5
点検・交換方法 ●安全上のご注意 ●メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。 ●ここに示した注意事項は、状況によって重大な結果に結びつく可能性があります。いずれも、安全に関する重要な内容を記載 していますので、必ず守ってください。 ●メンテナンス完了後、正常に作動することを確認してください。 代表対象品番 故 障 の 状 況 点検・作業項目 点検・交換部品 ワンタッチ流調バルブを交換 必 要 な 工 具 モーターレンチ、プライヤー、ラジオペンチ、精密ドライバー(マイナス)、ドライバー(プラス・マイナス) ワンタッチ流調バルブ(品番:A-5353-10) 高温の湯をお使いの後は、水栓内に高温の湯が残らないようにしばらく水を流してから作業を行ってください。 ※水栓が高温になっていたり、水栓内に滞留した高温の湯でヤケドをする恐れがあります。 作業完了後、各部から水漏れがないことを必ず確認してください。 ※水漏れにより、家財をぬらす恐れがあります。 注意 ●作業前のご注意 ※湯・水両方の流量調節栓、または水道の元栓を閉めてから作業を行ってください。 ※流量調節栓を閉じると、流量調節栓の操作部が外れます、なくさない様にしてください。 ※排水口をフキン等で覆い、部品が落ちないようにしてください。 3. 吐水口キャップ、シャワーホース、シャワーエルボの順 に取り外し、8本のアプセットボルトを外して、アンダ ーカバーを取り外します。 吐水しない、流量が少ない、止水しない、ワンタッチ流調バルブ部より 漏水する、「ON/OFF」操作でボタンが動かないまたは動きにくい、ボ タンは押せるが吐水ー止水が切替わらない、流量調節ハンドルを回して も流量が変わらない、流量調節操作が重い、吐水時異音がする BF-HT856TRX-PU/N11、BF-HT856TNRX-PU/N11、BF-HT856TRX-PU/FW1、BF-HT856TNRX-PU/FW1、 BF-HT856TLX-PU/N11、BF-HT856TNLX-PU/N11、BF-HT856TLX-PU/FW1、BF-HT856TNLX-PU/FW1 ●点検・処置方法 1. 湯・水側両方の流量調節栓を時計回りいっぱいに回し、 流量調節栓を閉じます。 湯側 水側 水側 湯側 時計回りいっぱい まで回す。 調 流量調節栓 操作部 ※流量調節栓の位置は、浴室のタイプにより異なります。 ユニットバスの取扱説明書を参照してください。 ※湯・水両方 2. 吐水操作を実施し、圧抜きを行います。 必ず圧抜きを行い確実に止水していることを確認してく ださい。 注 意 吐水操作 アンダーカバー アプセットボルト4×15(8本) シャワーエルボ シャワーホース 吐水口キャップ 株式会社LIXIL

点検・交換方法 - LIXIL...点検・交換方法 安全上のご注意 メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。

  • Upload
    others

  • View
    4

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 点検・交換方法 - LIXIL...点検・交換方法 安全上のご注意 メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。

点検・交換方法

●安全上のご注意●メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。●ここに示した注意事項は、状況によって重大な結果に結びつく可能性があります。いずれも、安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず守ってください。●メンテナンス完了後、正常に作動することを確認してください。

代表対象品番

故 障 の 状 況

点検・作業項目点検・交換部品

ワンタッチ流調バルブを交換

必 要 な 工 具 モーターレンチ、プライヤー、ラジオペンチ、精密ドライバー(マイナス)、ドライバー(プラス・マイナス)ワンタッチ流調バルブ(品番:A-5353-10)

高温の湯をお使いの後は、水栓内に高温の湯が残らないようにしばらく水を流してから作業を行ってください。※水栓が高温になっていたり、水栓内に滞留した高温の湯でヤケドをする恐れがあります。

作業完了後、各部から水漏れがないことを必ず確認してください。※水漏れにより、家財をぬらす恐れがあります。

注意

●作業前のご注意※湯・水両方の流量調節栓、または水道の元栓を閉めてから作業を行ってください。※流量調節栓を閉じると、流量調節栓の操作部が外れます、なくさない様にしてください。※排水口をフキン等で覆い、部品が落ちないようにしてください。

