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COMSOL Multiphysics®による 導波路解析のアプリ化 橋口真宜、米大海 第1技術部 計測エンジニアリングシステム株式会社 COMSOL Multiphysics®日本国内販売総代理店 東京都千代田区内神田1-9-5 井門内神田ビル5F http://www.kesco.co.jp/ https://www.comsol.com/ 20171026

COMSOL Multiphysics®による 導波路解析のアプリ化‚¢プリ化するmphファイル 東工大平野拓一先生の規範問題と関連mphの所在 rect_wg_port_rect.mphをアプリ化した

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COMSOL Multiphysics®による導波路解析のアプリ化

橋口真宜、米大海第1技術部

計測エンジニアリングシステム株式会社COMSOL Multiphysics®日本国内販売総代理店

東京都千代田区内神田1-9-5 井門内神田ビル5Fhttp://www.kesco.co.jp/

https://www.comsol.com/

2017年10月26日

COMSOL Multiphysics®

Copyright(C) 2017 M. Hashiguchi, D. Mi 2

COMSOL Multiphysics®COMSOL 社(スウェーデン、ボストン)の開発製品です。計測エンジニアリングシステム株式会社は日本国内販売総代理店です。

COMSOL Multiphysicsはマルチフィジックス解析環境を提供しています。解析は主として有限要素法に基づいています。(他に、有限体積法、境界要素法、粒子追跡も利用する場合もある)

スウェーデンの数学者当時、KTH (スウェーデン王立大学)の学生

The company was founded in 1986. COMSOL Multiphysics® in 1998.

Germund Dahlquist

More than 460 employees in 21 officies worldwide.

3Copyright(C) 2017 M. Hashiguchi, D. Mi

COMSOL Multiphysics®

モデル構築モデル開発

アプリ化

ユーザー数の急拡大開発へのフィードバック

業務革新

COMSOL Desktop 統合型GUI (プリ・任意のフィジックス・メッシュ・ソルバ・ポスト処理)

モデルビルダ

アプリケーションビルダ

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機能性の検討マルチフィジックス解析ロバスト性、環境適合性

形状データの吐き出し機能:コンター、STLデータ ほか

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モデルビルダーでの構築

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デフォルト設定(D)を「上書き」することで、自分のモデルを構築していく。

http://www.kesco.co.jp/comsol/download/IntroductionToCOMSOLMultiphysics_52a_jp.pdf

左クリック: 設定ウィンドウ右クリック: コンテクストメニュージオメトリのI/O機能付き

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アプリケーションビルダによる解析利用者の拡大

モデルビルダでの開発

アプリケーションビルダによるアプリ化

サーバー

登録開発へのフィードバック

計算、確認、メールなど

タブレット端末で操作します!

利用したい時間、場所でアクセス可能

参考資料検索キーワード 6

CPUはサーバーが搭載された計算機が受け持つ。安価なタブレット端末によって、少額投資で利用者数増大。

別売ライセンス

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アプリ化するmphファイル

http://www.takuichi.net/em_analysis/canonical/index_j.html

東工大 平野拓一先生の規範問題と関連mphの所在

rect_wg_port_rect.mph をアプリ化した。

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解析概要とアプリ化の方針

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ポート1:矩形 TE10 励起

ポート2: 矩形

解析概要

アプリ化 目的:導波管寸法とカットオフ周波数の関係を理解する

2.58 GHz<f<5.15 GHz

(1) wg_a, wg_bを入力し、波動伝播の様子を3Dプロットグループで観察する。(2) S-パラメタS11dB, S21dBで反射、透過の具合を評価する。

rect_wg_port_rect.mphで1Dプロット:グローバルを複製し、S11dBを追加しておく。

アプリ化の手順

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(1)rect_wg_port_rect.mphをVer.5.3で開く。

(2)リボンメニュー:ホーム:アプリケーションビルダをクリックする。

(3)リボンメニュー:ホーム:新規フォーム

(4)

クリック

クリック

入力/出力タブ:wg_a,wg_b:クリック:選択(矢印)をクリック

プレビューに反映される。

(5)グラフィックスタブ: 3Dプロット、1Dプロットを選択

(6)ボタンタブ:計算を選択

(7)OKボタンをクリック

(8)アプリケーションをテスト

アプリ化の実演

完成したアプリの使い方

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ビューイングはモデルビルダでの操作と同じ。

レジェンドON/OFF

① 導波管の断面の横、縦の寸法を入力

② 計算をクリック

電場ノルム

Sパラメタの周波数依存性

ケーススタディ

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オリジナル オリジナルの横*0.558.1/2とも入力できる。

オリジナルの横*0.9横幅(58.1)のみ変更

トライアルをされる方へ

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トライアルの使い方(1)

