウェアの初回の設置手順および基本的な設定手順に

ついて説明します。装置の開梱手順、設置手順、およびセットアップ ウィザードによる基本設定の手

順が記載されています。このマニュアルに記載されている設置手順および基本的な設定手順が完了した

あとは、該当する関連マニュアルを参照して、システムをより詳細に設定してください。

このマニュアルでは、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの設置および実行方法について説明しま

す。このマニュアルの内容を理解するには、電気通信機器およびインストレーション手順に関する基本

的な知識が必要です。

xiCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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はじめに

マニュアルの変更履歴

表 1 マニュアルの変更履歴

リビジョン

Cisco Service Control のリリースおよび日付 変更点

OL-21057-04-J すべての 3.6.x リリースをサ

ポート

2010 年 11 月 8 日

冗長 MNG ポートのサポートに関する情報を追加し

ました。

OL-21057-03-J リリース 3.6.x2010 年 8 月

消費電力に関する情報を更新しました。

OL-21057-02-J リリース 3.6.x2010 年 4 月 30 日

文書の編集を行いました。

OL-21057-01-J リリース 3.6.x2010 年 3 月 28 日

このマニュアルの初版(リリース 3.6x トレインでは

新規)

3.5x トレイン(リリース 3.5.5)の前回リリース以

降、以下の変更が行われています。

デュアル SCE8000-SCM モジュールに関する情報を

追加しました。

xiiCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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はじめに

マニュアルの構成表 2 に、このマニュアルの構成を示します。

表 2 マニュアルの構成

章 タイトル 説明

1 「Cisco Service Control の概要」(P.1-1) この章では、Cisco Service Control について

の簡単な概要を示します。

2 「Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの

概要」(P.2-1)この章では、SCE8000 GBE プラットフォー

ムのハードウェア概要について説明します。

3 「Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびト

ポロジ関連パラメータ」(P.3-1)この章では、SCE8000 GBE の有効な配置ト

ポロジ、およびシステム設定を決定するトポ

ロジのさまざまな性質について説明します。

4 「Cisco SCE8000 シャーシの設置」(P.4-1) この章では、SCE8000 GBE プラットフォー

ムをラックに設置し、アースを適切に接続す

る方法について説明します。

5 「管理インターフェイスの接続」(P.5-1) この章では、SCE8000 GBE プラットフォーム

をローカル コンソールに接続し、自動実行され

るセットアップ ウィザードを通して初期シス

テム設定を実行する方法について説明します。

6 「GBE 回線ポートのケーブル接続およびイ

ンストレーションの完了」(P.6-1)この章では、1 つおよび 2 つの SCE8000 GBE トポロジのギガビット イーサネット ポートを接続する手順、および GBE イン

ターフェイス パラメータの設定手順を示しま

す。2 つの SCE8000 GBE(カスケード)を

利用するトポロジには、カスケード ポートお

よび回線ポートが含まれます。

7 「Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの

基本操作」(P.7-1)この章では、SCE8000 GBE プラットフォー

ムを起動、リブート、およびシャットダウン

する方法について説明します。また、設定の

管理方法についても説明します。

8 「トラブルシューティング」(P.8-1) この章では、システムの起動時の基本的なトラ

ブルシューティング方法について説明します。

9 「取り外しおよび取り付け手順」(P.9-1) この章では、電源装置、ファン トレイ、およ

びその他のモジュールの取り外しおよび取り

付けを行う方法について説明します。

A 「正常なインストレーションを確認するため

の CLI コマンド」(P.A-1)この付録には、インストレーションが正常に

行われたか確認するための基本的なインスト

レーション後のチェックリストがあります。

xiiiCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 14: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

はじめに

関連資料Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム、およびこの上で動作するソフトウェアには、さまざまな機能

が統合されています。これらの情報は、次の資料に記載されています。

• Cisco Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)ソフトウェア

– 『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』

– 『Cisco SCE8000 CLI Command Reference』

• Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの WAN インターフェイスの国際適合規格、安全性、およ

び規定情報については、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco SCE8000 GBE』を参照してください。

• Service Control Management Suite のその他のコンポーネントのインストールおよび設定について

は、次のマニュアルを参照してください。

– 『Cisco SCMS Subscriber Management User Guide』

– 『Cisco SCMS Collection Manager User Guide』

– 『Cisco Service Control Application for Broadband User Guide』

– 『Cisco Service Control Application Reporter User Guide』

• シスコ マニュアルの表示方法や一般情報の入手方法については、Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームに付属の『Cisco Information Packet』を参照してください。

表記法表 3 に、このマニュアルの表記法を示します。

表 3 表記法

表記法 説明

太字 コマンド、キーワード、およびユーザが入力するテキストは太字で示しています。

イタリック体 マニュアル タイトル、新規の用語または用語の強調、ユーザが値を指定する引

数はイタリック体で示しています。

[ ] 角カッコの中の要素は、省略可能です。

{x | y | z } いずれかを選択しなければならない必須キーワードは、波カッコで囲み、縦棒

で区切って示しています。

[ x | y | z ] いずれかを選択できる省略可能なキーワードは、角カッコで囲み、縦棒で区

切って示しています。

string 引用符を付けない一組の文字。string の前後には引用符を使用しません。引用符

を使用すると、その引用符も含めて string とみなされます。

courier フォント システムが表示する端末セッションおよび情報は、courier フォントで示して

います。

< > パスワードのように出力されない文字は、山カッコで囲んで示しています。

[ ] システム プロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで囲んで示してい

ます。

!、# コードの先頭に感嘆符(!)またはポンド記号(#)がある場合には、コメント

行であることを示します。

xivCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 15: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

はじめに

(注) 「注釈」です。

ヒント 「問題解決に役立つ情報」です。

注意 「要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されています。

ワンポイント アドバイス 「時間の節約に役立つ操作」です。記述されている操作を実行すると時間を節約できます。

警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。

マニュアルの入手方法およびテクニカル サポートマニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新

される『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。シスコの新規および改訂

版の技術マニュアルの一覧も示されています。

http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html

『What's New in Cisco Product Documentation』は RSS フィードとして購読できます。また、リーダー アプリケーションを使用してコンテンツがデスクトップに直接配信されるように設定することもできま

す。RSS フィードは無料のサービスです。シスコは現在、RSS バージョン 2.0 をサポートしています。

xvCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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はじめに

xviCisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 17: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 1

Cisco Service Control の概要

概要この章では、Cisco Service Control ソリューションの一般的な概要について説明します(Cisco Service Control の概念とその機能)。

また、総合的な Cisco Service Control ソリューションを構成する Service Control Engine(SCE)プ

ラットフォームのハードウェア機能とシスコ独自のアプリケーションについても概要を説明します。

• 「Cisco Service Control ソリューション」(P.1-1)

• 「Cisco Service Control の機能」(P.1-2)

• 「SCE プラットフォーム」(P.1-3)

• 「管理および収集」(P.1-4)

Cisco Service Control ソリューション Cisco Service Control ソリューションでは、ハードウェアと専用のソフトウェア ソリューションが一

体となって提供され、さまざまな運用面およびビジネス面の課題に対応します。サービス プロバイ

ダーは SCE プラットフォームの使用により、インターネットおよび IP トラフィックの分類、分析、お

よび制御をサポートします。

サービス コントロールを使用すると、サービス プロバイダーは次のことが実現できます。

• 既存インフラストラクチャの活用

• マルチギガビット回線のワイヤ速度での IP ネットワーク トラフィックの分析、課金、および制御

• マージンの高いコンテンツベース サービスの識別と絞り込みおよびそれらのサービスの提供

アクセスおよび帯域幅が必需品となるのに伴い、価格は下落を続けて利益は消滅しました。現在、サー

ビス プロバイダーは、トラフィックやネットワーク上のサービスからより多くの収益を生み出せるよ

うに、付加価値のあるサービスを提供する必要があることを認識しています。

Cisco Service Control ソリューションを使用することで、サービス プロバイダーは提供するサービス

の詳細なモニタリング、正確でリアルタイムな制御、さらにアプリケーションの認識を通して、IP サービスから利益を得ることが可能になります。

1-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

Page 18: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 1 章 Cisco Service Control の概要

ブロードバンド サービス プロバイダー向けのサービス コントロール

ブロードバンド サービス プロバイダー向けのサービス コントロール

住宅およびビジネスのカスタマーをターゲットとするアクセス技術(Digital Subscriber Line(DSL; デジタル加入者線)、ケーブル、モバイルなど)を持つサービス プロバイダーは、拡張 IP サービスに

よってサービスを差別化しながら、既存インフラストラクチャから 大限の利益を上げる新しい方法を

見つける必要があります。

Cisco Service Control Application for Broadband(SCA BB)は、既存のネットワークに次のような

サービス制御とインテリジェンスのレイヤを追加します。

• 容量計画のための、サブスクライバ レベルおよび集約レベルでのネットワーク トラフィックのレ

ポートおよび分析

• カスタマーが直感的に理解できる層状のアプリケーション サービスを提供し、アプリケーション

の Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)を保証

• 各タイプのカスタマー、コンテンツ、またはアプリケーション向けのさまざまなサービス レベル

の実装

• Acceptable Use Policy(AUP; アクセプタブル ユース ポリシー)に違反しているネットワークの悪

用者を特定

• ピアツーピア トラフィック、Network News Transfer Protocol(NNTP)トラフィック、およびス

パムの悪用者を特定および管理

• AUP の適用

• 既存のネットワーク要素や Business Support System(BSS)/Operational Support System(OSS)とサービス コントロール ソリューションを簡単に統合

Cisco Service Control の機能Cisco Service Control ソリューションのコアはネットワーク ハードウェア デバイス、つまり Service Control Engine(SCE)です。SCE プラットフォームは、サービス コントロール ソリューションを提

供するために広範囲のアプリケーションをサポートします。主な機能は次のとおりです。

• サブスクライバとアプリケーションの認識:IP トラフィックのアプリケーションレベルまで浸透

させることで、特定のサブスクライバの詳細な使用状況やコンテンツ状況をリアルタイムに認識し

て制御します。

– サブスクライバの認識:IP フローと特定のサブスクライバ間をマッピングする機能により、

SCE プラットフォームにトラフィックを送信している各サブスクライバの状況を管理し、そ

のサブスクライバのトラフィックに適切なポリシーを実行します。

サブスクライバの認識は、DHCP や RADIUS サーバのようなサブスクライバ管理リポジトリ

と専用に統合させるか、もしくは RADIUS や DHCP トラフィックのスニフィングにより実行

されます。

– アプリケーションの認識:アプリケーション プロトコル レイヤ(レイヤ 7)までトラフィック

を認識し、分析する機能です。

バンドルされたフローを使用して実装されたアプリケーション プロトコル(制御フローおよ

びデータ フローを使用して実装された FTP など)の場合、SCE プラットフォームはフロー間

のバンドリング接続を認識して、適切に処理します。

• ステートフルでリアルタイムなアプリケーションレイヤ トラフィック制御:詳細な帯域幅測定とそ

のシェーピング、クォータ管理、リダイレクトをはじめ、ステートフルでリアルタイムなアプリケー

ションレイヤ トラフィック トランザクション処理を使用した高度な制御機能を実行できます。これ

には高い適応力を持ったプロトコルとアプリケーションレベルのインテリジェンスが必要です。

1-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 1 章 Cisco Service Control の概要

SCE プラットフォーム

• プログラマビリティ:新しいプロトコルを迅速に追加して、サービス プロバイダー環境に新しい

サービスおよびアプリケーションを適応させることができます。プログラマビリティを実現するに

は、シスコの Service Modeling Language(SML)を使用します。

プログラマビリティにより、新しいサービスを迅速に配置し、ネットワーク、アプリケーション、

またはサービスの拡張に合わせて容易にアップグレードできるようになります。

• 堅牢で柔軟性のあるバックオフィスの統合:プロビジョニング システムやサブスクライバ リポジ

トリ、課金システム、OSS システムをはじめ、サービス プロバイダーの既存のサードパーティ製

のシステムと統合できます。SCE には、統合処理をすばやく行えるように、オープンで的確に文

書化された Application Programming Interface(API; アプリケーション プログラミング インター

フェイス)セットが用意されています。

• スケーラブルで高性能なサービス エンジン:これらのすべての操作をワイヤ速度で実行できます。

SCE プラットフォームプログラマブル ネットワーク デバイスである SCE ファミリは、IP トラフィック内のアプリケーショ

ン レイヤのステートフル フロー インスペクションを実行し、設定可能なルールに基づいてトラフィッ

クを制御します。SCE プラットフォームは Application-Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途向

け集積回路)コンポーネントおよび Reduced Instruction Set Computer(RISC; 縮小命令セット コン

ピュータ)プロセッサを利用するネットワーク デバイスで、パケットの計算だけでなく、ネットワー

ク トラフィックの内容まで調べることができます。また、双方向トラフィック フローに対してプログ

ラマブルなステートフル インスペクションを提供し、これらのフローにユーザの所有権をマッピング

することで、ネットワーク使用状況をリアルタイムに分類します。この分類を基にして、SCE プラッ

トフォームは高度なトラフィック制御と帯域幅ポリシング機能を実行します。SCE プラットフォーム

は多くの帯域幅制御機能が終了したところで、さらに制御オプションやシェーピング オプションを提

供します。オプションは次のとおりです。

• レイヤ 7 ステートフル有線速度パケット インスペクションおよび分類

• 次の内容をはじめ、600 以上のプロトコルとアプリケーションを確実にサポート

– 一般的なプロトコル:HTTP、HTTPS、File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコ

ル)、Telnet、Network News Transfer Protocol(NNTP)、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP; シンプル メール転送プロトコル)、Post Office Protocol 3(POP3)、Internet Message Access Protocol(IMAP)、Wireless Application Protocol(WAP)など

– Peer-to-Peer(P2P)ファイル シェアリング:FastTrack-KazaA、Gnutella、BitTorrent、Winny、Hotline、eDonkey、DirectConnect、Piolet など

– P2P VoIP:Skype、Skinny、DingoTel など

– ストリーミングおよびマルチメディア:Real Time Streaming Protocol(RTSP)、Session Initiation Protocol(SIP)、HTTP ストリーミング、Real-time Transport Protocol(RTP)、Real Time Control Protocol(RTCP)など

• レポートや帯域幅制御を柔軟にするためのプログラマブルなシステム コア

• 透過的なネットワークおよび BSS と OSS の既存ネットワークへの統合

• 特定のカスタマーにトラフィックと使用状況を関連付けるサブスクライバ認識

1-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 1 章 Cisco Service Control の概要

管理および収集

図 1-1 に、ネットワーク内における SCE プラットフォームの一般的な配置例を示します。

図 1-1 ネットワーク上の SCE プラットフォーム

管理および収集Cisco Service Control ソリューションには、そのあらゆる面を管理できるように、次のような管理コン

ポーネントを提供する全体管理インフラストラクチャが用意されています。

• ネットワーク管理

• サブスクライバ管理

• サービス コンフィギュレーション管理

これらの管理インターフェイスは、既存の OSS インフラストラクチャと簡単に統合できるように、標

準的な管理規格に準拠して設計されています(図 1-2 を参照)。

LINK RX

Cisco SCE 2000 Series4xGBE

TX

RX MM TX

LINK RX TX

RX MM TX

LINK RX TX

RX MM TX

LINK RX TX

RX MM TX

GBE-1SUB LINE NET

PWR B STATUS

PWR ABYPASS

10/100/1000

LINK/ACTIVE 10/100/

1000

LINK/ACTIVE

GBE-2SUB LINE/CASCADE NET

AUXCONSOLE

MNG 2MNG 1

DSL

CMTS

SCE

9276

4

1-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 1 章 Cisco Service Control の概要

ネットワーク管理

図 1-2 サービス コントロール管理インフラストラクチャ

ネットワーク管理 Cisco Service Control ソリューションは、ネットワーク全体に Fault, Configuration, Accounting, Performance, Security(FCAPS; 障害、設定、アカウンティング、パフォーマンス、セキュリティ)管

理を提供します。

ネットワーク管理には、次の 2 つのインターフェイスがあります。

• コマンドライン インターフェイス(CLI):CLI はコンソール ポートまたは Telnet 接続からアクセ

ス可能で、設定やセキュリティ機能に使用します。

• Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル):障害管理

(SNMP トラップ経由)およびパフォーマンス モニタリング機能を提供します。

サブスクライバ管理 Cisco Service Control Application for Broadband(SCA BB)が異なるサブスクライバにポリシーを適

用していて、サブスクライバごとの使用状況をトラックする場合、Cisco Service Control Management Suite(SCMS)Subscriber Manager(SM)を OSS と SCE プラットフォーム間をつなぐミドルウェア ソフトウェアとして使用できます。サブスクライバ情報は、SM データベースに格納され、実際のサブ

スクライバ配置に従って複数のプラットフォーム間で配信できます。

SM は、ネットワーク ID をサブスクライバ ID にマッピングすることでサブスクライバを認識します。

また、RADIUS や DHCP サーバのような Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許

可、アカウンティング)デバイスを統合する専用の統合モジュールを使用することで、サブスクライバ

情報を取得できます。

サブスクライバ情報は、次の 2 つの方法のどちらかを使用して取得できます。

• Push Mode:SM は、サブスクライバのログオン時に自動的に SCE プラットフォームへサブスク

ライバ情報をプッシュします。

• Pull Mode:SM は、SCE プラットフォームのクエリーに応じて SCE プラットフォームへサブスク

ライバ情報を送信します。

LINK RX

Cisco SCE 2000 Series4xGBE

TX

RX MM TX

LINK RX TX

RX MM TX

LINK RX TX

RX MM TX

LINK RX TX

RX MM TX

GBE-1SUB LINE NET

PWR B STATUS

PWR ABYPASS

10/100/1000

LINK/ACTIVE 10/100/

1000

LINK/ACTIVE

GBE-2SUB LINE/CASCADE NET

AUXCONSOLE

MNG 2MNG 1

9276

3

SCE

RDR

CLI SNMPXML/RPC

DHCP RADIUS

SubscriberManager

CollectionManager

1-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 1 章 Cisco Service Control の概要

サービス コンフィギュレーション管理

サービス コンフィギュレーション管理 サービス コンフィギュレーション管理では、アプリケーションの一般的なサービス定義を設定できま

す。トラフィック分類、アカウンティングとレポート、および制御関連が設定されたサービス コン

フィギュレーション ファイルが作成され、SCE プラットフォームに適用されます。SCA BB のアプリ

ケーションには、これらのファイルを自動的に SCE プラットフォームに配信できるツールが用意され

ています。このような標準ベースのアプローチを使用することにより、広大なネットワーク内で多数の

デバイスを簡単に管理できます。

サービス コントロールには Graphical User Interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)

が用意されており、これらのファイルの編集および作成を実行できます。また、これらのファイルの作

成を自動化できる一連の API も用意されています。

データ収集 データ収集は次のように行われます。

1. SCE プラットフォームの分析およびデータ処理の各機能を実行すると Raw Data Record(RDR; 未加工データ レコード)が生成され、RDR は Transmission Control Protocol(TCP; トランスミッ

ション コントロール プロトコル)ベースの簡易プロトコル(RDR-Protocol)を使用して転送され

ます。

2. RDR は、SCMS Collection Manager により処理されます。

3. Collection Manager ソフトウェアは収集システムで、1 つまたは複数の SCE プラットフォームか

ら RDR を受信します。Collection Manager は収集したレコードを、そのいずれかのアダプタで処

理します。各アダプタは RDR に特殊な処理を行います。

RDR には、システムの設定に応じた各種情報と統計情報が含まれています。RDR は大きく次の 3 つの

カテゴリに分けられます。

• トランザクション RDR:トランザクションごとに生成されるレコードです。この場合トランザク

ションとは、ネットワーク トラフィックで検出される 1 つのイベントを意味します。トランザク

ションの識別情報は、個々のアプリケーションおよびプロトコルにより異なります。

• サブスクライバ使用状況 RDR:サブスクライバごとに生成されるレコードです。サブスクライバ

により生成された既定期間におけるトラフィックの状況を表します。

• リンク RDR:リンクごとに生成されるレコードです。既定期間におけるリンク上で伝送されたト

ラフィックの状況を表します。

1-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 2

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

概要この章では、サービス コントロールのハードウェア コンポーネントである Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要を説明します。

• 「Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム」(P.2-1)

• 「サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)」(P.2-2)

• 「SIP および SPA の概要」(P.2-5)

• 「光モジュール」(P.2-6)

• 「Cisco SCE8000 GBE 光バイパス」(P.2-10)

• 「梱包内容の確認」(P.2-16)

• 「Cisco SCE8000 GBE インストレーション チェックリスト」(P.2-17)

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームService Control Engine(SCE)プラットフォームは Cisco Service Control ソリューションのハード

ウェア コンポーネントであり、インターネット IP トラフィックの観察、分析、および制御をサポート

するように設計されています。表 2-1 に、Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム モデル情報の概要を

示します。

Cisco SCE8000 GBE は、 大 8 つの GBE リンク サービス スループットを持つ透過的な要素です。こ

のデバイスは、ネットワーク内のトラフィック全体が通過する場所にインライン方式で設置したり、

SPAN ポートまたは光スプリッタを介してトラフィックの複製を受信する場所に受信専用モードで設置

できます(図 2-1 を参照)。

表 2-1 SCE プラットフォーム モデル情報

リンク タイプ ギガビット イーサネット

ポート数 8 または 16リンク数 4 または 8

2-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)

図 2-1 Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム

Cisco SCE8000 GBE は、次のネットワーク挿入モデルをサポートします。

• シングル アプライアンス(インライン)

• シングル アプライアンス(受信専用)

• カスケード設定

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームは、次のモジュールを収容する 4 スロットのシャーシです。

• サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)× 1 または 2:各モジュールは専用の高速

パス チップセット、トラフィック プロセッサ、およびコントロール プロセッサを備えています。

• SPA Interface Processor(SIP; SPA インターフェイス プロセッサ)カード(SCE8000-SIP)× 1:このカードは 大 4 つの Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)インターフェイス モジュールを搭載できます。

• オプションの光バイパス モジュール× 1: 大 4 つの光バイパス モジュールを搭載できるパネル

を収容します。

また、Cisco SCE8000 GBE シャーシには 1+1 構成の 2 つの電源装置、およびファン トレイ モジュー

ルがあります。

サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)Cisco SCE8000 GBE には、スロット 1 およびスロット 2(上部 2 つのスロット)に SCE8000-SCM が 1 つまたは 2 つあります。取り付ける SCE8000-SCM モジュールが 1 つだけである場合は、スロット 1 に取り付ける必要があります。

スロット 1 の SCE8000-SCM は、次の機能を実行します。

• サービス エンジン(Deep Packet Inspection [DPI])およびトラフィック処理

• 管理インターフェイスおよび管理機能

• シャーシの制御および管理

スロット 2 の SCE8000-SCM は、DPI とトラフィック処理の目的だけで機能しますが、モジュールが 2 つになることで SCE8000 のパフォーマンスと容量が 2 倍に向上します。これら 2 つのモジュールは

同じものですが(同じポートと LED を備えています)、この 2 番目の SCM モジュールではシャーシの

管理と制御のソフトウェアは実行されません。

2770

19

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT 1

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT 1

SCE8000-SCM-E

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

2-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)

サービス コントロール モジュールには、図 2-2、表 2-1、および表 2-2 に示すポートおよび LED があ

ります。

図 2-2 SCE8000-SCM-E

(注) スロット 2 の SCE8000-SCM モジュールも表 2-2 に示すポートをすべて備えていますが、これらの

ポートは使用されていません。すべての接続は、スロット 1 の SCE8000-SCM モジュールで行います。

表 2-2 SCE8000-SCM-E ポート

ポート 数量 説明 ポートの接続先

10/100/1000 2(PORT1 および PORT2)

Cisco SCE8000 GBE を管理する

ための 10/100/1000 イーサネッ

ト RJ-45 ポート

Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイ

ス)指定:インターフェイス GigabitEthernet 1/1、1/2

または

インターフェイス MNG 01、0/2

RJ-45 コネクタ付きの GBE ケー

ブルを使用する LAN

両方のインターフェイスを使用

して、冗長管理インターフェイ

スを提供する場合は、両方の

パーツをスイッチ経由で LAN に接続します。

CONSOLE 1 技術者が使用する RS-232 RJ-45 ポート

RJ-45 コネクタ付きの RS-232 ケーブル(Cisco SCE8000 GBE キットに付属)を使用するロー

カル端末(コンソール)

AUX 1 技術者が使用する RS-232 RJ-45 ポート

Bypass 2 RJ-11 ポート 光バイパス モジュール上のコン

トロール用コネクタ

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

2708

74

SCE8000-SCM-E

STATUS

OPTICAL BYPASS

MASTER

SYSTEM POWER

10/100/1000

LINK/ACTIVE

OPTICALBYPASS1 CONSOLE PORT1

10/100/1000

LINK/ACTIVE

OPTICALBYPASS2 AUX PORT2

2-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)

表 2-3 SCE8000-SCM-E LED

LED 説明

POWER • グリーン:搭載されている電源装置が正常に動作しています。

• オレンジ:1 つの電源装置だけが正常に動作しています。

• 消灯:いずれの電源装置からも電力が供給されていません。

STATUS STATUS LED は、次のような Cisco SCE8000 GBE システムの動作ステータス

を示します。

• 消灯:いずれの電源装置からも電力が供給されていません。

• オレンジ:システムが起動中です。

• オレンジに点滅:システムは動作可能ですが、警告状態です。

• グリーン:システムは全面的に動作可能です。

• レッド:問題または障害が発生しています。

(注) アラームにはレベルがあります。障害は警告よりも優先し、警告は動作

可能よりも優先します。

OPTICAL BYPASS

• グリーン:光バイパス モジュールが取り付けられていますが、動作していま

せん。

• オレンジ:光バイパス モジュールが取り付けられていて、動作しています。

• 消灯:光バイパス モジュールが取り付けられていないか、電源が供給されて

いません。

スレーブの SCE8000-SMC-E モジュール(スロット 2)では、この LED は常に

オフになっています。

(注) Cisco SCE8000 GBE がオフの場合でも、この機能の動作は変わりません。

MASTER マスターのサービス コントロール モジュールのインジケータです。

• グリーンに点灯:マスターのサービス コントロール モジュール(スロット 1)

• 消灯:スレーブのサービス コントロール モジュール(スロット 2)PORT1 と PORT2

(管理インター

フェイス)

PORT1 LED と PORT2 LED は、次のような Cisco SCE8000 の LAN ベースのア

ウトオブバンド管理ポートの動作ステータスを示します。

• LINK または ACTIVE

– グリーンに点灯:ポート リンクがアップです。

– グリーンに点滅:ポート リンクにアクティビティがあります。

– 消灯:ポート リンクがダウンです。

• SPEED

– 消灯:ポートは 10 Mbps に設定されています。

– グリーンに点灯:ポートは 100 Mbps に設定されています。

– オレンジに点灯:ポートは 1000 Mbps に設定されています。

スレーブの SCE8000-SMC-E モジュール(2 番めのスロット)では、この LED は常にオフになっています。

2-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

SIP および SPA の概要

SIP および SPA の概要 SIP および SPA はシスコの新しいキャリア カードおよびポート アダプタ アーキテクチャで、モジュー

ル性、柔軟性、および密度を高めたネットワーク接続を実現します。ここでは、SIP および SPA につ

いて説明し、使用する際の注意事項を示します。

• 「SPA インターフェイス プロセッサ(SIP)」(P.2-5)

• 「SPA の SIP サブスロット位置の指定」(P.2-5)

• 「共有ポート アダプタ(SPA)」(P.2-6)

• 「8 ポート ギガビット イーサネット SPA のケーブルおよびコネクタ」(P.2-7)

SPA インターフェイス プロセッサ(SIP)

Cisco SCE8000 GBE シャーシがサポートする SIP モジュールは SCE8000-SIP です。

次に、SIP の一般的な特性をいくつか説明します。

• SIP はラインカードのようにシャーシ スロットに装着するキャリア カードです。キャリア カード

自体にはネットワーク接続機能がありません。

• SIP には 1 つまたは複数のサブスロット(ベイ)があり、このサブスロットは SPA を 1 つまたは複

数装着するために使用します。SPA にはネットワーク接続用のインターフェイス ポートがあります。

• 通常動作時は、SCE8000 GBE シャーシ内の SIP の各サブスロットに SPA をすべて装着するか、

または空いているサブスロットにブランク フィラー プレート(SPA-BLANK=)を取り付ける必要

があります。

SPA の SIP サブスロット位置の指定

Cisco SCE8000-SIP のサブスロットの番号は「0」から始まり、スロットは横向きに配置されています。

図 2-3 に、Cisco SCE8000-SIP のサブスロットの番号を示します。

Cisco SCE8000-SIP では、次のように SPA を装着するためのサブスロットを 4 つサポートしています。

• SIP サブスロット 0:左上のサブスロット

• SIP サブスロット 1:右上のサブスロット

• SIP サブスロット 2:左下のサブスロット

• SIP サブスロット 3:右下のサブスロット

図 2-3 SPA モジュール サブスロット位置

0

SCE8000-SIP

2709

00

1

2 3

2-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

共有ポート アダプタ(SPA)

共有ポート アダプタ(SPA)

Cisco SCE8000-SIP がサポートする SPA モジュールは次のとおりです。

• トラフィック インターフェイス:8 ポート ギガビット イーサネット SPA、SPA-8X1GE-V2

• カスケード インターフェイス:1 ポート 10 ギガビット イーサネット SPA、SPA-1X10GE-L-V2(カスケード システム専用)

次に、SPA の一般的な特性をいくつか説明します。

• SPA は、互換性のある SIP キャリア カードのサブスロットに装着するモジュール形式のポート アダプタです。ネットワーク接続を提供するとともにインターフェイスのポート密度が向上します。

Cisco SCE8000-SIP は 大 4 つの SPA を収容できます。

• サポートされる SPA はシングルハイトの SPA で、SIP サブスロットの 1 つに装着します(図 2-4 を参照)。

図 2-4 シングルハイト SPA のサイズ

• 8 ポート ギガビット イーサネット SPA はそれぞれ GBE ポートを 8 つ装備しています。これらの

ポートはサブスクライバまたはネットワーク トラフィックのインターフェイスに使用します。こ

れらのインターフェイスは、Cisco コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して個別に設

定できます。

8 ポート ギガビット イーサネット SPA を取り付けることができるのは、サブスロット 0 と 1 だけ

です。

• 1 ポート 10 ギガビット イーサネット SPA はそれぞれ 10GBE ポートを 1 つ装備しています。この

ポートは、カスケード ペアのピア SCE8000 GBE プラットフォーム上の対応するカスケード イン

ターフェイスに接続します。これらのインターフェイスは明示的に設定されていません。

1 ポート 10 ギガビット イーサネット SPA を取り付けることができるのは、サブスロット 2 と 3 だけです。

• 通常動作時は、SIP の各サブスロットにブランク フィラー プレートまたは SPA を装着して、冷気

の流れを維持する必要があります。使用できるブランク フィラー プレートはシングルハイト形状

のものだけです。

光モジュールSPA は、ネットワーク接続を行うための Small Form-Factor Pluggable(SFP)光トランシーバを実装

しています。SFP モジュールは、前面パネルに装着され、ネットワーク接続機能を備えたトランシー

バ装置です。

(注) このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけを使用することを推奨しま

す。サポート対象外または認定されていない SFP モジュールを使用すると、動作の信頼性に悪影響を

与える場合があります。

SPA

SCE8000-SIP 24

2234

SPA

SPA SPA

2-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

8 ポート ギガビット イーサネット SPA のケーブルおよびコネクタ

8 ポート ギガビット イーサネット SPA のインターフェイス コネクタは、それぞれが SFP を 1 つサポー

トする光ファイバ レシーバです。

8 ポート ギガビット イーサネット SPA のケーブルおよびコネクタ

8 ポート ギガビット イーサネット SPA のインターフェイス コネクタは、SFP モジュールをサポートす

る、8 つの個別の光ファイバ レシーバです。各ポートは、光ファイバ接続を使用してトラフィックを送

受信できます。

SFP モジュール接続

着脱可能小型フォーム ファクタ(SFP)モジュールは、8 ポート ギガビット イーサネット SPA のギガ

ビット イーサネット ポートに差し込む Input/Output(I/O; 入力 /出力)装置で、ポートを光ファイバ ネットワークに接続します。

(注) 8 ポート ギガビット イーサネット SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載

されている SFP モジュールだけです。8 ポート ギガビット イーサネット SPA に SFP モジュールを差

し込むたびに SFP モジュール チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 8 ポート ギガビット イーサネット SPA で使用できます。

SFP モジュールは、ギガビット イーサネット以外のテクノロジー、および 8 ポート ギガビット イーサ

ネット SPA 以外の製品に使用するためのものです。ただし、このマニュアル内の情報は 8 ポート ギガ

ビット イーサネット SPA ポートに差し込む SFP モジュールだけを対象としています。

SFP モジュールは、レシーバ ポート(RX)とトランスミッタ ポート(TX)で構成される 1 つの光イ

ンターフェイスを備えています。表 2-4 および表 2-5 に、SFP モジュールの情報および仕様を示します。

表 2-4 SFP モジュールのオプション

SFP モジュール

の製品番号 SFP モジュール 説明

SFP-GE-S 短波長(1000BASE-SX) 1000BASE-SX(短波長)アプリケー

ション用のクラス 1 レーザー(850 nm)

を装備しています。

SFP-GE-L 長波長 /長距離(1000BASE-LX/LH) 1000BASE-LX/LH(長波長)アプリ

ケーション用のクラス 1 レーザー

(1310 nm)を装備しています。

SFP-GE-Z 超波長(1000BASE-ZX) 1000BASE-ZX(超波長)アプリケー

ション用のクラス 1 レーザー(1550 nm)

を装備しています。

表 2-5 SFP モジュールの仕様

仕様 SFP-GE-S SFP-GE-L SFP-GE-Z波長 770 ~ 860 nm 1270 ~ 1355 nm 1500 ~ 1580 nmケーブル長( 大) 50/125 μm MMF で 500 m

62.5/125 μm MMF で 300 m10 km(6.2 マイル) 80 km(49.7 マイル)

