Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
Complete Manual
フォルテオ®皮下注キット600µg使い方のポイント
フォルテオ®をお使いの患者さんへ
医療関係者用
製造販売元
www.lillymedical.jpFRT-P003(R5)2018年1月作成
2 3
3
注射の準備 注射の手順 注射の準備を行う前に必ず手を洗ってください。また下記の3点がそろっているか確認してください。
2
1 フォルテオ®皮下注キット600µg注射針の取り付け
注射針の取り付け
新しいフォルテオ®皮下注キット600µgを使い始める時のみ「空打ち」が必要です。2日目以降は行いません。
フォルテオ®皮下注キット600µgには、28日分の薬液が入っています。
注射針針キャップ 保護シール針ケース 保
こんな時は?
こんな時は?● 困った時の対処法● 注射針の注意点● お手入れと保管
※フォルテオ®は 使用前も使用開始後も 冷蔵庫(2~8℃)で 保管してください。
4~9p
注射注射 16~19p
10~15p
注射針の取り外し
注射針の取り外し 20~21p
22~25p
黄色いシャフト
カートリッジ 赤い線ゴム栓
白いキャップ
青い本体
本剤を他人と共用しないでください(注射針を取り替えた場合でも、感染症の原因になるおそれがあります)。
黒い注入ボタン
フォルテオ®皮下注キット600µgにはJIS T 3226-2に準拠したA型専用注射針をご使用ください(フォルテオ®皮下注キット600µgはA型専用注射針との適合性の確認をBDマイクロファインプラスおよびナノパスニードルで行っています)。なお、A型専用注射針との装着時に液漏れ等があった場合の対処法は、主治医にご相談ください。
アルコール綿*
新しい注射針*
*注射針とアルコール綿は別売りのため、 キットの中には入っておりません。
空打ち
新しいフォルテオ®皮下注キット600µgを使い始める時のみ、注射の前に
空打ち
初回のみ2日目以降
注射針の取り付け
故障の原因になりますので、フォルテオ®皮下注キット600μg本体をアルコール綿でふかないでください。
使用済みアルコール綿は捨ててください。
キャップを取り外す時には青い本体を持ち、黒い注入ボタンを引っ張らないよう注意してください。
使用期限、カートリッジ内の薬液の状態を確認してください。薬液が無色透明でない場合や浮遊物が混入している場合は、使用しないでください。
4 5
白いキャップをまっすぐに引っ張って取り外します。
カートリッジの先端のゴム栓をアルコール綿で丁寧にふいてください。1 2
キャップは回さず、まっすぐ引っ張ってください。
カートリッジ
白いキャップ
黒い注入ボタン
ゴム栓部分をふいてください
アルコール綿
ゴム栓
カートリッジ
注射針の取り付け
空打ち
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
6 7
注射針の保護シールをはがします。3 注射針を針ケースごと持ち、
カートリッジにまっすぐ差し込みます。4
4-1
4-2
カートリッジ 針ケース
注射のたびに必ず新しい注射針をご使用ください。
きつく締めすぎないように注意。
保護シール
下図のように右手に持った針ケースを回転が止まるところまで回し、取り付けてください。
注射針の取り付け
空打ち
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
8 9
針ケースを引っ張って、取り外してください。5
針キャップ
針キャップを引っ張って取り外し、捨ててください。6
新しいフォルテオ®皮下注キット600µgを使い始める方
同じフォルテオ®皮下注キット600µgで注射をするのが2日目以降の方
空打ち 10p
注射 16p
ゴミ箱
針ケースは捨てないで!あとで使います。
針キャップは捨てる
針ケースは捨てない
注射針の取り付け
空打ち
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
10 11
新しいフォルテオ®皮下注キット600µgをお使いになる前には、正常に機能することを確認するために
「空打ち」が必要です。
「空打ち」は新しいフォルテ
*「注射針の取り付け」の後に行ってください。
オ® 皮下注キット600 µgを使い始める時のみ行います。
黒い注入ボタンを止まるところまで引っ張ってください。1
1-1
黒い注入ボタン
この操作は新しいフォルテオ®皮下注キット600 µgを使い始める時に1回のみ行います。
※ 2日目以降もこの空打ちを繰り返すと、薬液がなくなりフォルテオ®皮下注キット600 µgを28日間使用することができなくなります。
新しいフォルテオ®
皮下注キット600 µgを使い始める方
同じフォルテオ®
皮下注キット600 µgで注射をするのが2日目以降の方
