vol.79 April/2014 特集① 札幌ポートランド 姉妹都市提携55周年 P02 特集② 世界につながる 子どもたち P03 企画事業部 Greener Week ほか P04 コンベンション 海外MICEキーパーソン 招請事業 ほか P10 〒060-0001 札幌市中央区北1条西3丁目 札幌MNビル 3F Kita1 Nishi3,Chuo-ku,Sapporo 060-0001 JAPAN TEL:011-211-3670 FAX:011-211-3673 E-mail:[email protected] URL:http://www.plaza-sapporo.or.jp 札幌国際プラザ 公益 財団 法人 北海道の 森林保全と環境への配慮のため、道産間伐材 を原料にした用紙、有害廃液の出ない「水なし印刷」及 び豆インキを使用して作成しています。 SAPPORO INTERNATIONAL COMMUNICATION PLAZA FOUNDATION

世界につながる子どもたち · 2014-04-29 · ました。作りをし出カードと、思い観光のあでは市内アメリカ楽しみ、クイズをを、ドイツでは動物園で動物の鳴き声を体験。ロシアでは小学校でゲームはレストランでの注文やお金の支払い

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vol.79April/2014

特集①

札幌—ポートランド

姉妹都市提携55周年

P02

特集②

世界につながる

子どもたち

P03

企画事業部

Greener Week ほか

P04

コンベンション

海外MICEキーパーソン

招請事業 ほか

P10

〒060-0001 札幌市中央区北1条西3丁目 札幌MNビル 3FKita1 Nishi3,Chuo-ku,Sapporo 060-0001 JAPANTEL:011-211-3670 FAX:011-211-3673E-mail:[email protected]:http://www.plaza-sapporo.or.jp

札幌国際プラザ公益財団法人

北海道の 森林保全と環境への配慮のため、道産間伐材を原料にした用紙、有害廃液の出ない「水なし印刷」及び豆インキを使用して作成しています。

時計

台前

から

S A P P O R O I N T E R N A T I O N A L C O M M U N I C A T I O N P L A Z A F O U N D A T I O N

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札幌市立高等学校・特別支援学校

校長会、札幌国際プラザの共催によ

る、初めての札幌市立高校生の姉妹都

市ポートランドへの派遣が実施されま

した。今回は市立高校8校各校より推

薦された19名に、アイデアコンテス

ト(5ページに詳細を掲載)で優勝し

た2名を加えた21名が、さる3月18

日(火)から3月26日(水)までアメリ

カ・ポートランドへ出発しました。生

徒らは日本語のイマージョン教育(目

標とする言語の言葉だけを習うのでは

なく、「その言語環境で」他教科を学び、

その言葉に

浸りきった

状態での言

語獲得を目

指す教育)を

行うグラン

ト高校・マ

ウントテー

バー中学を

訪問、同年

代の子供た

ちとポート

ランド市民

米協会

国際シンポジウムの札幌開催

(9月5日(金)~7日(日))にあわせ、

ポートランド市の訪問団が来札を予定

しており、市内での交流会などを計画

中です。

その他にも、今年一年、国際プラザ

では札幌市民の皆さんと共に、今後の

両市の交流のさらなる発展につながる

ような事業を計画していきたいと考え

ております。

札幌市とポートランド市(米国オレ

ゴン州)は、今年で姉妹都市提携55周

年を迎えます。本年は、提携を記念し

て、市民の方々で構成される(仮称)札

幌市民訪問団を結成し、ポートランド

市を訪問することとなりました。現地

ではポートランド最大のお祭りである

「ポートランド・ローズ・フェスティ

バル」のメインイベント「グランド

ローラル

パレード」の見学、ポートラ

ンド市民との交流事業などを予定して

います。多くの皆様の参加をお待ちし

ています。

そして秋には、2014年第9回日

出発を前に札幌市長を表敬訪問しました

グランドフローラルパレード

55周年記念

交流事業の実施

高校生による姉妹都市の

相互交流開始!

~札幌市立高校生ポートランド派遣~

札幌・ポートランド姉妹都市

提携55周年記念市民訪問団

~参加者募集のご案内~

期間:2014年6月4日(水)~12日(木)

ポートランド5泊、シアトル2泊(7泊9日)

旅行代金:26万円程度

※別途燃油サーチャージが必要です。

上記料金は2名でツイン利用の際の

1名分の料金です。

シングル利用の場合、別途追加料金

が必要です。

定員:40名

※但し、定員になり次第締め切ります。

【お申込み・お問合せ先】

トップツアー株式会社

札幌市中央区南1条東1丁目3

パークイースト札幌ビル7階

担当:亀田

TEL:011︲221︲0821

FAX:011︲222︲4357

札幌︱ポートランド姉妹都市提携55周年

と日本語と英語の両方を交えて交流し

ました。また、貧困家庭支援のボラン

ティア組織であるバーチ・コミュニ

ティサービスを視察。さらに滞在期間

中は現地の一般家庭にホームステイ。

様々な視点からアメリカの文化や制度

を学ぶとともに、ポートランド市民と

交流を深めました。(※グラント高校

は2011年度より札幌の市立高校に

研修として生徒を派遣しています。)