2-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

8 ポート ギガビット イーサネット SPA のケーブルおよびコネクタ

SFP-GE-S モジュール

1000BASE-SX(短波長)モジュールは、50/125 μm Multimode Fiber(MMF; マルチモード ファイ

バ)で 大 500 m、62.5/125 μm MMF で 大 300 m の 標準的なマルチモード光ファイバ リンク距離

で動作します。

SFP-GE-L モジュール

1000BASE-LX/LH(長波長 /長距離)モジュール インターフェイスは、IEEE 802.3z 1000BASE-LX 標準に完全に準拠しています。ただし、光品質が優れているため、標準で定められている到達距離が 5 km(3.1 マイル)であるのに対し、Single-Mode Fiber(SMF; シングルモード ファイバ)で 10 km

(6.2 マイル)まで到達可能です。

SFP-GE-Z モジュール

1000BASE-ZX(超波長)モジュールは、 大 80 km(49.7 マイル)の通常のシングルモード光ファイ

バ リンク距離で動作します。プレミアム シングルモード ファイバまたは分散シフト型シングルモード ファイバを使用すると、 大 100 km(62.1 マイル)のリンク距離まで到達可能になります(プレミア

ム シングルモード ファイバは、通常のシングルモード ファイバより単位長あたりの減衰量が低く、分

散シフト型シングルモード ファイバは通常のシングルモード ファイバより減衰量が低く、分散が少な

くなります)。

1000BASE-ZX モジュールは、シングルモード光ファイバ ケーブルに接続する必要があります。この

ケーブルは長距離テレコミュニケーション アプリケーションで一般に使用されるケーブル タイプです。

1000BASE-ZX モジュールは、マルチモード ファイバに接続すると正常に動作しません。これは、マ

ルチモード ファイバがよく使用される環境(建物内バックボーン、水平ケーブル接続など)には適し

ていません。

1000BASE-ZX モジュールは、ギガビット イーサネット インターフェイス用の Physical Medium Dependent(PMD; 物理メディア依存)コンポーネントとして使用することを目的としています。これ

は 1250 M ボーの信号速度で動作し、8B/10B の符号化データを送受信します。

短距離のシングルモード ファイバを使用する場合、レシーバに負荷がかかり過ぎないようにするため、リ

ンクにインライン光減衰器を挿入しなければならないことがあります。次の注意事項に従ってください。

• 光ファイバ ケーブルの距離が 25 km(15.5 マイル)未満の場合は、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に 10 dB のインライン光減衰

器を挿入します。

• 光ファイバ ケーブルの距離が 25 km(15.5 マイル)以上 50 km(31 マイル)未満の場合は、リン

クの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に 5 dB のインライン光減衰器を挿入します。

動作時温度範囲 -5 ~ 85°C(23 ~ 185°F) -5 ~ 85°C (23 ~ 185°F)

-5 ~ 85°C(23 ~ 185°F)

保管温度範囲 -40 ~ 85°C(-40 ~ 185°F) -40 ~ 85°C (-40 ~ 185°F)

-40 ~ 85°C (-40 ~ 185°F)

供給電圧範囲 3.1 ~ 3.5 V 3.1 ~ 3.5 V 3.1 ~ 3.5 V

表 2-5 SFP モジュールの仕様 (続き)

仕様 SFP-GE-S SFP-GE-L SFP-GE-Z

2-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

SCE8000-SIP

SCE8000-SIPSCE8000-SIP は Cisco SCE8000 GBE シャーシのスロット 3 に搭載されます。 大 4 つのシングル幅、

シングルハイトの SPA モジュールを収容できます。表 2-6 に、SCE8000-SIP の LED とそのステータ

スを示します。

8 ポート GBE SPA インターフェイス モジュール

8 ポート GBE SPA を 1 つまたは 2 つ取り付けることができます。次のような設定が可能です。

• サブスロット 0 に 1 つの 8 ポート GBE SPA(4 つのトラフィック リンク)

• サブスロット 0 および 1 に 2 つの 8 ポート GBE SPA(8 つのトラフィック リンク)

• カスケード:スロット 0 および 1 に 8 ポート GBE SPA、スロット 2 および 3 にカスケード SPA(1 ポート 10GBE)

図 2-5 に、8 ポート GBE SPA インターフェイス モジュールを示します。

図 2-5 8 ポート GBE SPA インターフェイス モジュール

表 2-6 SCE8000-SIP LED

LED 説明

STATUS • グリーン:動作可能

• オレンジに点滅:電気的なバイパスが動作中

• レッド:未初期化または障害の発生

• 消灯:電力が未供給

1 A/L(ACTIVE/LINK)LED 2 STATUS LED 12

9568SP

A-8

X1G

E-V2

3 4

STATUS

210A/L 5 6 7A/L A/L A/L A/L A/L A/L A/L

1 2

2-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

Cisco SCE8000 GBE 光バイパス

表 2-7 に SPA ポート情報、表 2-8 に SPA の LED およびその説明を示します。

Cisco SCE8000 GBE 光バイパス Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの光バイパス モジュールを使用すると、どのような場合でも

サービス プロバイダーのトラフィック リンクが保持されます。電源障害時にはバイパスが自動的にア

クティブになります。また、Cisco SCE8000 GBE ソフトウェアまたはハードウェアからバイパスをア

クティブにすることもできます。

• 「光バイパスの機能」(P.2-11)

• 「光バイパス モジュール(OPB-SCE8K-2L)」(P.2-12)

表 2-7 SPA ポート

ポート 数量 説明 ポートの接続先

GBE 回線ポート 各 SPA に 8 つ 次のいずれか 1 つ• SFP-GE-S(1000BASE-SX SFP(DOM))

• SFP-GE-L(1000BASE-LX/LH SFP(DOM))

• SFP-GE-Z(1000BASE-ZX ギガ

ビット イーサネット SFP(DOM))

CLI 指定:インターフェ

イス TenGigabitEthernet 3/0/0 ~ 7、3/1/0 ~ 7、3/2/0 ~ 7、3/3/0 ~ 7

次のいずれか 1 つ

• サブスクライバ側のネットワーク コンポーネント

• ネットワーク側のネットワーク コンポーネント

• 光バイパス GBE 回線ポート

• カスケード SCE8000 GBE プラッ

トフォームの 10GBE 回線ポート

詳細については、「GBE 回線ポートと

ネットワークの接続」(P.6-2)を参照

してください。

表 2-8 SPA LED

LED 説明

ACTIVE/LINK (1) • グリーン:ポートがソフトウェアによりイネーブルにされ、リンクがアッ

プしています。

• オレンジ:ポートがソフトウェアによりイネーブルにされ、リンクがダウ

ンしています。

• 消灯:ポートがソフトウェアによりイネーブルにされていません。

STATUS (2) STATUS LED は、次のような SPA モジュールの動作ステータスを示します

• グリーン:SPA の準備が整い動作中です。

• オレンジ:SPA に電力が供給され適正で、SPA の設定中です。

• 消灯:SPA に電力が供給されていません。

2-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

光バイパスの機能

Cisco SCE8000-SIP モジュールには内部的に電気バイパス機能が含まれていますが、次のシナリオに

対応できるように光バイパス モジュールを使用することを推奨します。

• プラットフォームのリブート時(SW リロード):外部バイパス モジュールを使用しない場合、リ

ンクが強制的にダウン(カットオフ機能)する期間が 10 秒( 大)あります。

• 電源障害時:Cisco SCE8000 GBE には 2 つの電源装置が搭載されています。電源障害は、両方と

も故障した場合に発生します。

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを交換する必要が生じた場合は、バイパス モジュールをネット

ワークから取り外さずに Cisco SCE8000 GBE シャーシからバイパス モジュールを取り外し、それを新

しい SCE プラットフォームに取り付け直すことができます。これにより、Cisco SCE8000 GBE プラッ

トフォームが障害でまったく動作しない場合や Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを交換する場合

でもトラフィックのリンクが保持されます(「リンクのトラフィックが中断しない光バイパス モジュー

ルの交換」(P.9-29)を参照)。

光バイパスの機能

光バイパス モジュールは、トラフィック リンク内に Bump-In-The-Wire(BITW)方式で接続します。

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに次の 2 種類の方法で接続します。

• GBE 光接続(データリンク トラフィック用):光バイパス モジュールから SPA の片側のポートを

結ぶ接続

• コントロール接続:SCE8000-SCM の RJ-11 外部バイパス コネクタへの接続。これにより、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに障害が発生した場合に光バイパスがアクティブになります。

SCE8000 GBE プラットフォームには、2 つの光バイパス モジュールを制御する「Y」字型 RJ-11 制御ケーブルが付属しています。

光バイパス モジュールの接続

光バイパス モジュールは次のように機能します。

• 通常の状態では、光バイパス モジュールは Cisco SCE8000 GBE を通じてトラフィックを流します。

• 障害の状態では、光バイパス モジュールは障害のトラフィック リンクに接続しているインター

フェイスをショートカットします。これにより SCE8000 GBE プラットフォームはバイパスされ

て、すべてのトラフィックは光バイパス モジュールを通じて流れます。

2-11Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

光バイパス モジュール(OPB-SCE8K-2L)

図 2-6 に、SCE8000 GBE 光バイパス モジュールの接続を示します。

図 2-6 光バイパス モジュールの接続:SCE8000 GBE

光バイパス モジュール(OPB-SCE8K-2L)光バイパス モジュールには 2 つの種類があり、異なる光タイプをサポートしています。

• OPB-SCE8K-2L-SM はシングルモード光ファイバをサポートするため、シングルモード光ファイ

バを搭載する SCE8000 GBE に使用します。

• OPB-SCE8K-2L-MM はマルチモード光ファイバをサポートするため、マルチモード光ファイバを

搭載する SCE8000 GBE に使用します。

光バイパス モジュールは、内部的に Cisco SCE8000 GBE シャーシのスロット 4 に搭載することも、外

部的にラックの取り付けパネルに搭載することもできます。

内部に搭載する場合は 大 4 つの光バイパス モジュールを取り付けることが可能で、8 つのリンクすべ

てのインライン挿入をサポートします。

図 2-7 に、光バイパス モジュールを示します。表 2-9 に光バイパス モジュール ポート、表 2-10 に、

光バイパス モジュールの LED を示します。

図 2-7 光バイパス モジュール

2744

43

SCE8000 GBE

GBE SPA 1

1/0 S1/1 N

L4

1/2 S1/3 N

L5

1/4 S1/5 N

L6

1/6 S1/7 N

L7

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 N

L2

0/6 S0/7 N

L3

10GBESPA 3

3/0

GBE SPA 0

10GBESPA 2

2/0

OPB

OPB

OPB

OPB

OPB OPB

2749

50

CTRL

A1

Rx Tx

B1 C1 D1 A2 B2 C2 D2

L2

L1AB

CD

AC

BDOPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1 C1 D1 A2 B2 C2 D2

L2

L1AB

CD

AC

BDOPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1 C1 D1 A2 B2 C2 D2

L2

L1AB

CD

AC

BDOPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1 C1 D1 A2 B2 C2 D2

L2

L1AB

CD

AC

BDOPB-SCE8K-2L-MM

0

2

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

2-12Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

光バイパス モジュール(OPB-SCE8K-2L)

光バイパス モジュールの仕様

ファイバ ケーブル タイプ

光バイパス モジュールのファイバ ケーブル タイプは次のとおりです。

• OPB-SCE8K-2L-MM:50 ミクロン マルチモード ファイバ(MMF)

• OPB-SCE8K-2L-SM:SMF-28

大光パス(2 つのポートのファイバ長)は 600 m です。

切り替え時間

切り替え時間は、トリガーが掛かってから光出力が 90% に安定するまでの時間です。

• 標準的な切り替え時間:3 ms

• 大切り替え時間:10 ms

表 2-9 光バイパス モジュール ポート

ポート 数量 説明 ポートの接続先

GBE 回線ポート 8 GBE ポート A1 ~ D1 および A2 ~ D2

LC/UPC コネクタ用のデュプ

レックス LC、パネル マウント アダプタ

Cisco SCE8000 GBE の SPA インターフェイス

詳細については、「回線インター

フェイス ポートのケーブル接

続:外部光バイパス モジュール

の使用」(P.6-9)を参照してく

ださい。

CTRL 1 RJ-11 ポート SCE8000-SCM-E の RJ-11 光バ

イパス ポート

表 2-10 光バイパス モジュール LED

LED 説明

L1/L2 L1 LED および L2 LED は、次のようにトラフィック リンクの光バイパス

の動作ステータスを示します。

• グリーン:リンクのバイパス モジュールが非アクティブ化されました

(トラフィックは Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを通して流れ

ます)。

• 消灯:リンクのバイパス モジュールがアクティブです(トラフィック

は Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを通して流れません)。

2-13Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

ファン アセンブリ

ファン アセンブリ

システム ファン アセンブリはシャーシ内部にあり、取り付けられているモジュールに冷気を供給しま

す(図 2-8 を参照)。内部の温度はファン アセンブリ上のセンサーとシステム内部のセンサーでモニタ

リングされています。温度が既定のしきい値を超えると、環境モニタリング機能により警告メッセージ

が表示されます。

図 2-8 ファン アセンブリ

ファン アセンブリ内のファンの 1 つが故障すると、FAN STATUS LED がレッドになります。ファン アセンブリを交換するには、「ファン アセンブリの取り外しおよび取り付け」(P.9-12)を参照してくだ

さい。

電源装置

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームは AC または DC 入力の冗長電源装置をサポートしています。

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに使用できる電源装置は、次のとおりです。

• 2700 W DC 入力(PWR-2700-DC/4):入力電源の接続には、シャーシ背面の外部端子ブロックを

使用します(図 2-10 を参照)。

• 2700 W AC 入力(PWR-2700-AC/4):外部電源コードを使用して AC 電源装置に直接接続します

(図 2-9 を参照)。

2708

93

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT1

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS1

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS2

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

10 1001000

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT1

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

10 1001000

FANSTATUS

2-14Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

電源装置

図 2-9 PWR-2700-AC/4

図 2-10 PWR-2700-DC/4

AC 入力電源装置と DC 入力電源装置は、冗長構成をサポートしています。一方の電源装置から電力が

失われると、冗長電源機能により、もう一方の電源装置から全電力が供給されます。

電源装置の冷却

電源装置は組み込みファンを備えた完全な自己冷却システムです。空気はファンの右側から入り、左側

へ出ます。

ロード シェアリング

電源装置が 2 つ搭載されている場合、各電源装置はシステムに必要な電力の約半分を供給します。一方

の電源装置が故障すると、もう一方の電源装置が速やかに全電力を供給して、中断なしにシステム運転

が維持されます。この 2 番目の電源装置によりロード シェアリングと耐障害性が自動的に有効になり、

ソフトウェア設定は不要です。

1265

65

PWR-AC

INPUTOK

FANOK

OUTPUTFAIL

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

100-240V-16A 50/60Hz

1322

18

PWR-2700-DC/4

-VE-1

-VE-1

-VE-2

-VE-2

INPUT1OK

48V-60V=40A

INPUT2OK

48V-60V=40A

FANOK

OUTPUTFAIL

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

2-15Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

梱包内容の確認

梱包内容の確認Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム輸送コンテナの内容を確認するには、Cisco SCE8000 GBE コンポーネント リストを使用します。

ヒント 開梱した Cisco SCE8000 GBE の輸送コンテナは廃棄しないようにしてください。輸送用カートンは平

らにし、すのこ板と一緒に保管してください。これらのコンテナ類は、Cisco SCE8000 GBE をあとで

移動したり輸送したりする際に必要になります。

Cisco SCE8000 GBE コンポーネントとアクセサリのリスト

表 2-12 に、Cisco SCE8000 GBE コンポーネントを示します。

表 2-12 に、Cisco SCE8000 GBE アクセサリを示します。

表 2-11 Cisco SCE8000 GBE コンポーネント リスト

コンポーネント 説明

Cisco SCE8000-SCM-E Cisco SCE8000 GBE サービス コントロール モジュール

Cisco SCE8000-SIP Cisco SCE8000 GBE SPA インターフェイス プロセッサ

8 ポート GBE SPA モジュール × 1 または 2、オプションでカスケード用 1 ポート 10GBE SPA モジュール × 1 または 2

SPA モジュール

光 SFP 光モジュール × 2 ~ 16 サポートされる SFP モデルのリストは下記を参照。

• 「SFP モジュール接続」(P.2-7)Cisco PWR-2700-AC/4 × 2 または Cisco PWR-2700-DC/4 × 2

シスコ製電源装置、AC または DC。

ホットスワップ可能、冗長電源装置。

SCE8000 GBE ファン 冗長ファン ユニット

表 2-12 Cisco SCE8000 GBE アクセサリ リスト

アクセサリ 説明

管理ケーブル • 管理ポートに接続するためのギガビット イーサネット ケーブル

• ローカル端末に接続するための RS-232 シリアル ケーブ

ル(DB-9/RJ-45 および DB-25/RJ-45)電源コード AC 電源コード× 2(AC 入力電源装置を一緒に注文した場合)

アース キット 69-0815-01 • アース ラグ

• M4 六角ボルト(ロック ワッシャ付き)× 2光バイパス モジュール キット • 光バイパス モジュール

• 制御ケーブル(2 m)

• 制御ケーブル(40 cm)

2-16Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

Cisco SCE8000 GBE インストレーション チェックリスト

(注) 各システムにすべての Cisco SCE8000 GBE のマニュアル セットが自動的に付属することはありませ

ん。必要なマニュアルをご指定の上、発注してください。発注したマニュアルが届かなかった場合は、

24 時間以内にマニュアルを発送します。マニュアルは、購入した代理店に発注してください。

Cisco SCE8000 GBE インストレーション チェックリスト 設置作業に役立つように、次の Cisco SCE8000 GBE インストレーション チェックリストをコピーし

て、作業者および作業内容を記録してください(表 2-13 を参照)。それぞれの作業または確認を行った

日付を記録します。チェックリストへの記入が終わったら、新しい Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームに関する他の記録とともに、サイト ログに保管しておいてください。

表 2-13 Cisco SCE8000 GBE インストレーション チェックリスト

作業 確認者 日付

Cisco SCE8000 GBE の納品日

Cisco SCE8000 GBE およびすべてのアクセサリの開梱

安全上の注意および注意事項の確認

トポロジの確認:Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム数とリン

ク数、およびインラインであるか受信専用であるか

インストレーション チェックリストのコピー

サイト ログの作成およびバックグラウンド情報の入力

設置場所の電源電圧の確認

設置場所の環境仕様の確認

必須パスワード、IP アドレス、装置名など、初期設定に必要な情

報の入手(「初期設定パラメータ」(P.5-2)を参照)

必要な工具の入手

ネットワーク接続装置の入手

ラックへの Cisco SCE8000 GBE の設置

システム アースの確立(必要時)

AC/DC 電源コードと AC/DC 電源および Cisco SCE8000 GBE シャーシの接続

光バイパス モジュールの取り付け(任意)

コンソール ポートを 9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、

1 ストップ ビット(9600 8N1)に設定

ASCII 端末とコンソール ポートの接続

管理ポートが動作可能

ネットワーク インターフェイス ケーブルおよび装置の接続

システムの電源投入

システム ブートの完了(STATUS LED が点灯)

回線ポートが動作可能

システム バナーの表示後、正しいハードウェア コンフィギュレー

ションが表示

2-17Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 2 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの概要

Cisco SCE8000 GBE インストレーション チェックリスト

2-18Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 3

Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

概要この章では、Cisco SCE8000 GBE を配置する際のトポロジについて説明します。また、各トポロジの

関連パラメータを適切に設定する方法についても説明します。

• 「Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム」(P.3-1)

• 「トポロジの考慮事項」(P.3-2)

• 「物理トポロジ」(P.3-3)

• 「リンクの継続性」(P.3-7)

• 「トポロジ関連パラメータ」(P.3-10)

• 「非対称ルーティング トポロジ」(P.3-13)

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームCisco SCE8000 GBE は、ロード シェアリングおよび非対称ルーティング機能を持つマルチ ギガビット イーサネット リンクのソリューションであり、2 つの SCE プラットフォーム間のスイッチオーバーを

サポートします。

Cisco SCE8000 GBE は、全二重方式のギガビット イーサネット ストリームの処理をワイヤ速度でサ

ポートできるように設計されています。このため Cisco SCE8000 GBE は、マルチリンク環境に異なる

トポロジで配置できます。

• 単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジ:双方向性フローの両方向の処理が可能です。これにより 1 つのフローのアップストリームとダウンストリームが異なるリンクを通過した場合でも、両方のパス

を処理できます。

• デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ(カスケード):カスケード接続された Cisco SCE8000 GBE は、ハイアベイラビリティおよびフェールオーバー ソリューションを提供し、Cisco SCE8000 GBE に障害が発生した場合に回線およびサービスを維持します。

3-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

トポロジの考慮事項

トポロジの考慮事項トポロジ関連パラメータの 適な設定を行うためには、考慮すべき事項がいくつかあります。

機能 システムをトラフィック フローのモニタリングのみに使用するか(レポート機能)、またはトラフィッ

ク フロー制御にも使用するか(レポート機能および制御機能)。

• モニタリングおよび制御:Cisco SCE8000 GBE はトラフィック フローのモニタリングと制御を実

行します。判断などは、Cisco SCE8000 GBE のモニタリング機能の結果と Service Control Application for Broadband(または Service Control Application for Mobile)ソリューションの設

定に基づいて行われます。

制御機能を実行するためには、Cisco SCE8000 GBE をインライン インストレーションとして物理

的に設置する必要があります。

• モニタリングのみ:Cisco SCE8000 GBE はトラフィック フローをモニタリングしますが、制御は

できません。

モニタリングのみの場合、インライン インストレーションもしくは光スプリッタまたは Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)インストレーションを使用できます。

サイズ Cisco SCE8000 GBE の配置には、単一プラットフォームおよび複数プラットフォームによる方法があ

ります。

システムのサイジングに関する説明は、このマニュアルでは取り扱いません。Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの必要数に関する情報は、システムの総合的なサイジングでなくリンクごとの設計の考

慮事項(トポロジと冗長性の要素)に関連する事項です。

冗長性 中断しない Cisco SCE8000 GBE の機能性を保証できるようにシステムを設計する必要があるか。この

必要性がある場合、プライマリ デバイスに障害が発生したときも動作させるには、バックアップ SCE8000 GBE プラットフォームが必要です。

バックアップ SCE プラットフォームは、カスケード設定でプライマリ SCE プラットフォームと接続さ

れます。この場合、処理はすべてアクティブ側の Cisco SCE8000 GBE で実行され、スタンバイ側の Cisco SCE8000 GBE では常時、必要な情報が更新されます。これにより、アクティブ側の Cisco SCE8000 GBE に障害が起きた場合でも、データリンク上のトラフィックの処理を即座に引き継ぐこと

ができます。

リンクの継続性 リンクの継続性の観点から、プラットフォームの障害に Cisco SCE8000 GBE をどう対応させるか。装

置が動作していない場合でもトラフィック フローを継続するのか、またはプラットフォームが修復 /交換されるまで中断するのか。

リンクの継続性に重点を置く場合は、リンク上に外部光バイパス モジュールを取り付けることができ

ます(「リンクの継続性」(P.3-7)および「Cisco SCE8000 GBE 光バイパス」(P.2-10)を参照)。

(注) カスケード設定では、外部光バイパス モジュールを取り付けることを推奨します。

3-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

物理トポロジ

システムの配置および設定という重要な 2 つの側面は、次の事項によって決まります。

• システムの物理トポロジ:システム内の Cisco SCE8000 GBE プラットフォームまたは各プラット

フォームの実際の物理的な配置と接続。

• トポロジ関連設定パラメータ:システムを正常に動作させるためには、システムを設定する前に各

パラメータの正確な値を確認しておく必要があります。

物理トポロジ Cisco SCE8000 GBE がサポートする物理トポロジについて、次に説明します。

• 「Cisco SCE8000 GBE インターフェイスの番号」(P.3-3)

• 「単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジ」(P.3-4)

• 「デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ(カスケード)」(P.3-5)

Cisco SCE8000 GBE インターフェイスの番号

図 3-1 に、この章のトポロジ図で使用する Cisco SCE8000 GBE インターフェイスの番号付けを示しま

す。インターフェイス番号の意味は次のとおりです。

• 初の桁はスロット番号です(常に 3)。

• 2 番目の桁はサブスロットまたは SPA モジュールの番号です(0 ~ 3)。

• 3 番目の桁は指定の SPA モジュールのインターフェイス番号です(0 ~ 7)。

図 3-1 Cisco SCE8000 GBE インターフェイスの番号

2757

82

SCE8000 GBE

GBE SPA 1

1/0 S1/1 N

L4

1/2 S1/3 N

L5

1/4 S1/5 N

L6

1/6 S1/7 N

L7

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 N

L2

0/6 S0/7 N

L3

10GBESPA 3

3/0

GBE SPA 0

10GBESPA 2

2/0

3-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジ

単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジ

単一 Cisco SCE8000 GBE は、SPA の数および接続モードに応じてさまざまなトポロジをサポートします。

• 「インライン インストレーションと受信専用インストレーション」(P.3-4)

表 3-1 に、SPA 数ごとのトラフィック リンク数を示します。

インライン インストレーションと受信専用インストレーション

インライン トポロジ

通常、Cisco SCE8000 GBE は 2 つのデバイス(ルータ、BRAS など)間の全二重リンクに接続されま

す。Cisco SCE8000 GBE をインライン インストレーションとして設置する場合、サブスクライバ側と

ネットワーク側を結ぶデータリンク上に物理的に Cisco SCE8000 GBE を配置します。図 3-2 に、イン

ライン トポロジを示します。

図 3-2 インライン トポロジ

Cisco SCE8000 GBE を設定する場合、インライン インストレーションとは、inline 接続モードのこと

です。

表 3-1 SPA 数

SPA 数 リンク数 SPA を取り付けるサブスロット

1 4 02 8 0 と 1

2757

83

SCE8000 GBE

GBE SPA 1

1/0 S1/1 N

L4

1/2 S1/3 N

L5

1/4 S1/5 N

L6

1/6 S1/7 N

L7

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 N

L2

0/6 S0/7 N

L3

10GBESPA 3

3/0

GBE SPA 0

10GBESPA 2

2/0

3-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ(カスケード)

受信専用トポロジ

このトポロジでは、サブスクライバ側とネットワーク側を結ぶリンク上に物理的に光スプリッタを配置

します。トラフィックは光スプリッタを通過し、光スプリッタはトラフィックを Cisco SCE8000 GBE に分割します。このため、Cisco SCE8000 GBE はトラフィックの受信だけを行い、送信は行いませ

ん。図 3-3 に、受信専用トポロジを示します。

図 3-3 受信専用トポロジ

Cisco SCE8000 GBE を設定する場合、光スプリッタ トポロジとは、receive-only 接続モードのことです。

光スプリッタ トポロジでは、Cisco SCE8000 GBE はトラフィック モニタリング機能だけをイネーブル

にします。

(注) スイッチを使用して受信専用トポロジを実装する場合、スイッチは Switched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)機能(入出力トラフィックと複数の SPAN ポート宛先の分離を含む)を

サポートしている必要があります。

デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ(カスケード)

このトポロジでは、2 つのカスケード接続 Cisco SCE8000 GBE を使用します。これによりスイッチ

オーバー ソリューションが実現し、1 つの Cisco SCE8000 GBE に障害が発生した場合でも、冗長プ

ラットフォームによって Cisco SCE8000 GBE の機能が維持されます。

2757

84

SCE8000 GBE

GBE SPA 1

1/0 S1/1 N

L4

1/2 S1/3 N

L5

1/4 S1/5 N

L6

1/6 S1/7 N

L7

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 N

L2

0/6 S0/7 N

L3

10GBESPA 3

3/0

GBE SPA 0

10GBESPA 2

2/0

3-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ(カスケード)

このトポロジを使用すると、冗長性が必要で、インライン接続が使用されている場合に、制御機能およ

びモニタリング機能を実現できます。これら 2 つの Cisco SCE8000 GBE はカスケード形式で接続され

ます。この場合、アクティブ側の Cisco SCE8000 GBE が 2 つのリンクのトラフィックを処理する一

方、スタンバイ側の Cisco SCE8000 GBE は処理を担当するアクティブ側の Cisco SCE8000 GBE まで

のリンク トラフィックと、処理が済んでリンクに復帰するまでのトラフィックをともにバイパスしま

す。2 つの Cisco SCE8000 GBE はキープアライブ メッセージおよびサブスクライバ ステート情報も交

換します。

アクティブ側の Cisco SCE8000 GBE に障害が発生した場合、2 つの Cisco SCE8000 GBE スイッチは

役割を交換し、これによってスイッチオーバーが実現します。図 3-4 に、2 つのカスケード接続 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームのトポロジを示します。

図 3-4 2 つのカスケード接続 Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム

2744

41

SCE8000 GBE

GBE SPA 1

1/0 S1/1 N

L4

1/2 S1/3 N

L5

1/4 S1/5 N

L6

1/6 S1/7 N

L7

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 N

L2

0/6 S0/7 N

L3

GBE SPA 0

SCE8000 GBE

GBE SPA 1

1/0 S1/1 N

L4

1/2 S1/3 N

L5

1/4 S1/5 N

L6

1/6 S1/7 N

L7

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 NL2

0/6 S0/7 NL3

3/0

GBE SPA 0

2/0

10GBESPA 2

2/0

10GBESPA 2

10GBESPA 3

3/0

10GBESPA 3

3-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

リンクの継続性

このスイッチオーバー ソリューションにより、Cisco SCE8000 GBE 機能およびネットワーク リンクが

保護されます。

• 2 つの Cisco SCE8000 GBE はサブスクライバのコンテキストを同時に認識し、サブスクライバの

状態を常に交換します。アクティブ側の Cisco SCE8000 GBE に障害が発生した場合に、スタンバ

イ側は状態の損失を 小限に抑えながら、処理を引き継ぐことができます。

• 一方の Cisco SCE8000 GBE に障害が発生した場合、(障害のタイプに応じて)正常に機能してい

る Cisco SCE8000 GBE にリンク トラフィックがバイパスされ、そこで処理されるため、両方のリ

ンクでトラフィック処理が継続します。

• 障害が起きた Cisco SCE8000 GBE を通過するトラフィックのバイパスは、設定変更が可能なた

め、ユーザは常に、故障した Cisco SCE8000 GBE を通るラインをカットオフできます。この場

合、Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)のようなネット

ワーク冗長プロトコルは、ラインのカットオフを識別し、トラフィックをすべて正常な Cisco SCE8000 GBE 側に切り替える役割を果たします。

• また、オプションの外部光バイパス デバイスは、Cisco SCE8000 GBE に障害が発生した場合でも

リンクの継続性を提供します。これにより、リンクの継続性が 100% 確保されますが、障害が発生

しているデバイスのトラフィックが処理されない結果としてサービスが不正確になります。

リンクの継続性Cisco SCE8000 GBE の内部バイパス メカニズムを使用すると、デバイス自体がまったく機能しない場

合でも、必要であればトラフィックを継続して流すことができます。また Cisco SCE8000 GBE は、

大 4 つの外部光バイパス デバイスを制御できるように設計されています(光バイパスごとに 2 つのリ

ンクがサポートされます)。これが必要な理由は、内部バイパス メカニズムがいつでもトラフィック フローを維持できるとは限らないからです。

• 「内部バイパス メカニズム」(P.3-7)

• 「外部光バイパス」(P.3-8)

Cisco SCE8000 GBE が光スプリッタを介してネットワークに接続されている場合、Cisco SCE8000 GBE に障害が発生しても、トラフィックは光スプリッタを経由して継続して流れるので、トラフィッ

ク フローへの影響はありません。

内部バイパス メカニズム

Cisco SCE8000 GBE にはバイパス メカニズムを持つ SPA Interface Processor(SIP; SPA インターフェ

イス プロセッサ)モジュールがあり、Cisco SCE8000 GBE に障害が発生するとバイパス メカニズムが

イネーブルになります。

SIP モジュールは、次の 3 つのモードをサポートしています。

• Bypass:バイパス メカニズムによりネットワーク リンクが維持されますが、モニタリングまたは

制御のためのトラフィック処理は行われません。

• Forwarding:通常の動作モードです。Cisco SCE8000 GBE がモニタリングおよび制御の目的で

トラフィックを処理します。

• Cutoff:トラフィックの転送が行われず、物理リンクは強制的にダウンされます(レイヤ 1 におけ

るカットオフ機能)。

3-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

外部光バイパス

SIP モジュールは、次の状況ではリンクを保存できません。

• プラットフォームのリブート時(SW リロード)、リンクが強制的にダウン(カットオフ機能)す

る期間が 10 秒( 大)あります。

• 電源障害時(Cisco SCE8000 GBE には 2 つの電源装置が搭載されています。電源障害は、両方と

も故障した場合に発生します)

• SIP モジュール、SPA カード、または 10 Gbps Small-form Factor Pluggable(XFP)光モジュール

内の特定のタイプの障害。

外部光バイパス

異なるバイパス メカニズムが必要な場合は、外部光バイパス デバイスを使用すると信頼できるリンク

の継続性を提供できます。外部光バイパス デバイスは Cisco SCE8000 GBE シャーシの内部に搭載する

か、ラックマウント方式で外付けできます。また外部光バイパス デバイスは、固有の Command-LineInterface(CLI; コマンドライン インターフェイス)コマンドを使用して手動で制御することもできます。

正常な動作状況では、光バイパス モジュールがリンク上にあることを除き、トラフィックは通常通り

リンクを経由して流れます。図 3-5 に、正常な動作状況での光バイパスを示します。

図 3-5 正常な動作状況での光バイパス

2757

86

SCE8000 GBE

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 N

L2

0/6 S0/7 N

L3

GBE SPA 0

10GBESPA 2

2/0

OPB

OPB

3-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

外部光バイパス

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに障害が発生すると、トラフィックは Cisco SCE8000 GBE をバイパスして光バイパス モジュールを経由して流れるので、リンクのトラフィックは維持されます。

図 3-6 に、障害状況での光バイパスを示します。

図 3-6 障害状況での光バイパス

(注) カスケード設定では、光バイパス モジュールを取り付けることを推奨します。

この光バイパス モジュールは、トポロジの基本特性を変更せずにリンクに追加できます。光バイパス モジュールを使用した場合のインストレーション手順と実際の接続箇所は、若干異なる部分があります

