22
台湾の経済分析(*) 1 i F gf E 退表約20 年間,会湾,韓国,香港,シンガポールの 4 か菌の経済成長はめざましく,いわ ゆる“アジア NIC:' と呼ばれるようになった。本縞では,特に,合湾経務に着目し,その 成長の原田と制約についてマクロヱコノメトリックモデルを用いて卦軒する。 ( 1) 戦後台湾経済の離践の外生的要閣として院の 3 つが挙げられることが多い。 (1) 戦争によってかなワの部分が破擁されたとはいえ,日本の植民地時代の生室長設繍が利 用可能であったこと。〈桝えば,台湾地匿における鵠轄, セメント lk び,大陸における 紡績業J (2) 1949 年の臨時政晴の台湾移転に伴い,大睦の紡績資本が金持に読入したこと。 (3) 1951'"'-'1965 年の15 年間に按る来援艶資金。この資金が,既存工業の改惨 e結襲業を雑 持するための綿花の輸入・食料増産のための記料工場の建設・篭力及び交通等のインア (2) ラストラクチャーの整構といった多くの分野で軍要な投書I J を果たしたこと。 このように19 部年伐前半までの経済成長拭,自前の成長ではなかった。そこで本研究では 1960 年以降を分析の対象とする。 アヲァ NIC.に共通な特設として次の 3 点が挙げられる。 (1) 天然資事長の詣外怯存 (2) 小躍ないしは島国 (3) 高い人口増加率 (1) 及び(2) は,アジア NIC.は貿易関としてのみ成長し持ることを意味している。ここで特に 〔事) 本稿作成にあたり,神戸大学,斉藤光雄教授,豊昭和i 久教授,神戸学院大学,輔田義久助教授を はじめ多くの方々よりと指導演きました。記して謝意を表します。しかしながら本稿中にありうベ き輯謬は筆者の費接です。 (1) 職後の台湾経轄の分析として Kuo(7) (11) 等がある。 (2) アメリカの台拷接助については,アジア経済額究所て 1)参照.

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台湾の経済分析(*)

藤 1

i

F

,gf

溝 史

E 序

退表約20年間,会湾,韓国,香港,シンガポールの 4か菌の経済成長はめざましく,いわ

ゆる“アジア NIC:'と呼ばれるようになった。本縞では,特に,合湾経務に着目し,その

成長の原田と制約についてマクロヱコノメトリックモデルを用いて卦軒する。( 1)

戦後台湾経済の離践の外生的要閣として院の 3つが挙げられることが多い。

(1) 戦争によってかなワの部分が破擁されたとはいえ,日本の植民地時代の生室長設繍が利

用可能であったこと。〈桝えば,台湾地匿における鵠轄, セメントlkび,大陸における

紡績業J

(2) 1949年の臨時政晴の台湾移転に伴い,大睦の紡績資本が金持に読入したこと。

(3) 1951'"'-'1965年の15年間に按る来援艶資金。この資金が,既存工業の改惨 e結襲業を雑

持するための綿花の輸入・食料増産のための記料工場の建設・篭力及び交通等のインア(2)

ラストラクチャーの整構といった多くの分野で軍要な投書IJを果たしたこと。

このように19部年伐前半までの経済成長拭,自前の成長ではなかった。そこで本研究では

1960年以降を分析の対象とする。

アヲァ NIC.に共通な特設として次の 3点が挙げられる。

(1) 天然資事長の詣外怯存

(2) 小躍ないしは島国

(3) 高い人口増加率

(1)及び(2)は,アジア NIC.は貿易関としてのみ成長し持ることを意味している。ここで特に

〔事) 本稿作成にあたり,神戸大学,斉藤光雄教授,豊昭和i久教授,神戸学院大学,輔田義久助教授を

はじめ多くの方々よりと指導演きました。記して謝意を表します。しかしながら本稿中にありうベ

き輯謬は筆者の費接です。

(1) 職後の台湾経轄の分析として Kuo(7), ~1 (11)等がある。

(2) アメリカの台拷接助については,アジア経済額究所て 1)参照.

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台鴻の経務分析 69

貿易臨とは,挟給面では,技能及び原料の多くを権外に故存し,需要舗では,海外市場を重

要な需要者としている躍のことを指している。

実捺台湾においては,露首述の米援厚舎による技指導入をはじめ,かなりの生産技指は場外か

ら導入されたと考えてよい。その結果聖技捺進歩率は技荷開発菌に比べ罷めて高い。ま立高

率の人口増加に文えるれて,都市工業地境地,豊富で安倍な労働力を農村から引き出すこと

ができた。一口で醤うと,この 2要因によって,製品製造コストを先進国に比べて説くおさ

え,輸出を主主大することがでさた。

本穂の第 1の目的は,台轄においてこういった経諮発展パターンをマクロモデルを故って

検討することである。ところで, 1970年代の経捺泣世界経務全体を襲った石油企機と階段蔀

字によって特徴づけられる。これらの経緯的制約が目ざましい発展を遂げつつあった非産油

留 NIC.にどのような影響をもたらしたか。同じモデルを舟いてこめ開題を分析することが(3)

本識の第2の目的である得

本穣は,第貰節でそデFレの特徴を概説し, 第麗館でモデルの握定結果を示す。第N蔀で

拭,最初にブァイナルテストにより,モデルの現実説明力者?検討する。ついでシミュレーシ

ョン分析によち.(1)技指進五去の経務への影響.(2)石諸危機の影響.(3)階段支出の経祷全体へ

の設及甥果,を瀬Z失明らかにする。

II 宅デルの特徴

モデルは.1961年から1981年を標本期間とする年モデルであり.43留の内生変教と25輔の

外生変教とを合む。撮定は,いずれの方袈式も単純最小二乗法によっている。なお捷定方袈

式・ 3定数記号は本文京に示す。モデルは,基本的にはケインズ型の有勢需要モヂルである。

〈キデ,,-,内実附与すウター (T 1----1 9)お上ぴ件関司令クタ-(lf-l.......,TT-14)悲煎J

特に,経捧成長芸春留を分析するため,国民経済の生産能力を CES輿教で表す(彊-1.......m-7)とともに,楢轄ー賃金方程式として,労勢力人口と賃金の関係を恭す方寵式 (N-l),