v

特集①

ポートランドでの歓迎式

2

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この事業は、国際的な視野を持ち未

来を切り開く力を持った青少年を育成

することを目的に、平成23年度から実

施しています。

公募で集まった小学6年生29名は、

12月8日(日)の任命式に参加し、その

中で行われた抽選によって今回の参加

9カ国(オーストラリア、カナダ、中

国、ドイツ、グアテマラ、アイルラン

ド、韓国、ロシア、アメリカ:国連

方式アルファベット順)から各々自分

の担当国が決定しました。各国領事

から「こども領事」として任命状が手

渡され、直

接領事から

その国の概

要について

お話いただ

き、調べた

いテーマを

絞りました。

その後は、

同じく公募

で集まった

指導役の19

名の大学生

サポーターとともに、中央図書館での勉

強会や外国公館の訪問等を通して、文化、

風土、日本や札幌とのつながり等、その

国に関する知識を深め、1か月半にわた

り発表の準備を進めました。

発表会は、1月19日(日)札幌コン

ベンションセンター特別会議場で行わ

れ、90名を超える市民にご来場いただ

きました。各チームごとに趣向を凝ら

した発表で、手作りのスライドと共に、

1人ずつ堂々と、自分がみつけた魅力

について発表しました。

小学生ならではの視点で語られる各国

の魅力に、来場者も熱心に耳を傾け、「知

らなかったことも多く、その国をより身

近に感じた」という感想を頂きました。

また、参加した小学生からは、「人

前で話すことは苦手だったけど今回の

発表で自信がついた」などの感想が聞

かれ、保護者からも「たくさんの方に

出会い、貴重な体験を通して一段と成

長したと思います」などの声が聞かれ

ました。

1月15日(水)、冬休み中の小学生

に異文化を体験してもらおうと仮想

の旅行体験イベントを開催しました。

受付でパスポートをもらった25名の

子どもたちは、韓国、中国、ロシア、

ドイツ、アメリカの5カ国ツアーを

仮想体験。それぞれの国では、国際プ

ラザの職員や国際交流員がガイドと

なって、すべて母国語だけで話しか

け、子どもたちは色々な国の言葉に触

れました。

韓国ではホームステイをし、中国で

はレストランでの注文やお金の支払い

を体験。ロシアでは小学校でゲーム

を、ドイツでは動物園で動物の鳴き声

クイズを

楽しみ、

アメリカ

では市内

観光のあ

と、思い

出カード

作りをし

ました。

付き添

いの保護

者からは

「英語以外の言語に触れる機会が少な

いので、とても良かった」「子どもた

ちがとても楽しそうで、親も見ていて

楽しめた」「外国に興味を持てる内容

で素晴らしかった」などの声をいただ

きました。

12月14日(土)、札幌コンベン

ションセンターにて開催された

「SORAこそだてフェスティバル

2013」に、国際プラザと札幌姉妹

都市協会が出展。昨年に引き続き札

幌の姉妹都市紹介パネルを展示し、

子どもたちには姉妹都市がある国々

の国旗のぬり絵を楽しんでもらいま

した。

さらに今年は、国際交流員が

それぞれの出身国の言葉と日本語で絵

本の読み聞

かせを行う

とともに、

各国の伝統

のおもちゃ

を紹介しな

がら子ども

たちと交流

しました。

全員で記念撮影

思い出カード作り

外国語に耳を傾ける子どもたち

世界の国、わたしが

見つけた魅力を紹介

~SAPPOROこども領事2014~

世界のまち一周ツアー

~こどもDAY~

SORAこそだて

フェスティバル2013

ご協力いただいた外国公館など

(国連方式アルファベット順)