注射針の取り付け 注射針の取り付け
空打ち 注射
注射 注射針の取り外し
注射針の取り外し
空 打 ち(2日目以降は行いません。)
注射針の取り付け
空打ち
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
12 13
「空打ち」は新しいフォルテオ® 皮下注キット600 µgを使い始める時のみ行います。
注射針を上に向けてください。カートリッジ部分を指で軽くはじいて気泡を上方へ集めてください。2赤い線が見えていることを
必ず確認してください。
1-2
赤い線 カートリッジ
赤い線が見えていないまま黒い注入ボタンを押そうとすると、抵抗を感じ、薬液が正しく出ません。
注射針の取り付け
空打ち
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
14 15
注射針を上に向けたまま、黒い注入ボタンが止まるまでゆっくりと押し続けます。この時、注射針の先から薬液が流れ出ることを確認してください。
3
3-1
「空打ち」は新しいフォルテオ® 皮下注キット600 µgを使い始める時のみ行います。
終了後、黒い注入ボタンを押し切り黄色いシャフトが見えないことを確認してください。
3-2
これで新しいフォルテオ®皮下注キット600 µgは28日間ご使用になれます。次のフォルテオ®皮下注キット600 µgを新たに開封した時も、空打ちを1回行ってからご使用ください。
黒い注入ボタン
針は上に向けたまま
黒い注入ボタン
注射針の取り付け
空打ち
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
16 17
黒い注入ボタンを止まるところまで引っ張ってください。1 赤い線が見えていることを
必ず確認してください。
1-1
黒い注入ボタン
赤い線
1-2
赤い線が見えていないまま黒い注入ボタンを押そうとすると、抵抗を感じ、薬液が正しく出ません。
黒い注入ボタンが引っ張れない時は、薬液を使いきった状態です。主治医の指示に従い、新しいフォルテオ®皮下注キット600 µgに交換してください。
注 射
注射針の取り付け
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
空打ち
18 19
2 5秒以上たったら、黒い注入ボタンを押したまま注射針を皮膚から抜いてください。
2-2
2-3
注射する場所を消毒し、主治医に指示された方法で注射針を皮膚に刺します。
黒い注入ボタン
2-1 注射針を皮膚から抜いたところで、黒い注入ボタンが完全に押し込まれていることを確認してください。
黒い注入ボタン
注射の際、注射針を皮膚から抜くまでは、押している指の力を途中で緩めないでください。
黄色いシャフトが見えていなければ、正しく注射されています。
1…2…3…4…5秒…注射針の取り付け
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
空打ち
2-2図 のように、黄色いシャフトが見えなくなり黒い注入ボタンが止まるまで、親指でゆっくりとまっすぐに押します。黒い注入ボタンを押したまま、5秒以上待ちます。
アルコール綿
●注射できる部位 (注射の部位は主治医の指示に従ってください。)
注射するごとに2~3センチずらす
太ももお腹
20 21
注射の終了後は空気の混入を防ぐために、注射針を取り付けたままフォルテオ® 皮下注キット600µgを保管しないでください。
針ケースは奥までまっすぐ差し込んでください。1右手に持った針ケースをギュッと押し込みながら、自然に緩むまで手前に回してください。2
白いキャップを付け、すぐに冷蔵庫に保管してください。
3 針ケースの太い部分を持ってまっすぐ抜いてください。
4 使用済みの注射針は、主治医・医療従事者の指示に従って廃棄してください。
針ケース注射針が取れた状態
(注射針は針ケースの中に入ります。)
ペンの後片付け
廃棄
先端を持って抜くとダメ!!
(針が抜けません。)
白いキャップ
押しながら回す
回している途中で引っ張るとダメ!!
針ケース
注射針が付いている状態
注射針が外れなかった時は、もう1度針ケースをギュッと押し込みながら数回、回して取り外してください。
注射針の取り外し
注射針の取り付け
注射針の取り外し
こんな時は?
空打ち
注射
22 23
どうしても手では注射針が取り外せません。
フォルテオ®専用の針外し道具がありますので、主治医・医療従事者にご相談ください。
QA
フォルテオ®皮下注キット600µgに気泡が見えますが、どうしたらいいですか?
わずかに気泡が残っていても、薬液の投与量に影響はありませんし、身体に害もありません。引き続き、いつものように注射してください。異物の場合は、主治医または弊社相談窓口にご連絡ください。
QA
黒い注入ボタンが引き出せない場合にはどうしたらいいですか?