マークアップ京理に基づく錨絡方翠式 (N-2,.._,N-9)を含んでいる。

事生産関数

台湾の場合,原討料の多くを期外に依存している。その意味で台湾の生産は悪材料の輸入

量に制約されている。したがって,ここでは次の形の生産関数を想定している。

Q~二 C+CG十IF十IG+J+X口f(K→, NH. M, T) …(1 )

つまり,生産物は圏内総供給(Q)であり, 投入物は糞本ストック CK-t)・労鵠(NH)・輪

(3) 台湾についてのエコノメトヲックモデJνとして, Chiu (2). 李 (11). Saito and Nishimiya

(12)等がある。

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第 32 巻第 3 号

はりである。ここで輸入は完全な投入物では立く,左辺丹講費及び投資の一部にも主主つ

るのだから,開一物問士を説明しあっているので誌ないかという批判が出然考えられ

J かし台湾の場合,輸入は誌とんど原料で最終需要に合まれる部分の辻率は小さい。ま

撃問題として産業連関衰の発表されている年以外でデータとして両者を分離することは(4)

露であるの

女型としては, c主S生産関数を採用した。 CES生韓関数はリニアな関数ではないの(5)

霊接最小二乗法を適用することはできない。計測Iこは,次の方法を採っている。生産者

昨与の藤本ストックの下で利潤πを雄大化する行動をとると想定するのつまち,決の最

重を解くことになる。

Max. NH,M

'1r口 PQ.Q-DW.NH…PM.M

s.l. Q=γ(ttl・K-1-".exp( p・λ1・T)

(J2・NH叩ハ exp(-p・A2• T)

63・M-p・exp(…p・λ3• T)J-lノ9

61+62十63郡 1

…(2)

…(3)

…(4)

, PQ:緯供給デプレータ,DW:労鶴投入一単位あたり舞金,PM:輸入デブレ

うる。この最適問題の解は周知のように襲素限界生産物と当議要紫の実質報酬の均等化

)0

oQ/oNH = (Q/NH)1+p・ァ・ 62・exp(-1'. À2 • T) = DW/PQ …(5)

aQ/oMベQ/M)l+p・γ・lJ3・exp(-(1 ・ ).3 • T)協 PM/PQ …(6)

、しながら, CES生藍調教は投入嬰棄について一次開次である。今 K→を変数と考

仁オイラーの公式より,次の関係が成立している。

oQ _ v , oQ _ 1I.TU , oQ Q=一一・ ι1+ ~:":n. NH十一・ MoK叩 1 証言芳 oM

uこ(5). (6)式を代入すると,次式を事後的な隣保式として得る 0

oQ _PQ. Q-DW.NH…PM.M…DR 夜二Z一一一一一一互い P亨

…〈ア〉

…(8)

,で DRは (PQ.Q…DW・NH…PM.M)/K-1 として定観された資本費用である。

(7), (8)式を代用の弾力性。唱1/位十時〉を検って警察き直し, 整理すると,推定

「方程式(9),(10), (11)式を誇る。

隊輸入のうちで最終幣饗される比離は以下のとおり。

1966年 35.0タ6

1976年 28.0%

1971年 33.4タ4

1981年 25.8%

この離の生産関教の計搬については,大野(8), Saito and Oh即日3)民詳しい。

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71

…(9)

"'(10)

台講の経繍分析

吋ま)出(1-(1)ln γ 11 1n bい1け令村州(は小1ト一イ6的〉μ凶λ)..1 T山十付111加吋nベ(完勘)

ln叫鈴ベ(晶訟)ト口(山1トい…→4抽)山lnげ Y一4什内l知η む如削十川〈川1

知ベ(i合ト)ベ=(1一が仰nげ γ IJ1n Oa十(1ーが3 T付加(完) -・・(11)

上記3式を計謝するとき,翻剰に計測すると, 3式に共通である代用の弾力性値 IJ (棉対

髄格の操教〉を問じ檀として推定し持主い。そこでこの 3式の推定のためのデータをプール

して同時に推定することにする。 議定する方霊式会持持表ヨミすると次めようになる令

-A内

4qaATFhU

nv

s

ccccccc

。ln(DR/PQ)1、

o ln(DR/PQ)B

AV----:・:AU

I'・::・測網制N

AV・R:,.•.

‘ov

九日

v

・・・・・・'・・nu

1t・:・:・・'i

ln(Q/K.→)1

ln(Q/K-t)"

o 0 1 0 In(DW/PQ)1

o 0 n 0 ln(βW/PQ) "

the-‘.争----唱i

υ・・・・・:--AV

In(Q/NH)1

ln(Q/NH) ..

o 1 ln(PM/PQ) 1

o ~ In(pAi/PQ)".)

AV---・・:.,nv

τi

・・;・:・・'i

ov--‘e

・:'・AV

AV--:・:--nu

ln(Q/M) 1

ln(Q/M)縛

と次の様に対応している。は,生産関数のパラメタCI-C7のパラメタ

C1= (1-(/)lnγ-11 ln 81

C2= (1-(1)lnγ d ln O2

11 ln O3 C3出 (1-(1)lnγ

-・・(13)(1)λI

C5= (1-(1)λ2

C6出 (1-11)λs

C4= (1

C7=(J

得られる関俸は(13)式と, (4)式の 8本であるから,生産欝妻女{の来知パラメター, γ,叫

ん, )..2. A3, d 1. 82• baの 8舗は,一意に決まることになる。

*生産要素需袈

(10), (11)式は,生産識が与えられた時の要素需嬰関数と克ることができる。そこで,特

撮班 3式事 ill-4式の接tこ望ましい労働投入(DNH). 望ましい輪入量(DM)を設定し,

実際の要素投入は,望ましい水煙への部分調整を考える。つまり以下の式を推定することに

なるe

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72 第 32 場第 3 号

NH=α(DNH-N-1)十NH司 1=α DNH-l即日-a)NHω1

M鴻 β(DM-M-1)十Aι1=s DM+ (1-s)M-1

細い (14-1)

.・・(14-2)