在札幌オーストラリア領事館、カナダ政

府札幌通商事務所、中華人民共和国駐札

幌総領事館、在札幌ドイツ連邦共和国名

誉領事館、在札幌グアテマラ共和国名誉領

事館、在札幌アイルランド名誉領事館、駐

札幌大韓民国総領事館、在札幌ロシア連邦

総領事館、在札幌米国総領事館 

世界につながる子どもたち

特集②

3

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施設の視察を行い、また「植林体験バスツ

アー」では白旗山への植林を行うなど、期

間中様々な環境配慮への啓蒙活動を行いま

した。

Part

1

の締めくくりに、11月5

日(火)には「三姉妹都市科学シンポジウ

ム~環境・エネルギー国際シンポジウム

持続可能な未来へ~」を、札幌市と北海道

大学「持続可能な低炭素社会づくり」プロ

ジェクト主催の官学連携により実施しま

した。

姉妹都市のロシア・ノボシビルスク市と

韓国・大田広域市から研究者と実務家を招

き、北海道大学の吉田文和教授、荒井眞一

特任教授、北海道内で先進的な取組みを行

う3町から町長が参加し、講演およびパネ

ルディスカッションを展開しました。当日

は約190名の方々が来場し、会場は熱気

に包まれました。

自治体、大学、関連機関等多くの関係者

の協働により実施されたシンポジウムは、

関係者の連携を強め新たなネットワークを

広げる契機となり、今後の発展に期待を抱

かせるものとなりました。

雪まつり前夜の2014年2月4

日(火)から8日(土)にかけて実施した

Part

2

では、環境系シンポジウム・

国際会議や展示会、

全国フォーラムな

どを連続して行い

ました。

後述する国際

観光コンベンショ

ンフォーラムに引

き続き、2月6日

(木)朝から「エコプロダクツ・エシカル

展」と「エシカル購入国際シンポジウム

in

札幌」を同時に開会。環境配慮製品

やフェアトレード物品等の展示会を開催

する傍ら、倫エ

シカル

理的な購入に関連する種々

のテーマについて、日本、欧米、国連、

アジアの専門家による情報交換や議論が

繰り広げられました。

翌日7日(金)には引き続き展示会を開

催しつつ、「IGPN(国際グリーン購入

ネットワーク)札幌フォーラム」を午前中

に、午後には「グリーン購入全国フォー

ラムin札幌」を実施しました。また最終

日にはグリーン・エクスカーションと称

して環境配慮施設を訪問するなど、札幌

での環境問題への取組みの熱さをアピー

ルしました。

毎年開催している「国際観光コンベン

ションフォーラム」も、今年はグリーナーW

事業の一環として実施。その幕開けとして

2月4日(火)午後から5日(水)にかけ、ロ

イトン札幌を舞台に行われました。

「MICE再創造へ新たな一歩!」をテー

マとした今回のフォーラムには、全国の観

光コンベンション関連団体・企業関係者お

よびこの分野での就業を志す地元学生など

述べ140名が参加し、どのプログラムで

も会場がほぼ満席状態となる盛況となりま

した。

世界的に活躍するランドスケープ・アー

キテクトであり、2012年北海道ガーデ

ンショーのディレクターでもある高野文彰

氏を講師に迎えた基調講演では、ガーデン

を切り口にした魅力創出と、地域間ネット

ワークによる「創出型MICE」のヒント

が語られました。

引き続き実施された分科会は2つの形

式により実施され、第1分科会は「景観

を創造︱シーニックバイウェイ北海道の

挑戦」というテーマによるラウンドテーブ

ルミーティング、第2分科会では「地域

MICEを創造︱D※1

MCとD※2

MOを考え

る」というタイトルに基づきワークショッ

プを行いました。

翌日のパネルディスカッションでは、

2017年の東京オリンピック開催を見

据え、「オリンピックはグリーンMICE

で!」という

テーマでイ

ベント・コ

ンベンショ

ンの環境配

慮をどう進

めていくか、

共に考える

機会となり

ました。

「未来に続く、北海道のために。地球の

ために。」地球環境や身近な環境について

様々な側面から考える『グリーナーウィー

2013︲2014』(以下グリーナー

W)が、2013年10月13日(日)~11月10

日(日)にかけてPart

1、雪まつり時期

の2014年2月4日(火)~8日(土)に

Part

2の2期間に分けて実施されま

した。

世界に誇れる環境都市を目指す「環

境首都・札幌」において、2013年

度、関連団体が連携して開催した事業に

は、環境系の国内・国際会議やイベン

ト、環境配慮製品の展示など多岐に亘り、

MICE分野での環境配慮および市民の

環境意識の向上を図りました。

10月13日(日)~11月10日(日)にかけ

てのPart

1

では、環境に配慮した

買い物イベント、バスツアー、植林など

の市民参加イベントや北大サステナビリ

ティウイークとの連携による環境・エネ

ルギー国際シンポジウムを実施しました。

「買うエコ体験セミナー」では、グリー

ン購入(環境に配慮した購入)に関するク

イズ形式の消費者セミナーを開催。

「Greener

エコバスツアー」では

札幌近郊で環境向上のための活動を行う

グリーナーウィーク

2013︲2014

はじめよう!参加しよう!

グリーナーになろう!

国際観光コンベンションフォーラム

in

札幌

開催

全国のMICE関係者が来訪!

Part1

Part2

姉妹都市から研究者を招へい

「三姉妹都市科学シンポジウム

~環境・エネルギー国際シンポジウム

持続可能な未来へ~」

※1 DMC=Destination Management Company※2 DMO=Destination Marketing Organization

エシカルファッションショー

4

企画事業部

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プレゼンテーションの内容を札幌市長に

も報告しました。さらに、副賞として市

立高校生ポートランド派遣の渡航費補助

1人5万円が贈呈され、派遣団メンバー

としてアメリカ・ポートランド市へ派遣

されます。

このほか、観光、姉妹都市交流、多文

化共生、異文化理解、まちづくり等、様々

な視点に着目した高校生ならではの提案

がなされました。

入賞者は次のとおり。

=敬称略=

□最優秀賞=中西朝美・向井夕菜(札幌清田高二年)

「イスラム教の祈り」

□優 秀

賞=秋元弥生・原田真実(札幌藻岩高一年)

「札幌の姉妹都市」

遠藤レイ・楠野真彩(札幌新川高一年)

「4

T

さっぽろ~E

NJO

Y S

AP

PO

RO

□審査員特別賞=乙井春樹・中野祐輔(札幌開成高二年)

「人々が交流する街に~国際都市へ向

けて」

12月15日(日)、市立高校生が国際プラ

ザ事業を公開プレゼンテーションで提案

する「市立高校生アイデア・コンテスト」

を、札幌市立高等学校・特別支援学校長

会(以下、校長会)との共催により実施し

ました。

エントリーした26チーム(全48人)の出

場者が、国際プラザのビジョン(『わたし

たちは、みんなにやさしく魅力と活力あ

ふれる国際都市札幌を創造します。』)を

実現するための事業アイデアを提案しま

した。

審査の結果、最優秀賞には札幌清田高

校2年の中西さん、向井さんが選ばれ

ました。2人は、近年イスラム教徒が多

いマレーシアとインドネシアからの観

光客が増加していることに着目。高校

の修学旅行で訪問したマレーシアのホ

テルで目にした、メッカの方向を示す

「KIBLAT(キブラット)」のステッ

カーを、国際プラザが市内の宿泊施設に

配布するというアイデアを提案しまし

た。これにより、イスラム教徒がお祈り

をしやすくなり札幌での滞在がより快適

となる、MICE招致のアピールポイン

トにもなり、外国人観光客の増加が見込

めると力説しました。この提案は、平成

26年度の国際プラザの事業に発展させる

よう準備が進められています。

最優秀賞を受賞した2人は、3月に同

さっぽろグローバル・

ビジネス・クラブ(事

務局:国際プラザ)で

は、去る11月29日(金)