(「光バイパス モジュールの接続」(P.6-5)を参照)。

外部バイパス モジュールの詳細については、「Cisco SCE8000 GBE 光バイパス」(P.2-10)を参照して

ください。

2757

85

SCE8000 GBE

0/0 S0/1 N

L0

0/2 S0/3 N

L1

0/4 S0/5 N

L2

0/6 S0/7 N

L3

GBE SPA 0

10GBESPA 2

2/0

OPB

OPB

3-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

トポロジ関連パラメータ

トポロジ関連パラメータ Cisco SCE8000 GBE の初期設定を開始する前に、次の説明を参照して、すべてのトポロジ関連パラ

メータの適正値を判別してください。

• 「接続モード パラメータ」(P.3-11)

• 「sce-id パラメータ」(P.3-11)

• 「プライオリティ」(P.3-11)

• 「障害時モード パラメータ」(P.3-12)

4 つのトポロジ関連パラメータがあります。

• Connection mode:Cisco SCE8000 GBE の物理インストレーションに応じて次のいずれかを指定

できます(「接続モード パラメータ」(P.3-11)を参照)。

– Inline:単一 Cisco SCE8000 GBE インライン

– Received-only:単一 Cisco SCE8000 GBE 受信専用

– Inline-cascade:カスケード接続された 2 つのインライン Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム

– Receive-only-cascade:カスケード接続された 2 つの受信専用 Cisco SCE8000 GBE プラット

フォーム

• sce-id:カスケード設定の場合、このパラメータは SCE プラットフォームを識別します(「sce-id パラメータ」(P.3-11)を参照)。

カスケード トポロジだけに適用できます。

(注) sce-id パラメータは SCE プラットフォームを特定し、リンクを特定する physically-connected-link パラメータを置き換えます。Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム

は複数のリンクをサポートしているため、この変更が必要でした。ただし、下位互換性につい

ては、physically-connected-link パラメータが認識され、このパラメータ(0 または 1)に指定

されたリンクの数は sce-id として定義されます。

• Priority:このパラメータには、プライマリ Cisco SCE8000 GBE を指定します(「プライオリ

ティ」(P.3-11)を参照)。

カスケード トポロジだけに適用できます。

• On-failure:このパラメータは、Cisco SCE8000 GBE に障害が発生した場合、またはこのプラッ

トフォームの起動中にシステムがトラフィックを切断するか、バイパスするかを決定します。トラ

フィックのバイパスには、外部光バイパス デバイスまたは SPA インターフェイス プロセッサ

(SIP)の内部バイパス メカニズムを使用します。受信専用トポロジには該当しません(「障害時

モード パラメータ」(P.3-12)を参照)。

これらのパラメータは connection-mode コマンドを使用して設定します。

3-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

接続モード パラメータ

接続モード パラメータ

接続モード パラメータは Cisco SCE8000 GBE が設置されている物理トポロジ自体を指しています。接

続モードは次の 2 つの要素に依存します。

• Inline/Receive-only

– Inline:Cisco SCE8000 GBE は、サブスクライバ側とネットワーク側を結ぶデータリンク上

に存在し、パケットの受信および送信の両方を行います。

– Receive-only:Cisco SCE8000 GBE は物理的にデータリンク上に存在しません。データは外

部光スプリッタを介して Cisco SCE8000 GBE に転送されます。Cisco SCE8000 GBE 自体は

受信だけを行い、送信は行いません。

• Cascade:2 つの Cisco SCE8000 GBE プラットフォームがカスケード ポート(10GBE インター

フェイス)を介して接続されている 2 つの Cisco SCE8000 GBE トポロジを示します。

接続モード パラメータは、次のように Cisco SCE8000 GBE の物理配置で決まります。

• 単一 Cisco SCE8000 GBE インライン インストレーション = Inline 接続モード

• 単一 Cisco SCE8000 GBE 光スプリッタ インストレーション = Receive-only 接続モード

• 2 プラットフォームのカスケード接続 Cisco SCE8000 GBE インライン インストレーション = Inline-cascade 接続モード

• 2 プラットフォームのカスケード接続 Cisco SCE8000 GBE 光スプリッタ インストレーション = Receive-only-cascade 接続モード

sce-id パラメータ

カスケード ペアの各 SCE プラットフォームに対して、このパラメータはプラットフォームを識別しま

す(0 または 1)。これはリンクも識別します。一方の SCE プラットフォーム上のリンクは 0 ~ 7、も

う一方の SCE プラットフォーム上のリンクは 8 ~ 15 です。

このパラメータは、次のようにインターフェイス コンフィギュレーション コマンドの slot/subslot/port 指定、および関連する show コマンドの出力に追加されます。

sce-id/slot/subslot/port

ここで、sce-id の値は 0 または 1 です。

プライオリティ

カスケード トポロジの場合、ユーザは各 Cisco SCE8000 GBE のプライオリティを定義する必要があり

ます。

• Primary:プライマリ Cisco SCE8000 GBE が、デフォルトでアクティブになります。

• Secondary:セカンダリ Cisco SCE8000 GBE は、デフォルトでスタンバイです。

これらのデフォルトは、両方のデバイスが同時に起動した場合に限り適用されます。プライマリ Cisco SCE8000 GBE に障害が発生し、その後回復した場合、アクティブ ステータスに戻らずにスタンバイ ステータスにとどまり、セカンダリ デバイスが引き続きアクティブになります。

3-11Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

障害時モード パラメータ

障害時モード パラメータ

on-failure モード パラメータには、障害の検出時に障害が発生した SCE プラットフォームがとるアク

ションを設定します。

「内部バイパス メカニズム」(P.3-7)で説明しているように、SPA インターフェイス プロセッサ カード

は 3 つのモードをサポートします。Bypass、External Bypass、および Cutoff モードは、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの障害または起動により、プラットフォームが動作不能の場合に適用

できるモードです。Forwarding モードは、トラフィック フローの制御がイネーブルになり、動作不能

の状態と互換性はありません。

適用できる on-failure モードには次のものがあります。

• Bypass:SPA インターフェイス カードは各リンクの 2 つのポート間でトラフィックを転送し、

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームで稼動する制御アプリケーションに介入されることはあり

ません。これは、電気バイパスとも呼びます。

カスケード設定では、これにより障害が発生したデバイスに接続されているリンクのトラフィック

をアクティブなデバイスに送って処理できます。

• Cutoff:トラフィックの転送は行われません。リンクは強制的にダウンし、レイヤ 1 でトラフィッ

クが切断されます。

• External-bypass:外部光バイパス デバイスを使用してトラフィックをバイパスします。リンクの

継続性は常に確保されます。

単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジでは、このパラメータ値は Cisco SCE8000 GBE の障害時にリンク

を完全に切断するか、または障害があっても、リンク間でトラフィック フローを継続するかどうかに

より決まります。後者の場合には、external-bypass モードの設定が推奨されます。この値は on-failure モード パラメータのデフォルト値になっています。

カスケード接続 Cisco SCE8000 GBE トポロジでは、デフォルトの on-failure モードは Bypass です。

このモードでは、ほとんどの単一デバイス障害時に両方のリンクですべてのトラフィック処理機能が維

持されるためです(SPA インターフェイス カードが正常に動作している限り)。

• 次の場合は Cutoff モードを推奨します。

– 非冗長構成のインライン トポロジ(接続維持よりも、セキュリティなどの付加価値サービス

が重要な場合)。

• 次の場合は Bypass モードを推奨します。

– 接続が特に重要である場合。ただし、リブート時にリンクが 大 10 秒間強制的にダウンする

ことがあり、電源障害時にリンクが維持されません。

• 次の場合は External-bypass モードを推奨します。

– 非冗長構成のインライン トポロジ(接続が重要で、電源障害時にも維持されなければならな

い場合)。

– 冗長構成のインライン設定(接続が重要である場合)。このモードを使用すると、障害が発生

しているデバイスのトラフィックが処理された結果、処理対象トラフィックに対してサービス

が不正確になることがあります。

3-12Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

非対称ルーティング トポロジ

非対称ルーティング トポロジ サービス コントロールの配置によっては、サービス コントロールの挿入ポイント間で非対称ルーティ

ングが発生します。非対称ルーティングでは、双方向フローがそれぞれ異なる SCE プラットフォーム

を通過する結果、各 SCE プラットフォームがフローの片方向(インバウンド トラフィックまたはアウ

トバウンド トラフィック)しか認識できない状況が発生することがあります。

この問題は通常、2 つの SCE プラットフォームをカスケード モードで接続することにより、両方向の

フローが同じ SCE プラットフォームを通過するようにすれば、解決されます。しかしこの方法は、分

割フローを共有する各 SCE プラットフォームが地理的に離れていることなどから、現実的でない場合

があります(ピアリング挿入の場合に顕著)。このようなシナリオでは、非対称ルーティング ソリュー

ションを使用して、SCE プラットフォームでこれらのトラフィックを処理させ、SCA BB がトラ

フィックを単方向別に分類し、単方向トラフィックに基本レポートおよびグローバル制御機能を適用で

きるようにします。

非対称ルーティングおよび Service Control のその他の機能

非対称ルーティングは他のほとんどのサービス コントロール機能と組み合わせることが可能ですが、

いくつか例外があります。

非対称ルーティング トポロジで使用できないサービス コントロール機能は、次のとおりです。

• サブスクライバ リダイレクト

• サブスクライバ通知

• サブスクライバ統合の全種類(代わりにサブスクライバレス モード、または匿名サブスクライバ モードを使用する)

3-13Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 3 章 Cisco SCE8000 GBE のトポロジおよびトポロジ関連パラメータ

非対称ルーティングおよび Service Control のその他の機能

3-14Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 4

Cisco SCE8000 シャーシの設置

概要この章では、Cisco SCE8000 シャーシを設置する方法について説明します。

警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030

警告 バッテリが適正に交換されなかった場合、爆発の危険があります。バッテリはユーザが保守できる部品ではありません。ステートメント 1015

警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008

警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。ステートメント 1056

警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への Electromagnetic Interference(EMI; 電磁波干渉)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。ステートメント 1029

(注) システムの設置、運用、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco SCE8000 Platform』を参照してください。このマニュアルには、システムを扱う前に理解し

ておく必要がある安全に関する重要な情報が記載されています。

4-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

インストレーションの準備

注意 シャーシの取り扱いや電源まわりの作業を行う前に、AC 装置の電源コードを抜いてください。DC 装置では回路ブレーカーの電源を切り離してください。

(注) いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐに手が届く状態にしておいてく

ださい。

(注) この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所と

は、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所

を意味します。

• 「インストレーションの準備」(P.4-2)

• 「ラックへの Cisco SCE8000 シャーシの取り付け」(P.4-13)

• 「システム アースの接続」(P.4-18)

• 「Cisco SCE8000 シャーシへの電源装置の取り付け」(P.4-20)

インストレーションの準備 • 「安全性」(P.4-2)

• 「設置環境の条件」(P.4-3)

• 「電源接続に関する注意事項」(P.4-5)

安全性

警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。

(注) この装置は必ずアースを接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正し

く取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしな

い場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。

(注) この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されていま

す。一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。

4-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

設置環境の条件

設置環境の条件

ここでは、Cisco SCE8000 シャーシの設置場所の所要電力について説明します。設置の前に、設置場

所の所要電力を確認します。

• 「静電破壊の防止」(P.4-3)

• 「設置場所の条件」(P.4-4)

• 「所要電力」(P.4-4)

静電破壊の防止

Electrostatic Discharge(ESD; 静電放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静

電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたら

します。ポート アダプタおよびブレードには、金属製フレームに固定されたプリント基板があります。

電磁波干渉(EMI)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。基板は金属フレームに

よって ESD から保護されていますが、取り扱いの際には、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用

してください。

静電破壊を防ぐために、次の注意事項に従ってください。

• 静電気防止用リスト ストラップまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。

• ストラップの装置側をシャーシの塗装されていない金属部分に固定します。

• コンポーネントを取り付けるときは、イジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バック

プレーンまたはミッドプレーンにバス コネクタを適切に装着してください。イジェクト レバーや

非脱落型ネジは、基板の脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネク

タを確実に装着させるために必要です。

• コンポーネントを取り外すときは、イジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バックプ

レーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを取り外してください。

• フレームを取り扱うときは、ハンドルまたは端の部分だけを持ち、プリント基板またはコネクタに

は手を触れないようにしてください。

• 取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止

容器に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外し後、ただちに静電気防止容器に入れ

てください。

• プリント基板と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気か

らコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。

• 金属フレームからプリント基板を絶対に取り外さないでください。

注意 安全のために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 M Ωでなければなりません。

4-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

設置環境の条件

設置場所の条件

次の表の情報を参照して、ラック間の空間を十分に確保するようにしてください。すべての通気口を、埃

や導電性の異物などがないように清潔に保ち、他の装置の排気口から離しておくようにしてください。

表 4-1 に、シャーシのエアーフロー要件を示し、表 4-2 に、Cisco SCE 8000 の環境要件を示します。

所要電力

警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。

Cisco SCE8000 をインストレーションする設置場所を準備する際は、次の要件に従ってください。

• 冗長電源構成では 2 つのまったく同じ電源装置を搭載し、片側の電源装置が故障したり、片側のラ

インの入力電源が故障した場合でも、シャーシへの電力供給が中断しないようになっています。

• 2 つの電源装置は、それぞれ個別の入力電源に接続します。同じ入力電源に接続した場合、システム

は外部配線の誤りや回路ブレーカーの作動による全面的な電源障害の影響を受けやすくなります。

• 入力電源が停電することのないように、電源装置に供給する各回路の合計 大負荷が配線およびブ

レーカーの電流定格の範囲内にあることを確認します。

• システムによっては、Uninterruptible Power Supply(UPS; 無停電電源装置)を使用して、設置場

所の電源障害から保護できます。鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでくだ

さい。こうした UPS タイプは、バースティ データ トラフィック パターンのために消費電流に大き

な変動を生じる、Cisco SCE8000 などのシステムで使用すると不安定になることがあります。

表 4-1 シャーシのエアーフロー要件

エアーフローの

吸気 エアーフローの排気

エアー フィルタの

オプション

小クリアランス

(壁) 小水平離隔距離

右側 左側 該当なし 15 cm(6 インチ) 30.5 cm(12 インチ)

表 4-2 Cisco SCE 8000 の周囲温度および湿度要件

仕様 許容範囲

温度 公称:0 ~ 40°C(32 ~ 104°F)

保管:-20 ~ 65°C(-4 ~ 149°F)相対湿度 動作:10 ~ 85%

保管:5 ~ 95%(結露しないこと)

熱放散 • 単一 SCE8000-SCM-E モジュール

– AC 電源:950 W / 3250 BTU

– DC 電源:1000 W / 3450 BTU

• デュアル SCE8000-SCM-E モジュール

– AC 電源:1550W / 5294 BTU

– DC 電源:1600W / 5464 BTU

4-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

電源接続に関する注意事項

電源接続に関する注意事項

ここでは、Cisco SCE8000 AC 電源装置および DC 電源装置を設置場所の電源に接続する際の注意事項

について説明します。

• 「AC 電源モデル」(P.4-5)

• 「DC 電源モデル」(P.4-11)

• 「設置環境チェックリスト」(P.4-12)

AC 電源モデル

• シャーシの各電源装置には、それぞれ専用の分岐回路を持たせるようにしてください。

• 分岐回路は、専用の 2 極回路ブレーカーで保護する必要があります。

– 北米の場合、回路ブレーカーの定格は 20 A です。

– 北米以外では、電源装置の入力定格および地域または国の規定に適合するサイズの回路ブレー

カーを使用してください。

• シャーシに差し込む AC 電源レセプタクルは、アース付きである必要があります。レセプタクルに

接続するアース導体は、サービス機器の保護アース接地に接続する必要があります。

警告 絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。

(注) いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐに手が届く状態にしておいてく

ださい。

(注) この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。

一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。

表 4-3 に、Cisco SCE 8000 の AC 電力仕様を示します。

表 4-3 Cisco SCE 8000 AC 電力仕様

仕様 許容範囲

PWR-2700-AC/4 小機能 1350 W 出力(1650 W 入力)

AC 入力消費電力 • 単一 SCE8000-SCM-E モジュール

1000 W / 3450 BTU

• デュアル SCE8000-SCM-E モジュール

1600 W / 5464 BTU

AC 入力電圧定格 低ライン(120 VAC 公称):85 VAC( 小)~ 132 VAC( 大)

高ライン(230 VAC 公称):170 VAC( 小)~ 264 VAC( 大)

4-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

AC 電源モデル

表 4-4 に、AC 入力電源コード オプション、仕様、および 2700 W AC 入力電源装置用のシスコ製品番

号を示します。また、電源コード図の参照先も示します。

AC 入力電流定格 120 VAC で 大 16 A

230 VAC で 大 16 AAC ヒューズ要件 北米の場合、回路ブレーカーの定格は 20 A です。

北米以外では、入力電流定格および地域または国の規定に適合するサイズ

の回路ブレーカーを使用してください。

AC 入力周波数定格 50/60 Hz(公称)(全範囲で ± 3%)

表 4-3 Cisco SCE 8000 AC 電力仕様 (続き)

仕様 許容範囲

表 4-4 AC 入力電源コード オプション

地域 部品番号 長さ プラグ定格 電源コードの参照図

北米(ロック付き) CAB-GSR16-US(=)

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、20 A 図 4-1

欧州 CAB-GSR16-EU(=)

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-1

各国共通 CAB-AC16A-90L-IN(=)

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-1

中国 CAB-AC16A-CH=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-2

欧州大陸 CAB-AC-2500W-EU=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-3

各国共通 CAB-AC-2500W-INT=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-4

イスラエル CAB-AC-2500W-ISRL=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-5

日本、北米(ロッ

クなしプラグ)

200 ~ 240 VAC 動作

CAB-AC-2500W-US1=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-6

日本、北米(ロッ

ク付きプラグ)

200 ~ 240 VAC 動作

CAB-AC-C6K-TWLK=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-7

日本、北米 100 ~ 120 VAC 動作

CAB-7513AC= 4.3 m(14 フィート) 125 VAC、20 A 図 4-8

南アフリカ CAB-7513ACSA=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-9

スイス CAB-ACS-16= 4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-10オーストラリア、

ニュージーランド

CAB-AC-16A-AUS=

4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-11

配電ユニット PDU(=)*

CAB-C19-CBN 4.3 m(14 フィート) 250 VAC、16 A 図 4-12

4-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

AC 電源モデル

* Power Distribution Unit(PDU; 配電ユニット)の電源コードは、PDU からスイッチに電力を供給す

るユーザ向けに設計されています。Cisco SCE8000 シャーシに接続されるコードの端には C19 コネク

タが付いており、PDU に接続されるもう一端には C20 コネクタが付いています。

AC 電源コードの説明図 ここでは、AC 電源コードを図で説明します。

図 4-1 AC 電源コード プラグおよび電源カプラ(2700 W 電源装置向け)

図 4-2 CAB-AC16A-CH=

6814

2

VIIG CEE 7 VII 16A

C19W Hot EN60320/C19 20A

1900W NEMA L6-20 20A 250V

1900W NEMA 6-20 20A 250V

1900W EN 60309 16A 250V

1267

92

16 A 250 V14 0 4.26 m

GB16C IEC60320-1 C19

4-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

AC 電源モデル

図 4-3 CAB-AC-2500W-EU=

図 4-4 CAB-AC-2500W-INT=

図 4-5 CAB-AC-2500W-ISRL=

16 A 250 V14 0 4.26 m

1133

60

IEC 60320 C19

CEE 7/7

16 A 250 V14 0 4.26 m

1133

61

IEC 60320 C19

IEC 309

SI16S3

16 A 250 V14 0 4.26 m

130113

IEC 60320 C19

4-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

AC 電源モデル

図 4-6 CAB-AC-2500W-US1=

図 4-7 CAB-AC-C6K-TWLK=

図 4-8 CAB-7513AC=

16 A 250 V14 0 4.26 m

11

33

62

IEC 60320 C19

NEMA 6-20

16 A 250 V14 0 4.26 m

1133

63

IEC 60320 C19NEMA L6-20

20 A 125 V14 0 4.26 m

1133

56

IEC 60320 C19

NEMA 5-20

4-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

AC 電源モデル

図 4-9 CAB-7513ACSA=

図 4-10 CAB-ACS-16=

図 4-11 CAB-AC-16A-AUS=

16 A 250 V14 0 4.26 m

1133

57

IEC 60320 C19

IEC 884

SEV 5934-2 23

16 A 250 V8 2 2.5 m

1133

64

IEC 60320 C19

16 A 250 V14 0 4.26 m

1405

86

IEC 60320 C19

AU20S3

4-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

DC 電源モデル

図 4-12 CAB-C19-CBN

DC 電源モデル

DC 電源モデルに関する基本的な注意事項は次のとおりです。

• シャーシの各電源装置は、それぞれ専用の入力電源を持たせるようにしてください。入力電源は、

UL 60950、CSA 60950、EN 60950、および IEC 60950 規格の Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全超低電圧)要件に準拠する必要があります。

• 各 DC 電源装置は、電流定格を超えない高出力動作を可能にするために、電源とのデュアル接続に

対応しています。SCE8000 の場合、このデュアル入力の両方を DC 電源に接続する必要はありま

せん。「1」側を接続するだけで十分です。

• 各分岐回路は、専用の 2 極回路ブレーカーで保護する必要があります。電源装置の入力定格および

地域または国の規定に適合するサイズの回路ブレーカーを使用してください。

• 回路ブレーカーは切断装置として、容易に手が届く場所に設置します。

• システム アースは、電源装置とシャーシのアースです。

注意 DC 戻り線は、システム フレームやシステム アース機器に接続しないでください。

表 4-5 に、Cisco SCE 8000 の DC 電力仕様を示します。

16 A 250 V9 0 2.7 m

1405

87IEC 60320 C19IEC 60320 C20

表 4-5 Cisco SCE 8000 DC 電源仕様

仕様 許容範囲

PWR-2700-DC/4 最小機能 1350 W 出力(1750 W 入力)

DC 入力消費電力 • 単一 SCE8000-SCM-E モジュール

1000 W / 3450 BTU

• デュアル SCE8000-SCM-E モジュール

1600 W / 5464 BTU

DC 入力電圧定格 -48 ~ -40 VDC

(動作範囲:-40.5 ~ -72 VDC)

DC 入力電流定格 120 VAC で最大 45 A

4-11Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

設置環境チェックリスト

(注) 各 DC 電源装置は、電流定格を超えない高出力動作を可能にするために、電源とのデュアル接続に対応

しています。Cisco SCE8000 の場合、このデュアル入力の両方を DC 電源に接続する必要はありませ

ん。「1」側を接続するだけで十分です。

設置環境チェックリスト表 4-6 に、Cisco SCE8000 シャーシの設置前に実行するべき設置環境に関するアクティビティを示し

ます。各アクティビティ項目が完了していると、インストレーションをスムーズに行えます。

DC 入力ケーブル 2 ~ 14 AWG の銅の導体に対応。必要なワイヤの実寸法は、取り付

け業者または現場の電気技術者が判断します。

端子ブロック材料の温度定格は 150°C です(302°F)。DC 入力回路ブレーカー 複数の DC 入力電源装置を使用する場合は、各 DC 入力を専用の 2

極回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。

電源装置の入力定格および地域または国の電気規定に適合するサイ

ズの回路ブレーカーまたはヒューズを使用してください。

表 4-5 Cisco SCE 8000 DC 電源仕様 (続き)

仕様 許容範囲

表 4-6 設置環境チェックリスト

作業番号 プランニング アクティビティ 確認者 時刻 日付

1 スペースの評価:

• スペースおよびレイアウト

• 床張り

• 衝撃および振動

• 照明

• メンテナンス アクセス

2 環境の評価:

• 周囲温度

• 湿度

• 高度

• 大気の汚染

• エアーフロー

4-12Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

ラックへの Cisco SCE8000 シャーシの取り付け

ラックへの Cisco SCE8000 シャーシの取り付け ここでは、Cisco SCE8000 プラットフォームをラックに取り付ける方法について説明します。初回イ

ンストレーションの場合は、次の手順を列記されている順序で実行してください。

• 「Cisco SCE8000 シャーシの開梱」(P.4-14)

• 「取り付けに関する注意事項」(P.4-14)

• 「必要な工具」(P.4-15)

• 「シャーシ ブラケットの取り付け」(P.4-15)

• 「ラックへのシャーシの取り付け」(P.4-16)

• 「光バイパス モジュールの取り付け」(P.4-17)

(注) この章のインストレーション手順を開始する前に、「設置環境チェックリスト」(P.4-12)を参照して、

設置環境に関するアクティビティを参照してください。

3 電源の評価:

• 入力電源の種類

• 電源レセプタクル

• レセプタクルと機器との距離

• 冗長電源装置向けの専用(分離)回路

• 電源障害のための UPS

DC 電源モデル:適切な太さのワイヤおよび端子

4 アースの評価:

• 回路ブレーカーのサイズ

• CO アース(AC および DC 電源モデル)

5 ケーブルおよびインターフェイス備品の評価:

• ケーブルの種類

• コネクタの種類

• ケーブル距離の制限

6 EMI の評価:

• シグナリングの距離制限

• 設置場所の配線

• Radio Frequency Interference(RFI; 無線周波

数干渉)レベル

表 4-6 設置環境チェックリスト (続き)

作業番号 プランニング アクティビティ 確認者 時刻 日付

4-13Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

Cisco SCE8000 シャーシの開梱

Cisco SCE8000 シャーシの開梱

ヒント 開梱した Cisco SCE8000 の輸送コンテナは廃棄しないようにしてください。輸送用カートンは平らに

し、すのこ板と一緒に保管してください。Cisco SCE8000 を移動または発送するには、これらのコン

テナが必要になります。

次の作業を行って、輸送コンテナの内容を確認します。

• アクセサリ キットの内容を、「Cisco SCE8000 GBE コンポーネントとアクセサリのリスト」

(P.2-13)のアクセサリ リストおよび内容明細票と照合します。記載されているすべての機器を受

領したことを確認します。次のものが含まれている必要があります。

– ハードウェアおよびソフトウェア マニュアル(発注した場合)

– ネットワーク インターフェイス ケーブル、トランシーバまたは特殊コネクタなど、発注した

オプションの機材

• 各スロットのモジュールをチェックします。構成が内容明細票と一致すること、また指定したすべ

てのインターフェイスが含まれていることを確認します。

取り付けに関する注意事項 シャーシを取り付ける前に、装置ラックが次のガイドラインを満たしていることを確認します。

• ラックの幅は、前面の 2 つの取り付けストリップ間またはレール間で 45.09 cm(17.75 インチ)で

あること。

• ラックの奥行きは、前面と背面の取り付けストリップ間で 48.9 cm(19.25 インチ)以上、81.3 cm(32 インチ)以下であること。

• ラックには、シャーシを挿入するだけの十分な縦方向のクリアランスがあること。Cisco SCE8000 シャーシの高さは 22.09 cm(8.7 インチ)(5 RU)です。

ラックにキャスタが付いている場合は、ブレーキをかけるか、またはラックをその他の方法で固定します。

(注) 過熱を避けるために、壁とシャーシ排気口の間に 低 15 cm(6 インチ)の空間と、2 つのシャーシ間

に 低 30.5 cm(12 インチ)の水平離隔距離を確保することを推奨します。

インストレーション ハードウェアは、電源ストリップなど障害となるものが取り付けてあるラックで

の使用には適していません。これらの障害物が妨げとなって Field-Replaceable Unit(FRU; 現場交換

可能ユニット)にアクセスできないことがあります。

(注) ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐ

ため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次

の注意事項を守ってください。

• ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。

• ラックに複数の装置を設置する場合は、 も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付け

ます。

• ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにスイッチを

設置したり、ラック内のスイッチを保守してください。

4-14Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

必要な工具

必要な工具 ラックにシャーシを設置するには、次の工具類が必要です。

• No.1 および No.2 プラス ドライバ

• 3/16 インチのマイナス ドライバ

• 巻き尺および水準器

• ラックに取り付ける位置の目印にするマスキング テープまたはそれに類するもの

シャーシ ブラケットの取り付け

シャーシは、シャーシの前部に取り付けブラケットが付けられて出荷されます。これらのブラケット

は、シャーシの後部に取り付けることができます。

シャーシの後部にブラケットを取り付けるには、次の手順を実行します。

ステップ 1 両方のブラケットをシャーシに固定しているネジを取り外します(図 4-13 を参照)。

図 4-13 Cisco SCE8000 シャーシのブラケット

ステップ 2 ブラケットの 1 つをシャーシ側面にあてがい、ネジ穴を合わせます。

ステップ 3 ステップ 1 で取り外したネジを使用してブラケットをシャーシに固定します。

ステップ 4 もう 1 つのブラケットについて、ステップ 2 とステップ 3 を繰り返します。

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT 1

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS1

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS2

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

10 1001000

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT 1

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

10 1001000

2708

90

4-15Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

ラックへのシャーシの取り付け

ラックへのシャーシの取り付け

注意 怪我またはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)の

ハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対に避けてください。これらの

ハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。必ずシャーシの枠を下からつ

かんで装置を持ち上げるようにしてください。

装置ラックに Cisco SCE8000 シャーシを取り付けるには、次の手順を実行します。

ステップ 1 ラック内のシャーシの位置を次のようにして決めます。

• シャーシの前部(前面パネル)をラックの手前側にする場合は、シャーシの後部を支柱の間に挿入

します。

• シャーシの後部をラックの手前側にする場合は、シャーシの前部を支柱の間に入れます。

ステップ 2 ブラケット(およびオプションのケーブル ガイド)の取り付け穴と装置ラックの取り付け穴を合わせ

ます。(図 4-14 を参照)。

ステップ 3 巻き尺と水準器を使用して、シャーシをラックに取り付ける位置を決め、そこに目印を付けます。ラック

の両側の同じ高さに目印をします。こうすると、シャーシをまっすぐ水平に取り付けることができます。

図 4-14 ラックへの Cisco SCE8000 シャーシの取り付け

2708

91

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT 1

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS1

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS2

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

10 1001000

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT 1

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

10 1001000

4-16Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

光バイパス モジュールの取り付け

ステップ 4 8 本のネジ(片側 4 本)(12-24 x 3/4 インチまたは 10-32 x 3/4 インチ)を、ブラケットの穴を通して

装置ラックのネジ穴に締め付けて取り付けます。

ステップ 5 巻き尺と水準器を使用して、シャーシが傾かずに取り付けられていることを確認します。

光バイパス モジュールの取り付け

外部バイパス モジュールの取り付けには、2 つの方法があります。

• シャーシ マウント パネル:このパネルは、Cisco SCE8000 シャーシのスロット 4 に取り付けます。

パネルには 2 つの光バイパス モジュールを収容することができ、単一の Cisco SCE8000 シャーシ

でサポートされる 2 つのトラフィック リンクに対応しています。

• 外部取り付けパネル:このパネルは、すべての 19 インチ ラックに取り付けることができます。パ

ネルには 大 4 つの光バイパス モジュールを収容することができ、2 つの Cisco SCE8000 プラッ

トフォームでサポートされる 4 つのトラフィック リンクに対応しています。

ステップ 1 外付けする場合は、外部取り付けパネルを 19 インチ ラックに取り付けます。4 本の 3/4 インチ ネジ

(片側 2 本)を、取り付けパネルの穴を通してラック柱のネジ穴に締め付け、取り付けパネルを固定し

ます。

内部マウントの場合、Cisco SCE8000 シャーシのスロット 4 にシャーシ マウント パネルを取り付けた

状態で出荷されます。

ステップ 2 取り付けパネルのサブスロットに装填されているモジュール フィラー プレートを、2 本のネジを緩め

て取り外します。

ステップ 3 サブスロットに光バイパス モジュールを慎重に差し込み(ガイド レールはありません)、モジュールの

両側の非脱落型ネジを締めます(図 4-15 を参照)。

4-17Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

システム アースの接続

図 4-15 外部取り付けパネルの光バイパス モジュール

システム アースの接続 ここでは、Cisco SCE8000 にシステム アースを接続する方法について説明します。

シャーシ フレームには、アース ケーブルを接続するための M4 ネジ穴が 2 つあります。

(注) この装置を米国または欧州の Central Office(CO; セントラル オフィス)に設置する場合は、AC およ

び DC 電源モデルのシステム アースをアース接地に接続します。

(注) DC 電源モデルの場合、システム アースは電源装置のアースにもなっています。DC アースは、

National Electric Code(NEC)のガイドラインに従ってアース接地に固定接続する必要があります。

(注) システム電源を接続する前、または Cisco SCE8000 シャーシをオンにする前に、この手順を完了させ

ます。

2709

94

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT 1

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

10 1001000

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT 1

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

10 1001000

4-18Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

必要な工具類

必要な工具類 システム アースの接続には、次の工具および部品が必要です。

• アース ラグ× 1

• M4(メトリック)六角ボルト(ロック ワッシャ付き)× 2

(注) アース ラグおよびロック ワッシャ付き M4 六角ボルトは、キット(69-0815-01)に入っています。

• アース線× 1

アース線は、使用する地域および国の取り付け要件に適合するサイズを使用します。米国でのイン

ストレーションの場合、電源装置およびシステムに応じて 12 AWG 導体またはそれ以上のサイズ

の線が必要です。

• No.2 プラス ドライバ

• 圧着工具(アース ケーブルをラグ端子に圧着する際に、アース ラグの胴まわりに対応できる大き

さのものが必要)

• ワイヤ ストリッパ

ステップ 1 ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端の被覆を約 19 mm(0.75 インチ)はぎとります。

ステップ 2 アース線の被覆をはぎとった端をアース ラグの開口端に挿入します。

ステップ 3 メーカー推奨の圧着ツールを使って、アース線を安全にアース ラグに圧着します。

ステップ 4 シャーシのシステム アース パッドの場所を確認し、その粘着ラベルをはがします(図 4-16 を参照)。

図 4-16 システム アースの取り付け

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT1

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS1

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS2

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

10 1001000

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT1

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

10 1001000

2708

92

4-19Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 4 章 Cisco SCE8000 シャーシの設置

Cisco SCE8000 シャーシへの電源装置の取り付け

ステップ 5 アース線のラグ端子をアース パッドにあてがい、金属面同士をしっかり接触させます。

ステップ 6 2 本の M4 ネジを使用してアース ラグをシャーシに固定します。アース ラグが他のハードウェアや

ラック機器の妨げにならないようにします。

ステップ 7 アース線のもう一方の端を設置場所の接地点に接続し、Cisco SCE8000 シャーシが適切にアースされ

るようにします。

Cisco SCE8000 シャーシへの電源装置の取り付け Cisco SCE8000 シャーシは、電源モジュール(AC または DC)を搭載した状態で出荷されます。電源