ここで, 0ぐと~.βく:1 0 偲し,実轄の控室には孫数閉まこ制約を績かず, また再式にiE数項を

加えた形を陣いているa

111 モデルの推定結操

5支出セクタ-

1-1式!ま個人消費関数そあち, 一人当たり実質可処分所持 (YDPjPCjPOP),一人さき

たち実費貯蓄残高 (PEjPCj POP)及び, コイック担のアグを仮定した前期の消費 (C-tI

POP-1) で説明される。眼弾消費性向t;:t,痩期で仏31.長期で0.74である。 1-2式は,

討の輪自〈通関ベース〉隣教である。通常の輪出関数と詞諜,世界貿易盤 (WT)と,内外

相対髄格によって説明される。輪出の世界賀易撃弾力性(世界費易を官界の所得の関数とみ

て以下これを研得弾力性と呼ぶ〉は2.55である。事なのの0.7Ofζ比べるとかえ王り高いが,

Saito and Nishimiya (12)の2.37にかなり近い。また日本のそヂルとして,計量委員会 (6)

では1.21. Saito and Ohno (13)では,五油企機能1.81・後0.96等が報告されている。これ

らに比べても,台湾の輸出の章子得弾力性はかなり大きいといえる。 1-3式は,国民所持ベ

ースの階・サーグィスの輸出と通関ベースの輸出をつなぐ統計式である。 1 4式詰,輸入

隣教である。方銀式の意味は前節において説明した通りである。部分譲整犠鞍はf 0.76であ

る。 1 5式は,員開設備投資関数であるの民開設備投糞時,前期の制潤率 (PRぺ),対民

間企業袈仔費出 (LP)と金撲の内部閉楳 (YCD) によって説明されるe 台湾の銀符は,政

!帝の公営であるから.盟行貸出はー純の政策変数とみなしてもよい。台湾では一般に大きな

資金力を持つ企業が少なく,毅行の企業に対する貸出が投資の大きな説明要因になってい

る。 I 6式は, 資本ストックを定義する恒等式である。 I 7式, I 8式, 1 9式

{土それぞれ実費関内総支自,総供給,名目関内斡支出を定義する樫等式である α

5分配セクター

名目 GDPは,立 9式に恭されるように,誠鍋横却(DEP), 間接税(TIP), 一構助金

( -SUB),富民所得CYPY),海タトからの踏襲索所得(NYF)に分かれる。識調償却,及び

関接税は名島 GDPにょっ説明される。捕関全,海外からの純要素所得は外生変教とした。

きらに割民訴t専は,賃金所持(WN),家計の尉醸所持〈利子及び質紫粁(RI),配当(DIV)),

混合所得 (YUP),畏間企業~鐸(YC) , 政府の期産及び企業新得 (YG)に分かれる。現金所

得 (YUP:H-3式),科子及び賃貸料(RI:H-4式L 配当前企業所得 (YCBD(=YC十

DIV) :五-6式)には,筑関部門の所得 (YPY-YG)との安定的な関保全訳定した。また

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台縛の経諸分析 73

特に YCBDについては,WNとの対抗関採を考慮している。 WNIま生童関数ー麗舟-I!ク

ターで決定される。 ll-5式誌記盟関数である。記当は法人所縛から支払われるが,今鶴の

配港支払いが前期の配当支払い北よって説明されているのは経営陣の臨らの議用の確保と株

主を失望さぜたくないという態度を者離しているからである。法人税 (TC:ll-7式L 揺

人税 (TP:ll-l1式)はそれぞれ,覇己当前企業所持 (YCBDλ 個人所得 (YPP)により説

明される。 ll-12式, ll-13式. ll-14式はそれぞれ,鶴人可匙分訴得 (YDP).企業可処

分所得 (YCD),科積率 CPR)の定義式である。 YDPは民間消費の説明嬰閣として,YCD.

PRは民開設構投資の説明要盟として支出セクターと連関している。

9 ~長藍関数・躍吊セクター

ill-1式な), @,母が,前節の (10),(11), (12)式を連立させて計調したさ駐車調数であ

第 1表技術進歩薬及びGDP成長率

技指進歩率(Tpl) 技術進歩率 2(T P 2) GDP成長率

1962 3.935 4.858 7.866

1963 3.531 4.805 9時 368

1964 3.632 7.012 12.202

1告65 ι071 7.399 11.153

1966 3.090 3.6θ5 8.941

1967 3.058 2.236 10.674

1968 3.214 2.277 9.120

1969 2.538 -0.506 8.891

1970 2.586 4.041 11.326

1971 2.289 2.976 12.774

1972 2.153 3.802 13.245

1973 2.262 3.828 12.869

1199S723平-均 3.139 3.861 10.702

1974 0.987 -3.238 1.127

1975 0.513 -1.991 4.793

1976 0.633 2.209 13.657

1977 0.538 1.926 9.785

1舎78 0.513 4.080 13.399

1979 0.532 0.069 7.762

1980 0.515 0.586 6.805

1981 0.427 0.110 5掛487

1199S74I-平均 0.582 0.469 7.852

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74 第 32 巻 第 3 考委・

る。タイムトレンドは技衛進歩,農業構造的変化等が生産関数をシフトさせる程度を測る。

石油怠機前後で技指進歩率が変詑すると蒋えられるのでt 1961年を 1とするタイムトレンド

(Tl)とともに1974年を 1とするタイムトレンド (T2)を加えた。輩出・嬰紫投入比率の輩出

部格・要素錨務主率に対する響力性,つまり托用の弾力牲は0.31である。石油危機前に資本

と労動にかかる技術端歩率は正であるが,輸入費まにかかる設繍進歩率は負である。これは,

Q/Mを相対緬諮で説明した残ちの部分が年々小さくなっていることを意味する。換言する

と,台湾経携の技指革新及び産業韓遣の変化は, 一単往の GDPの供給のために心嬰とな

る輸入関投入を年々増加させていたことになる。石拍危機後に拭,資本:と労働にかかる技荷

進安事が下稼し,輸入荷にかかる技指進きか率は上昇する。つまち,ま3油の価格積貴と供給制

約のため,台湾銀蒋は,全面的輸入故存の体質から脱却を図ったと霞えよう。

1962尊から1982年までの技指進歩率を第 l表に示した。表中,第 1列は生産調散に基づい

て計算された技能進き長率である。葬式は,以下の繕に定義される。

TPl航。Q/oT)/Q

表からわかるように,石油危機前の平均技指進歩率が約3.14揮であるのに対して,石油危機

後は約0.5896と,急激に蕃ち込んでいる。第2列は,社会合計的方法によって挟差として計(6)

算される技街遊歩率であるの• (7)