に「オーストラリア」に

関するビジネス・セミ

ナーを開催しました。

講師に在札幌オー

ストラリア領事館領事イアン・ブレイ

ジア氏をお招きし、文化・経済など同

国の基本的なお話をしていただき、そ

の後、様々な話題について参加者との

意見交換もしていただきました。

日本との貿易などについては、自身

のビジネス経験を交えたお話もあり、

同国とのビジネスを考える上で大変参

考となる内容の濃い情報交換の場とな

りました。

今回のセミナーを機に、ビジネスの

可能性を探る動きが始まっています。

さっぽろグローバル・ビジネス・クラブは、

会員が持つ海外との交流実績や人脈、情報

などをもとに、札幌に新たなビジネスのタ

ネをまくことを目指しています。

厚生労働省地域雇用創造推進事業によ

り2011年度から3年間実施してきた

MICE人材育成事業が、2013年11月

の就職応援フェアをもって終了しました。

この事業はMICEに関わる人材育成と雇

用機会増大を目的として、国際プラザが札

幌市観光コンベンション部、NPO法人コ

ンベンション札幌ネットワークと協働で

行ってきたもので、今年度は6月から8月

初旬にかけて【初級編】・【中級編】、10月と

11月に【企業編】と【就職応援フェア】を実

施しました。

10月23日(水)と30日(水)に京王プラザ

ホテル札幌で実施した【企業編】では、業

界企業の事業主や在職者を対象に、新しい

MICEコンテンツとして注目されるチー

ムビルディングやテーマパーティー、ユ

ニークベニューなどに関してその専門家か

ら実技と講義を行っていただきました。

また翌月11月26日(火)~27日(水)には、

求職者の方々を対象に、業界最先端の名士

から仕事の魅力を語っていただき、その後

関連企業の就労状況についてのセミナーや

情報交換の機会なども提供する求職相談な

どを実施しました。

厚生労働省によるMICE人材育成事

業は本年度で一旦終了しますが、国際プ

ラザでは今後

も引き続き、

MICEに

とって不可欠

な人材を育て

るための取組

みを行ってい

きたいと考え

ています。

高校生26チームが

プラザ事業を提案

「市立高校生アイデア・コンテスト」

第3回

さっぽろグローバル・

ビジネス・セミナー

『オーストラリア探究、新しい視点から』

MICE人材育成

会議・イベント等の企業向けセミナー

&業務担当者就職フェア

最優秀賞受賞チームの発表

出場者全員で記念撮影

『会議・イベント等の企業向けセミナー』の様子テーマパーティ・ユニークベニュー 実践ワークショップ

5

企画事業部

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もらうことを目的

としています。

今回は10人の参

加者がグリム童話

の「赤ずきんちゃ

ん」と「ブレーメン

の音楽隊」を演じま

した。参加者は本

番まで各自で練習

を積み、当日は短いリハーサルの後、

本番に挑みました。ときおり笑いを誘

う場面もあり、ドイツ語と触れる機会

のあまりない観覧者にとっても楽しめ

る劇になりました。

上演後は審査員から最優秀賞や投票

による観客賞などの発表があり、参加

者に景品が手渡されました。

ドイツ・ミュンヘン市との姉妹

都市提携30周年を記念して始まっ

た「ミュンヘン・クリスマス市

in

Sapporo」。12回目を迎えた

2013年は、大通公園2丁目をメイ

市国際交流員

でノボシビル

スク市出身の

サゾノフ・マ

キシムさんが、

札幌の姉妹都

市・ノボシビ

ルスクの名前

の由来や生活

環境、教育や商業などについて幅広く

紹介しました。

参加者の中には「ロシア・ソチでオ

リンピックが開催されるので、ロシア

のことを知りたくて参加した」という

方も多くいました。

2月14日(金)、

国際プラザ交流

サロンで「第38

回韓国を知るセ

ミナー」を開催

しました。講師

は札幌市国際交

流員の尹少榮

(ユン・ソヨン)

さん。

韓国の最近の結婚事情と結婚式にま

つわるイベントについて紹介。結婚前

にお互いの家庭への贈り物をすること

や、結婚式でのマナーも説明してくれ

ました。結婚式への招待状に返信が不

要なため、新郎新婦は当日に何人来る

かわからないとの話に参加者は驚いて

いました。

2月21日(金)、

外務省中東アフリ

カ局中東第一課地

域調整官の三上陽一

氏をお迎えし、「第

20回中東を知るセミ

ナー」を開催しました。テーマはイス

ラエルとユダヤ人社会。かつて在イス

ラエル大使館に勤務していたという三

上氏は、当時経験したユニークなエピ

ソードを交えながら、イスラエル経済

の強さの背景を説明。ハイテク産業の

発達や、旺盛な起業精神、挑戦した結

果としての失敗を許容する文化などを

挙げていました。

参加者からは質問が相次ぎ「時間が

足りなかった」「これからもぜひ継続

して行ってほしい」と次のセミナーを

希望する声が寄せられました。

2月22日(土)、国際プラザ交流サロ

ンにおいて、「第3回ドイツ語を楽し

む会~グリム童話編」を開催しました。

これは、ドイツ語学習者が交流を深め

るとともに、日本人にもなじみの深い

グリム童話劇をとおして、見る人にも

ドイツ語やその文化に親しみを持って

10月29日

(火)、札幌エ

ルプラザ4階

の料理実習室

において、札

幌消費者協会

との共催で「第

31回中国を知

るセミナー」を

開催。札幌市国際交流員の賀小雲さん

が中国の食文化について紹介した後、

「鶏とナッツの炒め物」ほか2品の作り

方を説明し、参加者もグループに分か

れて調理、試食しました。

また、3月6日(木)には、国際プラ

ザ交流サロンにおいて「第32回中国を

知るセミナー」を開催。最近の中国の

若者の恋愛・結婚事情について、流行

語などを紹介しながら、結婚したくて

もできない若者が多い原因を説明しま

した。3月で国際交流員を退任する賀

小雲さんにとっては最後のセミナーと

なり、惜しむ声が多く聞かれました。

12月12日(木)、北区民センター区民

ホールにおいて「ロシア・ノボシビル

スクを知るセミナー」を開催し、札幌

~中国の若者の結婚事情~

中国を知るセミナー

~結構ちがう結婚文化~

韓国を知るセミナー

~イスラエルとユダヤ人社会~

中東を知るセミナー

ロシア・ノボシビルスクを知るセミナー

各国を知るセミナー

ドイツのクリスマスを札幌で

~ミュンヘン・クリスマス市

in

Sapporo~

ドイツ語を楽しむ会

~グリム童話編~

講師のサゾノフ・マキシムさん講師の尹少榮(ユン・ソヨン)さん

講師の三上陽一氏

参加者全員で記念撮影ライトアップされた会場

講師の賀小雲さん

6

多文化交流

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コマや着物を作り、お土産に持ち帰り

ました。

週末には外国語ボランティアの協力

で、抹茶を点てたり、琴を演奏したり

と日本人でも普段あまり体験できない

メニューも用意され、体験した方々は

とても嬉しそうでした。「とても良い

時間を過ごすことができ、来てよかっ

た」という声が寄せられました。

3月1日(土)、国際プラザ交流サロ

ンにおいて、外国語ボランティアネッ

トワークとの共催で「ひな祭り」を開催

しました。

当日は、日本を含む8か国から約80

名が参加。生け花実演、バイオリンと

チェロによるミニコンサート、茶道の

お点前披露や時計台を紹介する多言語

の紙芝居上演

のほか、実際

に自分でお茶

をたてる体

験や折り紙の

コーナーもあ

り、参加者は

ボランティア

の方々に手ほ

どきを受けな

がら様々な日

本の伝統文化

を楽しんでい

ました。

影響するんですね」と感心した様子。

午後は、中島体育センターに移動し、

カナダ発祥のスポーツ、キンボールを

体験。キンボールは、大きなボールを

使って4人1組で行うチームスポーツ

です。最初は緊張気味だった参加者も、

ゲームが進むうちに自然に声をかけあ

うなど、見事なチームワークを発揮。

会場は熱く盛り上がりました。

参加者からは、「初めて会った人た

ちと打ち解けられるか不安だったけれ

ど、スポーツを通じ、仲良くなりまし

た」「それぞれの国のルールや文化の

違い、疑問点を話すことができて、と

てもよかったです」という感想が寄せ

られました。

10月6日(日)、子育て中もしくはこ

れから出産を予定している外国籍市民

を対象に、母子

保健や札幌市の

子育て支援サー

ビスについて説

明するセミナー

を開催し、7か

国から17名が参

加。中央区託児

ボランティアの

協力により託児

サービスも行い

ました。

セミナーでは、妊娠から出産に係る

保健制度や、札幌市が提供する保育

サービスについて説明し、後半は小児

科医の福山桂子先生に、子どもの予防

接種について詳しくお話しいただきま

した。また、通訳としてSEMI(札

幌英語医療通訳グループ)にご協力を

いただきました。

質疑応答では、積極的に質問する参

加者の姿がみられ、それぞれに様々な

悩みや相談ごとを抱えていることが感

じられました。

さっぽろ雪まつり期間中の2月5

日(水)~11日(火・祝)、国際プラ

ザ交流サロンにおいて、「おもてなし

WEEK」を実施。着物、筆ペン、折

り紙、日本のおもちゃなど、日本文化

を体験できる

機会を設けま

した。期間中

には19か国88

名の外国人観

光客が来館。

温かい緑茶を

飲みながら自

分の名前を漢

字で書いた

り、折り紙で

日本の伝統文化を楽しみましょう!