3. 吐水口キャップ、シャワーホース、シャワーエルボの順に取り外し、8本のアプセットボルトを外して、アンダーカバーを取り外します。

吐水しない、流量が少ない、止水しない、ワンタッチ流調バルブ部より漏水する、「ON/OFF」操作でボタンが動かないまたは動きにくい、ボタンは押せるが吐水ー止水が切替わらない、流量調節ハンドルを回しても流量が変わらない、流量調節操作が重い、吐水時異音がする

BF-HT856TRX-PU/N11、BF-HT856TNRX-PU/N11、BF-HT856TRX-PU/FW1、BF-HT856TNRX-PU/FW1、BF-HT856TLX-PU/N11、BF-HT856TNLX-PU/N11、BF-HT856TLX-PU/FW1、BF-HT856TNLX-PU/FW1

●点検・処置方法1. 湯・水側両方の流量調節栓を時計回りいっぱいに回し、流量調節栓を閉じます。

湯側水側

水側湯側

時計回りいっぱいまで回す。

ーナ レ

スすませ外 とる

じ閉蔵

節量 調 閉

流量調節栓操作部

※流量調節栓の位置は、浴室のタイプにより異なります。 ユニットバスの取扱説明書を参照してください。

※湯・水両方

2. 吐水操作を実施し、圧抜きを行います。

必ず圧抜きを行い確実に止水していることを確認してください。

注 意

吐水操作

アンダーカバー

アプセットボルト4×15(8本)シャワーエルボ

シャワーホース

吐水口キャップ

株式会社LIXIL

Page 2: 点検・交換方法 - LIXIL...点検・交換方法 安全上のご注意 メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。

4. 前面プレートを固定している、4本のアプセットボルトを取り外します。

7. カウンターの前面プレートを取り外します。

前面プレートを上に上げるようにして、下側を手前に少し引き出す。

カウンター下から、マイナスドライバーで抜け防止リングの一方を手前に押し出す。

プレートを左右にズラシながら角穴に嵌合しているフックを外すようにして、手前斜め下に引き出す。

押し出した側を指で支えながら、もう一方をマイナスドライバーで押し出し丸枠内の図のようにする。

流量調節ハンドルが手で外れない場合は、カウンター下面からハンドル下端面にマイナスドライバー等を引っ掛けて外します。

8. 流調ASSYの抜防止リングを上に当たる位置(図の位置)まで引き出してから、流調ASSYを手前に引抜きます。

6. 流量調節ハンドルを2つとも手で引き抜き、カートリッジを交換する側のON-OFFボタンを抜き取ります。

ON/OFFボタン

前面プレート

前面プレート

フック角穴

流調ASSY

合いマーク

温度調節ハンドル

流量調節ハンドル

流量調節ハンドル

ハンドル下端面

工具掛け部

ハンドルキャップ

抜防止リング

抜防止リングキャップ

表示部

アプセットボルト4×15(4本)

前面プレート

5. 精密ドライバー(マイナス)をハンドルキャップの工具掛け部に差し込み、ハンドルキャップを取外し、キャップを抜き取り、温度調節ハンドルの表示部を目盛り『40』に合わせて温度調節ハンドルを抜き取ります。※以降の作業中にダブルセレーションリングが回ったか確認できるように鉛筆等で合いマークを付けておきます。

ハンドルキャップを取外す時は、ハンドルキャップの工具掛け部に確実に工具{精密ドライバー(マイナス)}の先を掛けて、慎重に行ってください。※無理にこじ開けると、ハンドルとハンドルキャップにキズが付いたり、破損する恐れがあります。

ハンドルキャップ

注 意

※取外しは慎重に行い、ハンドルにキズをつけないよう注意してください。

株式会社LIXIL

Page 3: 点検・交換方法 - LIXIL...点検・交換方法 安全上のご注意 メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。

9. 工具を使用して、バルブ固定ナットを取り外し、スペーサーを手で取り外します。

11. 先に外したスペーサーのすりわり部と新しいワンタッチ流調バルブの流調ハンドル突起部が同じ向きになるようにしてスペーサー爪部が上下突起部の間に入り込むようにスペーサーを組付けます。

10. プライヤー等でワンタッチ流調バルブをつまんで、手前に引き抜きます。※ワンタッチ流調バルブが破損して部品が本体内に残った場合は、ラジオペンチ等で強くつまんで取り去ります。