TP2出 Q__DR.K. I( _D~ ・ NH.NH_PM ・ M.zfQ PQ・吾.f(--PQ~Q_. NH-P否マ苓 M

TP2~こっし、ても,石油危機援には特に技荷進歩率が下落することがわかる。両者の舗は,

生産関教の計潤誤最のため,各都を見ると異えまるが,者主主危機前畿でそれぞれの平均植を比

較すると,か;三り jまい舗になる。第3列は実質 GDPの現実の成長率である。石組危機前

では技能退表が成長の 3'"'-'4剤を説明している。

計関されたパクメターを CES~注意関数のパラメターに変燥すると,藍-1 式告を持る o

ill"-l'式は,全結構の供給能力を表す式であち,車… 1式患の労鶴投入最(NH)Ktま,労暢

力人口(LF)と,労欝時需 (H)の過去に観謝された最大輔の積を代入し,輸入財怖のには現

実舗を民入することによって得る。 ill-2式は遊休率を表す定義式で為る。 ill-3式, 班

-4式は,腫-1式のゆ,母式の変形である。それぞれ当期北投入されるべき望ましい労働

盛 (DNH)と輸入量(DM)とを定載している。藍 5式は,労鶴投入の部分調整を表してい

る。部分調整係数t;i. 0.68である。班-6式で拭,労働時期(H)の調態を行っている。労働

持簡は,遊休率 (NOR)と前期の労豊島生産性 (V-tlN→〉で説明きれる。不況時には,労構

(6) D針 lisonC 3)参照。

(7) Xは X'+l-Xt号表している。したがって XIXは成祭事3となる。各襲素投入の成長選棋にかか

るウェイト iま3基準年 (t期〉のそれを用いている。

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台湾の経揖分析 75

時間が制議される。麗-7式では.NHをHで除することにより, 就業者数を定議してい

る。軍-8式は賞金の定義式,盟 9式は震現者所得の定義式である。亜-10式・ 1証一11式

では,生産関数計測時に用いられる,マンアワーあたりの賃金(DW)と糞本一単位あたちの

資本費用(DR)安定義している。

S賃金'部諮ゼタター

このセクターは実費 GDPと名自 GDPとを結ぶ役割をもってし、る。ここでは, 卸売物

鵠及び GDPの構成襲素のデフレータを決定する。担し,輸入デプレータ (PM)と政府消費

支出デフレ…タ (PCG)は外生変数とした。 N-l式はF 舞金決定関教である。鍍金指数

(WI)・物髄 (Pめスパイラルι労働市場の状託(ここでは前期の就業者 (N)と労輯入日

CLF)の比率を考えている)の黄金に対する彰響を考躍している。1V-7式f;t, 卸売物稿

欄数で島る。卸売暢舗を捜定するものとして, (1)コスト要因, (2)布場要因,の 2つが考えら

れる。コスト要時としては,黄金コストと輸入原封料コストに着目した。そして,説明変数

として拭,賃金率,輪入デプレータの加重平均を用いた。加重鑑は,それぞれ名目総供給に

しめる賃金支払.(名目)輪入量である。市場要閣としては,遺体芸春 (NOR)を開いた。

PWHの NORK対する保数は, 負の有意な瞳が辞書jされている。 N-2式_..._.N-5式

は,それぞれ民間消費支出デプレータ調教,民間設備投糞ダブレ…タ関数,在車投棄デフレ

ータ関数,輪出デプレータ関数である。これらのダプレータは,卸売物価と前期の当該デプ

レータで説明される。各デフレータの卸売物価に対する弾力牲は安定的で0.8--0.9であるo

N-6式は,通関ベースの輸出単儲指数と国民所持ベースめ輪出デフレータをつなぐ統計式

である。 N-8式N-9式は,GDPデプレータと臆供給デプレータの定義式である。

IV ファイナルテストとシミュレーシ滋ン分析

Sブァイナ Jレテスト

マクロモデルのパフォ…マンスは,ガ寵式鶴々のあてはまちによってめみ判醗されるべき

ではないの個々の講造方程式のパラメターは,内生変数 e先決変数の直接掛果的みをあらわ

しており,構捺的効果を含んでいないからである。したがって,モデル全体を一つの連立定

差方程式として解いた内挿解を換討する必要がある。モデルのパブすーマンスを判騎する競(8)