プラザの“ひな祭り”

国際プラザ 「おもてなしWEEK」

ン会場に11月29日(金)から12月24日

(火)の26日間開催しました。天候にも

恵まれて、過去最多の94万人を超える

来場者を記録。会場ではローストアー

モンドやグリューワインなど独特の香

りが漂い、ドイツをはじめ、海外や国

内から出店した31店舗の様々なクリス

マス雑貨や食べものを楽しむ市民や観

光客でにぎわっていました。

11月23日(土・祝)に「札幌国際プラ

ザバスツアー」を実施しました。

当日は、9か国の外国人12名と日本

人15名の合計27名が参加。午前中は市

民防災センターで、北海道文教大学の

岡本

佐智子教授による「やさしい日本

語で防災講座」を受講し、災害時に日

本人と外国人の

共通言語となる

「やさしい日本

語」の重要性を学

びました。前日

のニュースを相

手にわかりやす

く説明する実習

では、日本人参

加者も「言葉の選

び方だけでなく、

文章の長さや声

の調子なども、

伝わりやすさに

国際プラザ 

バスツアー

~防災&キンボール~

さっぽろで子育てを楽しもう!

~外国籍市民を対象に母子保健と子育て

支援サービスに関するセミナーを開催~

日本文化体験@プラザ

熱心に耳を傾ける参加者のみなさん

筆ペンを使って漢字で名前を書きました

バイオリンとチェロで日本の曲を演奏

全員で記念写真

7

多文化共生事業

Page 8: 世界につながる子どもたち · 2014-04-29 · ました。作りをし出カードと、思い観光のあでは市内アメリカ楽しみ、クイズをを、ドイツでは動物園で動物の鳴き声を体験。ロシアでは小学校でゲームはレストランでの注文やお金の支払い

12月22日(日)、道内在住のフィ

リピン人による自助組織「北海道

フィリピン協会(サマハン・フィリ

ピノ・ナン北海道、略称SPH)」

と国際プラザは、2013年11月

に発生し、フィリピン全土に甚大

な被害をもたらした台風30号の被

災者支援を目的にチャリティイベ

ントを開催しました。

被災地からのレポートや、同協会

がこれまで行った支援について報告

が行われ、参加者から63,000円

の寄付が集まりました。

勉強したい」 「とてもわかりやすく

有意義な時間だった」という声が多

く寄せられました。

国際プラザでは、平成19年度から、

日本で暮らす外国人に向けて、暮ら

しの中で役立つ法律知識についての

セミナーを開催しています。本年度

は、11月30日(土)に外国人法律支援

ネットワークとの共催で「知って安

心!遺言、相続、財産管理~」と題し、

国際結婚カップルや永住外国人が直

面する相続の問題をテーマに、実例

をもとに、弁護士がわかりやすく解

説しました。また、認知症などで判

断能力が不十分になったとき悪徳商

法などの被害に遭わないために、裁

判所等を通じて自分に代わり適切な

判断をする後見人を決める「成年後

見人制度」という自分の財産を守る

制度の紹介がありました。

1月25日(土)には、北海道税理士

会との共催で「外国人のための確定

申告セミナー」を初めて開催しまし

た。在住外国人にとって手続きが難

しい確定申告について、基本的な情

報や申告用紙の書き方について、税

理士がわかりやすく解説しました。

国際プラザでは、今後も、外国籍住

民が安心して生活できるための取組

みを続けていきます。

国際プラザでは外国語ボランティ

ア登録者(425名・13カ国語対応

/3月1日現在)を対象に、最新の

情勢・理論を学び、日頃のボランティ

ア活動を点検するための研修会を実

施しています。

今年度は「難民定住支援活動の実

態(1月17日)」を皮切りに、「救命

導入講習~AED実習付(2月1

日)」「異文化アセスメントの理論・

実践(2月9日)」「アイヌ文化・北

海道に注がれる世界からの眼差し

(3月8日)」の全4回実施、受講者

からは「これまでは経験則にもとづ

いた活動だったが、これからは学ん

だ理論も生かしていきたい」といっ

た意気込みをはじめ、ボランティア

組織運営に関する気づきなども寄せ

られました。

11月3日(日・祝)、4日(月・振休)

の2日間、日本大学医学部助教の押

味貴之先生と、慶応大学医学部特任

助教のジェームス・トーマス先生を

お招きし、“医療現場で役立つ使え

る英語”をテーマに、医療通訳に興

味がある方のための「ボランティア

入門編」、医療通訳ボランティアと

して活動されている方向けの「スキ

ルアップ編」、医療に従事されてい

る方のための「医療従事者初級編」、

「医療従事者中級以上編」の4部構成

でセミナーを開催しました。

トーマス先生が自身の体験をもと

に、言葉がわからない国で受診する

ことの不安がどのようなものかを語

り、参加者

同士のグ

ループワー

クでは活発

に意見が飛

び交ってい

ました。

参加者か

らは「

医療

英語の勉強

の仕方がわ

かった。今

後も前向き

な気持ちで

~医療現場で役立つ使える英語~

医療英語・医療通訳セミナー

在住フィリピン人団体と共に

台風30号被害者への

支援を呼びかけ

外国人のための法律セミナー・

確定申告セミナー

外国語ボランティア研修会

理論と実践

︱「異文化アセスメント」スーディ 神崎 和代 氏

ロールプレイの様子

タガログ語で歌を披露

8

多文化交流

防災事業・その他

Page 9: 世界につながる子どもたち · 2014-04-29 · ました。作りをし出カードと、思い観光のあでは市内アメリカ楽しみ、クイズをを、ドイツでは動物園で動物の鳴き声を体験。ロシアでは小学校でゲームはレストランでの注文やお金の支払い