モジュールを取り付ける必要が生じた場合は、「電源装置の取り外しと取り付け」(P.9-3)を参照して

ください。

4-20Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 5

管理インターフェイスの接続

概要この章では、SCE8000 GBE サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)をローカル コン

ソールに接続し、自動で実行されるセットアップ ウィザードにより、初期システム設定を実行する方

法について説明します。

また、10/100/1000 イーサネット管理インターフェイスのケーブル接続手順も示します。

コンソール インターフェイス(CON)および管理インターフェイス(Port1 および Port2)は、Cisco SCE8000 GBE シャーシのスロット 1 の SCE8000-SCM-E 上にあります(「サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)」(P.2-2)を参照)。

• 「ローカル コンソールのセットアップ方法」(P.5-1)

• 「初期設定パラメータ」(P.5-2)

• 「管理インターフェイスの接続」(P.5-4)

ローカル コンソールのセットアップ方法 リモートの位置から Cisco SCE8000 GBE を管理する場合でも、まずローカル コンソールに装置を接続

して Cisco SCE8000 GBE の初期設定を行い、リモート管理がサポートされるようにする必要がありま

す。初期接続を確立したら、セットアップ ユーティリティが自動的に起動し、初期システム設定の実

行を求めるプロンプトが表示されます。

ここでは、セットアップ ユーティリティを使用して Cisco SCE8000 GBE システムの初期システム設定

ができるように、ワークステーションのローカル端末を設定する手順を示します。

端末が次のように設定されていることを確認します。

• 9,600 ボー

• 8 データ ビット

• パリティなし

• 1 ストップ ビット

• フロー制御なし

上記の Cisco SCE8000 GBE ポート パラメータは固定されていて、設定は変更できません。

5-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 5 章 管理インターフェイスの接続

初期設定パラメータ

ステップ 1 Cisco SCE8000 GBE に付属の RS-232 シリアル ケーブルを、スロット 1 の SCE8000-SCM-E の前面

パネルにある CON ポートに差し込みます(次の図 5-1 の 2 番を参照)。

図 5-1 ローカル コンソールと SCE8000-SCM-E CON ポートの接続

RJ-45 コネクタ(RS-232 シリアル ケーブルに装着)が完全に挿入され、カチッという音がしてレセプ

タクルに固定されるまで、コネクタを押し込みます。ゆっくりとプラグを引っ張り、プラグがソケット

に固定されているかどうかを確認します。

ステップ 2 シリアル ケーブルの他端(DB-9 または DB-25 コネクタが装着)を VT100 互換のローカル(シリア

ル)端末に接続します。

ステップ 3 ローカル端末が、固定された Cisco SCE8000 GBE CON ポート パラメータに従って、VT-100 端末と

して設定されていることを確認します。

ステップ 4 Cisco SCE8000 GBE の電源がオンになり、起動が完了していることを確認します(起動には数分かか

ることがあります)。

ステップ 5 ローカル端末にシスコのロゴが表示されるまで、Enter キーを何度か押します。

初期設定パラメータ この時点で、SCE プラットフォームが外部と適切に通信するためには、基本的なグローバル パラメー

タが正しく設定されている必要があります。次に、初期設定パラメータとコマンドを簡単にまとめます。

詳細については、『Cisco SCE8000 Software Configuration Guide』を参照してください。

• Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム自体の IP アドレスおよびサブネット マスク。この IP アド

レスは GBE 管理インターフェイスが使用するアドレスです。

• デフォルト ゲートウェイの IP アドレス。

• ホスト名:SCE プラットフォームの識別に使用されます。ホスト名は Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)プロンプトの一部として表示され、MIB-II の sysName オブジェクトの値としても返されます。

– 大長は、20 文字です。

– デフォルトのホスト名は SCE8000 GBEです。

2709

76

SCE8000-SCM-E

10/100/1000 LINK/

ACTIVE

OPTICALBYPASS1 CONSOLEPORT1

12

3

5-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 5 章 管理インターフェイスの接続

初期設定パラメータ

• ユーザ、管理者、およびルート レベルのアクセス権に対応するパスワード。これらは権限付与レ

ベルのパスワードであって、個別のパスワードではありません。これらのパスワードは暗号化する

ことができます。

パスワードは次の基準を満たしている必要があります。

– 小文字数 - 4 文字

– 大文字数 - 100 文字

– 英文字で開始

– 出力可能な文字だけを含めることができる

• すべてのレベルのデフォルト パスワードは、cisco です。

• システム クロック:現在の日付および時刻。クロックとカレンダーは必ず同期している必要があ

ります。

• 時間帯:時間帯の名前または ID、および Coordinated Universal Time(UTC; 世界標準時)からの

オフセット時間数。

• ドメイン ネーム サーバ:デフォルトのドメイン名(非限定型のホスト名を完成させるために使用)

および 大 3 つまでのドメイン ネーム サーバ(DNS lookup に使用)。

DNS lookup もイネーブルにする必要があります。

• RDR フォーマッタの宛先:SCE プラットフォームは Raw Data Records(RDR; 未加工のデータ レコード)を生成し、RDR フォーマッタを介して指定の宛先(外部収集システム)に送信します。

RDR フォーマッタの宛先は 大 8 つまで設定できます。各宛先の IP アドレスおよびポート番号を

指定します。

表 5-1 に、現在の設定値を表示するコマンドと、パラメータを設定するコマンドを示します。各コン

フィギュレーション コマンドのコマンド モードも示します。すべての show コマンドは、ユーザ EXEC コマンド モードで実行します。

表 5-1 初期設定構成

パラメータ show コマンド コンフィギュレーション コマンド

コンフィギュレーショ

ン コマンド モード

管理 IP アドレスおよび

サブネット マスク

show interface GigabitEthernet (1/1 | 1/2) ip address

または

show interface MNG (0/1 | 0/2) ip address

ip address x.x.x.x subnet-mask ギガビットイーサネッ

ト インターフェイス コンフィギュレーション

または

MNG インターフェイス コンフィギュレーション

デフォルト ゲートウェイ show ip default-gateway ip default-gateway x.x.x.x グローバル コンフィ

ギュレーション

ホスト名 show hostname hostname host-name グローバル コンフィ

ギュレーション

承認レベル パスワード なし enable password level level [encryption-type] password

グローバル コンフィ

ギュレーション

クロック show clock

show calendar

calendar sethh:mm:ss day month year clock read-calendar

または

clock set hh:mm:ss day month year clock update-calendar

特権 EXEC

5-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 5 章 管理インターフェイスの接続

管理インターフェイスの接続

管理インターフェイスの接続SCE8000-SCM-E は、RJ-45 のアクティブな管理ポートを 2 つ備えています。これらの 10/100/1000 イーサネット インターフェイスを使用すると、リモートの管理コンソールから LAN 経由で Cisco SCE8000 へアクセスできます。この 2 つの管理ポートにより、冗長管理インターフェイスを実現でき、

管理リンクのいずれかで障害が発生した場合でも、SCE プラットフォームへの管理アクセスが確保さ

れます。

1 つの管理ポートのみ使用する場合は、目的のポートを LAN に直接接続するだけです。両方の管理

ポートを使用する場合は、これらの両方のポートをスイッチ経由で管理コンソールに接続する必要があ

ります。このように、MNG ポートの IP アドレスは、どの物理ポートが現在アクティブであるかに関

係なく、常に同じです。

ここでは、管理ポートのケーブル接続手順、および Cisco SCE8000 とリモート管理ホスト間の接続テ

ストの手順について説明します。

• 「管理ポートのケーブル接続」(P.5-4)

• 「管理インターフェイス接続の確認」(P.5-5)

管理ポートのケーブル接続

SCE8000-SCM-E には、Cisco SCE8000 GBE シャーシのスロット 1 の位置に、管理ポートとして使用

する 10/100/1000 イーサネット ポートが 2 つあり、Port1 および Port2 とラベル表示されています。

ステップ 1 スロット 1 の SCE8000-SCM-E の前面パネルにある目的の 10/100/1000 イーサネット ポートに、付属

のイーサネット ケーブル(RJ-45 コネクタが付いているもの)を差し込みます(次の図 5-2 の 3 番を参

照)。

タイム ゾーン show timezone clock timezone zone-name offset-hours

グローバル コンフィ

ギュレーション

ドメイン ネーム サーバ show hosts ip domain-lookup

ip domain-name domain-name

ip name-server server-address1 [server-address2] [server-address3]

グローバル コンフィ

ギュレーション

RDR フォーマッタの宛先 show rdr-formatter destination rdr-formatter destination ip-address port port-number

グローバル コンフィ

ギュレーション

表 5-1 初期設定構成 (続き)

パラメータ show コマンド コンフィギュレーション コマンド

コンフィギュレーショ

ン コマンド モード

5-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 5 章 管理インターフェイスの接続

管理インターフェイス接続の確認

図 5-2 管理ポートのケーブル接続

ステップ 2 イーサネット ケーブルの他端を管理ネットワークに接続します。

• 1 つの管理ポートのみ使用する場合:ポートは LAN に直接接続されます。

• 両方の管理ポートを使用する場合:両方のポートをスイッチ経由で LAN に接続します。

カチッという音がして、RJ-45 コネクタが完全に挿入され、レセプタクルに固定されるまで、コネクタ

を押し込みます。ゆっくりとプラグを引っ張り、プラグがソケットに固定されているかどうかを確認し

ます。

ポートの LINK LED が点灯しない場合は、ケーブルを取り外して、モジュール ソケットにしっかりと

装着し直します。ソケットからプラグを外す場合は、プラグ上部の高い部分を押し下げて、ラッチを解

除します。カチッという音が聞こえれば、ラッチは解除されています。慎重にソケットからプラグを引

き抜きます。

装着し直しても LINK LED が点灯しない場合は、反対側の適切なネットワーク要素にケーブルが正し

く接続されているかどうかを確認します。

管理インターフェイス接続の確認

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに電源を投入したあと、Cisco SCE8000 GBE とリモート管理

ホストの間で接続が確立されているかどうかを確認するテストを行ってください。Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに電源が投入されていない場合は、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを起

動してから、この手順を実行します。

ステップ 1 適切な管理ポートとネットワークをケーブルで接続したら、関連するポートの LED を調べます。

GBE LED は、LINK/ACTIVE と 10/100/1000 の 2 つがあります(「サービス コントロール モジュール

(SCE8000-SCM-E)」(P.2-2)を参照)。

この時点で、LINK/ACTIVE LED がグリーンであるかを調べます。

10/100/1000 LED の状態は、次のようにイーサネット ネットワーク設定によって変わります。

• 消灯:10 Mbps

• グリーン:100 Mbps

• オレンジ:1000 Mbps

2709

76

SCE8000-SCM-E

10/100/1000 LINK/

ACTIVE

OPTICALBYPASS1 CONSOLEPORT1

12

3

5-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 5 章 管理インターフェイスの接続

管理インターフェイス接続の確認

ステップ 2 接続をテストします。リモート管理に使用するホストから Cisco SCE8000 GBE に ping を実行します。

ping を実行するには、ping の後に Cisco SCE8000 GBE IP アドレスを入力して、Enter キーを押しま

す(次の例を参照)。

(注) リモート管理ホスト(LAN で Port1 および Port2 に接続)から実行するのは、ステップ 2 だけである

ことに注意してください。

これにより、指定されたステーションと管理ポート間にアクティブな接続が存在することが確認されます。

ping コマンドは IP アドレスにエコー要求パケットを送信し、応答を待機します。ping の出力を確認す

ることで、パス /ホストの信頼性、パス上の遅延、およびホストへの到達可能性やホストの機能を評価

することができます。

例: 次に、ターゲット IP アドレスが 10.10.10.20 である場合の一般的な ping 応答を示します。

C:\>ping 10.10.10.20pinging 10.10.10.20 ...PING 10.10.10.20: 56 data bytes64 bytes from host (10.10.10.20): icmp_seq=0. time=0. ms64 bytes from host (10.10.10.20): icmp_seq=1. time=0. ms64 bytes from host (10.10.10.20): icmp_seq=2. time=0. ms64 bytes from host (10.10.10.20): icmp_seq=3. time=0. ms----10.10.10.20 PING Statistics----4 packets transmitted, 4 packets received, 0% packet lossround-trip (ms) min/avg/max = 0/0/0

5-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 6

GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

概要この章では、単一トポロジおよびカスケード トポロジで Cisco SCE8000 GBE 回線ポートにケーブルを

接続する方法について説明します。カスケード トポロジの場合は、回線ポートのほかにカスケード ポートの接続方法についても説明します。

GBE 回線ポートは SPA モジュール上にあります。SPA モジュールは Cisco SCE8000 GBE シャーシの

スロット 3 の SCE8000-SIP モジュールに搭載されています。

(注) カスケード型システムを設置する場合は、「カスケード型システム」(P.6-13)に示す手順に従うことが

きわめて重要です。

(注) 外部光バイパス モジュールを取り付ける場合は、Cisco SCE8000 GBE の回線ポートをモジュールに接

続します。詳細な手順については、「回線インターフェイス ポートのケーブル接続:外部光バイパス モジュールの使用」(P.6-9)を参照してください。

• 「GBE 回線ポートとネットワークの接続」(P.6-2)

• 「光バイパス モジュール」(P.6-4)

• 「GBE 回線インターフェイス ポートのケーブル接続」(P.6-6)

• 「Service Control アプリケーションのインストール方法」(P.6-13)

• 「カスケード型システム」(P.6-13)

6-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

GBE 回線ポートとネットワークの接続

GBE 回線ポートとネットワークの接続

単一 Cisco SCE8000 GBE トポロジ

このトポロジでは、1 つまたは 2 つの 8 ポート Gigabit Ethernet(GBE; ギガビット イーサネット)

SPA を Cisco SCE8000 GBE に取り付けて 大 8 つの 全二重 GBE リンクをサポートします。Cisco SCE8000 GBE は、インラインでモニタリングおよびトラフィック制御の両機能をサポートするか、あ

るいは受信専用でトラフィックのモニタリング機能だけをサポートします。

単一 SCE8000 GBE トポロジの注意事項

• 搭載する SPA モジュールが 1 つだけの場合(4 つのリンク)、SPA ジャケット カードのベイ 0 に取

り付けます。

• 搭載する SPA モジュールが 2 つの場合(8 つのリンク)、SPA ジャケット カードのベイ 0 と 1 に取り付けます。

大 2 つの SPA がサポートされます。

• GBE SPA ポートは隣り合うペアで接続されます。

偶数のポート(0、2、4、6)はサブスクライバ ポートで、隣接する奇数のポート(1、3、5、7)はネットワーク ポートです。

図 6-1 に、Cisco SCE8000 GBE ポートの番号を示します。

図 6-1 Cisco SCE8000 GBE ポートの番号

• インライン トポロジには受信用と送信用の両方のファイバが必要です。

• 受信専用トポロジでは、受信ファイバだけを使用します。

• インライン トポロジの使用時にリンクの継続性を常に維持する必要がある場合は、次のようにバ

イパス モジュールを取り付けます。

– サブスロット 0 の 8 ポート GBE SPA:SCE8000 GBE のスロット 4 の左側に外部バイパス モジュールを 2 つ取り付けます。

– サブスロット 0 および 1 の 8 ポート GBE SPA:Cisco SCE8000 GBE のスロット 4 に外部バ

イパス モジュールを 4 つ取り付けます(スロット 4 には空きがなくなります)。

2744

42

GBE 1

GBE 2

GBE 3

GBE 4

6-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ

表 6-1 に、単一 Cisco SCE8000 GBE の接続を示します。

デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ

このトポロジでは、2 つの Cisco SCE8000 GBE を接続して、カスケード形式にすることで完全な冗長

性を確保します。Cisco SCE8000 GBE はインラインである必要があります。

(注) カスケード型システムを設置する場合は、「カスケード型システム」(P.6-13)に示す手順に従うことが

きわめて重要です。

2 つの Cisco SCE8000 GBE を使用する場合、サブスロット 0 および 1 の SPA はリンクに接続します。

サブスロット 2 および 3 の SPA は、2 つの Cisco SCE8000 GBE 間の通信に使用されるカスケード ポー

トです。

カスケード Cisco SCE8000 GBE トポロジの注意事項

• 8 ポート GBE SPA はサブスロット 0 および 1 に取り付けて、トラフィック リンクに接続します。各 SCE8000 GBE にはトラフィック リンクが 8 つあり、トラフィック リンクは合計で 16 になります。

• 1 ポート 10 GBE SPA はサブスロット 2 および 3 に取り付けて、2 つの SCE8000 GBE 間で通信す

るためのカスケード ポートになります。

• サブスロット 0 に 8 ポート GBE SPA が 1 つ、サブスロット 2 に 1 ポート 10 GBE SPA が 1 つ装

着されたトポロジはサポートされます。

• サブスロット 0 に 8 ポート GBE SPA が 1 つ、サブスロット 2 および 3 に 1 ポート 10 GBE SPA が 2 つ装着されたトポロジはサポートされません。

• 2 つの Cisco SCE8000 GBE プラットフォームは、関連する CLI コマンドの sce-id パラメータに

よって識別されます(「sce-id パラメータ」(P.3-11)を参照)。有効値は 0 および 1 です。

Cisco SCE8000 GBE 0

• トラフィック ポートは通常通り接続(表 6-1 を参照)

• ポート 3/2/0(1 ポート 10GBE SPA):カスケード、Cisco SCE8000 GBE 1 のポート 3/2/0 に接続

• ポート 3/3/0(1 ポート 10GBE SPA):カスケード、Cisco SCE8000 GBE 1 のポート 3/3/0 に接続

(8 ポート GBE SPA が 2 つ取り付けられている場合だけ)

表 6-1 単一 Cisco SCE8000 GBE 接続

サブスクライバ ポート 接続先ネットワーク ポート リンクの番号

サブスロット 0 の SPA0 1 02 3 14 5 26 7 3

サブスロット 1 の SPA0 1 42 3 54 5 66 7 7

6-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

光バイパス モジュール

Cisco SCE8000 GBE 1

• トラフィック ポートは通常通り接続(表 6-1 を参照)

• ポート 3/2/0(1 ポート 10GBE SPA):カスケード、Cisco SCE8000 GBE 0 のポート 3/2/0 に接続

• ポート 3/3/0(1 ポート 10GBE SPA):カスケード、Cisco SCE8000 GBE 0 のポート 3/3/0 に接続

(8 ポート GBE SPA が 2 つ取り付けられている場合だけ)

インライン トポロジでは、受信用と送信用の両方のファイバを Cisco SCE8000 GBE に接続します。カ

スケード ポートでは常に、受信用と送信用のファイバを両方接続する必要があります。

リンクの継続性を常に維持するには、両方のプラットフォームに光バイパス モジュールを取り付けて、

トラフィック ポートをそのバイパス モジュールに接続する必要があります。

光バイパス モジュール外部光バイパス モジュールはオプションのコンポーネントです。このモジュールを使用すると、トラ

フィック リンクが自動的に保存されるので、ネットワークが保護されます。外部バイパス モジュール

の詳細については、「Cisco SCE8000 GBE 光バイパス」(P.2-10)を参照してください。

光バイパス モジュールの取り付けには、2 つの方法があります。

• シャーシ取り付け:光バイパス モジュールを Cisco SCE8000 シャーシのスロット 4 のパネルに装

着します。このパネルには、 大 4 つの光バイパス モジュールを収容できます。

• 外部取り付けパネル:光バイパス モジュールを 19 インチ ラックに取り付けたパネルに装着します。

このパネルには、 大 4 つの光バイパス モジュールを収容できます。

(注) サブスクライバ リンクおよびネットワーク リンクに使用するトランシーバおよびケーブル接続に応じ

た、適切なタイプの光バイパス モジュール(シングルモードまたはマルチモード)を使用してください。

(注) Cisco SCE8000 GBE がバイパスされると、光バイパス モジュールでサブスクライバ側の光パスとネット

ワーク側の光パスが直接接続されます。そのため、サブスクライバの光リンクおよびネットワークの光

リンクは同一タイプ(シングルモードまたはマルチモード)であり、同一の波長である必要があります。

警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を浴びないように注意してください。また、ポートの開口部を直視しないでください。ステートメント 1056

6-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

光バイパス モジュールの接続

光バイパス モジュールの接続

表 6-2 に、Cisco CE8000 GBE の光バイパス モジュールの接続の概要を示します。サブスロット 1 に 8ポート GBE SPA が装着されている場合、右側だけにバイパス モジュールを取り付ける必要があります。

表 6-2 光バイパス モジュールの接続

外部バイパス モジュールのポート 接続先コンポーネント リンクの番号

外部バイパス モジュール #1 - -

A1 サブスクライバ側ネットワーク要素 0 0B1 ネットワーク側ネットワーク要素 0 0C1 SPA ポート 3/0/0 0D1 SPA ポート 3/0/1 0A2 サブスクライバ側ネットワーク要素 1 1B2 ネットワーク側ネットワーク要素 1 1C2 SPA ポート 3/0/2 1D2 SPA ポート 3/0/3 1

CTRL(OPB CTRL1 というラベルが

付いた「Y」字型制御ケーブルの短い

方を使用)

Cisco SCE8000-SCM-E モジュールの左側の

「光バイパス」ポート(SCE8000 GBE-2L BYPASS というラベルが付いた「Y」字型制

御ケーブルの長い方を使用)

外部バイパス モジュール #2 - -

A1 サブスクライバ側ネットワーク要素 2 2B1 ネットワーク側ネットワーク要素 2 2C1 SPA ポート 3/0/4 2D1 SPA ポート 3/0/5 2A2 サブスクライバ側ネットワーク要素 3 3B2 ネットワーク側ネットワーク要素 3 3C2 SPA ポート 3/0/6 3D2 SPA ポート 3/0/7 3

CTRL(OPB CTRL2 というラベルが

付いた「Y」字型制御ケーブルの短い

方を使用)

Cisco SCE8000-SCM-E モジュールの左側の

「光バイパス」ポート(SCE8000 GBE-2L BYPASS というラベルが付いた「Y」字型制

御ケーブルの長い方を使用)

外部バイパス モジュール #3 - -

A1 サブスクライバ側ネットワーク要素 4 4B1 ネットワーク側ネットワーク要素 4 4C1 SPA ポート 3/1/0 4D1 SPA ポート 3/1/1 4A2 サブスクライバ側ネットワーク要素 5 4B2 ネットワーク側ネットワーク要素 5 5C2 SPA ポート 3/1/2 5D2 SPA ポート 3/1/3 5

6-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

GBE 回線インターフェイス ポートのケーブル接続

GBE 回線インターフェイス ポートのケーブル接続

(注) 外部光バイパス モジュールを取り付ける場合は、Cisco SCE8000 GBE の回線ポートをモジュールに接

続します。詳細については、「回線インターフェイス ポートのケーブル接続:外部光バイパス モジュー

ルの使用」(P.6-9)を参照してください。

警告 クラス 1 レーザー。レーザー光を浴びないように注意してください。また、ポートの開口部を直視しないでください。ステートメント 1008

• 「SFP モジュールのケーブル接続と接続装置」(P.6-7)

• 「GBE ライン インターフェイス ポートのケーブル接続の方法」(P.6-9)

• 「回線インターフェイス ポートのケーブル接続:外部光バイパス モジュールの使用」(P.6-9)

CTRL(OPB CTRL1 というラベルが

付いた「Y」字型制御ケーブルの短い

方を使用)

Cisco SCE8000-SCM-E モジュールの右側の

「光バイパス」ポート(SCE8000 GBE-2L BYPASS というラベルが付いた「Y」字型制

御ケーブルの長い方を使用)

5

外部バイパス モジュール #4 - -

A1 サブスクライバ側ネットワーク要素 6 6B1 ネットワーク側ネットワーク要素 6 6C1 SPA ポート 3/1/4 6D1 SPA ポート 3/1/5 6A2 サブスクライバ側ネットワーク要素 7 7B2 ネットワーク側ネットワーク要素 7 7C2 SPA ポート 3/1/6 7D2 SPA ポート 3/1/7 7

CTRL(OPB CTRL2 というラベルが

付いた「Y」字型制御ケーブルの短い

方を使用)

Cisco SCE8000-SCM-E モジュールの右側の

「光バイパス」ポート(SCE8000 GBE-2L BYPASS というラベルが付いた「Y」字型制

御ケーブルの長い方を使用)

表 6-2 光バイパス モジュールの接続 (続き)

外部バイパス モジュールのポート 接続先コンポーネント リンクの番号

6-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

SFP モジュールのケーブル接続と接続装置

SFP モジュールのケーブル接続と接続装置

表 6-3 に、8 ポート ギガビット イーサネット SPA に装着可能な SFP モジュールのケーブル接続仕様を

示します。すべての SFP ポートに LC タイプ コネクタが付いています。

小ケーブル長は次のとおりです。

• SFP-GE-S:2 m(6.5 フィート)

• SFP-GE-Z(リンクの両端に 8 dB 減衰器が取り付け済み):10 km(6.2 マイル)

• SFP-GE-Z(減衰器なし):40 km(24.9 マイル)

1 Multimode Fiber(MMF; マルチモード ファイバ)だけ。

2 モード調整パッチコードが必要です。

直径 62.5 ミクロンの MMF で SFP-GE-L を使用する場合、リンクが 300 m(984 フィート)を超え

ると、リンクの送信側および受信側で、SFP モジュールと MMF ケーブルとの間にモード調整パッチ

コードを取り付ける必要があります。

リンク距離が非常に短い(数十メートル)場合でも、パッチコードを付けずに SFP-GE-L に MMF を使用することは推奨できません。Bit Error Rate(BER; ビット エラー レート)が上昇する原因に

なります。

3 分散シフト型シングルモード 光ファイバ ケーブル。

(注) 1000BASE-ZX SFP モジュールの光パワー バジェットは 21.5 dB です。使用するケーブル プラントを

光損失テスト セットを使用して測定し、ケーブル プラント(コネクタとスプライスを含む)の光損失

が 21.5 dB 以下であることを確認する必要があります。光損失の測定は、1550 nm の光源を使用して実

行する必要があります。

表 6-3 SFP モジュール ポートのケーブル接続仕様

SCE モデル 波長(nm) ファイバ タイプ

コア サイズ

(ミクロン)

モード帯域幅

(MHz/km) 大ケーブル長

SFP-GE-S 850 MMF1 62.5 160 220 m(722 フィート)

62.5 200 300 m(984 フィート)

50.0 400 500 m(1640 フィート)

50.0 500 550 m(1804 フィート)

SFP-GE-L 1300 MMF および SMF2 62.5 500 550 m(1804 フィート)

50.0 400 550 m(1804 フィート)

50.0 500 550 m(1804 フィート)

9/10 - 10 km(6.2 マイル)

SFP-GE-Z 1550 SMF 9/10 - 80 km(49.7 マイル)

SMF3 8 - 100 km(62.1 マイル)

6-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

光デバイスのメンテナンス

表 6-4 に、電源の情報および仕様を示します。

1 9/125 mm SMF のファイバ タイプに対応 2 62.5/125 mm MMF および 50/125 mm MMF のファイバ タイプに対応

3 9/125 mm SMF、62.5/125 mm MMF、50/125 mm MMF のファイバ タイプに対応

4 50/125 mm MMF および 62.5/125 mm MMF のファイバ タイプに対応

5 10 mm SMF のファイバ タイプに対応 6 50/125 mm、NA = 0.20 ファイバおよび 62.5/125 mm、NA = 0.275 ファイバのファイバ タイプに対応 7 50/125 mm MMF および 62.5/125 mm MMF のファイバ タイプに対応

光デバイスのメンテナンス ファイバの接続部分が汚れていると、コンポーネントの障害またはシステム全体の障害につながる可能

性があります。コアが微粒子によって部分的または全体的に覆われると、強い後方反射が生じ、レー

ザー システムを不安定にさせる場合があります。光ファイバ接続を行う前に、検査、クリーニング、

および再検査を実行することが重要です。

表 6-4 SFP-GE-L、SFP-GE-S、および SFP-GE-Z モジュールの電源仕様

SFP モジュール 送信パワー(dBm) 受信パワー(dBm) 電力バジェット(dBm)

小 大 小 大

SFP-GE-L -9.51 -11.52

-3 .03 -19.0 -3.0 7.54 および 9.55

SFP-GE-S 9.5 6 -3.0 -17.0 0.0 7.57

SFP-GE-Z 0.0 5.0 -22.0 0.0 22

6-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

GBE ライン インターフェイス ポートのケーブル接続の方法

GBE ライン インターフェイス ポートのケーブル接続の方法

ステップ 1 適切な光ファイバ ケーブル(「SFP モジュールのケーブル接続と接続装置」(P.6-7)を参照)を、CiscoSCE8000 GBE のスロット 3 にある SPA モジュール上の適切なポートに差し込みます(図 6-2 を参照)。

カチッという音がして、コネクタがレセプタクルに完全に装着されるまで、コネクタを押し込んでくだ

さい。コネクタは必ずソケットに完全に差し込んでください。

図 6-2 GBE 回線インターフェイスのケーブル接続

ステップ 2 LINK LED がグリーンに点灯していることを確認します。

LINK LED が点灯しない場合は、ネットワーク ケーブルのプラグを外してから、もう一度モジュール ソケットにしっかり装着してください。

回線インターフェイス ポートのケーブル接続:外部光バイパス モジュールの使用

個別の接続については、「光バイパス モジュールの接続」(P.6-5)を参照してください。図 6-3 に、外

部光バイパス モジュールの回線インターフェイスを示します。

図 6-3 外部光バイパス モジュールの回線インターフェイス:SCE8000 GBE

2758

06

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

STATUS

7A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2SP

A-8

X1G

E-V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

2749

68

CTRL

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

CTRL

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

A B

6-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

回線インターフェイス ポートのケーブル接続:外部光バイパス モジュールの使用

ステップ 1 サブスクライバまたはネットワーク要素からの光ファイバ ケーブル(「SFP モジュールのケーブル接続

と接続装置」(P.6-7)を参照)を、外部バイパス モジュールの適切なポートに差し込みます。

ステップ 2 両端に Lucent Connector(LC)コネクタが装着されているケーブルを使用し、一端を外部バイパス モジュールの適切なポートに差し込み、もう一端を SCE8000 GBE シャーシのスロット 3 の適切な回線イ

ンターフェイスに差し込みます。

ステップ 3 すべてのトラフィック リンクについて、ステップ 1 およびステップ 2 を繰り返します。

ステップ 4 両端に RJ11 コネクタが装着されている付属の制御ケーブルを使用し、一端を外部バイパス モジュール

の CTRL インターフェイスに差し込み(図 6-4 を参照)、もう一端を Cisco SCE8000 GBE シャーシの

スロット 1 の SCE8000-SCM-E 上の外部バイパス インターフェイスに差し込みます(図 6-5 の 1 番を

参照)。

外部バイパス モジュールを 2 つだけ使用する場合は、「Y」字型制御ケーブル 1 本を使用します。「Y」

字型ケーブルの短い方を 2 つのバイパス モジュールの CNTL ポートに、「Y」字型ケーブルの長い方を

スロット 1 の SCE8000-SCM-E 上の外部バイパス ポート 1 に差し込みます。

外部バイパス モジュールを 4 つ使用する場合は、制御ケーブル 2 本を両方ともスロット 1 の SCE8000-SCM-E 上の外部バイパス ポートに差し込みます。

ステップ 5 インストレーションを完了し、Cisco SCE8000 GBE の電源を投入します。

光バイパス モジュールは、Cisco SCE8000 GBE システム全体が完全に動作するまでは SCE8000-SIP モジュールへのリンクを接続しないようになっています。光バイパス モジュールから SCE8000-SIP モジュールまでのリンクが正常に機能していることを確認するためには、Cisco SCE8000 GBE が完全に

動作し、非バイパス ステータスである必要があります。

ステップ 6 GBE インターフェイス上の LINK LED がグリーンに点灯していることをチェックするか、show interface GigabitEthernet コマンドを使用してリンクの接続を確認してください(「ギガビット イー

サネット ポート ステータスの表示方法」(P.6-11)を参照)。

図 6-4 外部バイパス モジュールの CTRL インターフェイスのケーブル接続

2749

67

CTRL

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

CTRL

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

A B

6-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

接続テスト:LINK LED およびカウンタの調査

図 6-5 SCE8000-SCM-E モジュールのケーブル接続

接続テスト:LINK LED およびカウンタの調査Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに電源が投入されたら、すべてのリンクで接続が確立されてい

るか確認します。Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに電源が投入されていない場合は、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを起動してから、この手順を実行します。

• 「LED の確認」(P.6-11)

• 「ギガビット イーサネット ポート ステータスの表示方法」(P.6-11)

• 「GBE 回線インターフェイスのカウンタの表示」(P.6-12)

• 「ユーザ ログ カウンタの表示方法」(P.6-13)

LED の確認

LINK LED がグリーンになっていると、接続されたリンクすべてでアクティブな接続が存在すること

を意味します。

ギガビット イーサネット ポート ステータスの表示方法

ステップ 1 SCE> プロンプトで、show interface GigabitEthernet 3/ baynumber /portnumber と入力します。

これによりポート リンクの状態が表示されます。

次に、システム応答の例を示します。

SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/6 Auto negotiation configured: EnabledActual Status: Link is onAutonegotiation: EnabledBandwidth: 100000KbpsBurst-size: 50000bytes

2709

76

SCE8000-SCM-E

10/100/1000 LINK/

ACTIVE

OPTICALBYPASS1 CONSOLEPORT1

12

3

6-11Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

GBE 回線インターフェイスのカウンタの表示

GBE 回線インターフェイスのカウンタの表示 インライン トポロジでは、Rx 接続と Tx 接続の両方のトラフィックをプラットフォーム カウンタでモ

ニタリングできます。パケットが Cisco SCE8000 GBE を通過するに伴い、Rx および Tx の両方のカウ

ンタが増加します。

ただし、受信専用トポロジでは、Tx のカウンタが増加しません。これは、Cisco SCE8000 GBE がトラ

フィックのモニタリングだけを行い、再送信は行っていないためです。

ギガビット イーサネット回線インターフェイスのカウンタの表示方法

インライン トポロジでは、Rx 接続と Tx 接続の両方のトラフィックをプラットフォーム カウンタでモ

ニタリングできます。Cisco SCE8000 GBE を通過する Rx および Tx パケット数が増加すると、カウン

タも増加します。

ただし、外部スイッチ トポロジの場合、Tx のカウンタは増加しません。Tx は接続されていないので、

Tx にトラフィックのモニタリング機能はありません。

ステップ 1 SCE> プロンプトで、show interface GigabitEthernet 3/baynumber/portnumber counters と入力します。