準として,最も厳しいテストはブァイナルテストである。第 2:表にその結果を恭す。筆中の

績は,平均絶対誤差率〈部〉である。

内挿解は,支出プロック,賃金・価格プロックを中心に,比較的あてはまりが良いと醤え

(8) Goldberger C 4 J. Pindyck喜ndRubinfeld王9)参照。

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76 第 四 巻 第 3 奇言。

第 2表 ファイナル・テストの結果

文儲セクター 生霊長欝数・襲用セクター

1 C 2.36 24 DQ 1.32

2 XQI 5.94 25 NOR 17.07

3 X 5.54 26 DN詰 2.30

4 話 3.32 27 B詰 2.64

5 1 F 8.57 28 NH 2.41

6 K 0.89 29 日 1.17

7 V 3.18 30 N 2.43

2ミ Q 2.49 31 w 6.61

9 VP 4.28 32 WN 6.47

33 DW 6.57 分配セクタ

34 DR 5.84

10 DEP 8.31 黄金・駒髄セクター

11 TEP 4.92

12 YむP 4.94 35 WI 6.61

13 R 1 5.98 36 PC 3.62

14 DIV 13.71 37 P 1 4跡 22

15 YCBD 13.34 38 P J 7.04

TC 19.09 39 PX 4.59

17 YC 17.91 40 XUVI 5.34

1ち1 YPY 4.63 41 PWH 4.29

19 ypp 4.06 42 P 3.73

i201 TP 9.35 43 PQ 2.77

YDP 4.59

22 YむD 9.54

23 PR 13.56

時本期間は. 1962-1981年である。平均絶対誤差率とは,

標本期間を n期, 内挿盤全 Y,.現実債を y,とするとき,

k土(IYt Ytl/Y,)・1∞〕n t稼 1

で計葬された植である。

るであろう。分配プロックにおいては,配当前法入所得 (YCBD),法人税 (TC),綿入税

CTP)等きややあてはまワの聴い変数があるが,分配プロァクは, 制度・政壌とも関連して

いるので,後日 F このような要因を考躍して改善したい。このそヂFレt;t,まだ改善の余地を

残しているものの全体として経務の動向を比較的決く追っているので,十分舎を用に樹えられ

る。最し当たりこのファイナルテストめ解を基準解として以下のシミ且レーシヲン分軒を行

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台輔の経済分析 77

第 3表 現実藷及びシミ品レージョン鐘の年選手成長率

現 値基(準2) 解

員I守G政{÷3支)100出0 欝CG政{十4支)100出0 技-待11進安5否i 表率

1961品 73 1961-73 1961時 73 1961-73 1961冊 73

1 C 8.68 8.65 8.66 8.67 8.07

2 X 23.12 22.05 22.05 22.04 22.14

3 続 18.18 17.49 17.50 17.52 17.46

4 1 F 16.23 16.31 16.26 16.32 15.33

S v 10.69 10.53 1札 54 10.55 9.43

6 VP 15.86 15.67 15.67 15.71 14.10

7 DQ 11.16 10.93 10.96 10.93 9.19

8 N ι90 4.81 4.83 ι82 4.81

9 PX 4.18 4.04 4.01 4.04 3.80

10 PWH 3.51 3.47 3.46 3.48 3.27

11 P 4.67 4.64 4.64 4.67 4.26

奥穂基 [準ア) 解

石態19油定7(38-(危1181 1 機石想定油19(危)2j 機

石想19定油7a3o危138l1 機1973← 81 1973-81 1973-81

1 C 6.58 6.52 9.12 6.62 6.36

2 X 10.17 11.03 12.62 11.17 11.28

3 M 9.24 10.52 15.42 10.62 10.45

4 1 F 9.59 7.33 12.88 7.39 8.77

5 V 7.78 6.98 8.00 7.0i 7.19

6 VP 19.58 19.07 19.70 18.99 18.21

7 DQ 8.14 8.60 11.11 8.10 10.75

s N 3.68 3‘18 4.60 3.28 2.29

9 PX 10.34 10.90 5.79 10.16

10 PWH 10.18 10.13 5.27 10.06 9.62

11 P 10.95 11.30 10.83 11.13 10.34

った。結果を第3表及r.J, 第 1図から第7留に示した。第3表拭,シミ品レーション期間中

の平均成長率であっ,習においては,基準解との事離〈部ポインけを悶示している。

S技揖進歩率{正下の勃県

台湾経葬の技指進歩Z容は,すでにみたように石油危機前で約 3.19話と計測された。ここで

は,説記この期間中技権進きか喜容がもう 1%魁かったらという想定でシミ品レーションを行

う。技椅進歩率を下Fずると望ましい雇用最 (DNH)が増加し,襲用者数 (N)も増加する。し

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78 第 32 巻 第 3 号

ヲ6。

一"今

-3

-5

-6

一7

一容

一号

-10

-11

-12

叩 13

-i'I

一15

一16

-17

1.,2 tì~! 61 65 自品 6; 6~ 69 70 71 72 73

第 l図 技術進き長率 1務低下の効果

01

0.6

0.5

04

0.3

色き

0.1

s 62 63 ね 65 草6 67 6事約 70 71 i2 73

第5図時政支出の効果 (GDP)

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叫 崎 議 S 融 議 海 環

治 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 04 J 1 6 噌 i ‘B A I - - a I ι 1 ‘ 1 4

' A ヲ相 q M S A 噌 w b ハ h v 吋 4

… 一 一 一 一 一 一

, )

t o g - 、

の 叫 / 切炉 心 2.0

LO

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内 H V

-1.0

ふ 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 80 一 ? ・ 2 i 1 & 1 1 2 A 2 A S E a l - - -

, e F h v p J V 1 4 ・ q 3 4 4 宅 1 0 1 2 3

一 一 一

-..J

(0

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I九5

7祁67打'1

'(:福8

79…

船詰船o

8

弟第;4

図石油危機の効果(懇定

3ω)

74 75 76 77 78 79 80 81

第3間

石油

危機

の結

果{

想定

2)

石油危機の効果(懇定

1)