ム等を紹介しました。国際プラザが提案

している受入支援プログラムやオリジナ

ルのアイデアが好評で、現地エージェン

トから札幌のMICEメニューへの期待

が述べられました。市場規模はまだ小さ

いものの、昨今増えつつある同国からの

インセンティブツアーの造成を、更に拡

大していける可能性を実感しました。

また、11月には中国の上海において、

「さっぽろMICEセミナー」を開催しまし

た。このセミナーには、インセンティブツ

アーを実施している現地の大手企業や、日

系を含む外資系企業の責任者など21名が参

加し、札幌をはじめとする北海道の魅力紹

介のあと、懇談会形式で主催者と情報交換

を行いました。過去に札幌・北海道でのツ

アーを実施した参加者はありませんでした

が、北海道に対する関心は高く、特に食や

温泉、雪を活用した豊富な体験プログラム

に興味を示す参加者が多く見受けられ、今

後北海道でぜひツアーを実施したいとの

声が多く聞かれました。中国の富裕層によ

る個人旅行が好調な中、より多くのツアー

を受入れられるよう、今後も現地でのプロ

モーションを進めてまいります。

2013年9月から10月にかけては、3

つの海外見本市へ出展しました。9月に開催

されたCIBTM(中国・北京)や、10月の

IMEX

America(アメリカ・ラスベ

ガス)では、他都市のコンベンション推進機

関などと共同で、ジャパンブースとして出展

しました。見本市ではバイヤーに対して、札

幌・北海道の強みである大自然を活用した多

彩なアクティビティや、利便性の高いコンベ

ンション施設や海外とのアクセスなどを紹介

し、MICEの開催都市として、札幌が適し

た都市であることをアピールしました。

また、10月にタイ・バンコクにおいて

開催された「IT&CMA」では、札幌が

単独で3年ぶり9回目の出展を果たし、

バイヤーとの商談に加え、国際プラザが

一昨年にMICEに関する覚書を結んだ、

タイ国政府コンベンション&エキシビ

ションビューロー(TCEB)との共同イ

ベントなどを活用して、札幌MICEの

PRを行いました。

2013年12月、マレーシア、シンガ

ポール、ブルネイから500名規模の生

国際プラザ・コンベンションビュー

ローでは、2013年の秋、インドネシ

アと中国において、それぞれ現地の関係

者を対象としたMICEプロモーション

を開催しました。

9月にはインドネシアにおいて、北海

道観光振興機構道央中央地域部会、北海

道登別洞爺広域観光圏協会と共同で、「札

幌・道央エリア観光&MICEセミナー

inジャカルタ」を実施しました。

セミナーには、首都ジャカルタや近郊

に事務所を持つエージェント、日本政府

観光局ジャカルタ事務所、現地の日系新

聞社など合計21名が参加し、北海道の各

エリアからは、プレゼンテーション形式

で地域の魅力や活動内容、支援プログラ

インドネシアと中国で

MICEプロモーションセミナーを開催

活用品会社インセンティブ旅行が札幌・

北海道で開催されました。国際プラザ・

コンベンションビューローでは、この旅

行を実現させるために、2012年の札

幌視察段階より誘致活動を行い、様々な

支援プログラムの紹介や、視察支援を経

て開催決定に至りました。

約500名の参加者は3グループに

分かれて各地より到着し、大倉山ジャ

ンプ競技場、時計台、狸小路などを訪

れたり、小樽での寿司握り体験、ルス

ツでのスキー等を楽しみました。国際

プラザからは、空港での歓迎や記念品

の贈呈に加え、全体レセプションの際

に2013年のよさこいソーラン祭りの

優勝チームである「粋」による踊りをアト

ラクションとしてプレゼントし、会場は

大きな盛り上がりを見せ、参加者の笑顔

に包まれました。

マレーシア、シンガポール、ブルネイより

500名のインセンティブツアー歓迎

セミナーの様子ーインドネシア

TCEB とのコネクティングアワー(情報交換会)

IMEX America 会場の様子

全体パーティの模様

※1 CIBTM(China Incentive,Business Travel & Meeting Exhibition)※2 IT&CMA(Incentive Travel & Conventions, Meetings Asia)※3  IMEX America(America's Worldwide Exhibition for Incentive

Travels, Meetings & Events)

海外見本市へ出展

︱CIBTM

,

IT&CMA,

IMEX

America

※1

※2

※3

9

コンベンション

Page 10: 世界につながる子どもたち · 2014-04-29 · ました。作りをし出カードと、思い観光のあでは市内アメリカ楽しみ、クイズをを、ドイツでは動物園で動物の鳴き声を体験。ロシアでは小学校でゲームはレストランでの注文やお金の支払い