薬液を使い切った状態です。カートリッジ内にわずかに薬液が残っていても、正しく使用できる薬液は使い切ったことを示しています。主治医の指示に従い、新しいフォルテオ®皮下注キット600µgに交換して注射してください。
QA
● 困った時の対処法黒い注入ボタンを押し込んだ後も黄色いシャフトが見えています。どうすればよいですか?
Q
リセット後、同じ日に2回目の注射をしないでください。注射ごとに必ず新しい注射針を使用し、黒い注入ボタンをしっかりと最後まで押したまま5秒以上待つことで、このような問題は防ぐことができます。
A 1) 注射針を取り外します。2) 新しい注射針を取り付け、 もう1 度空打ち(16~21ページ 参照)をしてください。3) それでも黄色いシャフトが見えている場合には、
主治医にご相談いただくか、フォルテオ®電話相談窓口までご連絡ください。
注射針が取り外せません。
もう1度右手に持った針ケースをギュッと押し込みながら数回、手前に回し、針ケースの太い部分を持って取り外してください。
QA
こんな時は?
注射針の取り付け
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
空打ち
24 25
● お手入れと保管● 注射針の注意点
どの種類の注射針を使用したらよいですか?
(フォルテオ®皮下注キット600µgとA型専したA型専用注射針をご使用ください。
用注射針との適合性の確認をBDマイクロファインプラスおよびナノパスニードルで行っています。)なお、A型専用注射針との装着時に液漏れ等があった場合の対処法は、主治医にご相談ください。注射針は別売りです。注射針の太さや長さについては、主治医にご相談ください。
QA
注射のたびに必ず新しい注射針を使用するべきですか?
はい。注射のたびに新しい注射針をご使用になることで感染の危険を最小限にし、液漏れ、空気の混入、注射針の目詰まりを防ぐことができます。
QA
使用済みのフォルテオ®皮下注キット600µgおよび注射針の廃棄はどうすればよいですか?
また、注射の終了後は速やかに注射針を取り外してください。
QA
お手入れについて
・ フォルテオ®皮下注キット600µgは、水にひたして固く絞ったやわらかい布でふいてください。
・ フォルテオ®皮下注キット600µgを水につけたり、洗浄しないでください。
・ フォルテオ®皮下注キット600µgには28日分の薬液が入っています。使用開始から28日経過した場合は廃棄してください。
・ フォルテオ®皮下注キット600µgを他人と共用しないでください。
保管について
・ フォルテオ®皮下注キット600µgは使用前も使用開始後も冷蔵庫(遮光、2~8℃)で凍結を避けて、保管してください(冷凍庫には入れないでください)。
・注射針を取り付けたままフォルテオ®皮下注キット600µgを保管しないでください。
・フォルテオ®皮下注キット600µgは白いキャップを取り付けた状態で保管してください。
・ 絶対に凍結させないでください。・ 製剤が凍結した場合は廃棄して、新しいフォルテオ®皮下注
キット600µgを使用してください。・ フォルテオ®皮下注キット600µgを冷蔵庫に保管し忘れた場合
は、捨てないで冷蔵庫に保管した上で主治医にご相談ください。
フォルテオ®皮下注キット600µgには、JIS T 3226-2に準拠
使用済みのフォルテオ®皮下注キット600µgおよび注射針は、主治医・医療従事者の指示に従って廃棄してください。
注射針の取り付け
注射
注射針の取り外し
こんな時は?
空打ち
26
□ 1. 注射針は取り付けられそうですか。→4~9 p
□ 2. 空打ちはなぜ行わなければならないのでしょうか。→10p
□ 3. 空打ちはいつ行いますか。→3,10p
□ 4. 注射の時に注意すべきことは何でしょうか。→16~19p
□ 5. 黒い注入ボタンはどのくらい引っ張り出しますか。→16~17p
□ 6. 注射してから何秒間待てばよいでしょうか。→18~19p
□ 7. 注射が終わった後、片付けるものは分かりましたか。→20~21p
最初から最後まで、お一人でできそうでしょうか。もし不安な部分があればお問い合わせください。
※フォルテオ®皮下注キット600µgのご使用に際してご質問やご不明な点がある場合、 主治医にご相談していただくか、フォルテオ®電話相談窓口までお問い合わせください。
確認してみましょう! □✓