I 4 75 7ti 77 78 79 80

第2国

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80 第 32 巻第 3 .;す

'b

0.3

0.2

合1

cc

00

再::. 63 蔀I ti5 66 61 悲喜 苦9 70 11 72 73

第 G罰 員全政支出の効果〈供給能力〉

号も

03

0.2

0.1

眼目

。l IG

事2636465~担1) 67 6R 69 70 71 72 73

軍 7関財致突出の持粟 (GDPヂフレ…タ〉

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台講の続講分析 81

かしながち,台湾において1968年ごろすでに,完全蕗用記遼しておちこれ以上の雑用増は事

実上不可能である。したがって,雇用者数が基準解と等しくなるように,有効需要を削識し

て,シミュレーションを符った。結果は第 l菌に示されているa 供給能力及び GDPtま一

方的に抵下するが.GDPデプレータ拭,さはど影響を受けない。それな,儲格に対して,

遊抹率 (NOR)が下がる(麓鶴率的上昇〉というインブレ婆弱とうき暢生産性が{底下するため

花賞金が下がるというデアレ饗国という再者の引合いになるからである。務3表からわかる

ように,技指進歩率 1 掃の低下詰,・ GDP 成長率の1. 57~札民間投資成農率の0.98%の抵下

というかな号大きな結果をもたらす。したがって, 3.1%の技指遊歩率は,GDP成長の半分

近くを説明することになるのしかし立がら,輸出武長率ははとんど変詑しない。それは,輸

出関数の説明変数のうち麗内嬰閣としては,締格しか考嘉していないためである。しかし,

一能北高所樽弾力投の製品は,技街集約的であり, Ichimura (5 Jが指摘するように途上

関において,輸出入関数を推定する襟?こは,国内叢業携迭の変化・供給能力の変化を重視し

なければならない。したがって,こわ童三響は過少に推定されていると考えられる。

S石油危機の効果の分析

「もし,石油危機がなかったら ?Jという懇定をそデJ吋ζ聾り込むことは,なか誌か難し

い。しかし,択の 3つのケースを考議することにより,上記の問い?と対する一応の替えを出

すことにする窃

(1)輸入植格 (PM)が1973革以設変化しないと想定する。

{器輸入価格は, 1974年と1979年の 2間の石油企横で暗殺扶にジ守ンプしている。そこ

で, 1973年"'"-'1978年及。1978年---1981年の 2期間で,当該期開の平均上昇率で上昇する

ものと依定し,上記のタ守ンプをなだらかなスロ…プにならす。

(3) 生産襲数における驚本・労離にかかる技待進歩率誌,石油匙機後下落する。そこで石

語危機後も石油危機前と開じ水準の両者の技指進歩率の上昇率を維持する。

想定(1)の結果が第2罰である。供給能力 (DQ)は一方的に拡大し.1981年比おける基準内

挿解と打率離は20%近くにもなる。これはまとして PMの抵下により DMひいて拭供給

能力を決めるMが上昇するからである。 GDPも拡大するが DQの上昇率が GDPの上昇

率を上閤る。この要国と輸入開価轄の低下記より物艇は安恕する。この想定でいくと.1974

年から1981年の 8年簡で292,159百万NT容の GDPを損したことになる。 1981年時めGDP

は1,'059.733S万NT事であるので,累績撰失額は約その30%に立る。想定(1)はあま号にも

非現実的であるが,想定訟はある程度現実的で,輸入結鏑轄の上昇率は1973--1978年までは

年率10.8砲弾, 1978"""'1981年までは年率14.883~ちと俵定した。懇定仰の結果が第 3 罰である。

第一次石油危機後の19均年.1976年には,供給能力及び GDPが懇話量に上昇し.GDPデプ

レータが急教に下落するのが特設的である。この結果は,いわゆる「シ滋ツクは,やわらか

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82 第 32 巻第 3 号

い方が員い。主という通説の妥当牲を示している。この翠定では1974年""""1981年の累積 GDP

損央額拭49.584百万NT$で. 1981年時の GDPの約5弱当たるe 想定(3)の結果が第4閣

である。供給範カの革大に比べて.GDPの拡大詰比較的穏やかである。その結柴,市場状

況は供給過剰となち,結語はかなり低下することKなる。この想定での累積 GDP損失額は

59.047百万NT事になる。

S嵩政支出の焼果の分析

賠政支出の拡大については, 1962年から,毎年髄格の 1,000百万NT事の支出総需要への

襲みよげを維持した場合を想定した。府政支出を行う場合投資的支出(主として 1G)と経

常的支出〈主として Cめのニ通りが考えられる。ここでは,この 2つの財政支出の効果の

差異に詰問する。結果は,第 5茜 (GDP:V) , 第 6~主〈供給能力 :DQ) , 第 7 国 (GDP

デプレータ:P)に示されている。圏中一・ーで示される折線は 1Gの効梨であり,一×

の折線は CGの勃果を表している。第5留を見ると, 時勢果とも第2期にピークを持つ折

畿となっており,再者の GDP拡大に対する効果はほとんど差がないと語って設いだろう。

ところが,供給能力記対する勢巣〈第6関)を見ると, CGの効果はほぼ横ばいであるのに

対して,1Gめ効果は当初から CGの効果を上回る。両効果の事離1福詰 1969年最大仏579話

〈額では 3,171~寄万 N ずれになる。これは政荷投資の拡大が,需要の拡大と供給能力の愚

大という二部性を持っているのに対して,政府捲紫の盤大詰,需要の拡大の効果しか持って

いないからである。それゆえ,第7園からみてとれるように 1Gの拡大の場合市埼が緩み,

GDPデプレータ拭 a低下するのに対して CGの拡大は, 市場の逼迫を招き,艦格を上昇さ

せることになる。この結果は, i政府支出を拡大させれば,髄摘が上野し,民間支出を詔害

するjと言う「リアルのクタクディングアクトj論に対する,一つ丹反闘を提手したことtこ

なる。

V 結[J

以上の分析から得られた結論をぷせば以下の様に要約できる。

[1) 台湾、における国外饗悶の2重要性。

1960平~1970年代を通して参所得弾力性の高い尉を輸出し待た事が,戒功の一つの要

因である。石油危技後全世界の成果が,鈍北している今白書 台湾が NIC.からのもう

一段の成長主連成するには,いかに訴持弾力性の高い員まを輸出し続けるかにかかってい

る。そのため?こは,技荷開発・産業調整にカを入れ立吋ればならない。

次に,資源・エネルギ…の多くさ:海外に弦存している台湾にとって,輸入植格は国内

物簡に対して重大北影響を持つの第 1VZ石油危捺談合湾経請が輸入依存度を低めたため

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台樽の経諦分析 83

に,第2l民石桟危機に対してはさほど甚大な影響を援らなかった。しかし今設も,輸入

インアレ由避のための技術縄発と,輸出可能難生産のための技指開発を宰行して仔って

狩く必婆がある。

(2) 暗殺支出の捧成の変北

第4表に示されるように,GDPに占める公共支出の比率には大きな変化はないが,

会共文出のうちで, 設府投資 (1G)のクエイトが大きくなっている。供倍能力の或長確

探のため,政貯が民関を縛完する耳まで,積極的に投資を持ったことがわかる。前節で見

たように政府投資の革大は政府消費 (CG)と建って有効欝嬰拡大効果と共に鞠舗の安定

というこつの効果を持つ。台需が大きなインアレ告と経験することなしに成長し持たこと

を考えると政府の果たした役割は大きいと言わな吋ればならない。

第4表財政支出の樺威の変化 〈単位:百万NT$)

1961 41219 11951

1966 56575 17357

1971 83206 47863

1976 105563 107358

1981 151740 150036

持鍛 1 台諸経済マクロ針量モダFレ

1.ー保数の下的指弧内の数鶴:t篠

弘 R2 :自由度修正義寄決定路数

3. DW:ダ F ピン・ワ子ツン詑

4. ( … ) :推定期時〈西暦〉

'" '" '"事事 支出-hク夕日 * '" '" *事

I-1 民間消費

公対G共D支P出比の(%)

172093 30.896

275835 26.803

455407 28.781

701117 30.369

1059733 28.477

ln(CjPOP)=仏3104・In(VDPjPCjPOP)+0. 5789・ln(C叶 jPOP-1)

(3.80) (9.27)

十0.035・ln(PDjPCjPOP)+0.2439 Rよ口0.993 DW口 2.14(1961-1981) (0.96) (1. 71)

I 2 輸出数量

In XQI口 2.5546・lnWT-O.3996・ln(XUVL!/(PWT→・ TERLr))-0.0023 (39.64) (1、82) (0.10)

Rl=O.994 D W口1.38 (1962-1981)