リアをコースに組み込み、登別伊達時

代村では江戸にタイムスリップしたか

のようだとの感想が聞かれました。参

加者は「和」の雰囲気を満喫し、その

後広大なフィールドで雪上引き馬やス

ノーモービルも体験しました。

参加者からは、札幌・北海道の素材

を活かした食や乳製品、雪、利便性の

良さ、おもてなしの心を実感する有意

義な視察旅行だったとの感想をいただ

きました。今回は冬の視察でしたが、

MICE開催は四季を通して可能であ

り、春、夏、秋の札幌・北海道への誘

客にも力を注ぎ、更なるインセンティ

ブツアー誘致・支援へ繋げていきます。

北海道コンベンション誘致推進協議会

(加盟都市 

札幌、旭川、函館、釧路、北見、

北海道等)では、かつて北海道でコンベン

ションを開催、または今後開催の可能性の

ある学会、協会の開催決定権を持つ主催者

を招請し、2013年11月20日(水)東京丸

の内にあるJPタワーホール&カンファ

レンスを会場として「北海道MICE懇談

会・商談会」を開催しました。7回目の開

催となる今年度は、2部形式で行われまし

た。第1部には、各種学会・大会の主催者

らを対象とし、64団体72名の主催者が参加、

引き続き2部では、MICE案件を扱う首

都圏の旅行業担当者ら23団体35名を招き

行いました。協

議会加盟各都市

からそれぞれの

MICEに関す

るプレゼンテー

ションに引き続

き、情報交換・

懇談会と具体的

な商談会を行い

ました。

また12月10日

~11日には、北海

道コンベンショ

ン誘致推進協議

会として国際ミー

ティングエキスポ

2014年2月には、韓国、香港、

インドネシアから、MICEキーパー

ソン合計14名を招請し、3泊4日での

視察旅行を実施しました。

札幌では、1972年の札幌冬季オ

リンピックの舞台となった大倉山ジャ

ンプ競技場や、白い恋人パークの視察

を行いました。インドネシアのキー

パーソンに対しては、札幌・北海道の

ムスリム受入・メニューを紹介すべく、

アートホテルズにて「ハラルランチ」を

堪能していただき、韓国と香港からの

キーパーソンは寿司握り体験をしまし

た。また、登別市の協力を得て、国際

プラザの視察旅行では初となる登別エ

さっぽろMICEを全国に向けて発信

~北海道MICE懇談会・商談会、

IME2013出展~

韓国・香港・インドネシアよりMICEキーパーソンを招請

(IME)2013にブース出展・商談を行い

ました。IMEは有楽町の東京国際フォーラ

ムで開催され、今年度で23回目の日本で唯一

のコンベンション見本市です。今年度の北海

道ブースは、横一列4小間を使用し、アイ

ヌ語で「こんにちは」を意味する「イランカ

ラプテ」をキーワードに、北海道の巨木をイ

メージした北海道らしいスケール感と自然

のイメージをインパクトある造形物で表現

し注目度をアップさせました。ブースでは

来訪者にアンケート調査を行う方式で、北

海道でのMICE開催にあたっての商談と

情報交換を行いました。北海道ブース全体

で、2日間で157件のアンケートを回収

し、開催地検討中の案件に対する施設や支

援内容の問合せ、支援内容などの相談が多

くみられました。アンケートデータをもと

に、札幌での開催に結びつくよう今後も活

動していきます。

寿司にぎり体験の様子

スノーラフティング体験を終えたキーパーソン

東京懇談会

IME2013 北海道ブース

10

コンベンション

Page 11: 世界につながる子どもたち · 2014-04-29 · ました。作りをし出カードと、思い観光のあでは市内アメリカ楽しみ、クイズをを、ドイツでは動物園で動物の鳴き声を体験。ロシアでは小学校でゲームはレストランでの注文やお金の支払い

リキュラム構築に向けた研究を行いまし

た(札幌市からの受託事業)。大学や企業

関係者などを集めて実施した産官学連携会

議やヒアリング調査では、外国語能力や

MICEの専門知識を有する人材が、今後

さらに重要となるとの認識が示された一

方、カリキュラムの運営や企業のインター

ンシップ受入など、教育環境の整備に向け

た取り組みには課題が多いとの現状も共有

されました。このほか、今回は札幌市内

の学生を対象とした「さっぽろMICEカ

レッジ」を開講しました。この講座には22

名が出席し、講義に加え、札幌を代表する

MICE施設である大倉山ジャンプ競技場

や札幌コンベンションセンターを視察し

ました。参加した学生からは、「将来的に

MICE関連の職に就きたい」との感想が

多く聞かれ、高い関心が伺えました。

信し、WOW

effect

(意外な驚きを

加えて忘れら

れない思い出

に残る体験)

を、MICE参

加者へ提供し

ていけるよう、

現在、札幌市内

と近郊の各施

設や関連企業・団体と事業を進めていま

す。新しい建物を造るのではなく、既存

の施設・環境をどう活用するかがポイン

トであり、市内関連施設・団体と共同で

開発中です。2014年3月末までには、

ユニークベニュー20件、チームビルディ

ング35件、加えてアトラクションを動画

で10件紹介する電子書籍を4言語(日・英・

韓・中)で完成させる予定です。次号の『時

計台前から』に詳細を掲載予定ですので、

どうぞお楽しみに!

 

世界のMICE先進国では、MICE

産業を支える人材育成に力が注がれてお

り、大学などで専門のカリキュラムが運営

されています。こうした状況の中、今年度

も2012年度に続き、札幌国際大学およ

び北星学園大学短期大学部との連携によ

り、MICE人材を育成するための教育カ

平洋地域からのメンバーの参加者が大幅に増

え、欧州地域外で開催された総会の中で過去

最高の参加者数を見せました。日本メンバー

全21団体の中からも計15団体が出席し、日本

のリーダーである日本政府観光局は加盟40周

年を迎えました。

国際プラザ・コンベンションビューロー

では、MICE開催において使用するユ

ニークベニュー(個性的・創造的な会場・

施設)と、MICEのプログラムの一環と

して参加者が共同で作業にあたり、楽しみ

ながらチームワークや意欲を高めることを

目的として実施するチームビルディングの

開発プロジェクトを実施しています。

札幌市及び近郊が有する観光資源・地

域資源を生かしたユニークベニューや

チームビルディングを開発することによ

り、札幌の新

たな魅力を

創造・発信

するととも

に、MICE

誘致の強化を

図ることを

目的としま

す。一般旅行

では体験でき

ない特別感の

ある場所を海

外に向けて発

国際プラザは

2013年1月、

MICE都市と

しての価値を高

め、国際会議の誘

致力を向上させる

ため、世界随一の

MICE国際団体

であるICCA

(国際会議協会)に

加盟し、11月には

上海での総会に初

めて出席しました。2013年に50周年を

迎えたICCAは、今回で52回目の総会を

開催。ICCA総会は、年に一回、世界各地

で開催され、ICCA年間活動報告や、世界

各国のMICE市場の最新情報の交換、独自

の研修・ビジネスプログラムの実施など、加

盟メンバーが一堂に会してビジネスネット

ワーキングをする重要な機会となっていま

す。総会には、ICCA全1031会員メン

バー(コンベンショ

ンビューロー、コ

ンベンション施設、

PCOなど)から約

940名が総会に

出席し、また上海と

いう地理的なアド

バンテージを踏ま

えて、アジア・太

ICCA(国際会議協会)への

加盟・総会初参加!

ユニークベニュー大国

Sapporoプロジェクト

未来の「さっぽろMICE」を

担う人材を育てるために

~「さっぽろMICEカレッジ」開講~

ICCA 総会の様子

"YES" は " グリーン " で答える

モエレ沼公園ガラスのピラミッドでのパーティの様子

札幌の代表的なユニークベニュー、大倉山ジャンプ台

コンベンションセンターの視察

※1

※1 ICCA(International Congress & Convention Association)

11

コンベンション

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離任あいさつ

離任あいさつ

ダージャーハオ!みなさん、こんにちは!中国国際交流員の賀小雲です。時は過ぎ去りやすく、3月いっぱいで私は国際交流員を退任することになりました。

札幌での3年間を振り返れば、仕事も生活も充実して、かけがえのない3年間を過ごしたと思っています。職場では、親切な上司と仲間に恵まれ、楽しく働くことができました。また、レッツトーク中国語や市民向けのイベントなどを通じ、市民の方々に出会い、一緒に山登りに行ったり、中華を食べたりしながら、いろいろ草の根の交流ができました。