バルブ固定ナット対辺29

スペーサー

ワンタッチ流調バルブが破損した場合

ワンタッチ流調バルブ

ワンタッチ流調バルブ

プライヤー

ラジオペンチ

スペーサー

スペーサー爪部

スペーサーのすりわり部

下突起部

上突起部

流調ハンドル

12. ワンタッチ流調バルブの回り止めと本体内溝の位置合わせ、ワンタッチ流調バルブを本体へ強く押し込み、固定ナットを組み付けます。※固定ナットは手で止まるまでしっかりねじ込んでから、さらに工具で1/4回転増し締めします。

※バルブの切欠きと、本体外構(大)を向き合わせて、軽く左右に回しながら押し込めば、バルブ回り止めと本体内溝があった位置でさらに強く押し込みます。

13. 流調ASSYの図の○囲み部分が接触していること、及び抜防止リングが上に当たっていること(図の状態)を確認します。

本体内溝(2ヶ所)

本体外溝(大)本体外溝(大)

ネジ山が見える

バルブ固定ナット

バルブ回り止め

バルブ切り欠きバルブ切り欠き

【ユニットR仕様の場合】

【固定ナット組み付け完了図】

【ユニットL仕様の場合】

流調ASSYの外側部材を手で持ち、内部部材の矢印位置を強く押して、反時計方向に回して接触させる。

流調ASSY接触確認

抜防止リング

外側部材

内部部材

離れている場合。

株式会社LIXIL

Page 4: 点検・交換方法 - LIXIL...点検・交換方法 安全上のご注意 メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。

16. 流調ASSYを時計回り(右回り)に回しきった状態にして、ボタンを挿し込み、流量調節ハンドルを図の向き(レバーのマークが真上になる向き)でカチッと音がするまでしっかりと押し込みます。※流量調節ハンドルを回して、レバーが流量調節範囲内を移動することを確認します。※ON-OFF操作を行い、流量調節操作を行いボタンがスムーズに動作することを確認します。

17. 合マークがズレていないことを確認して(ズレている場合は合わせてから)表示部が目盛り『40』に合うように温度調節ハンドルをはめて、キャップをしっかりと押し込み、ハンドルキャップをはめ込みます。

温度調節ハンドル

合いマーク

ハンドルキャップ

キャップ

表示部

14. ワンタッチ流調バルブの突起部が真横(図の状態)になるようにして、流調ASSYの溝部がワンタッチ流調バルブの突起部を挟み込むようにねらって真っ直ぐに強くカチッと音がするまで押し込みます。※ON-OFF操作、流量調節操作を行い流調バルブがスムーズに動作することを確認します。

15. 外した時と同じ要領で前面プレートを組付けます。

流調ASSY

前面プレート

※流調バルブの突起部が流調ASSYの溝部にはまっていることを確認します。

溝部溝部

突起部

突起部

【固定ナット組み付け完了図】【ユニットR仕様の場合】 【ユニットL仕様の場合】

※ON-OFFボタンは、最小流量位置マーク「  」が真下に位置する向きで挿し込みます。

流量調節ハンドル

ON/OFFボタン

流調ASSY

流調ASSY

マーク

流量調節範囲

最小流量マーク

マーク

ハンドルはボタン前面に直角方向に押し込む。

15°

ボタン前面

ポイント

溝部

突起部

突起部

溝部

【ユニットR仕様の場合】 【ユニットL仕様の場合】

株式会社LIXIL

Page 5: 点検・交換方法 - LIXIL...点検・交換方法 安全上のご注意 メンテナンスを行う前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しく行ってください。

KST1590

●作業後の確認※作業終了後、各部から水漏れがないことを必ず確認してください。水漏れにより、家財をぬらす恐れがあります。

18. 4本のアプセットボルトで前面プレートをしっかりと固定します。

19. アンダーカバーをはめ込み、8本のアプセットボルトでしっかりと固定してから、吐水口キャップ、シャワーエルボ、シャワーホースの順で組付けます。※アンダーカバーは手前側を先に引っ掛けるようにして、奥側を持ち上げます。

20. 水道の元栓、または流量調節栓を開けボタンをON-OFFさせて、各部に水漏れがないこと、正常に吐水-止水が切り替わること、流量調節ハンドルで流量調節ができることを確認します。

アンダーカバー

アプセットボルト4×15(8本)シャワーエルボ

シャワーホース

キャップを強く締めすぎないでください。※キャップは金属製ですので、強く締めすぎると本体側の樹脂製のねじ受けが破損する恐れがあります。

注 意

アプセットボルト4×15(4本)

前面プレート

吐水口キャップ

株式会社LIXIL