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84 第 32 巻鶏 3 号

I 一3 財 . サ ~伊剛欄閑剛欄剛悶.

ln筏1X=O仏.93剖お抑7.ln XQI+12.7681 R2=0.993 DW=O.81 (1962-1981)

(111.54) (1047.43)

1-4 財勝サ山グ-i:;えの輸入

ln M=O.7510・lnDM +0.2401 • In M -1 Jト0.0668

(6.26) (2.02) (0.46) Rl=0.997 DW=巴1.83(1961-1981)

1 5 民隊陪定資本態成

In lF=0.3345・InPR-l +0. 3442. ln(YCDjPl)十0.3918・ln(LP/PI)+2. 5170 (2.53) (2.36) (3.13) (2.81)

1-6 費本ストッタ

K=K→+IF+IG-DEP/PI

1-7 実質問内総支出

V=C十CG+IF+IG+J十X-M

1-8 韓供給

Q=V+M=CJトCG十IF+IGJげ十X

1-9 名目盟内緯支出

V. P=C. PC+CG. PCG+(IF+IG) • P[JトJ.PJ

+X.PX-M.PM

* * '"牢* 分間セクタ- ***本*

11-1 減璃慣部

DEP=0.07懇s・Vp -2246. 3295

(85.39) (3.60)

II-2 鯖接現

TIP=O.1451・VP-508.0636(71.13) (0.36)

豆-3 綿入業主所持

R2=0.988 DW =1.16 (1962-1981)

R2=O.997 DW=1.68 (1961ω 時限〉

R2=O.966 DW=1.28 (1961-1981)

YUP=O.0496・(YPY-YG)-'ト15754.3629 R2 = 0.931 D W = 0.47 (1961-1981)

(17.32) (10.83)

11-4 家計部封産所持〈賃貸料,利子〉

RI=O.0682・(YPY-YG) +41114.0026 • PC…16208.3800 RZ=0.999 DW=2.79 (1961-1981)

(10.31) (7.72) (7.00)

豆-5 家計の防空量所得(飽き器〕

ln DIV=O.2019・lnDIV畑 1+0.1618・lnYCBD-0.0116 RZ口 0.992 DW出1.86 (1961叩 1981)

(1.14) (6.18) (0.05)

11-6 回当掠除能法入所得

YCBD=-O.節目・ WN十0.7430・(YPY-YG) -15381. 2110・D75-15347.11部(7.50) (9.81) (2.43) (4.62)

R2=0.991 DW=1. 46 (1961-1981)

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台湾の経務分続 85

1I-7 法人税

ln TC=l. 2481・InYCBD+O.4380・D75+0.5957・D6162-5.0090

(30.29) (2.29) (3.77) (11.33)

Rl=O.982 DW口 0.88(1961-19ぢ1)

五一8 配当聾韓後法入所帯

YC= YCBD-DIV

1I-9 留民所持

YPY= VP-TIP-DEP+SUB+NYF

lI-IO 個人所得

YPP= WN+ YUP+RI +DIV

lI-ll 偶人直接説

)n TPヱヱ1.4243・ln YPP…0.7392 ・D6467 -8.9141 R2=O.997 DW=1.89 (1961-1981)

(68.43) (14.33) (34.21)

1I-12 澗人可越分間得

YDP=YPP十TRGP+TRFP-TRPG-TRPF-TP

豆-13 法人可処分所得

YCDとYCBD+DEP-TC

]I-14 孝雄潤運転

PR=YCBDjKω1

*事*事* さ主要義繍数・謹舟セクター *傘 * 寧 事

彊 1 生産関数

ln(QfKぺ)=0.3052・ln(DR/PQ)十(0.0252・TI-0.0408・T2)-0.03輯(2.90) (5.39) (3.66) (0.21)

Jn(Q/NH) 口 0.3052・ln(DW/PQ)十(0.0570・TI-O.0151・T2)-O.8224

(2.90) (11.57) (2.55) (3.72)

ln(QJM)口 0.3052・ln(PM/PQ)+( -0.0592・百十0.0407・T2)十2.0158

(2.90) (22.76) (6.45) (90点1)

R2=O.998

Q=0.2965・(0.0704・(K-l・EXP(O.隠63・TI-0.05綿.T2)) (-2.2765)

十0.9259・(NH・EXP(O.0820・TI-0.0217・T2))(-2. 216S)

。告

@

(1ヲ61-1981)

+0.0001‘(M • EXP( -0. 0852・Tl十仏 0586・T2))(-2.216れ〉←1/.2.2165)

源一Y 供給総力

DQ=O.2965・(0.0704・(K・1・EXP(O.0363・TI-0.0588・T2))←2.27岳5>

+0.9259・(LF・241・EXP(0.0820・TI-0.021・T2))い 2.27吾5)

ゃ0.0001・(M・EXP(-0. 0852・Tl+仏 0586.T2))い2.2765))←1ノ2.z7臼E

諜 2 遊休率

NOR公認(DQ-Q)jDQ

班 3 望ましい労鱒設入

Jn DNH = -0.3052場 ln(DWjPQ)十lnQ+O. 8224+(1. 0-0. 3052)・(0.0820・TI-0.0217・?の

lli-4 強ましい輸入室

ln DM=-O.3052・In(PM/PQ)+ ln Q-2. 0158+ (1.0-0.3052)・(-0.0852・Tl+0.0586・T2)

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86 第 32 巻第 3 号

盟-5 労機投入{マン・アワ戸〉

1n NH=0.6841・lnDNH +0.3090・10NH叶十0.1070 R3=0.993 DW=1.54 (1961-1981) (3.70) (1.67) (0.41)

避 6 労働時間

10 H=-0.4066. NOR叶 -0.1534・ln(V.叶 jN_1)-0.関36・D7475十5.5530

(2.22) (7.11) (0.82) (228.07)

謹一 7 就業者

N=ロNHjH

班 8 型賃金

W=WI・W(1976)

盟-9 腫患者所得

WN=W.N-YUP

濫-10 時餌あたり賃金

DW=W/H

重一11 単位あたり資本費用

DR=(VPー(WN+YUP)}jK_1

*牢*章市 賃金,備轄セクター 寧 * *事事

N-l 賃金指数

R3=0曙 824 DW=1.61 (1962叩 1981)

1n WI =0.7941・lnPC-1..1ト1.5390・(Nt-/LF-1)十1.0603・10(V-t!N -1) -0. 8440 (6.75) (1. 75) (8.87) (1.52)