ギガビット イーサネット カウンタが表示されます。このコマンドを使用すると、トラフィックが発生

していることを確認できます。Cisco SCE8000 GBE を通過するパケット数が増加するにつれて、カウ

ンタが増加することを確認できます。

次に、サブスロット 1 のギガビット イーサネットのカウンタ例を示します。

SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/6 countersIn total octets: 100In good unicast packets: 90In good multicast packets: 0In good broadcast packets: 10In packets discarded: 0In packets with CRC/Alignment error: 0In undersized packets: 0In oversized packets: 0Out total octets: 93*2^32+1022342538Out unicast packets: 858086051Out non unicast packets: 0Out packets discarded: 0

6-12Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 93: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

ユーザ ログ カウンタの表示方法

ユーザ ログ カウンタの表示方法

ユーザ ログを表示して、インストレーション プロセス中に発生したエラーの有無を確認するようにし

てください。

ステップ 1 SCE> プロンプトで show logger device User-File-Log counters と入力し、Enter キーを押します。

SCE> show logger device user-file-log counters Logger device User-File-Log counters:Total info messages: 1Total warning messages: 0Total error messages: 0Total fatal messages: 0

合計エラー メッセージまたは合計重大エラー メッセージが表示される場合は、show logger device User-File-Log コマンドを使用して、エラーの詳細を表示します。

Service Control アプリケーションのインストール方法Service Control ソリューションを使用するには、Service Control アプリケーションを SCE プラット

フォームにインストールする必要があります。これは、pqi ファイルで、Cisco Service Control Application for Broadband(SCA BB)コンソールを使用してインストールおよび設定されます。

pqi ファイルのインストール方法については、『Cisco Service Control Product Installation Guide』の

「Installing the Application and Protocol Pack on the SCE Platform」を参照してください。

アプリケーションの初期設定については、『Cisco Service Control Product Installation Guide』の

「Initial SCA BB Configuration」を参照してください。

SCA BB アプリケーションのインストールおよび設定方法の詳細については、『Cisco Service Control Application for Broadband User Guide』を参照してください。

カスケード型システム • 「カスケード型システムの設置方法」(P.6-13)

• 「カスケード型システムの CLI コマンド」(P.6-15)

カスケード型システムの設置方法

ここでは、2 つのカスケード Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを使用した冗長ソリューションの

インストール手順の概要を示します。CLI コマンドの詳細については、『Cisco SCE8000 CLI Command Reference』を参照してください。

6-13Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 94: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

カスケード型システムの設置方法

2 つの Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを連携させてフロー分割機能および冗長構成を持たせる

場合、このインストレーション手順に従うことがきわめて重要です。

ステップ 1 両方の Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを設置し、電源を投入して、初期システム設定を実行し

ます(第 4 章「Cisco SCE8000 シャーシの設置」、第 5 章「管理インターフェイスの接続」、および

「Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの起動」(P.7-1)を参照)。

リロード シーケンスや電源障害イベント時を含めて、リンクの継続性を常に維持するには、光バイパ

ス モジュールを搭載する必要があります。

ステップ 2 両方の Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを管理ステーションに接続します(「管理インターフェ

イスの接続」(P.5-4)を参照)。

ステップ 3 カスケード ポートを接続します。「デュアル Cisco SCE8000 GBE トポロジ」(P.6-3)を参照してくだ

さい。

カスケード ポートは、レイヤ 1(ダーク ファイバ)に直接接続するか、次の手順でスイッチを介して

接続する必要があります。

• カスケード ポート 1 セットを 1 つのスイッチに接続します(3/2/0 <-> 3/2/0)。ポートは両方とも

同じアクセス VLAN 上で設定します。これらのポートは、ポートに接続されているインターフェ

イスだけが使用します。この VLAN 上にはスイッチの他のインターフェイスはありません。

• 別のセットのカスケード ポート(3/3/0 <-> 3/3/0)を別の VLAN 上のスイッチに接続します。ア

クセス ポートはこの VLAN 上のアクセス ポートとして設定する必要があり、ポートに接続されて

いるインターフェイスだけが使用します。この VLAN 上にはスイッチの他のインターフェイスは

ありません。

ステップ 4 接続モード オプションで、各 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームのトポロジ設定を行います(「接

続モードの設定方法」(P.6-15)を参照)。

ステップ 5 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームが同期していて、アクティブ Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームが選択されていることを確認します。

show interface linecard 0 connection-mode コマンドを使用します。

ステップ 6 バイパスで起動する場合は、すべてのリンク上の両方の Cisco SCE8000 GBE プラットフォームで、リ

ンク モードを目的のモードに変更します。バイパス モードは、アクティブな Cisco SCE8000 GBE プラットフォームだけに適用されます(「リンク モードの設定方法」(P.6-16)を参照)。

ステップ 7 リンク モードが目的のモードに設定されていることを確認します(「カスケード システムのモニタリン

グ」(P.6-17)を参照)。

show interface linecard 0 link mode コマンドを使用します。

ステップ 8 Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム #0 のトラフィック ポートを接続します。接続することにより、

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの両側のネットワーク要素がトラフィック ポートと自動ネゴシ

エーションを行い、動作を開始するまで一時的なダウンタイムが生じます(インラインの場合)。「デュ

アル Cisco SCE8000 GBE トポロジ」(P.6-3)を参照してください。

ステップ 9 Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム #1 のトラフィック ポートを接続します。接続することにより、

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの両側のネットワーク要素がトラフィック ポートと自動ネゴシ

エーションを行い、動作を開始するまで一時的なダウンタイムが生じます(インラインの場合)。「デュ

アル Cisco SCE8000 GBE トポロジ」(P.6-3)を参照してください。

ステップ 10 完全な制御が必要な場合は、すべてのリンク上の両方の Cisco SCE8000 GBE プラットフォームで、リ

ンク モードを「forwarding」に変更します。 初に、アクティブな Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームを設定してから、スタンバイ プラットフォームを設定することを推奨します(「リンク モード

の設定方法」(P.6-16)を参照)。

6-14Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 95: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

カスケード型システムの CLI コマンド

カスケード型システムの CLI コマンド

ここでは、冗長システムの設定およびモニタリングに関連する CLI コマンドについて説明します。

• 「冗長トポロジのトポロジ関連パラメータ」(P.6-15)

• 「接続モードの設定方法」(P.6-15)

• 「リンク モードの設定方法」(P.6-16)

• 「カスケード システムのモニタリング」(P.6-17)

冗長トポロジのトポロジ関連パラメータ

冗長トポロジを設定する場合は、4 つのトポロジ関連のパラメータがすべて必要です。

• Connection mode:2 つの SCE プラットフォームをカスケード接続して、冗長構成を実現します。

したがって、両方の SCE プラットフォームの接続モードは、inline-cascade に設定します。

• sce-id:カスケード接続された SCE プラットフォームごとに、コマンドで設定される SCE プラッ

トフォーム(0 または 1)を指定します。

(注) sce-id パラメータは SCE プラットフォームを特定し、リンクを特定する physically-connected-link パラメータを置き換えます。Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム

は複数のリンクをサポートしているため、この変更が必要でした。ただし、下位互換性につい

ては、physically-connected-link パラメータが認識され、このパラメータ(0 または 1)に指定

されたリンクの数は sce-id として定義されます。

• Priority:カスケード接続された SCE プラットフォームごとに、デバイスがプライマリであるか、

またはセカンダリであるかを定義します。

• On-failure:カスケード接続された SCE プラットフォームごとに、SCE プラットフォームの障害

時または起動時に、トラフィックを切断するか、または外部光バイパス モジュールを経由してバ

イパスするかを決定します。

bypass または external-bypass オプションのいずれかが設定されている場合は、光バイパス モジュールを適切に取り付ける必要があります。光バイパス デバイスが検出されないと、コマンド

は実行されますが、警告が表示されます。コマンドが変更されるか、光バイパス デバイスが検出

されるまで、警告モードが開始されます。

接続モードの設定方法 接続モードを設定するには、次のコマンドおよびパラメータを使用します。

• inline

• sce-id

• SCE プラットフォームの障害時の動作

• プライマリ /セカンダリ

ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトで、connection-mode inline-cascade sce-id (0 | 1) priority (primary | secondary) on-failure (external-bypass | bypass | cutoff) と入力して、Enter キーを押します。

6-15Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 96: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

カスケード型システムの CLI コマンド

例 1:2 つの Cisco SCE8000 GBE プラットフォームのインライン トポロジでプライマリ SCE プラット

フォームを設定する場合は、次のコマンドを使用します。障害発生時の SCE プラットフォームの動作

はバイパスになります。

SCE(config if)# connection-mode inline-cascade sce-id 0 priority primary on-failure bypass

例 2:例 1 の SCE プラットフォームとカスケード接続される SCE プラットフォームを設定するには、次のコ

マンドを使用します。この SCE プラットフォームをセカンダリ SCE プラットフォームに設定する必要

があります。接続モードは 初の例と同じで、障害発生時の SCE プラットフォームの動作はバイパス

です。

SCE(config if)# connection-mode inline-cascade sce-id 1 priority secondary on-failure bypass

リンク モードの設定方法 SCE プラットフォームには、SCE プラットフォームに障害が発生した場合でもリンクを維持するため

の内部ハードウェア カードがあります。このハードウェア カードには 3 つの動作モードがあります。

• bypass

• forwarding

• cutoff

リンク モードは通常、設定された接続モードに従って、SCE プラットフォーム ソフトウェアによって

選択されます。ただし、link-modeコマンドを使用して、必要な特定のモードを実施できます。この機

能は、ネットワークをデバッグする場合、または SCE プラットフォームでトラフィックの転送だけを

行う場合に便利です(この設定は、受信専用モードで使用できる場合でも、インライン トポロジだけ

に関連します)。

次のリンク モード オプションを使用できます。

• Forwarding:指定されたリンクのトラフィックは SCE プラットフォームに転送されて、処理され

ます。

• Bypass:指定されたリンクのトラフィックの SCE プラットフォームへの転送を停止します。トラ

フィックは引き続きリンク上を流れますが、SCE プラットフォームでは処理されません。

これは冗長性には影響しません。

• Cutoff:指定されたリンクを経由するトラフィック フローを完全に切断します。

次の推奨事項および制限事項に留意してください。

• リンク モードはインライン トポロジにだけ関連します。

• カスケード トポロジの場合は、両方の SCE プラットフォームを同じリンク モードに設定すること

を推奨します。設定しない場合、サービスが予測不能になります。

• デフォルト リンク モードは forwarding です。その他のリンク モードが選択されている場合、アク

ティブなサービス コントロールは使用できず、サービス コントロール設定が適用されなくなります。

ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトで、link mode [forwarding | bypass | cutoff] と入力して、Enter キーを押

します。

6-16Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 97: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

カスケード型システムの CLI コマンド

カスケード システムのモニタリング

カスケード システムをモニタリングするには、次のコマンドを使用します。これらのコマンドは、接

続のステータスとリンク設定についての情報を提供します。

現在の接続モードを表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 connection-mode と入力して、Enter キーを押します。

SCE-ID を表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 sce-id と入力して、Enter キーを押します。

現在のリンク モードを表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 link mode と入

力して、Enter キーを押します。

現在のリンク /ポート マッピングを表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 link-to-port-mapping と入力して、Enter キーを押します。

SCE プラットフォームの現在の冗長ステータスを表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 cascade redundancy-status と入力して、Enter キーを押します。

ピア SCE プラットフォームの情報を表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 cascade peer-sce-information と入力して、Enter キーを押します。

カスケード接続の情報を表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 cascade connection-status と入力して、Enter キーを押します。

現在のリンク マッピングを表示するには、SCE> プロンプトで show interface linecard 0 physically-connected-links と入力して、Enter キーを押します。

6-17Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 98: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 6 章 GBE 回線ポートのケーブル接続およびインストレーションの完了

カスケード型システムの CLI コマンド

6-18Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 7

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

概要この章では、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを起動、リブート、およびシャットダウンする方

法について説明します。また、設定の管理方法についても説明します。

• 「Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの起動」(P.7-1)

• 「Cisco SCE8000 GBE の設定の管理」(P.7-5)

• 「SCE プラットフォームのバージョン情報の表示方法」(P.7-11)

• 「SCE プラットフォームのコンポーネントの表示方法」(P.7-14)

• 「システム アップタイムの表示方法」(P.7-21)

• 「SCE プラットフォームのリブートとシャットダウン」(P.7-21)

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの起動ここでは、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの起動手順について説明します。

• 「システム起動前の確認」(P.7-1)

• 「複雑なコンフィギュレーションの実行」(P.7-2)

• 「システムの起動および初期状態の確認」(P.7-2)

• 「 終テスト」(P.7-3)

システム起動前の確認

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを起動する前に、次の条件を確認してください。

• 両方の電源装置が搭載され、接続されていること(電源装置が 1 つだけ接続されている場合は、警

告ステートになります)

• インストレーション時の初回起動:

– Cisco SCE8000 GBE プラットフォームがローカル コンソール(CON ポート)に接続されて

いること

– コンソール端末の電源がオンになっていて、適切に設定されていること

7-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

Page 100: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

複雑なコンフィギュレーションの実行

• 2 回目以降の起動:

– 回線インターフェイスが適切にケーブル接続されていること(任意)

– Cisco SCE8000 GBE プラットフォームが、次のタイプの管理ステーションの少なくとも 1 つに接続されていること:

• ローカル コンソール(CON ポート):直接接続

• リモート管理ステーション:LAN(MNG ポート)接続

複雑なコンフィギュレーションの実行 Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム ハードウェアの取り付け、すべての外部接続のチェック、シス

テム電源の投入、システムの起動、および初期システム設定を行ったあと、このマニュアルに記載され

ていない複雑な設定作業を行わなければならない場合があります。

システムおよびインターフェイス設定の詳細については、次のマニュアルを参照してください。

• 『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』

• 『Cisco SCE8000 CLI Command Reference』

システムの起動および初期状態の確認

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを設置してケーブルを接続したら、次の手順を実行して Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを起動します。

ステップ 1 電源コードが Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに接続されていることを確認します。

ステップ 2 AC 電源装置のケーブルを AC 電源に差し込むか、または DC パネルの回路ブレーカーをオンの位置に

設定します。両方の電源装置のスイッチをオンにします。

ステップ 3 ファンの音を聞きます。作動音がすぐに聞こえるはずです。

ステップ 4 起動プロセス中に、SCE8000-SCM-E の次の LED を確認します。

• POWER LED がグリーンに点灯します。

• Cisco SCE8000 GBE でバイパスが有効の場合、OPTICAL BYPASS LED がグリーンに点灯します。

バイパスが無効の場合は消灯します。

• 起動中は、STATUS LED がオレンジに点灯します。起動に成功すると、STATUS LED がグリーン

に点灯します。

(注) Cisco SCE8000 GBE の起動には数分間かかります(STATUS LED がオレンジからグリーンに変わるまで)。

次の作業

起動手順の各ステップが完了されない場合は、トラブルシューティングの推奨事項と手順について、

「起動時の問題の特定」(P.8-7)を参照してください。

7-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

終テスト

終テスト

ここでは、Cisco SCE8000 GBE が適切に機能しているかどうかを確認する 終テストの実行手順につ

いて説明します。

• 「動作ステータスの表示」(P.7-3)

• 「ユーザ ログ カウンタの表示」(P.7-3)

• 「ギガビット イーサネット ポートの状態の表示」(P.7-4)

• 「ギガビット イーサネット カウンタの表示」(P.7-4)

動作ステータスの表示

すべてのポートを接続したら、Cisco SCE8000 GBE が警告状態でないことを確認します。

ステップ 1 サービス コントロール モジュールの前面パネルで、STATUS LED がグリーンになっているのを確認し

ます。

ステップ 2 システムの動作ステータスを表示するには、SCE# プロンプトで show system operation-status と入力

して、Enter キーを押します。

システムの動作ステータスを示すメッセージが表示されます。システムが適切に動作している場合は、

次のメッセージが表示されます。

System Operation status is Operational.

STATUS LED がレッドまたはオレンジに点滅している場合は、次のメッセージが表示されます。

System Operation status is WarningDescription:1. Power Supply problem2. Line feed problem3. Amount of External bypass devices detected is lower than expected amount

ユーザ ログ カウンタの表示

インストレーション プロセス中に発生したエラーに関するユーザ ログを表示します。

SCE# プロンプトで show logger device user-file-log counters と入力し、Enter キーを押します。

ユーザ ログ カウンタを表示する例 次に、現在の User-File-Log デバイス カウンタの例を示します。

SCE# show logger device user-file-log countersLogger device User-File-Log counters:Total info messages: 1Total warning messages: 0Total error messages: 0Total fatal messages: 0

合計エラー メッセージまたは合計重大エラー メッセージが表示される場合は、show logger device user-file-log コマンドを使用して、エラーの詳細を表示します。

7-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

終テスト

ギガビット イーサネット ポートの状態の表示

SCE# プロンプトで、show interface GigabitEthernet 3/baynumber/port-number と入力します。

これによりポート リンクの状態が表示されます。

次に、システム応答の例を示します。

SCE# show interface GigabitEthernet 3/1/0 Actual Status: Link is onBandwidth: 10000000KbpsBurst-size: 500000bytes

ギガビット イーサネット カウンタの表示 インライン トポロジでは、Rx 接続と Tx 接続の両方のトラフィックをプラットフォーム カウンタでモ

ニタリングできます。パケットが Cisco SCE8000 GBE を通過するに伴い、Rx および Tx の両方のカウ

ンタが増加します。

ただし、受信専用トポロジでは、Tx のカウンタが増加しません。これは、Cisco SCE8000 GBE がトラ

フィックのモニタリングだけを行い、再送信は行っていないためです。

SCE# プロンプトで、show interface GigabitEthernet 3/baynumber/port-number counters と入力します。

ギガビット イーサネット カウンタが表示されます。このコマンドを使用すると、回線上にトラフィッ

クが流れていることを確認できます。Cisco SCE8000 GBE を通過するリアルタイムのパケット フロー

とともに、カウンタが増加することを確認できます。

Bump-In-The-Wire(BITW)トポロジでは、Rx および Tx の両方のカウンタがトラフィック モニタリ

ングの対象となります。受信専用トポロジでは、外部スプリッタを使用するため、Rx カウンタだけが

対象になります。

次に、 初のギガビット イーサネット インターフェイスのカウンタ例を示します。

SCE# show interface GigabitEthernet 3/0/0 countersIn total octets: 100In good unicast packets: 90In good multicast packets: 0In good broadcast packets: 10In packets discarded: 0In packets with CRC/Alignment error: 0In undersized packets: 0In oversized packets: 0Out total octets: 93*2^32+1022342538Out unicast packets: 858086051Out non unicast packets: 0Out packets discarded: 0

7-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

Cisco SCE8000 GBE の設定の管理

Cisco SCE8000 GBE の設定の管理 Cisco SCE8000 GBE プラットフォーム ハードウェアを設置したあと、すべての外部接続をチェック

し、システム電源をオンにします。システムが起動すると、サービス コントロール アプリケーション

をインストールできます。ただし、このアプリケーションをインストールする前に、SCE プラット

フォームの設定が必要になる場合があります。Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを設定する手順

は、このマニュアルでは取り扱いません。

システムおよびインターフェイス設定の詳細については、次のマニュアルを参照してください。

• 『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』

• 『Cisco SCE8000 CLI Command Reference』

ここでは、Cisco SCE8000 GBE 設定の管理手順について説明します。

• 「コンフィギュレーションの表示」(P.7-5)

• 「設定値の保存と変更」(P.7-7)

• 「以前のコンフィギュレーションの復元」(P.7-9)

コンフィギュレーションの表示

入力したコンフィギュレーション コマンドは、SCE プラットフォームの動作およびコンフィギュレー

ションにただちに影響します。このコンフィギュレーションは、running-config(実行コンフィギュ

レーション)と呼ばれ、SCE プラットフォームの揮発性メモリに保存され、SCE プラットフォームが

稼動している間有効です。リブートすると、SCE プラットフォームは、ユーザが保存したデフォルト

以外のコンフィギュレーションを含む startup-config を、running-config にロードします。

SCE プラットフォームには、次の操作を行うコマンドがあります。

• 実行コンフィギュレーションのユーザ設定値(デフォルト以外)だけを表示:show running-config

• SCE プラットフォームの実行コンフィギュレーションのデフォルトおよびそれ以外のすべての値

を表示:show running-config all-data

• スタートアップ コンフィギュレーションの表示:show startup-config

SCE プラットフォームを設定したあと、show running-config コマンドを使用して実行コンフィギュ

レーションを問い合せることができます。

ステップ 1 SCE# プロンプトで show running-config と入力します。

実行コンフィギュレーションが表示されます。

SCE# show running-config #This is a general configuration file (running-config).#Created on 17:17:59 UTC WED June 3 2009#cli-type 1#version 1no management-agent notifications notification-list 1417,1418,804,815,1404,1405,1406,1407,1408,400no management-agent notifications notification-list 402,421,440,441,444,445,446,450,437,457no management-agent notifications notification-list 3593,3594,3595,10040interface LineCard 0

7-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

コンフィギュレーションの表示

connection-mode inline on-failure external-bypassno silentno shutdownreplace spare-memory code bytes 3145728interface GigabitEthernet 1/1ip address 10.56.108.68 255.255.255.0 interface GigabitEthernet 3/0/0interface GigabitEthernet 3/0/1interface GigabitEthernet 3/0/2interface GigabitEthernet 3/0/3interface GigabitEthernet 3/0/4interface GigabitEthernet 3/0/5interface GigabitEthernet 3/0/6interface GigabitEthernet 3/0/7interface GigabitEthernet 3/1/0interface GigabitEthernet 3/1/1interface GigabitEthernet 3/1/2interface GigabitEthernet 3/1/3interface GigabitEthernet 3/1/4interface GigabitEthernet 3/1/5interface GigabitEthernet 3/1/6interface GigabitEthernet 3/1/7interface TenGigabitEthernet 3/2/0interface TenGigabitEthernet 3/3/0interface GigabitEthernet 1/3/0/0interface GigabitEthernet 1/3/0/1interface GigabitEthernet 1/3/0/2interface GigabitEthernet 1/3/0/3interface GigabitEthernet 1/3/0/4interface GigabitEthernet 1/3/0/5interface GigabitEthernet 1/3/0/6interface GigabitEthernet 1/3/0/7interface GigabitEthernet 1/3/1/0interface GigabitEthernet 1/3/1/1interface GigabitEthernet 1/3/1/2interface GigabitEthernet 1/3/1/3interface GigabitEthernet 1/3/1/4interface GigabitEthernet 1/3/1/5interface GigabitEthernet 1/3/1/6interface GigabitEthernet 1/3/1/7exitline vty 0 4exitsubscriber LEG dhcp-lease-query servers 127.0.0.1logger device SCE-agent-Statistics-Log max-file-size 204800management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activation.operation" "Install"management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activated.version" "3.5.5 build 262"management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activated.package" "SCA BB"management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activation.date" "Wed Jun 03 17:01:09 GMT+00:00 2009"flow-filter partition name "ignore_filter" first-rule 4 num-rules 32

7-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

設定値の保存と変更

設定値の保存と変更

現在の実行コンフィギュレーションを変更し、その変更内容をシステムの再起動後も有効にしたい場合

は、管理セッションを終了する前に変更内容を保存する必要があります。これは、実行コンフィギュ

レーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存するということです。

SCE プラットフォームには、コンフィギュレーションおよび管理のためのインターフェイスが複数用

意されています。すべてのインターフェイスで SCE プラットフォームの同じデータベースへの API が提供され、1 つのインターフェイスを使用して行った設定は、すべてのインターフェイスに反映されま

す。さらに、任意の管理インターフェイスで実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィ

ギュレーションに保存すると、コンフィギュレーションに使用された管理インターフェイスに関係な

く、すべてのコンフィギュレーションが保存されます。

バックアップ用に、古い startup-config ファイルが /system/prevconf ディレクトリに保存されます。

以前のコンフィギュレーションを復元する方法については、「以前のコンフィギュレーションの復元」

(P.7-9)を参照してください。

running-config からコンフィギュレーション コマンドを削除するには、このコマンドの no 形式を使用

します。

ステップ 1 SCE# プロンプトで show running-config と入力し、実行コンフィギュレーションを表示します。

実行コンフィギュレーションが表示されます。

ステップ 2 表示されたコンフィギュレーションが適切に設定されているかを確認します。適切に設定されていない

場合は、保存する前に必要な変更を行います。

ステップ 3 copy running-config startup-config と入力します。

すべての実行コンフィギュレーション情報がコンフィギュレーション ファイルに保存され、システム リブート時に使用されます。

コンフィギュレーション ファイルには、/system ディレクトリ内の config.tx1 ファイルに格納されたシ

ステム デフォルトと異なる情報がすべて保持されています。

7-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

設定値の保存と変更

設定値を保存および変更する例

次に、実行コンフィギュレーション ファイルを保存する例を示します( 初にファイルを表示して内

容を確認します)。

SCE# show running-config #This is a general configuration file (running-config).#Created on 17:17:59 UTC WED June 3 2009#cli-type 1#version 1no management-agent notifications notification-list 1417,1418,804,815,1404,1405,1406,1407,1408,400no management-agent notifications notification-list 402,421,440,441,444,445,446,450,437,457no management-agent notifications notification-list 3593,3594,3595,10040interface LineCard 0connection-mode inline on-failure external-bypassno silentno shutdownreplace spare-memory code bytes 3145728interface GigabitEthernet 1/1ip address 10.56.108.68 255.255.255.0 interface GigabitEthernet 3/0/0interface GigabitEthernet 3/0/1interface GigabitEthernet 3/0/2interface GigabitEthernet 3/0/3interface GigabitEthernet 3/0/4interface GigabitEthernet 3/0/5interface GigabitEthernet 3/0/6interface GigabitEthernet 3/0/7interface GigabitEthernet 3/1/0interface GigabitEthernet 3/1/1interface GigabitEthernet 3/1/2interface GigabitEthernet 3/1/3interface GigabitEthernet 3/1/4interface GigabitEthernet 3/1/5interface GigabitEthernet 3/1/6interface GigabitEthernet 3/1/7interface TenGigabitEthernet 3/2/0interface TenGigabitEthernet 3/3/0interface GigabitEthernet 1/3/0/0interface GigabitEthernet 1/3/0/1interface GigabitEthernet 1/3/0/2interface GigabitEthernet 1/3/0/3interface GigabitEthernet 1/3/0/4interface GigabitEthernet 1/3/0/5interface GigabitEthernet 1/3/0/6interface GigabitEthernet 1/3/0/7interface GigabitEthernet 1/3/1/0interface GigabitEthernet 1/3/1/1interface GigabitEthernet 1/3/1/2interface GigabitEthernet 1/3/1/3interface GigabitEthernet 1/3/1/4interface GigabitEthernet 1/3/1/5interface GigabitEthernet 1/3/1/6interface GigabitEthernet 1/3/1/7exitline vty 0 4exitsubscriber LEG dhcp-lease-query servers 127.0.0.1logger device SCE-agent-Statistics-Log max-file-size 204800management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activation.operation" "Install"

7-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

以前のコンフィギュレーションの復元

management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activated.version" "3.5.5 build 262"management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activated.package" "SCA BB"management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activation.date" "Wed Jun 03 17:01:09 GMT+00:00 2009"flow-filter partition name "ignore_filter" first-rule 4 num-rules 32SCE# copy running-config startup-config Writing general configuration file to temporary location...Backing-up general configuration file...Copy temporary file to final location...SCE#

ヒント running-config からコンフィギュレーション コマンドを削除するには、このコマンドの no 形式を使用

します。

次に、実行コンフィギュレーションからすべての DNS 設定を削除する例を示します。

SCE(config)# no ip name-server

以前のコンフィギュレーションの復元

新しいコンフィギュレーションを保存すると、古いコンフィギュレーションはディレクトリ /system/prevconf/ に自動的にバックアップされます。スタートアップ コンフィギュレーション ファ

イルは、 大 9 つのバージョンが保存されます。ファイル名は config.tx1 ~ config.tx9 で、

config.tx1 が 近保存されたファイルです。

古いスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを表示するには、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)コマンド more を使用します。

以前のスタートアップ コンフィギュレーションを復元すると、ファイル名が変更されて、スタート

アップ コンフィギュレーション(config.txt)ファイルが上書きされます。

ステップ 1 SCE# プロンプトで more /system/prevconf/config.tx1 と入力して、コンフィギュレーション ファイ

ルを表示します。

ファイルに格納されたコンフィギュレーション情報が表示されます。

ステップ 2 コンフィギュレーション情報を参照して、復元するコンフィギュレーションであるかを確認します。

コンフィギュレーション復元コマンドは取り消すことができません。

ステップ 3 copy /system/config.tx1 /system/config.txt と入力します。

スタートアップ コンフィギュレーションに config.tx1 のコンフィギュレーションが設定されます。

7-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

以前のコンフィギュレーションの復元

以前のコンフィギュレーションを復元する例

次に、保存されたコンフィギュレーション ファイルを表示、復元して、現在の設定を上書きする例を

示します。

SCE# more /system/prevconf/config.tx1 #This is a general configuration file (running-config).#Created on 17:17:59 UTC WED June 3 2009#cli-type 1#version 1no management-agent notifications notification-list 1417,1418,804,815,1404,1405,1406,1407,1408,400no management-agent notifications notification-list 402,421,440,441,444,445,446,450,437,457no management-agent notifications notification-list 3593,3594,3595,10040interface LineCard 0connection-mode inline on-failure external-bypassno silentno shutdownreplace spare-memory code bytes 3145728interface GigabitEthernet 1/1ip address 10.56.108.68 255.255.255.0 interface GigabitEthernet 3/0/0interface GigabitEthernet 3/0/1interface GigabitEthernet 3/0/2interface GigabitEthernet 3/0/3interface GigabitEthernet 3/0/4interface GigabitEthernet 3/0/5interface GigabitEthernet 3/0/6interface GigabitEthernet 3/0/7interface GigabitEthernet 3/1/0interface GigabitEthernet 3/1/1interface GigabitEthernet 3/1/2interface GigabitEthernet 3/1/3interface GigabitEthernet 3/1/4interface GigabitEthernet 3/1/5interface GigabitEthernet 3/1/6interface GigabitEthernet 3/1/7interface TenGigabitEthernet 3/2/0interface TenGigabitEthernet 3/3/0interface GigabitEthernet 1/3/0/0interface GigabitEthernet 1/3/0/1interface GigabitEthernet 1/3/0/2interface GigabitEthernet 1/3/0/3interface GigabitEthernet 1/3/0/4interface GigabitEthernet 1/3/0/5interface GigabitEthernet 1/3/0/6interface GigabitEthernet 1/3/0/7interface GigabitEthernet 1/3/1/0interface GigabitEthernet 1/3/1/1interface GigabitEthernet 1/3/1/2interface GigabitEthernet 1/3/1/3interface GigabitEthernet 1/3/1/4interface GigabitEthernet 1/3/1/5interface GigabitEthernet 1/3/1/6interface GigabitEthernet 1/3/1/7exitline vty 0 4exitsubscriber LEG dhcp-lease-query servers 127.0.0.1logger device SCE-agent-Statistics-Log max-file-size 204800management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activation.operation" "Install"

7-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのバージョン情報の表示方法

management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activated.version" "3.5.5 build 262"management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activated.package" "SCA BB"management-agent property "com.pcube.management.framework.install.activation.date" "Wed Jun 03 17:01:09 GMT+00:00 2009"flow-filter partition name "ignore_filter" first-rule 4 num-rules 32SCE# copy /system/config.tx1 /system/config.txt

SCE プラットフォームのバージョン情報の表示方法SCE プラットフォームに関するグローバルなスタティック情報、たとえばソフトウェア /ハードウェア バージョン、イメージ構築時刻、システム アップタイム、 終的なオープン パッケージ名、および割

り当てられた SLI アプリケーションの情報などを表示するには次のコマンドを使用します。

SCE> プロンプトで show version と入力し、Enter キーを押します。

7-11Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのバージョン情報を表示する例

SCE プラットフォームのバージョン情報を表示する例

次に、SCE プラットフォームのバージョン情報を表示する例を示します。

SCE> show versionSystem version: Version 3.5.5 Build 253Build time: Jun 2 2009, 17:48:38 (Change-list 484251)Software version is: Version 3.5.5 Build 253Cryptography class: K9Hardware information is:---------------------Firmware---------------------kernel : [kernel] 2.3.0/1 (inactive: [kernel] 2.3.0/1)u-boot : [uboot] 2.1.0/1 (field: [uboot] 0.8.1/18)select : [ubs-cf1] 2.3.0/1 (secondary: [ubs-cf1] 2.3.0/1)---------------------Slot 1: SCE8000-SCM-E---------------------serial-num : CAT1231G03Rpart-num : 73-10598-01cpld : 0x816cvtpld : 0xc003summit-0 : 0xf2c1001summit-1 : 0xf2c1101dpt/tx : 0x4913cls/ff : 0x2112cls cam : 0x454120cls flow cap: 33554432ssa : 0x90---------------------TVR---------------------#cpus : 1cpu SVR : 0x80900121cpu PVR : 0x80040202cpu freq : 1000MHzcpu (eeprom): 2.1, 1000MHzcpld : 0xa1bbcpld-ufm : 0xa803summit : 0xf2c1701cf : Model=SILICONSYSTEMS INC 4GB-3213, S/N=B8243186VCK20914MX01, FwRev=0x242-0230, Size=4125744KBphy-0 : 0xcc2phy-1 : 0xcc2phy-2 : 0xcc2---------------------CFC-0---------------------board type : P2#cpus : 3cpu-0 SVR : 0x80900121cpu-0 PVR : 0x80040202cpu-0 freq : 1500MHzcpu-1 SVR : 0x80900121cpu-1 PVR : 0x80040202cpu-1 freq : 1500MHzcpu-2 SVR : 0x80900121cpu-2 PVR : 0x80040202cpu-2 freq : 1500MHzcpu (eeprom): 2.1, 1500MHzcpld-0 : 0xb217cpld-1 : 0xb217