1.DVDをセットし、setup.exeを起動2.新規インストールを選択3.日本語を選択4.フォルダを新規に設定する(既存のものがある場合には重複しないようにする)5.パスコードを入力6.開始

セットアップ

アプリケーションライブラリの利用による試計算

1.ファイルメニュー~アプリケーションライブラリ

開く: mphを編集実行PDFを参照:問題説明、手順の参照

2.開くでモデルビルダにツリーが表示される。3.スタディ1を右クリックして、計算を実行する。

(手順によってはその前にすべきことがあるかもしれないので、PDFを参照のこと。)4.モデルビルダーを少しずつ修正しては計算を繰り返すことで操作感をつかむ。

例題をまず学習したほうが良い。いきなり0からモデルを作らないのが習得の近道である。

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COMSOL モデルビルダ操作法の実演基本的設定順序、方程式ビュー、クリック、右クリック、レポート作成など

トライアルの使い方(2)アプリケーション

1.アプリケーションライブラリの専門分野毎の例題の先頭にapplicationsがある場合はCOMSOLが作成したアプリケーションが用意されている。2.アプリケーションの実行ボタンをクリックすれば、“アプリ”が立ち上がる。

3.アプリケーションのモデルビルダ部分を参照したい場合には開くで立ち上げたのち、モデルビルダボタンをクリックすればモデルビルダ画面を参照できる。

COMSOL Multiphysics®はモデルビルダによるモデル開発機能とアプリケーションビルダによるアプリ開発機能の両方を提供している。COMSOL導入後はモデル開発に注力し、その後、業務への浸透を考える段階に入るが、COMSOLを利用すれば水平展開についても心配する必要はない。

既存のユーザーでもサブスクリプションを継続するには水平展開に注力することが重要であり、アプリ開発機能を利用すればその準備にもすぐにとりかかることができる。自身のPC外で他の人に利用してもらうにはサーバー(別売りソフトウェアライセンス)の導入を行なえばよい。

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トライアルの使い方(3)

ライセンスの確認

1.Rootをクリックする毎に、その時点での必要ライセンスが設定ウィンドウに表示される。

参考情報

1.KESCOのHPのダウンロードサイト

http://www.kesco.co.jp/comsol/download/manual.htmlはじめてのCOMSOL Multiphysicsジオメトリ・メッシュ・ポスト処理

2.comsol.jpの製品概要、ビデオ教材

https://www.comsol.jp/

3.comsol blog

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Webツアープラン

フィジックスと製品https://www.comsol.jp/ 製品概要

各製品の詳細がわかります。

実例をみたい 各モジュールの機能

興味のある箇所をクリックします。

センサとフィジックスビデオ ギャラリー

https://www.comsol.jp/blogs/

深く知りたい

Designed by M.Hashiguchi

デスクに貼ってご利用ください。

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ユーザーが見ている資料の例

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1. What Is COMSOL Multiphysics®?What exactly is COMSOL Multiphysics® anyway? COMSOL Multiphysics® is a simulation environment designed with real-world applications in mind. The idea is to mimic as closely as possible effects that are observed in ...https://www.comsol.jp/video/what-is-comsol-multiphysics

2. Introducing Heat Transfer Modeling Software from COMSOL Multiphysics® Simulation software is becoming more and more prevalent in product development and design. Use the Heat Transfer Module, an add-on to the COMSOL Multiphysics® simulation platform, for modeling conduction, ...https://www.comsol.jp/video/introducing-heat-transfer-modeling-software-comsol

3. A First Look at COMSOL MultiphysicsGet a first look at the COMSOL Multiphysics® simulation software in 18 minutes. In this archived webinar, you will see the complete workflow of modeling with COMSOL Multiphysics. We demonstrate how to ...https://www.comsol.jp/video/first-look-comsol-multiphysics

4. How to Set Up and Run a Simulation with COMSOL Multiphysics® For new users of COMSOL Multiphysics® simulation software, a proper introduction on how to set up and run a model is essential when learning how to use the software. To help the learning process, there is a ...https://www.comsol.jp/video/how-set-up-run-simulation-comsol-multiphysics

ご興味を持たれた方へ

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COMSOLカンファレンス 2017 東京http://www.kesco.co.jp/conference/2017/index.html参加費無料 (お申込みは上記から)2017年12月8日 (金) 10:00-17:40東京 秋葉原 UDXギャラリー/ネクスト

https://www.kesco.co.jp/seminar/comsol/参加費無料(お申込みは上記から)

COMSOL Multiphysics セミナーコースへの参加

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ご清聴ありがとうございました。

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製品に関するお問い合わせ先第1営業部計測エンジニアリングシステム株式会社Tel. 03-5282-7040 Fax. 03-5282-7040http://www.kesco.co.jp/comsol/inquiry.html