札幌に来て、ラフティングやスノーシューなど人生初の体験を数多くさせていただき、これらの経験から感じた北海道・札幌の魅力をPRしていきたいと思います。札幌のみなさん、今までどうもありがとうございました!謝謝(シェシェ)!またいつかどこかで巡り会いましょう。

着任のあいさつをしたばかりなのに退任のあいさつをお願いしますと言われて、時のたつ速さを実感しています。札幌市の国際交流員になるまで、決して順調ではありませんでした。2011年3月東日本大震災、原発事故で、配属の予定地だった福島県庁には行けず、急に岡山県庁に勤めることになりましたが、岡山では事情により1年しかいられず、幸いにも学生時代に訪れた札幌に遠回りして帰ってきました。誰にも出来ない貴重な経験をさせていただいたと思います。国同士の友好関係があまりうまく行かない中で、私という存在で韓国に興味を持った、好きになったなど、メッセージをいただいたことが一番のやりがいでした。また、そういう気持ちにさせるのが交流員の使命ではないでしょうか。これからも引き続き日韓の架け橋になりたいと思います。言うまでもなく、札幌PR大使は任せてください。2年間ありがとうございました。ト マンナヨ!(また会いましょう)

賀 小雲さん(中国国際交流員)

ユン ソヨンさん(韓国国際交流員)

国際プラザ・コンベンションビューローでは、札幌市内で開催が予定されている主なコンベンションで、主催者側から公表が許可されているもののみ、ホームページ上の「コンベンションカレンダー」にて公開しております。コンベンションカレンダーは半期に一度更新を行っており、約 1 年先までの開催情報だけではなく、既に開催された過去の情報も提供しておりますので、ご活用ください。

http://www.conventionsapporo.jp/j/meeting/calendar/calendar.html

国際コンベンション2014 年

4 月2014 International Conference on Information Science, Electronics and Electrical Engineering (ISEEE2014)

7 月 がん緩和ケアに関する国際会議 (600 名)

7 月 第 1 回アジア太平洋コーチング科学会議 (400 名)

7 月 有機金属化学国際会議 (ICOMC2014) (700 名)

7 月 第 18 回アジア・大洋州地球科学学会年会 (AOGS 2014) (3,000 名)

7 月 ニューロエソロジー国際会議 (ICN2014) (400 名)

8 月 運動と振動の制御国際会議 (MoViC 2014) (300 名)

8 月6th Asia-Pacific International Symposium on Advanced Reliability and Maintenance (APARM 2014)

9 月 第 9 回日米協会国際シンポジウム (200 名)

10 月 第 8 回岩の力学アジアシンポジウム (ARMS8) (400 名)

10 月 2014 年マイクロ波フォトニクス国際会議 (MWP/APMP 2014) (250 名)

10 月 水化学国際会議 (NPC 2014) (300 名)

国内コンベンション2014 年

9 月応用物理学会 2014 年秋季講演会 (6,000 名)

10 月 日本女性会議 2014 札幌

開かいさい

催日び

時じ

 間かん

主おも

な相そうだんいん

談員 相そうだん

談できること

4月4日(きんようび金) 13:00~16:00 行

ぎょうせい政書しょし士 ビザ、国

こくさい際結けっこん婚など

6月8日(にちようび日) 13:00~16:00 各

かくぶんや分野の専

せんもんか門家 セミナー『労働』(予

よてい定 )法ほうりつ律、ビザ、税

ぜいきん金、年

ねんきん金

8月30日(どようび土) 14:00~17:00 弁

べんごし護士 離

りこん婚・職

しょくば場のトラブル・相

そうぞく続など

10月3日(きんようび金) 13:00~16:00 行

ぎょうせい政書しょし士 ビザ、国

こくさい際結けっこん婚など

11月29日(どようび土)

13:00~14:30弁べんごし護士

セミナー(テーマ未みてい定)

14:30~17:00 離りこん婚・職

しょくば場のトラブル・相

そうぞく続など

2015年2月21日(どようび土) 14:00~17:00 弁

べんごし護士 離

りこん婚・職

しょくば場のトラブル・相

そうぞく続など

開かいさい

催日び

時じ

 間かん

内ない

容よう

毎月第3木曜日※�6月は会場を札幌市役所に移し、キッズサロンとして11:00-15:00まで開催。

11:00~14:00月に1回の国際プラザで開催している子育てサロン「シティサロン」では、外国語ボランティアによる多文化背景の親子のサポートも行っています。

外が い こ く じ ん

国人のための

シティサロン

無む り ょ う

料相そ う だ ん か い

談会Free Consultation for Foreign Nationals

コンベンションカレンダー

北ほっかいどう

海 道 に 住す

む 外がいこくじん

国 人 の た め に、

在ざいりゅうしかく

留資格・家か ぞ く

族の呼よ

び寄よ

せ・交こう

通つう

事じ

故こ

・国こく

際さい

結けっ

婚こん

・離り

婚こん

・職しょく

場ば

のトラブル・

相そう

続ぞく

など、生せい

活かつ

の中なか

の問もん

題だい

について弁べん

護ご

士し

、行ぎょうせいしょし

政書士が相そう

談だん

にのります。予よ

約やく

は必ひつ

要よう

ありません。日に

本ほん

語ご

と英えい

語ご

相そう

談だん

できます。

※ 秘ひ

密みつ

は守まも

られます。

札幌国際プラザは、多くの皆様に支えられ、国際交流推進のための各種行事や、在住外国人の生活支援、大学生の人材育成などの事業を実施しております。また同時に、国際会議やイベント、海外からの企業ミーティングなどに代表される MICE の誘致・支援にも全国に先駆けて取り組み、札幌の魅力を世界にアピールするとともに、地元企業への経済効果にも大きく寄与しています。

※ 受うけつけしゅうりょう

付終了は終しゅうりょうじかん

了時間の 30 分ふん

前まえ

 共きょう

催さい

:北ほっかいどうざいりゅうてつづききょうぎかい

海道在留手続協議会、 外がいこくじんほうりつしえん

国人法律支援ネットワーク

E-m

ail:[email protected]

UR

L:http://ww

w.plaza-sapporo.or.jp

札幌国際プラザ

公益財団法人

時計台前から

印刷 

㈱プリプレス・センター

編集・発行

vol.792014年4月

〒060-

0001

札幌市中央区北1条西3丁目

札幌MNビル 3F

TEL:011・211・3670

FAX:011・211・3673