7-12Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのバージョン情報を表示する例

cpld-2 : 0xb217cpld-0-ufm : 0xb803cpld-1-ufm : 0xb803cpld-2-ufm : 0xb803summit-0 : 0xf2c1301summit-1 : 0xf2c1401fc : 0x1100---------------------CFC-1---------------------board type : P2#cpus : 3cpu-0 SVR : 0x80900121cpu-0 PVR : 0x80040202cpu-0 freq : 1500MHzcpu-1 SVR : 0x80900121cpu-1 PVR : 0x80040202cpu-1 freq : 1500MHzcpu-2 SVR : 0x80900121cpu-2 PVR : 0x80040202cpu-2 freq : 1500MHzcpu (eeprom): 2.1, 1500MHzcpld-0 : 0xb217cpld-1 : 0xb217cpld-2 : 0xb217cpld-0-ufm : 0xb803cpld-1-ufm : 0xb803cpld-2-ufm : 0xb803summit-0 : 0xf2c1301summit-1 : 0xf2c1401fc : 0x1100---------------------Slot 3: SCE8000-SIP---------------------serial-num : CAT1217G01Kpart-num : 73-10947-01cpld : 0x916csummit-0 : 0xf2c1501summit-1 : 0xf2c1601dpt-0 : 0x322fdpt-1 : 0x322fssa-0 : 0x90ssa-1 : 0x90spa[0] : SPA-8X1GEspa[1] : SPA-8X1GEspa[2] : SPA-1X10GE-L-V2spa[3] : SPA-1X10GE-L-V2---------------------SCE8000 Chassis---------------------product-num : SCE8000serial-num : FOX1229GYVSpart-num : 73-11293-01part-rev : A0vid : V01

Part number : 73-10598-01Revision : 1Software revision : 1LineCard S/N : CAT1231G03RPower Supply type : ACSML Application information is: Application file: /apps/data/scos/app/en355262.sliApplication name: Engage SML Version 3.5.5 build 74

7-13Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのコンポーネントの表示方法

Using Lib - PL_3.5.5_b74 Using Lib - Classifier_3.5.5_b74Application help: Entry point of EngageOriginal source file: /auto/srbu-proj1/apps/users/atukh/autoBuild/App/SML/Engage/dev/src/com/pcube/AppTemplate/Main/template_app_main.sanCompilation date: Tue, May 19, 2009 at 19:51:58Compiler version: SANc v3.20 Build 12 built on: Tue 02/01/2009 11:11:05.;SME plugin v1.1Capacity option used: 'EngageDefaultSCE8000'.Logger status: Enabled

Platform: SCE8000Management agent interface version: SCE Agent 3.5.5 Build 121Software package file: Not availableSCE8000 uptime is 26 minutes, 53 seconds

SCE プラットフォームのコンポーネントの表示方法 Unique Device Identification(UDI; 固有デバイス識別情報)は、シスコ製のすべてのプラットフォー

ムでサポートされているベースライン機能です。この機能によりネットワーク管理者は、CLI または Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用して特定の

デバイスを追跡することにより、リモートでネットワーク資産を管理できます。ユーザは、次のいずれ

かを使用してリモート デバイスのインベントリ情報を表示できます。

• エンティティ MIB(『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』の付録「Cisco Service Control MIBs」の ENTITY-MIB を参照)

• CLI の show inventory コマンド

このコマンドでは、Field Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)だけの UDI を表示します。

• CLI の show inventory raw コマンド

このコマンドでは、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームのすべての UDI が表示されます。

show inventory CLI コマンドは、次の情報を表示します。

• デバイス名

• 説明

• 製品 ID

• バージョン ID

• シリアル番号

SCE> プロンプトで show inventory [raw] と入力し、Enter キーを押します。

7-14Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例 • 「SCE プラットフォームのコンポーネントの表示:FRU 限定」(P.7-15)

• 「SCE プラットフォームの全コンポーネントの表示」(P.7-16)

SCE プラットフォームのコンポーネントの表示:FRU 限定 次に、FRU だけのコンポーネント(UDI)を表示する例を示します。

SCE> show inventory NAME: "SCE8000 GBE Chassis", DESCR: "CISCO7604"PID: CISCO7604 , VID: V0 , SN: FOX105108X5NAME: "SCE8000 GBE Service Control Module (SCM) in slot 1", DESCR: "SCE8000-SCM-E"PID: SCE8000-SCM-E , VID: V0 , SN: CAT1122584N

NAME: "SCE8000 GBE SPA Interface Processor (SIP) in slot 3", DESCR: "SCE8000-SIP"PID: SCE8000-SIP , VID: V0 , SN: CAT1150G07F

NAME: "SCE8000 SPA module 3/0", DESCR: "SPA-8X1GE"PID: SPA-8X1GE , VID: V01, SN: SAD12180111

NAME: "SCE8000 SPA module 3/1", DESCR: "SPA-8X1GE"PID: SPA-8X1GE , VID: V01, SN: SAD1218013R

NAME: "SCE8000 SPA module 3/2", DESCR: "SPA-1X10GE-L-V2"PID: SPA-1X10GE-L-V2 , VID: V02, SN: JAE1229PFRZ

NAME: "SCE8000 SPA module 3/3", DESCR: "SPA-1X10GE-L-V2"PID: SPA-1X10GE-L-V2 , VID: V02, SN: JAE1229PFTL

NAME: "SCE8000 GBE FAN 1", DESCR: "FAN-MOD-4HS"PID: FAN-MOD-4HS , VID: V0 , SN: DCH11013744

NAME: "SCE8000 GBE AC or DC power supply 0", DESCR: "PWR-2700-AC/4"PID: PWR-2700-AC/4 , VID: V0 , SN: APQ105000MV

NAME: "SCE8000 GBE AC or DC power supply 1", DESCR: "PWR-2700-AC/4"PID: PWR-2700-AC/4 , VID: V0 , SN: APQ105000MV

NAME: "XFP-10GLR-OC192SR ", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: AGA1142N4B7

NAME: "XFP-10GLR-OC192SR ", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: AGA1142N4AL

NAME: "XFP-10GLR-OC192SR ", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: AGA1141N43R

NAME: "XFP-10GLR-OC192SR ", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: AGA1143N4JN

7-15Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例

SCE プラットフォームの全コンポーネントの表示 次に、SCE プラットフォームの全コンポーネント(UDI)を表示する例を示します。

SCE> show inventory raw NAME: "SCE8000 Chassis", DESCR: "SCE8000"PID: SCE8000 , VID: V01, SN: FOX1229GYVS

NAME: "SCE8000 Physical Slot 1", DESCR: "Container SCE8000 Service Control Module (SCM) slot"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Physical Slot 2", DESCR: "Container SCE8000 Service Control Module (SCM) slot"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Physical Slot 3", DESCR: "Container SCE8000 SPA Interface Processor (SIP) slot"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Physical Slot 4", DESCR: "Container SCE8000 Optical Bypass slot"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Fan Module", DESCR: "Container SCE8000 Fan Module"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 AC and DC power supply", DESCR: "Container SCE8000 AC and DC power supply"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link", DESCR: "Container SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Backplane", DESCR: "Container SCE8000 Backplane "PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Service Control Module (SCM) in slot 1", DESCR: "SCE8000-SCM-E"PID: SCE8000-SCM-E , VID: V01, SN: CAT1231G03R

NAME: "SCE8000 SPA Interface Processor (SIP) in slot 3", DESCR: "SCE8000-SIP"PID: SCE8000-SIP , VID: V01, SN: CAT1217G01K

NAME: "SCE8000 Link 0", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 1", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 2", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 3", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 4", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 5", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 6", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

7-16Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例

NAME: "SCE8000 Link 7", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 8", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 9", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 10", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 11", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 12", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 13", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 14", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 Link 15", DESCR: "SCE8000 Link"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 SIP bay 3/0", DESCR: "SCE8000 SIP bay"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 SIP bay 3/1", DESCR: "SCE8000 SIP bay"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 SIP bay 3/2", DESCR: "SCE8000 SIP bay"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 SIP bay 3/3", DESCR: "SCE8000 SIP bay"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 SPA module 3/0", DESCR: "SPA-8X1GE"PID: SPA-8X1GE , VID: V01, SN: SAD1218013N

NAME: "SCE8000 SPA module 3/1", DESCR: "SPA-8X1GE"PID: SPA-8X1GE , VID: V01, SN: SAD1213036U

NAME: "SCE8000 SPA module 3/2", DESCR: "SPA-1X10GE-L-V2"PID: SPA-1X10GE-L-V2 , VID: V02, SN: JAE12035KTT

NAME: "SCE8000 SPA module 3/3", DESCR: "SPA-1X10GE-L-V2"PID: SPA-1X10GE-L-V2 , VID: V02, SN: JAE1229P1F3

NAME: "SCE8000 Optical bypass", DESCR: "Container SCE8000 Optical bypass"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/1", DESCR: "SCE8000 Management port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/0/0", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/0/1", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

7-17Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例

NAME: "GigabitEthernet3/0/2", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/0/3", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/0/4", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/0/5", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/0/6", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/0/7", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/0", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/1", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/2", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/3", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/4", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/5", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/6", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet3/1/7", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "TenGigabitEthernet3/2/0", DESCR: "SCE8000 Cascade port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "TenGigabitEthernet3/3/0", DESCR: "SCE8000 Cascade port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/0", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/1", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/2", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/3", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/4", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

7-18Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/5", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/6", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/0/7", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/0", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/1", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/2", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/3", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/4", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/5", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/6", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "GigabitEthernet1/3/1/7", DESCR: "SCE8000 SPA Traffic port"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 FAN 1", DESCR: "SCE8000-FAN"PID: SCE8000-FAN , VID: V01, SN: DCH12281347

NAME: "SCE8000 AC power supply 1", DESCR: "PWR-2700-AC/4"PID: PWR-2700-AC/4 , VID: V02, SN: APS1216003E

NAME: "SCE8000 AC power supply 2", DESCR: "PWR-2700-AC/4"PID: PWR-2700-AC/4 , VID: V02, SN: APS1216003J

NAME: "SCE8000 optic 3/0/0", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS1223015K

NAME: "SCE8000 optic 3/0/1", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS122305UE

NAME: "SCE8000 optic 3/0/2", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12230165

NAME: "SCE8000 optic 3/0/3", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS122305TU

NAME: "SCE8000 optic 3/0/4", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DTX

NAME: "SCE8000 optic 3/0/5", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DUU

NAME: "SCE8000 optic 3/0/6", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DUM

7-19Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのコンポーネントを表示する例

NAME: "SCE8000 optic 3/0/7", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DU4

NAME: "SCE8000 optic 3/1/0", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12230158

NAME: "SCE8000 optic 3/1/1", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12230156

NAME: "SCE8000 optic 3/1/2", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS122305TS

NAME: "SCE8000 optic 3/1/3", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS1223014S

NAME: "SCE8000 optic 3/1/4", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DU0

NAME: "SCE8000 optic 3/1/5", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DUD

NAME: "SCE8000 optic 3/1/6", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DTV

NAME: "SCE8000 optic 3/1/7", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330DU5

NAME: "SCE8000 optic 3/2/0", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: ECL122200J9

NAME: "SCE8000 optic 3/3/0", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: ONT11481008

NAME: "SCE8000 traffic processor 1", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 2", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 3", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 4", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 5", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 6", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 7", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 8", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 9", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 10", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

7-20Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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Page 119: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

システム アップタイムの表示方法

NAME: "SCE8000 traffic processor 11", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 traffic processor 12", DESCR: "SCE8000 traffic processor"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 External bypass device port 0", DESCR: "SCE8000 External bypass device"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 External bypass device port 1", DESCR: "SCE8000 External bypass device"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 External bypass device 0/0", DESCR: "This module isn't connected"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 External bypass device 0/1", DESCR: "This module isn't connected"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 External bypass device 1/0", DESCR: "This module isn't connected"PID: "" , VID: "" , SN: ""

NAME: "SCE8000 External bypass device 1/1", DESCR: "This module isn't connected"PID: "" , VID: "" , SN: ""

システム アップタイムの表示方法 後にリブートしてからシステムが稼動している時間の長さを表示するには、show system-uptime コ

マンドを使用します。

SCE> プロンプトで show system-uptime と入力し、Enter キーを押します。

システム アップタイムを表示する例 次に、SCE プラットフォームのシステム アップタイムを表示する例を示します。

SCE# show system-uptime Cisco SCE8000 GBE uptime is 21 minutes, 37 seconds

SCE プラットフォームのリブートとシャットダウン • 「SCE プラットフォームのリブート」(P.7-22)

• 「SCE プラットフォームのシャットダウン方法」(P.7-22)

7-21Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのリブート

SCE プラットフォームのリブート 新しいパッケージをインストールしたあとにこれを有効にするには、SCE プラットフォームをリブー

トする必要があります。そのほかにも SCE プラットフォームのリブートが必要になる場合があります。

(注) SCE を再起動すると、スタートアップ コンフィギュレーションがロードされ、実行コンフィギュレー

ションに対する変更がすべて失われます。「設定値の保存と変更」(P.7-7)の手順に従い、リロードの

前に実行コンフィギュレーションを保存することを推奨します。

ステップ 1 SCE# プロンプトで reload と入力し、Enter キーを押します。

確認メッセージが表示されます。

ステップ 2 y と入力してリブート要求を確認し、Enter キーを押します。

SCE プラットフォームをリブートする例 次に、システムをリブートするコマンドの例を示します。

SCE# reload Are you sure? y the system is about to reboot, this will end your CLI session

SCE プラットフォームのシャットダウン方法 電源を切断する前に、SCE プラットフォームをシャットダウンする必要があります。この操作により、

SCE プラットフォーム上の不揮発性メモリ デバイスが順番にフラッシュされます。

(注) SCE プラットフォームを再起動すると、スタートアップ コンフィギュレーションがロードされ、実行

コンフィギュレーションに対する変更がすべて失われます。「設定値の保存と変更」(P.7-7)の手順に

従い、リロードの前に実行コンフィギュレーションを保存することを推奨します。

ステップ 1 シリアル コンソール ポート(サービス コントロール モジュール(スロット 1)の前面パネル上の CON コネクタ。9600 ボー)に接続します。

SCE# プロンプトが表示されます。

ステップ 2 reload shutdown と入力します。

確認メッセージが表示されます。

ステップ 3 y と入力してシャットダウン要求を確認し、Enter キーを押します。

7-22Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのシャットダウン方法

SCE プラットフォームシャットダウンの例 次に、システムをシャットダウンするコマンドの例を示します。

SCE# reload shutdown You are about to shut down the system.The only way to resume system operation after thisis to cycle the power off, and then back on.Continue? yIT IS NOW SAFE TO TURN THE POWER OFF.

(注) SCE プラットフォームを電源切断状態から回復するには、物理的に電源を切断する(または電源をオ

フ /オンにする)必要があるため、このコマンドを実行できるのはシリアル CLI コンソールからだけで

す。この制限により、Telnet セッションからこのコマンドを発行したユーザが、SCE プラットフォー

ムに物理的にアクセスできないことに気づくことがなくなります。

7-23Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 7 章 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの基本操作

SCE プラットフォームのシャットダウン方法

7-24Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 8

トラブルシューティング

概要Cisco SCE8000 GBE プラットフォームは、出荷前に入念にテストされています。それでもプラット

フォームの起動時に問題が発生する場合は、この章に記載された情報を使用して問題の原因を特定して

ください。この章で説明する手順は、システムの初回起動時のトラブルシューティングを想定していま

す。また、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームが出荷時の設定であることが前提です。コンポーネ

ントの取り外しまたは取り付けを行ったり、デフォルト設定を変更した場合は、この章の推奨事項は適

用されないことがあります。Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに付属の『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco SCE8000 GBE』に記載されている安全上の警告を必ず読んでか

ら、この章のトラブルシューティング手順を実行してください。

• 「トラブルシューティングの概要」(P.8-1)

• 「ユーザ ログによるトラブルシューティング」(P.8-11)

トラブルシューティングの概要 ここでは、この章で使用するトラブルシューティング方法、および Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームをサブシステムに分割して問題解決の効率を高める方法について説明します。問題がすぐに解

決されない場合は、購入した代理店に解決方法をお問い合せください。代理店には次の情報を提供して

ください。

• Cisco SCE8000 GBE の納品日

• シャーシのシリアル番号

• ソフトウェアのタイプおよびリリース番号

• 問題の概要

• 問題を特定し、解決するために行った手順の簡単な説明

• メンテナンス契約または保証内容

表 8-1 に、この章で説明する一般的なトラブルシューティングの流れを示します。必要に応じてこの表

を参照し、手順を実行し、問題を特定のサブシステムに限定してから、可能であれば問題を解決してく

ださい。

8-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 8 章 トラブルシューティング

トラブルシューティング ツールについて

トラブルシューティング ツールについて Cisco SCE8000 GBE のインストレーションのトラブルシューティングには、次の 2 つのツールが役立

ちます。

• 「トラブルシューティング用の CLI コマンド」(P.8-2)

• 「LED の確認」(P.8-4)

トラブルシューティング用の CLI コマンド Cisco SCE8000 GBE プラットフォームのインストレーションのトラブルシューティングに役立つ情報

を表示するには、次のコマンドを使用します。詳細については、『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide 』または『Cisco SCE8000 CLI Command Reference』を参照してください。

(注) 管理インターフェイスが動作しない場合は、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームにローカル コン

ソールを接続して、トラブルシューティング用の Command-Line Interface(CLI; コマンドライン イン

ターフェイス)コマンドを入力できるようにする必要があります。

表 8-1 起動時の問題に関するトラブルシューティングの手順

アクション 該当する場合 該当しない場合

ステップ 1 電源をオンにします。ステップ 2 に進みます。

- -

ステップ 2 次のことをチェックします。

• 前面パネルの POWER LED が点

灯している

• 電源装置の「Input OK」LED が点灯している

• 「Output fail」LED が消灯している

ステップ 3 に進みます。 「電源サブシステムのトラブル

シューティング」(P.8-7)を参照し、

ステップ 3 に進みます。

ステップ 3 STATUS LED がレッドに点灯してい

る(障害状態)

「ファームウェア パッケージ インス

トレーションのトラブルシューティ

ング」(P.8-7)を参照し、ステッ

プ 4 に進みます。

ステップ 4 に進みます。

ステップ 4 管理インターフェイスが動作可能で

ある

ステップ 5 に進みます。 「管理サブシステムのトラブル

シューティング」(P.8-8)を参照し、

ステップ 5 に進みます。

ステップ 5 リンク インターフェイスが動作可能

である

ステップ 6 に進みます。 「リンク インターフェイス サブシス

テムのトラブルシューティング」

(P.8-10)を参照し、ステップ 6 に進

みます。

ステップ 6 システムが正常に起動する(すべての

インターフェイスが正常に動作する)

- -

8-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 8 章 トラブルシューティング

トラブルシューティング ツールについて

• ファームウェア パッケージのインストレーションに関するトラブルシューティング:

– boot system <filename>:インストールするパッケージ ファイルを指定し、確認します。エ

ラー メッセージまたはその他の出力により、パッケージ ファイルの問題を特定できます。

次に、boot system コマンドの出力例を示します。

SCE(config)# boot system ftp://cisco:[email protected]/downloads/SENum.pkg.pkg Verifying package file SENum.pkg.pkg…Package file verified OK.

• 管理サブシステムのトラブルシューティング:

– show interface GigabitEthernet 1/1:管理インターフェイスの IP アドレスおよび自動ネゴシ

エーション情報を表示します。

次に、show interface GigabitEthernet 1/1 コマンドの出力例を示します。

ip address: 10.1.6.145subnet mask: 255.255.0.0Configured speed: auto, configured duplex: autoAutoNegotiation is On, link is Up, actual speed: 100, actual duplex: half

– show ip default-gateway:設定されているデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを表示します。

次に、show ip default-gateway コマンドの出力例を示します。

Default gateway: 10.1.1.1

– show ip route:ルーティング テーブル全体、および 終的な宛先(デフォルト ゲートウェイ)

を表示します。

次に、show ip route コマンドの出力例を示します。

gateway of last resort is 10.1.1.1

– show access-lists:すべてのアクセス リストまたは特定のアクセス リストを表示します。

次に、show access-lists コマンドの出力例を示します。

Standard IP access list 1Permit 10.1.1.0, wildcard bits 0.0.0.255deny any

– show telnet:Telnet サーバ デーモンのステータス(status)またはアクティブなすべての Telnet セッション(sessions)を表示します。

次に、show telnet コマンドの出力例を示します。

show telnet sessions There is 1 active telnet session:Index | Source================0 | 10.1.1.201show telnet status Telnet deamon is enabled.

– show line vty timeout:Telnet セッションに設定されたタイムアウトを表示します。

次に、show line vty timeout コマンドの出力例を示します。

Timeout is 30 minutes

8-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

トラブルシューティング ツールについて

• リンク インターフェイス サブシステムのトラブルシューティング:

– show interface GigabitEthernet 3/#/#:特定の GBE インターフェイスの情報を表示します。

次に、show interface コマンドの出力例を示します。

Auto negotiation configured: DisabledActual status:Link is: ONAuto negotiation: DisabledBandwidth (L1): 10000000 Kbps, Burst-size: 500000 bytesPseudo IP Address: Not Configured

– show interface GigabitEthernet 3/#/# counters:GBE インターフェイスのカウンタ値を表示

します。

次に、show interface counters コマンドの出力例を示します。

L2 In total octets: 792000In good unicast packets: 12000In good multicast packets: 0In good broadcast packets: 0In packets discarded: 0In packets with CRC/Alignment error: 0In undersized packets: 0In oversized packets: 0Rx pause packets: 0L2 Out total octets: 0Out unicast packets: 0Out good multicast packets: 0Out good broadcast packets: 0Out packets discarded: 0Tx pause packets: 0Tx regular collision events: 0L2 Bandwidth Kbps (Rx + Tx): 0# of packets received of length (in octets):64: 0, 65-127: 12000, 128-255: 0,256-511: 0, 512-1023: 0, 1024-1518: 0,1519+: 0

ユーザ ログに関するコマンドの説明については、「ユーザ ログによるトラブルシューティング」

(P.8-12)を参照してください。

LED の確認 SCE8000-SCM-E 前面パネル、電源装置、およびファン アセンブリの LED は、プラットフォームの問

題を も短時間に検出できるメカニズムです。Cisco SC8000 GBE プラットフォームの LED 情報につ

いては、次を参照してください。

• 表 2-3(P.2-4)

• 「LED の確認」(P.6-11)

• 「システムの起動および初期状態の確認」(P.7-2)

• 「Cisco SCE8000 GBE の動作状態」(P.8-5)

8-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

トラブルシューティング ツールについて

Cisco SCE8000 GBE の動作状態 表 8-2 に、Cisco SCE8000 GBE の動作状態を示します。サービス コントロール モジュールの STATUS LED は、Cisco SCE8000 GBE の現在の動作状態を反映しています(表 8-3 および表 8-4 を参

照)。起動が完了すると、動作状態は CLI コマンドの show system operation-status を使用して表示で

きます。

表 8-2 Cisco SCE8000 GBE の動作状態

Cisco SCE8000 GBE の動作状態 説明 STATUS LED の状態

起動中 リセット後の初期状態 オレンジ

動作可能 次のプロセスが完了すると Cisco SCE8000 GBE は動作可能にな

ります。

• 起動が完了

• 電源投入時セルフテスト(障害なし)

• プラットフォーム設定の適用

グリーンに点灯

警告 Cisco SCE8000 GBE は完全に動作可能(上記のとおり)ですが、

次のいずれかが発生しています。

• GBE 管理ポートのリンクがダウンしている

• 内部温度がしきい値を超えている

• 内部電圧が所定の範囲を外れている

• ファンに問題がある

• 電源装置に問題がある

• ディスク スペースが不足している

(注) Cisco SCE8000 GBE が警告状態になった原因が解決され

ると(リンクが起動するなど)、Cisco SCE8000 GBE は動作可能状態に戻ります。

オレンジに点滅

障害 次の条件のいずれかが発生した場合、システムは起動後に障害状

態になります。

• 電源投入時テストに失敗

• 30 分以内に異常リブートが 3 回発生

• 障害のためにリブートが発生した場合に障害モードになるよ

うにプラットフォームが設定されている(CLI コマンドで設

定可能)

• 長時間の過熱状態や、電圧の正常動作範囲の逸脱など、シス

テム動作上の重大な問題

(注) 障害原因に応じて、管理インターフェイスおよびプラッ

トフォーム設定はアクティブ /使用可能になる場合となら

ない場合があります。

レッド

8-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

サブシステム別の問題解決

サブシステム別の問題解決 • 「起動時の問題の特定」(P.8-6)

• 「電源サブシステムのトラブルシューティング」(P.8-7)

• 「ファームウェア パッケージ インストレーションのトラブルシューティング」(P.8-7)

• 「管理サブシステムのトラブルシューティング」(P.8-8)

• 「リンク インターフェイス サブシステムのトラブルシューティング」(P.8-10)

起動時の問題の特定 起動時の問題は、一般に電源の問題またはケーブルの接続不良が原因で発生します。

Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを 初に起動するときは、「Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームの起動」(P.7-1)に記載されている起動シーケンスを確認する必要があります。ここでは、標

準の起動シーケンスの詳細、および予測どおりに起動シーケンスが実行されない場合の対処方法につい

て説明します。起動シーケンスにおけるシステムの状態はすべて LED によって表示されます。LED の状態を確認することによって、起動シーケンスでシステム障害が発生した場所と時刻を判別できます。

次の説明に従って、問題のあるサブシステムを特定し、該当するセクションを参照して問題を解決して

ください。

電源装置のスイッチをオンにしてシステムを起動すると、次のような状態になります。

• すぐにファンの動作音が聞こえます。

表 8-3 電源装置の LED

LED のラベル 色 状態 機能

INPUT OK グリーン 点灯 入力電圧が存在し、所定の範囲内にあります。

- - 消灯 入力電圧が存在しないか、所定の範囲外にあります。

OUTPUT FAIL グリーン 点灯 出力電圧が必要な範囲外です。

- - 消灯 出力電圧が所定の範囲内です。

FAN OK グリーン 点灯 電源装置の内部ファンが動作しています。

- - 消灯 電源装置の内部ファンが動作していません。

POWER(前面パ

ネル)

グリーン 点灯 搭載されている電源装置が正常に動作しています。

- オレンジ 点灯 電源装置の 1 つが取り外されているか、あるいは動

作不良です。

- - 消灯 電源が供給されていません。

表 8-4 ファン アセンブリの LED

LED のラベル 色 状態 機能

FAN STATUS グリーン 点灯 すべてのファンが動作しています。

- - 消灯 1 つまたは複数の個別ファンが動作していません。

8-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 8 章 トラブルシューティング

サブシステム別の問題解決

• STATUS LED がオレンジに点滅し、警告状態を示している場合は、ユーザ ログを調べます。

プロンプトで、more user log と入力します。

次のいずれかの警告メッセージが表示される場合は、(外部エアー フローの遮断など)原因が明確

でなく容易には解決できないので、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの電源をオフにして、

テクニカル サポートに問い合せてください。

– [voltage problem]

– [fans problem]

– [abnormal raise in interior temperature]

電源サブシステムのトラブルシューティング 表 8-5 を確認し、電源サブシステムの問題を特定してください。冗長電源装置を搭載した標準構成の Cisco SCE8000 GBE プラットフォームであれば、デバイスが完全に起動しないことはまずありませ

ん。ただし、起動時には、両方の電源装置が動作することを確認するようにしてください。Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに電源を投入したときに、前面パネルのいずれかの POWER LED が消灯したままになっている場合は、次の手順を実行する必要があります。

(注) 環境シャットダウンによってシステムの電源が切断された場合は、 低でも 1 分が経過してから、シス

テムを手動でリブートしてください。そうしないと、システムに致命的な障害が発生します。

ファームウェア パッケージ インストレーションのトラブルシューティング 表 8-6 を確認し、ファームウェア パッケージのインストレーションに関する問題を特定してください。

ファームウェア パッケージのインストレーションに関連する問題の原因には、次のいずれかが考えら

れます。

• 予測された場所にファイルが存在しない

• ファイル タイプが正しくない

表 8-5 電源サブシステムのトラブルシューティング

現象 考えられる原因 推奨ソリューション

前面パネルの POWER LED および電源装置の LED が消

灯しているか、または継続

的に点灯しない

システムへの電源コードの取り付けが

不完全です。

電源スイッチをオフの位置にして、電源コードを

システムに取り付け直します。

- 電源への電源コードの取り付けが不完

全です。

電源スイッチをオフの位置にして、電源コードを

電源に取り付け直します。

- 電源が故障しています。 電源スイッチをオフの位置にし、別の電源を使用

できる場合はその電源に電源コードを接続して、

スイッチを再びオンにします。

- 電源コードに障害があります。 電源スイッチをオフの位置にして、電源コードを

取り外し、交換します。

- 電源装置が故障しています。 電源モジュールに新しい電源コードを取り付け、

別の電源に接続してもシステムが起動しない場合

は、電源装置に問題があると考えられます。代理

店に連絡してください。

8-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

サブシステム別の問題解決

• ファイルの展開先となるデバイスの容量に空きがない

管理サブシステムのトラブルシューティング 表 8-7 を確認し、管理サブシステムの問題を特定してください。

管理サブシステムの問題の原因には、次のいずれかが考えられます。

• 管理リンクがダウンしている(MNG LINK LED が消灯していて、ステータスが警告状態)

• 管理リンクが起動しているが(MNG LINK LED が点灯)、ping に応答しない

• リンクの問題により、Telnet 接続を確立できない(MNG LINK LED が消灯)

• 管理リンクは起動しているが(MNG LINK LED が点灯)、Telnet 接続が確立できない

• Telnet 接続は確立されたが、自動的に終了する

(注) 管理リンクがダウンしているか、Telnet 接続を確立できない場合は、CON ポートに接続されたローカ

ル端末上で CLI セッションをオープンする必要があります。これにより、問題を解決し、管理ポート

から接続し直すことができるようになります。

表 8-6 ファームウェア パッケージ インストレーションのトラブルシューティング

診断アクション - -

次の CLI コマンドを入力します。

• configure

• boot system <filename>

- -

現象 考えられる原因 推奨ソリューション 次のエラーが返される

Error-File <filename> does not exist

指定の場所にパッケージ ファイルが存在し

ません。

パッケージ ファイルの場所を確認して、

再実行してください。

コマンド出力に、パッケージ ファ

イル プラットフォームが Cisco SCE8000 GBE に対応した正しいイ

ンストレーション ファイルでない

ことが示されている

パッケージ ファイル プラットフォームが一

致していません。

パッケージ ファイルがご使用のプラット

フォーム タイプに適していることを確認

します。

表 8-7 管理サブシステムのトラブルシューティング

現象 診断アクション 考えられる原因 推奨ソリューション

管理リンクがダウンしている

• MNG LINK LED が点灯

しない

• CLI コマンド:show interface GigabitEthernet 1/1

• 管理インターフェイスへ

の ping に失敗する

RJ-45 コネクタがプラット

フォームまたはネットワーク

に接続されていません。

ケーブルを GBE ポートおよ

びネットワークに接続し直し

ます。

- - ケーブルが破損しています。 ケーブルを調べて、交換します。

8-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

サブシステム別の問題解決

管理リンクが起動している

• MNG LINK LED が点灯

している

• 管理インターフェイスへ

の ping に失敗する

CLI コマンド

• show ip route

• show ip default-gateway

次のいずれかの設定が間違っ

ている可能性があります。

• IP アドレス /サブネット マスク

• IP デフォルト ゲート

ウェイ

「初期設定パラメータ」

(P.5-2)を参照してください。

『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』の「Setting the IP Address and Subnet Mask of the Management Interface」を

参照してください。

- CLI コマンド

show access-lists エントリを拒否する ACL が割り当てられている可能性が

あります。

「初期設定パラメータ」

(P.5-2)を参照してください。

『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』の「Configuring Access Control Lists (ACLs)」を参照してください。

• Telnet 接続を確立できない

• MNG LINK LED が消灯

している(リンクがダウ

ンしている)

• CLI コマンド:show interface GigabitEthernet 1/1

管理インターフェイス IP アドレスまたはサブネット マスクが正しくありません。

管理ポートの IP アドレスおよ

びサブネット マスクを調べ

て、設定し直してください。

• Telnet 接続を確立できない

• MNG LINK LED が点灯

している(リンクがアッ

プしている)

CLI コマンド:show telnet status

Telnet サーバがディセーブル

です。

Telnet サーバをイネーブルに

します:service telnetd

- CLI コマンド:show telnet sessions

Telnet 接続数が多すぎます

(Telnet 経由でサポートされる

同時セッション数は 大 5 つ)。

開いている Telnet セッション

を 1 つ以上閉じます。

- CLI コマンド:show ip default-gateway

デフォルト ゲートウェイが

正しくありません(クライア

ントとして使用されるホスト

が、SCE プラットフォーム

と同じネットワーク内にない

場合)。

デフォルト ゲートウェイを調

べて、設定し直します。「初期

設定パラメータ」(P.5-2)を

参照してください。

『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』の「Setting the IP Address and Subnet Mask of the Management Interface」を

参照してください。

表 8-7 管理サブシステムのトラブルシューティング (続き)

現象 診断アクション 考えられる原因 推奨ソリューション

8-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

サブシステム別の問題解決

リンク インターフェイス サブシステムのトラブルシューティング 表 8-8 を確認し、リンク インターフェイス サブシステムの問題を特定してください。

一般に、Cisco SCE8000 GBE からトラフィックが送信されない場合、原因はリンクに問題があるか、

または GBE トラフィック インターフェイスの設定にあります。場合によっては、送信の問題と見なさ

れる原因が Rx 側にあることもあります(Cisco SCE8000 GBE でトラフィックが受信されないか、ま

たは回線上に実際にトラフィックがなく、これが通常の状態であることがあります)。

(注) GigabitEthernet インターフェイスに関する CLI コマンドの /#/# は、SPA モジュールの番号

(SCE8000-SIP サブスロット)(0 ~ 3)およびそのあとにポート番号(0 ~ 7)を表します。

リンク インターフェイス サブシステムの問題は、次のいずれかが考えられます。

• リンクがダウンしている(LINK LED が消灯していて、システム ステータスが警告状態)

• ピアが Cisco SCE8000 GBE からトラフィックを受信しない(LINK LED が点灯し、Tx LED が点

滅している)