Rl=0.992 DW口1.71 (1961-1981)

N-2 Jj込鰐樽繁デブ主/-f1

In pc:= O. 6342・lnPWHJト0.1826・lnWI+0.2323-1時 10PC-1十0.0498

(8.41) (2.87) 0.99) (4.39)

R2=O.995 DW=0.91 (1961-1981)

N-3 設繍投資デフレ円タ

ln PI =0.8623・10PWH+0.2268・10PI-1 +0.0142 R2=0.989 DW=O.75 (1961-19唱。(7.09) (1.89) (4.73)

N-4 在庫投資デブ v-タ

ln Plココ0.8318・10PWH+仏2350・10 P 1 -1 +0. 0714 R1.口 0.985 DW口 0.75(1961ω1981)

(7.98) (2.08) (ι73)

lV-5 輸出デア ν-~

10 PX口 0.9309・10PWH +0.1300・10PXω1 +0. 0201 R3出 0.991 DW=l.54 (1961叩 1981)

〈悉.76) (1.22) (1.43)

N-6 輸出単璃指数

10 XUVI=O.9292・10PX十0.0827 Rl口 0.996 DW=1.01 (1962-1981) (72.29) (7.32)

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台締の経務分折

N-7 揮発物髄指数

ln PWH口 1.1397・((WN/(Q.PQ))・lnWl十日M・PM)!(Q・PQ))・InPM)

(32.52)

-0.0955・NOR+O.0955・D7475(3.31) (2.70)

87

RZ=O.986 DW=O.88 (1961-1981)

N-8 圏内総支出デフν同点Z

Pコ=VPjγ

N-9 縁毛終結デフレ円タ

PQ出 (P・V+PM・M)/Q

付銀 2 変数日スト

A 行政院主計姑 f中華民盟国民所持JB 行政院経済穀計委員会 fTaiw四 Sta.tistcalData BookJ

C 財政部続計鵠 f進出口貿易統計沼報j

D 行政隣主計処 fStasisticalYe量rbookJ

E United Nation fMonthly Bulletin Of 5t滋isticsJ

O 本稿で定義及びダミ「タイムト νンド

記 号 説 明 出 所

C 購入摘費支出(興質〉 A

CG 政府務費支出(興費〉 A

D6162 1961. 1962年部ダミ山 。D6467 1964. 1967年のダミ{ 。D1475 1974. 1975年のダミー 。075 1975年のダミ{ 。DEP 識f扇型建却 A

DIV 家計の財産摂簿〈配当) A

OM 望ましい輸入量 。DN封 襲ましい労様投入 。DQ 生産能力 。DR 単位あたり資本費用 。OW 単鋭あたり労働費用 。日 労轍時間 D

1 F 民間企業設嫡投資〈実質〉 A IG 政府設備設資(輿鷲〉 A

J 筏庫投資(喪鷺} A

K 資本ストッタ〈実費) F

LF 労鵠カ人口 B

LP 対民間貸出 B

M 慰・サ-~スの輸入(興費〉 A

N 就業者数 B

NH 労働投入〔マン・アワサ 。

単 位

76年商絡百万NT事

均年錨絡百万NT$

なし

なし

なし

なし

時倍高万NT事

時f苗百万NT$

76年価轄百ヌiNT皐

(鶴間/JJ)・1000入

76年部格百万NT$

時価首万NT事

時f菌苔ヌjNT事

時間/用

76年髄棒百万NT事

76年価格百万NT$

76年{面持寄万NT$

76年髄格百万NT事

1000入

時鏑百万NT$

76年髄格百万NT事

1000人

{時間/)3)・ 1000人

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88 第 32 巻第 3 号

NYF 轄外から必要素所持〈純) A 時慨百万NT$P 醍内鯨支出デフ νータ A 76年=1PC 個人消費支出ダブレ叫タ A 76年=1PCG 政府諸費支出ヂフ ν{タ A 76年ヱ==1

PD 騒人貯蓄 B 能錨百万NT$

P 1 設備投資デフレ日夕 A 76年早1

PJ 在庫投襲デフレ-~ A 76年=1

PM 財・サ{ピ3えの輸入デフレ F タ A 76年=1

POP 人口 8 1000人

PQ 総供給ダブレ{タ 。 76年=1

PR 手11務事 。 なし

PWH 卸売物錨指数 D 1976嘉手基準

PWT 世界貿易価格指数 E 日76年基準

PX 院・サ F ピ3えの輸出デフレ'叩 A 76年=1Q 鯨供給{興費〉 A 76年舗絡百万NT$

RI 家計の対議所持(利子・賃貸料〉 A 時f高百万NT事

SUB 補助金 A 時備百万NT$

Tl 1961=1とするタイムトレンド 。 なし

T2 1974=1とするタイム子 νンド 。 なし

TC 民間企業所得税 A 時備冨万NT$

TERI 為替ν{ト指数 D 1976嘉手口1

TIP 間接税 A 時髄百万NT$

TP 個人藍接続 A 時髄a万NT$

TRFP 簿外から民摺への移転 A 時価百万NT$

TRGP 政1符から民間への移転 A 時鑑a万NT$

TRPF 民間から諸外へむ移転 A 時f碕若i71NT$

TRPG 民関から政府への移転 A 時f衛官万NT$v 臨内総支出(実費〉 A 16年儲絡百万NT$

VP 閣内総支出〈名沼〉 A 時鏑百万NT$

W 賃金 む 時領直方NT$

WI 賃金指数 。 1976年藤準

WN 躍用者所得 A 1976年基準

WT 世界貿易数指数 主 1916年基準

X 齢・サ{ピ3えの輸出(実費) A 76年憾格百万NT$XQI 輸出数薫指数 C 1976年ごと1

XUVl 輸出単髄指数 c 1916年出1

YC 民間企業所持 A 時f高官万NT$

YCBD 配当蔚企業所得 A 時嫡百万NT事

YCD 企業可主義分摂得 A 持部省万NT$

YDP {街入時錨分所得 A 時儲蕗}jNT$

YG 教婿の財産・企業所縛 A 時価百万NT事

YPP 偶入所得 A 時髄百万NT事ypy 留民所樟 A 時価百万NT$YUP 還合所持 A 時鰭百万NT事

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台湾の罷積分摂

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