• 10GBE リンクが起動しているにもかかわらず、ピアからトラフィックを受信していない(LINK LED は点灯しているが、Rx LED は点滅していない)

- CLI コマンド:show ip route <host-ip-address>

ルーティング テーブルが正

しく設定されていません(ク

ライアントとして使用される

ホストが SCE プラット

フォームと同じネットワーク

になく、SCE プラット

フォーム ネットワークに

ゲートウェイが複数存在する

場合)。

ルーティング テーブルを調べ

て、設定し直します。「初期設

定パラメータ」(P.5-2)を参

照してください。

『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』の「Setting the IP Address and Subnet Mask of the Management Interface」を

参照してください。

- CLI コマンド:

• show access-lists

• show ip access-class

ホストが有効なアクセスリス

トのメンバーではありません。

「初期設定パラメータ」

(P.5-2)を参照してください。

『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』の「Configuring Access Control Lists (ACLs)」を参照してください。

Telnet 接続が自動的に終了する CLI コマンド:

• show line

• show line vty timeout

Telnet 接続がタイムアウトし

ている可能性があります。

回線のタイムアウトを設定し

直します: timeout <time in seconds>

表 8-7 管理サブシステムのトラブルシューティング (続き)

現象 診断アクション 考えられる原因 推奨ソリューション

8-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

ユーザ ログによるトラブルシューティング

ユーザ ログによるトラブルシューティング ユーザ ログは、任意のエディタで表示可能な ASCII ファイルです。起動、シャットダウン、エラーな

ど、システム イベントのレコードが格納されます。ユーザ ログを表示するには、ロガーを使用します。

表示されたユーザ ログは、システムが正常に機能しているかどうかの判別や、テクニカル サポートに

役立ちます。

• 「ロギング システム」(P.8-11)

• 「テクニカル サポート用ファイルの生成」(P.8-13)

ロギング システム イベントは 2 つのログ ファイルの 1 つに記録されます。ファイルが 大容量に達すると、そのファイ

ルに記録されていたイベントは、一時的にアーカイブされます。その後、新しいイベントは代替ログ ファイルに自動的に記録されます。2 番目のログ ファイルが 大容量に達すると、ロギング イベント

は 初のログ ファイルに戻され、ファイル内に保存されていた一時的なアーカイブ情報が上書きされ

ます。

基本操作は次のとおりです。

• 「外部ソースへのユーザ ログのコピー方法」(P.8-12)

表 8-8 リンク インターフェイス サブシステムのトラブルシューティング

現象 診断アクション 考えられる原因 推奨ソリューション

• リンクがダウンしてい

る(LINK LED が点

灯しない)

• 出力カウンタが増加し

ない

CLI コマンド:

show interface GigabitEthernet 3/#/# counters

コネクタがプラットフォームま

たはネットワークに接続されて

いません。

ファイバを GBE ポートおよ

びネットワークに接続し直し

ます。

- - ファイバが断線しているか損傷

しています。

ファイバを GBE ポートに接

続し直すか、交換します。

- - 外部光バイパスを使用した接続

に誤りがあるか、問題がありま

す。

GBE ポートと光バイパス モジュールを結ぶファイバを接

続し直すか、交換します。

- 一時的に光バイパス モジュー

ルを接続解除し、動作を調べ

ます。「GBE 回線インター

フェイス ポートのケーブル接

続」(P.6-6)を参照してくだ

さい。

外部光バイパス モジュールに問

題があります。

光バイパス モジュールを交換

します。

• GBE リンクが起動し

ている(LINK LED がグリーンに点灯)

• トラフィックが受信さ

れない(GBE イン

ターフェイスの Rx LED が点滅しない)

- ピアから Cisco SCE8000 GBE にトラフィックが送信されてい

ません。

ピアのトラフィック接続を調

べます。

8-11Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

ロギング システム

• 「内部ロケーションへのユーザ ログのコピー方法」(P.8-12)

• 「ユーザ ログの表示方法」(P.8-12)

• 「ユーザ ログの消去方法」(P.8-12)

• 「ユーザ ログ カウンタの表示方法」(P.8-12)

• 「ユーザファイルログの不揮発性カウンタだけの表示方法」(P.8-13)

外部ソースへのユーザ ログのコピー方法 ログ ファイルは、外部ソースにコピーすることで表示できます。このコマンドを実行すると、両方の

ログ ファイルが FTP サーバが動作する外部ホストにコピーされます。

SCE# プロンプトで logger get user-log file-name ftp://username:password@ipaddress/path と入力し、

Enter キーを押します。

内部ロケーションへのユーザ ログのコピー方法 ログ ファイルは、ディスクにコピーすることで表示できます。このコマンドを実行すると、両方のロ

グ ファイルがローカルの SCE プラットフォーム ディスクにコピーされます。

SCE# プロンプトで logger get user-log file-name target-filename と入力し、Enter キーを押します。

ユーザ ログの表示方法

(注) ユーザ ログが大容量の場合は、このコマンドの使用は推奨しません。巨大なログはファイルにコピー

して表示します(「外部ソースへのユーザ ログのコピー方法」(P.8-12)を参照)。

SCE# プロンプトで more user-log と入力し、Enter キーを押します。

ユーザ ログの消去方法 ユーザ ログの内容は、いつでも消去できます。ユーザ ログには、システムの機能に関する重大な情報

が含まれています。ログを消去する前に、コピーを作成することを推奨します。

ステップ 1 SCE# プロンプトで clear logger device user-file-log と入力し、Enter キーを押します。

ステップ 2 Are you sure? という確認メッセージが表示されます。

ステップ 3 y と入力して、Enter キーを押します。

ユーザ ログ カウンタの表示方法 ログ カウンタには次の 2 種類があります。

• ユーザ ログ カウンタ:SCE プラットフォームの前回のリブート以降に記録されたシステム イベン

ト数をカウントします。

• 不揮発性カウンタ:起動時に消去されません。

SCE> プロンプトで show logger device user-file-log counters と入力し、Enter キーを押します。

8-12Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

テクニカル サポート用ファイルの生成

ユーザファイルログの不揮発性カウンタだけの表示方法 SCE> プロンプトで show logger device user-file-log nv-counters と入力し、Enter キーを押します。

テクニカル サポート用ファイルの生成 効果的なテクニカル サポートが受けられるようにするには、システム ログに含まれる情報を提供する

必要があります。シスコ テクニカル サポート スタッフが使用するサポート ファイルを生成するには、

logger get support-file コマンドを使用します。

ステップ 1 SCE# プロンプトで logger get support-file filename と入力し、Enter キーを押します。

サポート情報ファイルが指定したファイル名で作成されます。この処理には少し時間がかかる場合があ

ります。

ステップ 2 サポート ファイルを外部ソースにコピーするには、SCE# プロンプトで copy filename ftp://username:password@ipaddress/path と入力して、Enter キーを押します。

8-13Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 8 章 トラブルシューティング

テクニカル サポート用ファイルの生成

8-14Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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Cisco SCE8000 GBE イOL-21057-04-J

C H A P T E R 9

取り外しおよび取り付け手順

概要この章では、Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの Field-Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユ

ニット)の取り外しおよび取り付け手順について説明します。

(注) システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco SCE8000 GBE』を参照してください。このマニュアルには、システムを扱う前に理解してお

く必要がある安全に関する重要な情報が記載されています。

• 「安全性」(P.9-2)

• 「静電破壊の防止」(P.9-2)

• 「サポートされるハードウェア」(P.9-3)

• 「電源装置の取り外しと取り付け」(P.9-4)

• 「ファン アセンブリの取り外しおよび取り付け」(P.9-12)

• 「モジュールの取り外しと取り付け」(P.9-13)

• 「共有ポート アダプタ(SPA)の取り外しおよび取り付け」(P.9-26)

• 「光バイパス モジュールの取り外しと取り付け」(P.9-29)

9-1ンストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

安全性

安全性

警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008

警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。ステートメント 1056

警告 この装置は必ずアースを接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024

警告 システムの稼動中は、バックプレーンに危険な電圧またはエネルギーがかかっています。取り扱いには十分注意してください。

注意 シャーシの取り扱いや電源まわりの作業を行う前に、AC 装置の電源コードを抜いてください。DC 装置では回路ブレーカーの電源を切り離してください。

(注) いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐに手が届く状態にしておいてく

ださい。

静電破壊の防止 Electrostatic Discharge(ESD; 静電放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静

電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたら

します。ポート アダプタおよび処理モジュールには、金属製フレームに固定されたプリント基板があ

ります。電磁波干渉(EMI)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。基板は金属フ

レームによって ESD から保護されていますが、取り扱いの際には、必ず静電気防止用リスト ストラッ

プを着用してください。

9-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

サポートされるハードウェア

静電破壊を防ぐために、次の注意事項に従ってください。

• 静電気防止用リスト ストラップまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。

• ストラップの装置側をシャーシの塗装されていない金属部分に固定します。

• コンポーネントを取り付けるときは、イジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バック

プレーンまたはミッドプレーンにバス コネクタを適切に装着してください。イジェクト レバーや

非脱落型ネジは、基板の脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネク

タを確実に装着させるために必要です。

• コンポーネントを取り外すときは、イジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バックプ

レーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを取り外してください。

• フレームを取り扱うときは、ハンドルまたは端の部分だけを持ち、プリント基板またはコネクタに

は手を触れないようにしてください。

• 取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止

容器に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外し後、ただちに静電気防止容器に入れ

てください。

• プリント基板と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気か

らコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。

• 金属フレームからプリント基板を絶対に取り外さないでください。

注意 安全のために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 MΩでなければなりません。

サポートされるハードウェア Cisco SCE8000 GBE プラットフォームは、次のハードウェアをサポートしています。

• 1 つのサービス コンロトール モジュール(SCE8000-SCM-E)。オプションの 1 つの冗長サービス コントロール モジュール(FRU)を含みます。

• 1 つの Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)ジャケット モジュール(SCE8000-SIP)。2 つまたは 4 つの SPA 10GBE インターフェイス モジュール(すべて FRU)を含みます。

• 大 2 つの光バイパス モジュール。シャーシの下部スロットに搭載します。

• ホットスワップ可能なファン アセンブリ、および冗長 AC 入力または冗長 DC 入力電源装置。

9-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

電源装置の取り外しと取り付け

電源装置の取り外しと取り付け ここでは、Cisco SCE8000 GBE の電源装置の取り外しと取り付け方法について説明します。

(注) 冗長電源装置を搭載したシステムでは、故障した電源装置をシステムの動作中に交換できます。

• 「必要な工具」(P.9-4)

• 「AC 入力電源装置の取り外し」(P.9-4)

• 「AC 入力電源装置の取り付け」(P.9-6)

• 「DC 入力電源装置の取り外し」(P.9-7)

• 「DC 入力電源装置の取り付け」(P.9-8)

必要な工具 ここでの作業を行うには、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要です。また、ケーブル

のタイラップを切るためにワイヤ カッターまたは鋏が必要になります。

AC 入力電源装置の取り外し

警告 システムの稼動中は、バックプレーンに危険な電圧またはエネルギーがかかっています。取り扱いには十分注意してください。

ステップ 1 取り外す電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします。

ステップ 2 電源から電源コードを外します。電源コードがまだ電源装置に接続されているときは、電源コードの金

属製プロングに触れないでください。

ステップ 3 電源装置の電源接続口から電源コードを外します。電源装置に埋め込みの金属製プロングには触れない

でください。

ステップ 4 電源装置の非脱落型ネジを緩めます(図 9-1 を参照)。

9-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

AC 入力電源装置の取り外し

図 9-1 AC 電源装置の非脱落型ネジ

ステップ 5 電源装置の両方のハンドルをつかみ(図 9-2 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出します。

図 9-2 AC 電源装置の取り扱い

1265

65

PWR-AC

INPUTOK

FANOK

OUTPUTFAIL

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

100-240V-16A 50/60Hz

6390

1

INPU

T OK

FAN O

KO

UTPU

T FAIL

INPU

T OK

FAN O

KO

UTPU

T FAIL

9-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

AC 入力電源装置の取り付け

AC 入力電源装置の取り付け

(注) この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されていま

す。一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。

ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。アースの接続方法については、「システム アース

の接続」(P.4-18)を参照してください。

ステップ 2 電源スイッチがオフ(0)の位置にあることを確認します。

ステップ 3 電源装置の両方のハンドルをつかみます(図 9-2 を参照)。電源装置を電源装置ベイの中に差し込みま

す。電源装置がベイの中に完全に装着されたことを確認します。

ステップ 4 電源装置の非脱落型ネジをしっかり締めます(図 9-1 を参照)。

警告 電源装置の非脱落型ネジをしっかりと締めて、保護アースの導通を確保する必要があります。

ステップ 5 電源コードを電源装置に差し込みます。

ステップ 6 電源コードのもう一端を AC 入力電源に接続します。

注意 二重化電源装置を搭載するシステムの場合は、各電源装置を独立した入力電源に接続します。一方

の電源に障害があっても、ほとんどの場合はもう一方の電源が使用できます。

ステップ 7 電源装置のスイッチをオン(|)の位置にします。

ステップ 8 電源装置の LED をチェックして電源装置の動作を確認します。

電源装置の LED は次の状態になっているはずです。

• INPUT OK LED がグリーンに点灯しています。

• FAN OK LED がグリーンに点灯しています。

• OUTPUT FAIL LED が消灯しています。

LED に電源の問題が表示された場合は、「起動時の問題の特定」(P.8-6)のトラブルシューティングを

参照してください。

9-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

DC 入力電源装置の取り外し

DC 入力電源装置の取り外し

警告 次の手順を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。ステートメント 1033

警告 システムの稼動中は、バックプレーンに電圧がかかっています。感電のリスクを減らすため、電源ベイとバックプレーン部分には手や指で触れないでください。

ステップ 1 取り外す DC 入力電源装置とつながる DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。

ステップ 2 端子ブロック カバーを固定している 4 本のネジを外し、端子ブロックからカバーを引き出します

(図 9-3 を参照)。

図 9-3 2700 W DC 入力電源装置の DC 入力前面パネル

ステップ 3 各ケーブル ホルダー カバーを固定している 2 本のネジを外し、ケーブル ホルダーからケーブル ホル

ダー カバーを取り外します。

ステップ 4 端子ブロックから DC 入力線を取り外します。

DC 入力線は、必ず次の順序で取り外します。

• プラス(+)

• マイナス(-)

• アース

警告 装置を設置するときには、必ずアースを 初に接続し、 後に取り外します。

ステップ 5 アース ケーブルから 2 つのタイラップを外します。ケーブル ホルダーを固定している長いタイラップ

がある場合は、それも外します。

ステップ 6 電源装置の非脱落型ネジを緩めます。

1322

18

PWR-2700-DC/4

-VE-1

-VE-1

-VE-2

-VE-2

INPUT1OK

48V-60V=40A

INPUT2OK

48V-60V=40A

FANOK

OUTPUTFAIL

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

9-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

DC 入力電源装置の取り付け

注意 電源装置の取り付けおよび取り外しは、両手で行ってください。PWR-2700-DC DC/4 入力電源装

置の重量は 9.0 kg(19.8 ポンド)あります。

ステップ 7 電源装置の両方のハンドルをつかみ(図 9-4 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出します。

図 9-4 DC 入力電源装置の取り扱い

DC 入力電源装置の取り付け ここでは、Cisco SCE8000 GBE シャーシに DC 入力電源装置を取り付ける手順について説明します。

(注) DC 戻り線は、システム フレームとシャーシ(DC-I)から絶縁したままにします。

警告 次の手順を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。ステートメント 1033

ステップ 1 電源装置アースが必要です。ここでの手順に従い、PWR-2700-DC/4 電源装置アースを取り付けます。

(注) Cisco SCE8000 GBE では、システム アースと PWR-2700-DC/4 電源装置の接続は、PWR-2700-DC/4 電源装置アースで提供されます。補助的にシステム アースを接続できます。

(注) PWR-2700-DC/4 電源装置アースは必ず接続する必要があります。

1265

67

PWR-2700-DC/4

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

INPUT1OK

48V-60V=40A

INPUT2OK

48V-60V=40A

FANOK

OUTPUTFAIL

+VE-1

-VE-1

+VE-2

-VE-2

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

INPUT1OK

48V-60V=40A

INPUT2OK

48V-60V=40A

FANOK

OUTPUTFAIL

PWR-2700-DC/4

+VE-1

-VE-1

+VE-2

-VE-2

+VE-1

-VE-1

+VE-2

-VE-2

+VE-1

-VE-1

+VE-2

-VE-2

2

1

9-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

DC 入力電源装置の取り付け

(注) 両方の電源装置の PWR-2700-DC/4 電源装置アースを接続する必要があります。

(注) システム(アース)を追加する場合には、システム アースを必ず接続しておいてください。アース接

続の手順については、「システム アースの接続」(P.4-18)を参照してください。

ステップ 2 前面パネルからプラスチック袋を外し、取っておきます。この袋には、端子ブロックのプラスチック仕

切りが 2 つ、タイラップが 2 つ、ケーブル ホルダー カバーが 2 つ入っています。

ステップ 3 取り付ける電源装置とつながる DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。電源装置の両

方のハンドルをつかみます(図 9-4 を参照)。電源装置を電源装置ベイの中に差し込みます。電源装置

がベイの中に完全に装着されたことを確認します。

ステップ 4 電源装置の非脱落型ネジを締めます。

警告 電源装置の非脱落型ネジをしっかりと締めて、保護アースの導通を確保する必要があります。

(注) Cisco SCE8000 GBE の消費電力は 1350 W を超えることはできないので、各電源装置に 2 組の入力線

を接続する必要はありません。2 組の入力線を接続する必要がある場合は、一方の 2700 W DC 入力電

源装置に接続する 2 組の入力線がともに同じバッテリ システムから配線(A フィード)され、もう一

方の電源装置に接続する 2 組の入力線がともに別のバッテリ システムから配線(B フィード)される

必要があります。

(注) 複数の DC 入力電源装置を使用する場合は、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護

する必要があります。電源装置の入力定格および地域または国の電気規定に適合するサイズの回路ブ

レーカーまたはヒューズを使用してください。

ステップ 5 端子ブロック カバーを固定している 4 本のネジを外し、端子ブロックからカバーを引き出します

(図 9-5 および表 9-1 を参照)。

9-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

DC 入力電源装置の取り付け

図 9-5 2700 W DC 入力電源装置の DC 入力前面パネル

ステップ 6 DC 入力線およびアース線に適切なラグ端子を取り付けます。使用する地域および国の取り付け要件に

適したサイズの線を使用します。また、銅線だけを使用します。ラグ端子の 大幅は 15.2 mm(0.600 インチ)です。

(注) 北米のインストレーションの場合、定格 90°C の細かい撚り銅線を使用します。

(注) 電源装置の端子ブロックのラグ端子開口幅は、15.8 mm(0.62 インチ)あります。端子スタッド間の中

心距離は 15.88 mm(0.625 インチ)で、端子スタッドは 1/4-20 でねじ切りされています。業界標準の

バレル圧着型 2 穴ラグ端子を使用することを推奨します。電源装置アース スタッドは端子ブロックの

下側にあり、同様に 1/4-20 でねじ切りされていて、1/4 インチの割りリング ワッシャが 2 個と、1/4-20 の六角ナット 2 個が必要です。

表 9-1 端子ブロックの接続

1非脱落型ネジ

7ケーブル ホルダー カバー

2DC 電源コード端子ブ

ロック 8ケーブル ホルダー

3 STATUS LED 9 タイラップ

4DC 電源コード端子ブ

ロック カバー 10ケーブル ホルダー

5ケーブル ホルダー カバー 11

タイラップ

6 アース - -13

2219

PWR-2700-DC/4

-VE-1

-VE-1

-VE-2

-VE-2

INPUT1OK

48V-60V=40A

INPUT2OK

48V-60V=40A

FANOK

OUTPUTFAIL

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

32

6

4

10

1

85 7

119

9-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

DC 入力電源装置の取り付け

ステップ 7 DC 入力線を 2700 W 電源モジュール端子ブロックに接続します。DC 入力線を接続する方向に応じて、

適切なケーブル ホルダーを使用するようにしてください。図 9-6 に、DC 入力線を左側から引き込む例

を示します。

DC 入力線を次の順序で 2700 W 電源装置の端子ブロックに接続します。

• アース

• マイナス(-)

• プラス(+)

(注) ナットはきっちりと締めるようにしてください。ただし、締めすぎないようにしてください。推奨する

トルクは 20 インチポンドです。端子のナットを締めすぎると端子ブロックが壊れることがあります

( 大トルク:36 インチポンド)。

図 9-6 左側で接続した DC 入力線

装置を設置するときには、必ずアースを 初に接続し、 後に取り外します。

ステップ 8 アース ケーブルを 2 本のタイラップでケーブル ホルダーに固定します。

ステップ 9 プラスチック袋からケーブル ホルダー カバーを取り出し、前面パネルの図 9-3 に示す場所に取り付け

ます。

(注) 図 9-3 の 5 番と 8 番に示すケーブル ホルダーで DC 入力ケーブルをしっかり固定できない場合は、9 番に示すように長いタイラップを使用してケーブル ホルダーを固定してください。

ステップ 10 端子ブロック カバーを 4 本のネジで固定し、各端子ブロック仕切りを 2 本のネジで固定します。

ステップ 11 DC 入力をオンにし、電源装置の前面パネルの LED をチェックして電源装置が動作することを確認し

ます。

電源装置の背面パネルの LED は次の状態になっているはずです。

• INPUT OK LED がグリーンに点灯しています。

• FAN OK LED がグリーンに点灯しています。

• OUTPUT FAIL LED が消灯しています。

LED が電源の問題を示している場合は、「起動時の問題の特定」(P.8-6)を参照してください。

1322

20

INPUT1OK

48V-60V=40A

INPUT2OK

48V-60V=40A

FANOK

OUTPUTFAIL

ALL FASTENERS MUST BE FULLY ENGAGED

PRIOR TO OPERATING THE POWER SUPPLY

PWR-2700-DC/4

9-11Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

ファン アセンブリの取り外しおよび取り付け

ファン アセンブリの取り外しおよび取り付け ここでは、Cisco SCE8000 GBE シャーシのファン アセンブリの取り外しと取り付け方法について説明

します。

• 「必要な工具」(P.9-12)

• 「ファン アセンブリの取り外し」(P.9-12)

• 「ファン アセンブリの取り付け」(P.9-13)

必要な工具 ここでの作業を行うには、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要です。

ファン アセンブリの取り外し ファン アセンブリは、システムの稼動中に取り外しおよび交換を行っても、電気的事故やシステムの

故障を引き起こさないように設計されています。

ステップ 1 2 本の非脱落型ネジ(図 9-7 を参照)を反時計方向に回して緩めます。

図 9-7 ファン アセンブリ

ファン トレイを取り外すときは、回転しているファン ブレードに手や指を近づけないでください。

ファン ブレードが完全に停止してから、ファン トレイを取り外してください。

ステップ 2 ファン アセンブリを両手でつかんで引き出します。必要であれば、ファン アセンブリを軽く揺らすと

電源コネクタがバックプレーンから外れます。

ステップ 3 ファン アセンブリをシャーシから完全に引き出し、安全な場所に置きます。

2708

93

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT1

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS1

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

A C

A BC D

B D

STATUS

CTRL

OPB-SCE8K-MM

OPTICAL BYPASS2

TX

RX

TX

RX

TX

RX

TX

RX

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

10 1001000

LINKACTIVE MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

CONSOLE

10 1001000

LINKACTIVE

PORT1

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

ACTIVE/LINK

SPA-1X10GE-L-V2

10 1001000

FANSTATUS

9-12Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

ファン アセンブリの取り付け

ファン アセンブリの取り付け

ステップ 1 ファン アセンブリは、ファンが右側に、FAN STATUS LED が下側になるようにして持ちます(図 9-7 を参照)。

ステップ 2 シャーシ前面の空洞部分にファン アセンブリを差し込みます。まずファン アセンブリをシャーシに載

せたあと、ファン アセンブリを少し持ち上げて、上下のシャーシ ガイドに合わせます。

ステップ 3 ファン アセンブリの電源コネクタがバックプレーンに装着し、非脱落型ネジがシャーシに接触するま

で、ファン アセンブリを押し込みます。

ステップ 4 非脱落型ネジを締めます。

ステップ 5 ファンが動作していることを確認します。

• ファンの音を聞きます。作動音がすぐに聞こえるはずです。作動音が聞こえない場合は、ファン アセンブリがシャーシに完全に装着され、前面プレートがスイッチ背面パネルと平らに揃っている

ことを確認します。

• FAN STATUS LED がグリーンに点灯していることを確認します。LED がレッドの場合は、1 つま

たは複数のファンが故障しています。

モジュールの取り外しと取り付け Cisco SCE8000 GBE プラットフォームは、次の 2 種類のモジュールをサポートしています。

• サービス コントロール モジュール(SCE8000-SCM-E)

• SIP Interface Processor(SIP; SPA インターフェイス プロセッサ)(SCE8000-SIP)

図 9-8 に、Cisco SCE8000 GBE シャーシ内の各モジュールの配置を示します。

図 9-8 Cisco SCE8000 GBE シャーシのスロット番号

2744

55FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT1

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

1 4

SCE8000-SCM

SCE8000-SIP

9-13Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

必要な工具

必要な工具 Cisco SCE8000 GBE シャーシのモジュールの取り外しと取り付けには、次の工具が必要です。

• 3/16 インチのマイナス ドライバ

• No.2 プラス ドライバ

• リスト ストラップまたは他のアース用デバイス

• モジュールの輸送に使用された静電気防止容器

SIP の取り扱い SIP 回路基板は金属製フレームに取り付けられていますが、静電破壊の影響を受けやすい基板です。

SIP を取り扱うときは必ずフレームの端とハンドルを持ち、SIP コンポーネントやコネクタ ピンには触

れないでください(図 9-9 を参照)。

スロットを使用しない場合は、SCE プラットフォームが電磁波干渉(EMI)放出要件に適合し、搭載

モジュール全体に適切なエアーフローが確保されるように、空きスロットにブランク フィラー プレー

トを取り付ける必要があります。未使用のスロットに SIP を取り付ける場合は、 初にブランク フィ

ラー プレートを取り外す必要があります。

図 9-9 SIP の取り扱い

7000

6

GND

9-14Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

モジュールの取り付け

モジュールの取り付け

ステップ 1 モジュールを取り付けるスロットを選択します。

モジュールは適切なスロットに取り付ける必要があります。

• SCE8000-SCM-E モジュールが 1 台だけの場合は、スロット 1 に取り付けます。

• 追加して使用する 1 台の SCE8000-SCM-E モジュールはスロット 2 に取り付けます。

• SCE8000-SIP モジュールはスロット 3 に取り付けます。

ステップ 2 モジュールの取り付けまたは取り外しを行う前に、SCE# プロンプトで、reload shutdown と入力し、

Enter キーを押して Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの電源を切断します。

ステップ 3 モジュール ポートに直接接続するインターフェイス機器を収納できる十分なクリアランスがあること

を確認します。

ステップ 4 シャーシに取り付けられている各モジュールの非脱落型ネジが締まっていることを確認します。ネジを

締めることで各モジュールの EMI ガスケットが完全に圧着され、新規モジュールまたは交換用モ

ジュールを取り付ける開口部の空間が 大になります。

(注) 非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けられているモジュールの EMI ガスケットの作用で隣り合うモ

ジュールが空きスロット側に押され、開口部の空間が小さくなって、交換用モジュールの取り付けが難

しくなります。

ステップ 5 モジュール フィラー プレートの 2 本のなべネジを外して、フィラー プレートを取り外します。モ

ジュールを取り外す場合は、「モジュールの取り外し」(P.9-18)の手順に従ってください。

ステップ 6 新しいモジュールの両方のイジェクト レバーを完全に開きます(図 9-10 を参照)。

図 9-10 イジェクト レバーおよび非脱落型ネジ

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULESCE8000-SCM-E

STATUS

OPTICAL BYPASS

MASTER

SYSTEM POWER

10/100/1000

LINK/ACTIVE

OPTICALBYPASS1 CONSOLE PORT1

10/100/1000

LINK/ACTIVE

OPTICALBYPASS2 AUX PORT2

2709

01

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

MASTERSYSTEM POWER

9-15Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

モジュールの取り付け

ステップ 7 モジュールをスロットの位置に合わせます(図 9-11 を参照)。モジュール キャリアの両側をスロット

の両端にあるスロット ガイドに揃えます。

図 9-11 モジュールをスロットの位置に合わせる

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

10/100/1000

LINK/ACTIVE

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT1

SCE8000-SCM-E

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

3

2

1

3 6

EMI

27

4456

EMI

9-16Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

モジュールの取り付け

ステップ 8 モジュールをスロットに慎重に差し込み、モジュール上端に付いている EMI ガスケットが上側のモ

ジュールに接触し、イジェクト レバーがモジュール前面プレートに対しほぼ 45 度の角度に閉じるまで

入れます(図 9-12 を参照)。

図 9-12 EMI ガスケットの調整

ステップ 9 両手の親指と人差し指で両方のイジェクト レバーをつかんで押し下げ、モジュールの EMI ガスケット

とその上のモジュールとの間に少し隙間(1 mm(0.040 インチ))を作ります(図 9-12 を参照)。

(注) イジェクト レバーを押し下げるときに力を入れすぎないようにしてください。曲がって損傷します。

ステップ 10 左右のイジェクト レバーを押し下げながら、同時に閉じて、モジュールをバックプレーン コネクタに

完全に装着します。イジェクト レバーがモジュールの前面プレートと平行になれば、完全に閉じてい

ます(図 9-13 を参照)。

(注) モジュールがバックプレーン コネクタに完全に装着されていないと、誤動作やエラー メッセージの原

因になります。

2744

57

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT1

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

1mm EMI

9-17Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 154: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

モジュールの取り外し

図 9-13 イジェクト レバー クロージャ

ステップ 11 モジュールの 2 本の非脱落型ネジを締めます。

(注) 非脱落型ネジを締める前に、イジェクト レバーが完全に閉じていることを確認してください。

モジュールの取り外し 現在の設定を保持して新しい SCE8000-SCM-E に複製する場合は、SCE8000-SCM を取り外す前に、

まず現在の設定を保存する必要があります(copy running-config startup-config コマンドを使用)。

この作業を行っておくと、設定が同じ内容か類似した内容である場合、モジュールをオンラインにした

ときに時間を節約できます。設定を復元する場合には、サーバから設定を SCE8000-SCM-E の不揮発

性メモリにダウンロードします。

ヒント 新しい SCE8000-SCM-E を取り付ける場合、工場出荷時のデフォルト設定をチェックしてください。

運用要件に合わせてシステムの再設定が必要になる場合があります。SCE8000-SCM-E の再設定は手

動で行えます。また、以前にオリジナルの設定をサーバにアップロードしてあれば、それを新しい SCE8000-SCM-E にダウンロードすることもできます。

ステップ 1 モジュールの取り付けまたは取り外しを行う前に、SCE# プロンプトで、reload shutdown と入力し、

Enter キーを押して Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの電源を切断します。

ステップ 2 シャーシのすべてのモジュールの非脱落型ネジが締まっていることを確認します。非脱落型ネジが締

まっていると、モジュールを取り外したあとの空間が維持されます。

(注) 非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けられているモジュールの EMI ガスケットの作用でモジュールが

空きスロット側に押され、開口部の空間が小さくなって、交換用モジュールの取り付けが難しくなります。

2744

58

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT1

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

9-18Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 155: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

モジュールの取り外し

ステップ 3 すべてのケーブルを取り外します。

ステップ 4 モジュールの 2 本の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 5 両手の親指を左右のイジェクト レバーに掛け、レバーを一緒に外側に回して、モジュールをバックプ

レーン コネクタから外します。

ステップ 6 モジュール前面の端をつかみ、モジュールをスロットの途中まで引き出します。

ステップ 7 モジュールをスロットの外に引き出します。片方の手をモジュールの下に添えてモジュールの重さを支

えます。モジュールの回路には触れないでください。

ステップ 8 取り外したモジュールは、静電気防止材の上に置くか、すぐに別のスロットに再度取り付けるかしてく

ださい。

ステップ 9 スロットを空けたままにする場合は、モジュール フィラー プレートを取り付けて、シャーシへの埃の

混入を防止し、シャーシを通過する適切なエアーフローを維持できるようにします。

9-19Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 156: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

モジュールの取り外し

モジュールの取り付けと取り外し:拡大図 図 9-14 に、部品の拡大図を示します。

• 非脱落型ネジ

• イジェクト レバー

• スロット ガイド

図 9-14 モジュールの取り付けと取り外し

C

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT 1

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT 1

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

B SYSTEM POWER

MASTER

FAN STATUS

SCM 1

SCM 2

SIP 3

4SCE8000-FAN

SCE8000SPAINTERFACEPROCESSOR

0

2

STATUS

SYSTEM POWER

OPTICAL BYPASS

STATUS

AUXPORT 2

MASTER

SCE8000 EXTENDED SERVICE CONTROL MODULE

OPTICALBYPASS

OPTICALBYPASS

CONSOLE PORT 1

SCE8000-SCM-E

SCE8000-SIP

STATUS

SPA-1X10GE-L-V2

1

3

10/100/1000

LINK/ACTIVE

10/100/1000

LINK/ACTIVE

0

2

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

1

3

OP88K-HD-EXT-PNL

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

CTRL

A1

Rx Tx

B1C1

D1A2

B2C2

D2

L2

L1AB C

D

AC B

D

OPB-SCE8K-2L-MM

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/LSTATUS

SPA-1X10GE-L-V2

SPA

-8X1

GE-

V2

34

STATUS

21

0A/L

56

7

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

A/L

2744

59

ASCE8000-SCM-E

9-20Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

インストレーションの確認

インストレーションの確認 システム ソフトウェアおよびファームウェアが適切にインストールされているかどうかを確認するに

は、show version コマンドを使用します。

ステップ 1 SCE> プロンプトで show version と入力し、Enter キーを押します。

次に、show version コマンドの出力例を示します。

SCE8000#> show version System version: Version 3.5.5 Build 253Build time: Jun 2 2009, 17:48:38 (Change-list 484251)Software version is: Version 3.5.5 Build 253Cryptography class: K9Hardware information is:---------------------Firmware---------------------kernel : [kernel] 2.3.0/1 (inactive: [kernel] 2.3.0/1)u-boot : [uboot] 2.1.0/1 (field: [uboot] 0.8.1/18)select : [ubs-cf1] 2.3.0/1 (secondary: [ubs-cf1] 2.3.0/1)---------------------Slot 1: SCE8000-SCM-E---------------------serial-num : CAT1231G03Rpart-num : 73-10598-01cpld : 0x816cvtpld : 0xc003summit-0 : 0xf2c1001summit-1 : 0xf2c1101dpt/tx : 0x4913cls/ff : 0x2112cls cam : 0x454120cls flow cap: 33554432ssa : 0x90---------------------TVR---------------------#cpus : 1cpu SVR : 0x80900121cpu PVR : 0x80040202cpu freq : 1000MHzcpu (eeprom): 2.1, 1000MHzcpld : 0xa1bbcpld-ufm : 0xa803summit : 0xf2c1701cf : Model=SILICONSYSTEMS INC 4GB-3213, S/N=B8243186VCK20914MX01, FwRev=0x242-0230, Size=4125744KBphy-0 : 0xcc2phy-1 : 0xcc2phy-2 : 0xcc2---------------------CFC-0---------------------board type : P2#cpus : 3cpu-0 SVR : 0x80900121cpu-0 PVR : 0x80040202cpu-0 freq : 1500MHzcpu-1 SVR : 0x80900121cpu-1 PVR : 0x80040202cpu-1 freq : 1500MHz

9-21Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

インストレーションの確認

cpu-2 SVR : 0x80900121cpu-2 PVR : 0x80040202cpu-2 freq : 1500MHzcpu (eeprom): 2.1, 1500MHzcpld-0 : 0xb217cpld-1 : 0xb217cpld-2 : 0xb217cpld-0-ufm : 0xb803cpld-1-ufm : 0xb803cpld-2-ufm : 0xb803summit-0 : 0xf2c1301summit-1 : 0xf2c1401fc : 0x1100---------------------CFC-1---------------------board type : P2#cpus : 3cpu-0 SVR : 0x80900121cpu-0 PVR : 0x80040202cpu-0 freq : 1500MHzcpu-1 SVR : 0x80900121cpu-1 PVR : 0x80040202cpu-1 freq : 1500MHzcpu-2 SVR : 0x80900121cpu-2 PVR : 0x80040202cpu-2 freq : 1500MHzcpu (eeprom): 2.1, 1500MHzcpld-0 : 0xb217cpld-1 : 0xb217cpld-2 : 0xb217cpld-0-ufm : 0xb803cpld-1-ufm : 0xb803cpld-2-ufm : 0xb803summit-0 : 0xf2c1301summit-1 : 0xf2c1401fc : 0x1100---------------------Slot 3: SCE8000-SIP---------------------serial-num : CAT1217G01Kpart-num : 73-10947-01cpld : 0x916csummit-0 : 0xf2c1501summit-1 : 0xf2c1601dpt-0 : 0x322fdpt-1 : 0x322fssa-0 : 0x90ssa-1 : 0x90spa[0] : SPA-8X1GEspa[1] : SPA-8X1GEspa[2] : SPA-1X10GE-L-V2spa[3] : SPA-1X10GE-L-V2---------------------SCE8000 Chassis---------------------product-num : SCE8000serial-num : FOX1229GYVSpart-num : 73-11293-01part-rev : A0vid : V01

Part number : 73-10598-01Revision : 1

9-22Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 159: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

SCE8000-SCM モジュールの取り付けと入れ替え

Software revision : 1LineCard S/N : CAT1231G03RPower Supply type : ACSML Application information is: Application file: /apps/data/scos/app/en355262.sliApplication name: Engage SML Version 3.5.5 build 74 Using Lib - PL_3.5.5_b74 Using Lib - Classifier_3.5.5_b74Application help: Entry point of EngageOriginal source file: /auto/srbu-proj1/apps/users/atukh/autoBuild/App/SML/Engage/dev/src/com/pcube/AppTemplate/Main/template_app_main.sanCompilation date: Tue, May 19, 2009 at 19:51:58Compiler version: SANc v3.20 Build 12 built on: Tue 02/01/2009 11:11:05.;SME plugin v1.1Capacity option used: 'EngageDefaultSCE8000'.Logger status: Enabled

Platform: SCE8000Management agent interface version: SCE Agent 3.5.5 Build 121Software package file: Not availableSCE8000 uptime is 26 minutes, 53 seconds

Cisco SCE8000 GBE モジュールのインストレーションを確認し、接続を確認したら、モジュールを設

定する必要があります。Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの設定方法の詳細については、『Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide』を参照してください。Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームのすべてのコマンドについては、『Cisco SCE8000 CLI Command Reference』マニュアルを参

照してください。

SCE8000-SCM モジュールの取り付けと入れ替え普通、SCE8000 シャーシはすべて設定済みで出荷されますが、2 台目の SCE8000-SCM モジュールの取

り付けや取り外しが必要になることがあります。そのような場合は、必ず次のガイドラインに従います。

(注) 2 台の SCE8000-SCM モジュールを使用できるのは、SCOS リリース 3.6.0 以降を実行しているシステ

ムだけです。

• 2 台の SCE8000-SCM モジュールを取り付けると、スロット 1 のモジュールがマスターとして機能

し、スロット 2 のモジュールがスレーブとして機能します。

• 取り付ける SCE8000-SCM モジュールが 1 台だけの場合は、スロット 1 に取り付けます。

なんらかの理由でスロット 2 の SCE8000-SCM モジュールがマスターの SCE8000-SCM モジュー

ルになっている場合は、スロット 1 の SCE8000-SCM を取り外し、スロット 2 のモジュールをス

ロット 1 に移動して取り付け直します。

(注) スレーブの SCE8000-SCM にはユーザ データは保存されていません。つまり、PQI や SLI など、それ

までに指定したどのような設定も、スレーブの SCE8000-SCM では実行できません。

• どちらの SCE8000-SCM モジュールを交換する場合でも、交換の前に必ずシステムの電源を切断

します。

• 新しいパッケージやアプリケーションをインストールすると、それが両方の SCE8000-SCM モジュールに自動的にインストールされます。ソフトウェアの特別なインストール手順は不要です。

9-23Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

デュアル SCE8000-SCM モジュールの取り付け手順とアップグレード手順

• 2 台目の SCE8000-SCM モジュール(スレーブ)で実行しているバージョンまたはビルドが、マス

ターの SCE8000-SCM モジュールで実行しているものと異なる場合、どちらのバージョンも 3.6.0 以降であれば、次回のブート時に 2 台目のモジュールのパッケージがマスター モジュールのパッ

ケージに自動的に同期します。

(注) このような状況が発生するのは、マスターの SCE8000-SCM モジュールを取り外して、同じ SCE8000 シャーシまたは別の SCE8000 シャーシにスレーブの SCE8000-SCM モジュールとし

て取り付けた場合だけです。

デュアル SCE8000-SCM モジュールの取り付け手順とアップグレード手順

初の取り付け

ステップ 1 両方の SCE8000-SCM モジュールに SCOS リリース 3.6.0 以降をインストール済みであることを確認

します。

ステップ 2 SCE# プロンプトで reload shutdown と入力して Enter キーを押し、Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームの電源を切断します。

ステップ 3 スロット 1 に 1 台目の SCE8000-SCM モジュールを差し込み、スロット 2 に 2 台目のモジュールを差

し込みます。

ステップ 4 SCE8000 の電源をオンにします。

スレーブ モジュールとして機能していた SCE8000-SCM モジュールのマスター モジュールとしての取り付け

スレーブ モジュールとして取り付けられていた SCE8000-SCM モジュールを展開し直し、マスターの SCE8000-SCM モジュールとして取り付けると、スレーブ モジュールとして動作しているときにイン

ストールした 新のパッケージが実行されます。

スレーブの SCE8000-SCM にはユーザ データは保存されていません。つまり、PQI や SLI など、それ

までに指定したどのような設定も、スレーブの SCE8000-SCM では実行できません。

SCE8000-SCM モジュールの取り外し

OIR はサポートされていません。どの SCE8000-SCM モジュールを取り外す場合でも、必ず reload shutdown コマンドを使用し、取り外す前に電源を切断します。電源を切断せずに SCE8000-SCM モジュールを取り外すと、次のようにシステムがリセットされます。

マスターの SCE8000-SCM モジュールを取り外した場合

実行中のシステムからスロット 1 の SCE8000-SCM モジュールを取り外すと、ただちにシステムがリ

セットされます。システムはリセット状態から回復しなくなります。リセット状態から回復するには、

システムの電源を切断し、スロット 1 に SCE8000-SCM モジュールを差し込んでからシステムの電源

をオンにします。

9-24Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

Page 161: Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィ … Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド OL-21057-04-J CONTENTS はじめに

第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

デュアル SCE8000-SCM モジュールの取り付け手順とアップグレード手順

スレーブの SCE8000-SCM モジュールを取り外した場合

実行中のシステムからスロット 2 の SCE8000-SCM モジュールを取り外すと、ソフトウェア ウォッチ

ドッグがタイムアウトになり、システムがリセットされます。システムをリブートすると、

SCE8000-SCM モジュールが 1 台だけのシステムと同様に機能します。

スロット 2 への SCE8000-SCM モジュールの追加

スロット 2 に SCE8000-SCM モジュールを取り付ける前に電源を切断します。SCE8000-SCM モジュールが 1 台だけのシステムを電源オンで実行している状態で 2 台目の SCE8000-SCM モジュール

を追加すると、システムをリブートしない限り、新しく追加したモジュールはリセット状態のままにな

ります。

(注) SCE8000 の電源を切断するときは、必ず先に reload shutdown コマンドを使用します。

リブートの後、新しい SCE8000-SCM モジュールにインストールされているソフトウェアのバージョ

ンが、スロット 1 にある SCE8000-SCM モジュールにインストールされているバージョンと一致しな

いと、新しいモジュールのソフトウェアが自動的に同期し、システムがもう一度リブートします。この

段階では開いている外部ポートがないので、このプロセスは、いつもより時間がかかる通常のブート シーケンスとして実行されます。

ダウングレード

デュアル SCE8000-SCM モジュールのシステムでは、3.6.0 よりも前のバージョンにダウングレードで

きません。

ダウングレードするには、次の手順を実行します。

ステップ 1 SCE# プロンプトで reload shutdown と入力して Enter キーを押し、Cisco SCE8000 GBE プラット

フォームの電源を切断します。

ステップ 2 スロット 2 の SCE8000-SCM モジュールを取り外します。

ステップ 3 SCE8000 の電源をオンにします。

ステップ 4 ダウングレードを実行します。

アップグレード

SCA BB コンソールでアップグレード ウィザードを使用して、SCE8000-SCM モジュールが 1 台だけ

のシステムと同様に、デュアル SCE8000-SCM モジュールのシステムをアップグレードします。

『Cisco Service Control Application for Broadband User Guide』の「How to Upgrade the SCE Using the SCE Software Upgrade Wizard」を参照してください。

9-25Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

共有ポート アダプタ(SPA)の取り外しおよび取り付け

共有ポート アダプタ(SPA)の取り外しおよび取り付け 1 ポート 10 GBE SPA の取り外しおよび取り付けを行う場合は、次の注意事項に従ってください。

• SPA は必ずペアで取り付けます。Cisco SCE8000 GBE は、次の SPA 構成をサポートしています。

– SAP × 2(サブスロット 0 および 1 に装着)

– SPA × 4

• SPA を 2 つだけ取り付ける場合は、サブスロット 2 およびサブスロット 3 をブランク フィラー パネルで覆います。

• 「必要な工具類」(P.9-26)

• 「レーザー /LED の安全性」(P.9-26)

• 「SPA の取り扱い」(P.9-27)

• 「SPA の取り付けと取り外し」(P.9-27)

• 「SIP への SPA の取り付け」(P.9-28)

• 「SIP からの SPA の取り外し」(P.9-29)

必要な工具類 SPA を取り付けるには、次の工具および部品が必要です。追加で必要な機器がある場合には、サービ

ス担当者に発注方法をお問い合せください。

• 共有ポート アダプタ(SPA)

• No.1 プラス ドライバおよび 3/16 インチ マイナス ドライバ

• No.2 プラス ドライバ

• 独自に用意した静電気防止用機器、または SPA に付属の使い捨ての静電気防止用リスト ストラップ

• SPA の輸送に使用された静電気防止容器

レーザー /LED の安全性 シングルモード光トランスミッタは、小容量レーザーを使用して光信号をネットワーク リングに送信

します。ケーブルが接続されていない送信ポートには、必ずカバーを付けてください。マルチモード トランシーバは通常、LED を使用して送信を行いますが、未使用のポートには必ずカバーを付け、未

使用ポートまたは開口部を凝視しないようにしてください。トランシーバの開口ポートには、レーザー

の警告ラベルが添付されています(図 9-15 を参照)。これらの警告は、光キャリア信号を介して信号を

送信する SPA および XFP モジュールに適用されます。

図 9-15 SPA ポート用のクラス 1 レーザー警告ラベル

PRODUIT LASER DE CLASSE 1

CLASS 1 LASER PRODUCT LASERPRODUKT DER KLASSE 1

PRODUCTO LASER CLASE 11

H66

55

9-26Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

SPA の取り扱い

警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008

警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051

警告 クラス 1 LED 製品です。ステートメント 1027

SPA の取り扱い SPA 回路基板は金属製フレームに取り付けられていますが、静電破壊の影響を受けやすい基板です。

SPA を取り扱うときは必ずフレームの端とハンドルを持ち、SPA コンポーネントやコネクタ ピンには

触れないでください(図 9-16 を参照)。

サブスロットを使用しない場合は、シャーシが電磁波干渉(EMI)放出要件に適合し、搭載モジュール

全体に適切なエアーフローが確保されるように、空きスロットに SPA ブランク フィラー プレートを取

り付ける必要があります。未使用のサブスロットに SPA を取り付ける場合は、 初に SPA ブランク フィラー プレートを取り外す必要があります。

図 9-16 SPA の取り扱い

SPA の取り付けと取り外し

警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94

SPA は SIP と別個に取り付けや取り外しが行えます。SPA を取り付けた状態で SIP を取り外すことも

サポートされています。

H64

20

9-27Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

SIP への SPA の取り付け

図 9-17 に、SCE8000-SIP 内の SPA の取り付けと取り外し方法を示します。表 9-2 にコンポーネント

を示します。

図 9-17 SPA の取り付けと取り外し

SIP への SPA の取り付け SIP に SPA を取り付けるには、図 9-17 を参照し、次の手順を実行します。

ステップ 1 モジュールの取り付けまたは取り外しを行う前に、SCE# プロンプトで、reload shutdown と入力し、

Enter キーを押して Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの電源を切断します。

ステップ 2 SIP に SPA を取り付けるには、SIP 内で SPA を固定しているガイド レールの場所を確認します。ガイ

ド レールは SPA スロットの左上と右上の 2.5 cm(1 インチ)ほど奥まったところにあります(図 9-17 を参照)。

ステップ 3 SPA を慎重に SIP 内に差し込み、SPA が SPA インターフェイス コネクタにしっかり装着されるまで入

れます。完全に装着されると、SPA は SIP 前面プレートよりわずかに引っ込みます。

ステップ 4 SPA が適切に装着されたら、非脱落型ネジを使用して SPA を固定します。

表 9-2 コンポーネント

番号 説明

1 SCE8000-SIP2 1X10GBE SPA モジュール

2709

88

STATUS

2

0

SPA INTERFACEPROCESSOR

7600-SIP-400

SPA-1X10GE-L-V2

SPA-1X10GE-L-V2

STATUS

STATUS

1

2

9-28Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

SIP からの SPA の取り外し

SIP からの SPA の取り外し SIP から SPA を取り外すには、図 9-17 を参照し、次の手順を実行します。

ステップ 1 モジュールの取り付けまたは取り外しを行う前に、SCE# プロンプトで、reload shutdown と入力し、

Enter キーを押して Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの電源を切断します。

ステップ 2 ケーブルが接続されている場合には、すべてのケーブルを SPA から取り外します。

ステップ 3 SIP から SPA を取り外すには、SPA の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 4 SPA のハンドルをつかみ、SIP から SPA を引き出します。

光バイパス モジュールの取り外しと取り付け • 「光バイパス モジュールの取り外し」(P.9-29)

• 「光バイパス モジュールの取り付け」(P.9-29)

• 「リンクのトラフィックが中断しない光バイパス モジュールの交換」(P.9-30)

光バイパス モジュールの取り外し

ステップ 1 すべてのケーブルを取り外します。

ステップ 2 モジュールの 2 本の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 3 モジュールをスロットの外に引き出します。片方の手をモジュールの下に添えてモジュールの重さを支えます。モジュールの回路には触れないでください。

ステップ 4 取り外したモジュールは、静電気防止材の上に置くか、すぐに別のスロットに再度取り付けるかしてください。

ステップ 5 スロットを空けたままにする場合は、モジュール フィラー プレートを取り付けて、シャーシへの埃の混入を防止し、シャーシを通過する適切なエアーフローを維持できるようにします。

光バイパス モジュールの取り付け

ステップ 1 モジュール フィラー プレートを、2 本のネジを緩めて取り外します。

ステップ 2 モジュールをパネル内の空いているところに差し込みます。ガイド レールはありません。モジュール

の回路には触れないでください。

ステップ 3 モジュールの 2 本の非脱落型ネジを締めます。

ステップ 4 「回線インターフェイス ポートのケーブル接続:外部光バイパス モジュールの使用」(P.6-9)の手順に

従い、ケーブルを接続します。

9-29Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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第 9 章 取り外しおよび取り付け手順

リンクのトラフィックが中断しない光バイパス モジュールの交換

リンクのトラフィックが中断しない光バイパス モジュールの交換 Cisco SCE8000 GBE プラットフォームが故障した場合、光バイパス モジュールをネットワークに接続

したまま取り外し、新しい Cisco SCE8000 GBE に取り付けることができるので、リンクのトラフィッ

クを中断させずに Cisco SCE8000 GBE の交換が行えます。

ステップ 1 新しい Cisco SCE8000 GBE プラットフォームをラックに取り付けます。プラットフォームの電源を投

入し、必要な初期設定を行います。

ステップ 2 光バイパス モジュールと古い Cisco SCE8000 GBE プラットフォームを接続しているケーブルを取り外

します。光バイパス モジュールとサブスクライバ側のネットワーク要素を結ぶケーブル、およびネッ

トワーク側のネットワーク要素を結ぶケーブルは取り外さないでください。

ステップ 3 Cisco SCE8000 GBE シャーシから光バイパス モジュールを取り外し、すぐに新しい Cisco SCE8000 GBE プラットフォームに取り付けます。または、ラック内の外部取り付けパネルに取り付けることも

できます。

ステップ 4 光バイパス モジュールと新しい Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの回線インターフェイスを結ぶ

ケーブルを接続します。「光バイパス モジュールの接続」(P.6-5)を参照してください。

9-30Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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Cisco SCE8000 GBE インスト

OL-21057-04-J

A

P P E N D I X A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

概要Cisco SCE8000 GBE プラットフォームの設置が完了したら、いくつかの CLI コマンドを実行して、適

切なコンポーネントが正しく設置されていて動作可能なことを確認することを推奨します。

基本的なインストレーション後のチェックリスト次の表は、基本的なインストレーション後のチェックリストと関連する CLI コマンドを示しています。

システム設定をさらに確認する方法は、特定のトポロジとインストレーションの設定によって異なりま

すが、このリストでは、基本的なインストレーションが動作しているかどうかを確認します。

コマンド出力の例については、各コマンドの説明を参照してください。出力内の関連する情報は、太字

で示しています。

チェックする項目 使用するコマンド 説明

バージョン 「show version」 次のことをチェックします。

• ファームウェアのバージョン

• アプリケーションのバージョン

• 管理エージェントのステータス

• 管理エージェントのバージョン

光モジュール 「show inventory」 SCE プラットフォームの物理コンポーネントでは、設置した

光モジュールがインターフェイスでサポートされることを確

認します。

ポート設定 「show interface」 すべてのポートのステータスと設定のリストを取得するに

は、各ポートに対してこのコマンドを実行します。

動作ステータス 「show system operational status」 ステータスは operational である必要があります。

このコマンドは、電源の障害や外部バイパスが正しく設定さ

れていないなどの問題を示します。

ラインカードのス

テータス

「show interface linecard」 shutdown または silent 以外である必要があります。

接続モード 「show interface linecard connection-mode」

接続モードと障害モードの両方が正しく設定されていること

を確認します。

A-1レーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

基本的なインストレーション後のチェックリスト

SM および QM を使用して、すべてが搭載されている SCE8000 GBE プラットフォームのコマンド シーケンスを実行します。

SCE> enable 5Password:<cisco>SCE> show versionSCE> show inventorySCE> show interface GigabitEthernet 3/0/0SCE> show interface GigabitEthernet 3/0/1SCE> show interface GigabitEthernet 3/0/2SCE> show interface GigabitEthernet 3/03SCE> show interface GigabitEthernet 3/0/4SCE> show interface GigabitEthernet 3/0/5SCE> show interface GigabitEthernet 3/0/6SCE> show interface GigabitEthernet 3/0/7SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/0SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/1SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/2SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/3SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/4SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/5SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/6SCE> show interface GigabitEthernet 3/1/7SCE> show system operation-statusSCE> show interface linecard 0SCE> show interface linecard 0 connection-modeSCE> show interface linecard 0 link modeSCE> show interface linecard 0 external-bypassSCE> show rdr-formatterSCE> show interface linecard 0 subscriber sm-connection-failureSCE> show ip rpc-adapter sessions

リンク モード 「show interface linecard link mode」 接続モードが inline の場合、リンク モードは forwarding に設定する必要があります。

外部バイパス設定 「show interface linecard external-bypass」

外部バイパス モジュールが設置されている場合に限り、次の

ことをチェックします。

• 障害時に設定がアクティブになること

• デバイス数がリンク数と一致していること

RDR フォーマッタ 「show RDR-formatter」 次のことを確認します。

• RDR フォーマッタが設定された送信先との接続を確立

している。

• 複数の送信先がある場合、冗長ステータスが正しく設定

されている。

Subscriber Manager への接続

「show interface linecard subscriber sm-connection-failure」

Subscriber Manager(SM)を使用している場合:SM との接

続が確立していることを確認します。

Quota Manager への

接続

「show ip rpc-adapter sessions」 Quota Manager(QM)を使用している場合:QM との接続

が確立していることを確認します。

チェックする項目 使用するコマンド 説明

A-2Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

CLI のコマンド出力例

次の出力例で太字になっているテキストは、インストレーション後のチェック時にチェックする必要の

ある行を示しています。いくつかのコマンドでは、出力が短く、出力全体をチェックする必要がありま

す。このような場合は、太字になっていません。

show version次の行を確認します。

• System version

• Application file

• Management agent interface versionSCE> show versionSystem version: Version 3.5.5 Build 252Build time: May 31 2009, 15:50:44 (Change-list 483168)Software version is: Version 3.5.5 Build 252Cryptography class: K9Hardware information is:

---------------------Firmware---------------------kernel : [kernel] 2.3.0/1 (inactive: [kernel] 2.3.0/1)u-boot : [uboot] 2.1.0/1 (field: [uboot] 0.8.1/13)select : [ubs-cf0] 2.3.0/1 (secondary: [ubs-cf0] 2.3.0/1)

---------------------Slot 1: SCE8000-SCM-E---------------------serial-num : CAT1151G012part-num : 73-10598-01 36cpld : 0x816cvtpld : 0xc004summit-0 : 0xf2c1001summit-1 : 0xf2c1101dpt/tx : 0x4913cls/ff : 0x2112cls cam : 0x454120cls flow cap: 33554432ssa : 0x90

---------------------TVR---------------------#cpus : 1cpu SVR : 0x80900121cpu PVR : 0x80040202cpu freq : 1000MHzcpu (eeprom): 2.1, 1000MHzcpld : 0xa1bccpld-ufm : 0xa803summit : 0xf2c1701cf : Model=SMART CF, S/N=20080213025D41EC41EC, FwRev=0x20060811, Size=4062240KBphy-0 : 0xcc2phy-1 : 0xcc2phy-2 : 0xcc2

A-3Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

---------------------CFC-0---------------------board type : P2#cpus : 3cpu-0 SVR : 0x80900121cpu-0 PVR : 0x80040202cpu-0 freq : 1500MHzcpu-1 SVR : 0x80900121cpu-1 PVR : 0x80040202cpu-1 freq : 1500MHzcpu-2 SVR : 0x80900121cpu-2 PVR : 0x80040202cpu-2 freq : 1500MHzcpu (eeprom): 2.1, 1500MHzcpld-0 : 0xb219cpld-1 : 0xb219cpld-2 : 0xb219cpld-0-ufm : 0xb803cpld-1-ufm : 0xb803cpld-2-ufm : 0xb803summit-0 : 0xf2c1301summit-1 : 0xf2c1401fc : 0x1100

---------------------CFC-1---------------------board type : P2#cpus : 3cpu-0 SVR : 0x80900121cpu-0 PVR : 0x80040202cpu-0 freq : 1500MHzcpu-1 SVR : 0x80900121cpu-1 PVR : 0x80040202cpu-1 freq : 1500MHzcpu-2 SVR : 0x80900121cpu-2 PVR : 0x80040202cpu-2 freq : 1500MHzcpu (eeprom): 2.1, 1500MHzcpld-0 : 0xb219cpld-1 : 0xb219cpld-2 : 0xb219cpld-0-ufm : 0xb803cpld-1-ufm : 0xb803cpld-2-ufm : 0xb803summit-0 : 0xf2c1301summit-1 : 0xf2c1401fc : 0x1100

---------------------Slot 3: SCE8000-SIP---------------------serial-num : CAT1150G075part-num : 73-10947-01 22cpld : 0x916csummit-0 : 0x10006summit-1 : 0x10006dpt-0 : 0x322fdpt-1 : 0x322fssa-0 : 0x90ssa-1 : 0x90spa[0] : SPA-8X1GE-V2spa[1] : SPA-8X1GE-V2

A-4Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

spa[2] : SPA-1X10GE-L-V2spa[3] : SPA-1X10GE-L-V2

---------------------SCE8000 Chassis---------------------product-num : SCE8000serial-num : FOX1235GP98part-num : 73-11293-01part-rev : A0vid : V01

Part number : 73-10598-01 36Revision : 1Software revision : 1LineCard S/N : CAT1151G012Power Supply type : AC

SML Application information is: Application file: /apps/data/scos/app/en355262.sliApplication name: Engage SML Version 3.5.5 build 74 Using Lib - PL_3.5.5_b74 Using Lib - Classifier_3.5.5_b74Application help: Entry point of EngageOriginal source file: /auto/srbu-proj1/apps/users/atukh/autoBuild/App/SML/Engage/dev/src/com/pcube/AppTemplate/Main/template_app_main.sanCompilation date: Tue, May 19, 2009 at 19:51:58Compiler version: SANc v3.20 Build 12 built on: Tue 02/01/2009 11:11:05.;SME plugin v1.1Capacity option used: 'EngageDefaultSCE8000'.

Logger status: Enabled

Platform: SCE8000Management agent interface version: SCE Agent 3.5.5 Build 121Software package file: ftp://ftpserver/D:\pcube\Os\3.5.5\252\simba_03550252_K9.pkg

SCE8000 uptime is 4 days, 21 hours, 40 minutes, 37 seconds

show inventory次の行を確認します。

• テキスト「NAME: "SCE8000 optic」を含むすべての行。搭載されている光モジュールごとに 1 行あります。

SCE> show inventoryNAME: "SCE8000 Chassis", DESCR: "SCE8000"PID: SCE8000 , VID: V01, SN: FOX1235GP98

NAME: "SCE8000 Service Control Module (SCM) in slot 1", DESCR: """"PID: "" , VID: "" , SN: CAT1151G012

NAME: "SCE8000 SPA Interface Processor (SIP) in slot 3", DESCR: """"PID: "" , VID: "" , SN: CAT1150G075

NAME: "SCE8000 SPA module 3/0", DESCR: "SPA-8X1GE-V2"

A-5Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

PID: SPA-8X1GE-V2 , VID: V02, SN: JAE13020GQ5

NAME: "SCE8000 SPA module 3/1", DESCR: "SPA-8X1GE-V2"PID: SPA-8X1GE-V2 , VID: V02, SN: JAE13020GN3

NAME: "SCE8000 SPA module 3/2", DESCR: "SPA-1X10GE-L-V2"PID: SPA-1X10GE-L-V2 , VID: V02, SN: JAE114967LE

NAME: "SCE8000 SPA module 3/3", DESCR: "SPA-1X10GE-L-V2"PID: SPA-1X10GE-L-V2 , VID: V02, SN: JAE11485LCX

NAME: "SCE8000 FAN 1", DESCR: "SCE8000-FAN"PID: SCE8000-FAN , VID: V01, SN: DCH12130763

NAME: "SCE8000 AC power supply 1", DESCR: "PWR-2700-AC/4"PID: PWR-2700-AC/4 , VID: V02, SN: APS1216006R

NAME: "SCE8000 AC power supply 2", DESCR: "PWR-2700-AC/4"PID: PWR-2700-AC/4 , VID: V02, SN: APS12160070

NAME: "SCE8000 optic 3/0/0", DESCR: "N/A "PID: N/A , VID: "" , SN: FNS0853G1T5

NAME: "SCE8000 optic 3/0/1", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12320WHD

NAME: "SCE8000 optic 3/0/2", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12320WF5

NAME: "SCE8000 optic 3/0/3", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12320WF9

NAME: "SCE8000 optic 3/0/4", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12320WDT

NAME: "SCE8000 optic 3/0/5", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12320WE7

NAME: "SCE8000 optic 3/0/6", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12320WDY

NAME: "SCE8000 optic 3/0/7", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12320WF1

NAME: "SCE8000 optic 3/1/0", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330A8J

NAME: "SCE8000 optic 3/1/1", DESCR: "SFP-GE-S "

A-6Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330A80

NAME: "SCE8000 optic 3/1/2", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330A7R

NAME: "SCE8000 optic 3/1/3", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS12330A92

NAME: "SCE8000 optic 3/1/4", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS124615JN

NAME: "SCE8000 optic 3/1/5", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS124615K9

NAME: "SCE8000 optic 3/1/6", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS124702V5

NAME: "SCE8000 optic 3/1/7", DESCR: "SFP-GE-S "PID: SFP-GE-S , VID: V01, SN: FNS1247026J

NAME: "SCE8000 optic 3/2/0", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: ONT1102108E

NAME: "SCE8000 optic 3/3/0", DESCR: "XFP-10GLR-OC192SR "PID: XFP-10GLR-OC192SR , VID: V02, SN: ECL11030105

show interface各インターフェイスに対してこのコマンドを実行します。コマンド構文は次のとおりです。

show interface GigabitEthernet 3/bay-number/port-number

sce> show interface GigabitEthernet 3/0/0Auto negotiation configured: DisabledActual status: Link is: ON Auto negotiation: DisabledBandwidth (L1): 10000000 Kbps, Burst-size: 50000 bytesPseudo IP Address: Not Configured

show system operational statussce> show system operation-statusSystem Operation status is Operational

show interface linecardsce> show interface LineCard 0The application assigned to slot 0 is /apps/data/scos/app/en355262.sliSilent is offConfigured shutdown is off

A-7Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

OL-21057-04-J

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

Shutdown due to sm-connection-failure is offResulting current shutdown state is offWAP handling is disabled

show interface linecard connection-modesce> show interface linecard 0 connection-mode slot 0 connection modeConnection mode is inlineslot failure mode is external-bypassRedundancy status is standalone

show interface linecard link modesce> show interface linecard 0 link modeLink mode on all linksCurrent link mode is : crosspath-bypassActual link mode on active is : forwardingActual link mode on failure is: crosspath-bypass

show interface linecard external-bypasssce1> show interface linecard 0 external-bypass External bypass current state is 'not activated'.External bypass failure state is 'activated'.Amount of expected external bypass devices: 4 (automatically configured).Amount of detected external bypass devices: 4

show RDR-formatter次を確認します。

• Forwarding mode

• Status(Connection Table の Status カラム)

sce> show RDR-formatterStatus: enabledConnection is: upForwarding mode: redundancyConnection Table:--------------------------------------------------------------------------------| Collector | Port |Status| Priority per Category: || IP-Address / | | |------------------------------------------------|| Host-Name | | | Category1 | Category2 | Category3 | Category4 ||---------------|-------|------|-----------|------------|-----------|-----------|| 10.240.59.39 | 33000 | up |100 primary| --- | --- | --- || 10.240.59.44 | 33000 | up | --- |100 primary | --- | --- |---------------------------------------------------------------------------------RDR: queued: 0 ,sent:60108106, thrown: 0, format-mismatch: 0UM: queued: 0 ,sent: 0, thrown: 0Logger: queued: 0 ,sent: 0, thrown: 0Errors: thrown: 0Last time these counters were cleared: 07:36:52 EDT TUE April 28 2009

A-8Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

show interface linecard subscriber sm-connection-failureSubscriber Manager で作業している場合は、このコマンドを使用して SM との接続が確立されている

ことを確認します。

SCE> show interface linecard 0 subscriber sm-connection-failure Current SM link state: up.Configured action to take when SM link is down: No action.Changing of system operational-status to 'warning' when SM link is down: enabled.

show ip rpc-adapter sessionsQuota Manager で作業している場合は、このコマンドを使用して QM との接続が確立されていること

を確認します。

sce> show ip rpc-adapter sessionsclient-name=usr.SMclient-address=/10.240.59.36started=Mon Apr 06 12:43:01 GMT-04:00 2009received-message-num=408790sent-message-num=237292sent-notifications-num=0dropped-notifications-num=0client-username=null

client-name=mcn.SMclient-address=/10.240.59.36started=Mon Apr 06 12:43:02 GMT-04:00 2009received-message-num=5715112sent-message-num=6101181sent-notifications-num=386768dropped-notifications-num=0client-username=null

client-name=mcn.QuotaManager-10.248.64.119_10.240.59.36_SCE.J.API.PRPCclient-address=/10.240.59.36started=Mon Apr 06 12:43:03 GMT-04:00 2009received-message-num=404194sent-message-num=232248sent-notifications-num=0dropped-notifications-num=0client-username=null

A-9Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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付録 A 正常なインストレーションを確認するための CLI コマンド

CLI のコマンド出力例

A-10Cisco SCE8000 GBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド

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